説明

接続設定システム、通信装置、中継装置及び接続設定方法

【課題】無線LANの接続設定が容易な接続設定システムを提供する。
【解決手段】記憶部22は、ユーザが装置を識別するための文字列である装置識別情報を含む予備ネットワーク識別子221を予め記憶する。接続要求送信処理部201は、予備ネットワーク識別子221を含む接続要求信号を送信させる。記憶部12は、無線ネットワークに接続される装置の一覧である通信装置リスト122を記憶する。リスト処理部103は、接続要求信号に含まれる予備ネットワーク識別221と一致するネットワーク識別子が通信装置リスト122にない場合、受信した接続要求信号に含まれる予備ネットワーク識別子221を加えた通信装置リスト122を、表示装置3に表示させる。接続許可送信処理部105は、通信装置リスト122から予備ネットワーク識別子221が指定されたことに応じて、予備ネットワーク識別子221を含む接続許可信号を通信装置2に送信する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、無線LANによる接続の設定が容易な接続設定システム、通信装置、中継装置及び接続設定方法に関する。
【背景技術】
【0002】
無線LAN(Local Area Network)では、有線LANに接続されたアクセスポイントと、アクセスポイントに対するクライアントとなる、PC、AV機器等の種々の通信装置との間で無線通信が行われる。クライアントは、アクセスポイントを介してインターネット等、他のネットワークに接続することが可能となる。クライアントとアクセスポイントとの間の接続を確立する場合、SSID(Service Set Identifier)と呼ばれる文字列をアクセスポイント毎に設定する必要がある。SSIDは、アクセスポイントにより構成される無線ネットワークを識別する為の識別子である。アクセスポイントに接続しようとするクライアントは、そのアクセスポイントに設定されたSSIDを取得して設定する必要がある。
【0003】
無線LANでは、無線信号が届く範囲内であれば誰でも無線信号を受信することができるため、一般に、ネットワークにセキュリティ機能を持たせ、アクセスポイントの不正利用を防いでいる。セキュリティ機能は、例えば、クライアントが固有に持つMACアドレスをアクセスポイントに事前に登録しておき、登録されたクライアントのみをアクセスポイントと接続可能にするMACアドレスフィルタリングや、共通の暗号化鍵でクライアントとアクセスポイントとの間のデータを暗号化するWEP(Wired Equivalent Privacy)等が用いられる。
【0004】
ネットワーク接続に必要なパラメータの設定を自動的に行う技術として、無線LANに関する業界団体Wi−Fiアライアンスにより定められた規格であるWPS(Wi-Fi Protected Setup)が知られている(非特許文献1参照)。WPS規格には、プッシュボタン方式(PBC:Push Button Configuration)とPIN(Personal Identification Number)コード方式の2通りがある。
【0005】
プッシュボタン方式では、アクセスポイント及びクライアントにそれぞれ設けられた専用ボタンを、所定の時間内に操作することで、アクセスポイント及びクライアントは接続設定の為の通信状態になり、SSIDと暗号化鍵の接続及びセキュリティ設定が行われる。ボタン操作から設定完了までの通信状態は、セキュリティが脆弱な為、通信電波の強度を弱め、アクセスポイントとクライアントとの距離を接近させて行う場合が多い。プッシュボタン方式はキーボードのような入力装置を装備しないポータブルな機器に向いた方式である。
【0006】
一方、PINコード方式では、クライアントに予め割り振られた、或いはクライアントにより生成された8桁の数字であるPINコードを、既にネットワークに参加している機器からレジストラに登録する。ここで、レジストラとはクライアントの登録等を担う機器或いは機能を呼び、WPSの仕様上レジストラ機能はアクセスポイントに必須とされているが、ネットワークに接続されている他の機器がレジストラになっても良い。こうしてレジストラに登録されたPINコードに基づいて、アクセスポイントと入力されたPINコードを持つクライアントとの間で接続設定の為の通信状態となり、SSIDと暗号化鍵の接続及びセキュリティ設定が行われ、アクセスポイントとクライアントの接続が成立される。特許文献1では、有線LANを経由して、アクセスポイントとクライアントとの間でPINコードを自動的に受け渡す仕組みが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2009−89230号公報
【非特許文献】
【0008】
【非特許文献1】“Introducing Wi-Fi Protected Setup” 、[online]、平成19年1月3日、Wi−Fiアライアンス、[平成23年3月1日検索]、インターネット<URL:http://www.wi-fi.org/files/kc_80_20070104_Introducing_Wi-Fi_Protected_Setup.pdf>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、非特許文献1に記載のプッシュボタン方式の場合、SSID及び暗号化鍵を無線通信により自動的に送受信させる必要があるため、近接距離間で接続設定が行われる必要があり、無線LANクライアントが既に設置されている場合、接続設定の為に移動させなければならず、質量の重いクライアントの場合、更にユーザにとって負担となる。
【0010】
PINコード方式では、各種パラメータを設定するために、ユーザの入力操作が必要なため、タイプミスや各種パラメータの取り違い等が生じる可能性がある。これに対し、特許文献1ではユーザの入力の負担低減するものの、有線LANケーブルの敷設が必要になる。
【0011】
本発明は、上記問題を鑑み、無線LANの接続設定が容易な接続設定システム、通信装置、中継装置及び接続設定方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記目的を達成するために、本発明の第1の態様は、無線通信により、中継装置(1)とデータを送受信する第1無線通信部(21)、前記中継装置(1)により構成される無線ネットワークに接続される装置を識別するための文字列である装置識別情報を含む予備ネットワーク識別子(221)を予め記憶する第1記憶部(22)、前記予備ネットワーク識別子(221)を含む接続要求信号を、前記第1無線通信部(21)に送信させる接続要求送信処理部(201)を備える通信装置(2)と、無線通信により、前記通信装置とデータを送受信する第2無線通信部(11)、前記無線ネットワークに接続される装置が有する、前記無線ネットワークを識別するネットワーク識別子の一覧である通信装置リスト(122)を記憶する第2記憶部(12)、ユーザ操作を受け付ける操作部(13)、前記第2無線通信部が、前記通信装置から前記接続要求信号を受信した場合、前記接続要求信号に含まれる前記予備ネットワーク識別子と一致する前記ネットワーク識別子が、前記通信装置リストに存在するか否かを判定する識別子判定処理部(102)、前記識別子判定処理部(102)が、前記接続要求信号に含まれる前記予備ネットワーク識別(221)と一致する前記ネットワーク識別子が前記通信装置リスト(122)に存在しないと判定する場合、前記受信した接続要求信号に含まれる前記予備ネットワーク識別子(221)を加えた前記通信装置リスト(122)を、表示装置(3)に表示させるリスト処理部(103)、前記表示装置(3)に表示された前記通信装置リスト(122)から、前記操作部が受け付けたユーザ操作に基づいて選択された前記予備ネットワーク識別子(221)を含む接続許可信号を、前記通信装置(2)に送信する接続許可送信処理部(104)を備える中継装置(1)とを備える設定システムであることを要旨とする。
【0013】
また、本発明の第1の態様に係る接続設定システムは、前記通信装置(2)は、合図信号を出力するインジゲータ部(24)、前記第1無線通信部(21)が、前記予備ネットワーク識別子(221)を含む接続許可信号を、前記中継装置(1)から受信した場合、前記インジゲータ部(24)に合図信号を出力させる識別子確認処理部(202)、前記第1無線通信部(21)が、前記ネットワーク識別子(121)を前記中継装置(1)から受信した場合、前記第1記憶部(22)に記憶される前記予備ネットワーク識別子(221)を、前記ネットワーク識別子(121)に書き換える接続情報処理部(203)を更に備え、前記中継装置(1)は、前記インジゲータ部(24)の合図信号が確認された旨のユーザ操作を前記操作部(13)が受け付けた場合、前記ネットワーク識別子を前記通信装置(2)に送信する接続情報送信処理部(203)を更に備えることができる。
【0014】
また、本発明の第1の態様に係る接続設定システムは、前記装置識別情報は、前記通信装置のメーカ名、メーカコード、製品名、型番の内、少なくとも1つを含むことができる。
【0015】
本発明の第2の態様は、無線通信により、中継装置(1)とデータを送受信する無線通信部(21)と、前記中継装置(1)により構成される無線ネットワークに接続される装置を識別するための文字列である装置識別情報を含む予備ネットワーク識別子(221)を予め記憶する記憶部(22)と、前記予備ネットワーク識別子(221)を含む接続要求信号を、前記無線通信部(21)に送信させる接続要求送信処理部(201)と、を備える通信装置(2)であることを要旨とする。
【0016】
また、本発明の第2の態様に係る通信装置においては、合図信号を出力するインジゲータ部(24)と、前記無線通信部(21)が、前記予備ネットワーク識別子(221)を含む接続許可信号を、前記中継装置(1)から受信した場合、前記インジゲータ部(24)を合図信号を出力させる識別子確認処理部(202と、前記無線通信部(21)が、前記ネットワーク識別子(121)を前記中継装置(1)から受信した場合、前記記憶部(22)に記憶される前記予備ネットワーク識別子(221)を、前記ネットワーク識別子(121)に書き換える接続情報処理部とを更に備えることができる。
【0017】
また、本発明の第2の態様に係る通信装置においては、前記装置識別情報は、前記通信装置のメーカ名、メーカコード、製品名、型番の内、少なくとも1つを含むことができる
本発明の第3の態様は、無線通信により、通信装置(2)とデータを送受信する無線通信部(11)、前記無線ネットワークに接続される装置が有する、前記無線ネットワークを識別するネットワーク識別子の一覧である通信装置リスト(122)を記憶する記憶部(12)、ユーザ操作を受け付ける操作部(13)、前記無線通信部(11)が、前記通信装置(2)から接続要求信号を受信した場合、前記接続要求信号に含まれる前記予備ネットワーク識別子(221)と一致する前記ネットワーク識別子が、前記通信装置リスト(122)に存在するか否かを判定する識別子判定処理部(102)、前記識別子判定処理部(102)が、前記接続要求信号に含まれる前記予備ネットワーク識別(221)と一致する前記ネットワーク識別子が前記通信装置リスト(122)にないと判定する場合、前記受信した接続要求信号に含まれる前記予備ネットワーク識別子(221)を加えた前記通信装置リスト(122)を、表示装置(3)に表示させるリスト処理部(103)、前記表示装置(3)に表示された前記通信装置リストから、前記操作部(13)が受け付けたユーザ操作に基づいて選択された前記予備ネットワーク識別子(221)を含む接続許可信号を、前記通信装置(2)に送信する接続許可送信処理部(104)とを備える中継装置であることを要旨とする。
【0018】
また、本発明の第3の態様に係る中継装置においては、前記インジゲータ部(24)の合図信号が確認された旨のユーザ操作を前記操作部(13)が受け付けた、前記ネットワーク識別子を前記通信装置(2)に送信する接続情報送信処理部(105)を更に備えることができる。
【0019】
本発明の第4の態様は、通信装置(2)が、中継装置により構成される無線ネットワークに接続される装置を識別するための文字列である装置識別情報を含む予備ネットワーク識別子(221)を予め記憶するステップと、前記予備ネットワーク識別子を含む接続要求信号を送信するステップと、中継装置が、前記無線ネットワークに接続される装置が有する、前記無線ネットワークを識別するネットワーク識別子の一覧である通信装置リスト(122)を記憶するステップと、前記通信装置(2)から前記接続要求信号を受信した場合、前記接続要求信号に含まれる前記予備ネットワーク識別子(221)と一致する前記ネットワーク識別子が、前記通信装置リストに存在するか否かを判定するステップと、前記接続要求信号に含まれる前記予備ネットワーク識別(221)と一致する前記ネットワーク識別子が前記通信装置リスト(122)に存在しないと判定する場合、前記受信した接続要求信号に含まれる前記予備ネットワーク識別子(221)を加えた前記通信装置リスト(122)を、表示装置(3)に表示させるステップと、前記表示装置(3)に表示された前記通信装置リスト(122)から、ユーザ操作によって選択された前記予備ネットワーク識別子(221)を含む接続許可信号を、前記通信装置に送信するステップとを含むことを特徴とする接続設定方法。
【0020】
また、本発明の第4の態様に係る接続方法においては、前記通信装置(2)が、前記予備ネットワーク識別子(221)を含む接続許可信号を、前記中継装置(1)から受信した場合、インジゲータ部(24)に合図信号を出力させるステップと、前記ネットワーク識別子(2)を前記中継装置(1)から受信した場合、前記予め記憶された前記予備ネットワーク識別子(221)を、前記ネットワーク識別子(121)に書き換えるステップと、前記中継装置(1)が、前記インジゲータ部(24)の合図信号が確認された旨のユーザ操作を受け付けた場合、前記ネットワーク識別子を前記通信装置(2)に送信するステップとを更に含むことができる。
【発明の効果】
【0021】
本発明によれば、無線LANの接続設定が容易な接続設定システム、通信装置、中継装置及び接続設定方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明の実施の形態に係る接続設定システムの基本的な構成を説明するブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る接続設定システムの基本的な構成を説明する模式的な図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る接続設定方法を説明するフローチャートである。
【図4】IEEE802.11のデータフレームを説明する図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る接続設定システムに用いる通信装置リストを図示した一例である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
次に、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。但し、以下に示す実施の形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法、及びこれらの装置に用いられるプログラムを例示するものであって、本発明の技術的思想は、下記の実施の形態に例示した装置や方法、及びこれらの装置に用いられるプログラムに特定するものでない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
【0024】
(接続設定システム)
本発明の実施の形態に係る接続設定システムは、図1及び図2に示すように、無線LANにおけるアクセスポイントとなる中継装置1と、中継装置1と無線通信をする中継装置1に対するクライアントとなる通信装置2と、中継装置1に対するクライアントであると共に、中継装置1が出力するGUI(Graphic User Interface)画面を表示する表示装置3とを備える。中継装置1に対するクライアントは、それぞれ中継装置1に接続される有線LAN4を介して、インターネット等の他のネットワークに接続することができる。
【0025】
中継装置1は、中継装置1が行う種々の演算を処理する処理部10と、無線通信によりデータを送受信する無線通信部11と、種々のデータやプログラムを記憶する記憶部12と、ユーザの操作であるユーザ操作を受け付け、ユーザ操作に応じた所定の信号を処理部10に出力する操作部13と、有線通信によりデータを送受信する有線通信部14とを備える。
【0026】
処理部10は、スキャン処理部101と、識別子判定処理部102と、リスト処理部103と、接続許可送信処理部104と、接続情報送信処理部105とを論理構造として有する。図1に示す処理部10を構成する各部は、同一のハードウェアである演算処理装置により構成されても良く、別個のハードウェアにより構成されても良い。
【0027】
記憶部12は、中継装置1を識別することで、中継装置1の無線通信部11により構成される無線ネットワークを識別するネットワーク識別子121と、中継装置1の無線通信部11に通信可能に接続される装置がそれぞれ有するネットワーク識別子の一覧である通信装置リスト122とを記憶する。ネットワーク識別子121は、例えば、IEEE802.11シリーズにおけるアクセスポイントの識別子であるSSIDである。アクセスポイントである中継装置1の処理部10は、中継装置1に接続するクライアントとなる各装置が、ネットワーク識別子121と一致するネットワーク識別子が設定されていない場合、中継装置1の利用を許可せず、中継装置1を介して他のネットワークに接続させない。中継装置1は、例えば、ネットワーク識別子121として「012345GROUP」が設定されている。
【0028】
通信装置2は、通信装置2が行う種々の演算を処理する処理部20と、無線通信により、データを送受信する無線通信部21と、種々のデータやプログラムを記憶する記憶部22と、ユーザの操作に応じた所定の信号を処理部20に出力する操作部23と、ユーザに対して合図をするインジゲータ部24とを備える。通信装置2は、例えば、ディスクレコーダ、ディスクプレーヤ、ゲーム機、オーディオ機器、テレビ等、通信機能を有する種々の装置とすることができる。
【0029】
処理部20は、接続要求送信処理部201と、識別子確認処理部202と、接続情報処理部203とを論理構造として有する。図1に示す処理部20を構成する各部は、同一のハードウェアである演算処理装置により構成されても良く、別個のハードウェアにより構成されても良い。
【0030】
記憶部22は、ユーザが、中継装置1の無線通信部部11により構成される無線ネットワークに接続される装置を識別するための情報である装置識別情報を含む予備ネットワーク識別子221を予め記憶する。装置識別情報は、例えば、通信装置2を製造したメーカ名、メーカコード、製品名、型番等、ユーザが目視により通信装置2を識別しやすい文字列を含む。通信装置2の記憶部22は、例えば、予備ネットワーク識別子221として「XXX_ST210」が設定されている。
【0031】
インジゲータ部24は、例えば、点灯、ビープ音等により、ユーザに合図信号を出力する。インジゲータ部24は、通信装置2の電源のオン、オフや、無線LAN接続の動作状態に基づいた処理部20の処理により、点滅方法、表示色、音色等を変更できる。
【0032】
表示装置3は、表示装置3が行う種々の演算を処理する処理部30と、無線通信によりデータを送受信する無線通信部31と、中継装置1の記憶部12に記憶されるネットワーク識別子121と同一のネットワーク識別子321を記憶する記憶部32とを備える。表示装置3は、例えば、テレビ、LCD(Liquid Crystal Display)、プロジェクタ等からなる。
【0033】
表示装置3は、例えば、表示装置3のリモートコントローラである外部操作部33により操作される。外部操作部33は、表示装置3と中継装置1とが無線通信することにより、操作部13を介して中継装置1の操作をすることができる。
【0034】
(接続設定方法)
図3のフローチャートを用いて、本発明の実施の形態に係る接続設定システムにおける接続設定方法の一例を説明する。以下の説明においては、無線LAN接続により、映像や音声の送受信をすることができるハードディスクレコーダを、通信装置2として、新たに中継装置1のクライアントに設定する場合を想定している。また、表示装置3はテレビであり、既に中継装置1のネットワーク識別子121(SSID)と同一のネットワーク識別子321(SSID)が設定されており、中継装置1と通信可能な状態にある。表示装置3は、中継装置1におけるレジストラ機能等の各種設定のモニタリングや、外部操作部33を使用して設定に必要な情報の入力や選択等の操作を行うことが可能とするGUI画面を表示できる。
【0035】
先ず、ステップS1において、ユーザの入力操作により操作部23が、設定モードへの移行を指示する旨の信号を処理部20に出力すると、通信装置2は、設定モードに移行する。操作部23は、例えば電源ボタンであり、2〜3秒間押下することにより、通常の短押しの電源オン、オフと異なる動作として、通信装置2を設定モードに移行させることができる。また、通信装置2がクライアントとして未設定場合には、電源をオンにすると必ず設定モードとして起動する、或いは設定モードとして起動を継続するかを、再度操作部23の操作によって設定モードとするか否かを決定するようにしても良い。
【0036】
通信装置2が設定モードに移行すると、ステップS2において、接続要求送信処理部201は、記憶部22から予備ネットワーク識別子221を読み出し、予備ネットワーク識別子221を含む接続要求信号のデータフレームを生成し、無線通信部21を介して送信する。接続要求送信処理部201は、例えば図4に示すように、IEEE802.11のデータフレームの内、予備ネットワーク識別子221である「XXX_ST210」を、ペイロードデータとして記述することにより接続要求信号を生成する。
【0037】
ステップS3において、ユーザが外部操作部33を操作して表示装置3に表示されたGUI画面から設定モードを選択することにより、操作部13が、設定モードに移行を指示する旨の信号を処理部10に出力する。中継装置1は、処理部10が設定モードに移行を指示する旨の信号を入力すると、設定モードに移行する。
【0038】
中継装置1が設定モードに移行すると、ステップS4において、スキャン処理部101は、無線通信部11に、チャンネル(周波数)を変更させながらパッシブスキャンを行わせ、周辺に存在する無線LANクライアントである通信装置2から送信される接続要求信号を受信する。
【0039】
ステップS5において、中継装置1の識別子判定処理部102は、無線通信部11が受信した接続要求信号から、接続要求信号にSSIDとして記述される予備ネットワーク識別子221を検出する。
【0040】
ステップS6において、識別子判定処理部102は、検出した予備ネットワーク識別子221が、記憶部12に記憶されるSSIDであるネットワーク識別子121と一致するか否かを判定する。予備ネットワーク識別子221がネットワーク識別子121と一致すると判定する場合、中継装置1の処理部10は、通信装置2を、既に中継装置1のクライアントとして設定済であるとし、接続設定処理を終了する。
【0041】
予備ネットワーク識別子221がネットワーク識別子121と一致しないと判定する場合、ステップS7において、リスト処理部103は、記憶部12に記憶される通信装置リスト122に、ステップS4において受信した接続要求信号に含まれる予備ネットワーク識別子221を追加する。次いで、リスト処理部103は、図5に示すように、予備ネットワーク識別子221が加えられた通信装置リストを含むGUI画面を、表示装置3に表示させる。
【0042】
通信装置リストは、図5に示すように、中継装置1の無線通信部21に接続される中継装置1のクライアントのリストである。通信装置リストには、各クライアントのネットワーク識別子(SSID)、暗号化方式、MACアドレス、電波強度、使用チャンネル等の情報が含まれる。例えば、通信装置2の装置識別情報である通信装置の製品名「XXX」、通信装置2の型番「ST210」とする。通信装置リストの番号「0002」のネットワーク識別子(SSID)は、「XXX_ST210」となっており、通信装置2の装置識別情報が含まれる。よってユーザは、番号「0002」のクライアントのネットワーク識別子(SSID)「XXX_ST210」が、通信装置2の予備ネットワーク識別子221であると判断することができる。
【0043】
通信装置リストの番号「0001」は、例えば、既に中継装置1のクライアントとして設定されている表示装置3を示している。通信装置リストの番号「0001」のネットワーク識別子(SSID)は、「012345GROUP」となっており、表示装置3に設定されているネットワーク識別子321を示している。表示装置3は、中継装置1のネットワーク識別子121と同一のネットワーク識別子321が設定されることにより、中継装置1に、中継装置1のクライアントとして接続可能となっている。
【0044】
ステップS8において、リスト処理部103は、表示装置3に表示された通信装置リストから、通信装置2の予備ネットワーク識別子221を選択させる。ユーザは、表示装置3に表示された通信装置リストから、接続の設定をしようとする通信装置2の予備ネットワーク識別子221であるネットワーク識別子を選択し、ユーザの外部操作部33への入力操作により、操作部13を介して指定する。操作部13は、ユーザの外部操作部33への操作入力により、選択されたクライアントのネットワーク識別子を指定する旨の信号を処理部10の接続許可送信処理部104に出力する。
【0045】
ステップS9において、接続許可送信処理部104は、ステップS8において指定された装置のネットワーク識別子を指定する旨の信号を入力すると、指定されたネットワーク識別子を含む接続許可信号を生成する。接続許可送信処理部104は、例えば図4に示すように、IEEE802.11のデータフレームの内、ステップS8において指定されたネットワーク識別子を、ペイロードデータとして記述することにより接続許可信号を生成する。接続許可送信処理部104は、ステップS8において指定された装置の情報に基づいて、送信に用いるチャンネルを変更し、通信装置2の所在を確認する為に、無線通信部11を介して、接続許可信号のデータフレームを通信装置2に送信する。
【0046】
ステップS10において、通信装置2の無線通信部21が、中継装置1から送信された接続許可信号を受信すると、ステップS11において、識別子確認処理部202は、無線通信部21が受信した接続許可信号からネットワーク識別子(SSID)を検出する。
【0047】
ステップS12において、識別子確認処理部202は、接続許可信号から検出したネットワーク識別子と、記憶部22が記憶する予備ネットワーク識別子221とが一致するか否かを判定する。ステップS11において検出されたネットワーク識別子(SSID)が、記憶部22に記憶される予備ネットワーク識別子221(SSID)と一致しないと判定する場合、ステップS8において指定されたネットワーク識別子が通信装置2のものでないとして、接続設定処理を終了する。
【0048】
ステップS11において検出されたネットワーク識別子が、記憶部22に記憶される予備ネットワーク識別子221と一致すると判定する場合、ステップS8において指定されたクライアントが通信装置2であるとして、ステップS13において、識別子確認処理部202は、所定の制御信号をインジゲータ部24に送信することにより、インジゲータ部24を、ステップS8において指定されたクライアントが接続設定対象となる通信装置2であることを示す点灯パターンに点灯させる。
【0049】
ステップS14において、ユーザは、インジゲータ部24の合図信号である点灯を目視で確認した後、外部操作部33への入力操作により、表示装置3に表示されているGUI画面の、通信装置2に対する接続設定開始の操作を、操作部13を介して選択し、実行する。これにより、操作部13は、インジゲータ部24の点灯が確認された旨の信号を接続情報処理部203に出力する。
【0050】
ステップS15において、接続情報送信処理部105は、インジゲータ部24の点灯を確認する旨の信号を入力すると、記憶部12に記憶されるネットワーク識別子121「012345GROUP」と、通信装置2に割り当てるチャンネルとを接続情報として、無線通信部11を介して通信装置2に送信する。
【0051】
ステップS16において、通信装置2の無線通信部21が、中継装置1から送信された接続情報を受信すると、接続情報処理部203は、記憶部22に記憶される予備ネットワーク識別子221「XXX_ST210」を、中継装置1から送信された接続情報に含まれるネットワーク識別子121「012345GROUP」に書き換え、無線通信部21が使用しているチャンネルを、中継装置1から送信された接続情報に含まれるチャンネルに変更する。
【0052】
ステップS17及びステップS18において、中継装置1と通信装置2との間で接続の為の認証及び暗号化鍵交換のセキュリティ設定が実行されることにより、接続設定が完了する。認証・セキュリティ設定の技術は、例えば、Wi−Fiアライアンスで制定されたWPA(Wi-Fi Protected Access)が挙げられ、認証を事前秘密鍵で行うWPA−PSK(Pre-Shared key)方式やRADIUSサーバを使用するWPA1X方式が、ステップS17、ステップS18における設定として採用可能である。ネットワークの安全性が確立出来るのであれば、WPA以外の認証・セキュリティ技術を使用しても構わない。
【0053】
本発明の実施の形態に係る接続設定システムによれば、ユーザが通信装置2を識別するための装置識別情報を含む予備ネットワーク識別子221を、SSIDとして通信装置2が中継装置1に送信し、中継装置1側で通信装置2を特定する為、主として、アクセスポイントである中継装置1側での操作のみで、簡単にクライアントとなる通信装置2の接続設定をすることが可能である。更に、ユーザは、接続設定対象となる通信装置2の、中継装置1との通信の有無を、通信装置2に備えられたインジケータ部24の点滅や音により確認が出来るので、容易に接続先の通信装置2を特定でき、成りすまし等の抑制に寄与できる。
【0054】
(その他の実施の形態)
上記のように、本発明の実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面は本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
【0055】
例えば、図3のフローチャートに示すステップS13及びステップS14において、通信装置2のインジゲータ部24の点灯期間を予め設定しておき、中継装置1において、ステップS14の接続設定開始の操作を、インジゲータ部24の点灯期間のみに有効とすることで、接続設定の安全性を向上できる。この場合、ステップS14において、中継装置1から接続設定開始の操作が実行され、中継装置1からの接続情報を通信装置2が受信するまでの時間がインジゲータ部24の点灯期間内であれば、接続設定を継続するものとし、点灯期間外の場合、通信装置2から接続設定中止のデータフレームを中継装置1に送信し、接続設定を終了させるようにすれば良い。
【0056】
また、中継装置1は、無線LANクライアントとしての動作に一時的に変更し、無線通信部11から無線LANクライアントと同様に接続要求信号を送信できるクライアント擬似モードに設定可能とすることで、周囲に存在する他のアクセスポイントのSSIDを検出するようにしても良い。先ず、過去に検出した周辺のアクセスポイントのSSIDをSSIDリストとして記憶部12に記録しておき、図3に示すステップS6において、処理部10は中継装置1自身のSSID「012345GROUP」及び記憶部12のアクセスポイントのSSIDリストと、ステップS5において検出されたクライアントのSSIDとの比較を行う。この場合、中継装置1による無線ネットワークに既に接続設定されている無線LANクライアントのSSIDには中継装置1のSSID「012345GROUP」が設定されており、周辺の他のアクセスポイントに既に接続設定されている場合には中継装置1の記憶部12に記録されているアクセスポイントのSSIDリストに該当するSSIDが記載されていることになる。ステップS5において検出されたSSIDと中継装置1のSSID及びアクセスポイントのSSIDリストとを比較して、ステップS5において検出されたSSIDがアクセスポイントのSSIDリストのSSIDと異なると判定された場合には、新規に接続設定を要求しているクライアントと判断される。この場合、通信装置2のSSIDには予め記録されたSSID「XXX_ST210」が記載されているので、通信装置2は未設定のクライアントとされる。ステップS5において検出されたSSIDがアクセスポイントのSSIDリストのSSIDに該当すると判定された場合には、新規に接続設定を要求しているクライアントでないと判断され、終了する。尚、処理部10は、検出されたSSIDと、記憶部12に記録されているSSIDリストとを比較して、異なるものがある場合は、検出されたSSIDを記憶部12のSSIDリストに追加し、SSIDリストを更新することができる。以上のように、検出されたSSIDと、他の周囲のアクセスポイントのSSIDとの比較を実施することで、より確実な無線接続設定が可能となる。
【0057】
上記の他、本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
【符号の説明】
【0058】
1…中継装置
2…通信装置
3…表示装置
4…有線LAN
10,20,30…処理部
11,21,31…無線通信部
12,22,32…記憶部
13,23…操作部
14…有線通信部
24…インジゲータ部
33…外部操作部
101…スキャン処理部
102…識別子判定処理部
103…リスト処理部
104…接続許可送信処理部
105…接続情報送信処理部
121,321…ネットワーク識別子
122…通信装置リスト
201…接続要求送信処理部
202…識別子確認処理部
203…接続情報処理部
221…予備ネットワーク識別子

【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信により、中継装置とデータを送受信する第1無線通信部、
前記中継装置により構成される無線ネットワークに接続される装置を識別するための文字列である装置識別情報を含む予備ネットワーク識別子を予め記憶する第1記憶部、
前記予備ネットワーク識別子を含む接続要求信号を、前記第1無線通信部に送信させる接続要求送信処理部を備える通信装置と、
無線通信により、前記通信装置とデータを送受信する第2無線通信部、
前記無線ネットワークに接続される装置が有する、前記無線ネットワークを識別するネットワーク識別子の一覧である通信装置リストを記憶する第2記憶部、
ユーザ操作を受け付ける操作部、
前記第2無線通信部が、前記通信装置から前記接続要求信号を受信した場合、前記接続要求信号に含まれる前記予備ネットワーク識別子と一致する前記ネットワーク識別子が、前記通信装置リストに存在するか否かを判定する識別子判定処理部、
前記識別子判定処理部が、前記接続要求信号に含まれる前記予備ネットワーク識別と一致する前記ネットワーク識別子が前記通信装置リストに存在しないと判定する場合、前記受信した接続要求信号に含まれる前記予備ネットワーク識別子を加えた前記通信装置リストを、表示装置に表示させるリスト処理部、
前記表示装置に表示された前記通信装置リストから、前記操作部が受け付けたユーザ操作に基づいて選択された前記予備ネットワーク識別子を含む接続許可信号を、前記通信装置に送信する接続許可送信処理部を備える中継装置と
を備えることを特徴とする接続設定システム。
【請求項2】
前記通信装置は、
合図信号を出力するインジゲータ部、
前記第1無線通信部が、前記予備ネットワーク識別子を含む接続許可信号を、前記中継装置から受信した場合、前記インジゲータ部に合図信号を出力させる識別子確認処理部、
前記第1無線通信部が、前記ネットワーク識別子を前記中継装置から受信した場合、前記第1記憶部に記憶される前記予備ネットワーク識別子を、前記ネットワーク識別子に書き換える接続情報処理部を更に備え、
前記中継装置は、
前記インジゲータ部の合図信号が確認された旨のユーザ操作を前記操作部が受け付けた場合、前記ネットワーク識別子を前記通信装置に送信する接続情報送信処理部を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の接続設定システム。
【請求項3】
前記装置識別情報は、前記通信装置のメーカ名、メーカコード、製品名、型番の内、少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の接続設定システム。
【請求項4】
無線通信により、中継装置とデータを送受信する無線通信部と、
前記中継装置により構成される無線ネットワークに接続される装置を識別するための文字列である装置識別情報を含む予備ネットワーク識別子を予め記憶する記憶部と、
前記予備ネットワーク識別子を含む接続要求信号を、前記無線通信部に送信させる接続要求送信処理部と、
を備えることを特徴とする通信装置。
【請求項5】
合図信号を出力するインジゲータ部と、
前記無線通信部が、前記予備ネットワーク識別子を含む接続許可信号を、前記中継装置から受信した場合、前記インジゲータ部に合図信号を出力させる識別子確認処理部と、
前記無線通信部が、前記ネットワーク識別子を前記中継装置から受信した場合、前記記憶部に記憶される前記予備ネットワーク識別子を、前記ネットワーク識別子に書き換える接続情報処理部と
を更に備えることを特徴とする請求項4に記載の通信装置。
【請求項6】
前記装置識別情報は、前記通信装置のメーカ名、メーカコード、製品名、型番の内、少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項4又は5に記載の通信装置。
【請求項7】
無線通信により、通信装置とデータを送受信する無線通信部、
前記無線ネットワークに接続される装置が有する、前記無線ネットワークを識別するネットワーク識別子の一覧である通信装置リストを記憶する記憶部、
ユーザ操作を受け付ける操作部、
前記無線通信部が、前記通信装置から接続要求信号を受信した場合、前記接続要求信号に含まれる前記予備ネットワーク識別子と一致する前記ネットワーク識別子が、前記通信装置リストに存在するか否かを判定する識別子判定処理部、
前記識別子判定処理部が、前記接続要求信号に含まれる前記予備ネットワーク識別と一致する前記ネットワーク識別子が前記通信装置リストにないと判定する場合、前記受信した接続要求信号に含まれる前記予備ネットワーク識別子を加えた前記通信装置リストを、表示装置に表示させるリスト処理部、
前記表示装置に表示された前記通信装置リストから、前記操作部が受け付けたユーザ操作に基づいて選択された前記予備ネットワーク識別子を含む接続許可信号を、前記通信装置に送信する接続許可送信処理部と
を備えることを特徴とする中継装置。
【請求項8】
前記インジゲータ部の合図信号が確認された旨のユーザ操作を前記操作部が受け付けた場合、前記ネットワーク識別子を前記通信装置に送信する接続情報送信処理部
を更に備えることを特徴とする請求項7に記載の中継装置。
【請求項9】
通信装置が、
中継装置により構成される無線ネットワークに接続される装置を識別するための文字列である装置識別情報を含む予備ネットワーク識別子を予め記憶するステップと、
前記予備ネットワーク識別子を含む接続要求信号を送信するステップと、
中継装置が、
前記無線ネットワークに接続される装置が有する、前記無線ネットワークを識別するネットワーク識別子の一覧である通信装置リストを記憶するステップと、
前記通信装置から前記接続要求信号を受信した場合、前記接続要求信号に含まれる前記予備ネットワーク識別子と一致する前記ネットワーク識別子が、前記通信装置リストに存在するか否かを判定するステップと、
前記接続要求信号に含まれる前記予備ネットワーク識別と一致する前記ネットワーク識別子が前記通信装置リストに存在しないと判定する場合、前記受信した接続要求信号に含まれる前記予備ネットワーク識別子を加えた前記通信装置リストを、表示装置に表示させるステップと、
前記表示装置に表示された前記通信装置リストから、ユーザ操作によって選択された前記予備ネットワーク識別子を含む接続許可信号を、前記通信装置に送信するステップと
を含むことを特徴とする接続設定方法。
【請求項10】
前記通信装置が、
前記予備ネットワーク識別子を含む接続許可信号を、前記中継装置から受信した場合、インジゲータ部に合図信号を出力させるステップと、
前記ネットワーク識別子を前記中継装置から受信した場合、前記予め記憶された前記予備ネットワーク識別子を、前記ネットワーク識別子に書き換えるステップと、
前記中継装置が、
前記インジゲータ部の合図信号が確認された旨のユーザ操作を受け付けた場合、前記ネットワーク識別子を前記通信装置に送信するステップと
を更に含むことを特徴とする請求項9に記載の接続設定方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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