説明

情報管理装置、情報管理方法および情報処理システム

【課題】安価に、かつ、確実にアプリケーションのバージョンアップを行うことが可能な技術を提供する。
【解決手段】情報管理装置100は、情報処理装置200と専用ネットワーク30を介して通信を行うことが可能である通信部と、互いにバージョンの異なる複数のアプリケーションを記憶する記憶部と、アプリケーションを実行する旨を示すアプリケーション実行指示情報を情報処理装置200から受信する処理を通信部に実行させる受信制御部と、通信部によって受信されたアプリケーション実行指示情報に基づいて複数のアプリケーションのうちの少なくとも1つを実行対象のアプリケーションとして決定する実行アプリケーション決定処理部と、実行アプリケーション決定処理部によって決定されたアプリケーションを実行するアプリケーション実行部と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報管理装置、情報管理方法および情報処理システムに関する。より詳細には、主に、金融機関の営業店システムで利用されるサーバ業務実行時におけるアプリケーションの複数バージョン管理方式に関するものである。
【背景技術】
【0002】
アプリケーションのバージョンを選択する技術には様々なものがある(例えば、特許文献1参照)。一般的に、複数のサーバシステムのそれぞれに、互いに異なるバージョンのアプリケーションを保有させ、アプリケーションのバージョンアップ時にクライアントからの接続先のサーバシステムを切り替えるという大掛かりなシステムを保有している場合がある。
【0003】
また、1つのサーバシステムに1種類のバージョンのアプリケーションを保有させ、サーバシステムでのアプリケーションのバージョンアップを、クライアントからアプリケーションが利用される機会の少ない夜間に行うという方式をとる場合もある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2007−317089号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、複数のサーバシステムのそれぞれに、互いに異なるバージョンのアプリケーションを保有させる方式では、サーバシステムを二重で稼動させる必要がある。このような大規模な構成を保持することは、莫大な投資を必要とし、例えば、中小規模な金融機関にとっては実現するのが困難である。
【0006】
また、サーバシステムでのアプリケーションのバージョンアップを、クライアントからアプリケーションが利用される機会の少ない夜間に行う方式では、ソフトウェアの切り替えを一斉に行わなければならない。このため、例えば、一部の店舗で新しいバージョンのアプリケーションを試行運用して結果を検証し、その後に全店展開を行うような極め細やかなアプリケーションのバージョンアップができない。
【0007】
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、安価に、かつ、確実にアプリケーションのバージョンアップを行うことが可能な技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記問題を解決するために、本発明のある観点によれば、情報処理装置とネットワークを介して通信を行うことが可能である通信部と、互いにバージョンの異なる複数のアプリケーションを記憶する記憶部と、アプリケーションを実行する旨を示すアプリケーション実行指示情報を情報処理装置から受信する処理を通信部に実行させる受信制御部と、通信部によって受信されたアプリケーション実行指示情報に基づいて複数のアプリケーションのうちの少なくとも1つを実行対象のアプリケーションとして決定する実行アプリケーション決定処理部と、実行アプリケーション決定処理部によって決定されたアプリケーションを実行するアプリケーション実行部と、を備えることを特徴とする、情報管理装置が提供される。
【0009】
記憶部は、アプリケーションを複数の部品に分割して記憶し、実行アプリケーション決定処理部は、実行対象のアプリケーションとして複数の部品の組み合わせを決定することとしてもよい。
【0010】
実行アプリケーション決定処理部は、通信部によってアプリケーションのバージョンを識別するためのバージョン識別情報を含むアプリケーション実行指示情報が受信された場合に、バージョン識別情報によって識別されるバージョンのアプリケーションを実行対象のアプリケーションとして決定することとしてもよい。
【0011】
記憶部は、複数のアプリケーションのうちのいずれかを識別するためのアプリケーション識別情報と情報処理装置が属するグループを識別するためのグループ識別情報とが対応付けられてなるバージョン管理情報を記憶し、実行アプリケーション決定処理部は、通信部によってグループ識別情報を含むアプリケーション実行指示情報が受信された場合に、グループ識別情報に対応付けられているアプリケーション識別情報によって識別されるアプリケーションを実行対象のアプリケーションとして決定することとしてもよい。
【0012】
記憶部は、複数のアプリケーションのうちのいずれかを識別するためのアプリケーション識別情報と情報処理装置を識別するための装置識別情報とが対応付けられてなるバージョン管理情報を記憶し、実行アプリケーション決定処理部は、通信部によって装置識別情報を含むアプリケーション実行指示情報が受信された場合に、装置識別情報に対応付けられているアプリケーション識別情報によって識別されるアプリケーションを実行対象のアプリケーションとして決定することとしてもよい。
【0013】
送信制御部をさらに備え、アプリケーション実行部は、アプリケーションを実行した結果を実行結果として取得し、取得した実行結果を情報処理装置の表示部に表示するための画面データに含め、送信制御部は、画面データを情報処理装置に送信する処理を通信部に実行させることとしてもよい。
【0014】
また、本発明の別の観点によれば、情報処理装置とネットワークを介して通信を行うことが可能である通信部と、互いにバージョンの異なる複数のアプリケーションを記憶する記憶部と、受信制御部と、実行アプリケーション決定処理部と、アプリケーション実行部とを備える情報管理装置による情報管理方法であって、受信制御部により、アプリケーションを実行する旨を示すアプリケーション実行指示情報を情報処理装置から受信する処理を通信部に実行させるステップと、実行アプリケーション実行部により、通信部によって受信されたアプリケーション実行指示情報に基づいて複数のアプリケーションのうちの少なくとも1つを実行対象のアプリケーションとして決定するステップと、アプリケーション実行部により、実行アプリケーション決定処理部によって決定されたアプリケーションを実行するステップと、を含むことを特徴とする、情報管理方法が提供される。
【0015】
また、本発明の別の観点によれば、情報処理装置と情報管理装置とを備える情報処理システムであって、情報処理装置は、情報管理装置とネットワークを介して通信を行うことが可能である通信部と、アプリケーションを実行する旨を示すアプリケーション実行指示情報を情報管理装置に送信する処理を通信部に実行させる制御部と、を有し、情報管理装置は、情報処理装置とネットワークを介して通信を行うことが可能である通信部と、互いにバージョンの異なる複数のアプリケーションを記憶する記憶部と、アプリケーション実行指示情報を情報処理装置から受信する処理を通信部に実行させる受信制御部と、通信部によって受信されたアプリケーション実行指示情報に基づいて複数のアプリケーションのうちの少なくとも1つを実行対象のアプリケーションとして決定する実行アプリケーション決定処理部と、実行アプリケーション決定処理部によって決定されたアプリケーションを実行するアプリケーション実行部と、を有することを特徴とする、情報処理システムが提供される。
【発明の効果】
【0016】
以上説明したように本発明によれば、安価に、かつ、確実にアプリケーションのバージョンアップを行うことが可能な技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。
【図2】本実施形態に係る情報管理装置の構成例を示す図である。
【図3】本実施形態に係る情報処理装置の構成例を示す図である。
【図4】現行バージョンのアプリケーションを使用する窓口端末の表示部にメニュー画面を表示する処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】(a)は、現行バージョンのアプリケーションを使用する窓口端末の表示部に表示されるメニュー画面例を示し、(b)は、現行バージョンのアプリケーションを使用する窓口端末の表示部に表示されるメニュー画面から実行対象のアプリケーションまでのリンクの様子を概略的に示す図である。
【図6】現行バージョンのアプリケーションを使用する窓口端末の表示部にメニュー画面を表示してからアプリケーションを実行するまでの処理の流れを示すフローチャートである。
【図7】新バージョンのアプリケーションを使用する窓口端末の表示部にメニュー画面を表示する処理の流れを示すフローチャートである。
【図8】(a)は、新バージョンのアプリケーションを使用する窓口端末の表示部に表示されるメニュー画面例を示し、(b)は、新バージョンのアプリケーションを使用する窓口端末の表示部に表示されるメニュー画面から実行対象のアプリケーションまでのリンクの様子を概略的に示す図である。
【図9】新バージョンのアプリケーションを使用する窓口端末の表示部にメニュー画面を表示してからアプリケーションを実行するまでの処理の流れを示すフローチャートである。
【図10】店番別業務定義情報に含まれる情報の構成例を示すものである。(a)は、バージョン管理情報の構成例、(b)は、業務/コンポーネント管理情報の構成例、(c)は、DBアクセス管理情報の構成例、(d)は、アプリケーション設定管理情報の構成例を示している。
【図11】アプリケーションが複数の部品に分割されている場合にアプリケーションを実行する処理の概要(その1)を示す図である。
【図12】DBアクセス管理情報の構成例の別の例を示す図である。
【図13】アプリケーションが複数の部品に分割されている場合にアプリケーションを実行する処理の概要(その2)を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
【0019】
<第1本実施形態>
[構成の説明(情報処理システム)]
図1は、本実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。図1に示すように、情報処理システム1は、情報管理装置100と、情報処理装置200とを備えるものであり、情報管理装置100と情報処理装置200とはネットワーク(例えば、専用ネットワーク30)を介して通信を行うことが可能である。以下では、情報処理システム1が一般的な金融機関向けシステムである場合について説明するが、情報処理システム1は、一般的な金融機関向けシステムに限定されるものではない。
【0020】
一般的な金融機関向けシステムを一例とする情報処理システム1は、情報処理装置200の一例としての窓口端末200を含むセンタ側システム10と情報管理装置100の一例としてのセンタAP(Application)サーバ11およびセンタDB(DataBase)サーバ12を含む営業店側システム20とを備えるものである。
【0021】
センタ側システム10は、センタAPサーバ11と、センタDBサーバ12と、勘定ホスト190とを備えるものである。センタAPサーバ11は、業務個別のデータを格納するDBを備えており、DBに格納されたデータを使用しながら業務処理を行う。センタDBサーバ12は、データを格納するDBを備えており、DBからのデータの読み出し、DBへのデータの書き込みを制御する。
【0022】
営業店側システム20は、専用ネットワークに接続される構内回線240(LAN(Local Area Network))を備えている。また、営業店側システム20は、構内回線240に接続される装置として、記帳・入出金処理を司る窓口端末200、窓口端末200からの業務承認依頼を処理する役席端末(管理者端末)21、各端末からの印刷データを印字する印刷装置(汎用プリンタ)22、営業店内のデータを一括管理する営業店サーバ23を備えている。
【0023】
[構成の説明(情報管理装置)]
図2は、本実施形態に係る情報管理装置の構成例を示す図である。図2に示すように、情報管理装置100は、通信部110と、制御部120と、記憶部130とを備えるものである。
【0024】
通信部110は、例えば、通信装置等によって構成され、情報処理装置200と専用ネットワーク30等のネットワークを介して通信を行うことが可能である。ネットワークは、有線によって構成されていてもよく、無線によって構成されていてもよい。
【0025】
記憶部130は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)等の記憶装置等によって構成され、互いにバージョンの異なる複数のアプリケーション131を記憶するものである。また、記憶部130は、店番別業務定義情報132を記憶する。
【0026】
制御部120は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等によって構成され、受信制御部121、送信制御部122、実行アプリケーション決定処理部123、アプリケーション実行部124、画面制御部125等を含むものである。制御部120は、例えば、CPUによって情報管理装置100が備える図示しないRAM(Random Access Memory)等に格納されたプログラムが実行されることによってその機能が実現される。
【0027】
受信制御部121は、アプリケーションを実行する旨を示すアプリケーション実行指示情報を情報処理装置200から受信する処理を通信部110に実行させる。また、受信制御部121は、後述するメニュー起動要求やデータ入力画面表示要求を受信する処理を通信部110に実行させることもできる。
【0028】
実行アプリケーション決定処理部123は、通信部110によって受信されたアプリケーション実行指示情報に基づいて複数のアプリケーションのうちの少なくとも1つを実行対象のアプリケーションとして決定する。
【0029】
アプリケーション実行部124は、実行アプリケーション決定処理部123によって決定されたアプリケーションを実行する。
【0030】
記憶部130は、アプリケーション131を複数の部品に分割して記憶することとしてもよい。その場合には、実行アプリケーション決定処理部123は、実行対象のアプリケーションとして複数の部品の組み合わせを決定することとしてもよい。
【0031】
実行アプリケーション決定処理部123は、通信部110によってアプリケーション131のバージョンを識別するためのバージョン識別情報を含むアプリケーション実行指示情報が受信された場合に、バージョン識別情報によって識別されるバージョンのアプリケーション131を実行対象のアプリケーションとして決定することとしてもよい。
【0032】
記憶部130は、複数のアプリケーション131のうちのいずれかを識別するためのアプリケーション識別情報と情報処理装置200が属するグループを識別するためのグループ識別情報とが対応付けられてなるバージョン管理情報を記憶することとしてもよい。その場合には、実行アプリケーション決定処理部123は、通信部110によってグループ識別情報を含むアプリケーション実行指示情報が受信された場合に、グループ識別情報に対応付けられているアプリケーション識別情報によって識別されるアプリケーション131を実行対象のアプリケーション131として決定することとしてもよい。グループとしては、例えば、情報処理装置200が設置される店舗等が想定される。グループ識別情報としては、店舗を特定するための店番等が想定される。
【0033】
記憶部130は、複数のアプリケーション131のうちのいずれかを識別するためのアプリケーション識別情報と情報処理装置200を識別するための装置識別情報とが対応付けられてなるバージョン管理情報を記憶することとしてもよい。その場合には、実行アプリケーション決定処理部123は、通信部110によって装置識別情報を含むアプリケーション実行指示情報が受信された場合に、装置識別情報に対応付けられているアプリケーション識別情報によって識別されるアプリケーション131を実行対象のアプリケーション131として決定することとしてもよい。
【0034】
アプリケーション実行部124は、アプリケーションを実行した結果を実行結果として取得し、取得した実行結果を情報処理装置200の表示部210に表示するための画面データに含めることとしてもよい。その場合に、送信制御部122は、画面データを情報処理装置200に送信する処理を通信部110に実行させることとしてもよい。
【0035】
画面制御部125は、受信制御部121が後述するメニュー起動要求やデータ入力画面表示要求を受信する処理を通信部110に実行させた場合に、情報処理装置200の表示部210に表示するためのメニュー画面やデータ入力画面のデータを、送信制御部122を介して送信する処理等を制御する。
【0036】
上記した情報処理システム1は、情報管理装置100に接続された図示しない端末を備えることとしてもよい。図示しない端末は、例えば、情報管理装置100の管理者等からバージョン管理情報の入力を受け付けると、入力を受け付けたバージョン管理情報を情報管理装置100に送信することとしてもよい。その場合には、情報管理装置100は、図示しない端末からバージョン管理情報を受信すると、受信したバージョン管理情報によって記憶部130が記憶する店番別業務定義情報132のバージョン管理情報を更新することとしてもよい。このような構成にすれば、情報管理装置100の管理者等による操作によって実行対象のアプリケーションのバージョンを現行バージョンから新バージョンに切り替えることができる。
【0037】
[構成の説明(情報処理装置)]
図3は、本実施形態に係る情報処理装置の構成例を示す図である。図3に示すように、情報処理装置200は、通信部230と、制御部220と、表示部210と、入力部240とを備えるものである。
【0038】
通信部230は、例えば、通信装置等によって構成され、情報管理装置100と専用ネットワーク30等のネットワークを介して通信を行うことが可能である。ネットワークは、上記したように、有線によって構成されていてもよく、無線によって構成されていてもよい。
【0039】
制御部220は、例えば、CPU等によって構成され、アプリケーションを実行する旨を示すアプリケーション実行指示情報を情報管理装置100に送信する処理を通信部230に実行させる。制御部220は、例えば、CPUによって情報処理装置200が備える図示しないRAM等に格納されたプログラムが実行されることによってその機能が実現される。
【0040】
表示部210は、例えば、表示装置等によって構成され、制御部220の指示によって情報を表示する機能を有するものである。表示装置の種類は、特に限定されるものではない。
【0041】
入力部240は、例えば、入力装置等によって構成され、情報処理装置200のユーザ(情報処理装置200が銀行の窓口に設置される窓口端末200である場合には、銀行員等)から情報の入力を受け付ける機能を有するものである。入力装置の種類は特に限定されるものではない。
【0042】
[動作の説明]
いま、センタ側システム10が提供するアプリケーションとして業務1と業務2とが存在するものとする。ここで、業務2に修正が入り、業務3が新規に追加されたものとする。その場合に、店番201の店舗の窓口端末200は現行バージョンの業務2を使用し、店番202の店舗の窓口端末200が新しいバージョンの業務2と新規に追加された業務3とに対する試行運用を行うこととして説明する。以下では、アプリケーションのバージョンには、現行バージョンと新バージョンとの2種類が存在することにするが、2種類に限定されるものではなく、3種類以上存在することとしてもよい。また、以下では、各アプリケーション(業務1〜業務3)へのリンクをバージョン別ファイル(A1.html、A2.html)に記述することとするが、1つのアプリケーションへのリンクをバージョン別ファイルに記述するようにしてもよい。また、以下では、バージョン別ファイルを使用することとするが、バージョン別ファイルの代わりに、アプリケーションを識別するためのアプリケーション識別情報を使用することとしてもよい。
【0043】
図4は、現行バージョンのアプリケーションを使用する窓口端末の表示部にメニュー画面を表示する処理の流れを示すフローチャートである。ここでは、図4は、店番が201の窓口端末の表示部にメニュー画面を表示する処理の流れを示すフローチャートである。
【0044】
図4に示すように、窓口端末200(店番201)は、例えば、ユーザからメニュー起動をするための情報の入力を受け付けると、店番201を含むメニュー起動要求をセンタAPサーバ11に送信する(ステップS101)。センタAPサーバ11は、店番201を含むメニュー起動要求を受信する(ステップS102)。センタAPサーバ11は、送信対象のファイルをA2.htmlに決定する(ステップS103)。これによって、センタAPサーバ11は、実行可能なアプリケーションをA2.htmlに記述されたものに決定する。A2.htmlに記述されたものには、A2.htmlに記述されたリンクによって辿り着くものも含まれる。
【0045】
送信対象のファイルをA2.htmlに決定するには、例えば、センタAPサーバ11が店番別業務定義情報132を備えており、センタAPサーバ11が店番別業務定義情報132に含まれるバージョン管理情報を使用して決定する。バージョン管理情報は、例えば、図4に示すように、店番とバージョン別ファイルとが対応付けられて構成されており、店番をもとに対応するバージョン別ファイルが取得できるように構成されている。
【0046】
センタAPサーバ11は、A2.htmlを窓口端末200(店番201)に送信する(ステップS104)。窓口端末200(店番201)は、A2.htmlを受信し(ステップS105)、A2.htmlを実行することによって(ステップS106)、メニュー画面を表示する(ステップS107)。
【0047】
図5(a)は、現行バージョンのアプリケーションを使用する窓口端末の表示部に表示されるメニュー画面例を示し、図5(b)は、現行バージョンのアプリケーションを使用する窓口端末の表示部に表示されるメニュー画面から実行対象のアプリケーションまでのリンクの様子を概略的に示す図である。ここでは、図5(a)は、店番が201の窓口端末の表示部に表示されるメニュー画面例を示し、図5(b)は、店番が201の窓口端末の表示部に表示されるメニュー画面から実行対象のアプリケーションまでのリンクの様子を概略的に示す図である。
【0048】
図5(a)に示すように、窓口端末200(店番201)は、業務1(211a)と業務2(211b)とを含むメニュー画面(メニュー(現)211)を表示する。
【0049】
また、図5(b)に示すように、A2.htmlには、業務1(211a)からA21.htmlへのリンクが記述され、A21.htmlからアプリケーション1(213a)へのリンクが記述されているものとする。同様に、A2.htmlには、業務2(211b)からA22.htmlへのリンクが記述され、A22.htmlからアプリケーション2(現行バージョン)(213b)へのリンクが記述されているものとする。窓口端末200は、A21.htmlを実行することによってデータ入力画面(業務1)212aを表示することが可能であり、A22.htmlを実行することによってデータ入力画面(業務2、現行バージョン)212bを表示することが可能である。
【0050】
図6は、現行バージョンのアプリケーションを使用する窓口端末の表示部にメニュー画面を表示してからアプリケーションを実行するまでの処理の流れを示すフローチャートである。ここでは、店番が201の窓口端末の表示部にメニュー画面を表示してからアプリケーションを実行するまでの処理の流れを示すフローチャートである。
【0051】
図6に示すように、窓口端末200(店番201)は、例えば、ユーザから業務2を選択するための情報の入力を受け付けると(ステップS201)、業務2に対応するアプリケーションを実行するためのデータ入力画面表示要求をセンタAPサーバ11に送信する(ステップS202)。センタAPサーバ11は、データ入力画面表示要求(業務2)を受信すると(ステップS203)、窓口端末200(店番201)にA22.htmlを送信する(ステップS204)。送信対象のファイルをA22.htmlと決定するのは、窓口端末200(店番201)に送信したA2.htmlに、業務2(211b)からA22.htmlへのリンクが含まれていることによる。
【0052】
窓口端末200(店番201)は、センタAPサーバ11からA22.htmlを受信し(ステップS205)、受信したA22.htmlを実行してデータ入力画面(業務2、現行バージョン)を表示する(ステップS206)。窓口端末200(店番201)は、例えば、ユーザからアプリケーション実行を指示するためのアプリケーション実行指示情報の入力を受け付けると(ステップS207)、データ入力画面(業務2、現行バージョン)に設定されたデータを入力データとして取得して、取得した入力データを含んだアプリケーション実行要求をセンタAPサーバ11に送信する(ステップS208)。実行対象のアプリケーションをアプリケーション2(現行バージョン)213bと決定するのは、窓口端末200(店番201)に送信したA22.htmlに、アプリケーション2(現行バージョン)213bへのリンクが含まれていることによる。
【0053】
センタAPサーバ11は、アプリケーション実行要求(入力データ)を受信し(ステップS209)、アプリケーション2(現行バージョン)213bを実行する(ステップS210)。センタAPサーバ11によって入力データを使用したアプリケーション(業務2、現行バージョン)の実行がなされると、センタDBサーバ12によってDBの更新がなされる。
【0054】
センタAPサーバ11は、アプリケーション(業務2、現行バージョン)を実行すると実行結果を窓口端末200(店番201)に送信する(ステップS211)。窓口端末200(店番201)は、センタAPサーバ11から実行結果を受信し(ステップS212)、受信した実行結果を表示する(ステップS213)。
【0055】
図7は、新バージョンのアプリケーションを使用する窓口端末の表示部にメニュー画面を表示する処理の流れを示すフローチャートである。ここでは、図7は、店番が202の窓口端末の表示部にメニュー画面を表示する処理の流れを示すフローチャートである。
【0056】
図7に示すように、窓口端末200(店番202)は、例えば、ユーザからメニュー起動をするための情報の入力を受け付けると、店番202を含むメニュー起動要求をセンタAPサーバ11に送信する(ステップS301)。センタAPサーバ11は、店番202を含むメニュー起動要求を受信する(ステップS302)。センタAPサーバ11は、送信対象のファイルをA1.htmlに決定する(ステップS303)。これによって、センタAPサーバ11は、実行可能なアプリケーションをA1.htmlに記述されたものに決定する。A1.htmlに記述されたものには、A1.htmlに記述されたリンクによって辿り着くものも含まれる。
【0057】
送信対象のファイルをA1.htmlに決定するには、例えば、センタAPサーバ11が店番別業務定義情報132を備えており、センタAPサーバ11が店番別業務定義情報132に含まれるバージョン管理情報を使用して決定する。バージョン管理情報は、例えば、図7に示すように、店番とバージョン別ファイルとが対応付けられて構成されており、店番をもとに対応するバージョン別ファイルが取得できるように構成されている。
【0058】
センタAPサーバ11は、A1.htmlを窓口端末200(店番202)に送信する(ステップS304)。窓口端末200(店番202)は、A1.htmlを受信し(ステップS305)、A1.htmlを実行することによって(ステップS306)、メニュー画面を表示する(ステップS307)。
【0059】
図8(a)は、新バージョンのアプリケーションを使用する窓口端末の表示部に表示されるメニュー画面例を示し、図8(b)は、新バージョンのアプリケーションを使用する窓口端末の表示部に表示されるメニュー画面から実行対象のアプリケーションまでのリンクの様子を概略的に示す図である。ここでは、図8(a)は、店番が202の窓口端末の表示部に表示されるメニュー画面例を示し、図8(b)は、店番が202の窓口端末の表示部に表示されるメニュー画面から実行対象のアプリケーションまでのリンクの様子を概略的に示す図である。
【0060】
図8(a)に示すように、窓口端末200(店番202)は、業務1(221a)と業務2(221b)と業務3(221c)とを含むメニュー画面(メニュー(新)221)を表示する。
【0061】
また、図8(b)に示すように、A1.htmlには、業務1(221a)からA11.htmlへのリンクが記述され、A11.htmlからアプリケーション1(213a)へのリンクが記述されているものとする。同様に、A1.htmlには、業務2(221b)からA12.htmlへのリンクが記述され、A12.htmlからアプリケーション2(新バージョン)(223b)へのリンクが記述され、A13.htmlからアプリケーション3(223c)へのリンクが記述されているものとする。窓口端末200は、A11.htmlを実行することによってデータ入力画面(業務1)212aを表示することが可能であり、A12.htmlを実行することによってデータ入力画面(業務2、新バージョン)222bを表示することが可能であり、A13.htmlを実行することによってデータ入力画面(業務3)222cを表示することが可能である。
【0062】
図9は、新バージョンのアプリケーションを使用する窓口端末の表示部にメニュー画面を表示してからアプリケーションを実行するまでの処理の流れを示すフローチャートである。ここでは、店番が202の窓口端末の表示部にメニュー画面を表示してからアプリケーションを実行するまでの処理の流れを示すフローチャートである。
【0063】
図9に示すように、窓口端末200(店番202)は、例えば、ユーザから業務2を選択するための情報の入力を受け付けると(ステップS401)、業務2に対応するアプリケーションを実行するためのデータ入力画面表示要求をセンタAPサーバ11に送信する(ステップS402)。センタAPサーバ11は、データ入力画面表示要求(業務2)を受信すると(ステップS403)、窓口端末200(店番202)にA12.htmlを送信する(ステップS404)。送信対象のファイルをA12.htmlと決定するのは、窓口端末200(店番202)に送信したA1.htmlに、業務2(221b)からA12.htmlへのリンクが含まれていることによる。
【0064】
窓口端末200(店番202)は、センタAPサーバ11からA12.htmlを受信し(ステップS405)、受信したA12.htmlを実行してデータ入力画面(業務2、新バージョン)を表示する(ステップS406)。窓口端末200(店番202)は、例えば、ユーザからアプリケーション実行を指示するためのアプリケーション実行指示情報の入力を受け付けると(ステップS407)、データ入力画面(業務2、新バージョン)に設定されたデータを入力データとして取得して、取得した入力データを含んだアプリケーション実行要求をセンタAPサーバ11に送信する(ステップS408)。実行対象のアプリケーションをアプリケーション2(新バージョン)223bと決定するのは、窓口端末200(店番202)に送信したA12.htmlに、アプリケーション2(新バージョン)223bへのリンクが含まれていることによる。
【0065】
センタAPサーバ11は、アプリケーション実行要求(入力データ)を受信し(ステップS409)、アプリケーション2(新バージョン)223bを実行する(ステップS410)。センタAPサーバ11によって入力データを使用したアプリケーション(業務2、新バージョン)の実行がなされると、センタDBサーバ12によってDBの更新がなされる。
【0066】
センタAPサーバ11は、アプリケーション(業務2、新バージョン)を実行すると実行結果を窓口端末200(店番202)に送信する(ステップS411)。窓口端末200(店番202)は、センタAPサーバ11から実行結果を受信し(ステップS412)、受信した実行結果を表示する(ステップS413)。
【0067】
図10は、店番別業務定義情報に含まれる情報の構成例を示すものである。図10(a)は、バージョン管理情報の構成例、図10(b)は、業務/コンポーネント管理情報の構成例、図10(c)は、DBアクセス管理情報の構成例、図10(d)は、アプリケーション設定管理情報の構成例を示している。
【0068】
図10(a)に示すように、バージョン管理情報は、例えば、店番とバージョン別ファイルとが対応付けられて構成されている。図10(b)に示すように、業務/コンポーネント管理情報は、コンポーネント名とバージョンと部品定義ファイルとが対応付けられて構成されている。図10(c)に示すように、DBアクセス管理情報は、例えば、DBアクセス名とバージョンと部品定義ファイルとが対応付けられて構成されている。図10(d)に示すように、アプリケーション設定管理情報は、アプリケーション名とバージョンとアプリケーション設定ファイルとが対応付けられて構成されている。
【0069】
図11は、アプリケーションが複数の部品に分割されている場合にアプリケーションを実行する処理の概要(その1)を示す図である。図11は、特に、図10に示したようなデータが店番別業務定義情報に設定されている場合について示すものである。
【0070】
センタAPサーバ11は、サーバが有する基本機能としてアプリケーションサーバと呼ばれるアプリケーションの実行を制御するミドルウェアを使用する。また、センタAPサーバ11は、例えば、クライアント(窓口端末200)からの受付層であるプレゼンテーション層と、業務の実処理を受け持つロジック層と、データベースを管理するデータベース層との3層構造でソフトウェアが構築されるものする。
【0071】
センタAPサーバ11は、業務/共通コンポーネント管理情報、DBアクセス管理情報によって示された各々の部品定義ファイルに記述されたファイル群をアプリケーションサーバ/フレームワークに利用可能な状態にする依頼を行う。例えば、センタAPサーバ11は、上記したように、窓口端末200(店番201)から業務2を選択する情報を受信し、アプリケーション2(現行バージョン)213bを実行する(ステップS210)。そのためには、センタAPサーバ11は、業務/共通コンポーネント管理情報を参照して決定した部品定義ファイル1b(comp01b.xml)とDBアクセス管理情報を参照して決定した部品定義ファイル1b(serv01b.xml)とを利用可能な状態にする依頼を行う。これにより、アプリケーション2(現行バージョン)213bが稼動される。
【0072】
また、例えば、センタAPサーバ11は、上記したように、窓口端末200(店番202)から業務2を選択する情報を受信し、アプリケーション2(新バージョン)213aを実行する(ステップS410)。そのためには、センタAPサーバ11は、業務/共通コンポーネント管理情報を参照して決定した部品定義ファイル1a(comp01a.xml)とDBアクセス管理情報を参照して決定した部品定義ファイル1a(serv01a.xml)とを利用可能な状態にする依頼を行う。これにより、アプリケーション2(新バージョン)213aが稼動される。
【0073】
また、センタAPサーバ11は、実行形式以外のファイル(例えば、設定ファイル)をバージョンごとに管理するアプリケーション設定管理情報を使用することもできる。このアプリケーション設定管理情報を参照して使用する設定ファイルを決定することもできる。
【0074】
図12は、DBアクセス管理情報の構成例の別の例を示す図である。図10(c)では、バージョンb(現行バージョン)と部品定義ファイル(serv01b.xml)とが対応付けられていたが、図12に示すように、バージョンb(現行バージョン)と部品定義ファイル(serv01a.xml)とが対応付けられていることとしてもよい。つまり、バージョンb(現行バージョン)においても、バージョンa(新バージョン)で使用する部品と同様の部品を使用することとすることができる。異なるバージョンのアプリケーション間において共通の部品を使用することができるので、アプリケーションの開発の効率が向上する。
【0075】
図13は、アプリケーションが複数の部品に分割されている場合にアプリケーションを実行する処理の概要(その2)を示す図である。図13は、特に、図12に示したようなデータがDBアクセス管理情報に設定されている場合について示すものである。センタAPサーバ11は、業務/共通コンポーネント管理情報を参照して決定した部品定義ファイル1b(comp01b.xml)とDBアクセス管理情報を参照して決定した部品定義ファイル1a(serv01a.xml)とを利用可能な状態にする依頼を行う。
【0076】
[効果の説明]
昨今、金融機関システムにおける運用に影響を及ぼすような障害を発生させた場合、顧客に対しての信用を失墜しかねない。開発環境での検証を十分に行った後であっても、実運用環境での使用方法・操作タイミングにより、障害が発生してしまうこともある。本実施形態で説明した方式を採用することで、これまで、サーバ業務を一斉に切り替えることによって生じるリスクを軽減することが可能となり、本番環境に近い試行運用を実施することで、新しいバージョンのアプリケーションに対する信頼性の向上、品質の確保が可能となる。例えば、地区センタのような顧客が利用しない店舗を、試行運転を実施する試行店として設定することもできる。
【0077】
[変形例]
上記では、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0078】
例えば、本実施形態に係る情報処理システムは、金融機関向システムのような大規模な
システムに限定されず、一般的なクライアント−サーバシステムに対しても適用可能である。
【符号の説明】
【0079】
1 情報処理システム
10 センタ側システム
20 営業店側システム
30 専用ネットワーク
100 情報管理装置
110 通信部
120 制御部
121 受信制御部
122 送信制御部
123 実行アプリケーション決定処理部
124 アプリケーション実行部
125 画面制御部
130 記憶部
131 アプリケーション
132 店番別業務定義情報
200 情報処理装置(窓口端末)
210 表示部
220 制御部
230 通信部
240 入力部


【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報処理装置とネットワークを介して通信を行うことが可能である通信部と、
互いにバージョンの異なる複数のアプリケーションを記憶する記憶部と、
アプリケーションを実行する旨を示すアプリケーション実行指示情報を前記情報処理装置から受信する処理を前記通信部に実行させる受信制御部と、
前記通信部によって受信された前記アプリケーション実行指示情報に基づいて前記複数のアプリケーションのうちの少なくとも1つを実行対象のアプリケーションとして決定する実行アプリケーション決定処理部と、
前記実行アプリケーション決定処理部によって決定された前記アプリケーションを実行するアプリケーション実行部と、
を備えることを特徴とする、情報管理装置。
【請求項2】
前記記憶部は、
前記アプリケーションを複数の部品に分割して記憶し、
前記実行アプリケーション決定処理部は、
前記実行対象のアプリケーションとして前記複数の部品の組み合わせを決定する、
ことを特徴とする、請求項1に記載の情報管理装置。
【請求項3】
前記実行アプリケーション決定処理部は、
前記通信部によって前記アプリケーションの前記バージョンを識別するためのバージョン識別情報を含む前記アプリケーション実行指示情報が受信された場合に、前記バージョン識別情報によって識別される前記バージョンのアプリケーションを前記実行対象のアプリケーションとして決定する、
ことを特徴とする、請求項1に記載の情報管理装置。
【請求項4】
前記記憶部は、
前記複数のアプリケーションのうちのいずれかを識別するためのアプリケーション識別情報と前記情報処理装置が属するグループを識別するためのグループ識別情報とが対応付けられてなるバージョン管理情報を記憶し、
前記実行アプリケーション決定処理部は、
前記通信部によって前記グループ識別情報を含む前記アプリケーション実行指示情報が受信された場合に、前記グループ識別情報に対応付けられている前記アプリケーション識別情報によって識別される前記アプリケーションを前記実行対象のアプリケーションとして決定する、
ことを特徴とする、請求項1に記載の情報管理装置。
【請求項5】
前記記憶部は、
前記複数のアプリケーションのうちのいずれかを識別するためのアプリケーション識別情報と前記情報処理装置を識別するための装置識別情報とが対応付けられてなるバージョン管理情報を記憶し、
前記実行アプリケーション決定処理部は、
前記通信部によって前記装置識別情報を含む前記アプリケーション実行指示情報が受信された場合に、前記装置識別情報に対応付けられている前記アプリケーション識別情報によって識別される前記アプリケーションを前記実行対象のアプリケーションとして決定する、
ことを特徴とする、請求項1に記載の情報管理装置。
【請求項6】
送信制御部をさらに備え、
前記アプリケーション実行部は、
前記アプリケーションを実行した結果を実行結果として取得し、取得した前記実行結果を前記情報処理装置の表示部に表示するための画面データに含め、
前記送信制御部は、
前記画面データを前記情報処理装置に送信する処理を前記通信部に実行させる、
ことを特徴とする、請求項1に記載の情報管理装置。
【請求項7】
情報処理装置とネットワークを介して通信を行うことが可能である通信部と、互いにバージョンの異なる複数のアプリケーションを記憶する記憶部と、受信制御部と、実行アプリケーション決定処理部と、アプリケーション実行部とを備える情報管理装置による情報管理方法であって、
前記受信制御部により、アプリケーションを実行する旨を示すアプリケーション実行指示情報を前記情報処理装置から受信する処理を前記通信部に実行させるステップと、
前記実行アプリケーション実行部により、前記通信部によって受信された前記アプリケーション実行指示情報に基づいて前記複数のアプリケーションのうちの少なくとも1つを実行対象のアプリケーションとして決定するステップと、
前記アプリケーション実行部により、前記実行アプリケーション決定処理部によって決定された前記アプリケーションを実行するステップと、
を含むことを特徴とする、情報管理方法。
【請求項8】
情報処理装置と情報管理装置とを備える情報処理システムであって、
前記情報処理装置は、
前記情報管理装置とネットワークを介して通信を行うことが可能である通信部と、
アプリケーションを実行する旨を示すアプリケーション実行指示情報を前記情報管理装置に送信する処理を前記通信部に実行させる制御部と、
を有し、
前記情報管理装置は、
前記情報処理装置と前記ネットワークを介して通信を行うことが可能である通信部と、
互いにバージョンの異なる複数のアプリケーションを記憶する記憶部と、
前記アプリケーション実行指示情報を前記情報処理装置から受信する処理を前記通信部に実行させる受信制御部と、
前記通信部によって受信された前記アプリケーション実行指示情報に基づいて前記複数のアプリケーションのうちの少なくとも1つを実行対象のアプリケーションとして決定する実行アプリケーション決定処理部と、
前記実行アプリケーション決定処理部によって決定された前記アプリケーションを実行するアプリケーション実行部と、
を有することを特徴とする、情報処理システム。





【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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