説明

携帯端末及び携帯端末における文字列表現変更方法

【課題】文字表現を感覚的かつ容易に変更できる携帯端末及び携帯端末における文字列表現変更方法を提供する。
【解決手段】携帯端末1では、タッチパネル5に表示された文字列上で予め設定された接触動作が検知された場合に、文字列の表現が変更される。例えば、タッチパネル5に表示された文字列上で円を描く接触動作が検知された場合に、文字列の大きさが接触動作の動作距離に応じて変更される。これにより、ユーザは、タッチパネル5に表示された文字列付近から視線をそらすことなく、文字列上で予め設定された接触動作を行うだけで、感覚的かつ容易に文字列の表現を変更することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、文字列表現を変更する携帯端末及び携帯端末における文字列表現変更方法に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、キーボードの押下圧力に応じて文字サイズやフォント種などの文字タイプを変更できる情報入力装置が開示されている。また、近年、一部の携帯端末にはタッチパネルが搭載され、ユーザの操作性が向上している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002−7042号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した情報入力装置を用いて例えば文字の大きさを変更する場合、ユーザは入力する文字とその文字の大きさとを同時に意識してキーボードを押す必要があり、ユーザは複雑な操作を行う必要がある。それゆえにユーザは文字の大きさを感覚的に変更することが難しいという問題があった。また、上述した情報入力装置は文字入力時に文字タイプを設定するものであり、入力済みの文字の文字タイプを変更することができないという問題もあった。
【0005】
本発明は、上記課題の解決のためになされたものであり、文字表現を感覚的かつ容易に変更できる携帯端末及び携帯端末における文字列表現変更方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題の解決のため、本発明に係る携帯端末は、タッチパネルを備えた携帯端末であって、タッチパネルへの接触動作を検知する接触検知手段と、接触検知手段による接触動作の検知に基づいてタッチパネルの表示を制御する表示制御手段と、を備え、表示制御手段は、接触検知手段によってタッチパネルに表示された文字列上で予め設定された接触動作が検知された場合に、文字列の表現を変更する表現変更手段を有していることを特徴としている。
【0007】
また、本発明に係る文字列表現変更方法は、タッチパネルを備えた携帯端末が、タッチパネルへの接触動作を検知する接触検知ステップと、携帯端末が、接触検知ステップにおける接触動作の検知に基づいてタッチパネルの表示を制御する表示制御ステップと、を含み、表示制御ステップは、接触検知ステップにおいてタッチパネルに表示された文字列上で予め設定された接触動作が検知された場合に、文字列の表現を変更する表現変更ステップを含んでいることを特徴としている。
【0008】
この携帯端末では、タッチパネルに表示された文字列上で予め設定された接触動作が検知された場合に、文字列の表現が変更される。これにより、ユーザは、タッチパネルに表示された文字列付近から視線をそらすことなく、文字列上で予め設定された接触動作を行うだけで、感覚的かつ容易に文字列の表現を変更することができる。
【0009】
また、表現変更手段は、接触検知手段によってタッチパネルに表示された文字列上で、円を一方の向きへ描く接触動作が検知された場合に文字列の大きさを接触動作の動作距離に応じて大きくし、円を他方の向きへ描く接触動作が検知された場合に文字列の大きさを接触動作の動作距離に応じて小さくすることを特徴としていることが好ましい。
【0010】
この携帯端末では、タッチパネルに表示された文字列上で円を描く接触動作が検知された場合に、文字列の大きさが接触動作の動作距離に応じて変更される。これにより、ユーザは、タッチパネルに表示された文字列付近から視線をそらすことなく、文字列上で円を描く接触動作を行うだけで、感覚的かつ容易に文字列の大きさを変更することができる。
【0011】
また、表現変更手段は、文字列の先頭の文字から末尾の文字に向かって変更倍率を文字順に低下するように文字列の大きさを変更することを特徴としていることが好ましい。
【0012】
この携帯端末では、文字列の先頭の文字から末尾の文字に向かって変更倍率が文字順に低下するように文字列の大きさを変更する。これにより、ユーザは、文字列を容易に表現力の高い文字列に変更することができる。
【0013】
また、表現変更手段は、接触検知手段によってタッチパネルに表示された文字列上で、接触及び非接触の繰り返し動作が検知された場合に、文字列を点滅状態にし、点滅間隔は繰り返し動作の接触時間及び非接触時間に基づくことを特徴としていることが好ましい。
【0014】
この携帯端末では、タッチパネルに表示された文字列上で接触及び非接触の繰り返し動作が検知された場合に、文字列を点滅状態にし、その点滅間隔は繰り返し動作の接触時間及び非接触時間に基づくものである。これにより、ユーザは、タッチパネルに表示された文字列付近から視線をそらすことなく、文字列上で接触及び非接触の繰り返し動作を行うだけで、感覚的かつ容易に文字列を点滅状態にし、かつその点滅間隔を感覚的かつ容易に設定することができる。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、文字表現を感覚的かつ容易に変更できる携帯端末及び携帯端末における文字列表現変更方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の一実施形態に係る携帯端末の機能的な構成要素を示すブロック図である。
【図2】携帯端末1のハードウェア構成図である。
【図3】携帯端末1において、文字列を選択する際の表示画面の遷移の一例を示す図である。
【図4】携帯端末1において、文字列の大きさを変更する際の表示画面の一例を示す図である。
【図5】携帯端末1において、文字列を点滅状態に変更する際の表示画面の一例を示す図である。
【図6】携帯端末1の動作を示すフローチャート図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
図1は、本発明に係る携帯端末の一実施形態を示す概要図である。携帯端末1は、図1に示すように、機能的な構成要素として、接触検知部2(接触検知手段)、表示制御部3(表示制御手段)、及び接触動作格納部4を備えている。表示制御部3はさらに、表現変更部31(表現変更手段)を備えている。また、携帯端末1は、図1に示すように、物理的な構成要素の一つとしてタッチパネル5を備えている。
【0018】
携帯端末1は、CPU等のハードウェアから構成されているものである。図2は、携帯端末1のハードウェア構成図である。図1に示される携帯端末1は、物理的には、図2に示すように、CPU51、主記憶装置であるRAM52及びROM53、入力デバイスである数字キー及びタッチパネル等の入力装置54、ディスプレイ及びタッチパネル等の出力装置55、ネットワークカード等のデータ送受信デバイスである通信モジュール56、ハードディスク等の補助記憶装置57等を含むコンピュータシステムとして構成されている。図1に示す各構成要素の機能は、図2に示すCPU51、RAM52等のハードウェア上に所定のコンピュータソフトウェアを読み込ませることにより、CPU51の制御のもとで入力装置54、出力装置55、通信モジュール56を動作させるとともに、RAM52や補助記憶装置57におけるデータの読み出し及び書き込みを行うことで実現される。
【0019】
以下、図1に示す構成要素に基づいて、携帯端末1の各構成要素を説明する。
【0020】
タッチパネル5は、入出力の機能を兼ね備えた電子部品であり、不図示のタッチパネル制御部がタッチパネル5への入力や出力を制御する。タッチパネル5が受け付ける入力としては、指やタッチパネル用のペン等を利用したユーザによるタッチパネル5上の接触が挙げられる。また、タッチパネル5が行う出力としては、文字や画像等の視覚的なコンテンツをタッチパネル5上に表示させることが挙げられる。タッチパネル制御部は、受け付けた入力を接触検知部2に送信したり、表示制御部3から出力を受信したりする。
【0021】
接触検知部2は、タッチパネル5への接触動作を検知する。接触動作は、タッチパネル5への接触、非接触、及び接触したままの接触位置の移動などを含む。
【0022】
具体的には、ユーザがタッチパネル5上を接触した際に、接触検知部2は、その接触されたタッチパネル5上の位置を検知する。また、ユーザがタッチパネル5上を接触したまま接触位置を移動した際に、接触検知部2は、タッチパネル5上で移動している接触位置の各接触位置を検知すると共に、接触位置が移動中であることを検知する。また、ユーザがタッチパネル5上の同一の接触位置において接触及び非接触を繰り返した際に、接触検知部2は、その接触、非接触を検知すると共に、接触している状態の時間と非接触の状態の時間とを検知する。
【0023】
接触動作格納部4は、設定された接触動作を格納する。接触動作の一例として、例えば、タッチパネル5上で1cm以上の線分を一方の端から他方の端までなぞる動作、タッチパネル5上で接触したまま円の円周上を右方向になぞる動作、タッチパネル5上で接触したまま円の円周上を左方向になぞる動作、及びタッチパネル5上での同一の接触位置における接触及び非接触の繰り返し動作などが挙げられる。なお、本実施形態では、上述の4つの設定された接触動作が既に接触動作格納部4に格納されているものとする。
【0024】
接触検知部2は、タッチパネル5への接触動作を検知した際に、その接触動作が接触動作格納部4に格納されている接触動作と一致するか否かを判定し、その判定結果を表現変更部31に送信する。
【0025】
表示制御部3は、接触検知部2による接触位置の検知に基づいてタッチパネル5の表示を制御する。表示制御部3は、表現変更部31を備えている。
【0026】
表現変更部31は、接触検知部2によってタッチパネル5に表示された文字列上で予め設定された接触動作が検知された場合に、文字列の表現を変更する。
【0027】
以下、図3を用いて文字列の範囲の選択方法について説明する。図3(a)は、タッチパネル5に文字列「昨日の遠足楽しかったね」が表示された状態を示す図である。図3(b)は、ユーザがタッチパネル5上に表示されている文字列「昨日の遠足楽しかったね」のうち、文字「楽」の上を通るように、文字列方向と略垂直な直線上を接触したまま移動した状態を示す。接触検知部2は、ユーザの接触動作を検知し、その接触動作が接触動作格納部4に格納されている、タッチパネル5上で1cm以上の線分を一方の端から他方の端までなぞる動作と一致すると判定し、その判定結果を表現変更部31に送信する。
【0028】
続いて、ユーザがタッチパネル5上に表示されている文字列「昨日の遠足楽しかったね」のうち、文字「ね」の上を通るように、文字列方向と略垂直な直線上を接触したまま移動した後の状態を図3(c)に示す。接触検知部2は、ユーザの接触動作を検知し、その接触動作が接触動作格納部4に格納されている、タッチパネル5上で1cm以上の線分を一方の端から他方の端までなぞる動作と一致すると判定し、その判定結果を表現変更部31に送信する。ここで、表現変更部31は、接触検知部2から、タッチパネル5上で1cm以上の線分を一方の端から他方の端までなぞる動作と一致するという判定を2回連続で受信すると、それぞれの接触動作で接触した2つの文字間の文字列について、文字色と背景色を反転する。なお、接触した文字の情報について、表現変更部31は、接触検知部2からそれぞれの判定結果を受信する際に同時に接触検知部2から受信する。この反転された文字列が、文字列の選択した範囲を示す。図3(c)に示すとおり、表現変更部31により、文字列「楽しかったね」が選択される。
【0029】
表現変更部31は、接触検知部2によってタッチパネル5に表示された文字列上で、円を一方の向きへ描く接触動作が検知された場合に文字列の大きさを接触動作の動作距離に応じて大きくし、円を他方の向きへ描く接触動作が検知された場合に文字列の大きさを接触動作の動作距離に応じて小さくする。また、表現変更部31は、文字列の先頭の文字から末尾の文字に向かって変更倍率を文字順に低下するように文字列の大きさを変更する。
【0030】
なお、描く円は正確な円でなくてもよい。例えば、表現変更部31は、接触検知部2によってタッチパネル5に表示された文字列上で、螺旋を中心から外に向かって螺旋が大きくなるように描く接触動作が検知された場合に文字列の大きさを接触動作の動作距離に応じて大きくし、螺旋の中心の外側から中心に向かって螺旋が小さくなるように描く接触動作が検知された場合に文字列の大きさを接触動作の動作距離に応じて小さくしてもよい。
【0031】
以下、図4を用いて文字列の大きさの変更方法について説明する。図4(a)は、図3(c)の状態の文字列のうち、選択した文字列である「楽しかったね」の上で、ユーザがタッチパネル上を、円の円周上を右方向になぞる接触動作をした際の状態を示す図である。その際、接触検知部2がその接触動作を検知し、その接触動作が接触動作格納部4に格納されている、タッチパネル5上で接触したまま円の円周上を右方向になぞる動作と一致すると判定し、その判定結果を表現変更部31に送信する。表現変更部31は、その判定結果に基づき、選択した文字列の大きさを大きくする。
【0032】
また、表現変更部31は、その接触動作が継続している間、接触検知部2からその接触動作の動作距離を受信し、その動作距離に応じて選択した文字列の大きさを大きくする。さらに、表現変更部31は、選択した文字列の先頭の文字「楽」から末尾の文字「ね」に向かって、変更倍率を文字順に低下するように文字列の大きさを変更する。その結果、「楽しかったね」という文字列は、各文字の頂部を通るようなラインを斜辺とする略直角三角形状を維持した状態で大きさが変更されることとなる。
【0033】
図4(a)は、接触動作において円を右に2回転なぞった際に、直角三角形領域Aの大きさに文字列「楽しかったね」が変更された状態を示す図である。このように、選択した文字列の先頭の文字「楽」から末尾の文字「ね」に向かって、文字の大きさの変更倍率が文字順に低下していることがわかる。例えば、直角三角形領域Aの状態で、文字の大きさの変更前との比率は、「楽」が160%、「し」が150%、「か」が140%、「っ」が130%、「た」が120%、「ね」が110%である。
【0034】
図4(a)の直角三角形領域Bは、接触動作において円を右に1回転なぞった際の文字列の大きさを示す。円を2回転だけなぞった際の直角三角形領域Aは、円を1回転だけなぞった際の直角三角形領域Bよりも一回り大きい。このように、接触動作の動作距離に応じて選択した文字列の大きさが大きくなることがわかる。
【0035】
図4(b)は、図4(a)の状態から接触動作において円を左に1回転なぞった際に、直角三角形領域Bの大きさに文字列「楽しかったね」が変更された状態を示す図である。このように、円を左回転するようになぞると、文字列の文字の大きさは小さくなり、また、文字の大きさの変更倍率が文字順に低下する。
【0036】
表現変更部31は、接触検知部2によってタッチパネル5に表示された文字列上で、接触及び非接触の繰り返し動作が検知された場合に、文字列を点滅状態にする。そして表現変更部31は、その点滅間隔を、繰り返し動作の接触時間及び非接触時間に基づいたものとする。
【0037】
以下、図5を用いて文字列の点滅方法について説明する。図5(a)は、図3(c)の状態の文字列のうち、選択した文字列である「楽しかったね」の上で、ユーザが接触及び非接触の繰り返し動作を行った際の状態を示した図である。例えば、ユーザが、タッチパネル5に表示された選択した文字列上の同一箇所で、あるリズムに従って断続的に3回、接触及び非接触の繰り返し動作を行ったとする。
【0038】
その際、接触検知部2がその接触動作を検知し、その接触動作が接触動作格納部4に格納されている、タッチパネル5上での同一の接触位置における接触及び非接触の繰り返し動作と一致すると判定し、その判定結果を表現変更部31に送信する。表現変更部31は、その判定結果に基づき、選択した文字列を点滅状態にする。その点滅間隔は、上記のリズムに合わせて点滅を繰り返すような点滅間隔に、表現変更部31により設定される。このように、点滅間隔は、繰り返し動作の接触時間及び非接触時間に基づいたものである。なお、接触時間及び非接触時間は接触検知部2が検知し、上述の判定結果を接触検知部2が表現変更部31に送信する際に同時に接触時間及び非接触時間を送信している。
【0039】
続いて、このように構成された携帯端末1の動作について説明する。図6は、携帯端末1の動作を示すフローチャートである。
【0040】
まず、ユーザにより、タッチパネル5に表示された文字列のうち、文字の大きさを変更したい範囲の文字列が選択される(S1)。次に、接触検知部2が、円を描く接触動作を検知する(S2、接触検知ステップ)。次に、S2の接触動作に基づき、表現変更部31が、選択した範囲の文字列の文字の大きさを変更する(S3、表示制御ステップ、表現変更ステップ)。
【0041】
以上説明したように、携帯端末1では、タッチパネル5に表示された文字列上で予め設定された接触動作が検知された場合に、文字列の表現が変更される。これにより、ユーザは、タッチパネル5に表示された文字列付近から視線をそらすことなく、文字列上で予め設定された接触動作を行うだけで、感覚的かつ容易に文字列の表現を変更することができる。
【0042】
また、携帯端末1では、タッチパネル5に表示された文字列上で円を描く接触動作が検知された場合に、文字列の大きさが接触動作の動作距離に応じて変更される。これにより、ユーザは、タッチパネル5に表示された文字列付近から視線をそらすことなく、文字列上で円を描く接触動作を行うだけで、感覚的かつ容易に文字列の大きさを変更することができる。
【0043】
また、携帯端末1では、文字列の先頭の文字から末尾の文字に向かって変更倍率が文字順に低下するように文字列の大きさを変更する。これにより、ユーザは、文字列を容易に表現力の高い文字列に変更することができる。
【0044】
また、携帯端末1では、タッチパネル5に表示された文字列上で接触及び非接触の繰り返し動作が検知された場合に、文字列を点滅状態にし、その点滅間隔は繰り返し動作の接触時間及び非接触時間に基づくものである。これにより、ユーザは、タッチパネル5に表示された文字列付近から視線をそらすことなく、文字列上で接触及び非接触の繰り返し動作を行うだけで、感覚的かつ容易に文字列を点滅状態にし、かつその点滅間隔を感覚的かつ容易に設定することができる。
【0045】
なお、上記実施形態では、接触検知部2によってタッチパネル5に表示された文字列上で予め設定された接触動作が検知された場合に、当該文字列の表現を変更するとしたが、文字列上ではなく、タッチパネル5上の任意の位置での予め設定された接触動作が検知された場合に、当該文字列の表現を変更してもよい。
【0046】
また、上記実施形態では、表示されている文字列の文字表現を変更したが、現在入力している文字列の文字表現を変更してもよい。
【符号の説明】
【0047】
1…携帯端末、2…接触検知部、3…表示制御部、31…表現変更部、4…接触動作格納部、5…タッチパネル。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
タッチパネルを備えた携帯端末であって、
前記タッチパネルへの接触動作を検知する接触検知手段と、
前記接触検知手段による接触動作の検知に基づいて前記タッチパネルの表示を制御する表示制御手段と、
を備え、
前記表示制御手段は、
前記接触検知手段によって前記タッチパネルに表示された文字列上で予め設定された接触動作が検知された場合に、当該文字列の表現を変更する表現変更手段を有していることを特徴とする携帯端末。
【請求項2】
前記表現変更手段は、前記接触検知手段によって前記タッチパネルに表示された文字列上で、円を一方の向きへ描く接触動作が検知された場合に当該文字列の大きさを当該接触動作の動作距離に応じて大きくし、円を他方の向きへ描く接触動作が検知された場合に当該文字列の大きさを当該接触動作の動作距離に応じて小さくすることを特徴とする請求項1記載の携帯端末。
【請求項3】
前記表現変更手段は、当該文字列の先頭の文字から末尾の文字に向かって変更倍率を文字順に低下するように文字列の大きさを変更することを特徴とする請求項2記載の携帯端末。
【請求項4】
前記表現変更手段は、前記接触検知手段によって前記タッチパネルに表示された文字列上で、接触及び非接触の繰り返し動作が検知された場合に、当該文字列を点滅状態にし、点滅間隔は当該繰り返し動作の接触時間及び非接触時間に基づくことを特徴とする請求項1記載の携帯端末。
【請求項5】
タッチパネルを備えた携帯端末が、前記タッチパネルへの接触動作を検知する接触検知ステップと、
前記携帯端末が、前記接触検知ステップにおける接触動作の検知に基づいて前記タッチパネルの表示を制御する表示制御ステップと、
を含み、
前記表示制御ステップは、
前記接触検知ステップにおいて前記タッチパネルに表示された文字列上で予め設定された接触動作が検知された場合に、当該文字列の表現を変更する表現変更ステップを含んでいることを特徴とする文字列表現変更方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2011−209932(P2011−209932A)
【公開日】平成23年10月20日(2011.10.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−75963(P2010−75963)
【出願日】平成22年3月29日(2010.3.29)
【出願人】(392026693)株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ (5,876)
【Fターム(参考)】