説明

打たせ湯装置

【課題】使用に際して入浴者に不快感を与えることを抑制した打たせ湯装置を提供する。
【解決手段】給湯器3から供給される湯水を吐出する打たせ湯ノズル45a,45bを備えた打たせ湯装置7において、該打たせ湯ノズル45a,45bから吐出される湯水の吐出方向に光を照射する照射部46と、該給湯器3から該打たせ湯ノズル45a,45bへ供給される湯水の供給開始からの経過時間を計時する計時手段47と、該計時手段47により計時された該経過時間に応じて、該照射部46により照射される光の照射態様を変更する照射態様変更手段48とを備える。前記光の照射態様は光の色とすることができる。打たせ湯装置7は、打たせ湯ノズル45a,45bから吐出される湯水の湯水温度を検出する温度センサ42をさらに備え、照射態様変更手段48は、前記経過時間と、該湯水温度とに応じて、前記光の照射態様を変更するものであってもよい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、給湯器から供給される湯水を吐出する打たせ湯ノズルを備えた打たせ湯装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、浴室において、給湯器から供給される湯水を、例えば浴室の天井部に配置された打たせ湯ノズルから吐出するようにした打たせ湯装置が知られている(例えば特許文献1参照)。そして、入浴者は、打たせ湯ノズルから吐出される湯水を、肩、首、背中等身体の所望の箇所に当てることで、リラクゼーション効果を感じて快適な入浴を楽しむことができる。
【0003】
しかしながら、湯水を身体に長時間当てすぎた場合等、前記打たせ湯装置の使い方によっては、却って入浴者の身体に負担をかけ、疲労による不快感を与えることがあるという不都合がある。
【特許文献1】特開2003−83557号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、上記不都合を解消するために、使用に際して入浴者に不快感を与えることを抑制した打たせ湯装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
かかる目的を達成するために、本発明は、給湯器から供給される湯水を吐出する打たせ湯ノズルを備えた打たせ湯装置において、該打たせ湯ノズルから吐出される湯水の吐出方向に光を照射する照射手段と、該給湯器から該打たせ湯ノズルへの湯水の供給開始からの経過時間を計時する計時手段と、該計時手段により計時された該経過時間に応じて、該照射手段により照射される光の照射態様を変更する照射態様変更手段とを備えたことを特徴とする。
【0006】
本発明によれば、前記照射手段により、前記打たせ湯ノズルから吐出される湯水の吐出方向に光が照射され、前記計時手段により、前記給湯器から前記打たせ湯ノズルへ供給される湯水の供給開始からの経過時間が計時され、前記照射態様変更手段により、該経過時間に応じて、前記打たせ湯ノズルから吐出される湯水に照射される光の照射態様が変更される。
【0007】
このように、前記経過時間に応じて前記打たせ湯ノズルから吐出される湯水の吐出方向に照射される光の照射態様を変更することにより、入浴者に対して、前記打たせ湯ノズルから吐出される湯水を肩、首、背中等の身体の所望の箇所に当てている時間を視認させ、打たせ湯の終了を促すことができる。このため、入浴者が、前記打たせ湯ノズルから吐出される湯水を身体に長時間当て過ぎることを抑制し、結果として、入浴者に疲労による不快感を与えることを抑制することができる。
【0008】
また、本発明において、前記光の照射態様は、例えば光の色とすることができる。この構成によれば、前記経過時間に応じて照射される前記光の色を変更することにより、前記給湯器から前記打たせ湯ノズルへ供給される湯水の供給開始からの経過時間を、該色の変化により入浴者に対して明確に視認させることができる。このため、入浴者が前記打たせ湯ノズルから吐出される湯水を身体に長時間当て過ぎることを確実に抑制することができる。
【0009】
また、本発明において、前記打たせ湯ノズルから吐出される湯水の温度を検出する温度検出手段をさらに備え、前記照射態様変更手段は、前記計時手段により計時された前記経過時間と、該温度検出手段により検出された湯水の温度とに応じて、前記光の照射態様を変更することが好ましい。
【0010】
本発明によれば、前記温度検出手段により、前記打たせ湯ノズルから吐出される湯水の湯水温度が検出され、前記照射態様変更手段により、前記計時手段により計時された前記経過時間と該温度検出手段により検出された該湯水温度とに応じて、前記打たせ湯ノズルから吐出される湯水の吐出方向に照射される光の照射態様が変更される。
【0011】
このように、前記打たせ湯ノズルから吐出される湯水の温度に応じて、該湯水の吐出方向に照射される光の照射態様を変更することにより、入浴者が実際に該湯水に触れなくとも、入浴者に対して湯水の温度を視認させることができる。このため、入浴者に対して、熱過ぎる又は冷た過ぎる湯水に触れることによる不快感を与えることを抑制することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
次に、添付の図面を参照しながら本発明の実施の形態についてさらに詳しく説明する。図1は本実施形態の打たせ湯装置が設置された浴室の説明図であり、図2は図1に示した浴暖装置と給湯器の構成図であり、図3は図1に示した打たせ湯装置の打たせ湯ノズル付近の拡大図であり、図4は図1に示した打たせ湯装置の作動を示すフローチャートである。
【0013】
図1に示す浴室1には、天井部に浴室暖房装置(以下、浴暖装置という)2が備えられ、外部に給湯器3が備えられている。
【0014】
浴暖装置2は、給湯器3から供給される温水を熱源とする浴暖機4と、給湯器3から供給される温水を破砕することにより液滴径が小さいスプラッシュミストを生成して浴室1内に噴射するスプラッシュミスト発生器5と、給湯器3から供給される温水をさらに加熱することにより高温の水蒸気であるスチームミストを生成して浴室1内に供給するスチームミスト発生器6と、給湯器3から供給される温水を下方に吐出する打たせ湯装置7とを備えている。また、浴暖装置2の外側には、打たせ湯ユニット40bが着脱自在に接続されている。また、給湯器3、浴暖機4、スプラッシュミスト発生器5、及びスチームミスト発生器6を操作するための浴室リモコン8と、打たせ湯装置7を操作するための打たせ湯リモコン9とが浴室1の壁面に設けられている。
【0015】
次に、図2を参照して浴暖装置2の各部について説明する。浴暖装置2に温水を供給する給湯器3は、主循環回路Pを循環する温水を温める暖房用熱交換器10と、打たせ湯用給水管Pから供給される水を加熱して打たせ湯用給湯管Pへ出湯する給湯用熱交換器11と、浴室リモコン8に接続されて給湯器3の作動を制御するコントローラ12とを備えている。
【0016】
浴暖機4は、主循環回路Pを循環する温水により周囲の空気を暖める浴暖用熱交換器15と、暖められた空気を浴室1内へ供給するファン16と、浴室リモコン8に接続されファン15を制御するコントローラ17とを備えている。
【0017】
スプラッシュミスト発生器5は、主循環回路Pから分岐したミスト用循環路Pを循環する温水により、ミスト用給水管Pから供給される水を加熱してミスト用給湯管Pへ出湯するミスト用熱交換器20と、ミスト用給湯管Pの先端に設けられたスプラッシュミストノズル21と、ミスト用給湯管Pの分岐部の下流側に設けられたスプラッシュ用電磁弁22とを備えている。浴室リモコン8に接続されたコントローラ(図示せず)を介して、スプラッシュ用電磁弁22を開弁することにより、スプラッシュミストノズル21からスプラッシュミストが浴室1内に噴射される。
【0018】
スチームミスト発生器6は、主循環回路Pから分岐したスチーム用循環路Pを循環する温水により加熱されるスチーム用熱交換器25と、ミスト用給湯管Pの分岐部に接続されたスチーム用給湯管Pの先端に設けられ、温水をスチーム用熱交換器25に噴射するスチーム用ノズル26と、該スチーム用ノズル26の温水の噴射により生じたスチームミストを浴室1内に供給するスチームミストノズル27と、スチーム用給湯管Pに設けられたスチーム用電磁弁28とを備えている。浴室リモコン8に接続されたコントローラ(図示せず)を介して、スチーム用電磁弁28を開弁することにより、スチームミストノズル27からスチームミストが浴室1内に供給され、浴室1内が高湿度雰囲気になる。
【0019】
浴室リモコン8は、給湯器3の作動を指示するためのコントローラ12に操作信号を送信する給湯器操作部30と、浴暖機4の作動を指示するためのコントローラ17に操作信号を送信する浴暖機操作部31と、スプラッシュミスト発生器5及びスチームミスト発生器6に操作信号を送信するミスト操作部32とを備えている。
【0020】
打たせ湯装置7は、打たせ湯用給湯管Pの先端に設けられた打たせ湯ユニット40aと、打たせ湯用給湯管Pから分岐した打たせ湯用分岐給湯管Pの先端に設けられ、浴暖装置2に外付けされる打たせ湯ユニット40bを着脱自在に接続するための給湯用接続栓50と、打たせ湯用給湯管Pの分岐部よりも上流側に設けられ、打たせ湯用給湯管Pの流量を制御する水量サーボ41と、打たせ湯用給湯管Pの分岐部よりも上流側に設けられ、打たせ湯用給湯管Pを流通する温水の温度を検出する温度センサ(本発明の温度検出手段に相当する)42と、打たせ湯用給湯管Pの分岐部よりも下流側に設けられた打たせ湯用電磁弁43aと、打たせ湯用分岐給湯管Pに設けられた打たせ湯用電磁弁43bとを備えている。また、打たせ湯装置7は、打たせ湯ユニット40a、水量サーボ41、温度センサ42、及び打たせ湯用電磁弁43a,43bの作動を制御するコントローラ44と、コントローラ44と浴暖装置2の外部に外付けされる打たせ湯ユニット40bとを着脱自在に接続して、後述する打たせ湯ユニット40bの照射部46bの作動を制御するための接続端子51と、打たせ湯リモコン9とを備えている。
【0021】
打たせ湯ユニット40aは、打たせ湯用給湯管Pの先端に接続された打たせ湯ノズル45aと、該打たせ湯ノズル45aから吐出される温水の吐出方向に光を照射する照射部(本発明の照射手段に相当する)46aとにより構成されている。一方、打たせ湯ユニット40bは、給湯用接続栓50に接続された給湯用接続管P10の先端に設けられた打たせ湯ノズル45bと、該打たせ湯ノズル45bから吐出される温水の吐出方向に光を照射する照射部46bとにより構成されている。打たせ湯ノズル45aは、スプラッシュミスト発生器5のスプラッシュミストノズル21と一体化されて、浴室1の洗い場1bの上方の天井1aに設置され、一方、打たせ湯ノズル45bは単独で浴室1の浴槽1cの上方の天井1aに設置されている。
【0022】
コントローラ44は、マイクロコンピュータ等によって構成される電子ユニットであり、所定の制御用プログラムを実行することによって、給湯器3から打たせ湯ユニット40a,40bへ供給される温水の供給開始からの経過時間を計時する計時手段47と、該計時手段47により計時された該経過時間に応じて、照射部46a,46bにより照射される光の照射態様を変更する照射態様変更手段48として機能するものである。
【0023】
コントローラ44から出力される制御信号によって、水量サーボ41、打たせ湯用電磁弁43a,43b、及び照射部46a,46bが制御され、照射部46a,46bにおいては、照射される光の照射態様が変更される。また、コントローラ44には、温度センサ42からの温度検出信号と、打たせ湯リモコン9からの操作信号が入力される。
【0024】
打たせ湯リモコン9は、打たせ湯ノズル45aからの温水の吐出を開始する打たせ湯ONスイッチ61aと、打たせ湯ノズル45aからの温水の吐出を停止する打たせ湯OFFスイッチ62aと、打たせ湯ノズル45bからの温水の吐出を開始する打たせ湯ONスイッチ61bと、打たせ湯ノズル45bからの温水の吐出を停止する打たせ湯OFFスイッチ62bと、打たせ湯ノズル45a,45bからの温水の吐出量の増減を指示する湯量増減スイッチ63と、打たせ湯ノズル45a,45bからの温水の吐出量を段階的に表示する湯量表示部64とを備えている。
【0025】
次に、図3を参照して、打たせ湯ユニット40aの構成を説明する。なお、打たせ湯ユニット40a,40bは、打たせ湯ノズル45a,45bの接続方法及び設置箇所を除いて同一の構成を有しているので、打たせ湯ユニット40bについては説明を省略する。
【0026】
図3に示したように、打たせ湯ユニット40aは、打たせ湯用給湯管Pの先端に天井1aから突出した状態で接続されて温水を下方に吐出する打たせ湯ノズル45aと、打たせ湯ノズル45aの上方に設けられた照射部46aとを備えている。照射部46aは、打たせ湯ノズル45aから吐出される温水に対して同軸落射する発光ダイオード(以下、LEDという)65と、該LED65の出射光を集光するレンズ66とからなり、コントローラ44に接続されている。
【0027】
LED65は、緑色LEDと赤色LEDを備えている。LED65は、コントローラ44を介して発光するLED65(緑色LED及び赤色LED)の組み合わせが制御されることにより、光の色が、緑色(緑色LEDがON且つ赤色LEDがOFF)、橙色(緑色LEDがON且つ赤色LEDがON)、赤色(緑色LEDがOFF且つ赤色LEDがON)の3色に切り替えられる。
【0028】
次に、図4に示したフローチャートに従って打たせ湯装置7の作動について説明する。ここでは、打たせ湯ユニット40aについて説明するが、打たせ湯ユニット40bについても同様である。
【0029】
まず、打たせ湯ONスイッチ61aが押される(ステップ(以下、STという)と、コントローラ44は打たせ湯用電磁弁43を開弁する(ST2)。これにより、給湯器3から打たせ湯ユニット40aへの温水の供給が開始され、打たせ湯ノズル45aからの温水の吐出が開始される。次に、照射態様変更手段48が緑色LEDをON(且つ赤色LEDはOFF)する(ST3)。これにより、打たせ湯ユニット40aから吐出される温水の吐出方向に緑色の光が照射される。次に、計時手段47が給湯器3から打たせ湯ユニット40aへの温水の供給開始からの経過時間Tの計時を開始する(ST4)。
【0030】
次に、計時手段47により計時された経過時間Tが所定時間T(例えばT=2分)を超えたとき(ST5)に、照射態様変更手段48は緑色LEDに加えて赤色LEDをONする(ST6)。これにより、打たせ湯ユニット40aから吐出される温水の吐出方向に照射される光の色が、緑色から橙色に切り替わる。
【0031】
次に、計時手段47により計時された経過時間Tが所定時間2T(例えば2T=4分)を超えたとき(ST7)に、照射態様変更手段48は赤色LEDをONしたまま緑色LEDをOFFする(ST8)。これにより、打たせ湯ユニット40aから吐出される温水の吐出方向に照射される光の色が、橙色から赤色に切り替わる。
【0032】
次に、計時手段47により計時された経過時間Tが所定時間3T(例えば3T=6分)を超えたとき(ST9)に、計時手段47は経過時間Tをリセット(T=0)し(ST10)、照射態様変更手段48は赤色LEDをOFFするとともに緑色LEDをONする(ST11)。これにより、打たせ湯ユニット40aから吐出される温水の吐出方向に照射される光の色が、赤色から緑色に切り替わる。そして、再びST4に戻り、ST4〜ST11が繰り返し実行される。
【0033】
本実施形態の打たせ湯装置7によれば、照射部46aにより、打たせ湯ノズル45aから吐出される温水の吐出方向に光が照射され、計時手段47により、給湯器3から打たせ湯ノズル45aへの温水の供給開始からの経過時間Tが計時され、照射態様変更手段48により、該経過時間Tに応じて、本実施形態では所定時間T(T=2分)毎に、打たせ湯ノズル45aから吐出される温水に照射された光の照射態様、すなわち光の色が、緑色→橙色→赤色→緑色→……と周期的に変更される。
【0034】
このように、経過時間Tに応じて打たせ湯ノズル45aから吐出される温水の吐出方向に照射される光の色を変更することにより、入浴者に対して、打たせ湯ノズル45aから吐出される温水を肩、首、背中等の身体の所望の箇所に当てている時間を視認させ、打たせ湯の終了を促すことができる。このため、入浴者が、打たせ湯ノズル45aから吐出される温水を身体に長時間当て過ぎることを抑制し、結果として、入浴者に疲労による不快感を与えることを抑制することができる。なお、打たせ湯装置7の作動中に打たせ湯OFFスイッチ62aが押されたときは、打たせ湯用電磁弁43を閉弁するとともに、緑色LED及び赤色LEDをOFFする。
【0035】
なお、本実施形態の照射態様変更手段48は、計時手段47により計時された経過時間Tに応じて、照射部46aにより打たせ湯ノズル45aから吐出される温水の吐出方向に照射される光の照射態様を変更するものであるが、該経過時間Tに加えて、温度センサ42により検出された温水の温度とに応じて、光の照射態様を変更するようにしてもよい。例えば、照射態様変更手段48は、経過時間Tに応じて光の色を変更するとともに、前記温水の温度が適温である場合には光を点灯(照射)し続け、該温水の温度が適温でない場合、すなわち温水が熱過ぎる又は冷た過ぎる場合には光を点滅させるものであってもよい。
【0036】
このように、温水温度に応じて打たせ湯ノズル45aから吐出される温水に照射された光の照射態様が変更することにより、入浴者が実際に該温水に触れなくとも、入浴者に対して温水温度を視認させることができる。このため、入浴者に対して、熱過ぎる又は冷た過ぎる温水に触れることによる不快感を与えることを抑制することができる。
【0037】
なお、本実施形態では、照射態様変更手段48により変更される光の照射態様は、光の色であるとしたが、光量(照度)や光の点滅周期を変更してもよく、また、これらを組み合わせてもよい。
【0038】
また、本実施形態では、打たせ湯装置7を浴暖装置2に組み込むとともに打たせ湯ユニット40bを浴暖装置2に着脱自在に接続した例を示したが、打たせ湯装置7を単体で浴室1に設置する仕様としてもよい。また、本実施形態では、打たせ湯装置7は、打たせ湯ユニット40を2つ備えるとしたが、1つでもよくまた3つ以上であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】本実施形態の打たせ湯装置が設置された浴室の説明図。
【図2】図1に示した浴暖装置と給湯器の構成図。
【図3】図1に示した打たせ湯装置の打たせ湯ノズル付近の拡大図。
【図4】図1に示した打たせ湯装置の作動を示すフローチャート。
【符号の説明】
【0040】
3…給湯器、 7…打たせ湯装置、 42…温度センサ(温度検出手段)、 45…打たせ湯ノズル、 46…照射部(照射手段)、 47…計時手段、 48…照射態様変更手段。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
給湯器から供給される湯水を吐出する打たせ湯ノズルを備えた打たせ湯装置において、
該打たせ湯ノズルから吐出される湯水の吐出方向に光を照射する照射手段と、
該給湯器から該打たせ湯ノズルへの湯水の供給開始からの経過時間を計時する計時手段と、
該計時手段により計時された該経過時間に応じて、該照射手段により照射される光の照射態様を変更する照射態様変更手段とを備えたことを特徴とする打たせ湯装置。
【請求項2】
前記光の照射態様は光の色であることを特徴とする請求項1記載の打たせ湯装置。
【請求項3】
前記打たせ湯ノズルから吐出される湯水の温度を検出する温度検出手段をさらに備え、
前記照射態様変更手段は、前記計時手段により計時された前記経過時間と、該温度検出手段により検出された湯水の温度とに応じて、前記光の照射態様を変更することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の打たせ湯装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2009−165775(P2009−165775A)
【公開日】平成21年7月30日(2009.7.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−10256(P2008−10256)
【出願日】平成20年1月21日(2008.1.21)
【出願人】(000115854)リンナイ株式会社 (1,534)
【Fターム(参考)】