説明

情報記録プログラム及び情報表示プログラム

【課題】 コンテナの中に複数の物が重なって存在する場合に、当該物がどのコンテナに、いつ入っていたかということを電子的に表現すること。
【解決手段】 処理手段は、所定の領域を識別する領域識別子を入力手段から受付けた際に、時計手段から時刻を取得し、受付けた領域識別子に対応する領域における情報を入力手段から受付けて、受付けた領域識別子及び取得した時刻の組合せと、受付けた領域における情報とを関連付けて記憶手段に記憶する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報を管理するプログラムに係り、特に、所定の領域における情報を記録する情報記録プログラム及び記録した情報を表示する情報表示プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、引出し、ダンボール等のコンテナに物を収納した場合に、どのコンテナに、いつ、何が、どのように入っていたかといった情報を管理することは困難であった。これらの情報を電子的に表現することは困難であり、また、その情報量は多大となるからである。
【0003】
一方、産業上の利用分野は異なるが、作業現場の施工状態を撮影すると同時に作業現場の情報を読み取り可能にすることにより、事後の検証を迅速、的確に行うことができる作業現場撮影記録システムが開示されている(例えば、特許文献1)。そして、この発明を、コンテナの中身を撮影した画像を管理する方法に適用した場合には、どのコンテナに、いつ、何が、どのように入っていたかという情報を画像情報として電子的に表現することができると思われる。
【0004】
しかしながら、上記従来例においては、コンテナの中に複数の物(例えば、書類など)が重なって存在する場合に、ある物がどのコンテナに、いつ入っていたかということを電子的に表現することはできなかった。
【特許文献1】特願2005−16108号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、かかる従来例の有する不都合を改善し、特に、コンテナの中に複数の物が重なって存在する場合に、当該物がどのコンテナに、いつ入っていたかということを電子的に表現することを課題とする。また、ユーザが直感的に情報を整理し、再利用できる情報の管理方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明では次のような構成を採っている。
【0007】
第一の発明は、処理手段と、記憶手段と、入力手段と、時刻を提供する時計手段とを備えた端末に用いられる情報記録プログラムである。そして、前記処理手段に、a)所定の領域を識別する領域識別子を前記入力手段から受付けるステップと、b)当該領域識別子を前記入力手段から受付けた際に、前記時計手段から時刻を取得するステップと、c)前記受付けた領域識別子に対応する領域における情報を前記入力手段から受付けるステップと、d)前記受付けた領域識別子及び前記取得した時刻の組合せと、前記受付けた領域における情報とを関連付けて前記記憶手段に記憶するステップと、を実行させることを特徴とする。ここで、時計手段とは、時刻を提供する装置であって、例えば、内部時計等が該当する。また、領域における情報としては、例えば、その領域に存在する物の画像及びその物が発する音声、その領域において聞くことができる音声(音源が外部にあるもの)などが該当する。
【0008】
第二の発明は、第一の発明における「領域における情報」が、前記領域に存在する物に関する情報であることを特徴とした情報記録プログラムである。
【0009】
第三の発明は、第一の発明又は第二の発明における「領域識別子」がコンテナを識別するコンテナ識別子であることを特徴とした情報記録プログラムである。ここで、コンテナ識別子は、領域識別子の下位概念であるところ、中位の概念としては、区画された場所を識別する識別子が存在する。
【0010】
第四の発明は、第一の発明乃至第三の発明における「前記bステップ」が、「当該領域識別子を前記入力手段から受付けた際に、時刻を提供する外部装置から時刻を取得するステップ」であることを特徴とした情報記録プログラムである。ここで、時刻を提供する外部装置としては、NTP(Network Time Protocol)サーバ、GPS(Global Positioning System)等が該当する。
【0011】
第五の発明は、所定の領域を識別する領域識別子及び時刻の組合せと当該領域識別子に対応する領域における情報とを関連付けて記憶した記憶手段と、処理手段と、入力手段と、表示手段とを備えた端末に用いられる情報表示プログラムである。そして、前記処理手段に、a)前記入力手段からの要求に応じて、前記記憶手段に記憶した領域識別子及び時刻の組合せに対応するフォルダを前記表示手段に表示するステップと、b)前記フォルダが前記入力手段により選択された場合に、当該フォルダに対応する領域識別子及び時刻の組合せに関連付けられた領域における情報を前記記憶手段から読み出して、その情報を前記表示手段に表示するステップと、を実行させることを特徴とする。
【0012】
第六の発明は、第五の発明における「領域における情報」が、前記領域に存在する物に関する情報であることを特徴とした情報表示プログラムである。
【0013】
第七の発明は、第五の発明又は第六の発明における「前記領域識別子」がコンテナを識別するコンテナ識別子であることを特徴とした情報表示プログラムである。
【発明の効果】
【0014】
本願発明によれば、領域識別子及び時刻の組合せと、領域における情報とを関連付けて記憶するので、領域における情報を、領域識別子及び時刻の組合せに基づいて検索することができる。
【0015】
また、所定の領域に存在する物ごとに画像を撮影し、領域識別子及び時刻の組合せと、当該画像とを関連付けて記憶するので、所定の領域に複数の物が重なって存在する場合であっても、ある物の画像を、領域識別子及び時刻の組合せに基づいて検索することができる。
【0016】
さらに、フォルダが所定の時刻における現実のコンテナ(領域)に1対1で対応するので、ユーザは現実のコンテナ(領域)を見てその中を確認するようにフォルダに含まれる画像を確認することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
(実施形態1)
【0018】
図1は、本実施形態の端末10の構成図である。当該端末10は持ち運び可能なコンピュータであって、処理手段としてのCPUと、記憶手段としてのメモリと、入力手段としての入力キー及びカメラと、通信手段としての無線回路又はNIC(Network Interface Card)と、時計手段としての内部時計と、表示手段としての液晶ディスプレイとを備えている。ここで、メモリには、情報記録プログラム、情報表示プログラム、画像情報ファイル等が記憶されている。端末10のCPUは、情報記録プログラムを実行することにより、カメラで画像を撮影することができるようになっている。また、端末10のCPUは、情報表示プログラムを実行することにより、上記撮影した画像を表示することができるようになっている。端末10としては、例えば、カメラ機能付のノートパソコン、カメラ機能付のPDA(Personal Digital Assistants)、カメラ機能付の携帯電話などが該当する。
【0019】
図2は、画像情報ファイルの構成図である。当該画像情報ファイルには、コンテナを識別するコンテナ識別子及び時刻の組合せと、画像(画像のデータ)とが関連付けて記憶されるようになっている。ここで、端末10がデータを画像情報ファイルに記憶する動作の詳細は後述する。
【0020】
図3は、引出し等のコンテナの構成図である。当該コンテナには、当該コンテナを識別するコンテナ識別子が付されている。本実施形態では、コンテナ識別子を記録した2次元バーコードをコンテナに付している。ここで、コンテナ識別子を付する方法としては、コンテナ識別子を記録したICタグをコンテナに付するようにしてもよい。
【0021】
次に、本実施形態の端末10の動作について説明する。
(画像を記憶する動作)
【0022】
図4は、コンテナに存在する物をカメラで撮影する際の、端末10のフローチャートである。ユーザが端末10のカメラをコンテナの2次元バーコードに向けて所定の入力キーを操作すると、端末10のCPUは、コンテナに付された2次元バーコードをカメラで読み取る(S10)。そして、端末10のCPUは、2次元バーコードを読み取ったことを契機として、時刻を内部時計から取得する(S15)。ここで、本実施形態では、端末10の内部時計から時刻を取得しているが、通信手段を介して時刻を提供するNTP(Network Time Protocol)サーバ等の外部装置から時刻を取得したり、GPS(Global Positioning System)から時刻を取得してもよい。続いて、端末10のCPUは、読み取った2次元バーコードに記録されたコンテナ識別子を読み出す(S20)。そして、端末10のCPUは、読み出したコンテナ識別子と取得した時刻とを関連付けてメモリに記憶する(S25)。
【0023】
次に、ユーザが端末10のカメラをコンテナの中に存在するそれぞれの物に向けて所定の入力キーを操作すると、端末10のCPUは、その物をカメラで撮影し、その画像を上記コンテナ識別子及び時刻の組合せに関連付けて画像情報ファイルに記憶する(S30)。同様にして、端末10のCPUは、当該コンテナの中に存在する残りの物の画像をそれぞれ、上記コンテナ識別子及び時刻の組合せに関連付けて画像情報ファイルに記憶する。
(画像を表示する動作)
【0024】
ユーザが特定の時刻における特定のコンテナに存在する物の画像を確認するため所定の入力キーを操作すると、端末10のCPUは、コンテナ識別子と、当該コンテナ識別子に関連付けられた時刻とを画像情報ファイルから読み出す。そして、端末10のCPUは、読み出したコンテナ識別子及び時刻の組合せに対応するフォルダを備えた第一のコンテンツを作成してメモリに記憶する。ここで、第一のコンテンツを作成するタイミングは、上記の場合のほか、画像を上記コンテナ識別子及び時刻の組合せに関連付けて画像情報ファイルに記憶する(S30)タイミング等であってもよい。続いて、端末10のCPUは、作成した第一のコンテンツをメモリから読み出して、当該第一のコンテンツを液晶ディスプレイに表示する。図5は、第一のコンテンツの構成図である。本実施形態では、フォルダ名をコンテナ識別子及び時刻の組合せからなる文字とすることにより、特定の時刻における特定のコンテナを当該フォルダに対応させている。そして、ユーザがこのフォルダを入力キー等で選択すると、端末10のCPUは、当該フォルダ名に対応するコンテナ識別子及び時刻の組合せに関連付けられた画像を画像情報ファイルから読み出す。そして、端末のCPUは、読み出した画像(画像のデータ)に基づいて、そのファイル名、サムネイル等を表示する第二のコンテンツを作成してメモリに記憶する。ここで、第二のコンテンツを作成するタイミングは、上記の場合のほか、画像を上記コンテナ識別子及び時刻の組合せに関連付けて画像情報ファイルに記憶する(S30)タイミング等であってもよい。続いて、端末10のCPUは、作成した第二のコンテンツをメモリから読み出して、当該第二のコンテンツを液晶ディスプレイに表示する。本実施形態では、第一のコンテンツを表示した画面に第二の表示領域(画面)を作成し、当該第二の表示領域に第二のコンテンツを表示するようになっている。
【0025】
上記実施形態によると、コンテナの中に複数の物(例えば、書類など)が重なって存在する場合であっても、当該物の画像を、コンテナ識別子及び時刻の組合せに対応するフォルダから検索することができる。
(実施形態2)
【0026】
図6は、本実施形態のコンピュータシステムの全体構成を示すブロック図である。端末10と、情報提供システム20とが、通信ネットワークとしてのインターネット30に接続されている。ここで、端末10及び情報提供システム20と、インターネット30との接続は有線であるか無線であるかを問わない。ここで、端末10については、実施形態1と基本的に同様の構成であるが、メモリ等の記憶手段に画像情報ファイルを記憶していない点が異なる。
【0027】
図7は、情報提供システム20の構成図である。当該情報提供システム20はコンピュータであって、処理手段としてのCPUと、記憶手段としてのメモリ及びHDD(Hard Disk Drive)と、通信手段としてのNICとを備えている。ここで、HDDには、情報提供プログラム、画像情報ファイル等が記憶されている。画像情報ファイルについては、実施形態1と同様の構成なので、その説明を省略する。情報提供システム20のCPUは、情報提供プログラムを実行することにより、端末10の要求に応じて、端末10のカメラで撮影された物の画像をHDDに記憶することができるようになっている。情報提供システム20としては、例えば、PC(Personal Computer)、サーバ等が該当する。
【0028】
次に、本実施形態のコンピュータシステムの動作について説明する。
(画像を記憶する動作)
【0029】
端末10の動作は、実施形態1のS10からS25までと同様である。以下、その後の動作について説明する。ユーザが端末10からカメラをコンテナの中に存在するそれぞれの物に向けて所定の入力キーを操作すると、端末10のCPUは、その物をカメラで撮影し、当該撮影した画像と、端末10のメモリに記憶されたコンテナ識別子及び時刻の組合せとを情報提供システム20に送信する。
【0030】
情報提供システム20のCPUは、その画像と、コンテナ識別子及び時刻の組合せとを端末から受信する。そして、情報提供システム20のCPUは、受信した画像を、受信したコンテナ識別子及び時刻の組合せに関連付けて画像情報ファイルに記憶する。
【0031】
ここで、端末10のCPUが、画像とコンテナ識別子及び時刻の組合せとを情報提供システムに送信し、情報提供システムのCPUが、それを受信して情報提供システムのHDDに記憶する動作は、コンテナの中に存在する物の画像の数だけ繰り返される。
【0032】
(画像を表示する動作)
【0033】
ユーザが特定の時刻における特定のコンテナに存在する物の画像を確認するため所定の入力キーを操作すると、端末10のCPUは、コンテナ識別子及び時刻の組合せに対応するフォルダを備えた第一のコンテンツの取得要求を、情報提供システム20に送信する。
【0034】
情報提供システム20のCPUは、第一のコンテンツの取得要求を端末10から受信する。そして、情報提供システム20のCPUは、コンテナ識別子と、当該コンテナ識別子に関連付けられた時刻とを画像情報ファイルから読み出す。そして、情報提供システム20のCPUは、読み出したコンテナ識別子及び時刻の組合せに対応するフォルダを備えた第一のコンテンツを作成して情報提供システム20のHDDに記憶する。続いて、情報提供システム20のCPUは、作成した第一のコンテンツを情報提供システムのHDDから読み出して、当該第一のコンテンツを端末10に送信する。
【0035】
端末10のCPUは、第一のコンテンツを情報提供システム20から受信してメモリに記憶する。そして、端末10のCPUは、受信した第一のコンテンツをメモリから読み出して、当該第一のコンテンツを液晶ディスプレイに表示する。本実施形態では、実施形態1と同様に、フォルダ名をコンテナ識別子及び時刻の組合せからなる文字とすることにより、特定の時刻における特定のコンテナを当該フォルダに対応させている。そして、ユーザがこのフォルダを入力キー等で選択すると、端末10のCPUは、選択されたフォルダ名に対応するコンテナ識別子及び時刻の組合せに関連付けられた画像のファイル名、サムネイル等を表示する第二のコンテンツの取得要求を、情報提供システム20に送信する。
【0036】
情報提供システム20のCPUは、第二のコンテンツの取得要求を端末10から受信する。ここで、当該第二のコンテンツの取得要求には、選択されたフォルダ名に対応するコンテナ識別子及び時刻の組合せが含まれる。そして、情報提供システム20のCPUは、当該コンテナ識別子及び時刻の組合せに関連付けられた画像を画像情報ファイルから読み出す。続いて、情報提供システム20のCPUは、読み出した画像(画像のデータ)に基づいて、そのファイル名、サムネイル等を表示する第二のコンテンツを作成して情報提供システム20のHDDに記憶する。そして、情報提供システム20のCPUは、作成した第二のコンテンツを情報提供システムのHDDから読み出して、当該第二のコンテンツを端末10に送信する。
【0037】
端末10のCPUは、第二のコンテンツを情報提供システム20から受信してメモリに記憶する。そして、端末10のCPUは、受信した第二のコンテンツをメモリから読み出して、当該第二のコンテンツを液晶ディスプレイに表示する。本実施形態では、第一のコンテンツを表示した画面に第二の表示領域(画面)を作成し、当該第二の表示領域に第二のコンテンツを表示するようになっている。
【0038】
上記実施形態によると、コンテナの中に複数の物(例えば、書類など)が重なって存在する場合であっても、当該物の画像を、コンテナ識別子及び時刻の組合せに対応するフォルダから検索することができる。
【0039】
また、情報提供サーバが第一のコンテンツ及び第二のコンテンツを公開することにより、他の端末から特定の時刻における特定のコンテナの中に存在する物の画像を確認することができる。
【0040】
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明はこれに限定されるものではなく、様々な変更が可能である。例えば、公園、ビル等をコンテナとみなして、コンテナ識別子を当該コンテナに付するようにすれば、その公園、ビル等に存在する物(例えば、遊具、お店等)の画像を、コンテナ識別子及び時刻の組合せに対応するフォルダから検索することもできる。さらに、地図上の行政区画(〇〇区、〇〇町、〇〇町△丁目)をコンテナとみなして、コンテナ識別子を、当該行政区画を代表する施設等に付するようにすれば、その行政区画に存在する物(例えば、施設等)を、コンテナ識別子及び時刻の組合せに対応するフォルダから検索することもできる。また、信号機から所定の範囲にある領域をコンテナとみなして、コンテナ識別子を信号機に付するようにすれば、当該コンテナに存在する物(例えば、施設等)を、コンテナ識別子及び時刻の組合せに対応するフォルダから検索することもできる。さらに、画像の情報に、当該画像を撮影した時刻を付加してもよい。この場合には、例えば、「Xから歩いてT分経つと、Yという建物が見えるので、そこで右折して下さい。」といったナビゲーションをする際に、これらの画像を利用することができる。画像に限らず、音声を録音してコンテナ識別子と時刻の組み合わせと関連付けて管理するなど、別の情報を管理することに利用することも考えられる。実施形態2では、S25の動作のあとクライアント(ユーザ)を識別するクライアント識別子と関連付けてコンテナ識別子と時刻の組み合わせを送信し、以後カメラで撮影された画像を情報提供システム20に送信する際にクライアント識別子と関連付けて送信するように、情報提供システム20のCPUが当該クライアント識別子と関連付けて最後に送信されたコンテナ識別子と時刻の組み合わせと送信された画像を関連付けるようにするといった応用例も考えられる。実施形態1でも、同様の方法が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】端末の構成図である。
【図2】画像情報ファイルの構成図である。
【図3】引出し等のコンテナの構成図である。
【図4】端末のフローチャートである。
【図5】第一のコンテンツの構成図である。
【図6】コンピュータシステムの全体構成を示すブロック図である。
【図7】情報提供システムの構成図である。10 端末11 CPU(処理手段)12 メモリ(記憶手段)13 入力キー(入力手段)14 カメラ(入力手段)15 無線回路(通信手段)16 内部時計(時計手段)17 液晶ディスプレイ(表示手段)20 情報提供システム21 CPU(処理手段)22 メモリ(記憶手段)23 HDD(記憶手段)24 NIC(通信手段)30 インターネット(通信ネットワーク)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
処理手段と、記憶手段と、入力手段と、時刻を提供する時計手段とを備えた端末に用いられる情報記録プログラムであって、
前記処理手段に、
a)所定の領域を識別する領域識別子を前記入力手段から受付けるステップと、
b)当該領域識別子を前記入力手段から受付けた際に、前記時計手段から時刻を取得するステップと、
c)前記受付けた領域識別子に対応する領域における情報を前記入力手段から受付けるステップと、
d)前記受付けた領域識別子及び前記取得した時刻の組合せと、前記受付けた領域における情報とを関連付けて前記記憶手段に記憶するステップと、
を実行させることを特徴とした情報記録プログラム。
【請求項2】
前記領域における情報が、前記領域に存在する物に関する情報であることを特徴とした請求項1に記載の情報記録プログラム。
【請求項3】
前記領域識別子がコンテナを識別するコンテナ識別子であることを特徴とした請求項1又は請求項2に記載の情報記録プログラム。
【請求項4】
前記bステップが、「当該領域識別子を前記入力手段から受付けた際に、時刻を提供する外部装置から時刻を取得するステップ」であることを特徴とした請求項1乃至請求項3に記載の情報記録プログラム。
【請求項5】
所定の領域を識別する領域識別子及び時刻の組合せと当該領域識別子に対応する領域における情報とを関連付けて記憶した記憶手段と、処理手段と、入力手段と、表示手段とを備えた端末に用いられる情報表示プログラムであって、
前記処理手段に、
a)前記入力手段からの要求に応じて、前記記憶手段に記憶した領域識別子及び時刻の組合せに対応するフォルダを前記表示手段に表示するステップと、
b)前記フォルダが前記入力手段により選択された場合に、当該フォルダに対応する領域識別子及び時刻の組合せに関連付けられた領域における情報を前記記憶手段から読み出して、その情報を前記表示手段に表示するステップと、
を実行させることを特徴とした情報表示プログラム。
【請求項6】
前記領域における情報が、前記領域に存在する物に関する情報であることを特徴とした請求項5に記載の情報表示プログラム。
【請求項7】
前記領域識別子がコンテナを識別するコンテナ識別子であることを特徴とした請求項5又は請求項6に記載の情報表示プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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