説明

情報提供サーバ及び情報提供方法

【課題】様々なユーザが公表した情報の信頼性をユーザが的確に判断できるようにすることで、ユーザが期待するコミュニケーションを促すこと。
【解決手段】ネットワークを通じてユーザと通信する情報提供サーバは、検索キーワードを含む信号を受信する受信部と、複数のユーザ各々の行動履歴を示す個人履歴情報を記憶する記憶部と、個人履歴情報から、検索キーワードに関連する行動の履歴を示す行動履歴情報を検索する検索部と、行動履歴情報を利用して、複数のユーザ各々の得点を算出する算出部と、複数のユーザ各々の得点にしたがってユーザの情報を提示するのに必要な提示情報が含まれている信号を、検索キーワードを送信したユーザに前記ネットワークを介して送信する送信部とを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報提供サーバ及び情報提供方法に関する。
【背景技術】
【0002】
情報通信手段の発達により、ユーザは、直接的に又は間接的に他のユーザと情報をやり取りすることで、幅広いコミュニティを形成することができるようになった。このような従来技術の一例は、特許文献1に記載されている。特許文献1では、主に、ユーザの名前に基づいて、ユーザ同士の直接的な通信が行われているが、より複雑な情報をネットワークを介して通信することも考えられる。例えば、検索者であるユーザが、検索キーワードをネットワークを介して情報提供サーバに送信し、情報提供サーバが、その検索キーワードを自己紹介文に含んでいるユーザを、検索者に通知することが考えられる。
【0003】
図1は、そのような検索者の通信端末に表示される検索結果の一例を示す。図示の例の場合、検索者は、「料理」という検索キーワードを情報提供サーバに送信し、情報提供サーバは、自己紹介文に「料理」を含んでいるユーザ(A、B、C)を、検索者に通知する。図1の場合、ユーザA、B、Cが、各自の自己紹介文とともに、検索者の通信端末において表示されている。
【0004】
一般に、ユーザの自己紹介文又はプロフィールは、ユーザが書いた後にそのまま登録されて公表される。これは、ユーザが自身の情報を広く自由に公表できるという利点がある反面、自己紹介文の信憑性又は信頼性が常に高いとは限らないという欠点を有する。むしろ、自己紹介文が表す内容と、ユーザの実際の行動内容とが一致していない場合が懸念される。自己紹介文と行動内容が一致していないユーザの情報を検索者に通知し、そのユーザと検索者の情報交換をシステムが促すことは、検索者の意に沿うものではない。さらに、実際の行動が伴っていないユーザを検索者に紹介する情報提供システムの信頼性も落ちてしまうことが懸念される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2007−110616号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の課題は、様々なユーザが公表した情報の信頼性をユーザが的確に判断できるようにすることで、ユーザが期待するコミュニケーションを促すことである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
一実施例による情報提供サーバは、
ネットワークを通じてユーザと通信する情報提供サーバであって、
検索キーワードを含む信号を受信する受信部と、
複数のユーザ各々の行動履歴を示す個人履歴情報を記憶する記憶部と、
前記個人履歴情報から、前記検索キーワードに関連する行動の履歴を示す行動履歴情報を検索する検索部と、
前記行動履歴情報を利用して、前記複数のユーザ各々の得点を算出する算出部と、
前記複数のユーザ各々の得点にしたがってユーザの情報を提示するのに必要な提示情報が含まれている信号を、前記検索キーワードを送信したユーザに前記ネットワークを介して送信する送信部と
を有する情報提供サーバである。
【発明の効果】
【0008】
一実施例によれば、様々なユーザが公表した情報の信頼性をユーザが的確に判断できるようにすることで、ユーザが期待するコミュニケーションを促すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】検索者の通信端末に表示される検索結果の一例を示す図。
【図2】通信システムの概念図。
【図3】情報提供サーバがユーザの行動履歴を表す履歴情報(個人履歴情報)を蓄積する際のシーケンス例を示す図。
【図4】蓄積した情報を利用して検索サービスを提供する際のシーケンス例を示す図。
【図5】検索キーワードに基づいて履歴情報を検索し、各ユーザの得点を計算する様子を示す図。
【図6】通信端末において表示される検索結果の一例を示す図。
【図7】通信端末の機能ブロック図。
【図8】情報提供サーバの機能ブロック図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
一実施例によれば、情報提供サーバは、複数のユーザ各々の行動履歴を示す個人履歴情報から、検索キーワードに関連する行動の履歴を示す行動履歴情報を検索する。情報提供サーバは、行動履歴情報を利用して、複数のユーザ各々の得点を算出し、その得点にしたがってユーザの情報を提示するのに必要な提示情報が含まれている信号を、検索キーワードを送信したユーザに送信する。ユーザの自己紹介文ではなく、ユーザの実際の行動履歴を示す行動履歴情報に基づいて得点が計算される。得点の高いユーザは、検索対象の事柄について、大きな興味を持っている又は精通している。検索を要求したユーザは、得点の高いユーザと情報交換することで、ユーザが期待するコミュニケーションを促すことができる。
【0011】
以下の観点から実施例を説明する。
【0012】
1.通信システム
2.動作例
2.1 情報蓄積
2.2 サービス提供
3.通信端末
4.情報提供サーバ
5.変形例
5.1 第1の変形例
5.2 第2の変形例
5.3 第3の変形例
【実施例1】
【0013】
<1.通信システム>
図2は、実施例で使用される通信システムの概要を示す。通信システムは、通信端末10、通信網20、インターネット網30、情報提供サーバ40、店舗情報サーバ50、ソーシャルネットワークサービス(SNS)60及びRSS70を少なくとも含む。通信端末10は、通信網20及びインターネット網30を介して情報を通信することが可能な適切な如何なる通信端末でもよい。
【0014】
通信端末は、典型的には移動端末であるが、固定端末でもよい。通信端末は、具体的には、携帯電話、情報端末、スマートフォン、ノート型パーソナルコンピュータ、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ等であるがこれらに限定されない。
【0015】
通信網20は、通信端末10と情報提供サーバ30との間の通信を可能にする適切な如何なる通信網でもよい。通信網20は、典型的には移動通信網であるが、無線又は有線による適切な如何なる通信網でもよい。一例として、通信網20は、秘密情報を安全に通信することが可能なセキュリティネットワークである。一般に、インターネット網30のセキュリティは低いが、広範囲にわたって通信をすることが可能である。なお、通信網20及びインターネット網30が図示のような構成で設けられていることは、本発明に必須ではなく、場合によっては一方が省略されてもよい。
【0016】
情報提供サーバ40は、様々なユーザの通信端末と接続され、様々なユーザの情報を管理し、本実施例による検索サービスを提供する。検索サービスの具体的な内容については後述する。ユーザの情報には、ユーザの行動の履歴を示す情報(個人履歴情報、行動履歴情報)、ユーザが通信端末を操作した履歴を示す情報(利用履歴情報)等が含まれる。
【0017】
店舗情報サーバ50は、商品又は役務(サービス)を取引対象とする店舗の情報を必要に応じて提供する。店舗の情報は、店舗の連絡先(電話番号、メールアドレス等)、サイトのアドレス、地理的な住所、店舗の説明文等を含む。具体的には、小売店、飲食店、映画館、旅行代理店等の店舗の情報が、情報提供サーバ等に提供される。
【0018】
ソーシャルネットワークサービス(SNS)60は、人と人とのつながりを支援するコミュニティ型のサイトを提供する。概して、ユーザは、何らかの事柄について、意見、感想、質問等の情報を発信することができる。他のユーザが発信した情報を閲覧することで、ユーザ同士の情報交換が促進される。
【0019】
RSS(Really Simple Syndication Site Summary)70は、ユーザが指定したサイトについて、更新があったことを示す更新情報をユーザに通知するサービスを提供する。例えば、ユーザが、あるサイトから国際情勢のニュースを購読する契約を結んでおり、ユーザがRSS70に対して、そのサイトを登録していたとする。そのサイトにより提供される情報が更新された場合、RSS70は、サイトが更新されたことを示す更新情報をユーザに通知する。更新情報は、例えば、タイトル、見出し、要約、更新時刻等を記述している。更新情報の通知を受けたユーザは、必要に応じて、契約しているサイトにアクセスし、ニュースの詳細を知ることができる。
【0020】
<2.動作例>
以下、実施例による動作例を説明する。便宜上、情報を蓄積する際の動作と、蓄積した情報を利用して検索サービスを提供する動作とに分けて、動作例を説明する。
【0021】
<<2.1 情報蓄積>>
図3は、図2に示されるような通信システムにおいて、情報提供サーバがユーザの行動履歴を表す履歴情報(又は個人履歴情報)を蓄積する際のシーケンスを示す。履歴情報は、ユーザが通信端末10を用いて何らかの行動を起こしたことの履歴を示す。後述する「行動履歴情報」は、履歴情報の内、特定の検索キーワードに関する情報である。履歴情報として蓄積される情報は、店舗等を検索したこと、店舗等の連絡先を電話帳に登録したこと、ソーシャルネットワークサービス(SNS)を利用したこと(特に、情報を発信したこと)、何らかのテーマについて提供される情報の更新情報を受けたこと、電話帳に登録している連絡先に発呼又は情報を送信したこと、電話帳に登録している連絡先の場所に赴いたこと(行ったこと)、通信端末10を利用して支払を行ったこと等の内の1つ以上を含むが、これらに限定されない。
【0022】
ステップS301、S303において、通信端末10は、店舗を検索するための検索リクエストを、情報提供サーバ40を介して店舗情報サーバに送信する。検索キーワードは、ユーザが自ら手入力してもよいし、選択肢を列挙したメニューから選択されてもよい。例えば、中華料理の店舗(飲食店)を検索するために、「中華料理」のような検索キーワードが送信される。これに応じて、店舗情報サーバ50は、「中華料理」に関する店舗を検索する。
【0023】
ステップS305、S307において、店舗情報サーバ50は、検索キーワードに基づいて検索した検索結果を、情報提供サーバ40を介して通信端末10に送信する。一例として、検索結果は、「中華料理」を提供する飲食店のリストを示す。
【0024】
情報提供サーバ40は、通信端末10のユーザが、「中華料理」を検索キーワードとして検索リクエストを送信したこと及び検索結果を取得したことを示す情報を、そのユーザの履歴情報として蓄積する。履歴情報を蓄積するタイミングは、情報提供サーバ40が、ステップS301において通信端末10から検索リクエストを受信した後や、ステップS305において検索結果を受信した後に、速やかに行われてもよい。
【0025】
あるいは、ステップS309において、通信端末10から、通信端末10の利用履歴情報を取得した後に、履歴情報の蓄積が行われてもよい。利用履歴情報は通信端末自身が履歴の情報を作成して情報提供サーバ40に通知するのに対して、上記の履歴情報は情報提供サーバ40が通信端末10の履歴の情報を作成している点で、両者は同一ではない。しかしながら、利用履歴情報も履歴情報(又は個人履歴情報)も同じ情報を含んでおり、混乱のおそれがない限り、利用履歴情報は履歴情報と言及されてよい。ステップS309において通信端末10が情報提供サーバ40に通知する履歴情報は、検索を行ったこと及び検索結果を取得したことだけでなく、検索結果の中から何れかの店舗の連絡先を電話帳に登録したこと等のような別の情報を含んでもよい。
【0026】
ユーザが、何らかの検索キーワードを指定して検索を行ったこと、検索結果を取得したこと、検索結果の中の連絡先を電話帳に登録したこと等は、そのユーザが、検索キーワードに関して実際に行った行動である。このような行動は、検索キーワードが示す事柄について、ユーザが興味を持っていることや、精通していること等の目安になる。本実施例は、実際の行動に結びつくこのような情報を、行動の履歴情報として情報提供サーバ40に蓄積する。これにより、検索キーワードの事柄について実際に行動を起こしたユーザと、その事柄を単に自己紹介文に記載しているにすぎないユーザとを区別することができる。
【0027】
上述したように、行動履歴を示す履歴情報は、店舗の検索に限定されず、様々な行動が考えられる。一例として、SNS60を利用する場合と、RSS70を利用する場合を説明するが、本実施例はこれらの場合に限定されず、ユーザの行動を表す情報について広く適用可能である。
【0028】
ステップS311、S313において、ユーザは、情報提供サーバ40を介してソーシャルネットワークサービス(SNS)のサイトへ投稿リクエストを送信する。投稿リクエストは、ユーザが、何らかの事柄について、意見、感想、質問等の情報を発信することを要求するものである。この場合、ユーザは、何らかの事柄について、実際に行動を起こしている。このような行動は、例えば、何らかの事柄に興味を持っていることの目安になる。情報提供サーバ40は、ユーザが何らかの事柄について情報を発信したことを履歴情報として蓄積する。
【0029】
ステップS315、S317において、ユーザは、情報提供サーバ40を介して、所定のサイトの更新情報の提供を受けるための登録リクエストを、RSSのサーバに送信する。
【0030】
ステップS319、S321において、RSSのサーバは、ユーザが指定しているサイトについての更新情報を、情報提供サーバ40を介してユーザに通知する。この場合、ユーザは、指定したサイトが提供する情報に目を通すという行動を、実際に行う可能性が高い。このような行動は、サイトが提供する情報に精通していることの目安になる。情報提供サーバ40は、ユーザが指定しているサイトが提供する情報について、ユーザが更新情報を受けたことを履歴情報として蓄積する。
【0031】
上記の説明では、情報提供サーバ40が、ユーザの行動に関する履歴情報を取得できるように、ユーザと各種のサーバ(店舗情報サーバ50、SNS60、RSS70)とのやり取りの際に、情報提供サーバ40が仲介していた。しかしながら、本実施例はこのような形態に限定されず、情報提供サーバ40がやりとりを仲介しなくてもよい。
【0032】
例えば、ステップS331に示されるように、通信端末10は、店舗の検索リクエストを、情報提供サーバ40を経由せずに店舗情報サーバ50へ直接的に送信してもよい。検索結果についても、ステップS333に示されるように、店舗情報サーバ50が、情報提供サーバ40を経由せずに通信端末10へ直接的に送信してもよい。また、ステップS335に示されるように、通信端末10は、投稿リクエストを、情報提供サーバ40を経由せずにSNS60へ直接的に送信してもよい。さらに、ステップS337に示されるように、RSS70は、更新情報を、情報提供サーバ40を経由せずに通信端末10へ直接的に送信してもよい。ただし、情報提供サーバ40が履歴情報を蓄積できるようにするために、通信端末10は、ステップS339に示されるように、履歴情報を情報提供サーバ40に、定期的に又は必要に応じて通知する必要がある。
【0033】
<<2.2 サービス提供>>
図4は、図3に示す動作を行うことで蓄積した情報を利用して、検索サービスを提供する際のシーケンス例を示す。図示の動作例は、通信端末10と情報提供サーバ40との間で行われる。通信端末10には、少なくとも、検索条件入力部107及び表示部111が備わっている。情報提供サーバ40には、少なくとも、検索部404、点数算出部405及び記憶部403が備わっている。通信端末10及び情報提供サーバ40に備わっているこれら及び他の処理部については後述する。
【0034】
ステップS401において、通信端末10は、検索条件入力部107によりユーザが入力した検索キーワードを含む信号を、情報提供サーバ40に送信する。検索キーワードを含む信号は、検索キーワードが示す事柄に興味がある又は精通しているユーザを検索することを要求する検索リクエストを表す。検索キーワードは、検索条件入力部107により、ユーザが自ら手入力してもよいし、選択肢を列挙したメニューから選択されてもよい。一例として、ユーザが、料理に関する情報交換を目的として、「料理」という検索キーワードを指定したとする。
【0035】
ステップS403において、情報提供サーバ40は検索キーワードを含む信号を受信し、ステップS405において、検索部404が、「料理」という検索キーワードを用いて、記憶部403に保存されている履歴情報を検索する。記憶部403は、図3を参照しながら説明した履歴情報をユーザ毎に蓄積している。説明の便宜上、ユーザの行動履歴を示す履歴情報は、ソーシャルネットワークサービス(SNS)において情報を発信した回数(投稿の回数)、店舗等のアドレスを電話帳に登録している回数(アドレス登録の数)、及びRSSサーバから更新情報を受けた回数(RSS購読の回数)を示すものとする。しかしながら、履歴情報は、これらに代えて又はこれらに加えて、他の内容を示してもよい。例えば、履歴情報は、店舗等を検索した回数、電話帳に登録している連絡先に発呼又は情報を送信した回数、電話帳に登録している連絡先の場所に赴いた回数、通信端末10を利用して支払を行った回数等を示してもよいが、これらに限定されない。
【0036】
図5は、検索キーワードに基づいて、履歴情報を検索する様子を模式的に示す。図5には、ある1人のユーザXの履歴情報51、53、55が示されている。ユーザXの履歴情報は、投稿に関する情報51、アドレス登録に関する情報53及びRSS購読に関する情報55を少なくとも含む。
【0037】
投稿に関する情報51は、投稿した日付と投稿内容を少なくとも含む。この投稿内容が、検索キーワード「料理」に関連するか否かを判定することで、「料理」に関する投稿を行った回数が導出される。投稿内容が「料理」に関連するか否かは、投稿内容のテキスト解析により判定されてもよい。例えば、「料理」及び「料理」に類似する他の言葉(例えば、調理、飲食、懐石、中華等)が、投稿内容に所定数以上含まれているか否かに基づいて、判定が行われてもよい。図示の例の場合、投稿回数は10回である。
【0038】
アドレス登録に関する情報53は、連絡先の名前と、連絡先の説明文とを含む。これらの連絡先の名前及び説明文が、検索キーワード「料理」に関連するか否かを判定することで、「料理」に関するアドレスを登録した回数が導出される。名前や説明文が「料理」に関連するか否かは、名前及び説明文のテキスト解析により判定されてもよい。例えば、「料理」及び「料理」に類似する他の言葉(例えば、調理、飲食、懐石、中華等)が、名前及び説明文に所定数以上含まれているか否かに基づいて、判定が行われてもよい。図示の例の場合、アドレス登録の回数は、8回である。
【0039】
RSS購読に関する情報55は、カテゴリと、具体的な名前とを含む。これらのカテゴリ名及びそのカテゴリとして配信される情報の名前が、検索キーワード「料理」に関連するか否かを判定することで、ユーザが登録しているRSS購読が「料理」に関するものであるかが分かる。「料理」に関するRSS購読により、ユーザが更新情報を受信した回数が導出される。カテゴリ名や情報の名前が「料理」に関連するか否かは、カテゴリ名及び情報の名前のテキスト解析により判定されてもよい。例えば、「料理」及び「料理」に類似する他の言葉(例えば、調理、飲食、懐石、中華等)が、カテゴリ名及び情報の名前に所定数以上含まれているか否かに基づいて、判定が行われてもよい。図示の例の場合、RSS購読により更新情報を受信した回数は、4回である。なお、カテゴリは、情報を提供するプロバイダにより独立に決定されるので、一般的には、プロバイダ毎にカテゴリの分類及び名称は異なる。したがって、「料理」だけでなく、「料理」に類似する他の言葉(例えば、調理、飲食、懐石、中華等)をも用いてテキスト分析を行うことで、「料理」に関するRSS購読が行われているか否かを適切に判定することができる。
【0040】
このようにして、ユーザXの履歴情報の中から、「料理」という検索キーワードに関連する情報が抽出される。抽出された情報は、一般的な「履歴情報」と区別するため、「行動履歴情報」と呼ぶことにする。図示されているように、ユーザXの「料理」に関する行動履歴情報57は、投稿の回数=10、アドレス登録の回数=8及びRSS購読の回数=4の情報を含んでいる。
【0041】
図4のステップ405において、検索部404が、各ユーザの行動履歴情報を取得すると、それらはステップS407において点数計算部405に通知される。
【0042】
ステップS409において、点数計算部405は、各ユーザの行動履歴情報から、各ユーザの得点を計算する。得点の計算は適切な如何なる方法を用いて行われてもよい。例えば、あるユーザの行動履歴情報に含まれている数値又は回数と、予め定められている配点とを乗算することで、そのユーザの得点が算出されてもよい。
【0043】
図5に示す例の場合、投稿、アドレス登録及びRSS購読の情報項目各々について、予め配点が決められている。配点は、一例として、テーブル59に示されるように、投稿については3点、アドレス登録については2点及びRSS購読については1点となっている。実施例の変形例において説明するように、各情報項目に設定する配点は、検索の内容に応じて異なってもよい。配点の数値は、図示の例に限定されないが、検索キーワードが示す事柄について、興味があることの程度や、精通していることの程度に応じて設定されることが好ましい。RSS購読は、料理に関する情報をユーザが受信していることを示すにすぎないので、最も低い点数に設定されている。アドレス登録は、ユーザが自ら選択して登録している点で、RSS購読の場合よりも、大きな関心を有することを示す。したがって、RSS購読の場合より高い配点が設定されている。さらに、投稿は、よりいっそう積極的な行為であるので、最も高い配点が設定されている。このような配点のテーブルに基づいて、ユーザの得点が計算される。図示の例のユーザの得点は、
投稿回数×3+アドレス登録回数×2+RSS購読回数×1=10×3+8×2+4×1=50点
となる。同様に、他のユーザについても、履歴情報から行動履歴情報が抽出され、得点が計算される。
【0044】
図4のステップS411において、点数算出部405による計算結果が、検索部404に通知される。
【0045】
ステップS413において、情報提供サーバ40は、計算結果に基づいて検索結果をユーザに通知する。
【0046】
ステップS415において、通信端末10は、得点の高い順に、ユーザを行動履歴情報と共に表示する。
【0047】
図6は、ステップS415において、通信端末10の表示部111における表示例を示す。上位4人のユーザB、A、D、Cの情報が、行動履歴情報とともに得点順に表示されている。ユーザDは、自己紹介文を掲載していないにもかかわらず、第3位に入っている。これは、ユーザDの行動が、料理に興味があることを強く示しているからである。単に自己紹介文に基づいてユーザを列挙した場合は、図1に示すようになる。これに対して、ユーザ各自の行動履歴を考慮すると、図6に示すように並べ替えられる。したがって、「料理」に関する情報交換を希望する場合、相手としてユーザBやユーザA等が有望であることを、簡易且つ的確に判断できる。
【0048】
その後、検索結果に基づいて、ユーザは、ユーザBやAとの情報交換を行う。ユーザは、ユーザBやAと直接的に情報交換を行ってもよいし、情報提供サーバ40を介して間接的に情報交換を行ってもよい。
【0049】
図6の表示は、具体的な表示の単なる一例にすぎず、適切な他の如何なる表示が行われてもよい。例えば、行動履歴情報の情報項目の内の1つ以上が省略されてもよいし、全てが省略されてもよい。いずれにせよ、情報交換の相手の候補となるユーザが、得点順に並んでいればよい。
【0050】
なお、図6に示すような表示を行う場合において、情報提供サーバ40が、得点順に並べ替えたユーザの情報を通信端末に提供してもよいし、あるいは、通信端末が得点にしたがってユーザを並べ替えてもよい。いずれにせよ、情報提供サーバは、複数のユーザ各々の得点にしたがってそれらのユーザを表示するのに必要な情報を、通信端末に送信する。
【0051】
このようにして検索サービスが提供されることで、「料理」に関する検索を要求したユーザは、情報交換の相手として有望なユーザを簡易かつ的確に判断することができる。
【0052】
<3.通信端末>
図7は、通信端末の機能ブロック図を示す。図7には、通信端末に備わる様々な機能要素又は処理部の内、本実施例に特に関連するものが示されている。図示の通信端末は、図2に示されている通信端末10として使用可能である。したがって、通信端末10は、通信網20及びインターネット網30を介して情報を通信することが可能な適切な如何なる通信端末でもよく、通信端末は、典型的には移動端末であるが、固定端末でもよい。通信端末は、具体的には、携帯電話、情報端末、スマートフォン、ノート型パーソナルコンピュータ、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ等であるがこれらに限定されない。図7には、投稿部101、アドレス情報登録部103、RSS購読部105、検索条件入力部107、位置情報取得部108、表示部109及び通信部111が示されている。
【0053】
投稿部101は、ユーザが、ソーシャルネットワークサービス(SNS)により情報を受信及び送信するための処理を行う。また、投稿部101は、投稿したことに関する履歴情報を作成する。
【0054】
アドレス情報登録部103は、通信端末のユーザが、電話帳にアドレスを登録するための処理を行う。また、アドレス情報登録部103は、アドレスの登録に関する履歴情報を作成する。
【0055】
RSS購読部105は、RSS購読の要求及び更新情報の受信のための処理を行う。RSS購読部105は、更新情報を受信したことに関する履歴情報を作成する。
【0056】
検索条件入力部107は、ユーザが、検索キーワードを入力するための処理を行う。
【0057】
位置情報取得部108は、通信端末の位置情報(現在地の情報)を取得する。位置情報は、グローバルポジショニングシステム(GPS)のような何らかの測位システムにより自ら取得することができる。あるいは、位置情報は、ネットワークを介して取得されてもよい。
【0058】
表示部109は、検索条件入力部107とともに、文字を入力するためのインターフェースを表示する。また、表示部109は、情報提供サーバから受信した検索結果により、ユーザを得点順に表示する。表示部はタッチスクリーンを備え、タッチスクリーンにおいて、接触感知式の透明パネルが表示装置の画面をカバーしている。
【0059】
通信部111は、情報提供サーバ及び他のサーバとのやり取りを行うための処理を行う。
【0060】
検索条件入力部107及び表示部109は、ユーザインターフェースとしての機能を発揮する。通信端末は、これらの視覚的なユーザインターフェースだけでなく、聴覚的なインターフェースを備えていてもよい。一般に、ユーザインターフェースは、表示部107に該当する陰極線管(CRT)、液晶ディスプレイ(LCD)、有機ELパネル、キーパッドを備えた制御パネル、キーボード、タッチパッド、マウス、トラックボール、マイクロフォン及びスピーカ、又はそれらの適切な任意の組み合わせ等であるが、これらに限定されない。
【0061】
<4.情報提供サーバ>
図8は、情報提供サーバの機能ブロック図を示す。図8には、情報提供サーバに備わる様々な機能要素又は処理部の内、本実施例に特に関連するものが示されている。図示の情報提供サーバは、図2に示されている情報提供サーバ40として使用可能である。図8には、店舗情報取得部401、記憶部403、検索部405、点数算出部407及び通信部409が示されている。
【0062】
店舗情報取得部401は、店舗情報サーバ(例えば、図2の店舗情報サーバ50)から、店舗に関する情報を取得する。店舗に関する情報は、典型的には、ユーザが指定した検索キーワードに関する店舗のリストである。その他、店舗の連絡先、サイトアドレス、所在地、説明文等の情報が、店舗に関する情報に含まれていてもよい。
【0063】
記憶部403は、ユーザの行動履歴を示す履歴情報(又は個人履歴情報)を記憶する。上述したように、履歴情報は、様々な情報項目を含んでいてもよい。図示の例では、記憶部403が保存している情報は、投稿に関する情報(投稿情報)、アドレス登録に関する情報(アドレス登録情報)、RSS購読に関する情報及びその他の情報である。その他の情報には、例えば、ユーザの個人情報や、通信端末の利用履歴情報等が含まれる。
【0064】
検索部405は、ユーザが指定した検索キーワードに基づいて、様々なユーザの履歴情報(又は個人履歴情報)から、検索キーワードに関連する行動履歴情報を抽出する。
【0065】
点数算出部407は、各ユーザの行動履歴情報から、各ユーザの得点を計算する。
【0066】
通信部409は、通信端末10と通信するための処理を行う。
【0067】
<5.変形例>
<<5.1 第1の変形例>>
上述したように、履歴情報中の各情報項目に設定する配点は、常に同じでもよいし、検索の内容に応じて異なってもよい。例えば、料理を食べることと、料理を作ることは、何れも料理に関連するが、重要視すべき行動は異なる。料理を食べることに興味があるユーザは、様々な飲食店のアドレスを通信端末に数多く登録していることが予想される。これに対して、料理を作ることに興味があるユーザの場合、必ずしも多くの飲食店のアドレスを通信端末に登録しておらず、むしろ、飲食店のアドレスを登録していることは、料理の作成に興味を持っていることの目安にならないかもしれない。このような観点からは、アドレスを登録している回数の情報項目の配点が、料理を食べることに関する検索の場合は高く設定し、料理を作ることに関する検索の場合は低く設定することが考えられる。また、料理を作ることに精通しているユーザは、作り方の「こつ」のような情報を、積極的に発信していることが予想される。このような観点からは、投稿回数の情報項目の配点が、料理を食べることに関する検索の場合は低く設定し、料理を作ることに関する検索の場合は高く設定することが考えられる。さらに、料理を食べることに興味があるユーザは、最新の飲食店の情報を数多く取得していると考えられる。これに対して、料理を作ることに興味があるユーザは、調理法の情報を数多く取得していることが考えられる。このような観点からは、RSS購読として登録しているサイトがどのような内容の情報を提供しているかに基づいて、RSS購読の情報項目の配点を設定してもよい。
【0068】
一例として、料理を食べることに興味があるユーザを捜す場合、上記の例と同様に、投稿については3点、アドレス登録については2点及びRSS購読については1点のように設定することができる。これに対して、料理を作ることに興味があるユーザを捜す場合、投稿については5点、アドレス登録については0点及びRSS購読については1点のように設定することができる。さらに、料理を食べることに興味があるユーザを捜す場合、RSS購読の配点は、食べることに関する情報をRSS購読していた場合には2点とし、料理一般に関連するにすぎない情報をRSS購読していた場合には1点とすることも考えられる。また、料理を作ることに興味があるユーザを捜す場合、RSS購読の配点は、作ることに関する情報をRSS購読していた場合には2点とし、料理一般に関連するにすぎない情報をRSS購読していた場合には1点とすることも考えられる。このように検索の内容に応じて配点を変えることで、よりいっそう相応しいユーザを表示部に表示することができる。
【0069】
上記の説明は料理を食べる及び作るという観点からなされているが、料理に限らず、任意の事柄について本実施例を適用することができる。例えば、映画や演劇を鑑賞するユーザと演じるユーザとを区別すること、著作物や美術品を鑑賞するユーザと作成するユーザとを区別すること、スポーツを観戦するユーザと行うユーザとを区別すること等が考えられる。より一般的には、何らかの事柄を能動的な行為を行うユーザと、受動的な行為を行うユーザとを区別することが考えられる。
【0070】
<<5.2 第2の変形例>>
上述したように、履歴情報として蓄積される情報は、上述したものに限定されず、適切な他の如何なる情報が、ユーザの行動履歴を示す履歴情報として蓄積されてよい。例えば、電話帳に登録している連絡先に実際に発呼又は情報を送信したこと、電話帳に登録している連絡先の場所に赴いたこと(行ったこと)、通信端末10を利用して支払を行ったこと等の情報が、履歴情報として蓄積されてもよい。発呼した場合、そのユーザは、実際に予約していること等が考えられる。発呼したことは、通信端末の発信履歴から取得することができる。実際に赴いたことは、通信端末の位置情報は、通信端末が定期的に情報提供サーバ40に報告している情報から取得することができる。金銭又はポイントの支払いに利用可能なカードが内蔵されている通信端末は、金銭又はポイントの支払いに使用することができる。通信端末を用いて支払を行ったことは、通信端末の操作履歴から取得することができる。発呼したこと、赴いたこと及び支払を行ったこと等の行動は、単に検索したにすぎない場合や、単に電話帳に登録したにすぎない場合と比較して、対象の事柄について、より大きな興味を持っている又はより精通していることを示す。したがって、これらの行為を考慮する場合、これらの行為の情報項目の配点を高く設定することが考えられる。
【0071】
<<5.3 第3の変形例>>
図4のステップS403、S405において、様々なユーザの履歴情報から、検索キーワードに関する行動履歴情報を抽出する場合、記憶部403に記憶済みの全てのユーザについて、履歴情報から行動履歴情報を抽出してもよい。しかしながら、より効率的に情報を抽出する観点からは、従来の方法によりユーザを絞り込んだ後で、上記の本実施例の方法を適用することも考えられる。例えば、従来の方法により、検索キーワードとユーザの自己紹介文とを比較することで、ユーザ全体から、N人のユーザを抽出し、こうして絞り込まれたN人のユーザの履歴情報から、N人のユーザの行動履歴情報が抽出されてもよい。この方法は、自己紹介文を登録していないユーザ(例えば、図6のユーザD)は、検索対象から除外されてしまう欠点があるが、簡易かつ効率的にユーザを絞り込む観点からは好ましい。
【0072】
以上本発明は特定の実施例を参照しながら説明されてきたが、それらは単なる例示に過ぎず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。例えば、本発明は、ユーザを検索する適切な如何なる移動通信システムに適用されてもよい。例えば本発明は、W−CDMA方式のシステム、HSDPA/HSUPA方式のW−CDMAシステム、LTE方式のシステム、LTE−Advanced方式のシステム、IMT−Advanced方式のシステム、WiMAX、Wi−Fi方式のシステム等に適用されてもよい。発明の理解を促すため具体的な数値例を用いて説明がなされたが、特に断りのない限り、それらの数値は単なる一例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてもよい。発明の理解を促すため具体的な数式を用いて説明がなされたが、特に断りのない限り、それらの数式は単なる一例に過ぎず適切な如何なる数式が使用されてもよい。実施例又は項目の区分けは本発明に本質的ではなく、2以上の項目に記載された事項が必要に応じて組み合わせて使用されてよいし、ある項目に記載された事項が、別の項目に記載された事項に(矛盾しない限り)適用されてよい。説明の便宜上、本発明の実施例に係る装置は機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウェアで、ソフトウェアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。ソフトウェアは、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ(ROM)、EPROM、EEPROM、レジスタ、ハードディスク(HDD)、リムーバブルディスク、CD−ROM、データベース、サーバその他の適切な如何なる記憶媒体に用意されてもよい。本発明は上記実施例に限定されず、本発明の精神から逸脱することなく、様々な変形例、修正例、代替例、置換例等が本発明に包含される。
【符号の説明】
【0073】
10 通信端末
20 通信網
30 インターネット網
40 情報提供サーバ
50 店舗情報サーバ
60 SNSサーバ
70 RSSサーバ
101 投稿部
103 アドレス情報登録部
105 RSS購読部
107 検索条件入力部
109 表示部
108 位置情報取得部
111 通信部
401 店舗情報取得部
403 記憶部
405 検索部
407 点数算出部
409 通信部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワークを通じてユーザと通信する情報提供サーバであって、
検索キーワードを含む信号を受信する受信部と、
複数のユーザ各々の行動履歴を示す個人履歴情報を記憶する記憶部と、
前記個人履歴情報から、前記検索キーワードに関連する行動の履歴を示す行動履歴情報を検索する検索部と、
前記行動履歴情報を利用して、前記複数のユーザ各々の得点を算出する算出部と、
前記複数のユーザ各々の得点にしたがってユーザの情報を提示するのに必要な提示情報が含まれている信号を、前記検索キーワードを送信したユーザに前記ネットワークを介して送信する送信部と
を有する情報提供サーバ。
【請求項2】
前記行動履歴情報は、ユーザが、前記検索キーワードに関連する情報を発信した回数を示す情報項目を含む、請求項1記載の情報提供サーバ。
【請求項3】
前記行動履歴情報は、ユーザが、前記検索キーワードに関連する連絡先を電話帳に登録している数を示す情報項目を含む、請求項1又は2に記載の情報提供サーバ。
【請求項4】
前記行動履歴情報は、ユーザが、前記検索キーワードに関連する連絡先に発信した回数を示す情報項目を含む、請求項3記載の情報提供サーバ。
【請求項5】
前記行動履歴情報は、前記検索キーワードに関する情報を提供しているサイトの更新情報を、ユーザが受信できるように登録していることを示すRSS情報項目を含む、請求項1−4の何れか1項に記載の情報提供サーバ。
【請求項6】
前記行動履歴情報は、ユーザが、前記検索キーワードに関連する連絡先の場所に訪れた回数を示す情報項目を含む、請求項1−5の何れか1項に記載の情報提供サーバ。
【請求項7】
前記行動履歴情報は、ユーザが、前記検索キーワードに関連する事柄について金銭又はポイントの支払を行った回数を示す情報項目を含む、請求項1−6の何れか1項に記載の情報提供サーバ。
【請求項8】
前記算出部は、前記行動履歴情報に含まれる複数の情報項目各々が示す数値と、該複数の情報項目各々に予め定められている配点とを乗算することで、前記複数のユーザ各々の得点を算出する、請求項1−7の何れか1項に記載の情報提供サーバ。
【請求項9】
前記複数の情報項目各々に予め定められている前記配点が、検索キーワードの内容に応じて異なる、請求項8の何れか1項に記載の情報提供サーバ。
【請求項10】
検索キーワードを含む信号をネットワークを介して受信し、
複数のユーザ各々の行動履歴を示す記憶されている個人履歴情報から、前記検索キーワードに関連する行動の履歴を示す行動履歴情報を検索し、
前記行動履歴情報を利用して、前記複数のユーザ各々の得点を算出し、
前記複数のユーザ各々の得点にしたがってユーザの情報を提示するのに必要な提示情報が含まれている信号を、前記検索キーワードを送信したユーザに前記ネットワークを介して送信するステップ
を有する情報提供方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2012−118879(P2012−118879A)
【公開日】平成24年6月21日(2012.6.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−269605(P2010−269605)
【出願日】平成22年12月2日(2010.12.2)
【出願人】(392026693)株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ (5,876)
【Fターム(参考)】