説明

携帯端末の輝度制御方法及び装置

【課題】温度及び照度のうち少なくとも1つの変化によって表示部の輝度を制御し、表示部の寿命低下を防止することができる携帯端末の輝度制御方法及び装置を提供する。
【解決手段】本発明は、携帯端末の輝度制御方法及び装置に関し、温度を測定する過程と、既に格納された輝度テーブルから前記測定された温度にマッピングされた輝度を抽出する過程と、前記抽出された輝度に前記携帯端末の輝度を変更する過程と、を含むことを特徴とする。このような本発明は、温度変化によって表示部の輝度を適宜制御することによって、表示部の寿命を向上させることができる。また、本発明は、輝度設定メニュー画面に現在温度で設定可能な最大輝度を表示し、ユーザが前記最大輝度理想で表示部の輝度を設定することができないように制限し、表示部の輝度が制限されたことをユーザに通知することによって、ユーザの便宜性を向上させることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯端末の輝度制御方法及び装置に関し、特に温度及び照度のうち少なくとも1つの変化によって表示部の輝度を制御し、表示部の寿命低下を防止することができる携帯端末の輝度制御方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
最近、情報通信技術と半導体技術などの著しい発展に伴い、携帯端末の普及と利用が急速に増加している。このような携帯端末は、液晶表示装置(Liquid Crystal Display)及び有機発光表示装置(Organic Light Emitting Display)などのような表示装置を含んでいる。
【0003】
前記表示装置は、時間が経つにつれて明るさ、明暗比などの特性が低下する。すなわち、前記表示装置は、次第に明るさ、明暗比などの特性が低下し、一定時間(表示部の寿命時間)が経過すれば使用することができないようになる。前記表示装置の特性低下程度は、温度及び輝度に影響を受ける。例えば、前記表示装置は、高温で寿命が著しく低下し、輝度が大きいほど寿命が著しく低下する特性がある。しかしながら、従来の携帯端末は、温度の変化に関係なく、ユーザによって設定されるか、または自動に設定された輝度に表示部の輝度を維持している。そのため、従来の携帯端末の表示装置は、高温で寿命が著しく低下する問題点がある。
【0004】
以上で述べた情報は、本発明の理解を助けるための背景情報として提供されるものに過ぎず、上記情報が本発明の先行技術として適用されることができるかについていかなる決定または主張も行われなかった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
したがって、本発明は、前述したような従来技術の問題点を解決するためになされたもので、その目的は、温度及び照度のうち少なくとも1つの変化によって表示部の輝度を適宜制御することができる携帯端末の輝度制御方法及び装置を提供することにある。
【0006】
また、本発明の他の目的は、温度及び照度によって設定可能な最大輝度をマッピングして格納した輝度テーブルを参照して、温度変化に対応して表示部の輝度が前記最大輝度を超過しないように制限することによって、表示部の寿命を増加させることができる携帯端末の輝度制御方法及び装置を提供することにある。
【0007】
また、本発明のさらに他の目的は、表示部の寿命低下を防止するために輝度が制限されたことをユーザに通知する携帯端末の輝度制御方法及び装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明の好ましい実施例による携帯端末の輝度制御方法は、温度を測定する過程と、既に格納された輝度テーブルから前記測定された温度にマッピングされた輝度を抽出する過程と、前記抽出された輝度に前記携帯端末の輝度を変更する過程と、を含むことを特徴とする。
【0009】
また、本発明の好ましい実施例による携帯端末の輝度制御装置は、表示部と、温度を測定するための温度センサーと、温度と輝度をマッピングして格納した輝度テーブルを格納する格納部と、前記輝度テーブルから前記測定された温度にマッピングされた輝度を抽出し、前記抽出された輝度に前記表示部の輝度を変更する制御部と、を含むことを特徴とする。
【0010】
また、本発明の好ましい実施例による携帯端末のコンピュータで読み取り可能な非一時的(non−transitory)格納媒体は、携帯端末の輝度を制御するための応用プログラムを格納し、且つ前記応用プログラムは、既定の周期によって温度を測定し、格納された輝度テーブルから前記測定された温度にマッピングされた輝度を抽出し、前記抽出された輝度に対応して携帯端末の輝度を変更するようにコンピュータを制御する命令を含むことを特徴とする。
【0011】
本発明の他の側面、長所、及び本発明の顕著な特徴は、本発明の実施例を開示している図面と以下の詳細な説明から本発明の技術分野における通常の技術を有する者に自明であろう。
【発明の効果】
【0012】
本発明の実施例による携帯端末の輝度制御方法及び装置は、温度及び照度変化によって表示部の輝度を適宜制御することによって、表示部の寿命低下を防止することができる。すなわち、本発明は、表示部の寿命を向上させることができる。また、本発明は、輝度設定メニュー画面に現在温度で設定可能な最大輝度を表示し、ユーザが前記最大輝度以上に表示部の輝度を設定することができないように制限し、表示部の輝度が制限されたことをユーザに通知することによって、ユーザの便宜性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の実施例による携帯端末の構成を概略的に示すブロック図である。
【図2】本発明の実施例による手動モード時における携帯端末の輝度制御方法を説明するための流れ図である。
【図3】本発明の実施例による自動モード時における携帯端末の輝度制御方法を説明するための流れ図である。
【図4】本発明の実施例による携帯端末の輝度設定方法を説明するための流れ図である。
【図5】本発明の実施例による携帯端末の輝度設定方法を説明するための画面例示図である。
【図6】本発明の実施例による携帯端末の輝度設定運用方法を説明するための流れ図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、添付の図面を参照して本発明の好ましい実施例を詳しく説明する。この際、添付の図面において同一の構成要素は、できるだけ同一の符号で示していることに留意しなければならない。また、本発明の要旨を不明瞭にすることができる公知機能及び構成に対する詳細な説明は省略する。
【0015】
一方、本明細書と図面に開示された本発明の実施例は、本発明の技術内容を容易に説明し、本発明の理解を助けるために特定例を提示したものに過ぎず、本発明の範囲を限定しようとするものではない。ここに開示された実施例以外にも、本発明の技術的思想に基づく他の変形例が実施可能であることは、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者に自明である。
【0016】
図1は、本発明の実施例による携帯端末の構成を概略的に示すブロック図である。
【0017】
図1を参照すれば、本発明の実施例による携帯端末100は、照度センサー180、温度センサー170、オーディオ処理部160、入力部140、表示部130、格納部120及び制御部110を含むことができる。このような構成を有する携帯端末100は、温度センサー170を通じて測定される温度変化によって表示部130の輝度を適宜調節することができる。例えば、前記携帯端末100は、温度が増加すれば、表示部130の輝度を減少させることができる。これは、温度が高いほど表示部130の寿命が著しく低下し、輝度が高いほど表示部130の寿命が著しく低下する特性による。言い換えれば、前記携帯端末100は、温度増加によって表示部130の輝度を減少させることによって、前記温度増加による寿命低下を輝度減少による寿命増加で相殺させることを特徴とする。これにより、本発明による携帯端末100は、従来に比べて表示部130の寿命を向上させる効果がある。以下、携帯端末100の各構成について詳しく説明する。
【0018】
前記オーディオ処理部160は、オーディオ信号を送受信し、エンコード(Encoding)及びデコード(Decoding)を行う音響部品で形成されることができる。このような前記オーディオ処理部160は、コーデック(Codec)及びオーディオアンプ(Amp)などを含むことができる。前記オーディオ処理部160は、マイクMIC及びスピーカーSPKと連結され、前記マイクMICから入力されるアナログ音声信号をデジタル音声信号に変換しデータ化し、前記制御部110に伝送し、前記制御部110から入力されるデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換し、スピーカーSPKを通じて出力することができる。また、前記オーディオ処理部160は、携帯端末100で発生する多様なオーディオ信号を、スピーカーSPKを通じて出力することができる。例えば、前記オーディオ処理部160は、MP3ファイル再生、動画ファイル再生などによるオーディオ信号をスピーカーSPKを通じて出力することができる。特に、本発明によるオーディオ処理部160は、表示部130の輝度と関連した属性の制限について通知するアラームを出力することができる。例えば、前記オーディオ処理部160は、表示部130の輝度の制限を通知するアラームを出力することができる。
【0019】
前記照度センサー180は、外部照度(明るさ)を感知し、感知された外部照度に対応する光感知信号を制御部110に伝送することができる。前記照度センサー180は、トランジスタ(Transistor)またはフォトダイオード(Photo Diode)などのような光感知素子を備える光センサーを使用することができる。前記照度センサー180を通じて表示部130の輝度を自動制御する方法は、公知された技術であって、詳細な説明を省略する。
【0020】
前記温度センサー170は、金属線または半導体など温度によって抵抗値が変わる特性を有する素子を利用して温度を測定するセンサーである。例えば、金属ワイヤ、セミコンダクター(semiconductor)または類似素子は、温度によって抵抗が変わることができる。すなわち、前記温度センサー170は、温度を測定することができるセンサーなら、いずれも使用可能である。例えば、前記温度センサー170は、サーミスタ(Thermister)を使用することができる。前記サーミスタについて簡略に説明すれば、前記サーミスタは、温度センサーの一種類であって、温度によって抵抗値が変わる性質を有している。このような性質を利用して、前記サーミスタと抵抗を直列で連結した状態で一定電圧を印加すれば、温度変化によるサーミスタの抵抗値の変化によって前記サーミスタと抵抗との間の電圧も変わる。すなわち、制御部110は、前記サーミスタと抵抗との間の電圧値に該当する信号を伝送されて、温度を測定することができる。
【0021】
前記入力部140は、ユーザの入力を受信するための入力キー及び機能キーを含むことができる。例えば、前記入力部140は、数字または多様な文字情報を入力され、各種機能の設定及び前記携帯端末100の機能制御のための入力キー及び機能キーを含むことができる。例えば、前記入力部140は、音声通話要請のための通話キー、画像通話要請のための画像通話キー、音声通話または画像通話終了などを要請する終了キー、オーディオ信号の出力ボリュームキーを調整することができるボルリュームキー及び方向キーなどを含むことができる。特に、本発明による入力部140は、表示部130の輝度変更、温度センサー170及び照度センサー180を利用して表示部130の輝度を自動に調節する自動モード設定などと関連した信号を制御部110に伝送することができる。このような前記入力部140は、タッチパッド(Touch−pad)、タッチスクリーン(Touch−screen)、ボタン式キーパッド(Key Pad)、ジョイ・スティック(Joystick)、ホイールキー(Wheel Key)などのような入力手段のうちいずれか1つまたはこれらの組合で形成されることができる。
【0022】
前記表示部130は、携帯端末100の各種メニューを含めてユーザが入力した情報またはユーザに提供するための情報を表示する。例えば、前記表示部130は、携帯端末100の利用による多様な画面、例えば、待機画面、メッセージ作成画面、通話画面などを提供することができる。特に、本発明による表示部130は、輝度設定メニュー画面を表示することができる。前記表示部130は、表示部の明るさ属性をユーザに通知するアラームメッセージを出力することができる。例えば、前記表示部130は、表示部130の輝度が制限されたことを通知するアラームメッセージをポップアップ窓形態で出力するか、またはアラームアイコンをインジケータ(Indicator)領域に表示することができる。これに関する詳細な説明は、図4及び図5を参照して後述する。前記表示部130は、液晶表示装置(Liquid Crystal Display)、OLED(Organic Light Emitted Diode)、AMOLED(Active Matrix Organic Light Emitted Diode)などで形成されることができる。しかし、本発明はこれに限定されない。言い換えれば、本発明は、寿命が温度に敏感であるか、または温度によって変わるすべての表示装置に適用されることができる。例えば、本発明は、温度に敏感な、すなわち高温で寿命低下速度が増加するすべての表示装置に適用されることができる。一方、前記表示部130がタッチスクリーンで形成される場合、前記表示部130は、入力部140の機能を行うこともできる。
【0023】
前記格納部120は、本発明の実施例による機能動作に必要なプログラムを含めて、ユーザデータなどを格納することができる。例えば、前記格納部120は、携帯端末100の全般的な動作を制御するプログラム及び携帯端末100を起動させる運営体制(OS、Operating System)、携帯端末100のその他のオプション(Options)機能、例えば、カメラ機能、音再生機能、イメージまたは動画再生機能、近距離無線通信機能などに必要な応用プログラムなどを格納することができる。また、前記格納部120は、携帯端末100の使用によって発生するユーザデータ、例えば、文字メッセージ、ゲームファイル、音楽ファイル、映画ファイルなどを格納することができる。特に、本発明による格納部120は、照度、温度と輝度をマッピングして格納した輝度テーブルを格納することができる。前記輝度テーブルは、下記表1のように形成されることができる。
【0024】
【表1】

【0025】
前記表1で、手動モードは、外部照度に関係なく、表示部130の輝度をユーザが設定した輝度に維持するモードを意味し、自動モードは、照度センサー180を通じて認識される外部照度によって表示部130の輝度を自動に調節するモードを意味する。前記表1を参照すれば、輝度テーブルは、手動モードと自動モードとに区分される。前記自動モードは、5段階の温度区間を有する。
【0026】
前記表1に示されたように、前記表示部130の輝度は、温度区間にマッピングされている。一方、以上では、温度を5段階に区分して説明したが、本発明はこれに限定されない。すなわち、前記温度は、設計者の意図によって2段階以上に多様に区分されることができる。また、前記自動モードによる外部照度も、5段階に区分して説明したが、前記外部照度も、設計者の意図によって2段階以上に多様に区分されることができる。また、前記表1は、一例を示すもので、前記輝度テーブルは、表示部130の種類、設計者の意図によって多様に変更されることができる。前記輝度テーブルを利用した表示部130の輝度制御に関する詳細な説明は、制御部110を参照して後述する。
【0027】
前記制御部110は、携帯端末100の全般的な動作を制御することができる。例えば、前記制御部110は、携帯端末100に含まれた多様な素子(components)及びユニット(unit)の動作を制御することができる。前記制御部110は、携帯端末100に含まれた多様な素子と信号を送受信することができ、前記携帯端末100の内部ブロック間の信号フローを制御することができる。特に、本発明による制御部110は、温度及び照度変化によって表示部130の輝度を制御することができる。このために、前記制御部110は、温度センサー170を通じて温度を測定し、前記格納部120に格納された輝度テーブルを通じて測定された温度に対応してマッピングされた輝度を抽出することができる。その後、前記制御部110は、表示部130の現在輝度と前記抽出された輝度とを比較し、前記現在輝度が前記抽出された輝度を超過するか否かを確認することができる。ここで、現在輝度は、手動モードの場合、ユーザが既定の輝度になることができ、自動モードの場合、照度センサー180を通じて認識された外部照度によって自動に設定された輝度になることができる。以下では、手動モードと自動モードとに区分してさらに詳しく説明する。
【0028】
まず、手動モードで前記制御部110は、ユーザによる既定の輝度が前記抽出された輝度を超過する場合、表示部130の輝度を前記抽出された輝度に変更することができる。すなわち、前記制御部110は、高温時に発生する表示部130の寿命低下を防止するために、表示部130の輝度を制限することができる。一方、前記既定の輝度が前記抽出された輝度を超過しない場合、制御部110は、表示部130の輝度を既定の輝度に維持することができる。例えば、前記表示部130の輝度が270cd/mに手動設定され、前記表1のような輝度テーブルが格納された状態で、測定された温度が40℃未満なら、既定の輝度270cd/mが抽出された輝度300cd/mより小さいので、前記制御部110は、表示部130の輝度を既定の輝度270cd/mに維持することができる。一方、温度が40℃以上45℃未満である場合、前記設定された輝度270cd/mが前記抽出された輝度250cd/mを超過するので、前記制御部110は、表示部130の輝度を抽出された輝度250cd/mに変更し、温度が45℃以上50℃未満である場合、前記既定の輝度270cd/mが前記抽出された輝度160cd/mを超過するので、前記制御部110は、表示部130の輝度を抽出された輝度160cd/mに変更することができる。ここで、前記表示部130の輝度制御は、表示部130の発光素子に供給される電圧または電流の制御を通じて行われるか、または発光素子のオン/オフタイム調節を通じて行われることができる。このような輝度制御方法は、公知された技術なので、詳細な説明を省略する。
【0029】
一方、手動モードを基準にして携帯端末100を運用しつつ、ユーザ要請によって自動モードに変更される場合、制御部110は、手動モードに設定された輝度値に関係なく、現在状態による輝度値が表示部130に適用されるように制御することができる。例えば、現在野外1状態であり、現在温度が40℃未満の状態なので、手動モード300cd/mに設定したとしても、輝度調節モードが手動モードから自動モードに変更される場合、野外1状態の現在温度が40℃未満である220値に表示部130の輝度値を自動調節するように制御することができる。このような機能は、ユーザが携帯端末100の表示部130の輝度を300値に利用している状況で自動モードに変更する場合、表示部130の寿命を保証しながらも、現在状況でさらに視認性が良い輝度値となるように携帯端末100の輝度を設定する機能になることができる。一方、自動モードから手動モードに変更要請のための入力信号が発生する場合、制御部110は、以前に設定された手動モードに変更するように制御することができる。
【0030】
一方、前記自動モードの場合、前記制御部110は、温度変化及び外部照度変化のうち少なくとも1つに対応して表示部130の輝度を制御することができる。すなわち、外部照度が一定の状態で温度が変わる場合、前記制御部110は、表1に示されたように、当該照度に対応する輝度テーブルによって現在輝度と輝度テーブルに記載された値とを比較し、輝度を変更するように制御することができる。例えば、現在照度値が“野外2”に該当する照度値として測定される場合、前記制御部110は、“野外2”に該当する縦に記載された輝度テーブルを基準にして温度変化時に表示部130の現在輝度と比較し、比較結果によって輝度調整を制御することができる。すなわち、制御部110は、“野外2”に該当する外部照度環境で温度変化によって表示部130の現在輝度をそれぞれ“300、250、160、100、40”以下となるように輝度変更を制御することができる。
【0031】
また、前記制御部110は、温度が一定の状態で外部照度が変わる場合、外部照度変化によって表1に記載された輝度テーブルを参照して携帯端末100の輝度を自動に変更するように制御することができる。例えば、現在温度が40未満である場合、制御部110は、“野外2、野外1、室内2、室内1、夜間”などに該当する照度変化によって表示部130の現在輝度をそれぞれ“300、220、160、110、40”以下の輝度値を有するように調整することができる。このように本発明の制御部110は、輝度変化を温度及び照度変化を基準にして行われることができるように制御することができる。
【0032】
一方、前述した説明において、“野外2、野外1、室内2、室内1、夜間”などは、それぞれ特定の外部照度値に該当する値であって、特定地域での実験値の平均に該当することができる。詳細には、外部照度の場合、地域ごとに外部照度値が変わることができ、また、日付や時間別にそれぞれ差異が発生することができる。したがって、“野外2及び野外1”に設定された照度値は、各地域別に、そして時間別に測定されて決定される必要がある。ここで、“野外1”と“野外2”は、時間帯を区分するための値であって、例えば、“野外1”は、正午を基準にして一定範囲の時間帯、“野外2”は、午前または午後を基準にして一定範囲の時間帯に該当する照度値になることができる。前記“室内2及び室内1”は、室内で測定される照度値に対応する値であって、これも地域別に変わることができる。例えば、相対的に室内照明を明るく使用する地域と室内照明を暗く使用する地域があり得る。そして、“室内2及び室内1”は、時間帯別の照度値になることができる。すなわち前記“室内2及び室内1”は、同一照明を使用する室内であるとしても、外部環境、すなわち正午や午前または午後時間帯によって照度が変更されることができることを反映するためのものである。前述したように、特定名称を付与した照度値は、各地域別、時間別、文化別に変わることができるので、全体平均値を測定して設計するか、または地域別、時間別に測定してそれぞれ相異に適用することができるものと理解しなければならない。
【0033】
前記制御部110は、既定の現在表示部130の輝度がユーザによって手動設定された輝度または外部照度によって自動設定された輝度を超過する場合、すなわち表示部130の輝度が設定された輝度値を脱して高温に起因して制限される場合、これを視覚、聴覚及び触覚のうち少なくとも1つを通じてユーザに通知することができる。例えば、前記制御部110は、表示部130の輝度が制限されたことを通知するアラームメッセージをポップアップ窓形態で表示部130の一側に出力するか、またはアラームアイコンをインジケータ(Indicator)領域に出力することができる。または、前記制御部110は、オーディオ処理部160を通じて警告音を出力するか、または振動モータ(図示せず)を通じて振動を発生することができる。
【0034】
前記制御部110は、輝度設定モード実行時に輝度設定メニュー画面を前記表示部130に出力することができる。前記輝度設定メニューを通じてユーザは、自動モードと手動モードを選択することができる。前記手動モード選択時に、制御部110は、ユーザが設定した輝度に表示部130の輝度を設定することができる。この際、前記制御部110は、ユーザが現在温度とマッピングされた輝度を超過して表示部130の輝度を設定しないように制限することができる。そして、ユーザがマッピングされた輝度を超過する輝度に前記表示部130の輝度変更を要求する場合、前記制御部110は、警告メッセージを出力することができる。これに関する詳細な説明は、図4及び図5を参照して後述する。
【0035】
一方、図1で図示していないが、本発明による携帯端末100は、イメージまたは動画撮影のためのカメラモジュール、放送受信のための放送受信モジュール、MP3モジュールのようなデジタル音源再生モジュール、近距離無線通信のための近距離無線通信モジュール及び近接センシングのための近接センサーモジュールなど付加機能を提供するための構成要素を選択的にさらに含むことができる。このような構成要素は、デジタル機器のコンバージェンス(convergence)傾向によって変形が非常に多様なので、すべて列挙することはできないが、本発明による携帯端末100は、前記言及された構成要素と同等な水準の構成要素をさらに含むことができる。
【0036】
図2は、本発明の実施例による手動モード時における携帯端末の輝度制御方法を説明するための流れ図である。以下では、表示部130の輝度がユーザによる既定のものと仮定して説明する。
【0037】
図2を参照すれば、本発明の実施例による制御部110は、201段階で、温度センサー170を通じて既定の周期によって周期的に温度を測定し、203段階で、格納部120に格納された輝度テーブルから前記測定された温度にマッピングされた輝度を抽出することができる。前記制御部110は、205段階で、既定の表示部130の輝度と抽出された輝度とを比較し、207段階で、既定の表示部130の輝度が抽出された輝度を超過するかを確認することができる。前記既定の表示部130の輝度が抽出された輝度を超過する場合、制御部110は、209段階で、表示部130の輝度を抽出された輝度に変更することができる。この際、図示してはいないが、前記制御部110は、高温によって表示部130の輝度が制限されたことをユーザに通知することもできる。ここで、前記通知は、視覚(例えばアラームメッセージまたはアイコン出力)、聴覚(例えば警告音出力)、触覚(例えば振動出力)のうち少なくとも1つを通じて行われることができる。一方、前記既定の表示部130の輝度が抽出された輝度以下である場合、前記制御部110は、211段階で、表示部130の輝度を前記既定の輝度に維持することができる。例えば、ユーザによって前記表示部130の輝度が270cd/mに設定され、前記表1のような輝度テーブルが格納されたものと仮定した状態で、温度センサー170を通じて測定された温度が40℃未満である場合、前記制御部110は、既定の表示部130の輝度270cd/mが抽出された輝度300cd/mより小さいので、表示部130の輝度を既定の輝度270cd/mに維持することができる。一方、温度が40℃以上45℃未満である場合、前記既定の表示部130の輝度270cd/mが前記抽出された輝度250cd/mを超過するので、前記制御部110は、表示部130の輝度を前記抽出された輝度250cd/mに変更し、温度が45℃以上50℃未満である場合、前記既定の表示部130の輝度270cd/mが前記抽出された輝度160cd/mを超過するので、前記制御部110は、表示部130の輝度を前記抽出された輝度160cd/mに変更することができる。このような温度変化による表示部130の輝度制御は、携帯端末100の電源がオフ(OFF)になるか、表示部130がオフ(OFF)になるか、または自動モードに変更されるまで繰り返されることができる。
【0038】
一方、以上では、既定の表示部130の輝度と抽出された輝度とを比較し、表示部130の輝度を制御するものと説明したが、本発明がこれに限定されない。すなわち、前記制御部110は、温度を測定し、測定された温度にマッピングされた輝度に表示部130の輝度を変更することができる。これは、輝度制御過程を単純化し、制御部110の負荷を防止するためである。
【0039】
このように、本発明は、温度増加によって表示部130の輝度を減少させるように制御することによって、高温時にも輝度を一定に維持するによって発生する表示部130の著しい寿命低下を防止することができる。
【0040】
図3は、本明の実施例による自動モード時における携帯端末の輝度制御方法を説明するための流れ図である。
【0041】
図3を参照すれば、本発明の実施例による制御部110は、301段階で、温度センサー170及び照度センサー180を通じて温度及び照度を既定の周期によって周期的に測定することができる。前記制御部110は、303段階で、温度及び照度のうち少なくとも1つが変更されるかを確認することができる。前記温度及び照度が変更されない場合、制御部110は、303段階を維持することができる。一方、前記温度及び照度のうち少なくとも1つが変更された場合、前記制御部110は、305段階で、変更された要素による輝度値を、輝度テーブルを参照して抽出することができる。例えば、照度値が野外2から野外1に変更され、温度が10℃未満である場合、前記制御部110は、表示部130の輝度抽出値を300から220に調整する。
【0042】
次に、前記制御部110は、307段階で、調整された輝度抽出値と既定の表示部130の輝度値とを比較する。比較結果、既定の表示部130の輝度値が調整された輝度抽出値より小さい場合、前記制御部110は、309段階に分岐し、現在設定された表示部130の輝度値を維持するように制御することができる。例えば、既定の表示部130の輝度値が160である場合、前記制御部110は、既定の表示部130の輝度値を維持するように制御することができる。
【0043】
一方、現在設定された表示部130の輝度値が調整された輝度抽出値より大きい場合、前記制御部110は、311段階に分岐し、前記表示部130の輝度値を抽出値に調整するように制御することができる。例えば、既定の表示部130の輝度値が250である場合、前記制御部110は、既定の表示部130の輝度値を220に調整するように制御することができる。
【0044】
この際、前記制御部110は、高温に起因して表示部130の輝度が制限された状態または高い照度変化によって表示部130の輝度が制限された状態であることを視覚、聴覚及び触覚のうち少なくとも1つを通じてユーザに通知することができる。例えば、前記制御部110は、表示部130の輝度が制限された状態であることを通知するアラームメッセージをポッブアップ窓形態で出力するか、またはアラームアイコンをインジケータ(Indicator)領域に出力することができる。前記インジケータ領域は、バッテリー残量、受信信号強度などをアイコン形態で出力する領域である。
【0045】
このような温度及び照度変化による表示部130の輝度制御は、携帯端末100の電源がオフ(OFF)になるか、または表示部130がオフ(OFF)になるまで繰り返されることができる。
【0046】
以上で、前述した本発明は、自動モード状態で温度及び照度のうち少なくとも1つの変化によって表示部130の輝度を適宜制御することによって、表示部130の寿命を向上させる効果がある。
【0047】
図4は、本発明の実施例による携帯端末の輝度設定方法を説明するための流れ図であり、図5は、本発明の実施例による携帯端末の輝度設定方法を説明するための画面例示図である。
【0048】
図4及び図5を参照すれば、本発明の実施例による制御部110は、401段階で、輝度設定モードの実行を感知することができる。前記輝度設定モードが実行されれば、前記制御部110は、403段階で、輝度設定メニュー画面を出力するように表示部130を制御することができる。例えば、前記表示部130は、制御部110の制御下に図5の参照符号510の画面例示図のような輝度設定メニュー画面を出力することができる。前記輝度設定メニューは、自動モードを設定することができる自動モードメニュー10、手動に輝度調節を行うことができる輝度調節メニュー20、輝度設定完了機能を行う確認キー30及び取消機能を行う取消キー40を含むことができる。ユーザは、前記自動モードメニュー10のボックスをタッチし、自動モードを設定することができる。前記ボックスタッチ時に、前記制御部110は、自動モードが設定されたことを通知するためにボックスにチェック表示を出力することができる。前記自動モードが設定される場合、前記輝度調節メニュー20は、ユーザがタッチ入力を行うことができない不活性化状態に表示されることができる。前記ボックスにチェック表示された状態で自動モードメニュー10がタッチされれば、前記制御部110は、チェック表示を除去し、自動モードを解除することができる。
【0049】
前記輝度調節メニュー20は、全体輝度を示す状態バー24及び現在輝度を示す進行バー23を含むことができる。前記状態バー24は、選択可能な輝度を示す第1輝度領域21と選択不可能な輝度を示す第2輝度領域22に区分されることができる。前記第1輝度領域21と第2輝度領域22の大きさは、温度によって変わる。前記第1輝度領域は、測定された温度で前記表示部の許容可能な輝度に対応する明るさレベルを含み、前記第2輝度領域は、測定された温度で前記表示部の許容不可能な輝度に対応する明るさレベルを含む。すなわち、前記第1輝度領域21と第2輝度領域22の境界は、温度にマッピングされた輝度になることができる。例えば、現在温度が45℃以上〜50℃未満である場合、前記第1輝度領域21と第2輝度領域22の境界は、160cd/mの輝度を示す位置に設定されることができる。一方、前記表示部130は、前記第1輝度領域21と第2輝度領域22が視覚的に区分されるように出力することが好ましい。これにより、ユーザは、現在設定可能な輝度を容易に認識することができる。前記第1輝度領域21と第2輝度領域22を区分するために、前記制御部110は、手動モード実行時に温度を測定し、測定された温度にマッピングされた輝度を輝度テーブルから抽出することができる。
【0050】
前記輝度設定画面が出力された状態で、制御部110は、405段階で、輝度変更が要求されるかを確認することができる。前記輝度変更が要求されなければ、前記制御部110は、407段階で、当該機能を行うことができる。例えば、前記制御部110は、自動モードメニュー10にタッチ発生時に、ボックスにチェック表示を出力し、輝度調節メニュー20を不活性化状態に変更することができる。または、前記取消キー40の入力(例えばタッチ)に対応して制御部110は以前段階に戻ることができる。一方、前記輝度変更が要求されれば、前記制御部110は、409段階で、変更要求された輝度が前記第1領域21と第2領域22の境界に該当する輝度、すなわち現在温度にマッピングされた輝度を超過するかを確認することができる。前記変更要求された輝度が前記マッピングされた輝度を超過する場合、前記制御部110は、411段階で、変更要求された輝度に設定することができないことを通知する警告メッセージを出力し、413段階で、マッピングされた輝度に対応する位置に前記進行23を移動させることができる。例えば、図5の参照符号520の画面例示図のように輝度変更のためにユーザが第2領域22をタッチすれば、制御部110は、参照符号530の画面例示図のように進行バー23をタッチされた位置に移動させて出力し、参照符号540の画面例示図のように要求された輝度に変更することができないことを通知する警告メッセージ25を出力し、前記進行バー23を第1領域21と第2領域22との境界に移動させて出力することができる。一方、前記参照符号530の画面例示図に示された過程は省略されることができる。すなわち、前記制御部110は、第2領域22にタッチ発生時に、進行バー23を第1領域21と第2領域22との境界に移動させ、警告メッセージを出力することができる。
【0051】
一方、図5では、タッチを通じて輝度を変更するものと説明したが、本発明は、これに限定されない。例えば、ユーザは、前記進行バー23をタッチした状態でドラッグ(Drag)し、輝度を変更することもできる。他の例において、ユーザは、明るさ変更に対応する指示(命令)を入力することができる入力部140の操作を通じて明るさを変更することができる。
【0052】
前記変更要求された輝度が前記マッピングされた輝度を超過しない場合、前記制御部110は、415段階で、タッチされた位置に進行バー23を移動させ、タッチされた位置に対応する輝度に表示部130の輝度を変更し、417段階に進行することができる。前記制御部110は、417段階で、輝度設定が完了したか、すなわち確認キー30が入力されるかを確認することができる。前記輝度設定が完了しない場合、御部110は、405段階に戻ることができる。前記輝度設定が完了した場合、制御部110は、表示部130の輝度設定モードを終了することができる。
【0053】
図6は、本発明の実施例による携帯端末の輝度設定運用を説明するための流れ図である。
【0054】
図6を参照すれば、本発明の携帯端末の輝度設定方法は、まず、携帯端末に電源が供給されれば、制御部110が供給された電源を利用して携帯端末の各構成を初期化するように制御することができる。初期化が完了すれば、前記制御部110は、既定のスケジュール情報によって待機画面を601段階のように出力することができる。
【0055】
まず、前記制御部110は、603段階で、輝度設定モードを確認し、605段階で、現在設定された輝度設定モードが手動モードであるか否かを確認する。手動モードに設定されている場合、制御部110は、607段階に分岐し、現在温度を測定する。その後、前記制御部110は、609段階で、測定された現在温度によって表1に示されたような手動モードの輝度抽出値を確認し、現在温度による手動モード輝度抽出値と既定の表示部130の輝度値とを比較し、比較結果による輝度調節を行うように制御することができる。すなわち、前記制御部110は、既定の表示部130の輝度値が温度による手動モード輝度抽出値より大きい場合、表示部130の輝度値を手動モード輝度抽出値に調整するように制御し、小さい場合、表示部130の輝度値を維持するように制御することができる。
【0056】
一方、前記605段階で、輝度設定モード確認結果、自動モードに設定されている場合、制御部110は、611段階に分岐し、現在温度と照度を測定する。そして、前記制御部110は、613段階で、測定された温度と照度値に対応する自動モード輝度抽出値を既に格納された輝度テーブルを参照して抽出することができる。その後、前記制御部110は、表示部130の輝度値を自動モード輝度抽出値に対応するように調節することができる。
【0057】
一方、前記制御部110は、615段階で、前記モード変更が発生するかを確認し、モード変更が発生する場合、617段階に分岐し、モード変更による輝度値調整を行うように制御することができる。これをさらに詳しく説明すれば、前記制御部110は、手動モードから自動モードに変更される場合、ユーザが設定した表示部130の輝度値を現在温度及び照度に相当する自動モードの輝度値に変更するように制御することができる。また、前記制御部110は、自動モードから手動モードに変更される場合、表示部130の輝度値を以前手動モードでユーザが設定した輝度値に変更するように制御することができる。この際、前記制御部110は、現在温度を測定し、当該温度に対応する手動モード輝度抽出値で表示部130の輝度を設定するように支援することができる。ここで、ユーザの以前設定輝度値がない場合、前記制御部110は。表示部130がデフォルトに設定された特定の輝度値を有するように制御することができる。前記615段階で、別途のモード変更発生がない場合、前記制御部110は、619段階で、現在設定されたモードによる輝度調節を支援するように制御することができる。
【0058】
その後、前記制御部110は、601段階以前にリターンし、待機画面出力を維持するか、または入力部140などから入力される入力信号に対応する携帯端末100のユーザ機能を支援するように制御することができる。
【0059】
前述したような本発明の実施例による携帯端末の輝度制御方法は、多様なコンピュータ手段を通じて行われることができるプログラム命令形態で具現され、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されることができる。この際、前記コンピュータで読み取り可能な記録媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを単独でまたは組み合わせて含むことができる。一方、記録媒体に記録されるプログラム命令は、本発明のために特別に設計され構成されたものであってもよく、またはコンピュータソフトウェア当業者に公知されて使用可能なものであってもよい。
【0060】
前記コンピュータで読み取り可能な記録媒体には、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク及び磁気テープのような磁気媒体(Magnetic Media)、CD−ROM、DVDのような光記録媒体(Optical Media)、フロッピチカルディスク(Floptical Disk)のような磁気−光媒体(Magneto−Optical Media)、及びROM(Read Only Memory)、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令を格納し実行するように特別に構成されたハードウェア装置が含まれる。また、プログラム命令には、コンパイラーによって作われるもののような機械語コードだけでなく、インタプリターなどを使用してコンピュータによって実行されることができる高級言語コードを含む。前述したハードウェア装置は、本発明の動作を実行するために1つ以上のソフトウェアモジュールとして作動するように構成されることができる。
【0061】
以上では、本発明の実施例による携帯端末のスクロール方法及び装置について本明細書及び図面を通じて好ましい実施例について説明した。たとえ特定用語が使用されたが、これは、ただ本発明の技術内容を容易に説明し、発明の理解を助けるために一般的な意味として使用避けたものに過ぎず、本発明が前述の実施例に限定されるものではない。すなわち、本発明の技術的思想に基づく多様な実施例が可能であることは、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者に自明であろう。
【符号の説明】
【0062】
100 携帯端末
110 制御部
120 格納部
130 表示部
140 入力部
160 オーディオ処理部
170 温度センサー
180 照度センサー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
携帯端末の輝度制御方法において、
既定の周期によって温度を測定する過程と、
既に格納された輝度テーブルから前記測定された温度にマッピングされた輝度を抽出する過程と、
前記抽出された輝度に前記携帯端末の輝度を変更する過程と、
を含むことを特徴とする携帯端末の輝度制御方法。
【請求項2】
前記携帯端末の輝度を変更する過程は、
表示部の現在輝度を確認する過程と、
前記現在輝度と前記抽出された輝度とを比較する過程と、
前記現在輝度が前記抽出された輝度を超過する場合、前記表示部の輝度を前記抽出された輝度に変更する過程と、
を含むことを特徴とする請求項1に記載の携帯端末の輝度制御方法。
【請求項3】
前記携帯端末の輝度を変更する過程は、前記現在輝度が前記抽出された輝度を超過する場合、前記表示部の輝度が制限されたことをユーザに通知するアラーム通知を出力する過程をさらに含むことを特徴とする請求項2に記載の携帯端末の輝度制御方法。
【請求項4】
前記携帯端末の輝度を変更する過程は、前記現在輝度が前記抽出された輝度以下である場合、前記表示部の輝度を前記現在輝度に維持する過程をさらに含むことを特徴とする請求項2に記載の携帯端末の輝度制御方法。
【請求項5】
前記携帯端末の輝度変更が要求される過程と、
前記変更要求された輝度と測定された温度にマッピングされた輝度とを比較する過程と、
前記変更要求された輝度が前記測定された温度にマッピングされた輝度を超過する場合、前記マッピングされた輝度に前記携帯端末の輝度を変更する過程と、
をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の携帯端末の輝度制御方法。
【請求項6】
前記変更要求された輝度が前記測定された温度にマッピングされた輝度以下である場合、前記変更要求された輝度に前記携帯端末の輝度を変更する過程をさらに含むことを特徴とする請求項5に記載の携帯端末の輝度制御方法。
【請求項7】
前記変更要求された輝度が前記測定された温度にマッピングされた輝度を超過する場合、前記変更要求された輝度に変更することができないことをユーザに通知する警告通知を出力する過程をさらに含むことを特徴とする請求項5に記載の携帯端末の輝度制御方法。
【請求項8】
前記携帯端末の輝度変更が要求される過程は、輝度設定メニューでユーザによって手動に要求される過程であることを特徴とする請求項5に記載の携帯端末の輝度制御方法。
【請求項9】
照度を測定する過程と、
前記測定された照度及び前記測定された温度のうち少なくとも1つの変化によって自動に輝度変更が要求される過程と、
前記照度及び温度のうち少なくとも1つの変化による輝度値を前記輝度テーブルから抽出する過程と、
前記抽出された輝度値に前記携帯端末の輝度を変更する過程と、
をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の携帯端末の輝度制御方法。
【請求項10】
携帯端末の輝度制御装置において、
表示部と、
温度を測定するための温度センサーと、
温度と輝度をマッピングして格納した輝度テーブルを格納する格納部と、
前記輝度テーブルから前記測定された温度にマッピングされた輝度を抽出し、前記抽出された輝度に前記表示部の輝度を変更する制御部と、
を含むことを特徴とする携帯端末の輝度制御装置。
【請求項11】
前記制御部は、
前記表示部の現在輝度と前記抽出された輝度とを比較し、前記現在輝度が前記抽出された輝度を超過する場合、前記表示部の輝度を前記抽出された輝度に変更し、前記現在輝度が前記抽出された輝度以下である場合、前記表示部の輝度を前記現在輝度に維持することを特徴とする請求項10に記載の携帯端末の輝度制御装置。
【請求項12】
前記制御部は、現在輝度が前記抽出された輝度を超過する場合、前記表示部の輝度が制限されたことをユーザに通知するアラーム通知を前記表示部の一側に出力することを特徴とする請求項11に記載の携帯端末の輝度制御装置。
【請求項13】
外部照度を感知する照度センサーをさらに含み、
前記制御部は、
前記外部照度及び測定された温度のうち少なくとも1つの変化によって前記表示部の輝度を変更することを特徴とする請求項10に記載の携帯端末の輝度制御装置。
【請求項14】
前記制御部は、
前記表示部の輝度変更が要求されれば、前記変更要求された輝度と測定された温度にマッピングされた輝度とを比較し、前記変更要求された輝度が前記マッピングされた輝度を超過する場合、前記マッピングされた輝度に前記表示部の輝度を変更し、前記表示部の輝度が制限されたことをユーザに通知する警告通知を出力し、
前記変更要求された輝度が前記測定された温度にマッピングされた輝度以下である場合、前記変更要求された輝度に前記表示部の輝度を変更することを特徴とする請求項10に記載の携帯端末の輝度制御装置。
【請求項15】
前記制御部は、
輝度設定画面出力時に、全体輝度を示す状態バーを表示し、前記状態バーを測定された温度で前記表示部の許容可能な輝度に対応する明るさレベルを含む第1輝度領域と前記表示部の許容不可能な輝度に対応する明るさレベルを含む第2輝度領域を区分して出力することを特徴とする請求項10に記載の携帯端末の輝度制御装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−198540(P2012−198540A)
【公開日】平成24年10月18日(2012.10.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−59965(P2012−59965)
【出願日】平成24年3月16日(2012.3.16)
【出願人】(390019839)三星電子株式会社 (8,520)
【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】129,Samsung−ro,Yeongtong−gu,Suwon−si,Gyeonggi−do,Republic of Korea
【Fターム(参考)】