説明

折りたためるフレーム構造物

折りたためるフレームは可撓性張力ケーブルによって一緒に結合されている複数のフレーム部材を含む。1つの実施例では、個々のフレーム部材は、組み立てを容易にするために弾性コードによってまた結合されている。引張部材は、アーチ形状ケーブル軌道を含み、回転可能にフレームに接続されている。フレームと引張部材との第1方向への相対的な回転は、張力ケーブルをきつく締め、フレームと引張部材との第2方向への相対的な回転は張力ケーブルを緩める。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般に折りたためるフレーム構造物に関し、特に、内部コードあるいはケーブルによって一緒に維持されている複数の分離可能なフレーム部材を含む折りたためるフレーム構造物に関する。
【背景技術】
【0002】
可撓性コードあるいはケーブルによって端と端がを接続され、一緒に維持されている複数のフレーム部材を含む折りたためるフレーム構造物が知られている。例えば、米国特許第6,557,572号公報、同第4,827,958号公報、同第4,706,696号公報は、弾性コードによって一緒に維持されているポール部を含むテントのポールを開示する。個々のポール部は、格納用のコンパクトな束を形成するために分離して折りたたむことができる。弾性コードは、組立を容易にするために個々のフレーム部材を引っ張る。同様のフレームシステムが、米国特許第6,038,802号公報(携帯用ディスプレイ)、同第4,215,877号公報(折りたたみ式ユーティリティ・カート)、同6,062,648号(折りたたみ式椅子)によって示されるような他のデバイスに見ることができる。個々の部分を一緒に維持するために弾性コードに依存するフレーム構造物は、容易に組み立てられるが、支えられる荷重は制限される。
【0003】
また、米国特許第5,930,971号公報と米国特許第4,167,354号公報で示されるような多数の部分からなるフレーム構造物をぴんと張るために鋼ケーブルのような非弾性のケーブルを使用することが知られている。これらの特許では、引張ケーブルは、端と端がつながれて結合された個々のフレーム部材の内部を通っており、フレームはフレームを強固にするために、組み立てられた後で引張装置によってピンと張られる。非弾力の張力ケーブルを使用するフレームは、大きな荷重を支えることができるが、容易に組み立てを進めることができない。さらに、引張装置は、操作するために複雑で手間がかかる傾向がある。
【特許文献1】米国特許第6,557,572号公報
【特許文献2】米国特許第4,827,958号公報
【特許文献3】米国特許第4,706,696号公報
【特許文献4】米国特許第6,038,802号公報
【特許文献5】米国特許第4,215,877号公報
【特許文献6】米国特許第6,062,648号公報
【特許文献7】米国特許第5,930,971号公報
【特許文献8】米国特許第4,167,354号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従って、容易な組み立てを維持したままで比較的重い荷重を支えることができる折りたためるフレーム構造物に対する必要性が存在する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
概要
本発明は、端と端が接続され可撓性部材によって一緒に維持されている複数のフレーム部材を有する折りたためるフレーム構造物に関する。本発明の1つの態様は、複数のフレーム部材を相互接続するために可撓性第1部材と第2部材の使用を含む。可撓性第1部材は、個々のフレーム部材を一緒に引っ張ることによって組立を容易に進める弾性コードを含む。可撓性第2部材は、フレームに強さを加えるためにフレームの組立の間にぴんと張られる非弾性ケーブルを含む。本発明の別の態様は、引張部材の設計を含む。引張部材は、アーチ形状のケーブル軌道を含み、回転可能にフレームに接続されている。フレームと引張部材の第1方向への相対的な回転は、ケーブルをぴんと張るが、フレーム部と引張部材の第2方向への相対的な回転は、前記ケーブルを緩める。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
ここで、図面を参照すると、図1は、一般的に数字10で示される例示のフレーム構造物を示す。フレーム構造物10は、数字12、14、および16によって一般的に示された12個の管状フレーム部材、4個のコーナ・コネクタ24、および2つの引張装置(ぴんと張る装置)50を含む。2つのフレーム部材12は、各引張装置50に接続され、引張装置50から外方向のそれぞれ反対方向に延びている。フレーム部材14は、フレーム部材12と端と端をつなぐように接続され、フレーム構造物10の側面を形成している。2つのフレーム部材16は、端と端をつないぐようにフレーム構造物10の各端部を形成している。フレーム部材16はコーナ・コネクタ24によってそれぞれのフレーム部材14に90度の角度で接続されている。
【0007】
本発明の1つの例の実施例では、フレーム構造物10は、フレーム部Aとフレーム部Bとしてラベル付けされた2つのu形状フレーム部を含む。他の実施例では、フレームは、2つ以上の部分に分割され得る。例えば、フレーム10は4つの部分に分割することができる。例示の実施例では、2つのフレーム部は、軸Xの周りを旋回するように互いに旋回可能に接続されている。各フレーム部は、2つのフレーム部材12と、2つのフレーム部材14と、2つのフレーム部材16を含む。便利なように、文字の接尾辞aとbは、明瞭にするために必要とされるフレーム構造物10の異なる部分の同様な部品を区別するために以下の説明で使用される。例えば、フレーム部Aに対するフレーム部材12は、フレーム部B中のフレーム部材12から区別する必要がある場合、フレーム部材12aと呼ばれる。一般に特定の種類の部品に言及し、フレーム部B中の部品からフレーム部A中の部品を区別することが必要でない場合には、文字の接尾辞は使用されない。
【0008】
各フレーム部中のフレーム部材12、14、および16は、一つまたはそれ以上の可撓性部材によって一緒に維持される。例示の例の実施例では、各フレーム部は、2つの可撓性部材;弾性コード30と張力ケーブル32を有する。弾性コード30と張力ケーブル32は、フレーム部材12、14、および16の内部を通って延びている。各フレーム部に対する弾性コード30と張力ケーブル32の反対側の各端部は、各引張装置50に接続されている。各フレーム部に対して1つの弾性コード30と張力ケーブル32がある。弾性コード30と張力ケーブル32は、フレーム10を折りたたむとき、弾性コード30が引張装置50から張力ケーブル30を引っ張るのを助けるように、締め紐(tie:図示せず)によって選択された点で一緒に結合され得る。
【0009】
以下により詳細に説明されるように、弾性コード30は、フレーム部材12、14、および16を一緒に引っ張ることによって、フレーム構造物10の組立を容易にすすめる。しかしながら、弾性コード30は、荷重に耐える構造のためのフレーム構造物10に十分な力を伝達しない。張力ケーブル32は、鋼や炭素繊維のような可撓性で一般に非弾性ケーブルであり、フレーム構造物10の組立の間、荷重に耐える構造のために必要とされるフレーム構造物に加えられた強さを与えるように引っ張られる。弾性コード30と張力ケーブル32はまた、フレーム構造物10を分解するあるいは折りたむときに部品が分離して失われないように、フレーム部12、14、および16を一緒に緩く維持する。
【0010】
図2は分離されたジョイントで半分に折りたたまれたフレーム構造物10を示している。さらに詳細に以下に説明されるが、フレーム構造物10を半分に折りたたむ行為は、張力ケーブル32にゆるみを発生し、フレームのジョイントが分離されるのを可能にする。ジョイントがいったん分離されると、全体のフレーム構造物は、図12に示されるように、束(bundle)を形成するために折りたたむことができる。当業者は、ジョイントを分離すると弾性コード30が伸びることを理解するだろう。
【0011】
図3A〜3Cは、フレーム部材12と14の間の例示の直線接続(straight joint)18を示している。同じ直線接続18がフレーム構造物10の各端部で2つのフレーム部材16を結合するために使用され得る。スリーブ20は、フレーム部材14の端部で固定される。スリーブ20はフレーム部材14の端部から延びてフレーム部材12の端部に挿入される。あるいはまた、スリーブ20は、フレーム部材12に固定され、フレーム部材14の端部に挿入され得る。フレーム部材12と14の端部は、フレーム部材12と14の間の相対的な回転を防ぐために図3Bに示されているような角度で切られ得る。弾性コード30と張力ケーブル32は、フレーム部材12と14の間の接続部を通り抜ける。フレーム構造物10を格納するために分解するとき、フレーム部材12と14は、引き離されて並んで折りたたまれる。スリーブ20は図3Cに示されるように、その中に形成された切り欠きあるいはスロット21を有し得る。スロット21の存在は、フレーム構造物10を折りたたむために生成する必要があるゆるみ量を減少させる。
【0012】
図4は、フレーム部材14と16と接続する例示の角継手22を示す。角継手24は、フレーム部14の端部に固定されている。角継手24は、フレーム部16の端部中に挿入するスリーブ26を含んでいる。あるいはまた、スリーブ26は、フレーム部材16に固定してフレーム部材16の端部に挿入することができる。弾性コード30と張力ケーブル32は、角継手24とフレーム部材16との間の接続部を通過する。角継手24は、角継手24を通って張力ケーブル32を導くためのガイドプーリ28を含み得る。
【0013】
図5と図6は角継手24のための代替設計を示す。この設計では、角継手24は、旋回軸25によって旋回可能に接続される第1と第2部を含む。図5は、広げた位置での角継手24を示す。フレーム構造物10が折りたたまれると、第1と第2部は図6に示されるように内側に折りたたまれる。
【0014】
図7と図8は引張装置50を示す。引張装置50は、フレーム構造物10の組立の間に各フレーム部の張力ケーブル32をきつく締めて、フレーム構造物10に強さを追加する。引張装置50は、旋回可能に接続された2つの引張部材(ぴんと張る部材)52aと52bを含む。引張部材52aと52bは、図7に示される広げた位置と図8に示される折りたたまれた位置の間で旋回軸部材53の周りを回転する。フレーム部材12aは、引張部材52bに接続し、フレーム部材12bは引張部材12aに接続する。したがって、引張部材52aはフレーム部材12aに対して回転し、引張部材52bはフレーム部材12bに対して回転する。
【0015】
図9は、1つの引張部材52を示す斜視図である。引張部材52は、引張部材52をそれぞれのフレーム部材12に接続するコネクタ62を含む回転可能なハウジング54を含む。ハウジング54は、熱可塑性プラスチック、金属、または金属合金から形成された単一部材であり得る。回転可能なハウジング54は、一般に、円形形状であり、ハブ55と内壁56と外壁58とを含んでいる。内壁56と外壁58は、張力ケーブル32を収容するために円形のケーブル軌道60を画定する。内壁56中の開口57は、引張部材52に張力ケーブル32を固定するために張力ケーブル32の端部を受け入れる。ガイドプーリ64は、摩擦と摩耗を減らして、張力ケーブル32を接続する引張部材52のケーブル軌道60に導くために提供される。
【0016】
図10と11は、広げた位置の引張装置50を示す。図12と図13は、折りたたまれた位置の引張装置50を示す。フレーム部Aに対する張力ケーブル32aは、引張部材52aのコネクタ62bに入り、引張部材52aに回り、引張部材52aのケーブル軌道60aの周りを通過する。張力ケーブル32aの端部は、引張部材52aの内壁56中の開口57を通り抜けて、引張部材52aに固定される。同様に、張力ケーブル32bは引張部材52aのコネクタ62aに入り、引張部材52bに回り、引張部材52bのケーブル軌道60bの周りを通過する。張力ケーブル32bの端部は、同じように引張部材52bに固定される。1つの引張部材52から別の引張部材までケーブルの回りが図10に最も良く示されている。
【0017】
引張部材52は、図13に示す分解されたかまたは折りたたまれた位置にあるとき、張力ケーブル32は、各引張部材52のケーブル軌道60の周りに短い距離だけ移動する。引張部材52は、図10に示す組み立てられたかまたは広げた位置にあるとき、張力ケーブル32は、それぞれの引張部材52のケーブル軌道60の周りを180度以上移動して張力ケーブル32からゆるみを取り除く。したがって、第1方向への引張装置52の回転はケーブル32を強く締めるが、逆方向への回転は、ケーブルの張りを緩めるかまたは弱める。
【0018】
図12は分解されたフレーム構造物10を示す。分解されると、フレーム構造物10の部品は、図2に示されるように、束(バンドル)を形成するために2つに折りたたむことができる。フレーム構造物10を分解するために、フレーム構造物10は、最初に、図2に示されているようにフレーム構造物10の横軸Xに沿って半分に折りたたむ。フレーム構造物10を折りたたむ行為は張力ケーブル32を緩める。フレーム構造物が半分に折りたたまれた後に、次に、フレーム部材12、14、および16は引き離されて束を形成するために並列に配置される。分解されたフレーム構造物10はひもで固定されるかまたはバッグ中に配置され得る。この工程は、フレーム構造物10を組み立てるのと逆の工程である。
【0019】
フレームを組み立てるために、個々のフレーム部材12、14、および16は、図2に示されているように、配置される。そして、次に、弾性コード30は、フレーム部材12、14、および16を一緒に引っ張る。フレーム部材がいったん引っ張られると、2つのフレーム部は、図1に示さる開いた位置に移動し得る。図1に示される広げた位置にフレーム部を動かすと、ゆるみが張力ケーブル32から取り除かれる。掛け金(ラッチ)あるいは他の施錠機構がフレーム部を開いた位置に固定するのに使用され得る。
【0020】
例示の実施例では、各フレーム部は、別々の張力ケーブル32と弾性コード30を含む。他の実施例では、両方のフレーム部のために単一弾性コード30と張力ケーブル32を使用し得る。弾性コード30と張力ケーブル32の端部は、必ずしも引張部材52に固定される必要はない。代わりに、弾性コード30あるいは張力調整ケーブル32のいずれかの端部は、フレーム部材12、14、または16のひとつで終端となり得る。
【0021】
当業者は、上記説明されたフレーム構造物は、1つの例示の実施例だけを表し、その多くの変形が使用され得ることを認めるだろう。例えば、フレーム構造物10は、2つ以上の折りたためるフレーム部を有し得る。図15は、例えば、椅子あるいはベビーカーで使用し得る3つのフレーム部を含むフレーム構造物10を示している。フレーム部材12、14、および16のいくつかは、旋回可能に接続し得る。図16では、フレーム構造物10のいずれかの端部におけるフレーム部材16が蝶番19によって接続されている実施例を示す。また、弾性コード30と張力ケーブル32の数は変更することができる。例えば、4つの弾性コード30と4つの張力ケーブル32は、図16に示される実施例で使用され得る。
【0022】
フレーム構造物10は、テント、天蓋、椅子、テーブル、ベビーカー、荷物運搬車、ユーティリティカート、ベッド、簡易寝台、ディスプレイ、ステッキ、および歩行器などのほとんど無限の種類の構造物中で使用することができる。
【0023】
本発明は、もちろん、本発明の範囲と本質的特質から逸脱せずに、本明細書に詳しく説明されたもの以外の特定の方法において実施することができる。したがって、本実施例は、あらゆる点で例示として限定されるものではないものであるとみなされ、付属の特許請求の範囲の意味するものと均等の範囲内の全ての変更はその中に受け入れることを意図している。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】広げた位置での折りたためるフレーム構造物の斜視図である。
【図2】分離された結合部で折りたたまれている、折りたためるフレーム構造物を示す図である。
【図3A】複数のフレーム部材の間の直線接続の例を示す図である。
【図3B】複数のフレーム部材の間の直線接続の例を示す図である。
【図3C】複数のフレーム部材の間の直線接続の例を示す図である。
【図4】複数のフレーム部材間の第1例示の角継手を示す図である。
【図5】複数のフレーム部材間の第2例示の角継手を示す図である。
【図6】複数のフレーム部材間の第2例示の角継手を示す図である。
【図7】2つの引張部材を含む引張装置の広げた位置での斜視図である。
【図8】2つの引張部材を含む引張装置の折りたたんだ位置での斜視図である。
【図9】図7と図8に示された引張装置のための引張部材の斜視図である。
【図10】広げた位置での引張装置の平面図である。
【図11】図10の線11−11に沿って取られた、広げた位置での引張装置の断面図である。
【図12】折りたたんだ位置での引張装置の端面図である。
【図13】図12の線13−13に沿って取られた、折りたたんだ位置での引張装置の断面図である。
【図14】折りたたまれたフレームを示す斜視図である。
【図15】折りたためるフレーム構造物の第2実施例の斜視図である。
【図16】折りたためるフレーム構造物の第3実施例の斜視図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
折りたためるフレームであって、
フレームを形成するために接続するように適合された2つまたはそれ以上のフレーム部材と、
前記フレーム部材が前記フレームの組立てをすすめるために並べられる場合に、前記フレーム部材を一緒に引っ張るために前記フレーム部材の内部を通って延びている弾性コードと、
前記フレーム部材の内部を通って延びている非弾性の張力ケーブルと、
前記フレームの強さを高めるために前記フレームが組み立てられるときに、前記張力ケーブルをぴんと張るように前記張力ケーブルに接続された引張機構と、
を有することを特徴とする折りたためるフレーム。
【請求項2】
前記引張部材は、回転可能であり、前記張力ケーブルを受け入れるためのアーチ形状軌道を含み、
前記張力ケーブルは、前記引張部材の第1方向への回転が前記張力ケーブルをぴんと引っ張り、前記引張部材の第2方向への回転が前記張力ケーブルをゆるめるように、前記アーチ形状軌道の周囲に延びていることを特徴とする請求項1に記載の折りたためるフレーム。
【請求項3】
互いに旋回可能に接続されている2つのフレーム部を有することを特徴とする請求項1に記載の折りたためるフレーム。
【請求項4】
各フレーム部のための引張部材が、互いに回転可能に接続されていることを特徴とする請求項2に記載の折りたためるフレーム。
【請求項5】
各フレーム部は2つの引張部材を含むことを特徴とする請求項4に記載の折りたためるフレーム。
【請求項6】
1つまたはそれ以上のフレーム部を有する折りたためるフレームであって、
各フレーム部は、
端部で端部関連に接続されるように適合された2つまたはそれ以上のフレーム部材と、
アーチ形状ケーブル軌道を有し、前記フレーム部材のうちの1つ対して回転可能に接続されている少なくとも1個の引張部材と、
前記フレーム部材の内部を通って前記引張部材の前記アーチ形状ケーブル軌道の周囲に延びている張力ケーブルであって、前記フレーム部材と前記引張部材とが第1方向へ相対的に回転すると前記張力ケーブルがぴんと張られ、前記フレーム部材と前記引張部材とが第2方向へ相対的に回転すると前記張力ケーブルが緩まる、前記張力ケーブルと、
を有することを特徴とする折りたためるフレーム。
【請求項7】
互いに旋回可能に接続されている少なくとも2つのフレーム部を有することを特徴とする請求項6に記載の折りたためるフレーム。
【請求項8】
各フレーム部のための引張部材が、互いに回転可能に接続されていることを特徴とする請求項7に記載の折りたためるフレーム。
【請求項9】
各フレーム部は2つの引張部材を含むことを特徴とする請求項8に記載の折りたためるフレーム。
【請求項10】
ケーブルからゆるみを取り除くための引張装置であって、
第1の回転可能なハウジング部および第2の回転可能なハウジング部を含むハウジングと、
ケーブルが前記ハウジングに入るのを可能にするケーブル入口と、
前記ケーブルが通過する前記ハウジング周囲内のアーチ形状ケーブル軌道と、
を有し、
前記ケーブル軌道と前記ケーブル入口とは、前記ハウジング部の第1方向への相対的な回転が前記ケーブルからゆるみを取り除き、前記ハウジング部の第2方向への相対的な回転が前記ケーブルをゆるめるように配置されていることを特徴とする引張装置。
【請求項11】
各ケーブルが、それぞれのハウジング部に端部で固定されていることを特徴とする請求項10に記載の引張装置。
【請求項12】
更に、前記ケーブル軌道に前記ケーブルを導くためのガイドプーリを前記ハウジング中に含むことを特徴とする請求項10に記載の引張装置。
【請求項13】
第1ケーブルおよび第2ケーブルのそれぞれために、2つのケーブル入口と2つのケーブル軌道とを含むことを特徴とする請求項10に記載の引張装置。
【請求項14】
各ケーブルは、それぞれのハウジング部中のそれぞれのケーブル入口を通って前記ハウジングに入り、反対の前記ハウジング部中の前記ケーブル軌道の周りを通過することを特徴とする請求項13に記載の引張装置。
【請求項15】
各ケーブルは、それぞれのハウジング部に端部で固定されていることを特徴とする請求項14に記載の引張装置。
【請求項16】
さらに前記ケーブル軌道中に前記ケーブルを誘導するためにそれぞれのハウジング部に取り付けられた1組のガイドプーリを含むことを特徴とする請求項15に記載の引張装置。

【図1】
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【図2】
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【図3A】
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【図3B】
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【図3C】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公表番号】特表2009−515074(P2009−515074A)
【公表日】平成21年4月9日(2009.4.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−540306(P2008−540306)
【出願日】平成18年11月3日(2006.11.3)
【国際出願番号】PCT/US2006/060523
【国際公開番号】WO2007/056688
【国際公開日】平成19年5月18日(2007.5.18)
【出願人】(508137486)
【氏名又は名称原語表記】PARK Frederick
【住所又は居所原語表記】4008 Capital Drive, Rocky Mount, NC 27804 U.S.A.
【Fターム(参考)】