説明

排紙装置

【課題】排紙装置において、画像形成装置から排出される異なるサイズの用紙を、より均一に位置を揃えて積載する。
【解決手段】排紙装置100であって、画像形成装置から排出された用紙を載置し、中空状に形成された開口部112を有する載置台102と、載置台の排紙方向に対して下流側に配置され、排出された用紙を受けるエンドフェンス104とを備え、開口部の排紙方向に対して略直交方向に配置され、排出された用紙における用紙幅方向の一端を規制する第一サイドフェンス106と、排出された用紙における用紙幅方向の他端を規制する第二サイドフェンス108と、開口部の排紙方向に対して略直交方向に配置され、第一サイドフェンスと第二サイドフェンスとを連結する連結構造体110と、開口部の排紙方向に対して略平行方向に配置され、連結構造体を排紙方向に対して略平行方向に移動させる連結構造体移動手段とを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置で画像形成した後、画像形成装置から排出された用紙を積載する排紙装置に関する。
【背景技術】
【0002】
印刷用紙等に画像を形成する画像形成装置では、印刷された用紙等を受けて積載する排紙装置が使用されている。このような排紙装置は、印刷された用紙を積載する排紙台と、排紙台の用紙排出方向下流側に設けられ、用紙の排出方向における位置を規制するエンドフェンス、用紙の排出方向に対して略直交方向の幅方向における位置を規制するサイドフェンスと、を備えている。
【0003】
特許文献1には、排出された用紙の揃えを良好にしながら、用紙取り出し性に優れた排紙装置が開示され、派出された用紙を順次積載する排紙台と、この排紙台の幅方向両側に、用紙の排出方向と平行に対向して設けた一対の排紙案内板と、排紙された用紙端面を突き当てて停止させる排紙エンドフェンスとを備えた排紙装置において、排紙案内板を、案内板本体と、用紙の排出方向と平行に延出可能な補助案内板とで構成したことが示されている。
【特許文献1】特開平5−294540号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、例えば、画像形成装置の使用時に、画像形成装置に収納された排紙台を引き出して使用される排紙装置では、A4サイズ用紙、B4サイズ用紙、A3サイズ用紙等のように印刷用紙の大きさが異なる場合において、用紙サイズに応じて排紙台の引き出し量を変えている。
【0005】
図10は、画像形成装置200から排出される異なるサイズの用紙を積載する場合において、排紙台202の引き出し位置を示す図であり、図10(a)は、A4サイズの用紙を印刷する場合における排紙台202の引き出し位置を示す図であり、図10(b)は、B4サイズの用紙を印刷する場合における排紙台202の引き出し位置を示す図であり、図10(c)は、A3サイズの用紙を印刷する場合における排紙台202の引き出し位置を示す図である。
【0006】
サイドフェンス204は排紙台202に固定されているので、図10(a)から図10(c)に示すように、画像形成装置200の排紙口206からサイドフェンス204までの距離は、用紙サイズが大きくなるほど長くなる。例えば、A3サイズの用紙が排出される場合における排紙口206からサイドフェンス204までの距離(X3)は、A4サイズの用紙が排出される場合における排紙口206からサイドフェンス204までの距離(X1)よりも長くなる。
【0007】
ここで、画像形成装置200の排紙口206からサイドフェンス204までの間は、排出される用紙の用紙姿勢を拘束することができないので、画像形成装置200の排紙口206からサイドフェンス204までの距離が長くなると、排紙装置に積載される用紙揃えが悪くなる場合がある。
【0008】
そこで本発明の目的は、画像形成装置から排出される異なるサイズの用紙を、より均一に位置を揃えて積載することができる排紙装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係る排紙装置は、画像形成装置で用紙に画像を形成した後、前記画像形成装置から排出された用紙を積載する排紙装置であって、前記画像形成装置から排出された用紙を載置し、中空状に形成された開口部を有する載置台と、前記載置台の排紙方向に対して下流側に配置され、前記排出された用紙を受けるエンドフェンスと、を備え、前記開口部の排紙方向に対して略直交方向に配置され、前記排出された用紙における用紙幅方向の一端を規制する第一サイドフェンスと、前記開口部の排紙方向に対して略直交方向に配置され、前記排出された用紙における用紙幅方向の他端を規制する第二サイドフェンスと、前記開口部の排紙方向に対して略直交方向に配置され、前記第一サイドフェンスと前記第二サイドフェンスとを連結する連結構造体と、前記開口部の排紙方向に対して略平行方向に配置され、前記連結構造体を排紙方向に対して略平行方向に移動させる連結構造体移動手段と、を有することを特徴とする。
【0010】
本発明に係る排紙装置において、前記連結構造体移動手段は、前記開口部の排紙方向に対して略平行方向に配置され、前記連結構造体が置かれ、前記連前記結構造体を搬送する搬送ベルトと、前記搬送ベルトを駆動させる搬送ベルト駆動体と、を有することが好ましい。
【0011】
本発明に係る排紙装置は、前記画像形成装置の排紙口から前記第一サイドフェンスまたは前記第二サイドフェンスまでの距離を測定する距離測定手段を有することが好ましい。
【0012】
本発明に係る排紙装置は、前記搬送ベルト駆動体と、前記距離測定手段と、を制御する制御部を有し、前記制御部は、前記搬送ベルト駆動体を制御して、前記距離測定手段で測定された前記画像形成装置の排紙口から前記第一サイドフェンスまたは前記第二サイドフェンスまでの距離が所定距離となるように、前記搬送ベルトを駆動させることが好ましい。
【0013】
本発明に係る排紙装置において、前記連結構造体は、排紙方向に対して略直交方向に配置され、前記第一サイドフェンスと一端で連結される第一ラックギアと、排紙方向に対して略直交方向に配置され、前記第二サイドフェンスと一端で連結される第二ラックギアと、前記第一ラックギアと前記第二ラックギアとに噛合される回転ギアと、を有することが好ましい。
【0014】
本発明に係る排紙装置において、前記連結構造体は、前記回転ギアを駆動力で回転させる回転ギア駆動体を有することが好ましい。
【0015】
本発明に係る排紙装置は、前記第一サイドフェンスと前記第二サイドフェンスとの間の間隔を測定する間隔測定手段を有し、前記制御部は、前記回転ギア駆動体を制御し、前記間隔測定手段で測定された前記第一サイドフェンスと前記第二サイドフェンスとの間の間隔が前記画像形成装置から排出された用紙の用紙幅と略同じとなるように、前記回転ギアを駆動させることが好ましい。
【発明の効果】
【0016】
上記構成の排紙装置によれば、画像形成装置の排紙口から異なるサイズの用紙が排出される場合でも、画像形成装置の排紙口からサイドフェンスまでの距離を用紙サイズに合わせて適正距離にできるので、画像形成装置の排紙口からサイドフェンスまでの間における用紙姿勢をより安定させることができる。それにより、画像形成装置から排出される異なるサイズの用紙を、より均一に位置を揃えて積載することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下に図面を用いて本発明の実施の形態について説明する。まず、排紙装置を適用する画像形成装置について説明する。用紙に画像を形成する画像形成装置には、例えば、孔版印刷装置が用いられる。図1は、孔版印刷装置10の概略構成を示す図である。孔版印刷装置10は、原稿読み取り部12と、製版部14と、印刷部16と、給紙部18と、排紙部20及び排版部22と、を備えている。
【0018】
原稿読み取り部12は、印刷すべき原稿が載置される原稿セット台23と、原稿セット台23上の原稿の有無を検出する反射型の原稿センサ21、24と、原稿セット台23の原稿を搬送する原稿搬送ロール28、30と、原稿搬送ロール28、30を回転駆動させるステッピングモータ32と、原稿搬送ロール28、30によって搬送される原稿の画像データを光学的に読み取り、これを電気信号に変換する密着型のイメージセンサ34と、原稿セット台23より排出される原稿を載置する原稿排出トレー36とを有する。そして、原稿セット台23に載置された原稿が原稿搬送ロール28、30によって搬送され、この搬送される原稿の画像データをイメージセンサ34が読み取る。
【0019】
製版部14は、ロールされた長尺状の孔版原紙38を収容する原紙収容部40と、この原紙収容部40の搬送下流に配置されたサーマルヘッド42と、このサーマルヘッド42の対向位置に配置されたプラテンロール44と、このプラテンロール44及びサーマルヘッド42の搬送下流に配置された一対の原紙送りロール46と、プラテンロール44及び原紙送りロール46を回転駆動させるライトパルスモータ48と、一対の原紙送りロール46の搬送下流に配置された原紙カッタ50とを有する。
【0020】
そして、プラテンロール44と原紙送りロール46の回転により長尺状の孔版原紙38を搬送し、イメージセンサ34で読み取った画像データに基づきサーマルヘッド42の各点状発熱体が選択的に発熱動作することにより孔版原紙38に感熱穿孔して製版し、この製版された孔版原紙38を原紙カッタ50で切断して所定長さの孔版原紙38を作製することができる。
【0021】
印刷部16は、メインモータ52の駆動力によって図1の矢印A方向に回転するドラム54と、このドラム54の外周面に設けられ、孔版原紙38の先端をクランプする原紙クランプ部56と、ドラム54の外周面に孔版原紙38が巻き付け装着されているか否かを検出する原紙確認センサ58と、ドラム54の基準位置を検出する基準位置検出センサ60と、メインモータ52の回転を検出するロータリエンコーダ62とを有する。基準位置検出センサ60の検出出力を基にロータリエンコーダ62の出力パルスを検出することによってドラム54の回転位置を検出することができる。
【0022】
また、印刷部16は、ドラム54の下方位置に配置されたプレスロール64を有し、このプレスロール64はソレノイド装置66の駆動力によってドラム54の外周面に押圧する押圧位置と、ドラム54の外周面から離間する待機位置との間で変移可能に構成されている。プレスロール64は、印刷モードの期間(試し刷りを含む)にあっては押圧位置に常時位置され、印刷モード以外の期間にあっては待機位置に位置される。
【0023】
そして、製版部14から搬送される孔版原紙38の先端を原紙クランプ部56でクランプし、このクランプした状態でドラム54が回転されて孔版原紙38がドラム54の外周面に巻き付け装着され、ドラム54の回転に同期して給紙部18より給紙される印刷用紙(印刷媒体)68をプレスロール64でドラム54に巻装された孔版原紙38に押圧することによって印刷用紙68に孔版原紙38の穿孔からインキが転写されて画像が印刷される。
【0024】
給紙部18は、印刷用紙68が置かれる給紙台72と、この給紙台72から最上位置の印刷用紙68のみを搬送させる1次給紙ロール74、76と、この1次給紙ロール74、76によって搬送された印刷用紙68をドラム54の回転に同期してドラム54とプレスロール64間に搬送する一対の2次給紙ロール78と、この一対の2次給紙ロール78間に印刷用紙68が搬送されたか否かを検出する給紙センサ80とを有する。1次給紙ロール74,76には給紙クラッチ82を介してメインモータ52の回転が選択的に伝達されるように構成されている。
【0025】
排紙部20は、印刷処理された印刷用紙68をドラム54から分離する用紙分離爪84と、この用紙分離爪84によりドラム54から離間された印刷用紙68が搬送される搬送通路86と、を有する。
【0026】
排版部22は、ドラム54の外周面よりクランプ解除された孔版原紙38の先端を導き、この導いた使用済みの孔版原紙38をドラム54より引き剥がしながら搬送する排版搬送手段88と、この排版搬送手段88により搬送されて来る孔版原紙38を収納する排版ボックス90と、排版搬送手段88により排版ボックス90内に搬送されて来た孔版原紙38を排版ボックス90の奥に押し込む排版圧縮部材92とを有する。
【0027】
次に、排紙装置100について説明する。
【0028】
排紙装置100は、例えば、図1に示すように、孔版印刷装置10における排紙部20の近傍に配置される。図2は、排紙装置100の概略構成を示す図である。排紙装置100は、孔版印刷装置から排出された用紙を載置する載置台102と、載置台102の排紙方向に対して下流側に配置され、排出された用紙を受けるエンドフェンス104と、排出された用紙の用紙幅方向を規制する第一サイドフェンス106及び第二サイドフェンス108と、第一サイドフェンス106と第二サイドフェンス108とを連結する連結構造体110と、を備えている。
【0029】
載置台102は、画像形成装置で用紙に画像を形成した後、孔版印刷装置から排出された用紙を載置する機能を有している。載置台102は、合成樹脂や金属材料等で略矩形状に形成される。載置台102は、A3サイズの用紙より大きいサイズで形成されることが好ましい。
【0030】
載置台102は、排紙方向に対して下流側を上流側より下方に傾斜させて配置されることが好ましい。勿論、他の条件次第では、載置台102は、排紙方向に対して下流側と上流側とが略水平となるように配置されてもよい。載置台102は、例えば、図示されない取付部材等により孔版印刷装置10に取付られる。また、載置台102は、例えば、孔版印刷装置10を使用しない場合には、孔版印刷装置10の排紙部20に収容され、孔版印刷装置10を使用するときに排紙部20から引き出されて使用されるようにしてもよい。
【0031】
載置台102には、第一サイドフェンス106と、第二サイドフェンス108と、連結構造体110と、を配置するために、中空状の開口部112が形成されている。また、開口部112は、孔版印刷装置10から排出された用紙が載置台102に載置されるときのエア抜きとしての機能を有している。また、開口部112の略中央には、載置された用紙が撓まないように、排紙方向に沿って支持部材114が設けられる。
【0032】
エンドフェンス104は、載置台102の排紙方向に対して下流側に配置され、排出された用紙を受ける機能を有している。孔版印刷装置10から排出された用紙は、エンドフェンス104に突き当てられて受け止められるので、排出された用紙の排紙方向に対する位置が規制される。エンドフェンス104は、排紙方向に対して略直交する方向の略中央に設けられることが好ましい。また、エンドフェンス104は、排紙方向に対して略平行方向に移動可能に設けられてもよい。エンドフェンス104は、合成樹脂や金属材料等で形成され、載置台102と一体として形成されてもよいし、別体として形成された後、載置台102に取り付けられるようにしてもよい。
【0033】
第一サイドフェンス106は、開口部112の排紙方向に対して略直交方向に配置され、排出された用紙の幅方向における一端を規制する機能を有している。第二サイドフェンス108は、開口部112の排紙方向に対して略直交方向に配置され、排出された用紙の幅方向における他端を規制する機能を有している。第一サイドフェンス106と第二サイドフェンス108とにより、孔版印刷装置10の排紙口から排出される用紙の用紙幅方向が規制される。第一サイドフェンス106と第二サイドフェンス108とは、例えば、合成樹脂や金属材料等で形成される。
【0034】
載置台102の開口部112には、開口部112の排紙方向に対して略直交方向の一端に、排紙方向に沿って設けられる第一ガイドレール116と、開口部112の排紙方向に対して略直交方向の他端に、排紙方向に沿って設けられる第二ガイドレール118と、開口部112の排紙方向に対して略直交方向に設けられ、一端が第一ガイドレール116とスライド可能に取り付けられ、他端が第二ガイドレール118とスライド可能に取り付けられるスライド体120とが配置される。図3は、第一ガイドレール116とスライド体120との取付構造を示す詳細図である。
【0035】
第一ガイドレール116は、開口部112の排紙方向に対して略直交方向の側縁に排紙方向に沿って設けられ、スライド体120の端部が挿入される挿入溝122を有している。挿入溝122には、スライド体120と嵌合させるため、第一嵌合凹部124と、第二嵌合凹部126とが設けられる。第一嵌合凹部124と第二嵌合凹部126とは、排紙方向に沿って溝状に形成される。また、第二ガイドレール118は、第一ガイドレール116と対向させて開口部112における他方の側縁に設けられる。なお、第二ガイドレール118の構成は、第一ガイドレール116と同様のため、第二ガイドレール118についての詳細な説明は省略する。
【0036】
スライド体120は、開口部112の排紙方向に対して略直交方向に設けられ、一端が第一ガイドレール116の挿入溝122とスライド可能に取り付けられ、他端が第二ガイドレール118の挿入溝とスライド可能に取り付けられる。スライド体120は、排紙方向に対して略直交方向の両端に、第一ガイドレール116及び第二ガイドレール118と排紙方向に対して略平行方向にスライド可能に取り付けるための第一嵌合凸部128と第二嵌合凸部130とを有している。第一嵌合凸部128は第一嵌合凹部124と嵌合され、第二嵌合凸部130は第二嵌合凹部126と嵌合されて、スライド体120は、排紙方向に対して略平行方向にスライドすることができる。また、スライド体120は、鉛直方向の上面に、排紙方向に対して略直交方向に沿って連結構造体110を配置する溝132を有している。
【0037】
排紙装置100は、第一サイドフェンス106と第二サイドフェンス108とを連結する連結構造体110と、連結構造体110を排紙方向に対して略平行方向に移動させる連結構造体移動手段140と、を有している。図4は、連結構造体110と連結構造体移動手段140との構成を示す図である。まず、連結構造体110について説明する。
【0038】
連結構造体110は、開口部112の排紙方向に対して略直交方向に配置され、第一サイドフェンス106と第二サイドフェンス108とを連結する機能を有している。連結構造体110は、排紙方向に対して略直交方向に配置され、第一サイドフェンス106と一端で連結される第一ラックギア142と、排紙方向に対して略直交方向に配置され、第二サイドフェンス108と一端で連結される第二ラックギア144と、第一ラックギア142と第二ラックギア144とに噛合される回転ギア146と、を有している。また、連結構造体110は、上述したように、スライド体120の溝132に配置される。
【0039】
第一ラックギア142は、その一端が第一サイドフェンス106の縁部にボルト等で締結され、第二ラックギア144は、その一端が第二サイドフェンス108の縁部にボルト等で締結される。回転ギア146は、第一サイドフェンス106と第二サイドフェンス108との間の略中央に設けられる。回転ギア146を回転中心軸周りに回転させることにより、第一ラックギア142と第二ラックギア144とを排紙方向に対して略直交方向に略同時にスライドさせることができる。
【0040】
また、連結構造体110は、回転ギア146を駆動力で回転させる回転ギア駆動体としての機能を有する回転ギアモータ148を備えていることが好ましい。回転ギアモータ148の回転軸を回転ギア146と接続させることにより、回転ギア146を回転ギアモータ148の回転駆動力で回転させることができる。
【0041】
連結構造体110を上記構成とすることにより、孔版印刷装置10から排出される用紙の用紙幅に合わせて第一サイドフェンス106と第二サイドフェンス108との間隔を調整することができる。例えば、A4サイズの用紙が排出される場合には、回転ギア146を回転させることにより第一ラックギア142と第二ラックギア144とを直線運動させて、第一サイドフェンス106と第二サイドフェンス108との間隔をより狭くし、A3サイズの用紙が排出される場合には、回転ギア146を回転させることにより第一ラックギア142と第二ラックギア144とを直線運動させて、第一サイドフェンス106と第二サイドフェンス108との間隔をより広くすることができる。
【0042】
次に、連結構造体移動手段140について説明する。連結構造体移動手段140は、開口部112の排紙方向に対して略平行方向に配置され、連結構造体110が置かれ、連結構造体110を搬送する搬送ベルト150と、搬送ベルト150を駆動させる搬送ベルトモータ154と、を含んで構成される。
【0043】
搬送ベルト150には、連結構造体110の一部が取り付けられる。搬送ベルト150には、例えば、回転ギア146または回転ギアモータ148等が取り付けられる。搬送ベルト150は、連結構造体110の重量が負荷されても変形し難いように、剛性の高い金属材料や合成樹脂材料等で形成される。
【0044】
搬送ベルト150は、プーリ等の搬送ベルト支持体152で支持される。そして、一方の搬送ベルト支持体152が搬送ベルトモータ154の回転軸と連結される。搬送ベルト支持体152は、例えば、図示されない取付部材等で載置台102等に取付される。搬送ベルト支持体152を搬送ベルトモータ154の回転駆動力で回転させることにより、搬送ベルト150が排紙方向に対して略平行方向に移動させることができる。それにより、連結構造体110を排紙方向に対して略平行方向に移動させることができるので、連結構造体110に連結された第一サイドフェンス106と第二サイドフェンス108とを排紙方向に対して略平行方向に移動させることができる。ここで、搬送ベルトモータ154は、搬送ベルト150を駆動させる搬送ベルト駆動体としての機能を有している。搬送ベルトモータ154には、一般的な回転モータを使用することができる。搬送ベルトモータ154は、例えば、図示されない取付部材等で載置台等に取り付けられる。
【0045】
距離測定センサ156は、例えば、第一サイドフェンス106及び第二サイドフェンス108の少なくとも一方に配置され、孔版印刷装置10の排紙口から第一サイドフェンス106または第二サイドフェンス108までの距離を測定する距離測定手段としての機能を有している。間隔測定センサ158は、第一サイドフェンス106または第二サイドフェンス108に配置され、第一サイドフェンス106と第二サイドフェンス108との間の間隔を測定する間隔測定手段としての機能を有している。距離測定センサ156及び間隔測定センサ158には、例えば、レーザ距離測定センサ156等の一般的な距離センサを用いることができる。
【0046】
第一サイドフェンス106と第二サイドフェンス108とには、孔版印刷装置10から排出された用紙を支持する用紙支持部160が設けられることが好ましい。図5は、所定サイズの用紙を載置する場合の第一サイドフェンス106と第二サイドフェンス108との位置を示す図であり、図5(a)は、用紙を載置する前の状態を示す図であり、図5(b)は、用紙が載置された状態を示す図である。
【0047】
用紙支持部160は、図5(a)に示すように、略水平に設けられる。用紙支持部160の支持面が、支持部材114の支持面と、略同一平面となるように設けられることが好ましい。図5(b)に示すように、用紙162の一端を第一サイドフェンス106の用紙支持部160で受け、用紙162の他端を第二サイドフェンス108の用紙支持部160で受け、用紙162の略中央部を支持部材114で受けることにより、より安定させて用紙162を載置台102に載置することができる。
【0048】
また、第一サイドフェンス106と第二サイドフェンス108とには、蛇腹状に形成され、孔版印刷装置10から排出された用紙を支持する蛇腹状用紙受け部材164を設けてもよい。図6は、蛇腹状用紙受け部材164の構成を示す図であり、図6(a)は、用紙を載置する前の状態を示す図であり、図6(b)は、用紙を載置した後の状態を示す図である。
【0049】
蛇腹状用紙受け部材164の一端は、第一サイドフェンス106に取り付けられ、他端は、支持部材114に取り付けられる。また、第ニサイドフェンス108にも、第一サイドフェンス106と同様にして、蛇腹状用紙受け部材164が取り付けられる。蛇腹状用紙受け部材164は、排紙方向に対して略直交方向に伸縮可能なように、例えば、合成樹脂フィルム等の可撓性シートを波状に成形して形成される。図6(b)に示すように、用紙サイズに合わせて蛇腹状用紙受け部材164が広げられて、用紙166を蛇腹状用紙受け部材164の凸部で支持することにより、より安定させて用紙166を載置台102に載置することができる。
【0050】
制御部172は、回転ギアモータ148と、搬送ベルトモータ154と、を制御する機能を有している。図7は、排紙装置100のブロック図である。制御部172は、回転ギアモータ駆動回路174により回転ギアモータ148を制御して、第一サイドフェンス106と第二サイドフェンス108とを排紙方向に対して略直交方向に移動させることができる。また、制御部172は、搬送ベルトモータ駆動回路176により搬送ベルトモータ154を制御して、第一サイドフェンス106と第二サイドフェンス108とを排紙方向に対して略平行方向に移動させることができる。制御部172は、例えば、一般的なパーソナルコンピュータ等で構成される。
【0051】
制御部172は、回転ギアモータ148と搬送ベルトモータ154とを、記憶部180に記憶された動作手順に従って動作させることができる。記憶部180には、孔版印刷装置10の排紙口から第一サイドフェンス106または第二サイドフェンス108までの各用紙サイズに対応した基準距離が記憶される。ここで、基準距離は、孔版印刷装置10の排紙口から第一サイドフェンス106または第二サイドフェンス108まで用紙姿勢を安定させることができる距離である。基準距離は、用紙サイズごとに異なる距離であってもよいし、略同じ距離であってもよい。基準距離は、シュミレーションや実験等により定められる。記憶部180は、例えば、ハードディスク、RAMまたはROM等で構成される。
【0052】
制御部172は、入力部182における用紙サイズ情報等の入力により回転ギアモータ148と搬送ベルトモータ154とを制御して、第一サイドフェンス106と第二サイドフェンス108との位置決めを行うことができる。入力部182は、例えば、操作パネルやキーボード等で構成される。また、用紙サイズ情報等は、孔版印刷装置10の給紙部18に配置されるセンサ等で検知するようにしてもよい。制御部172は、出力部184により孔版印刷装置10から排出された用紙の積載作業の進捗状況等を出力させることができる。出力部184は、例えば、ディスプレイ等で構成される。
【0053】
次に、排紙装置100の動作について説明する。
【0054】
図8は、排紙装置100の動作方法を示すフローチャートである。まず、入力部182により孔版印刷装置10で印刷される用紙の枚数を入力し(S10)、印刷される用紙の枚数を確認する(S12)。用紙の枚数が入力されていない場合や入力された用紙の枚数に誤りがある場合には、S10に戻り再度入力する。
【0055】
孔版印刷装置10で印刷される用紙の枚数が正しく入力されている場合には、入力部182により用紙のサイズ情報等を入力し(S14)、印刷される用紙サイズ情報等を確認する(S16)。用紙サイズ情報等が入力されていない場合や入力に誤りがある場合には、S14に戻り再度入力する。
【0056】
次に、制御部172により、回転ギアモータ148と搬送ベルトモータ154とを制御して、第一サイドフェンス106と第二サイドフェンス108とを基準位置へ移動させる。
【0057】
制御部172は、回転ギアモータ148を制御し、間隔測定センサ158で測定された第一サイドフェンス106と第二サイドフェンス108との間の間隔が、孔版印刷装置10から排出された用紙の用紙幅と略同じとなるように回転ギア146を回転させる。制御部172は、回転ギアモータ148を回転駆動させることにより回転ギア146を回転させて、第一サイドフェンス106と第二サイドフェンス108との間隔が用紙幅と略同じとなるように、第一ラックギア142と第二ラックギア144とをスライドさせる。例えば、孔版印刷装置10から排出される用紙がA4サイズの用紙の場合には、間隔測定センサ158で測定される第一サイドフェンス106と第二サイドフェンス108との間隔がA4サイズの用紙幅と略同じとなるように、第一ラックギア142と第二ラックギア144とをスライドさせる。
【0058】
制御部172は、搬送ベルトモータ154を制御して、距離測定センサ156で測定される孔版印刷装置10の排紙口から第一サイドフェンス106または第二サイドフェンス108までの距離が基準距離となるように、第一サイドフェンス106と第二サイドフェンス108とを排紙方向に対して略平行方向に移動させる。制御部172は、搬送ベルトモータ154を駆動させることにより搬送ベルト150を排紙方向に対して略平行方向にスライドさせて連結構造体110を搬送することにより、第一サイドフェンス106と第二サイドフェンス108とを移動させる。また、連結構造体110を排紙方向に対して略平行方向に移動させることにより、スライド体120が、第一ガイドレール116と第二ガイドレール118とにガイドされて排紙方向に対して略平行方向にスライドする。
【0059】
制御部172は、搬送ベルトモータ154を制御して、距離測定センサ156で測定された孔版印刷装置10の排紙口から第一サイドフェンス106または第二サイドフェンス108までの距離が用紙サイズに基づいて定められる基準距離となるように搬送ベルト150を駆動させる。
【0060】
なお、制御部172は、回転ギアモータ148と搬送ベルトモータ154とを略同時に駆動させて、第一サイドフェンス106と第二サイドフェンス108とを移動させることが好ましい。勿論、制御部172は、回転ギアモータ148と搬送ベルトモータ154とを別々に駆動させてもよく、回転ギアモータ148を駆動させた後に搬送ベルトモータ154を駆動させてもよいし、回転ギアモータ148を駆動させた後に搬送ベルトモータ154を駆動させてもよい。
【0061】
次に、孔版印刷装置10で所定の画像が印刷され、孔版印刷装置10から排出された用紙が、載置台102に載置される(S20)。ここで、孔版印刷装置10の排紙口から第一サイドフェンス106及び第二サイドフェンス108までの距離は適正な基準距離に調整されているので、孔版印刷装置10から排出された用紙は、孔版印刷装置10の排紙口から第一サイドフェンス106及び第二サイドフェンス108までの間は、適正な用紙姿勢を維持した状態で載置台102に載置される。それにより、孔版印刷装置10から排出された用紙は、より均一に位置を揃えて載置台102に載置される。
【0062】
次に、積載された用紙を載置台102から取り出した後、制御部172は、回転ギアモータ148と搬送ベルトモータ154とを駆動させて、第一サイドフェンス106と第二サイドフェンス108とを初期位置まで移動させる(S22)。そして、第一サイドフェンス106と第二サイドフェンス108とが初期位置まで戻ると、第一サイドフェンス106または第二サイドフェンス108が、例えば、ポジションセンサ(図示せず)等で検知されて回転ギアモータ148の駆動が停止し、搬送ベルトモータ154の駆動が停止する(S24)。以上により、孔版印刷装置10から排出された用紙の積載作業が完了する。
【0063】
なお、上記構成では、第一サイドフェンス106と第二サイドフェンス108とが用紙幅方向に連動して可動する構成としたが、第一サイドフェンス106と第二サイドフェンス108とを独立して可動させる構成としてもよい。図9は、第一サイドフェンス106と第二サイドフェンス108とを独立して可動させる構成を示す図であり、図9(a)は、全体構成を示す図であり、図9(b)は、第一サイドフェンス106の部位についての詳細構成を示す図である。
【0064】
第一サイドフェンス106には、その底面に、スライド体120の幅方向を挟持し、スライド体120に沿ってガイドするガイド部材170が設けられる。ガイド部材170は、スライド体120の幅方向を挟んで、一方と他方に底面から鉛直方向の下方に突出した突起を設けて構成してもよいし、スライド体120が挿入されるように中空状に形成されてもよい。なお、第二サイドフェンス108にも、第一サイドフェンス106と同様のガイド部材が設けられる。このような構成にすることで、第一サイドフェンス106と第二サイドフェンス108とを独立して可動させることができる。また、上記構成では、画像形成装置を孔版印刷装置10として説明したが、画像形成装置は、孔版印刷装置10に限定されることはない。
【0065】
以上、上記構成によれば、画像形成装置から異なるサイズの用紙が排出される場合でも、第一サイドフェンスと第二サイドフェンスとを排紙方向に対して略平行方向に移動させることにより、画像形成装置の排紙口から第一サイドフェンス及び第二サイドフェンスまでの距離を各用紙サイズに対応した基準距離にすることができるので、画像形成装置の排紙口から第一サイドフェンスまたは第二サイドフェンスまでの間における用紙姿勢をより安定させることができる。それにより、画像形成装置から排紙される異なるサイズの用紙を、より均一に位置を揃えて積載することができる。
【0066】
上記構成によれば、第一サイドフェンスと第二サイドフェンスとを、排紙方向に対して略平行方向に移動させると略同時に、排紙方向に対して略直交方向に移動させて用紙幅方向を調整することができるので、画像形成装置から排出される用紙の積載作業をより効率よく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0067】
【図1】本発明の実施の形態において、孔版印刷装置の概略構成を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態において、排紙装置の概略構成を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態において、第一ガイドレールとスライド体との取付構造を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態において、連結構造体と連結構造体移動手段との構成を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態において、所定サイズの用紙を載置する場合の第一サイドフェンスと第二サイドフェンスとの位置を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態において、蛇腹状用紙受け部材の構成を示す図である。
【図7】本発明の実施の形態において、排紙装置のブロック図である。
【図8】本発明の実施の形態において、排紙装置の動作方法を示すフローチャートである。
【図9】本発明の実施の形態において、第一サイドフェンスと第二サイドフェンスとを独立して可動させる構成を示す図である。
【図10】本発明の実施の形態において、画像形成装置から排出される異なるサイズの用紙を積載する場合において、排紙台の引き出し位置を示す図である。
【符号の説明】
【0068】
10 孔版印刷装置
12 原稿読み取り部
14 製版部
16 印刷部
18 給紙部
20 排紙部
22 排版部
23 原稿セット台
24、26 原稿センサ
28、30 原稿搬送ロール
32 ステッピングモータ
34 イメージセンサ
36 原稿排出トレー
38 孔版原紙
40 原紙収容部
42 サーマルヘッド
44 プラテンロール
46 原紙送りロール
48 ライトパルスモータ
50 原紙カッタ
52 メインモータ
54 ドラム
56 原紙クランプ部
58 原紙確認センサ
60 基準位置検出センサ
62 ロータリエンコーダ
64 プレスロール
66 ソレノイド装置
68 印刷媒体
70 インク
72 給紙台
74、76 1次給紙ロール
80 給紙センサ
82 給紙クラッチ
84 用紙分離爪
86 搬送通路
88 排版搬送手段
90 排版ボックス
92 排版圧縮部材
100 排紙装置
102 載置台
104 エンドフェンス
106 第一サイドフェンス
108 第二サイドフェンス
110 連結構造体
112 開口部
114 支持部材
116 第一ガイドレール
118 第二ガイドレール
120 スライド体
122 挿入溝
124 第一嵌合凹部
126 第二嵌合凹部126
128 第一嵌合凸部
130 第二嵌合凸部
132 溝
140 連結構造体移動手段
142 第一ラックギア
144 第二ラックギア
146 回転ギア
148 回転ギアモータ
150 搬送ベルト
152 プーリ
154 搬送ベルトモータ
156 距離測定センサ
158 間隔測定センサ
160 用紙支持部
162、166 用紙
164 蛇腹状用紙受け部材
170 ガイド部材
172 制御部
174 回転ギアモータ駆動回路
176 搬送ベルトモータ駆動回路
180 記憶部
182 入力部
184 出力部
200 画像形成装置
202 排紙台
204 サイドフェンス
206 排紙口

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像形成装置で用紙に画像を形成した後、前記画像形成装置から排出された用紙を積載する排紙装置であって、
前記画像形成装置から排出された用紙を載置し、中空状に形成された開口部を有する載置台と、
前記載置台の排紙方向に対して下流側に配置され、前記排出された用紙を受けるエンドフェンスと、
を備え、
前記開口部の排紙方向に対して略直交方向に配置され、前記排出された用紙における用紙幅方向の一端を規制する第一サイドフェンスと、
前記開口部の排紙方向に対して略直交方向に配置され、前記排出された用紙における用紙幅方向の他端を規制する第二サイドフェンスと、
前記開口部の排紙方向に対して略直交方向に配置され、前記第一サイドフェンスと前記第二サイドフェンスとを連結する連結構造体と、
前記開口部の排紙方向に対して略平行方向に配置され、前記連結構造体を排紙方向に対して略平行方向に移動させる連結構造体移動手段と、
を有することを特徴とする排紙装置。
【請求項2】
請求項1に記載の排紙装置であって、
前記連結構造体移動手段は、
前記開口部の排紙方向に対して略平行方向に配置され、前記連結構造体が置かれ、前記連前記結構造体を搬送する搬送ベルトと、
前記搬送ベルトを駆動させる搬送ベルト駆動体と、
を有することを特徴とする排紙装置。
【請求項3】
請求項2に記載の排紙装置であって、
前記画像形成装置の排紙口から前記第一サイドフェンスまたは前記第二サイドフェンスまでの距離を測定する距離測定手段を有することを特徴とする排紙装置。
【請求項4】
請求項3に記載の排紙装置であって、
前記搬送ベルト駆動体と、前記距離測定手段と、を制御する制御部を有し、
前記制御部は、前記搬送ベルト駆動体を制御して、前記距離測定手段で測定された前記画像形成装置の排紙口から前記第一サイドフェンスまたは前記第二サイドフェンスまでの距離が所定距離となるように、前記搬送ベルトを駆動させることを特徴とする排紙装置。
【請求項5】
請求項1から4のいずれか1つに記載の排紙装置であって、
前記連結構造体は、
排紙方向に対して略直交方向に配置され、前記第一サイドフェンスと一端で連結される第一ラックギアと、
排紙方向に対して略直交方向に配置され、前記第二サイドフェンスと一端で連結される第二ラックギアと、
前記第一ラックギアと前記第二ラックギアとに噛合される回転ギアと、
を有することを特徴とする排紙装置。
【請求項6】
請求項5に記載の排紙装置であって、
前記連結構造体は、前記回転ギアを駆動力で回転させる回転ギア駆動体を有することを特徴とする排紙装置。
【請求項7】
請求項6に記載の排紙装置であって、
前記第一サイドフェンスと前記第二サイドフェンスとの間の間隔を測定する間隔測定手段を有し、
前記制御部は、前記回転ギア駆動体を制御し、前記間隔測定手段で測定された前記第一サイドフェンスと前記第二サイドフェンスとの間の間隔が前記画像形成装置から排出された用紙の用紙幅と略同じとなるように、前記回転ギアを駆動させることを特徴とする排紙装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate


【公開番号】特開2010−1138(P2010−1138A)
【公開日】平成22年1月7日(2010.1.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−162148(P2008−162148)
【出願日】平成20年6月20日(2008.6.20)
【出願人】(000250502)理想科学工業株式会社 (1,191)
【Fターム(参考)】