説明

携帯保温材装着部表示付き衣類

【課題】 本発明は、各人の傷病、症状別に効果的に保温材をシャツ、セータ、股引等の衣類の対応した位置の表面、若しくは裏面の一部に保温材装着部の目印を設けた携帯用保温材装着部表示衣類を提供することである。
【解決手段】本発明は、シャツ、セータ、ズボン、股引、タイツ、ステテコなどの衣類の表面、若しくは裏面に汎用の保温材の大きさ、外形にほぼ対応した位置に印刷、刺繍等の手段で目印を設け、素人でも、或いは衣類を着る前にでも各人の傷病、症状にほぼ合致した位置に保温材を的確に、かつ短時間に装着できる携帯用保温材装着部表示衣類である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、衣類、例えばステテコ、シャツ等のような肌着、セータ等の上着の少なくとも表,裏面のいずれかの面の1部で大凡、人体で起る疾病別、症状別に対応する位置に保温材装着の目安としての目印を設けた携帯保温材装着部表示付き衣類に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、人体において、保温材を衣服に装着する場合は、ほぼ勝手に各人が勝手に判断して傷病別、或いは痛い症状と思われる位置近傍に適当に装着していた。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来は、保温材を衣類に各人が勝手に傷病等の発生場所と思われる位置に素人判断で貼る、くくり付ける、若しくは接着テープ等のいずれかの方法で装着していた。この場合、自分で着た衣類の背中等に最適位置に装着、例えば貼ることが困難であり、かつ所定位置に素人では目的位置を外したりして所定位置に確実に装着することが極めて難しい作業である。また、衣服に着る前に予想される位置当りに装着した場合は、目的の位置に合致して装着される度合いが極めて少なく、保温材、装着労力の無駄が多々あった。
【0004】
そこで、本発明では、大凡人体において、衣類の表面、若しくは裏面部の一部に予め予想される傷病別、症状別に合致した部位に携帯用保温材の装着位置を表示する目印を施した衣類を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、予め衣類、例えばシャツ、タイツ、ステテコ等の下着類、またはブラウス、セータ、ズボン等の傷病別、症状別等に携帯用保温材を装着する位置を表示した目印を施して有り、子供、若しくは誰でもほぼ目的の傷病等に対応する位置に、事前に、又は事後に衣類を既着した後からでも確実に、短時間で効果的に装着できることを特徴とした携帯保温材装着部表示付き衣類である。
【発明の効果】
【0006】
上述したように、人体において大凡、予想される傷病別、症状別に対応する衣類の表面、若しくは裏面の一部の箇所に対して予め目印を施して携帯用保温材の装着箇所を指定することにより、素人でも傷病や、症状に大凡マッチした位置に確実に、かつ迷うことなく短時間に的確に装着できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下に、図面を用いて本発明に係る携帯保温材装着部表示付き衣類の一実施例を詳細に説明する。即ち、図1,及び図2は本発明に係る携帯保温材装着部表示衣類の一実施例を示す正面図、図2は背面図であり、特に、図1及び図2ではシャツ、ブラウス、セータ等に目印を設けた場合を示し、図3,図4はステテコ、股引、ズボン等の衣類に目印を設けた場合を示し、2は携帯用保温材であり、3は保温材装着部を示す目印、例えば輪郭線である。
【0008】
携帯用保温材2は、鉄粉と、水、水分調整用の無機粉末、活性炭、塩類等の組成物を包装物、例えば、紙製、樹脂製袋等に封入してなる市販の携帯用保温材であり、大きさや、表面に接着剤層を設け、その表面を図示しない紙等の保護材で覆い、使用時に剥がす構造のもの、若しくは接着層が無い場合等、多種存在するものである。具体的な市販品賭しては、ホッカイロ(株式会社 白元社の登録商標)等に類する発熱、保温材等である。
【0009】
目印3は、図示のように、通常の携帯用保温材2の大きさ、外形に対応して衣類1の表面1a又は、裏面に設ける。目印3は、例えば印刷、マジック、インキ等の筆記具、刺繍等の手段で設けたモノであり、線状、面状。輪郭等目的に応じて形成する。特に、他多角形、丸、星形、楕円形、花模様等の絵画的な模様で表示することもある。
【0010】
又、図示しないがセータ、ズボンのような場合、携帯用保温材2の装着箇所に開口が一つある袋等を縫いつけて携帯用保温材を装着すること、または接着テープで線状の目印3のガイドライを起点として携帯用保温材2を貼り付けることもできる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明に係る一実施例を示すシャツ等の携帯用保温材装着部表示付き衣類の正面図である。
【図2】本発明に係る一実施例を示すシャツ等の携帯用保温材装着部表示付き衣類の背面図である。
【図3】本発明に係る一実施例の股引等の携帯用保温材装着部表示付き衣類の正面図である。
【図4】本発明に係る一実施例の股引等の携帯用保温材装着部表示付き衣類の背面図である。
【符号の説明】
【0012】
1 携帯用保温材装着部表示付き衣類
2 携帯用保温材
3 目印

【特許請求の範囲】
【請求項1】
シャツ、股引、タイツ、ブラウス、セータ等の衣類の表面または、裏面に対して、人体の大凡の位置で生じる疾病別、若しくは症状別に少なくともほぼ合致すると予想される位置に携帯用保温材を装着する目印を設けた構成としたことを特徴とする携帯保温材装着部表示付き衣類。
【請求項2】
目印がマジックインキ等の筆記具、印刷、刺繍等で線状、多角形、円形、星形等の輪郭や面状で表示したことを特徴とする請求項1記載の携帯保温材表示部付き衣類。
【請求項3】
目印内に必要項目が簡単に記載されたことを特徴とする請求項1、又は2記載の携帯保温材装着部表示付き衣類。
【請求項4】
衣類において、目印に該当する位置の表面、又は裏面のいずれかに一方に保温材収納ポケットを設けたことを特徴とする請求項1〜3記載のいずれか1記載の携帯保温材装着部表示付き衣類。
【請求項5】
保温材が酸化鉄、遠赤外線発生鉱物含有等を素材で少なくとも一面に接着剤層を有すること特徴とする請求項1〜4記載のいずれか1記載の携帯保温材装着部表示付き衣類。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2009−185433(P2009−185433A)
【公開日】平成21年8月20日(2009.8.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−54037(P2008−54037)
【出願日】平成20年2月5日(2008.2.5)
【出願人】(599141009)
【Fターム(参考)】