説明

接続装置

本発明は創傷の負圧治療で使用する接続装置(2)であり、負圧を供給可能な導通手段(4)と支持手段(6)とを有し、接続装置は、創傷を覆うと共に大気に対し密閉するように閉止する負圧包帯(13)に装着可能であり、導通手段(4)は負圧包帯の方を向いた導通手段(4)の壁部(18)にある少なくとも1つの開口部(16)と、負圧包帯(13)にある少なくとも1つの開口部とを貫通して創傷空間と連通している。接続装置は、導通手段(4)が可撓かつ平坦に構成されており、導通手段(4)と支持手段(6)は互いに一体的に構成され、導通手段(4)が長手方向通路(12)を形成する中央の長手方向区域(10)を起点として両側で側方の翼状区域(8)へと移行していることによって、平坦な導通手段(4)は長手方向区域(10)および側方の翼状区域(8)により負圧包帯(13)へ面状に装着可能であることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、創傷の負圧治療で使用するための接続装置に関するものであり、負圧を供給可能な導通手段と、支持手段とを有しており、接続装置は、創傷を覆うとともに大気に対して密閉をするように閉止する負圧包帯に装着可能であり、導通手段は負圧包帯のほうを向いている導通手段の壁部にある少なくとも1つの開口部と、負圧包帯にある少なくとも1つの開口部とを貫通して創傷空間と連通している。
【背景技術】
【0002】
近年、創傷の負圧治療、特に傷が深いために治癒にアプリオリに問題がある創傷の、負圧治療が次第に大きい意義を獲得している。ここで負圧治療とは、周囲の大気に暴露される身体領域または創傷領域が、あとでまた詳しく説明する手段により周囲に対して、すなわちわれわれが生活して呼吸している大気に対して、圧力密閉式ないし負圧密閉式に閉止され、閉止された創傷領域の内部で、同じくあとで説明する方式により大気圧に比べて低い圧力を、すなわち大気に対して相対的な負圧を印加して、恒常的に維持できることを意味している。ここで対象としている分野で負圧という用語を使うとき、それは典型的には0から500mmHg(mm水銀柱)だけ周囲の大気圧を下回る圧力領域を意味している。このことは創傷治癒を促進することが示されている。負圧密閉式の閉止のために、たとえば圧力密閉式ないし負圧密閉式のフィルム層を含むことができる負圧包帯が設けられ、このフィルム層は典型的には創傷を取り囲む健常な身体領域と接着され、それにより、このようにして密閉された閉止を実現することができる。負圧を生成する装置すなわち広義の負圧ポンプを起点として負圧を創傷空間へ導入し、そこで維持するために、ここで対象としている創傷を負圧治療するためのシステムでは、接続装置によって負圧包帯との協働で負圧を創傷空間の表面ないし内部へ引き込む、負圧を供給可能な導通手段を利用することができる。冒頭に述べた種類のこのような種類の接続装置は、たとえば特許文献1から公知である。負圧を創傷へ導入するために、管状のホースが利用される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】国際公開第2006/052338A2号パンフレット
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の課題は、負荷や接触が生じたときに患者にとって快適であり、ないしは痛みを引き起こすことが少なく、技術的、経済的に是認できるコストで操作者適合的に各コンポーネントの密閉を具体化可能な、冒頭に述べた種類の接続装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この課題は本発明によると、上述した種類の接続装置において、導通手段が可撓かつ平坦に構成されており、導通手段と支持手段は互いに一体的に構成されており、これは導通手段が、長手方向通路を形成する中央の長手方向区域を起点として両側で側方の翼状区域へと移行していることによって行われ、平坦な導通手段は長手方向区域および側方の翼状区域により負圧包帯へ面状に装着可能であることによって解決される。
【0006】
このように導通手段は、実質的に円形の断面をもつ管状に構成されるのではなく、平坦な形状を有しており、その幅は厚みよりもはるかに大きい。このことは材料の選択とあいまって、接続装置または導通手段に接触圧が及ぼされたときに患者にとって快適に感じられる可撓の導通手段をもたらす。すなわち点状の負荷がさほど生じることがなく、このような点状の負荷は当然ながら痛みを引き起こすことがあり、特に、痛みに敏感な新しい創傷の場合にはきわめて問題となる。さらには平坦な構成の帰結として、引っかかりや絡まりの危険が少ししか生じない。
【0007】
接続装置の全体として平坦な構成により、創傷包帯の広い面積の領域に圧力負荷が分散され、このことは上に述べた問題の観点から非常に好ましいことが判明している。
【0008】
本発明に基づく導通手段と支持手段の一体的な構成により、接続装置の平坦な構成が、すなわちさほど嵩張らず全体として小さい全高が、いっそう促進される。この点を度外視したとしても、製造上の利点が得られる。導通手段を支持手段と負圧密閉式に結合する必要がなくなり、さらには、導通手段に及ぼされるねじり力が支持手段へ均等に導入されるように結合する必要がなくなるからである。支持手段を形成し、導通手段を負圧包帯に沿って均等に面状に保持して支持する、両側で一体的に延びる翼状区域を備えた導通手段の本発明に基づく構成により、非常に経済的な仕方で製造可能な接続装置が提供される。このように導通手段は、少なくとも負圧包帯側の領域で、側方の翼状区域を備えるように構成されている。導通手段がその長手方向の長さ全体にわたってこのような側方の翼状区域を備えるように製作し、特に一体的に押出成形することも考えられよう。そして側方の翼状区域を、たとえば負圧包帯との接合領域の範囲外で切り離すことができる。
【0009】
一例としてではあるが好ましい図示した事例では、側方の翼状区域は2〜10cm、特に3〜8cmの導通手段の長手方向の長手方向長さを有するとともに、これに対して横方向の好ましくは1〜5cm、特に2〜4cmの長さを有している。
【0010】
可撓で平坦に構成された導通手段は、導通手段の長手方向通路を形成する長手方向区域の幅の大きさが少なくとも10mm、特に少なくとも15mm、さらには特に少なくとも18mm、かつ特に多くとも30mm、さらには特に多くとも25mmであるように構成されるのが好ましい。
【0011】
導通手段の厚み(D)は多くとも10mm、特に多くとも7mm、特に多くとも5mm、特に多くとも4mm、さらには特に多くとも3mmであると好ましいことが判明している。
【0012】
翼状区域の厚みの大きさは、すなわち、接続装置もしくは負圧包帯の延びる平面もしくは適用平面に対して垂直方向の寸法は、導通手段の長手方向通路を形成する中央の長手方向区域の厚みに実質的に相当していることが原則としては考えられる。それに対して翼状区域が、導通手段の長手方向通路を形成する長手方向区域よりもさらに平たく構成されており、特に好ましくは1mm〜3mm、特に1mm〜2mmの厚みを有していれば十分であり、さらに材料使用の観点からいっそう経済的であることが判明している。導通手段の中央の長手方向区域から、側方の翼状区域への一体的な移行部の結果として、ねじり力を均等に受けとめて創傷包帯に力のピークが伝わらないようにするには、翼状区域の比較的小さい厚みがあれば十分であることが示されている。
【0013】
導通手段が構成されるエラストマー材料は高くとも60、特に5〜60、特に10〜60、特に15〜50、特に15〜40、さらには特に15〜35のショアA硬度を有しているのが好ましい。ショアA硬度は2000年8月版のDIN53505に基づいて判定され、すなわち、この規格に記載されているように厚さ6mmのプレート状の平坦で平滑な試料体について23℃で判定される。本発明の1つの好ましい実施形態では、導通手段はシリコンをベースとして構成される。
【0014】
本発明の好ましい実施形態では、翼状区域を備える導通手段は負圧包帯に適用される領域で、負圧包帯に対して垂直に投影した面の少なくとも80%、特に少なくとも90%、さらには特に少なくとも95%をもって用途に即した使用のために負圧包帯と面状に結合可能であるように、面状に構成されている。
【0015】
平坦で可撓に構成された導通手段は、創傷空間へ負圧を導入するため、および場合により洗浄液や洗浄ガスを導入するため、および創傷分泌物を排出するために用いることができるので、すなわち、好ましくは通路を形成する連通機能を有しているので、導通手段を複数のコンポーネントもしくは層で層状に構成するのでなく、その平面型の形状にもかかわらずホース状に構成し、すなわち、断面で見て円周方向で一体的に連続するように単一の材料で構成することが提案される。
【0016】
さらに、導通手段が内部に一体成形された、特に導通手段の材料と一体的に構成された、負圧が供給されたときに導通手段の委縮を防止する手段が設けられていると好ましいことが判明している。導通手段の委縮を防止するこの手段は、特に、上に説明した意味でホース状である導通手段に設けることができる。委縮を防止するこの手段は、たとえばリブや突起で構成されていてよい。この発明思想の発展例では、この手段が連続して延びていると好ましいことが判明している。このとき導通手段は、押出成形部品として構成されているのが好ましい。
【0017】
さらに、導通手段が互いに圧力密閉式に隔離された複数の通路を含んでいると好ましいことが判明しており、導通手段はそのような場合にも一体的に構成されているのが好ましく、すなわち、通路を形成する複数の別々の手段をまとめたものではない。複数の通路は、接続装置の創傷のほうを向く端部の方向へと洗浄剤を案内することができる洗浄通路と、負圧供給ないし創傷分泌物の排出の役目をする、負圧を通す通路とを含むことができる。それにより、導通手段の内部で生じる場合がある詰まりも解消することができる。このとき各々の通路は、導通手段の壁部にある少なくとも1つの開口部と連通しており、または他の通路と直接連通しているのが好ましい。
【0018】
平坦な導通手段はある程度の距離にわたって長手方向に延びているのが好ましく、差込接続部または接着接続部を形成することができる図示しない移行部材または連結部材を介して、通常のねじれ剛性の高い円形ホースへと移行することができ、この円形ホースは、定置の機器として、または患者の身体で携帯可能な移動式の機器として構成されていてよい負圧生成装置へと通じている。移行部材または連結部材は、多通路の導通部材を多通路の円形ホースと連結するために構成されていてもよい。10〜60cmの長さが、平坦な導通手段の好都合な長手方向の長さであることが判明している。
【0019】
さらに効率的な支持・担持機能の観点から、負圧包帯に適用される領域では、側方の翼状区域の面状の広さが合計で当該領域における導通手段の長手方向区域の面状の広さの少なくとも1.5倍であると好ましいことが判明している。上に述べた面積比率は多くとも5、特に多くとも4であれば足りることが判明しており、2〜3の比率が好ましいことが判明している。
【0020】
平坦な導通手段は断面で見てたとえば長方形の形状を有することができ、両方の短辺は面取りされて構成されていてもよく、好ましい。本発明の別の実施形態では、導通手段は断面で見て台形状に構成されている。そのとき短辺は、たとえば面状の支持手段の平面に対して25°〜60°、特に35°〜50°の傾斜角で斜めに下がっており、片側または好ましくは両側の台形の側面は必ずしも直線状ではなく丸くなって延びることが十分にできる。
【0021】
導通手段にある開口部の個数や大きさの観点からは、ただ1つの開口部だけが設けられることが、それ自体としては考えられよう。しかしながら、導通手段と負圧包帯の結合領域に、導通手段の長さ1cmにつき複数の開口部、特に少なくとも2つの開口部が設けられていると好ましいことが判明している。
【0022】
創傷と反対を向いているほうの負圧包帯の上面と、平坦な導通手段との負圧密閉式の結合には、機能的に重要な意義がある。そのために基本的には、もっとも広い意味での付着媒介剤の使用、特に感圧接着剤や粘着テープや粘着フィルムの使用が提案され、負圧包帯のほうを向いている導通手段の面側、および特にその翼状区域は付着媒介剤でコーティングされている。1つの適当な粘着テープは、Avery Dennison社(ベルギーのTurnhout所在)から商品名MED 21006Rで入手することができる。このとき、上記の側が製造社の側で剥離可能なリリースコーティングで覆われており、接続装置の適用直前に初めて剥離されると好ましいことも判明している。導通手段の長手方向通路を形成する中央の長手方向区域の負圧包帯のほうを向いている平坦面の開口部が、接着剤によって閉じられるのを防止するために、この開口部の領域には付着媒介剤が設けられていないと好ましいことが判明している。ただし、このような付着媒介剤のない領域は、密閉が確実に保証されるようにするために、コーティングされた領域で円周方向に取り囲まれている。そして導通手段の中央の区域にある前述した開口部は、創傷空間との負圧の連通を実現できるようにするために、負圧包帯にある開口部またはスリットと連通する。
【0023】
上に説明したすべての構成要件はそれ自体として、および相互の任意の組み合わせとして、および他の構成要件と組み合わせとして、発明の要部をなすものと見なされる。本発明のその他の構成要件、具体的事項、および利点は、添付の特許請求の範囲および図面の図示、および本発明の好ましい実施形態についての以下の説明から明らかとなる。
【0024】
図面には次のものが示されている。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】創傷の負圧治療で使用するための本発明による接続装置を示す斜視図である。
【図2】図1の接続装置を示す断面図である(縮尺に忠実ではない)。
【図3a】接続装置の別の実施形態における導通手段を示す模式的な断面図である(切断面は長手方向に対して垂直)。
【図3b】接続装置の別の実施形態における導通手段を示す模式的な断面図である(切断面は長手方向に対して垂直)。
【図3c】接続装置の別の実施形態における導通手段を示す模式的な断面図である(切断面は長手方向に対して垂直)。
【発明を実施するための形態】
【0026】
図1と図2は、全体として符号2が付された、創傷の負圧治療で使用するための本発明による接続装置の異なる図面を示している。図示した接続装置2は、治療されるべき創傷を覆って大気に対して負圧密閉式に閉止する負圧包帯の創傷と反対を向いているほうの上面に、好ましくは取外し可能に装着される。
【0027】
接続装置2は、導通手段4と一体的に構成された側方の翼状区域8の形態の支持手段6を有する、可撓のエラストマー材料からなる平坦な導通手段4を含んでいる。このとき導通手段4は、内部に少なくとも1つの、一例として図示した事例では3つの長手方向通路12を区切る、中央の長手方向区域10を含んでいる。この中央の長手方向区域10は、創傷側の端部の領域で、上述した側方の翼状区域8へと一体的に移行しており、この翼状区域8は、一例として図示した事例では、中央の長手方向区域10よりもいっそう平たく、すなわち少ない厚みで構成されており、このことは本発明の意味においては好ましいが、絶対に必要というわけではない。側方の翼状区域8を有する、負圧包帯13のほうを向いている導通手段4の平坦側14は平面的に構成されているのが好ましく、中央の長手方向区域10の壁部18にある開口部16の領域では、図1に破線で図示するようなわずかな引っ込みが意図されていてもよい。
【0028】
側方の翼状区域8を有する、負圧包帯のほうを向いている導通手段4の平坦側14は感圧接着剤コーティング20を担持しているが、開口部16を取り囲む領域はこれから除外されていてよい。このような感圧接着剤コーティング20により、導通手段4を側方の翼状区域8とともにその面状の広さ全体にわたって負圧包帯13へ直接適用することができ、負圧密閉式ではあるが好ましくは取外し可能の付着結合が成立する。感圧接着剤コーティング20の別案として、上に述べた種類の粘着テープを使用することもできる。
【0029】
翼状区域8を備える導通手段4は全体的に、負圧包帯13との該当する接触領域で、負圧包帯13に対して垂直に投影した面のほぼ100%をもって負圧包帯と結合されるように、面状に構成されている。別案として、ただしこのような導通手段と負圧包帯との間の接合ほどには好ましくないが、導通手段および側方の翼状区域の縁部から突き出す追加の粘着フィルムによる付着を惹起することもできるであろう。
【0030】
導通手段4の中央の長手方向区域10は、図面では台形状に構成されており、長手方向に沿って、支持手段に向かう方向で斜めに下がっていく2つの側面22を含んでおり、導通手段4の延びる平面に対するその角度αは約40〜50°である。図1、図2、図3b、および図3cに示す実施形態では、2つないし3つの通路12が導通手段4の中に構成されており、外側の小さいほうの通路のうちの一方または両方は、洗浄媒体を運び出すための洗浄配管としての役目を果たすことができる。図3aの導通手段4では、負圧を供給可能である単一の通路12が構成されている。
【0031】
導通手段4の最大の厚みDは多くとも10mm、好ましくは多くとも7mm、好ましくは多くとも5mm、さらに好ましくは2〜4mmである。
【0032】
図3aから図3cの断面図を見るとさらにわかるとおり、好ましくはシリコンをベースとする可撓の材料からなり、さらに好ましくは一体的に構成された平面型の導通手段4は、その内面に、導通手段4の委縮を防止する手段24を備えるように構成されている。この手段24は、導通手段4と一体的に製作された、長手方向に連続するリブ26で構成されている。図1、図2、図3b、および図3cに示す導通手段4の実施形態では、この手段24は各通路12の間の壁部(隔壁)で構成されている。


【特許請求の範囲】
【請求項1】
創傷の負圧治療で使用するための接続装置(2)であって、負圧を供給可能な導通手段(4)と、支持手段(6)とを有しており、前記接続装置は、創傷を覆うとともに大気に対して密閉をするように閉止する負圧包帯(13)に装着可能であり、前記導通手段(4)は前記負圧包帯のほうを向いている前記導通手段(4)の壁部(18)にある少なくとも1つの開口部(16)と、前記負圧包帯(13)にある少なくとも1つの開口部とを貫通して創傷空間と連通しており、前記接続装置において、前記導通手段(4)は可撓かつ平坦に構成されており、前記導通手段(4)と前記支持手段(6)は互いに一体的に構成されており、前記導通手段(4)が、長手方向通路(12)を形成する中央の長手方向区域(10)を起点として両側で側方の翼状区域(8)へと移行していることによって、平坦な前記導通手段(4)は前記長手方向区域(10)および側方の前記翼状区域(8)により前記負圧包帯(13)へ面状に装着可能であることを特徴とする接続装置。
【請求項2】
前記導通手段(4)の前記長手方向通路(12)を形成する前記長手方向区域(10)の幅の大きさは少なくとも10mm、特に少なくとも15mm、さらには特に少なくとも18mm、かつ特に多くとも30mm、さらには特に多くとも25mmであることを特徴とする、請求項1に記載の接続装置。
【請求項3】
前記導通手段(4)の厚み(D)は多くとも10mm、特に多くとも7mm、特に多くとも5mm、特に多くとも4mm、さらには特に多くとも3mmであることを特徴とする、請求項1または2に記載の接続装置。
【請求項4】
前記翼状区域(8)は前記導通手段(4)の前記長手方向通路(12)を形成する前記長手方向区域(10)よりもさらに平たく構成されており、特に好ましくは1mm〜3mm、特に1mm〜2mmの厚みを有していることを特徴とする、請求項1、2または3に記載の接続装置。
【請求項5】
前記導通手段(4)が構成される材料は高くとも60、特に5〜60、特に10〜60、特に15〜50、特に15〜40、さらには特に15〜35のショアA硬度を有していることを特徴とする、先行請求項のうち1項または複数項に記載の接続装置。
【請求項6】
前記導通手段(4)は前記導通手段の長手方向に対して垂直な断面で見たときに円周方向でホース状に連続するように構成されていることを特徴とする、請求項1〜5のうちの1項または複数項に記載の接続装置。
【請求項7】
前記導通手段(4)は内部に一体成形された、特に前記導通手段の材料と一体的に構成された、負圧が供給されたときに前記導通手段(4)の委縮を防止する手段(24)を有していることを特徴とする、請求項1〜6のうちの1項または複数項に記載の接続装置。
【請求項8】
委縮を防止する前記手段(24)は、特に前記導通手段(4)の長手方向で特に連続的に一貫して延びているリブ(26)または突起で構成されていることを特徴とする、請求項7に記載の接続装置。
【請求項9】
前記導通手段(4)は互いに圧力密閉式に隔絶された複数の通路(12)を含んでおり、前記導通手段(4)は特に一体的に構成されていることを特徴とする、請求項1〜8のうちの1項または複数項に記載の接続装置。
【請求項10】
前記負圧包帯(13)に適用される領域で側方の前記翼状区域(8)の面状の広さは合計で当該領域における前記導通手段(4)の前記長手方向区域(10)の面状の広さの少なくとも1.5倍であることを特徴とする、請求項1〜9のうちの1項または複数項に記載の接続装置。
【請求項11】
前記導通手段(4)の前記長手方向区域(10)は前記導通手段の長手方向に対して垂直の断面で見て台形状に構成されていることを特徴とする、請求項1〜10のうちの1項または複数項に記載の接続装置。
【請求項12】
前記導通手段(4)は前記負圧包帯に適用される領域に前記導通手段(4)の長さ1cmにつき少なくとも2つの開口部(16)を有していることを特徴とする、請求項1〜11のうち1項または複数項に記載の接続装置。


【図1】
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【図2】
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【図3a】
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【図3b】
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【図3c】
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【公表番号】特表2013−517811(P2013−517811A)
【公表日】平成25年5月20日(2013.5.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−549279(P2012−549279)
【出願日】平成23年1月13日(2011.1.13)
【国際出願番号】PCT/EP2011/000117
【国際公開番号】WO2011/091952
【国際公開日】平成23年8月4日(2011.8.4)
【出願人】(500038020)パウル ハルトマン アクチェンゲゼルシャフト (64)
【Fターム(参考)】