説明

操作ハンドル及びそれを有するサッシ

【課題】サッシにおける意匠性を向上させた操作ハンドルを提供する。
【解決手段】建物開口部に設けられる枠体1に対し、框体21内にパネル体20を納めた障子2を開閉自在に納めてなり、框体21の室内側内周面には操作ハンドル30が設けられ、操作ハンドル30は操作がなされる把手部32と、把手部32を回動自在に保持する基部31と、把手部32と連係し該把手部32の動作に伴い枠体1に設けられる係合部18と係脱する連係部33とを有してなり、基部31は把手部32に向かって光を照射する発光部34を有し、把手部32は透明な材料によって形成されてなる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、枠体内に障子を開閉自在に納めたサッシの框体内周面に設けられる操作ハンドル及びそれを有するサッシに関し、特に把手部に対して光を照射する発光部を設けた操作ハンドル及びそれを有するサッシに関する。
【背景技術】
【0002】
建物開口部に設けられる枠体内に障子を開閉自在に納めたサッシとしては、例えば縦辷り出し窓や横辷り出し窓、あるいは平行辷り出し窓などがある。枠体は、建物開口部に取付けられる上下枠及び縦枠を方形状に枠組みしてなり、さらに上下枠及び縦枠内に縦横の仕切材を設けて複数の障子を納めることができるようにしたものもある。障子は、方形状に框組みしてなる框体内にガラス板等のパネル体を納めて構成され、枠体とはリンク部品を介して連結される。
【0003】
ここで、障子を構成する框体の内周面には、障子を開閉するための操作ハンドルが設けられる。操作ハンドルは、框体に固定される基部と、基部に対して回動自在に取付けられた把手部とからなり、把手部を手で持って障子を開閉させることができる。また、把手部は枠体に設けられる係合部と係脱自在な連係部と連係しており、把手部を基部に対して回動させることによって、連係部は枠体の係合部と係脱し、障子の施錠状態と解錠状態を切替えることができる。このような操作ハンドルを有したサッシとしては、例えば特許文献1に挙げるようなものがある。
【特許文献1】特開2007−132084号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のサッシにおいても、サッシの意匠性を向上させるため、枠体や仕切材及び框体が室内側から直接見えにくくなるように、室内側にカバー体を設けたり、あるいは納まりを工夫して室内側に直接露出しないようにすることが行われていた。しかし、操作ハンドルは室内側から操作がなされるため、室内側に面するように框体の内周面から内方に突出して設ける必要がある。操作ハンドルは金属材あるいは樹脂材からなり、内観視において目立つため、框体等を室内側から見えにくくしても、操作ハンドルによりサッシの意匠性が低下することとなっていた。
【0005】
本発明は、上記問題点を解決すべくなされたものであり、サッシ内における意匠性を向上させた操作ハンドル及びそれを有したサッシを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明に係る操作ハンドルは、框体内にパネル体を納めた障子を枠体内に開閉自在に納めてなるサッシの前記框体の室内側内周面に設けられる操作ハンドルにおいて、
前記操作ハンドルは操作がなされる把手部と、該把手部を回動自在に保持する基部と、前記把手部と連係し該把手部の動作に伴い前記枠体に設けられる係合部と係脱する連係部とを有してなり、
前記基部は前記把手部に向かって光を照射する発光部を有し、前記把手部は透明な材料によって形成されてなることを特徴として構成されている。
【0007】
また、本発明に係る操作ハンドルは、前記把手部は前記発光部からの光を前記基部側から先端側に向かうように屈曲させる屈曲部を有してなることを特徴として構成されている。
【0008】
さらに、本発明に係る操作ハンドルは、前記基部は前記把手部と対向する対向面に前記把手部を保持する保持部及び前記発光部を備え、前記屈曲部は前記把手部内において前記対向面に対して傾斜状に配置された反射面からなることを特徴として構成されている。
【0009】
さらにまた、本発明に係る操作ハンドルは、前記基部は前記対向面に前記発光部を取付可能な取付部を備え、該取付部は前記保持部を挟んで対称位置に2か所設けられることを特徴として構成されている。
【0010】
そして、本発明に係る操作ハンドルは、前記基部は前記連係部または把手部の動作を検知する検知部を有し、該検知部により前記連係部が前記係合部に係合したことが検知されると前記発光部を発光させることを特徴として構成されている。
【0011】
また、本発明に係るサッシは、建物開口部に設けられる枠体に対して、框体内にパネル体を納めた障子を開閉自在に納めてなるサッシにおいて、
前記前記框体の室内側内周面には前記いずれかの操作ハンドルを設けてなることを特徴として構成されている。
【発明の効果】
【0012】
本発明に係る操作ハンドルによれば、基部は把手部に向かって発光する発光部を有し、把手部は透明な材料によって形成されることにより、操作ハンドルの意匠性を向上させ、さらに把手部を光らせることができるので、操作ハンドルの見栄えをよくすることができる。
【0013】
また、本発明に係る操作ハンドルによれば、把手部は発光部からの光を基部側から先端側に向かうように屈曲させる屈曲部を有してなることにより、把手部を長手方向に沿って光らせることができ、より意匠性を高くすることができる。
【0014】
さらに、本発明に係る操作ハンドルによれば、基部は把手部と対向する対向面に把手部を保持する保持部及び発光部を備え、屈曲部は把手部内において対向面に対して傾斜状に配置された反射面からなることにより、簡易な構成で、基部側からの光を把手部の長手方向に向かって照射することができ、操作ハンドルの把手部の見栄えをよくすることができる。
【0015】
さらにまた、本発明に係る操作ハンドルによれば、基部は対向面に発光部を取付可能な取付部を備え、取付部は保持部を挟んで対称位置に2か所設けられることにより、発光部の取付位置を左右勝手違いの場合にも対応させることができ、基部の部品を共用化することができる。
【0016】
そして、本発明に係る操作ハンドルによれば、基部は連係部または把手部の動作を検知する検知部を有し、検知部により連係部が係合部に係合したことが検知されると発光部を発光させることにより、障子が施錠状態にあることを容易に視認することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
本発明の実施形態について図面に沿って詳細に説明する。図1には本実施形態における操作ハンドルを有したサッシの外観図を、図2には本実施形態における操作ハンドルを有したサッシの内観図を、それぞれ示している。これら各図に示すように、本実施形態におけるサッシは、建物開口部に設けられる枠体1内に辷り出し状に開閉自在な障子2を横方向に2枚、縦方向に2枚、それぞれ納めて構成されている。図1においてサッシの周囲部に設けられているのは外壁材3であり、図2においてサッシの周囲部に設けられているのは内壁材4である。
【0018】
枠体1は、上枠10と下枠11及び左右の縦枠12、12とを方形状に枠組みしてなり、その内部には仕切材として縦方向に方立13が、横方向に無目14が、それぞれ設けられることで、枠体1が複数の区画に仕切られている。このように仕切材により仕切られた各区画に障子2がそれぞれ納められている。方立13と無目14は、方立13が上枠10から下枠11に渡って通して設けられ、無目14が枠体1と方立13または方立13間を渡すように設けられて、いわゆる縦通しとなるように配置されている。
【0019】
図2に示すように、室内側からは枠体1が内壁材4によって覆われている。また、方立13や無目14は、室内面を樹脂内枠17で覆われており、室内側に直接露出しないようにされている。さらに、障子2は後述するようにガラス板からなるパネル体20を框体21内に納めてなり、框体21は樹脂内枠17より内周側に突出しないようにされている。また、框体21の一方の縦辺内周面には、内方に突出するように操作ハンドル30が設けられている。このため、障子2は内観視においてパネル体20及び操作ハンドル30が見えるようになっている。
【0020】
次に、枠体1の構成についてさらに詳細に説明する。図3にはサッシの縦断面図を、図4にはサッシの横断面図を、それぞれ示している。枠体1は、前述のように上枠10と下枠11及び左右の縦枠12が方形状に枠組みされ、それぞれ建物躯体に対して固定されている。仕切材となる方立13と無目14は、いずれも同じ断面形状を有するように形成されている。
【0021】
方立13と無目14は、断面略長方形状の中空部分を備え、両側面が障子2の外周面と対向する内周面40であり、さらに室外面41と室内面42を備えている。両側の内周面40には室内外中間位置に内周側に向かって突出する起立片43が形成されており、その先端部分には室外側面に気密材44が長手方向に沿って設けられている。気密材44は障子2に当接し、枠体1と障子2間の気密性を確保する。枠体1を構成する上枠10と下枠11及び縦枠12にも、方立13及び無目14と同じ見込方向位置に内周側に向かって突出する起立片43が形成されており、その室外側面には気密材44が設けられて、障子2との間の気密性を確保するようにしている。
【0022】
無目14の両側の内周面40には、それぞれ障子2を開閉自在に支持するリンク部品16が取付けられている。リンク部品16は、内周面40のうち起立片43よりも室外側に設けられ、障子2と連係している。また、枠体1を構成する上枠10及び下枠11にも、それぞれ内周面の起立片43より室外側にリンク部品16が取付けられており、障子2と連係している。
【0023】
方立13及び無目14の起立片43より室内側には、樹脂内枠17が設けられる。樹脂内枠17は、起立片43の室内側面と起立片43より室内側の内周面40及び室内面42を覆っている。また、樹脂内枠17の内周面には伸縮網戸5を納め、あるいは開閉をガイドすることができるようにされている。この伸縮網戸5は、左右方向に伸縮自在となるように形成されている。
【0024】
枠体1を構成する上枠10と下枠11及び縦枠12にも、それぞれ樹脂内枠17が設けられる。枠体1に設けられる樹脂内枠17は、各枠材の起立片43より室内側を覆うようにされており、また樹脂内枠17において伸縮網戸5を納め、あるいは開閉をガイドする。
【0025】
方立13及び無目14に設けられる樹脂内枠17は、室内面が平面状に形成されている。また、樹脂内枠17は方立13及び無目14の見付面全体を覆っており、それが平面状に形成されていることによって、内観視において意匠性を良好にすることができる。
【0026】
次に、障子2について詳細に説明する。障子2は、前述のように方形状に框組みされた框体21内にガラス板からなるパネル体20を納めて構成されている。框体21は、上框22と下框23及び左右の縦框24、24からなっており、各框材は枠体1の内周面や方立13または無目14の内周面40と対向する框材本体25と、框材本体25の室外側に取付けられてパネル体20を保持する縁部材26と、框材本体25から縁部材26にかけての内周面側を覆う内周樹脂カバー材27とで構成されている。
【0027】
縁部材26は、アルミの型材によって形成されており、パネル体20の周縁部を納める溝状の取付溝部28と、取付溝部28から室内側に延出される室内延出部29とが一体的に形成されている。また、パネル体20と取付溝部28との間には接着剤が充填され、これによってパネル体20と縁部材26とが一体化されている。室内延出部29は段差状に形成されて、縁部材26全体としては取付溝部28とで柄杓状をなすように形成されている。框材本体25も縁部材26と同様、アルミの型材によって形成されており、縁部材26の取付溝部28の室内面と室内延出部29の外周面を覆うような形状に形成される。
【0028】
縁部材26や框体21の内周側には、これらを覆う内周樹脂カバー材24が設けられる。内周樹脂カバー材24は、樹脂材によって形成されており、縁部材26及び框体21の室内側内周部を全て覆うことで、これらが室内側に直接露出しないようにし、障子2の意匠性を向上させている。
【0029】
また、サッシ全体としては、障子2の室内側内周面を構成する内周樹脂カバー材24の内周面と、方立13及び無目14の起立片43の内周端と、樹脂内枠17の内周端とは、略同一面内に配置されている。これによって、室内視において障子2の内周面は隠れた状態となるため、その存在を意識させないスリムな内観とすることができる。
【0030】
図4に示すように、框体21の縦辺を構成する縦框24の内周面には、操作ハンドル30が設けられている。操作ハンドル30は、縦框24の内周面に対して固定される箱状の基部31と、基部31に対して回動自在に設けられる略長方形状の把手部32とを有している。把手部32は、基部31から縦框24側に突出する連係部33と連係されており、把手部32を回動操作することにより、連係部33が縦框24内において上下方向にスライド動作するようになっている。
【0031】
縦枠12の連係部33と対向する内周面には、係合部18が設けられている。係合部18は、縦枠12の長手方向に沿って連係部33が係脱可能となるように設けられており、把手部32が回動操作されるのに伴って、連係部33が係合部18に対して係合あるいは係合解除される。把手部32の回動操作により連係部33が係合部18に対して係合されることにより、障子2は枠体1に対して施錠された状態となる。一方、把手部32の回動操作により連係部33が係合部18から係合解除されることにより、障子2は枠体1に対して解錠された状態となり、把手部32を手で持って障子2を開閉することができるようになる。
【0032】
図5には、操作ハンドル30及び縦框24の正面図を示している。この図に示すように、基部31の把手部32と対向する対向面31cには、支軸35により把手部32を回動自在に保持する保持部31aが設けられている。把手部32は、透明な樹脂材により細長い長方形状に形成されており、基部31側の端部には金属からなる非透明なカバー部32aが取付けられている。
【0033】
連係部33は、支軸35を介して把手部32と連係するロッド部33aが基部31内に納められ、さらにロッド部33aの一端部に対して回動自在に取付けられたスライド部33aが縦框24内において上下方向にスライド自在とされている。図5に示す状態において、スライド部33aは縦枠12の係合部18に係合した状態となる。すなわち、図5では障子2は施錠状態となっている。
【0034】
図6には、操作ハンドル30を図5の状態から回動させた場合における操作ハンドル30及び縦框24の正面図を示している。この図に示すように、操作ハンドル30を図5の状態から障子2の内周側に向かって回動させると、支軸35を介して連係する連係部33のロッド部33aも回動する。さらにそれに伴い、スライド部33aが縦框24内においてスライドし、縦枠12の係合部18から係合解除された状態となる。これによって、図6では障子2は解錠状態となっている。
【0035】
図7には、基部31の斜視図を示している。この図に示すように、基部31の対向面31cには、前述のように支軸35を挿入可能な保持部31aが設けられ、さらに保持部31aを挟んで対称となる2か所に凹状の取付部31bが形成されている。取付部31bのうち一方には、発光部34が設けられる。発光部34は、発光ダイオード等の発光素子からなり、電源に接続されることで発光し、対向面31cと対向する把手部32に向かって光を照射する。
【0036】
図8には、把手部32の正面図及び断面図を示している。図8(a)は把手部32の正面図であり、図8(b)は図8(a)のA−A断面図である。図8(a)において、把手部32は基部31の対向面31cと対向する面が正面となるように表されている。この図に示すように、把手部32には軸孔部32bに隣接した先端側の位置に、屈曲部32cが形成されている。屈曲部32cは、基部31に設けられた発光部34から照射された光を、把手部32の基部31側から先端側に向かうように屈曲させるものであり、そのために光を反射させる反射面32dが形成されている。
【0037】
図8(b)に示すように、屈曲部32cは把手部32の基部31と対向する面と反対側の面を断面三角形状に切り欠いて形成されており、把手部32の先端側の一面を研磨加工することで光を反射させる反射面32dを形成している。反射面32dは、把手部32が基部31に取付けられた状態において、基部31の対向面31cに対して約45°の角度を有して傾斜状となるように配置される。これにより、反射面32dは発光部34から照射される光に対して傾斜状となり、この光を屈曲させて把手部32の先端側に照射することができる。
【0038】
図9には、操作ハンドル30の側面図を示している。この図において把手部32は障子2を施錠状態とする位置に配置されている。この状態において、把手部32に形成された屈曲部32cの反射面32dは、基部31に設けられた発光部34と対向している。そして、把手部32は透明な材料で形成されていることにより、発光部34から照射された光は把手部32内に導かれ、反射面32dで反射して把手部32の先端側に向かって照射される。
【0039】
このように、操作ハンドル30の把手部32を透明な材料で形成したことで、框体21の内周面から内方に突出する操作ハンドル30の意匠性を高めることができ、また、基部31に発光部34を設けて把手部32に光を照射すると共に、把手部32の屈曲部32cで光を把手部32の基部31側から先端側に照射するようにしたことで、透明な把手部32を視認しやすくすると共に、把手部32に光が照射されることでより見栄えをよくすることができる。
【0040】
発光部34は、障子2が閉じた状態で枠体1側と電気的に接続され、家庭用電源(図示しない)と接続される。また、把手部32が障子2を施錠状態とする位置となった際に発光するように構成されている。そのために、基部31内には、把手部32または連係部33の動作を検知する検知部(図示しない)が設けられ、この検知部により連係部33が係合部18に係合して施錠状態にあること、あるいは把手部32が施錠状態に相当する位置にあることを検知すると、発光部34に通電して発光させる。
【0041】
また、家庭用電源と接続するよりも簡易な構成として、障子2側に太陽電池及び蓄電池を設け、太陽電池で発電した電気により蓄電池を充電し、発光部34を蓄電池と接続して発光させるようにしてもよい。これによれば、障子2側だけで発光部34を発光させるための構成が完結しているので、サッシの取付の際に接続作業等を行う必要がなく、容易に発光部34を設けることができる。
【0042】
本実施形態では、図7に示すように基部31には保持部31aを挟んで2か所に取付部31bを形成している。これにより、基部31を框体21において左右反対側に取付けた場合であっても、把手部32の反射面32dと対向する位置に発光部34を設けることができ、左右勝手違いのサッシに対して部品を共用化することができる。また、本実施形態では左右勝手に応じて一方の取付部31bに発光部34を設けているが、両方の取付部31bに発光部34を設けておいてもよい。
【0043】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の適用はこれら実施形態には限られず、その技術的思想の範囲内において様々に適用されうるものである。例えば、本実施形態のサッシは、枠体1内に方立13や無目14を設けて4枚の障子2を開閉自在に設け、それぞれの障子2に操作ハンドル30が設けられる構成となっているが、枠体1内に1枚の障子2が開閉自在に納められた通常の開き窓であっても本発明の操作ハンドルを適用することができる。また、障子が枠体に対し開閉自在な窓の種類として、本実施形態では縦辷り出し窓を示しているが、横辷り出し窓や平行辷り出し窓など他の種類の窓であっても、操作ハンドル30を必要とする窓であれば本発明を適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】サッシの外観図である。
【図2】サッシの内観図である。
【図3】サッシの縦断面図である。
【図4】サッシの横断面図である。
【図5】操作ハンドル及び縦框の正面図である。
【図6】操作ハンドルを図5の状態から回動させた場合における操作ハンドル及び縦框の正面図である。
【図7】基部の斜視図である。
【図8】把手部の正面図及び断面図である。
【図9】操作ハンドルの側面図である。
【符号の説明】
【0045】
1 枠体
2 障子
10 上枠
11 下枠
12 縦枠
13 方立
14 無目
15 操作ハンドル
18 係合部
20 パネル体
21 框体
22 上框
23 下框
24 縦框
30 操作ハンドル
31 基部
31a 保持部
31b 取付部
31c 対向面
32 把手部
32a カバー部
32b 軸孔部
32c 屈曲部
32d 反射面
33 連係部
33a ロッド部
33b スライド部
34 発光部
35 支軸

【特許請求の範囲】
【請求項1】
框体内にパネル体を納めた障子を枠体内に開閉自在に納めてなるサッシの前記框体の室内側内周面に設けられる操作ハンドルにおいて、
前記操作ハンドルは操作がなされる把手部と、該把手部を回動自在に保持する基部と、前記把手部と連係し該把手部の動作に伴い前記枠体に設けられる係合部と係脱する連係部とを有してなり、
前記基部は前記把手部に向かって光を照射する発光部を有し、前記把手部は透明な材料によって形成されてなることを特徴とする操作ハンドル。
【請求項2】
前記把手部は前記発光部からの光を前記基部側から先端側に向かうように屈曲させる屈曲部を有してなることを特徴とする請求項1記載の操作ハンドル。
【請求項3】
前記基部は前記把手部と対向する対向面に前記把手部を保持する保持部及び前記発光部を備え、前記屈曲部は前記把手部内において前記対向面に対して傾斜状に配置された反射面からなることを特徴とする請求項2記載の操作ハンドル。
【請求項4】
前記基部は前記対向面に前記発光部を取付可能な取付部を備え、該取付部は前記保持部を挟んで対称位置に2か所設けられることを特徴とする請求項3記載の操作ハンドル。
【請求項5】
前記基部は前記連係部または把手部の動作を検知する検知部を有し、該検知部により前記連係部が前記係合部に係合したことが検知されると前記発光部を発光させることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の操作ハンドル。
【請求項6】
建物開口部に設けられる枠体に対して、框体内にパネル体を納めた障子を開閉自在に納めてなるサッシにおいて、
前記前記框体の室内側内周面には請求項1〜5のいずれか1項に記載の操作ハンドルを設けてなることを特徴とするサッシ。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate