説明

情報表示装置、情報表示方法、及びコンピュータプログラム

【課題】メニュー項目の選択操作における煩わしさや、メニュー項目の選択における指の疲れを解消し、メニュー項目を選択する際の操作性を効率良く高める。
【解決手段】本装置10は、表示部20の第1表示領域21に表示するメニュー画面31上において指定した位置情報を取得し、この位置情報に基づいてメニュー項目情報を特定する。また、このメニュー項目情報に基づいて詳細情報を特定し、抽出し、この詳細情報を表示部の第2表示領域22に出力する。さらに、位置情報の取得後、その指定状態を解消することなく維持していることを示す指定維持情報を取得する。そして、この指定維持情報の取得に応じ、現在指定している位置情報を再取得し、再取得した位置情報に基づいてメニュー項目情報を再特定する。その後、再特定したメニュー項目情報が変更されたとき、詳細情報を再特定し、再抽出し、この詳細情報を表示部の第2表示領域に再出力する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、タッチパネル式またはポインタ選択式ユーザインタフェースにおける画面遷移技術に係り、詳しくは、表示部に表示されたメニューリストの中から選択されたメニュー項目に応じた詳細情報をこの表示部に表示する場合において、メニュー項目を選択する際の操作性を効率良く高めるようにした情報表示装置、情報表示方法、及び情報表示用のコンピュータプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
情報表示装置の一つとしては、たとえばロードサイドの施設や店舗といったPOI(Point Of Interest)の詳細情報を提供するカーナビゲーション装置(以下、「カーナビ」という。)がある。このカーナビでは、たとえばPOIの名称をメニュー項目として複数含むメニューリストを表示し、このメニューリストの中からユーザが選択したメニュー項目に応じて、そのPOIが存在する場所の周辺地図や、そのPOIの住所、電話番号、紹介記事等を、詳細情報として表示している。
【0003】
このような情報表示装置においては、表示部に表示されたメニューリストの中から所望のメニュー項目上を指でタッチ又はマウスを用いてクリック等して選択することで、今まで表示されていたメニューリストに変って、選択されたメニュー項目に応じた詳細情報を表示部に表示し、その内容を確認することができるものとなっている。
したがって、各メニュー項目に応じた詳細情報を順番に表示させる場合、メニューリストにおいてメニュー項目を指でタッチ又はマウスを用いてクリック等して選択し、表示部に詳細情報が表示された後、「戻る」ボタンで一旦メニューリストを表示させる画面に戻り、再度メニュー項目を選択する必要があった。
【0004】
ところが、一つずつメニュー項目を選択して詳細情報を表示させた後でないと、意図した内容であるか否かわからないのでは、選択をやり直さなければならない場合があり煩わしいものであった。すなわち、ユーザにはメニュー項目を選択するか否か、その詳細情報を見てから決めたいといった要望があるが、メニュー項目の選択操作の点において煩わしさがあった。
しかも、このようにメニュー項目の選択において、画面のタッチやマウスでのクリックを何度も行なうのは、指が疲れるものである。
【0005】
そこで、メニュー項目を選択する際の操作を容易に行なうことができるようにした手段が、いくつか提案されている。
たとえば、所定の座標範囲に設定されたメニュー項目のサブメニュー上を入力手段により引きずり移動しながらサブメニュー上に設定されたサブメニュー項目から抜けたことを検出した場合、当該サブメニュー項目に登録された機能と同等の機能を持つワンタッチボタンを表示手段上に表示するものが知られている(たとえば、特許文献1を参照)。
また、座標に割り当てられたスイッチによるコマンド実行を目的とした通常の操作系か、画面に表示されている情報とは無関係な操作系かを、タッチの回数、間隔、座標を判断材料に判断し、両操作系を共存させるものが知られている(たとえば、特許文献2を参照)。
【特許文献1】特開2001−282405号公報
【特許文献2】特開2006−219030号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記特許文献1及び2に記載されたものはいずれも、メニュー項目に応じた詳細情報の確認のために、メニュー項目を一つずつ指でクリックして選択しなければならず、メニュー項目の選択操作の点においての煩わしさや、メニュー項目の選択における指の疲れを解消することができるものではない。
このように、表示部に表示されたメニューリストの中から選択されたメニュー項目に応じた詳細情報をこの表示部に表示する場合において、メニュー項目の選択操作における煩わしさや、メニュー項目の選択における指の疲れを解消し、メニュー項目を選択する際の操作性を効率良く高めるようにした手段は、現在のところ提案されていない。
【0007】
本発明は、上記事情に鑑みて成されたものであり、メニュー項目の選択操作における煩わしさや、メニュー項目の選択における指の疲れを解消し、メニュー項目を選択する際の操作性を効率良く高めることが可能な仕組みを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の情報表示装置は、少なくとも2以上の表示領域を備える表示部の第1表示領域に、複数のメニュー項目を備えるメニュー画面を表示すると共に、前記表示部の第2表示領域に、前記メニュー画面に含まれるメニュー項目の何れかの内容を示す詳細情報を表示する情報表示装置であって、表示部上での位置情報と、前記表示部における第1表示領域に表示するメニュー画面において選択されたメニュー項目を示すメニュー項目情報と、を互いに関連付けて記憶する第1記憶手段と、メニュー項目情報と、このメニュー項目の内容を示す詳細情報と、を互いに関連付けて記憶する第2記憶手段と、前記表示部の第1表示領域に表示された前記メニュー画面上において指定された位置情報を取得する指定位置情報取得手段と、前記指定位置情報取得手段で取得した位置情報に基づき、前記第1記憶手段を参照してメニュー項目情報を特定するメニュー項目情報特定手段と、前記メニュー項目情報特定手段で特定したメニュー項目情報に基づき、前記第2記憶手段を参照して詳細情報を特定し、抽出する詳細情報特定手段と、前記詳細情報特定手段で抽出した詳細情報を前記表示部における第2表示領域に出力する詳細情報出力手段と、前記指定位置情報取得手段での位置情報の取得後、その指定状態を解消することなく維持していることを示す指定維持情報を取得する指定維持情報取得手段と、を備え、前記指定位置情報取得手段は、前記指定維持情報取得手段での指定維持情報の取得に応じ、現在指定されている位置情報を再取得し、前記メニュー項目情報特定手段は、前記指定位置情報取得手段で再取得した位置情報に基づき、前記第1記憶手段を参照してメニュー項目情報を再特定し、前記詳細情報特定手段は、前記メニュー項目情報特定手段で再特定したメニュー項目情報が変更されているとき、前記第2記憶手段を参照して詳細情報を再特定し、再抽出し、前記詳細情報出力手段は、前記詳細情報特定手段で再抽出した詳細情報を前記表示部における第2表示領域に再出力する、ことを特徴とする。
【0009】
また、本発明の情報表示装置は、前記指定位置情報取得手段が、前記メニュー画面上への接触の検知を前記指定として位置情報を取得又は再取得するものとしても良い。
【0010】
また、本発明の情報表示装置は、前記指定位置情報取得手段が、前記メニュー画面上でのカーソルによるドラッグ情報の入力を前記指定として位置情報を取得又は再取得するものとしても良い。
【0011】
また、本発明の情報表示方法は、表示部上での位置情報と、前記表示部における第1表示領域に表示するメニュー画面において選択されたメニュー項目を示すメニュー項目情報と、を互いに関連付けて記憶する第1記憶手段と、メニュー項目情報と、このメニュー項目の内容を示す詳細情報と、を互いに関連付けて記憶する第2記憶手段と、を備え、情報表示装置において、少なくとも2以上の表示領域を備える表示部の第1表示領域に、複数のメニュー項目を備えるメニュー画面を表示すると共に、前記表示部の第2表示領域に、前記メニュー画面に含まれるメニュー項目の何れかの内容を示す詳細情報を表示する情報表示方法であって、前記情報表示装置が、前記表示部の第1表示領域に表示された前記メニュー画面上において指定された位置情報を取得する第1ステップと、前記情報表示装置において、前記第1ステップで取得した位置情報に基づき、前記第1記憶手段を参照してメニュー項目情報を特定する第2ステップと、前記情報表示装置において、前記第2ステップで特定したメニュー項目情報に基づき、前記第2記憶手段を参照して詳細情報を特定し、抽出する第3ステップと、前記第3ステップで抽出した詳細情報を、前記情報表示装置から前記表示部における第2表示領域に出力する第4ステップと、前記情報表示装置において、前記第1ステップでの位置情報の取得後、その指定状態を解消することなく維持していることを示す指定維持情報を取得する第5ステップと、前記情報表示装置において、前記第5ステップでの指定維持情報の取得に応じ、現在指定されている位置情報を再取得する第6ステップと、前記情報表示装置において、前記第6ステップで再取得した位置情報に基づき、前記第1記憶手段を参照してメニュー項目情報を再特定する第7ステップと、前記情報表示装置において、前記第7ステップで再特定したメニュー項目情報が変更されているとき、前記第2記憶手段を参照して詳細情報を再特定し、再抽出する第8ステップと、前記第8ステップで再抽出した詳細情報を、前記情報表示装置から前記表示部における第2表示領域に再出力する第9ステップと、を含んだことを特徴とする。
【0012】
また、本発明の情報表示方法は、前記第1ステップが、前記メニュー画面上への接触の検知を前記指定として位置情報を取得し、前記第6ステップが、前記メニュー画面上への接触の検知を前記指定として位置情報を再取得するものとしても良い。
【0013】
また、本発明の情報表示方法は、前記第1ステップが、前記メニュー画面上でのカーソルによるドラッグ情報の入力を前記指定として位置情報を取得し、前記第6ステップが、前記メニュー画面上でのカーソルによるドラッグ情報の入力を前記指定として位置情報を再取得するものとしても良い。
【0014】
また、本発明のコンピュータプログラムは、表示部上での位置情報と、前記表示部における第1表示領域に表示するメニュー画面において選択されたメニュー項目を示すメニュー項目情報と、を互いに関連付けて記憶する第1記憶手段と、メニュー項目情報と、このメニュー項目の内容を示す詳細情報と、を互いに関連付けて記憶する第2記憶手段と、を備え、少なくとも2以上の表示領域を備える表示部の第1表示領域に、複数のメニュー項目を備えるメニュー画面を表示すると共に、前記表示部の第2表示領域に、前記メニュー画面に含まれるメニュー項目の何れかの内容を示す詳細情報を表示することを実行させるためにコンピュータを、前記表示部の第1表示領域に表示された前記メニュー画面上において指定された位置情報を取得する手段、取得した前記位置情報に基づき、前記第1記憶手段を参照してメニュー項目情報を特定する手段、特定した前記メニュー項目情報に基づき、前記第2記憶手段を参照して詳細情報を特定し、抽出する手段、抽出した前記詳細情報を前記表示部における第2表示領域に出力する手段、前記位置情報の取得後、その指定状態を解消することなく維持していることを示す指定維持情報を取得する手段、前記指定維持情報の取得に応じ、現在指定されている位置情報を再取得する手段、再取得した前記位置情報に基づき、前記第1記憶手段を参照してメニュー項目情報を再特定する手段、再特定した前記メニュー項目情報が変更されているとき、前記第2記憶手段を参照して詳細情報を再特定し、再抽出する手段、再抽出した前記詳細情報を前記表示部における第2表示領域に再出力する手段、として機能させることを特徴とする。
【0015】
また、本発明のコンピュータプログラムは、前記コンピュータを、前記メニュー画面上への接触の検知を前記指定として位置情報を取得又は再取得する手段としてさらに機能させるものとしても良い。
【0016】
また、本発明のコンピュータプログラムは、前記コンピュータを、前記メニュー画面上でのカーソルによるドラッグ情報の入力を前記指定として位置情報を取得又は再取得する手段としてさらに機能させるものとしても良い。
【発明の効果】
【0017】
本発明の情報表示装置は、表示部の第1表示領域に表示されたメニュー画面上において指定された位置情報の取得後、その指定状態を解消することなく維持していることを示す指定維持情報を取得する手段を備える。ゆえに、メニュー項目に応じた詳細情報の確認のために、メニューリストにおいて所望のメニュー項目を一つずつ指でクリックして選択すること無く、指定維持情報の取得に応じ、現在指定されている位置情報を再取得することができる。そして、この位置情報に基づきメニュー項目情報を特定し、メニュー項目情報が変更されているとき、詳細情報を再特定し、再抽出し、表示部における第2表示領域に再出力することができる。
したがって、メニュー項目の選択操作における煩わしさや、メニュー項目の選択における指の疲れを解消し、メニュー項目を選択する際の操作性を効率良く高めることが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、図面を参照しながら、本発明に係る情報表示装置、情報表示方法、情報表示用のコンピュータプログラムの一例について説明する。
本発明に係る情報表示装置(以下、「本装置」という)10は、少なくとも2以上の表示領域を備える表示部の第1表示領域に、複数のメニュー項目を備えるメニュー画面を表示すると共に、前記表示部の第2表示領域に、前記メニュー画面に含まれるメニュー項目の何れかの内容を示す詳細情報を表示する装置である。
【0019】
図1は、本装置10を用いた情報画面表示システム(以下、「本システム」という)の一例を示す概略図である。
本システムは、図1に示すように、本装置10と、表示部20と、入力部30と、によって構成することができる。
表示部20は、本装置10より出力した検索結果を表示する表示装置であり、いわゆるディスプレイ(モニタ)である。
入力部30は、本装置10に対して各種指示を行う入力装置であり、メニュー画面31を構成する1又は2以上のメニュー項目選択ボタン等である。
【0020】
次に、本システムを用いることにより実現される情報出力装置1について説明する。
図2は、本システムを用いることにより実現される情報出力装置を示す概略図である。
図2において、表示部20上には、入力部30が積層されたものとなっている。本実施の形態において、入力部30は、表示部20上での接触を検知してその座標情報を出力するタッチパネルや、ポインタ選択式のコマンド入力ボタンにより構成されている。
また、図2において、表示部20は、その右側に第1表示領域21が設けられ、この第1表示領域21に隣接して表示部20の左側に第2表示領域22が設けられたものとして示されている。
【0021】
この第1表示領域21には、複数のメニュー項目を備える入力部30としてのメニュー画面31が表示されている。このメニュー画面31は、メニュー項目Aボタン31A、メニュー項目Bボタン31B、メニュー項目Cボタン31C、メニュー項目Dボタン31D、メニュー項目Eボタン31E、といった各メニュー項目に応じた複数のメニュー項目選択ボタンにより構成されている。
一方、第2表示領域22には、メニュー画面31において指定したメニュー項目情報に応じた内容を示す詳細情報が表示されるものとなっている。
【0022】
次に、本装置10の構成について説明する。
図3は、本装置の一例を示すブロック構成図である。
本装置10は、図3に示すように、メニュー情報記憶部F1と、詳細情報記憶部F2と、指定位置情報取得部11と、メニュー項目情報特定部12と、詳細情報特定部13と、詳細情報出力部14と、指定維持情報取得部15と、制御部16と、を少なくとも有している。なお、図中の符号17は、本装置10において制御信号、データ等を伝送するバスである。
【0023】
本装置10は、情報処理装置であればよく、たとえば、モバイルタイプのパーソナルコンピュータをはじめ、PND(Portable Navigation Device)や専用デバイス、携帯電話機などで実現される。また、本装置10は、図示しないが、CPU(中央処理装置)、プログラム記憶部、OS(オペレーティング・システム)、等を有する。
CPUは、プログラム記憶部に記憶されたコンピュータプログラムに従い、本装置10の各構成要素を統制制御し、プログラム処理を実行する手段である。プログラム記憶部は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等で構成され、本装置10が使用する各種コンピュータプログラムを記憶している手段である。
【0024】
メニュー情報記憶部F1は、表示部20上での位置情報と、この表示部20における第1表示領域21に表示するメニュー画面31において選択されたメニュー項目を示すメニュー項目情報と、を互いに関連付けて記憶する手段である。ここで、位置情報は、たとえば座標情報とすることができる。また、メニュー項目情報とは、たとえばロードサイドの施設や店舗といったPOIの名称をいう。
図4は、メニュー情報記憶部F1に記憶されている情報の例を示す図である。
たとえば、図4に示すメニュー情報ファイルでは、表示部20上における位置情報Aと、メニュー項目A情報、表示部20上における位置情報Bと、メニュー項目B情報、等がそれぞれ関連付けてファイルを構成することを示している。したがって、表示部20上における位置情報が分かれば、メニュー情報記憶部F1においてメニュー項目情報が分かることになる。
【0025】
詳細情報記憶部F2は、メニュー項目情報と、このメニュー項目の内容を示す詳細情報と、を互いに関連付けて記憶する手段である。ここで、詳細情報とは、POIが存在する場所の周辺地図や、住所、電話番号、紹介記事等をいう。
図5は、詳細情報記憶部F2に記憶されている情報の例を示す図である。
たとえば、図5に示す詳細情報ファイルでは、メニュー項目A情報と、施設コード、施設名、地図といったその詳細情報、メニュー項目B情報と、施設コード、施設名、地図といったその詳細情報、等がそれぞれ関連付けてファイルを構成することを示している。したがって、メニュー項目情報が分かれば、詳細情報記憶部F2において周辺地図等の詳細情報が分かることになる。
【0026】
指定位置情報取得部11は、表示部20の第1表示領域21に表示されたメニュー画面上において指定された位置情報を取得する処理を行う。
また、指定位置情報取得部11は、指定維持情報取得部15での指定維持情報の取得に応じ、現在指定されている位置情報を再取得する機能を有する。
ここで、メニュー画面上において指定とは、メニュー画面に含まれるメニュー項目上を指や専用ペンでタッチ、又はマウスのポインタを合わせてドラッグすることをいう。
この指定位置情報取得部11で取得した位置情報は、メニュー項目情報特定部12及び指定維持情報取得部15へ送信される。
【0027】
メニュー項目情報特定部12は、指定位置情報取得部11で取得した位置情報に基づき、メニュー情報記憶部F1を参照してメニュー項目情報を特定する処理を行う。
また、メニュー項目情報特定部12は、指定位置情報取得部11で再取得した位置情報に基づき、メニュー情報記憶部F1を参照してメニュー項目情報を再特定する機能を有する。
このメニュー項目情報特定部12で特定したメニュー項目情報は、詳細情報特定部13へ送信される。
【0028】
詳細情報特定部13は、メニュー項目情報特定部12で特定したメニュー項目情報に基づき、詳細情報記憶部F2を参照して詳細情報を特定し、抽出する処理を行う。
また、詳細情報特定部13は、メニュー項目情報特定部12で再特定したメニュー項目情報が変更されているとき、詳細情報記憶部F2を参照して詳細情報を再特定し、再抽出する機能を有する。
この詳細情報特定部13で抽出した詳細情報は、詳細情報出力部14へ送信される。
【0029】
詳細情報出力部14は、詳細情報特定部13で抽出した詳細情報を表示部20における第2表示領域22に出力する処理を行う。
また、詳細情報出力部14は、詳細情報特定部13で再抽出した詳細情報を表示部20における第2表示領域21に再出力する機能を有する。
【0030】
指定維持情報取得部15は、指定位置情報取得部11での位置情報の取得後、その指定状態を解消することなく維持していることを示す指定維持情報を取得する処理を行う。
ここで、指定状態を解消することなく維持しているとは、メニュー画面上においてメニュー項目を指定した指や専用ペンを、そのままメニュー項目上(すなわち、表示部20の表面)から離すことなく表示部20との接触状態を維持していること、又はメニュー画面上においてメニュー項目を指定したマウスのポインタを、そのままメニュー項目から離すことなくドラッグ状態を維持していることをいう。
また、接触やドラッグの維持状態は、たとえば電圧や電流、圧力等を示す信号の変化により判断することができる。
【0031】
制御部16は、CPU、ROM、RAM等を具備し、プログラム記憶部に記憶されたプログラムに従い、本装置10の各構成要素を統制制御し、プログラム処理を実行する。
【0032】
次に、上述した本装置10により実行される情報表示方法を実施する本装置10の動作の一例を、図6を参照しながら説明する。
図6は、本装置でのメニュー画面表示処理の一例を示すフローチャートである。
まず、表示部20にはメニュー画面31が表示されており、メニュー項目が示された部分を指や専用ペンでタッチ、もしくはマウスのポインタを合わせてドラッグすることにより所望のメニュー項目を指定する。なお、以下においてメニュー項目の指定は、メニュー項目を指でタッチする場合を主として説明する。
【0033】
メニュー項目を指定すると、指定位置情報取得部11が、このメインメニュー画面31において指定された位置情報を取得する(S10)。この位置情報は、たとえば表示部20における左上位置をX,Yとし、右下位置をX,Yとする座標位置情報により特定することができる。
メニュー画面31におけるメニュー項目の指定は、たとえば図7に示すことができる。図7は、本装置が備えられた情報出力装置の表示部の第1表示領域に表示されたメニュー画面において、第1のメニュー項目を指定する一例を示す模式図である。
図7において、メニュー画面31における第1のメニュー項目として「上野の森美術館」ボタン31Aを指Fでタッチすることにより指定されたことが示されている。
【0034】
なお、表示部20へのタッチ後に、指や専用ペンを表示部20の表面から離したり、マウスでのドラッグを解除してクリックしたりすると、指定したメニュー項目が選択(確定)されることになる。したがって、所望のメニュー項目を一つずつ指でタッチ又はクリックして選択する従来とおりの煩わしい操作を行うものとなる。
【0035】
次いで、メニュー項目情報特定部12が、指定位置情報取得部11で取得した位置情報に基づき、メニュー情報記憶部F1を参照してメニュー項目情報を特定する(S20)。
引き続き、詳細情報特定部13が、メニュー項目情報特定部12で特定したメニュー項目情報に基づき、詳細情報記憶部F2を参照して詳細情報を特定し抽出する(S30)。
そして、詳細情報出力部14が、詳細情報特定部13で抽出した詳細情報を、表示部20における第2表示領域22に表示されるように出力する(S40)。
図7において、詳細情報は、第1のメニュー項目として指定した上野の森美術館付近の周辺地図が示されるものとなっている。
【0036】
次に、指定維持情報取得部15が、指定位置情報取得部11での位置情報の取得後、その指定状態を解消することなく維持していることを示す指定維持情報を取得しているか否かを判断する(S50)。すなわち、表示部20へのタッチ後に指や専用ペンを表示部20から離さずにタッチした接触状態を維持しているか、又はマウスのポインタを合わせてクリックせずにドラッグした状態を維持しているかを確認する。
【0037】
その結果、指定維持情報取得部15が指定維持情報を取得していると判断した場合(Y)、次いで、指定位置情報取得部11が、指定維持情報取得部15での指定維持情報の取得に応じ、現在指定されている位置情報を再取得して、変更されたか否かをする(S60)。
一方、指定維持情報取得部15が指定維持情報を取得していない場合(N)、そのまま本装置10での一連の動作が終了する。すなわち、表示部20へのタッチ後に指や専用ペンを表示部20から離した場合や、マウスのポインタを合わせてクリックしていると、従来技術において説明したとおりの操作となる。
【0038】
指定位置情報取得部11が、再取得した位置情報が変更されたと判断した場合(Y)、引き続き、メニュー項目情報特定部12が、指定位置情報取得部11で再取得した位置情報に基づき、メニュー情報記憶部F1を参照してメニュー項目情報を再特定して、変更されたか否かをする(S70)。
一方、指定位置情報取得部11が、再取得した位置情報が変更されていないと判断した場合(N)、再度、指定維持情報取得部15が、指定位置情報取得部11での位置情報の取得後、その指定状態を解消することなく維持していることを示す指定維持情報を取得しているか否か判断を繰り返す(S50)。
【0039】
また、メニュー項目情報特定部12が、再特定したメニュー項目情報が変更されたと判断した場合(Y)、引き続き、詳細情報特定部13が、メニュー項目情報特定部12で再特定したメニュー項目情報に基づき、詳細情報記憶部F2を参照して詳細情報を再特定し再抽出する(S80)。
一方、メニュー項目情報特定部12が、再特定したメニュー項目情報が変更されていないと判断した場合(N)、再度、指定維持情報取得部15が、指定位置情報取得部11での位置情報の取得後、その指定状態を解消することなく維持していることを示す指定維持情報を取得しているか否か判断を繰り返す(S50)。
【0040】
そして、詳細情報出力部14が、詳細情報特定部13で再抽出した詳細情報を、表示部20における第2表示領域22に表示されるように出力する(S90)。
この場合、出力される詳細情報としては、図8乃至図11に示すことができる。
まず、図8は、表示部に表示されたメニュー画面において第2のメニュー項目を指定する一例を示す模式図である。
すなわち、図8において、第1のメニュー項目である「上野の森美術館」の指定後、表示部20上から指Fを離さずに、第2のメニュー項目として「横山大観記念館」ボタン31B上へ移動することによって再指定されたとき、再指定した横山大観記念館付近の周辺地図が、詳細情報として第2表示領域22に表示されることが示されている。
【0041】
また、図9は、表示部に表示されたメニュー画面において第3のメニュー項目を指定する一例を示す模式図である。
すなわち、図9において、第1のメニュー項目である上野の森美術館、及び第2のメニュー項目である横山大観記念館の指定後、表示部20上から指Fを離さずに、第3のメニュー項目として「東京国立博物館」ボタン31C上へ移動することによって再指定されたとき、再指定した東京国立博物館付近の周辺地図が、詳細情報として第2表示領域22に表示されることが示されている。
【0042】
また、図10は、表示部に表示されたメニュー画面において第4のメニュー項目を指定する一例を示す模式図である。
すなわち、図10において、第1のメニュー項目である上野の森美術館、第2のメニュー項目である横山大観記念館、及び第3のメニュー項目である東京国立博物館の指定後、表示部20上から指Fを離さずに、第4のメニュー項目として「日本玩具資料館」ボタン31D上へ移動することによって再指定されたとき、再指定した日本玩具資料館付近の周辺地図が、詳細情報として第2表示領域22に表示されることが示されている。
【0043】
さらに、図11は、表示部に表示されたメニュー画面において第5のメニュー項目を指定する一例を示す模式図である。
すなわち、図11において、第1のメニュー項目である上野の森美術館、第2のメニュー項目である横山大観記念館、第3のメニュー項目である東京国立博物館、及び第4のメニュー項目である日本玩具資料館の指定後、表示部20上から指Fを離さずに、第5のメニュー項目として「国立科学博物館」ボタン31E上へ移動することによって再指定されたとき、再指定した国立科学博物館付近の周辺地図が、詳細情報として第2表示領域22に表示されることが示されている。
【0044】
以上のように、詳細情報出力部14が、詳細情報特定部13で再抽出した詳細情報を、表示部20における第2表示領域22に出力した後、再度、指定維持情報取得部15が、指定維持情報を取得しているか否か判断し、上述したこれ以降の動作を、指定維持情報取得部15が指定維持情報を取得していないと判断されるまで順次繰り返す。
【0045】
すなわち、本装置10においては、メニュー項目上を指でタッチし、接触状態を維持する(ドラッグする)ことでメニュー項目を指定している間は、選択するメニュー項目に応じた詳細情報の表示を自由に変更することができる。
【0046】
また、指定維持情報取得部15が指定維持情報を取得しておらず、メニュー項目が選択されたと判断される場合としては、図12に示すことができる。
図12は、表示部に表示されたメニュー画面においてメニュー項目を選択する一例を示す模式図である。
すなわち、図12において、第3のメニュー項目である国立博物館の指定後、指Fでタッチすることを解消し、すなわち、表示部20から指Fを離すことにより、指定した国立博物館のメニュー項目が選択(確定)され、その付近の周辺地図が、詳細情報として第2表示領域22に表示されることが示されている。
これにより、本装置10での一連の動作が終了する。
なお、これら一連の処理は、制御部18での統制制御により実行される。
【0047】
以上のように本実施の形態では、メニューリスト上においてメニュー項目を指でタッチし、そのまま指を離さずにスライドすることで、指が位置するメニュー項目の詳細情報をそれぞれ見ることができるようになる。すなわち、メニューリスト上においてタッチされているメニュー項目に相当する、たとえば施設周辺の地図等の詳細情報を表示し、さらにその状態のまま他の選択肢となるメニュー項目上にタッチ位置を変える事で、表示される地図等の詳細情報も連動させて変更表示することができる。
したがって、ユーザが施設を選択する際、本当にその施設を選択して良いか詳細情報を見てから決めることが可能となり、ユーザの操作性が高めることができる。
【産業上の利用可能性】
【0048】
本発明は、少なくとも2以上の表示領域を備える表示部の第1表示領域に、複数のメニュー項目を備えるメニュー画面を表示すると共に、前記表示部の第2表示領域に、前記メニュー画面に含まれるメニュー項目の何れかの内容を示す詳細情報を表示する機能を備えたデバイスを扱う業種において産業上有用であり、メニューの指定によって電子地図上に所望のPOI情報の表示を可能とするカーナビゲーション装置等の電化製品市場においても有用である。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】本発明に係る情報表示装置を用いた詳細情報表示システムの一例を示す概略図である。
【図2】本発明に係る情報表示装置を詳細情報表示システムに用いることにより実現される情報出力装置を示す概略図である。
【図3】本発明に係る情報表示装置の実施形態の一例を示すブロック構成図である。
【図4】本発明に係る情報表示装置が備える記憶部に記憶されているメニュー情報ファイルの構造を示す一例である。
【図5】本発明に係る情報表示装置が備える記憶部に記憶されている詳細情報ファイルの構造を示す一例である。
【図6】本発明に係る情報表示装置での詳細情報表示処理の一例を示すフローチャートである。
【図7】本発明に係る情報表示装置が備えられた情報出力装置の表示部に表示されたメニュー画面において第1のメニュー項目を指定する一例を示す模式図である。
【図8】本発明に係る情報表示装置が備えられた情報出力装置の表示部に表示されたメニュー画面において第2のメニュー項目を指定する一例を示す模式図である。
【図9】本発明に係る情報表示装置が備えられた情報出力装置の表示部に表示されたメニュー画面において第3のメニュー項目を指定する一例を示す模式図である。
【図10】本発明に係る情報表示装置が備えられた情報出力装置の表示部に表示されたメニュー画面において第4のメニュー項目を指定する一例を示す模式図である。
【図11】本発明に係る情報表示装置が備えられた情報出力装置の表示部に表示されたメニュー画面において第5のメニュー項目を指定する一例を示す模式図である。
【図12】本発明に係る情報表示装置が備えられた情報出力装置の表示部に表示されたメニュー画面においてメニュー項目を選択する一例を示す模式図である。
【符号の説明】
【0050】
F1 メニュー情報記憶部、F2 詳細情報記憶部、10 情報表示装置、11 指定位置情報取得部、12 メニュー項目情報特定部、13 詳細情報特定部、14 詳細情報出力部、15 指定維持情報取得部、16 制御部、20 表示部、30 入力部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも2以上の表示領域を備える表示部の第1表示領域に、複数のメニュー項目を備えるメニュー画面を表示すると共に、前記表示部の第2表示領域に、前記メニュー画面に含まれるメニュー項目の何れかの内容を示す詳細情報を表示する情報表示装置であって、
表示部上での位置情報と、前記表示部における第1表示領域に表示するメニュー画面において選択されたメニュー項目を示すメニュー項目情報と、を互いに関連付けて記憶する第1記憶手段と、
メニュー項目情報と、このメニュー項目の内容を示す詳細情報と、を互いに関連付けて記憶する第2記憶手段と、
前記表示部の第1表示領域に表示された前記メニュー画面上において指定された位置情報を取得する指定位置情報取得手段と、
前記指定位置情報取得手段で取得した位置情報に基づき、前記第1記憶手段を参照してメニュー項目情報を特定するメニュー項目情報特定手段と、
前記メニュー項目情報特定手段で特定したメニュー項目情報に基づき、前記第2記憶手段を参照して詳細情報を特定し、抽出する詳細情報特定手段と、
前記詳細情報特定手段で抽出した詳細情報を前記表示部における第2表示領域に出力する詳細情報出力手段と、
前記指定位置情報取得手段での位置情報の取得後、その指定状態を解消することなく維持していることを示す指定維持情報を取得する指定維持情報取得手段と、
を備え、
前記指定位置情報取得手段は、前記指定維持情報取得手段での指定維持情報の取得に応じ、現在指定されている位置情報を再取得し、
前記メニュー項目情報特定手段は、前記指定位置情報取得手段で再取得した位置情報に基づき、前記第1記憶手段を参照してメニュー項目情報を再特定し、
前記詳細情報特定手段は、前記メニュー項目情報特定手段で再特定したメニュー項目情報が変更されているとき、前記第2記憶手段を参照して詳細情報を再特定し、再抽出し、
前記詳細情報出力手段は、前記詳細情報特定手段で再抽出した詳細情報を前記表示部における第2表示領域に再出力する、
ことを特徴とする情報表示装置。
【請求項2】
前記指定位置情報取得手段は、前記メニュー画面上への接触の検知を前記指定として位置情報を取得又は再取得する、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報表示装置。
【請求項3】
前記指定位置情報取得手段は、前記メニュー画面上でのカーソルによるドラッグ情報の入力を前記指定として位置情報を取得又は再取得する、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報表示装置。
【請求項4】
表示部上での位置情報と、前記表示部における第1表示領域に表示するメニュー画面において選択されたメニュー項目を示すメニュー項目情報と、を互いに関連付けて記憶する第1記憶手段と、メニュー項目情報と、このメニュー項目の内容を示す詳細情報と、を互いに関連付けて記憶する第2記憶手段と、を備え、情報表示装置において、少なくとも2以上の表示領域を備える表示部の第1表示領域に、複数のメニュー項目を備えるメニュー画面を表示すると共に、前記表示部の第2表示領域に、前記メニュー画面に含まれるメニュー項目の何れかの内容を示す詳細情報を表示する情報表示方法であって、
前記情報表示装置が、前記表示部の第1表示領域に表示された前記メニュー画面上において指定された位置情報を取得する第1ステップと、
前記情報表示装置において、前記第1ステップで取得した位置情報に基づき、前記第1記憶手段を参照してメニュー項目情報を特定する第2ステップと、
前記情報表示装置において、前記第2ステップで特定したメニュー項目情報に基づき、前記第2記憶手段を参照して詳細情報を特定し、抽出する第3ステップと、
前記第3ステップで抽出した詳細情報を、前記情報表示装置から前記表示部における第2表示領域に出力する第4ステップと、
前記情報表示装置において、前記第1ステップでの位置情報の取得後、その指定状態を解消することなく維持していることを示す指定維持情報を取得する第5ステップと、
前記情報表示装置において、前記第5ステップでの指定維持情報の取得に応じ、現在指定されている位置情報を再取得する第6ステップと、
前記情報表示装置において、前記第6ステップで再取得した位置情報に基づき、前記第1記憶手段を参照してメニュー項目情報を再特定する第7ステップと、
前記情報表示装置において、前記第7ステップで再特定したメニュー項目情報が変更されているとき、前記第2記憶手段を参照して詳細情報を再特定し、再抽出する第8ステップと、
前記第8ステップで再抽出した詳細情報を、前記情報表示装置から前記表示部における第2表示領域に再出力する第9ステップと、
を含んだことを特徴とする情報表示方法。
【請求項5】
前記第1ステップは、前記メニュー画面上への接触の検知を前記指定として位置情報を取得し、
前記第6ステップは、前記メニュー画面上への接触の検知を前記指定として位置情報を再取得する、
ことを特徴とする請求項4に記載の情報表示方法。
【請求項6】
前記第1ステップは、前記メニュー画面上でのカーソルによるドラッグ情報の入力を前記指定として位置情報を取得し、
前記第6ステップは、前記メニュー画面上でのカーソルによるドラッグ情報の入力を前記指定として位置情報を再取得する、
ことを特徴とする請求項4に記載の情報表示方法。
【請求項7】
表示部上での位置情報と、前記表示部における第1表示領域に表示するメニュー画面において選択されたメニュー項目を示すメニュー項目情報と、を互いに関連付けて記憶する第1記憶手段と、メニュー項目情報と、このメニュー項目の内容を示す詳細情報と、を互いに関連付けて記憶する第2記憶手段と、を備え、少なくとも2以上の表示領域を備える表示部の第1表示領域に、複数のメニュー項目を備えるメニュー画面を表示すると共に、前記表示部の第2表示領域に、前記メニュー画面に含まれるメニュー項目の何れかの内容を示す詳細情報を表示することを実行させるためにコンピュータを、
前記表示部の第1表示領域に表示された前記メニュー画面上において指定された位置情報を取得する手段、
取得した前記位置情報に基づき、前記第1記憶手段を参照してメニュー項目情報を特定する手段、
特定した前記メニュー項目情報に基づき、前記第2記憶手段を参照して詳細情報を特定し、抽出する手段、
抽出した前記詳細情報を前記表示部における第2表示領域に出力する手段、
前記位置情報の取得後、その指定状態を解消することなく維持していることを示す指定維持情報を取得する手段、
前記指定維持情報の取得に応じ、現在指定されている位置情報を再取得する手段、
再取得した前記位置情報に基づき、前記第1記憶手段を参照してメニュー項目情報を再特定する手段、
再特定した前記メニュー項目情報が変更されているとき、前記第2記憶手段を参照して詳細情報を再特定し、再抽出する手段、
再抽出した前記詳細情報を前記表示部における第2表示領域に再出力する手段、
として機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
【請求項8】
前記コンピュータを、
前記メニュー画面上への接触の検知を前記指定として位置情報を取得又は再取得する手段、
としてさらに機能させることを特徴とする請求項5に記載のコンピュータプログラム。
【請求項9】
前記コンピュータを、
前記メニュー画面上でのカーソルによるドラッグ情報の入力を前記指定として位置情報を取得又は再取得する手段、
としてさらに機能させることを特徴とする請求項7に記載のコンピュータプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2009−258930(P2009−258930A)
【公開日】平成21年11月5日(2009.11.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−106262(P2008−106262)
【出願日】平成20年4月15日(2008.4.15)
【出願人】(507052430)キャンバスマップル株式会社 (77)
【Fターム(参考)】