説明

操作部品データ作成装置

【課題】熟練者と同じキー操作試験を操作単位毎に短時間で行うことを可能にする操作部品データを作成する。
【解決手段】操作部品データ作成装置に、操作者から入力された各操作説明とそれが入力された時刻とを操作説明ログとして保持する手段と、操作者が前記操作説明を入力した後に行ったキー操作のログと時刻とをキー操作ログとして保持する手段と、連続する2つの操作説明の時刻間にある各キー操作ログを取得し、当該キー操作ログと、当該キー操作ログに対応する時刻とを、前記連続する2つの操作説明における最初の操作説明に対応付けて操作部品データとして操作部品格納手段に格納する手段と、前記連続する2つの操作説明の時刻間にあるキー操作ログの時刻のうち最も遅い時刻から、前記連続する2つの操作説明の時刻のうちの後の時刻までの時間を完了待ち時間として、操作部品データに追加する手段とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯電話機等の端末装置におけるキー操作試験を効率的に行うための技術に関するものである。
【背景技術】
【0002】
携帯電話機等の端末装置の機能が正常かどうかの試験を行う場合に、その機能に対応したキー操作を行うことが従来から行われている。一般に、試験すべき端末装置の数は非常に多いので、個々の端末装置に対するキー操作試験は短時間に行い、なおかつ、複数の端末装置間でのキー操作内容にばらつきがないことが求められている。
【0003】
また、携帯端末の試験では、キー操作による応答を確認してから、次の操作を行う試験も多いことなどから、試験操作の熟練者が操作をして機能確認が行われることが多い。
【0004】
しかしながら、上記の要求に応えることができるキー操作の熟練者の数が少なく、試験に時間がかかるという問題がある。
【0005】
熟練者が試験手順書を作成し、試験手順書に従って熟練者でない者が操作を行うことも考えられるが、試験手順書を見ただけでは、熟練者でない者が熟練者と同じ操作を誤り無く短時間で行うことは困難である。また、各キーの上げ下げのタイミングもキー操作試験における重要な要素であるが、試験手順書に従った操作では、端末装置間で各キーの上げ下げのタイミングに差が生じ、端末装置間でのキー操作内容にばらつきが生じてしまう。
【0006】
さて、特許文献1には、試験仕様書から生成した試験シナリオに従って自動的に携帯電話機の操作試験を行うことが記載されている。しかしながら、この方法では単に試験仕様書に記載されている手順が再現されるだけであり、熟練者の手順やキー操作タイミングを再現できるわけではなく、品質の高い試験を行うことはできない。
【0007】
また、実際の試験においては、ある特定の試験操作(操作単位とも呼ぶ)を繰り返し行うこと(電話帳データ1000件登録など)が多いが、特許文献1ではそのような特定の試験操作を繰り返し行うことに対する対応は考慮されていない。特許文献1では、このような繰り返し操作を行う場合、繰り返し操作を全部含む試験シナリオを作成する必要があると想定されるが、これは現実的でなく、特許文献1の技術では特定の操作を繰り返す試験を短時間で正確に行うことは困難である。
【特許文献1】特開2003−99288号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、熟練者が行ったキー操作試験データから操作単位毎に操作部品データを切り出す技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の課題は、端末装置のキー操作試験を自動的に行うために用いる操作部品データを作成する操作部品データ作成装置であって、
操作者から所定の操作単位毎に入力された各操作説明とそれが入力された時刻とを対応付けて格納する操作説明ログ格納手段と、
操作者が前記操作説明を入力した後に前記端末装置のキー操作を行うことによって前記端末装置から得られた各キー操作ログと、そのキー操作がなされた時刻とを対応付けて格納するキー操作ログ格納手段と、
前記操作説明ログ格納手段に格納された連続する2つの操作説明の時刻間にある各キー操作ログを前記キー操作ログ格納手段から取得し、当該キー操作ログと、当該キー操作ログに対応する時刻とを、前記連続する2つの操作説明における最初の操作説明に対応付けて操作部品データとして操作部品格納手段に格納する操作部品データ取得手段と、
前記連続する2つの操作説明の時刻間にあるキー操作ログの時刻のうち最も遅い時刻から、前記連続する2つの操作説明の時刻のうちの後の時刻までの時間を完了待ち時間として、前記操作部品格納手段に格納された操作部品データに追加する完了待ち時間付加手段とを備えたことを特徴とする操作部品データ作成装置により解決される。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、操作者(熟練者)が操作説明を入力するとともに、その操作説明に対応するキー操作を行った結果得られる操作説明ログとキー操作ログとをそれぞれ操作説明ログ格納手段とキー操作ログ格納手段に格納し、操作説明ログ格納手段に格納された操作説明の時刻を、キー操作ログ格納手段に格納されたキー操作ログにおける操作単位を識別するための情報として使用することにより、キー操作ログを操作説明に対応する操作単位に容易に分割でき、それぞれを操作部品データとして格納できる。
【0011】
この操作部品データは操作者(熟練者)による各キー操作内容を時刻情報とともに含むので、この操作部品データに従って端末装置を端末試験用ロボット等で自動操作することにより、熟練者の操作と同じ操作を正確に再現でき、高品質のキー操作試験を自動的に実行することが可能となる。また、操作単位毎に操作部品データとしているので、ある操作単位の操作試験を行いたい場合はそれに対応する操作部品データを選択するだけでよい。これにより、例えばある操作単位の操作のみの繰り返し試験を行う必要がある場合に、容易にその繰り返し試験を行うことが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0013】
図1は本実施の形態における処理の流れの概要を説明するためのフローチャートである。図1に示すように、まず、端末装置が接続されたログ収集装置を用いることにより、操作者(試験熟練者)が所定の操作単位の操作説明を入力し、その操作単位におけるキー操作を端末装置に対して行い、操作説明のログとそれに対応するキー操作のログを取得するログ収集処理を操作単位毎に繰り返す処理を行う(ステップ1)。そして、ステップ1で取得したログから操作単位毎のキー操作ログをキー操作の部品データ(操作部品データと呼ぶ)として取得する(ステップ2)。その後、その操作部品データを用いて端末装置の試験を行う(ステップ3)。
【0014】
(ログの収集)
図2に、操作説明のログとキー操作のログを取得するためのシステム構成を示す。図2に示すように、このシステムは、ログ収集装置1、操作説明を入力するための入力部2、キー操作を行う対象の端末装置3を備える。
【0015】
ログ収集装置1は例えばパーソナルコンピュータを用いて実現できる。その場合、入力部2はキーボードもしくはマイクであり、各格納部はハードディスク装置に設けられる。
【0016】
ログ収集装置1は、キー操作ログ収集部11、操作説明ログ収集部12、キー操作ログ格納部13、操作説明ログ格納部14を備える。
【0017】
キー操作ログ収集部11は、操作者により操作される端末装置3からキー操作内容を示すキー操作信号を受信し、そのキー操作信号をキー操作ログとして、キー操作信号を受信した時刻に対応付けてキー操作ログ格納部13に格納する。なお、キー操作信号を受信した時刻はキー操作が行われた時刻と見なすことができる。また、端末装置3からキー操作信号とキー操作が行われた時刻を受信することとしてもよい。
【0018】
操作説明ログ収集部12は、入力部2から入力された信号に基づき、操作内容を示すテキストを抽出し、それを操作説明ログとして、当該テキストが入力された時刻に対応付けて操作説明ログ格納部14に格納する。マイクを用いて音声で操作説明の入力を行う場合、操作説明ログ収集部12は音声をテキストに変換する処理を行う。
【0019】
操作説明ログ格納部14に格納される操作説明ログデータと、キー操作ログ格納部13に格納されるキー操作ログデータの一例を図3に示す。図3に示す例は、操作者が「電源投入」、「メール操作画面起動」、「メールあて先指定」、「メール件名指定」、「メール本文指定」、「メール送信」、「待受け画面に移動」、「完了」の順に操作説明を入力するとともに、それぞれの操作説明を入力した直後に、その操作説明に対応するキー操作を行った場合の例である。
【0020】
例えば、16時50分9.1秒に「電源投入」という操作説明が入力され、「電源投入」に対応するキー操作として、16時50分15.1秒に0x51というコードに対応するキーが操作者により押し下され(KeyDown)、16時50分21.5秒に操作者がそのキーから指を離した(KeyUP)という操作を行ったことが示されている。
【0021】
(操作部品データの抽出)
次に、上記のようにして取得した操作説明ログデータとキー操作ログデータとから操作単位毎の操作部品データを抽出する処理を説明する。
【0022】
図4は、操作部品データを作成する操作部品データ作成装置5の構成の一例を示す図である。図4に示すように、操作部品データ作成装置5は、操作説明ログを格納する操作説明ログ格納部51と、キー操作ログを格納するキー操作ログ格納部52と、作成された操作部品データを格納する操作部品格納部53と、操作説明ログデータからキー操作ログデータ内の分割点を抽出するための分割点抽出部54と、操作説明ログデータから操作部品データの名称を取得する部品名称取得部55と、分割点抽出部54により抽出された分割点(時刻)と、部品名称取得部55により取得された名称とから、当該名称に対応する操作部品データをキー操作ログデータを用いて作成し、操作部品格納部53に格納する操作部品データ作成部56と、繰り返しの制御等を行う制御部57を備えている。本実施の形態では、操作部品データ間の分割点として操作説明ログにおける操作説明に対応付けられた時刻を用いている。
【0023】
なお、操作部品データ作成装置5は次に説明する操作部品データ抽出処理を実行できる機能構成を有していればよく、上記の機能構成に限定されるものではない。
【0024】
操作説明ログ格納部51に格納されたデータとキー操作ログ格納部52に格納されたデータはログ収集装置1から取得したものであるが、操作部品データ作成装置5としてログ収集装置1に操作部品データ抽出のための機能を追加した装置を用いてもよい。
【0025】
次に、図5のフローチャートを参照して操作部品データ作成装置5が実行する操作部品データ作成処理を説明する。説明の中で図6を適宜参照する。まず、分割点抽出部54が、操作説明ログデータの最初のログの時刻と次のログの時刻を取得する(ステップ11)。図6の例では、(1)に示す「電源投入」の時刻16時50分9.1秒と、(2)に示す「メール作成画面起動」の時刻16時50分31.5秒を取得することになる。
【0026】
そして、部品名称取得部55が操作説明ログデータから取得した2つの時刻のうち最初の時刻に対応する操作説明を取得し、操作部品データ作成部56が、分割点抽出部54により取得された2つの時刻の間にあるキー操作ログをキー操作ログ格納部52から取得し、それらを部品名称取得部55により取得された操作説明に対応付けて1つの操作部品データとして操作部品格納部53に格納する(ステップ12)。
【0027】
図6の例では、(1)に示す「電源投入」の時刻16時50分9.1秒と、(2)に示す「メール作成画面起動」の時刻16時50分31.5秒との間にあるキー操作ログデータにおける時刻は(3)、(4)に示す時刻16時50分15.1秒と時刻16時50分21.5秒であるので、それらの時刻の各キー操作ログを「電源投入」に対応付けて操作部品データとして操作部品格納部53に格納する(図6の(5))。
【0028】
次に、操作部品データ作成部56は、ステップ11で取得された2つの時刻の間にあるキー操作ログの時刻の中で最も遅い時刻から、ステップ11で取得した2つの時刻のうちの後のほうの時刻までの時間を完了待ち時間として操作部品データに追加する(ステップ13)。
【0029】
図6の例では、(1)に示す「電源投入」の時刻16時50分9.1秒と、(2)に示す「メール作成画面起動」の時刻16時50分31.5秒の間にある(3)、(4)に示す時刻16時50分15.1秒と時刻16時50分21.5秒のうちの最後の時刻16時50分21.5秒から、「メール作成画面起動」の時刻16時50分31.5秒までの時間10秒を完了待ち時間として「電源投入」の操作部品データに追加する(図6の(6))。
【0030】
この完了待ち時間は、ある操作単位のキー操作を行った後、その操作に対応する動作が行われる時間を含む。この完了待ち時間を利用することにより、実際の試験において、完了待ち時間の間は端末装置に対する操作を行わないようにするといった制御や、完了待ち時間の間に端末装置から出力されたデータを試験操作に対応する動作データとして取得する制御を行うことが可能である。
【0031】
次に、操作部品データ作成部56は、上記のステップ12、13で作成した操作部品データにおける各キー操作の時刻を、当該操作部品データの最初のキー操作の時刻からの相対時刻に変更する(ステップ14)。これにより1つの操作部品データが完成する。図6の例では、最初の時刻16時50分15.1秒を0時0分0.0秒に変更し、次の時刻を0時0分6.4秒に変更する(図6の(7))。
【0032】
そして、制御部57による制御により、操作説明ログファイルにおける2番目のログを最初のログと見なしてステップ11〜ステップ14の処理を繰り返し、最初のログが「完了」になったら処理を終了する(ステップ15)。これにより、各操作説明に対応する操作部品データが作成される。
【0033】
さて、操作部品データ作成装置5は、CPUや記憶装置を備えた汎用のコンピュータに、キー操作ログデータと操作説明ログデータとを格納し、操作部品データ作成用のプログラムを搭載することにより実現可能である。次に、このようなプログラムでの処理を考慮したより詳細な処理のフローチャートを図7を参照して説明する。
【0034】
まず、操作説明ログデータから最初の1行を取得する(ステップ21)。その行から時刻を読み出し、開始時刻として変数Aに格納する(ステップ22)。続いて、その行における操作説明を読み出し、部品名として保持しておく(ステップ23)。部品名が“完了”でなければ(ステップ24のfalse)、その部品名を含むデータ構造を作成し、操作部品データとして記憶装置に格納する(ステップ25)。なお、上記のデータ構造は図6の(7)等に示すように、部品名、キー操作、完了待ち時間の欄を含むデータである。
【0035】
その後、操作説明ログデータから次の1行を取得する(ステップ26)。その行の時刻を読み出し、それを終了時刻として変数Bに格納して保持する(ステップ27)。続いて、キー操作ログデータからのキー操作切り出し処理(ステップ28)を行い、終了時刻Bを次の開始時刻Aとして(ステップ29)、ステップ23〜ステップ29の処理を繰り返す。
【0036】
以下、上記ステップ28におけるキー操作切り出し処理を詳細に説明する。
【0037】
まず、キー操作ログデータから最初の1行を取得する(ステップ281)。そして、その行のログの時刻を読み出し、変数Cに格納して保持する(ステップ282)。続いて、読み出した時刻Cが開始時刻A以降であり(ステップ283のtrue)、時刻Cが終了時刻Bより前である場合(ステップ284のtrue)に、当該行の時刻とそれに対応するキー操作内容を、ステップ25で格納した操作部品データに追加保存し(ステップ285)、時刻Cと終了時刻Bとの時間差分を当該部品データの完了待ち時間として当該操作部品データに上書き保存する(ステップ286)。そして、ステップ281からの処理を繰り返す。
【0038】
ステップ283で時刻Cが開始時刻A以降でない場合は、キー操作ログにおける次の行を取得し(ステップ281)、ステップ282からの処理を繰り返す。ステップ284で時刻Cが終了時刻Bより前でない場合は、処理を終了し、ステップ29の処理を行う。なお、その後、キー操作ログデータからの切り出し処理を行う場合には、ステップ281において、前回の切り出し処理において「終了」と判定されたキー操作ログの取得を行ってもよい。
【0039】
(操作部品データの利用例)
次に、上記のようにして作成された操作部品データの利用例について説明する。図8に、操作部品データを利用して試験を行う際のシステム構成の一例を示す。
【0040】
図8に示すように、操作部品データを格納する試験装置6(パーソナルコンピュータ等)に、キーボード等の入力部7と、グラフィック表示可能な表示部8と、試験の対象となる端末装置9が接続される。試験装置6には、操作部品データを格納する格納部61、利用者からの入力に応じて操作部品データを選択するデータ選択部62と、選択された操作部品データに対応するキー操作信号を操作部品データにおける時間情報に従って端末装置9に対して出力する出力部63と、操作部品データの一覧とともに、特定の操作部品データを選択するための画面を作成する画面作成部64とを備えている。
【0041】
このような試験システムを用いれば、利用者は、表示部8を見ることにより、どのような操作試験が可能かを知ることができる。また、所望の操作試験を画面から選択することにより、選択された試験のキー操作を行う場合に端末装置9内部で発生する信号と同様の信号が端末装置9に送られ、端末装置9はその信号に応じた動作を行う。利用者は、この動作を見ることにより、端末装置9がキー操作に対して正常に動作するかどうかを確認できる。操作部品データは熟練者の操作を元に作成されているので、誰が試験を行っても熟練者の操作内容を再現でき、高い品質の試験をばらつきなく短時間に実施することが可能となる。
【0042】
特定の操作単位を繰り返す場合(電話帳データ1000件登録など)でも、操作単位を繰り返し選択するだけで済み、迅速に試験を行うことができる。なお、試験装置9に、選択された操作単位を繰り返す機能を備えてもよい。また、出力部63からキー操作に対応する信号を送出することに代えて、端末装置9のキー操作を行う装置(ロボット等)を試験装置6に接続し、出力部63から、その装置を操作して端末装置9のキー操作を行わせるための信号を送出するようにしてもよい。
【0043】
なお、本発明は、上記の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲内において、種々変更・応用が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】本発明の実施の形態における処理の流れの概要を説明するためのフローチャートである。
【図2】ログの収集を行うシステムの構成図である。
【図3】操作説明ログデータとキー操作ログデータの一例を示す図である。
【図4】操作部品データ作成装置5の構成の一例を示す図である。
【図5】操作部品データ作成装置5が実行する操作部品データ作成処理のフローチャートである。
【図6】操作部品データ作成処理の中で作成されるデータの例を示す図である。
【図7】操作部品データ作成処理を詳細に示すフローチャートである。
【図8】操作部品データを利用して試験を行う際のシステムの一例を示す図である。
【符号の説明】
【0045】
1 ログ収集装置
2 入力部
3 端末装置
11 キー操作ログ収集部
12 操作説明ログ収集部
13 キー操作ログ格納部
14 操作説明ログ格納部
5 操作部品データ作成装置
51 操作説明ログ格納部
52 キー操作ログ格納部
53 操作部品格納部
54 分割点抽出部
55 部品名称取得部
56 操作部品データ作成部
57 制御部
6 試験装置
61 格納部
62 データ選択部
63 出力部
64 画面作成部
7 入力部
8 表示部
9 端末装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末装置のキー操作試験を自動的に行うために用いる操作部品データを作成する操作部品データ作成装置であって、
操作者から所定の操作単位毎に入力された各操作説明とそれが入力された時刻とを対応付けて格納する操作説明ログ格納手段と、
操作者が前記操作説明を入力した後に前記端末装置のキー操作を行うことによって前記端末装置から得られた各キー操作ログと、そのキー操作がなされた時刻とを対応付けて格納するキー操作ログ格納手段と、
前記操作説明ログ格納手段に格納された連続する2つの操作説明の時刻間にある各キー操作ログを前記キー操作ログ格納手段から取得し、当該キー操作ログと、当該キー操作ログに対応する時刻とを、前記連続する2つの操作説明における最初の操作説明に対応付けて操作部品データとして操作部品格納手段に格納する操作部品データ取得手段と、
前記連続する2つの操作説明の時刻間にあるキー操作ログの時刻のうち最も遅い時刻から、前記連続する2つの操作説明の時刻のうちの後の時刻までの時間を完了待ち時間として、前記操作部品格納手段に格納された操作部品データに追加する完了待ち時間付加手段と
を備えたことを特徴とする操作部品データ作成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2008−17418(P2008−17418A)
【公開日】平成20年1月24日(2008.1.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−189333(P2006−189333)
【出願日】平成18年7月10日(2006.7.10)
【出願人】(000102717)エヌ・ティ・ティ・ソフトウェア株式会社 (43)
【Fターム(参考)】