説明

操作処理装置、操作処理方法及びそのためのプログラム

【課題】 直感的で単純なモーション操作により指示可能な処理項目数には限りがある。
【解決手段】 特定の処理を示す処理識別情報を1つ以上表示する表示手段と、自身の空間動作を検知し、検知した空間動作の内容を示す動作情報を出力する動作検知手段と、動作情報に基づいて、表示手段に表示されている処理識別情報の示す処理を実行することを指示する、1つ以上の第1のモーション操作の内のいずれかの発生を検出した場合、検出した第1のモーション操作に対応する処理識別情報の示す処理を実行する第1の制御手段と、動作情報に基づいて、表示手段に表示する処理識別情報を変更することを指示する、1つ以上の第2のモーション操作の内のいずれかの発生を検出した場合、検出した第2のモーション操作に対応して、表示手段に表示する処理識別情報を変更する第2の制御手段と、を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、操作処理装置、操作処理方法及びそのためのプログラムに関し、装置の空間的な動きに対応して、複数の処理の内のいずれかを実行する操作処理装置、操作処理方法及びそのためのプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、モーションセンサを具備した情報処理端末において、ユーザが情報処理端末を空間的に動かした際に発生する情報処理端末の加速度や角速度などと、情報処理端末に表示されている内容と、に応じて処理を行う方法が提案されている。
【0003】
例えば、特許文献1の画像処理方法は、デジタルカメラで撮影した画像を中央部に表示し、画像の削除等の処理項目を示す8種類のアイコンを画面周辺部に表示する。そして、その画像処理方法は、デジタルカメラの傾き及び角速度を検出し、検出した情報に基づいて画像の表示位置を移動させ、移動した画像の表示位置にあるアイコンに対応する処理を行う。
【0004】
また、特許文献2の情報処理端末は、アプリケーションアイコンを携帯端末機自身の表示画面の上下左右の4箇所に表示させ、表示されたアイコンの方向へ携帯端末機を移動させることにより、アイコンに対応するアプリケーションを起動させる。
【0005】
また、特許文献3は、内蔵するモーションセンサの出力に基づいて姿勢判定する技術を開示している。特許文献3に記載の表示装置一体型入力装置は、内蔵するモーションセンサから出力される回転角の値と閾値とを比較し、その表示装置一体型入力装置自身の姿勢が縦状態であるか横状態であるかを判定する。そして、その表示装置一体型入力装置は、判定した姿勢に基づいて、各項目(アイコン等)に対応するセンシング領域を決定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2009−294850号公報
【特許文献2】特開2010−118060号公報
【特許文献3】特開2008−165451号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上述した先行技術文献に記載された技術においては、直感的で単純なモーション操作(ユーザが、操作処理装置に対して指示を入力するために、操作処理装置を空間的に動かす操作)により指示可能な処理項目数には限りがあるという問題点がある。
【0008】
具体的には、特許文献1の画像処理装置は、画像処理装置の姿勢変化に基づいて、8個のアイコンを選択することを可能としている。このアイコンの数は、ユーザがストレスを感じない範囲で、画像処理装置の姿勢変化の操作が可能な、限界の個数に近いと考えられる。即ち、8個を超えてアイコン数を増やした場合には、通常の使用では煩わしさを感じるような、精細な操作が必要になるという問題点がある。
【0009】
また、特許文献2のモーションセンサに基づくUI(User Interface)運用方法は、ユーザのモーションに基づいて、4個のアプリケーションアイコンを選択することを可能としている。このユーザのモーションは、携帯端末機を瞬間的に直線移動させる動作であり、精細に規定された方向に対応することは困難である。特許文献2で示されている移動方向は上下左右の4方向である。この4方向に例えば前後方向、回転方向などを追加しても、操作可能な方向は、高だか十数種類程度である。
【0010】
また、特許文献3の表示装置一体型入力装置は、モーションセンサの出力に基づいて、表示装置一体型入力装置が縦状態であるか横状態であるかの2つの状態を判定するだけである。
【0011】
このように、前述した先行技術文献に記載された技術においては、ユーザによる情報処理端末の直感的で単純なモーション操作だけでは、そのモーション操作の精度の観点から、可能な処理項目数は限定される。
【0012】
本発明の目的は、上述した問題点を解決できる操作処理装置、操作処理方法及びそのためのプログラムを提供とすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明の操作処理装置は、特定の処理を示す処理識別情報を1つ以上表示する表示手段と、
自身の空間動作を検知し、前記検知した空間動作の内容を示す動作情報を出力する動作検知手段と、
前記動作情報に基づいて、前記表示手段に表示されている前記処理識別情報の示す処理を実行することを指示する、1つ以上の第1のモーション操作の内のいずれかの発生を検出した場合、前記検出した第1のモーション操作に対応する処理識別情報の示す処理を実行する第1の制御手段と、
前記動作情報に基づいて、前記表示手段に表示する前記処理識別情報を変更することを指示する、1つ以上の第2のモーション操作の内のいずれかの発生を検出した場合、前記検出した第2のモーション操作に対応して、前記表示手段に表示する前記処理識別情報を変更する第2の制御手段と、
を有する。
【0014】
本発明の操作処理方法は、表示手段が、特定の処理を示す処理識別情報を1つ以上表示し、
操作処理装置の動作検知手段が、自身の空間動作を検知し、前記検知した空間動作の内容を示す動作情報を出力し、
制御手段が、
前記動作情報に基づいて、前記表示手段に表示されている前記処理識別情報の示す処理を実行することを指示する、1つ以上の第1のモーション操作の内のいずれかの発生を検出した場合、前記検出した第1のモーション操作に対応する処理識別情報の示す処理を実行し、
前記動作情報に基づいて、前記表示手段に表示する前記処理識別情報を変更することを指示する、1つ以上の第2のモーション操作の内のいずれかの発生を検出した場合、前記検出した第2のモーション操作に対応して、前記表示手段に表示する前記処理識別情報を変更する。
【0015】
本発明のプログラムは、表示手段に、特定の処理を示す処理識別情報を1つ以上表示させる処理と、
操作処理装置の動作検知手段が出力する、自身の空間動作を検知し、前記検知した空間動作の内容を示す動作情報に基づいて、前記表示手段に表示されている前記処理識別情報の示す処理を実行することを指示する、1つ以上の第1のモーション操作の内のいずれかの発生を検出した場合、前記検出した第1のモーション操作に対応する処理識別情報の示す処理を実行する処理と、
前記動作情報に基づいて、前記表示手段が表示する前記処理識別情報を変更することを指示する、1つ以上の第2のモーション操作の内のいずれかの発生を検出した場合、前記検出した第2のモーション操作に対応して、前記表示手段に表示する前記処理識別情報を変更する処理とを、
コンピュータに実行させる。
【発明の効果】
【0016】
本発明は、ユーザの直感的で単純なモーション操作によるだけで、任意の数の種類の処理を指示することが可能になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明の第1の実施形態の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1乃至第5の実施形態における直交座標系上に配置した情報処理端末をz軸の正側から見た図である。
【図3】本発明の第1乃至第5の実施形態における直交座標系上に配置した情報処理端末をx軸の負側から見た図である。
【図4】本発明の第1乃至第5の実施形態における直交座標系上に配置した情報処理端末をy軸の正側から見た図である。
【図5】本発明の第1、第3、第4及び第5の実施形態におけるアイコン情報テーブル131の一例を示す図である。
【図6】本発明の第1、第3及び第4の実施形態に係る情報処理端末の動作の一例を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第1、第4及び第5の実施形態における情報処理端末の表示部の表示の一例を示す図である。
【図8】本発明の第1乃至第5の実施形態における右部に表示されたアイコンが示す処理の実行を指示するモーション操作の例を示す図である。
【図9】本発明の第1乃至第5の実施形態における表示部に表示するアイコンを、現在のものからアイコン情報テーブルの下方のアイコン情報レコードで指定されるものへ切り替えることを指示するモーション操作の例を示す図である。
【図10】本発明の第1の実施形態における更新されたアイコン情報テーブルの一例を示す図である。
【図11】本発明の第1の実施形態におけるアイコン処理実行判定部の負方向y軸回転の実行指示モーション操作の検出動作を示すフローチャートである。
【図12】本発明の第1の実施形態における情報処理端末の表示部の表示の一例を示す図である。
【図13】本発明の第1の実施形態における情報処理端末の表示部の表示の一例を示す図である。
【図14】本発明の第1の実施形態における情報処理端末の表示部の表示の一例を示す図である。
【図15】本発明の第2の実施形態に係る情報処理端末の構成例を示すブロック図である。
【図16】本発明の第2の実施形態における情報処理端末の表示部の、現在の動作モードを示すアイコンを含む、表示の一例を示す図である。
【図17】本発明の第2の実施形態におけるモードアイコン情報テーブルの一例を示す図である。
【図18】本発明の第2の実施形態におけるメニュー情報テーブルの一例を示す図である。
【図19】本発明の第2の実施形態に係る情報処理端末の動作の一例を示すフローチャートである。
【図20】本発明の第2の実施形態におけるメニュー情報レコードに対応するアイコンへ表示を変更する場合の表示部の画面遷移の一例を示した図である。
【図21】本発明の第3の実施形態における予備情報テーブルの一例を示す図である。
【図22】本発明の第3の実施形態における下方予備情報及び上方予備情報を、アイコンより小さめに表示した例を示す図である。
【図23】本発明の第3の実施形態における下方予備情報及び上方予備情報を、アイコンに部分的に隠されるように表示する場合の表示イメージの例を示す図である。
【図24】本発明の第4の実施形態に係る情報処理端末の構成例を示すブロック図である。
【図25】本発明の第5の実施形態の構成例を示すブロック図である。
【図26】本発明の第5の実施形態の動作の一例を示すフローチャートである。
【図27】本発明のプログラムにより所定の処理をコンピュータに実行させる情報処理端末の構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
次に、発明を実施するための最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0019】
[第1の実施形態]
図1は第1の実施形態の構成例を示すブロック図である。図1に示すように、第1の実施形態に係る情報処理端末(操作処理装置とも呼ばれる)100は、動作検知部110と、表示部120と、アイコン管理部130と、アイコン処理実行判定部140と、アイコン表示切替判定部150と、アイコン処理実行部160と、アイコン表示切替部170とを含む。なお、アイコン処理実行判定部140及びアイコン処理実行部160は、両方を併せて、第1の制御手段とも呼ばれる。また、アイコン表示切替判定部150及びアイコン表示切替部170は、両方を併せて、第2の制御手段とも呼ばれる。また、アイコン処理実行判定部140、アイコン処理実行部160、アイコン表示切替判定部150及びアイコン表示切替部170は、全部を併せて、制御手段とも呼ばれる。以下に、それぞれの構成要素について詳細に説明する。
【0020】
動作検知部110は、モーション操作によって発生する、動作検知部110自身の空間的な動き(以後、空間動作と呼ぶ)、即ち情報処理端末100の空間動作を検知する。そして、動作検知部110は、その検知した空間動作の内容を示す動作情報を出力する。動作検知部110は、例えば、加速度センサやジャイロスコープを含んでいる。
【0021】
次に、空間動作及び動作情報について、3次元の直交座標系を用いて具体的に説明する。図2は、直交座標系上に情報処理端末100を配置した場合のxy平面図である。図3は、直交座標系上に情報処理端末100を配置した場合のyz平面図である。図4は、直交座標系上に情報処理端末100を配置した場合のxz平面図である。
【0022】
この直交座標系は、例えば、図2、図3及び図4に示すように、情報処理端末100の中央部(ユーザが情報処理端末100を使用するために保持している状態で、ユーザが情報処理端末100を回転移動させる場合に中心となる付近の点)に原点を持つ。
【0023】
また、この直交座標系は、図2及び図4に示すように、情報処理端末100の表示部120の表示画面120Aの左右方向をx軸とし、右方向を正の方向とする。x軸は、情報処理端末100の中央部を通り、情報処理端末100の表示画面120Aを正面から見た場合の左右方向の軸、とも呼ばれる。
【0024】
同様に、この直交座標系は、図2及び図3に示すように、表示部120の表示画面120Aの上下方向をy軸とし、上方向を正の方向とする。y軸は、情報処理端末100の中央部を通り、情報処理端末100の表示画面120Aを正面から見た場合の上下方向の軸、とも呼ばれる。
【0025】
また同様に、この直交座標系は、図3及び図4に示すように、表示部120の表示画面120Aの法線方向をz軸とし、情報処理端末100の表面方向(表示画面120Aのある面の方向)を正の方向、背面方向(表示画面120Aのある面の反対の面の方向)を負の方向とする。z軸は、情報処理端末100中央部を通り、情報処理端末100の表示画面120Aを正面から見た場合の前後方向の軸、とも呼ばれる。
【0026】
軸周りの回転方向は、各軸上の正の方向から負の方向に向かって原点を見た場合の、軸周りの反時計回りの回転を正の回転方向と定義する。
【0027】
加速度センサは、情報処理端末100に働いたxyz軸方向の移動加速度を検知する。ジャイロスコープは、情報処理端末100のxyz軸周りの角速度を検知する。
【0028】
そして、動作検知部110は、加速度センサが検知した移動加速度や、ジャイロスコープが検知した角速度に基づいて、情報処理端末100の空間動作を検知する。
【0029】
続けて、動作検知部110は、例えば一定間隔(例えば、50ミリ秒間隔)で、空間動作の動作情報を出力する。動作情報は、例えば、検知結果出力間隔の時間に同期して算出した、xyz軸周りの回転角度及びxyz軸方向の移動距離を示すデータである。具体的には、xyz軸周りの回転角度及びxyz軸方向の移動距離を示すデータは、例えば、“x軸回転10度、y軸回転1度、z軸回転−2度、x軸方向移動1ミリメートル、y軸方向移動−1ミリメートル、z軸方向移動0ミリメートル”などである。
【0030】
表示部120は、例えば、液晶ディスプレイである。表示部120は、自身が有する表示画面上に、後述するアイコン表示切替部170の指示に基づいて、1つ以上のアイコン(処理識別情報とも呼ばれる)を表示する。以後、このアイコンを、アイコンICx(xは、表示部120の表示画面上に表示される複数のアイコンにおいて、互いにユニークな文字列)と呼ぶ。
【0031】
各アイコンICxは、情報処理端末100における特定の処理の内容を示す。ユーザは、各アイコンICxを選択して実行指示することで、情報処理端末100にそのアイコンICxに対応する処理(機能)を実行させることができる。
【0032】
アイコン管理部130は、各アイコンICxの情報を含む、図5に示すようなアイコン情報テーブル131を記憶する。なお、情報処理端末100は、アイコン管理部130を、例えばアイコン処理実行部160及びアイコン表示切替部170のいずれかに含むようにしてもよい。
【0033】
図5は、アイコン管理部130に記憶されるアイコン情報テーブル131の一例を示す図である。アイコン情報テーブル131は、アイコン識別子133、表示画面位置134及び対応処理内容135を含む、複数のアイコン情報レコード132を含む。
【0034】
アイコン識別子133は、アイコンICxの識別子であり、例えば画像ファイル名(例えば、img1.png)である。
【0035】
表示画面位置134は、表示部120の表示画面上でのアイコンICxの表示位置を示す情報(例えば、top)である。例えば、表示画面位置134「top」、「right」、「bottom」、「left」はそれぞれ、表示部120の表示画面の上部、右部、下部、左部にアイコンICxが表示されることを示す。また、表示画面位置134「null」は、これを含むアイコン情報レコード132に対応するアイコンICxが表示部120の表示画面上に表示されていないことを示す。
【0036】
対応処理内容135は、アイコンICxに対応付けられた処理内容を示す情報であり、例えばプログラムの関数名(例えば、addBookmark)である。
【0037】
アイコン処理実行判定部140は、実行指示モーション操作(第1のモーション操作とも呼ばれる)の内のいずれかが発生した場合、動作検知部110が出力した動作情報に基づいて、その実行指示モーション操作の発生を検出する。そして、アイコン処理実行判定部140は、その実行指示モーション操作の種類(例えば、後述する上部アイコン実行指示モーション操作を意味する「top」)を出力する。実行指示モーション操作は、表示部120に表示されたいずれかのアイコンICxの示す処理を実行することを指示するモーション操作である。実行指示モーション操作は、例えば、x軸を回転軸として情報処理端末100を回転させる操作及びy軸を回転軸として情報処理端末100を回転させる操作である。
【0038】
アイコン表示切替判定部150は、切替指示モーション操作(第2のモーション操作とも呼ばれる)の内のいずれかが発生した場合、動作検知部110が出力した動作情報に基づいて、その切替指示モーション操作の発生を検出する。そして、アイコン表示切替判定部150は、その切替指示モーション操作の種類(例えば、後述する下方アイコン表示切替指示モーション操作を意味する「down」)を出力する。切替指示モーション操作は、表示部120に表示されているアイコンICxを別のアイコンICxに変更することを指示するモーション操作である。切替指示モーション操作は、例えば、z軸を回転軸として情報処理端末100を回転させる操作である。
【0039】
アイコン処理実行部160は、アイコン処理実行判定部140から受け取った実行指示モーション操作の種類に基づいて、表示部120に表示されているアイコンICxの内の、実行指示の操作対象となったアイコンICxを選択する。そして、アイコン処理実行部160は、選択したアイコンICxに対応するアイコン情報レコード132の対応処理内容135に基づいて、アイコンICxの示す処理を実行する。
【0040】
アイコン表示切替部170は、アイコン表示切替判定部150から受け取った切替指示モーション操作の種類に基づいて、表示するアイコンICxを決定する。そして、アイコン表示切替部170は、決定したアイコンICxに対応するアイコン情報レコード132のアイコン識別子133に基づいて、表示部120に対してそのアイコンICxの表示を指示する。また、アイコン表示切替部170は、アイコン表示の切替結果を対応するアイコン情報レコード132に反映する。
【0041】
次に、第1の実施形態の情報処理端末100の動作について、図を参照して詳細に説明する。図6は第1の実施形態に係る情報処理端末100の動作の一例を示すフローチャートである。
【0042】
まず、情報処理端末100の動作検知部110が、ユーザのモーション操作により発生した情報処理端末100の空間動作(即ち、動作検知部110自身の空間動作)を検知し、検知した空間動作に基づいて動作情報を出力する(ステップS1001)。
【0043】
次に、アイコン処理実行判定部140は、動作検知部110が出力した動作情報を解析し(ステップS1002)、実行指示モーション操作が発生したか否かを検出する(ステップS1003)。実行指示モーション操作の発生を検出した場合(ステップS1003でYes)、処理はステップS1004へ進む。実行指示モーション操作の発生を検出しなかった場合(ステップS1003でNo)、処理はステップS1011へ進む。
【0044】
ステップS1003でYesの場合、アイコン処理実行判定部140は、発生を検出した、実行指示モーション操作の種類を、アイコン処理実行部160に出力する(ステップS1004)。
【0045】
次に、アイコン処理実行部160は、アイコン情報テーブル131を参照して、受け取った実行指示モーション操作の種類に基づいてアイコン情報レコード132を選択する。そして、アイコン処理実行部160は、選択したアイコン情報レコード132に含まれる対応処理内容135に示される処理を実行する(ステップS1005)。そして、処理は終了する。
【0046】
ステップS1003でNoの場合、アイコン表示切替判定部150は、動作検知部110が出力した動作情報を解析し(ステップS1011)、切替指示モーション操作が発生したか否かを検出する(ステップS1012)。切替指示モーション操作の発生を検出した場合(ステップS1012でYes)、処理はステップS1013へ進む。切替指示モーション操作の発生を検出しなかった場合(ステップS1012でNo)、処理は終了する。
【0047】
ステップS1012でYesの場合、アイコン表示切替判定部150は、発生を検出した、切替指示モーション操作の種類を、アイコン表示切替部170に出力する(ステップS1013)。
【0048】
次に、アイコン表示切替部170は、アイコン情報テーブル131を参照して、受け取った切替指示モーション操作の種類に基づいてアイコン情報レコード132を選択する。そして、アイコン表示切替部170は、選択したアイコン情報レコード132に含まれるアイコン識別子133に示されるアイコンICxの表示を、表示部120に表示させる。同時に、アイコン表示切替部170は、アイコン表示の切替結果を対応するアイコン情報レコード132に反映する(ステップS1014)。
【0049】
次に、図6のステップS1004及びステップS1005に示す、特定のモーション操作に対応して処理を実行する動作について、具体的な例を示して説明する。
【0050】
本例の動作開始時点における状態は、以下の通りとする。アイコンICxの表示状態は、図5のアイコン情報テーブル131に示す情報に対応する状態となっている。表示部120は、図7に示すように画面の上部(top)、右部(right)、下部(bottom)及び左部(left)のそれぞれの画面表示位置134に計4つのアイコンICxを表示している。図7は、情報処理端末100の表示部120の表示の一例を示す図である。
【0051】
上述の状態において、ユーザが図8に示すモーション操作を行ったとする。図8は、右部に表示されたアイコンICxが示す処理の実行を指示するモーション操作(以後、右部アイコン実行指示モーション操作と呼ぶ)の例を示す図である。図8に示すように、右部アイコン実行指示モーション操作は、情報処理端末100を、y軸周りに正方向回転させ(ステップS1101)、続けて、y軸周りに負方向回転させ(ステップS1102)、もとの状態に戻す(ステップS1103)という手順で行われる。
【0052】
まず、アイコン処理実行判定部140は、動作検知部110が出力した動作情報に基づいて、右部アイコン実行指示モーション操作を検出し、モーション操作種類「right」を出力する。具体的には、アイコン処理実行判定部140は、モーション操作とそのモーション操作の種類との対応関係をデータとして保有し、そのデータからモーション操作種類を特定し出力する。
【0053】
次に、アイコン処理実行部160は、アイコン情報テーブル131を参照して、受け取ったモーション操作種類「right」に対応する、表示画面位置134が「right」であるアイコン情報レコード132を選択する。そして、アイコン処理実行部160は、選択したアイコン情報レコード132に含まれる、対応処理内容135に示される処理を実行する。
【0054】
同様に、ユーザが、情報処理端末100を、y軸周りの負の方向に回転後、正の方向に回転させてもとの状態に戻す、左部アイコン実行指示モーション操作を行った場合、アイコン処理実行判定部140は、モーション操作種類「left」を出力する。次に、アイコン処理実行部160は、表示画面位置134が「left」であるアイコン情報レコード132に含まれる、対応処理内容135に示される処理を実行する。
【0055】
同様に、ユーザが、情報処理端末100を、x軸周りに負の方向に回転後、正の方向に回転させてもとの状態に戻す、上部アイコン実行指示モーション操作を行った場合、アイコン処理実行判定部140は、モーション操作種類「top」を出力する。次に、アイコン処理実行部160は、表示画面位置134が「top」であるアイコン情報レコード132に含まれる、対応処理内容135に示される処理を実行する。
【0056】
同様に、ユーザが、情報処理端末100を、x軸周りに正の方向に回転後、負の方向に回転させてもとの状態に戻す、下部アイコン実行指示モーション操作を行った場合、アイコン処理実行判定部140は、モーション操作種類「bottom」を出力する。次に、アイコン処理実行部160は、表示画面位置134が「bottom」であるアイコン情報レコード132に含まれる、対応処理内容135に示される処理を実行する。
【0057】
上述のように、各方向へ画面の向きを回転させその後もとの状態に戻すという、単純で直感的なモーション操作に対応して、画面を向けた方向に表示されているアイコンICxに対応付けられた処理を実行する。
【0058】
次に、図6のステップS1013及びステップS1014に示す、特定のモーション操作に対応して表示部120に表示させるアイコンICxを切り替える動作について、具体的な例を示して説明する。
【0059】
本具体例の動作開始時点におけるアイコンICxの表示状態は、図5のアイコン情報テーブル131に示す情報に対応する状態となっている。表示部120は、図7に示すように画面上部・右部・下部・左部に計4つのアイコンICxを表示している。
【0060】
上述の状態において、ユーザが図9に示すモーション操作を実行したとする。図9は、表示部120に表示するアイコンICxを、現在のものからアイコン情報テーブル131の下方のアイコン情報レコード132で指定ものへ切り替えることを指示するモーション操作(以後、下方アイコン表示切替指示モーション操作と呼ぶ)の例を示す図である。図9に示すように、下方アイコン表示切替指示モーション操作は、情報処理端末100を、z軸周りに負方向回転させ(ステップS1111)、続けて、z軸周りに正方向回転させ(ステップS1112)、もとの状態に戻す(ステップS1113)という手順で行われる。
【0061】
まず、アイコン表示切替判定部150は、動作検知部110が出力した動作情報に基づいて、下方アイコン表示切替指示モーション操作を検出し、モーション操作種類「 down」を出力する。
【0062】
次に、アイコン表示切替部170は、受け取ったモーション操作種類「down」に基づいて、アイコン情報テーブル131を参照して表示画面位置134「left」のアイコン情報レコード132の下方の、4つのアイコン情報レコード132を選択する。そして、アイコン表示切替部170は、選択した4つのアイコン情報レコード132に基づいて、アイコンICxを表示部120に表示させる。同時に、アイコン表示切替部170は、表示切替に関連したアイコン情報レコード132を図10に示すように更新する。図10は、更新されたアイコン情報テーブル131の一例を示す図である。
【0063】
同様に、ユーザが、情報処理端末100をz軸周りに正方向回転後、負方向回転させて、もとの状態に戻す、上方アイコン表示切替指示モーション操作を行った場合、アイコン表示切替判定部150は、モーション操作種類「up」を出力する。次に、アイコン表示切替部170は、表示画面位置134「top」のアイコン情報レコード132の、上方の4つのアイコン情報レコード132に基づいて、アイコンICxを表示部120に表示させる。
【0064】
以上説明したように、左右へ画面を傾けその後もとの状態に戻すという、単純で直感的なモーション操作に対応して、情報処理端末100は、画面を向けた方向に対応してアイコンICxの切替を実行する。
【0065】
次に、アイコン処理実行判定部140の動作(図6のステップS1002〜ステップS1004に対応)及びアイコン表示切替判定部150の動作(図6のステップS1011〜ステップS1013に対応)について詳細に説明する。ここでは、図11を参照してアイコン処理実行判定部140の解析動作について、具体的な例を用いて説明する。
【0066】
図11は、アイコン処理実行判定部140の負方向y軸回転の実行指示モーション操作の検出動作を示すフローチャートである。 なお、例えば、アイコン処理実行判定部140は、図示しない記憶手段に角度閾値ωt及び時間閾値ttを保持する。角度閾値ωtは、有効なモーション操作であるか否かを判定するための回転角度の閾値であり、例えば「20度」である。時間閾値ttは、有効なモーション操作であるか否かを判定するための動作時間の閾値であり、例えば「0.5秒」である。
【0067】
アイコン処理実行判定部140は、動作検知部110が出力した動作情報を解析し、角度閾値ωt及び時間閾値ttに基づいて、実行指示モーション操作の発生を検出する。
【0068】
まず、アイコン処理実行判定部140は、動作検知部110が出力した検知角度ω0(例えば、−12度)とそれを検知した検知時刻t0(例えば、0秒時)とを含む動作情報を受け取る(ステップS6002)。
【0069】
次に、アイコン処理実行判定部140は、受け取った検知角度ω0「−12度」及び検知時刻「0秒時」を、積算角度ω及び積算時刻tにそれぞれ格納する(ステップS6004)。
【0070】
次に、アイコン処理実行判定部140は、積算角度ω「−12度」と角度閾値ωtの負の値(負方向への回転を検出するために負の値を使用する)とを比較する(ステップS6006)。そして、積算角度ωが角度閾値ωtの負の値「−20度」より小さい場合(ステップS6006でYes)、処理はステップS6014へ進む。また、積算角度ωが角度閾値ωtの負の値「−20度」以上の場合(ステップS6006でNo)、処理は待ち状態となり、次に動作検知部110が動作情報を出力すると再開する。ここでは、積算角度ωの負の値「−12度」が角度閾値ωt「−20度」より大きいので(ステップS6006でNo)、処理は待ち状態となり、次に動作検知部110が動作情報を出力すると再開する。
【0071】
処理が再開すると、アイコン処理実行判定部140は、動作検知部110が出力した検知角度ω1(例えば、−13度)とそれを検知した検知時刻t1(例えば、0.1秒時)とを含む動作情報を受け取る(ステップS6008)。
【0072】
次に、アイコン処理実行判定部140は、検知角度ω1「−13度」を積算角度ω「−12度」に加算する。同時に、アイコン処理実行判定部140は、検知時刻t1「0.1秒時」を積算時刻tに格納する(ステップS6010)。
【0073】
次に、アイコン処理実行判定部140は、検知時刻t1から検知時刻t0を引いた差分時間を時間閾値ttと比較する(ステップS6012)。そして、差分時間が時間閾値ttより大きい場合(ステップS6012でNo)、処理は終了する。また、差分時間が時間閾値tt以下の場合(ステップS6012でNo)、処理はステップS6006へ進む。ここでは、差分時間「0.1秒」が時間閾値tt「0.5秒」より小さいので(ステップS6012でNo)、処理はステップS6006へ進む。
【0074】
次に、アイコン処理実行判定部140は、積算角度ω「−25度」と角度閾値ωtとを比較する(ステップS6006)。そして、積算角度ωが角度閾値ωt「−20度」より小さいので(ステップS6006でYes)、処理はステップS6014へ進む(ステップS6006)。
【0075】
次に、アイコン処理実行判定部140は、往路時刻t2に積算時刻「0.1秒時」を格納する(ステップS6014)。そして、処理は待ち状態となり、次に動作検知部110が動作情報を出力すると再開する。
【0076】
処理が再開すると、アイコン処理実行判定部140は、動作検知部110が出力した検知角度ω3(例えば、8度)とそれを検知した検知時刻t3(例えば、0.3秒時)とを含む動作情報を受け取る(ステップS6016)。
【0077】
次に、アイコン処理実行判定部140は、検知時刻t3から往路時刻t2を引いた差分時間を時間閾値ttと比較する(ステップS6018)。そして、差分時間が時間閾値ttより大きい場合(ステップS6018でYes)、処理は終了する。また、差分時間が時間閾値tt以下の場合(ステップS6018でNo)、処理はステップS6020へ進む。ここでは、差分時間「0.2秒」が時間閾値tt「0.5秒」より小さいので(ステップS6018でNo)、処理はステップS6020へ進む。
【0078】
次に、アイコン処理実行判定部140は、検知角度ω3と「0」とを比較する(ステップS6020)。検知角度ω3が「0」より大きい場合(ステップS6020でYes)、処理はステップS6022へ進む。また、検知角度ω3が「0」以下の場合(ステップS6020でNo)、処理はステップS6018へ進む。ここでは、検知角度ω3「8度」が「0」より大きいので(ステップS6020でYes)、処理はステップS6022へ進む。
【0079】
次に、アイコン処理実行判定部140は、検知角度ω3「8度」を積算角度ωに格納する(ステップS6022)。
【0080】
次に、アイコン処理実行判定部140は、積算角度ωと角度閾値ωtとを比較する(ステップS6024)。積算角度ωが角度閾値ωt「20度」より大きい場合(ステップS6024でYes)、処理はステップS6032へ進む。また、積算角度ωが角度閾値ωt「20度」以下の場合(ステップS6024でNo)、処理は待ち状態となり、次に動作検知部110が動作情報を出力すると再開する。ここでは、積算角度ω「8度」が角度閾値ωt「20度」以下なので(ステップS6024でNo)、処理は待ち状態となり、次に動作検知部110が動作情報を出力すると再開する。
【0081】
処理が再開すると、アイコン処理実行判定部140は、動作検知部110が出力した検知角度ω4(例えば、17度)とそれを検知した検知時刻t4(例えば、0.4秒時)とを含む動作情報を受け取る(ステップS6026)。
【0082】
次に、アイコン処理実行判定部140は、検知角度ω4「17度」を積算角度ω「8度」に加算する(ステップS6028)。
【0083】
次に、アイコン処理実行判定部140は、検知時刻t4から往路時刻t2を引いた差分時間を時間閾値ttと比較する(ステップS6030)。そして、差分時間が時間閾値ttより大きい場合(ステップS6030でYes)、処理は終了する。また、差分時間が時間閾値tt以下の場合(ステップS6030でNo)、処理はステップS6024へ進む。ここでは、差分時間「0.2秒」が時間閾値tt「0.5秒」より小さいので(ステップS6030でNo)、処理はステップS6024へ進む。
【0084】
次に、アイコン処理実行判定部140は、積算角度ωと角度閾値ωtとを比較する(ステップS6024)。積算角度ωが角度閾値ωt「20度」より大きい場合(ステップS6024でYes)、処理はステップS6032へ進む。また、積算角度ωが角度閾値ωt「20度」以下の場合(ステップS6024でNo)、処理は待ち状態となり、次に動作検知部110が動作情報を出力すると再開する。ここでは、積算角度ω「25度」が角度閾値ωt「20度」より大きいので(ステップS6024でYes)、処理はステップS6032へ進む(ステップS6024)。
【0085】
次に、アイコン処理実行判定部140は、その実行指示モーション操作の種類「負方向y軸回転」を出力する(ステップS6032)。そして、処理は終了する。
【0086】
こうして、アイコン処理実行判定部140は、情報処理端末100を、時間閾値ttの時間内に角度閾値ωtを超える負方向回転させ、次の時間閾値ttの時間内に逆方向に角度閾値ωtを超える正方向回転させる、実行指示モーション操作の発生を検出する。そして、アイコン処理実行判定部140は、その実行指示モーション操作の種類「負方向y軸回転」を出力する。
【0087】
同様にして、アイコン処理実行判定部140は、他の種類の実行指示モーション操作を、検出し、出力する。また、同様にして、アイコン表示切替判定部150は、切替指示モーション操作を、検出し、出力する。
【0088】
なお、情報処理端末100は、角度閾値ωt及び時間閾値tt等のモーション操作の感度を決める定数を、図示しない手段により、任意に設定できるようにしてもよい。
【0089】
また、情報処理端末100は、モーション操作の感度を決める定数を決定するための、学習手段(図示しない)を含むようにしてもよい。更に、その学習手段は、ユーザによる通常の使用中に、モーション操作の感度を決める定数の較正を行うダイナミック学習手段(図示しない)を含むようにしてもよい。
【0090】
なお、上述の実施形態で説明した実行指示モーション操作及び切替指示モーション操作と、アイコン処理実行及びアイコン表示切替との対応付けは一例であり、他の対応付けであってもよい。
【0091】
例えば、実行指示モーション操作は、x及びy軸方向の直線移動であり、切替指示モーション操作は、y軸周りの回転であってもよい。この場合、右方向、左方向、上方向及び下方向のそれぞれへの実行指示モーション操作は、表示部120の右部、左部、上部及び下部に表示されているアイコンICxに対応する処理の実行を、それぞれ指示する。そして、y軸周りの負方向回転及び正方向回転のそれぞれの切替指示モーション操作は、アイコン情報テーブル131の上方及び下方のアイコン情報レコード132で指定されるアイコンへ表示を切り替える。
【0092】
また例えば、対応付けは、以下のようにしてもよい。図12に示すように、表示部120は、上部と下部との2箇所にアイコンICxを表示する。図12は、情報処理端末100の表示部120の表示の一例を示す図である。実行指示モーション操作は、x軸周りの回転である。切替指示モーション操作は、z軸周りの回転である。
【0093】
また例えば、対応付けは、以下のようにしてもよい。図12に示すように、表示部120は、上部と下部との2箇所にアイコンICxを表示する。実行指示モーション操作は、x軸周りの回転である。切替指示モーション操作は、y軸周りの回転である。
【0094】
また例えば、対応付けは、以下のようにしてもよい。図13に示すように、表示部120は、左部と右下部との2箇所にアイコンICxを表示する。図13は、情報処理端末100の表示部120の表示の一例を示す図である。実行指示モーション操作は、y軸周りの回転である。切替指示モーション操作は、x軸周りの回転である。
【0095】
また例えば、対応付けは、以下のようにしてもよい。図13に示すように、表示部120は、左部と右下部との2箇所にアイコンICxを表示する。実行指示モーション操作は、y軸周りの回転である。切替指示モーション操作は、z軸周りの回転である。
【0096】
また例えば、対応付けは、以下のようにしてもよい。図14に示すように、表示部120は、右中央部、左中央部、上中央部、下中央部、右上部、右下部、左上部及び左下部の8箇所の内の任意の1箇所以上にアイコンICxを表示する。図14は、情報処理端末100の表示部120の表示の一例を示す図である。
【0097】
実行指示モーション操作は、x軸方向直線移動、y方向直線移動、y=xの直線方向の直線移動及びy=−xの直線方向の直線移動の内の、アイコンICxが表示されている方向の直線移動である。
【0098】
なお、y=xの直線方向は、xy平面上における、関数y=xで表される直線の方向である。y=xの直線方向は、前記表示手段の表示を正面から見た場合の左下−右上方向とも呼ばれる。
【0099】
同様に、y=−xの直線方向は、xy平面上における、関数y=−xで表される直線の方向である。y=−xの直線方向は、前記表示手段の表示を正面から見た場合の左上−右下方向とも呼ばれる。
【0100】
切替指示モーション操作は、z軸周りの回転である。
【0101】
なお、y=xの直線方向の直線移動及びy=−xの直線方向の直線移動実行指示モーション操作は、特に情報処理端末100を机の上などに置いたまま、机上を滑らせるようにして使用する場合、ユーザにとって容易なモーション操作である。
【0102】
また、情報処理端末100は、実行指示モーション操作及び切替指示モーション操作と、アイコン処理実行及びアイコン表示切替との対応付けを、設定する手段を有していてもよい。
【0103】
上述した本実施形態における第1の効果は、ユーザの直感的で単純なモーション操作によるだけで、任意の数の種類の処理を指示することを可能にできる点である。
【0104】
その理由は、以下のようにしたからである。まず、動作検知部110がモーション操作に対応する動作情報を出力する。この動作情報に基づいて、アイコン処理実行判定部140は、実行指示モーション操作を検出してアイコン処理実行部160が対応する処理を実行する。更に、アイコン表示切替判定部150は、切替指示モーション操作を検出してアイコン表示切替部170が表示するアイコンを切り替える。
【0105】
即ち、ユーザは、情報処理端末100に対するモーション操作により、画面上に表示されたアイコンICxに対応付けられた処理を行う、もしくは、表示中のアイコンICxを別のアイコンICxに切り替えることができる。従って、ユーザは片手だけで多種多様な操作を簡単に指示することができる。
【0106】
更に、例えば、x軸及びy軸周りの回転でアイコンICxに対応付けられた処理を行い、z軸まわりの回転で表示するアイコンICxの切り替えを行う方法は、類推が容易な直感的なユーザインタフェースを提供可能である。x軸及びy軸周りの回転は、表示されたアイコンICxを押すときの動作に近い。また、z軸周りの回転は、情報処理端末100の表示部120を右もしくは左に投げる動作に近く、そこから現在の表示内容を右もしくは左に飛ばし、新しい表示に更新する動作との類推が容易となっている。
【0107】
上述した本実施形態における第2の効果は、情報処理端末100を机等に置いたままの状態で、モーション操作だけで使用することが可能になる点である。
【0108】
その理由は、実行指示モーション操作をx水平移動及びy水平移動、切替指示モーション操作をz軸周りの回転として、アイコン処理実行及びアイコン表示切替への対応付けをxy平面上のモーション操作だけにしたからである。
【0109】
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。以下、本実施形態の説明が不明確にならない範囲で、前述の説明と重複する内容についてはそれを省略する。
【0110】
図15は第2の実施形態に係る情報処理端末200の構成例を示すブロック図である。図15に示すように、第2の実施形態における情報処理端末200は、第1の実施形態の情報処理端末100と比べて、モード管理部(動作モード管理手段とも呼ばれる)280を更に含む。更に、第2の実施形態における情報処理端末200は、アイコン管理部130に替えてアイコン管理部230を、及びアイコン処理実行部160に替えてアイコン処理実行部260を、含むことが第1の実施形態の情報処理端末100と異なる。第2の実施形態の情報処理端末200のその他の構成要素は、第1の実施形態のものと同様である。第1の実施形態と同様の構成要素については、図1と同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。なお、アイコン処理実行判定部140及びアイコン処理実行部260は、両方を併せて、第1の制御手段とも呼ばれる。また、アイコン処理実行判定部140、アイコン処理実行部260、アイコン表示切替判定部150及びアイコン表示切替部170は、全部を併せて、制御手段とも呼ばれる。
【0111】
モード管理部280は、情報処理端末200や情報処理端末200で動作するプログラムの現在の動作モード状態を現在動作モード情報281として記憶する。動作モードは、例えば、線描アプリケーションにおける線描モードや消しゴムモードである。なお、情報処理端末200は、モード管理部280をアイコン処理実行部260やアイコン表示切替部170に含むようにしてもよい。
【0112】
アイコン処理実行部260は、モード管理部280に記憶された現在動作モード情報281に基づいて、表示部120に現在の動作モードを示すアイコン(動作識別情報とも呼ばれる)を表示させる。図16は、表示部120における、現在の動作モードを示すアイコンを含む表示の一例を示したものである。図16では、右上に現在の動作モードを示すアイコンを表示しているが、表示位置はここに限られるものではない。また、表示部120は、現在の動作モードを示すテキストを表示してもよい。
【0113】
アイコン管理部230は、図17に示すようなモードアイコン情報テーブル231と図17に示すようなメニュー情報テーブル238とを記憶する。
【0114】
図17は、モードアイコン情報テーブル231の一例を示す図である。図17に示すようにモードアイコン情報テーブル231は、アイコン識別子133、表示画面位置134、対応処理内容135、動作モード情報236及びメニュー情報テーブル識別子237を含む、複数のモードアイコン情報レコード232を含む。
【0115】
動作モード情報236は、アイコンICxに対応する動作モードを示す。例えば、「penMode」は、ペンによる線描モードを示す。また例えば、「arrowMode」は、矢印描画モードを示す。また例えば、「eraseMode」は、消しゴムモードを示す。また例えば、「scrollMode」は、表示スクロールモードを示す。また例えば、「zoom」は、表示サイズ変更モードを示す。また例えば、「textMode」は、文字入力モードを示す。また例えば、「circleMode」は、円描画モードを示す。「null」はアイコンICxに対応する動作モードが存在しないことを示す。メニュー情報テーブル識別子237は、メニュー情報テーブル238の識別子を示す。例えば、「penModeMenu」は、後述するメニュー情報テーブル238の識別子である。「null」は、アイコンICxに対応するメニュー情報テーブル238が存在しないことを示す。
【0116】
図18は、メニュー情報テーブル238の一例を示す図である。図18に示すようにメニュー情報テーブル238は、第1の実施形態のアイコン管理部130が記憶するアイコン情報テーブル131と、同様の形式である。すなわち、メニュー情報テーブル238は、アイコン識別子133、表示画面位置134及び対応処理内容135を含む、複数のメニュー情報レコード239含む。アイコン管理部230は、動作モード情報236の種類分のメニュー情報テーブル238を記憶する。
【0117】
アイコン処理実行部260は、アイコン処理実行判定部140から実行指示モーション操作の種類を受け取る。そして、アイコン処理実行部260は、モードアイコン情報テーブル231及びメニュー情報テーブル238を参照し、実行指示モーション操作の種類に基づいて、モードアイコン情報レコード232及びメニュー情報レコード239の内のいずれか1つを選択する。以後、この選択されたモードアイコン情報レコード232またはメニュー情報レコード239を、選択レコードと呼ぶ。
【0118】
そして、アイコン処理実行部260は、以下の場合に、その選択レコードの対応処理内容135に基づいて、アイコンICxの示す処理を実行する。その場合は、選択レコードがメニュー情報レコード239である場合、及び選択レコードがモードアイコン情報レコード232であってその動作モード情報236が現在動作モード情報281と異なる場合、である。
【0119】
また、アイコン処理実行部260は、以下の場合に、その選択レコード(モードアイコン情報レコード232)のメニュー情報テーブル識別子237を参照して、メニュー情報テーブル238を選択する。その場合は、選択レコードがモードアイコン情報レコード232であって、その選択レコード(モードアイコン情報レコード232)の動作モード情報236が現在動作モード情報281と同じである場合、である。そして、アイコン処理実行部260は、選択したメニュー情報テーブル238の最初の4つのメニュー情報レコード239に基づいて、アイコンICxを表示部120に表示させる。
【0120】
同時に、アイコン処理実行部260は、アイコン表示の切り替え結果を対応するモードアイコン情報レコード232及びメニュー情報レコード239に反映する
次に、第2の実施形態の動作について、図15〜図20を参照して詳細に説明する。
【0121】
図19は、第2の実施形態に係る情報処理端末200の動作の一例を示すフローチャートである。第1の実施形態と同様の動作については、図6と同一の符号を付し、説明を省略する。
【0122】
第2の実施形態の動作は、図6に示す第1の実施形態のステップS1005を、図19に示すステップS2005〜ステップS2009に置き換えた動作である。
【0123】
ステップS1004に続いて、アイコン処理実行部260は、モードアイコン情報テーブル231及びメニュー情報テーブル238を参照して、前述の選択レコードを選択する(ステップS2005)。
【0124】
次に、アイコン処理実行部260は、選択レコードをモードアイコン情報テーブル231及びメニュー情報テーブル238のいずれから選択したかを判定する。そして、モードアイコン情報テーブル231からである場合(ステップS2006でYes)、処理はステップS2007へ進む。また、メニュー情報テーブル238からである場合(ステップS2006でNo)、処理はステップS2008へ進む。
【0125】
ステップS2006でYesの場合、アイコン処理実行部260は、選択レコード(モードアイコン情報レコード232)から動作モード情報236を取得し、モード管理部280に記憶された現在動作モード情報281と比較する(ステップS2007)。そして、動作モード情報236と現在動作モード情報281とが異なる場合(ステップS2007でNo)、処理は、ステップS2008へ進む。また、動作モード情報236と現在動作モード情報281とが同じである場合(ステップS2007でYes)、処理は、ステップS2009へ進む。
【0126】
ステップS2006でNoまたはステップS2007でNoの場合、アイコン処理実行部260は、選択レコードに含まれる対応処理内容135に示される処理を実行する(ステップS2008)。そして、処理は終了する。
【0127】
ステップS2007でYesの場合、アイコン処理実行部260は、選択レコード(モードアイコン情報レコード232)のメニュー情報テーブル識別子237を参照してメニュー情報テーブル238を選択する。そして、アイコン処理実行部260は、そのメニュー情報テーブル238の最初の4つのメニュー情報レコード239に基づいて、アイコンICxを表示部120に表示させる。同時に、アイコン処理実行部260は、アイコン表示の切り替え結果を対応するモードアイコン情報レコード232及びメニュー情報レコード239に反映する(ステップS2009)。
【0128】
図20は、メニュー情報テーブル238のメニュー情報レコード239に対応するアイコンICxへ表示を変更する場合の、表示部120の画面遷移の一例を示した図である。表示部120のアイコンICxの表示は、モードアイコン情報テーブル231のモードアイコン情報レコード232に対応するアイコンICxの表示から、メニュー情報テーブル238のメニュー情報レコード239に対応するアイコンICxの表示へと変化する。また、図20に示したように、表示部120は、現在のモードを示すアイコンの表示状態を変化させ(例えば、アイコンICxの周りの色を変える)、メニューを起動中であることを示すようにしてもよい。
【0129】
なお、メニュー情報テーブル238に基づいてアイコンICxを表示部120に表示中の動作は、第1の実施形態の動作例と同様となる。
【0130】
また、表示部120は、メニュー情報テーブル238に基づいてアイコンICxを表示部120に表示中に、情報処理端末200を特定の方法で動かすことによって、モードアイコン情報テーブル231に基づいてアイコンICxを表示するようにしてもよい。例えば、特定の方法は、情報処理端末200をz軸の負方向に直線移動し、その後、正方向に直線移動するモーション操作である。このモーション操作に基づいて、表示部120は、メニュー情報テーブル238に基づいたアイコンICxの表示をやめ、モードアイコン情報テーブル231に基づいてアイコンICxを表示させる。
【0131】
また、モードアイコン情報テーブル231に基づいてアイコンICxを表示中の場合に、情報処理端末300は、以下のように動作してもよい。例えば、一部のアイコンICx(例えば、上部と下部とに表示しているアイコンICx)について、情報処理端末300は、本実施形態の動作モードに基づく動作をするようにする。一方他のアイコンICx(例えば、右部と左部とに表示しているアイコンICx)について、情報処理端末300は、第1の実施形態の動作(即ち、モード状態にかかわらない動作)をするようにする。
【0132】
上述した本実施形態における効果は、第1の実施形態の効果に加えて、片手だけの操作によって、動作モードの切り替えと動作モード特有の操作の双方を行うことが可能になる点である。
【0133】
その理由は、以下のようにしたからである。アイコン処理実行部260は、モーション操作の種類と現在の動作モードとに基づいて、アイコンICxに対応する処理を実行して動作モードを切り替え、または、表示部120にメニュー情報テーブル238に基づいてアイコンICxを表示させる。
【0134】
[第3の実施形態]
次に、本発明の第3の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。以下、本実施形態の説明が不明確にならない範囲で、前述の説明と重複する内容についてはそれを省略する。
【0135】
本発明の第3の実施形態は、第1の実施形態に比べて、表示部120が切替指示モーション操作に対応して表示されるアイコンICxの予備情報を、現在表示しているアイコンICxの近辺であって切替指示モーション操作に対応する位置に表示することが異なる。
【0136】
本実施形態の表示部120は、図21に示すような予備情報テーブル331に基づいて、現在表示しているアイコンICxの右側に下方予備情報識別子335で示される下方予備情報(例えば、imgb.pngというファイル名の画像)を表示する。同様に、本実施形態の表示部120は、左側に上方予備情報識別子336で示される上方予備情報(例えば、imga.pngというファイル名の画像)を表示する。図21は、予備情報テーブル331の一例を示す図である。予備情報テーブル331は、アイコン識別子133と下方予備情報識別子335と上方予備情報識別子336と含む、1つ以上の予備情報レコード332を含む。
【0137】
表示部120は、下方予備情報及び後予備情報上方を、図22に示すようにアイコンICxより小さめに表示するようにしても良いし、図23に示すようにアイコンICxに部分的に隠されるように表示してもよい。図22は、表示部120に、下方予備情報及び上方予備情報を、アイコンICxより小さめに表示した例を示す図である。図23は、下方予備情報及び上方予備情報を、アイコンICxに部分的に隠されるように表示する場合の表示イメージの例を示す図である。
【0138】
上述した本実施形態における効果は、第1の実施形態の効果に加えて、切替指示モーション操作によって次に表示されるアイコンICxを事前に知ることが可能になる点である。
【0139】
その理由は、表示部120が切替指示モーション操作に対応して表示されるアイコンICxの予備情報を表示するようにしたからである。
【0140】
[第4の実施形態]
次に、本発明の第4の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。以下、本実施形態の説明が不明確にならない範囲で、前述の説明と重複する内容についてはそれを省略する。
【0141】
図24は第4の実施形態に係る情報処理端末400の構成例を示すブロック図である。図24に示すように、第4の実施形態における情報処理端末400は、第1の実施形態の情報処理端末100と比べて、通知部490を更に含む。第4の実施形態の情報処理端末400のその他の構成要素は、第1の実施形態のものと同様である。第1の実施形態と同様の構成要素については、図1と同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
【0142】
通知部490は、アイコン処理実行判定部140が実行指示モーション操作の種類を出力した場合、実行指示モーション操作の発生を検出したことを、ユーザに通知する。また、通知部490は、アイコン表示切替判定部150が切替指示モーション操作の種類を出力した場合、切替指示モーション操作の発生を検出したことを、ユーザに通知する。
【0143】
例えば、通知部490は、図示しないバイブレータ部に対して、情報処理端末100を振動させるように指示することで、通知する。
【0144】
また例えば、通知部490は、図示しないスピーカ制御部に対して、音声を出力することを指示することで、通知するようにしてもよい。
【0145】
上述した本実施形態における効果は、第1の実施形態の効果に加えて、情報処理端末400を目視することなく、情報処理端末400が実行指示モーション操作及び切替指示モーション操作を検出したことを認知することが可能になる点である。
【0146】
その理由は、通知部490が、実行指示モーション操作または切替指示モーション操作の発生を検出したことを、ユーザに通知するようにしたからである。
【0147】
[第5の実施形態]
次に、本発明の第5の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。以下、本実施形態の説明が不明確にならない範囲で、前述の説明と重複する内容についてはそれを省略する。
【0148】
図25は、第5の実施形態の構成例を示すブロック図である。図25に示すように、第5の実施形態における情報処理端末500は、動作検知部110と、表示部120と、処理実行制御部(第1の制御手段も呼ばれる)560と、表示切替制御部(第2の制御手段とも呼ばれる)570とから構成されている。なお、処理実行制御部560と、表示切替制御部570とは、両方併せて、制御手段とも呼ばれる。以下、それぞれの構成要素について詳細に説明する。
【0149】
処理実行制御部560は、動作検知部110が出力した動作情報に基づいて、1つ以上の実行指示モーション操作の内のいずれかの発生を検出した場合、その検出した実行指示モーション操作に対応するアイコンICxを識別する。そして、処理実行制御部560は、識別したアイコンICxに対応する処理を実行する。実行指示モーション操作は、表示部120に表示されているアイコンICxに対応する処理を実行することを指示するモーション操作である。
【0150】
表示切替制御部570は、動作検知部110が出力した動作情報に基づいて、1つ以上の切替指示モーション操作の内のいずれかの発生を検出した場合、その検出した切替指示モーション操作に対応して、表示部120に表示するアイコンICxを変更する。切替指示モーション操作は、表示部120に表示するアイコンICxを変更することを指示するモーション操作である。また、表示切替制御部570は、図示しない記憶部を含み、図10に示すようなアイコン情報テーブル131を保持する。そして、表示切替制御部570は、表示部120に表示するアイコンICxを変更した場合、アイコン情報テーブル131の内容を更新する。なお、アイコン情報テーブル131は、処理実行制御部560が保持してもよいし、第1の実施形態のように独立した要素として情報処理端末500に含まれてもよい。
【0151】
次に、第5の実施形態における動作について、図25〜図26を参照して詳細に説明する。
【0152】
図26は本実施形態の動作の一例を示すフローチャートである。
【0153】
まず、情報処理端末500の動作検知部110が、ユーザのモーション操作により発生した情報処理端末100の空間動作を検知し、検知した空間動作に基づいて動作情報を出力する(ステップS5001)。
【0154】
次に、処理実行制御部560は、動作検知部110が出力した動作情報を解析し(ステップS5002)、実行指示モーション操作が発生したか否かを検出する(ステップS5003)。実行指示モーション操作の発生を検出した場合(ステップS5003でYes)、処理はステップS5004へ進む。実行指示モーション操作の発生を検出しなかった場合(ステップS5003でNo)、処理はステップS5011へ進む。
【0155】
ステップS5003でYesの場合、処理実行制御部560は、発生を検出した、実行指示モーション操作の種類を判定する(ステップS5004)。
【0156】
次に、処理実行制御部560は、表示切替制御部570の保持するアイコン情報テーブル131を参照して、判定した実行指示モーション操作の種類に基づいてアイコン情報レコード132を選択する。そして、処理実行制御部560は、選択したアイコン情報レコード132に含まれる対応処理内容135に示される処理を実行する(ステップS5005)。そして、処理は終了する。
【0157】
ステップS5003でNoの場合、表示切替制御部570は、動作検知部110が出力した動作情報を解析し(ステップS5011)、切替指示モーション操作が発生したか否かを検出する(ステップS5012)。切替指示モーション操作の発生を検出した場合(ステップS5012でYes)、処理はステップS5013へ進む。切替指示モーション操作の発生を検出しなかった場合(ステップS5012でNo)、処理は終了する。
【0158】
ステップS5012でYesの場合、表示切替制御部570は、発生を検出した、切替指示モーション操作の種類を判定する(ステップS1013)。
【0159】
次に、表示切替制御部570は、アイコン情報テーブル131を参照して、判定した切替指示モーション操作の種類に基づいてアイコン情報レコード132を選択する。そして、表示切替制御部570は、選択したアイコン情報レコード132に含まれるアイコン識別子133に示されるアイコンICxの表示を、表示部120に表示させる。同時に、表示切替制御部570は、アイコン表示の切替結果を対応するアイコン情報レコード132に反映する(ステップS5014)。
【0160】
上述した本実施形態における効果は、ユーザの直感的で単純なモーション操作によるだけで、任意の数の種類の処理を指示することを可能にできる点である。
【0161】
その理由は、以下のようにしたからである。まず、動作検知部110がユーザのモーション操作に対応する動作情報を出力する。次に、この動作情報に基づいて、処理実行制御部560が実行指示モーション操作を検出して対応する処理を実行する。同じく、この動作情報に基づいて、表示切替制御部570が切替指示モーション操作を検出してアイコン表示切替部170が表示するアイコンを切り替える。
【0162】
以上の各実施形態で説明した情報処理端末は、一部の処理について、プログラムにより所定の処理をコンピュータに実行させてもよい。例えば、第1の実施形態において、一部の処理は、アイコン処理実行判定部140、アイコン表示切替判定部150、アイコン処理実行部160及びアイコン表示切替部170の内の、一部または全部である。
【0163】
図27は、プログラムにより所定の処理をコンピュータに実行させる情報処理端末500の構成を示すブロック図である。図27を参照すると、情報処理端末500は、CPU(Central Processing Unit)540、ディスク装置550、記憶部530、表示部520及び動作検知部510を含む。なお、CPU540、ディスク装置550及び記憶部530は、全部併せて、制御部とも呼ばれる。
【0164】
CPU540は、ディスク装置550に格納されたプログラムを、例えば記憶部530に展開し、展開したプログラムに基づいて所定の処理を実行する。
【0165】
ディスク装置550は、上述の各実施形態における情報処理端末の処理の一部をコンピュータに実行させるプログラムを記憶する。
【0166】
記憶部530は、展開されたそのプログラム及びそのプログラムの作業情報(例えば、アイコン情報テーブル)を記憶する。
【0167】
また、以上の各実施形態で説明した各構成要素は、1つの筐体(きょうたい)に実装されても良いし、例えば、表示部だけ別の筐体に、動作検知部だけ別の筐体に、実装されてもよい。或いは、表示部及び動作検知部だけが別の筐体とするなど、任意の組み合わせで異なる筐体に実装されてもよい。
【0168】
更にまた、以上の各実施形態で説明した表示部は、例えば、スピーカ等を含む音声出力手段であってもよい。この音声出力手段である表示部は、上述した表示部120が液晶ディスプレイ上に表示した情報の全て或いは一部を音声で出力する。
【0169】
以上の各実施形態で説明した各構成要素は、必ずしも個々に独立した存在である必要はない。例えば、各構成要素は、複数の構成要素が1個のモジュールとして実現されたり、一つの構成要素が複数のモジュールで実現されたりしてもよい。また、各構成要素は、ある構成要素が他の構成要素の一部であったり、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していたり、といったような構成であってもよい。
【0170】
また、以上説明した各実施形態では、複数の動作をフローチャートの形式で順番に記載してあるが、その記載の順番は複数の動作を実行する順番を限定するものではない。このため、各実施形態を実施するときには、その複数の動作の順番は内容的に支障しない範囲で変更することができる。
【0171】
更に、以上説明した各実施形態では、複数の動作は個々に相違するタイミングで実行されることに限定されない。例えば、ある動作の実行中に他の動作が発生したり、ある動作と他の動作との実行タイミングが部分的に乃至全部において重複していたりしていてもよい。
【0172】
更に、以上説明した各実施形態では、ある動作が他の動作の契機になるように記載しているが、その記載はある動作と他の動作の全ての関係を限定するものではない。このため、各実施形態を実施するときには、その複数の動作の関係は内容的に支障のない範囲で変更することができる。また各構成要素の各動作の具体的な記載は、各構成要素の各動作を限定するものではない。このため、各構成要素の具体的な各動作は、各実施形態を実施する上で機能的、性能的、その他の特性に対して支障をきたさない範囲内で変更されて良い。
【0173】
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
特定の処理を示す処理識別情報を1つ以上表示する表示手段と、
自身の空間動作を検知し、前記検知した空間動作の内容を示す動作情報を出力する動作検知手段と、
前記動作情報に基づいて、前記表示手段に表示されている前記処理識別情報の示す処理を実行することを指示する、1つ以上の第1のモーション操作の内のいずれかの発生を検出した場合、前記検出した第1のモーション操作に対応する処理識別情報の示す処理を実行する第1の制御手段と、
前記動作情報に基づいて、前記表示手段に表示する前記処理識別情報を変更することを指示する、1つ以上の第2のモーション操作の内のいずれかの発生を検出した場合、前記検出した第2のモーション操作に対応して、前記表示手段に表示する前記処理識別情報を変更する第2の制御手段と、
を有することを特徴とする操作処理装置。
(付記2)
前記操作処理装置自身の動作モード状態を記憶する動作モード管理手段を更に有し、
前記表示手段は、動作モード状態を示す状態識別情報を表示し、
前記第1の制御手段は、前記動作モード状態に基づいて、前記検出した第1のモーション操作に対応する処理識別情報の示す処理を実行する
ことを特徴とする付記1記載の操作処理装置。
(付記3)
前記表示手段は、前記第2のモーション操作に対応して表示される前記処理識別情報の予備情報を、現在表示している前記処理識別情報の近辺であって前記第2のモーション操作に対応する位置に表示する
ことを特徴とする付記1または2に記載の操作処理装置。
(付記4)
前記第1のモーション操作及び前記第2のモーション操作の内のいずれかが発生したことを検出した場合に、前記検出したことを操作者に通知する通知手段を更に有する
ことを特徴とする付記1乃至3のいずれかに記載の操作処理装置。
(付記5)
前記表示手段は、前記操作処理装置自身の上方向、下方向、右方向及び左方向のうちのいずれか3方向以上に対応させて、前記処理識別情報を表示し、
前記第1のモーション操作は、前記操作処理装置自身の中央部を通り前記表示手段の表示を正面から見た場合の左右方向の軸を回転軸として、及び前記操作処理装置自身の中央部を通り前記表示手段の表示を正面から見た場合の上下方向の軸を回転軸として、前記操作処理装置を回転させる操作であり、
前記第2のモーション操作が、前記操作処理装置自身の中央部を通り前記表示手段の表示を正面から見た場合の前後方向の軸を回転軸として前記操作処理装置を回転させる操作である
ことを特徴とする付記1乃至4のいずれかに記載の操作処理装置。
(付記6)
前記表示手段は、前記操作処理装置自身の上方向、下方向のうちのいずれか1方向以上に対応させて、前記処理識別情報を表示し、
前記第1のモーション操作は、前記操作処理装置自身の中央部を通り前記表示手段の表示を正面から見た場合の左右方向の軸を回転軸として前記操作処理装置を回転させる操作であり、
前記第2のモーション操作が、前記操作処理装置自身の中央部を通り前記表示手段の表示を正面から見た場合の前後方向の軸を回転軸として前記操作処理装置を回転させる操作である
ことを特徴とする付記1乃至4のいずれかに記載の操作処理装置。
(付記7)
前記表示手段は、前記操作処理装置自身の上方向、下方向のうちのいずれか1方向以上に対応させて、前記処理識別情報を表示し、
前記第1のモーション操作は、前記操作処理装置自身の中央部を通り前記表示手段の表示を正面から見た場合の左右方向の軸を回転軸として前記操作処理装置を回転させる操作であり、
前記第2のモーション操作が、前記操作処理装置自身の中央部を通り前記表示手段の表示を正面から見た場合の上下方向の軸を回転軸として前記操作処理装置を回転させる操作である
ことを特徴とする付記1乃至4のいずれかに記載の操作処理装置。
(付記8)
前記表示手段は、前記操作処理装置自身の左方向、右方向のうちのいずれか1方向以上に対応させて、前記処理識別情報を表示し、
前記第1のモーション操作は、前記操作処理装置自身の中央部を通り前記表示手段の表示を正面から見た場合の上下方向の軸を回転軸として前記操作処理装置を回転させる操作であり、
前記第2のモーション操作が、前記操作処理装置自身の中央部を通り前記表示手段の表示を正面から見た場合の左右方向の軸を回転軸として前記操作処理装置を回転させる操作である
ことを特徴とする付記1乃至4のいずれかに記載の操作処理装置。
(付記9)
前記表示手段は、前記操作処理装置自身の左方向、右方向のうちのいずれか1方向以上に対応させて、前記処理識別情報を表示し、
前記第1のモーション操作は、前記操作処理装置自身の中央部を通り前記表示手段の表示を正面から見た場合の上下方向の軸を回転軸として前記操作処理装置を回転させる操作であり、
前記第2のモーション操作が、前記操作処理装置自身の中央部を通り前記表示手段の表示を正面から見た場合の前後方向の軸を回転軸として前記操作処理装置を回転させる操作である
ことを特徴とする付記1乃至4のいずれかに記載の操作処理装置。
(付記10)
前記表示手段は、前記操作処理装置自身の上方向、下方向、右方向、左方向、右上方向、右下方向、左上方向及び左下方向のうちのいずれか1方向以上に対応させて、前記処理識別情報を表示し、
前記第1のモーション操作は、前記表示手段の表示を正面から見た場合の左右方向、前記表示手段の表示を正面から見た場合の上下方向、前記表示手段の表示を正面から見た場合の左下−右上方向及び前記表示手段の表示を正面から見た場合の左上−右下方向のいずれかの方向に、前記操作処理装置を直線移動させる操作であり、
前記第2のモーション操作が、前記操作処理装置自身の中央部を通り前記表示手段の表示を正面から見た場合の前後方向の軸を回転軸として前記操作処理装置を回転させる操作である
ことを特徴とする付記1乃至4のいずれかに記載の操作処理装置。
(付記11)
表示手段が、特定の処理を示す処理識別情報を1つ以上表示し、
操作処理装置の動作検知手段が、自身の空間動作を検知し、前記検知した空間動作の内容を示す動作情報を出力し、
制御手段が、
前記動作情報に基づいて、前記表示手段に表示されている前記処理識別情報の示す処理を実行することを指示する、1つ以上の第1のモーション操作の内のいずれかの発生を検出した場合、前記検出した第1のモーション操作に対応する処理識別情報の示す処理を実行し、
前記動作情報に基づいて、前記表示手段に表示する前記処理識別情報を変更することを指示する、1つ以上の第2のモーション操作の内のいずれかの発生を検出した場合、前記検出した第2のモーション操作に対応して、前記表示手段に表示する前記処理識別情報を変更する、
ことを特徴とする操作処理方法。
(付記12)
前記制御手段は、前記操作処理装置の動作モード状態を記憶し、
前記動作モード状態に基づいて、前記検出した第1のモーション操作に対応する処理識別情報の示す処理を実行し、
前記表示手段は、動作モード状態を示す状態識別情報を表示する
ことを特徴とする付記11記載の操作処理方法。
(付記13)
前記表示手段は、前記第2のモーション操作に対応して表示される前記処理識別情報の予備情報を、現在表示している前記処理識別情報の近辺であって前記第2のモーション操作に対応する位置に表示する
ことを特徴とする付記11または12に記載の操作処理方法。
(付記14)
通知手段が、前記第1のモーション操作及び前記第2のモーション操作の内のいずれかが発生したことを検出した場合に、前記検出したことを操作者に通知する
ことを特徴とする付記11乃至13のいずれかに記載の操作処理方法。
(付記15)
前記表示手段は、前記操作処理装置の上方向、下方向、右方向及び左方向のうちのいずれか3方向以上に対応させて、前記処理識別情報を表示し、
前記第1のモーション操作は、前記操作処理装置自身の中央部を通り前記表示手段の表示を正面から見た場合の左右方向の軸を回転軸として、及び前記操作処理装置自身の中央部を通り前記表示手段の表示を正面から見た場合の上下方向の軸を回転軸として、前記操作処理装置を回転させる操作であり、
前記第2のモーション操作が、前記操作処理装置自身の中央部を通り前記表示手段の表示を正面から見た場合の前後方向の軸を回転軸として前記操作処理装置を回転させる操作である
ことを特徴とする付記11乃至14のいずれかに記載の操作処理方法。
(付記16)
前記表示手段は、前記操作処理装置の上方向、下方向のうちのいずれか1方向以上に対応させて、前記処理識別情報を表示し、
前記第1のモーション操作は、前記操作処理装置自身の中央部を通り前記表示手段の表示を正面から見た場合の左右方向の軸を回転軸として前記操作処理装置を回転させる操作であり、
前記第2のモーション操作が、前記操作処理装置自身の中央部を通り前記表示手段の表示を正面から見た場合の前後方向の軸を回転軸として前記操作処理装置を回転させる操作である
ことを特徴とする付記11乃至14のいずれかに記載の操作処理方法。
(付記17)
前記表示手段は、前記操作処理装置の上方向、下方向のうちのいずれか1方向以上に対応させて、前記処理識別情報を表示し、
前記第1のモーション操作は、前記操作処理装置自身の中央部を通り前記表示手段の表示を正面から見た場合の左右方向の軸を回転軸として前記操作処理装置を回転させる操作であり、
前記第2のモーション操作が、前記操作処理装置自身の中央部を通り前記表示手段の表示を正面から見た場合の上下方向の軸を回転軸として前記操作処理装置を回転させる操作である
ことを特徴とする付記11乃至14のいずれかに記載の操作処理方法。
(付記18)
前記表示手段は、前記操作処理装置の左方向、右方向のうちのいずれか1方向以上に対応させて、前記処理識別情報を表示し、
前記第1のモーション操作は、前記操作処理装置自身の中央部を通り前記表示手段の表示を正面から見た場合の上下方向の軸を回転軸として前記操作処理装置を回転させる操作であり、
前記第2のモーション操作が、前記操作処理装置自身の中央部を通り前記表示手段の表示を正面から見た場合の左右方向の軸を回転軸として前記操作処理装置を回転させる操作である
ことを特徴とする付記11乃至14のいずれかに記載の操作処理方法。
(付記19)
前記表示手段は、前記操作処理装置の左方向、右方向のうちのいずれか1方向以上に対応させて、前記処理識別情報を表示し、
前記第1のモーション操作は、前記操作処理装置自身の中央部を通り前記表示手段の表示を正面から見た場合の上下方向の軸を回転軸として前記操作処理装置を回転させる操作であり、
前記第2のモーション操作が、前記操作処理装置自身の中央部を通り前記表示手段の表示を正面から見た場合の前後方向の軸を回転軸として前記操作処理装置を回転させる操作である
ことを特徴とする付記11乃至14のいずれかに記載の操作処理方法。
(付記20)
前記表示手段は、前記操作処理装置の上方向、下方向、右方向、左方向、右上方向、右下方向、左上方向及び左下方向のうちのいずれか1方向以上に対応させて、前記処理識別情報を表示し、
前記第1のモーション操作は、前記表示手段の表示を正面から見た場合の左右方向、前記表示手段の表示を正面から見た場合の上下方向、前記表示手段の表示を正面から見た場合の左下−右上方向及び前記表示手段の表示を正面から見た場合の左上−右下方向のいずれかの方向に、前記操作処理装置を直線移動させる操作であり、
前記第2のモーション操作が、前記操作処理装置自身の中央部を通り前記表示手段の表示を正面から見た場合の前後方向の軸を回転軸として前記操作処理装置を回転させる操作である
ことを特徴とする付記11乃至14のいずれかに記載の操作処理方法。
(付記21)
表示手段に、特定の処理を示す処理識別情報を1つ以上表示させる処理と、
操作処理装置の動作検知手段が出力する、自身の空間動作を検知し、前記検知した空間動作の内容を示す動作情報に基づいて、前記表示手段に表示されている前記処理識別情報の示す処理を実行することを指示する、1つ以上の第1のモーション操作の内のいずれかの発生を検出した場合、前記検出した第1のモーション操作に対応する処理識別情報の示す処理を実行する処理と、
前記動作情報に基づいて、前記表示手段が表示する前記処理識別情報を変更することを指示する、1つ以上の第2のモーション操作の内のいずれかの発生を検出した場合、前記検出した第2のモーション操作に対応して、前記表示手段に表示する前記処理識別情報を変更する処理とを、
コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
(付記22)
前記表示手段が表示する、前記操作処理装置の動作モード状態を示す状態識別情報に対応する動作モード状態に基づいて、前記検出した第1のモーション操作に対応する処理識別情報の示す処理を
コンピュータに実行させることを特徴とする付記21記載のプログラム。
(付記23)
前記表示手段に、前記第2のモーション操作に対応して表示される前記処理識別情報の予備情報を、現在表示している前記処理識別情報の近辺であって前記第2のモーション操作に対応する位置に表示させる処理を
コンピュータに実行させることを特徴とする付記21または22に記載のプログラム。
(付記24)
通知手段に、前記第1のモーション操作及び前記第2のモーション操作の内のいずれかが発生したことを検出した場合に、前記検出したことを操作者に通知させる処理を
コンピュータに実行させることを特徴とする付記21乃至23のいずれかに記載のプログラム。
(付記25)
前記表示手段に、前記操作処理装置の上方向、下方向、右方向及び左方向のうちのいずれか3方向以上に対応させて、前記処理識別情報を表示させる処理をコンピュータに実行させ、
前記第1のモーション操作は、前記操作処理装置自身の中央部を通り前記表示手段の表示を正面から見た場合の左右方向の軸を回転軸として、及び前記操作処理装置自身の中央部を通り前記表示手段の表示を正面から見た場合の上下方向の軸を回転軸として、前記操作処理装置を回転させる操作であり、
前記第2のモーション操作が、前記操作処理装置自身の中央部を通り前記表示手段の表示を正面から見た場合の前後方向の軸を回転軸として前記操作処理装置を回転させる操作である
ことを特徴とする付記21乃至24のいずれかに記載のプログラム。
(付記26)
前記表示手段に、前記操作処理装置の上方向、下方向のうちのいずれか1方向以上に対応させて、前記処理識別情報を表示させる処理をコンピュータに実行させ、
前記第1のモーション操作は、前記操作処理装置自身の中央部を通り前記表示手段の表示を正面から見た場合の左右方向の軸を回転軸として前記操作処理装置を回転させる操作であり、
前記第2のモーション操作が、前記操作処理装置自身の中央部を通り前記表示手段の表示を正面から見た場合の前後方向の軸を回転軸として前記操作処理装置を回転させる操作である
ことを特徴とする付記21乃至24のいずれかに記載のプログラム。
(付記27)
前記表示手段に、前記操作処理装置の上方向、下方向のうちのいずれか1方向以上に対応させて、前記処理識別情報を表示させる処理をコンピュータに実行させ、
前記第1のモーション操作は、前記操作処理装置自身の中央部を通り前記表示手段の表示を正面から見た場合の左右方向の軸を回転軸として前記操作処理装置を回転させる操作であり、
前記第2のモーション操作が、前記操作処理装置自身の中央部を通り前記表示手段の表示を正面から見た場合の上下方向の軸を回転軸として前記操作処理装置を回転させる操作である
ことを特徴とする付記21乃至24のいずれかに記載のプログラム。
(付記28)
前記表示手段に、前記操作処理装置の左方向、右方向のうちのいずれか1方向以上に対応させて、前記処理識別情報を表示させる処理をコンピュータに実行させ、
前記第1のモーション操作は、前記操作処理装置自身の中央部を通り前記表示手段の表示を正面から見た場合の上下方向の軸を回転軸として前記操作処理装置を回転させる操作であり、
前記第2のモーション操作が、前記操作処理装置自身の中央部を通り前記表示手段の表示を正面から見た場合の左右方向の軸を回転軸として前記操作処理装置を回転させる操作である
ことを特徴とする付記21乃至24のいずれかに記載のプログラム。
(付記29)
前記表示手段に、前記操作処理装置の左方向、右方向のうちのいずれか1方向以上に対応させて、前記処理識別情報を表示させる処理をコンピュータに実行させ、
前記第1のモーション操作は、前記操作処理装置自身の中央部を通り前記表示手段の表示を正面から見た場合の上下方向の軸を回転軸として前記操作処理装置を回転させる操作であり、
前記第2のモーション操作が、前記操作処理装置自身の中央部を通り前記表示手段の表示を正面から見た場合の前後方向の軸を回転軸として前記操作処理装置を回転させる操作である
ことを特徴とする付記21乃至24のいずれかに記載のプログラム。
(付記30)
前記表示手段に、前記操作処理装置の上方向、下方向、右方向、左方向、右上方向、右下方向、左上方向及び左下方向のうちのいずれか1方向以上に対応させて、前記処理識別情報を表示させる処理をコンピュータに実行させ、
前記第1のモーション操作は、前記表示手段の表示を正面から見た場合の左右軸方向、前記表示手段の表示を正面から見た場合の上下方向、前記表示手段の表示を正面から見た場合の左下−右上方向及び前記表示手段の表示を正面から見た場合の左上−右下方向のいずれかの方向に、前記操作処理装置を直線移動させる操作であり、
前記第2のモーション操作が、前記操作処理装置自身の中央部を通り前記表示手段の表示を正面から見た場合の前後方向の軸を回転軸として前記操作処理装置を回転させる操作である
ことを特徴とする付記21乃至24のいずれかに記載のプログラム。
【産業上の利用可能性】
【0174】
本発明は、モーションセンサを備えた情報処理端末やモーションセンサを備えた情報処理端末上で動作するアプリケーションなどを、操作するといった用途に適用できる。
【符号の説明】
【0175】
100 情報処理端末
110 動作検知部
120 表示部
130 アイコン管理部
131 アイコン情報テーブル
132 アイコン情報レコード
133 アイコン識別子
134 表示画面位置
135 対応処理内容
140 アイコン処理実行判定部
150 アイコン表示切替判定部
160 アイコン処理実行部
170 アイコン表示切替部
200 情報処理端末
230 アイコン管理部
231 モードアイコン情報テーブル
232 モードアイコン情報レコード
236 動作モード情報
237 メニュー情報テーブル識別子
238 メニュー情報テーブル
239 メニュー情報レコード
260 アイコン処理実行部
280 モード管理部
281 現在動作モード情報
331 予備情報テーブル
332 予備情報レコード
335 下方予備情報識別子
336 上方予備情報識別子
400 情報処理端末
490 通知部
500 情報処理端末
510 動作検知部
520 表示部
530 記憶部
540 CPU
550 ディスク装置
560 処理実行制御部
570 表示切替制御部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
特定の処理を示す処理識別情報を1つ以上表示する表示手段と、
自身の空間動作を検知し、前記検知した空間動作の内容を示す動作情報を出力する動作検知手段と、
前記動作情報に基づいて、前記表示手段に表示されている前記処理識別情報の示す処理を実行することを指示する、1つ以上の第1のモーション操作の内のいずれかの発生を検出した場合、前記検出した第1のモーション操作に対応する処理識別情報の示す処理を実行する第1の制御手段と、
前記動作情報に基づいて、前記表示手段に表示する前記処理識別情報を変更することを指示する、1つ以上の第2のモーション操作の内のいずれかの発生を検出した場合、前記検出した第2のモーション操作に対応して、前記表示手段に表示する前記処理識別情報を変更する第2の制御手段と、
を有することを特徴とする操作処理装置。
【請求項2】
前記操作処理装置自身の動作モード状態を記憶する動作モード管理手段を更に有し、
前記表示手段は、動作モード状態を示す状態識別情報を表示し、
前記第1の制御手段は、前記動作モード状態に基づいて、前記検出した第1のモーション操作に対応する処理識別情報の示す処理を実行する
ことを特徴とする請求項1記載の操作処理装置。
【請求項3】
前記表示手段は、前記第2のモーション操作に対応して表示される前記処理識別情報の予備情報を、現在表示している前記処理識別情報の近辺であって前記第2のモーション操作に対応する位置に表示する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の操作処理装置。
【請求項4】
前記第1のモーション操作及び前記第2のモーション操作の内のいずれかが発生したことを検出した場合に、前記検出したことを操作者に通知する通知手段を更に有する
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の操作処理装置。
【請求項5】
前記表示手段は、前記操作処理装置自身の上方向、下方向、右方向及び左方向のうちのいずれか3方向以上に対応させて、前記処理識別情報を表示し、
前記第1のモーション操作は、前記操作処理装置自身の中央部を通り前記表示手段の表示を正面から見た場合の左右方向の軸を回転軸として、及び前記操作処理装置自身の中央部を通り前記表示手段の表示を正面から見た場合の上下方向の軸を回転軸として、前記操作処理装置を回転させる操作であり、
前記第2のモーション操作が、前記操作処理装置自身の中央部を通り前記表示手段の表示を正面から見た場合の前後方向の軸を回転軸として前記操作処理装置を回転させる操作である
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の操作処理装置。
【請求項6】
前記表示手段は、前記操作処理装置自身の上方向、下方向のうちのいずれか1方向以上に対応させて、前記処理識別情報を表示し、
前記第1のモーション操作は、前記操作処理装置自身の中央部を通り前記表示手段の表示を正面から見た場合の左右方向の軸を回転軸として前記操作処理装置を回転させる操作であり、
前記第2のモーション操作が、前記操作処理装置自身の中央部を通り前記表示手段の表示を正面から見た場合の前後方向の軸を回転軸として前記操作処理装置を回転させる操作である
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の操作処理装置。
【請求項7】
前記表示手段は、前記操作処理装置自身の上方向、下方向のうちのいずれか1方向以上に対応させて、前記処理識別情報を表示し、
前記第1のモーション操作は、前記操作処理装置自身の中央部を通り前記表示手段の表示を正面から見た場合の左右方向の軸を回転軸として前記操作処理装置を回転させる操作であり、
前記第2のモーション操作が、前記操作処理装置自身の中央部を通り前記表示手段の表示を正面から見た場合の上下方向の軸を回転軸として前記操作処理装置を回転させる操作である
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の操作処理装置。
【請求項8】
前記表示手段は、前記操作処理装置自身の左方向、右方向のうちのいずれか1方向以上に対応させて、前記処理識別情報を表示し、
前記第1のモーション操作は、前記操作処理装置自身の中央部を通り前記表示手段の表示を正面から見た場合の上下方向の軸を回転軸として前記操作処理装置を回転させる操作であり、
前記第2のモーション操作が、前記操作処理装置自身の中央部を通り前記表示手段の表示を正面から見た場合の左右方向の軸を回転軸として前記操作処理装置を回転させる操作である
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の操作処理装置。
【請求項9】
前記表示手段は、前記操作処理装置自身の左方向、右方向のうちのいずれか1方向以上に対応させて、前記処理識別情報を表示し、
前記第1のモーション操作は、前記操作処理装置自身の中央部を通り前記表示手段の表示を正面から見た場合の上下方向の軸を回転軸として前記操作処理装置を回転させる操作であり、
前記第2のモーション操作が、前記操作処理装置自身の中央部を通り前記表示手段の表示を正面から見た場合の前後方向の軸を回転軸として前記操作処理装置を回転させる操作である
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の操作処理装置。
【請求項10】
前記表示手段は、前記操作処理装置自身の上方向、下方向、右方向、左方向、右上方向、右下方向、左上方向及び左下方向のうちのいずれか1方向以上に対応させて、前記処理識別情報を表示し、
前記第1のモーション操作は、前記表示手段の表示を正面から見た場合の左右方向、前記表示手段の表示を正面から見た場合の上下方向、前記表示手段の表示を正面から見た場合の左下−右上方向及び前記表示手段の表示を正面から見た場合の左上−右下方向のいずれかの方向に、前記操作処理装置を直線移動させる操作であり、
前記第2のモーション操作が、前記操作処理装置自身の中央部を通り前記表示手段の表示を正面から見た場合の前後方向の軸を回転軸として前記操作処理装置を回転させる操作である
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の操作処理装置。
【請求項11】
表示手段が、特定の処理を示す処理識別情報を1つ以上表示し、
操作処理装置の動作検知手段が、自身の空間動作を検知し、前記検知した空間動作の内容を示す動作情報を出力し、
制御手段が、
前記動作情報に基づいて、前記表示手段に表示されている前記処理識別情報の示す処理を実行することを指示する、1つ以上の第1のモーション操作の内のいずれかの発生を検出した場合、前記検出した第1のモーション操作に対応する処理識別情報の示す処理を実行し、
前記動作情報に基づいて、前記表示手段に表示する前記処理識別情報を変更することを指示する、1つ以上の第2のモーション操作の内のいずれかの発生を検出した場合、前記検出した第2のモーション操作に対応して、前記表示手段に表示する前記処理識別情報を変更する、
ことを特徴とする操作処理方法。
【請求項12】
前記制御手段は、前記操作処理装置の動作モード状態を記憶し、
前記動作モード状態に基づいて、前記検出した第1のモーション操作に対応する処理識別情報の示す処理を実行し、
前記表示手段は、動作モード状態を示す状態識別情報を表示する
ことを特徴とする請求項11記載の操作処理方法。
【請求項13】
前記表示手段は、前記第2のモーション操作に対応して表示される前記処理識別情報の予備情報を、現在表示している前記処理識別情報の近辺であって前記第2のモーション操作に対応する位置に表示する
ことを特徴とする請求項11または12に記載の操作処理方法。
【請求項14】
通知手段が、前記第1のモーション操作及び前記第2のモーション操作の内のいずれかが発生したことを検出した場合に、前記検出したことを操作者に通知する
ことを特徴とする請求項11乃至13のいずれかに記載の操作処理方法。
【請求項15】
前記表示手段は、前記操作処理装置の上方向、下方向、右方向及び左方向のうちのいずれか3方向以上に対応させて、前記処理識別情報を表示し、
前記第1のモーション操作は、前記操作処理装置自身の中央部を通り前記表示手段の表示を正面から見た場合の左右方向の軸を回転軸として、及び前記操作処理装置自身の中央部を通り前記表示手段の表示を正面から見た場合の上下方向の軸を回転軸として、前記操作処理装置を回転させる操作であり、
前記第2のモーション操作が、前記操作処理装置自身の中央部を通り前記表示手段の表示を正面から見た場合の前後方向の軸を回転軸として前記操作処理装置を回転させる操作である
ことを特徴とする請求項11乃至14のいずれかに記載の操作処理方法。
【請求項16】
前記表示手段は、前記操作処理装置の上方向、下方向のうちのいずれか1方向以上に対応させて、前記処理識別情報を表示し、
前記第1のモーション操作は、前記操作処理装置自身の中央部を通り前記表示手段の表示を正面から見た場合の左右方向の軸を回転軸として前記操作処理装置を回転させる操作であり、
前記第2のモーション操作が、前記操作処理装置自身の中央部を通り前記表示手段の表示を正面から見た場合の前後方向の軸を回転軸として前記操作処理装置を回転させる操作である
ことを特徴とする請求項11乃至14のいずれかに記載の操作処理方法。
【請求項17】
前記表示手段は、前記操作処理装置の上方向、下方向のうちのいずれか1方向以上に対応させて、前記処理識別情報を表示し、
前記第1のモーション操作は、前記操作処理装置自身の中央部を通り前記表示手段の表示を正面から見た場合の左右方向の軸を回転軸として前記操作処理装置を回転させる操作であり、
前記第2のモーション操作が、前記操作処理装置自身の中央部を通り前記表示手段の表示を正面から見た場合の上下方向の軸を回転軸として前記操作処理装置を回転させる操作である
ことを特徴とする請求項11乃至14のいずれかに記載の操作処理方法。
【請求項18】
前記表示手段は、前記操作処理装置の左方向、右方向のうちのいずれか1方向以上に対応させて、前記処理識別情報を表示し、
前記第1のモーション操作は、前記操作処理装置自身の中央部を通り前記表示手段の表示を正面から見た場合の上下方向の軸を回転軸として前記操作処理装置を回転させる操作であり、
前記第2のモーション操作が、前記操作処理装置自身の中央部を通り前記表示手段の表示を正面から見た場合の左右方向の軸を回転軸として前記操作処理装置を回転させる操作である
ことを特徴とする請求項11乃至14のいずれかに記載の操作処理方法。
【請求項19】
前記表示手段は、前記操作処理装置の左方向、右方向のうちのいずれか1方向以上に対応させて、前記処理識別情報を表示し、
前記第1のモーション操作は、前記操作処理装置自身の中央部を通り前記表示手段の表示を正面から見た場合の上下方向の軸を回転軸として前記操作処理装置を回転させる操作であり、
前記第2のモーション操作が、前記操作処理装置自身の中央部を通り前記表示手段の表示を正面から見た場合の前後方向の軸を回転軸として前記操作処理装置を回転させる操作である
ことを特徴とする請求項11乃至14のいずれかに記載の操作処理方法。
【請求項20】
前記表示手段は、前記操作処理装置の上方向、下方向、右方向、左方向、右上方向、右下方向、左上方向及び左下方向のうちのいずれか1方向以上に対応させて、前記処理識別情報を表示し、
前記第1のモーション操作は、前記表示手段の表示を正面から見た場合の左右方向、前記表示手段の表示を正面から見た場合の上下方向、前記表示手段の表示を正面から見た場合の左下−右上方向及び前記表示手段の表示を正面から見た場合の左上−右下方向のいずれかの方向に、前記操作処理装置を直線移動させる操作であり、
前記第2のモーション操作が、前記操作処理装置自身の中央部を通り前記表示手段の表示を正面から見た場合の前後方向の軸を回転軸として前記操作処理装置を回転させる操作である
ことを特徴とする請求項11乃至14のいずれかに記載の操作処理方法。
【請求項21】
表示手段に、特定の処理を示す処理識別情報を1つ以上表示させる処理と、
操作処理装置の動作検知手段が出力する、自身の空間動作を検知し、前記検知した空間動作の内容を示す動作情報に基づいて、前記表示手段に表示されている前記処理識別情報の示す処理を実行することを指示する、1つ以上の第1のモーション操作の内のいずれかの発生を検出した場合、前記検出した第1のモーション操作に対応する処理識別情報の示す処理を実行する処理と、
前記動作情報に基づいて、前記表示手段が表示する前記処理識別情報を変更することを指示する、1つ以上の第2のモーション操作の内のいずれかの発生を検出した場合、前記検出した第2のモーション操作に対応して、前記表示手段に表示する前記処理識別情報を変更する処理とを、
コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
【請求項22】
前記表示手段が表示する、前記操作処理装置の動作モード状態を示す状態識別情報に対応する動作モード状態に基づいて、前記検出した第1のモーション操作に対応する処理識別情報の示す処理を
コンピュータに実行させることを特徴とする請求項21記載のプログラム。
【請求項23】
前記表示手段に、前記第2のモーション操作に対応して表示される前記処理識別情報の予備情報を、現在表示している前記処理識別情報の近辺であって前記第2のモーション操作に対応する位置に表示させる処理を
コンピュータに実行させることを特徴とする請求項21または22に記載のプログラム。
【請求項24】
通知手段に、前記第1のモーション操作及び前記第2のモーション操作の内のいずれかが発生したことを検出した場合に、前記検出したことを操作者に通知させる処理を
コンピュータに実行させることを特徴とする請求項21乃至23のいずれかに記載のプログラム。
【請求項25】
前記表示手段に、前記操作処理装置の上方向、下方向、右方向及び左方向のうちのいずれか3方向以上に対応させて、前記処理識別情報を表示させる処理をコンピュータに実行させ、
前記第1のモーション操作は、前記操作処理装置自身の中央部を通り前記表示手段の表示を正面から見た場合の左右方向の軸を回転軸として、及び前記操作処理装置自身の中央部を通り前記表示手段の表示を正面から見た場合の上下方向の軸を回転軸として、前記操作処理装置を回転させる操作であり、
前記第2のモーション操作が、前記操作処理装置自身の中央部を通り前記表示手段の表示を正面から見た場合の前後方向の軸を回転軸として前記操作処理装置を回転させる操作である
ことを特徴とする請求項21乃至24のいずれかに記載のプログラム。
【請求項26】
前記表示手段に、前記操作処理装置の上方向、下方向のうちのいずれか1方向以上に対応させて、前記処理識別情報を表示させる処理をコンピュータに実行させ、
前記第1のモーション操作は、前記操作処理装置自身の中央部を通り前記表示手段の表示を正面から見た場合の左右方向の軸を回転軸として前記操作処理装置を回転させる操作であり、
前記第2のモーション操作が、前記操作処理装置自身の中央部を通り前記表示手段の表示を正面から見た場合の前後方向の軸を回転軸として前記操作処理装置を回転させる操作である
ことを特徴とする請求項21乃至24のいずれかに記載のプログラム。
【請求項27】
前記表示手段に、前記操作処理装置の上方向、下方向のうちのいずれか1方向以上に対応させて、前記処理識別情報を表示させる処理をコンピュータに実行させ、
前記第1のモーション操作は、前記操作処理装置自身の中央部を通り前記表示手段の表示を正面から見た場合の左右方向の軸を回転軸として前記操作処理装置を回転させる操作であり、
前記第2のモーション操作が、前記操作処理装置自身の中央部を通り前記表示手段の表示を正面から見た場合の上下方向の軸を回転軸として前記操作処理装置を回転させる操作である
ことを特徴とする請求項21乃至24のいずれかに記載のプログラム。
【請求項28】
前記表示手段に、前記操作処理装置の左方向、右方向のうちのいずれか1方向以上に対応させて、前記処理識別情報を表示させる処理をコンピュータに実行させ、
前記第1のモーション操作は、前記操作処理装置自身の中央部を通り前記表示手段の表示を正面から見た場合の上下方向の軸を回転軸として前記操作処理装置を回転させる操作であり、
前記第2のモーション操作が、前記操作処理装置自身の中央部を通り前記表示手段の表示を正面から見た場合の左右方向の軸を回転軸として前記操作処理装置を回転させる操作である
ことを特徴とする請求項21乃至24のいずれかに記載のプログラム。
【請求項29】
前記表示手段に、前記操作処理装置の左方向、右方向のうちのいずれか1方向以上に対応させて、前記処理識別情報を表示させる処理をコンピュータに実行させ、
前記第1のモーション操作は、前記操作処理装置自身の中央部を通り前記表示手段の表示を正面から見た場合の上下方向の軸を回転軸として前記操作処理装置を回転させる操作であり、
前記第2のモーション操作が、前記操作処理装置自身の中央部を通り前記表示手段の表示を正面から見た場合の前後方向の軸を回転軸として前記操作処理装置を回転させる操作である
ことを特徴とする請求項21乃至24のいずれかに記載のプログラム。
【請求項30】
前記表示手段に、前記操作処理装置の上方向、下方向、右方向、左方向、右上方向、右下方向、左上方向及び左下方向のうちのいずれか1方向以上に対応させて、前記処理識別情報を表示させる処理をコンピュータに実行させ、
前記第1のモーション操作は、前記表示手段の表示を正面から見た場合の左右軸方向、前記表示手段の表示を正面から見た場合の上下方向、前記表示手段の表示を正面から見た場合の左下−右上方向及び前記表示手段の表示を正面から見た場合の左上−右下方向のいずれかの方向に、前記操作処理装置を直線移動させる操作であり、
前記第2のモーション操作が、前記操作処理装置自身の中央部を通り前記表示手段の表示を正面から見た場合の前後方向の軸を回転軸として前記操作処理装置を回転させる操作である
ことを特徴とする請求項21乃至24のいずれかに記載のプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【公開番号】特開2012−108659(P2012−108659A)
【公開日】平成24年6月7日(2012.6.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−256036(P2010−256036)
【出願日】平成22年11月16日(2010.11.16)
【出願人】(000004237)日本電気株式会社 (19,353)
【Fターム(参考)】