排ガス中および大気中のＣＯ２削減方法
【課題】本発明の課題は、公害の元となる、CO2、を排出する火力発電所、焼却炉、自動車から放出されるこのCO2を除去することが課題である。排出するCO2の吸収剤としてアミン化合物を用い、接触反応させることによりCO2を除去することができる。すでに大気中に放出されているCO2も道路や隧道に本発明の吸収剤コーテイングしたビーズを置くことによって除去することができる。また、CO2を吸着したものの有効利用も課題である。
【解決手段】この発明はアミン化合物をビーズ状にするかビーズ状物にコーティングし、CO2を含むガスと接触させることによってガス中のCO2を吸収除去する。本品がビーズ状であるとガスの通りが良く、CO2とアミンとの接触の機会が多く、よく反応除去が可能となる。CO2を吸収したアミン化合物はアルカリ溶液で溶離出来、さらにアルカリ性になった溶離液は酸性のリン酸溶液で中和することによって肥料に利用できる。
【解決手段】この発明はアミン化合物をビーズ状にするかビーズ状物にコーティングし、CO2を含むガスと接触させることによってガス中のCO2を吸収除去する。本品がビーズ状であるとガスの通りが良く、CO2とアミンとの接触の機会が多く、よく反応除去が可能となる。CO2を吸収したアミン化合物はアルカリ溶液で溶離出来、さらにアルカリ性になった溶離液は酸性のリン酸溶液で中和することによって肥料に利用できる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、排ガス中や大気中のCO2を吸収剤によって削減する方法である。
本法は火力発電所の煙突、焼却炉、自動車から出る排気ガスに含まれるCO2をアミン化合物の吸収剤で吸収する方法である。また、すでに空気中に放出されたCO2も道路脇、隧道でも効力を発揮できる。吸収剤にアミン化合物を使い、ビーズ状にしてガスの通りを良くするとCO2とアミンの接触の機会が多くなり、ビーズ状にした担体にコーティングしたアミン化合物によりCO2の吸収量も多くなる。また、アミン化合物とCO2は反応してカルボン酸となるのでアルカリ溶液で溶離できる。溶離用アルカリとしてカリウム溶液を使用し、溶離した液の中和にリン酸を使用します。そうするとこの溶離液には窒素、リン酸、カリが含まれることになるので植物の肥料として利用できる。CO2を空気中に再放出するようなことはない。又、NO2やSO2などの光科学スモッグの原因物も同時に吸収除去することが可能である。担体としては水に不溶のガラス、セラミックス、プラスチックスを用いる。又、水に可溶なものでも使用出来る。
アミン化合物としてエチレンジアミンを用いるとCO2吸収後はエチレンジアミン4酢酸が出来る。つまり、1分子のエチレンジアミンで4分子のCO2を吸収する。またこれは、分析化学にも応用出来る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００２】
なし
【非特許文献】
【０００３】
なし
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
火力発電所、焼却炉、自動車から出る排ガス中にはCO2が含まれている。地球温暖化の原因物質の一つと言われるCO2の大気中への放出量削減することが課題である。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
本発明は、CO2のCとOの間にある二重結合の反応性を利用したものである。このC O間結合の反応性と吸収剤のアミン化合物との反応でーNCOOHというカルボン酸が出来る。アミン化合物の吸収剤をビーズにコーテイングして使用する。ビーズ状であれば吸入された排ガスは容易にビーズの間を通ることが出来、排ガスの処理量は液体だけの層に比べ格段に多くなる。
CO2を吸着したアミン系化合物のコーティング剤はカリウム溶液で溶離させることが出来る。溶離液にはアミンの窒素とカリウム及び、その中和に用いたリン酸を含むので植物栽培の肥料として用いることが出来る。CO2を大気中に放出するようなことはない。
【発明の効果】
【０００６】
本発明は、地球温暖化の原因と言われるCO2の大気中への放出量を減らすことが出来る。また、すでに大気中にあるこれらの物を減らすことも出来る有効な効果を発揮できる。またCO2を吸収したアミン化合物は肥料として利用出来る。又、光化学スモッグの原因物NO2,SO2も同時に除去出来る。
【産業上の利用可能性】
【０００７】
火力発電所、焼却炉、自動車から放出される排ガスは多い。その中にCO2が含まれている。これが温室効果の原因の一因となっている。この量を減らすことが出来れば地球温暖化をいくらかでも防ぐことが出来る。また、吸収されたCO2含有化合物は弱酸性になっている。それで、アルカリ溶液、主にカリウム溶液で溶離させることが出来る。アルカリ性を強めにすると溶離が容易である。このアルカリ性になった溶離液を中和するのに酸性のリン酸溶液を使用する。そうすると、窒素、リン酸、カリウムを含む肥料として利用することが出来る。CO2を空気中に再放出するようなことはない。又、担体として使用した水に不溶のビーズは溶離後再利用が可能である。担体用ビーズにはガラス、セラミックス、プラスチックスが使用出来る。水に可溶の担体を用いたときは再利用出来ない。
【技術分野】
【０００１】
本発明は、排ガス中や大気中のCO2を吸収剤によって削減する方法である。
本法は火力発電所の煙突、焼却炉、自動車から出る排気ガスに含まれるCO2をアミン化合物の吸収剤で吸収する方法である。また、すでに空気中に放出されたCO2も道路脇、隧道でも効力を発揮できる。吸収剤にアミン化合物を使い、ビーズ状にしてガスの通りを良くするとCO2とアミンの接触の機会が多くなり、ビーズ状にした担体にコーティングしたアミン化合物によりCO2の吸収量も多くなる。また、アミン化合物とCO2は反応してカルボン酸となるのでアルカリ溶液で溶離できる。溶離用アルカリとしてカリウム溶液を使用し、溶離した液の中和にリン酸を使用します。そうするとこの溶離液には窒素、リン酸、カリが含まれることになるので植物の肥料として利用できる。CO2を空気中に再放出するようなことはない。又、NO2やSO2などの光科学スモッグの原因物も同時に吸収除去することが可能である。担体としては水に不溶のガラス、セラミックス、プラスチックスを用いる。又、水に可溶なものでも使用出来る。
アミン化合物としてエチレンジアミンを用いるとCO2吸収後はエチレンジアミン4酢酸が出来る。つまり、1分子のエチレンジアミンで4分子のCO2を吸収する。またこれは、分析化学にも応用出来る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００２】
なし
【非特許文献】
【０００３】
なし
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
火力発電所、焼却炉、自動車から出る排ガス中にはCO2が含まれている。地球温暖化の原因物質の一つと言われるCO2の大気中への放出量削減することが課題である。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
本発明は、CO2のCとOの間にある二重結合の反応性を利用したものである。このC O間結合の反応性と吸収剤のアミン化合物との反応でーNCOOHというカルボン酸が出来る。アミン化合物の吸収剤をビーズにコーテイングして使用する。ビーズ状であれば吸入された排ガスは容易にビーズの間を通ることが出来、排ガスの処理量は液体だけの層に比べ格段に多くなる。
CO2を吸着したアミン系化合物のコーティング剤はカリウム溶液で溶離させることが出来る。溶離液にはアミンの窒素とカリウム及び、その中和に用いたリン酸を含むので植物栽培の肥料として用いることが出来る。CO2を大気中に放出するようなことはない。
【発明の効果】
【０００６】
本発明は、地球温暖化の原因と言われるCO2の大気中への放出量を減らすことが出来る。また、すでに大気中にあるこれらの物を減らすことも出来る有効な効果を発揮できる。またCO2を吸収したアミン化合物は肥料として利用出来る。又、光化学スモッグの原因物NO2,SO2も同時に除去出来る。
【産業上の利用可能性】
【０００７】
火力発電所、焼却炉、自動車から放出される排ガスは多い。その中にCO2が含まれている。これが温室効果の原因の一因となっている。この量を減らすことが出来れば地球温暖化をいくらかでも防ぐことが出来る。また、吸収されたCO2含有化合物は弱酸性になっている。それで、アルカリ溶液、主にカリウム溶液で溶離させることが出来る。アルカリ性を強めにすると溶離が容易である。このアルカリ性になった溶離液を中和するのに酸性のリン酸溶液を使用する。そうすると、窒素、リン酸、カリウムを含む肥料として利用することが出来る。CO2を空気中に再放出するようなことはない。又、担体として使用した水に不溶のビーズは溶離後再利用が可能である。担体用ビーズにはガラス、セラミックス、プラスチックスが使用出来る。水に可溶の担体を用いたときは再利用出来ない。
【特許請求の範囲】
【請求項１】
ビーズにコーティングしたアミン化合物によって大気中に排出される排ガス中のCO2及びすでに排出された大気中のCO2を除去する方法
【請求項１】
ビーズにコーティングしたアミン化合物によって大気中に排出される排ガス中のCO2及びすでに排出された大気中のCO2を除去する方法
【公開番号】特開２０１２−４５４６０（Ｐ２０１２−４５４６０Ａ）
【公開日】平成２４年３月８日（２０１２．３．８）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２０１０−１８８２６９（Ｐ２０１０−１８８２６９）
【出願日】平成２２年８月２５日（２０１０．８．２５）
【出願人】（７０９０００９７４）
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２４年３月８日（２０１２．３．８）
【国際特許分類】
【出願日】平成２２年８月２５日（２０１０．８．２５）
【出願人】（７０９０００９７４）
【Ｆターム（参考）】
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