説明

振動装置用のセパレータ付属部品

【課題】振動式分別装置等に有用な着脱可能なセパレータ付属部品を提供する。
【解決手段】セパレータ付属部品100は、振動装置の材料移送面より下方の位置で振動装置に取り付け可能なハウジング110を備えている。このハウジング110には、流入口と流出口とを有する圧力チャンバ130が形成されている。このハウジング110は、圧力チャンバ130の流出口の近傍に配設される第一の端部154と、第二の端部156とを具備している壁面152を有した少なくとも一つの壁部150を備えている。また、セパレータ付属部品100は、圧力チャンバの流出口の近傍に配設される第一の端部174と、第二の端部176とを具備している偏向板面172を有した偏向板170をさらに備えている。この偏向板170は、偏向板面172と壁面152との間の間隔を変えるべく少なくとも一つの壁部150に対して平行移動可能となっている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、振動装置用のセパレータ付属部品に関するものであり、さらに詳細には、セパレータ付属部品内において空気を動作流体として用いる振動装置用のセパレータ付属部品に関するものである。
【背景技術】
【0002】
いわゆるセパレータまたは分別機の形態をとる振動装置が提供されていることが知られている。
【0003】
たとえば、米国特許第5,984,105号には、動作流体として空気を用いる分別機が開示されている。具体的にいえば、空気は、分別機を通り抜ける材料ストリーム(ショット粒子および微粉)に対して直角の方向に案内される。この空気により、軽い材料部分(微粉)を上方に向けて導いて排出し、重い材料部分(ショット粒子)を流出口側の端部に向けて通過させることが可能となっている。
【0004】
米国特許第4,624,370号には、動作流体として空気を用いた、異なるタイプの分別機が開示されている。このタイプの分別機によれば、大気は、分別機を通り抜ける材料ストリームに対してある角度なすように方向付けされる。この空気により、軽い材料部分が落下用の開口部を通り越し、重い材料部分が落下用の開口部から落下することになる。次いで、軽い材料部分は、分別機を通り、流出口側の端部へ抜けるようになっている。
【0005】
米国特許出願第11/054,574号には、米国特許第4,624,370号に開示された分別機に似た分別機が記載されている。空気は、分別機を通り抜ける材料ストリームに対してある角度なすように方向付けされ、軽い材料部分が落下用の開口部を通り越し、重い材料部分が落下用の開口部に落下するようになっている。この出願においては、材料ストリームに向けられている空気流を変更するために調節可能な偏向板が設けられるようになっている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
いうまでもなく、これらの分別機のすべてが、装置を通り抜ける材料の分離を行なうように個々に設計されている。すなわち、分類に用いられる構造が装置のその他の部分と一体的に組み立てられている。装置のうちの分別機能を有した部分をその装置を壊すことなく取り除くことはできない。さらに、上記の第二の分別機および第三の分別機の場合には、この装置は、装置の分別機機能を用いることなく材料を移送することには役立たない。というのは、装置の分別機機能を駆動させないと、装置を通り抜ける材料のすべてが落下用の開口部から排出されることになるからである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明のある態様に従う振動装置用のセパレータ付属部品が提供されている。このセパレータ付属部品は、振動装置の材料移送面より下方の位置で振動装置に取り付け可能なハウジングを備えている。このハウジングには、流入口と流出口とを有する圧力チャンバが形成されている。このハウジングは、圧力チャンバの流出口の近傍に配設される第一の端部と、第二の端部とを具備している壁面を有した少なくとも一つの壁部を備えている。また、セパレータ付属部品は、圧力チャンバの流出口の近傍に配設される第一の端部と、第二の端部とを具備している偏向板面を有した偏向板をさらに備えており、偏向板面は壁面と対向するようになっている。この偏向板は、偏向板面と壁面との間の間隔を変えるために少なくとも一つの壁部に対して(平行)移動可能となっている。
【0008】
本発明の他の態様によれば、振動装置と、この振動装置に着脱可能なセパレータ付属部品とを備えたシステムがさらに提供されている。この振動装置は、(i)流入口側の端部および流出口側の端部を具備する材料移送面と、(ii)この材料移送面を支持する複数の弾力性部材と、(iii)材料移送面に結合され、材料を材料移送面に沿って流入口側の端部から流出口側の端部まで移送する振動発生機とを備えている。セパレータ付属部品は、(i)流出口側の端部において材料移送面より下方の位置で結合され、流入口と流出口とを有する圧力チャンバが形成され、圧力チャンバの流出口の近傍に配設される第一の端部と、第二の端部とを具備している壁面を有した少なくとも一つの壁部を有したハウジングと、(ii)圧力チャンバの流出口の近傍に配設される第一の端部と、第二の端部とを具備している偏向板面を有した偏向板とを備え、この偏向板面が壁面と対向しており、この偏向板が、偏向板面と壁面との間の間隔を変えるために少なくとも一つの壁部に対して(平行)移動可能となっている。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明にかかるセパレータ付属部品を示す側面図である。
【図2】調節可能な偏向板が取り除かれた、図1のセパレータ付属部品を示す端面図である。
【図3】本発明の実施形態にかかる振動装置およびセパレータ付属部品を備えた振動システムを示す部分側面図である。
【図4】調節可能な偏向板が取り除かれた、図3の振動装置およびセパレータ付属部品を示す端面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
下記の記載において本発明のさまざまな実施形態の詳細な説明がなされているものの、いうまでもなく、本発明の法的範疇は、本発明に添付された特許請求の範囲の記載により規定される。したがって、詳細な説明は、例示のみを意図したものであると解釈されるべきであり、本発明のすべての実施形態を記載することを意図したものではない。これは、すべての可能な実施形態の記載は不可能でないとしても現実的ではないためである。現在の技術または本発明の出願の後に開発される技術を用いてさまざまな他の実施形態を構築することができるが、これらもまた、本発明を規定する特許請求の範囲の範疇に含まれるものとする。
【0011】
また、いうまでもなく、本明細書では、用語が、「本明細書では、用語「__」は、…を意味するものとする。」という文章またはそれと同等の文章を用いて明示的に規定されていない限り、その用語の意味が、その明白なまたは通常の意味をこえて明示的にまたは暗示的に限定されることはない。このような用語は、(特許請求の範囲の記載以外の)本明細書のいかなる部材のいかなる記載に基づくものによってでも、その範疇が限定されて解釈されるべきではない。本明細書に添付の特許請求の範囲に記載されている用語は、単一の意味において矛盾が生じないように本明細書において記載されているが、これは、読者を混乱させないことのみを意図したものであって、その用語を、その単一の意味に暗示的にまたはその他の方法で限定することを意図したものではない。最後に、クレーム構成要素が構造を説明することなく用語「手段」および機能を記載することによって定義されたものでない限り、米国特許法第112章第6項の適用に基づくクレーム構成要素の範囲の解釈を意図したものではない。
【0012】
図1には、本発明にかかるセパレータ付属部品100が示されている。図3および図4を参照して下記の記載においてさらに詳細に示すように、セパレータ付属部品100を振動装置の一方の端部に取り付けることにより、分離機能または分別機能の提供が可能となる。すなわち、セパレータ付属部品100は、たとえば異なる密度を有している材料を別々のパイルに分離するために用いることができる調節可能な空気ストリームを提供している。しかしながら、このセパレータ付属部品100は、振動装置の主要な構造および機能を変えることなしに、振動装置に取り付けること、振動装置から取り外すこと、さらに振動装置に再び取り付けることが可能となっている。また、振動装置と一体的に付属部品100を形成することも本発明の技術範囲に含まれ、そうでない場合には、下記の記載のような位置に設けられる。
【0013】
さらに図1を参照すると、セパレータ付属部品100はハウジング110を有することが可能となっている。ハウジング110は、振動装置の材料移送面より下の部分で振動装置に取り付けてよい。たとえば、ハウジング110は、ボルトの如き締結部材を用いて振動装置に結合されてよい。
【0014】
ハウジング110は板112、114、116、118および120を有することが可能である。本明細書では説明を分かり易くするために、これらの板を端板112、114、上板116、下板118および裏板120と呼ぶこととするが、いうまでもなく、このような方位システムの使用は、振動装置に実際に取り付けたときのハウジング110の向きをなんら限定することを意図したものではない。また、ハウジング110は、板組立体122をさらに有することが可能である。この板組立体を表板組立体122と呼んでよい。これらの板112、114、116、118、120と組立体122とは、本明細書において圧力チャンバ130と記載されている空間を取り囲むようになっている。
【0015】
端板112、114の各々は、それを貫通する開口部132、134を有しており、この開口部132、134は圧力チャンバ130と連通するようになっている。フランジ付きの取り付け部材136、138は、開口部132、134で端板112、114と結合されて圧力チャンバ130のための有力な流入口を形成している。さらに、表板組立体122は、多孔板140(図2を参照)を有しており、この多孔板140は、圧力チャンバ130の流出口を形成することが可能となっている。
【0016】
また、表板組立体122は、水平線に対してある角度で配設される壁部150をさらに有している。壁部150は、圧力チャンバ130の流出口の近傍に配設される第一の端部154と、間隔をおいて並べられた第二の端部156とを有した壁面152を備えている。セパレータ付属部品100が振動装置に取り付けられると、第二の端部156は、振動装置の材料移送面の近傍に位置することになる。
【0017】
また、セパレータ付属部品100は偏向板170をさらに有しうる。偏向板170は、圧力チャンバ130の流出口の近傍に配設される第一の端部174と、第二の端部176とを有する偏向板面172を備えてよい。偏向板170がその作用位置にある場合、偏向板面172は壁面152と対向するようになっている。
【0018】
偏向板170は、偏向板面172と壁面152との間の間隔を変えるために、壁部150に対して移動可能となっている。具体的にいえば、図1に示されているように、板170は、双頭矢印178により示されている移動線に沿って移動することが可能である。偏向板170が移動線178に沿って平行移動すると、壁面152上のすべての孔と偏向板面172との間の間隔が同一の量だけ大きくまたは小さくなる。面152と面172との間の間隔が均一に変化することは、面152と面172との間の空間を流れる空気によって引き起こされる材料ストリームの分離に予測可能な変化を与える助けとなると考えられている。
【0019】
板170が移動線178に沿って移動するように案内するために、偏向板170は、各々が細長いスロット184を有する端板180(図1にはそのうちの一つだけが図示されている)を備えている。これらのスロット184は、偏向板170の移動線178に対して平行に配置されている。ハウジング110に偏向板170を取り付けるために、締結部材190は、偏向板170の端板180のスロット184内に挿入されるようになっている。図面から明らかなように、締結部材190とスロット184とが協働し、板170の縁部194と底板118とが協働することにより、移動線178に沿った板170の運動が導かれることになる。
【0020】
図1から明らかなように、壁面152および偏向板面172は平面状であり、互いに平行になっている。しかしながら、本発明の他の実施形態によれば、面152、172は、湾曲していてもよいし、凹凸表面処理がなされていてもよいし、または、図示されている平面形状の面と他の方法で異なっていてもよい。また、平行になっていることに代えて、面152、172は、これらの面の第一の端部154、174と第二の端部156、176との間で分岐するようになっていてもよいしまたは合流するようになっていてもよい。
【0021】
図1から明らかなように、壁面152および偏向板面172は、図示されているように平行線に対してある角度をなして配設されている。面152、172が、空気流を当該面152と面172との間の空間を流れるように案内するので、これらの面の水平線に対する向きが、セパレータ付属部品100により提供される空気の方向にとって重要となる。いうまでもなく、水平線に対する面152、172の角度は、セパレータ付属部品100が振動装置に取り付けられたときのセパレータ付属部品100の向きおよび地面に対する振動装置の向きに応じて変更されてもよい。
【0022】
図3および図4は、図1および図に2に示されているセパレータ付属部品100の実施形態が振動装置300に取り付けられて一つのシステムを形成していることを示す図である。いうまでもなく、セパレータ付属部品100の有無に関係なく振動装置300を動作させうるように、セパレータ付属部品100を振動装置300に対して着脱可能としてもよい。さらに、セパレータ付属部品100を、製造業者から振動装置300を購入したあとにユーザにより振動装置300に追加しうるキットまたは追加部品としてもよい。
【0023】
振動装置300は、材料移送面304を有するトラフ302を備えることが可能である。図示されているように、材料移送面304をトラフ302の底部306の位置と一致させてもよいが、いうまでもなく、材料移送面304がトラフの底部から間隔をおいて設けられもよい。換言すれば、トラフ302が図4で示されるように側壁308、310を有しているとした場合、材料移送面304を側壁308、310に沿ってある特定の高さに設けることを必要としない。もちろんいうまでもなく、図示されているような対向する側壁308、310を備えたトラフの面によって材料移送面304が形成される必要はなく、側壁の低いまたは側壁のないデッキによって材料移送面304が形成されてもよい。
【0024】
図3および図4に示されているように、セパレータ付属部品100は、材料移送面304の下方に取り付け、一方の側壁308から他方の側壁310に延在するものであってもよい。加えて、セパレータ付属部品100は、材料移送面304を越えてぶら下げられている(depend past)ように図面に記載されている。しかしながら、付属部品100が、すべての実施形態において材料移送面304を越えてぶら下げられるようになっているものである必要はないし、また、付属部品100は、すべての実施形態において一方の側壁308から他方の側壁310まで延在するものである必要はない。たとえば、付属部品100は、ハウジング110が完全に材料移送面304の下方に位置するように、取り付けられてもよい。また、付属部品100は、側壁308と側壁310との間の距離のうちの一部の距離のみを覆い、この距離上の装置300から出て行く材料のみに対して空気流を向けるようにぶら下げられてもよい。
【0025】
また、振動装置300は、図示されているようなコイルバネでありうる一または複数の弾力性部材320をさらに有してよい。図面に記載の実施形態によれば、弾力性部材320はリンク部材322と対になっていてよい。ただ、セパレータ付属部品100を結合しうる振動装置300のすべての実施形態においてこのようである必要はない。
【0026】
振動装置300は振動発生機330をさらに備えることが可能である。この振動発生機330は、装置300に結合され、材料を材料移送面304に沿って流入口側の端部から流出口側の端部332まで移動させるようになっている。この振動発生機330はさまざまな形態をとることが可能である。振動発生機330は、トラフ300に直接結合されてもよいし、または、トラフ300に結合された弾力性部材を介してもしくは釣り合いおもりを介して結合されてもよい。振動発生機330が、一または複数の偏心おもりに結合されたモータを有していてもよいし、または、振動発生機330が気圧式もしくは液圧式のアクチュエータを有していてもよい。いうまでもなく、本発明をこの点に関して限定しているわけではない。
【0027】
さらにいえば、振動装置300は、材料を流入口から流出口へ単に移送する装置300だけに限定されているわけではない。装置300が振動式のコンベヤまたは供給機であってもよいが、この装置300は振動式のセパレータまたは分別機であってもよい。後者の場合、装置300は、振動装置300を通り抜ける材料を、この材料が流出口側の端部332に配置されたセパレータ付属部品100によりさらに分離されるまえに、一または複数回分離することが可能となる。
【0028】
セパレータ付属部品100を、図4に示されているような加圧空気源400と組み合わすことが可能である。この加圧空気源400は、一または複数の送風機の形態を有し、装置300からある距離をおいて配設されてよい。加圧空気源400を装置に取り付けない場合、加圧空気源400を一または複数の導管を通じてセパレータ付属部品100へ接続してよい。その場合、そのうちの少なくとも一部分が、付属部品100を取り付ける装置300の運動に対応するために可撓性を有していてよい。装置300が分別機である実施形態では、加圧空気源が既に装置300に設けられている場合があり、このような場合、空気が付属部品100を動作させるために転用されてよい。
【0029】
本発明には複数の利点があり、そのうちの一または複数の利点が本発明にかかる個々の実施形態において存在すると考えられている。たとえば、セパレータ付属部品100は、いかなる装置にも、当該装置の主要な構造または動作に影響を与えることなく、分離機構または分離機能を備えさせることを可能とする。したがって、このセパレータ付属部品を用いて、コンベヤに分離機構を提供してもよいし、または分別機にさらなる分離機構を提供してもよい。さらに、分離機能またはさらなる分離機能を設ける決定を装置の製造時または購入時に下す必要もなければ、この決定が装置に対して恒久的なものである必要もない。このように、セパレータ付属部品100は、振動装置の運転の柔軟性を向上させ、この柔軟性は、セパレータ付属部品100内に調節可能な偏向板を設けることにより強化することが可能である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
振動装置に用いられるセパレータ付属部品であって、
前記振動装置の材料移送面より下の位置で前記振動装置に取り付け可能に構成され、流入口および流出口を具備する圧力チャンバが形成され、前記圧力チャンバの前記流出口の近傍に配設される第一の端部と、第二の端部とを具備している壁面を有した少なくとも一つの壁部を有しているハウジングと、
前記圧力チャンバの前記流出口の近傍に配設される第一の端部と、第二の端部とを具備した、前記壁面と対向している偏向板面を有した偏向板とを備えており、
前記偏向板が、前記偏向板面と前記壁面との間の間隔を変えるべく前記少なくとも一つの壁部に対して移動可能に構成されてなる、セパレータ付属部品。
【請求項2】
前記壁面および前記偏向板面が、平面状であり、互いに平行となっている、請求項1に記載のセパレータ付属部品。
【請求項3】
前記壁面および前記偏向板面が、水平線に対してある角度をなして配設されてなる、請求項2に記載のセパレータ付属部品。
【請求項4】
前記偏向板が前記少なくとも一つの壁部に対して移動線に沿って平行移動可能に構成されており、各々が細長いスロットを有する端板を前記偏向板が備えており、前記スロットが前記偏向板の前記移動線に対して平行となっている、請求項1に記載のセパレータ付属部品。
【請求項5】
前記ハウジングに前記偏向板を取り付けるために前記偏向板の前記端板の前記スロット内に設けられる締結部材をさらに備えてなる、請求項4に記載のセパレータ付属部品。
【請求項5】
前記少なくとも一つの壁部が部分的に前記圧力チャンバを形成してなる、請求項1に記載のセパレータ付属部品。
【請求項6】
前記圧力チャンバの前記流出口に配設される多孔板を備えてなる、請求項1に記載のセパレータ付属部品
【請求項7】
(i)流入口側の端部および流出口側の端部を具備する材料移送面と、(ii)該材料移送面を支持する複数の弾力性部材と、(iii)前記材料移送面に結合され、材料を前記材料移送面に沿って前記流入口側の端部から前記流出口側の端部まで移送する振動発生機とを有する振動装置と、
(i)前記流出口側の端部において前記材料移送面より下方の位置で結合され、流入口と流出口とを有する圧力チャンバが形成され、 該圧力チャンバの前記流出口の近傍に配設される第一の端部と、第二の端部とを具備している壁面を有した少なくとも一つの壁部を有したハウジングと、(ii)前記圧力チャンバの前記流出口の近傍に配設される第一の端部と、第二の端部とを具備した、前記壁面と対向している偏向板面を有した偏向板とを備えた、前記振動装置に対して着脱可能に構成されているセパレータ付属部品とを備えており、
前記偏向板が、前記偏向板面と前記壁面との間の間隔を変えるべく前記少なくとも一つの壁部に対して平行移動可能に構成されてなる、システム。
【請求項8】
前記壁面および前記偏向板面が、平面状であり、互いに平行となっている、請求項7に記載のシステム。
【請求項9】
前記壁面および前記偏向板面が、水平線に対してある角度をなして配設されてなる、請求項8に記載のシステム。
【請求項10】
前記偏向板が移動線に沿って前記少なくとも一つの壁部に対して平行移動可能に構成されており、各々が細長いスロットを有する端板を前記偏向板が備えており、前記スロットが前記偏向板の前記移動線に対して平行となっている、請求項7に記載のシステム。
【請求項11】
前記ハウジングに前記偏向板を取り付けるために前記偏向板の前記端板の前記スロット内に設けられる締結部材をさらに備えてなる、請求項10に記載のシステム。
【請求項12】
前記少なくとも一つの壁部が部分的に前記圧力チャンバを形成してなる、請求項7に記載のシステム。
【請求項13】
前記圧力チャンバの前記流出口に配設される多孔板を備えてなる、請求項7に記載のシステム。
【請求項14】
前記振動装置が振動式のコンベヤである、請求項7に記載のシステム。
【請求項15】
前記振動装置が振動式の分別機である、請求項7に記載のシステム。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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