授乳用抱っこ枕

【課題】従来、授乳時に多量の汗をかく乳幼児の枕を清潔に保ち、抱っこしたり寝かしつけたりする際の母親の腕への負担を軽減し、枕の下の腕の抜き差しをスムーズに出来る授乳用抱っこ枕を提供する。
【解決手段】２枚の生地を縞状に縫い目を入れ、縫い目と縫い目の生地の間に綿を入れ、複数個のクッション単位に区切られたクッション部を形成し、両端のクッション単位を結合し、腕が２本入る程の大きさの筒状に形成された事を特徴とする授乳用抱っこ枕。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、乳幼児の授乳時の汗や腕への負担を軽減し、授乳から寝付かせるまでの動作を楽にする為の枕に関するものである。
【背景技術】
【０００２】
アームカバーの様に腕に装着して使用する授乳用の腕カバーがありました。
【先行技術文献】
【０００３】
【特許文献１】特開２００２−２３５２２０号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
従来品では、片腕に装着する為、授乳時の右側⇔左側への移動が困難であり、汗でカバーが濡れた時や、ミルクを吐いてカバーが汚れてしまった時など、片手で着脱して新しいものと交換する事は出来なかった。
本発明は、以上の問題点を解決する為になされたものである。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
２枚の生地を縞状に縫い目を入れ、縫い目と縫い目の生地の間に綿を入れ、複数個のクッション単位に区切られたクッション部を形成し、両端のクッション単位を結合し、腕が２本入る程の大きさの筒状に形成された事を特徴とする授乳用抱っこ枕である。
【発明の効果】
【０００６】
（イ）腕が２本入る事で、左右の腕への移動が楽に出来る。
（ロ）筒状にする事で汗をかいた時は、濡れていない面に回して、授乳終了まで快適な状態を保てる。
（ハ）縞状に生地に縫い目を入れる事で、洗濯機による綿のズレを防ぐ。
（ニ）筒状にする事で、洗濯・乾燥時の乾きを早く出来る。
（ホ）綿を入れる事で、腕への負担が軽減出来る。
（ヘ）綿を入れる事で、授乳中に乳幼児が眠ってしまっても、枕から腕を抜くだけで、そのまま枕として使える。
（ト）床に就く瞬間に目覚めやすい乳幼児をなるべく動かさずにすむので、比較的楽に寝付かせる事が出来る。
（チ）腕が２本入る事で、他者への抱っこの交代を乳幼児に気付かれにくく行う事が出来る。
（リ）本発明は、乳幼児の成長後は、熱を出しやすい幼児から大人までアイスノンカバーとしても使用出来ます。
（ヌ）ファスナーやマジックテープ（登録商標）などの付属品を付けない事で、洗濯時にネットに入れなくても、洗濯機や他の衣類を傷つける事がありません。
【図面の簡単な説明】
【０００７】
【図１】本発明の斜視図
【図２】本発明の一部断面図
【発明を実施するための形態】
【０００８】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
（イ）２枚の生地（３）を合わせて縞状の縫い目（５）を入れる。
（ロ）縞状の縫い目（５）を入れた２枚の生地（３）の間に、枕として使う時に乳幼児の首に負担がかからないちょうどいい高さになる様に綿（４）を入れる。
（ハ）綿（４）が出ない様に両端を縫う。
（ニ）腕が２本入る程の大きさの筒状になるように結合する。
本発明は以上の様な構造である。
本発明を使用する時は、腕通し穴（１）に片腕を通し、乳幼児の首および身体がしっかりと保護できる様に装着して授乳を開始する。
乳幼児が汗をかいた時は、枕を装着していない腕で乳幼児をしっかりと支えます。装着している腕の手首をひねり、枕のへりを掴んでクルリと回し、汚れていないクッション単位（２）を乳幼児の後頭部の下にくるように移動させる。
腕・抱っこを交代する時は、乳幼児を装着している腕でしっかりと支え、反対側の腕通し穴（１）から腕を入れて、乳幼児をしっかりと支えたら、装着していた腕を抜く。
洗濯・乾燥は、通常の洗濯物と同じで洗濯機に入れて洗い、干して乾燥させます。
【符号の説明】
【０００９】
（１）腕通し穴
（２）クッション単位
（３）生地
（４）綿
（５）縞状の縫い目

【特許請求の範囲】
【請求項１】
２枚の生地を縞状に縫い目を入れ、縫い目と縫い目の生地の間に綿を入れ、複数個のクッション単位に区切られたクッション部を形成し、両端のクッション単位を結合し、腕が２本入る程の大きさの筒状に形成された事を特徴とする授乳用抱っこ枕。

【図１】