説明

情報端末、情報端末の情報提示方法及び情報提示プログラム

【課題】 多種多様の複数のアプリケーションプログラムにより扱われる複数のコンテンツデータの更新情報を、煩雑な操作を要せずにユーザが簡単且つ容易に確認できるようにする。
【解決手段】
ディスプレイ画面50上には、複数の更新情報表示カード51が配列表示される。ディスプレイ画面50上に表示された更新情報表示カード51は、それぞれが異なる個々のコンテンツデータに対応付けられており、それら各更新情報表示カード51には、各々対応したコンテンツデータにおける更新情報が個別に配される。そして、それらそれぞれ異なる種類のコンテンツデータの更新情報が配された各更新情報表示カード51は、各コンテンツデータの更新の時系列順に配列されてディスプレイ画面50上に表示される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば携帯電話端末のような情報端末と、その情報端末において取り扱われる様々な情報をユーザへ提示する際の情報提示方法及び情報提示プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、携帯情報端末の代表例である携帯電話端末は、例えば通話の発着信履歴や電子メールの送受信履歴、その他メッセージの受信履歴などを一覧表示する機能を備えている。
【0003】
例えば特開2001−186569号の公開特許公報(特許文献1)には、通話やメールの送受信日時とその相手先の電話番号やメールアドレスなどの交信記録と、送受信時に付加された情報の有無及びその情報の所在を記録手段に記録する携帯型無線電話機が開示されている。そして、この特許文献1に記載の携帯型無線電話機は、例えば所定のボタン操作がなされた場合、交信記録を時系列に表示し、さらに付加情報がある時には記録手段からその情報を取得し、その情報が音声情報であれば拡声器から音声を再生し、文字や画像情報であれば表示させるようになされている。
【0004】
また、特開2005−160052号の公開特許公報(特許文献2)には、送信電子メール、受信電子メールをそれぞれ記憶する記憶部と、その記憶部に記憶された電子メールの中から指定された相手の電子メールを検出する制御部と、その制御部によって検出された相手の電子メールを時系列に一覧表示する表示部とを備えた携帯端末装置が開示されている。すなわちこの特許文献2に記載の携帯端末装置では、指定した相手に対する、送信電子メール、受信電子メールをそれぞれ混在させて時系列に一覧表示可能となされており、相手との間でどのように電子メールの交換を行ったかを一目で判るようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2001−186569号公報(図1)
【特許文献2】特開2005−160052号公報(図2)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、近年の携帯電話端末は、通話用アプリケーションプログラムや電子メールアプリケーションプログラムのみならず、インターネットへの接続及びウェブページの閲覧用アプリケーションプログラム、写真画像や動画像の撮影とそれら画像の再生用アプリケーションプログラム、楽曲の管理とその楽曲の再生用アプリケーションプログラム、スケジュール管理用アプリケーションプログラムなど、それぞれが別個若しくは相互に連携した多種多様のアプリケーションプログラムを実行可能となされている。
【0007】
このため例えば、それら複数のアプリケーションプログラムのうち所望のアプリケーションプログラムにより扱われるコンテンツデータ等の更新を確認するような場合、ユーザは、携帯電話端末を操作して、当該所望のアプリケーションプログラムを起動させた上で、そのアプリケーションプログラムにより扱われるコンテンツデータ等の更新情報をディスプレイ上に表示させるような操作を行わなければならない。
【0008】
すなわち例えば、電子メールの通信履歴の更新内容を確認するような場合、ユーザは、電子メールアプリケーションプログラムを起動させ、その電子メールアプリケーションプログラムの実行により通信履歴のコンテンツを表示させるような操作を行わなければならない。また例えば、写真画像の追加や表示の履歴等を確認するような場合には、ユーザは、写真用アプリケーションプログラムを起動させ、そのアプリケーションプログラムにより追加や表示の履歴等のコンテンツを表示させるような操作を行わなければならない。
【0009】
したがって、例えばそれぞれ異なるアプリケーションプログラムにより扱われる複数のコンテンツデータ等の更新内容などを確認したいような場合には、先ず、或るアプリケーションプログラムを起動させてそれにより扱われるコンテンツデータ等の更新内容を表示させた後、次に起動させたい別のアプリケーションプログラムを選び、当該選んだアプリケーションプログラムを起動させてそれにより扱われるコンテンツデータ等の更新内容を表示させるような操作を、次々と繰り返さなければならず、ユーザは非常に煩雑な作業を行う必要がある。なお、例えば同じアプリケーションプログラムにより扱われる複数種類のコンテンツデータ等の更新内容を確認するような場合にも略々同様であり、ユーザは、それら異なる種類のコンテンツデータ等の更新内容を確認するためには、それら各種のコンテンツデータ等の更新内容を次々に切り替えて表示させるような煩雑な操作を行わなければならない。
【0010】
本発明は、このような実情に鑑みて提案されたものであり、それぞれ異なる種類のアプリケーションプログラムなどにより扱われる複数種類のコンテンツデータ等の更新内容を、煩雑な操作を要せずにユーザが簡単且つ容易に確認できるようにする情報端末、情報端末の情報提示方法及び情報提示プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の情報端末は、更新情報蓄積部と、情報管理部と、表示制御部とを有する。更新情報蓄積部は、複数種類のコンテンツデータを格納する情報蓄積部において更新されたコンテンツデータの一部を、各種類のコンテンツデータに対応付けた更新情報として格納する。情報管理部は、情報蓄積部におけるコンテンツデータの更新を監視し、情報蓄積部にてコンテンツデータの更新がなされた時には、当該更新されたコンテンツデータの一部を各種類に対応付けた更新情報として更新情報蓄積部へ格納させ、所定の画面表示状態となる時には、更新情報蓄積部から、各種類のコンテンツデータに対応した各更新情報を、それら各コンテンツデータの更新の時系列順に読み出す。表示制御部は、更新情報管理部が更新情報蓄積部から読み出した時系列の個々の更新情報を、それぞれに対応した所定オブジェクト画像上に個別に配し、それら各更新情報が個別に配された複数の所定オブジェクト画像を、各更新情報の時系列に配列表示させる。これにより、本発明は前述した課題を解決する。
【0012】
すなわち、本発明によれば、複数種類のコンテンツに係る更新情報を、一元的に管理して時系列に画面上に表示可能となされている。
【発明の効果】
【0013】
本発明においては、複数種類のコンテンツにおける更新情報を一元的に管理し、時系列に画面表示可能となされているため、それぞれ別個に実行される多種多様の複数のアプリケーションプログラムにより扱われる複数のコンテンツデータ等の更新を、煩雑な操作を要せずにユーザが簡単且つ容易に確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明実施形態の携帯電話端末の概略構成を示すブロック図である。
【図2】本実施形態の携帯電話端末が有する複数の異なる種類のアプリケーションプログラムにより扱われる各コンテンツの情報をそれぞれ個別に格納する情報蓄積部を概念的に示す図である。
【図3】図2の各情報蓄積部内に格納されている各コンテンツデータが更新,追加等された場合に、それら更新されたデータを情報管理部が取得する様子を概念的に示す図である。
【図4】複数の更新情報表示カードをコンテンツデータの更新,変更等がなされた時間順に並べて表示した状態のユーザインターフェース画面の一例を示す図である。
【図5】複数の更新情報表示カードをコンテンツデータの更新,変更等がなされた時間順に並べて表示した状態のユーザインターフェース画面であり、特に、全ての更新情報表示カードがアイドル状態となっている場合の説明に用いる図である。
【図6】複数の更新情報表示カードをコンテンツデータの更新,変更等がなされた時間順に並べて表示した状態のユーザインターフェース画面であり、特に、何れかの更新情報表示カードがプレビュー状態となっている場合の表示例を示す図である。
【図7】アイドル状態の更新情報表示カードの説明に用いる図である。
【図8】プレビュー状態の更新情報表示カードの説明に用いる図である。
【図9】異なる種類のコンテンツデータに対応した複数の更新情報表示カードが連なったデフォルト表示状態と、同種のコンテンツデータ等に対応した複数の更新情報表示カードが連なったフィルタ後表示状態の概要説明に用いる図である。
【図10】フィルタリング指示入力が繰り返された時の表示状態の遷移例を概念的に示す図である。
【図11】フィルタリング指示入力のためのジェスチャー操作と各フィルタ後表示状態との関係説明に用いる図である。
【図12】デフォルト表示状態から第一のピボット表示状態への遷移についての説明に用いる図である。
【図13】デフォルト表示状態から第一のピボット表示状態への遷移、さらに第一のピボット表示状態から第二のピボット表示状態への遷移についての説明に用いる図である。
【図14】ディスプレイ画面上に表示された各更新情報表示カードをスクロール表示させる場合のユーザインターフェース画面の遷移例を示す図である。
【図15】ディスプレイ画面上の各更新情報表示カードが全てアイドル状態となっている表示状態から、何れかの更新情報表示カード選択されてプレビュー状態となる際の画面遷移例を示す図である。
【図16】ディスプレイ画面上の各更新情報表示カードの中から所望の更新情報表示カードを選択してプレビュー状態とした後、さらにその更新情報表示カードのコンテンツに対応したアプリケーションプログラムを起動させた場合の画面遷移例を示す図である。
【図17】アイドル状態の更新情報表示カードから直ちにアプリケーションプログラムを起動させた場合の画面遷移例を示す図である。
【図18】更新情報表示カードの選択とその選択された更新情報表示カードのコンテンツに関連した他のコンテンツの更新情報への切り替えによるピボット表示状態への画面遷移例を示す図である。
【図19】ピボット表示状態のときにディスプレイ画面上に配されるコンテンツエリア、オプションエリア、アクションソフトキーエリア等の説明に用いる図である。
【図20】各ピボット表示状態の切り替え表示の一例として、SMS/MMSのコンテンツを表示するピボット表示状態と、電子メールのコンテンツを表示するピボット表示状態と、写真画像のコンテンツを表示するピボット表示状態の切り替え例を示す図である。
【図21】フィルタリング処理によりデフォルト表示状態からフィルタ後表示状態へ遷移する表示例を示す図である。
【図22】フィルタリングのジェスチャー操作に応じてた各コンテンツの切り替え表示の流れを説明するための図である。
【図23】デフォルト表示状態となっているユーザインターフェース画面上のページ指定用アイコンを指により選択している様子の説明に用いる図である。
【図24】ページ指定用アイコンの中から所望のアイコンを選択して、その選択したアイコンをページ指定用アイコンの略々中央部へ仮想的に移動させることでページジャンプが行われる際の画面遷移を説明するための図である。
【図25】ページ指定用アイコンを拡大して示し、ユーザからのジェスチャー操作に応じて当該ページ指定用アイコンの表示状態が変化する様子の説明に用いる図である。
【図26】ディスプレイ画面上の更新情報表示カードから所望の更新情報表示カードを選択してデリート用アイコンを表示させるまでの画面遷移例を示す図である。
【図27】デリート用アイコン上への移動により更新情報表示カードが削除されるまでの画面遷移例を示す図である。
【図28】更新情報表示カードのコンテンツデータが電話帳等の登録情報とリンク付けがなされていない場合にそのリンク付けを行う際のユーザインターフェース画面例を示し、特にリンク付けする更新情報表示カードが選択されるまでの画面遷移例を示す図である。
【図29】更新情報表示カードのコンテンツの情報と電話帳等の登録情報とをリンク付けする際の画面遷移例を示す図である。
【図30】更新情報表示カードのコンテンツの情報と電話帳等の登録情報とのリンク付けがなされる際の画面遷移例を示す図である。
【図31】本実施形態の情報提示アプリケーションプログラムを実行することにより携帯電話端末の制御部内に形成される各構成要素を示す機能ブロック図である。
【図32】図31の構成により、ディスプレイ画面上へ更新情報表示カードが表示される際の処理の流れを示すフローチャートである。
【図33】図31の情報管理部とその情報管理部により管理される情報蓄積部の詳細な構成例を示すブロック図である。
【図34】情報の追加、変更(情報の更新)がなされる場合の情報管理部における処理の流れを示すフローチャートである。
【図35】情報の追加、変更(情報の更新)の一例として、電子メールが新規に受信された場合の情報管理部の各構成要素間の処理の流れを模式的に示すブロック図である。
【図36】情報抽出がなされる場合の情報管理部における処理の流れを示すフローチャートである。
【図37】情報抽出の一例として、SMS/MMSのメッセージ履歴を抽出する場合の情報管理部の各構成要素間の処理の流れを模式的に示すブロック図である。
【図38】更新情報管理部が各情報蓄積部から取得して更新情報蓄積部内へ格納する情報を一覧表により表した更新情報テーブルであり、特にメディア,電話及びメッセージのフィルタカテゴリのテーブル部分を示す図である。
【図39】更新情報管理部が各情報蓄積部から取得して更新情報蓄積部内へ格納する情報を一覧表により表した更新情報テーブルであり、特に電子メール,IM,SNS,RSSフィードのフィルタカテゴリのテーブル部分を示す図である。
【図40】タッチパネルに対するユーザからのジェスチャー操作が何れの指示であるかを判定する際に用いられるジェスチャー操作管理テーブルであり、特に、各更新情報表示カードがアイドル状態である場合に使用されるテーブル部分を示す図である。
【図41】タッチパネルに対するユーザからのジェスチャー操作が何れの指示であるかを判定する際に用いられるジェスチャー操作管理テーブルであり、特に、何れかの更新情報表示カードがプレビュー状態である場合に使用されるテーブル部分を示す図である。
【図42】ユーザによるジェスチャー操作が何れの指示であるかを本実施形態の携帯電話端末が判断する際のタイミングマップを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態について説明する。
【0016】
なお、本発明の情報端末、情報提示方法及び情報提示プログラムが適用される一例として、本実施形態では、携帯電話端末を例に挙げているが、勿論、ここで説明する内容はあくまで一例であり、本発明はこの例に限定されないことは言うまでもない。
【0017】
[携帯電話端末の概略構成]
図1には、本実施形態の携帯電話端末の概略的な内部構成例を示す。
【0018】
図1において、通信アンテナ12は、例えば内蔵アンテナであり、通話や電子メール等のパケット通信のための信号電波の送受信を行う。通信回路11は、送受信信号の周波数変換、変調と復調等を行う。
【0019】
スピーカ20は、携帯電話端末に設けられている受話用のスピーカや、リンガ(着信音)、アラーム音、再生音楽、再生動画像の音声等の出力用スピーカであり、制御部10から供給された音声信号を音響波に変換して空気中に出力する。
【0020】
マイクロホン21は、送話用及び外部音声集音用のマイクロホンであり、音響波を音声信号に変換し、その音声信号を制御部10へ送る。
【0021】
表示部13は、例えば液晶ディスプレイや有機EL(ElectroLuminescent)ディスプレイ等の表示デバイスと、そのディスプレイの表示駆動回路とを含み、制御部10から供給された画像信号により、前記ディスプレイ上に例えば電子メール等の各種文字やメッセージを表示したり、静止画像や動画像等の表示を行う。また、本実施形態の場合、詳細については後述するが、当該表示部13の画面上には、各種のアプリケーションプログラムなどにより扱われる複数種類のコンテンツデータの更新や新たな追加等を表す更新情報を、タイル状或いはカード状のオブジェクト画像により表示することも行われる。
【0022】
操作部14は、例えばいわゆるタッチパネルや、各種ボタンキー、ジョグダイヤル等の各操作子と、それら操作子が操作された時の操作信号を発生する操作信号発生器とからなる。なお、操作部14として用いられるタッチパネルは、例えば表示部13の略々全面に配することができる。表示部13の略々全面にタッチパネルを配した場合、当該表示部13の画面上の表示位置やタッチパネル上のタッチ検出位置とが対応付けられる。また、本実施形態の携帯電話端末は、ユーザが指等を用い、当該タッチパネル上において、後述するようにタッチ,タップ,フリック,ドラッグ,スミア等の様々なジェスチャー操作を行った場合に、それらが何れのジェスチャー操作であるかを検知可能となされている。そして、本実施形態の携帯電話端末は、当該検知したジェスチャー操作に応じた制御や動作を行うようになされている。
【0023】
近距離無線通信部22は、近距離無線通信アンテナ23を通じて例えばいわゆるブルートゥース(BlueTooth:登録商標)方式、UWB(Ultra Wide Band)方式、無線LAN(Local Area Network)などによる近距離無線通信を行う。また、近距離無線通信通信部22は、近距離無線通信の全般的な制御と、制御部10との間でのデータのやり取りを行う。
【0024】
GPS部24は、GPSアンテナ25を通じて、GPS測地衛星からのGPS信号を受信し、そのGPS信号を用いて自端末の現在位置の緯度及び経度を求める。このGPS部24により得られたGPSデータ(緯度,経度を表す情報)は制御部10へ送られる。これにより、制御部10は、自端末の現在位置を知ることができる。
【0025】
非接触通信部26は、非接触通信アンテナ27を通じて、例えばいわゆるRFID(Radio Frequency-Identification:電波方式認識)や非接触型ICカード等で用いられる非接触通信を行う。当該非接触通信部26は、いわゆる電子財布による電子決済や駅入出場時の電子切符としての情報を非接触通信を用いてやり取りする際などに用いられる。
【0026】
カメラ部28は、静止画像や動画像を撮影するための内蔵カメラであり、光学レンズと撮像素子、フォーカス合わせやズーム倍率変更のために前記光学レンズを駆動するレンズ駆動機構及びその駆動回路、撮像素子からの撮像信号に画像処理を施す画像処理回路などからなる。当該カメラ部28により得られた画像信号は制御部10による制御の基でメモリ部15に蓄積される。
【0027】
外部I/F部29は、例えばケーブルを通じてデータ通信を行う際のケーブル接続用コネクタ部と外部データ通信用インターフェース回路とからなる。当該外部I/F部29を通じてやり取りされるデータは、制御部10による制御の基で必要に応じてメモリ部15に蓄積等される。
【0028】
メモリ部15は、本実施形態の携帯電話端末内部に設けられている内蔵メモリ16と、いわゆるSIM(Subscriber Identity Module)情報等を保持する着脱可能なカード状の外付けメモリ17とを含む。内蔵メモリ16は、ROM(Read Only Memory)とRAM(Random Access Memory)とからなる。前記ROMは、OS(Operating System)、制御部10が各部を制御するための制御プログラム、各種の初期設定値、辞書データ、着信音やキー操作音等の音データ、例えばSNS(Social Networking Service)用やSMS(Short Message Service)/MMS(Multimedia Messaging Service)用、電子メール用、楽曲用、動画用,写真用などの各種アプリケーションプログラム、後述するように各種のアプリケーションプログラムなどにより扱われる複数種類のコンテンツデータ等の更新や追加を表す更新情報を一元的に管理してユーザへ提示可能とする情報提示アプリケーションプログラムなどが格納されている。また、このROMは、NAND型フラッシュメモリ(NAND-type flash memory)或いはEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)のような書き換え可能なROMを含む。当該書き換え可能なROMには、様々なアプリケーションプログラムにより扱われるコンテンツデータや、それら各コンテンツデータの属性に関連した情報、すなわち例えば、電話番号や電子メールアドレス,個人名,SNSアカウントなどデータ(以下これらを纏めて電話帳のデータと表記する。)、スケジュール帳のデータ、カレンダーのデータ、SMSやMMS,電子メールなどのメッセージデータ、それらメッセージデータの発着信や通話の発着信などの通信履歴、カメラにより撮影されたりパーソナルコンピュータ等から転送された静止画像や動画像のデータ、インターネット等を介して購入等された静止画像や動画像,楽曲の購入履歴、ユーザがネットワークを介してダウンロードしたデータファイル、ユーザ辞書データ、その他、各種のユーザ設定値等を保存可能となされている。なお、図1の例では、前記内蔵メモリ16の前記各種データやプログラムの格納領域のうち、特に、前記制御プログラムや情報提示アプリケーションプログラム,その他の各種アプリケーションプログラムを保持するプログラム格納部16aと、前述した電話帳やメッセージ等の各種データを保持するデータ格納部16b等を図示している。勿論、図示は省略しているが、RAMは、制御部10が各種のデータ処理を行う際の作業領域として、随時データを格納する。
【0029】
制御部10は、CPU(中央処理ユニット)からなり、通信回路11における通信の制御、音声処理及びその制御、画像処理及びその制御、その他各種信号処理や各部の制御等を行う。また、制御部10は、メモリ部15に格納されている各種の制御プログラムやアプリケーションプログラムの実行及びそれに付随する各種コンテンツの情報処理等を行う。さらに、本実施形態の場合、詳細については後述するが、制御部10は、メモリ部15のプログラム格納部16aに格納されている情報提示アプリケーションプログラムにより、各種アプリケーションプログラム等により扱われる複数のコンテンツデータ等が更新や追加等されたことを表す更新情報を一元的に管理してユーザへ提示するための処理を実行する。
【0030】
その他、図1には図示を省略しているが、本実施形態の携帯電話端末は、各部へ電力を供給するバッテリとその電力をコントロールするパワーマネージメントIC部、外部メモリ用スロット、ディジタル放送の受信チューナ部とAVコーデック部、タイマ(時計部)など、一般的な携帯電話端末に設けられる各構成要素についても備えている。
【0031】
[コンテンツの更新,追加の管理]
図2には、本実施形態の携帯電話端末が有する複数の異なる種類のアプリケーションプログラムにより扱われる各コンテンツの情報を、それぞれ個別に格納する情報蓄積部43A〜43Eを概念的に示している。
【0032】
ここで、本実施形態において、前記各情報蓄積部43A〜43Eは、例えばメモリ部15のデータ格納部16b内に形成されるものであるが、その他に、外部ネットワーク上に用意されているものが含まれていてもよい。
【0033】
また、本実施形態において、前記複数の異なる種類のアプリケーションプログラムとしては、例えば、通話用、SNS用、SMS/MMS用、電子メール用、楽曲用、動画・写真用、電話帳用などの各種アプリケーションプログラムを挙げることができる。
【0034】
なお、図2では、それらを特に明示しておらず、一例として、五種類のコンテンツデータが、それぞれ対応した情報蓄積部に格納されている例を示している。すなわちこの図2の場合、情報蓄積部43AにはコンテンツデータAn,Anが格納され、以下同様に、情報蓄積部43BにはコンテンツデータBが、情報蓄積部43CにはコンテンツデータCn,Cn,Cnが、情報蓄積部43DにはコンテンツデータDn,Dnが、情報蓄積部43EにはコンテンツデータEn,En,Enが格納されている例を示している。
【0035】
また、本実施形態の携帯電話端末は、図3に示すように、それら各情報蓄積部43A〜43E内に格納されている各コンテンツデータについて、それぞれ更新や新たな追加などがなされたか否か等を管理すると共に、更新や追加等がなされた場合には、それら更新や追加等されたデータの一部若しくは全てを、各情報蓄積部43A〜43Eから取得して管理及び格納する情報管理部32を備えている。
【0036】
なお、図3の例は、前述した図2のように各情報蓄積部43A〜43E内に格納されている各コンテンツデータが更新,追加などされた場合に、それら更新等されたデータを情報管理部32が取得する様子を概念的に示している。すなわちこの図3の例では、情報蓄積部43Aには更新,追加等されたコンテンツデータAn,Anが格納されており、以下同様に、情報蓄積部43Bには更新,追加等されたコンテンツデータBnが、情報蓄積部43Cには更新,追加等されたコンテンツデータCn,Cn,Cnが、情報蓄積部43Dには更新,追加等されたコンテンツデータDn,Dnが、情報蓄積部43Eには更新,追加等されたコンテンツデータEn,En,Enが格納されているとした場合、情報管理部32が、それら各情報蓄積部43A〜43Eから各更新や追加等されたコンテンツデータAn,An,Bn,Cn,Cn,Cn,Dn,Dn,En,En,Enの一部若しくは全てを取得して、内部に蓄積して管理する様子を示している。
【0037】
[更新情報表示カード]
本実施形態の携帯電話端末は、前述のように異なる種類の複数のアプリケーションプログラムにて各々扱われる各種コンテンツデータの更新,追加等なされた場合に、それらコンテンツの更新,追加等を表す更新情報を、ディスプレイ画面上に表示することにより、ユーザに対して各コンテンツにおける更新,追加等の内容を分かり易く知らせることを可能にしている。
【0038】
本実施形態では、ディスプレイ画面上に前記更新情報を表示する場合、図4や図5に示すように、例えばタイル形状若しくはカード形状のオブジェクト(本実施形態では更新情報表示カード51と表記する。)を用いる。すなわち本実施形態において、一枚の更新情報表示カード51は、そのカードに対応したコンテンツデータについて更新や追加がなされたこと、及び、その更新や追加の大まかな中身を、ユーザへ分かり易く提示するための表示用オブジェクトとなされている。
【0039】
また、各更新情報表示カード51には、それぞれ例えばSNS用やSMS用、電子メール用、楽曲用、写真用などの各種アプリケーションプログラムの何れのプログラムに対応したコンテンツであるのかを表す情報や、例えばメッセージの送信元やニュースの見出しなどのように各コンテンツ毎に特有で且つ各コンテンツの属性を表すことができる情報や、コンテンツデータ等の更新や追加等の日時を示す情報など、それぞれ各コンテンツの特性と更新の中身を的確に表す情報が表示される。
【0040】
すなわち本実施形態において、前記何れのアプリケーションプログラムに対応したコンテンツであるのかを表す情報としては、一例として、各コンテンツの種類に応じたアイコンや文字情報等が用いられ、それらアイコンや文字情報はコンテンツ毎に異なるものとして予め用意されている。また、前記各コンテンツ毎に特有で且つその属性を表すことができる情報としては、一例として、メッセージの送信元を表す文字情報や写真等のイメージ画像、ニュースの配信元やそのニュースの見出しを表す文字情報などが用いられる。また、コンテンツデータ等の更新や追加等の日時を示す情報としては、年月日、日時などを表す文字情報が用いられる。なお、図4、図5の例では、各更新情報表示カード51が何れのコンテンツに対応しているのかについての図示は省略しており、また、各更新情報表示カード51内に記述される文字情報等の具体例についても図示を省略している。
【0041】
さらに、本実施形態においては、複数の更新情報表示カードをディスプレイ画面上に表示する場合、それら複数の更新情報表示カードを、各コンテンツデータの更新時間順に対応させて例えば一列に並べて表示することにより、各コンテンツデータの更新,変更等の時間的な関係を分かり易く提示可能としている。
【0042】
すなわち、図4と図5の例では、複数の更新情報表示カード51を、コンテンツデータが更新,変更等された際の時間順に並べて表示した状態のユーザインターフェース画面例を示している。なお、図4と図5は、本実施形態の携帯電話端末が例えばいわゆる待ち受け状態となっている際の前記更新情報表示カード51の表示例を示している。もちろんこれは一例であり、図4,図5の画面は、待ち受け画面ではなく、別途用意された所定の更新情報表示用画面であってもよい。
【0043】
より具体的に説明すると、本実施形態において、画面上に表示される複数の更新情報表示カード51は、例えばユーザがディスプレイ画面を正対して視た時の画面上部から画面下部に向かって、更新日時が新しいものから古いものの順に連なるように表示(時系列に表示)される。すなわち、更新や追加等された日時の新しいものから順(画面上部から画面下部に向かう順)に、一例として、SMSの着信を表す1枚の更新情報表示カード、別のSMSの着信を表す1枚の更新情報表示カード、RSS(RDF(Resource description framework) Site Summary)からのニュースの更新を表す1枚の更新情報表示カード、SNSの更新を表す1枚の更新情報表示カード、電子メールの着信を表す1枚の更新情報表示カード、写真を撮影したことを表す1枚の更新情報表示カードなどが、連なるように並べられて表示される。
【0044】
なお、図4の例では、画面上部から画面下部に向かって順次時間が古くなる例を挙げたが、もちろんその逆であってもよい。また、図4の例では、ディスプレイ画面が縦長方向で使用される例を挙げているが、例えばディスプレイ画面が横長方向で使用されるような場合には、例えば画面の左側から右側(或いはその逆)に向かって時系列に各更新情報表示カードを表示(つまり各カードを横に並べるような表示)を行ってもよい。さらに、携帯電話端末の画面表示を縦方向と横方向に切り替え可能となされているような場合、それら縦横表示切り替えに連動させて、前記各更新情報表示カードの連なりの方向を縦方向或いは横方向へ切り替えるようにしてもよい。これにより、画面の縦横何れかの使用状況に応じて、より多くの各更新情報表示カードを表示することが可能となる。その他にも、画面の斜め方向に各更新情報表示カードを連ねて表示させるようにしてもよい。
【0045】
また、各更新情報表示カードは、直線的に連ねられて並べられる場合の他に、カーブを描くように並べられて表示されてもよい。当該カーブを描くように並べる場合、例えばユーザが左右何れかの手でタッチパネル上を操作するのかに応じて、そのカーブの方向を切り替えるようにしてもよい。例えば、画面表示を縦表示にし、ユーザが右手でタッチパネルを操作するような場合には、画面の中央部付近が画面左側方向へ突き出す一方で画面の上下端側が画面右側へ曲がるようになだらかにカーブを描くように各更新情報表示カードを連ねて表示したり、或いはその逆に、ユーザが左手でタッチパネルを操作するような場合には、画面に中央部付近が画面右側方向へ突き出す一方で画面の上下端側が画面左側へ曲がるようになだらかにカーブを描くように各更新情報表示カードを連ねて表示するようにしてもよい。これにより、ユーザにとってより使い易いユーザインターフェースを実現することができる。
【0046】
また、本実施形態において、待ち受け状態の時の各更新情報表示カード51は、図4や図5に示すように、本来は例えば長方形状である各カードの上又は下側を仮想的に画面奥行き方向へ僅かに傾けた状態となされて表示される。なお、例えばディスプレイ画面を横長方向に使用して各更新情報表示カードを画面内で横方向に連ねて表示するようにした場合には、例えば長方形状の各カードの左又は右側を仮想的に画面奥行き方向へ傾けた状態で表示することが望ましい。
【0047】
このように、本実施形態においては、本来は長方形状であるカードを仮想的に画面奥行き方向へ傾けることにより、それら長方形状のカードをそのまま画面上に並べた場合と比較して、より多くのカードを画面上に表示することを可能としている。以下の説明において、前記画面奥行き方向に傾けられて表示されている状態の更新情報表示カード51を、特にアイドル状態の更新情報表示カード51dと表記することにする。
【0048】
そして、当該アイドル状態となっている一つの更新情報表示カード51d上には、前述したように、何れのアプリケーションプログラムに対応したコンテンツであるかを表す情報と、各コンテンツ毎に特有で且つ各コンテンツの属性を表すことができる情報や、更新等の日時情報など、各コンテンツの特性と更新中身を的確に表す情報が表示される。
【0049】
さらに、本実施形態の携帯電話端末は、前述のように画面上に配列表示されている各更新情報表示カードに対し、例えばタッチパネルへの所定のジェスチャー操作を通じて、ユーザから所望の更新情報表示カード51を選択する指示が入力されると、その指示入力にて選択された更新情報表示カード51の表示形態を変更するようになされている。
【0050】
ここで、本実施形態において、所望の更新情報表示カードを選択するための所定のジェスチャー操作は、一例として、タッチパネル上の検知エリアのうち、前記更新情報表示カードの表示領域に対応した検知エリアを、ユーザがタッチするようなジェスチャー操作となされている。なお、当該タッチジェスチャー操作とは、タッチパネル上を一定時間以上触れるジェスチャー操作のことである。
【0051】
そして、前記アイドル状態となっている複数の各更新情報表示カード51dの中から、タッチパネルを介した前記タッチジェスチャー操作により何れか一つの更新情報表示カードが選択された場合、本実施形態の携帯電話端末は、図6に示すように、当該選択された更新情報表示カード51を本来の長方形状のカード51vとして表示する。
【0052】
すなわちこの場合の携帯電話端末は、前述のように画面奥行き方向に傾けられていたアイドル状態の更新情報表示カード51dを、図6に示すように、画面に対してカード面が略々平行となるように仮想的に起き上げさせて表示することにより、その更新情報表示カード51を略々長方形状のカードとして表示する。
【0053】
このように、本実施形態では、前記更新情報表示カード51を仮想的に起き上げさせて長方形状の更新情報表示カード51vとして表示することにより、ユーザに対して当該カードの選択が確実になされたことを知らせる。以下の説明において、前記画面上で起き上がって長方形状に表示されている状態の更新情報表示カード51を、特にプレビュー状態の更新情報表示カード51vと表記することにする。
【0054】
また、当該プレビュー状態となされた更新情報表示カード51v上には、前述のアイドル状態の更新情報表示カード51dの場合よりも、さらにより多くの情報が表示される。すなわち、プレビュー状態となった時の更新情報表示カード51vは、画面上で占有する面積が、前記アイドル状態の更新情報表示カード51dにおける画面上の占有面積よりも広くなるため、当該プレビュー状態の更新情報表示カード51vの画面上にはより多くの情報を表示することが可能となる。
【0055】
本実施形態の場合、プレビュー状態の更新情報表示カード51v上には、前記アイドル状態の更新情報表示カード51dと同様に、何れのアプリケーションプログラムに対応したコンテンツであるかを表す情報や更新等の日時情報などが表示されるとともに、各コンテンツの更新中身を表す情報として、前記アイドル状態の場合よりもさらに詳しい情報が表示される。
【0056】
図7と図8には、アイドル状態の更新情報表示カード51d(図7)と、プレビュー状態の更新情報表示カード51v(図8)をそれぞれ拡大して示している。
【0057】
図7に示すアイドル状態の更新情報表示カード51d上には、一例として、SNS用や電子メール用、楽曲用などの各種アプリケーションプログラムのうち何れに対応したコンテンツであるかを表すアイコン52eと、例えばメッセージの送信元やニュースの見出しなどのように各コンテンツ毎に特有で且つコンテンツの属性を表すことができる情報としての文字情報52bと、各コンテンツの更新中身を簡単に表す情報文字情報52cと、
【0058】
更新や追加等の日時を示す文字情報52dとが配されている。また、メッセージの送信元などの写真等のサムネイル画像や楽曲のアルバムカバーのサムネイル画像などが存在する場合には、それらのサムネイル画像52aが、前記コンテンツの属性を表すことができる情報の一つとしてカード上に表示されてもよい。
【0059】
一方、図8に示すプレビュー状態の更新情報表示カード51v上には、アイドル状態の更新情報表示カード51dの場合と同様のアイコン52eと日時文字情報52dが配されるとともに、各コンテンツの更新中身を表す情報については前記アイドル状態の場合よりもさらに詳細な内容が例えば文字情報52cにより配される。また、プレビュー状態の更新情報表示カード51d上には、必要に応じて、前述同様のサムネイル画像52aや後述するピボッティングの状態を表す例えばアイコン52f等も配されている。
【0060】
なお、前記更新情報表示カード51vがプレビュー状態となされた後、ユーザにより一定時間以上何も指示がなされなかった場合、本実施形態の携帯電話端末は、その更新情報表示カード51vをアイドル状態のカード51dへと戻す。
【0061】
[アプリケーションの起動]
また、本実施形態の携帯電話端末は、例えばタッチパネルへの所定のジェスチャー操作を通じて、ユーザから前記更新情報表示カード51のコンテンツに対応したアプリケーションプログラムを起動させる旨の指示が入力されると、そのアプリケーションプログラムを起動させる。
【0062】
本実施形態において、前記コンテンツに対応したアプリケーションプログラムを起動させるための所定のジェスチャー操作は、一例として、タッチパネル上の検知エリアのうち、前記アイドル状態となっている更新情報表示カードの中の所望の更新情報表示カードの表示領域に対応した検知エリア、若しくは、前記プレビュー状態となっている更新情報表示カードの表示領域に対応した検知エリアを、ユーザがタップするようなジェスチャー操作となされている。なお、当該タップジェスチャー操作とは、タッチパネル上を一定時間未満の短い時間だけ触れるジェスチャー操作のことである。
【0063】
[更新情報表示カードのフィルタリング処理]
本実施形態の携帯電話端末においては、前述のように複数の異なる種類のコンテンツデータ等の更新,追加等を表す各更新情報表示カード51を連ねて表示することの他に、例えば、同種のコンテンツデータ等の更新等を表す複数の更新情報表示カードを連ねて表示することも可能となされている。
【0064】
すなわち、本実施形態の携帯電話端末は、前述のような複数の異なる種類のコンテンツデータに対応した更新情報表示カードが表示されるユーザインターフェース画面と、全て同種のコンテンツデータに対応した更新情報表示カードが表示されるユーザインターフェース画面とを、例えばタッチパネルへの所定のジェスチャー操作を通じたユーザからのフィルタリング指示入力に応じて切り替え表示することも可能となされている。
【0065】
なお、本実施形態において、フィルタリングを指示するための所定のジェスチャー操作としては、タッチパネル上をユーザが左方向へフリック(フリックレフト)或いは右方向(フリックライト)するようなジェスチャー操作、或いは、ディスプレイ画面上に用意されているページ指定用アイコンをプッシュジェスチャー操作により選択した上で当該アイコンをドラッグするジェスチャー操作などを挙げている。
【0066】
図9〜図11には、フィルタリング処理による更新情報表示カードの切り替え表示の一例を概念的に示している。
【0067】
図9には、前述のような異なる種類のコンテンツデータに対応した複数の更新情報表示カードが連なった表示状態(以下、デフォルト表示状態60defと表記する。)と、同種のコンテンツデータ等に対応した複数の更新情報表示カードが連なった表示状態(以下、フィルタ後表示状態60faと表記する。)とを示している。
【0068】
なお、図9のデフォルト表示状態60def内に記述されている“A,B,C,D”は、それぞれ異なった種類のコンテンツデータに対応した各更新情報表示カードを表している。また、図9のフィルタ後表示状態60fa内に記述されている“Af,Af,Af,Af”は、同種コンテンツデータに対応した各更新情報表示カードを表している。
【0069】
すなわち前記フィルタ後表示状態60faは、デフォルト表示状態60defの時に、タッチセンサを通じたユーザからのフリック等のジェスチャー操作によりフィルタリング指示が入力されたことで、例えば更新情報表示カード“A”と同種コンテンツに対応した複数の更新情報表示カード“Af,Af,Af,Af”が生成されて配列された表示状態を表している。
【0070】
当該フィルタリング処理について一例を挙げて説明すると、例えば通話用やSMS用、電子メール用、写真用等の各種アプリケーションプログラムにより扱われる複数種類のコンテンツデータに対応した各更新情報表示カードが並んだデフォルト表示状態60defの時に、タッチセンサを通じてユーザからフィルタリング指示入力のためのジェスチャー操作がなされると、本実施形態の携帯電話端末は、予め決められた同種コンテンツに対応した複数の更新情報表示カードが配列されたフィルタ後表示状態60faへと表示を遷移させる。
【0071】
また、図10と図11には、フィルタリング指示入力のためのジェスチャー操作が繰り返された時の表示状態の遷移例を概念的に示している。
【0072】
すなわちこれら図10、図11の例は、前記デフォルト表示状態60defと、同種コンテンツに対応した各更新情報表示カード“Af,Af,Af,Af”からなるフィルタ後表示状態60faと、同種コンテンツに対応した各更新情報表示カード“Bf,Bf,Bf,Bf”からなるフィルタ後表示状態60fbと、同種コンテンツに対応した各更新情報表示カード“Cf,Cf,Cf,Cf”からなるフィルタ後表示状態60fcと、同種コンテンツに対応した各更新情報表示カード“Df,Df,Df,Df”からなるフィルタ後表示状態60fdとがあるとした場合、前記フィルタリング指示入力のためのジェスチャー操作が行われる毎に、それらデフォルト表示状態60def,各フィルタ後表示状態60fa,60fb,60fc,60fdが、循環的に切り替えられる様子を概念的に示している。
【0073】
なお、本実施形態の携帯電話端末では、予め用意された所定のハードキーが操作された場合、前記各フィルタ後表示状態60fa,60fb,60fc,60fdからデフォルト表示状態60defへ直接戻ることが可能となされている。
【0074】
[更新情報表示カードのピボッティング処理]
本実施形態においては、前述したようなデフォルト表示状態の各更新情報表示カードやフィルタ後表示状態の更新情報表示カードの中から、所望の更新情報表示カードが選択された後、当該選択された更新情報表示カードのコンテンツに関連した他の様々なコンテンツの更新情報をリスト化して表示するピボット表示状態への切り替え遷移も可能となされている。
【0075】
ここで、本実施形態において、前記ピボット表示状態においてリスト化されて表示されるコンテンツの更新情報としては、例えば、前記選択された更新情報表示カードに対応したコンテンツデータの属性に関連した情報(以下、本発明実施形態では属性関連情報と表記する。)を基に抽出される別の同種コンテンツや異種コンテンツの更新情報などを挙げることができる。
【0076】
前記選択された更新情報表示カードに対応したコンテンツデータの属性関連情報としては、一例として、当該選択された更新情報表示カードが例えば或る送信者からの電子メール受信コンテンツに対応しているような場合に、その送信者について電話帳に登録されている登録名や電話番号、電子メールアドレスなどの情報を挙げることができる。また例えば、前記属性関連情報としては、前記選択された更新情報表示カードが或るアーティストの楽曲コンテンツに対応しているような場合に、そのアーティスト名やその楽曲コンテンツが含まれるアルバム名、その楽曲コンテンツの音楽ジャンルなどの情報等を挙げることができる。これらの例において、前記選択された更新情報表示カードが或る送信者からの電子メール受信コンテンツに対応しているような場合、前記属性関連情報を基に抽出される別の同種コンテンツの更新情報としては、当該属性関連情報である送信者との間で送受信された他の送受信電子メールコンテンツ等の更新情報を挙げることができる。また例えば、前記選択された更新情報表示カードが或るアーティストの楽曲コンテンツに対応しているような場合、前記属性関連情報を基に抽出される別の同種コンテンツの情報としては、当該属性関連情報であるアーティストによる他のアルバムコンテンツ等の更新情報を挙げることができる。また例えば、前記選択された更新情報表示カードが或る送信者からの電子メール受信コンテンツに対応しているような場合、前記属性関連情報を基に抽出される異種コンテンツの更新情報としては、前記送信者に対応したアドレス帳やSNS,SMS/MMSのコンテンツ、写真等のコンテンツの更新情報を挙げることができる。また例えば、前記選択された更新情報表示カードが或るアーティストの楽曲コンテンツに対応しているような場合、前記属性関連情報を基に抽出される異種コンテンツの更新情報としては、前記アーティストによる他のアルバムコンテンツの更新情報等を挙げることができる。
【0077】
なお、本実施形態においては、前記選択された更新情報表示カードのコンテンツデータの属性関連情報を基に抽出された更新情報のリストへの切り替え表示がなされたピボット表示状態を、第一のピボット表示状態と呼ぶことにする。
【0078】
また、本実施形態の携帯電話端末において、前述したような第一のピボット表示状態への遷移は、タッチパネルへの所定のジェスチャー操作を通じたユーザからのピボッティング指示入力がなされた時に実行される。
【0079】
ここで、本実施形態において、所望の更新情報表示カードを選択して第一のピボット表示状態へ遷移させるための所定のジェスチャー操作としては、前述のアイドル状態からプレビュー状態への遷移の際と同様のタッチ操作が用いられる。そして、本実施形態の携帯電話端末は、当該タッチジェスチャー操作が継続している状態でさらにスミア(smear)のジェスチャー操作がなされた時、つまりタッチジェスチャー操作にスミアジェスチャー操作が組み合わされた時に、前記第一のピボット表示状態への表示遷移を行う。
【0080】
また、本実施形態において、当該第一のピボット表示状態において表示されている更新情報のリストを、別のコンテンツの更新情報のリストに切り替え表示する場合、つまり別のコンテンツの更新情報のリストが表示される第一のピボット表示状態へ遷移させるための所定のジェスチャー操作は、例えばフリックジェスチャー操作となされている。その他、本実施形態では、当該第一のピボット表示状態の時に画面上に表示されるピボットオプションエリア内に用意されたコンテンツ選択用のメニューソフトキーを例えばタップ(短押し)するようなジェスチャー操作がなされた時に、当該ソフトキーに対応付けられているコンテンツの更新情報のリストが表示される第一のピボット表示状態へジャンプすることも可能となされている。
【0081】
本発明実施形態において、前記ピボット表示状態でリスト化されて表示される更新情報としては、前述のように選択された更新情報表示カードに対応した属性関連情報を基に抽出される更新情報の他に、例えば、或る時点のピボット表示状態で表示されている更新情報に対応したコンテンツデータの属性関連情報を基に抽出される、別の属性関連情報に対応したコンテンツデータの更新情報にすることもできる。
【0082】
すなわち例えば、前記或る時点のピボット表示状態で表示されている更新情報が、或る楽曲コンテンツの更新情報であるような場合において、その楽曲コンテンツの属性関連情報の一つとして、当該楽曲コンテンツが属する音楽ジャンルを示す情報を挙げることができる。したがって、この例において、前記或る時点のピボット表示状態で表示されている更新情報に対応したコンテンツデータの属性関連情報を基に抽出される、別の属性関連情報に対応したコンテンツの更新情報としては、前記音楽ジャンルに属する他のアーティストの楽曲コンテンツやアルバムコンテンツ等の更新情報を挙げることができる。
【0083】
なお、本実施形態においては、前述のように或る時点のピボット表示状態で表示されているコンテンツデータの属性関連情報を基に抽出される、別の属性関連情報に対応したコンテンツの更新情報のリストへ切り替え表示がなされたピボット表示状態を、第二のピボット表示状態と呼ぶことにする。
【0084】
また、本実施形態の携帯電話端末において、前述したような第二のピボット表示状態への遷移は、タッチパネルへの所定のジェスチャー操作を通じたユーザからのピボッティング指示入力がなされた時に実行される。
【0085】
ここで、本実施形態において、前述のように、或る時点のピボット表示状態で表示されている更新情報に対応したコンテンツデータの属性関連情報を基に、別の属性関連情報に対応したコンテンツデータの更新情報のリストを表示させる第二のピボット表示状態へ遷移させるための所定のジェスチャー操作としては、例えばフリックジェスチャー操作を適用することができる。
【0086】
図12と図13には、第一のピボット表示状態への遷移(図12、図13)と、第一のピボット状態から第二のピボット表示状態への遷移(図13)の一例を概念的に表している。
【0087】
図12には、例えばデフォルト表示状態60defの中から所望の更新情報表示カードが選択されてピボッティングのジェスチャー操作がなされたことにより遷移した第一のピボット表示状態61pa1と、当該第一のピボット表示状態61pa1からさらに別の更新情報を表示するためのピボッティングのジェスチャー操作がなされたことにより遷移した第一のピボット表示状態61pa2とを示している。
【0088】
なお、図12のデフォルト表示状態60def内に記述されている“A,B,C,D”は、それぞれ異なった種類のコンテンツデータに対応した各更新情報表示カードを表している。また、図12の第一のピボット表示状態61pa1内に記述されている“Ap1,Ap1,Ap1,Ap1”は、デフォルト表示状態60defの中から選択された更新情報表示カード(例えばA)のコンテンツの属性関連情報を基に抽出された同種の各コンテンツの各更新情報を表している。また、図12の第一のピボット表示状態61pa2内に記述されている“Ap2,Ap2,Ap2,Ap2”は、デフォルト表示状態60defの中から選択された更新情報表示カード(A)のコンテンツの属性関連情報を基に抽出された、前記コンテンツ(Ap1,Ap1,Ap1,Ap1)とは異なる種類のコンテンツの更新情報を表している。
【0089】
図13には、図12の例と同様の第一のピボット表示状態61pa1及び第一のピボット表示状態61pa2と、さらに、第一のピボット表示状態61pa2から遷移した第二のピボット表示状態62pe1とを示している。
【0090】
なお、図13の第二のピボット表示状態62pe1内に記述されている“Ep1,Ep1,Ep1,Ep1”は、第一のピボット表示状態61pa2のコンテンツの属性関連情報を基に抽出された、別の属性関連情報に対応した各コンテンツの更新情報を表している。
【0091】
[ユーザインターフェース画面例]
図14〜図28には、本実施形態の携帯電話端末において前述のような更新情報表示カードが表示されたユーザインターフェース画面の一具体例を示す。なお、以下の各図において、各更新情報表示カード51に対応した各コンテンツのそれぞれ異なる各種類を“A,B,C,・・・・”により表している。つまり、“A,A,A,・・・”や“B,B,B,・・・”等はそれぞれ同じ種類のコンテンツであることを示している。
【0092】
[更新情報表示カードのスクロール]
図14には、ディスプレイ画面50上に表示された各更新情報表示カード51をスクロール表示させる場合のユーザインターフェース画面例を示している。
【0093】
図14の(a)は、例えばデフォルト表示状態のディスプレイ画面50の一例を示している。そして、このディスプレイ画面50上に設けられているタッチパネル上で、例えばユーザが指55を図14の(b)中の一点鎖線で示す矢印のように画面上方向へフリックアップするジェスチャー操作を行った場合、本実施形態の携帯電話端末は、当該ディスプレイ画面50上に表示されている各更新情報表示カード51を、画面上部方向へスクロールさせるように表示を制御する。
【0094】
これより、当該フリックアップジェスチャー操作以前にディスプレイ画面50(図14の(a))に表示されていた各更新情報表示カード51は、更新日時の新しいものから順に画面上部側から外れ、当該フリックアップジェスチャー操作以前に表示されていた各更新情報表示カード51よりも時系列で古い各更新情報表示カード51が、順番に画面下部側からディスプレイ画面50内へ表示(図14の(c))されることになる。
【0095】
なお、時系列の順番で最も古い更新情報表示カード51がディスプレイ画面50内に表示されたような場合には、それ以降は画面上方向へのスクロール表示を停止させてもよいし、当該最も古い更新情報表示カードに続けて最新の更新情報表示カード以降の各更新情報表示カードをスクロール表示させるようにしてもよい。
【0096】
一方、図示は省略するが、ディスプレイ画面50に表示されている各更新情報表示カード51より時系列順で新しい各更新情報表示カードが存在しているような場合において、例えばタッチパネル上で指55を画面下方向にフリックダウンさせるジェスチャー操作がなされた場合、本実施形態の携帯電話端末は、当該ディスプレイ画面50に表示されている各更新情報表示カード51を画面下部側へスクロールさせるように表示を制御する。
【0097】
これより、当該フリックダウンジェスチャー操作以前にディスプレイ画面50に表示されていた各更新情報表示カード51は、時系列の古い順に画面下部側から外れ、また、フリックダウン操作以前に表示されていた各更新情報表示カード51よりも時系列の新しい各更新情報表示カードが、順番に画面上部側からディスプレイ画面50内に表示されることになる。
【0098】
なお、この場合も前述同様に、時系列順で最も新しい更新情報表示カード51がディスプレイ画面50内に表示されたような場合には、それ以降は画面下方向への更新情報表示カードのスライド表示を停止させてもよいし、或いは、当該最も新しい更新情報表示カードに続けて最も古い更新情報表示カード以降の各更新情報表示カードをスライド表示させるようにしてもよい。
【0099】
その他、本実施形態の携帯電話端末は、前記フリックアップやフリックダウンのジェスチャー操作がなされた後、次の操作がなされない場合には、前記スクロールのスピードを徐々に遅くした後にスクロールを停止させるように表示を制御する。
【0100】
[更新情報表示カードのアイドル状態とプレビュー状態]
次に、図15には、ディスプレイ画面50上の各更新情報表示カード51が全てアイドル状態となっている場合の表示例(図15の(a))と、それら各更新情報表示カードの何れかがユーザの指55によりタッチされることで選択されてプレビュー状態となった場合の表示例(図15の(b))を示している。
【0101】
図15の(a)に示すように各更新情報表示カード51が全てアイドル状態となされている場合、ディスプレイ画面50上には、それらアイドル状態の各更新情報表示アイコン51dの他に、ページ指定用アイコン53やアプリケーションショートカットバー54なども配されている。なお、詳細については後述するが、前記ページ指定用アイコン53は、ユーザが所望のページを指定した上でそのページをディスプレイ画面50上に表示させる際に使用されるアイコンである。また、前記アプリケーションショートカットバー54は、本実施形態の携帯電話端末に搭載されているアプリケーションプログラムのうち、頻繁に使用されるアプリケーション、或いはユーザにより設定されたアプリケーションを起動させるためのショートカット用ソフトキーが配されるエリアである。このアプリケーションショートカットバー54内の何れかのショートカット用ソフトキーがタッピングされた時、本実施形態の携帯電話端末は、そのソフトキーに対応付けられたアプリケーションプログラムを起動する。
【0102】
前記図15の(a)に示すように前記ディスプレイ画面50上にアイドル状態の各更新情報表示カード51が表示されている場合において、タッチパネル上の検知エリアのうち、ユーザが何れか所望の更新情報表示カード51の表示領域に対応した検知エリアを指55によりタッチするようなジェスチャー操作を行うと、本実施形態の携帯電話端末は、図15の(b)に示すように、当該タッチジェスチャー操作された検知エリアに対応した更新情報表示カード51をプレビュー状態の更新情報表示カード51vに表示制御する。
【0103】
なお、図15の(b)の例では、何れかの更新情報表示カード51がプレビュー状態となった場合には、前記ページ指定用アイコン53とアプリケーションショートカットバー54の表示を消すようにしているが、もちろんそれらページ指定用アイコン53とアプリケーションショートカットバー54の表示を残しておいてもよい。
【0104】
[更新情報表示カード選択によるアプリケーション起動]
次に、図16と図17には、更新情報表示カード51の選択により、その更新情報表示カードのコンテンツに対応したアプリケーションプログラムを起動する場合の表示例を示す。
【0105】
図16には、ディスプレイ画面50上の各更新情報表示カード51の中から所望の更新情報表示カード51を選択してプレビュー状態にした後、そのプレビュー状態の更新情報表示カードのコンテンツに対応したアプリケーションプログラムを起動させた場合の表示例を示している。
【0106】
この図16の例において、図中(a)に示すように、何れか所望の更新情報表示カードがユーザの指55によりタッチされると、本実施形態の携帯電話端末は、その更新情報表示カードを前述のようにプレビュー状態とする。
【0107】
次に、図16の(b)に示すように、前記ユーザの指55が一旦リリースされた後、その更新情報表示カード51vのプレビュー状態が維持されている一定時間内に、ユーザの指55により当該更新情報表示カード51vがタップされると、本実施形態の携帯電話端末は、その更新情報表示カード51のコンテンツに対応したアプリケーションプログラムを起動させる。
【0108】
これにより、ディスプレイ画面50は、図16の(c)に示すように、その起動したアプリケーションプログラムの画面へ遷移することになる。
【0109】
図17には、アイドル状態の各更新情報表示カード51dの中で、ユーザ所望の更新情報表示カード51dに対してタップジェスチャー操作が行われることにより、前述のようなプレビュー状態を経ずに、直ちにアプリケーションプログラムを起動する場合の表示例を示している。
【0110】
この図17の例において、図中(a)に示すように、アイドル状態の各更新情報表示カード51dの中から所望の更新情報表示カードがユーザの指55によりタップ操作されると、本実施形態の携帯電話端末は、その更新情報表示カードのコンテンツに対応したアプリケーションプログラムを直ちに起動させる。
【0111】
これにより、ディスプレイ画面50は、図17の(b)に示すように、その起動したアプリケーションプログラムの画面へ遷移することになる。
【0112】
[ピボット表示状態]
次に、図18〜図20には、選択された更新情報表示カードに関連したコンテンツの更新情報のリストを表示するピボット表示状態の際の表示例を示す。
【0113】
先ず、ディスプレイ画面50上に各更新情報表示カード51が表示されている場合において、ユーザが何れか所望の更新情報表示カード51をタッチして選択すると、本実施形態の携帯電話端末は、図18の(a)に示すように、当該更新情報表示カードをプレビュー状態とする。
【0114】
そして、当該プレビュー状態の更新情報表示カード51vへのタッチが維持された状態で、図18の(b)に示すように、ユーザの指55によりスミアジェスチャー操作がなされると、本実施形態の携帯電話端末は、例えば図18の(c)に示すように、前記選択された更新情報表示カードのコンテンツの属性関連情報を基に抽出された更新情報のリストを表示するピボット表示状態へと遷移する。
【0115】
なお、図18の(c)の例は、図18の(a),(b)に示した各更新情報表示カード51の中から、或る相手先との間でやり取りされたSMSメッセージコンテンツに対応した更新情報表示カードが選択されたことにより、その更新情報表示カードのコンテンツの属性関連情報を基に抽出されたコンテンツの更新情報、すなわち例えば、当該SMSメッセージの相手先との間で送受信された複数のメッセージコンテンツの更新情報がリスト化されて時系列順に表示されたピボット表示状態を示している。
【0116】
ここで、本実施形態において、当該ピボット表示状態のとき、ディスプレイ画面上には、例えば図19に示すように、コンテンツエリア70と、ピボットオプションエリア71と、アクションソフトキーエリア72とが用意される。前記コンテンツエリア70には、当該ピボット表示状態において表示されるコンテンツの更新情報が例えば時系列のリスト状に表示される。前記アクションソフトキーエリア72には、当該ピボット表示状態において表示する更新情報のコンテンツ種別等に応じた様々なソフトキーが表示される。前記ピボットオプションエリア71には、各コンテンツ種別に応じたメニューソフトキーが配列されているとともに、その配列の中央には当該ピボット表示状態において表示されている更新情報のコンテンツ種別に対応したメニューソフトキーが配置される。また、当該ピボット表示状態において、表示されている更新情報に対応したコンテンツの属性関連情報として、例えば通信相手先の写真画像や購入した楽曲アルバムのジャケット画像のなどのイメージ情報が存在している場合には、そのイメージ情報56も配される。
【0117】
以下、ピボット表示状態のときにディスプレイ画面上に表示される情報について幾つかの具体例を挙げて説明する。
【0118】
例えば、前記ピボット表示状態が電話番号発着信履歴の更新情報リストを表示する状態である場合、前記コンテンツエリア70には、発着信ログとして、発着信電話番号や不在着信の有無、それらの時間情報などからなる更新情報が時系列のリストとして表示される。またこの場合のアクションソフトキーエリア72には、全ての発着信履歴を表示するか、若しくは、不在着信の履歴のみを表示するのかを選択するためのトグルボタンが表示される。
【0119】
前記ピボット表示状態がSMS/MMSの更新情報リストを表示する状態である場合、前記コンテンツエリア70には、SMS/MMSの履歴として、SMS/MMSのメッセージ、時間情報、相手先のイメージ画像などが存在している場合にはそのイメージのサムネイル画像などからなる更新情報が時系列のリストとして表示される。またこの場合のアクションソフトキーエリア72には、SMS/MMSの相手先電話番号への送信メッセージを作成するためにSMSアプリケーションプログラムを起動させるソフトキーが表示される。
【0120】
前記ピボット表示状態が電子メールの更新情報リストを表示する状態である場合、前記コンテンツエリア70には、電子メールの履歴として、電子メールのタイトルやメール本文の先頭1行〜2行分のテキスト、送受信の時間情報、送信/受信メールの何れであるかを表すアイコン、添付データが存在する場合にはそれを示すアイコンなどからなる更新情報が時系列のリストとして表示される。またこの場合のアクションソフトキーエリア72には、電子メールの送信テキストメッセージを作成するために電子メールアプリケーションプログラムを起動させるソフトキーが表示される。
【0121】
前記ピボット表示状態がIM(instant messaging)の更新情報リストを表示する状態である場合、前記コンテンツエリア70には、当該IMのメッセージ、その日時情報、相手先のイメージ画像などが存在している場合にはそのイメージのサムネイル画像などからなる更新情報が時系列のリストとして表示される。またこの場合のアクションソフトキーエリア72には、IMのメッセージを作成するためにIMアプリケーションプログラムを起動させるソフトキーが表示される。
【0122】
前記ピボット表示状態が写真画像の更新情報リストを表示する状態である場合、前記コンテンツエリア70には、例えば連絡先とタグ付けられている顔画像が含まれている写真のサムネイル画像などからなる更新情報が、時系列のリストとして表示される。またこの場合のアクションソフトキーエリア72には、例えば他の連絡先とタグ付けされている写真リストへ遷移するためのソフトキーが表示される。
【0123】
前記ピボット表示状態がネットワーク上に保存した写真や別途用意されている写真等の画像の更新情報リストを表示する状態である場合、前記コンテンツエリア70には、ネットワーク上に保存或いは用意されている写真等のサムネイル画像などからなる更新情報が時系列のリストとして表示される。またこの場合のアクションソフトキーエリア72には、例えばネットワーク上に保存されている写真画像へアクセスするためのソフトキーが表示される。
【0124】
前記ピボット表示状態が、SNSの更新情報リストを表示する状態である場合、前記コンテンツエリア70には、SNSの日記やメッセージ等のアップデートされた情報からなる更新情報が時系列のリストとして表示される。また、SNSの参加者に関するイメージ画像などが存在している場合にはそのイメージのサムネイル画像などもリスト内に表示される。またこの場合のアクションソフトキーエリア72には、SNSへアクセスするためのソフトキーが表示される。
【0125】
前記ピボット表示状態が、投稿サイトの更新情報リストを表示する状態である場合、前記コンテンツエリア70には、投稿したメッセージのアップデート情報などからなる更新情報が時系列のリストとして表示される。またこの場合のアクションソフトキーエリア72には、投稿サイトにメッセージを投稿したり編集したりするアクセスのためのソフトキーが表示される。
【0126】
前記ピボット表示状態が、RSS(RDF(Resource description framework) Site Summary)からのニュースコンテンツの更新情報リストを表示する状態である場合、前記コンテンツエリア70には、RSSのニュースのヘッドライン情報などからなる更新情報が時系列のリストとして表示される。またこの場合のアクションソフトキーエリア72には、そのRSSへのアクセスのためのソフトキーが表示される。
【0127】
図20には、前述のように例示した各ピボット表示状態のうち、一例として、SMS/MMSのコンテンツの更新情報リストを表示するピボット表示状態(図20の(a))と、電子メールのコンテンツの更新情報リストを表示するピボット表示状態(図20の(b))と、写真画像のコンテンツの更新情報リストを表示するピボット表示状態(図20の(b))を例に挙げ、ユーザからのジェスチャー操作によりそれらが切り替え表示される様子を示している。
【0128】
すなわち、図20の例において、SMS/MMSのコンテンツの更新情報リストを表示するピボット表示状態の時、図中(a)に示すように、前記コンテンツエリア70には、SMS/MMSのメッセージと時間情報、及び、相手先のサムネイル画像などの更新情報リスト表示されている。またこの時、前記ピボットオプションエリア71は、中央にSMSのコンテンツ選択用メニューソフトキーが配されたものとなっている。
【0129】
この図20の(a)のピボット表示状態において、例えばユーザが指55によりフリックレフトジェスチャー操作を行うと、ピボット表示状態は、電子メールのコンテンツの更新情報リストを表示する状態へ遷移する。すなわちこの図20の例の場合、前記ピボットオプションエリア71内の各コンテンツ選択用メニューソフトキーの配列からわかるように、SNSのコンテンツの更新情報リストを表示するピボット表示状態の左側(仮想的な左側)には電子メールのコンテンツの更新情報リストを表示するピボット表示状態が用意されている。このため、前記SNSのコンテンツの更新情報リストを表示するピボット表示状態においてフリックレフトジェスチャー操作が行われると、本実施形態の携帯電話端末は、電子メールのコンテンツの更新情報リストを表示する状態へ遷移する。
【0130】
図20の(b)に示す電子メール用のピボット表示状態の場合、前記コンテンツエリア70には、電子メールのタイトルやメール本文の先頭1行〜2行分のテキスト、送受信の時間情報、送信/受信メールの何れであるかを表すアイコン、添付データが存在する場合にはそれを示すアイコンなどの更新情報リストが表示される。
【0131】
さらに、この図20の(b)のピボット表示状態において、例えばユーザが指55により、前記ピボットオプションエリア71から写真画像のコンテンツ選択用メニューソフトキーがユーザによりタップされて選択されると、本実施形態の携帯電話端末は、図20の(c)に示すように、当該ソフトキーに対応付けられている写真画像のコンテンツの更新情報リストを表示するピボット表示状態へとジャンプする。
【0132】
この図20の(c)に示す写真画像用のピボット表示状態の場合、前記コンテンツエリア70には、内蔵カメラ等により撮影された写真のサムネイル画像の更新情報リストが表示される。
【0133】
[フィルタリング時の表示]
図21には、フィルタリング処理により、デフォルト表示状態(図中(a))からフィルタ後表示状態(図中(b))へ遷移する表示例を示す。
【0134】
図21の(a)に示したデフォルト表示状態のように、複数の異なる種類のコンテンツに対応した更新情報表示カードが表示されている時に、例えばユーザがフリックレフトジェスチャー操作を行うと、本実施形態の携帯電話端末は、ディスプレイ画面50の表示を図21の(b)のようなフィルタ後表示状態へ遷移させる。
【0135】
すなわち、この図21の例では、図中(a)に示したデフォルト表示状態においてフリックレフトのジェスチャー操作がなされたことにより、当該デフォルト表示状態の次にフィルタリングで表示される同種コンテンツ(例えば“Af,Af,・・・”)に対応した各更新情報表示カード51が表示される。
【0136】
[フィルタリングによるコンテンツの切り替え例]
図22には、前記フィルタリングのジェスチャー操作に応じて切り替え表示される各コンテンツの一例を示す。
【0137】
図22に示すように、デフォルト表示状態として各更新情報表示カードが表示されている状態から、例えばフリックライトのジェスチャー操作が繰り返された場合、ディスプレイ画面内の各更新情報表示カードは、予め決められている順番、例えば、電話ログ→SMS/MMS→電子メール→IM→RSSの各コンテンツに対応した表示に切り替えられる。一方、デフォルト表示状態から例えばフリックレフトのジェスチャー操作が繰り返された場合、ディスプレイ画面内の各更新情報表示カードは、予め決められている順番、例えば、購入した楽曲→購入した動画→カメラにて撮影した写真→SNS→投稿コミュニケーションサービスのコンテンツに対応した表示に切り替えられる。
【0138】
また、RSSのコンテンツの各更新情報表示カードが表示されている状態で、例えばさらにフリックライトのジェスチャー操作がなされた場合には、前記投稿コミュニケーションサービスのコンテンツの各更新情報表示カードが表示されている状態へ遷移する。一方、投稿コミュニケーションサービスのコンテンツの各更新情報表示カードが表示されている状態で、例えばさらにフリックレフトのジェスチャー操作がなされた場合には、前記RSSのコンテンツの各更新情報表示カードが表示されている状態へ遷移する。
【0139】
[ページング表示]
図23,図24には、更新情報表示カードが表示されたユーザインターフェース画面をページ指定により切り替える場合の表示例を示す。
【0140】
図23の(a)に示したように、全ての更新情報表示カード51がアイドル状態で表示されている場合、本実施形態の携帯電話端末は、そのユーザインターフェース画面上部の所定位置に、ページ指定用のアイコン53を表示する。なお、図23の(a)は、ディスプレイ画面がデフォルト表示状態となっている場合を示している。
【0141】
当該ページ指定用アイコン53は、複数のアイコンが例えば画面上で横方向に配列されている。すなわち、当該ページ指定用アイコン53を構成する各アイコンは、仮想的に設けられている各ページの配列に合わせるように並べられている。また、当該ページ指定用アイコン53を構成する各アイコンのうち、中央のアイコンは、現時点でディスプレイ画面上に表示されているページに対応している。なお、図23や図24の例では、前記中央のアイコンの左右にもそれぞれ3つのアイコンが配されており、合計で7個のアイコンを用いているが、実際のページ数はそれらアイコン数と一致していても良いし、アイコン数よりも多いページ数が用意されていてもよい。
【0142】
ここで、前記ページ指定用アイコン53を通じて、ページ切り替えのための所定のジェスチャー操作がユーザによりなされた場合、本実施形態の携帯電話端末は、当該所定のジェスチャー操作により指定されたページに対応したコンテンツ種別の各更新情報表示カード51を表示するようなフィルタリング処理を行う。
【0143】
また、本実施形態においては、前記ページ切り替えのための所定のジェスチャー操作として、前記ページ指定用アイコン53の中から所望のアイコンを選択するプレスジェスチャー操作と、当該選択されたアイコンを前記ページ指定用アイコン53の略々中央部まで仮想的に移動させるドラッグジェスチャー操作と、その移動させたアイコンを前記ページ指定用アイコン53の略々中央部に置くリリースジェスチャー操作とを用いる。
【0144】
すなわち、図23の(b)に示すように、ユーザの指55によるプレスジェスチャー操作により、前記ページ指定用アイコン53の中から所望のアイコンが選択され、さらに、図24の(c)に示すように、その選択されたアイコンが、ページ指定用アイコン53の略々中央部へドラッグジェスチャー操作により仮想的に移動させられた後、ユーザよりリリースジェスチャー操作がなされた場合、本実施形態の携帯電話端末は、ディスプレイ画面上の表示を、図24の(d)に示すように、当該ドラッグにより中央部へ移動されたアイコンに対応付けられているページの表示画面へ遷移させる。
【0145】
なお、前述のように、前記選択されたアイコンが前記ドラッグジェスチャー操作に応じて仮想的に移動した場合、本実施形態の携帯電話端末は、当該選択されたアイコンの移動に伴うように、それ以外の各アイコンについても順次移動させるように表示制御する。
【0146】
また、前記選択されたアイコンが移動する方向側に表示されていた他のアイコンは、当該アイコンの移動に伴って順次画面上から消され、一方、前記選択されたアイコンが移動した方向の反対側には、そのアイコンの移動に伴って順次別の新たなアイコンが追加表示される。但し、前記選択されたアイコンが移動する方向に対して逆方向側についてページが存在しない場合には、前記選択されたアイコンが移動されたとしても前記新たな別のアイコンの追加表示はなされない。
【0147】
[ページ指定用アイコンの表示変化]
図25には、ユーザによるジェスチャー操作に応じて、前記ページ指定用アイコン53の表示状態が変化する様子を示す。
【0148】
本実施形態において、前記ページ指定用アイコン53の表示領域とタッチパネル上の検知エリアとは対応付けられており、当該ページ指定用アイコン53の表示領域に対応した検知エリアをユーザが指等により触れた(プレスジェスチャー操作)ような場合、本実施形態の携帯電話端末は、当該指等により触れられた検知エリアによりユーザが何れのアイコンを指し示しているのかを判断可能となされている。
【0149】
前記ページ指定用アイコン53は、前述したように、ディスプレイ画面上に表示されているページが何れのページであるかをユーザへ示すために用意されている。図25の(a)は、ディスプレイ画面がデフォルト表示状態となっている場合のページ指定用アイコン53を表しており、当該ページ指定用アイコン53を構成する各アイコンのうち、当該デフォルト表示状態のページに対応したアイコン(中央のアイコン53a)は、他のアイコン53bとは異なる形状或いは異なる色等となされている。すなわち、本実施形態では、デフォルト表示状態のページに対応したアイコン53aの形状や色等を、他のページ指定用のアイコン53bの形状や色等とは異なるものとすることにより、当該デフォルト表示状態のページをユーザが容易に見つけられるようにしている。
【0150】
ここで、前記ページ指定用アイコン53を構成する各アイコンの中から、ユーザがプレスジェスチャー操作により所望のアイコンを選択した場合、本実施形態の携帯電話端末は、当該選択されたアイコンの例えば形状を図25の(b)に示すように、それ以前の状態とは異なるものに変化させる。これにより、ユーザは、何れのアイコンつまり何れのページが選択されているのかを容易に知ることができる。
【0151】
そして、図25の(c)に示すように、前記選択された状態のアイコンを仮想的に中央へ移動させるようなドラッグジェスチャー操作がなされ、その後、当該アイコンがリリースジェスチャー操作によりその位置に置かれると、本実施形態の携帯電話端末は、図25の(d)に示すように、そのアイコンの形状や色等をそれ以前の状態とは異なるものに変化させる。これにより、ユーザは、そのアイコンの選択及びドラッグにより、ページジャンプの処理が完了したことを容易に知ることができる。なおこの場合、ディスプレイ画面上の表示は、前述の図23,図24で説明したように、前記ドラッグにより中央部へ移動されたアイコンに対応付けられているページに用意されているコンテンツ種別の各更新情報表示カードが表示された画面に遷移する。
【0152】
[更新情報表示カードの削除]
図26と図27には、ディスプレイ画面50上に表示されている更新情報表示カード51の中から所望の更新情報表示カード51を選択して削除する場合のユーザインターフェース画面例を示す。
【0153】
図26の(a)には、全ての更新情報表示カード51がアイドル状態となっている画面例を示している。
【0154】
次に、図26の(b)に示すように、ユーザが指55により所望の更新情報表示カード51をタッチジェスチャー操作にて選択すると、当該更新情報表示カード51は、プレビュー状態に遷移する。これにより、ユーザは当該選択した更新情報表示カード51がどのようなコンテンツに関するものであるかを認識することが可能となる。
【0155】
そして、前記タッチが維持された状態で所定のデリート用ジェスチャー操作がなされた場合、本実施形態の携帯電話端末は、図26の(c)に示すように、ディスプレイ画面50上にデリート用アイコン(いわゆるゴミ箱アイコン)58を表示する。
【0156】
なお、本実施形態では、前記デリート用ジェスチャー操作として、前記タッチジェスチャー操作によるタッチ状態が維持されたままでその更新情報表示カード51を画面下方向にドラッグダウンするジェスチャー操作を例に挙げている。
【0157】
また、デリート用アイコン58が表示された時、前記ドラッグされている更新情報表示カードについては、削除の対象となっていることをユーザに知らせるために、他のカードとは異なる色(例えばカード枠を赤色)にするなどの表示を行うことが望ましい。
【0158】
さらに、図27の(d)に示すように、前記ディスプレイ画面50上に表示された前記デリート用アイコン58まで、前記所望の更新情報表示カード51がドラッグダウンされ、その後、ユーザよりリリースジェスチャー操作がなされると、本実施形態の携帯電話端末は、図27の(e)に示すように、ディスプレイ画面上から前記所望の更新情報表示カード51を消し、残った他の各更新情報表示カード51を再配列してそれぞれをアイドル状態として表示するディスプレイ画面50へ遷移させる。
【0159】
前述したように、本実施形態によれば、更新情報表示カードを削除する場合、先ず、その更新情報表示カードをアイドル状態からプレビュー状態に遷移させ、さらにデリート用アイコン58が表示されて更新情報表示カードを削除可能な状態になった時、その更新情報表示カードを他のカードと区別可能に表示することで、その更新情報表示カードが削除しても良いものであるかをユーザが確認できるようにしている。
【0160】
そして、本実施形態では、そのプレビュー状態となった更新情報表示カードをデリート用アイコン58までドラッグするような簡単な操作で、当該更新情報表示カードを削除することが可能となっている。
【0161】
なお、本実施形態において、このようなデリート操作で削除されるのは、ディスプレイ画面50上に表示される更新情報表示カードのみであり、当該更新情報表示カードの削除がなされた場合であっても、当該更新情報表示カードに対応したコンテンツ等の情報は削除されずに残される。
【0162】
[連絡先リンク付け]
図28〜図30には、ディスプレイ画面50上に表示されている更新情報表示カード51に対応したコンテンツの情報が、例えば携帯電話端末内の電話帳や外部ネットワーク上の電話帳に登録されている情報とリンク付けられていない場合に、そのリンク付けを行う際のユーザインターフェース画面例を示す。なお、図28〜図30の例では、SNSの参加者を電話帳の連絡先リストに追加する場合を挙げている。
【0163】
図28の(a)には、全ての更新情報表示カード51がアイドル状態となっている画面例を示している。この時、それら更新情報表示カード51の中で、例えばSNSの連絡先リンクが前記電話帳に登録されている情報とリンク付けされていない更新情報表示カードが存在していた場合、本実施形態の携帯電話端末は、その更新情報表示カード上にリンク付けが無いことを表す情報を表示する。
【0164】
次に、図28の(b)に示すように、前記リンク付けが無い旨の情報が表示された更新情報表示カード51を、ユーザがタッチジェスチャー操作にて選択すると、その更新情報表示カード51はプレビュー状態となる。
【0165】
さらに、図28の(c)に示すように、前記タッチが維持されている状態でピボッティング処理のためのジェスチャー操作(スミアジェスチャー操作)がなされると、本実施形態の携帯電話端末は、図29の(d)に示すように、当該更新情報表示カードのSNSの連絡先リンクと、電話帳に登録されている情報とをリンク付けするか否かをユーザへ問うためのユーザインターフェース画面を表示する。この時のユーザインターフェース画面には、前記リンク付けを行うことを、ユーザが指示するためのリンク追加用ソフトキー59が表示される。
【0166】
そして、図29の(e)に示すように、ユーザにより前記リンク追加用ソフトキー59をタップするジェスチャー操作がなされると、本実施形態の携帯電話端末は、図29の(f)に示すような連絡先のリストを表すユーザインターフェース画面を表示する。
【0167】
前記リスト画面は、一例として、アルファベット順に各連絡先のリストが配列されている。なお、この連絡先のリスト画面において、ユーザにより例えばフリックアップやフリックダウンのジェスチャー操作が行われた場合、本実施形態の携帯電話端末は、当該リスト画面をスクロールさせる。
【0168】
そして、図30の(g)に示すように、ユーザのタップジェスチャー操作により何れかの連絡先が選択された場合、本実施形態の携帯電話端末は、ディスプレイ画面上の表示を図30の(h)に示すように、ピボット表示状態に遷移させる。
【0169】
[更新情報表示を実行するための構成(機能ブロック)]
次に、図31には、本実施形態の携帯電話端末において、前述したような複数の更新情報表示カード51を時系列の順番で連ねてディスプレイ画面に表示するための構成例を示す。なお、この図31は、図1の制御部10が、本発明実施形態の情報提示アプリケーションプログラムを実行することにより形成される主要な各構成要素を、機能ブロックとして示す図である。
【0170】
図31に示す入出力管理部30は、本発明実施形態の情報提示アプリケーションプログラムの実行により構成される構成要素の一つである。前記入出力管理部30の機能としては、操作部14のタッチパネル等を通じてユーザから入力された指示情報を受け取って表示画像生成部31へ送る機能と、前記情報管理部32との間で行われる情報の入出力や他のアプリケーションプログラムとの間で行われる情報の入出力を管理する機能と、情報管理部32からの情報更新通知を表示画像生成部31へ送る機能などを挙げることができる。
【0171】
すなわち、本実施形態において、前記入出力管理部30は、操作部14のタッチパネル等への操作によりユーザから入力された指示情報を受け取った場合には、その入力指示情報を表示画像生成部31へ送る。また、入出力管理部30は、前記更新情報表示カード51等をディスプレイ画面へ表示する際に必要となる情報を、後述する情報管理部32から受け取った場合、その情報を表示画像生成部31へ送る。また、入出力管理部30は、情報管理部32から、情報の更新があったことを示す通知を受け取った場合、その通知情報を表示画像生成部31へ送る。さらに、入出力管理部30は、必要に応じて他のアプリケーションプログラムを起動させたり、当該他のアプリケーションプログラムとの間で行われる情報の入出力を管理する。
【0172】
表示画像生成部31は、本発明実施形態の情報提示アプリケーションプログラムの実行により形成される構成要素の一つであり、例えば、前記入出力管理部30を介して入力されたユーザ指示入力情報や、前記入出力管理部30を介して情報管理部30から受け取った情報等を基に、ディスプレイ画面上に表示する表示画像情報を生成して、その表示画像情報を画像表示指示部33へ送ることなどを行う。すなわち、本実施形態における表示画像生成部31は、前記入出力管理部30を介して前記情報管理部32から画面表示に必要な情報を受け取ると、その情報を基に、前記更新情報表示カード51等をディスプレイ画面上に表示するための表示画像情報を生成し、その表示画像情報を画像表示指示部33へ送る。また、表示画像生成部31は、前記入出力管理部30を介してユーザからの入力指示情報を受け取ると、その入力指示情報を基に、ユーザからの入力がどのような指示であるかを解析し、そのユーザ指示を適切に反映させた表示画像情報を生成して画像表示指示部33へ送る。
【0173】
画像表示指示部33は、本発明実施形態の情報提示アプリケーションプログラムの実行により形成される構成要素の一つであり、例えば、表示画像生成部31から供給された表示画像情報を、図1の表示部13のディスプレイ画面上に表示させることなどを行う。なお、画像表示指示部33は本実施形態の携帯電話端末に元々備えられているものであってもよいが、本実施形態の情報提示アプリケーションプログラムの実行によりディスプレイ画面上に情報を表示するために必須の構成要素である。
【0174】
情報管理部32は、本発明実施形態の情報提示アプリケーションプログラムの実行により形成される構成要素の一つであり、例えば、携帯電話端末において各種アプリケーションプログラムにより逐次更新されて前述の情報蓄積部に格納される各コンテンツデータの更新状況を監視し、それら各コンテンツデータの更新情報を管理する。より具体的に説明すると、情報管理部32は、各種アプリケーションプログラムにより逐次更新される各コンテンツの更新情報、すなわち例えば、個人名や電子メールアドレス,SNSアカウントなどが含まれる電話帳、通話着信、送信履歴、SMS/MMS,電子メールといったメッセージの発着信履歴、カメラ部28による撮影やパーソナルコンピュータからの転送,オンラインショップからの購入などによる写真画像や動画像の追加・購入履歴、パーソナルコンピュータからの転送やオンラインショップからの購入などによる楽曲の追加・購入履歴、ユーザが携帯電話端末を介して利用しているSNSの日記やメッセージ等のような各種データの更新情報、カレンダーデータ、ユーザがネットワークを介してダウンロードしたファイルの履歴などの各更新情報を管理する。また、情報管理部32は、更新情報表示カード51等をディスプレイ画面に表示するのに必要な情報を入出力管理部30へ送る。また、情報管理部32は、前述のように管理しているコンテンツデータに更新があった場合、そのことを入出力管理部30を通じて表示画像生成部31へ通知することも行う。なお、当該情報管理部32における具体的な情報管理の詳細については後述する。
【0175】
[更新情報を表示する際の動作概要]
前述した図31の構成における前記ディスプレイ画面上への更新情報の表示は、図32のフローチャートに示すような流れで行われる。
【0176】
ディスプレイ画面上に更新情報表示カード51を表示する場合、先ず、ステップS1の処理として、入出力管理部30が情報管理部32に対し、画面表示のための情報を要求する。なお、前記更新情報表示カード51の表示が待ち受け画面において行われる場合、入出力管理部30は、携帯電話端末が待ち受け状態になされた時に、前記情報管理部32に対して、前述のデフォルト表示状態で表示される各更新情報表示カード50を画面上に表示するための情報を要求する。また、入出力管理部30は、前述したフィルタリング処理,ページング処理やピボッティング処理等による画面切り替え表示のための指示がユーザから入力された場合には、前記情報管理部32に対して、それらフィルタリング処理,ページング処理やピボッティング処理等において切り替え表示される各更新情報表示カード50や更新情報のリストを画面上に表示するための情報を要求する。
【0177】
前記入出力管理部30からの要求を受け取ると、情報管理部32は、ステップS2の処理として、自己が管理している情報の中から、その要求に適合した情報を幾つか抽出し、それらを時系列に整えて入出力管理部30へ送る。
【0178】
前記情報管理部32から情報を受け取った入出力管理部30は、ステップS3の処理として、その情報を表示画像生成部31へ送る。
【0179】
前記入出力管理部30から情報を受けた表示画像生成部31は、ステップS4の処理として、当該受け取った情報を基に表示画像情報を構成し、その表示画像情報を画像表示指示部33へ送る。
【0180】
前記表示画像情報を受け取った画像表示指示部33は、ステップS5の処理として、当該表示画像情報を基に、表示部13のディスプレイ画面上への画像表示を指示する。
【0181】
また、表示画像生成部31は、ステップS6の処理として、画面表示の更新が必要か否か判断する。すなわち、表示画像生成部31は、例えば、ユーザから指示入力があった場合や情報更新があった場合、或いはステップS1の場合と同様に待ち受け画面への表示切り替えやフィルタリング処理,ページング処理,ピボッティング処理等による画面切り替えが行われる場合に、それらをディスプレイ画面上の表示へ反映させるために、画面表示の更新が必要になったか否か判断する。
【0182】
そして、ステップS6において画面表示の更新が必要であると判断した場合、表示画像生成部31は、ステップS7の処理として、入出力管理部30を介して情報管理部32へ、前記画面表示の更新のために必要な情報を要求する。このステップS7の後はステップS1へ処理が戻る。
【0183】
このように、本実施形態の携帯電話端末では、ステップS1〜ステップS7の処理を繰り返して画面表示および表示切り替えが行われる。
【0184】
[情報管理部の構成]
図33には、前述の図31に示した情報管理部32の詳細な構成例を示す。なお、図33には前記入出力管理部30と各種情報蓄積部43a〜43iも描かれている。
【0185】
情報管理部32は、全ての種類のコンテンツについての更新情報を一元的に管理しつつ、その更新情報を必要に応じて素早く抽出して表示画像生成部31へ送るために、図33に示すような情報選択部40と更新情報管理部41と更新情報蓄積部42とを備えている。
【0186】
各種情報蓄積部43a〜43iは、例えば電話帳、SNS、SMS/MMS、電子メール、RSS、IM、カレンダーなどといった各コンテンツの種別ごとに存在している。また、これら各種情報蓄積部43a〜43iは、それぞれ担当種別のコンテンツの情報を格納することの他、共通した機能として、情報選択部40或いは更新情報管理部41からの要求に応じて、内部に蓄積している情報を指定された順序で返却する機能、また、限定された個数の情報が要求された場合には、指定された順序に従ってその個数の情報を抽出して返却する機能を備えている。なお、各種情報蓄積部43a〜43iは、情報管理部32に含まれていてもよいし、携帯電話端末内に別途備えられた情報蓄積手段であってもよい。さらに、各種情報蓄積部43a〜43iは、必ずしも、携帯電話端末内に設けられている情報蓄積手段である必要はなく、例えば情報蓄積部43iのようにネットワーク44を介して外部に設けられているものであってもよい。また、携帯電話端末内に設けられている場合の各情報蓄積部は、一つの記憶手段の記憶領域内を複数に分割した各分割記憶領域に対応付けられているものであってもよいし、それらが個々の記憶手段として別々に設けられていてもよい。
【0187】
図33では、各種情報蓄積部の一例として、SNSに関する各種情報を格納するSNS情報蓄積部43a、SMSとMMSに関する各種情報を格納するSMS/MMS情報蓄積部43b、電子メールに関する各種情報を格納する電子メール情報蓄積部43c、電話帳に関する各種情報を格納する電話帳情報蓄積部43d、RSSに関する各種情報を格納するRSS/ATOM情報蓄積部43e、カレンダーに関する各種情報を格納するカレンダー情報蓄積部43f、IM(instant messaging)に関する各種情報を格納するIM情報蓄積部43g、画像や楽曲などの関する各種情報を格納するメディア情報蓄積部43hや43iなど、担当種別のコンテンツ毎の情報蓄積部を挙げている。また、これら各種情報蓄積部43a〜43iは、携帯電話端末の各アプリケーションプログラムにより共通に利用可能となされている。すなわち例えば、SMS,MMS,電子メールなどのメッセージを扱うアプリケーションプログラム、電話帳を扱うアプリケーションプログラム、画像を扱うアプリケーションプログラム、楽曲を扱うアプリケーションプログラムなどは、入出力管理部30を介して、それぞれが使用する情報を情報蓄積部に保存し、また利用可能となされている。
【0188】
前記情報選択部40は、入出力管理部30から要求を受け取ると、その要求に応じて、前記各種情報蓄積部43a〜43iの中から適切な情報蓄積部を選び出し、さらに、その選択した情報蓄積部に蓄積されている情報の中から適切な情報を抽出して、前記入出力管理部30へ返す。
【0189】
前記更新情報管理部41は、各種情報蓄積部43a〜43iの情報更新、つまり、各情報蓄積部43a〜43iへの新たな情報蓄積(追加)や既に蓄積されている情報の変更,削除などのような情報更新を監視する。本実施形態の場合、前記各種情報蓄積部43a〜43iは、情報更新が発生した場合にそれを外部へ通知する機能を備えており、したがって、更新情報管理部41は、それら各種情報蓄積部43a〜43iからの更新通知を基に情報更新がなされたことを検知する。そして、それら各種情報蓄積部43a〜43iにおいて情報更新があった場合、更新情報管理部41は、その更新内容を、該当する情報蓄積部から取得して、更新情報蓄積部42へキャッシュする。なお、前記更新情報管理部41は、前述のように各種情報蓄積部43a〜43iからの更新通知を基に情報更新の有無を検知する場合の他に、例えば自らが定期的に各情報蓄積部43a〜43iの蓄積情報をチェックすることで情報更新の有無を監視するものであってもよい。
【0190】
また、更新情報管理部41は、更新情報蓄積部42の情報更新、つまり更新情報蓄積部42への新たな情報蓄積(追加)や既に蓄積されている情報の変更,削除などのような情報更新の監視も行う。そして、前記更新情報蓄積部42において情報更新があった場合、更新情報管理部41は、当該情報更新があったことを、情報選択部40を介して入出力管理部30へ通知する。なお、前述の各種情報蓄積部43a〜43iと同様に、更新情報蓄積部42が情報更新を外部へ通知する機能を備えているような場合、更新情報管理部41は、当該更新情報蓄積部42からの更新通知を基に情報更新がなされたことを検知する。また、更新情報管理部41は、例えば自らが定期的に更新情報蓄積部42の蓄積情報をチェックすることで情報更新の有無を監視するものであってもよい。
【0191】
前記更新情報蓄積部42は、前記各種情報蓄積部の一つであるが、他の各種情報蓄積部43a〜43iにおける更新内容を表す情報を予め蓄積しておくために用意されている。
【0192】
前述のように、本実施形態にかかる情報管理部32は更新情報管理部41と更新情報蓄積部42を有し、更新情報管理部41は各種情報蓄積部43a〜43iにおける情報更新を常時監視し、それら情報蓄積部43a〜43iで情報更新が発生した場合には、その更新内容を更新情報蓄積部42へ蓄積しておくようになされている。これにより、本実施形態の情報管理部32は、例えば入出力管理部30から要求を受ける度に各種情報蓄積部43a〜43iから更新内容を取得する場合よりも時間を節約でき、高速に全ての更新内容を入出力管理部30へ返却して表示画像生成部31へ送ることが可能となっている。
【0193】
[各種情報蓄積部における情報更新(追加の情報蓄積、情報の変更)]
前述した各種情報蓄積部43a〜43iは、新たなコンテンツの情報追加や情報変更等のような更新がなされた場合、当該更新の日時を基にして各情報が時系列に並べられて格納される。なお、コンテンツの情報を時系列に並べて格納しない場合、或いは厳密に時系列に並べられずに格納された場合には、その後の情報抽出を高速化できるようにするために、各情報蓄積部43a〜43iでは、各コンテンツの情報を時系列に並べた場合の順序と実際に各情報が格納されている順序との対応表が作成され、その対応表のデータも保持する。
【0194】
各種情報蓄積部43a〜43iにコンテンツの情報が追加される場合、或いはコンテンツの情報が変更された場合、情報管理部32は以下のように動作する。図34には、各種情報蓄積部43a〜43iにコンテンツの情報が追加或いは変更された場合の情報管理部32の処理フローを示す。また、図35には、情報追加の一例として、例えば電子メールが新規に受信された場合の各構成要素間の処理の流れを模式的に示している。
【0195】
先ず、図34において、情報の新規追加が行われる場合、情報選択部40は、ステップS11の処理として、入出力管理部30を介して、当該情報の新規追加を行ったアプリケーションプログラムから、更新したい情報の内容とコンテンツの種別を受け取る。図35の電子メールの新規受信の場合、情報選択部40は、入出力管理部30を介して電子メール用のアプリケーションプログラムから、電子メールの受信であること、及び、その電子メールのデータを受け取る。電子メールのデータとしては、受信日時、送信元のメールアドレス、件名、メール本文、メールヘッダ、添付データがある場合にはそのデータなどを挙げることができる。
【0196】
前記更新したい情報の内容とコンテンツの種別を受けた情報選択部40は、ステップS12の処理として、前記受け取った情報のコンテンツ種別に応じて適切な情報蓄積部を選択し、その情報蓄積部へ前記更新内容を送る。図35の例の場合、情報選択部40は、電子メール情報蓄積部43cを選択し、電子メールのデータを当該電子メール情報蓄積部43cへ送る。
【0197】
前記情報選択部40から情報を受けた情報蓄積部は、ステップS13の処理として、当該受け取った情報を新規に格納するか、或いは、既存の情報を変更して格納する。図35の例の場合、電子メール情報蓄積部43cは、受け取った電子メールのデータを格納する。
【0198】
前記受け取った情報の新規蓄積或いは変更を行った情報蓄積部は、ステップS14の処理として、自らの蓄積情報に変更があった旨を周知(この例では更新情報管理部41へ通知)する。図35の例の場合、電子メール情報蓄積部43cは、受信電子メールを蓄積したことを更新情報管理部41へ知らせる。
【0199】
前記情報蓄積部からの前記周知により情報更新がなされたことを検知した更新情報管理部41は、ステップS15の処理として、当該周知を行った情報蓄積部から、その更新内容にかかる情報を取得し、その情報を更新情報蓄積部42へ送る。図35の例の場合、電子メール情報蓄積部43cからの周知を検知した更新情報管理部41は、当該電子メール情報蓄積部43cから更新内容を取得し、その情報を更新情報蓄積部42へ送る。
【0200】
またこの時、更新情報管理部41は、ステップS16の処理として、必要であれば当該更新内容に紐付けされた属性関連情報を情報蓄積部から取得し、前記更新内容と併せて更新情報蓄積部42へ送る。図35の例の場合、更新情報管理部41は、電子メールコンテンツの属性関連情報として、当該電子メールの送信元のメールアドレスを元に、そのメールアドレスに対応して電話帳に登録されている登録名などの情報を電話帳情報蓄積部43dから取得し、当該登録名などの情報を更新情報蓄積部42へ送る。
【0201】
前記更新情報蓄積部42は、更新情報管理部51から受け取った情報を蓄積、或いは、既存の情報を変更して格納する。図35の例の場合、更新情報蓄積部42は、電子メールについての更新内容や前記登録名などを格納する。なお、当該更新情報蓄積部42においても前述の各種情報蓄積部43a〜43iの場合と同様に、情報を時系列に並べて格納しない場合、或いは厳密に時系列に並べられずに格納された場合には、その後の情報抽出を高速化できるようにするために、各情報を時系列に並べた場合の順序と実際に情報が格納されている順序との対応表が作成され、その対応表のデータも保持する。
【0202】
[各種情報蓄積部からの情報抽出]
前述のように各種情報蓄積部43a〜43iに蓄積されている情報を抽出する場合、情報管理部32は以下のように動作する。図36には、情報抽出がなされる場合の情報管理部32の処理フローを示す。また、図37には、一例として、SMS/MMS情報蓄積部43bからメッセージ履歴の情報抽出がなされる場合の情報管理部32の各構成要素間の処理の流れを模式的に示している。
【0203】
図36において、各種情報蓄積部43a〜43iから情報抽出がなされる場合、情報選択部40は、ステップS21の処理として、入出力管理部30を介して何れかのアプリケーションプログラムから、所望の情報を要求するクエリ(query)を受け取る。すなわち図37のSMS/MMSのメッセージ履歴を抽出する場合、情報選択部40は、SMS/MMS用のアプリケーションプログラムから、SMS/MMSのメッセージ履歴を要求するクエリを抽出条件として受け取る。なお、SMS/MMSのメッセージ履歴を要求するクエリとしては、例えば最新のものから10件分のメッセージ履歴を要求するものなどを挙げることができる。
【0204】
前記抽出条件を受けた情報選択部40は、ステップS22の処理として、前記抽出条件に応じて適切な情報蓄積部を選択し、その情報蓄積部へ前記抽出条件を送る。図37の例の場合、情報選択部40は、SMS/MMS情報蓄積部43bを選択し、SMS/MMSのメッセージ履歴を要求する前記抽出条件を当該SMS/MMS情報蓄積部43bへ送る。
【0205】
前記情報選択部40から抽出条件を受けた情報蓄積部は、ステップS23の処理として、当該受け取った抽出条件を解釈し、蓄積している情報の中から当該抽出条件に合った適切な情報を抽出する。図37の例の場合、SMS/MMS情報蓄積部43bは、前記抽出条件に合った情報としてSMS/MMSのメッセージ履歴を抽出する。
【0206】
前記抽出条件に適合した情報を抽出した情報蓄積部は、ステップS24の処理として、前記抽出した情報を抽出条件に従って並べ替えて情報選択部40へ送る。図37の例の場合、SMS/MMS情報蓄積部43bは、SMS/MMSのメッセージ履歴を抽出条件に応じて並べ替えて情報選択部40へ送る。
【0207】
前記情報蓄積部から情報を受け取った情報選択部40は、入出力管理部30を介して、その情報を、要求元であるアプリケーションプログラムへ送る。図37の例の場合、情報選択部40は、SMS/MMS用のアプリケーションプログラムへ、前記SMS/MMSのメッセージ履歴を送る。
【0208】
なお、図36及び図37では、情報選択部40は、抽出条件に応じた情報蓄積部を選択して、その情報蓄積部から情報を抽出する例を挙げているが、例えば抽出条件に適合した情報が更新情報蓄積部42に格納されている情報で足りる場合には、当該抽出条件を更新情報蓄積部42へ送るようにしてもよい。この場合、更新情報蓄積部42は、その抽出条件を解釈し、蓄積している情報の中からその抽出条件に合った適切な情報を抽出し、さらに当該抽出した情報を抽出条件に従って並べ替えて情報選択部40へ送る。
【0209】
また、前述のように情報抽出がなされた場合、各種情報蓄積部43a〜43i或いは更新情報蓄積部42は、情報抽出回数を表す情報についても更新して保持する。同様に、例えば電子メールなどの情報が抽出されてその内容がディスプレイ表示等されたような場合、若しくはディスプレイ表示がなされなかった場合には、各種情報蓄積部43a〜43i或いは更新情報蓄積部42は、当該情報が“既読”或いは“未読”であることを示す情報についての更新も行って保持する。これにより、その後、更新情報表示カードには、それら情報抽出回数や既読/未読の情報を反映させることが可能となる。
【0210】
また、前述のように、各情報を時系列に並べた場合の順序と実際に情報が格納されている順序との対応表のデータが各情報蓄積部43a〜43iに保持されているような場合、それら各情報蓄積部43a〜43iから情報が抽出される際には、当該対応表に基づいた時系列の順に、各情報が抽出されることになる。
【0211】
なおここでは情報蓄積部43a〜43iより情報を抽出する例を挙げて説明しているが、更新情報蓄積部42が対応表データを保持している場合も同様であり、当該更新情報蓄積部42から情報を取り出す際には、その対応表に基づいた時系列の順に各情報が取り出されることになる。
【0212】
[更新情報管理部が情報蓄積部から取得する更新内容の一例]
図38と図39には、前記更新情報管理部41が各情報蓄積部43a〜43iから取得して前記更新情報蓄積部42内へ格納する情報を一覧表により表した更新情報テーブルを示す。なお、これら図38,図39に示した更新情報テーブルは、実際に更新情報蓄積部42内に蓄積される更新情報テーブルの主要部分のみを表しており、実際にはさらに多くの項目が用意されている。これら更新情報テーブル内の各項目は、本実施形態の情報提示アプリケーションプログラムにおいて予め用意されているものであるが、ユーザにより任意に変更することも可能となされている。
【0213】
この図38,図39に示した更新情報テーブルには、一例として、フィルタカテゴリ,サブカテゴリ,イメージ,テキストTX1,テキストTX2,プレビューテキストPTXA,プレビューテキストPTXBなどのように、各更新情報におけるコンテンツ種別や更新情報表示カード上に表示される画像やテキスト等の付加情報を、登録或いは格納するための各項目が用意されている。
【0214】
ここで、前記フィルタカテゴリの各項目は、前述したフィルタリングにより同種のコンテンツとして扱われるカテゴリを表すものとして用意されており、前記サブカテゴリの各項目は、前記フィルタカテゴリをさらに詳細に分けるために用意されている。
【0215】
前記イメージの各項目内には、更新情報表示カード上に表示される例えば写真画像や所定のイメージ画像等の参照場所を示すアドレス情報が格納される。なお、当該画像の参照場所は、携帯電話端末内であってもよいし、例えばインターネット上でURI(Uniform Resource Identifier)により特定される場所であってもよい。また、当該イメージの項目内には、画像等のサムネイル画像情報が格納されていてもよい。
【0216】
前記テキストTX1の項目内には、更新情報表示カードに対応したコンテンツの出所元等に関する記述情報が格納され、前記テキストTX2の項目内には格納日時の情報が格納される。なお、格納日時とは、前述の各種情報蓄積部に情報が格納された日時(年月日秒など)の情報である。
【0217】
前記プレビューテキストPTXAの項目内には前記アイドル状態の更新情報表示カード上に表示される簡単なコンテンツに関する説明の情報が格納され、前記プレビューテキストPTXBの項目内には前記プレビュー状態の更新情報表示カード上に表示される或る程度詳細なコンテンツに関する説明の情報が格納される。
【0218】
なお、前記テキストTX1やテキストTX2,プレビューテキストPTXA,プレビューテキストPTXB等の項目内に格納される情報は主にテキスト情報となされる。
【0219】
以下、各項目の具体例及び各項目内に登録若しくは格納される情報の詳細について説明する。
【0220】
前記フィルタカテゴリには、例えばメディア,電話及びメッセージ,電子メール,IM,SNS,RSSフィードなど、各アプリケーションプログラムにより扱われる各種コンテンツ別の各項目が用意されている。
【0221】
前記メディアのフィルタカテゴリに属するサブカテゴリとしては、例えば音楽,動画,写真の各項目が用意されている。前記音楽のサブカテゴリは、例えばさらに最新購入アルバムと最新購入楽曲の各項目に細分化されている。同様に、動画のサブカテゴリは、例えば最新購入動画と最新キャプチャ動画の各項目に細分化されている。なお、写真のサブカテゴリについては、例えば最新キャプチャ写真についての項目のみが用意されている。そして、前記音楽のサブカテゴリの前記イメージの項目内には例えばアルバムジャケット画像の参照先情報が格納され、前記最新購入アルバムの項に対応したテキストTX1の項目内には例えばアルバム名の情報が、前記最新購入楽曲の項に対応したテキストTX1の項目内には例えば楽曲名の情報が格納される。また、前記最新購入アルバムの項と前記最新購入楽曲の項に各々対応したテキストTX2の項目内には例えばダウンロード等により購入されたアルバムや楽曲データが情報蓄積部に格納された日時情報(格納日時)の情報が格納される。また、前記最新購入アルバムの項と前記最新購入楽曲の項に各々対応したプレビューテキストPTXAとPTXBの項目内には、例えばアーティスト名の情報がそれぞれ格納される。また、前記動画のサブカテゴリの前記イメージの項目内には先頭フレームの画像の参照先情報が格納され、前記最新購入動画の項に対応したテキストTX2の項目内には例えばダウンロード等により購入された動画データが情報蓄積部に格納された日時情報(格納日時)の情報がそれぞれ記述される。一方、最新キャプチャ動画の項に対応したテキストTX2の項目内には、当該キャプチャ動画のデータが情報蓄積部に格納された日時情報が記述される。また、前記写真のサブカテゴリの前記イメージの項目内には写真画像の参照先情報が格納され、テキストTX2の項目内には当該写真のデータが情報蓄積部に格納された日時の情報が記述される。なお、図38の例の場合、動画と写真の各サブカテゴリに対応したプレビューテキストPTXA,PTXBの各項目内には、特に何も登録されていないが、例えば動画や写真にコメントなどが付加されているような場合にはそれらコメントなどのテキスト情報を登録してもよい。
【0222】
前記電話及びメッセージのフィルタカテゴリに属するサブカテゴリとしては、不在着信,ボイスメール,受信SMS,受信MMSの各項目が用意されている。また、前記不在着信のサブカテゴリは、さらに電話帳登録済みの相手先からの不在着信と電話帳未登録の相手先からの不在着信の各項目に細分化されている。以下同様に、前記ボイスメールのサブカテゴリは、電話帳登録済みの相手先からのボイスメールと電話帳未登録の相手先からのボイスメールの各項目に細分化されている。前記受信SMSのサブカテゴリは、電話帳登録済みの相手先からのSMSメッセージと電話帳未登録の相手先からのSMSメッセージの各項目に細分化されている。前記受信MMSのサブカテゴリは、電話帳登録済みの相手先からのMMSメッセージと電話帳未登録の相手先からのMMSメッセージの各項目に細分化されている。そして、前記電話帳登録済みの相手先からの不在着信、受信SMS、受信MMSの各サブカテゴリに対応した前記イメージの項目内には、電話帳にそれぞれ登録されている相手先の写真画像の参照先情報が格納され、一方、前記電話帳未登録の相手先からの不在着信、受信SMS、受信MMSの各サブカテゴリに対応した前記イメージの項目内には、それぞれ予め用意されているイメージ画像の参照先情報が格納される。ボイスメールのサブカテゴリに対応したイメージの項目内には、ボイスメールイメージの参照先情報が格納される。また、前記電話帳登録済みの相手先からの不在着信、受信SMS、受信MMSの各サブカテゴリに対応した前記テキストTX1の項目内には、電話帳にそれぞれ登録されている相手先名の情報が格納され、一方、前記電話帳未登録の相手先からの不在着信、受信SMS、受信MMSの各サブカテゴリに対応した前記テキストTX1の項目内には、それぞれその相手先の電話番号の情報が格納される。ボイスメールのサブカテゴリに対応したテキストTX1の項目内には、ボイスメールの情報が格納される。また、前記不在着信、ボイスメール、受信SMS、受信MMSの各サブカテゴリの前記テキストTX2の項目内には、それら不在着信、ボイスメール、受信SMS、受信MMSがあったことを情報蓄積部へ格納した日時情報が記述される。また、前記電話帳登録済みの相手先からの不在着信のサブカテゴリに対応した前記プレビューテキストPTXBの項目内には、相手先の電話番号の情報が格納される。また、前記受信SMS、受信MMSの各サブカテゴリのプレビューテキストPTXAの各項目内には、それぞれ予め決められた制限文字数内のメッセージの情報が格納され、前記プレビューテキストPTXBの各項目内には、プレビューテキストPTXAの場合よりも多い文字数のメッセージの情報が格納される。
【0223】
前記電子メールのフィルタカテゴリに属するサブカテゴリとしては、受信電子メールの項目が用意されている。また、前記受信電子メールのサブカテゴリは、さらに電話帳登録済みの相手先からの電子メールと電話帳未登録の相手先からの電子メールの各項目に細分化されている。そして、前記電話帳登録済みの相手先からの受信電子メールのサブカテゴリに対応した前記イメージの項目内には、電話帳に登録されている相手先の写真画像の情報或いはその格納先のアドレス情報が格納され、一方、前記電話帳未登録の相手先からの電子メールのサブカテゴリに対応した前記イメージの項目内には、予め用意されているイメージ画像の情報が格納される。また、前記電話帳登録済みの相手先からの電子メールのサブカテゴリに対応した前記テキストTX1の項目内には、電話帳に登録されている相手先名の情報が格納され、一方、前記電話帳未登録の相手先からの電子メールのサブカテゴリに対応した前記テキストTX1の項目内には、その相手先の電子メールアドレスの情報が格納される。また、前記受信電子メールのサブカテゴリの前記テキストTX2の項目内には当該電子メールの受信があったことを情報蓄積部に格納した日時情報が記述され、プレビューテキストPTXAの項目内には電子メールの件名内に記述された情報が格納され、プレビューテキストPTXBの項目内には件名と電子メール本文の一部、添付データの有無、その他URLや電話帳に登録されている電話番号などの情報が格納される。
【0224】
前記IMのフィルタカテゴリに属するサブカテゴリとしては、IMの項目が用意されている。また、当該IMのサブカテゴリは、さらに電話帳登録済みの相手先からのメッセージと電話帳未登録の相手先からのメッセージの各項目に細分化されている。そして、前記電話帳登録済みの相手先からのIMのサブカテゴリに対応した前記イメージの項目内には、電話帳にれ登録されている相手先の写真画像の情報或いはその格納先のアドレス情報が格納され、一方、前記電話帳未登録の相手先からのIMのサブカテゴリに対応した前記イメージの項目内には、予め用意されているイメージ画像の情報が格納される。また、前記電話帳登録済みの相手先からのIMのサブカテゴリに対応した前記テキストTX1の項目内には、電話帳に登録されている相手先名の情報が格納され、一方、前記電話帳未登録の相手先からのIMのサブカテゴリに対応した前記テキストTX1の項目内には、その相手先の電話番号の情報が格納される。また、前記IMのサブカテゴリの前記テキストTX2の項目内には当該IMの通信があったことを情報蓄積部に格納した日時情報が記述され、プレビューテキストPTXAの項目内には予め決められた制限文字数内のメッセージの情報が格納され、前記プレビューテキストPTXBの各項目内にはプレビューテキストPTXAの場合よりも多い文字数のメッセージの情報が格納される。
【0225】
前記SNSのフィルタカテゴリに属するサブカテゴリとしては、SNS毎の項目が用意されている。また、当該SNSのサブカテゴリは、さらに連絡先リンク付け済みと連絡先未リンク付けの各項目に細分化されている。そして、前記連絡先リンク付け済みのサブカテゴリに対応したイメージの項目内には、電話帳に登録されている相手先の写真画像の情報或いはその格納先のアドレス情報が格納され、一方、前記連絡先未リンク付けのサブカテゴリに対応したイメージの項目内には、予め用意されているイメージ画像の情報が格納される。また、前記連絡先リンク付け済みのサブカテゴリに対応した前記テキストTX1の項目内には、電話帳に登録されている相手先名の情報が格納され、一方、前記連絡先未リンク付けのサブカテゴリに対応した前記テキストTX1の項目内には、そのSNS相手先名情報が格納される。また、前記テキストTX2の項目内にはSNSの更新があったことを情報蓄積部に格納した日時情報が記述され、プレビューテキストPTXAの項目内には予め決められた制限文字数内でSNSの更新状態を表す情報が格納され、前記プレビューテキストPTXBの各項目内にはプレビューテキストPTXAの場合よりも多い文字数のSNS更新状態を表す情報が格納される。
【0226】
前記RSSフィードのフィルタカテゴリに属するサブカテゴリとしては、テキスト及びイメージのRSSフィードの項目と、イメージのみのRSSフィードの項目とが用意されている。そして、前記テキスト及びイメージと前記イメージのみの各サブカテゴリに対応した前記イメージの項目には、ソースロゴのイメージ画像の情報が格納される。また、前記テキスト及びイメージのサブカテゴリに対応した前記テキストTX1の項目内にはヘッドラインの情報が格納され、一方、前記イメージのみのサブカテゴリに対応した前記テキストTX1の項目内にはヘッダの情報が格納される。また、前記テキストTX2の項目内にはRSSフィードの情報が情報蓄積部に格納された日時情報が記述される。また、前記テキスト及びイメージのサブカテゴリに対応したプレビューテキストPTXAの項目内には、前記ヘッドラインの続きの情報が格納される。さらに、前記テキスト及びイメージのサブカテゴリに対応したプレビューテキストPTXBの項目内には、ヘッドラインのさらに詳細な情報や他のイメージ画像等の情報が格納される。
【0227】
なお、前述の図38,図39のテーブルにおいて、特に何も情報が登録されていない項目はリザーブとして用いることができ、必要に応じて情報が書き込まれたり、ユーザによる情報の書き込みを可能にしてもよい。
【0228】
また、図38,図39では項目としてのを図示を省略したが、ソースIDの項目が用意されていてもよい。このソースIDの項目は、前述の各種情報蓄積部内の情報記憶場所を示す情報が登録される。すなわち例えば、最新のダウンロード楽曲、最新のダウンロード動画、最新のキャプチャ動画、最新のキャプチャ写真等の各サブカテゴリに対応したソースID項目内には、前述のメディア情報蓄積部43hや43i内でそれら楽曲や動画、写真等のデータの記憶場所を特定するためのメディアIDの情報が格納される。また例えば、電話帳登録済みの電話番号からの不在着信や、電話帳未登録の電話番号からの不在着信の各サブカテゴリに対応したソースID項目内には、前述の電話帳情報蓄積部43d内でそれら不在着信に対応した着信履歴の記憶場所を特定するためのコールログIDの情報が格納される。以下同様に、電話帳登録済みのSMS/MMSのメッセージ受信や、電話帳未登録のSMS/MMSのメッセージ受信のサブカテゴリに対応するソースID項目内には、SMS/MMS情報蓄積部43b内でそれらSMS/MMSのメッセージ記憶場所を特定するためのメッセージIDの情報が格納される。電話帳登録済みのメールアドレスからの受信電子メールや、電話帳未登録のメールアドレスからの受信電子メールのサブカテゴリに対応するソースID項目内には、電子メール情報蓄積部43c内でそれら受信電子メールの記憶場所を特定するための電子メールIDの情報が格納される。以下同様であり、SNSやRSSフィード、IMの各サブカテゴリに対応するソースID項目内には、それぞれ対応したSNS情報蓄積部43a、RSS/ATOM情報蓄積部43e、IM情報蓄積部43gの情報記憶場所を各々特定するためのID情報が登録されている。すなわち、当該ソースIDの項目内に登録されている情報は、例えば所望の更新情報表示カード51がユーザにより選択された時に、その更新情報表示カード51により特定される個人やその写真、メッセージ、電話番号やメールアドレス、通信履歴などの詳細な情報を参照するために用いられる。
【0229】
また、図38,図39では項目としてのを図示を省略したが、前述の更新情報表示カード上に表示される日時情報(年月日秒など)が格納されるディスプレイタイムの項目が用意されていてもよい。すなわち例えば、最新のキャプチャ動画や最新のキャプチャ写真のサブカテゴリに対応するディスプレイタイム項目内には、それら動画や写真がキャプチャされた日時情報を格納する。また例えば、電話帳登録済みや電話帳未登録の電話番号からの不在着信の各サブカテゴリに対応するディスプレイタイム項目内にはそれら不在着信のあった日時情報を、電話帳登録済みや電話帳未登録の受信SMS/MMSのサブカテゴリに対応するディスプレイタイム項目内には、それらのメッセージの受信日時の情報を、電話帳登録済みや電話帳未登録のメールアドレスからの受信電子メールのサブカテゴリに対応したディスプレイタイム項目内には、それら電子メール受信日時の情報を格納する。SNSやRSSフィードの各サブカテゴリについても同様とする。
【0230】
なお、前記ディスプレイタイムの項目内に登録される日時情報は、各更新情報表示カードに対応したアプリケーションプログラム毎に、その表示時間の詳細度(例えば時間単位表示や分単位表示や秒単位表示など)が異なっている。また、更新情報テーブル内で前記テキストTX2とディスプレイタイムの二つの項目についてそれぞれ日時情報を格納するのは、例えばテキストTX2とディスプレイタイムの両者に記述される日時情報を纏めて時間順にソートすることが難しいためである。すなわち例えば、両者の日時情報は、例えばシステム上の都合等により誤差を生じる場合があり、また、ディスプレイタイムの日時情報はアプリケーションプログラムの種類毎に扱われる時間が異なり、さらには前述のように表示時間詳細度が異なる場合があるためである。なお、前記アプリケーションプログラムの種類毎の異なる時間の例としては、メールの送信時間や受信時間、通話着信時間、SNSの投稿時間などを挙げることができる。また、両者の日時情報がシステム上の都合等により誤差を生じる例としては、例えば電子メールにおいて、サーバまたは受信側端末の状態により配信遅延が発生し、メール送信時間(ディスプレイタイムの日時情報)と端末内に保存された時間(テキストTX2の日時情報)が大きく異なる場合を挙げることができる。また例えば、SNSの例の場合、SNSのサービスによっては、データの更新がリアルタイムで行われず、例えばユーザが能動的に更新するか、或いは指定した時間間隔(例えば5分おきなど)で更新され、そのような場合には、SNSのメッセージが投稿された時間(ディスプレイタイムの日時情報)と、端末内に保存された時間(テキストTX2の日時情報)とに大きな差が生じることになる。
【0231】
その他、図38,図39のテーブルでは、プレビューテキストPTXBの項目までを図示しているが、本実施形態の更新情報テーブルには、それ以外にも、所望の更新情報表示カードがユーザにより選択された時に、その更新情報表示カードの詳細を表示等させるために必要なフラグや参照先などの情報についても登録される。
【0232】
[ジェスチャー操作の管理テーブルと表示及び動作制御]
図40と図41には、タッチパネルに対してユーザからジェスチャー操作がなされた時に、図31の入出力管理部30において、そのジェスチャー操作が何れの指示を入力するためのものであるかを判定する際のジェスチャー操作管理テーブルの一例を示す。なお、図40は全ての更新情報表示カードがアイドル状態である場合のジェスチャー操作管理テーブルを示し、図41はプレビュー状態となっている更新情報表示カードに対してジェスチャー操作がなされた場合のジェスチャー操作管理テーブルを示す。これらジェスチャー操作管理テーブルは、本実施形態の情報提示アプリケーションプログラムにおいて予め用意されているものであるが、ユーザにより任意に変更することも可能となされている。また、当該ジェスチャー操作管理テーブルに基づくユーザインターフェース画面の表示制御及び動作制御は、図31の表示画像生成部31と入出力管理部30が相互に連携しながら行う。
【0233】
先ず、図40に示したアイドル状態におけるジェスチャー操作管理テーブルを参照しながら図31の各構成要素の動作を説明する。
【0234】
図40において、アイドル状態となっている全更新情報表示カードの中で何れか一つの更新情報表示カードに対し、ユーザによりタッチジェスチャー操作がなされた場合、表示画像生成部31は、後述するタッチ検知時間(X時間)の経過後、当該更新情報表示カードをプレビュー状態に遷移させる。すなわちこの場合、表示画像生成部31は、前記更新情報表示カードへのタッチジェスチャー操作による入力指示情報を入出力管理部30から受け取ると、後述するタッチ検知時間(X時間)の計測を行いつつ、当該更新情報表示カードをプレビュー状態にした際に表示される情報を情報管理部32から取得する。そして、表示画像生成部31は、後述のタッチ検知時間が経過した時点で、前記更新情報表示カードをプレビュー状態に遷移させると同時に、前記情報管理部32から取得した情報を当該プレビュー状態の更新情報表示カード上に表示させるように画像表示指示部33を制御する。
【0235】
アイドル状態となっている全更新情報表示カードの中で何れか一つの更新情報表示カードに対し、ユーザによりタップジェスチャー操作がなされた場合、入出力管理部30は、そのタップされた更新情報表示カードに対応したアプリケーションプログラムを起動させる。またこの時、表示画像生成部31は、前記起動したアプリケーションプログラムから供給される画面表示用の情報を入出力管理部30を介して受け取り、その画面表示用の情報を画像表示指示部33へ送る。
【0236】
アイドル状態となっている全更新情報表示カードの中で何れか一つの更新情報表示カードに対し、ユーザによりタップジェスチャー操作がなされると、入出力管理部30は、そのタップされた更新情報表示カードに対応したアプリケーションプログラムを起動させる。またこの時、表示画像生成部31は、当該起動したアプリケーションプログラムから供給される画面表示用の情報を入出力管理部30を介して受け取り、その画面表示用の情報を画像表示指示部33へ送る。
【0237】
各更新情報表示カードが画面上で上側へスクロールしている場合において、ユーザによりフリックアップ/ドラッグジェスチャー操作がなされ、その指示入力情報を入出力管理部30を通じて受け取ると、表示画像生成部31は、更新情報表示カードがスクロールされている時のスクロールスピードを上げるように、画像表示指示部33を制御する。一方、各更新情報表示カードが画面上で上側へスクロールしている場合において、ユーザによりフリックダウン/ドラッグジェスチャー操作がなされ、その指示入力情報を入出力管理部30を通じて受け取ると、表示画像生成部31は、更新情報表示カードがスクロールされている時のスクロールスピードを下げるように、画像表示指示部33を制御する。
【0238】
各更新情報表示カードが画面上で下側へスクロールしている場合において、ユーザによりフリックダウン/ドラッグジェスチャー操作がなされ、その指示入力情報を入出力管理部30を通じて受け取ると、表示画像生成部31は、更新情報表示カードがスクロールされている時のスクロールスピードを上げるように、画像表示指示部33を制御する。一方、各更新情報表示カードが画面上で下側へスクロールしている場合において、ユーザによりフリックアップ/ドラッグジェスチャー操作がなされ、その指示入力情報を入出力管理部30を通じて受け取ると、表示画像生成部31は、更新情報表示カードがスクロールされている時のスクロールスピードを下げるように、画像表示指示部33を制御する。
【0239】
全更新情報表示カードがアイドル状態となっている場合において、ユーザによりフリックレフトジェスチャー操作がなされると、表示画像生成部31は、左側の隣接ページとして用意されている各更新情報表示カードの表示画面へ遷移させる。すなわちこの場合、表示画像生成部31は、前記フリックレフトジェスチャー操作による入力指示情報を入出力管理部30から受け取ると、当該フリックジェスチャー操作の方向(レフト方向)の情報を基に、左側の隣接ページとして表示すべき各更新情報表示カードの情報を情報管理部32から取得する。そして、表示画像生成部31は、前記情報管理部32から取得した情報に基づく各更新情報表示カードを表示させるように画像表示指示部33を制御する。
【0240】
全更新情報表示カードがアイドル状態となっている場合において、ユーザによりフリックライトジェスチャー操作がなされると、表示画像生成部31は、左側の隣接ページとして用意されている各更新情報表示カードの表示画面へ遷移させる。すなわちこの場合、表示画像生成部31は、前記フリックライトジェスチャー操作による入力指示情報を入出力管理部30から受け取ると、当該フリックジェスチャー操作の方向(ライト方向)の情報を基に、右側の隣接ページとして表示すべき各更新情報表示カードの情報を情報管理部32から取得する。そして、表示画像生成部31は、前記情報管理部32から取得した情報に基づく各更新情報表示カードを表示させるように画像表示指示部33を制御する。
【0241】
次に、図41のプレビュー状態におけるジェスチャー操作管理テーブルを参照しながら図31の各構成要素の動作を説明する。
【0242】
図41において、何れかの更新情報表示カードがプレビュー状態になっている場合に、そのプレビュー状態の更新情報表示カードに対し、ユーザによりタッチジェスチャー操作がなされ、その指示入力情報を入出力管理部30を通じて受け取ると、表示画像生成部31は、その更新情報表示カードのプレビュー状態を続ける。
【0243】
プレビュー状態となっている更新情報表示カードに対し、ユーザによりタップジェスチャー操作がなされると、入出力管理部30は、そのタップされた更新情報表示カードに対応したアプリケーションプログラムを起動させる。またこの時、表示画像生成部31は、当該起動したアプリケーションプログラムから供給される画面表示用の情報を入出力管理部30を介して受け取り、その画面表示用の情報を画像表示指示部33へ送る。
【0244】
プレビュー状態となっている更新情報表示カードに対し、ユーザによりタッチ及びそのタッチ状態でのフリックアップジェスチャー操作がなされると、表示画像生成部31は、右側の隣接ページとして用意されているピボット表示状態のページの表示画面へ遷移させる。すなわちこの場合、表示画像生成部31は、前記タッチ及びドラッグライトジェスチャー操作による入力指示情報を入出力管理部30から受け取ると、当該ドラッグジェスチャー操作の方向(ライト方向)の情報を基に、右側の隣接ページとして用意されるピボット表示状態の各更新情報を情報管理部32から取得する。そして、表示画像生成部31は、前記情報管理部32から取得した各更新情報のリストを表示させるように画像表示指示部33を制御する。
【0245】
プレビュー状態となっている更新情報表示カードに対し、ユーザによりタッチ及びそのタッチ状態でのドラッグダウンジェスチャー操作がなされると、表示画像生成部31は、その更新情報表示カードを前述したように削除可能な状態へと遷移させる。すなわちこの場合、表示画像生成部31は、前記タッチ及びドラッグダウンジェスチャー操作による入力指示情報を入出力管理部30から受け取ると、前述の図26,図27に示したように、デリート用アイコン58を表示させるように画像表示指示部33を制御する。さらにドラッグダウンジェスチャー操作が続けられ、前記更新情報表示カードが前記デリート用アイコン58の表示領域上まで移動したことを入出力管理部30から受け取ると、表示画像生成部31は、その更新情報表示カードを画面上から削除するように、画像表示指示部33を制御する。そして、前記更新情報表示カードが画面上から削除されると、表示画像生成部31は、残った各更新情報表示カードを、前記削除により空いた表示領域を埋めるように移動させるとともに、当該移動により空いた表示領域を埋めるように新たな更新情報表示カードの情報を情報管理部32から取得し、それら各更新情報表示カードが画面表示されるように画像表示指示部33を制御する。
【0246】
プレビュー状態となっている更新情報表示カード上でピボット状態を表すアイコンに対し、ユーザによりタッチジェスチャー操作がなされ、その指示入力情報を入出力管理部30を通じて受け取ると、表示画像生成部31は、前述したピボット表示状態の画像を表示させるように画像表示指示部33を制御する。
【0247】
[ジェスチャー操作の判定とアプリケーションプログラム起動時のタイミングマップ]
図42には、前述したようにタッチパネルに対してユーザによるジェスチャー操作がなされた時に、そのジェスチャー操作により何れ指示を入力するものであるのかを、入出力管理部30が判定し、また当該入出力管理部30による判定結果を基に、表示画像生成部31が表示画像を遷移等させる際のタイミングマップの一例を示す。
【0248】
この図42において、例えば全ての更新情報表示カードがアイドル状態で表示されている時に、タッチパネルの検知エリアのうち、所望の更新情報表示カードの表示領域に対応した検出エリアをユーザが指等により触れた場合、前記入出力管理部30は、前記指が触れたタイミングT1から時間計測を開始する。
【0249】
そして、タッチパネル上での前記指等の接触位置が予め決められた一定範囲内から外れていない状態で、当該指等の接触継続時間が予め決められたタッチ検知時間を超えた場合、入出力管理部30は、前記ユーザによるジェスチャー操作が、前記更新情報表示カードへのタッチジェスチャー操作であると判断する。そして、当該入出力管理部30が記タッチジェスチャー操作であると判断した時点、すなわちタッチ検知時間を超えたタイミングT2で、前記表示画像生成部31は、前記ユーザ所望の更新情報表示カードをプレビュー状態にする。
【0250】
また、前記更新情報表示カードがプレビュー状態になった後も、ユーザの指等の接触位置が前記一定範囲内から外れていない状態で、当該指等の接触状態が継続していると入出力管理部30が判断した場合、表示画像生成部31は、前記ユーザ所望の更新情報表示カードのプレビュー状態をホールドさせる。
【0251】
その後、例えばタイミングT3で前記ユーザの指等がタッチパネルから離された(リリースされた)後に、その状態が、予め決められたリリース検知時間を超えたことを入出力管理部30が検知すると、表示画像生成部31は、当該リリース検知時間を超えたタイミングT4で、前記プレビュー状態であった更新情報表示カードをアイドル状態へ戻す。
【0252】
また本実施形態において、前記タイミングT1にて時間計測を開始した後、前記指等が直ぐにタッチパネルから離された場合、入出力管理部30は、前記タイミングT1から前記指等が離されたタイミングT5までの時間が、予め決められたタップ検知時間以内であるか判定する。
【0253】
そして、前記タイミングT1からタイミングT5までの時間がタップ検知時間内であった場合、入出力管理部30は、ユーザによりタップジェスチャー操作が行われたと判断し、前記ユーザ所望の更新情報表示カードに対応付けられているアプリケーションプログラムを起動させる。
【0254】
また本実施形態において、前記ユーザ所望の更新情報表示カードがプレビュー状態になっている場合において、例えば指等が一度リリースされた後に直ぐに略々同じ位置に触れ、さらに直ぐにその指等が離されたようなジェスチャー操作がなされた時にも、入出力管理部30は、ユーザによりタップジェスチャー操作が行われたと判断する。
【0255】
すなわち、前記ユーザ所望の更新情報表示カードがプレビュー状態になっている場合において、入出力管理部30は、ユーザの指等がタッチパネルから一旦離されたタイミングT6から、略々同じ位置に指等が再び触れた後に直ぐに離されたタイミングT7までの時間を計測する。
【0256】
そして、前記タイミングT6からタイミングT7までの時間が、予め決められたタップ検知時間以内であると判定した場合、入出力管理部30は、ユーザによりタップジェスチャー操作が行われたと判断し、前記プレビュー状態となっていた更新情報表示カードに対応付けられているアプリケーションプログラムを起動する。
【0257】
[まとめ]
以上説明したように、本発明実施形態の携帯電話端末によれば、それぞれ異なる種類のコンテンツデータについての更新情報を一元的に管理し、それら更新情報を更新情報表示カード上に配するとともに、それら更新情報表示カードを更新の時系列順にリスト状に表示することにより、各更新情報の詳細をユーザへ見せるようなことを、そのユーザに対して複雑な操作を要求せずに簡単且つ容易に実現可能としている。
【0258】
なお、前述した実施形態の説明は、本発明の一例である。このため、本発明は前述した各実施形態に限定されることなく、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることはもちろんである。
【0259】
前述した実施形態では、携帯電話端末を例に挙げたが、本発明は、異なる種類のアプリケーションプログラムを実行可能な様々な情報端末にも適用可能である。
【符号の説明】
【0260】
10…制御部、11…通信回路、12…通信アンテナ、13…表示部、14…操作部(タッチセンサ)、15…メモリ部、16…内蔵メモリ、17…カード状メモリ、16a…プログラム格納部、16b…データ格納部、20…スピーカ、21…マイクロホン、22…近距離無線通信部、23…近距離無線通信用のアンテナ、24…GPS部、25…GPS用のアンテナ、26…非接触通信部、27…非接触通信用のアンテナ、28…カメラ部、29…外部I/F部
30…入出力管理部、31…表示画像生成部、32…情報管理部、33…画像表示指示部、40…情報選択部、41…更新情報管理部、42…更新情報蓄積部、43a…SNS情報蓄積部、43b…SMS/MMS情報蓄積部、43c…電子メール情報蓄積部、43d…電話帳情報蓄積部、43e…RSS/ATOM情報蓄積部、43f…カレンダー情報蓄積部、43g…IM情報蓄積部、43h…メディア情報(ローカルメディア情報)蓄積部、43i…メディア情報(ネットワークメディア情報)蓄積部、43A〜43E…情報蓄積部、44…ネットワーク
50…ディスプレイ画面、51,51d,51v…更新情報表示カード、55…ユーザの指、52a…サムネイル画像、52b,52c,52d…文字情報、52e,52f…アイコン、53…ページ指定用アイコン、56…イメージ情報
60def…デフォルト表示状態、60fa〜60fd…フィルタ後表示状態、61pa1,61pa2…第一のピボット表示状態、62pe1…第二のピボット表示状態
70…コンテンツエリア、71…ピボットオプションエリア、72…アクションソフトキーエリア

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数種類のコンテンツデータを格納する情報蓄積部において更新されたコンテンツデータの一部を、前記各種類のコンテンツデータに対応付けた更新情報として別途格納する更新情報蓄積部と、
前記情報蓄積部におけるコンテンツデータの更新を監視し、前記情報蓄積部にてコンテンツデータの更新がなされた時には、当該更新されたコンテンツデータの一部を前記各種類に対応付けた更新情報として前記更新情報蓄積部へ格納させ、所定の画面表示状態となる時には、当該更新情報蓄積部から、前記各種類のコンテンツデータに対応した各更新情報を、それら各コンテンツデータの更新の時系列順に読み出す情報管理部と、
前記更新情報管理部が更新情報蓄積部から読み出した前記時系列順の個々の更新情報を、それぞれに対応した所定オブジェクト画像上に個別に配し、それら各更新情報が個別に配された複数の前記所定オブジェクト画像を、前記各更新情報の時系列順に画面上へ配列表示させる表示制御部と、
を有する情報端末。
【請求項2】
同種のコンテンツデータに対応した各更新情報を要求するフィルタリング指示が、ユーザ操作入力部を介してユーザから入力された時、
前記情報管理部は、前記フィルタリング指示が入力される毎に、前記更新情報蓄積部からそれぞれ同種のコンテンツデータに対応した各更新情報を前記更新の時系列順に読み出し、
前記表示制御部は、前記更新情報管理部が更新情報蓄積部から読み出した前記同種のコンテンツデータに対応した時系列順の個々の更新情報を、前記複数の各所定オブジェクト画像上に個別に配し、それら各更新情報が個別に配された複数の所定オブジェクト画像の配列表示を、前記フィルタリング指示が入力される毎に切り替える請求項1記載の情報端末。
【請求項3】
所望のコンテンツデータの属性に関連した他の同種若しくは異種のコンテンツデータの更新情報を要求するピボッティング指示が、ユーザ操作入力部を介してユーザから入力された時、
前記情報管理部は、前記ピボッティング指示が入力される毎に、前記ユーザ所望のコンテンツデータの属性に関連した他の同種若しくは異種コンテンツデータの各更新情報を前記更新の時系列順に読み出し、
前記表示制御部は、前記更新情報管理部が更新情報蓄積部から読み出した前記同種若しくは異種のコンテンツデータに対応した前記時系列順の個々の更新情報をリスト化し、その更新情報のリスト表示を、前記フィルタリング指示が入力される毎に切り替える請求項1記載の情報端末。
【請求項4】
前記表示制御部は、表示画面上の前記所定オブジェクト画像について、その所定オブジェクト画像面を仮想的に表示画面奥行き方向へ傾けた状態で表示するアイドル状態と、その所定オブジェクト画像面を仮想的に表示画面に略々平行する方向へ起き上げた状態で表示するプレビュー状態とを切り替え可能となされ、前記配列表示された複数の所定オブジェクト画像の中からユーザ操作入力部を介してユーザが選択した所定オブジェクト画像を、前記プレビュー状態とし、それ以外の所定オブジェクト画像を、前記アイドル状態とする請求項1記載の情報端末。
【請求項5】
前記画面上に配列表示された複数の所定オブジェクト画像の中から、前記操作入力部を介してユーザが所望の所定オブジェクト画像を選択した時、
前記情報管理部は、前記選択された所定オブジェクト画像に対応したコンテンツデータの詳細な更新情報を前記情報蓄積部から取得し、
前記表示制御部は、前記選択に応じてプレビュー状態となった所定オブジェクト画像上に、当該詳細な更新情報を配する請求項4記載の情報端末。
【請求項6】
情報管理部が、複数種類のコンテンツデータを格納する情報蓄積部におけるコンテンツデータの更新を監視するとともに、前記情報蓄積部にてコンテンツデータの更新がなされた時には、当該更新されたコンテンツデータの一部を、前記コンテンツデータの各種類に対応付けた更新情報として更新情報蓄積部へ格納させるステップと、
所定の画面表示状態となる時には、情報管理部が、前記更新情報蓄積部から、前記各種類のコンテンツデータに対応した各更新情報を、それら各コンテンツデータの更新の時系列順に読み出すステップと、
前記更新情報管理部が更新情報蓄積部から読み出した前記時系列順の個々の更新情報を、表示制御部が、それぞれに対応した所定オブジェクト画像上に個別に配し、それら各更新情報が個別に配された複数の前記所定オブジェクト画像を、前記各更新情報の時系列順に画面上へ配列表示させるステップと、
を有する携帯端末の情報提示方法。
【請求項7】
複数種類のコンテンツデータを格納する情報蓄積部におけるコンテンツデータの更新を監視するとともに、前記情報蓄積部にてコンテンツデータの更新がなされた時には、当該更新されたコンテンツデータの一部を、前記コンテンツデータの各種類に対応付けた更新情報として更新情報蓄積部へ格納させ、所定の画面表示状態となる時には、前記更新情報蓄積部から、前記各種類のコンテンツデータに対応した各更新情報を、それら各コンテンツデータの更新の時系列順に読み出す情報管理処理と、
前記更新情報管理処理にて前記更新情報蓄積部から読み出された前記時系列順の個々の更新情報を、それぞれに対応した所定オブジェクト画像上に個別に配し、それら各更新情報が個別に配された複数の前記所定オブジェクト画像を、前記各更新情報の時系列順に配列させて表示部の画面上に表示させる表示制御処理とを、
携帯端末に実行させる情報提示プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図41】
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【図42】
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【公開番号】特開2011−22811(P2011−22811A)
【公開日】平成23年2月3日(2011.2.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−167492(P2009−167492)
【出願日】平成21年7月16日(2009.7.16)
【出願人】(502087507)ソニー エリクソン モバイル コミュニケーションズ, エービー (823)
【Fターム(参考)】