説明

情報生成装置、情報生成方法及びプログラム

【課題】利用者にとって有用な画像に関連する各種の情報の提供を効果的に行う。
【解決手段】撮像装置100であって、撮像画像に関連する複数の関連情報を所定の規則に従って組み合わせて当該撮像画像を説明する説明文を生成する説明文生成部6cと、生成された説明文が、撮像画像が形成される記録媒体の所定位置に配置されるような所定の配置態様の出力情報を生成する出力情報生成部6eとを備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報生成装置、情報生成方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、画像データにExif情報として記憶されている当該画像データの撮像場所に係るGPS情報に基づいて、地名やランドマーク名等のテキスト情報を画像内に印刷するプリンタが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、印刷物の送付先を特定する情報を当該印刷物の裏面に印刷する装置も知られている(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006−148538号公報
【特許文献2】特開2003−78782号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1、2の技術にあっては、単にテキスト情報や送付先を特定する情報等の画像に関連する情報を印刷物の所定位置に印刷しているだけであり、利用者にとって有用な情報の提供を十分に行うことができなかった。
【0005】
そこで、本発明の課題は、利用者にとって有用な画像に関連する各種の情報の提供を効果的に行うことができる情報生成装置、情報生成方法及びプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明に係る情報生成装置は、
撮像画像を取得する第1取得手段と、前記撮像画像に関連する複数の関連情報を取得する第2取得手段と、この第2取得手段により取得された前記複数の関連情報を所定の規則に従って組み合わせて当該撮像画像を説明する説明文を生成する第1生成手段と、この第1生成手段により生成された説明文が、前記撮像画像が形成される記録媒体或いは表示部に表示される前記撮像画像の所定位置に配置されるような所定の配置態様の出力情報を生成する第2生成手段と、を備えたことを特徴としている。
【0007】
また、本発明に係る情報生成方法は、
情報生成装置を用いた情報生成方法であって、撮像画像を取得する処理と、前記撮像画像に関連する複数の関連情報を取得する処理と、取得された前記複数の関連情報を所定の規則に従って組み合わせて当該撮像画像を説明する説明文を生成する処理と、生成された説明文が、前記撮像画像が形成される記録媒体或いは表示部に表示される前記撮像画像の所定位置に配置されるような所定の配置態様の出力情報を生成する処理と、を含むことを特徴としている。
【0008】
また、本発明に係るプログラムは、
情報生成装置のコンピュータを、撮像画像を取得する第1取得手段、前記撮像画像に関連する複数の関連情報を取得する第2取得手段、この第2取得手段により取得された前記複数の関連情報を所定の規則に従って組み合わせて当該撮像画像を説明する説明文を生成する第1生成手段、この第1生成手段により生成された説明文が、前記撮像画像が形成される記録媒体或いは表示部に表示される前記撮像画像の所定位置に配置されるような所定の配置態様の出力情報を生成する第2生成手段、として機能させることを特徴としている。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、利用者にとって有用な画像に関連する各種の情報の提供を効果的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明を適用した一実施形態の撮像装置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】図1の撮像装置に記憶されている情報テーブルの一例を模式的に示す図である。
【図3】図1の撮像装置と接続されるプリンタの概略構成を示すブロック図である。
【図4】図1の撮像装置による出力情報生成処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。
【図5】図4の出力情報生成処理の続きを示すフローチャートである。
【図6】図4の出力情報生成処理を説明するための図である。
【図7】図4の出力情報生成処理により生成された印刷情報を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下に、本発明について、図面を用いて具体的な態様を説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
【0012】
本実施形態の撮像装置100は、撮像画像Pに関連する複数の関連情報を所定の規則に従って組み合わせて当該撮像画像Pを説明する説明文Bを生成し、当該説明文Bが、撮像画像Pが形成される記録媒体(印刷用基材K)の所定位置に配置されるような所定の配置態様の出力情報を生成する。
【0013】
図1は、本発明を適用した一実施形態の撮像装置100の概略構成を示すブロック図である。
図1に示すように、撮像装置100は、具体的には、撮像部1と、メモリ2と、画像処理部3と、GPS処理部4と、自律航法処理部5と、情報処理部6と、情報記録部7と、表示制御部8と、表示部9と、記録媒体制御部10と、通信制御部11と、操作入力部12と、中央制御部13とを備えている。
また、撮像部1、メモリ2、画像処理部3、GPS処理部4、自律航法処理部5、情報処理部6、情報記録部7、表示制御部8、記録媒体制御部10、通信制御部11及び中央制御部13は、バスライン14を介して接続されている。
【0014】
撮像部1は、撮像手段として、被写体(例えば、ヒトの顔等)を撮像してフレーム画像を生成する。具体的には、撮像部1は、レンズ部1aと、電子撮像部1bと、撮像制御部1cと、画像データ生成部1dとを備えている。
【0015】
レンズ部1aは、例えば、ズームレンズやフォーカスレンズ等の複数のレンズから構成されている。
電子撮像部1bは、例えば、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal-oxide Semiconductor)等のイメージセンサから構成されている。また、電子撮像部1bは、レンズ部1aの各種レンズを通過した光学像を二次元の画像信号に変換する。
【0016】
撮像制御部1cは、撮像部1による被写体の撮像を制御する。即ち、撮像制御部1cは、図示は省略するが、タイミング発生器、ドライバなどを備えている。そして、撮像制御部1cは、タイミング発生器、ドライバにより電子撮像部1bを走査駆動して、所定周期毎に光学像を電子撮像部1bにより二次元の画像信号に変換させ、当該電子撮像部1bの撮像領域から1画面分ずつフレーム画像を読み出して画像データ生成部1dに出力させる。
また、撮像制御部1cは、被写体の撮像の際に、合焦駆動部(図示略)の駆動を制御して、フォーカスレンズを光軸方向に移動させてレンズ部1aの合焦位置を調整する。
また、撮像制御部1cは、AF(自動合焦処理)に加えて、AE(自動露出処理)、AWB(自動ホワイトバランス)等の被写体を撮像する際の条件の調整制御を行っても良い。
【0017】
画像データ生成部1dは、電子撮像部1bから転送されたフレーム画像のアナログ値の信号に対してRGBの各色成分毎に適宜ゲイン調整した後に、サンプルホールド回路(図示略)でサンプルホールドしてA/D変換器(図示略)でデジタルデータに変換し、カラープロセス回路(図示略)で画素補間処理及びγ補正処理を含むカラープロセス処理を行った後、デジタル値の輝度信号Y及び色差信号Cb,Cr(YUVデータ)を生成する。
カラープロセス回路から出力される輝度信号Y及び色差信号Cb,Crは、図示しないDMAコントローラを介して、バッファメモリとして使用されるメモリ2にDMA転送される。
【0018】
なお、撮像部1は、図示は省略するが、レンズ部1aを通過する光の量を調整する絞りや、ズームレンズを光軸方向に移動させるズーム駆動部、フォーカスレンズを光軸方向に移動させる合焦駆動部等を備えていても良い。
【0019】
メモリ2は、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等により構成され、画像処理部3や情報処理部6や中央制御部13等によって処理されるデータ等を一時記憶する。
【0020】
画像処理部3は、例えば、符号化部や復号化部(ともに図示略)等を備えている。
符号化部は、メモリ2から取得された記録用の画像データを所定の符号化方式(例えば、Motion−JPEG方式、JPEG方式等)により圧縮・符号化する。
復号化部は、記録媒体制御部10により記録媒体Mから読み出された符号化された画像データを当該符号化方式に対応する復号化方式で復号化する。
【0021】
GPS処理部4は、GPS(全地球測位システム)による測位(GPS測位)を行う。
即ち、GPS処理部4は、GPS衛星Sから送信されたデータを受信する受信アンテナ4aを備えている。
【0022】
受信アンテナ4aは、地球低軌道に打ち上げられた複数のGPS衛星S(測位衛星;図1には一つのみ図示)から送信されるGPS信号(例えば、アルマナック(概略軌道情報)やエフェメリス(詳細軌道情報)など)を所定のタイミングで受信し、当該GPS信号をGPS処理部4に出力する。GPS処理部4は、受信アンテナ4aを介して受信されるGPS信号の復調処理を行って、GPS衛星の各種送信データを取得する。そして、GPS処理部4は、取得された送信データに基づいて、所定の測位演算を行うことで、当該端末本体の絶対的な2次元の現在位置(緯度、経度)を測位して当該位置に係る位置情報(例えば、緯度、経度の座標情報)を測位結果として取得する。
また、GPS処理部4は、例えば、所定の時間間隔毎に当該装置本体の現在位置に係る位置情報を逐次取得する。
【0023】
自律航法処理部5は、自律航法用センサを用いた測位(自律航法測位)を行う。
即ち、自律航法処理部5は、3軸地磁気センサ5aと、3軸加速度センサ5bと、気圧センサ5cと、制御処理部5dとを備えている。
【0024】
3軸地磁気センサ5aは、自律航法用センサであり、互いに直交する3軸方向の地磁気の大きさをそれぞれ検出する。そして、3軸地磁気センサ5aは、検出された各軸の検出信号を制御処理部5dに出力する。
【0025】
3軸加速度センサ5bは、自律航法用センサであり、互いに直交する3軸方向の加速度をそれぞれ検出する。そして、3軸加速度センサ5bは、検出された各軸の検出信号を所定の周波数でサンプリングして、制御処理部5dに出力する。
【0026】
気圧センサ5cは、高低差を求めるために気圧を検出するセンサである。また、気圧センサ5cは、検出された気圧の検出信号を制御処理部5dに出力する。
【0027】
制御処理部5dは、3軸地磁気センサ5a及び3軸加速度センサ5bにより検出された検出データに基づいて、自律航法の測位演算を連続的に行う。
即ち、制御処理部5dは、所定のサンプリング周期で3軸地磁気センサ5a及び3軸加速度センサ5bにより検出された検出データを取得して、これらの検出データから当該撮像装置100本体の移動方向及び移動量を算出していく。さらに、制御処理部5dは、検出データを取得する直前の当該装置本体の存する現在位置の位置データに、算出された移動方向及び移動量からなるベクトルデータを加算することで、自律航法の測位結果である位置データを算出する。また、制御処理部5dは、当該位置データを所定の時間間隔毎に連続して算出することで、当該装置本体の相対的な変位を取得する。
また、制御処理部5dは、これら移動方向と移動量の算出に加えて、気圧センサ5cにより検出された検出信号の出力値の変化から高さ方向の移動量についても算出する。
【0028】
情報処理部6は、画像取得部6aと、関連情報取得部6bと、説明文生成部6cと、地図取得部6dと、出力情報生成部6eとを具備している。
なお、情報処理部6の各部は、例えば、所定のロジック回路から構成されているが、当該構成は一例であってこれに限られるものではない。
【0029】
画像取得部6aは、出力情報生成処理(後述)に用いられる画像を取得する。
即ち、画像取得部6aは、第1取得手段として、撮像部1により撮像された撮像画像P(図7(a)参照)の画像データを取得する。具体的には、画像取得部6aは、撮像部1による被写体の撮像によって画像データ生成部1dにより生成された撮像画像Pの画像データ(YUVデータ)を、メモリ2から逐次取得する。
【0030】
関連情報取得部6bは、出力情報生成処理に用いられる関連情報を取得する。
即ち、関連情報取得部6bは、第2取得手段として、撮像画像Pに関連する複数の関連情報を取得する。具体的には、関連情報取得部6bは、関連情報として、撮像関連情報や画像関連情報を特定する情報特定部b1を具備し、この情報特定部b1により特定された撮像関連情報や画像関連情報を取得する。
なお、関連情報は、撮像関連情報及び画像関連情報のうち、少なくとも一方を含む情報であれば良く、必ずしも両方を含む必要はない。
【0031】
撮像関連情報は、撮像部1による撮像画像Pの撮像処理に関連する各種の情報である。具体的には、撮像関連情報は、撮像画像Pの撮像の際に当該装置本体の存する撮像位置に係る位置情報、撮像部1による撮像方向に係る方向情報、撮像部1の画角に係る画角情報、撮像部1による撮像の日付に係る日付情報及び撮像部1による撮像の時刻に係る時刻情報等を含む。
即ち、情報特定部b1は、例えば、画像の撮像の際に、GPS処理部4によるGPS測位や自律航法処理部5による自律航法測位の結果に基づいて、当該装置本体の存する撮像位置に係る緯度、経度、高度等の位置情報を特定する。
また、情報特定部b1は、例えば、画像の撮像の際に、3軸地磁気センサ5aや3軸加速度センサ5b等の検出信号に基づいて、撮像部1のレンズ部1aが露出している向き(例えば、方角)に係る方向情報を特定する。
また、情報特定部b1は、例えば、画像の撮像の際に、電子撮像部1bのイメージサークルの半径と焦点距離とに基づいて、レンズ部1aの公称対角線画角、水平方向画角、垂直方向画角等に係る画角情報を特定する。
また、情報特定部b1は、例えば、画像の撮像の際に、図示しない計時部により計時された時刻に基づいて、日付情報(例えば、年月日など)や時刻情報(例えば、現在時刻など)を特定する。
【0032】
また、情報特定部b1は、取得された複数の関連情報に基づいて、情報記録部7の地図データベース7cやイベントデータベース7d(後述)等を参照して、当該関連情報を示す語を具体的な名称として示す名称情報を特定しても良い。例えば、情報特定部b1は、日付情報及び時刻情報に基づいて、イベントデータベース7dから撮像画像Pに関連するイベントの名称(例えば、○○祭り等)を名称情報として特定しても良い。また、例えば、情報特定部b1は、位置情報に基づいて、地図データベース7cから撮像画像Pの撮像位置に関連する名称(例えば、○○城等)を名称情報として特定しても良い。
【0033】
なお、撮像関連情報としては、位置情報、方向情報、画角情報、日付情報及び時刻情報のうちの少なくとも何れか一の情報を含んでいれば良く、必ずしもこれら全ての情報を含む必要はない。
また、撮像関連情報として例示した位置情報、方向情報、画角情報、日付情報及び時刻情報は、一例であってこれらに限られるものではなく、適宜任意に変更可能である。例えば、撮像関連情報として、画像の撮像タイミングの前後で当該装置本体の移動軌跡に係る移動情報を含んでも良く、情報特定部b1は、例えば、画像の撮像後に、GPS処理部4によるGPS測位や自律航法処理部5による自律航法測位の結果に基づいて、当該装置本体の存する位置から当該装置本体の移動軌跡に係る移動情報を特定する。
【0034】
画像関連情報は、撮像画像Pの内容に関連する各種の情報である。具体的には、画像関連情報は、撮像画像P内の主要被写体Paに係る被写体情報及び撮像画像Pの主要被写体Paの背景に係る背景情報等を含む。
情報特定部b1は、第2特定手段として、装置本体の存する撮像位置に係る位置情報及び撮像部1による撮像方向に係る方向情報に基づいて、撮像画像P内の主要被写体Paに係る被写体情報を特定する。具体的には、情報特定部b1は、画像の撮像の際に、取得された位置情報、方向情報及び撮像部1のフォーカスレンズの位置から算出された撮像距離(フォーカス距離)に係る距離情報に基づいて、撮像画像P内の主要被写体Paの位置を特定し、情報記録部7の地図データベース7cを参照して当該主要被写体Paの位置に対応する名称(例えば、場所、建物、物体等に係る名称)を被写体情報として特定する。
また、情報特定部b1は、位置情報及び方向情報に基づいて、撮像画像P内の主要被写体Paの背景に係る背景情報を特定する。即ち、情報特定部b1は、画像の撮像の際に、取得された位置情報及び方向情報に基づいて、撮像画像P内の主要被写体Paの背景の範囲を特定し、情報記録部7の地図データベース7cを参照して当該背景の範囲に対応する名称(例えば、場所、建物、地域等に係る名称)を背景情報として特定する。
なお、情報特定部b1による主要被写体Paの位置や背景の範囲の特定の際に、画角情報を利用しても良い。
【0035】
なお、画像関連情報としては、被写体情報及び背景情報のうちの少なくとも何れか一の情報を含いんでいれば良く、必ずしも両方の情報を含む必要はない。
また、画像関連情報として例示した被写体情報及び背景情報は、一例であってこれらに限られるものではなく、適宜任意に変更可能である。
【0036】
そして、関連情報取得部6bは、情報特定部b1により関連情報として特定された、位置情報、方向情報、画角情報、日付情報及び時刻情報並びに被写体情報及び背景情報のうち、少なくとも何れか二つの情報を取得する。ここで、関連情報取得部6bは、情報特定部b1により特定された各関連情報に対応する名称情報(例えば、イベント名称等)を、少なくとも何れか二つの情報のうちの一の情報として取得しても良い。
【0037】
説明文生成部6cは、撮像画像Pを説明する説明文Bを生成する。
即ち、説明文生成部6cは、第1生成手段として、関連情報取得部6bにより取得された複数の関連情報を所定の規則に従って組み合わせて当該撮像画像Pを説明する説明文B(図7(b)参照)を生成する。具体的には、説明文生成部6cは、関連情報取得部6bにより取得された被写体情報に係る被写体名や、背景情報の各々に係る背景名を含む説明文Bのテキストデータを生成する。例えば、説明文生成部6cは、関連情報取得部6bにより取得された被写体情報及び背景情報の各々に係る被写体名及び背景名を、複数の関連情報とともに所定の規則に従って組み合わせて説明文Bのテキストデータを生成する。
ここで、所定の規則とは、当該装置本体が使用される国や地域で用いられる言語の文法を基準とした規則のことであり、例えば、5W1H(When、Where、Who、What、Why、How)を考慮したものであっても良い。
【0038】
また、説明文生成部6cは、補助語を特定する補助語特定部c1を具備している。
ここで、補助語とは、複数の関連情報の内容を示す語どうしの組み合わせを補助するものである。また、補助語としては、例えば、関連情報に係る語に付加される助詞、動詞、所定の文字列からなる語句等が挙げられる。また、補助語は、説明文B全体における位置(例えば、文末等)に応じて語尾の表現を変化させたものであっても良い。
補助語特定部c1は、第1特定手段として、関連情報取得部6bにより取得された複数の関連情報の種類に応じて、当該関連情報の内容を示す語どうしの組み合わせを補助する補助語を特定する。具体的には、補助語特定部c1は、情報記録部7の書式情報テーブル7a(後述)に規定されている書式番号の中で、利用者による操作入力部12の所定操作に従って中央制御部13のCPUにより指定された書式番号に係る書式を特定して、当該書式の各項目に規定されている関連情報の種類(例えば、位置情報、方向情報、被写体情報、背景情報等)に対応する補助語を特定する。
そして、説明文生成部6cは、補助語特定部c1により特定された補助語を用いて、複数の関連情報の内容を示す語を所定の規則に従って組み合わせて説明文Bのテキストデータを生成する。ここで、複数の関連情報の内容を示す語及びその補助語を組み合わせる順序は、書式情報テーブル7aの各書式番号に規定されている項目の並び順であっても良いし、項目の並びを適宜組み替えた順であっても良い。
【0039】
例えば、説明文生成部6cは、位置情報(高度情報を含む)と、方向情報と、背景情報と、被写体情報とを所定の規則に従って組み合わせて説明文Bのテキストデータを生成する。即ち、説明文生成部6cは、「位置情報」の詳細な内容としての「○○城の天守閣」と「補助語」としての「の頂上から」と、「方向情報」としての「南」と「補助語」としての「方向の」と、「背景情報」の詳細な内容としての「太平洋」と「補助語」としての「に浮かぶ」と、「被写体情報」の詳細な内容としての「△△島」と「補助語」としての「と」と、「被写体情報」の詳細な内容としての「□□」と「補助語」としての「を望む」とを組み合わせた説明文Bのテキストデータを生成する。
また、時刻情報を組み合わせる場合には、説明文生成部6cは、例えば、「位置情報」としての「○○」と「補助語」としての「から」と、「時刻情報」の詳細な内容としての「早朝」と「補助語」としての「の」と、「被写体情報」の詳細な内容としての「△△」と「補助語」としての「を望む」とを組み合わせた説明文Bのテキストデータを生成する。
また、日付情報や時刻情報からイベントの内容を特定した場合には、説明文生成部6cは、例えば、「位置情報」としての「○○」と「補助語」としての「の」と、「日付情報」としての「秋」と「補助語」としての「の」と、「日付情報」の詳細な内容としての「□□」と「補助語」としての「祭りと」と、「被写体情報」の詳細な内容としての「△△寺」とを組み合わせた説明文Bのテキストデータを生成する。
また、移動情報を特定した場合には、説明文生成部6cは、例えば、「移動情報」としての「○○(始点)」及び「□□(終点)」と「補助語」としての「○○から□□に向かう途中の」と、「位置情報」としての「△△」と「補助語」としての「から」と、「被写体情報」の詳細な内容としての「●●山」と「補助語」としての「を撮像」とを組み合わせた説明文Bのテキストデータを生成する。
なお、上記した説明文Bは、一例であってこれらに限られるものではなく、適宜任意に変更可能である。
【0040】
地図取得部6dは、所定範囲内の地図Tに対応する地図情報を取得する。
即ち、地図取得部6dは、第3取得手段として、撮像画像Pを撮像する撮像装置100本体の存する撮像位置に対応する地図情報を取得する。具体的には、地図取得部6dは、撮像画像Pと対応付けられている位置情報に基づいて、情報記録部7の地図データベース7cを参照して当該位置情報に係る撮像位置に対応する地図情報を取得する。
ここで、地図情報は、例えば、表示部9の表示解像度や撮像位置や主要被写体Paの存する位置等を考慮して、実際に印刷(出力)される所定の範囲内の地図Tに対応する地図情報が取得されるようにしても良いし、実際に印刷される範囲よりも広い範囲の地図Tに対応する地図情報が取得されるようにしても良い。
【0041】
出力情報生成部6eは、撮像画像Pが形成される印刷用基材Kの所定位置に説明文Bが配置されるような所定の配置態様の印刷情報を生成する。
即ち、出力情報生成部6eは、第2生成手段として、説明文生成部6cにより生成された説明文Bが、撮像画像Pが形成される印刷用基材Kの所定位置(例えば、裏面K2の中央や右下等)に配置されるような所定の配置態様の印刷情報(出力情報)を生成する。具体的には、出力情報生成部6eは、情報記録部7の印刷情報テーブル7b(後述)に規定されているレイアウト番号の中で、利用者による操作入力部12の所定操作に従って中央制御部13のCPUにより指定されたレイアウト番号と対応付けて規定されている所定の配置態様に従って、印刷用基材Kの表面K1及び裏面K2(図7(a)及び図7(b)参照)の各々について印刷表面情報及び印刷裏面情報(印刷情報)を生成する。
ここで、所定の配置態様は、表面K1に撮像画像Pが形成される印刷用基材Kの裏面K2の所定位置に説明文Bが配置されるような配置態様や、印刷用基材Kの撮像画像Pが形成される表面K1の所定位置に複数の関連情報のうちの少なくとも一の関連情報の内容を示す語が配置されるとともに、当該印刷用基材Kの裏面K2の所定位置に説明文Bが配置されるような配置態様や、印刷用基材Kの裏面K2の所定位置に地図取得部6dにより取得された地図情報に係る地図Tと説明文Bが配置されるような配置態様等を含む。
なお、上記した配置態様は、一例であってこれらに限られるものではなく、適宜任意に変更可能である。
【0042】
情報記録部7は、書式情報テーブル7a(図2(a)参照)と、印刷情報テーブル7b(図2(b)参照)と、地図データベース7cと、イベントデータベース7dとを記憶している。
【0043】
図2(a)は、書式情報テーブル7aの一例を示す図である。
書式情報テーブル7aは、関連情報の内容を示す語どうしの組み合わせを補助する補助語が規定されたテーブルである。具体的には、書式情報テーブル7aは、書式番号と、複数の補助語の組み合わせに係る書式とを対応付けて記憶している。また、複数の補助語の各々は、例えば、撮像関連情報や画像関連情報の種類に応じて項目分けされている。また、各項目には、撮像関連情報や画像関連情報の種類と、補助語の内容とが対応付けられているが、撮像関連情報や画像関連情報の種類によっては、その内容とも対応付けられている。
【0044】
例えば、図2(a)に示すように、書式情報テーブル7aは、書式番号「1」、「2」には4つの項目が対応付けられた書式が規定され、書式番号「3」〜「5」にはそれぞれ3つの項目が対応付けられた書式が規定されている。
このうち、書式番号「1」の書式の「項目1」には、撮像関連情報の種類としての「位置情報」と、補助語の内容としての「から」とが対応付けられ、「項目2」には、撮像関連情報の種類としての「方向情報」と、補助語としての「方向の」とが対応付けられ、「項目3」には、画像関連情報の種類としての「背景情報」と、その内容としての「海」と、補助語としての「に浮かぶ」とが対応付けられ、「項目4」には、画像関連情報の種類としての「被写体情報」と、その内容としての「非人物」と、補助語としての「を望む」とが対応付けられている。
また、書式番号「2」の書式の「項目1」には、撮像関連情報の種類としての「位置情報」と、その内容としての「高い」と、補助語としての「の頂上から」とが対応付けられ、「項目2」には、撮像関連情報の種類としての「方向情報」と、補助語としての「方向の」とが対応付けられ、「項目3」には、画像関連情報の種類としての「背景情報」と、その内容としての「山」と、補助語としての「をバックに」とが対応付けられ、「項目4」には、画像関連情報の種類としての「被写体情報」と、その内容としての「人物」と、補助語としての「さん」とが対応付けられている。
また、書式番号「3」の書式の「項目1」には、撮像関連情報の種類としての「位置情報」と、補助語としての「から」とが対応付けられ、「項目2」には、撮像関連情報の種類としての「時刻情報」と、補助語としての「の」とが対応付けられ、「項目3」には、画像関連情報の種類としての「被写体情報」と、補助語としての「を望む」とが対応付けられている。
また、書式番号「4」の書式の「項目1」には、撮像関連情報の種類としての「位置情報」と、補助語としての「の」とが対応付けられ、「項目2」には、撮像関連情報の種類としての「日付情報」と、その内容としての「季節」と、補助語としての「の」とが対応付けられ、「項目3」には、撮像関連情報の種類としての「日付情報」と、その内容としての「祭り」と、補助語としての「祭り」とが対応付けられている。
また、書式番号「5」の書式の「項目1」には、撮像関連情報の種類としての「移動情報」と、補助語としての「○○から□□に向かう途中の」とが対応付けられ、「項目2」には、撮像関連情報の種類としての「位置情報」と、補助語としての「から」とが対応付けられ、「項目3」には、画像関連情報の種類としての「被写体情報」と、補助語としての「を撮像」とが対応付けられている。
なお、上記した書式情報テーブル7aは、一例であってこれに限られるものではなく、当該テーブルに記憶される各種情報の種類等は適宜任意に変更可能である。
【0045】
図2(b)は、印刷情報テーブル7bの一例を示す図である。
印刷情報テーブル7bは、印刷用基材Kにおける説明文Bや関連情報や地図Tの配置態様が規定されたテーブルである。具体的には、印刷情報テーブル7bは、レイアウト番号と、印刷用基材Kの表面K1の配置態様に係る「表面レイアウト」と、印刷用基材Kの裏面K2の配置態様に係る「裏面レイアウト」とを対応付けて記憶している。また、「表面レイアウト」及び「裏面レイアウト」の各々は、関連情報を示す語や説明文Bの書式等の印刷内容に係る印刷項目と、印刷用基材Kにおける印刷される位置に係る印刷位置とが対応付けられている。
【0046】
例えば、図2(b)に示すように、印刷情報テーブル7bは、レイアウト番号「1」〜「3」、「5」には「表面レイアウト」及び「裏面レイアウト」が対応付けられ、レイアウト番号「4」には「裏面レイアウト」が対応付けられている。
このうち、レイアウト番号「1」の「表面レイアウト」には、印刷項目としての「被写体名」と、印刷位置としての「右下」とが対応付けられ、「裏面レイアウト」には、印刷項目としての「地図」と、印刷位置としての「全体」とが対応付けられているとともに、印刷項目としての「書式番号1」と、印刷位置としての「中央下」とが対応付けられている。
また、レイアウト番号「2」の「表面レイアウト」には、印刷項目としての「撮像日時」と、印刷位置としての「中央下」とが対応付けられ、「裏面レイアウト」には、印刷項目としての「書式番号3」と、印刷位置としての「中央下」とが対応付けられている。
また、レイアウト番号「3」の「表面レイアウト」には、印刷項目としての「撮像場所」と、印刷位置としての「右下」とが対応付けられ、「裏面レイアウト」には、印刷項目としての「書式番号4」と、印刷位置としての「中央下」とが対応付けられている。
また、レイアウト番号「4」の「裏面レイアウト」には、印刷項目としての「書式番号2」と、印刷位置としての「中央上」とが対応付けられている。
また、レイアウト番号「5」の「表面レイアウト」には、印刷項目としての「被写体名」と、印刷位置としての「画像解析により位置特定」とが対応付けられ、「裏面レイアウト」には、印刷項目としての「書式番号1」と、印刷位置としての「中央下」とが対応付けられている。なお、「画像解析により位置特定」とは、撮像画像Pの画像データに対して所定の画像解析処理(例えば、高周波成分の特定処理等)を行って、当該撮像画像P内で所定の関連情報(例えば、「被写体名」等)を重畳しても視認性に影響が比較的少ないと思われる位置(例えば、画像の四隅の何れか一の隅部等)を特定する処理のことを言う。
なお、上記した印刷情報テーブル7bは、一例であってこれに限られるものではなく、当該テーブルに記憶される各種情報の種類等は適宜任意に変更可能である。例えば、印刷情報テーブル7bの印刷レイアウトには、利用者による操作入力部12の所定操作に基づいて何れかの書式番号が指定されなかった場合にデフォルトで採用される書式番号の情報が含まれていても良い。
【0047】
地図データベース7cは、図示は省略するが、例えば、場所、建物、物体、地域等の名称が位置座標と対応付けて記憶されている。即ち、地図データベース7cは、場所、建物、物体、地域等の名称情報と、緯度、経度、高度等の座標情報とが対応付けられている。
なお、上記した地図データベース7cは、一例であってこれに限られるものではなく、当該データベースに記憶される情報の内容等は適宜任意に変更可能である。
【0048】
イベントデータベース7dは、図示は省略するが、例えば、お祭りや誕生日や記念日等のイベントの名称が時期と対応付けて記憶されている。即ち、イベントデータベース7dは、お祭りや誕生日や記念日等のイベントの名称情報と、日付や時刻や時間帯等の時期情報とが対応付けられている。
なお、上記したイベントデータベース7dは、一例であってこれに限られるものではなく、当該データベースに記憶される情報の内容等は適宜任意に変更可能である。
【0049】
表示制御部8は、メモリ2に一時的に記憶されている表示用の画像データを読み出して表示部9に表示させる制御を行う。
具体的には、表示制御部8は、VRAM(Video Random Access Memory)、VRAMコントローラ、デジタルビデオエンコーダなどを備えている。そして、デジタルビデオエンコーダは、中央制御部13の制御下にてメモリ2から読み出されてVRAM(図示略)に記憶されている輝度信号Y及び色差信号Cb,Crを、VRAMコントローラを介してVRAMから定期的に読み出して、これらのデータを元にビデオ信号を発生して表示部9に出力する。
【0050】
表示部9は、例えば、液晶表示パネルであり、表示制御部8からのビデオ信号に基づいて電子撮像部1bにより撮像された画像などを表示画面に表示する。具体的には、表示部9は、静止画撮像モードや動画撮像モードにて、撮像部1及び撮像制御部1cによる被写体の撮像により生成された複数のフレーム画像を所定のフレームレートで逐次更新しながらライブビュー画像を表示する。また、表示部9は、静止画として記録される画像(レックビュー画像)を表示したり、動画として記録中の画像を表示する。
【0051】
記録媒体制御部10は、記録媒体Mが着脱自在に構成され、装着された記録媒体Mからのデータの読み出しや記録媒体Mに対するデータの書き込みを制御する。
即ち、記録媒体制御部10は、画像処理部3の符号化部(図示略)により所定の圧縮形式(例えば、JPEG形式等)で符号化された記録用の画像データを記録媒体Mに記録させる。
なお、記録媒体Mは、例えば、不揮発性メモリ(フラッシュメモリ)等により構成されるが、一例であってこれに限られるものではなく、適宜任意に変更可能である。
【0052】
通信制御部11は、所定の接続方式により外部のプリンタ200と情報通信可能に接続する。
即ち、通信制御部11は、例えば、所定のバスインタフェース(例えば、USB(Universal Serial Bus)等)や、専用に設けられた接続装置等を介してプリンタ200(詳細後述;図3参照)と情報通信可能に接続する。そして、通信制御部11は、具体的には、出力情報生成処理(後述)にて撮像画像Pの印刷情報(印刷表面情報及び印刷裏面情報)並びに印刷指示をプリンタ200に送信する。
【0053】
操作入力部12は、当該撮像装置100の所定操作を行うためのものである。具体的には、操作入力部12は、被写体の撮像指示に係るシャッタボタン、撮像モードや機能等の選択指示に係る選択決定ボタン、ズーム量の調整指示に係るズームボタン等(何れも図示略)の操作部を備え、当該操作部の各ボタンの操作に応じて所定の操作信号を中央制御部13に出力する。
【0054】
また、操作入力部12の選択決定ボタンは、利用者による所定操作に基づいて、例えば、表示部9に表示された書式指定画面(図示略)にて説明文Bの所定の書式と対応付けられている複数の書式番号の中から、何れか一の書式番号の設定指示を入力する。そして、当該選択決定ボタンの操作に応じて所定の設定信号を中央制御部13に出力する。
中央制御部13のCPUは、入力された設定信号に従って、書式情報テーブル7aに記憶されている複数の書式番号の中で利用者所望の書式番号に対応する所定の書式を説明文生成部6cにより生成される説明文Bの書式として指定する。
ここで、操作入力部12及び中央制御部13は、説明文生成部6cによる説明文Bの生成に係る所定の規則を指定する第1指定手段を構成している。
【0055】
なお、説明文Bの生成に係る所定の規則は、デフォルトとして予め定められている所定の規則が中央制御部(第1指定手段)13により自動的に指定されるようにしても良い。
また、二種類以上の所定の規則が指定されて、各々に対応する説明文Bを候補として生成後に何れか一の説明文Bを利用者に選択させるようにしても良い。
また、後述するように、中央制御部13による印刷レイアウトの指定に基づいて、当該印刷レイアウトにおける印刷項目に含まれる「書式番号**」を、説明文Bの書式に係る書式番号として指定するようにしても良い。
【0056】
また、操作入力部12の選択決定ボタンは、利用者による所定操作に基づいて、例えば、表示部9に表示された印刷レイアウト指定画面(図示略)にて印刷用基材Kの表面K1や裏面K2の印刷レイアウトと対応付けられている複数のレイアウト番号の中から、何れか一のレイアウト番号の設定指示を入力する。そして、当該選択決定ボタンの操作に応じて所定の設定信号を中央制御部13に出力する。
中央制御部13のCPUは、入力された設定信号に従って、印刷情報テーブル7bに記憶されている複数のレイアウト番号の中で利用者所望のレイアウト番号に対応する印刷レイアウトを出力情報生成部6eによる印刷情報の生成に係る所定の配置態様として指定する。
ここで、操作入力部12及び中央制御部13は、出力情報生成部6eによる出力情報の生成に係る所定の配置態様を指定する第2指定手段を構成している。
【0057】
なお、出力情報(印刷情報)の生成に係る所定の配置態様は、デフォルトとして予め定められている所定の配置態様が中央制御部(第2指定手段)13により自動的に指定されるようにしても良い。
また、二種類以上の所定の配置態様が指定されて、各々に対応する出力情報を候補として生成後に何れか一の出力情報を利用者に選択させるようにしても良い。
【0058】
中央制御部13は、撮像装置100の各部を制御するものである。具体的には、中央制御部13は、図示は省略するが、CPU(Central Processing Unit)等を備え、撮像装置100用の各種処理プログラム(図示略)に従って各種の制御動作を行う。
【0059】
次に、プリンタ200について図3を参照して説明する。
図3は、プリンタ200の概略構成を示すブロック図である。
図3に示すように、プリンタ200は、具体的には、中央制御部201と、通信制御部202と、印刷部203等を備えている。
【0060】
中央制御部201は、プリンタ200の各部を制御するものである。具体的には、中央制御部201は、CPU、RAM、ROM(何れも図示略)を備え、CPUは、ROMに記憶されたプリンタ200用の各種処理プログラム(図示略)に従って各種の制御動作を行う。その際に、CPUは、RAM内の格納領域内に各種処理結果を格納させ、必要に応じてその処理結果を表示部(図示略)に表示させる。
RAMは、例えば、CPUにより実行される処理プログラム等を展開するためのプログラム格納領域や、入力データや上記処理プログラムが実行される際に生じる処理結果等を格納するデータ格納領域などを備える。
ROMは、コンピュータ読み取り可能なプログラムコードの形態で格納されたプログラム、具体的には、プリンタ200で実行可能なシステムプログラム、当該システムプログラムで実行可能な各種処理プログラムや、これら各種処理プログラムを実行する際に使用されるデータ等を記憶する。
【0061】
通信制御部202は、所定の接続方式により撮像装置100と情報通信可能に接続する。
即ち、通信制御部202は、例えば、所定のバスインタフェース(例えば、USB等)や、専用に設けられた接続装置等を介して撮像装置100と情報通信可能に接続する。
具体的には、通信制御部202は、撮像装置100から送信された撮像画像Pの印刷情報(印刷表面情報及び印刷裏面情報)及び印刷指示を受信して、印刷部203に出力する。
【0062】
印刷部203は、撮像画像Pを印刷用基材K(記録媒体)の表面K1に印刷するとともに、印刷用基材Kの裏面K2に説明文Bを所定の配置態様で印刷する。
即ち、印刷部203は、通信制御部202により受信された撮像画像Pの印刷情報(印刷表面情報及び印刷裏面情報)及び印刷指示に基づいて、当該印刷指示に対応する印刷表面情報(例えば、撮像画像Pや被写体名等)を印刷用基材Kの表面K1に所定の印刷方式で印刷するとともに、印刷裏面情報(例えば、地図Tや説明文B等)を印刷用基材Kの裏面K2に所定の配置態様となるように所定の印刷方式で印刷する(図7(a)及び図7(b)参照)。
なお、所定の印刷方式としては、公知の種々の方式を適用することができ、例えば、インクジェット印刷方式等が挙げられる。また、記録方式として、印刷を例示したが一例であってこれに限られるものではなく、画像や説明文B等を印刷用基材Kに形成可能な方法であれば適宜任意に変更可能である。
【0063】
次に、撮像装置100による出力情報生成処理について、図4〜図7を参照して説明する。
図4及び図5は、出力情報生成処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。また、図6は、出力情報生成処理を説明するための図であり、被写体の撮像動作の一例を模式的に示す図である。また、図7(a)及び図7(b)は、出力情報生成処理により生成された印刷情報を説明するための図であり、印刷用基材Kの表面K1及び裏面K2の一例を模式的に示す図である。
【0064】
出力情報生成処理は、利用者による操作入力部12の選択決定ボタンの所定操作に基づいて、メニュー画面に表示された複数の動作モードの中から出力情報生成モードが選択指示された場合に、中央制御部13の制御下にて当該撮像装置100の各部により実行される処理である。
なお、以下の出力情報生成処理は、出力情報として記録媒体Mに印刷される情報に係る印刷情報を例示して説明する。
【0065】
図4に示すように、先ず、中央制御部13のCPUは、利用者による操作入力部12の所定操作に基づいて印刷レイアウトを指定する(ステップS1)。
具体的には、表示部9に表示された印刷レイアウト指定画面(図示略)にて、利用者による操作入力部12の選択決定ボタンの所定操作に基づいて、表面K1や裏面K2の印刷レイアウトと対応付けられている複数のレイアウト番号の中から、何れか一のレイアウト番号(例えば、レイアウト番号「1」等)が選択指示されると、中央制御部13は、印刷情報テーブル7bに記憶されている複数のレイアウト番号の中で、当該選択指示に係る利用者所望のレイアウト番号に対応する印刷レイアウトを出力情報生成部6eによる印刷情報の生成に係る所定の配置態様として指定する。指定された印刷レイアウトに係る情報は、所定の格納手段(例えば、メモリ2等)に一時的に格納される。
【0066】
次に、中央制御部13のCPUは、利用者による操作入力部12のシャッタボタンの所定操作に基づいて撮像指示が入力されたか否かを判定する(ステップS2)。ステップS2における撮像指示が入力されたか否かの判定は、当該撮像指示が入力されたと判定されるまで(ステップS2;YES)、所定の時間間隔で繰り返し実行される。
ステップS2にて、撮像指示が入力されたと判定されると(ステップS2;YES)、撮像制御部1cは、撮像部1の撮像条件を所定の撮像条件に調整した後、ピントを背景内の所定の被写体(例えば、金閣寺等;図6参照)に合わせ、当該被写体の画像(図7(a)参照)を撮像させる(ステップS3)。画像データ生成部1dは、被写体の撮像画像Pの画像信号をデジタルの画像信号に変換して当該撮像画像PのYUVデータを生成する。
画像データ生成部1dにより生成された撮像画像PのYUVデータは、メモリ2に出力され、当該メモリ2に一時的に格納される。
【0067】
続けて、関連情報取得部6bは、情報特定部b1により特定された撮像関連情報を基本情報として取得する(ステップS4)。
具体的には、例えば、関連情報取得部6bは、GPS処理部4によるGPS測位や自律航法処理部5による自律航法測位の結果に基づいて、当該装置本体の存する撮像位置に係る緯度、経度、高度等の位置情報を特定して取得する。また、例えば、関連情報取得部6bは、3軸地磁気センサ5aや3軸加速度センサ5b等の検出信号に基づいて、撮像部1のレンズ部1aが露出している向きに係る方向情報を特定して取得する。また、例えば、関連情報取得部6bは、電子撮像部1bのイメージサークルの半径と焦点距離とに基づいて、レンズ部1aの公称対角線画角等に係る画角情報を特定して取得する。また、例えば、関連情報取得部6bは、撮像部1のフォーカスレンズの位置から撮像距離を特定して、当該撮像距離に係る距離情報を取得する。また、例えば、関連情報取得部6bは、計時部により計時された時刻に基づいて、日付情報や時刻情報を特定して取得する。
なお、取得された基本情報(撮像関連情報)は、所定の格納手段(例えば、メモリ2等)に一時的に格納される。
【0068】
次に、関連情報取得部6bは、予め利用者による操作入力部12の所定操作に基づいて、基本情報から名称情報(例えば、被写体名等)の生成が指示されているか否かを判定する(ステップS5)。
ここで、名称情報の生成が指示されていないと判定されると(ステップS5;NO)、記録媒体制御部10は、画像処理部3の符号化部により所定の圧縮形式(例えば、JPEG形式等)で符号化された撮像画像Pの画像データと、各種の撮像関連情報とを対応付けて所定の形式(例えば、Exif形式等)のファイルを生成して、記録媒体Mに記録させる(ステップS6)。
これにより、出力情報生成処理を終了させる。
【0069】
一方、ステップS5にて、名称情報の生成が指示されていると判定されると(ステップS5;YES)、関連情報取得部6bの情報特定部b1は、撮像位置に係る位置情報、撮像の向きに係る方向情報、撮像部1の画角に係る画角情報及び撮像距離に係る距離情報に基づいて、撮像画像P内の主要被写体Paの位置を特定する(ステップS7;図6参照)。特定された主要被写体Paの位置に係る情報は、所定の格納手段(例えば、メモリ2等)に一時的に格納される。
続けて、情報特定部b1は、撮像位置に係る位置情報、撮像の向きに係る方向情報及び撮像部1の画角に係る画角情報に基づいて、撮像画像P内の主要被写体Paの背景の範囲を特定する(ステップS8)。特定された背景の範囲に係る情報は、所定の格納手段(例えば、メモリ2等)に一時的に格納される。
【0070】
次に、情報特定部b1は、撮像位置に係る位置情報に基づいて、情報記録部7の地図データベース7cを参照して、撮像画像Pの撮像位置に関連する名称(例えば、地域名、場所名、建物名等)を特定する(ステップS9)。特定された撮像位置に関連する名称に係る情報は、所定の格納手段(例えば、メモリ2等)に一時的に格納される。
続けて、情報特定部b1は、所定の格納手段から主要被写体Paの位置に係る情報を取得した後、情報記録部7の地図データベース7cを参照して、当該主要被写体Paの位置に対応する名称(例えば、場所、建物、物体等に係る名称)を被写体情報(名称情報)として特定する(ステップS10)。特定された被写体情報は、所定の格納手段(例えば、メモリ2等)に一時的に格納される。
次に、情報特定部b1は、所定の格納手段から背景の範囲に係る情報を取得した後、情報記録部7の地図データベース7cを参照して、当該背景の範囲に対応する名称(例えば、場所、建物、物体等に係る名称)を背景情報(名称情報)として特定する(ステップS11)。特定された背景情報は、所定の格納手段(例えば、メモリ2等)に一時的に格納される。
ここで、例えば、情報記録部7に画像解析用の画像データベースが記録されている場合には、情報特定部b1は、当該画像データベースを利用して画像解析を行って主要被写体Paの名称や背景の範囲に対応する名称を特定するようにしても良い。
【0071】
次に、情報特定部b1は、日付情報及び時刻情報に基づいて、情報記録部7のイベントデータベース7dを参照して、撮像画像Pに関連するイベントに係る名称(例えば、イベント名称や、季節名、時間帯の区分等)を特定する(ステップS12)。特定された撮像画像Pに関連するイベントの名称に係る情報は、所定の格納手段(例えば、メモリ2等)に一時的に格納される。
なお、上記した各種の名称情報の取得の順序は、一例であってこれに限られるものではなく、適宜任意に変更可能である。
【0072】
続けて、説明文生成部6cは、予め利用者による操作入力部12の所定操作に基づいて、説明文Bの生成が指示されているか否かを判定する(ステップS13)。
ここで、説明文Bの生成が指示されていないと判定されると(ステップS13;NO)、記録媒体制御部10は、画像処理部3の符号化部により所定の圧縮形式(例えば、JPEG形式等)で符号化された撮像画像Pの画像データと、各種の撮像関連情報と、各種の名称情報(例えば、被写体情報、背景情報、撮像位置に関連する名称、イベント名称等)とを対応付けて所定の形式(例えば、Exif形式等)のファイルを生成して、記録媒体Mに記録させる(ステップS14)。
これにより、出力情報生成処理を終了させる。
【0073】
一方、ステップS13にて、説明文Bの生成が指示されていると判定されると(ステップS13;YES)、図5に示すように、出力情報生成部6eは、所定の格納手段から指定済みの印刷レイアウトに係る情報を取得する(ステップS15)。そして、出力情報生成部6eは、取得された印刷レイアウトで指定される印刷項目に何れかの「書式番号**」(例えば、「書式番号1」等)が含まれているか否かを判定する(ステップS16)。
ここで、何れかの「書式番号**」が含まれていると判定されると(ステップS16;YES)、説明文生成部6cは、印刷レイアウトに含まれる「書式番号**」に対応する所定の書式を説明文Bの書式として採用する。即ち、説明文生成部6cは、書式情報テーブル7aを参照して、当該書式情報テーブル7aに記憶されている複数の書式番号の中で、印刷レイアウトに含まれる「書式番号**」に対応する所定の書式を説明文生成部6cにより生成される説明文Bの書式とし、当該説明文Bの書式に係る情報を取得する(ステップS17)。
【0074】
一方、ステップS16にて、何れかの「書式番号**」が含まれていないと判定されると(ステップS16;NO)、中央制御部13のCPUは、書式指定画面(図示略)を表示部9に表示させ(ステップS18)、利用者による操作入力部12の所定操作に基づく説明文Bの書式の指定を受け付ける。
そして、中央制御部13のCPUは、利用者による操作入力部12の所定操作に基づいて説明文Bの書式を指定する(ステップS19)。具体的には、利用者による操作入力部12の選択決定ボタンの所定操作に基づいて、説明文Bの所定の書式と対応付けられている複数の書式番号の中から、何れか一の書式番号(例えば、書式番号1等)が選択指示されると、中央制御部13は、書式情報テーブル7aに記憶されている複数の書式番号の中で、当該選択指示に係る利用者所望の書式番号に対応する所定の書式を説明文生成部6cにより生成される説明文Bの書式として指定する。
【0075】
続けて、説明文生成部6cは、中央制御部13により指定された説明文Bの書式に係る情報を取得する(ステップS20)。
なお、説明文Bの書式を利用者による操作入力部12の所定操作に基づいて指定するようにしたが、一例であって、例えば、中央制御部13がデフォルトとして予め定められている所定の規則を自動的に指定するようにしても良い。
さらに、ステップS1における印刷レイアウトの指定の有無に拘わらず、所定のタイミングで、中央制御部13のCPUは、利用者による操作入力部12の所定操作に基づいて説明文Bの書式を指定するようにしても良い。
【0076】
ステップS17及びステップS20の処理後、説明文生成部6cは、所定の格納手段に格納されている各種の撮像関連情報並びに各種の名称情報の中で、取得された説明文Bの書式の各項目で指定されている種類の関連情報に対応する情報を取得する(ステップS21)。説明文Bの書式が書式番号「1」の書式の場合、例えば、項目1の種類で指定されている「位置情報」を取得する。
続けて、説明文生成部6cの補助語特定部c1は、取得された各関連情報(例えば、「位置情報」等)に係る語に付加される補助語(例えば、「から」等)をそれぞれ特定して、特定された補助語を用いて、複数の関連情報の内容を示す語を所定の規則に従って組み合わせて説明文B(例えば、「○○から△△方向に金閣寺を望む」等)のテキストデータを生成する(ステップS22)。
【0077】
続けて、出力情報生成部6eは、印刷用基材Kの表面K1を印刷するための印刷表面情報を生成する(ステップS23)。具体的には、出力情報生成部6eは、所定の格納手段に格納されている各種の撮像関連情報並びに各種の名称情報の中で、当該印刷レイアウトの表面レイアウトで指定されている印刷項目で指定されている種類の関連情報に対応する情報(例えば、「被写体名」である「金閣寺」等)を取得して、撮像画像Pの印刷項目に対応する印刷位置に取得された情報を重畳させた印刷表面情報を生成する。印刷項目として「書式番号**」(例えば、書式番号1等)が指定されていた場合には、上記説明文生成部6cで生成されたテキストデータを指定された印刷位置(例えば、「中央下」等)に重畳させた印刷表面情報を生成する。
【0078】
次に、地図取得部6dは、情報記録部7の地図データベース7cを参照して、装置本体の存する撮像位置や主要被写体Paの存する位置を含む範囲の地図Tに対応する地図情報を取得する(ステップS24)。
その後、出力情報生成部6eは、印刷用基材Kの裏面K2を印刷するための印刷裏面情報を生成する(ステップS25)。具体的には、出力情報生成部6eは、印刷レイアウトの裏面レイアウトに従って、取得された地図情報に基づいて印刷用基材Kの裏面K2の対応する印刷位置に当該地図Tを配置するとともに、説明文生成部6cにより生成された説明文Bのテキストデータに基づいて印刷用基材Kの裏面K2の対応する印刷位置に当該説明文B(例えば、「○○から△△方向に金閣寺を望む」等)を配置した印刷裏面情報を生成する。
なお、図7(b)には、撮像タイミングの前後における装置本体の移動軌跡も印刷された印刷用基材Kの裏面K2を例示している。
【0079】
次に、中央制御部13のCPUは、予め利用者による操作入力部12の所定操作に基づいて、撮像画像Pの印刷が指示されているか否かを判定する(ステップS26)。
ここで、撮像画像Pの印刷の生成が指示されていると判定されると(ステップS26;YES)、中央制御部13のCPUは、生成された撮像画像Pの印刷表面情報及び印刷裏面情報(印刷情報)と、印刷指示とを対応付けて通信制御部11からプリンタ200に送信させる(ステップS27)。
プリンタ200は、通信制御部202を介して撮像装置100の通信制御部11との接続を確立した後、印刷部203は、通信制御部202により受信された印刷指示に対応する印刷表面情報(例えば、撮像画像Pや被写体名等)を印刷用基材Kの表面K1に所定の印刷方式で印刷するとともに、印刷裏面情報(例えば、地図Tや説明文B等)を印刷用基材Kの裏面K2に所定の印刷方式で印刷する。
【0080】
一方、ステップS26にて、撮像画像Pの印刷の生成が指示されていないと判定されると(ステップS26;NO)、中央制御部13のCPUは、生成された撮像画像Pの印刷表面情報と印刷裏面情報とを対応付けて所定の形式のファイルを生成して、記録媒体Mに記録させる(ステップS28)。
これにより、出力情報生成処理を終了させる。
【0081】
以上のように、本実施形態の撮像装置100によれば、撮像画像Pが形成される記録媒体(印刷用基材K)の所定位置に、当該撮像画像Pに関連する複数の関連情報を所定の規則に従って組み合わせた説明文Bが配置されるような所定の配置態様の出力情報(印刷情報)を生成するので、記録媒体の所定位置に配置された説明文Bを視認した利用者に当該撮像画像Pに関連する各種の情報を把握させることができる。即ち、例えば、撮像部1による撮像画像Pの撮像に関連する撮像関連情報や撮像画像Pの内容に関連する画像関連情報等の各種の関連情報を単に所定の順序で並べて配置するのではなく、複数の関連情報を所定の規則に従って組み合わせた説明文Bを配置することで、利用者が当該説明文Bを読むだけで撮像画像Pに関連する複数の関連情報を一連の情報として認識することができる。従って、利用者にとって有用な画像に関連する各種の情報の提供を効果的に行うことができる。
【0082】
また、複数の関連情報の種類に応じて、当該関連情報の内容を示す語どうしの組み合わせを補助する補助語を特定し、当該補助語を用いて説明文Bを生成するので、複数の関連情報の種類に対応する補助語をそれぞれ用いることで適切な表現の説明文Bを生成することができ、利用者にとって有用な画像に関連する各種の情報の提供を効果的に行うことができる。
【0083】
さらに、表面K1に撮像画像Pが形成される印刷用基材Kの裏面K2の所定位置に説明文Bが配置されるような配置態様や、印刷用基材Kの撮像画像Pが形成される表面K1の所定位置に複数の関連情報のうちの少なくとも一の関連情報の内容を示す語が配置されるとともに、当該印刷用基材Kの裏面K2の所定位置に説明文Bが配置されるような配置態様や、印刷用基材Kの裏面K2の所定位置に装置本体の存する撮像位置に対応する地図情報に係る地図Tと説明文Bが配置されるような配置態様の印刷情報を生成するので、印刷用基材Kにおける説明文Bの配置態様を多彩なものとすることができ、利用者にとって有用な画像に関連する各種の情報の提供を効果的に行うことができる。
特に、説明文Bを撮像画像Pが形成される印刷用基材Kの表面K1に配置する場合には、撮像画像Pを小さくしたり、当該撮像画像Pに重畳させる必要が生じるのに対して、印刷用基材Kの裏面K2の所定位置に説明文Bを配置することで、撮像画像Pの印刷態様に制約を生じさせることがなくなり、利用者に対して当該撮像画像Pとともに説明文Bを効果的に提供することができる。
【0084】
また、撮像関連情報は、装置本体の存する撮像位置に係る位置情報、撮像部1による撮像方向に係る方向情報、撮像部1の画角に係る画角情報、撮像部1による撮像の日付に係る日付情報及び撮像部1による撮像の時刻に係る時刻情報のうち、少なくとも何れか一の情報を含むので、これら各種の撮像関連情報を所定の規則に従って組み合わせることで説明文Bをより多彩なものとすることができる。
また、画像関連情報は、撮像画像P内の主要被写体Paに係る被写体情報及び撮像画像Pの主要被写体Paの背景に係る背景情報のうち、少なくとも何れか一の情報を含むので、これら各種の画像関連情報を所定の規則に従って組み合わせることで説明文Bをより多彩なものとすることができる。
さらに、関連情報として、位置情報、方向情報、画角情報、日付情報及び時刻情報、並びに被写体情報及び背景情報のうち、少なくとも何れか二つの情報を取得することで、これら各種の関連情報を所定の規則に従って組み合わせることで説明文Bをより多彩なものとすることができる。
このように、撮像画像Pを説明するための説明文Bをより多彩な表現形式で表すことができ、利用者にとって有用な画像に関連する各種の情報の提供をより効果的に行うことができる。
【0085】
また、装置本体の存する撮像位置に係る位置情報及び撮像部1による撮像方向に係る方向情報に基づいて、撮像画像P内の主要被写体Paに係る被写体情報を特定して取得し、当該被写体情報に係る被写体名を含む説明文Bを生成する。より具体的には、位置情報及び方向情報に加えて、撮像部1の撮像距離に基づいて、撮像画像P内の主要被写体Paに係る被写体情報を特定するとともに、当該撮像画像Pの主要被写体Paの背景に係る背景情報を特定して取得し、当該被写体情報及び背景情報の各々に係る被写体名及び背景名を含む説明文Bを生成するので、当該説明文Bの内容を利用者にとってより認識し易いものとすることができ、画像に関連する各種の情報の提供をより効果的に行うことができる。
このとき、位置情報、被写体情報及び背景情報の各々に係る撮像地名、被写体名及び背景名を所定の地図データベース7cを利用して取得することで、撮像地や被写体や背景について正確な内容の説明文Bを生成することができ、利用者にとって有用な画像に関連する各種の情報の提供をより効果的に行うことができる。
【0086】
また、説明文Bの生成に係る所定の規則を指定することができるので、利用者が所望する所定の規則に従って複数の関連情報を組み合わせた説明文Bを生成することができ、利用者にとって有用な画像に関連する各種の情報の提供をより効果的に行うことができる。
【0087】
さらに、出力情報の生成に係る所定の配置態様を指定ことができるので、利用者が所望する所定の配置態様に従って出力情報を生成することができ、利用者にとって有用な画像に関連する各種の情報の提供をより効果的に行うことができる。
【0088】
なお、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。
例えば、上記実施形態にあっては、説明文Bを印刷用基材Kの裏面K2に配置するようにしたが、一例であってこれに限られるものではなく、説明文Bを配置する位置は適宜任意に変更可能である。即ち、当該説明文Bの長さが所定値よりも短い場合には、印刷用基材Kの表面K1の所定位置(例えば、四隅の何れか一の隅部等)に配置しても表面K1に形成される撮像画像の視認性に影響が少ないと考えられる。この場合には、説明文Bが印刷用基材Kの表面K1の所定位置に配置されるような印刷情報を生成しても良い。
【0089】
また、上記実施形態にあっては、出力情報として、撮像画像Pが形成される記録媒体の所定位置に説明文Bが配置された所定の配置態様の印刷情報を生成するようにしたが、一例であってこれに限られるものではなく、例えば、表示部9に表示される撮像画像Pの所定位置に説明文Bが配置されるような所定の配置態様の画像情報を生成しても良い。
このような構成としても、表示部9に表示された撮像画像Pの所定位置に配置された説明文Bを視認した利用者に当該撮像画像Pに関連する各種の情報を把握させることができる。従って、利用者にとって有用な画像に関連する各種の情報の提供を効果的に行うことができる。
【0090】
なお、上記実施形態にあっては、説明文Bの生成に際して、関連情報取得部6bが撮像地名、被写体名及び背景名を取得するようにしたが、一例であってこれに限られるものではなく、例えば、説明文生成部6cが、関連情報取得部6bにより取得された位置情報、被写体情報及び背景情報を取得した後、当該情報の各々に係る撮像地名、被写体名及び背景名を情報記録部7の地図データベース7cを参照して取得するようにしても良い。
このような構成としても、当該撮像画像Pに関連する複数の関連情報を所定の規則に従って組み合わせた説明文Bが配置されるような所定の配置態様の出力情報を生成することができ、利用者にとって有用な画像に関連する各種の情報の提供を効果的に行うことができる。
【0091】
さらに、撮像装置100の構成は、上記実施形態に例示したものは一例であり、これに限られるものではない。また、情報生成装置として、撮像装置100を例示したが、これに限られるものではなく、本発明に係る情報生成処理を実行可能なものであれば如何なる構成であっても良い。
【0092】
加えて、上記実施形態にあっては、第1取得手段、第2取得手段、第1生成手段及び第2生成手段としての機能を、中央制御部13の制御下にて、画像取得部6a、関連情報取得部6b、説明文生成部6c及び出力情報生成部6eが駆動することにより実現される構成としたが、これに限られるものではなく、中央制御部13によって所定のプログラム等が実行されることにより実現される構成としても良い。
即ち、プログラムを記憶するプログラムメモリ(図示略)に、第1取得処理ルーチン、第2取得処理ルーチン、第1生成処理ルーチン、第2生成処理ルーチンを含むプログラムを記憶しておく。そして、第1取得処理ルーチンにより中央制御部13のCPUを、撮像画像Pを取得する取得手段として機能させるようにしても良い。また、第2取得処理ルーチンにより中央制御部13のCPUを、撮像画像Pに関連する複数の関連情報を取得する第2取得手段として機能させるようにしても良い。また、第1生成処理ルーチンにより中央制御部13のCPUを、第2取得手段により取得された複数の関連情報を所定の規則に従って組み合わせて当該撮像画像Pを説明する説明文Bを生成する第1生成手段として機能させるようにしても良い。また、第2生成処理ルーチンにより中央制御部13のCPUを、第1生成手段により生成された説明文Bが、撮像画像Pが形成される記録媒体或いは表示部9に表示される撮像画像Pの所定位置に配置されるような所定の配置態様の出力情報を生成する第2生成手段として機能させるようにしても良い。
【0093】
同様に、第1特定手段、第2特定手段、第3取得手段、第1指定手段、第2指定手段についても、中央制御部13のCPUによって所定のプログラム等が実行されることにより実現される構成としても良い。
【0094】
さらに、上記の各処理を実行するためのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な媒体として、ROMやハードディスク等の他、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリ、CD−ROM等の可搬型記録媒体を適用することも可能である。また、プログラムのデータを所定の通信回線を介して提供する媒体としては、キャリアウェーブ(搬送波)も適用される。
【0095】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
撮像画像を取得する第1取得手段と、
前記撮像画像に関連する複数の関連情報を取得する第2取得手段と、
この第2取得手段により取得された前記複数の関連情報を所定の規則に従って組み合わせて当該撮像画像を説明する説明文を生成する第1生成手段と、
この第1生成手段により生成された説明文が、前記撮像画像が形成される記録媒体或いは表示部に表示される前記撮像画像の所定位置に配置されるような所定の配置態様の出力情報を生成する第2生成手段と、
を備えたことを特徴とする情報生成装置。
<請求項2>
前記第1生成手段は、
前記第2取得手段により取得された前記複数の関連情報の種類に応じて、当該関連情報の内容を示す語どうしの組み合わせを補助する補助語を特定する第1特定手段を有し、この第1特定手段により特定された前記補助語を用いて前記説明文を生成することを特徴とする請求項1に記載の情報生成装置。
<請求項3>
前記所定の配置態様は、表面に前記撮像画像が形成される前記記録媒体の裏面の所定位置に、前記説明文が配置されるような配置態様を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報生成装置。
<請求項4>
前記所定の配置態様は、更に、前記記録媒体の前記撮像画像が形成される表面の所定位置に、前記複数の関連情報のうちの少なくとも一の関連情報の内容を示す語が配置されるとともに、当該記録媒体の裏面の所定位置に、前記説明文が配置されるような配置態様を含むことを特徴とする請求項3に記載の情報生成装置。
<請求項5>
前記撮像画像を撮像する撮像装置本体の存する撮像位置に対応する地図情報を取得する第3取得手段を更に備え、
前記所定の配置態様は、更に、前記記録媒体の裏面の所定位置に、前記第3取得手段により取得された地図情報に係る地図と前記説明文が配置されるような配置態様を含むことを特徴とする請求項3に記載の情報生成装置。
<請求項6>
前記関連情報は、撮像装置の撮像部による前記撮像画像の撮像に関連する撮像関連情報及び前記撮像画像の内容に関連する画像関連情報のうち、少なくとも一方を含むことを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の情報生成装置。
<請求項7>
前記撮像関連情報は、前記撮像装置本体の存する撮像位置に係る位置情報、前記撮像部による撮像方向に係る方向情報、前記撮像部の画角に係る画角情報、前記撮像部による撮像の日付に係る日付情報及び前記撮像部による撮像の時刻に係る時刻情報のうち、少なくとも何れか一の情報を含むことを特徴とする請求項6に記載の情報生成装置。
<請求項8>
前記画像関連情報は、前記撮像画像内の主要被写体に係る被写体情報及び前記撮像画像の前記主要被写体の背景に係る背景情報のうち、少なくとも何れか一の情報を含むことを特徴とする請求項6に記載の情報生成装置。
<請求項9>
前記撮像関連情報は、前記撮像装置本体の存する撮像位置に係る位置情報、前記撮像部による撮像方向に係る方向情報、前記撮像部の画角に係る画角情報、前記撮像部による撮像の日付に係る日付情報及び前記撮像部による撮像の時刻に係る時刻情報のうち、少なくとも何れか一の情報を含み、
前記画像関連情報は、前記撮像画像内の主要被写体に係る被写体情報及び前記撮像画像の前記主要被写体の背景に係る背景情報のうち、少なくとも何れか一の情報を含み、
前記第2取得手段は、
前記関連情報として、前記位置情報、前記方向情報、前記画角情報、前記日付情報及び前記時刻情報、並びに前記被写体情報及び前記背景情報のうち、少なくとも何れか二つの情報を取得することを特徴とする請求項6に記載の情報生成装置。
<請求項10>
前記第2取得手段は、
前記撮像装置本体の存する撮像位置に係る位置情報及び前記撮像装置の撮像部による撮像方向に係る方向情報に基づいて、前記撮像画像内の主要被写体に係る被写体情報を特定する第2特定手段を有し、この第2特定手段により特定された前記被写体情報を取得し、
前記第1生成手段は、
前記第2取得手段により取得された前記被写体情報に係る被写体名を含む前記説明文を生成することを特徴とする請求項1〜9の何れか一項に記載の情報生成装置。
<請求項11>
第2特定手段は、更に、
前記位置情報及び前記方向情報に加えて、前記撮像部の撮像距離に基づいて、前記撮像画像内の前記主要被写体に係る被写体情報を特定するとともに、当該撮像画像の前記主要被写体の背景に係る背景情報を特定し、
前記第2取得手段は、
前記第2特定手段により特定された前記被写体情報及び前記背景情報を取得し、
前記第1生成手段は、
前記第2取得手段により取得された前記被写体情報及び前記背景情報の各々に係る前記被写体名及び背景名を含む前記説明文を生成することを特徴とする請求項10に記載の情報生成装置。
<請求項12>
前記第1生成手段は、
前記第2取得手段により取得された前記位置情報、前記被写体情報及び前記背景情報の各々に係る撮像地名、前記被写体名及び背景名を所定の地図情報を利用して取得して、前記説明文を生成することを特徴とする請求項11に記載の情報生成装置。
<請求項13>
前記第1生成手段による前記説明文の生成に係る所定の規則を指定する第1指定手段を更に備え、
前記第1生成手段は、
前記第1指定手段により指定された所定の規則に従って前記複数の関連情報を組み合わせて前記説明文を生成することを特徴とする請求項1〜12の何れか一項に記載の情報生成装置。
<請求項14>
前記第2生成手段による前記出力情報の生成に係る所定の配置態様を指定する第2指定手段を更に備え、
前記第2生成手段は、
前記第2指定手段により指定された所定の配置態様に従って前記出力情報を生成することを特徴とする請求項1〜12の何れか一項に記載の情報生成装置。
<請求項15>
情報生成装置を用いた情報生成方法であって、
撮像画像を取得する処理と、
前記撮像画像に関連する複数の関連情報を取得する処理と、
取得された前記複数の関連情報を所定の規則に従って組み合わせて当該撮像画像を説明する説明文を生成する処理と、
生成された説明文が、前記撮像画像が形成される記録媒体或いは表示部に表示される前記撮像画像の所定位置に配置されるような所定の配置態様の出力情報を生成する処理と、
を含むことを特徴とする情報生成方法。
<請求項16>
情報生成装置のコンピュータを、
撮像画像を取得する第1取得手段、
前記撮像画像に関連する複数の関連情報を取得する第2取得手段、
この第2取得手段により取得された前記複数の関連情報を所定の規則に従って組み合わせて当該撮像画像を説明する説明文を生成する第1生成手段、
この第1生成手段により生成された説明文が、前記撮像画像が形成される記録媒体或いは表示部に表示される前記撮像画像の所定位置に配置されるような所定の配置態様の出力情報を生成する第2生成手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。
【符号の説明】
【0096】
100 撮像装置
1 撮像部
6 情報処理部
6a 画像取得部
6b 関連情報取得部
b1 情報特定部
6c 説明文生成部
c1 補助語特定部
6d 地図取得部
6e 出力情報生成部
13 中央制御部
200 プリンタ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
撮像画像を取得する第1取得手段と、
前記撮像画像に関連する複数の関連情報を取得する第2取得手段と、
この第2取得手段により取得された前記複数の関連情報を所定の規則に従って組み合わせて当該撮像画像を説明する説明文を生成する第1生成手段と、
この第1生成手段により生成された説明文が、前記撮像画像が形成される記録媒体或いは表示部に表示される前記撮像画像の所定位置に配置されるような所定の配置態様の出力情報を生成する第2生成手段と、
を備えたことを特徴とする情報生成装置。
【請求項2】
前記第1生成手段は、
前記第2取得手段により取得された前記複数の関連情報の種類に応じて、当該関連情報の内容を示す語どうしの組み合わせを補助する補助語を特定する第1特定手段を有し、この第1特定手段により特定された前記補助語を用いて前記説明文を生成することを特徴とする請求項1に記載の情報生成装置。
【請求項3】
前記所定の配置態様は、表面に前記撮像画像が形成される前記記録媒体の裏面の所定位置に、前記説明文が配置されるような配置態様を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報生成装置。
【請求項4】
前記所定の配置態様は、更に、前記記録媒体の前記撮像画像が形成される表面の所定位置に、前記複数の関連情報のうちの少なくとも一の関連情報の内容を示す語が配置されるとともに、当該記録媒体の裏面の所定位置に、前記説明文が配置されるような配置態様を含むことを特徴とする請求項3に記載の情報生成装置。
【請求項5】
前記撮像画像を撮像する撮像装置本体の存する撮像位置に対応する地図情報を取得する第3取得手段を更に備え、
前記所定の配置態様は、更に、前記記録媒体の裏面の所定位置に、前記第3取得手段により取得された地図情報に係る地図と前記説明文が配置されるような配置態様を含むことを特徴とする請求項3に記載の情報生成装置。
【請求項6】
前記関連情報は、撮像装置の撮像部による前記撮像画像の撮像に関連する撮像関連情報及び前記撮像画像の内容に関連する画像関連情報のうち、少なくとも一方を含むことを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の情報生成装置。
【請求項7】
前記撮像関連情報は、前記撮像装置本体の存する撮像位置に係る位置情報、前記撮像部による撮像方向に係る方向情報、前記撮像部の画角に係る画角情報、前記撮像部による撮像の日付に係る日付情報及び前記撮像部による撮像の時刻に係る時刻情報のうち、少なくとも何れか一の情報を含むことを特徴とする請求項6に記載の情報生成装置。
【請求項8】
前記画像関連情報は、前記撮像画像内の主要被写体に係る被写体情報及び前記撮像画像の前記主要被写体の背景に係る背景情報のうち、少なくとも何れか一の情報を含むことを特徴とする請求項6に記載の情報生成装置。
【請求項9】
前記撮像関連情報は、前記撮像装置本体の存する撮像位置に係る位置情報、前記撮像部による撮像方向に係る方向情報、前記撮像部の画角に係る画角情報、前記撮像部による撮像の日付に係る日付情報及び前記撮像部による撮像の時刻に係る時刻情報のうち、少なくとも何れか一の情報を含み、
前記画像関連情報は、前記撮像画像内の主要被写体に係る被写体情報及び前記撮像画像の前記主要被写体の背景に係る背景情報のうち、少なくとも何れか一の情報を含み、
前記第2取得手段は、
前記関連情報として、前記位置情報、前記方向情報、前記画角情報、前記日付情報及び前記時刻情報、並びに前記被写体情報及び前記背景情報のうち、少なくとも何れか二つの情報を取得することを特徴とする請求項6に記載の情報生成装置。
【請求項10】
前記第2取得手段は、
前記撮像装置本体の存する撮像位置に係る位置情報及び前記撮像装置の撮像部による撮像方向に係る方向情報に基づいて、前記撮像画像内の主要被写体に係る被写体情報を特定する第2特定手段を有し、この第2特定手段により特定された前記被写体情報を取得し、
前記第1生成手段は、
前記第2取得手段により取得された前記被写体情報に係る被写体名を含む前記説明文を生成することを特徴とする請求項1〜9の何れか一項に記載の情報生成装置。
【請求項11】
第2特定手段は、更に、
前記位置情報及び前記方向情報に加えて、前記撮像部の撮像距離に基づいて、前記撮像画像内の前記主要被写体に係る被写体情報を特定するとともに、当該撮像画像の前記主要被写体の背景に係る背景情報を特定し、
前記第2取得手段は、
前記第2特定手段により特定された前記被写体情報及び前記背景情報を取得し、
前記第1生成手段は、
前記第2取得手段により取得された前記被写体情報及び前記背景情報の各々に係る前記被写体名及び背景名を含む前記説明文を生成することを特徴とする請求項10に記載の情報生成装置。
【請求項12】
前記第1生成手段は、
前記第2取得手段により取得された前記位置情報、前記被写体情報及び前記背景情報の各々に係る撮像地名、前記被写体名及び背景名を所定の地図情報を利用して取得して、前記説明文を生成することを特徴とする請求項11に記載の情報生成装置。
【請求項13】
前記第1生成手段による前記説明文の生成に係る所定の規則を指定する第1指定手段を更に備え、
前記第1生成手段は、
前記第1指定手段により指定された所定の規則に従って前記複数の関連情報を組み合わせて前記説明文を生成することを特徴とする請求項1〜12の何れか一項に記載の情報生成装置。
【請求項14】
前記第2生成手段による前記出力情報の生成に係る所定の配置態様を指定する第2指定手段を更に備え、
前記第2生成手段は、
前記第2指定手段により指定された所定の配置態様に従って前記出力情報を生成することを特徴とする請求項1〜12の何れか一項に記載の情報生成装置。
【請求項15】
情報生成装置を用いた情報生成方法であって、
撮像画像を取得する処理と、
前記撮像画像に関連する複数の関連情報を取得する処理と、
取得された前記複数の関連情報を所定の規則に従って組み合わせて当該撮像画像を説明する説明文を生成する処理と、
生成された説明文が、前記撮像画像が形成される記録媒体或いは表示部に表示される前記撮像画像の所定位置に配置されるような所定の配置態様の出力情報を生成する処理と、
を含むことを特徴とする情報生成方法。
【請求項16】
情報生成装置のコンピュータを、
撮像画像を取得する第1取得手段、
前記撮像画像に関連する複数の関連情報を取得する第2取得手段、
この第2取得手段により取得された前記複数の関連情報を所定の規則に従って組み合わせて当該撮像画像を説明する説明文を生成する第1生成手段、
この第1生成手段により生成された説明文が、前記撮像画像が形成される記録媒体或いは表示部に表示される前記撮像画像の所定位置に配置されるような所定の配置態様の出力情報を生成する第2生成手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2013−70201(P2013−70201A)
【公開日】平成25年4月18日(2013.4.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−206763(P2011−206763)
【出願日】平成23年9月22日(2011.9.22)
【出願人】(000001443)カシオ計算機株式会社 (8,748)
【Fターム(参考)】