説明

抗CD26抗体およびその使用方法

本発明は、新規な抗CD26抗体および他の関連するポリペプチドならびに抗体およびポリペプチドをコードする新規なポリヌクレオチドを提供する。本発明はまた、抗体およびポリペプチドを作製するための方法も提供する。抗体またはポリペプチドを含む組成物および細胞をさらに提供する。細胞増殖を阻害するためのおよびCD26に関連する状態の治療における等の抗体および/またはポリペプチドを使用するための方法もまた提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
(a)(i)配列GX1X2LX3TYGVH(配列番号31)[式中、X1はFまたはYであり、X2はSまたはTであり、X3はT、N、またはSである]を含む重鎖CDR1、(ii)配列VIWGX1GRTDYDX2X3FMS(配列番号32)[式中、X1はGまたはDであり、X2はAまたはSであり、X3はAまたはSである]を含む重鎖CDR2、および(iii)配列X1RHDWFDY(配列番号33)[式中、X1はNまたはSである]を含む重鎖CDR3からなる群から選択される1つまたは複数の重鎖CDR、
(b)(i)配列X1ASQX2IRNX3LN(配列番号34)[式中、X1はSまたはRであり、X2はGまたはDであり、X3はSまたはNである]を含む軽鎖CDR1、(ii)配列YSSNLX1X2(配列番号35)[式中、X1はHまたはQであり、X2はSまたはTである]を含む軽鎖CDR2、および(iii)配列QQSX1KLPX2T(配列番号36)[式中、X1はIまたはNであり、X2はFまたはLである]を含む軽鎖CDR3からなる群から選択される1つまたは複数の軽鎖CDR、または
(a)において示される1つまたは複数の重鎖CDRおよび(b)において示される1つまたは複数の軽鎖CDR、を含むポリペプチドであって、
但し、配列QVKLQESGPGLVQPSQTLSITCTVSGFSLTTYGVHWVRQSPGKGLEWLGVIWGGGRTDYDAAFISRLSISKDNSKSQVFFKMNSLQANDTAIYYCVRNRHDWFDYWGQGTTVTVSS(配列番号90)の重鎖可変領域および配列DIQMTQSPSSLSASLGDRVTITCSASQGIRNSLNWYQQKPDGAVKLLIYYSSNLHSGVPSRFSGSGSGTDFSLTISNLEPEDIATYYCQQSIKLPFTFGSGTKLEIK(配列番号91)の軽鎖可変領域の両方は含まない、ポリペプチド。
【請求項2】
(a)において示される1つまたは複数の重鎖CDRを含む、請求項1に記載のポリペプチド。
【請求項3】
(i)配列GX1X2LX3TYGVH(配列番号31)[式中、X1はFまたはYであり、X2はSまたはTであり、X3はT、N、またはSである]を含む重鎖CDR1、(ii)配列VIWGX1GRTDYDX2X3FMS(配列番号32)[式中、X1はGまたはDであり、X2はAまたはSであり、X3はAまたはSである]を含む重鎖CDR2、および(iii)配列X1RHDWFDY(配列番号33)[式中、X1はNまたはSである]を含む重鎖CDR3、を含む、請求項2に記載のポリペプチド。
【請求項4】
(i)配列X1ASQX2IRNX3LN(配列番号34)[式中、X1はSまたはRであり、X2はGまたはDであり、X3はSまたはNである]を含む軽鎖CDR1、(ii)配列YSSNLX1X2(配列番号35)[式中、X1はHまたはQであり、X2はSまたはTである]を含む軽鎖CDR2、および(iii)配列QQSX1KLPX2T(配列番号36)[式中、X1はIまたはNであり、X2はFまたはLである]を含む軽鎖CDR3、
をさらに含む、請求項3に記載のポリペプチド。
【請求項5】
重鎖CDR1が、GFSLTTYGVH(配列番号55)、GFSLSTYGVH(配列番号56)、およびGYSLTTYGVH(配列番号57)からなる群から選択される配列を含む、請求項1に記載のポリペプチド。
【請求項6】
重鎖CDR2が、VIWGDGRTDYDAAFMS(配列番号58)およびVIWGDGRTDYDSSFMS(配列番号59)からなる群から選択される配列を含む、請求項1に記載のポリペプチド。
【請求項7】
重鎖CDR3が、配列NRHDWFDY(配列番号60)を含む、請求項1に記載のポリペプチド。
【請求項8】
(a)(i)配列GFSLTTYGVH(配列番号55)を含むCDR1、
(ii)配列VIWGDGRTDYDAAFMS(配列番号58)を含むCDR2、および
(iii)配列NRHDWFDY(配列番号60)を含むCDR3、
を含む重鎖CDR、
(b)(i)配列GFSLSTYGVH(配列番号56)を含むCDR1、
(ii)配列VIWGDGRTDYDAAFMS(配列番号58)を含むCDR2、および
(iii)配列NRHDWFDY(配列番号60)を含むCDR3、
を含む重鎖CDR、または
(c)(i)配列GYSLTTYGVH(配列番号57)を含むCDR1、
(ii)配列VIWGDGRTDYDSSFMS(配列番号59)を含むCDR2、および
(iii)配列NRHDWFDY(配列番号60)を含むCDR3、
を含む重鎖CDR、
を含む、請求項1に記載のポリペプチド。
【請求項9】
(a)(i)配列RASQDIRNNLN(配列番号61)を含むCDR1、
(ii)配列YSSNLHS(配列番号64)を含むCDR2、および
iii)配列QQSIKLPLT(配列番号67)を含むCDR3、
を含む軽鎖CDR、
(b)(i)配列RASQGIRNNLN(配列番号62)を含むCDR1、
(ii)配列YSSNLQS(配列番号65)を含むCDR2、および
(iii)配列QQSIKLPFT(配列番号68)を含むCDR3、
を含む軽鎖CDR、または
(c)(i)配列SASQDIRNSLN(配列番号63)を含むCDR1、
(ii)配列YSSNLHT(配列番号66)を含むCDR2、および
(iii)配列QQSNKLPLT(配列番号69)を含むCDR3、
を含む軽鎖CDR、
をさらに含む、請求項8に記載のポリペプチド。
【請求項10】
(b)において示される1つまたは複数の軽鎖CDRを含む、請求項1に記載のポリペプチド。
【請求項11】
(i)配列X1ASQX2IRNX3LN(配列番号34)[式中、X1はSまたはRであり、X2はGまたはDであり、X3はSまたはNである]を含む軽鎖CDR1、(ii)配列YSSNLX1X2(配列番号35)[式中、X1はHまたはQであり、X2はSまたはTである]を含む軽鎖CDR2、および(iii)配列QQSX1KLPX2T(配列番号36)[式中、X1はIまたはNであり、X2はFまたはLである]を含む軽鎖CDR3、を含む、請求項10に記載のポリペプチド。
【請求項12】
軽鎖CDR1が、RASQDIRNNLN(配列番号61)、RASQGIRNNLN(配列番号62)、およびSASQDIRNSLN(配列番号63)からなる群から選択される配列を含む、請求項10に記載のポリペプチド。
【請求項13】
軽鎖CDR2が、YSSNLHS(配列番号64)、YSSNLQS(配列番号65)、およびYSSNLHT(配列番号66)からなる群から選択される配列を含む、請求項10に記載のポリペプチド。
【請求項14】
軽鎖CDR3が、QQSIKLPLT(配列番号67)、QQSIKLPFT(配列番号68)、およびQQSNKLPLT(配列番号69)からなる群から選択される配列を含む、請求項10に記載のポリペプチド。
【請求項15】
(a)(i)配列RASQDIRNNLN(配列番号61)を含むCDR1、
(ii)配列YSSNLHS(配列番号64)を含むCDR2、および
iii)配列QQSIKLPLT(配列番号67)を含むCDR3、
を含む軽鎖CDR、
(b)(i)配列RASQGIRNNLN(配列番号62)を含むCDR1、
(ii)配列YSSNLQS(配列番号65)を含むCDR2、および
(iii)配列QQSIKLPFT(配列番号68)を含むCDR3、
を含む軽鎖CDR、または
(c)(i)配列SASQDIRNSLN(配列番号63)を含むCDR1、
(ii)配列YSSNLHT(配列番号66)を含むCDR2、および
(iii)配列QQSNKLPLT(配列番号69)を含むCDR3、
を含む軽鎖CDR、
を含む、請求項10に記載のポリペプチド。
【請求項16】
(a)において示される1つまたは複数の重鎖CDR、および(b)において示される1つまたは複数の軽鎖CDRを含む、請求項1に記載のポリペプチド。
【請求項17】
前記ポリペプチドが、
(a)(i)配列EVQLVX1SGX2X3X4X5QPGX6X7LRLX8CX9AS(配列番号37)[式中、X1はEまたはQであり、X2はAまたはGであり、X3はGまたはEであり、X4はLまたはVであり、X5はV、K、またはEであり、X6はGまたはEであり、X7はTまたはSであり、X8はTまたはSであり、X9はTまたはKである]を含む重鎖FR1、(ii)配列WVRQAPGKGLEWX1G(配列番号38)[式中、X1はVまたはMである]を含む重鎖FR2、(iii)配列RVTISX1DX2SKX3TX4YLQX5NSLRAEDTAVYYCX6R(配列番号39)[式中、X1はKまたはRであり、X2はNまたはTであり、X3はSまたはNであり、X4はVまたはAであり、X5はMまたはLであり、X6はV、M、またはTである]を含む重鎖FR3、および(iv)配列WGQGTTVTVSS(配列番号40)を含む重鎖FR4、からなる群から選択される1つまたは複数の重鎖フレームワーク領域、
(b)(i)配列X1IX2X3TQSPSSLSX4X5X6GX7RX8TIX9C(配列番号41)[式中、X1はDまたはEであり、X2はLまたはEであり、X3はMまたはLであり、X4はAまたはVであり、X5はSまたはTであり、X6はL、P、またはAであり、X7はDまたはEであり、X8はVまたはAであり、X9はTまたはSである]を含む軽鎖FR1、(ii)配列WYQQKPGQAPRLLIY(配列番号42)を含む軽鎖FR2、(iii)配列GVPX1RFSGSGSGTDFTLTISRLX2X3EDX4AX5YYC(配列番号43)[式中、X1はS、D、またはAであり、X2はEまたはQであり、X3はPまたはAであり、X4はFまたはVであり、X5はT、A、またはIである]を含む軽鎖FR3、および(iv)配列FGSGTKVEIK(配列番号44)を含む軽鎖FR4、からなる群から選択される1つまたは複数の軽鎖フレームワーク領域、または
(c)(a)において示される1つまたは複数の重鎖フレームワーク領域および(b)において示される1つまたは複数の軽鎖フレームワーク領域、
をさらに含む、請求項1に記載のポリペプチド。
【請求項18】
(a)EVQLVX1SGX2X3X4X5QPGX6X7LRLX8CX9ASGX10X11LX12TYGVHWVRQAPGKGLEWX13GVIWGX14GRTDYDX15X16FMSRVTISX17DX18SKX19TX20YLQX21NSLRAEDTAVYYCX22RX23RHDWFDYWGQGTTVTVSS(配列番号29)[式中、X1はEまたはQであり、X2はAまたはGであり、X3はGまたはEであり、X4はLまたはVであり、X5はV、K、またはEであり、X6はGまたはEであり、X7はTまたはSであり、X8はTまたはSであり、X9はTまたはKであり、X10はFまたはYであり、X11はSまたはTであり、X12はT、N、またはSであり、X13はVまたはMであり、X14はGまたはDであり、X15はAまたはSであり、X16はAまたはSであり、X17はKまたはRであり、X18はNまたはTであり、X19はSまたはNであり、X20はVまたはAであり、X21はMまたはLであり、X22はV、M、またはTであり、X23はNまたはSである]からなるアミノ酸配列、
(b)X1IX2X3TQSPSSLSX4X5X6GX7RX8TIX9CX10ASQX11IRNX12LNWYQQKPGQAPRLLIYYSSNLX13X14GVPX15RFSGSGSGTDFTLTISRLX16X17EDX18AX19YYCQQSX20KLPX21TFGSGTKVEIK(配列番号30)[式中、X1はDまたはEであり、X2はLまたはEであり、X3はMまたはLであり、X4はAまたはVであり、X5はSまたはTであり、X6はL、PまたはAであり、X7はDまたはEであり、X8はVまたはAであり、X9はTまたはSであり、X10はSまたはRであり、X11はGまたはDであり、X12はSまたはNであり、X13はHまたはQであり、X14はSまたはTであり、X15はS、D、またはAであり、X16はEまたはQであり、X17はPまたはAであり、X18はFまたはVであり、X19はT、A、またはIであり、X20はIまたはNであり、X21はFまたはLである]からなるアミノ酸配列、または
(c)(a)において示されるアミノ酸配列および(b)において示されるアミノ酸配列の両方、
を含むポリペプチド。
【請求項19】
(a)配列番号15〜21からなる群から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも約80%の同一性を有するアミノ酸配列、
(b)配列番号22〜28からなる群から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも約80%の同一性を有するアミノ酸配列、または
(c)(a)において示されるアミノ酸配列および(b)において示されるアミノ酸配列、
を含むポリペプチドであって、
但し、配列QVKLQESGPGLVQPSQTLSITCTVSGFSLTTYGVHWVRQSPGKGLEWLGVIWGGGRTDYDAAFISRLSISKDNSKSQVFFKMNSLQANDTAIYYCVRNRHDWFDYWGQGTTVTVSS(配列番号90)の重鎖可変領域および配列DIQMTQSPSSLSASLGDRVTITCSASQGIRNSLNWYQQKPDGAVKLLIYYSSNLHSGVPSRFSGSGSGTDFSLTISNLEPEDIATYYCQQSIKLPFTFGSGTKLEIK(配列番号91)の軽鎖可変領域の両方は含まない、ポリペプチド。
【請求項20】
(a)配列番号15〜21からなる群から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも約95%の同一性を有するアミノ酸配列、
(b)配列番号22〜28からなる群から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも約95%の同一性を有するアミノ酸配列、または
(c)(a)において示されるアミノ酸配列および(b)において示されるアミノ酸配列、
を含む、請求項19に記載のポリペプチド。
【請求項21】
(a)配列番号15〜21からなる群から選択されるアミノ酸配列、
(b)配列番号22〜28からなる群から選択されるアミノ酸配列、または
(c)(a)において示されるアミノ酸配列および(b)において示されるアミノ酸配列、
を含む、請求項20に記載のポリペプチド。
【請求項22】
(a)配列番号26のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域および配列番号15のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域、
(b)配列番号22のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域および配列番号18のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域、
(c)配列番号28のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域および配列番号19のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域、または
(d)配列番号23のアミノ酸配列を含む重鎖可変領域および配列番号19のアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域、
を含む、請求項21に記載のポリペプチド。
【請求項23】
(a)(i)配列EVQLVX1SGX2X3X4X5QPGX6X7LRLX8CX9AS(配列番号37)[式中、X1はEまたはQであり、X2はAまたはGであり、X3はGまたはEであり、X4はLまたはVであり、X5はV、K、またはEであり、X6はGまたはEであり、X7はTまたはSであり、X8はTまたはSであり、X9はTまたはKである]を含む重鎖FR1、(ii)配列WVRQAPGKGLEWX1G(配列番号38)[式中、X1はVまたはMである]を含む重鎖FR2、(iii)配列RVTISX1DX2SKX3TX4YLQX5NSLRAEDTAVYYCX6R(配列番号39)[式中、X1はKまたはRであり、X2はNまたはTであり、X3はSまたはNであり、X4はVまたはAであり、X5はMまたはLであり、X6はV、M、またはTである]を含む重鎖FR3、および(iv)配列WGQGTTVTVSS(配列番号40)を含む重鎖FR4、からなる群から選択される1つもしくは複数の重鎖フレームワーク領域、
(b)(i)配列X1IX2X3TQSPSSLSX4X5X6GX7RX8TIX9C(配列番号41)[式中、X1はDまたはEであり、X2はLまたはEであり、X3はMまたはLであり、X4はAまたはVであり、X5はSまたはTであり、X6はL、P、またはAであり、X7はDまたはEであり、X8はVまたはAであり、X9はTまたはSである]を含む軽鎖FR1、(ii)配列WYQQKPGQAPRLLIY(配列番号42)を含む軽鎖FR2、(iii)配列GVPX1RFSGSGSGTDFTLTISRLX2X3EDX4AX5YYC(配列番号43)[式中、X1はS、D、またはAであり、X2はEまたはQであり、X3はPまたはAであり、X4はFまたはVであり、X5はT、A、またはIである]を含む軽鎖FR3、および(iv)配列FGSGTKVEIK(配列番号44)を含む軽鎖FR4、からなる群から選択される1つまたは複数の軽鎖フレームワーク領域、または
(c)(a)において示される1つまたは複数の重鎖フレームワーク領域および(b)において示される1つまたは複数の軽鎖フレームワーク領域、
を含むポリペプチドであって、
但し、配列QVKLQESGPGLVQPSQTLSITCTVSGFSLTTYGVHWVRQSPGKGLEWLGVIWGGGRTDYDAAFISRLSISKDNSKSQVFFKMNSLQANDTAIYYCVRNRHDWFDYWGQGTTVTVSS(配列番号90)の重鎖可変領域および配列DIQMTQSPSSLSASLGDRVTITCSASQGIRNSLNWYQQKPDGAVKLLIYYSSNLHSGVPSRFSGSGSGTDFSLTISNLEPEDIATYYCQQSIKLPFTFGSGTKLEIK(配列番号91)の軽鎖可変領域の両方は含まない、ポリペプチド。
【請求項24】
YSLRWISDHEYLY(配列番号45;ペプチド6)、LEYNYVKQWRHSY(配列番号46;ペプチド35)、TWSPVGHKLAYVW(配列番号47;ペプチド55)、LWWSPNGTFLAYA(配列番号48;ペプチド84)、RISLQWLRRIQNY(配列番号49;ペプチド132)、YVKQWRHSYTASY(配列番号50;ペプチド37)、EEEVFSAYSALWW(配列番号51;ペプチド79)、DYSISPDGQFILL(配列番号52;ペプチド29)、SISPDGQFILLEY(配列番号53;ペプチド30)、およびIYVKIEPNLPSYR(配列番号54;ペプチド63)からなる群から選択される1つまたは複数のペプチドに結合する抗体であって、但し、配列QVKLQESGPGLVQPSQTLSITCTVSGFSLTTYGVHWVRQSPGKGLEWLGVIWGGGRTDYDAAFISRLSISKDNSKSQVFFKMNSLQANDTAIYYCVRNRHDWFDYWGQGTTVTVSS(配列番号90)の重鎖可変領域および配列DIQMTQSPSSLSASLGDRVTITCSASQGIRNSLNWYQQKPDGAVKLLIYYSSNLHSGVPSRFSGSGSGTDFSLTISNLEPEDIATYYCQQSIKLPFTFGSGTKLEIK(配列番号91)の軽鎖可変領域の両方は含まない、抗体。
【請求項25】
抗体である、請求項1に記載のポリペプチド。
【請求項26】
モノクローナル抗体である、請求項25に記載の抗体。
【請求項27】
ヒト化抗体である、請求項25に記載の抗体。
【請求項28】
抗体断片である、請求項25の抗体。
【請求項29】
抗体断片が、Fab、Fab'、Fab'-SH、Fv、scFv、およびF(ab')2からなる群から選択される、請求項28に記載の抗体。
【請求項30】
抗体鎖である、請求項1に記載のポリペプチド。
【請求項31】
ネズミモノクローナル抗体ではない、請求項1に記載のポリペプチド。
【請求項32】
単離された、請求項1に記載のポリペプチド。
【請求項33】
CD26に結合する、請求項1に記載のポリペプチド。
【請求項34】
CD26がヒトCD26である、請求項33に記載のポリペプチド。
【請求項35】
ヒトCD26に約6nM以下のKDで結合する、請求項34に記載のポリペプチド。
【請求項36】
請求項1に記載のポリペプチドをコードするポリヌクレオチド。
【請求項37】
請求項36に記載のポリヌクレオチドを含むベクター。
【請求項38】
請求項36に記載のポリヌクレオチドを含む宿主細胞。
【請求項39】
配列番号1〜14からなる群から選択される核酸配列を含むポリヌクレオチド。
【請求項40】
請求項39に記載のポリヌクレオチドを含む宿主細胞。
【請求項41】
請求項1に記載のポリペプチドおよび薬学的に許容し得る賦形剤を含む医薬組成物。
【請求項42】
CD26を発現する細胞の増殖を阻害するための方法であって、該細胞を、請求項1に記載のポリペプチドと接触させることを含む方法。
【請求項43】
被験体におけるCD26発現に関連する状態を治療する方法であって、請求項1に記載のポリペプチドを含む有効量の組成物を被験体に投与することを含む方法。
【請求項44】
状態が自己免疫疾患である、請求項43に記載の方法。
【請求項45】
前記状態が移植片対宿主疾患である、請求項43に記載の方法。
【請求項46】
前記状態が癌である、請求項43に記載の方法。
【請求項47】
癌が血液悪性腫瘍である、請求項46に記載の方法。
【請求項48】
被験体が、CD26を発現する腫瘍を有しているかまたはCD26を発現する腫瘍が除去されている、請求項46に記載の方法。
【請求項49】
癌が、リンパ腫、腎臓癌、前立腺癌、または肺癌である、請求項46に記載の方法。
【請求項50】
CD26を発現する腫瘍を有しているかまたはCD26を発現する腫瘍が除去されている被験体における腫瘍成長を阻害する方法であって、請求項1に記載のポリペプチドを含む有効量の組成物を被験体に投与することを含む方法。
【請求項51】
被験体におけるCD26を発現する癌細胞の転移を阻害するための方法であって、請求項1に記載のポリペプチドを含む有効量の組成物を被験体に投与することを含む方法。
【請求項52】
被験体がヒトである、請求項43に記載の方法。
【請求項53】
抗体である、請求項18、19、または23に記載のポリペプチド。
【請求項54】
CD26に結合する、請求項18、19、または23に記載のポリペプチド。
【請求項55】
請求項18、19、または23に記載のポリペプチドをコードするポリヌクレオチド。
【請求項56】
請求項18、19、または23に記載のポリペプチドおよび薬学的に許容し得る賦形剤を含む医薬組成物。
【請求項57】
CD26を発現する細胞の増殖を阻害する方法であって、該細胞を、請求項18、19、または23に記載のポリペプチドと接触させることを含む方法。
【請求項58】
被験体におけるCD26発現に関連する状態を治療するための方法であって、請求項18、19、または23に記載のポリペプチドを含む有効量の組成物を被験体に投与することを含む方法。
【請求項59】
前記状態が癌である、請求項58に記載の方法。
【請求項60】
CD26を発現する腫瘍を有しているかまたはCD26を発現する腫瘍が除去されている被験体における腫瘍成長を阻害する方法であって、請求項18、19、または23に記載のポリペプチドを含む有効量の組成物を被験体に投与することを含む方法。
【請求項61】
被験体におけるCD26を発現する癌細胞の転移を阻害する方法であって、請求項18、19、または23に記載のポリペプチドを含む有効量の組成物を被験体に投与することを含む方法。
【請求項62】
化学療法、放射線療法、外科手術、ホルモン療法、またはさらなる免疫療法で被験体を治療するステップをさらに含む、請求項46に記載の方法。
【請求項63】
化学療法、放射線療法、外科手術、ホルモン療法、またはさらなる免疫療法で被験体を治療するステップをさらに含む、請求項59に記載の方法。
【請求項64】
(a)(i)配列GFSLTTYGVH(配列番号55)を含むCDR1、(ii)配列VIWGDGRTDYDAAFMS(配列番号58)を含むCDR2、および(iii)配列NRHDWFDY(配列番号60)を含むCDR3、を含む重鎖CDR、ならびに
(b)(i)配列RASQGIRNNLN(配列番号62)を含むCDR1、(ii)配列YSSNLQS(配列番号65)を含むCDR2、および(iii)配列QQSIKLPFT(配列番号68)を含むCDR3、を含む軽鎖CDR、
を含む、請求項9に記載のポリペプチド。
【請求項65】
受託番号PTA-7695として大腸菌中でATCCに寄託されたプラスミドによりコードされた抗体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23A】
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【図23B】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【公表番号】特表2009−502139(P2009−502139A)
【公表日】平成21年1月29日(2009.1.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−523043(P2008−523043)
【出願日】平成18年7月24日(2006.7.24)
【国際出願番号】PCT/US2006/028702
【国際公開番号】WO2007/014169
【国際公開日】平成19年2月1日(2007.2.1)
【出願人】(504340981)ワイズセラピューティックス株式会社 (2)
【Fターム(参考)】