説明

情報処理装置

【課題】操作性を向上させることができるようにする。
【解決手段】本発明の携帯端末においては、待ち受け画面上に表示される指示情報をフォーカスし、待ち受け画面上において選択されることで予め対応付けられた所定の機能を起動させるショートカット機能を指示する第1の指示情報を前記待ち受け画面上に表示し、未確認着信情報または未確認メール情報を指示する第2の指示情報を前記待ち受け画面上に表示し、待ち受け画面上に前記第1の指示情報と前記第2の指示情報が同時に表示された状態で前記フォーカス手段によって前記第1の指示情報がフォーカスされ、前記第1の指示情報により指示されるショートカット機能が実行された後に待ち受け画面に復帰した場合、前記第1指示情報と前記第2の指示情報のいずれもフォーカスしないことを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は情報処理装置に係り、特に、不在時の着信やメールをユーザに報知することができるようにした情報処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、携帯電話機には、単なる通話による通信機能だけでなく、アドレス帳機能、インターネットなどのネットワークを介したメール機能や、Webページなどを閲覧することが可能なブラウザ機能などの種々の機能が搭載されている。
【0003】
例えば、不在時に着信があった場合に、不在時の着信を指示するアイコンを待ち受け画面上に表示することで、ユーザに未確認情報(例えば新たな着信など)があることを報知する。ユーザは、待ち受け画面上に表示された不在時の着信を指示するアイコンを操作キーを用いて操作することにより、その未確認情報を容易に確認することができる。ユーザによりこの未確認情報が確認された後、待ち受け画面上に表示された不在時の着信を指示するアイコンは消去される。
【0004】
また、不在時にユーザにより応答操作がされなくとも着信があったことを知らせることができる技術が提案されている(特許文献1参照)。
【0005】
特許文献1に提案されている技術によれば、着信に対して何らかの応答がなされないままで相手がその電話を切断したとき、その着信があった時刻をあるいは時間帯などの着信に基づく時刻情報を記憶するようにしたので、ユーザは、不在時にあった着信の時刻を知ることができる。
【0006】
一方、近年、携帯電話機においては、ユーザが頻繁に使用する機能をショートカットとして設定することができ、待ち受け画面上にショートカットに設定された機能を指示するアイコンを表示することができる。これにより、ユーザは、待ち受け画面上に表示されたショートカットに設定された機能を指示するアイコンを操作キーを用いて操作することにより、ショートカットに設定された機能を容易に起動することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開平8−298541号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、従来の技術では、不在時の着信などの未確認情報をユーザに報知する場合と、ユーザが頻繁に使用する機能をショートカットとして設定した場合のいずれの場合においても、ユーザに操作させるために、待ち受け画面上に何らかのアイコン(不在時の着信を指示するアイコン、あるいは、ショートカットに設定された機能を指示するアイコン)を表示しなければならない。そのため、これら2つの操作に関して操作上の競合が発生したときには、いずれか1つの操作を優先するようにしなければならず、その結果、優先されなかった他方の操作に関して、ユーザにとって操作しづらくなってしまう課題があった。
【0009】
勿論、不在時の着信などの未確認情報をユーザに報知する場合における操作を優先させた場合、ユーザにより未確認情報が確認された後、待ち受け画面上に表示された不在時の着信を指示するアイコンが消去されることで、これら2つの操作上の競合は解消されるが、ユーザのその時の気分に応じて、ユーザが未確認情報を後日確認するつもりで意図的に待ち受け画面上に残しておき、その後、優先的に、待ち受け画面上に表示されたショートカットに設定された機能を指示するアイコンを操作するということは依然として行うことはできない。
【0010】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、操作性を向上させることができる情報処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の情報処理装置は、上述した課題を解決するために、待ち受け画面上に表示される指示情報をフォーカスするフォーカス手段と、待ち受け画面上において選択されることで予め対応付けられた所定の機能を起動させるショートカット機能を指示する第1の指示情報を待ち受け画面上に表示する第1の表示手段と、未確認着信情報または未確認メール情報を指示する第2の指示情報を待ち受け画面上に表示する第2の表示手段とを備え、待ち受け画面上に第1の指示情報と第2の指示情報が同時に表示された状態でフォーカス手段によって第1の指示情報がフォーカスされ、第1の指示情報により指示されるショートカット機能が実行された後に待ち受け画面に復帰した場合、フォーカス手段は、第1指示情報と第2の指示情報のいずれもフォーカスしないことを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、操作性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明に係る情報処理装置に適用可能な携帯電話機の外観の構成を示す外観図。
【図2】本発明に係る情報処理装置に適用可能な携帯電話機の他の外観の構成を示す外観図。
【図3】本発明に係る情報処理装置に適用可能な携帯電話機の内部の構成を示すブロック図。
【図4】図3の携帯電話機における未確認情報報知管理情報更新処理を説明するフローチャート。
【図5】図3の記憶部に記憶されている未確認情報報知管理情報のデータ構成を示す図。
【図6】図3の携帯電話機1における表示制御処理を説明するフローチャート。
【図7】図3の液晶ディスプレイに表示される表示画面の遷移図。
【図8】図3の液晶ディスプレイに表示される表示画面の遷移図。
【図9】図3の携帯電話機1における他の表示制御処理を説明するフローチャート。
【図10】図3の携帯電話機1における他の表示制御処理を説明するフローチャート。
【図11】図3の液晶ディスプレイに表示される表示画面の遷移図。
【図12】図3の液晶ディスプレイに表示される表示画面の遷移図。
【図13】図3の携帯電話機1における他の表示制御処理を説明するフローチャート。
【図14】図3の携帯電話機1における他の表示制御処理を説明するフローチャート。
【図15】図3の携帯電話機における他の未確認情報報知管理情報更新処理を説明するフローチャート。
【図16】図3の携帯電話機における他の未確認情報報知管理情報更新処理を説明するフローチャート。
【図17】図3の携帯電話機における未確認情報追加処理を説明するフローチャート。
【図18】図3の携帯電話機における他の未確認情報追加処理を説明するフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る情報処理装置として適用可能な携帯電話機1の外観の構成を表している。なお、図1[A]は、携帯電話機1を約180度に見開いたときの正面から見た外観の構成を表しており、図1[B]は、携帯電話機1を見開いたときの側面から見た外観の構成を表している。
【0015】
図1[A]および[B]に示されるように、携帯電話機1は、中央のヒンジ部11を境に第1の筐体12と第2の筐体13とがヒンジ結合されており、ヒンジ部11を介して矢印X方向に折り畳み可能に形成される。携帯電話機1の内部の所定の位置には、送受信用のアンテナ(後述する図3のアンテナ44)が設けられており、内蔵されたアンテナを介して基地局(図示せず)との間で電波を送受信する。
【0016】
第1の筐体12には、その表面に「0」乃至「9」の数字キー、発呼キー、リダイヤルキー、終話・電源キー、クリアキー、および電子メールキーなどの操作キー14が設けられており、操作キー14を用いて各種指示を入力することができる。
【0017】
第1の筐体12には、操作キー14として上部に十字キーと確定キーが設けられており、ユーザが十字キーを上下左右方向に操作することにより当てられたカーソルを上下左右方向に移動させることができる。具体的には、第2の筐体13に設けられた液晶ディスプレイ17に表示されている電話帳リストや電子メールのスクロール動作、簡易ホームページのページ捲り動作および画像の送り動作などの種々の動作を実行する。
【0018】
また、確定キーを押下することにより、種々の機能を確定することができる。例えば第1の筐体12は、ユーザによる十字キーの操作に応じて液晶ディスプレイ17に表示された電話帳リストの複数の電話番号の中から所望の電話番号が選択され、確定キーが第1の筐体12の内部方向に押圧されると、選択された電話番号を確定して電話番号に対して発呼処理を行う。
【0019】
さらに、第1の筐体12には、十字キーと確定キーの左隣に電子メールキーが設けられており、電子メールキーが第1の筐体12の内部方向に押圧されると、メールの送受信機能を呼び出すことができる。十字キーと確定キーの右隣には、ブラウザキーが設けられており、ブラウザキーが第1の筐体12の内部方向に押圧されると、Webページのデータを閲覧することが可能となる。なお、十字キーと確定キーの左右隣に設けられた電子メールキーおよびブラウザキーは、液晶ディスプレイ17に表示される画面により例えば「Yes」や「No」などの種々の機能をもつことが可能であるため、それぞれ、soft1キーおよびsoft2キーと呼ばれる。
【0020】
また、第1の筐体12には、操作キー14の下部にマイクロフォン15が設けられており、マイクロフォン15によって通話時のユーザの音声を集音する。また、第1の筐体12には、携帯電話機1の操作を行うサイドキー16が設けられている。
【0021】
なお、第1の筐体12は、背面側に図示しないバッテリパックが挿着されており、終話・電源キーがオン状態になると、バッテリパックから各回路部に対して電力が供給されて動作可能な状態に起動する。
【0022】
一方、第2の筐体13には、その正面に液晶ディスプレイ17(メインディスプレイ)が設けられており、電波の受信状態、電池残量、電話帳として登録されている相手先名や電話番号及び送信履歴等の他、電子メールの内容、簡易ホームページ、CCD(Charge Coupled Device)カメラ(後述する図2のCCDカメラ20)で撮像した画像、外部のコンテンツサーバ(図示せず)より受信したコンテンツ、メモリカード(後述する図3のメモリカード46)に記憶されているコンテンツを表示することができる。
【0023】
また、液晶ディスプレイ17の上部の所定の位置にはスピーカ18が設けられており、これにより、ユーザは音声通話することが可能である。
【0024】
さらに、第1の筐体12と第2の筐体13の内部の所定の位置には、携帯電話機1の状態を検知するための磁気センサ19a、19b、19c、および19dが設けられる。
【0025】
図2は、本発明に係る情報処理装置として適用可能な携帯電話機1の他の外観の構成を表している。図2の携帯電話機1の状態は、図1の携帯電話機1の状態から矢印X方向に回動させた状態である。なお、図2[A]は、携帯電話機1を閉じたときの正面から見た外観の構成を表しており、図2[B]は、携帯電話機1を閉じたときの側面から見た外観の構成を表している。
【0026】
第2の筐体13の上部には、CCDカメラ20が設けられており、これにより、所望の撮影対象を撮像することができる。CCDカメラ20の下部には、サブディスプレイ21が設けられており、現在のアンテナの感度のレベルを示すアンテナピクト、携帯電話機1の現在の電池残量を示す電池ピクト、現在の時刻などが表示される。
【0027】
サブディスプレイ21の下部には、さらに、静電タッチパッド22が設けられる。静電タッチパッド22は、見かけ上一枚のタッチパッドになっているが、図示せぬセンサが複数個所に設けられており、ユーザがセンサの付近をタッチすると、センサがそれを検知し、巻戻し機能、早送り機能、音量ダウン動作、音量アップ動作、再生動作、および一時停止動作などが実行される。
【0028】
図3は、本発明に係る情報処理装置として適用可能な携帯電話機1の内部の構成を表している。
【0029】
図3に示されるように、携帯電話機1は、第1の筐体12及び第2の筐体13の各部を統括的に制御する主制御部31に対して、電源回路部32、操作入力制御部33、画像エンコーダ34、カメラインタフェース部35、LCD(Liquid Crystal Display)制御部36、多重分離部38、変復調回路部39、音声コーデック40、記憶部47、および音楽制御部48がメインバス41を介して互いに接続されるとともに、画像エンコーダ34、画像デコーダ37、多重分離部38、変復調回路部39、音声コーデック40、および記録再生部45が同期バス42を介して互いに接続されて構成される。
【0030】
電源回路部32は、ユーザの操作により終話・電源キーがオン状態にされると、バッテリパックから各部に対して電力を供給することにより携帯電話機1を動作可能な状態に起動する。
【0031】
主制御部31は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、およびRAM(Random Access Memory)などからなり、CPUは、ROMに記憶されているプログラムまたは記憶部47からRAMにロードされた各種のアプリケーションプログラムに従って各種の処理を実行するとともに、種々の制御信号を生成し、各部に供給することにより携帯電話機1を統括的に制御する。RAMは、CPUが各種の処理を実行する上において必要なデータなどを適宜記憶する。
【0032】
なお、主制御部31には、現在の日付と時刻を正確に計測するタイマが内蔵されている。
【0033】
携帯電話機1は、主制御部31の制御に基づいて、音声通話モード時にマイクロフォン15で集音した音声信号を音声コーデック40によってディジタル音声信号に変換、圧縮し、これを変復調回路部39でスペクトラム拡散処理し、送受信回路部43でディジタルアナログ変換処理及び周波数変換処理を施した後にアンテナ44を介して送信する。
【0034】
また、携帯電話機1は、音声通話モード時にアンテナ44で受信した受信信号を増幅して周波数変換処理及びアナログディジタル変換処理を施し、変復調回路部39でスペクトラム逆拡散処理し、音声コーデック40によって伸張し、アナログ音声信号に変換した後、変換されたアナログ音声信号をスピーカ18を介して出力する。
【0035】
さらに、携帯電話機1は、データ通信モード時に電子メールを送信する場合、操作キー14の操作によって入力された電子メールのテキストデータを操作入力制御部33を介して主制御部31に送出する。主制御部31は、テキストデータを変復調回路部39でスペクトラム拡散処理し、送受信回路部43でディジタルアナログ変換処理及び周波数変換処理を施した後にアンテナ44を介して基地局(図示せず)へ送信する。
【0036】
これに対して携帯電話機1は、データ通信モード時に電子メールを受信する場合、アンテナ44を介して基地局(図示せず)から受信した受信信号を変復調回路部39でスペクトラム逆拡散処理して元のテキストデータを復元した後、LCD制御部36を介して液晶ディスプレイ17に電子メールとして表示する。
【0037】
その後携帯電話機1は、ユーザの操作に応じて受信した電子メールを記録再生部45を介してメモリカード46に記録することも可能である。
【0038】
携帯電話機1は、画像信号を送信しない場合には、CCDカメラ20で撮像した画像信号をカメラインタフェース部45及びLCD制御部46を介して液晶ディスプレイ17に直接表示する。
【0039】
携帯電話機1は、データ通信モード時に画像信号を送信する場合、CCDカメラ20で撮像された画像信号をカメラインタフェース部35を介して画像エンコーダ34に供給する。
【0040】
画像エンコーダ34は、CCDカメラ20から供給された画像信号を、例えばMPEG(Moving Picture Experts Group)4などの所定の符号化方式によって圧縮符号化することにより符号化画像信号に変換し、変換された符号化画像信号を多重分離部38に送出する。このとき同時に携帯電話機1は、CCDカメラ20で撮像中にマイクロフォン15で集音した音声を音声コーデック40を介してディジタルの音声信号として多重分離部38に送出する。
【0041】
多重分離部38は、画像エンコーダ34から供給された符号化画像信号と音声コーデック40から供給された音声信号とを所定の方式で多重化し、その結果得られる多重化信号を変復調回路部39でスペクトラム拡散処理し、送受信回路部43でディジタルアナログ変換処理及び周波数変換処理を施した後にアンテナ44を介して送信する。
【0042】
これに対して、携帯電話機1では、データ通信モード時に、Webページのデータを受信することができる。
【0043】
すなわち、携帯電話機1において、データ通信モードに、例えばWebページを要求するデータを送信すると、その要求に応じて、Webページのデータが基地局(図示せず)を介して送信される。このWebページのデータは、アンテナ44を介して送受信回路部43および変復調回路部39で受信される。送受信回路部43および変復調回路部39は、受信したWebページのデータを主制御部31に送出する。
【0044】
主制御部31は、Webページのデータを解釈し、その解釈に基づく画面(画像)を作成する。作成された画面は、主制御部31からLCD制御部36を介して液晶ディスプレイ17に供給されて表示される。すなわち、主制御部31のROMまたは記憶部47には、少なくともWebブラウザのアプリケーションプログラムがインストールされており、主制御部31のCPUは、RAM上でWebブラウザのアプリケーションプログラムを実行することで、Webブラウザとして機能し、Webページのデータの解釈などを行う。
【0045】
また、携帯電話機1は、データ通信モード時に例えばWebページなどにリンクされた動画像ファイルのデータを受信する場合、アンテナ44を介して基地局(図示せず)から受信した受信信号を変復調回路部39でスペクトラム逆拡散処理し、その結果得られる多重化信号を多重分離部38に送出する。
【0046】
多重分離部38は、多重化信号を分離することにより符号化画像信号と音声信号とに分け、同期バス42を介して符号化画像信号を画像デコーダ37に供給すると共に音声信号を音声コーデック40に供給する。画像デコーダ37は、符号化画像信号をMPEG4などの所定の符号化方式に対応した復号化方式でデコードすることにより再生動画像信号を生成し、生成された再生動画像信号をLCD制御部36を介して液晶ディスプレイ17に供給する。これにより、例えば、Webページなどにリンクされた動画像ファイルに含まれる動画像データが表示される。
【0047】
このとき同時に音声コーデック40は、音声信号をアナログ音声信号に変換した後、これをスピーカ18に供給し、これにより、例えば、Webページなどにリンクされた動画像ファイルに含まる音声信号が再生される。この場合も電子メールの場合と同様に携帯電話機1は、受信したWebページなどにリンクされたデータをユーザの操作により記録再生部45を介してメモリカード46に記録することが可能である。
【0048】
記憶部47は、例えば、電気的に書換えや消去が可能な不揮発性メモリであるフラッシュメモリ素子やHDD(Hard Disc Drive)などからなり、主制御部31のCPUにより実行される種々のアプリケーションプログラムや種々のデータ群を格納している。また、記憶部47は、必要に応じて、ユーザの操作に応じて受信した電子メールや、受信したWebページなどにリンクされた動画像ファイルに含まれる動画像データなどを記憶する。
【0049】
また、記憶部47は、例えばユーザの不在時に着信があった場合に着信に対して通話が行われず、その着信が切断された場合に、その着信に関する情報を未確認情報(ユーザによりまだ確認されていない情報)として逐次記憶する。さらに、記憶部47は、例えば新たなメールの受信動作が完了した際に、ユーザによりそのメール内容の表示が指示されなかった場合に、そのメールに関する情報を未確認情報として逐次記憶する。また、記憶部47は、これらの未確認情報の報知を管理するための情報である未確認情報報知管理情報を記憶しており、これらの未確認情報に関しては、記憶部47に記憶されている未確認情報報知管理情報において一括して管理されている。なお、この未確認情報報知管理情報は、適宜、更新される。
【0050】
音楽制御部48は、記憶部47に記憶されているオーディオデータの再生動作および一時停止動作や、巻戻し機能、早送り機能、音量ダウン動作、音量アップ動作などの実行を制御する。
【0051】
次に、図4のフローチャートを参照して、図3の携帯電話機1における未確認情報報知管理情報更新処理について説明する。この未確認情報報知管理情報更新処理は、例えばユーザの不在時に着信があった場合に着信に対して通話が行われずに、その着信が切断された場合や、新たなメールの受信動作が完了した際に、ユーザによりそのメール内容の表示が指示されなかった場合などに、開始される。
【0052】
ステップS1において、主制御部31は、例えば基地局(図示せず)を介してユーザの不在時に着信があった場合に着信に対して通話が行われずに、その着信が切断された場合や、新たなメールの受信動作が基地局(図示せず)を介して完了した際にユーザによりそのメール内容の表示が指示されなかった場合などに、その着信に関する情報(未確認着信情報)やメールに関する情報(未確認メール情報)を新たな未確認情報(ユーザによってまだ確認されていない情報)として生成する。
【0053】
この未確認情報には、例えば着信に関する情報である場合、着信があった日時に関する情報や着信の相手に関する情報(例えば、相手の名前や、相手の所有する他の携帯電話機1の電話番号など)などが含まれており、例えば新たなメールに関する情報である場合、新たなメールを受信した日時に関する情報やメールの相手に関する情報(例えば、相手の名前、相手の所有する他の携帯電話機1に割り当てられたメールアドレスなど)が含まれている。
【0054】
ステップS2において、主制御部31は、生成された新たな未確認情報を記憶部47に記憶させる。記憶部47は、主制御部31の制御に従い、生成された新たな未確認情報を記憶する。
【0055】
ステップS3において、主制御部31は、生成された新たな未確認情報の優先度を、予め設定されたショートカット機能よりも高く設定する。
【0056】
ステップS4において、主制御部31は、記憶部47に記憶されている未確認情報報知管理情報(未確認情報の報知を管理するための情報)を読み出す。
【0057】
図5[A]は、記憶部47に記憶されている未確認情報報知管理情報のデータ構成を表している。
【0058】
図5[A]の未確認情報報知管理情報の第1列目乃至第3列目には、「未確認情報の種別」、「ショートカット機能よりも優先度が高い件数」、および「ショートカット機能よりも優先度が低い件数」が記述されており、それぞれ、記憶部47に記憶されている未確認情報の種別(例えば不在時の着信、新着のメール、メッセージセンタ(図示せず)に記録されている伝言など)、記憶部47に記憶されている未確認情報のうち、ショートカット機能よりも優先度が高く設定されている件数、および、記憶部47に記憶されている未確認情報のうち、ショートカット機能よりも優先度が低く設定されている件数を示している。
【0059】
図5[A]の未確認情報報知管理情報の場合、第1行目において、未確認情報の種別が「不在着信」である未確認情報のうち、ショートカット機能よりも優先度が高い件数が「9」件であり、ショートカット機能よりも優先度が低い件数が「0」件であることを示している。第2行目において、未確認情報の種別が「新着メール」である未確認情報のうち、ショートカット機能よりも優先度が高い件数が「5」件であり、ショートカット機能よりも優先度が低い件数が「0」件であることを示している。第3行目において、未確認情報の種別が「伝言」である未確認情報のうち、ショートカット機能よりも優先度が高い件数が「3」件であり、ショートカット機能よりも優先度が低い件数が「0」件であることを示している。
【0060】
ステップS5において、主制御部31は、設定された未確認情報の優先度(すなわち、ショートカット機能よりも高く設定された優先度)に基づいて、未確認情報報知管理情報を更新する。
【0061】
例えば基地局(図示せず)を介してユーザの不在時に着信があった場合に着信に対して通話が行われず、その着信が切断された場合、図5[A]に示される未確認情報報知管理情報は図5[B]に示される未確認情報報知管理情報に更新され、第1行目において、ショートカット機能よりも優先度が高い件数が「9」から「10」に更新される。
【0062】
その後、処理はステップS1に戻り、ステップS1以降の処理が繰り返し実行される。これにより、例えば基地局(図示せず)を介してユーザの不在時に着信があった場合に着信に対して通話が行われず、その着信が切断された場合や、新たなメールの受信動作が基地局(図示せず)を介して完了した際にユーザによりそのメール内容の表示が指示されなかった場合などに、新たな未確認情報が生成され、生成された未確認情報の優先度がショートカット機能よりも高く設定されるとともに、記憶部47に記憶されている未確認情報報知管理情報が更新される。
【0063】
次に、図6のフローチャートを参照して、図3の携帯電話機1における表示制御処理について説明する。この表示制御処理は、ユーザにより携帯電話機1が操作されることにより、例えば携帯電話機1が閉じられた状態から開けられた状態になされたり、あるいは、携帯電話機1が開けられた状態で所定の時間(例えば1分間など)経過して、液晶ディスプレイ17のライトが消灯されスタンバイの状態に遷移した後、ユーザにより携帯電話機1に設けられた操作キー14が操作されることにより、液晶ディスプレイ17のライトが点灯されたときなどに、開始される。
【0064】
ステップS11において、主制御部31は、LCD制御部36を制御し、ユーザにより予め設定された待ち受け画面(ユーザにより予め設定されていない場合には、デフォルトの待ち受け画面)を液晶ディスプレイ17に表示させる。液晶ディスプレイ17は、LCD制御部36を制御し、ユーザにより予め設定された待ち受け画面を表示する。
【0065】
ステップS12において、主制御部31は、記憶部47に記憶されている未確認情報報知管理情報を読み出す。
【0066】
例えば図5[B]乃至[E]に示されるようないずれかの未確認情報報知管理情報が記憶部47に記憶されている場合、図5[B]乃至[E]に示されるようないずれかの未確認情報報知管理情報が読み出される。
【0067】
例えば図5[B]の未確認情報報知管理情報の場合、第1行目において、未確認情報の種別が「不在着信」である未確認情報のうち、ショートカット機能よりも優先度が高い件数が「10」件であり、ショートカット機能よりも優先度が低い件数が「0」件であることを示している。第2行目において、未確認情報の種別が「新着メール」である未確認情報のうち、ショートカット機能よりも優先度が高い件数が「5」件であり、ショートカット機能よりも優先度が低い件数が「0」件であることを示している。第3行目において、未確認情報の種別が「伝言」である未確認情報のうち、ショートカット機能よりも優先度が高い件数が「3」件であり、ショートカット機能よりも優先度が低い件数が「0」件であることを示している。
【0068】
図5[C]の未確認情報報知管理情報の場合、第1行目において、未確認情報の種別が「不在着信」である未確認情報のうち、ショートカット機能よりも優先度が高い件数が「0」件であり、ショートカット機能よりも優先度が低い件数が「10」件であることを示している。第2行目において、未確認情報の種別が「新着メール」である未確認情報のうち、ショートカット機能よりも優先度が高い件数が「0」件であり、ショートカット機能よりも優先度が低い件数が「5」件であることを示している。第3行目において、未確認情報の種別が「伝言」である未確認情報のうち、ショートカット機能よりも優先度が高い件数が「0」件であり、ショートカット機能よりも優先度が低い件数が「3」件であることを示している。
【0069】
図5[D]の未確認情報報知管理情報の場合、第1行目において、未確認情報の種別が「不在着信」である未確認情報のうち、ショートカット機能よりも優先度が高い件数が「5」件であり、ショートカット機能よりも優先度が低い件数が「5」件であることを示している。第2行目において、未確認情報の種別が「新着メール」である未確認情報のうち、ショートカット機能よりも優先度が高い件数が「0」件であり、ショートカット機能よりも優先度が低い件数が「5」件であることを示している。第3行目において、未確認情報の種別が「伝言」である未確認情報のうち、ショートカット機能よりも優先度が高い件数が「2」件であり、ショートカット機能よりも優先度が低い件数が「1」件であることを示している。
【0070】
図5[E]の未確認情報報知管理情報の場合、第1行目において、未確認情報の種別が「不在着信」である未確認情報のうち、ショートカット機能よりも優先度が高い件数が「2」件であり、ショートカット機能よりも優先度が低い件数が「0」件であることを示している。第2行目において、未確認情報の種別が「新着メール」である未確認情報のうち、ショートカット機能よりも優先度が高い件数が「0」件であり、ショートカット機能よりも優先度が低い件数が「2」件であることを示している。第3行目において、未確認情報の種別が「伝言」である未確認情報のうち、ショートカット機能よりも優先度が高い件数が「0」件であり、ショートカット機能よりも優先度が低い件数が「0」件であることを示している。
【0071】
なお、図5[C]乃至[E]に示される未確認情報報知管理情報においては、「不在着信」や「新着メール」などの未確認情報のうち、ショートカット機能よりも優先度が低い未確認情報が存在しているが、これは、ショートカット機能よりも優先度が高く設定された未確認情報の優先度が、図6のフローチャートを用いて説明する表示制御処理がすでに実行されたことにより、ショートカット機能よりも低く設定されたことを示している。
【0072】
また、以下においては、説明を簡略化するために、例えば図5[E]に示される未確認情報報知管理情報を用いて実行される表示制御処理について説明する。
【0073】
ステップS13において、主制御部31は、読み出された未確認情報報知管理情報に基づいて、ショートカットよりも優先度が高い未確認情報があるか否かを判定する。
【0074】
例えば図5[E]の場合、ショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報として、「不在着信」が「2」件存在することから、ショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報があると判定される。
【0075】
ステップS13においてショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報があると判定された場合、主制御部31はステップS14で、LCD制御部36を制御し、液晶ディスプレイに、ショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報を指示するアイコンを液晶ディスプレイ17上の高優先度未確認情報表示領域に表示させる。液晶ディスプレイ17は、LCD制御部36の制御に従い、ショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報を指示するアイコンを液晶ディスプレイ17上の高優先度未確認情報表示領域に表示する。
【0076】
例えば図7[A]に示されるように、液晶ディスプレイ17に表示される表示画面51−aの高優先度未確認情報表示領域αに、ショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報を指示するアイコン52−1および52−2が表示される。これは、現在、ショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報が2つあることを示している。従って、ユーザは、高優先度未確認情報表示領域αに表示されるアイコン52−1および52−2を見ることで、ショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報が2つあることを知ることができる。
【0077】
なお、ショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報が複数存在し、高優先度未確認情報表示領域αに一度に表示することができないような場合には、直近に記憶された未確認情報をまず表示して、ユーザにより操作キー14が操作されることにより順次液晶ディスプレイ17に対して左右方向にスライドさせて表示するようにしてもよい。これにより、たとえ高優先度未確認情報表示領域αに一度に表示することができない数の未確認情報が存在したとしても、順次、ユーザに報知することができる。以下に説明する待ち受け画面(表示画面)上のショートカット機能表示領域や低優先度未確認情報表示領域についても同様である。
【0078】
一方、ステップS13においてショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報はないと判定された場合、ステップS14の表示処理はスキップされる。
【0079】
これにより、例えば図7[B]に示されるように、液晶ディスプレイ17に表示される表示画面51−cの高優先度未確認情報表示領域αには、ショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報を指示するアイコンは表示されない。
【0080】
ステップS15において、主制御部31、記憶部47に予め記憶されているショートカット機能の設定を読み出し、読み出されたショートカット機能の設定に基づいて、予め設定されたショートカット機能(例えば電卓機能やメモ帳機能など)が存在するか否かを判定する。
【0081】
ステップS15において予め設定されたショートカット機能が存在すると判定された場合、主制御部31はステップS16で、LCD制御部36を制御し、液晶ディスプレイに、予め設定されたショートカット機能を指示するアイコンを液晶ディスプレイ17上のショートカット機能表示領域に表示させる。液晶ディスプレイ17は、LCD制御部36の制御に従い、予め設定されたショートカット機能を指示するアイコンを液晶ディスプレイ17上のショートカット機能表示領域に表示する。
【0082】
例えば図7[A]に示されるように、液晶ディスプレイ17に表示される表示画面51−aのショートカット機能表示領域βに、予め設定されたショートカット機能を指示するアイコン53−1乃至53−5が表示される。これは、現在、予め設定されたショートカット機能が5つあることを示している。従って、ユーザは、ショートカット機能表示領域βに表示されるアイコン53−1乃至53−5を見ることで、予め設定されたショートカット機能が5つあることを知ることができる。
【0083】
一方、ステップS15において予め設定されたショートカット機能が存在しないと判定された場合、ステップS16の表示処理はスキップされる。
【0084】
これにより、例えば図7[C]に示されるように、液晶ディスプレイ17に表示される表示画面51−eのショートカット機能表示領域βには、予め設定されたショートカット機能を指示するアイコンは表示されない。
【0085】
ステップS17において、主制御部31は、読み出された未確認情報報知管理情報に基づいて、ショートカットよりも優先度が低い未確認情報があるか否かを判定する。
【0086】
例えば図5[E]の場合、ショートカット機能よりも優先度が低い未確認情報として、「新着メール」が「2」件存在することから、ショートカット機能よりも優先度が低い未確認情報があると判定される。
【0087】
ステップS17においてショートカット機能よりも優先度が低い未確認情報があると判定された場合、主制御部31はステップS18で、LCD制御部36を制御し、液晶ディスプレイに、ショートカット機能よりも優先度が低い未確認情報を指示するアイコンを液晶ディスプレイ17上の低優先度未確認情報表示領域に表示させる。液晶ディスプレイ17は、LCD制御部36の制御に従い、ショートカット機能よりも優先度が低い未確認情報を指示するアイコンを液晶ディスプレイ17上の低優先度未確認情報表示領域に表示する。
【0088】
例えば図7[A]に示されるように、液晶ディスプレイ17に表示される表示画面51−aの低優先度未確認情報表示領域γに、ショートカット機能よりも優先度が低い未確認情報を指示するアイコン54−1および54−2が表示される。これは、現在、ショートカット機能よりも優先度が低い未確認情報が2つあることを示している。従って、ユーザは、低優先度未確認情報表示領域γに表示されるアイコン54−1および54−2を見ることで、ショートカット機能よりも優先度が低い未確認情報が2つあることを知ることができる。
【0089】
一方、ステップS17においてショートカット機能よりも優先度が低い未確認情報はないと判定された場合、ステップS18の表示処理はスキップされる。
【0090】
これにより、例えば図7[D]に示されるように、液晶ディスプレイ17に表示される表示画面51−gの低優先度未確認情報表示領域γには、ショートカット機能よりも優先度が低い未確認情報を指示するアイコンは表示されない。
【0091】
ステップS19において、主制御部31は、操作入力制御部33を介して、ユーザにより操作キー14のうちの例えば下キーが押下されたか否かを判定する。
【0092】
ステップS19においてユーザにより操作キー14のうちの例えば下キーが押下されたと判定された場合、主制御部31はステップS20で、読み出された未確認情報報知管理情報に基づいて、ショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報があるか否かを判定する。
【0093】
ステップS20においてショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報があると判定された場合、主制御部31はステップS21で、LCD制御部36を制御し、高優先度未確認情報表示領域に表示される、ショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報を指示するアイコンを液晶ディスプレイ17にフォーカスさせる。液晶ディスプレイ17は、LCD制御部36の制御に従い、高優先度未確認情報表示領域に表示される、ショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報を指示するアイコンをフォーカスする。
【0094】
例えば図7[A]に示されるように、表示画面51−aは表示画面51−bに遷移し、表示画面51−bの高優先度未確認情報表示領域αに表示される、ショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報を指示するアイコン52−1がフォーカスされる。このとき、アイコン52−1の近傍には、例えば「着信あり 2件」というメッセージが表示される。なお、この場合、アイコン52−1および52−2はともに「不在着信」の未確認情報であり、どちらのアイコン(例えばアイコン52−1)がフォーカスされたとしても、ユーザに「不在着信」の未確認情報が2件あったことを知らせることができる。
【0095】
なお、アイコン52−1および52−2がともに「新着メール」の未確認情報である場合には、アイコンの近傍には「メールあり 2件」というメッセージが表示される。また、アイコン52−1が「不在着信」の未確認情報であり、かつ、アイコン52−2が「新着メール」である場合には、アイコン52−1がフォーカスされると、アイコン52−1の近傍には「不在着信 1件」というメッセージが表示され、アイコン52−2がフォーカスされると、アイコン52−2の近傍には「メールあり 1件」というメッセージが表示される。
【0096】
勿論、他の方法により、ユーザに未確認情報の内容を報知するようにしてもよい。
【0097】
ステップS20においてショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報はないと判定された場合、主制御部31はステップS22で、記憶部47に記憶されているショートカット機能の設定を読み出し、読み出されたショートカット機能の設定に基づいて、予め設定されたショートカット機能が存在するか否かを判定する。
【0098】
ステップS22において予め設定されたショートカット機能が存在すると判定された場合、主制御部31はステップS23で、LCD制御部36を制御し、ショートカット機能表示領域に表示される、ショートカット機能を指示するアイコンを液晶ディスプレイ17にフォーカスさせる。液晶ディスプレイ17は、LCD制御部36の制御に従い、ショートカット機能表示領域に表示される、予め設定されたショートカット機能を指示するアイコンをフォーカスする。
【0099】
例えば図7[B]に示されるように、表示画面51−cは表示画面51−dに遷移し、表示画面51−dのショートカット機能表示領域βに表示される、予め設定されたショートカット機能を指示するアイコン53−1がフォーカスされる。このとき、アイコン53−1の近傍には、例えば「電卓」というメッセージが表示される。これにより、ユーザにフォーカスされているアイコン53−1により指示されるショートカット機能が「電卓」であることを知らせることができる。
【0100】
一方、ステップS22において予め設定されたショートカット機能が存在しないと判定された場合、主制御部31はステップS24で、読み出された未確認情報報知管理情報に基づいて、ショートカット機能よりも優先度が低い未確認情報があるか否かを判定する。
【0101】
ステップS24においてショートカット機能よりも優先度が低い未確認情報があると判定された場合、主制御部31はステップS25で、LCD制御部36を制御し、低優先度未確認情報表示領域に表示される、ショートカット機能よりも優先度が低い未確認情報を指示するアイコンを液晶ディスプレイ17にフォーカスさせる。液晶ディスプレイ17は、LCD制御部36の制御に従い、低優先度未確認情報表示領域に表示される、ショートカット機能よりも優先度が低い未確認情報を指示するアイコンをフォーカスする。
【0102】
例えば図7[C]に示されるように、表示画面51−eは表示画面51−fに遷移し、表示画面51−eの低優先度未確認情報表示領域γに表示される、ショートカット機能よりも優先度が低い未確認情報を指示するアイコン54−1がフォーカスされる。このとき、アイコン54−1の近傍には、例えば「メールあり 2件」というメッセージが表示される。なお、この場合、アイコン54−1および54−2はともに「新着メール」の未確認情報であり、どちらのアイコン(例えばアイコン54−1)がフォーカスされたとしても、ユーザに「新着メール」の未確認情報が2件あったことを知らせることができる。
【0103】
なお、各アイコンの近傍に表示されるメーセージに関する詳細な説明については、基本的には、図7[A]の表示画面51−bを用いて説明した高優先度未確認情報表示領域αの場合と同様であり、その説明は繰り返しになるので省略する。
【0104】
ステップS24においてショートカット機能よりも優先度が低い未確認情報があると判定された場合、処理はステップS19に戻り、その後、ステップS19以降の処理が繰り返される。
【0105】
ここで、ステップS26以降の処理については、図8の表示画面の遷移図を用いて説明する。なお、図8の表示画面の遷移図は、図7[A]の表示画面51−aから図7[B]の表示画面51−bを経由して開始される表示画面の遷移を表している図である。
【0106】
ステップS26において、主制御部31は、操作入力制御部33を介して、ユーザにより操作キー14のうちの例えば下キーが押下されたか否かを判定する。ステップS26においてユーザにより操作キー14のうちの例えば下キーが押下されたと判定された場合、主制御部31はステップS27で、液晶ディスプレイ17に表示される表示画面上において、ショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報を指示するアイコンがフォーカスされているか否かを判定する。
【0107】
例えば図8の表示画面51−bにおいては、ショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報を指示するアイコン52−1がフォーカスされていることから、液晶ディスプレイ17に表示される表示画面上において、ショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報を指示するアイコンがフォーカスされていると判定される。
【0108】
ステップS27においてショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報を指示するアイコンがフォーカスされていると判定された場合、主制御部31はステップS28で、ユーザにより操作キー14のうちの例えば下キーが押下されることで、ショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報を指示するアイコンが表示されてフォーカスされているにもかかわらず、ショートカット機能の使用などの方がより優先されたと判断し、ショートカット機能よりも優先度が高く設定されている未確認情報の優先度を、ショートカット機能よりも低く設定する。
【0109】
ステップS29において、主制御部31は、読み出された未確認情報報知管理情報を更新する。すなわち、主制御部31は、読み出された未確認情報報知管理情報において管理されている未確認情報の件数を更新する。具体的には、図5[E]に示される未確認情報報知管理情報は、図5[F]に示される未確認情報報知管理情報に更新され、未確認情報の種別が「不在着信」である未確認情報のうち、ショートカット機能よりも優先度が高い件数が「2」件から「0」件に更新されるとともに、ショートカット機能よりも優先度が低い件数が「0」件から「2」件に更新される。
【0110】
ステップS30において、主制御部31は、LCD制御部36を制御し、液晶ディスプレイ17の低優先度未確認情報表示領域に表示される、ショートカット機能よりも優先度が低く設定されているアイコンの表示を更新させる。液晶ディスプレイ17は、LCD制御部の制御に従い、液晶ディスプレイ17の低優先度未確認情報表示領域に表示される、ショートカット機能よりも優先度が低く設定されているアイコンの表示を更新する。
【0111】
例えば図8の場合、表示画面51−bは表示画面55−aに遷移し、表示画面55−aにおいては、表示画面51−bにおいて高優先度未確認情報表示領域αに表示されていたアイコン52−1および52−2に対応するアイコン54−3および54−4が低優先度未確認情報γに追加されて表示される。これにより、ユーザは、操作キー14のうちの例えば下キーを押下したことで、ショートカット機能よりも優先度が高く設定されている未確認情報の優先度がショートカット機能よりも低く設定され、ショートカット機能よりも優先度が低く設定されている未確認情報が4件になったことを知ることができる。
【0112】
なお、アイコン(例えばアイコン54−3や54−4など)を追加する場合、時系列的に配置するようにしてもよいし、メールや着信などのカテゴリごとに配置するようにしてもよい。
【0113】
ステップS31において、主制御部31は、LCD制御部36を制御し、液晶ディスプレイ17に表示されるフォーカスの位置を移動させる。液晶ディスプレイ17は、LCD制御部36の制御に従い、液晶ディスプレイ17に表示されるフォーカスの位置を移動する。
【0114】
例えば図8の場合、表示画面51−bは表示画面55−aに遷移し、フォーカスの位置は、高優先度未確認情報表示領域αに表示されるアイコン52−1からショートカット機能表示領域βに表示されるアイコン53−1に移動される。
【0115】
これにより、ユーザは、ショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報があるために、最初に待ち受け画面上の高優先度未確認情報表示領域にアイコンが表示されている場合であっても、ショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報を確認することなく、直ちに、所望のショートカット機能を起動させることができる。
【0116】
その後、処理はステップS26に戻り、ステップS26以降の処理が繰り返される。
【0117】
ステップS26においてユーザにより操作キー14のうちの例えば下キーが押下されていないと判定された場合、主制御部31はステップS32で、操作入力制御部33を介して、ユーザにより操作キー14のうちの例えば上キーが押下されたか否かを判定する。
【0118】
ステップS32においてユーザにより操作キー14のうちの例えば上キーが押下されたと判定された場合、処理はステップS31に進み、ステップS31においてフォーカス位置の移動処理が実行される。
【0119】
例えば図8の場合、表示画面55−aが表示画面55−bに遷移した後、ユーザにより操作キー14のうちの例えば上キーが押下されると、表示画面55−bはさらに表示画面55−aに遷移する。このとき、フォーカスの位置は、低優先度未確認情報表示領域γに表示されるアイコン54−1からショートカット機能表示領域βに表示されるアイコン53−1に移動される。その後、表示画面55−aまたは55−bが表示されている際に、ユーザにより操作キー14のうちの例えば上下キー(上キーまたは下キー)が押下されると、表示画面は表示画面55−aと55−bとの間を遷移する。
【0120】
ステップS32においてユーザにより操作キー14のうちの例えば上キーが押下されていないと判定された場合、主制御部31はステップS33で、ユーザにより操作キー14のうちの例えば左右キー(左キーまたは右キー)が押下されたか否かを判定する。
【0121】
ステップS33においてユーザにより操作キー14のうちの例えば左右キーが押下されたと判定された場合、処理はステップS31に進み、ステップS31においてフォーカス位置の移動処理が実行される。
【0122】
例えば図8の場合、表示画面51−bが表示画面55−aに遷移した後、ユーザにより操作キー14のうちの例えば左右キー(右キー)が押下されると、表示画面55−aは表示画面55−cに遷移する。このとき、フォーカスの位置は、ショートカット機能表示領域βに表示されるアイコン53−1からアイコン53−2に移動される。その後、表示画面55−aまたは55−cが表示されている際に、ユーザにより操作キー14のうちの例えば左右キーが押下されると、表示画面は表示画面55−aと55−cとの間を遷移する。
【0123】
また、表示画面51−bが表示されている際に、ユーザにより操作キー14のうちの例えば左右キー(右キー)が押下されると、表示画面51−bは表示画面55−dに遷移する。このとき、フォーカスの位置は、高優先度未確認情報表示領域αに表示されるアイコン52−1からアイコン52−2に移動される。その後、表示画面51−bまたは55−dが表示されている際に、ユーザにより操作キー14のうちの例えば左右キーが押下されると、表示画面は表示画面51−bと55−dとの間を遷移する。
【0124】
さらに、表示画面51−bが表示画面55−aを経由して表示画面55−bに遷移した後、ユーザにより操作キー14のうちの例えば左右キー(右キー)が押下されると、表示画面55−bは表示画面55−eに遷移する。このとき、フォーカスの位置は、低優先度未確認情報表示領域γに表示されるアイコン54−1からアイコン54−2に移動される。その後、表示画面55−bまたは55−eが表示されている際に、ユーザにより操作キー14のうちの例えば左右キーが押下されると、表示画面は表示画面55−bと55−eとの間を遷移する。
【0125】
また、表示画面51−bが表示画面55−bを経由して表示画面55−eに遷移した後、ユーザにより操作キー14のうちの例えば左右キー(右キー)がさらに押下されると、表示画面55−eは表示画面55−fに遷移する。このとき、フォーカスの位置は、低優先度未確認情報表示領域γに表示されるアイコン54−2からアイコン54−3に移動される。その後、表示画面55−eまたは55−fが表示されている際に、ユーザにより操作キー14のうちの例えば左右キーが押下されると、表示画面は表示画面55−eと55−fとの間を遷移する。
【0126】
ステップS33においてユーザにより操作キー14のうちの例えば左右キーが押下されていないと判定された場合、主制御部31はステップS34で、操作入力制御部33を介して、ユーザにより操作キー14のうちの例えば確定キーが押下されたか否かを判定する。
【0127】
ステップS34においてユーザにより操作キー14のうちの例えば確定キーが押下されていないと判定された場合、処理はステップS26に戻り、その後、ステップS26以降の処理が繰り返される。
【0128】
ステップS34においてユーザにより操作キー14のうちの例えば確定キーが押下されたと判定された場合、主制御部31はステップS35で、ショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報を指示するアイコンがフォーカスされているか否かを判定する。
【0129】
例えば図8の表示画面51−bにおいては、ショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報を指示するアイコン52−1がフォーカスされていることから、液晶ディスプレイ17に表示される表示画面上において、ショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報を指示するアイコンがフォーカスされていると判定される。
【0130】
ステップS35においてショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報を指示するアイコンがフォーカスされていると判定された場合、主制御部31はステップS36で、ユーザにより操作キー14のうちの例えば確定キーが押下されることで、表示画面上においてフォーカスされているショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報の確認が指示されたと判断し、読み出された未確認情報報知管理情報を更新する。すなわち、主制御部31は、読み出された未確認情報報知管理情報において管理されている未確認情報の件数を更新する。
【0131】
具体的には、表示画面51−bが表示されていて、かつ、高優先度未確認情報表示領域αに表示されているアイコン52−1がフォーカスされている際に、ユーザにより例えば確定キーが押下された場合、図5[E]に示される未確認情報報知管理情報は、図5[G]に示される未確認情報報知管理情報に更新され、未確認情報の種別が「不在着信」である未確認情報のうち、ショートカット機能よりも優先度が高い件数が「2」件から「1」件に更新される。なお、表示画面55−dが表示されていて、かつ、高優先度未確認情報表示領域αに表示されているアイコン52−2がフォーカスされている際に、ユーザにより例えば確定キーが押下された場合についても同様である。
【0132】
これにより、ユーザによりショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報の確認が指示された場合、ショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報の件数などが管理されている未確認情報報知管理情報を更新することができる。従って、以降の表示制御処理において更新された未確認情報報知管理情報に基づいて、すでにユーザにより確認された未確認情報の報知をキャンセルすることができる。
【0133】
ステップS35においてショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報を指示するアイコンがフォーカスされていないと判定された場合、ステップS36の処理はスキップされる。すなわち、ステップS36における未確認情報報知管理情報の更新処理は行われない。
【0134】
ステップS37において、主制御部31は、ユーザにより例えば確定キーが押下された際にフォーカスがされていたアイコンに予め対応付けられた機能を起動する。
【0135】
例えば図8の場合、表示画面51−bが表示されていて、かつ、高優先度未確認情報表示領域αに表示されているアイコン52−1がフォーカスされている際に、ユーザにより例えば確定キーが押下されると、ユーザにより例えば確定キーが押下された際にフォーカスがされていたアイコン52−1に予め対応付けられた機能が起動されて、表示画面51−bは表示画面55−gに遷移し、発着信履歴画面が表示される。その後、発着信履歴画面上において発着信に関する種々の処理が実行される。
【0136】
また、表示画面55−dが表示されていて、かつ、高優先度未確認情報表示領域αに表示されているアイコン52−2がフォーカスされている際に、ユーザにより例えば確定キーが押下されると、ユーザにより例えば確定キーが押下された際にフォーカスがされていたアイコン52−2に予め対応付けられた機能が起動されて、同様に、表示画面51−bは表示画面55−gに遷移し、発着信履歴画面が表示される。その後、発着信履歴画面上において発着信に関する種々の処理が実行される。
【0137】
一方、表示画面55−aが表示されていて、かつ、ショートカット機能表示領域βに表示されているアイコン53−1がフォーカスされている際に、ユーザにより例えば確定キーが押下されると、ユーザにより例えば確定キーが押下された際にフォーカスがされていたアイコン53−1に予め対応付けられた機能(電卓機能)が起動されて、表示画面55−aは表示画面55−hに遷移し、電卓機能画面が表示される。その後、電卓機能画面上において電卓を用いた種々の計算処理が実行される。
【0138】
また、表示画面55−cが表示されていて、かつ、ショートカット機能表示領域βに表示されているアイコン53−2がフォーカスされている際に、ユーザにより例えば確定キーが押下されると、ユーザにより例えば確定キーが押下された際にフォーカスがされていたアイコン53−2に予め対応付けられた機能(メモ帳機能)が起動されて、表示画面55−cは表示画面55−iに遷移し、メモ帳機能画面が表示される。その後、メモ帳機能画面上においてメモの入力処理や記録処理などが実行される。
【0139】
さらに、表示画面55−eが表示されていて、かつ、低優先度未確認情報表示領域γに表示されているアイコン54−1がフォーカスされている際に、ユーザにより例えば確定キーが押下されると、ユーザにより例えば確定キーが押下された際にフォーカスがされていたアイコン54−1に予め対応付けられた機能(メール送受信履歴機能)が起動されて、表示画面55−eは表示画面55−jに遷移し、メール送受信履歴画面が表示される。その後、メール送受信履歴画面上においてメールの送受信に関する種々の処理が実行される。
【0140】
また、表示画面55−fが表示されていて、かつ、低優先度未確認情報表示領域γに表示されているアイコン54−3がフォーカスされている際に、ユーザにより例えば確定キーが押下されると、ユーザにより例えば確定キーが押下された際にフォーカスがされていたアイコン54−3に予め対応付けられた機能が起動されて、表示画面55−fは表示画面55−kに遷移し、発着信履歴画面が表示される。その後、発着信履歴画面上において発着信に関する種々の処理が実行される。
【0141】
ステップS38において、主制御部31は、ユーザにより例えば確定キーが押下された際にフォーカスがされていたアイコンに予め対応付けられた機能を終了する。
【0142】
その後、処理はステップS12に戻り、ステップS12において新たに更新された未確認情報報知管理情報が読み出され、ステップS13以降の処理において、読み出された未確認情報報知管理情報に基づいて表示制御処理が繰り返し実行される。
【0143】
なお、例えば図8の表示画面55−gが表示されて発着信履歴機能が起動された場合、その後、ユーザにより操作キー14が操作されることにより「戻る」が選択されると、ステップS12乃至S18の処理により液晶ディスプレイ17には、表示画面55−lが表示される。表示画面55−lの高優先度未確認情報表示領域αには、ショートカット機能よりも優先度が高いアイコン52−1のみが表示されており、ユーザにより2つの未確認情報のうちの1つの未確認情報が確認されたことを示している。
【0144】
また、図8の表示画面55−iが表示されてメモ帳機能が起動された場合、その後、ユーザにより操作キー14が操作されることにより「戻る」が選択されると、ステップS12乃至S18の処理により液晶ディスプレイ17には、表示画面55−mが表示される。表示画面55−mの高優先度未確認情報表示領域αには、ショートカット機能よりも優先度が高いアイコンは表示されておらず、一方、低優先度未確認情報表示領域γには、ショートカット機能よりも優先度が低いアイコン54−1乃至54−4が表示されており、ユーザによってはまだ確認されていない4つの未確認情報(ショートカット機能よりも優先度が低い未確認情報)が存在することを示している。
【0145】
さらに、図8の表示画面55−jが表示されてメール送受信履歴機能が起動された場合、その後、ユーザにより操作キー14が操作されることにより「戻る」が選択されると、ステップS12乃至S18の処理により液晶ディスプレイ17には、表示画面55−nが表示される。表示画面55−nの高優先度未確認情報表示領域αには、ショートカット機能よりも優先度が高いアイコンは表示されておらず、一方、低優先度未確認情報表示領域γには、ショートカット機能よりも優先度が低いアイコン54−1、54−3、および54−4が表示されており、ユーザによってはまだ確認されていない3つの未確認情報(ショートカット機能よりも優先度が低い未確認情報)が存在することを示している。
【0146】
また、図8の表示画面55−kが表示されて発着信履歴機能が起動された場合、その後、ユーザにより操作キー14が操作されることにより「戻る」が選択されると、ステップS12乃至S18の処理により液晶ディスプレイ17には、表示画面55−oが表示される。表示画面55−oの高優先度未確認情報表示領域αには、ショートカット機能よりも優先度が高いアイコンは表示されておらず、一方、低優先度未確認情報表示領域γには、ショートカット機能よりも優先度が低いアイコン54−1、54−2、および54−4が表示されており、ユーザによってはまだ確認されていない3つの未確認情報(ショートカット機能よりも優先度が低い未確認情報)が存在することを示している。
【0147】
一方、ステップS19においてユーザにより操作キー14のうちの例えば下キーが押下されていないと判定された場合、主制御部34はステップS39で、操作入力制御部33を介して、ユーザにより操作キー14のうちの例えばショートカット機能が割り当てられたキー(例えばメールやブラウザを起動するためのsoftキーや発呼を行うための所定の数字キーなどを指す。以下同様)が押下されたか否かを判定する。
【0148】
ステップS39において例えばショートカット機能が割り当てられたキーが押下されたと判定された場合、主制御部31はステップS40で、読み出された未確認情報報知管理情報に基づいて、ショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報があるか否かを判定する。
【0149】
例えば図5[E]の場合、ショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報として、「不在着信」が「2」件存在することから、ショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報があると判定される。
【0150】
ステップS40において例えばショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報があると判定された場合、主制御部31はステップS41で、ユーザにより操作キー14のうちの例えばショートカット機能が割り当てられたキー(例えばsoftキーや所定の数字キーなど)が押下されることで、ショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報を指示するアイコンが表示されているにもかかわらず、ショートカット機能の使用などの方がより優先されたと判断し、ショートカット機能よりも優先度が高く設定されている未確認情報の優先度を、ショートカット機能よりも低く設定する。
【0151】
ステップS42において、主制御部31は、読み出された未確認情報報知管理情報において管理されている未確認情報の件数を更新する。具体的には、例えば図5[E]に示される未確認情報報知管理情報は、図5[F]に示される未確認情報報知管理情報に更新され、未確認情報の種別が「不在着信」である未確認情報のうち、ショートカット機能よりも優先度が高い件数が「2」件から「0」件に更新されるとともに、ショートカット機能よりも優先度が低い件数が「0」件から「2」件に更新される。すなわち、未確認情報の種別が「不在着信」である未確認情報のうち、ショートカット機能よりも優先度が高いものが、すべて、ショートカット機能よりも優先度が低いものに更新される。
【0152】
これにより、ユーザは、たとえショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報が存在し、高優先度未確認情報表示領域に表示されていたとしても、その優先度をショートカット機能よりも低く設定させることができだけなく、同時に、所望のショートカット機能を起動させることができる。従って、ユーザは、所望のショートカット機能を優先的に使用した後であっても、低優先度未確認情報表示領域に表示されるショートカット機能よりも優先度が低い未確認情報を指示するアイコンを見ることで、適宜、確認していない未確認情報を確認することができる。
【0153】
勿論、未確認情報の種別が「不在着信」である未確認情報のうち、ショートカット機能よりも優先度が高いもののうち、すべて、ショートカット機能よりも優先度が低いものに更新するのではなく、その一部をショートカット機能よりも優先度が低いものに更新するようにしてもよい。
【0154】
また、未確認情報の種別が「不在着信」である未確認情報のうち、ショートカット機能よりも優先度が高いものを、すべて、ショートカット機能よりも優先度が低いものに更新するのではなく、ユーザが所望のショートカット機能を使用することができるように、一時的に高優先度未確認情報表示領域にショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報を指示するアイコンを不表示にするようにしてもよい。
【0155】
ステップS43において、主制御部31は、ユーザにより押下されたキー(例えばsoftキーや所定の数字キーなど)に割り当てられたショートカット機能(例えば電卓機能など)を起動する。
【0156】
このとき、液晶ディスプレイ17に表示される表示画面は、図7[A]の表示画面51−aから表示画面51−hに遷移する。
【0157】
ステップS44において、主制御部31は、ユーザにより押下されたキー(例えばsoftキーや所定の数字キーなど)に割り当てられたショートカット機能(例えば電卓機能など)を終了する。
【0158】
その後、ステップS12において新たに更新された未確認情報報知管理情報が読み出され、ステップS13以降の処理において、読み出された未確認情報報知管理情報に基づいて表示制御処理が繰り返し実行される。
【0159】
なお、ユーザにより操作キー14のうちの例えばショートカット機能が割り当てられたキー(例えばsoftキーや所定の数字キーなど)が押下されることで、いずれかのショートカット機能が起動された場合、その後、ユーザにより操作キー14が操作されることにより「戻る」が選択されると、ステップS12乃至S18の処理により液晶ディスプレイ17には、図7[A]に示されるように、表示画面51−hから遷移し、表示画面51−iが表示される。表示画面51−iの高優先度未確認情報表示領域αには、未確認情報報知管理情報が更新されたことから、ショートカット機能よりも優先度が高いアイコンは表示されておらず、一方、低優先度未確認情報表示領域γには、ショートカット機能よりも優先度が低いアイコン54−1乃至54−4が表示されており、ユーザによってはまだ確認されていない4つの未確認情報(ショートカット機能よりも優先度が低い未確認情報)が存在することを示している。
【0160】
本発明の実施形態においては、待ち受け画面を表示する際に、待ち受け画面上に高優先度未確認情報表示領域、ショートカット機能表示領域、および低優先度未確認情報表示領域を設け、表示画面(待ち受け画面)上の高優先度未確認情報表示領域にショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報を指示するアイコンを表示し、表示画面(待ち受け画面)上のショートカット機能表示領域に予め設定されたショートカット機能を指示するアイコンを表示し、表示画面(待ち受け画面)上の低優先度未確認情報表示領域にショートカット機能よりも優先度が低い未確認情報を指示するアイコンを表示することができる。
【0161】
そして、高優先度未確認情報表示領域に表示される未確認情報を指示するアイコンがフォーカスされている際に、ユーザにより操作キー14のうちの例えば下キーが押下されることで、ショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報を指示するアイコンが表示されてフォーカスされているにもかかわらず、ショートカット機能の使用などの方がより優先されたと判断し、ショートカット機能よりも優先度が高く設定されている未確認情報の優先度を、ショートカット機能よりも低く設定することができる。また、高優先度未確認情報表示領域に表示される未確認情報を指示するアイコンがフォーカスされている際に、ユーザにより操作キー14のうちの例えばショートカット機能が割り当てられたキー(例えばsoftキーや所定の数字キーなど)が押下されることで、ショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報を指示するアイコンが表示されているにもかかわらず、ショートカット機能の使用などの方がより優先されたと判断し、ショートカット機能よりも優先度が高く設定されている未確認情報の優先度を、ショートカット機能よりも低く設定することができる。また、設定された優先度に基づいて、記憶部47に記憶されている未確認情報報知管理情報を更新することができる。さらに、高優先度未確認情報表示領域に表示される未確認情報を指示するアイコンがフォーカスされている際に、ユーザにより操作キー14のうちの例えば確定キーが押下されることで、表示画面上においてフォーカスされているショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報の確認が指示されたと判断し、読み出された未確認情報報知管理情報において管理されている未確認情報の件数を更新することができる。
【0162】
これにより、液晶ディスプレイ17に表示される表示画面の高優先度未確認情報表示領域と低高優先度未確認情報表示領域のアイコンの表示を更新することができるとともに、表示画面(待ち受け画面)上の各表示領域(高優先度未確認情報表示領域、ショートカット機能表示領域、および、低優先度未確認情報表示領域)に表示されているアイコンに適宜フォーカスを移動することができる。
【0163】
従って、ユーザは、ショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報があるために、最初に待ち受け画面上の高優先度未確認情報表示領域にアイコンが表示されている場合であっても、ショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報を確認することなく、直ちに、所望のショートカット機能を起動させることができる。
【0164】
その結果、携帯電話機1の操作性を向上させることができる。
【0165】
ところで、図6のフローチャートを参照して説明した携帯電話機1における表示制御処理においては、待ち受け画面(表示画面)上に高優先度未確認情報表示領域、ショートカット機能表示領域、および低優先度未確認情報表示領域を設け、そのうちの高優先度未確認情報表示領域においてショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報を指示するアイコンを表示することにより、ユーザにショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報を報知するようにしたが、このような場合に限られず、例えばポップアップ表示などを用いてユーザにショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報を報知するようにしてもよい。以下、この方法を用いた携帯電話機1における表示制御処理について説明する。
【0166】
図9および図10のフローチャートを参照して、図3の携帯電話機1における他の表示制御処理について説明する。この表示制御処理は、ユーザにより携帯電話機1が操作されることにより、例えば携帯電話機1が閉じられた状態から開けられた状態になされたり、あるいは、携帯電話機1が開けられた状態で所定の時間(例えば1分間など)経過して、液晶ディスプレイ17のライトが消灯されスタンバイの状態に遷移した後、ユーザにより携帯電話機1に設けられた操作キー14が操作されることにより、液晶ディスプレイ17のライトが点灯されたときなどに、開始される。
【0167】
ステップS51において、主制御部31は、LCD制御部36を制御し、ユーザにより予め設定された待ち受け画面(ユーザにより予め設定されていない場合には、デフォルトの待ち受け画面)を液晶ディスプレイ17に表示させる。液晶ディスプレイ17は、LCD制御部36を制御し、ユーザにより予め設定された待ち受け画面を表示する。
【0168】
ステップS52において、主制御部31は、記憶部47に記憶されている未確認情報報知管理情報を読み出す。なお、読み出される未確認情報報知管理情報の詳細な説明については、図6のステップS12における説明と基本的には同様であり、その説明は繰り返しになるので省略する。また、以下においては、説明を簡略化するために、例えば図5[H]に示される未確認情報報知管理情報を用いて実行される表示制御処理について説明する。
【0169】
ステップS53において、主制御部31は、読み出された未確認情報報知管理情報に基づいて、ショートカットよりも優先度が高い未確認情報があるか否かを判定する。
【0170】
例えば図5[E]の場合、ショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報として、「不在着信」が「2」件存在することから、ショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報があると判定される。
【0171】
ステップS53においてショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報があると判定された場合、主制御部31はステップS54で、LCD制御部36を制御し、液晶ディスプレイに、ショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報を指示するアイコンをポップアップ表示させる。液晶ディスプレイ17は、LCD制御部36の制御に従い、ショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報を指示するアイコンをポップアップ表示する。
【0172】
例えば図11[A]に示されるように、液晶ディスプレイ17に表示される表示画面56−a上に、ショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報を指示するアイコン57がポップアップ表示される。これは、現在、ショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報があり、そのうち、「不在着信」が「10」件、「新着メール」が「5」件、および「伝言(簡易留守メモ)」が「3」件あることを示している。従って、ユーザは、表示画面56−a上に表示されるアイコン57を見ることで、ショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報があり、そのうち、「不在着信」が「10」件、「新着メール」が「5」件、および「伝言(簡易留守メモ)」が「3」件あることを知ることができる。
【0173】
なお、液晶ディスプレイ17に表示される表示画面56−a上に、ショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報を指示するアイコン57がポップアップ表示される場合、例えば図11[A]に示されるように、アイコン57の一部の領域(例えば「着信あり 10件」の領域)がフォーカスされる。
【0174】
一方、ステップS53においてショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報はないと判定された場合、ステップS54の表示処理はスキップされる。
【0175】
これにより、例えば図11[B]に示されるように、液晶ディスプレイ17に表示される表示画面56−bには、ショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報を指示するアイコンはポップアップ表示されない。
【0176】
ステップS55において、主制御部31、記憶部47に予め記憶されているショートカット機能の設定を読み出し、読み出されたショートカット機能の設定に基づいて、予め設定されたショートカット機能(例えば電卓機能やメモ帳機能など)が存在するか否かを判定する。
【0177】
ステップS55において予め設定されたショートカット機能が存在すると判定された場合、主制御部31はステップS56で、LCD制御部36を制御し、液晶ディスプレイに、予め設定されたショートカット機能を指示するアイコンを液晶ディスプレイ17上のショートカット機能表示領域に表示させる。液晶ディスプレイ17は、LCD制御部36の制御に従い、予め設定されたショートカット機能を指示するアイコンを液晶ディスプレイ17上のショートカット機能表示領域に表示する。
【0178】
例えば図11[B]に示されるように、液晶ディスプレイ17に表示される表示画面56−aのショートカット機能表示領域βに、予め設定されたショートカット機能を指示するアイコン53−1乃至53−5が表示される。これは、現在、予め設定されたショートカット機能が5つあることを示している。従って、ユーザは、ショートカット機能表示領域βに表示されるアイコン53−1乃至53−5を見ることで、予め設定されたショートカット機能が5つあることを知ることができる。
【0179】
一方、ステップS55において予め設定されたショートカット機能が存在しないと判定された場合、ステップS56の表示処理はスキップされる。
【0180】
これにより、例えば図11[C]に示されるように、液晶ディスプレイ17に表示される表示画面56−cのショートカット機能表示領域βには、予め設定されたショートカット機能を指示するアイコンは表示されない。
【0181】
ステップS57において、主制御部31は、読み出された未確認情報報知管理情報に基づいて、ショートカットよりも優先度が低い未確認情報があるか否かを判定する。
【0182】
例えば図5[H]の場合、ショートカット機能よりも優先度が低い未確認情報として、「新着メール」が「2」件存在することから、ショートカット機能よりも優先度が低い未確認情報があると判定される。
【0183】
ステップS57においてショートカット機能よりも優先度が低い未確認情報があると判定された場合、主制御部31はステップS58で、LCD制御部36を制御し、液晶ディスプレイに、ショートカット機能よりも優先度が低い未確認情報を指示するアイコンを液晶ディスプレイ17上の低優先度未確認情報表示領域に表示させる。液晶ディスプレイ17は、LCD制御部36の制御に従い、ショートカット機能よりも優先度が低い未確認情報を指示するアイコンを液晶ディスプレイ17上の低優先度未確認情報表示領域に表示する。
【0184】
例えば図11[A]に示されるように、液晶ディスプレイ17に表示される表示画面56−aの低優先度未確認情報表示領域γに、ショートカット機能よりも優先度が低い未確認情報を指示するアイコン54−1および54−2が表示される。これは、現在、ショートカット機能よりも優先度が低い未確認情報が2つあることを示している。従って、ユーザは、低優先度未確認情報表示領域γに表示されるアイコン54−1および54−2を見ることで、ショートカット機能よりも優先度が低い未確認情報が2つあることを知ることができる。
【0185】
一方、ステップS57においてショートカット機能よりも優先度が低い未確認情報はないと判定された場合、ステップS58の表示処理はスキップされる。
【0186】
これにより、例えば図11[D]に示されるように、液晶ディスプレイ17に表示される表示画面56−dの低優先度未確認情報表示領域γには、ショートカット機能よりも優先度が低い未確認情報を指示するアイコンは表示されない。
【0187】
ここで、ステップS59以降の処理については、図12の表示画面の遷移図を用いて説明する。なお、図12の表示画面の遷移図は、図11[A]の表示画面56−aから開始される表示画面の遷移を表している図である。
【0188】
ステップS59において、主制御部31は、操作入力制御部33を介して、ユーザにより操作キー14のうちの例えば上下キーが押下されたか否かを判定する。
【0189】
ステップS59においてユーザにより操作キー14のうちの例えば上下キーが押下されたと判定された場合、主制御部31はステップS60で、液晶ディスプレイ17に表示される表示画面上に、ショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報を指示するアイコンがポップアップ表示されているか否かを判定する。
【0190】
ステップS60においてショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報を指示するアイコンがポップアップ表示されていると判定された場合、主制御部31はステップS61で、LCD制御部36を制御し、液晶ディスプレイ17に表示されるフォーカスの位置を移動させる。液晶ディスプレイ17は、LCD制御部36の制御に従い、液晶ディスプレイ17に表示されるフォーカスの位置を移動する。
【0191】
例えば図12の場合、ユーザにより操作キー14のうちの例えば下キーが押下されると、表示画面56−aは表示画面58−aに遷移し、フォーカスの位置は、ポップアップ表示されるアイコン57の「着信あり 10件」の領域から「Eメールあり 5件」の領域に移動される。
【0192】
なお、ユーザにより操作キー14のうちの例えば下キーがさらに押下されると、フォーカスの位置は、ポップアップ表示されるアイコン57の「Eメールあり 5件」の領域から「簡易留守メモ」の領域に移動される。また、ユーザにより操作キー14のうちの例えば上下キーがさらに押下されると、フォーカスの位置は、ポップアップ表示されるアイコン57の「着信あり 10件」の領域、「Eメールあり 5件」の領域、および「簡易留守メモ」の領域のいずれかに移動される。
【0193】
ステップS62において、主制御部31は、操作入力制御部33を介して、ユーザにより操作キー14のうちの例えば確定キーが押下されたか否かを判定する。ステップS62においてユーザにより操作キー14のうちの例えば確定キーが押下されたと判定された場合、主制御部31はステップS63で、ユーザにより例えば確定キーが押下された際にフォーカスがされていたアイコン(またはアイコンの一部の領域)に予め対応付けられた機能(例えばメール送受信履歴機能や発着信履歴機能、電卓機能など)を起動する。
【0194】
例えば図12の場合、表示画面57−aが表示されていて、かつ、ポップアップ表示されているアイコン57の「Eメール 5件」の領域がフォーカスされている際に、ユーザにより例えば確定キーが押下されると、ユーザにより例えば確定キーが押下された際にフォーカスがされていたアイコン57の「Eメール 5件」の領域に予め対応付けられた機能(メール送受信履歴機能)が起動されて、表示画面58−aは表示画面58−bに遷移し、メール送受信履歴画面が表示される。その後、メール送受信履歴画面上においてメールの送受信に関する種々の処理が実行される。
【0195】
具体的には、表示画面58−bのメール送受信履歴画面を用いて、例えば5件の新着メールのうちの所望の2件のメールの内容が表示され、ユーザにより、この2件の新着メールが確認される。このとき、ユーザにより確認されなかった3件の新着メールについては、ショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報として依然として管理される。なお、勿論、ユーザにより確認されなかった3件の新着メールについては、メール送受信履歴画面に表示されたにもかかわらず、ユーザにより確認されなかったと判断し、優先度をショートカット機能よりも低く設定するとともに、以降の表示制御処理において低優先度未確認情報表示領域にこれらの未確認情報を指示するアイコンを追加して表示するようにしてもよい。
【0196】
また、表示画面56−aが表示されていて、かつ、ポップアップ表示されているアイコン57の「着信あり 10件」の領域がフォーカスされている際に、ユーザにより例えば確定キーが押下されると、ユーザにより例えば確定キーが押下された際にフォーカスがされていたアイコン57の「着信あり 10件」の領域に予め対応付けられた機能(発着信履歴機能)が起動されて、表示画面56−aは表示画面58−cに遷移し、発着信履歴画面が表示される。その後、発着信履歴画面上において発着信に関する種々の処理が実行される。
【0197】
具体的には、表示画面58−cの発着信履歴画面を用いて、例えば10件の不在着信のうちの所望の3件の不在着信の内容が表示されて、ユーザにより、この3件の不在着信が確認される
ステップS64において、主制御部31は、ユーザにより例えば確定キーが押下された際にフォーカスがされていたアイコン(またはアイコンの一部の領域)に予め対応付けられた機能(例えばメール送受信履歴機能や発着信履歴機能など)を終了する。
【0198】
ステップS65において、主制御部31は、ショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報を指示するアイコンがフォーカスされていたか否かを判定する。
【0199】
例えば図12の表示画面58−bまたは58−cにおいては、経由する表示画面56−aまたは58−aにおいてショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報を指示するアイコン57がフォーカスされていたことから、液晶ディスプレイ17に表示される表示画面上において、ショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報を指示するアイコンがフォーカスされていたと判定される。
【0200】
ステップS65においてショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報を指示するアイコンがフォーカスされていたと判定された場合、主制御部31はステップS66で、ユーザにより操作キー14のうちの例えば確定キーが押下されることで、表示画面上においてフォーカスされているショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報の確認が指示されたと判断し、読み出された未確認情報報知管理情報において管理されている未確認情報の件数を更新する。
【0201】
具体的には、表示画面58−aが表示されていて、かつ、ポップアップ表示されているアイコン57の「Eメール 5件」の領域がフォーカスされている際に、ユーザにより例えば確定キーが押下された場合、図5[H]に示される未確認情報報知管理情報は、例えば図5[I]に示される未確認情報報知管理情報に更新され、未確認情報の種別が「新着メール」である未確認情報のうち、ショートカット機能よりも優先度が高い件数が「5」件から「3」件に更新される。
【0202】
また、表示画面56−aが表示されていて、かつ、ポップアップ表示されているアイコン57の「着信なり 10件」の領域がフォーカスされている際に、ユーザにより例えば確定キーが押下された場合、図5[H]に示される未確認情報報知管理情報は、例えば図5[J]に示される未確認情報報知管理情報に更新され、未確認情報の種別が「不在着信」である未確認情報のうち、ショートカット機能よりも優先度が高い件数が「10」件から「7」件に更新される。
【0203】
これにより、ユーザによりショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報の確認がされた場合、ショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報の件数などが管理されている未確認情報報知管理情報を更新することができる。従って、以降の表示制御処理において更新された未確認情報報知管理情報に基づいて、すでにユーザにより確認された未確認情報の報知をキャンセルすることができる。
【0204】
ステップS65においてショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報を指示するアイコンがフォーカスされてなかったと判定された場合、ステップS66の処理はスキップされる。すなわち、ステップS66における未確認情報報知管理情報の更新処理は行われない。
【0205】
その後、処理はステップS52に戻り、ステップS52において新たに更新された未確認情報報知管理情報が読み出され、ステップS53以降の処理において、読み出された未確認情報報知管理情報に基づいて表示制御処理が繰り返し実行される。
【0206】
なお、例えば図12の表示画面58−bが表示されてメール送受信履歴機能が起動された場合、その後、ユーザにより操作キー14が操作されることにより「戻る」が選択されると、ステップS52乃至S58の処理により液晶ディスプレイ17には、表示画面58−dが表示され、ショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報を指示するアイコン57がポップアップ表示される。これは、現在、ショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報があり、そのうち、「不在着信」が「10」件、「新着メール」が「3」件、および「伝言(簡易留守メモ)」が「3」件あることを示している。従って、ユーザは、表示画面58−d上に表示されるアイコン57を見ることで、ショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報があり、そのうち、「不在着信」が「10」件、「新着メール」が「3」件、および「伝言(簡易留守メモ)」が「3」件あることを知ることができる。表示画面58−dの高優先度未確認情報表示領域αには、ショートカット機能よりも優先度が高いアイコン52−1のみが表示されており、ユーザにより2つの未確認情報のうちの1つの未確認情報が確認されたことを示している。
【0207】
また、例えば図12の表示画面58−cが表示されて発着信履歴機能が起動された場合、その後、ユーザにより操作キー14が操作されることにより「戻る」が選択されると、ステップS52乃至S58の処理により液晶ディスプレイ17には、表示画面58−eが表示され、ショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報を指示するアイコン57がポップアップ表示される。これは、現在、ショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報があり、そのうち、「不在着信」が「7」件、「新着メール」が「5」件、および「伝言(簡易留守メモ)」が「3」件あることを示している。従って、ユーザは、表示画面58−e上に表示されるアイコン57を見ることで、ショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報があり、そのうち、「不在着信」が「7」件、「新着メール」が「5」件、および「伝言(簡易留守メモ)」が「3」件あることを知ることができる。
【0208】
一方、ステップS60においてショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報を指示するアイコンがポップアップ表示されていないと判定された場合、主制御部31はステップS67で、記憶部47に記憶されているショートカット機能の設定を読み出し、読み出されたショートカット機能の設定に基づいて、予め設定されたショートカット機能が存在するか否かを判定する。
【0209】
ステップS67において予め設定されたショートカット機能が存在すると判定された場合、主制御部31はステップS68で、LCD制御部36を制御し、ショートカット機能表示領域に表示される、ショートカット機能を指示するアイコンを液晶ディスプレイ17にフォーカスさせる。液晶ディスプレイ17は、LCD制御部36の制御に従い、ショートカット機能表示領域に表示される、予め設定されたショートカット機能を指示するアイコンをフォーカスする。
【0210】
例えば図11[B]に示されるように、表示画面56−bは表示画面56−eに遷移し、表示画面56−eのショートカット機能表示領域βに表示される、予め設定されたショートカット機能を指示するアイコン53−1がフォーカスされる。このとき、アイコン53−1の近傍には、例えば「電卓」というメッセージが表示される。これにより、ユーザにフォーカスされているアイコン53−1により指示されるショートカット機能が「電卓」であることを知らせることができる。
【0211】
一方、ステップS67において予め設定されたショートカット機能が存在しないと判定された場合、主制御部31はステップS69で、読み出された未確認情報報知管理情報に基づいて、ショートカット機能よりも優先度が低い未確認情報があるか否かを判定する。
【0212】
ステップS69においてショートカット機能よりも優先度が低い未確認情報があると判定された場合、主制御部31はステップS70で、LCD制御部36を制御し、低優先度未確認情報表示領域に表示される、ショートカット機能よりも優先度が低い未確認情報を指示するアイコンを液晶ディスプレイ17にフォーカスさせる。液晶ディスプレイ17は、LCD制御部36の制御に従い、低優先度未確認情報表示領域に表示される、ショートカット機能よりも優先度が低い未確認情報を指示するアイコンをフォーカスする。
【0213】
例えば図11[C]に示されるように、表示画面56−cは表示画面56−fに遷移し、表示画面56−fの低優先度未確認情報表示領域γに表示される、ショートカット機能よりも優先度が低い未確認情報を指示するアイコン54−1がフォーカスされる。このとき、アイコン54−1の近傍には、例えば「メールあり 2件」というメッセージが表示される。
【0214】
なお、各アイコンの近傍に表示されるメーセージに関する詳細な説明については、基本的には、図7[A]の表示画面51−bを用いて説明した高優先度未確認情報表示領域αの場合と同様であり、その説明は繰り返しになるので省略する。
【0215】
ステップS69においてショートカット機能よりも優先度が低い未確認情報があると判定された場合、処理はステップS59に戻り、その後、ステップS59以降の処理が繰り返される。
【0216】
ここで、ステップS71以降の処理については、図11[B]の表示画面の遷移図を用いて説明する。
【0217】
ステップS71において、主制御部31は、操作入力制御部33を介して、ユーザにより操作キー14のうちの例えば上下キーが押下されたか否かを判定する。ステップS71においてユーザにより操作キー14のうちの例えば上下キーが押下されたと判定された場合、主制御部31はステップS72で、LCD制御部36を制御し、液晶ディスプレイ17に表示されるフォーカスの位置を移動させる。液晶ディスプレイ17は、LCD制御部36の制御に従い、液晶ディスプレイ17に表示されるフォーカスの位置を移動する。
【0218】
例えば図11[B]の場合、表示画面56−eは表示画面56−gに遷移し、フォーカスの位置は、ショートカット機能表示領域βに表示されるアイコン53−1から低優先度未確認情報表示領域γに表示されるアイコン54−1に移動される。その後、表示画面56−eまたは56−gが表示されている際に、ユーザにより操作キー14のうちの例えば上下キーが押下されると、表示画面は表示画面56−eと56−gとの間を遷移する。
【0219】
その後、処理はステップS71に戻り、ステップS71以降の処理が繰り返される。
【0220】
ステップS71においてユーザにより操作キー14のうちの例えば上下キーが押下されていないと判定された場合、主制御部31はステップS73で、操作入力制御部33を介して、ユーザにより操作キー14のうちの例えば左右キーが押下されたか否かを判定する。
【0221】
ステップS73においてユーザにより操作キー14のうちの例えば左右キーが押下されたと判定された場合、処理はステップS72に進み、ステップS72においてフォーカス位置の移動処理が実行される。
【0222】
例えば図11[B]の場合、表示画面56−eは表示画面56−hに遷移し、フォーカスの位置は、ショートカット機能表示領域βに表示されるアイコン53−1からアイコン53−2に移動される。その後、表示画面56−eまたは56−hが表示されている際に、ユーザにより操作キー14のうちの例えば左右キー(右キーまたは左キー)が押下されると、表示画面は表示画面56−eと56−hとの間を遷移する。
【0223】
ステップS73においてユーザにより操作キー14のうちの例えば左右キーが押下されていないと判定された場合、主制御部31はステップS74で、操作入力制御部33を介して、ユーザにより操作キー14のうちの例えば確定キーが押下されたか否かを判定する。
【0224】
ステップS74においてユーザにより操作キー14のうちの例えば確定キーが押下されていないと判定された場合、処理はステップS71に戻り、ステップS71以降の処理が繰り返される。
【0225】
ステップS74においてユーザにより操作キー14のうちの例えば確定キーが押下されたと判定された場合、処理はステップS63に進み、ステップS63において機能起動処理が実行される。
【0226】
例えば図11[B]の場合、表示画面56−gが表示されていて、かつ、低優先度未確認情報表示領域γに表示されているアイコン54−1がフォーカスされている際に、ユーザにより例えば確定キーが押下されると、ユーザにより例えば確定キーが押下された際にフォーカスがされていたアイコン57に予め対応付けられた機能(メール送受信履歴機能)が起動されて、表示画面56−gは表示画面56−iに遷移し、メール送受信履歴画面が表示される。その後、メール送受信履歴画面上においてメールの送受信に関する種々の処理が実行される。
【0227】
また、表示画面56−hが表示されていて、かつ、ショートカット機能表示領域βに表示されているアイコン53−2がフォーカスされている際に、ユーザにより例えば確定キーが押下されると、ユーザにより例えば確定キーが押下された際にフォーカスがされていたアイコン53−2に予め対応付けられた機能(メモ帳機能)が起動されて、表示画面56−hは表示画面56−jに遷移し、メモ帳機能画面が表示される。その後、メモ帳機能画面上においてメモの入力処理や記録処理などが実行される。
【0228】
その後、処理はステップS52に戻り、ステップS52において新たに更新された未確認情報報知管理情報が読み出され、ステップS53以降の処理において、読み出された未確認情報報知管理情報に基づいて表示制御処理が繰り返し実行される。
【0229】
なお、例えば図12の表示画面56−iが表示されてメール送受信履歴機能が起動された場合、その後、ユーザにより操作キー14が操作されることにより「戻る」が選択されると、ステップS52乃至S58の処理により液晶ディスプレイ17には、表示画面56−kが表示される。表示画面56−kの低優先度未確認情報表示領域γには、ショートカット機能よりも優先度が低いアイコン54−2のみが表示されており、ユーザによってはまだ確認されていない1つの未確認情報(ショートカット機能よりも優先度が低い未確認情報)が存在することを示している。
【0230】
また、例えば図12の表示画面56−jが表示されてメモ帳機能が起動された場合、その後、ユーザにより操作キー14が操作されることにより「戻る」が選択されると、ステップS52乃至S58の処理により液晶ディスプレイ17には、表示画面56−lが表示される。表示画面56−lの低優先度未確認情報表示領域γには、ショートカット機能よりも優先度が低いアイコン54−1乃至54−2が表示されており、ユーザによってはまだ確認されていない2つの未確認情報(ショートカット機能よりも優先度が低い未確認情報)が存在することを示している。
【0231】
一方、ステップS59においてユーザにより操作キー14のうちの例えば上下キーが押下されていないと判定された場合、主制御部34はステップS75で、操作入力制御部33を介して、例えばショートカット機能が割り当てられたキー(例えばsoftキーや所定の数字キーなど)が押下されたか否かを判定する。
【0232】
ステップS75において例えばショートカット機能が割り当てられたキーが押下されたと判定された場合、主制御部31はステップS76で、読み出された未確認情報報知管理情報に基づいて、ショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報があるか否かを判定する。
【0233】
例えば図5[H]の場合、ショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報として、「不在着信」が「10」件存在することから、ショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報があると判定される。
【0234】
ステップS76において例えばショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報があると判定された場合、主制御部31はステップS77で、ユーザにより操作キー14のうちの例えばショートカット機能が割り当てられたキー(例えばsoftキーや所定の数字キーなど)が押下されることで、ショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報を指示するアイコンがポップアップ表示されているにもかかわらず、ショートカット機能の使用などの方がより優先されたと判断し、ショートカット機能よりも優先度が高く設定されている未確認情報の優先度を、ショートカット機能よりも低く設定する。
【0235】
ステップS78において、主制御部31は、読み出された未確認情報報知管理情報において管理されている未確認情報の件数を更新する。具体的には、例えば図5[H]に示される未確認情報報知管理情報は、図5[K]に示される未確認情報報知管理情報に更新され、未確認情報の種別が「不在着信」である未確認情報のうち、ショートカット機能よりも優先度が高い件数が「10」件から「0」件に更新されるとともに、ショートカット機能よりも優先度が低い件数が「0」件から「10」件に更新される。未確認情報の種別が「新着メール」である未確認情報のうち、ショートカット機能よりも優先度が高い件数が「5」件から「0」件に更新されるとともに、ショートカット機能よりも優先度が低い件数が「2」件から「7」件に更新される。未確認情報の種別が「伝言」である未確認情報のうち、ショートカット機能よりも優先度が高い件数が「3」件から「0」件に更新されるとともに、ショートカット機能よりも優先度が低い件数が「0」件から「3」件に更新される。
【0236】
ステップS79において、主制御部31は、ユーザにより押下されたキー(例えばsoftキーや所定の数字キーなど)に割り当てられたショートカット機能(例えば電卓機能など)を起動する。
【0237】
このとき、液晶ディスプレイ17に表示される表示画面は、図11[A]の表示画面56−aから表示画面56−mに遷移する。
【0238】
ステップS80において、主制御部31は、ユーザにより押下されたキー(例えばsoftキーや所定の数字キーなど)に割り当てられたショートカット機能(例えば電卓機能など)を終了する。
【0239】
その後、ステップS52において新たに更新された未確認情報報知管理情報が読み出され、ステップS53以降の処理において、読み出された未確認情報報知管理情報に基づいて表示制御処理が繰り返し実行される。
【0240】
なお、ユーザにより操作キー14のうちの例えばショートカット機能が割り当てられたキー(例えばsoftキーや所定の数字キーなど)が押下されることで、いずれかのショートカット機能が起動された場合、その後、ユーザにより操作キー14が操作されることにより「戻る」が選択されると、ステップS52乃至S58の処理により液晶ディスプレイ17には、図11[A]に示されるように、表示画面56−mから遷移し、表示画面56−nが表示される。表示画面56−nの低優先度未確認情報表示領域γには、未確認情報報知管理情報が更新されたことから、ショートカット機能よりも優先度が低いアイコン54−1乃至54−2の他に、さらにアイコン54−3乃至54−5が追加して表示されており、ユーザによってはまだ確認されていない少なくとも5つの未確認情報(ショートカット機能よりも優先度が低い未確認情報)が存在することを示している。
【0241】
なお、すでに上述したように、ショートカット機能よりも優先度が低い未確認情報が複数存在し、低優先度未確認情報表示領域γに一度に表示することができないような場合には、直近に記憶された未確認情報をまず表示して、ユーザにより操作キー14が操作されることにより順次液晶ディスプレイ17に対して左右方向にスライドさせて表示する。図11[A]の表示画面56−nの場合、低優先度未確認情報表示領域γに実際に表示されるべきアイコンは20個(10+7+3=20)存在することになる。これにより、たとえ低優先度未確認情報表示領域γに一度に表示することができない数の未確認情報が存在したとしても、順次、ユーザに報知することができる。
【0242】
一方、ステップS75において例えばショートカット機能が割り当てられたキーが押下されていないと判定された場合、処理は図10のステップS81に進み、主制御部31はステップS81で、操作入力制御部33を介して、ユーザにより操作キー14のうちの例えば確定キーが押下されたか否かを判定する。
【0243】
ステップS81においてユーザにより操作キー14のうちの例えば確定キーが押下されたと判定された場合、主制御部31はステップS82で、液晶ディスプレイ17に表示される表示画面上に、ショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報を指示するアイコンがポップアップ表示されているか否かを判定する。
【0244】
例えば図11の表示画面56−aにおいては、ショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報を指示するアイコン57がフォーカスされていることから、液晶ディスプレイ17に表示される表示画面上において、ショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報を指示するアイコンがフォーカスされていると判定される。
【0245】
ステップS82においてショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報を指示するアイコンがポップアップ表示されていないと判定された場合、主制御部31は、ユーザにより押下された操作キー14のうちの例えば確定キーが押下された操作を無効とし、その後、処理はステップS59に戻り、ステップS59に以降の処理が繰り返される。
【0246】
ステップS82においてショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報を指示するアイコンがポップアップ表示されていると判定された場合、主制御部31はステップS83で、ユーザにより例えば確定キーが押下された際にフォーカスがされていたアイコン(またはアイコンの一部の領域)に予め対応付けられた機能(例えばメール送受信履歴機能や発着信履歴機能、電卓機能など)を起動する。
【0247】
例えば図12に示されるように、表示画面56−aが表示されていて、かつ、ポップアップ表示されているアイコン57の「着信あり 10件」の領域がフォーカスされている際に、ユーザにより例えば確定キーが押下されると、ユーザにより例えば確定キーが押下された際にフォーカスがされていたアイコン57の「着信あり 10件」の領域に予め対応付けられた機能(発着信履歴機能)が起動されて、表示画面56−aは表示画面58−cに遷移し、発着信履歴画面が表示される。その後、発着信履歴画面上において発着信に関する種々の処理が実行される。
【0248】
具体的には、表示画面58−cの発着信履歴画面を用いて、例えば10件の不在着信のうちの所望の3件の不在着信の内容が表示されて、ユーザにより、この3件の不在着信が確認される。
【0249】
ステップS84において、主制御部31は、ユーザにより例えば確定キーが押下された際にフォーカスがされていたアイコン(の一部の領域)に予め対応付けられた機能(例えばメール送受信履歴機能や発着信履歴機能など)を終了する。
【0250】
ステップS85において、主制御部31は、ユーザにより操作キー14のうちの例えば確定キーが押下されることで、表示画面上においてフォーカスされているショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報の確認が指示されたと判断し、読み出された未確認情報報知管理情報において管理されている未確認情報の件数を更新する。
【0251】
具体的には、表示画面56−aが表示されていて、かつ、ポップアップ表示されているアイコン57の「着信なり 10件」の領域がフォーカスされている際に、ユーザにより例えば確定キーが押下された場合、図5[H]に示される未確認情報報知管理情報は、例えば図5[J]に示される未確認情報報知管理情報に更新され、未確認情報の種別が「不在着信」である未確認情報のうち、ショートカット機能よりも優先度が高い件数が「10」件から「7」件に更新される。
【0252】
これにより、ユーザによりショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報の確認がされた場合、ショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報の件数などが管理されている未確認情報報知管理情報を更新することができる。従って、以降の表示制御処理において更新された未確認情報報知管理情報に基づいて、すでにユーザにより確認された未確認情報の報知をキャンセルすることができる。
【0253】
その後、処理はステップS52に進み、ステップS52において新たに更新された未確認情報報知管理情報が読み出され、ステップS53以降の処理において、読み出された未確認情報報知管理情報に基づいて表示制御処理が繰り返し実行される。
【0254】
一方、ステップS81においてユーザにより操作キー14のうちの例えば確定キーが押下されていないと判定された場合、主制御部31はステップS86で、操作入力制御部33を介して、ユーザにより操作キー14のうちの例えば終話キー(終話・電源キー)が押下されたか否かを判定する。
【0255】
ステップS86においてユーザにより操作キー14のうちの例えば終話キー(終話・電源キー)が押下されたと判定された場合、主制御部31はステップS87で、液晶ディスプレイ17に表示される表示画面上に、ショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報を指示するアイコンがポップアップ表示されているか否かを判定する。
【0256】
例えば図11の表示画面56−aにおいては、ショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報を指示するアイコン57がフォーカスされていることから、液晶ディスプレイ17に表示される表示画面上において、ショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報を指示するアイコンがフォーカスされていると判定される。
【0257】
ステップS87においてショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報を指示するアイコンがポップアップ表示されていないと判定された場合、主制御部31は、ユーザにより押下された操作キー14のうちの例えば確定キーが押下された操作を無効とし、その後、処理はステップS59に戻り、ステップS59に以降の処理が繰り返される。
【0258】
ステップS87においてショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報を指示するアイコンがポップアップ表示されていると判定された場合、主制御部31はステップS88で、ユーザにより操作キー14のうちの例えば終話キーが押下されることで、ショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報を指示するアイコンがポップアップ表示されているにもかかわらず、ショートカット機能の使用などの方がより優先されたと判断し、ショートカット機能よりも優先度が高く設定されている未確認情報の優先度を、ショートカット機能よりも低く設定する。
【0259】
ステップS89において、主制御部31は、読み出された未確認情報報知管理情報において管理されている未確認情報の件数を更新する。具体的には、例えば図5[H]に示される未確認情報報知管理情報は、図5[K]に示される未確認情報報知管理情報に更新され、未確認情報の種別が「不在着信」である未確認情報のうち、ショートカット機能よりも優先度が高い件数が「10」件から「0」件に更新されるとともに、ショートカット機能よりも優先度が低い件数が「0」件から「10」件に更新される。未確認情報の種別が「新着メール」である未確認情報のうち、ショートカット機能よりも優先度が高い件数が「5」件から「0」件に更新されるとともに、ショートカット機能よりも優先度が低い件数が「2」件から「7」件に更新される。未確認情報の種別が「伝言」である未確認情報のうち、ショートカット機能よりも優先度が高い件数が「3」件から「0」件に更新されるとともに、ショートカット機能よりも優先度が低い件数が「0」件から「3」件に更新される。
【0260】
ステップS90において、主制御部31は、LCD制御部36を制御し、液晶ディスプレイ17に表示されている表示画面のポップアップ表示(ショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報を指示するアイコンのポップアップ表示)を液晶ディスプレイ17に消去させる。液晶ディスプレイ17は、LCD制御部36の制御に従い、液晶ディスプレイ17に表示されている表示画面のポップアップ表示(ショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報を指示するアイコンのポップアップ表示)を消去する。
【0261】
例えば図12の場合、表示画面56−aは表示画面58−fに遷移し、表示画面56−aに表示されていたポップアップ表示(ショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報を指示するアイコンのポップアップ表示)は消去され、表示画面58−fにおいては表示されない。
【0262】
ステップS91において、主制御部31は、LCD制御部36を制御し、液晶ディスプレイ17の低優先度未確認情報表示領域に表示される、ショートカット機能よりも優先度が低く設定されているアイコンの表示を更新させる。液晶ディスプレイ17は、LCD制御部の制御に従い、液晶ディスプレイ17の低優先度未確認情報表示領域に表示される、ショートカット機能よりも優先度が低く設定されているアイコンの表示を更新する。
【0263】
例えば図12の場合、表示画面56−aは表示画面56−fに遷移し、表示画面56−fにおいては、表示画面56−aにおいてポップアップ表示されていたアイコン57に対応する少なくともアイコン54−3乃至54−5の3つが低優先度未確認情報γに追加されて表示される。これにより、ユーザは、操作キー14のうちの例えば終話キーを押下したことで、ショートカット機能よりも優先度が高く設定されている未確認情報の優先度がショートカット機能よりも低く設定され、ショートカット機能よりも優先度が低く設定されている未確認情報が少なくとも5件になったことを知ることができる。
【0264】
なお、すでに上述したように、ショートカット機能よりも優先度が低い未確認情報が複数存在し、低優先度未確認情報表示領域γに一度に表示することができないような場合には、直近に記憶された未確認情報をまず表示して、ユーザにより操作キー14が操作されることにより順次液晶ディスプレイ17に対して左右方向にスライドさせて表示する。図12の表示画面58−fの場合、低優先度未確認情報表示領域γに実際に表示されるべきアイコンは20個(10+7+3=20)存在することになる。これにより、たとえ低優先度未確認情報表示領域γに一度に表示することができない数の未確認情報が存在したとしても、順次、ユーザに報知することができる。
【0265】
その後、処理はステップS52に進み、ステップS52において新たに更新された未確認情報報知管理情報が読み出され、ステップS53以降の処理において、読み出された未確認情報報知管理情報に基づいて表示制御処理が繰り返し実行される。
【0266】
なお、図12の場合、表示画面58−fは、図9および図10の表示制御処理がさらに実行されることにより、表示画面58−g乃至658−rに遷移するが、この遷移の説明については図11[B]に示される表示画面56−e乃至56−lの遷移の説明と基本的には同様であり、その説明は繰り返しになるので省略する。
【0267】
本発明の実施形態においては、待ち受け画面を表示する際に、ショートカット機能表示領域および低優先度未確認情報表示領域を設け、表示画面(待ち受け画面)上のショートカット機能表示領域に予め設定されたショートカット機能を指示するアイコンを表示し、表示画面(待ち受け画面)上の低優先度未確認情報表示領域にショートカット機能よりも優先度が低い未確認情報を指示するアイコンを表示するとともに、表示画面(待ち受け画面)上にショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報を指示するアイコンをポップアップ表示することができる。
【0268】
そして、ショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報を指示するアイコンがポップアップ表示されている際に、ユーザにより操作キー14のうちの例えば終話キーが押下されることで、ショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報を指示するアイコンがポップアップ表示されているにもかかわらず、ショートカット機能の使用などの方がより優先されたと判断し、ショートカット機能よりも優先度が高く設定されている未確認情報の優先度を、ショートカット機能よりも低く設定することができるとともに、表示されていたポップアップ表示を消去することができる。また、ショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報を指示するアイコンがポップアップ表示されている際に、ユーザにより操作キー14のうちの例えばショートカット機能が割り当てられたキー(例えばsoftキーや所定の数字キーなど)が押下されることで、ショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報を指示するアイコンがポップアップ表示されているにもかかわらず、ショートカット機能の使用などの方がより優先されたと判断し、ショートカット機能よりも優先度が高く設定されている未確認情報の優先度を、ショートカット機能よりも低く設定することができる。
【0269】
また、設定された優先度に基づいて、記憶部47に記憶されている未確認情報報知管理情報を更新することができる。さらに、ポップアップ表示されている、ショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報を指示するアイコンの一部の領域がフォーカスされている際に、ユーザにより操作キー14のうちの例えば確定キーが押下されることで、表示画面上においてフォーカスされているショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報の確認が指示されたと判断し、読み出された未確認情報報知管理情報において管理されている未確認情報の件数を更新することができる。
【0270】
これにより、液晶ディスプレイ17に表示される表示画面の高優先度未確認情報表示領域と低高優先度未確認情報表示領域のアイコンの表示を更新することができるとともに、表示画面(待ち受け画面)上にショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報を指示するアイコンがポップアップ表示されている場合であっても、ショートカット機能表示領域、および、低優先度未確認情報表示領域)に表示されているアイコンに適宜フォーカスを移動することができる。
【0271】
従って、ユーザは、ショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報があるために、表示画面(待ち受け画面)上にショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報を指示するアイコンがポップアップ表示されている場合であっても、ショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報を確認することなく、直ちに、所望のショートカット機能などを起動させることができる。
【0272】
その結果、携帯電話機1の操作性を向上させることができる。
【0273】
ところで、例えば図6または図9および図10のフローチャートを参照して説明した表示制御処理が、ユーザにより携帯電話機1が操作されることにより、例えば携帯電話機1が閉じられた状態から開けられた状態になされた後、開始された場合に、ショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報を指示するアイコンが高優先度未確認情報表示領域に表示されたり、ポップアップ表示されたりしたにもかかわらず、その後に、ユーザにより携帯電話機1が操作されることにより、例えば携帯電話機1が開けられた状態から閉じられた状態になされたとき、これらのショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報の確認が無視されたと判断し、これらの未確認情報の優先度をショートカット機能よりも低く設定するようにしてもよい。以下、この方法を用いた携帯電話機における表示制御処理について説明する。
【0274】
なお、説明を簡略化するために、図6のフローチャートを用いた表示制御処理の場合にこの方法を適用した表示制御処理についてのみ説明するが、図9および図10のフローチャートを用いた表示制御処理の場合にこの方法を適用した表示制御処理についても基本的には同様である。
【0275】
図13および図14のフローチャートを参照して、図3の携帯電話機1における表示制御処理について説明する。なお、図13および図14のステップ101乃至S134の処理は、図6のステップS11乃至S44の処理と同様であり、その説明は繰り返しになるので省略する。
【0276】
ステップS129においてユーザにより操作キー14のうちの例えばショートカット機能が割り当てられたキーが押下されたと判定された場合、主制御部31はステップS135で、携帯電話機1の所定の位置に内蔵された磁気センサ19a乃至19dからの検知信号に基づいて、携帯電話機1の状態が閉じられた状態になったか否かを判定する。
【0277】
ステップS135において携帯電話機1の状態が閉じられた状態になったと判定された場合、主制御部31はステップS136で、読み出された未確認情報報知管理情報に基づいて、ショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報があるか否かを判定する。
【0278】
ステップS136において例えばショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報があると判定された場合、主制御部31はステップS137で、ショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報を指示するアイコンが高優先度未確認情報表示領域に表示されているにもかかわらず、これらのショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報の確認が無視されたと判断し、ショートカット機能よりも優先度が高く設定されている未確認情報の優先度を、ショートカット機能よりも低く設定する。
【0279】
ステップS138において、主制御部31は、読み出された未確認情報報知管理情報において管理されている未確認情報の件数を更新する。具体的には、例えば図5[E]に示される未確認情報報知管理情報は、図5[F]に示される未確認情報報知管理情報に更新され、未確認情報の種別が「不在着信」である未確認情報のうち、ショートカット機能よりも優先度が高い件数が「2」件から「0」件に更新されるとともに、ショートカット機能よりも優先度が低い件数が「0」件から「2」件に更新される。
【0280】
ステップS136において例えばショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報はないと判定された場合、ステップS137乃至S138の処理はスキップされ、未確認情報報知管理情報の更新処理は行われない。
【0281】
一方、ステップS135において携帯電話機1が閉じられた状態になってはないと判定された場合(すなわち、携帯電話機1が開けられたいずれかの状態であると判定された場合)、処理はステップS109に戻り、ステップS109以降の処理が繰り返される。
【0282】
これにより、例えばショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報を指示するアイコンが高優先度未確認情報表示領域に表示されたり、ポップアップ表示されたりした場合に、ユーザにより携帯電話機1が開けられた状態から閉じられた状態になされると、ショートカット機能よりも優先度が高く設定されている未確認情報の優先度をショートカット機能よりも低く設定することができ、未確認情報報知管理情報を更新することができる。また、液晶ディスプレイ17に表示される表示画面の高優先度未確認情報表示領域と低高優先度未確認情報表示領域のアイコンの表示を直ちに更新することができる。
【0283】
従って、ユーザは、これらの未確認情報を確認する必要がない、あるいは、後日確認しようと考えたとき、ただ単に携帯電話機1を開けられた状態から閉じられた状態に変更するだけで、ショートカット機能よりも優先度が高く設定されている未確認情報の優先度をショートカット機能よりも低く設定させることができ、未確認情報報知管理情報を更新させることができ、液晶ディスプレイ17に表示される表示画面の高優先度未確認情報表示領域と低高優先度未確認情報表示領域のアイコンの表示を直ちに更新させることができる。
【0284】
その結果、携帯電話機1における操作性をより向上させることができる。
【0285】
なお、図4のフローチャートを参照して説明した未確認情報報知管理情報更新処理においては、例えばユーザの不在時に着信があった場合に着信に対して通話が行われずに、その着信が切断された場合や、新たなメールの受信動作が完了した際に、ユーザによりそのメール内容の表示が指示されなかった場合などに、未確認情報を生成し、生成された未確認情報の優先度をすべてショートカット機能よりも高く設定し、設定された優先度に基づいて、未確認情報報知管理情報(未確認情報の報知を管理する情報)を更新するようにしたが、このような場合に限られず、例えばユーザが携帯電話機1を操作している最中にこのような新たな未確認情報が生成された場合において、ユーザにより新たな未確認情報の優先度をショートカット機能よりも低く設定するとの指示がなされると、新たな未確認情報の優先度をショートカット機能よりも低く設定し、未確認情報報知管理情報を更新するようにしてもよい。
【0286】
図15のフローチャートを参照して、携帯電話機1における他の未確認情報報知管理情報更新処理について説明する。なお、図15のステップS144、S145、S148、S149、およびS150の処理は図4のステップS1乃至S5の処理と同様であり、その説明は繰り返しになるので適宜省略する。
【0287】
ステップS141において、主制御部31は、LCD制御部36を制御し、ユーザにより予め設定された待ち受け画面(ユーザにより予め設定されていない場合には、デフォルトの待ち受け画面)を液晶ディスプレイ17に表示させる。液晶ディスプレイ17は、LCD制御部36を制御し、ユーザにより予め設定された待ち受け画面を表示する。
【0288】
ステップS142において、主制御部31は、変復調回路部39、送受信回路部43、およびアンテナ44を介して、他の携帯電話機1などから着信があったか否かを判定する。
【0289】
ステップS142において他の携帯電話機1などから着信があったと判定された場合、主制御部31はステップS143で、LCD制御部36を制御し、着信画面を液晶ディスプレイ17に表示させる。液晶ディスプレイ17は、LCD制御部36の制御に従い、着信画面を表示する。
【0290】
ステップS146において、主制御部31は、操作入力制御部33を介して、ユーザにより操作キー14のうちの例えばsoftキー(例えばsoft1キーやsoft2キーなど)が押下されることで、新たな未確認情報の優先度をショートカット機能よりも低く設定するとの指示が受け付けられたか否かを判定する。
【0291】
ステップS146において新たな未確認情報の優先度をショートカット機能よりも低く設定するとの指示が受け付けられたと判定された場合、主制御部31はステップS147で、生成された新たな未確認情報の優先度を、予め設定されたショートカット機能よりも低く設定する。
【0292】
一方、ステップS146において新たな未確認情報の優先度をショートカット機能よりも低く設定するとの指示が受け付けられたと判定された場合、主制御部31はステップS147で、生成された新たな未確認情報の優先度を、予め設定されたショートカット機能よりも高く設定する。
【0293】
その後、ステップS149に進み、ステップS150において記憶部47に記憶されている未確認情報報知管理情報が更新される。
【0294】
ステップS151において、主制御部31は、操作入力制御部33を介して、ユーザにより操作キー14のうちの例えば終話キー(終話・電源キー)が押下されることで、他の携帯電話機1などから着信が切断されたか否かを判定し、他の携帯電話機1などから着信が切断されたと判定するまで待機する。
【0295】
ステップS151において他の携帯電話機1などから着信が切断されたと判定された場合、未確認情報報知管理情報は終了する。
【0296】
これにより、例えばユーザが携帯電話機1を操作している最中にこのような新たな未確認情報が生成された場合において、ユーザにより新たな未確認情報の優先度をショートカット機能よりも低く設定するとの指示がなされると、新たな未確認情報の優先度をショートカット機能よりも低く設定し、未確認情報報知管理情報を更新することができる。従って、図6または図9および図10のフローチャートを参照して説明した表示制御処理を実行するまでもなく、ユーザの好みに応じて、直接的に、かつ、簡単に新たな未確認情報の優先度をショートカット機能よりも低く設定することができる。その結果、携帯電話機1における操作性をより向上させることができる。
【0297】
なお、図15のフローチャートを参照して説明した未確認情報報知管理情報更新処理においては、新たな着信があった場合について説明したが、新たなメールを受信した場合においては、図16の未確認情報報知管理情報更新処理が実行される。図16のステップS161乃至S170の処理は図15のステップS141乃至S150の処理と基本的には同様であり、その説明は繰り返しになるので省略する。
【0298】
ところで、例えばすでにユーザにより確認された確認情報(例えば着信やメールなど)を、ユーザの好みに応じて、未確認情報に追加するようにしてもよい。以下、この方法を用いた未確認情報追加処理について説明する。
【0299】
図17のフローチャートを参照して、図3の携帯電話機1における未確認情報追加処理について説明する。この未確認情報追加処理は、着信履歴画面が液晶ディスプレイ17に表示されたときから開始される。
【0300】
ステップS181において、主制御部31は、LCD制御部31を制御し、着信履歴画面を液晶ディスプレイ17に表示させる。液晶ディスプレイ17は、LCD制御部36の制御に従い、着信履歴画面を表示する。
【0301】
ステップS182において、主制御部31は、操作入力制御部33を介して、ユーザにより操作キー14のうちの例えば上下キー(上キーまたは下キー)が押下されたか否かを判定する。
【0302】
ステップS182においてユーザにより操作キー14のうちの例えば上下キー(上キーまたは下キー)が押下されたと判定された場合、主制御部31はステップS183で、LCD制御部36を制御し、液晶ディスプレイ17に表示されるフォーカスの位置を移動させる。液晶ディスプレイ17は、LCD制御部36の制御に従い、液晶ディスプレイ17に表示されるフォーカスの位置を移動する。これにより、ユーザが所望する着信内容を表示させることができる。
【0303】
その後、処理はステップS181に進み、ステップS181以降の処理が繰り返し行われる。
【0304】
ステップS182においてユーザにより操作キー14のうちの例えば上下キー(上キーまたは下キー)が押下されていないと判定された場合、主制御部31はステップS184で、操作入力制御部33を介して、ユーザにより操作キー14のうちの例えばsoftキー(soft1キーやsoft2キーなど)が押下されることで、現在フォーカスされている着信を、未確認情報に追加するとの指示が受け付けられたか否かを判定する。
【0305】
ステップS184において現在フォーカスされている着信を、未確認情報に追加するとの指示が受け付けられたと判定された場合、主制御部31はステップS185で、追加するとの指示が受け付けられた未確認情報の優先度をショートカット機能よりも低く設定する。
【0306】
ステップS186において、主制御部31は、主制御部31は、記憶部47に記憶されている未確認情報報知管理情報(未確認情報の報知を管理するための情報)を読み出す。
【0307】
例えば図5[G]に示されるような未確認情報報知管理情報が読み出される。
【0308】
ステップS187において、主制御部31は、追加された未確認情報の優先度(すなわち、ショートカット機能よりも低く設定された優先度)に基づいて、未確認情報報知管理情報を更新する。
【0309】
例えば図5[G]に示される未確認情報報知管理情報は、図5[L]に示される未確認情報報知管理情報に更新される。すなわち、未確認情報の種別が「不在着信」である未確認情報のうち、ショートカット機能よりも優先度が低い未確認情報の件数が「0」件から「1」件に更新される。
【0310】
これにより、その後の図6または図9および図10のフローチャートを参照して説明した表示制御処理において、更新された未確認情報報知管理情報に基づいて未確認情報のユーザへの報知が行われ、低優先度未確認情報表示領域にさらに追加されてアイコンが表示される。従って、ユーザは、たとえすでに確認した確認情報(例えば着信やメールなど)であっても、例えば返信などを忘れないように、必要に応じて確認することができる。その結果、携帯電話機1における操作性をより向上させることができる。
【0311】
ステップS184において現在フォーカスされている着信を、未確認情報に追加するとの指示が受け付けられていないと判定された場合、主制御部31はステップS188で、操作入力制御部33を介して、ユーザにより操作キー14のうちの例えば終話キーが押下されたか否かを判定する。
【0312】
ステップS188においてユーザにより操作キー14のうちの例えば終話キーが押下されていないと判定された場合、処理はステップS182に戻り、ステップS182以降の処理が繰り返される。
【0313】
ステップS188においてユーザにより操作キー14のうちの例えば終話キーが押下されたと判定された場合、主制御部31はステップS189で、LCD制御部36を制御し、液晶ディスプレイ17に表示されている着信履歴画面の表示を終了させる。液晶ディスプレイ17は、LCD制御部36の制御に従い、着信履歴画面の表示を終了する。
【0314】
ステップS190において、主制御部31は、LCD制御部36を制御し、主制御部31は、LCD制御部36を制御し、ユーザにより予め設定された待ち受け画面(ユーザにより予め設定されていない場合には、デフォルトの待ち受け画面)を液晶ディスプレイ17に表示させる。液晶ディスプレイ17は、LCD制御部36を制御し、ユーザにより予め設定された待ち受け画面を表示する。
【0315】
その後、未確認情報追加処理は終了する。
【0316】
なお、図17のフローチャートを参照して説明した未確認情報追加処理においては、すでにユーザにより確認された着信を未確認情報として追加する場合について説明したが、すでにユーザにより確認されたメールを未確認情報として追加する場合には、図18の未確認情報追加処理が実行される。図18のステップS181乃至S190の処理は図15のステップS191乃至S200の処理と基本的には同様であり、その説明は繰り返しになるので省略する。
【0317】
なお、本発明の実施形態において用いられたアイコン(ショートカット機能よりも優先度が高い未確認情報を指示するアイコンなど)を「指示情報」と定義する。
【0318】
なお、本発明は、携帯電話機1以外にも、PDA(Personal Digital Assistant)、パーソナルコンピュータ、携帯型ゲーム機、携帯型音楽再生機、携帯型動画再生機、その他の情報処理装置にも適用することができる。
【0319】
また、本発明の実施形態において説明した一連の処理は、ソフトウェアにより実行させることもできるが、ハードウェアにより実行させることもできる。
【0320】
さらに、本発明の実施形態では、フローチャートのステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理の例を示したが、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別実行される処理をも含むものである。
【符号の説明】
【0321】
1…携帯電話機、11…ヒンジ、12…第1の筐体、13…第2の筐体、14…操作キー、15…マイクロフォン、16…サイドキー、17…液晶ディスプレイ、18…スピーカ、19a乃至19d…磁気センサ、20(20−1および20−2)…LED、21…CCDカメラ、22…サブディスプレイ、23…静電タッチパッド、31…主制御部、32…電源回路部、33…操作入力制御部、34…画像エンコーダ、35…カメラI/F部、36…LCD制御部、37…画像デコーダ、38…多重分離部、39…変復調回路部、40…音声コーデック、41…メインバス、42…同期バス、43…送受信回路部、44…アンテナ、45…記録再生部、46…メモリカード、47…記憶部、48…音楽制御部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
待ち受け画面上に表示される指示情報をフォーカスするフォーカス手段と、
前記待ち受け画面上において選択されることで予め対応付けられた所定の機能を起動させるショートカット機能を指示する第1の指示情報を前記待ち受け画面上に表示する第1の表示手段と、
未確認着信情報または未確認メール情報を指示する第2の指示情報を前記待ち受け画面上に表示する第2の表示手段とを備え、
前記待ち受け画面上に前記第1の指示情報と前記第2の指示情報が同時に表示された状態で前記フォーカス手段によって前記第1の指示情報がフォーカスされ、前記第1の指示情報により指示されるショートカット機能が実行された後に待ち受け画面に復帰した場合、前記フォーカス手段は、前記第1指示情報と前記第2の指示情報のいずれもフォーカスしないことを特徴とする情報処理装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【公開番号】特開2009−259293(P2009−259293A)
【公開日】平成21年11月5日(2009.11.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−185937(P2009−185937)
【出願日】平成21年8月10日(2009.8.10)
【分割の表示】特願2006−332385(P2006−332385)の分割
【原出願日】平成18年12月8日(2006.12.8)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】