説明

接合方法および接合装置

【課題】片持ち梁を有するワークの梁部分とリボンとを良好な接触状態で接合させることのできる接合方法を得ること。
【解決手段】本発明は、片持ち梁32を有するワーク30の片持ち梁と接合物31とを接合させる接合方法であって、中心線Cを中心に回転可能に支持された取付部に対してワークを固定するステップと、片持ち梁と接合物とを接合させる接合ツール20を接合部分に押し当てるステップと、を備え、ワークを固定するステップにおいて、ワークは、中心線から離れた位置で保持されるとともに、片持ち梁と接合物との接合部分が中心線の一部と一致し、片持ち梁が取付部の回転方向と平行な方向に延びるように配置される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、片持ち梁を有するワークの梁部分に金属リボン等を接合する接合方法および接合装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
金属ワイヤーや金属リボンは、半導体に設けた電極部などの駆動回路等の電気的接続を得ることを目的として一般的に使用されている。特に、パワー半導体デバイスや光学素子などの高い電流を必要とする機器および素子に対しては、金属リボンが多用されている。
【0003】
例えば、特許文献1に開示されているCANパッケージレーザモジュールでは、ステムに固定されたブロック上に配置したLDを駆動させるために、外部回路と接続するリードピンとLDとを金属リボンを用いて電気的に接続している。
【0004】
上記のリボンを接合するために一般的に用いられる固相接合プロセスは、リボンと被接合物を重ねた箇所を接合ツールで加圧することで、被接合面をそれぞれ接触・変形させ、加熱や超音波振動を加えることで被接合物同士の接合を得るものである。
【0005】
なお、信頼性の要求される製品等に対するリボン接合は、その接合強度の確保が必要不可欠であり、接合を行うツール先端形状の工夫や、温度・荷重・超音波パラメータ等の接合プロセスの最適化について種々の提案がなされている。
【0006】
しかし、リボンおよび被接合物、並びに接合ツール(以下、単にツールと呼ぶ)との接触状況が良好でなければ、上記のツール先端形状や接合プロセスを工夫したとしても、十分な強度が得ることが難しい。したがって、片当たりを抑えた状態で、リボンおよび被接合物にツールを押し当てるために、ワークの被接合面とリボンとツール先端面とが平行になるようにしなければならない。
【0007】
例えば特許文献2では、ワーク設置台の下面外周部が球状に加工された球面状基部外周部をローラーにて支持した接合装置が開示されている。ステージ中心に配置されたワークに対して、球面状基部の曲率中心に向けてステージ上部からツールで加圧を行うと、ローラーが回転しながら曲率中心を中心にステージが倣う。
【0008】
その結果、ワークがツール先端の形状に倣い、被接合物同士間で良好な接触を得るようにしている。なお、球面状基部の曲率中心は、載置台上面側でステージ中心を通る垂直方向の線上に位置する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】国際公開第2009/116134号
【特許文献2】特開2009−212215号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかしながら、特許文献2に開示された接合装置の倣い機構は、倣い動作の回転中心が戴置台上面とほぼ一致する箇所にある。また、被接合物は上記の中心を含む位置に配置する必要がある。そのため、特許文献1に記載のCANパッケージレーザモジュールのように、片持ち梁を有するワークに対しては、ワークの最下点から離れた梁部分(接合部分)とリボンとを良好に接触させてリボン接合を行うことが難しい。
【0011】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、片持ち梁を有するワークの梁部分とリボンとを良好な接触状態で接合させることのできる接合方法を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、片持ち梁を有するワークの片持ち梁と接合物とを接合させる接合方法であって、中心線を中心に回転可能に支持された取付部に対してワークを固定するステップと、片持ち梁と接合物とを接合させる接合ツールを接合部分に押し当てるステップと、を含み、ワークを固定するステップにおいて、ワークは、中心線から離れた位置で保持されるとともに、片持ち梁と接合物との接合部分が中心線の一部と一致し、片持ち梁が取付部の回転方向と平行な方向に延びるように配置されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
取付部の回転中心が接合部分と一致するので、接合ツールを片持ち梁に押し当てた際に、ツール先端角度に対して片持ち梁や接合物が平行になるように取付部が倣うので、接合ツールに対する片持ち梁や接合物の片当たりを抑えることができる。これにより、良好な接触状態で、片持ち梁と接合物とを接合させやすくなる。
【0014】
また、中心線から離れた位置でワークを保持するので、片持ち梁を保持するワークであっても、接合物としてのリボンと片持ち梁部分とを良好な接触状態で接合させることができる。
【0015】
また、接合ツールを押し当てた際の加圧力による梁の撓みに応じて、取付部が回転するので、梁の撓みを防止する受けが不要であり、ワークを構成する片持ち梁およびその他部品との間隔が小さい小型のワークでのリボン接合が可能となる。そして、梁から外部への熱伝導を減らすことができるため、熱圧着ではツール温度を抑えた上で、短時間での接合が達成しやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】図1は、本発明の実施の形態1にかかる接合装置の一例を概略的に示す斜視図である。
【図2】図2は、図1に示す接合装置を概略的に示す側面図である。
【図3】図3は、図1に示す接合装置の動作を概略的に示す側面図である。
【図4】図4は、ワークの斜視図である。
【図5】図5は、図1に示す接合装置を用いたリボン接合の手順を示すフローチャートである。
【図6】図6は、本発明の実施の形態2にかかる接合装置の一例を概略的に示す斜視図である。
【図7】図7は、図6に示す接合装置を用いたリボン接合の手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下に、本発明の実施の形態にかかる接合方法および接合装置を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0018】
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかる接合装置の一例を概略的に示す斜視図である。図2は、図1に示す接合装置を概略的に示す側面図である。図3は、図1に示す接合装置の動作を概略的に示す側面図である。図4は、ワークの斜視図である。
【0019】
実施の形態1にかかる接合装置10では、片持ち梁を有するワークにおいて、片持ち梁に対するリボンの接合を可能としている。本実施の形態1では、図4に示すように、片持ち梁としてのリードピン32を有するCANパッケージレーザモジュールを、ワーク30として例示している。
【0020】
ワーク30は、ステム34、リボン(接合物)31、リードピン(片持ち梁)32、ブロック33、光学素子35を有して構成される。リードピン32は、その一端がステム34に固定された片持ち梁となっている。
【0021】
リボン31の一端は、別工程にて光学素子35と接合されている。リボン31の他端は、リードピン32に接合される。リボン31の他端とリードピン32とは、接合装置10を用いて接合される。
【0022】
図1に示す状態では、リボン31の他端は、リードピン32に対して非接合の状態で重ねられている。なお、ワーク30は、図4で例示したCANパッケージレーザモジュールに限らず、接合対象として片持ち梁を有する形状のものであればよい。
【0023】
接合装置10は、取付部11、保持機構12、バランサー13、回転ガイド(回転部)14、ツール(接合部)20を備えて構成される。ここで、回転ガイド14は、摺動部15、基盤部16を有して構成される。
【0024】
摺動部15は、基盤部16上に載置されている。基盤部16の天面は、断面円弧状の凹形状を呈している。摺動部15の底面は、基盤部16上に載置した際に、その天面に嵌まるように、断面円弧状の凸形状を呈している。
【0025】
摺動部15は、基盤部16上に載置された状態で微小荷重が加わると、基盤部16の天面に沿って摺動可能となっている。したがって、摺動部15は、基盤部16の天面に形成された凹形状の中心線Cを中心として回転するように摺動する。ツール20は、その先端面がリボン31に接触してリードピン32に押し付けることで、リボン接合が可能な状態となる。
【0026】
ワーク30は、摺動部15上に設けられた取付部11に固定される。取付部11には、ワーク30を固定するための保持機構12が取り付けられている。保持機構12は、ワーク30を取付部11に押し付けて固定する部品であり、例えば板バネやトグルクランプ等が用いられる。摺動部15が回転すると、その上に設けられた取付部11も回転する。
【0027】
保持機構12は、ワーク30を取付部11に押し付けることで、取付部11に対するワーク30の相対位置が変化しないように機能する。なお、保持機構12は、取付部11以外に取り付けられてもよい。例えば、保持機構12が回転ガイド14に取り付けられても構わない。
【0028】
取付部11は、回転ガイド14の摺動部15上に固定される。取付部11は、固定されたワーク30のリボン接合箇所の中心を、中心線Cの一部と一致させることができるように配置される。すなわち、リボン接合箇所となる領域を外れた位置に取付部11は配置されることとなる。また、取付部11は、固定されたワーク30のリードピン32の延びる方向と、摺動部15の回転方向とが平行となるように配置される。
【0029】
このような適切な位置にワーク30を配置できるように、取付部11や保持機構12にワーク30を位置決めする位置決め部が形成されていてもよい。例えば、ワーク30のステム34が嵌まる凹部を取付部11に形成してもよい。また、取付部11や保持機構12に凸部を立設し、その凸部が嵌まる凹部をステム34に形成し、凸部と凹部とを嵌め合わせればワーク30を適切な位置に位置決めできるように構成してもよい。
【0030】
なお、微小荷重で摺動する回転ガイド14は、ワーク30の初期姿勢が任意の角度となるように、摺動部15上に取り付けられたバランサー13によって調整される。なお、バランサー13は、保持機構12や取付部11に取付けられていてもよい。
【0031】
次に、接合装置10によるリボン接合の手順を説明する。図5は、図1に示す接合装置を用いたリボン接合の手順を示すフローチャートである。まず、取付部11にワーク30を固定する(ステップS1)。この際、リードピン32とリボン31との接合部分、すなわち、リボン接合箇所の中心が、中心線Cの一部と一致するようにワーク30が固定される。
【0032】
次に、リボン接合箇所の中心に対して、先端中心位置が一致するようにツール20を上方から降下させる(ステップS2)。これにより、リボン接合箇所であるリードピン32に対して、リボン31を重ねた状態でツール20の先端が押し当てられる。
【0033】
その後、必要とする接合プロセスに応じて、リボン接合箇所に対して熱や超音波や荷重を加えて、リードピン32とリボン31とを接合させる(ステップS3)。なお、取付部11内にヒータを内蔵して、ワーク30を加熱してもよい。
【0034】
その際、リボン接合箇所が中心線Cの一部に一致していること、およびツール20の先端中心位置がリボン接合箇所に押し付けられることにより、ツール20の先端角度に対してリボン接合箇所であるリードピン32の角度が一致するように、摺動部15が中心線Cを中心に回転する。
【0035】
ステム34に対するリードピン32の垂直度のバラツキや、リードピン32を加圧したことによるリードピン32の撓みに応じて、中心線Cの前後でモーメントがつりあう位置まで摺動部15が回転する。これにより、ツール20の先端面に対してリボン31およびリードピン32が倣う。したがって、リードピン32に対してツール20の先端が片当りすることを抑え、リボン31とリードピン32との良好な接合を図ることができる。
【0036】
また、ツール20をリードピン32に押し当てた際の加圧力によるリードピン32の撓みに応じて、摺動部15が回転するので、リードピン32の撓みを防止する受けが不要となる。そのため、リードピンおよびその他部品との間隔が小さい小型のワークでのリボン接合が可能となる。そして、受けを省略することでリードピン32から外部への熱伝導を減らすことができるため、熱圧着ではツール温度を抑えた上で、短時間での接合が達成しやすくなる。
【0037】
実施の形態2.
図6は、本発明の実施の形態2にかかる接合装置の一例を概略的に示す斜視図である。なお、上記実施の形態と同様の構成については、同様の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0038】
接合装置100は、上述した実施の形態1と基本的には同一の構成であるが、摺動部15の摺動を禁止する状態と、許可する状態とに切替えが可能となっている。具体的には、摺動部15の側面に押し当て板103が形成される。また、押し当て板103を挟み込んで固定することが可能なエアシリンダ101,102が設けられる。
【0039】
エアシリンダ101,102は、回転ガイド14の基盤部16と相対位置が変わらないように、例えば基盤部16を支持する部品(図示せず)に固定される。エアシリンダ101,102のON/OFFを切り替えることで、接合装置100の倣い動作の有無(摺動の許可/禁止)を切り替える。なお、エアシリンダ101,102を、基盤部16に対して直接固定しても構わない。
【0040】
エアシリンダ101,102をONにすれば、押し当て板103が挟み込まれて、摺動部15の摺動が禁止される。また、エアシリンダ101,102をOFFにすれば、押し当て板103が開放されて、摺動部15の摺動が許可される。
【0041】
また、接合装置100が備えるツール200が、一般的なウェッジツールのように、接合箇所にリボンを供給する機能を有している。そのため、取付部11に固定された時点でのワーク300にはリボンが取り付けられていない。
【0042】
ここで、摺動部15の摺動が許可された状態で、中心線Cと交差しない位置にある構成部品(例えばブロック33や光学素子35)に対してリボン31を接合しようとすれば、摺動部15が摺動することで構成部品の位置がずれてしまい、良好な接合を図ることが難しい。
【0043】
一方、本実施の形態2では、エアシリンダ101,102によって摺動部15の摺動を禁止した状態とすることができる。したがって、摺動部15の摺動を禁止した状態でツール200からリボンを供給することで、中心線Cと交差しない位置にある構成部品(例えばブロック33や光学素子35)に対しても、リボン31を接合することが可能となる。
【0044】
図7は、図6に示す接合装置を用いたリボン接合の手順を示すフローチャートである。まず、取付部11にワーク300を固定する(ステップS11)。この際、リードピン32とリボンとの接合部分、すなわち、リボン接合箇所の中心が、中心線Cの一部と一致するようにワーク300が固定される。
【0045】
次に、エアシリンダ101,102によって摺動部15の摺動を禁止する(ステップS12)。次に、ツール200をブロック33上に移動させ(ステップS13)、ツール200から供給されたリボン(図示せず)の一端を、ブロック33に接合する(ステップS14)。次に、リボンを供給しながらツール200をリードピン32上まで移動させ(ステップS15)、エアシリンダ101,102による摺動部15の固定を解除する(ステップS16)。
【0046】
次に、リボン接合箇所の中心に対して、先端中心位置が一致するようにツール200を上方から降下させる(ステップS17)。これにより、リボン接合箇所であるリードピン32に対して、リボンを重ねた状態でツール200の先端が押し当てられる。
【0047】
その後、必要とする接合プロセスに応じて、リボン接合箇所に対して熱や超音波や荷重を加えて、リードピン32とリボンとを接合させる(ステップS18)。なお、動作順序はこの例に限られない、例えば、ステップS11〜ステップS13の動作順序は任意に変更しても構わない。また、ステップS15およびステップS16の動作順序も任意に変更しても構わない。なお、回転ガイド14の摺動部15の固定手段として、本実施の形態2では、エアシリンダ101,102による方法を示したが、これに限定されるものではなく、例えば電磁石による磁性で保持してもよい。
【0048】
また、ツールがリボンを供給する機能を有していない場合であっても、摺動部の摺動を規制することで、ワークを取付部に固定した状態で、リボンとブロックとを接合させることができる。
【産業上の利用可能性】
【0049】
以上のように、本発明にかかる接合方法は、片持ち梁を有するワークに対するリボン当の接合に有用である。
【符号の説明】
【0050】
10 接合装置
11 取付部
12 保持機構
13 バランサー
14 回転ガイド(回転部)
15 摺動部
16 基盤部
20 ツール(接合ツール)
30 ワーク
31 リボン(接合物)
32 リードピン(片持ち梁)
33 ブロック
34 ステム
35 光学素子
100 接合装置
101,102 エアシリンダ
103 押し当て板
200 ツール
300 ワーク
C 中心線

【特許請求の範囲】
【請求項1】
片持ち梁を有するワークの前記片持ち梁と接合物とを接合させる接合方法であって、
中心線を中心に回転可能に支持された取付部に対して前記ワークを固定するステップと、
前記片持ち梁と前記接合物とを接合させる接合ツールをそれらの接合部分に押し当てるステップと、を含み、
前記ワークを固定するステップにおいて、前記ワークは、前記中心線から離れた位置で保持されるとともに、前記片持ち梁と前記接合物との接合部分が前記中心線の一部と一致し、前記片持ち梁が前記取付部の回転方向と平行な方向に延びるように配置されることを特徴とする接合方法。
【請求項2】
前記取付部の回転を禁止するステップと、
前記取付部の回転が禁止された状態で、前記ワークのうち前記中心線から離れた部分に前記接合物の一部を押し当てて接合させるステップと、
前記取付部の回転を許可するステップと、をさらに含み、
前記取付部の回転が許可された状態で、前記片持ち梁と前記接合物との接合が行われることを特徴とする請求項1に記載の接合方法。
【請求項3】
片持ち梁を有するワークが固定される取付部と、
中心線を中心に前記取付部を回転可能に支持する回転部と、
前記ワークの片持ち梁に押し当てられて、前記片持ち梁に接合物を接合させる接合ツールと、を備え、
前記取付部は、前記片持ち梁と前記接合物との接合部分を前記中心線の一部と一致させるように前記中心線から離れた位置で前記ワークを保持することを特徴とする接合装置。
【請求項4】
前記取付部の回転が許可された状態と禁止された状態とに切り替える回転切替部をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載の接合装置。
【請求項5】
前記回転部は、基盤部と前記基盤部上に載置された摺動部とを有して構成され、
前記基盤部の天面は、前記中心線を中心とする円弧状の凹形状に形成され、
前記摺動部の底面は、前記凹形状に嵌まる凸形状に形成され、
前記摺動部の凸形状が前記基盤部の凹形状に嵌め合わされ、前記摺動部が前記基盤部上を摺動することで前記取付部が回転することを特徴とする請求項3または4に記載の接合装置。
【請求項6】
前記接合ツールは、前記片持ち梁上に前記接合物を供給する機能を有することを特徴とする請求項3〜5のいずれか1つに記載の接合装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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