説明

情報出力装置、情報出力システム、情報出力方法、およびプログラム

【課題】従来、業務用パッケージソフトウェアに関する定期発送物や、改正プログラム発送時期、発送状況等について、個別のお客様別にお知らせする手段がなく、お客様が直接お電話等でお問い合わせ頂き確認していただいていたという課題があった。
【解決手段】アプリケーションを実行する実行部12と、アプリケーションの画像を、ウインドウを出力する出力部13と、アプリケーションに関する部材発送情報出力指示を受け付ける入力受付部14と、この出力指示に従って、指定されたWEBサーバに、部材発送情報ページの出力に用いられる部材発送情報の送信を要求する部材発送情報の要求情報を送信する要求送信部15と、要求送信部15が送信した要求情報に応じてWEBサーバから送信される部材発送情報を受信する部材発送情報受信部16とを備え、出力部13は、実行部12の実行結果が表示されるウインドウと別ウインドウで部材発送情報ページを出力する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、業務用パッケージアプリケーションソフトウェアのメニューから業務用パッケージアプリケーションソフトウェアに関する部材の発送情報を出力する情報出力装置等に関するものである。
【背景技術】
【0002】
業務用パッケージソフトウェアに関する定期発送物や、改正プログラム発送時期、発送状況等について、個別のお客様別にお知らせする手段がなく、お客様が直接お電話等でお問い合わせ頂き確認していただいていた。
【0003】
当社のホームページなどで、製品別の大まかな発送時期等はお知らせされていたが、個別のお客様に対する各発送物等の明確な到着日付をお知らせすることができなかった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、個別のお客様に対して、お使いになっている業務用パッケージソフトウェアに関する定期発送物や、改正プログラム発送時期、発送状況等について、明確な到着日付お知らせするという課題があった。
【0005】
さらに、個別のお客様に対して、お使いになっている業務用パッケージソフトウェアに関する定期発送物や、改正プログラム発送時期、発送状況等について、お知らせする手段として業務用パッケージアプリケーションソフトウェアと一のウィンドウに出力するという課題があった。
【0006】
業務パッケージソフトウェア特有の、税制改正等の対応プログラムの発送時期、発送状況等について、お客様の申告期限等で一刻をあらそう製品については、特に発送時期、発送状況等に関する情報が必要という課題があった。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の情報出力装置は、業務用パッケージアプリケーションソフトウェアが格納され得るアプリケーション格納部と、アプリケーション格納部に格納されている業務用パッケージアプリケーションソフトウェアを実行する実行部と、実行部が実行する業務用パッケージアプリケーションソフトウェアの画像を、ウインドウ内で出力する出力部と、実行部が実行する業務用パッケージアプリケーションソフトウェアに関する部材発送情報ページを出力する指示である部材発送情報出力指示を受け付ける入力受付部と、入力受付部が受け付けた部材発送情報出力指示に従って、予め指定されたWEBサーバに、部材発送情報ページの出力に用いられる情報である部材発送情報の送信を要求する情報である部材発送情報の要求情報を送信する要求送信部と、要求送信部が送信した部材発送情報の要求情報に応じてWEBサーバから送信される部材発送情報を受信する部材発送情報受信部とを備え、出力部は、業務パッケージアプリケーションソフトウェアの画像が出力されるウインドウと同じウインドウ内に、部材発送情報受信部が受信した部材発送情報を用いた部材発送情報ページを出力する情報出力装置である。
【0008】
かかる構成により、実行中の業務用パッケージアプリケーションソフトウェアと、当該業務用パッケージアプリケーションソフトウェアに関する部材発送の情報とを、一のウインドウに出力することができ、お客様(以下、ユーザと称す)に、業務用パッケージアプリケーションソフトウェアに関する部材の発送情報を、明確に、よりタイムリーに提供することができる。
【0009】
また、本発明の情報出力装置は、前記情報出力装置において、業務用パッケージアプリケーションソフトウェアは、業務用パッケージアプリケーションソフトウェアの識別情報であるアプリケーション識別情報と対応付けられてアプリケーション格納部に格納されており、要求送信部は、実行部が実行している業務用パッケージアプリケーションソフトウェアに対応付けられているアプリケーション識別情報を、部材発送情報の要求情報と対応付けて送信し、部材発送情報受信部は、要求送信部が送信したアプリケーション識別情報に対応する部材発送情報を受信する情報出力装置である。
【0010】
かかる構成により、例えば、複数の業務用パッケージアプリケーションソフトウェアに対応した部材発送情報を提供可能なWEBサーバから、部材発送情報出力指示に対応した業務用パッケージアプリケーションソフトウェアの部材発送情報を選択的に取得することができ、業務用パッケージアプリケーションソフトウェアに対応した部材発送情報ページを出力することができる。
【0011】
また、本発明の情報出力装置は、前記情報出力装置において、入力受付部は、ユーザの識別情報であるユーザ識別情報を更に受け付け、要求送信部は、実行部が実行している業務用パッケージアプリケーションソフトウェアに対応付けられているアプリケーション識別情報を、部材発送情報の要求情報およびユーザ識別情報と対応付けて送信し、部材発送情報受信部は、要求送信部が送信したアプリケーション識別情報とユーザ識別情報とに対応する部材発送情報を受信する情報出力装置である。
【0012】
かかる構成により、ユーザ識別情報に対応した部材発送情報を出力することができる。
【0013】
また、本発明の情報出力装置は、前記情報出力装置において、ユーザ識別情報は、ユーザの属性値であるユーザ属性値と対応付けられており、部材発送情報受信部は、ユーザ識別情報に対応したユーザ属性値に応じて内容が異なる部材発送情報を受信する情報出力装置である。
【0014】
かかる構成により、ユーザ識別情報に対応したユーザ属性値に応じた内容の部材発送情報ページを出力することができる。
【0015】
また、本発明の情報出力装置は、前記情報出力装置において、ユーザ識別情報は、ユーザの属性値であるユーザ属性値と対応付けられており、部材発送情報受信部は、ユーザ識別情報に対応したユーザ属性値に応じて表示態様が異なる部材発送情報を受信する情報出力装置である。
【0016】
かかる構成により、ユーザ識別情報に対応したユーザ属性値に応じて表示態様が異なる部材発送情報ページを出力することができる。
【0017】
また、本発明の情報出力装置は、前記情報出力装置において、部材発送情報は、部材発送情報ページに配置されるコンテンツを示す情報である部材発送情報コンテンツ情報であり、業務用パッケージアプリケーションソフトウェアに対応した部材発送情報ページのテンプレート情報であって、1以上の部材発送情報を識別する情報である部材発送情報識別情報と、部材発送情報が配置される領域を示す情報である配置領域情報と、部材発送情報を提供可能なWEBサーバを指定する情報であるサーバ指定情報と、が対応付けられたテンプレート情報が格納され得るテンプレート情報格納部を更に備え、要求送信部は、入力受付部が受け付けた部材発送情報出力指示に従って、実行部が実行している業務用パッケージアプリケーションソフトウェアに対応付けられているテンプレート情報に対応付けられている1以上の部材発送情報識別情報を、各部材発送情報識別情報と対応付けられているサーバ指定情報が指定するWEBサーバに、部材発送情報の要求情報と対応付けて送信し、部材発送情報受信部は、要求送信部が部材発送情報識別情報を送信した送信先のWEBサーバから、部材発送情報識別情報に対応した部材発送情報を受信し、出力部は、部材発送情報受信部が受信した部材発送情報を、実行部が実行している業務用パッケージアプリケーションソフトウェアに対応付けられているテンプレート情報の、部材発送情報に対応した部材発送情報識別情報に対応した配置領域情報が示す配置領域に配置した部材発送情報ページを生成し、出力する情報出力装置である。
【0018】
かかる構成により、複数のWEBサイトが提供する部材発送情報を、一の部材発送情報ページで表示することができる。
【0019】
また、本発明の情報出力装置は、前記情報出力装置において、入力受付部は、ユーザの属性値であるユーザ属性値と対応付けられた、ユーザの識別情報であるユーザ識別情報を更に受け付け、要求送信部は、入力受付部が受け付けた部材発送情報出力指示に従って、実行部が実行している業務用パッケージアプリケーションソフトウェアに対応付けられているテンプレート情報に対応付けられている部材発送情報識別情報を、各部材発送情報識別情報と対応付けられているサーバ指定情報が指定するWEBサーバに、部材発送情報の要求情報およびユーザ識別情報と対応付けて送信し、部材発送情報受信部は、要求送信部が送信した部材発送情報識別情報とユーザ識別情報に対応したユーザ属性値とに応じて内容が異なる部材発送情報を受信する情報出力装置である。
【0020】
かかる構成により、ユーザ識別情報に対応したユーザ属性値に応じた内容の部材発送情報ページを出力することができる。
【0021】
また、本発明の情報出力装置は、前記情報出力装置において、入力受付部は、ユーザの属性値であるユーザ属性値と対応付けられた、ユーザの識別情報であるユーザ識別情報を更に受け付け、要求送信部は、入力受付部が受け付けた部材発送情報出力指示に従って、実行部が実行している業務用パッケージアプリケーションソフトウェアに対応付けられているテンプレート情報に対応付けられている部材発送情報識別情報を、各部材発送情報識別情報と対応付けられているサーバ指定情報が指定するWEBサーバに、部材発送情報の要求情報およびユーザ識別情報と対応付けて送信し、部材発送情報受信部は、要求送信部が送信した部材発送情報識別情報とユーザ識別情報に対応したユーザ属性値とに応じて表示態様が異なる部材発送情報を受信する情報出力装置である。
【0022】
かかる構成により、ユーザ識別情報に対応したユーザ属性値に応じて表示態様が異なる部材発送情報ページを出力することができる。
【0023】
また、本発明の情報出力システムは、情報出力装置と、WEBサーバとを備えた情報出力システムであって、情報出力装置は、業務用パッケージアプリケーションソフトウェアが格納され得るアプリケーション格納部と、アプリケーション格納部に格納されている業務用パッケージアプリケーションソフトウェアを実行する実行部と、実行部が実行する業務用パッケージアプリケーションソフトウェアの画像を、ウインドウ内で出力する出力部と、実行部が実行する業務用パッケージアプリケーションソフトウェアに関する部材発送情報ページを出力する指示である部材発送情報出力指示を受け付ける入力受付部と、入力受付部が受け付けた部材発送情報出力指示に従って、WEBサーバに、部材発送情報ページの出力に用いられる情報である部材発送情報の送信を要求する情報である部材発送情報の要求情報を送信する要求送信部と、要求送信部が送信した部材発送情報の要求情報に応じてWEBサーバから送信される部材発送情報を受信する部材発送情報受信部とを備え、出力部は、業務用パッケージアプリケーションソフトウェアの画像が出力されるウインドウと同じウインドウ内に、部材発送情報受信部が受信した部材発送情報を用いた部材発送情報ページを出力するものであり、WEBサーバは、情報出力装置が送信する部材発送情報の要求情報を受信するWEBサーバ側受信部と、WEBサーバ側受信部が受信した部材発送情報の要求情報に応じた部材発送情報を取得する部材発送情報取得部と、部材発送情報取得部が取得した部材発送情報を、情報出力装置に送信するWEBサーバ側送信部とを備えた情報出力システムである。
【0024】
かかる構成により、実行中の業務用パッケージアプリケーションソフトウェアと、当該業務用パッケージアプリケーションソフトウェアに関する部材発送情報とを、一のウインドウに出力することができ、ユーザに、業務用パッケージアプリケーションソフトウェアに関する部材発送情報を、明確に、よりタイムリーに提供することができる。
【発明の効果】
【0025】
本発明による情報出力装置等によれば、実行中の業務用パッケージアプリケーションソフトウェアと、当該業務用パッケージアプリケーションソフトウェアに関する部材発送情報とを、一のウインドウに出力することができ、ユーザに、業務用パッケージアプリケーションソフトウェアに関する部材発送情報を、明確に、よりタイムリーに提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本発明の実施の形態1における情報出力システムのブロック図
【図2】同情報出力装置の動作について説明するフローチャート
【図3】同WEBサーバの動作について説明するためのフローチャート
【図4】同情報出力システムの概念図
【図5】同情報出力システムの動作を説明するための、アプリケーション管理表を示す図
【図6】同情報出力システムの動作を説明するための、表示例を示す図
【図7】同情報出力システムの動作を説明するための、表示例を示す図
【図8】同情報出力システムの動作を説明するための、ユーザ属性値管理表を示す図
【図9】同情報出力システムの動作を説明するための、テンプレート情報管理表を示す図
【図10】同情報出力システムの動作を説明するための、テンプレートを模式的に示す図
【図11】同情報出力システムの動作を説明するための、部材発送情報コンテンツ管理表を示す図
【図12】同情報出力システムの動作を説明するための、部材発送情報ページの表示例を示す図
【図13】同情報出力システムの動作を説明するための、テンプレートを模式的に示す図
【図14】同情報出力システムの動作を説明するための、部材発送情報ページの表示例を示す図
【図15】本発明の実施の形態2における情報出力システムのブロック図
【図16】同情報出力装置の動作について説明するフローチャート
【図17】同WEBサーバの動作について説明するフローチャート
【図18】同情報出力システムの概念図
【図19】同情報出力システムの動作を説明するための、テンプレート情報管理表を示す図
【図20】同情報出力システムの動作を説明するための、テンプレートを模式的に示す図
【図21】同情報出力システムの動作を説明するための、部材発送情報コンテンツ管理表を示す図
【図22】同情報出力システムの動作を説明するための、部材発送情報ページの表示例を示す図
【図23】同実施の形態におけるコンピュータシステムの外観の一例を示す図
【図24】同実施の形態におけるコンピュータシステムの構成の一例を示す図
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下、情報出力装置等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
【実施例1】
【0028】
図1は、本実施の形態における情報出力システム100のブロック図である。
【0029】
情報出力システム100は、情報出力装置1、及びWEBサーバ5を備えている。なお、ここでは、WEBサーバ5が一つである場合について説明するが、WEBサーバ5は複数であっても良い。
【0030】
情報出力装置1は、アプリケーション格納部11、実行部12、出力部13、入力受付部14、要求送信部15、及び部材発送情報受信部16を備えている。
【0031】
WEBサーバ5は、WEBサーバ側受信部51、部材発送情報コンテンツ格納部52、テンプレート情報格納部53、部材発送情報取得部54、WEBサーバ側送信部55、およびユーザ属性値格納部56を備えている。
【0032】
情報出力システム100は、例えば、情報出力装置1が実行する業務用パッケージアプリケーションソフトウェア(以下、アプリケーションと称す)に関する部材発送情報ページを出力するためのシステムである。情報出力システム100において、情報出力装置1およびWEBサーバ5は、通信回線やインターネット等のネットワーク等を介して、情報の送受信が可能となるよう接続されている。情報出力装置1およびWEBサーバ5は、例えば、インターネットや、無線や有線のLAN等のネットワークで接続されていてもよいし、ブルートゥース(登録商標)等の近距離無線通信により接続されていてもよく、各装置間の接続方法は問わない。また、情報の送受信の手段は、通信手段でも、放送手段等でも良い。
【0033】
情報出力装置1は、例えば、アプリケーションを実行するとともに、当該アプリケーションに関する部材発送情報ページを表示する装置である。情報出力装置1は、例えば、コンピュータや携帯情報端末や携帯電話等である。情報出力装置1は、例えば、企業や組織の主幹業務のシステム等の一部を構成していると考えても良い。かかることは他の実施の形態においても同様である。ただし、情報出力装置1がどのような用途や目的の装置であっても良い。
【0034】
アプリケーション格納部11は、1以上のアプリケーションが格納され得る。アプリケーションとは、コンピュータの利用者が、コンピュータ上で実行したい特定の作業を行うために使用されるソフトウェアであり、例えばコンピュータ上で実行させたい作業を実施する機能を直接的に有するソフトウェアである。アプリケーションとは、例えば、企業等の主幹業務等に関する処理を行うソフトウェアであり、会計ソフトや人事管理ソフトや販売管理ソフト等である。また、ここで述べるアプリケーションは、サーバと協調して、あるいはサーバと一体として動作するソフトウェアであっても良く、例えば、いわゆるサーバクライアント型のアプリケーションであっても良い。この場合、情報出力装置1は、例えば、クライアント端末等であっても良い。アプリケーションは、例えば、アプリケーションの識別情報であるアプリケーション識別情報と対応付けられてアプリケーション格納部11に格納されている。アプリケーション識別情報は、例えば、製品名であっても良いし、製品コード等であっても良いし、製造番号等であっても良いし、アプリケーションのバージョン情報等であってもよい。また、これらの情報の2以上を適宜組み合わせた情報であっても良い。
【0035】
アプリケーションと、アプリケーション識別情報とはどのように対応付けられていても良い。例えば、業務用パッケージアプリケーションソフトウェアと、当該アプリケーションに対応するアプリケーション識別情報との組を、一のレコードの複数の項目として管理する管理情報等を用いて管理されても良い。この管理情報は、例えばアプリケーション格納部11や、図示しない格納部等に格納しておくようにすればよい。また、アプリケーションと、当該アプリケーションに対応するアプリケーション識別情報とは、物理的に同じ記憶媒体に格納されていても良いが、アプリケーション格納部11が物理的に異なる記憶媒体により構成される場合、それぞれの記憶媒体に格納されていても良い。なお、かかることは、他の格納部等に互いに対応付けられて格納されている2以上の情報に関しても同様である。また、アプリケーション格納部11には、アプリケーションの実行時に利用される情報等が、アプリケーションと対応付けて格納されていても良い。アプリケーション格納部11にアプリケーションが記憶される過程は問わない。アプリケーション格納部11は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
【0036】
実行部12は、アプリケーション格納部11に格納されているアプリケーションを実行する。例えば、実行部12は、後述する入力受付部14が受け付けた指示に応じた処理を実行する。実行部12の処理の結果に応じて、適宜、後述する要求送信部15や出力部13や、図示しない送信部等から情報が送信あるいは出力される。また、実行部12は、後述する部材発送情報受信部16や図示しない受信部等から受信した情報を用いて、所望の処理を行う。実行部12は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。実行部12の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
【0037】
出力部13は、実行部12が実行するアプリケーションの画像を、ウインドウ内に出力する。ここで述べるアプリケーションの画像とは、アプリケーションについて画面等に表示されるもののことであり、例えば画面に表示される文字等も含む。特に、出力部13は、実行部12が実行するアプリケーションの画像が出力されるウインドウと同じウインドウ内に、後述する部材発送情報受信部16が受信した部材発送情報を用いた部材発送情報ページを出力する。ウインドウとは、例えば、一のアプリケーションに割り当てられる画像出力用の領域である。通常、マルチタスクオペレーティングシステムでは複数のアプリケーションが同時に動作するため、ウィンドウでそれぞれのアプリケーションに出力用の画面領域が割り当てられる。なお、アプリケーションの画像をウインドウに出力すること等は、公知技術であるので、ここでは説明を省略する。なお、アプリケーションの画像が表示される一のウインドウは、複数のフレームに分割されていて、一のアプリケーションに関する複数の画面がそれぞれのフレームに表示されても良い。実行部12が実行するアプリケーションの画像とは、例えば、実行部12がアプリケーションを実行した実行結果の画像である。ただし、ここで述べる実行結果は、アプリケーションによる最終的な実行結果でなくても良く、アプリケーションを実行している中途の結果等であってもよい。出力部13は、例えば、アプリケーションを起動させた場合の起動中の画像や起動後の画像等を出力する。また、アプリケーション上でカーソル等を動かした場合に、移動後のカーソルの画像を出力したり、業務用パッケージアプリケーションソフトウェア上でボタン等が押された場合に、ボタンが押された画像を出力する。業務用パッケージアプリケーションソフトウェアの画像は、通常、業務用パッケージアプリケーションソフトウェアの実行に応じて、随時書き換えられる。出力部13は、複数の業務用パッケージアプリケーションソフトウェアが、実行部12で実行されている場合、それぞれの業務用パッケージアプリケーションソフトウェアの画像を、別ウィンドウで出力する。
【0038】
部材発送情報ページを出力するとは、部材発送情報ページの画像の情報を出力することと考えてもよい。ここで述べる製品とは、製品として提供されるアプリケーションである。ここで述べる部材発送情報とは、具体的には、製品であるアプリケーションを利用するユーザに、アプリケーションに関連する定期発送物や、改正プログラム発送時期、発送状況等をお知らせするサービスである。部材発送情報は、例えば、ユーザのご使用になられるアプリケーションに関するもの(プログラムのバージョンアップの情報の発送や不具合対応プログラムの発送情報の通知や、不具合対応プログラムの提供時期、アプリケーションに関する税制改正や法改正の内容等の時事情報や、セミナー情報の案内の発送等)や、お客様が使用されている製品に関連するもの(伝票用紙などのサプライ用品、オプション製品等に関する発送情報)等である。部材発送情報ページとは、部材発送情報に関する情報が配置されたページである。部材発送情報ページは、上述したような部材発送情報として提供される発送物に関する情報や、部材発送情報に関して提供されるデータをダウンロード可能なページであっても良い。部材発送情報ページは、アプリケーションやアプリケーションの登録ユーザに対してサービスを提供するためのページと考えても良い。部材発送情報ページは、部材発送情報のインデックス情報を示すページや、部材発送情報を検索するためのページであっても良い。ここで述べる部材発送情報ページの画像とは、部材発送情報ページについて画面等に表示されるもののことであり、例えば画面に表示される文字等も含む。ここで述べる出力とは、具体的には、表示のための出力である。同じウインドウ内に出力するとは、アプリケーションの画像と、部材発送情報ページとを切り替えて、同じウインドウ内に出力することであっても良い。また、同じウインドウ内において、アプリケーションの画像と、部材発送情報ページとを並べて出力することであっても良い。また、並べて出力する場合、少なくとも一方の画像をトリミングして出力しても良い。また、アプリケーションの画像が出力される一のウインドウが、複数のフレームに分割されている場合、異なるフレーム内に、アプリケーションの画像と、部材発送情報ページとを出力するようにしても良い。
【0039】
出力部13は、具体的には、部材発送情報を用いて部材発送情報ページの画像を作成し出力する。出力部13は、後述する部材発送情報受信部16が受信した部材発送情報を用いて部材発送情報ページの画像をどのように作成しても良い。例えば、部材発送情報が、部材発送情報のコンテンツが配置されたHTMLファイルや、HTMLファイルと当該HTMLページにリンクされている画像情報との組合せのように、部材発送情報ページを表示するためのWEBページの情報である場合、出力部13が、当該WEBページの情報を解析し、レンダリングすることで、部材発送情報ページの画像情報を作成しても良い。なお、WEBページの情報を用いて画像情報を作成する処理および構成は、通常のWEBブラウザの処理および構成として公知の技術であるための、ここでは詳細な説明は省略する。なお、部材発送情報を用いて、部材発送情報ページを表示するための画像を作成する処理は、実行部12が行うようにし、作成した画像を出力部13が受け取るようにしても良い。なお、HTMLファイルの代わりに、XMLファイル等の他のマークアップ言語で作成された情報を用いるようにしてもよい。
【0040】
ここで述べる出力とは、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタへの印字、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念である。なお、プログラムとは、コンピュータの行う処理(演算・動作・通信など)の手順を指示したもののことである。出力部13は、ディスプレイ等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。出力部13は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
【0041】
入力受付部14は、実行部12が実行する業務用パッケージアプリケーションソフトウェアに関する部材発送情報ページを出力する指示である部材発送情報出力指示を受け付ける。実行部12が実行する業務用パッケージアプリケーションソフトウェアとは、例えば、現在実行中の業務用パッケージアプリケーションソフトウェアである。入力受付部14は、ユーザ等が入力する部材発送情報ページ出力指示をどのように受け付けるかは問わない。例えば、マウス等の操作によって、業務用パッケージアプリケーションソフトウェアの画像上における部材発送情報ページを表示するためのボタン等が押された場合に、当該業務用パッケージアプリケーションソフトウェアに関する部材発送情報ページ出力指示を受け付ける。また、メニュー画面やメニュー項目等の操作によって、部材発送情報ページ出力指示を受け付けても良い。
【0042】
入力受付部14は、部材発送情報出力指示に加えて、業務用パッケージアプリケーションソフトウェアを実行しているユーザの識別情報であるユーザ識別情報を更に受け付けてもよい。なお、この場合のユーザ識別情報は、業務用パッケージアプリケーションソフトウェアや、情報出力装置1を利用する際に入力されたログイン時のユーザ識別情報であっても良い。ユーザ識別情報を受け付けるタイミングと、部材発送情報出力指示を受け付けるタイミングや順序等は問わない。例えばログイン時のユーザ識別情報が図示しない記憶媒体等に格納されるようにし、部材発送情報出力指示を受け付けた際に、当該格納されたユーザ識別情報が読み出されても良い。ユーザ識別情報は、例えばユーザの名前であっても良いし、社員番号等であっても良いし、ユーザが設定した任意の文字列や数字列等であってもよい。
【0043】
また、入力受付部14は、ユーザの属性値であるユーザ属性値と対応付けられたユーザ識別情報を更に受け付けてもよい。この場合の、ユーザ属性値とユーザ識別情報と対応付けは、通常、後述するWEBサーバ5内で行われていればよく、ユーザ属性値の情報は、情報出力装置1内に格納されていなくて良い。ユーザ属性値については、後述する。
【0044】
また、入力受付部14は、アプリケーションを実行する指示や、アプリケーションや、情報出力装置1に関するログイン時に入力されるユーザIDやパスワード等を受け付けても良い。
【0045】
ここで述べる受け付けとは、キーボードやマウス、タッチパネルなどの入力デバイスから入力された情報の受け付け、有線もしくは無線の通信回線を介して送信された情報の受信、光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなどの記録媒体から読み出された情報の受け付けなどを含む概念である。部材発送情報出力指示等の入力手段は、テンキーやキーボードやマウスやメニュー画面によるもの等、何でも良い。入力受付部14は、テンキーやキーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
【0046】
要求送信部15は、入力受付部14が受け付けた部材発送情報出力指示に従って、予め指定されたWEBサーバ5に、部材発送情報ページの出力に用いられる情報である部材発送情報の送信を要求する情報である部材発送情報の要求情報を送信する。部材発送情報については後述する。部材発送情報の要求情報は、例えば、部材発送情報を要求する命令等を含む情報である。部材発送情報の要求情報は、例えば、WEBサーバ5において、部材発送情報を送信するトリガーとなり得る情報であってもよい。例えば、部材発送情報の要求情報とは、単にWEBサーバ5の所定のディレクトリの所定のファイル名のファイルを要求する情報でも良い。例えば、後述するWEBサーバ5のテンプレート情報格納部53に格納されているテンプレート情報を指定する情報であっても良い。部材発送情報の要求情報には、部材発送情報を指定する情報が含まれていても良いし、含まれていなくても良い。予め指定されたWEBサーバ5は、業務用パッケージアプリケーションソフトウェア毎に指定されていても良いし、業務用パッケージアプリケーションソフトウェアの実行している処理や、出力している画面等に対応付けて指定されていても良い。WEBサーバ5の指定は、例えば、WEBサーバ5のアドレス情報、例えばURLやIPアドレス等を用いて行われる。要求送信部15は、部材発送情報の要求情報を、インターネット等を介して送信する。
【0047】
また、要求送信部15は、実行部12が実行している業務用パッケージアプリケーションソフトウェアに対応付けられているアプリケーション識別情報を、アプリケーション格納部11等から読み出して、部材発送情報の要求情報と対応付けて送信してもよい。
【0048】
また、要求送信部15は、実行部12が実行している業務用パッケージアプリケーションソフトウェアに対応付けられているアプリケーション識別情報と、部材発送情報の要求情報および上述したユーザ識別情報とを対応付けて、予め指定されたWEBサーバ5に送信してもよい。要求送信部15は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されても良い。
【0049】
部材発送情報受信部16は、要求送信部15が送信した部材発送情報の要求情報に応じてWEBサーバ5から送信される部材発送情報を受信する。部材発送情報は、部材発送情報ページの出力に用いられる情報である。例えば、部材発送情報は、部材発送情報ページの画像を作成可能な情報である。この実施の形態においては、部材発送情報は、例えば、テキスト等により構成される部材発送情報のコンテンツ情報(以下部材発送情報コンテンツ情報と称す)が配置されたHTMLファイルや、当該HTMLファイルと当該HTMLページにリンクされている画像情報等との組合せのように、部材発送情報ページの画像を作成可能なWEBページの情報である。HTMLファイルの代わりに、XMLファイル等の他のマークアップ言語が用いられても良い。部材発送情報コンテンツ情報とは、例えば、部材発送情報の具体的な内容(発送内容、発送物、発送時期等)を示す情報である。部材発送情報コンテンツ情報は、ここでは、WEBページ上に配置可能な情報であればよく、例えば、テキスト情報や、画像情報や、WEBページ上で動作可能なアプリケーション等で構成される。この画像情報は、静止画像であっても、動画像であっても良い。
【0050】
なお、部材発送情報受信部16は、要求送信部15が送信したアプリケーション識別情報に対応する部材発送情報を受信してもよい。ただし、部材発送情報受信部16は、結果的に、要求送信部15が送信したアプリケーション識別情報に対応する部材発送情報を受信できればよい。
【0051】
また、部材発送情報受信部16は、要求送信部15が送信したアプリケーション識別情報とユーザ識別情報とに対応する部材発送情報を受信してもよい。ただし、部材発送情報受信部16は、結果的に、要求送信部15が送信したアプリケーション識別情報とユーザ識別情報とに対応する部材発送情報を受信できればよい。
【0052】
また、部材発送情報受信部16は、要求送信部15が送信したユーザ識別情報に対応したユーザ属性値に応じて内容が異なる部材発送情報を受信してもよい。ユーザ属性値については後述する。ただし、部材発送情報受信部16は、結果的に、要求送信部15が送信したユーザ識別情報に対応したユーザ属性値に応じて内容が異なる部材発送情報を受信できればよい。例えば、WEBサーバ5のテンプレート情報格納部53に格納されているテンプレート情報が、ユーザ属性値と対応付けられており、各テンプレート情報に配置される部材発送情報コンテンツ情報が、異なるユーザ属性値と対応付けられたテンプレート情報間で異なる場合、要求送信部15が送信したユーザ識別情報に対応したユーザ属性値に応じたテンプレート情報を用いてWEBサーバ5が作成したWEBページが部材発送情報受信部16に送信されることで、結果的に、部材発送情報受信部16は、要求送信部15が送信したユーザ識別情報に対応したユーザ属性値に応じて部材発送情報コンテンツ情報が異なる、即ち部材発送情報の内容が異なる部材発送情報を受信できる。
【0053】
部材発送情報受信部16は、要求送信部15が送信したユーザ識別情報に対応したユーザ属性値に応じて表示態様が異なる部材発送情報を受信してもよい。ユーザ属性値については後述する。表示態様が異なるとは、部材発送情報ページの外観が異なることである。具体的には、部材発送情報ページを構成するテキストや画像の内容ではなく、部材発送情報ページのフォントやフォントサイズ等のフォントの表示属性が異なることや、ページの背景色や、テキストや画像の配置等のページの表示属性等が異なることである。外観が異なる部材発送情報とは、部材発送情報に含まれるフォントについての表示属性を指定する情報や、ページの表示属性を指定する情報等が異なる部材発送情報である。部材発送情報ページのフォントやページ等の表示属性は、いわゆるCSS等で指定されていてもよい。ただし、部材発送情報受信部16は、結果的に、要求送信部15が送信したユーザ識別情報に対応したユーザ属性値に応じて表示態様が異なる部材発送情報を受信できればよい。例えば、WEBサーバ5のテンプレート情報格納部53に格納されているテンプレート情報が、ユーザ属性値と対応付けられており、各テンプレート情報が示す部材発送情報ページの表示態様が、異なるユーザ属性値と対応付けられたテンプレート情報間で異なる場合、要求送信部15が送信したユーザ識別情報に対応したユーザ属性値に応じたテンプレート情報を用いてWEBサーバ5が作成したWEBページが部材発送情報受信部16に送信されることで、結果的に、部材発送情報受信部16は、要求送信部15が送信したユーザ識別情報に対応したユーザ属性値に応じて表示態様が異なる部材発送情報を受信できる。
【0054】
部材発送情報受信部16は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されても良い。
【0055】
WEBサーバ5は、例えば、情報出力装置1に、部材発送情報ページの出力に用いられる情報である部材発送情報を送信する装置である。WEBサーバ5は、具体的には、HTML文書や画像などの情報を蓄積しておき、クライアント装置からの要求に応じて、インターネット等のネットワークを通じて、これらの情報を送信するサーバ装置である。ただし、WEBサーバ5が送信するデータは、上記以外のどのようなデータであっても良い。
【0056】
WEBサーバ側受信部51は、情報出力装置1から送信される部材発送情報の要求情報を受信する。また、WEBサーバ側受信部51は、部材発送情報の要求情報と、当該部材発送情報の要求情報に対応付けられて送信されるアプリケーション識別情報とを受信してもよい。また、WEBサーバ側受信部51は、部材発送情報の要求情報と対応付けられて送信されるアプリケーション識別情報とユーザ識別情報とを受信してもよい。WEBサーバ側受信部51は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されても良い。
【0057】
部材発送情報コンテンツ格納部52には、部材発送情報コンテンツ情報が格納され得る。部材発送情報コンテンツ格納部52には、部材発送情報コンテンツ情報と、部材発送情報コンテンツ情報の識別情報である部材発送情報識別情報とが対応付けて格納されていても良い。部材発送情報コンテンツ情報は、上述したように、部材発送情報の具体的な内容を示す情報である。ここでは、例として、部材発送情報コンテンツ情報は、WEBページ上に配置可能な情報であればよく、例えば、テキスト情報や、画像情報や、WEBページ上で動作可能なアプリケーション等で構成される。この画像情報は、静止画像であっても、動画像であっても良い。部材発送情報コンテンツ格納部52に部材発送情報コンテンツ情報が蓄積される過程は問わない。部材発送情報コンテンツ格納部52は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
【0058】
テンプレート情報格納部53には、部材発送情報ページのテンプレート情報であって、1以上の部材発送情報コンテンツ情報が配置される領域を示す情報である配置領域情報が対応付けられたテンプレート情報が1以上格納され得る。テンプレート情報は、部材発送情報ページの作成に用いられるテンプレート情報である。具体的には、テンプレート情報の配置領域情報が示す領域には、後述した部材発送情報取得部54が取得した部材発送情報コンテンツ情報が配置される。部材発送情報ページは、ここでは例えば、WEBページの情報である。WEBページの情報とは、WEBページとして、いわゆるWEBブラウザ等で表示させることが可能な情報である。WEBページの情報とは、例えばHTMLファイル等で構成される情報である。配置領域情報は、配置される領域の位置を示すことが可能な情報であればよく、例えば、配置される領域の上方や、下方や、左や、右等の少なくとも一つ以上を指定可能な情報であっても良い。また、配置領域情報は、WEBページや他の部材発送情報コンテンツ情報が配置される領域に関する、部材発送情報コンテンツ情報が配置される位置の座標を示す情報であっても良いし、他の部材発送情報コンテンツ情報が配置される領域に関する配列順番等を指定する情報であっても良い。なお、部材発送情報コンテンツ情報が、例えば、情報の種類や、時期等を示す属性値を有しているようにし、1以上の配置領域情報に、これらの属性値を指定する情報が対応付けられているようにしても良い。例えば、部材発送情報コンテンツ情報が、ユーザ登録情報という属性値と、アプリケーション関連情報という属性値と対応付けられており、テンプレート情報の配置領域情報にも同様の属性値が対応付けられているようにしても良い。この場合、ユーザ登録情報という属性値と対応付けられた配置領域情報が示す領域には、後述する部材発送情報取得部54が取得した部材発送情報コンテンツ情報のうちの、ユーザ登録情報という属性値と対応付けられたものが配置される。また、アプリケーション関連情報という属性値と対応付けられた配置領域情報が示す領域には、後述する部材発送情報取得部54が取得した部材発送情報コンテンツ情報のうちの、アプリケーション関連情報という属性値と対応付けられたものが配置される。また、部材発送情報コンテンツ情報が、複数のデータベースや格納部等に格納されている場合、テンプレート情報の各配置領域情報には、配置される部材発送情報コンテンツ情報の検索先となるデータベースや格納部等を指定する情報が配置されていても良い。この場合、例えば、後述する部材発送情報は、各配置領域情報が示す配置領域に配置される部材発送情報コンテンツ情報を、配置領域情報に対応付けられた検索先となるデータベース等を指定する情報が示すデータベースから検索するようにしても良い。
【0059】
テンプレート情報は、ユーザ属性値と対応付けられて格納されていても良い。また、テンプレート情報は、アプリケーション識別情報と対応付けられて、テンプレート情報格納部53に格納されていても良い。また、テンプレート情報は、アプリケーション情報と、ユーザ属性値とに対応付けられて格納されていても良い。ユーザ属性値は、ユーザ識別情報が示すユーザの属性を示す値である。ユーザ属性値は、ユーザ識別情報と対応付けられて、後述するユーザ属性値格納部56に格納されている。具体的には、例えば、ユーザ属性値は、ユーザのアプリケーションに関する保守等に関する契約形態に関する属性を示す値である。例えば、ユーザが無料サポート会員であるか、有料サポート会員であるか否か等の保守契約の形態を示す値である。また、ユーザが企業ユーザであるか、個人ユーザであるかを示す値であっても良い。また、ユーザ属性値は、ユーザの経験値や知識や、職種や業種等についての属性を示す値であっても良い。例えば、ユーザがアプリケーションについての知識および経験が豊富であるか否かを示す値等であってもよい。また、ユーザが属するグループを示す情報と考えても良い。ユーザ識別情報とユーザ属性値とは一対一で対応している必要はなく、多対一で対応していても良い。
【0060】
なお、異なるユーザ属性値に対応した複数のテンプレート情報や、異なるアプリケーション識別情報に対応した複数のテンプレート情報は、それぞれ異なる表示態様のテンプレート情報であることが好ましい。
【0061】
テンプレート情報格納部53にテンプレート情報が蓄積される過程は問わない。テンプレート情報格納部53は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
【0062】
部材発送情報取得部54は、部材発送情報ページの出力に用いられる情報である部材発送情報を取得する。具体的には、部材発送情報ページの画像を作成するために用いられる部材発送情報を取得する。特に、この実施の形態においては、例として、部材発送情報が、WEBページの情報である場合を例に挙げて説明する。
【0063】
部材発送情報取得部54は、どのように部材発送情報を取得しても良い。例えば、図示しない格納部等に予め格納されている部材発送情報を読み出して取得しても良い。具体的には、図示しない格納部等に、予め、アプリケーション識別情報と、当該アプリケーション識別情報が示すアプリケーションに関する部材発送情報とを対応付けて格納しておき、WEBサーバ側受信部51が部材発送情報の要求情報を受信した場合に、部材発送情報取得部54は、当該部材発送情報の要求情報と対応付けて送信されたアプリケーション識別情報をWEBサーバ側受信部51から取得し、取得したアプリケーション識別情報と一致するアプリケーション識別情報と対応付けられた部材発送情報を読み出すことで部材発送情報を取得しても良い。
【0064】
あるいは以下のように、部材発送情報を取得しても良い。例えば、図示しない格納部等に、予め、アプリケーション識別情報と、ユーザ属性値と、部材発送情報とを対応付けて格納しておく。そして、WEBサーバ側受信部51が部材発送情報の要求情報を受信した場合に、部材発送情報取得部54は、当該部材発送情報の要求情報と対応付けて送信されたアプリケーション識別情報と、ユーザ識別情報とをWEBサーバ側受信部51から取得する。部材発送情報取得部54は、当該WEBサーバ側受信部51から取得したユーザ識別情報と対応付けられたユーザ属性値を、ユーザ属性値格納部56にユーザ識別情報と対応付けられて格納されているユーザ属性値から取得する。そして、取得したユーザ属性値とアプリケーション識別情報とが一致する、ユーザ属性値とアプリケーション識別情報とに対応付けられた部材発送情報を読み出すことで部材発送情報を取得しても良い。なお、ここでの一致は完全一致であっても、部分一致であっても良い。
【0065】
また、部材発送情報取得部54は、例えば、テンプレート情報格納部53に格納されているテンプレート情報を用いて動的に部材発送情報を作成しても良い。具体的には、テンプレート情報格納部53に、予め、テンプレート情報を格納しておき、WEBサーバ側受信部51が部材発送情報の要求情報を受信した場合に、部材発送情報取得部54は、テンプレート情報をテンプレート情報格納部53から読み出す。ここでの一致は完全一致であっても、部分一致であっても良い。あるいは、テンプレート情報格納部53に、予め、ユーザ識別情報と、テンプレート情報とを対応付けて格納しておき、WEBサーバ側受信部51が部材発送情報の要求情報を受信した場合に、部材発送情報取得部54は、当該部材発送情報の要求情報と対応付けて送信されたユーザ識別情報をWEBサーバ側受信部51から取得する。部材発送情報取得部54は、当該WEBサーバ側受信部51から取得したユーザ識別情報と対応付けられたユーザ属性値を、ユーザ属性値格納部56にユーザ識別情報と対応付けられて格納されているユーザ属性値から取得する。そして、取得したユーザ属性値と一致するユーザ属性値と対応付けられたテンプレート情報を検索等によりテンプレート情報格納部53から読み出す。なお、ここで述べる一致は、完全一致であっても部分一致であっても良い。
【0066】
また、部材発送情報コンテンツ格納部52に、予め、アプリケーション識別情報、また、ユーザ属性値、あるいはアプリケーション識別情報およびユーザ属性値に対応付けられた部材発送情報コンテンツ情報を格納しておくようにする。そして、部材発送情報取得部54は、部材発送情報取得部54が取得したアプリケーション識別情報、あるいはアプリケーション識別情報とユーザ属性値との組合せに対応する部材発送情報コンテンツ情報を部材発送情報コンテンツ格納部52から検索等により取得し、取得した部材発送情報コンテンツ情報を、上記のように、テンプレート情報格納部53から読み出したテンプレート情報等に配置して部材発送情報を作成しても良い。なお、例えば、部材発送情報コンテンツ情報が、ユーザ識別情報と対応付けられたユーザの登録情報等である場合には、上記のような部材発送情報コンテンツ情報の検索による取得には、ユーザ属性値の代わりに、ユーザ識別情報を用いても良い。ここでの配置は、リンクによる配置であっても良い。なお、テンプレート情報等を用いて、WEBページを動的に生成する技術等は、公知技術であるので、詳細な説明は省略する。部材発送情報取得部54は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。部材発送情報取得部54の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
【0067】
WEBサーバ側送信部55は、部材発送情報取得部54が取得した部材発送情報を、部材発送情報の要求情報の送信元となる情報出力装置1に送信する。送信元となる情報出力装置1は、例えば、WEBサーバ側受信部51が受信した部材発送情報の要求情報のヘッダ等に付与されている送信元の装置のIPアドレス等のアドレス情報を読み出すことにより取得可能である。WEBサーバ側送信部55は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されても良い。
【0068】
ユーザ属性値格納部56には、ユーザ属性値が、ユーザ識別情報と対応付けられて格納されている。例えば、ユーザ属性値とユーザ識別情報とは、対応するユーザ属性値とユーザ識別情報とを、一のレコードの複数の項目として管理する管理情報等を用いて管理されても良い。この管理情報は、例えばユーザ属性値格納部56や図示しない格納部等に格納しておくようにすればよい。ユーザ属性値と対応付けられたユーザ識別情報は、通常、ユーザ属性値格納部56に格納されるが、他の記憶媒体等に格納されても良い。ユーザ属性値格納部56は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
【0069】
次に、情報出力装置1の動作について図2のフローチャートを用いて説明する。
【0070】
(ステップS201)情報出力装置1は、アプリケーションの起動指示を受け付けたか否かを判断する。起動指示は、例えば、入力受付部14等で受け付ける。起動指示を受け付けた場合、ステップS202に進み、受け付けていない場合、ステップS201に戻る。
【0071】
(ステップS202)情報出力装置1は、ユーザ識別情報を受け付けたか否かを判断する。ここで受け付けるユーザ識別情報は、起動指示を受け付けたアプリケーションの認証に用いられる。ユーザ識別情報は、例えば、入力受付部14等で受け付ける。ユーザ識別情報を受け付けた場合、ステップS203に進み、受け付けていない場合、ステップS202に戻る。受け付けたユーザ識別情報は、例えば、図示しない記憶媒体等に一時記憶する。
【0072】
(ステップS203)実行部12は、ステップS201において受け付けた起動指示が示すアプリケーションを起動させる。なお、起動の際に、ステップS202において受け付けたユーザ識別情報を用いて認証処理を行うようにし、認証により、アプリケーションが利用可能なユーザであると判断された場合にのみアプリケーションの起動を行うようにし、判断されなかった場合、ステップS201に戻るようにしてもよい。なお、通常、出力部13は、起動したアプリケーションの画像等を一のウインドウ内に出力する。
【0073】
(ステップS204)入力受付部14は、実行部12が実行中のアプリケーションに関する部材発送情報出力指示を受け付けたか否かを判断する。実行中のアプリケーションは、起動中のアプリケーションと考えても良い。受け付けた場合、ステップS205に進み、受け付けていない場合、ステップS211に進む。
【0074】
(ステップS205)要求送信部15は、部材発送情報出力指示に対応するアプリケーションのアプリケーション識別情報を取得する。例えば、アプリケーション格納部11から、部材発送情報出力指示に対応するアプリケーションのアプリケーション識別情報を読み出す。
【0075】
(ステップS206)要求送信部15は、ステップS202において受け付けたユーザ識別情報から、部材発送情報出力指示に対応するアプリケーションを実行しているユーザのユーザ識別情報を取得する。
【0076】
(ステップS207)要求送信部15は、予め指定されているWEBサーバ5に対して、部材発送情報の要求情報と、ステップS205において取得したアプリケーション識別情報と、ユーザ識別情報とを対応付けて送信する。WEBサーバ5のURL等のアドレス情報は、ここでは図示しない格納部等に予め格納されているものとする。
【0077】
(ステップS208)部材発送情報受信部16は、部材発送情報を受信したか否かを判断する。ここで受信する部材発送情報は、ステップS207において送信したアプリケーション識別情報と、ユーザ識別情報とに対応した部材発送情報である。ただし、結果的に、アプリケーション識別情報と、ユーザ識別情報とに対応した部材発送情報が受信できれば良く、受信した部材発送情報が、アプリケーション識別情報と、ユーザ識別情報とに対応したものであるか否か等を特に判断する必要はない。受信した場合、ステップS209に進み、受信していない場合、ステップS208に戻る。
【0078】
(ステップS209)出力部13は、ステップS208において受信した部材発送情報を用いて、部材発送情報ページの画像を生成する。
【0079】
(ステップS210)出力部13は、ステップS209において生成した部材発送情報ページの画像を、アプリケーションの画像が出力されるウィンドウと同じウィンドウで表示する。例えば、一のウインドウ内で出力されているアプリケーションの画像を、ステップS209において生成した部材発送情報ページの画像で置き換えて出力する。あるいは、アプリケーションの画像が出力される一のウインドウを構成する複数フレームの一つを、部材発送情報ページの画像に置き換えて表示する。そして、ステップS204に戻る。
【0080】
(ステップS211)入力受付部14は、実行部12が実行中のアプリケーションについて指示を受け付けたか否かを判断する。この指示は、例えば、実行中のアプリケーションに所望の処理を実行させる指示である。この指示は、実行中のアプリケーションを終了する指示であってもよい。受け付けた場合、ステップS212に進み、受け付けていない場合、ステップS213に進む。
【0081】
(ステップS212)実行部12は、ステップS211において受け付けた指示に応じた処理を、アプリケーションに実行させる。そして、ステップS204に戻る。
【0082】
(ステップS213)入力受付部14は、出力されている部材発送情報ページの出力を終了する指示を受け付けたか否かを判断する。受け付けた場合、ステップS214に進み、受け付けていない場合、ステップS204に戻る。
【0083】
(ステップS214)出力部13は、ステップS210において出力した部材発送情報ページの出力を終了する。例えば、部材発送情報ページ出力前のアプリケーションの画像を出力する。そして、ステップS204に戻る。
【0084】
なお、図2のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
【0085】
図3は、WEBサーバ5の動作について説明するためのフローチャートである。
【0086】
(ステップS301)WEBサーバ側受信部51は、部材発送情報の要求情報と、当該部材発送情報の要求情報と対応付けられたアプリケーション識別情報とユーザ識別情報とを受信したか否かを判断する。受信した場合、ステップS302に進み、受信していない場合、ステップS301に戻る。
【0087】
(ステップS302)部材発送情報取得部54は、ステップS301において受信したユーザ識別情報と一致するユーザ識別情報と対応付けられたユーザ属性値を、検索等によりユーザ属性値格納部56から取得する。取得したユーザ属性値は、図示しない記憶媒体等に一時記憶する。
【0088】
(ステップS303)部材発送情報取得部54は、ステップS302において取得したユーザ属性値と一致するユーザ属性値と対応付けられたテンプレート情報を、検索等により、テンプレート情報格納部53から取得する。
【0089】
(ステップS304)部材発送情報取得部54は、ステップS303において取得したテンプレート情報に含まれる各配置領域情報が示す各配置領域について、ステップS301において受信したアプリケーション識別情報と、ステップS302において取得したユーザ属性値とに対応付けられた部材発送情報コンテンツ情報を、部材発送情報コンテンツ格納部52から検索により取得する。なお、各配置領域情報に、部材発送情報コンテンツ情報が格納されているデータベース等を指定する情報が対応付けられている場合、この情報により指定されたデータベースから、各配置領域に配置される部材情報コンテンツ情報を検索等により取得する。
【0090】
なお、予め、ステップS302において取得したユーザ属性値が、予め指定されたユーザ属性値と一致するか否かを判断し、一致する場合には、ステップS301において受信したアプリケーション識別情報と、ステップS302において取得したユーザ属性値とに対応付けられた部材発送情報コンテンツ情報を、部材発送情報コンテンツ格納部52から検索により取得するようにし、一致しない場合、全てのアプリケーション識別情報と対応付けられた部材発送情報コンテンツ情報の中から、ステップS302において取得したユーザ属性値に対応付けられた部材発送情報コンテンツ情報を取得するようにしても良い。あるいは、一致しない場合、全てのアプリケーション識別情報と対応付けられた部材発送情報コンテンツ情報の中から、ユーザ属性値に関係なく部材発送情報コンテンツ情報を取得するようにしても良い。
【0091】
(ステップS305)部材発送情報取得部54は、ステップS303において取得したテンプレート情報の各配置領域情報が示す各領域に、ステップS304において取得した部材発送情報コンテンツ情報を配置して部材発送情報を生成する。この部材発送情報は、具体的には、WEBページの情報である。
【0092】
(ステップS306)WEBサーバ側送信部55は、ステップS305において生成した部材発送情報を、部材発送情報の要求情報の送信元である情報出力装置1に送信する。そして、ステップS301に戻る。
【0093】
なお、図3のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
【0094】
(具体例1)
以下、本実施の形態における情報出力システム100の具体的な動作について説明する。情報出力システム100の概念図は図4である。ここでは例として、起動されるアプリケーションが業務処理のためのアプリケーションである場合を例に挙げて説明する。
【0095】
図5は、アプリケーション格納部11に格納されているアプリケーションを管理するアプリケーション管理表である。アプリケーション管理表は、「アプリケーション」と、「アプリケーション識別情報」、「部材発送情報アドレス」という項目を有している。「アプリケーション」は、アプリケーション格納部11に格納されているアプリケーションであり、例えばアプリケーションの実行ファイル等である。「アプリケーション識別情報」は、アプリケーション識別情報であり、ここでは、アプリケーションの製品名であるとする。「部材発送情報アドレス」は、部材発送情報の要求情報を送信する際に送信先を指定する情報として用いられるアドレス情報であり、ここでは、URLであるとする。一のレコードの「アプリケーション」と、「アプリケーション識別情報」と「部材発送情報アドレス」とは、互いに対応付けられているものとする。なお、「アプリケーション識別情報」と「部材発送情報アドレス」とは、対応するアプリケーションのプログラム内に埋め込まれていても良い。
【0096】
まず、ユーザが情報出力装置1に対して、アプリケーション格納部11に格納されているアプリケーションの一つである業務処理アプリケーションAを起動させる起動指示を与えたとする。実行部12は、業務処理アプリケーションをアプリケーション格納部11から読み出し、起動処理を行う。なお、ここでは、起動処理の途中に、図6に示すような、認証のためにユーザ識別情報とパスワード等を入力する画面を情報出力装置1の出力部13等に出力させ、入力受付部14に入力されるユーザ識別情報とパスワードによって、認証処理が行われ、ユーザが正規のユーザであると認証され、起動処理が続行され、起動が終了したとする。なお、認証時に入力されたユーザ識別情報は、「USER001」であったとし、このユーザ識別情報は、図示しない記憶媒体等に一時記憶される。認証処理については、公知技術であるのでここでは説明を省略する。
【0097】
図7は、業務処理アプリケーションAの起動直後の画像を示す図である。図において、業務処理アプリケーションAは、ウインドウ700内に表示されている。ウインドウ700は、ここでは、二つのフレームにより構成されており、ここでは、左のフレームを左フレーム701、右のフレームを右フレーム702と呼ぶ。それぞれのフレームには、業務処理アプリケーションAに関連する画像が表示可能であるものとし、ここでは、例えば、左フレーム701には、業務アプリケーションAのメニュー画像が表示され、右フレーム702には、業務アプリケーションAのサポートサービス画面が表示されます。
【0098】
ここで、ユーザが、図7に示した業務処理アプリケーションAの画像において、ウインドウ700の枠の右上部に表示されている「発送案内一覧を見る」という文字列が表示されている710を、マウス等を操作して押したとする。
【0099】
「発送案内一覧を見る」という文字列が表示されている710が押されることにより、入力受付部14は、当該文字列に対応付けられた部材発送情報出力指示を受け付ける。
【0100】
要求送信部15は、部材発送情報出力指示の受け付けに応じて、アプリケーション格納部11から、実行中のアプリケーションについてのアプリケーション識別情報である「業務処理アプリケーションA」を取得する。また、要求送信部15は、認証処理時に入力され、一時記憶されていたユーザ識別情報「USER001」を読み出す。また、要求送信部15は、予め指定されたWEBサーバのアドレス情報としては、アプリケーション格納部11から、実行中のアプリケーションに対応付けられている「部材発送情報アドレス」の値であるURLを取得する。ここでは、「http://www.aaaaa.co.jp/」というWEBサーバ5のURLが取得されたとする。そして、ユーザ識別情報「USER001」とアプリケーション識別情報である「業務処理アプリケーションA」とを部材発送情報の要求情報と対応付けて、取得したURLが示すWEBサーバ5に送信する。
【0101】
WEBサーバ5のWEBサーバ側受信部51は、情報出力装置1から送信される部材発送情報の要求情報と、ユーザ識別情報「USER001」と、アプリケーション識別情報である「業務処理アプリケーションA」とを受信する。
【0102】
図8は、ユーザ属性値格納部56に格納されているユーザ属性値を管理するためのユーザ属性値管理表を示す図である。ユーザ属性値管理表は、「ユーザ識別情報」と、「ユーザ属性値」という項目を有している。「ユーザ識別情報」は、情報出力装置1におけるアプリケーションの認証時等に入力されるユーザ識別情報に対応するユーザ識別情報である。「ユーザ属性」は、ユーザ属性値であり、ここでは、ユーザがアプリケーションを提供する企業と結んでいるサポート契約の種類を示す情報である。ここでは、「プロフェッショナル」は有償のサポート契約、「スタンダード」は、無償のサポート契約であるとする。
【0103】
部材発送情報取得部54は、図8に示したユーザ属性管理表において、「ユーザ識別情報」の値が、WEBサーバ側受信部51が受信したユーザ識別情報「USER001」と一致するレコードを検索する。ここでは、1行目のレコードが一致すると判断されるため、部材発送情報取得部54は、このレコードの「ユーザ属性」の値である「プロフェッショナル」を取得する。
【0104】
図9は、テンプレート情報格納部53に格納されているテンプレート情報を管理するテンプレート情報管理表である。テンプレート情報管理表は、「ユーザ属性」、「テンプレート」という項目を有している。「ユーザ属性」は、図8の「ユーザ属性」に相当する。「テンプレート」はテンプレート情報のファイル名を示している。
【0105】
次に、部材発送情報取得部54は、WEBサーバ側受信部51が受信したアプリケーション識別情報「業務処理アプリケーションA」を取得し、図9に示したテンプレート情報管理表において、「ユーザ属性」がユーザ属性管理表から取得した「プロフェッショナル」と一致し、「アプリケーション識別情報」がWEBサーバ側受信部51から取得した「業務処理アプリケーションA」と一致するレコードを検出する。ここでは、図9の2行目のレコードが一致するレコードと判断されるため、部材発送情報取得部54は、2行目のレコードの「テンプレート」の値「PROFESSIONAL_TMP」を、部材発送情報の作成に用いるテンプレート情報のファイル名として取得する。
【0106】
次に、部材発送情報取得部54は、テンプレート情報格納部53から、ファイル名が「PROFESSIONAL_TMP」であるテンプレート情報を読み出す。
【0107】
図10は、ファイル名が「PROFESSIONAL_TPL」であるテンプレート情報が示すWEBページのテンプレートを模式的に示す図である。実際には、図10に示すようなWEBページを表示可能なソースコードがテンプレート情報には含まれているものとする。図において、領域1000〜1005は、テンプレート情報の配置領域情報が示す領域である。領域1000〜1005内の「フォントサイズ=」、「行間=」、「文字間隔=」等は、領域内に配置される部材発送情報コンテンツ等の情報に適用される表示属性である。領域1000は、ユーザが利用しているアプリケーションに関する発送物に関する情報が公開された日付情報が配置される領域である。領域1001は、ユーザが利用しているアプリケーションに関する発送物の内容情報が配置される領域である。この領域に1001には、例えば、予め図示しない記憶媒体等に用意されたダウンロード情報や、アプリケーション識別情報を用いて図示しない記憶媒体等から検索されたダウンロード情報が配置されるものとする。領域1002は、ユーザが利用しているアプリケーションに関する発送物の発送日情報が配置される領域である。領域1003は、ユーザが利用しているアプリケーションに関する発送物の到着予定日情報が配置される領域である。領域1004は、ユーザが利用しているアプリケーションに関する発送物の荷物コードが配置される領域である。また、領域1005には、図示しない記憶媒体等の格納部等に、ユーザ識別情報等と対応付けて格納されているユーザの属する企業名の情報から、WEBサーバ側受信部51が受信したユーザ識別情報を検索キーとして検索により取得されたユーザの属する企業名の情報が配置される。
【0108】
図11は、部材発送情報コンテンツ格納部52に格納されている部材発送情報コンテンツ情報を管理している部材発送情報管理表である。部材発送情報管理表は、「アプリケーション識別情報」と、「ユーザ属性値」と、「部材発送情報コンテンツ情報」という項目を有している。「アプリケーション識別情報」は、アプリケーション識別情報である。「ユーザ属性値」は、ユーザ属性値である。「部材発送情報コンテンツ情報」は、部材発送情報コンテンツ情報であり、ここでは例として「発送物」「発送日」「到着予定日」「荷物コード」であるとする。
【0109】
ここでは、例として、まず、部材発送情報取得部54は、取得したユーザ属性値の値が、図示しない記憶媒体等に格納されている予め指定された値である「プロフェッショナル」と一致するか否かを判断する。ここでは一致するため、部材発送情報取得部54は、以下のように、アプリケーション識別情報と、ユーザ属性値とに対応付けられた部材発送情報コンテンツ情報を、部材発送情報コンテンツ格納部52から検索により取得する処理を行う。
【0110】
部材発送情報取得部54は、図11に示した部材発送情報コンテンツ管理表において、「アプリケーション識別情報」の値が、WEBサーバ側受信部51が受信したアプリケーション識別情報「業務処理アプリケーションA」と一致し、かつ、「ユーザ属性値」の値が、部材発送情報取得部54が取得したユーザ属性値「プロフェッショナル」と一致するレコードを検出し、当該レコードの「部材発送情報コンテンツ情報」の値である部材発送情報コンテンツ情報を取得する。例えば、部材発送情報コンテンツ情報を取得し、取得した部材発送情報コンテンツ情報を、ファイル名が「PROFESSIONAL_TMP」であるテンプレート情報の配置領域情報が示す領域1000〜1004に配置する。また、領域1005には、ユーザ識別情報「USER001」に対応する企業名である「BCDEF株式会社」等が検索等により取得され配置されたとする。このように、テンプレート情報の各領域に部材発送情報コンテンツ情報や、その他の情報を配置することで、部材発送情報取得部54は、部材発送情報ページを表示するための部材発送情報を作成される。最終的に作成された部材発送情報は、ここでは例として、HTMLファイルであるとする。なお、配置の際に、同一の配置領域情報が示す領域に配置される部材発送情報コンテンツ情報については、ユーザの指定等に応じて適宜並べ替えやソートが行われるようにしても良い。また、一の配置領域情報が示す領域に配置される部材発送情報コンテンツ情報として、アプリケーション識別情報とユーザ属性値とが一致する全てのレコードの部材発送情報コンテンツ情報を取得しても良いし、その一部のみを取得してもよい。
【0111】
そして、WEBサーバ側送信部55は、部材発送情報取得部54が作成した部材発送情報を部材発送情報の要求情報の送信元となる情報出力装置1に送信する。
【0112】
情報出力装置1の部材発送情報受信部16は、WEBサーバ5から送信される、要求送信部15が送信したユーザ識別情報とアプリケーション識別情報とに応じて作成された部材発送情報を受信する。
【0113】
出力部13は、受信した部材発送情報であるHTMLファイルをレンダリングして、部材発送情報ページの画像を構成する。
【0114】
図12は、部材発送情報ページの表示例を示す図である。これにより、ユーザは定期発送物や、改正プログラム発送時期、発送状況等について、サポートセンター等に個別にお問い合わせし、確認する必要がなくなり、ユーザに、業務用パッケージアプリケーションソフトウェアの発送物に関する部材発送情報を、明確に、よりタイムリーに提供することができる。
【0115】
ここで、例えば、WEBサーバ5に送信されたユーザ識別情報が「USER018」であり、対応するユーザ属性値が「スタンダード」であり、部材発送情報取得部54が取得したテンプレート情報がファイル名が「STANDARD_TPL」であるテンプレート情報であったとする。
【0116】
図13は、ファイル名が「STANDARD_TPL」であるテンプレート情報が示すWEBページのテンプレート情報を模式的に示す図である。図13に示すテンプレート情報は、図10に示すテンプレート情報において、プロフェッショナル契約」という文字が、「スタンダード契約」という文字に変更されているようにしたものである。
【0117】
部材発送情報取得部54は、まず、取得したユーザ属性値の値が、図示しない記憶媒体等に格納されている予め指定された値である「プロフェッショナル」と一致するか否かを判断する。ここでは一致しないため、部材発送情報取得部54は、以下のように、ユーザ属性値に対応付けられた部材発送情報コンテンツ情報等を、部材発送情報コンテンツ格納部52から検索により取得し、テンプレート情報の配置領域情報が示す領域に配置する処理を行う。
【0118】
まず、図13に示すテンプレート情報の領域1005には、図示しない記憶媒体等の格納部等に、ユーザ識別情報等と対応付けて格納されているユーザの属する企業名の情報から、WEBサーバ側受信部51が受信したユーザ識別情報を検索キーとして検索により取得されたユーザの属する企業名の情報が配置される。
【0119】
また、部材発送情報取得部54は、部材発送情報コンテンツ格納部52に格納されている全てのアプリケーション識別情報に対応付けられた部材発送情報コンテンツ情報のうちの、ユーザ属性値「スタンダード」に対応付けられた部材発送情報コンテンツ情報を、部材発送情報コンテンツ格納部52から検索により取得する。そして、取得した部材発送情報コンテンツ情報を、領域1000〜1001に配置する。ここでは、ユーザ属性値が「スタンダード」であるとともに、アプリケーション識別情報を検索条件として用いないため、上述したようにユーザ属性値「プロフェッショナル」と、アプリケーション識別情報「業務処理アプリケーションA」とを用いて検索を行う場合とは異なる検索結果が得られる。このため、このような検索の結果得られた部材発送情報コンテンツ情報を用いて作成されるWEBページは、図13に示すテンプレートを用いて作成されるWEBページとは、部材発送情報コンテンツ情報の内容が異なるものとなる。また、検索により取得される部材発送情報コンテンツ情報が異なるものとなる結果、結果的に作成される部材発送情報ページの表示も異なるものとなる。
【0120】
なお、ここでは、ユーザ属性値が「プロフェッショナル」と一致しない場合、ユーザ属性値に対応付けられた部材発送情報コンテンツ情報を、部材発送情報コンテンツ格納部52から検索により取得して、テンプレートに配置するようにしたが、ユーザ属性値が「プロフェッショナル」と一致しない場合、ユーザ属性値に関係なく部材発送情報コンテンツ情報の一部や全てを取得し、テンプレートに配置してWEBページを作成するようにしてもよい。
【0121】
なお、テンプレート情報「STANDARD_TPL」においては、テンプレート内の文字列や背景や配置領域等の表示属性が、テンプレート情報「PROFESSIONAL_TPL」が示すテンプレート内の表示属性と異なるようにしてもよい。例えば、テンプレート情報「STANDARD_TPL」においては、「フォントサイズ=」等の配置領域の表示属性の値が、テンプレート情報「PROFESSIONAL_TPL」とは異なるようにすることで、作成される部材発送情報コンテンツ情報が示す部材発送情報ページの表示態様、即ち外観が異なるものとなる。例えば、図13に示したテンプレートにおいては、文字に対して属性を指定しないようにして、全ての文字がデフォルトの同じサイズで表示されるようにしてもよい。
【0122】
図14に、図13に示すテンプレート情報を用いて作成された部材発送情報ページの表示例を示す。このように、ユーザ属性値に応じて、出力される部材発送情報ページの内容や表示態様が異なる部材発送情報が出力されることとなるため、ユーザ属性に応じて、異なる内容や表示態様の部材発送情報ページを、アプリケーションが出力されるウインドウと同じウインドウで出力させることが可能となる。
【0123】
なお、ここでは、ユーザ属性値が「プロフェッショナル」であるか否かに応じて、検索条件にアプリケーション識別情報を用いるか否か等を変更するようにしたが、ユーザ属性値が「プロフェッショナル」であるか否かの判断を行わず、ユーザ属性情報とアプリケーション識別情報とを部材発送情報コンテンツ情報を検索する際の検索条件として用いるようにしてもよい。この場合においても、ユーザ属性が異なる場合には、検索条件が異なるものとなるため、異なる部材発送情報コンテンツ情報が検索され、この結果、内容および表示が異なるWEBページが表示されることとなる。
【0124】
以上、本実施の形態によれば、ユーザは定期発送物や、改正プログラム発送等について、サポートセンター等に個別にお問い合わせし、確認する必要がなくなり、ユーザに、業務用パッケージアプリケーションソフトウェアの発送物に関する部材発送情報を、明確に、よりタイムリーに提供することができる。
【0125】
なお、上記具体例においては、情報出力装置1から、一のアプリケ−ションのアプリケーション識別情報を送信する場合について説明したが、ユーザが実行しているアプリケーションが、複数のアプリケーションで構成されるアプリケーション、例えば複数のアプリケーションを統合した統合アプリケーションである場合、当該アプリケーションを構成する複数のアプリケーション識別情報をWEBサーバ5に送信するようにしても良い。この場合、たとえば、テンプレート情報の配置領域情報が示す領域等には、複数のアプリケーション情報をそれぞれ検索キーとしてヘルプ情報取得部54が取得した製品サービスコンテンツ情報が配置されるようにすればよい。かかることは他の実施の形態においても同様である。
【0126】
また、上記具体例において、アプリケーションが立ち上げられた際に、上記のような「発送案内一覧を見る」という文字列が表示されている710を押した場合と同様の処理を行って、部材発送情報ページが、アプリケーションのウインドウ内で表示されるようにしても良い。このようにすることで、ユーザがアプリケーションを利用する際に、必ず、部材発送情報を確認させることができる。
【実施例2】
【0127】
本実施の形態にかかる情報出力装置2は、部材発送情報である部材発送情報コンテンツ情報を、1以上のWEBサーバ6から取得し、アプリケーションに対応したテンプレート情報に配置して部材発送情報ページを生成するようにしたものである。
【0128】
図15は、本実施の形態における情報出力システム101のブロック図である。
【0129】
情報出力システム101は、情報出力装置2、およびWEBサーバ6を備えている。なお、ここでは、WEBサーバ6が一つである場合を示しているが、WEBサーバ6は1以上であればよい。
【0130】
情報出力装置2は、アプリケーション格納部11、実行部12、入力受付部14、テンプレート情報格納部20、要求送信部25、部材発送情報受信部26、および出力部27を備えている。
【0131】
WEBサーバ6は、WEBサーバ側受信部61、部材発送情報コンテンツ格納部62、部材発送情報取得部64、WEBサーバ側送信部65、およびユーザ属性値格納部56を備えている。
【0132】
情報出力装置2のアプリケーション格納部11、実行部12、出力部13、入力受付部14については、上記実施の形態の情報出力装置1のアプリケーション格納部11、実行部12、出力部13、入力受付部14と同様であるので、ここでは説明を省略する。
【0133】
また、WEBサーバ6のユーザ属性値格納部56については、上記実施の形態のWEBサーバ5のユーザ属性値格納部56と同様であるので、ここでは説明を省略する。
【0134】
また、情報出力装置2とWEBサーバ6とがインターネット等を介して通信可能に接続されている点も、上記実施の形態と同様である。
【0135】
なお、この実施の形態における部材発送情報は、具体的には、上記実施の形態において説明した部材発送情報コンテンツ情報である。但し、ここでの部材発送情報コンテンツ情報は、書式情報等の表示属性を指定する情報と対応付けられていてもよい。なお、表示属性を指定する情報は、部材発送情報コンテンツ情報内に含まれていても良いし、管理情報等を用いて、対応関係が管理されていても良い。
【0136】
テンプレート情報格納部20には、1以上の部材発送情報ページのテンプレート情報が格納されている。テンプレート情報格納部20に格納されているテンプレート情報は、部材発送情報が配置される1以上の領域を示す情報である配置領域情報と、当該部材発送情報を提供可能なWEBサーバ6を指定する情報であるサーバ指定情報と、が対応付けられたテンプレート情報である。サーバ指定情報は、例えば、WEBサーバ6を情報の送信先に指定して情報が送信可能な情報であればよく、具体的には、WEBサーバ6のURLやIPアドレス等のアドレス情報である。一のテンプレート情報に含まれる、1以上の部材発送情報識別情報等と対応付けられているサーバ指定情報は、異なるWEBサーバ6を指定する情報であってもよい。テンプレート情報格納部201には、アプリケーションに対応付けられたテンプレート情報や、ユーザ属性値やユーザ識別情報に対応付けられたテンプレート情報が格納されていてもよく、これらの情報によって、取得されるテンプレートが変更されるようにしても良い。なお、本実施の形態におけるテンプレート情報については、配置領域情報が、サーバ指定情報と対応付けられている点を除けば、上記実施の形態1のテンプレート情報格納部53に格納されているテンプレート情報と同様であってもよく、ここでは説明を省略する。テンプレート情報格納部20にテンプレート情報が記憶される過程は問わない。テンプレート情報格納部20は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
【0137】
要求送信部25は、入力受付部14が受け付けた部材発送情報出力指示に従って、テンプレート情報格納部201に格納されているテンプレート情報に対応付けられているサーバ指定情報が指定するWEBサーバ6に、部材発送情報の要求情報とアプリケーション識別情報とを対応付けて送信する。要求送信部25は、さらに、これらの情報にユーザ識別情報を対応付けて送信してもよい。具体的には、要求送信部25は、入力受付部14が受け付けた部材発送情報出力指示に従って、テンプレート情報をテンプレート情報格納部20から読み出す。そして読み出したテンプレート情報から、各配置領域情報と対応付けられて格納されているサーバ指定情報をそれぞれ読み出す。そして、読み出したサーバ指定情報が指定するWEBサーバ6を送信先として、当該サーバ指定情報と対応付けられているアプリケーション識別情報と、必要な場合には、入力受付部14等が受け付けたユーザ識別情報とを、部材発送情報の要求情報と対応付けて送信する。要求送信部25は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されても良い。
【0138】
部材発送情報受信部26は、要求送信部25が送信した部材発送情報の要求情報に応じてWEBサーバ6から送信される部材発送情報を受信する。本実施の形態においては、特に、部材発送情報受信部26は、要求送信部15がアプリケーション識別情報を送信した送信先の各WEBサーバ6から、アプリケーション識別情報に対応した部材発送情報、即ち部材発送情報コンテンツ情報を受信する。
【0139】
また、部材発送情報受信部26は、要求送信部15がアプリケーション識別情報とユーザ識別情報とを送信した送信先のWEBサーバ6から、アプリケーション識別情報とユーザ識別情報とに対応した部材発送情報、即ち部材発送情報コンテンツ情報を受信してもよい。
【0140】
また、部材発送情報受信部26は、要求送信部15が送信したアプリケーション識別情報と、ユーザ識別情報に対応したユーザ属性値とに応じて内容が異なる部材発送情報を受信してもよい。
【0141】
また、部材発送情報受信部26は、要求送信部15が送信したアプリケーション識別情報と、ユーザ識別情報に対応したユーザ属性値とに応じて表示態様が異なる部材発送情報を受信してもよい。
【0142】
ただし、部材発送情報受信部26は、結果として、アプリケーション情報、またはアプリケーション識別情報とユーザ識別情報とに対応した部材発送情報、あるいはアプリケーション識別情報とユーザ識別情報とに対応して内容や表示態様が異なる部材発送情報を受信できれば良く、部材発送情報受信部26が、アプリケーション情報、またはアプリケーション識別情報とユーザ識別情報とに対応した部材発送情報、あるいはアプリケーション識別情報とユーザ識別情報とに対応して内容や表示態様が異なる部材発送情報を選択的に受信する必要はない。
【0143】
部材発送情報受信部26は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されても良い。
【0144】
出力部27は、アプリケーションの画像が出力されるウインドウと同じウインドウ内に、部材発送情報受信部26が受信した部材発送情報を用いた部材発送情報ページを出力する。具体的には、出力部27は、部材発送情報受信部16が受信した1以上の部材発送情報、即ち部材発送情報コンテンツ情報を、テンプレート情報の、当該部材発送情報コンテンツ情報の送信元となるサーバを指定するサーバ指定情報に対応した配置領域情報が示す配置領域にそれぞれ配置して部材発送情報ページを生成する。そして、生成した部材発送情報ページを、上記実施の形態の出力部13と同様に、アプリケーションの画面が出力されるウインドウと同じウインドウに出力する。なお、テンプレート情報と部材発送情報(即ち部材発送情報コンテンツ情報)とを用いて部材発送情報ページを生成する処理は、上記実施の形態のWEBサーバ5の部材発送情報取得部54の処理と同様であるので、ここでは説明を省略する。なお、出力部27の構成等は、部材発送情報ページを生成する処理等を除けば、上記実施の形態の出力部13と同様であるので、ここでは説明を省略する。なお、出力部27は、部材発送情報ページの生成を行うために、部材発送情報取得部54と同様の構成を有していても良い。
【0145】
WEBサーバ側受信部61は、情報出力装置1から送信される部材発送情報の要求情報と、当該部材発送情報の要求情報と対応付けられたアプリケーション識別情報とを受信する。また、部材発送情報の要求情報と、当該部材発送情報の要求情報に対応付けられて送信されるアプリケーション識別情報とユーザ識別情報とを受信してもよい。WEBサーバ側受信部61は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されても良い。
【0146】
部材発送情報コンテンツ格納部62には、部材発送情報コンテンツ情報が格納され得る。部材発送情報コンテンツ格納部62には、通常、部材発送情報コンテンツ情報と、アプリケーション識別情報とが対応付けて格納されている。さらに、部材発送情報コンテンツ情報には、ユーザ属性値が対応付けられていても良い。部材発送情報コンテンツ情報は、上記実施の形態の部材発送情報コンテンツ情報と同様である。部材発送情報コンテンツ格納部62に部材発送情報コンテンツ情報が蓄積される過程は問わない。部材発送情報コンテンツ格納部62は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
【0147】
部材発送情報取得部64は、WEBサーバ側受信部61が受信したアプリケーション識別情報に対応した部材発送情報コンテンツ情報を部材発送情報コンテンツ格納部62から取得する。具体的には、WEBサーバ側受信部61が受信したアプリケーション識別情報と一致するアプリケーション識別情報と対応付けられた部材発送情報コンテンツ情報を、検索等により取得する。
【0148】
また、部材発送情報取得部64は、WEBサーバ側受信部61が受信したアプリケーション識別情報とユーザ識別情報に対応した部材発送情報コンテンツ情報を部材発送情報コンテンツ格納部62から取得してもよい。ユーザ識別情報に対応した部材発送情報コンテンツ情報とは、ここでは、具体的には、ユーザ識別情報に対応するユーザ属性値に対応した部材発送情報コンテンツ情報である。具体的には、部材発送情報取得部64は、上述した部材発送情報取得部54と同様に、WEBサーバ側受信部61が受信したユーザ識別情報に対応するユーザ属性値を、ユーザ属性値格納部56から検索等により取得する。そして、取得したユーザ属性値と一致するユーザ属性値に対応付けられた部材発送情報コンテンツ情報であって、WEBサーバ側受信部61が受信したアプリケーション識別情報と一致するアプリケーション識別情報と対応付けられた部材発送情報コンテンツ情報を、検索等により取得する。なお、上記で述べる一致とは部分一致であっても完全一致であってもよい。部材発送情報取得部64は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。部材発送情報取得部64の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
【0149】
WEBサーバ側送信部65は、ここでは、部材発送情報取得部64が取得した部材発送情報コンテンツ情報を、部材発送情報として、部材発送情報の要求情報の送信元となる情報出力装置2に送信する。また、送信する部材発送情報と、当該部材発送情報を取得する際に用いられた部材発送情報識別情報とを対応付けて送信するようにしてもよい。このようにすることで、情報出力装置2が、複数の部材発送情報識別情報を部材発送情報の要求情報と対応付けて一度に送信する場合、受信した部材発送情報がどの部材発送情報識別情報に対応した部材発送情報であるかを判断することが可能となり、各部材発送情報を、対応する部材発送情報識別情報が対応する配置領域情報が示す配置領域に配置することが可能となる。ただし、情報出力装置2が、一の配置領域情報に対応した部材発送情報識別情報を送信し、この送信に対応した部材発送情報を受信した後に、次の配置領域情報に対応する部材発送情報識別情報を送信する場合には、受信した部材発送情報がどの配置領域情報に対応した部材発送情報であるか判断可能であるため、WEBサーバ側送信部65は、部材発送情報に部材発送情報識別情報を対応付けて送信しなくて良い。なお、その他の構成については、WEBサーバ側送信部55と同様であるので、説明は省略する。
【0150】
次に、情報出力システム101の動作について図16のフローチャートを用いて説明する。なお、図16において、図2と同一符号は、同一または相当する処理ステップを示している。
【0151】
(ステップS1601)要求送信部25は、部材発送情報出力指示に対応して予め用意されたテンプレート情報をテンプレート情報格納部20から読み出す。
【0152】
(ステップS1602)要求送信部25は、カウンターnに1を代入する。
【0153】
(ステップS1603)要求送信部25は、ステップS1601で読み出したテンプレート情報に含まれるn番目の配置領域情報と対応付けられたサーバ指定情報を読み出す。
【0154】
(ステップS1604)要求送信部25は、ステップS1603において読み出したn番目の配置領域情報と対応付けられたサーバ指定情報が示すWEBサーバ6に、ユーザ識別情報とアプリケーション識別情報とを対応付けた部材発送情報の要求情報を送信する。
【0155】
(ステップS1605)部材発送情報受信部26は、n番目の配置領域情報に対応した部材発送情報(部材発送情報コンテンツ情報)を受信したか否かを判断する。受信した場合、ステップS1606に進み、受信していない場合、ステップS1605に戻る。
【0156】
(ステップS1606)要求送信部25は、カウンターnの値を1インクリメントする。
【0157】
(ステップS1607)要求送信部25は、n番目の配置領域情報がステップS1601で読み出したテンプレート情報に含まれるか否かを判断する。含まれる場合、ステップS1603に戻り、含まれない場合、ステップS1608に進む。
【0158】
(ステップS1608)出力部27は、ステップS1601において読み出したテンプレート情報の各配置領域情報が示す領域に、ステップS1605において受信した部材発送情報を配置して、部材発送情報ページの画像を生成する。そして、ステップS210に進む。
【0159】
なお、図16のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
【0160】
次に、WEBサーバ6の動作について図17のフローチャートを用いて説明する。なお、図17において、図3と同一符号は、同一または相当する処理ステップを示している。
【0161】
(ステップS1701)WEBサーバ側受信部61は、部材発送情報の要求情報と、この部材発送情報の要求情報と対応付けられた部材発送情報識別情報とユーザ識別情報とを受信したか否かを判断する。受信した場合、ステップS302に進み、受信していない場合、ステップS1701に戻る。
【0162】
(ステップS1702)部材発送情報取得部64は、ステップS1701において受信した部材発送情報の要求情報に従って、ステップS1701において受信したアプリケーション識別情報と、ステップS302において取得したユーザ属性値とに対応した部材発送情報コンテンツ情報を、部材発送情報コンテンツ格納部62から取得する。具体的には、ステップS1701において受信したアプリケーション識別情報に一致するアプリケーション識別情報に対応付けられた部材発送情報コンテンツ情報であって、ステップS302において取得したユーザ属性値に一致するユーザ属性値と対応付けられた部材発送情報コンテンツ情報を、検索等により部材発送情報コンテンツ格納部62から取得する。
【0163】
(ステップS1703)WEBサーバ側送信部65は、ステップS1702において取得した部材発送情報コンテンツ情報である部材発送情報を、部材発送情報の要求情報の送信元となる情報出力装置2に送信する。そして、ステップS1701に戻る。
【0164】
なお、図17のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
【0165】
(具体例2)
以下、本実施の形態における情報出力システム101の具体的な動作について説明する。情報出力システム101の概念図を、図18に示す。ここでは例として、起動されるアプリケーションが業務処理のためのアプリケーションであり、そのアプリケーション識別情報が「業務アプリケーションA」である場合を例に挙げて説明する。また、ここでは、複数のWEBサーバ6a、6b、6c等が設けられている場合を例に挙げて説明する。但しWEBサーバ6は1以上であればよい。
【0166】
まず、上記実施の形態1の具体例と同様に、アプリケーションが認証処理を経て起動され、入力受付部14が、部材発送情報出力指示を受け付けたとする。
【0167】
要求送信部25は、部材発送情報出力指示の受け付けに応じて、上記実施の形態1の具体例と同様に、要求送信部25は、認証処理時に入力され、一時記憶されていたユーザ識別情報「USER001」を読み出す。
【0168】
図19は、テンプレート情報格納部20に格納されているテンプレート情報を管理するためのテンプレート情報管理表である。ここでは、予め一のテンプレート情報が格納されているものとする。
【0169】
要求送信部25は、上記実施の形態1の具体例と同様に、アプリケーション格納部11から、実行中のアプリケーションについてのアプリケーション識別情報である「業務処理アプリケーションA」を取得する。そして、図19に示したテンプレート情報管理表を用いて、テンプレート情報格納部20に格納されているファイル名が「TP801」であるテンプレート情報を読み出す。なお、テンプレート情報格納部20には、図9と同様に、ユーザ属性値別のテンプレート情報が、ユーザ属性値と対応付けられて格納されていても良い。この場合、例えば、情報出力装置2内の図示しない記憶媒体等に、予め上記実施の形態1の具体例において図8に示したユーザ属性値管理表等を格納しておくようにし、後述する要求送信部25等が、例えばログインしたユーザのユーザ識別情報に対応したユーザ属性値を、このユーザ属性値管理表を用いて取得し、取得したユーザ属性値に応じたテンプレート情報を読み出すようにしても良い。この場合、後述する要求送信部25は、ユーザ識別情報をサーバに送信する代わりに、取得したユーザ属性値を送信するようにしてもよい。
【0170】
図20は、ファイル名が「TP801」であるテンプレート情報が示すテンプレートを模式的に示す図である。実際には、図20に示すようなWEBページを表示可能なソースコードがテンプレート情報には含まれているものとする。図において、領域2001〜2004は、配置領域情報が示す領域である。各領域内の「サイト指定情報=」は、各領域に対応したサイト指定情報であり、ここではURLが記述されている。また、領域2004は、アプリケーション識別情報が配置される領域である。
【0171】
要求送信部25は、ファイル名が「TP801」であるテンプレート情報から、まず、1番目の配置領域情報2001に対応付けられたサイト指定情報である「http://www.bbbbb.co.jp/」を読み出す。このサイト指定情報は、WEBサーバ6bのアドレス情報であるとする。
【0172】
要求情報は、読み出したサイト指定情報「http://www.bbbbb.co.jp/」を送信先のアドレスに指定して、部材発送情報の要求情報と、ユーザ識別情報「USER001」と、アプリケーション識別情報「業務アプリケーションA」とを対応付けて送信する。部材発送情報の要求情報は、例えば、部材発送情報を要求する命令等である。
【0173】
WEBサーバ6bのWEBサーバ側受信部61は、送信先アドレスとして「http://www.bbbbb.co.jp/」を指定して送信される、部材発送情報の要求情報と、ユーザ識別情報「USER001」と、アプリケーション識別情報「業務アプリケーションA」とを受信する。
【0174】
次に、WEBサーバ6bの部材発送情報取得部64は、上記実施の形態1の具体例と同様に、図8に示したものと同様のWEBサーバ6bに格納されているユーザ属性値管理表を用いて、WEBサーバ側受信部61が受信したユーザ識別情報「USER001」に対応するユーザ属性値「プロフェッショナル」を取得する。
【0175】
図21は、部材発送情報コンテンツ格納部52に格納されている部材発送情報コンテンツ情報を管理するための部材発送情報コンテンツ管理表である。部材発送情報コンテンツ管理表は、「アプリケーション識別情報」と、「ユーザ属性値」と、「部材発送情報コンテンツ情報」という項目を有している。「アプリケーション識別情報」および「ユーザ属性値」は、図11に示した「アプリケーション識別情報」および「ユーザ属性値」と同様である。「部材発送情報コンテンツ情報」は、部材発送情報コンテンツ情報であり、ここでは例としてHTMLで記述された文字列の情報であるとする。対応するユーザ属性値が「プロフェッショナル」である部材発送情報コンテンツ情報は、HTMLのタグやCSSの文字列を用いて、文字列の表示属性が適宜指定されている。例えば、部材発送情報コンテンツ情報内の「<p style=”font−size: 14pt; color: red;”>平成21年度税制改正について</p>」という記述によって、「平成21年度税制改正について」という文字列が、14ポイントの赤文字で表示される。
【0176】
部材発送情報取得部64は、図21に示す部材発送情報コンテンツ管理表において、「アプリケーション識別情報」の値が、WEBサーバ側受信部61が受信したアプリケーション識別情報である「業務処理アプリケーションA」と一致し、「ユーザ属性値」の値が、ユーザ属性値格納部56から取得したユーザ属性値である「プロフェッショナル」と一致するレコードを検出し、当該レコードの「部材発送情報コンテンツ情報」の値である部材発送情報コンテンツ情報「<p style=”font−size: 14pt; color: red;”>平成21年度税制改正について…」等を取得する。
【0177】
そして、WEBサーバ側送信部65は、取得した製品サービスサポート情報(部材発送情報コンテンツ情報)を、部材発送情報の要求情報の送信元である情報出力装置2に送信する。
【0178】
ここで、例えば、部材発送情報の要求情報と対応付けて送信されたユーザ識別情報が「USER018」で、これに対応して得られたユーザ属性値が「スタンダード」であったとすると、取得される部材発送情報コンテンツ情報は、「平成21年度税制改正について…」となり、文の内容や、文字の属性を指定するタグ等が異なるものとなる。このようにして、ユーザ属性値に応じて、出力される部材発送情報ページの内容や表示態様が異なる部材発送情報が出力されることとなるため、ユーザ属性に応じて、異なる内容や表示態様の部材発送情報ページを出力させることが可能となる。
【0179】
情報出力装置1の部材発送情報受信部26は、WEBサーバ6から送信される、要求送信部25が送信した1番目の配置領域情報に対応した部材発送情報識別情報とユーザ識別情報とに応じた部材発送情報を受信する。受信した部材発送情報は、1番目の配置領域情報と対応付けて、図示しない記憶媒体等に一時記憶する。
【0180】
以下、同様にして、要求送信部25は、2番目以降の配置領域情報についても、対応するサーバ指定情報が示すWEBサーバ6に、部材発送情報の要求情報と、アプリケーション識別情報と、ユーザ識別情報とを送信する。そして、部材発送情報受信部26は、2番目以降の配置領域情報に対応する部材発送情報をWEBサーバ6から取得する。
【0181】
そして、全ての配置領域情報に対応する部材発送情報の受信が終了した時点で、出力部27は、取得した部材発送情報を、テンプレート情報の、各部材発送情報が対応する配置領域情報が示す領域に配置して、部材発送情報ページの情報を作成する。ここでは例としてHTMLファイルを作成する。
【0182】
出力部27は、作成した部材発送情報ページをレンダリングして部材発送情報ページの画像を生成する。そして、現在表示されているアプリケーションの画像を用いて、部材発送情報から構成した部材発送情報ページの画像を、別ウィンドウとして画像を作成し、図示しないモニタ等に表示する。
【0183】
図22は、部材発送情報ページの表示例を示す図である。これにより、部材発送情報ページを迅速にかつ容易に表示させることが可能となり、ユーザに、業務用パッケージアプリケーションソフトウェアに関する部材発送情報を、明確に、よりタイムリーに提供することができる。
【0184】
また、テンプレート情報格納部20に格納されているテンプレート情報を用いて、1以上のWEBサーバから部材発送情報コンテンツ情報である部材発送情報を取得し、部材発送情報ページを生成するようにしたことにより、複数のWEBサーバが提供する部材発送情報を、一つの部材発送情報ページ上に統合して出力することができ、複数のWEBサーバが提供する部材発送情報をユーザが探したり、選択したりする必要がなくなり、利便性が向上する。また、例えば、情報出力装置2において、テンプレート情報を編集することが可能となり、部材発送情報ページの表示態様等を自由にカスタマイズでき、ユーザにとっての利便性が向上する。
【0185】
なお、上記各実施の形態において、各処理(各機能)は、単一の装置(システム)によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
【0186】
また、上記各実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段(情報送信部など)は、物理的に一の媒体で実現されても良いことは言うまでもない。
【0187】
また、上記実施の形態において、各構成要素が実行する処理に関係する情報、例えば、各構成要素が受け付けたり、取得したり、選択したり、生成したり、送信したり、受信したりする情報や、各構成要素が処理で用いるしきい値や数式、アドレス等の情報等は、上記説明で明記していない場合であっても、図示しない記録媒体において、一時的に、あるいは長期にわたって保持されていてもよい。また、その図示しない記録媒体への情報の蓄積を、各構成要素、あるいは、図示しない蓄積部が行ってもよい。また、その図示しない記録媒体からの情報の読み出しを、各構成要素、あるいは、図示しない読み出し部が行ってもよい。
【0188】
また、上記各実施の形態では、情報出力装置がスタンドアロンである場合について説明したが、情報出力装置は、スタンドアロンの装置であってもよく、サーバ・クライアントシステムにおけるサーバ装置であってもよい。後者の場合には、出力部や受付部は、通信回線を介して入力を受け付けたり、画面を出力したりすることになる。
【0189】
また、上記各実施の形態において、各構成要素は専用のハードウェアにより構成されてもよく、あるいは、ソフトウェアにより実現可能な構成要素については、プログラムを実行することによって実現されてもよい。例えば、ハードディスクや半導体メモリ等の記録媒体に記録されたソフトウェア・プログラムをCPU等のプログラム実行部が読み出して実行することによって、各構成要素が実現され得る。
【0190】
なお、上記各実施の形態における情報出力装置を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータを、アプリケーション格納部に格納されている業務用パッケージアプリケーションソフトウェアを実行する実行部と、実行部が実行する業務用パッケージアプリケーションソフトウェアの画像を、ウインドウ内で出力する出力部と、実行部が実行する業務用パッケージアプリケーションソフトウェアに関する部材発送情報ページを出力する指示である部材発送情報出力指示を受け付ける入力受付部と、入力受付部が受け付けた部材発送情報出力指示に従って、予め指定されたWEBサーバに、部材発送情報ページの出力に用いられる情報である部材発送情報の送信を要求する情報である部材発送情報の要求情報を送信する要求送信部と、要求送信部が送信した部材発送情報の要求情報に応じてWEBサーバから送信される部材発送情報を受信する部材発送情報受信部とて機能させるプログラムであって、出力部は、業務用パッケージアプリケーションソフトウェアの画像が出力されるウインドウに、部材発送情報受信部が受信した部材発送情報を用いた部材発送情報ページを出力するプログラムである。
【0191】
なお、上記プログラムにおいて、上記プログラムが実現する機能には、ハードウェアでしか実現できない機能は含まれない。例えば、情報を取得する取得部や、情報を出力する出力部などにおけるモデムやインターフェースカードなどのハードウェアでしか実現できない機能は、上記プログラムが実現する機能には含まれない。
【0192】
また、このプログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
【0193】
図23は、上記プログラムを実行して、上記実施の形態による情報出力装置を実現するコンピュータの外観の一例を示す模式図である。上記実施の形態は、コンピュータハードウェア及びその上で実行されるコンピュータプログラムによって実現されうる。
【0194】
図23において、コンピュータシステム900は、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)ドライブ905、FD(Floppy(登録商標) Disk)ドライブ906を含むコンピュータ901と、キーボード902と、マウス903と、モニタ904とを備える。
【0195】
図24は、コンピュータシステム900の内部構成を示す図である。図24において、コンピュータ901は、CD−ROMドライブ905、FDドライブ906に加えて、MPU(Micro Processing Unit)911と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM912と、MPU911に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶すると共に、一時記憶空間を提供するRAM(Random Access Memory)913と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータを記憶するハードディスク914と、MPU911、ROM912等を相互に接続するバス915とを備える。なお、コンピュータ901は、LANへの接続を提供する図示しないネットワークカードを含んでいてもよい。
【0196】
コンピュータシステム900に、上記実施の形態による情報出力装置の機能を実行させるプログラムは、CD−ROM921、またはFD922に記憶されて、CD−ROMドライブ905、またはFDドライブ906に挿入され、ハードディスク914に転送されてもよい。これに代えて、そのプログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ901に送信され、ハードディスク914に記憶されてもよい。プログラムは実行の際にRAM913にロードされる。なお、プログラムは、CD−ROM921やFD922、またはネットワークから直接、ロードされてもよい。
【0197】
プログラムは、コンピュータ901に、上記実施の形態による情報出力装置の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティプログラム等を必ずしも含んでいなくてもよい。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいてもよい。コンピュータシステム900がどのように動作するのかについては周知であり、詳細な説明は省略する。
【0198】
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
【産業上の利用可能性】
【0199】
以上のように、本発明にかかる情報出力装置等は、部材発送情報を出力する情報出力装置等として適しており、特に、WEBサーバで提供される部材発送情報を用いた部材発送情報を出力する情報出力装置等として有用である。
【符号の説明】
【0200】
1、2 情報出力装置
5、6 WEBサーバ
11 アプリケーション格納部
12 実行部
13、27 出力部
14 入力受付部
15、25 要求送信部
16、26 部材発送情報受信部
20、53 テンプレート情報格納部
51、61 WEBサーバ側受信部
52、62 部材発送情報コンテンツ格納部
54、64 部材発送情報取得部
55、65 WEBサーバ側送信部
56 ユーザ属性値格納部
100、101 情報出力システム
710 部材発送情報ページリンク

【特許請求の範囲】
【請求項1】
業務用パッケージアプリケーションソフトウェアが格納され得るアプリケーション格納部と、
前記アプリケーション格納部に格納されている業務用パッケージアプリケーションソフトウェアを実行する実行部と、
前記実行部が実行する業務用パッケージアプリケーションソフトウェアの画像を、ウインドウ内で出力する出力部と、
前記実行部が実行する業務用パッケージアプリケーションソフトウェアに関する部材発送情報ページを出力する指示である部材発送情報出力指示を受け付ける入力受付部と、
前記入力受付部が受け付けた前記部材発送情報出力指示に従って、予め指定されたWEBサーバに、部材発送情報ページの出力に用いられる情報である部材発送情報の送信を要求する情報である部材発送情報の要求情報を送信する要求送信部と、
前記要求送信部が送信した部材発送情報の要求情報に応じてWEBサーバから送信される部材発送情報を受信する部材発送情報受信部とを備え、
前記出力部は、前記業務用パッケージアプリケーションソフトウェアの画像が出力されるウインドウと同じウインドウ内に、前記部材発送情報受信部が受信した部材発送情報を用いた部材発送情報ページを出力する情報出力装置。
【請求項2】
前記業務用パッケージアプリケーションソフトウェアは、当該業務用パッケージアプリケーションソフトウェアの識別情報であるアプリケーション識別情報と対応付けられて前記アプリケーション格納部に格納されており、
前記要求送信部は、前記実行部が実行している業務用パッケージアプリケーションソフトウェアに対応付けられているアプリケーション識別情報を、前記部材発送情報の要求情報と対応付けて送信し、
前記部材発送情報受信部は、前記要求送信部が送信した前記アプリケーション識別情報に対応する部材発送情報を受信する請求項1記載の情報出力装置。
【請求項3】
前記入力受付部は、ユーザの識別情報であるユーザ識別情報を更に受け付け、
前記要求送信部は、前記実行部が実行している業務用パッケージアプリケーションソフトウェアに対応付けられているアプリケーション識別情報を、前記部材発送情報の要求情報および前記ユーザ識別情報と対応付けて送信し、
前記部材発送情報受信部は、前記要求送信部が送信したアプリケーション識別情報とユーザ識別情報とに対応する部材発送情報を受信する請求項1記載の情報出力装置。
【請求項4】
前記ユーザ識別情報は、ユーザの属性値であるユーザ属性値と対応付けられており、
前記部材発送情報受信部は、前記ユーザ識別情報に対応したユーザ属性値に応じて内容が異なる部材発送情報を受信する請求項3記載の情報出力装置。
【請求項5】
前記ユーザ識別情報は、ユーザの属性値であるユーザ属性値と対応付けられており、
前記部材発送情報受信部は、前記ユーザ識別情報に対応したユーザ属性値に応じて表示態様が異なる部材発送情報を受信する請求項3記載の情報出力装置。
【請求項6】
前記部材発送情報は、部材発送情報ページに配置されるコンテンツを示す情報である部材発送情報コンテンツ情報であり、
前記業務用パッケージアプリケーションソフトウェアに対応した部材発送情報ページのテンプレート情報であって、1以上の部材発送情報を識別する情報である部材発送情報識別情報と、当該部材発送情報が配置される領域を示す情報である配置領域情報と、当該部材発送情報を提供可能なWEBサーバを指定する情報であるサーバ指定情報と、が対応付けられたテンプレート情報が格納され得るテンプレート情報格納部を更に備え、
前記要求送信部は、前記入力受付部が受け付けた部材発送情報出力指示に従って、前記実行部が実行している業務用パッケージアプリケーションソフトウェアに対応付けられているテンプレート情報に対応付けられている1以上の部材発送情報識別情報を、各部材発送情報識別情報と対応付けられているサーバ指定情報が指定するWEBサーバに、前記部材発送情報の要求情報と対応付けて送信し、
前記部材発送情報受信部は、前記要求送信部が部材発送情報識別情報を送信した送信先のWEBサーバから、当該部材発送情報識別情報に対応した部材発送情報を受信し、
前記出力部は、前記部材発送情報受信部が受信した部材発送情報を、前記実行部が実行している業務用パッケージアプリケーションソフトウェアに対応付けられているテンプレート情報の、当該部材発送情報に対応した部材発送情報識別情報に対応した配置領域情報が示す配置領域に配置した部材発送情報ページを生成し、出力する請求項1記載の情報出力装置。
【請求項7】
前記入力受付部は、ユーザの属性値であるユーザ属性値と対応付けられた、ユーザの識別情報であるユーザ識別情報を更に受け付け、
前記要求送信部は、前記入力受付部が受け付けた部材発送情報出力指示に従って、前記実行部が実行している業務用パッケージアプリケーションソフトウェアに対応付けられているテンプレート情報に対応付けられている部材発送情報識別情報を、各部材発送情報識別情報と対応付けられているサーバ指定情報が指定するWEBサーバに、前記部材発送情報の要求情報および前記ユーザ識別情報と対応付けて送信し、
前記部材発送情報受信部は、前記要求送信部が送信した部材発送情報識別情報と前記ユーザ識別情報に対応したユーザ属性値とに応じて内容が異なる部材発送情報を受信する請求項6記載の情報出力装置。
【請求項8】
前記入力受付部は、ユーザの属性値であるユーザ属性値と対応付けられた、ユーザの識別情報であるユーザ識別情報を更に受け付け、
前記要求送信部は、前記入力受付部が受け付けた部材発送情報出力指示に従って、前記実行部が実行している業務用パッケージアプリケーションソフトウェアに対応付けられているテンプレート情報に対応付けられている部材発送情報識別情報を、各部材発送情報識別情報と対応付けられているサーバ指定情報が指定するWEBサーバに、前記部材発送情報の要求情報および前記ユーザ識別情報と対応付けて送信し、
前記部材発送情報受信部は、前記要求送信部が送信した部材発送情報識別情報と前記ユーザ識別情報に対応したユーザ属性値とに応じて表示態様が異なる部材発送情報を受信する請求項6記載の情報出力装置。
【請求項9】
情報出力装置と、WEBサーバとを備えた情報出力システムであって、
前記情報出力装置は、
業務用パッケージアプリケーションソフトウェアが格納され得るアプリケーション格納部と、
前記アプリケーション格納部に格納されている業務用パッケージアプリケーションソフトウェアを実行する実行部と、
前記実行部が実行する業務用パッケージアプリケーションソフトウェアの画像を、ウインドウ内で出力する出力部と、
前記実行部が実行する業務用パッケージアプリケーションソフトウェアに関する部材発送情報ページを出力する指示である部材発送情報出力指示を受け付ける入力受付部と、
前記入力受付部が受け付けた前記部材発送情報出力指示に従って、前記WEBサーバに、部材発送情報ページの出力に用いられる情報である部材発送情報の送信を要求する情報である部材発送情報の要求情報を送信する要求送信部と、
前記要求送信部が送信した部材発送情報の要求情報に応じて前記WEBサーバから送信される部材発送情報を受信する部材発送情報受信部とを備え、
前記出力部は、前記業務用パッケージアプリケーションソフトウェアの画像が出力されるウインドウと同じウインドウ内に、前記部材発送情報受信部が受信した部材発送情報を用いた部材発送情報ページを出力するものであり、
前記WEBサーバは、
前記情報出力装置が送信する部材発送情報の要求情報を受信するWEBサーバ側受信部と、
前記WEBサーバ側受信部が受信した部材発送情報の要求情報に応じた部材発送情報を取得する部材発送情報取得部と、
前記部材発送情報取得部が取得した部材発送情報を、前記情報出力装置に送信するWEBサーバ側送信部とを備えた情報出力システム。
【請求項10】
業務用パッケージアプリケーションソフトウェアが格納され得るアプリケーション格納部と、実行部と、出力部と、入力受付部と、要求送信部と、部材発送情報受信部とを用いて実行される情報出力方法であって、
前記実行部が、前記アプリケーション格納部に格納されている業務用パッケージアプリケーションソフトウェアを実行する実行ステップと、
前記出力部が、前記実行ステップで実行する業務用パッケージアプリケーションソフトウェアの画像を、ウインドウ内で出力する出力ステップと、
前記入力受付部が、前記実行ステップで実行する業務用パッケージアプリケーションソフトウェアに関する部材発送情報ページを出力する指示である部材発送情報出力指示を受け付ける入力受付ステップと、
前記要求送信部が、前記入力受付ステップで受け付けた前記部材発送情報出力指示に従って、予め指定されたWEBサーバに、部材発送情報ページの出力に用いられる情報である部材発送情報の送信を要求する情報である部材発送情報の要求情報を送信する要求送信ステップと、
前記部材発送情報受信部が、前記要求送信ステップで送信した部材発送情報の要求情報に応じてWEBサーバから送信される部材発送情報を受信する部材発送情報受信ステップとを備え、
前記出力ステップは、前記業務用パッケージアプリケーションソフトウェアの画像が出力されるウインドウと同じウインドウ内に、前記部材発送情報受信ステップで受信した部材発送情報を用いた部材発送情報ページを出力する情報出力方法。
【請求項11】
コンピュータを、
アプリケーション格納部に格納されている業務用パッケージアプリケーションソフトウェアを実行する実行部と、
前記実行部が実行する業務用パッケージアプリケーションソフトウェアの画像を、別ウインドウで出力する出力部と、
前記実行部が実行する業務用パッケージアプリケーションソフトウェアに関する部材発送情報ページを出力する指示である部材発送情報出力指示を受け付ける入力受付部と、
前記入力受付部が受け付けた前記部材発送情報出力指示に従って、予め指定されたWEBサーバに、部材発送情報ページの出力に用いられる情報である部材発送情報の送信を要求する情報である部材発送情報の要求情報を送信する要求送信部と、
前記要求送信部が送信した部材発送情報の要求情報に応じてWEBサーバから送信される部材発送情報を受信する部材発送情報受信部とて機能させるためのプログラムであって、
前記出力部は、前記業務用パッケージアプリケーションソフトウェアの画像が出力されるウインドウと別ウインドウに、前記部材発送情報受信部が受信した部材発送情報を用いた部材発送情報ページを出力するプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【公開番号】特開2011−70385(P2011−70385A)
【公開日】平成23年4月7日(2011.4.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−220648(P2009−220648)
【出願日】平成21年9月25日(2009.9.25)
【出願人】(593089895)株式会社オービックビジネスコンサルタント (52)
【Fターム(参考)】