説明

手廻し発電機付電気ポット

【課題】災害時や電気の無い地域で、お湯を沸かす事が出来る電気ポットを提供する。
【解決手段】電気ポット100の加熱体を駆動する電源として蓄電池103を使用し、かつ蓄電池を充電する手段として手廻し発電機104を設けた。手廻し発電機がある事で、何時でも、何処でもお湯を沸かす事ができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、主として災害時や電気の無い地域で乳幼児のミルクを作るお湯を提供する事を目的とした電気ポットに関する。
【背景技術】
【0002】
電気ポットは家庭用電源を使用してお湯を沸かすが、災害時や電気の無い地域では市販の電気ポットではお湯を沸かす事が出来ない。本発明は、電気ポットの加熱体を駆動する電源として蓄電池を使用し、かつ蓄電池を充電する手段として手廻し発電機を設けた。蓄電池を充電する手廻し発電機の使い良さが重要な要素になる。
手廻し発電機として特許文献1がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】第4165657号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
解決しようとする問題点は、災害時や電気の無い地域では市販の電気ポットでお湯を沸かす事が出来ない。本発明は、電気ポットでありながら蓄電池の電力によりお湯を沸かす事ができる。蓄電池の充電には手廻し発電機で子供でも女性でも老人でもお湯を沸かす電力を蓄電池へ充電できる点にある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
かかる課題を解決すべく、本発明では、手廻し発電機として特許文献1の発電装置を使用した。
【発明の効果】
【0006】
特許文献1の発電装置には始動時負荷軽減回路が設けられているので子供でも女性でも老人でも確実にお湯を沸かすのに必要な電力を蓄電池に充電する事ができた。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明に係る電気ポットの構成を示すブロック図である。
【図2】発電装置を別のケースに設けた構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明を実施するための最良の形態を説明する。図1は、本発明に係る電気ポットの構成を示すブロック図である。水を入れるポットは300mlとした。
発熱体は低電圧で駆動可能はセラミックヒーターとし、蓄電池はニッケル水素二次電池1.2Vを4本直列接続した。発電機は特許文献1の発電機とした。
【0009】
特許文献1の発電機は20分間ハンドルを回転させるとニッケル水素二次電池4本直列に900mAの電力を蓄えることができ、300mlの70度のお湯を10分で沸かした。
【産業上の利用可能性】
【0010】
災害時や電気の無い地域でお湯を必要とする場面は多い。特に災害時、乳幼児のミルク用のお湯は生命に係る。防災用品として準備する必要を感じる。
【0011】
自然環境に配慮して野外活動でもお湯を必要とする。このお湯もCO2を排出しない電気ポットが有効である。
【符号の説明】
【0012】
100 電気ポット
101 水を入れるポット
102 加熱体
103 蓄電池
104 手廻し発電機

【特許請求の範囲】
【請求項1】
水を蓄えるポットとポット内の水を加熱する発熱体と発熱体を駆動する蓄電池と蓄電池を充電する手廻し発電機より構成された電気ポット。
【請求項2】
請求項1に記載の蓄電池を蓄電池ケースとして電気ポットの外部に設けた電気ポット。
【請求項3】
請求項1の手廻し発電機を請求項2の蓄電池ケース内に設けた電気ポット。
【請求項4】
請求項1の手廻し発電機を請求項1の電気ポットの外部ケースに設けた電気ポット。
【請求項5】
請求項1、請求項3、請求項4の手廻し発電機を手廻し以外の発電装置に置き換えた電気ポット。
【請求項6】
請求項1、請求項3、請求項4の手廻し発電機を交流電力を直流電力に変換する装置に置き換えた電気ポット。
【請求項7】
請求項1、請求項3、請求項4の手廻し発電機を直流電力を直流電力に変換する装置に置き換えた電気ポット。
【請求項8】
請求項1の蓄電池をコンデンサに置き換えた電気ポット。

【図1】
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【図2】
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