説明

携帯型情報端末利用のPOS端末。

【課題】小額商品などを、如何にコストを掛けず確実に贈れるか、携帯型情報端末に不慣れな顧客でも簡単に贈れるか、また、受取る側も携帯型情報端末の面倒な操作なしに如何に簡単に受取れるかなどの課題がある。
【解決手段】審査手段が携帯型情報端末の識別情報を基にする手段と、商品受取番号を基にする手段を用いることにより、贈り主は受取人の携帯型情報端末の機能を限定することなく確実に贈れるPOS端末を提供することで解決する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、POS端末、携帯型情報端末対応デバイス、URL、IDm、管理方法、管理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
Webブラウザを利用したPOS端末装置を実現するための技術に関して特許文献1に記載されている。
【0003】
また、POS端末装置として、専用に開発された端末装置が用いられていた。これに対して、汎用のPC等で、標準のWebブラウザを用いてPOS端末装置を構成したPOSシステムが特許文献2に記載されている。
【0004】
また、通信ネットワークを用いたギフト商品の販売方法に関し、ギフト商品を贈る贈答者とギフト商品を贈られる受取人の双方の気持ちが互いに伝わる通信ネットワークを用いたギフト商品の販売方法が特許文献3に記載されている。
【0005】
さらに、近年、RFID(Radio Frequency Identification)デバイス利用の、RFIDの持つユニークID(Identification)や非接触通信の利便性を生かした商品情報の提供や、ポイント、くじ引きなどのキャンペーンサービスの提供を目的とした消費者向けのサービス提案が特許文献4に記載されている。
【0006】
さらにまた、POSレジを通じて、携帯電話機毎のUID(User Identifier)を記憶する手段と、携帯電話機からIDmを取得する手段を用いて、ユーザがPOSレジに携帯電話機をかざすことにより認証に関することが特許文献5に記載されている。
【特許文献1】特開2007−65819号公報
【特許文献2】特開2005−25738号公報
【特許文献3】特開2001−290961号公報
【特許文献4】特開2008−299794号公報
【特許文献5】特開2008−234393号公報
【0007】
それからまた、http://www.shirakataya.com/で運営されている電子メールとギフトを組み合わせたネット通販サイトがある。ホームページ上で商品を選択、決済方法を指定して、注文主の携帯型情報端末およびPC(Personal Computer)に保存されている電子メールアドレス帳から任意のアドレス入力、メッセージと商品運送指定と日時指定をおこない贈るネット通販の方法が紹介されている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、上述した関連技術の現状では、所持携帯型情報端末を使用して店内購入の商品をその場で簡単に確実に相手に贈れるPOS端末はない。
そこで、本発明の課題は、不正行為の防止と、小額商品などを如何にコストを掛けずに確実に贈れるか、携帯型情報端末に不慣れな顧客でも簡単に贈れるか、また、受け取る側も、面倒な携帯型情報端末の操作なしに如何に簡単に受け取れるかなどの課題を解決できるプログラムと、POS端末を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、判りやすくするために、本発明の実施例に対応する符号を付して説明するが、しかしこれに限定されない。
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明において、
RFIDリーダライタ(102−1)は、商品情報検索結果に基づく商品情報URLを受信し一時記憶する、
【0010】
RFIDタグ内蔵携帯端末(109)と無線通信を通じて携帯端末の識別情報(110)を取得する、さらに、前記RFIDリーダライタ(102−1)とRFIDタグ内蔵携帯端末(109)との通信回数を取得する。
【0011】
RFIDリーダライタ(102−1)の識別UIDと、携帯端末の識別情報(110)と、通信回数と、受信URLに基づく商品の不正受取防止を踏まえた商品受取番号生成と同時にワンタイムURLも生成する、前記ワンタイムURLを暗号化(DES等の方法により)する。
不正行為の防止する暗号化されたワンタイムURLを管理サーバ(106)へ送信、モバイルサイト内に受取番号が挿入されたモバイルサイトを生成される。
【0012】
RFIDタグ内蔵携帯端末(109)が受信した前記暗号化されたワンタイムURLを開くと受取り番号が挿入されたモバイルサイトが表示される。
前記受信URLを任意の受取人の携帯端末へ転送することで課題を解決する。
【0013】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、
商品の受取審査は、店内備え付けのPOS端末接続デバイスと受取人の携帯端末との通信で取得できる識別情報(113)が、受信したメール添付の暗号化ワンタイムURLを基に所定の受取アプリを起動して事前に送られた携帯端末の識別情報(113)を基に審査する。
【0014】
また、受信したメール添付の暗号化ワンタイムURLを基にモバイルサイトを開いて商品受取番号をPOS端末管理者へ伝え、POS端末に番号入力で管理者サーバ(106)の記憶装置(107)のデータベースで検索をおこなう審査手段も行える。
審査手段が携帯端末の識別情報を基にする手段と、商品受取番号を基にする手段を用いることにより贈り主は受取人の携帯端末の機能を限定することなく、確実に贈れる。
【0015】
前記POS端末接続デバイスの通信手段として、デバイス(102)と受取人の携帯端末が暗号化ワンタイムURL通信手段として、赤外線、可視光通信(パルス通信)、画像化情報(2次元コードを含む画像認識用画像)、Bluetooth等の近距離非接触通信のいずれかを利用する通信等であっても良い。
【0016】
各々の審査手段により、管理者から商品受取が完了すると商品受渡完了通知がPOS端末から管理サーバ(106)に送信される、該当モバイルサイトが更新され受取完了の文字が自動挿入され受取りの完了を知らせるか、暗号化ワンタイムURLを携帯端末にブックマークした後、再受取りなどの不正行為をワンタイムURLに埋め込まれた通信回数により特定し防止する手段でモバイルサイトを非表示とすることで課題を解決する。
【0017】
請求項3記載の発明は、請求項1、2記載の発明において、
POS端末(101)との接続デバイス(102)と通信しての商品情報URLを携帯端末(109)から携帯端末(113)へ電子メールに添付して送信しての贈り物をする方法であって、
【0018】
店内での現物商品と同商品情報を、POS端末(101)操作で管理サーバ(106)の記憶装置(107)のデータベースから検索する。
前記検索結果をデバイス(102)がネットワーク経由で受信をして、該当商品を表示(103)して贈り主に示し、商品を確認後、贈り主が、店内にてPOS端末(101)経由で決済を行い購入する。この場合の表示部(103)として、液晶モニタ、ELモニタ、電子ペーパー等を利用して商品情報の表示ができればよい。
【0019】
商品代金決済後、POS端末は領収書を印字すると同時に、前記検索結果URLをRFIDリーダライタ(102−1)へ送信し、贈り主の携帯端末がデバイス(102)と通信で受取ることを備えるPOS端末(101)である。
【発明の効果】
【0020】
本発明によれば、
贈り主の携帯端末(109)はRFIDタグ内臓機能が付きであれば、POS端末(101)の接続デバイス(102)にタッチさせて商品情報のURLを電子メールに添付してコストを掛けずに贈ることができる。
また、受取人は受信した商品情報のURLを基にモバイルサイトを閲覧し、受取方法を、1)RFIDリーダライタとタグ間通信か 2)受取り番号を使用するかを選択ができる。
1) 事前に携帯端末に内蔵されたRFIDタグのIDmを任意の方法で管理サーバ(106)の記憶装置(107)へ送信しておくことにより受取れる。
2) モバイルサイト内の受取番号を管理者に伝えての商品受取が可能となる。
【0021】
いずれの方法でも、URLを基に電子メール送信、URLを利用してモバイルサイト内の受取番号を利用した商品受取方法など、URLが随所で使用される。URLを暗号化されたワンタイムURLにすることで書き換えによる不正行為を防止できる。
【0022】
また、商品受取りが、RFIDタグ通信、および、受取番号利用、いずれでもPOS端末(101)で受取処理をおこなうと、処理情報が管理サーバ(106)へ送信され該当モバイルサイトへ受取完了の文字が自動挿入され不正行為を防止できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
以下、図面等を参照して、本発明の実施例について、さらに詳しく説明する。
【実施例1】
【0024】
本発明は、図−1から図−3において、商品受取りに関して、贈り主携帯端末と、デバイスに内蔵されたRFIDリーダライタとの通信(タッチ)によってURLの不正使用防止としての暗号化されたワンタイムURL(300)と、不正な受取りの防止がおこなえる商品受取番号(303)がデバイス内で生成される。
【0025】
該暗号化されたワンタイムURL(300)生成要素は、商品情報、デバイスに内蔵されたRFIDリーダライタのRFIDチップと贈り主の携帯端末との通信回数(タッチ回数)と、贈り主の携帯端末の識別情報と、RFIDチップの識別情報(UID)に基づき不正行為が防止できる暗号化されたワンタイムURL(300)が、贈り主の携帯端末とデバイスに内蔵されたRFIDリーダライタとの通信(タッチ)によって贈り主の携帯端末が受信する。
【0026】
また、暗号化されたワンタイムURL(300)の生成要素により前記要素を盛り込んだ商品受取番号(303)が生成され管理サーバへ送信される、該商品受取番号(303)は商品情報を内容とするモバイルサイト(301)内に自動挿入される。
前記モバイルサイト内の商品受取番号(303)は、贈り主の携帯端末で受信した暗号化されたワンタイムURL(300)を開くことで閲覧することができる。
【0027】
この贈り主の携帯端末の識別情報およびモバイルサイト(301)内の受取番号は、下記に記載する商品受取人が指定期間を過ぎても受取らない、あるいは受取り拒否された場合に、贈り主の携帯端末所有者本人が再来店して贈り物の商品を、POS端末を通じて受取る場合に使用される。
【0028】
本来は、暗号化されたワンタイムURL(300)を受取人の携帯端末(302)へ電子メールを通じて転送される、受取人である受取人の携帯端末(302)を利用してモバイルサイト(301)を通じて携帯端末(302)の識別情報(304)をアプリケーションで事前に管理者サーバへ送り記憶部で保管する。
【0029】
受取人携帯端末(302)は、POS端末接続のRFIDリーダライタ内臓のデバイス(305)と通信して前記携帯端末(302)の識別情報(304)と、事前に送られてある管理者サーバの記憶部に保管されている識別情報(304)と照合して審査判断なされる。
【0030】
審査判断を受けて、POS端末操作をおこない贈り物の商品が受取人へ渡されると0円の売上げレシートが打ち出され、また、管理サーバへ完了信号が送信される。
【0031】
受信を受け取る管理サーバ((106)は、制御部(108)において贈り物の商品情報のモバイルサイトが更新され受取完了の文字が自動挿入され受取りの完了を知らせる、また贈り物の受取人が商品受取りを済ませたにも係らず、再受取りなどを防止する手段でモバイルサイトを非表示とすることができるPOS端末の提供にある。
【0032】
さらに詳しく実例としてPOS端末に関し説明すると、
(贈り物準備)
店内で商品を選択して、POS端末(101)管理者へ携帯端末(109)で該商品を贈りたいと管理者に伝える。
管理者はPOS端末を操作、選択された商品を贈り物にする操作をおこない入力情報が管理サーバ(106)へ送信され記憶部(107)内が商品検索、検索結果前記商品に該当する商品画像を含むモバイルサイトを検索結果として検出。
検出結果の商品情報をPOS端末接続デバイス(102)へ送信する手段を備える。
【0033】
(商品代金決済)
POS端末接続デバイス(102)の表示部へ前記商品情報が表示される。贈り主が表示を確認し該当商品であれば管理者へ代金決済がおこなわれる。代金決済と同時にPOS端末は決済額記載のレシートが印字され該レシートを贈り主へ渡して代金決済は完了する。
前記デバイス表示部の表示方法として、液晶モニタ、ELモニタ、電子ペーパー等を利用して商品情報の表示ができればよい。
また代金決済は、現金、クレジットカード、所定ポイント、所定クーポン券、所定商品券でもおこなえるものとする。
【0034】
(贈り主の携帯端末操作)
POS端末操作で代金決済完了通知を管理サーバへ送信され、受信した管理サーバは、先ほど検索して保持されている商品情報を含むモバイルサイトのURLを、POS端末接続デバイス(102)へ送信、受信されたURLをデバイス内のRFIDリーダライタへ渡され一時保管される。
一時保管完了するとPOS端末接続デバイス(102)が表示部に所有の携帯端末を軽くタッチすることを促す映像および画像がながされる。
この所有携帯端末を軽くタッチすることを促すランプ、ライトおよび音声等でも良い。
【0035】
(ワンタイムURLと受取商品番号生成)
所定部にあるRFIDリーダライタ(102−1)と所有の携帯端末(109)が通信をはじめ、前記所有の携帯端末(109)の識別情報をRFIDリーダライタ(102−1)へ渡し、受信したRFIDリーダライタ(102−1)は、
具備するRFIDチップUID(User Identifier)と、前記所有の携帯端末(109)のIDmと、RFIDリーダライタ(102−1)と所有の携帯端末(109)の通信(交信)回数と、前記保持URLとを基に、ワンタイムURLと受取商品番号とを生成、前記ワンタイムURLを基に暗号化処理をおこない暗号化されたワンタイムURLが生成される。
暗号化処理にDES(Data Encryption Standard)等を用いておこなう。
【0036】
(贈り主の携帯端末でのURL受取り)
所定部にあるRFIDリーダライタ(102−1)と所有の携帯端末(109)との通信において、所有の携帯端末(109)が暗号化されたワンタイムURLを受信、ブラウザもしくはアプリケーションを利用してURLを開くと、モバイルサイト内に商品情報と受取商品番号とが閲覧できる。
モバイルサイト内の受取商品番号表示は、POS端末接続デバイス(102)内で挿入処理および管理者サーバへ生成済み受取商品番号を送信し該当モバイルサイト内へ挿入処理してもよい。
【0037】
(その他のURL受取り方法)
贈り主の携帯端末での暗号化されたワンタイムURL受取方法は、前記デバイスに具備されたRFIDリーダライタ(102−1)と所有の携帯端末(109)との通信において以外に、赤外線、可視光通信(パルス通信)、画像化情報(2次元コードを含む画像認識用画像)、Bluetooth等の近距離非接触通信のいずれかを利用する通信等であっても良いが、
【0038】
この場合は管理サーバにおいて暗号化されたワンタイムURL生成手段を用いる、該生成の根拠は、デバイス内RFIDリーダライタ(102−1)のRFIDチップUID(User Identifier)と、前記所有の携帯端末(109)の識別情報と、デバイス利用回数と、該当商品情報URLとを基に、ワンタイムURLと受取商品番号とを生成をおこなう。
管理サーバ内で前記商品情報URLを基にしたモバイルサイトへ受取商品番号が自動挿入れる
【0039】
また、前記ワンタイムURL暗号化生成を済ませデバイスへ送信される。
この送信信号を受信したデバイス(102)の赤外線、可視光通信(パルス通信)、画像化情報(2次元コードを含む画像認識用画像)、Bluetooth等の近距離非接触通信のいずれかを利用する通信等を利用し贈り主の携帯端末は暗号化されたワンタイムURLを受信できる。
【0040】
(受取審査)
商品の受取審査は、店内備え付けのPOS端末接続デバイスと受取人の携帯端末との通信で取得できる識別情報(304)が、受信したメール添付の暗号化ワンタイムURLを基に贈り物の商品掲載モバイルサイト内の受取アプリを起動して事前に送られた識別情報(304)を基に審査する。
審査基準として、暗号化ワンタイムURLを基にモバイルサイトを開いて所定のアプリケーションを利用して事前に送信された識別情報(304)か否かを照合審査する。
【0041】
また、受信したメール添付の暗号化ワンタイムURLを基にモバイルサイトを開いて商品受取番号をPOS端末管理者へ伝え、POS端末に番号入力で管理者サーバ(106)の記憶装置(107)データベースで検索をおこなう審査手段がある。
審査手段が携帯端末の識別情報を基にする手段と、商品受取番号を基にする手段を用いることにより、贈り主は受取人の携帯端末の機能(2次元コード読み取り、赤外線通信、などの機能)を限定することなく確実に贈れる。
【0042】
(審査基準)
管理者が発行した暗号化ワンタイムURLが使用されてアクセスか否かを審査基準とする。
【0043】
また審査判断として、受取人が事前登録した携帯端末の識別情報と、受取りに訪れた店内でPOS端末接続デバイスと受取人の携帯端末との通信で取得した識別情報との照合で合致の否かを審査基準とする。
【0044】
さらに商品受取番号を使用しての受取り判断基準は、まず受取処理されているか否かの判断と、
暗号化ワンタイムURLをPOS端末接続デバイス利用で管理サーバへ送信して、URL内にある商品受取番号を取出し、すでに受取り処理されているか否かを審査基準とする。
またさらに、商品情報携帯サイトを開示毎に暗号化ワンタイムURLに携帯端末のユニークキーおよびセッションキーおよび携帯端末固有識別IDを付加して、該URLを解析照合することを審査基準の一部に使用してもよい。
【0045】
(その他の前記デバイス機能)
また、デバイス(102)と受取人の携帯端末が暗号化ワンタイムURLの通信手段として、赤外線、可視光通信(パルス通信)、画像化情報(2次元コードを含む画像認識用画像)、Bluetooth等の近距離非接触通信のいずれかを利用して暗号化ワンタイムURLを通信等で直接デバイスへ送り、POS端末を通じて管理サーバへ送信して照合審査でも良い。
【0046】
(モバイルサイト表示)
各々の審査手段により、管理者から商品受取が完了すると商品受渡し完了通知がPOS端末から管理サーバ(106)に送信される、該当モバイルサイト(301)が更新され受取り完了の文字が自動挿入され受取の完了を知らされる。
また、モバイルサイト(301)の非表示手段をおこなう。
【0047】
(暗号化ワンタイムURLでの不正行為防止)
暗号化ワンタイムURLの生成手段が、デバイス内RFIDリーダライタ(102−1)のRFIDチップUID(User Identifier)と、前記所有の携帯端末(109)の識別情報と、デバイス利用回数と、該当商品情報URLとを基にした生成手段で生成され、さらに暗号化処理を手段に持つことで改ざんなどの不正行為防止は最小限に止めることが可能である。
【0048】
(商品受取番号での不正行為防止)
商品受取り番号による受取り審査が、デバイス内RFIDリーダライタ(102−1)のRFIDチップUID(User Identifier)と、前記所有の携帯端末(109)の識別情報と、デバイス利用回数と、該当商品情報URLとを基にした生成手段で生成されモバイルサイトへ挿入されるので、例え管理サーバがハッキングされても改ざんされる可能性が低く再受取りなどの不正行為防止が防止できる。
【0049】
しかし、受取人へのメリットとして受取人の携帯端末機能に左右させず受け取れる、また、商品受取番号をPOS端末に入力すると、贈り主所有の携帯端末(109)の識別情報が登録されているので、お返しの商品を贈ることが可能で、携帯端末をPOS端末接続デバイスと通信するだけで面倒な操作なしに所定店内でお返し商品が受取れるメリットがある。
【産業上の利用可能性】
【0050】
本発明の利用により、
店内で購入した小額商品(例えば、グラスビール一杯を贈る等)を、携帯端末とPOS端末接続デバイス(RFIDリーダライタ内臓)により、携帯端末を軽くタッチして取得URLをメールに添付して友人に簡単に贈れる。
メール受信した友人もビール一杯飲みにいくかなどの軽い気持ちで携帯端末とPOS端末接続デバイス(RFIDリーダライタ内臓)を通じて、贈り物を受けるなど顧客の新規開拓、顧客の囲い込みに効果を発揮する。
従来は、贈る相手の住所を持参して店内で記入など、また、ネット通販で贈るにしても贈り主の事前登録など面倒なことと商品の配送費用もかさみ実現しなかった。
本発明のPOS端末を導入することにより店内で買って贈る、指定された店内で受け取るなど、顧客の来店促進となり産業上の利用価値が非常に高い。
【図面の簡単な説明】
【0051】
【図−1】POS端末接続のデバイスとの相関略図である。
【図−2】POS端末接続のデバイスとの関係フロー図である。
【図−3】商品受取り方法を示す相関略図である。
【符号の説明】
【0052】
[図−1]
POS端末(101)は店内設置のPOS端末、デバイス(102)は表示部(103)とRFIDリーダライタ(102−1)であり、内部にRFIDチップ(104)制御部(105)と記憶部で構成されるデバイス(102)である。
管理サーバ(106)の構成として記憶部(107)と、制御部(108)とデータベースで構成される。贈り主携帯端末(109)はRFIDリーダライタ対応携帯端末でRFIDタグ(110)と通信部(112)より構成される、受取人携帯端末もRFIDリーダライタ対応携帯端末でRFIDタグ(114)と通信部(115)より構成される、
[図−2]
店内購入商品を贈り物にしたい旨を管理者に伝えるがスタート(201)管理者はPOS端末操作(202)で商品検索に入る、情報を管理サーバへ送信(203)、管理サーバが信号受信(204)、商品検検索(205)検索結果送信(206)、POS端末受信(207)、デバイス表示部で商品画像表示(208)、商品代金決済(209)RFIDリーダライタURL受信(210)、贈り主の携帯端末の識別情報取得(211)、ワンタイムURL生成(212)、商品受取り番号生成(212−1)、ワンタイムURLを暗号化(213)、暗号化ワンタイムURLを管理サーバへ送信(214)、贈り主の携帯端末URL受信(215)、贈り主の携帯端末受信URLを受取人携帯端末へ送信(216)、決済完了信号送信(217)、商品情報URL送信(218)、贈り主の携帯端末タッチ動作(219)、贈り物の受取人携帯端末受信(220)、商品受取り(221)、受取り完了(222)
[図−3]
暗号化ワンタイムURL(300)、贈り物商品掲載のモバイルサイト(301)、受取人の携帯端末(302)、受取商品番号(303)、受取人の携帯端末の識別情報(304)、POS端末のRFIDリーダライタ(305)、POS端末への番号入力(306)、贈り物商品受取(307)、贈り物商品掲載のモバイルサイト内に受取り完了表示(308)
【図−1】

【図−2】

【図−3】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
POS端末接続デバイスと、携帯型情報端末から携帯型情報端末へ贈り物をするPOS端末にあって、
RFIDリーダライタは受信URLを記憶する記憶手段と、
RFIDタグ内蔵携帯型情報端末との通信手段を通じて、RFIDタグ内蔵携帯型情報端末の識別情報(IDmや端末固有番号等)を取得する取得手段と、
前記RFIDリーダライタと、RFIDタグ内蔵携帯型情報端末との通信回数を記憶する記憶手段と、
RFIDリーダライタの識別情報(UID)と、携帯型情報端末の識別情報(IDmや端末固有番号等)と、通信回数と、受信URLに基づく商品受取番号を生成する生成手段と、
RFIDリーダライタの識別情報(UID)と、携帯型情報端末の識別情報(IDmや端末固有番号等)と、通信回数と、受信URLに基づくワンタイムURLを生成する生成手段と、
前記ワンタイムURLを暗号化する暗号化手段と、
暗号化ワンタイムURLを管理サーバへの送信手段と記憶する記憶手段と、
暗号化ワンタイムURLに該当するモバイルサイトを生成する生成手段と、
携帯サイト内に商品受取り番号が挿入される挿入手段と、
暗号化ワンタイムURLをRFIDタグ内蔵携帯型情報端末が受信できる受信手段を備えたPOS端末。
【請求項2】
商品の受取審査は、店内備え付けのPOS端末接続デバイスと携帯型情報端末により、
管理サーバ記憶装置に記憶されている暗号化ワンタイムURLを復号する復号手段と、
前記復号で検出された携帯型情報端末の識別情報(IDmや端末固有番号等)および商品受取番号のいずれかを用いて審査される審査手段と、
前記暗号化ワンタイムURLを受取人へ転送し、該受取人が商品の受取り審査を受ける場合、携帯型情報端末の識別情報(IDmや端末固有番号等)の事前登録および審査済みか否かのいずれかが審査される審査手段と、
商品受渡し完了通知がPOS端末から管理サーバに送信される送信手段と、
前記送信と同時に、該当モバイルサイトへ受取完了の文字が自動挿入され受取りの完了表示およびモバイルサイト非表示手段を備えた請求の範囲1に記載のPOS端末。
【請求項3】
店内での現物商品と同商品情報を、POS端末で管理サーバ記憶装置から検索する検索手段と、
前記検索結果を前記デバイスへ商品画像表示する表示手段と、
商品画像表示を基に店内にてPOS端末経由で決済ができる決済手段と、
前記検索結果を基にしたURLをRFIDリーダライタへの送信する送信手段を備えた請求の範囲1および2に記載のPOS端末。

【公開番号】特開2010−262611(P2010−262611A)
【公開日】平成22年11月18日(2010.11.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−125814(P2009−125814)
【出願日】平成21年4月29日(2009.4.29)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.Bluetooth
【出願人】(509145288)株式会社ZYBOX (2)
【Fターム(参考)】