説明

手長猿の縫いぐるみ人形

【課題】 手長猿の縫いぐるみ人形に自由に動く手の機能をくわえ、その変化状態を占いに結び付ける人形遊びを提供する。
【解決手段】 人形の全方位に回転する手が顔面部や胴部のマグネットに付着して様々な手振り表現をし、これを占い遊びと結びつける手長猿縫いぐるみ人形。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、縫いぐるみ人形の一部にマグネットと磁性素材を設け、その効果から生まれる様々な動きと占い遊びを組み合わせた手長猿の人形に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、縫いぐるみ人形は、一定の型や姿に固定されたものが主体で、動きや変化に要点を置いたものではない。また、人形の創り出す動きに特別な意味付けをする事を目的としていない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
そこで人形を単なる置物ではなく、動きや変化する機能を持たせた縫いみにすることを試みた。また、動きや変化にも意味付けをしてメッセージを伝えることによって、従来の縫いぐるみ人形の購買動機を広げることを試みた。
本発明は以上の課題を解決しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
頭部、胴体部の一部にマグネットを設け、磁性のある粒子を内包した全方位に回転する長い手を組み合わせる。また不規則にマグネットに張り付く手が表現する手振りを占い判断によってによって意味付けさせる手長猿の縫いぐるみ人形とした。
【発明の効果】
【0005】
持ち上げたり、振ったり、ベッドやソファに落したりすることで、人形が様々な手振り表現をする。これらは一つ一つ意味付けされ、運勢や今日の行動などに指針をあたえる占い遊びとなる。
従来、固定的、無変化であった縫いぐるみ人形に新たな動きを加え新しい人形遊びを提案している。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
(イ)縫いぐるみ人形の顔面部(1)、胴体部(2)の一部に強力なマグネット効果を持つ素材を設ける。
(ロ)腕部(3)は、柔軟性と一定の重量を持たせるため磁性のある金属粒子(4)を用い、自由な屈折を促すため中央部で分割内包させ長い手を構成する。
(ハ)腕部(3)と胴体部(2)の接続部分(5)は球体接合を用い全方位の回転が可能にする。
本発明は、以上の構成よりなっている。
本発明を使用するときは、持ち上げた手の上下動や回転、振動、落下などの動きにより多種の変化や表現を誘発させることが可能である。なお、そのことに関して、図4において実施例を説明する。あらかじめ、手長猿の縫いぐるみ人形のイラストを表示した用紙aに、人形の手振り、動作を示したイラストbを表示し、それらが意味する動作を上部cに示し、下部にはその意味を記載した文章dをもうける。用紙aに記載した手長猿のイラストbと文章dは一例であり、時代、世代とともに表現内容が変化することは当然である。本図では中高生の若者言葉が使用されている。また、このイラストで表現される様々なポーズは、占い遊びとして活用できるものである。さらに、人形を自由に自己の意志でポーズをとらせることが出来るので、単なる置物にならず変化性のある置物人形として使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】 本発明の全体図
【図2】 腕部の図
【図3】 腕部と胴部の接続個所の図
【図4】 手振りパターン10例と意味付けの図
【符号の説明】
【0008】
1 顔面部(マグネットを設けてある)
2 胴体部(マグネットを設けてある)
3 腕部
4 金属粒子
5 接続部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
頭部、胴体部の一部にマグネット板を設け、磁性のある粒子を内包した全方位に回転する長い手を組み合わせた手長猿の縫いぐるみ人形。
【請求項2】
請求項1の不規則にマグネットに張り付く手が表現する手振りを、占い判断によって意味付けさせる手長猿の縫いぐるみ人形。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2006−167390(P2006−167390A)
【公開日】平成18年6月29日(2006.6.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−382511(P2004−382511)
【出願日】平成16年12月13日(2004.12.13)
【出願人】(505021407)
【Fターム(参考)】