説明

情報管理サーバ、移動体端末装置、情報管理方法、情報受信方法、情報管理プログラム、情報受信プログラム、および記録媒体

【課題】利用者の趣味や嗜好に応じた楽曲のランキングを提供すること。
【解決手段】移動体同士で共有することができる走行情報を管理する情報管理サーバ100は、受信部101と、分類部102と、作成部103と、配信部104と、を備える。受信部101は、複数の移動体端末装置の移動履歴の情報と、移動中に再生した楽曲の履歴の情報とを受信する。分類部102は、受信部101が受信した移動履歴の情報に基づいて、利用者の属性を判断し、利用者を属性ごとに分類する。作成部103は、分類部102によって分類された属性ごとに、複数の移動体端末装置にて再生された回数の多い順に楽曲のランキングを作成する。配信部104は、作成部103によって作成された属性ごとの楽曲のランキングを、移動体端末装置に配信する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、情報管理サーバ、移動体端末装置、情報管理方法、情報受信方法、情報管理プログラム、情報受信プログラム、および記録媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、車両などの移動体には、CDやMDなどの記録媒体に記録される楽曲を再生することができるオーディオ装置が搭載されている。このようなオーディオ装置には、たとえば、外部サーバとネットワークなどによって接続し、当該外部サーバから受信した各種情報の提示をおこなえるものが知られている。
【0003】
たとえば、外部サーバから、不特定多数の聴衆の、曲の再生回数や、楽曲の販売数(ヒットランキング)や、所定の期間内におけるヒットランキングなどの情報を受信し、受信した情報を用いて、楽曲の再生回数順や、ヒットランキング順や、所定の期間内におけるヒットランキング順に、記録媒体に記録されている楽曲を再生するようにした技術が提案されている(たとえば、下記特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】特開2005−38603号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述した特許文献1に記載の技術は、不特定多数の聴衆から人気のある順番に楽曲を再生することができるに過ぎず、その楽曲が必ずしも利用者の聴きたい楽曲の順であるとは限らないといった問題が一例として挙げられる。言い換えれば、特許文献1の技術は、利用者に対応した楽曲のランキングを利用者に配信することができないといった問題が一例として挙げられる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明にかかる情報管理サーバは、移動体同士で共有することができる走行情報を管理する情報管理サーバにおいて、複数の移動体端末装置の移動履歴の情報と、移動中に再生した楽曲の履歴の情報とを受信する受信手段と、前記受信手段が受信した移動履歴の情報に基づいて、利用者の属性を判断し、利用者を属性ごとに分類する分類手段と、前記分類手段によって分類された前記属性ごとに、複数の移動体端末装置にて再生された回数の多い順に楽曲のランキングを作成する作成手段と、前記作成手段によって作成された前記属性ごとの楽曲のランキングを、前記移動体端末装置に配信する配信手段と、を備えることを特徴とする。
【0007】
また、請求項11の発明にかかる移動体端末装置は、移動体端末装置の移動履歴の情報と、移動中に再生した楽曲の履歴の情報とを、外部の情報管理サーバに送信する送信手段と、前記送信手段による前記情報の送信を受けて、前記情報管理サーバから、属性ごとに分類された楽曲のランキングを受信する受信手段と、前記受信手段によって受信された前記楽曲のランキングを提示する提示手段と、を備えることを特徴とする。
【0008】
また、請求項15に記載の情報管理方法は、移動体同士で共有することができる走行情報を管理する情報管理サーバの情報管理方法において、複数の移動体端末装置の移動履歴の情報と、移動中に再生した楽曲の履歴の情報とを受信する受信工程と、前記受信工程にて受信した移動履歴の情報に基づいて、利用者の属性を判断し、利用者を属性ごとに分類する分類工程と、前記分類工程にて分類された前記属性ごとに、複数の移動体端末装置に再生された回数の多い順に楽曲のランキングを作成する作成工程と、前記作成工程にて作成された前記属性ごとの楽曲のランキングを、前記移動体端末装置に配信する配信工程と、を含むことを特徴とする。
【0009】
また、請求項16に記載の情報受信方法は、移動体端末装置の移動履歴の情報と、移動中に再生した楽曲の履歴の情報とを、外部の情報管理サーバに送信する送信工程と、前記送信工程の前記情報の送信を受けて、前記情報管理サーバから、属性ごとに分類された楽曲のランキングを受信する受信工程と、前記受信工程にて受信された前記楽曲のランキングを提示する提示工程と、を含むことを特徴とする。
【0010】
また、請求項17に記載の情報管理プログラムは、請求項15に記載の情報管理方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0011】
また、請求項18に記載の情報受信プログラムは、請求項16に記載の情報受信方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0012】
また、請求項19の発明にかかる記録媒体は、請求項17または18に記載のプログラムをコンピュータに読み取り可能に記録したことを特徴とする。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる情報管理サーバ、移動体端末装置、情報管理方法、情報受信方法、情報管理プログラム、情報受信プログラム、および記録媒体の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0014】
(実施の形態)
(情報管理サーバ100の機能的構成)
この発明の実施の形態にかかる情報管理サーバ100の機能的構成について説明する。図1は、実施の形態にかかる情報管理サーバ100の機能的構成の一例を示すブロック図である。
【0015】
図1において、情報管理サーバ100は、移動体同士で共有することができる走行情報を管理する。移動体同士で共有することができる走行情報は、具体的には、プローブ情報であり、交通規制や通行止めといった道路情報、渋滞の有無や渋滞の長さや混雑の度合いといった渋滞情報、雨天や雪天などの天候情報など、リアルタイムの情報が挙げられる。
【0016】
プローブ情報を用いたプローブカーシステムについて補足しておくと、たとえば、多数の車両の迂回状況や速度などを基に、道路情報や渋滞情報を得ることができ、また、多数の車両のワイパーの動作速度やアンチロック・ブレーキ・システムの動作状況を基に、天候情報や路面情報を得ることができるシステムである。
【0017】
情報管理サーバ100は、受信部101と、分類部102と、作成部103と、配信部104とを備えている。受信部101は、複数の移動体端末装置の移動履歴の情報と、移動中に再生した楽曲の履歴の情報とを受信する。移動体端末装置は、代表的には、移動体に搭載されるナビゲーション装置が挙げられるが、ナビゲーション機能を内蔵する携帯電話装置を用いることも可能である。
【0018】
移動履歴の情報は、走行した経路の情報や、目的地点、立ち寄り地点、駐車した地点などの施設の情報などである。楽曲の履歴の情報は、代表的には、1曲ごとに楽曲を特定することができるタイトル名およびアーティスト名などの情報が挙げられるが、アルバム名を特定する情報であってもよいし、テンポや曲調など楽曲の種別を特定する情報であってもよい。
【0019】
分類部102は、受信部101が受信した移動履歴の情報に基づいて、利用者の属性を判断し、利用者を属性ごとに分類する。利用者の属性は、利用者がよく利用する施設や、よく行く場所などに関する行動特性に関するものであってもよいが、代表的には、移動履歴に基づく、趣味や嗜好に関するものが挙げられる。
【0020】
作成部103は、分類部102によって分類された属性ごとに、複数の移動体端末装置にて再生された回数の多い順に楽曲のランキングを作成する。具体例を挙げると、利用者の属性が「旅行好き」である場合、作成部103は、「旅行好き」の属性の利用者ごとに、走行中に再生した楽曲を集計し、「旅行好き」の利用者ごとの楽曲のランキングを作成する。
【0021】
配信部104は、作成部103によって作成された属性ごとの楽曲のランキングを、移動体端末装置に配信する。配信部104は、利用者が自分とは異なる他の属性の利用者のランキングを知ることができるという観点から、当該利用者の属性に対応しないランキングを配信してもよいし、当該利用者の属性に対応するランキングを配信してもよい。
【0022】
また、本実施の形態において、分類部102は、受信部101が受信した移動履歴の情報のうち、目的地点または立ち寄り地点に到達した施設のジャンルに基づいて、利用者の属性を判断し、利用者を属性ごとに分類してもよい。ジャンルは、具体的には、たとえば、観光地、小売店、スポーツ施設など、予め設定される施設のジャンルである。本構成は、目的地点または立ち寄り地点として、実際に到達した施設のジャンルから利用者の属性を判断することを可能にしたものである。
【0023】
また、本実施の形態において、分類部102は、受信部101が受信した移動履歴の情報のうち、移動体が駐車した駐車位置に関連付けられる施設のジャンルに基づいて、利用者の属性を判断し、利用者を属性ごとに分類してもよい。本構成は、実際に移動体が駐車した施設のジャンルから利用者の属性を判断することを可能にしたものである。
【0024】
また、本実施の形態において、受信部101は、複数の移動体端末装置にておこなわれた施設検索時におけるジャンルの履歴の情報を受信してもよい。この場合、分類部102は、受信部101が受信したジャンルの履歴に基づいて、利用者の属性を判断し、利用者を属性ごとに分類する。本構成は、移動体の移動履歴情報のみでなく、利用者が検索した施設のジャンルの履歴からも利用者の属性を判断できるため、より詳細な属性を判断することを可能にしたものである。
【0025】
また、本実施の形態において、分類部102は、施設のジャンルのうち、移動体が当該施設に到達した回数が所定回数以上、または当該施設を検索した回数が所定回数以上ある場合に、利用者の属性を判断してもよい。本構成は、よく行く施設、またはよく検索する施設のジャンルから属性を判断することを可能にしたものである。
【0026】
また、本実施の形態において、分類部102は、施設のジャンルの種類に応じて、利用者の属性を判断してもよい。具体例を挙げると、たとえば、ガソリンスタンドなど、必然的に行く場所などを属性の判断要素として用いないようにする一方、宿泊施設や観光地など、利用者の趣味や嗜好を反映させやすい場所などを属性の判断要素に用いる。
【0027】
また、本実施の形態において、配信部104は、上述したように、利用者の属性と同じ属性のランキングを、当該利用者の移動体端末装置に配信してもよい。本構成は、利用者の属性と、同じ属性の他の利用者が聴いている楽曲を配信することを可能にしたものである。
【0028】
また、本実施の形態において、受信部101は、移動体端末装置から、利用者からの入力による利用者の属性に関する情報を受信してもよい。この場合、分類部102は、受信部101が受信した利用者の属性に関する情報に応じて、利用者を属性ごとに分類すればよい。属性に関する情報は、具体的には、利用者の性格を示す情報である。本構成は、より詳細且つ正確な属性情報に基づいて、利用者の属性をより詳細に分類することを可能にしたものである。
【0029】
また、本実施の形態において、属性に関する情報は、利用者の年齢に関する情報を含んでいることが望ましい。この場合、分類部102は、受信部101が受信した利用者の年齢に関する情報に基づいて、利用者を属性ごとに分類するとともに、さらに所定の年齢層ごとに分類する。所定の年齢層は、たとえば、10代、20代、・・・、といった年齢層である。属性に関する情報に、利用者の年齢に関する情報を含ませたのは、楽曲の好みが年齢層ごとに異なるためである。
【0030】
(移動体端末装置200の機能的構成)
この発明の実施の形態にかかる移動体端末装置200の機能的構成について説明する。図2は、実施の形態にかかる移動体端末装置200の機能的構成の一例を示すブロック図である。図2において、移動体端末装置200は、送信部201と、制御部202と、受信部203と、提示部204と、受付部205と、入力部206と、再生部207とを備えている。
【0031】
送信部201は、移動体端末装置200の移動履歴の情報と、移動中に再生した楽曲の履歴の情報とを、プローブ情報とともに、外部の情報管理サーバ100に送信する。移動履歴の情報は、具体的には、目的地点や立ち寄り地点の施設の情報や、駐車位置に関連付けられる施設の情報などである。送信部201は、制御部202の制御により上記情報を情報管理サーバ100に送信する。制御部202の制御による送信部201の送信タイミングは任意であり、たとえば、駐車したとき以降や目的地などに到達したとき以降などの、プローブ情報を送信するタイミングである。
【0032】
受信部203は、送信部201による上記情報の送信を受けて、情報管理サーバ100から、属性ごとに分類された楽曲のランキングを受信する。受信部203によるランキングの受信のタイミングは、任意であり、たとえば、週に1回や月に1回など設定したタイミングとすればよい。受信部203は、プローブ情報とともにランキングを受信する。
【0033】
提示部204は、受信部203によって受信された楽曲のランキングを提示する。提示部204によるランキングの提示方式は、表示画面による提示でもよいし、音声による提示でもよいし、表示画面および音声を用いた提示でもよい。
【0034】
また、本実施の形態において、受付部205は、任意の構成要素である。受付部205は、検索対象となるジャンルの入力を受け付ける。この場合、制御部202は、受付部205が受け付けたジャンルの履歴を、情報管理サーバ100に送信させる。また、制御部202は、検索時のジャンルの履歴のみならず、目的地点または立ち寄り地点として到達した施設のジャンルや、駐車位置に関連付けられる施設のジャンルを、情報管理サーバ100に送信させてもよい。
【0035】
また、本実施の形態において、入力部206は、任意の構成要素である。入力部206は、利用者から当該利用者の属性に関する情報が入力される。制御部202は、入力部206に入力された属性に関する情報を、情報管理サーバ100に送信させる。利用者の属性に関する情報は、利用者の性格を示す情報や、利用者の年齢に関する情報などである。
【0036】
また、本実施の形態において、再生部207は、任意の構成要素である。再生部207は、楽曲を再生する。この場合、制御部202は、受信部203によって受信された楽曲のランキング順に、再生部207に楽曲を再生させる。本構成は、利用者の趣味や嗜好に対応した順番で、楽曲を再生させることを可能にしたものである。
【0037】
(情報管理サーバの情報管理処理手順)
つぎに、図3を用いて、情報管理サーバ100の情報管理処理手順について説明する。図3は、本実施の形態にかかる情報管理サーバ100の情報管理処理手順の一例を示すフローチャートである。
【0038】
図3のフローチャートにおいて、情報管理サーバ100は、複数の移動体端末装置200の移動履歴の情報と、移動中に再生した楽曲の履歴の情報とを受信したか否かを判断する(ステップS301)。ステップS301において、移動履歴の情報と、移動中に再生した楽曲の履歴の情報とを受信するまで待機状態にあり(ステップS301:Noのループ)、移動履歴の情報と、移動中に再生した楽曲の履歴の情報とを受信すると(ステップS301:Yes)、受信した移動履歴の情報に基づいて、利用者の属性を判断する(ステップS302)。
【0039】
そして、利用者を属性ごとに分類する(ステップS303)。このあと、複数の移動体端末装置200にて再生された回数の多い順に、属性ごとに楽曲のランキングを作成する(ステップS304)。さらに、移動体端末装置200に作成された属性ごとの楽曲のランキングを配信し(ステップS305)、一連の処理を終了する。
【0040】
(移動体端末装置の情報受信処理手順)
つぎに、図4を用いて、移動体端末装置200の情報受信処理手順について説明する。図4は、本実施の形態にかかる移動体端末装置200の情報受信処理手順の一例を示すフローチャートである。
【0041】
図4のフローチャートにおいて、移動体端末装置200は、移動体端末装置200の移動履歴の情報と、移動中に再生した楽曲の履歴の情報とを、外部の情報管理サーバ100に送信したか否かを判断する(ステップS401)。ステップS401において、移動履歴の情報と、移動中に再生した楽曲の履歴の情報とを、情報管理サーバ100に送信するまで待機状態にある(ステップS401:Noのループ)。
【0042】
ステップS401において、移動履歴の情報と、移動中に再生した楽曲の履歴の情報とを、情報管理サーバ100に送信すると(ステップS401:Yes)、情報管理サーバ100から、属性ごとに分類された楽曲のランキングを受信する(ステップS402)。そして、受信した楽曲のランキングを提示し(ステップS403)、一連の処理を終了する。
【0043】
以上説明したように、本実施の形態にかかる情報管理サーバ100は、移動履歴の情報に基づいて、利用者の属性を判断し、利用者を属性ごとに分類するとともに、分類した属性ごとに、複数の移動体端末装置200にて再生された回数の多い順に楽曲のランキングを作成するようにした。したがって、利用者の属性に応じたランキングを提供することができる。これにより、利用者は、利用者の趣味や嗜好に応じた楽曲のランキング情報を得ることができる。
【0044】
また、本実施の形態にかかる移動体端末装置200は、移動体端末装置200の移動履歴の情報と、移動中に再生した楽曲の履歴の情報とを、情報管理サーバ100に送信するとともに、情報管理サーバ100から、属性ごとに分類された楽曲のランキングを受信するようにした。したがって、利用者に対して、利用者の属性に応じたランキングを提示することができる。これにより、利用者は、利用者の趣味や嗜好に応じた楽曲のランキング情報を得ることができる。
【実施例】
【0045】
以下に、本発明の実施例について説明する。本実施例では、情報管理サーバとナビゲーション装置とを備えたプローブカーシステムについて、説明する。なお、以下の説明では、車両に搭載されるナビゲーション装置によって、本発明にかかる移動体端末装置を実施した場合の一例について説明する。
【0046】
(プローブカーシステムの概要)
まず、図5を用いて、本実施例にかかるプローブカーシステム500の概要について説明する。図5は、本実施例にかかるプローブカーシステム500の概要を示す説明図である。
【0047】
図5において、プローブカーシステム500は、情報管理サーバ501と、複数のナビゲーション装置502とから構成されている。情報管理サーバ501と、ナビゲーション装置502とは、ネットワーク510により通信接続される。
【0048】
情報管理サーバ501は、移動体同士で共有することができる走行情報(以下、「プローブ情報」という)を格納するDB(Date Base)を備える。また、情報管理サーバ501は、プローブ情報とともに、移動体の走行履歴や、移動中に再生した楽曲の履歴の情報を格納する。情報管理サーバ501は、ナビゲーション装置502に対して、プローブ情報を配信する。
【0049】
ナビゲーション装置502は、移動体などの車両に搭載されており、情報管理サーバ501から受信したプローブ情報を提示したり、当該プローブ情報を基に経路探索をおこなったりする。また、走行により取得したプローブ情報を情報管理サーバ501に送信する。
【0050】
(情報管理サーバのハードウェア構成)
図6を用いて、本実施例にかかる情報管理サーバ501のハードウェア構成について説明する。図6は、本実施例にかかる情報管理サーバ501のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
【0051】
図6において、情報管理サーバ501は、CPU601と、ROM602と、RAM603と、磁気ディスクドライブ604と、磁気ディスク605と、光ディスクドライブ606と、光ディスク607と、音声I/F(インターフェース)608と、スピーカ609と、入力デバイス610と、映像I/F611と、ディスプレイ612と、通信I/F613と、を備えている。また、各構成部601〜613はバス620によってそれぞれ接続されている。
【0052】
CPU601は、情報管理サーバ501の全体の制御を司る。ROM602は、ブートプログラム、通信プログラム、情報管理プログラムなどの各種プログラムを記録している。また、RAM603は、CPU601のワークエリアとして使用される。
【0053】
情報管理プログラムは、ナビゲーション装置502から受信した移動履歴の情報に基づいて、利用者の属性を判断するとともに、利用者を属性ごとに分類し、分類した属性ごとに、再生された回数の多い順に楽曲のランキングを作成する。分類した属性および作成したランキングは、DBに格納される。
【0054】
磁気ディスクドライブ604は、CPU601の制御にしたがって磁気ディスク605に対するデータの読み取り/書き込みを制御する。磁気ディスク605は、磁気ディスクドライブ604の制御で書き込まれたデータを記録する。磁気ディスク605としては、たとえば、HD(ハードディスク)やFD(フレキシブルディスク)を用いることができる。
【0055】
光ディスクドライブ606は、CPU601の制御にしたがって光ディスク607に対するデータの読み取り/書き込みを制御する。光ディスク607は、光ディスクドライブ606の制御にしたがってデータが読み出される着脱自在な記録媒体である。光ディスク607は、書き込み可能な記録媒体を利用することもできる。また、この着脱自在な記録媒体として、光ディスク607のほか、MO、メモリカードなどであってもよい。
【0056】
音声I/F608は、音声出力用のスピーカ609に接続される。スピーカ609は、音声を出力する。入力デバイス610は、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えたリモコン、キーボード、マウス、タッチパネルなどが挙げられる。入力デバイス610は、リモコン、キーボード、マウス、タッチパネルのうち、いずれか一つの形態によって実現されてもよいし、複数の形態によって実現されてもよい。
【0057】
映像I/F611は、ディスプレイ612と接続される。映像I/F611は、具体的には、たとえば、ディスプレイ612全体の制御をおこなうグラフィックコントローラと、即時表示可能な画像情報を一時的に記録するVRAM(Video RAM)などのバッファメモリと、グラフィックコントローラから出力される画像データに基づいて、ディスプレイ612を表示制御する制御ICなどによって構成される。
【0058】
ディスプレイ612には、アイコン、カーソル、メニュー、ウインドウ、あるいは文字や画像などの各種データが表示される。このディスプレイ612は、たとえば、CRT、TFT液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなどを採用することができる。
【0059】
通信I/F613は、無線を介してネットワークに接続され、情報管理サーバ501とCPU601とのインターフェースとして機能する。通信I/F613は、さらに、無線を介してインターネットなどの通信網に接続され、この通信網とCPU601とのインターフェースとしても機能する。
【0060】
図1に示した情報管理サーバ100が備える、受信部101と、分類部102と、作成部103と、配信部104とは、図6に示した情報管理サーバ501におけるROM602、RAM603、磁気ディスク605、光ディスク607などに記録されたプログラムやデータを用いて、CPU601が所定のプログラムを実行し、情報管理サーバ501における各部を制御することによってその機能を実現する。
【0061】
すなわち、本実施例の情報管理サーバ501は、情報管理サーバ501における記録媒体としてのROM602に記録されている情報管理プログラムを実行することにより、図1に示した情報管理サーバ100が備える機能を、図3に示した情報管理処理手順で実行することができる。
【0062】
(ナビゲーション装置のハードウェア構成)
図7を用いて、本実施例にかかるナビゲーション装置502のハードウェア構成について説明する。図7は、本実施例にかかるナビゲーション装置502のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図7において、ナビゲーション装置502は、車両などの移動体に搭載されており、CPU701と、ROM702と、RAM703と、磁気ディスクドライブ704と、磁気ディスク705と、光ディスクドライブ706と、光ディスク707と、音声I/F(インターフェース)708と、マイク709と、スピーカ710と、入力デバイス711と、映像I/F712と、ディスプレイ713と、通信I/F714と、GPSユニット715と、各種センサ716とを備えている。また、各構成部701〜716はバス720によってそれぞれ接続されている。
【0063】
CPU701は、ナビゲーション装置502の全体の制御を司る。ROM702は、ブートプログラム、現在地点算出プログラム、経路探索プログラム、経路誘導プログラム、情報受信プログラムなどの各種プログラムを記録している。また、RAM703は、CPU701のワークエリアとして使用される。
【0064】
現在地点算出プログラムは、たとえば、後述するGPSユニット715および各種センサ716の出力情報に基づいて、車両の現在地点(ナビゲーション装置502の現在地点)を算出させる。
【0065】
経路探索プログラムは、後述する磁気ディスク705に記録されている地図データなどを利用して、出発地点から目的地点までの最適な経路を探索させる。ここで、最適な経路とは、目的地点までの最短(または最速)経路やユーザが指定した条件に最も合致する経路などである。また、目的地点のみならず、立ち寄り地点や休憩地点までの経路を探索してもよい。探索された誘導経路は、CPU701を介して音声I/F708や映像I/F712へ出力される。
【0066】
経路誘導プログラムは、経路探索プログラムを実行することによって探索された誘導経路情報、現在地点算出プログラムを実行することによって算出された車両の現在地点情報、磁気ディスク705から読み出された地図データに基づいて、リアルタイムな経路誘導情報を生成させる。生成された経路誘導情報は、CPU701を介して音声I/F708や映像I/F712へ出力される。
【0067】
情報受信プログラムは、車両の移動履歴の情報と、移動中に再生した楽曲の履歴の情報とを、外部の情報管理サーバに送信するとともに、当該情報の送信を受けて、情報管理サーバ501から、属性ごとに分類された楽曲のランキングを受信する。受信した情報は、CPU701を介して、音声I/F708または映像I/F712へ出力される。
【0068】
磁気ディスクドライブ704は、CPU701の制御にしたがって磁気ディスク705に対するデータの読み取り/書き込みを制御する。磁気ディスク705は、磁気ディスクドライブ704の制御で書き込まれたデータを記録する。磁気ディスク705としては、たとえば、HD(ハードディスク)やFD(フレキシブルディスク)を用いることができる。
【0069】
光ディスクドライブ706は、CPU701の制御にしたがって光ディスク707に対するデータの読み取り/書き込みを制御する。光ディスク707は、光ディスクドライブ706の制御にしたがってデータの読み出される着脱自在な記録媒体である。光ディスク707は、書き込み可能な記録媒体を利用することもできる。また、この着脱自在な記録媒体として、光ディスク707のほか、MO、メモリカードなどであってもよい。磁気ディスク705または光ディスク707には、地図データなどのほかに、楽曲が記録されている。
【0070】
音声I/F708は、音声入力用のマイク709および音声出力用のスピーカ710に接続される。マイク709は、たとえば、車両のサンバイザー付近に設置され、その数は単数でも複数でもよい。マイク709に受音された音声は、音声I/F708内でA/D変換される。マイク709から入力された音声は、利用者ごとの音声情報として、適宜、磁気ディスク705または光ディスク707に記録される。スピーカ710からは、音声が出力される。
【0071】
入力デバイス711は、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えたリモコン、キーボード、マウス、タッチパネルなどが挙げられる。入力デバイス711は、リモコン、キーボード、マウス、タッチパネルのうち、いずれか一つの形態によって実現されてもよいし、複数の形態によって実現されてもよい。
【0072】
映像I/F712は、ディスプレイ713と接続される。映像I/F712は、具体的には、たとえば、ディスプレイ713全体の制御をおこなうグラフィックコントローラと、即時表示可能な画像情報を一時的に記録するVRAM(Video RAM)などのバッファメモリと、グラフィックコントローラから出力される画像データに基づいて、ディスプレイ713を表示制御する制御ICなどによって構成される。
【0073】
ディスプレイ713には、アイコン、カーソル、メニュー、ウインドウ、あるいは文字や画像などの各種データが表示される。ディスプレイ713には、地図データが2次元または3次元に描画される。ディスプレイ713に表示された地図データには、ナビゲーション装置502を搭載した車両の現在地点をあらわすマークなどを重ねて表示することができる。車両の現在地点は、CPU701によって算出される。
【0074】
このディスプレイ713は、たとえば、CRT、TFT液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなどを採用することができる。ディスプレイ713は、たとえば、車両のダッシュボード付近に設置される。ディスプレイ713は、車両のダッシュボード付近のほか、車両の後部座席周辺などに設置するなどして、車両内に複数設置してもよい。
【0075】
通信I/F714は、無線を介してネットワークに接続され、ナビゲーション装置502とCPU701とのインターフェースとして機能する。通信I/F714は、さらに、無線を介してインターネットなどの通信網に接続され、この通信網とCPU701とのインターフェースとしても機能する。
【0076】
通信網には、LAN、WAN、公衆回線網や携帯電話網などがある。具体的には、通信I/F714は、たとえば、FMチューナー、VICS(Vehicle Information and Communication System)/ビーコンレシーバ、無線ナビゲーション装置、およびその他のナビゲーション装置によって構成され、VICSセンターから配信される渋滞や交通規制などの道路情報を取得する。なお、VICSは登録商標である。
【0077】
また、通信I/F714は、たとえば、DSRC(Dedicated Short Range Communication)を用いた場合は、路側に設置された無線装置と双方向の無線通信をおこなう車載無線装置によって構成され、交通情報や地図情報などの各種情報を取得する。
【0078】
GPSユニット715は、GPS衛星からの電波を受信し、車両の現在地点を示す情報を出力する。GPSユニット715の出力情報は、後述する各種センサ716の出力値とともに、CPU701による車両の現在地点の算出に際して利用される。現在地点を示す情報は、たとえば緯度・経度、高度などの、地図データ上の1点を特定する情報である。
【0079】
各種センサ716は、車速センサ、加速度センサ、角速度センサなどの、車両の位置や挙動を判断することが可能な情報を出力する。各種センサ716の出力値は、CPU701による車両の現在地点の算出や、速度や方位の変化量の測定などに用いられる。
【0080】
図2に示した移動体端末装置200が備える、送信部201と、制御部202と、受信部203と、提示部204と、受付部205と、入力部206と、再生部207とは、図7に示したナビゲーション装置502におけるROM702、RAM703、磁気ディスク705、光ディスク707などに記録されたプログラムやデータを用いて、CPU701が所定のプログラムを実行し、ナビゲーション装置502における各部を制御することによってその機能を実現する。
【0081】
すなわち、本実施例のナビゲーション装置502は、ナビゲーション装置502における記録媒体としてのROM702に記録されている情報受信プログラムを実行することにより、図2に示した移動体端末装置200が備える機能を、図4に示した情報受信処理手順で実行することができる。
【0082】
(情報管理サーバがおこなう情報管理処理の一例)
つぎに、図8を用いて、本実施例にかかる情報管理サーバ501がおこなう情報管理処理の一例について説明する。図8は、本実施例にかかる情報管理サーバ501がおこなう情報管理処理の一例を示すフローチャートである。
【0083】
図8において、情報管理サーバ501は、車両が到達した施設の情報と、移動中に再生した楽曲の履歴の情報とを受信したか否かを判断する(ステップS801)。ステップS801において、上記情報を受信するまで待機状態にある(ステップS801:Noのループ)。ステップS801において、上記情報を受信すると(ステップS801:Yes)、所定の施設以外か否かを判断する(ステップS802)。
【0084】
所定の施設は、ガソリンスタンドなど、利用者の趣味嗜好などによらず、必然的に行く施設である。ステップS802において、所定の施設以外であると判断した場合(ステップS802:Yes)、所定回数以上到達した施設か否かを判断する(ステップS803)。
【0085】
なお、ステップS803においては、所定回数以上か否かのほかに、さらに直近3ヶ月などの所定期間内か否かを判断するようにしてもよい。ステップS803において、所定回数以上到達した施設であると判断した場合(ステップS803:Yes)、当該施設のジャンルを抽出する(ステップS804)。そして、抽出したジャンルに基づいて、利用者の属性を判断する(ステップS805)。
【0086】
そして、利用者を属性ごとに分類する(ステップS806)。このあと、複数のナビゲーション装置502にて再生された回数の多い順に、属性ごとに楽曲のランキングを作成する(ステップS807)。さらに、作成した楽曲のランキングを格納し(ステップS808)、一連の処理を終了する。なお、格納されるランキングの具体例については、図13を用いて後述する。
【0087】
一方、ステップS802において、所定の施設以外ではないと判断した場合(ステップS802:No)、つまり、ガソリンスタンドなどと判断した場合、一連の処理を終了する。また、ステップS803において、所定回数以上到達した施設ではないと判断した場合(ステップS803:No)、到達した回数を記録し(ステップS809)、一連の処理を終了する。
【0088】
(利用者からの入力に基づく属性に関する情報を用いた情報管理処理の一例)
つぎに、図9を用いて、本実施例にかかる情報管理サーバ501がおこなう情報管理処理の一例について説明する。図9は、本実施例にかかる情報管理サーバ501がおこなう利用者の属性に関する情報を用いた情報管理処理の一例を示すフローチャートである。図9に示すフローチャートは、図8に示した処理にて、ランキングが作成されていることを前提とする。なお、利用者の属性に関する情報は、詳細な属性情報であり、具体的には、利用者の性格や年齢を示す情報である。
【0089】
図9において、情報管理サーバ501は、利用者の属性に関する情報を受信したか否かを判断する(ステップS901)。ステップS901において、利用者の属性に関する情報を受信するまで待機し(ステップS901:Noのループ)、利用者の属性に関する情報を受信すると(ステップS901)、属性ごとに分類されている利用者を、さらに詳細な属性ごとに分類する(ステップS902)。
【0090】
そして、利用者の性格や年齢を加味した詳細な属性ごとの楽曲のランキングを作成する(ステップS903)。このあと、ランキングを格納し(ステップS904)、一連の処理を終了する。なお、詳細な属性ごとに作成したランキングの詳細については、図14を用いて後述する。
【0091】
(情報管理サーバがおこなう情報配信処理の一例)
つぎに、図10を用いて、本実施例にかかる情報管理サーバ501がおこなう情報配信処理の一例について説明する。図10は、本実施例にかかる情報管理サーバ501がおこなう情報配信処理の一例を示すフローチャートである。
【0092】
図10において、情報管理サーバ501は、ランキングを配信するタイミングか否かを判断する(ステップS1001)。なお、ランキングを配信するタイミングは、任意であり、プローブ情報を配信する毎回のタイミングであってもよいし、週に1回や月に1回など、任意に設定したタイミングであってもよい。
【0093】
ステップS1001において、ランキングを配信するタイミングとなるまで待機状態にあり(ステップS1001:Noのループ)、ランキングを配信するタイミングとなると(ステップS1001:Yes)、配信先のナビゲーション装置502を特定する(ステップS1002)。
【0094】
そして、ナビゲーション装置502の利用者の属性と同じ属性のランキングを抽出する(ステップS1003)。このあと、ランキングを配信し(ステップS1004)、一連の処理を終了する。
【0095】
上述した図8〜図10に示した処理によれば、到達した施設のジャンルに基づいて、利用者の属性を判断し、利用者を属性ごとに分類するとともに、分類した属性ごとに、複数のナビゲーション装置502にて再生された回数の多い順に楽曲のランキングを作成し、利用者の属性に応じたランキングを提供することができる。
【0096】
(ナビゲーション装置がおこなう情報送信処理の一例)
つぎに、図11を用いて、本実施例にかかるナビゲーション装置502がおこなう情報送信処理の一例について説明する。図11は、本実施例にかかるナビゲーション装置502がおこなう情報送信処理の一例を示すフローチャートである。なお、図11に示す処理は、図8に示した情報管理サーバ501の情報管理処理の前段階でおこなわれるナビゲーション装置502の処理である。
【0097】
図11において、ナビゲーション装置502は、施設が目的地点に設定されたか否かを判断する(ステップS1101)。なお、ここでいう施設は、ガソリンスタンドなど、利用者の趣味嗜好などによらず、必然的に行く施設を除く。ステップS1101において、施設が目的地点に設定されるまで待機状態にあり(ステップS1101:Noのループ)、施設が目的地点に設定されると(ステップS1101:Yes)、経路探索および経路の案内をおこなう(ステップS1102)。
【0098】
このあと、楽曲が再生されたか否かを判断する(ステップS1103)。ステップS1103において、楽曲が再生された場合(ステップS1103:Yes)、目的地点に到達するまでに再生した楽曲を格納する(ステップS1104)。そして、目的地点に到達したか否かを判断する(ステップS1105)。ステップS1105において、目的地点に到達するまで待機状態にある(ステップS1105:Noのループ)。
【0099】
ステップS1105において、目的地点に到達したと判断した場合(ステップS1105:Yes)、目的地点の情報と、移動中に再生した楽曲の履歴の情報とを送信し(ステップS1106)、一連の処理を終了する。一方、ステップS1103において、楽曲が再生されなかった場合(ステップS1103:No)、一連の処理を終了する。
【0100】
なお、上述した処理においては、目的地点に到達した施設の情報を送信するようにしたが、途中、駐車した場合には、当該駐車位置に関連付けられる施設の情報を送信してもよいし、目的地点を検索する際の施設検索時において検索された施設の情報を送信してもよい。また、ステップS1106における送信のタイミングは、目的地点などに到達したとき以降であればよい。
【0101】
(ナビゲーション装置がおこなう情報受信処理の一例)
つぎに、図12を用いて、本実施例にかかるナビゲーション装置502がおこなう情報受信処理の一例について説明する。図12は、本実施例にかかるナビゲーション装置502がおこなう情報受信処理の一例を示すフローチャートである。なお、図12に示す処理は、図10に示した情報管理サーバ501の情報配信処理を受けておこなわれる処理である。
【0102】
図12において、ナビゲーション装置502は、属性ごとに分類された楽曲のランキングを受信したか否かを判断する(ステップS1201)。ステップS1201において、ランキングを受信するまで待機状態にある(ステップS1201:Noのループ)。ステップS1201において、ランキングを受信すると(ステップS1201:Yes)、ランキングの提示の入力を受け付けたか否かを判断する(ステップS1202)。
【0103】
ステップS1202において、ランキングの提示の入力を受け付けた場合(ステップS1202:Yes)、楽曲のランキングを提示する(ステップS1203)。なお、ステップS1203にて提示されるランキングについては、図15を用いて後述する。
【0104】
このあと、楽曲の再生指示を受け付けたか否かを判断する(ステップS1204)。ステップS1204において、楽曲の再生指示を受け付けるまで待機状態にある(ステップS1204:Noのループ)。ステップS1204において、楽曲の再生指示を受け付けると(ステップS1204:Yes)、ランキング順に楽曲を再生し(ステップS1205)、一連の処理を終了する。
【0105】
一方、ステップS1202において、ランキングの提示の入力を受け付けない場合(ステップS1202:No)、一連の処理を終了する。なお、別途、ランキングを提示させるためには、メニュー画面からの選択により、当該提示をおこなうようにすればよい。
【0106】
上述した図11および図12に示した処理によれば、車両の移動履歴の情報と、移動中に再生した楽曲の履歴の情報とを、情報管理サーバ501に送信するとともに、情報管理サーバ501から、属性ごとに分類された楽曲のランキングを受信するようにしたので、利用者に対して、利用者の属性に応じたランキングを提示することができる。したがって、利用者は、利用者の趣味や嗜好に応じたランキング情報を得ることができる。また、利用者は、利用者の趣味や嗜好に応じたランキング順に楽曲を聴くことができる。
【0107】
(情報管理サーバに格納される楽曲のランキングの一例)
つぎに、図13を用いて、本実施例にかかる情報管理サーバ501に格納される楽曲のランキングの一例について説明する。図13は、本実施例にかかる情報管理サーバ501に格納される楽曲のランキングの一例を示す説明図である。
【0108】
図13において、情報管理サーバ501に格納されるランキング情報1300は、移動履歴1310と、属性1320と、ランキング1330とからなる。移動履歴1310は、到達した目的地点の施設のジャンルである。なお、この移動履歴1310は、車両が駐車した駐車位置に関連付けられる施設のジャンルや、検索時における施設のジャンルであってもよい。
【0109】
属性1320は、予めの設定により移動履歴1310の施設のジャンルから導かれるものであり、たとえば、移動履歴1310に宿泊施設やプレイスポットなどの施設がある場合、旅行好きと判断される。なお、属性1320を判断するに際しては、移動履歴1310が、たとえば3回以上など、予め設定される所定回数以上ある場合に、対応する属性1320を判断してもよい。また、最も移動履歴1310の回数が多いものを用いて属性1320を判断してもよい。また、移動履歴1310が、たとえば、直近3ヶ月以内など、所定期間内に、移動履歴1310が所定回数以上ある場合に、対応する属性1320を判断してもよい。
【0110】
ランキング1330は、属性1320ごとの楽曲のランキングである。ランキング1330は、旅行好き、買い物好き、スポーツ好き、など各利用者が移動中に再生した楽曲のランキングである。つまり、ランキング1330は、それぞれ利用者の趣味や嗜好に応じた楽曲のランキングである。
【0111】
また、移動履歴としての経路の情報や渋滞の情報などを基に、たとえば、高速道路を走行中に再生した楽曲や、渋滞中に再生した楽曲などの移動状況に対応させて、楽曲のランキングをさらに細分化して作成することも可能である。
【0112】
このようなランキング情報1300を作成することにより、利用者の趣味や嗜好に応じた楽曲のランキング1330を利用者に提供することができる。
【0113】
(情報管理サーバに格納される楽曲のランキングの他の一例)
つぎに、図14を用いて、本実施例にかかる情報管理サーバ501に格納される楽曲のランキングの他の一例について説明する。図14は、本実施例にかかる情報管理サーバ501に格納される楽曲のランキングの他の一例を示す説明図である。
【0114】
図14において、情報管理サーバ501に格納されるランキング情報1400は、属性に関する入力情報1410ごとにランキング1330が作成されている点で、図13に示したランキング情報1300と異なる。
【0115】
ランキング情報1400において、図13に示したランキング情報1300と同様に、移動履歴1310を基に、属性1320が記載されている。一方、属性に関する入力情報1410は、利用者からの入力に基づくものであり、性格および年齢層が記載されている。
【0116】
属性に関する入力情報1410は、ナビゲーション装置502にて、性格や年齢などを入力する入力画面を用いて、利用者からの入力によって設定されたものである。性格については、たとえば、設問事項に該当するか否か、たとえば、外向的か内向的かといった設問に対する回答をそのまま用いてもよいし、多数の設問事項から複合的に判断するようにしてもよい。複合的な判断とは、たとえば、外向的か否か、冷静か否か、論理的か否かなどの各回答から、予め設定される所定の分類に当てはめ、性格を特定することなどが挙げられる。
【0117】
ランキング1330は、各性格の年齢層ごとの楽曲のランキングである。つまり、ランキング1330は、性格別および年齢層別のランキングであり、つまり、それぞれの利用者の趣味、嗜好、性格、年齢に応じた楽曲のランキングである。
【0118】
なお、このような性格の分類では、たとえば、利用者の属性1320が「旅行好き」で、性格が「外向的」にも「冷静」にも該当する場合もある。この場合、情報管理サーバ501は、当該利用者のナビゲーション装置502に対して、「外向的」および「冷静」の複数のランキング1330を配信すればよい。
【0119】
このようなランキング情報1400を作成することにより、利用者の趣味、嗜好、性格、年齢に応じた楽曲のランキング1330を利用者に提供することができる。
【0120】
(ディスプレイ713に表示される表示画面の一例)
つぎに、図15を用いて、本実施例にかかるナビゲーション装置502のディスプレイ713に表示される表示画面の一例について説明する。図15は、本実施例にかかるナビゲーション装置502のディスプレイ713に表示される表示画面の一例を示す説明図である。
【0121】
図15に示す表示画面1500は、図12のステップS1203において提示される画面の一例である。表示画面1500は、属性ごとに示されるランキングである。なお、図14に示したランキング情報1400を用いた場合には、性格および年齢にも対応したランキングを表示することも可能である。
【0122】
符号1501は、カーソルを示しており、利用者からの入力によりランキングが1〜3位までの楽曲を選択できるようになっている。また、ボタン1502は、利用者からの入力があると、たとえば、インターネットに接続し、カーソル1501にて選択されている楽曲のダウンロードを開始する。
【0123】
また、ボタン1503は、利用者からの入力があると、記録媒体に記録されている楽曲がある場合には、当該楽曲を表示されているランキング順に再生順を変更する。また、ボタン1504は、利用者からの入力により押下されると、メニュー画面に移行する。
【0124】
このような表示画面1500によれば、利用者は、自らの趣味や嗜好に応じたランキングを知ることができるとともに、自ら選択することにより、聴取したい楽曲をダウンロードしたり、再生順を変更したりすることができる。
【0125】
以上説明したように、本実施例にかかるプローブカーシステム500に用いられる情報管理サーバ501は、目的地点に到達した施設のジャンルに基づいて、利用者の属性を判断し、利用者を属性ごとに分類するとともに、分類した属性ごとに、複数のナビゲーション装置502にて再生された回数の多い順に楽曲のランキングを作成し、配信する。また、ナビゲーション装置502は、利用者の属性に応じたランキングを提示する。これにより、利用者は、利用者の趣味や嗜好に応じたランキング情報を得ることができる。
【0126】
また、本実施例において、情報管理サーバ501は、移動履歴の情報のうち、目的地点または立ち寄り地点として到達した施設のジャンルに基づいて、利用者の属性を判断し、利用者を属性ごとに分類するようにした。これにより、実際に到達した施設のジャンルから利用者の属性を判断することができる。したがって、利用者は、利用者の趣味や嗜好により適合した楽曲のランキングを知ることができる。
【0127】
また、本実施例において、情報管理サーバ501は、移動履歴の情報のうち、移動体が駐車した駐車位置に関連付けられる施設のジャンルに基づいて、利用者の属性を判断し、利用者を属性ごとに分類するようにしてもよい。これにより、実際に移動体が駐車した施設のジャンルから利用者の属性を判断することができる。したがって、利用者は、利用者の趣味や嗜好により適合した楽曲のランキングを知ることができる。
【0128】
また、本実施例において、情報管理サーバ501は、複数のナビゲーション装置502にておこなわれた施設検索時におけるジャンルの履歴に基づいて、利用者の属性を判断し、利用者を属性ごとに分類してもよい。これにより、移動体の移動履歴情報のみでなく、利用者が検索した施設のジャンルの履歴からも利用者の属性を判断できるため、より詳細な属性を判断することができる。したがって、利用者は、利用者の趣味や嗜好により適合した楽曲のランキングを知ることができる。
【0129】
また、本実施例において、情報管理サーバ501は、施設のジャンルのうち、移動体が当該施設に到達した回数が所定回数以上の場合、または当該施設を検索した回数が所定回数以上の場合に、利用者の属性を判断し、分類するようにした。これにより、よく行く施設、またはよく検索する施設のジャンルから属性を判断し、分類することができる。したがって、利用者は、利用者の趣味や嗜好により適合した楽曲のランキングを知ることができる。
【0130】
また、本実施例において、情報管理サーバ501は、施設のジャンルの種類に応じて、利用者の属性を判断するようにした。これにより、ガソリンスタンドなど、必然的に行く場所などを属性の判断要素として用いないようにする一方、宿泊施設や観光地など、利用者の趣味や嗜好を反映させやすい場所などを属性の判断要素に用いることができる。したがって、利用者は、利用者の趣味や嗜好により適合した楽曲のランキングを知ることができる。
【0131】
また、本実施例において、情報管理サーバ501は、利用者の属性と同じ属性のランキングを、当該利用者のナビゲーション装置502に配信するようにした。これにより、利用者は、利用者の属性と、同じ属性の他の利用者が聴いている楽曲を知ることができる。
【0132】
また、本実施例において、情報管理サーバ501は、ナビゲーション装置502から、利用者からの入力による利用者の属性に関する情報を受信し、利用者の属性に関する情報に応じて、利用者を属性ごとに分類するようにした。したがって、利用者の性格ごとに属性を分類することができ、つまり、より詳細に属性を分類することができる。これにより、利用者は、趣味、嗜好、性格に対応した楽曲のランキングを知ることができる。
【0133】
また、本実施例において、属性に関する情報は、利用者の年齢に関する情報を含み、情報管理サーバ501は、ナビゲーション装置502からの利用者の年齢に関する情報に基づいて、利用者を属性ごとに分類するとともに、さらに所定の年齢層ごとに分類するようにした。これにより、利用者の年齢に対応した楽曲のランキングを配信することができる。したがって、利用者は、利用者の趣味、嗜好、性格、年齢に対応した楽曲のランキングを知ることができる。
【0134】
また、本実施例において、ナビゲーション装置502は、楽曲のランキング順に、楽曲を再生させるようにした。これにより、利用者の趣味や嗜好に対応した順番で、楽曲を再生させることができる。したがって、利用者は、趣味や嗜好に応じたランキングの順番で、楽曲を聴くことができる。
【0135】
以上説明したように、本発明の情報管理サーバ、移動体端末装置、情報管理方法、情報受信方法、情報管理プログラム、情報受信プログラム、および記録媒体によれば、利用者の属性に応じたランキングを提供することができ、利用者は、利用者の趣味や嗜好に応じた楽曲のランキングを知ることができる。
【0136】
なお、本実施例で説明した情報管理方法および情報受信方法は、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0137】
【図1】実施の形態にかかる情報管理サーバの機能的構成の一例を示すブロック図である。
【図2】実施の形態にかかる移動体端末装置の機能的構成の一例を示すブロック図である。
【図3】本実施の形態にかかる情報管理サーバの情報管理処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図4】本実施の形態にかかる移動体端末装置の情報受信処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図5】本実施例にかかるプローブカーシステムの概要を示す説明図である。
【図6】本実施例にかかる情報管理サーバのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
【図7】本実施例にかかるナビゲーション装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
【図8】本実施例にかかる情報管理サーバがおこなう情報管理処理の一例を示すフローチャートである。
【図9】本実施例にかかる情報管理サーバがおこなう利用者の属性に関する情報を用いた情報管理処理の一例を示すフローチャートである。
【図10】本実施例にかかる情報管理サーバがおこなう情報配信処理の一例を示すフローチャートである。
【図11】本実施例にかかるナビゲーション装置がおこなう情報送信処理の一例を示すフローチャートである。
【図12】本実施例にかかるナビゲーション装置がおこなう情報受信処理の一例を示すフローチャートである。
【図13】本実施例にかかる情報管理サーバに格納される楽曲のランキングの一例を示す説明図である。
【図14】本実施例にかかる情報管理サーバに格納される楽曲のランキングの他の一例を示す説明図である。
【図15】本実施例にかかるナビゲーション装置のディスプレイに表示される表示画面の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
【0138】
100 情報管理サーバ
101 受信部
102 分類部
103 作成部
104 配信部
200 移動体端末装置
201 送信部
202 制御部
203 受信部
204 提示部
205 受付部
206 入力部
207 再生部
500 プローブカーシステム
501 情報管理サーバ
502 ナビゲーション装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
移動体同士で共有することができる走行情報を管理する情報管理サーバにおいて、
複数の移動体端末装置の移動履歴の情報と、移動中に再生した楽曲の履歴の情報とを受信する受信手段と、
前記受信手段が受信した移動履歴の情報に基づいて、利用者の属性を判断し、利用者を属性ごとに分類する分類手段と、
前記分類手段によって分類された前記属性ごとに、複数の移動体端末装置にて再生された回数の多い順に楽曲のランキングを作成する作成手段と、
前記作成手段によって作成された前記属性ごとの楽曲のランキングを、前記移動体端末装置に配信する配信手段と、
を備えることを特徴とする情報管理サーバ。
【請求項2】
前記分類手段は、前記受信手段が受信した前記移動履歴の情報のうち、目的地点または立ち寄り地点に到達した施設のジャンルに基づいて、利用者の属性を判断し、利用者を属性ごとに分類することを特徴とする請求項1に記載の情報管理サーバ。
【請求項3】
前記分類手段は、前記受信手段が受信した移動履歴の情報のうち、前記移動体が駐車した駐車位置に関連付けられる施設のジャンルに基づいて、利用者の属性を判断し、利用者を属性ごとに分類することを特徴とする請求項1または2に記載の情報管理サーバ。
【請求項4】
前記受信手段は、前記複数の移動体端末装置にておこなわれた施設検索時におけるジャンルの履歴の情報を受信し、
前記分類手段は、前記受信手段が受信した前記ジャンルの履歴に基づいて、利用者の属性を判断し、利用者を属性ごとに分類することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の情報管理サーバ。
【請求項5】
前記分類手段は、前記施設のジャンルのうち、移動体が当該施設に到達した回数が所定回数以上、または当該施設を検索した回数が所定回数以上の場合に、利用者の属性を判断することを特徴とする請求項2〜4のいずれか一つに記載の情報管理サーバ。
【請求項6】
前記分類手段は、前記施設のジャンルの種類に応じて、利用者の属性を判断することを特徴とする請求項2〜5のいずれか一つに記載の情報管理サーバ。
【請求項7】
前記配信手段は、利用者の属性と同じ属性の前記ランキングを、当該利用者の前記移動体端末装置に配信することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の情報管理サーバ。
【請求項8】
前記属性は、利用者の趣味または嗜好に関するものであることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の情報管理サーバ。
【請求項9】
前記受信手段は、前記移動体端末装置から、利用者からの入力による利用者の属性に関する情報を受信し、
前記分類手段は、前記受信手段が受信した利用者の属性に関する情報に応じて、利用者を属性ごとに分類することを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の情報管理サーバ。
【請求項10】
前記属性に関する情報は、利用者の年齢に関する情報を含み、
前記分類手段は、前記受信手段が受信した利用者の年齢に関する情報に基づいて、利用者を属性ごとに分類するとともに、さらに所定の年齢層ごとに分類することを特徴とする請求項9に記載の情報管理サーバ。
【請求項11】
移動体端末装置の移動履歴の情報と、移動中に再生した楽曲の履歴の情報とを、外部の情報管理サーバに送信する送信手段と、
前記送信手段による前記情報の送信を受けて、前記情報管理サーバから、属性ごとに分類された楽曲のランキングを受信する受信手段と、
前記受信手段によって受信された前記楽曲のランキングを提示する提示手段と、
を備えることを特徴とする移動体端末装置。
【請求項12】
検索対象となる施設のジャンルの入力を受け付ける受付手段と、
前記受付手段が受け付けたジャンルの履歴を、前記情報管理サーバに送信させる制御手段と、
をさらに備えることを特徴とする請求項11に記載の移動体端末装置。
【請求項13】
利用者から当該利用者の属性に関する情報が入力される入力手段をさらに備え、
前記制御手段は、前記入力手段に入力された前記属性に関する情報を、前記情報管理サーバに送信させることを特徴とする請求項12に記載の移動体端末装置。
【請求項14】
楽曲を再生する再生手段をさらに備え、
前記制御手段は、前記受信手段によって受信された前記楽曲のランキング順に、前記再生手段に楽曲を再生させることを特徴とする請求項11〜13のいずれか一つに記載の移動体端末装置。
【請求項15】
移動体同士で共有することができる走行情報を管理する情報管理サーバの情報管理方法において、
複数の移動体端末装置の移動履歴の情報と、移動中に再生した楽曲の履歴の情報とを受信する受信工程と、
前記受信工程にて受信した移動履歴の情報に基づいて、利用者の属性を判断し、利用者を属性ごとに分類する分類工程と、
前記分類工程にて分類された前記属性ごとに、複数の移動体端末装置に再生された回数の多い順に楽曲のランキングを作成する作成工程と、
前記作成工程にて作成された前記属性ごとの楽曲のランキングを、前記移動体端末装置に配信する配信工程と、
を含むことを特徴とする情報管理方法。
【請求項16】
移動体端末装置の移動履歴の情報と、移動中に再生した楽曲の履歴の情報とを、外部の情報管理サーバに送信する送信工程と、
前記送信工程の前記情報の送信を受けて、前記情報管理サーバから、属性ごとに分類された楽曲のランキングを受信する受信工程と、
前記受信工程にて受信された前記楽曲のランキングを提示する提示工程と、
を含むことを特徴とする情報受信方法。
【請求項17】
請求項15に記載の情報管理方法をコンピュータに実行させることを特徴とする情報管理プログラム。
【請求項18】
請求項16に記載の情報受信方法をコンピュータに実行させることを特徴とする情報受信プログラム。
【請求項19】
請求項17または18に記載のプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータに読み取り可能な記録媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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