説明

攪拌脱泡装置

【課題】防振部材を容易に交換することが可能で、メンテナンス性の高い攪拌脱泡装置を提供する。
【解決手段】攪拌脱泡装置1は、材料Mが収納された収納容器100を、公転軸線L1を中心に公転させながら、自転軸線L2を中心に自転させることが可能に構成されたミキサーユニット2と、ミキサーユニット2が収納される筐体70と、筐体内でミキサーユニットに接触する弾性体82を有する、筐体の底面72に固定される防振ユニット80とを含む。防振ユニットは、底面の裏面側から着脱することが可能に構成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、攪拌脱泡装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、材料を攪拌脱泡する装置として、材料が収納された容器を自転させながら公転させる装置が知られている(特許文献1参照)。この装置(自転・公転方式の攪拌脱泡装置)では、容器が自転しながら公転する際に作用する遠心力を利用して、材料を攪拌する(混練する、混合する、分散させる)とともに、物質に内在する気泡を放出させることができる。
【0003】
ところで、自転・公転方式の攪拌脱泡装置では、運転中に、モータの振動や、材料の流動の影響で、装置が振動することがあった。そして、この振動を低減して装置への影響を小さくするため、防振部材を備えた自転・公転方式の攪拌脱泡装置が知られている(特許文献2及び特許文献3参照)。
【特許文献1】特開2000-271465号公報
【特許文献2】特開平10-43567号公報
【特許文献3】特開2000-233124号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、防振部材は、多くの場合弾性体によって実現されており、攪拌脱泡装置の使用に伴って、弾性力が低下するなどの劣化が起こることがあった。そして、防振部材が劣化すると、攪拌脱泡装置の振動が大きくなるため、これを交換する必要性が生ずる。
【0005】
本発明の1つの実施の形態は、防振部材を容易に交換することが可能で、メンテナンス性の高い攪拌脱泡装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本発明に係る攪拌脱泡装置は、
材料が収納された収納容器を、所定の公転軸線を中心に公転させながら、所定の自転軸線を中心に自転させることが可能に構成されたミキサーユニットと、
前記ミキサーユニットが収納される筐体と、
前記筐体内で前記ミキサーユニットに接触する弾性体を有する、前記筐体の底面に固定される防振ユニットと、
を含み、
前記防振ユニットは、前記底面の裏面側から着脱することが可能に構成されている。
【0007】
本発明の攪拌脱泡装置によると、防振ユニット(弾性体)を、筐体の底面の裏面側から着脱することが可能に構成されている。すなわち、この攪拌脱泡装置によると、筐体内にミキサーユニットが収納された状態で、防振ユニットを交換することが可能になる。このことから、本発明によると、防振ユニットの交換が容易な、メンテナンス性の高い攪拌脱泡装置を提供することができる。
【0008】
(2)この攪拌脱泡装置において、
前記底面には貫通穴が形成されており、
前記防振ユニットは、前記弾性体が前記貫通穴を貫通するように、前記底面に固定されてもよい。
【0009】
(3)この攪拌脱泡装置において、
前記弾性体は、前記公転軸線と交差するように配置されていてもよい。
【0010】
(4)この攪拌脱泡装置において、
2つの前記弾性体が、前記2つの弾性体を結ぶ仮想線分の中心と前記公転軸線とが交差するように配置されていてもよい。
【0011】
(5)この攪拌脱泡装置において、
3つの前記弾性体が、前記3つの弾性体を頂点とする仮想三角形の重心と前記公転軸線とが交差するように配置されていてもよい。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、本発明を適用した実施の形態について図面を参照して説明する。ただし、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。すなわち、以下の実施の形態で説明するすべての構成が本発明にとって必須であるとは限らない。また、本発明は、以下の内容を自由に組み合わせたものを含む。
【0013】
(1)攪拌脱泡装置1の構成
以下、本実施の形態に係る攪拌脱泡装置1の構成について説明する。
【0014】
本実施の形態に係る攪拌脱泡装置1は、図1に示すように、公転軸10を含む。公転軸10は、仮想の直線を中心に回転するように構成されている。本実施の形態では、公転軸10は、図1に示すように、鉛直に延びる仮想の直線(公転軸線L1)を軸として回転するように構成されている。ただし、公転軸10は、水平に延びる直線を軸として回転するように構成されていてもよい(図示せず)。
【0015】
攪拌脱泡装置1は、図1に示すように、回転体20を含む。回転体20は、公転軸10に固定され、公転軸10の回転に伴って、公転軸線L1を中心に(軸線として)回転するように構成されている。
【0016】
攪拌脱泡装置1は、図1に示すように、容器ホルダ30を有する。容器ホルダ30は、後述する収納容器100を保持する役割を果たす。以下、容器ホルダ30について詳述する。
【0017】
容器ホルダ30は、回転体20の所定の位置に、自転可能に取り付けられている。本実施の形態では、容器ホルダ30は、回転体20の所定の位置を通る仮想の直線(自転軸線L2)を軸として自転可能に構成されている。本実施の形態では、公転軸線L1と自転軸線L2とは、所定の角度で斜めに交差する直線となっている。より具体的には、攪拌脱泡装置1では、公転軸線L1と自転軸線L2とは、45度の角度で交差するように構成されている。ただし、変形例として、攪拌脱泡装置を、公転軸線L1と自転軸線L2とが平行になるように設定することも可能である(図示せず)。
【0018】
本実施の形態では、容器ホルダ30は、自転軸32に固定されている。そして、自転軸32は、回転体20に軸受け34を介して取り付けられている。これにより、容器ホルダ30を、回転体20に対して自転可能とすることができる。
【0019】
容器ホルダ30は、回転体20における、公転軸線L1から所定の間隔をあけた位置に取り付けられている。これにより、容器ホルダ30を、回転体20の回転に伴って、公転軸線L1を中心に公転させることが可能になる。
【0020】
本実施の形態では、1つの回転体20に、1つの容器ホルダ30が取り付けられている。そして、回転体20における容器ホルダ30とは反対側の位置には、バランス錘36が取り付けられている。このバランス錘36は、公転軸線L1からの距離が可変に構成されている。これにより、攪拌脱泡装置1を、安定して運転させることができる。ただし、変形例として、回転体20に、2個の容器ホルダ30を取り付けることも可能である。この場合、2個の容器ホルダ30を、公転軸線L1を中心とする点対称の配置となるように取り付ければ、攪拌脱泡装置を安定して動作させることができる。あるいは、攪拌脱泡装置を、1つの回転体20に3個以上の複数の容器ホルダ30を取り付けた構成とすることも可能である。
【0021】
攪拌脱泡装置1は、図1に示すように、駆動機構50を含む。駆動機構50は、容器ホルダ30(収納容器100)を回転駆動する役割を果たす。駆動機構50は、容器ホルダ30を自転及び/又は公転させることが可能に構成されている。すなわち、駆動機構50(攪拌脱泡装置1)は、容器ホルダ30を自転させながら公転させることが可能に構成されており、かつ、容器ホルダ30を自転のみさせることが可能に構成されていてもよく、容器ホルダ30を公転のみさせることが可能に構成されていてもよい。以下、駆動機構50の一例について説明する。
【0022】
駆動機構50は、容器ホルダ30を公転させる公転駆動機構として、公転軸10を回転させるモータ51を含む。攪拌脱泡装置1では、公転軸10が回転すると容器ホルダ30が公転する。そのため、モータ51(モータ51、及び、公転軸10、回転体20)により、容器ホルダ30を公転させることができる。
【0023】
また、駆動機構50は、容器ホルダ30を自転させる自転駆動機構52を含む。自転駆動機構52は、容器ホルダ30に固定された自転プーリー54と、回転体20(公転軸10)と同心軸に回転可能な自転力付与プーリー56と、自転プーリー54及び自転力付与プーリー56の間で動力を伝達する動力中継機構58とを含む。
【0024】
ここで、動力中継機構58は、回転体20に固定された遊星軸62と、ベアリングを介して遊星軸62に取り付けられた環状体64と、環状体64の上側プーリー66と自転プーリー54との間にかけ回された丸ベルト65と、環状体64の下側プーリー68と自転力付与プーリー56との間にかけ回されたベルト67とを含む。なお、丸ベルト65は、アイドラプーリー69によって屈曲し、自転プーリー54及び上側プーリー66にかけまわされている。
【0025】
この構成では、動力中継機構58によって、自転プーリー54及び自転力付与プーリー56の回転角速度が関連付けられる。そのため、自転プーリー54と自転力付与プーリー56とを、遊星機構と同様に挙動させることができ、自転力付与プーリー56の回転角速度を規制しながら回転体20を回転(自転プーリー54を公転)させることによって、自転プーリー54を自転させる(自転プーリー54に自転トルクを付与する)ことが可能になる。
【0026】
例えば自転力付与プーリー56が回転しないように設定された状態で、回転体20を反時計回りに自転させると(自転プーリー54を反時計回りに公転させると)、自転プーリー54は、自転軸線L2を中心に時計回りに自転する。そして、自転プーリー54は自転軸32(容器ホルダ30)に固定されていることから、自転駆動機構52によって、容器ホルダ30を自転させることが可能になる。あるいは、自転力付与プーリー56を回転体20と同じ角速度で回転させることにより、容器ホルダ30を、公転のみさせることができる。
【0027】
なお、攪拌脱泡装置1では、自転駆動機構52をプーリーとベルトを利用して構成したが、自転駆動機構は歯車等の動力伝達要素を利用して構成することも可能である。
【0028】
本実施の形態では、駆動機構50を、容器ホルダ30の自転角速度を所望の値に設定することが可能に構成することができる。自転駆動機構52では、自転力付与プーリー56の回転角速度を調整することにより、容器ホルダ30の自転角速度を所望の値に設定することが可能になる。そのため、駆動機構50は、特に図示しないが、自転力付与プーリー56の回転角速度を調整するための機構を備えていてもよい。自転力付与プーリー56の回転角速度を調整するための機構は、例えば、モータ51とは別に用意された自転力付与モータの駆動力や、ブレーキの制動力を利用する機構など、すでに公知となっているいずれかの機構によって実現することができる。
【0029】
攪拌脱泡装置1は、容器ホルダ30の回転角速度(自転角速度及び公転角速度)を制御する制御装置を含んでいてもよい(図示せず)。制御装置は、例えば、駆動機構50の動作を調整することによって、容器ホルダ30の回転角速度を制御するように構成されていてもよい。具体的には、制御装置は、モータ51の駆動(回転速度)を調整することにより、容器ホルダ30の公転角速度を制御するように構成されていてもよい。また、制御装置は、自転力付与プーリー56の回転速度を制御するために設けられた自転力付与モータの駆動力や、ブレーキの制動力を調整することにより、容器ホルダ30の自転角速度を制御するように構成されていてもよい。
【0030】
制御装置は、経過時間と関連付けられて予め定められた回転角速度で、容器ホルダ30を自転及び/又は公転させることが可能に構成することが可能である。言い換えると、攪拌脱泡装置1は、制御装置によって、時間の経過に伴って回転角速度(自転角速度及び公転角速度)を変化させることができるように構成されていてもよい。これにより、容器ホルダ30を、所望の回転角速度で自転及び/又は公転させることが可能になるため、材料Mに最も適した手順で、材料Mを混練脱泡処理することが可能になる。
【0031】
本実施の形態に係る攪拌脱泡装置1は、ベース体60を有する。ベース体60には先述したモータ51(駆動機構50)が取り付けられる。そのため、ベース体60を、モータ51を支持するための支持体と称することも可能である。
【0032】
本実施の形態では、公転軸10、回転体20、容器ホルダ30、駆動機構50、及び、ベース体60が一つのユニット(ミキサーユニット2)を構成している。そして、ミキサーユニット2は、材料が収納された収納容器100を、公転軸線L1を中心に公転させながら、自転軸線L2を中心に自転させることが可能に構成される。
【0033】
本実施の形態に係る攪拌脱泡装置1は、筐体70を有する。そして、前述したミキサーユニット2は、筐体70内に収容される。
【0034】
本実施の形態に係る攪拌脱泡装置1は、防振ユニット80を有する。防振ユニット80は、弾性体82と、固定板84とを含んで構成されている。なお、本実施の形態では、弾性体82と固定板84とは固定されている。そして、防振ユニット80は、筐体70内で、弾性体82がミキサーユニット2(ベース体60)に接触し、弾性体82がミキサーユニット2を弾性支持するように、筐体70の底面72に固定される。
【0035】
本実施の形態では、弾性体82は凸部を有する形状となっている。そして、防振ユニット80は、弾性体82の凸部がベース体60に形成された貫通穴に嵌合するように、筐体70に取り付けられる。凸部と貫通穴とを嵌合させることにより、ミキサーユニット2(ベース体60)に横方向の振動が発生した場合でも、ミキサーユニット2と弾性体82との位置ずれを防止することができる。すなわち、弾性体82の凸部は、位置ずれ防止機構として機能することになる。
【0036】
本実施の形態では、防振ユニット80は、底面72の裏面側から、筐体70に着脱することが可能に構成されている。なお、本実施の形態において、「底面72の裏面」とは、底面72のうち、ミキサーユニット2と対向する面とは反対側の面である。言い換えると、「底面72の裏面」とは、攪拌脱泡装置1が載置される載置体を向く面である。そして、図2には、筐体70に防振ユニット80を取り付ける様子を模式的に示す。
【0037】
本実施の形態では、防振ユニット80は、ボルト86によって、筐体70に固定される。なお、本実施の形態では、ボルト86は、底面72と固定板84とを固定する。また、本実施の形態では、ボルト86は、底面72の裏面側から取り付けられる。そして、本実施の形態では、弾性体82は、底面72に形成された貫通穴を貫通して(貫通穴に挿通されて)、ミキサーユニット2(ベース体60)に接触している。
【0038】
また、本実施の形態では、攪拌脱泡装置1は、1つの弾性体82のみを含んでいる。そして、弾性体82は、公転軸線L1と交差するように配置されている。ただし、変形例として、攪拌脱泡装置を、2つの弾性体82を有する構成とすることも可能である。この場合、該2つの弾性体82を、公転軸線L1が該2つの弾性体82を結ぶ仮想線分の中心を通るように配置することができる。あるいは他の変形例として、攪拌脱泡装置を、3つの弾性体82を有する構成とすることも可能である。この場合、該3つの弾性体82を、公転軸線L1が該3つの弾性体82を頂点とする仮想三角形の重心を通るように配置することができる。あるいは他の変形例として、攪拌脱泡装置を、4個以上の複数の弾性体82を有する構成とすることも可能である。この場合、公転軸線L1が該複数の弾性体82を頂点とする仮想の多角形の重心を通るように、該複数の弾性体82を配置することができる。
【0039】
本実施の形態に適用可能な弾性体82の構成は特に限定されるものではない。弾性体82は、例えば、ゴム(制振ゴム)などの弾性素材によって実現することができる。あるいは、弾性体82は、バネなどの弾性機構によって実現することも可能である。
【0040】
また、本実施の形態では、ミキサーユニット2(ベース体60)は、弾性部材76によって、筐体70の側面に対して弾性支持されている。
【0041】
本実施の形態に係る攪拌脱泡装置1は、以上のように構成されている。次に、攪拌脱泡装置1を利用した材料Mの処理方法について説明する。
【0042】
(2)材料Mの処理方法
材料Mの処理方法は、図3に示す収納容器100を用意することを含む。収納容器100は、材料(被攪拌脱泡材料)Mが収納される容器である。収納容器100は、容器ホルダ30に着脱可能に構成されている。また、収納容器100は、容器ホルダ30に保持されて容器ホルダ30の自転に伴って自転し、容器ホルダ30の公転に伴って公転するように構成される。例えば収納容器100は、容器ホルダ30との間で空回りを防止するための空回り防止機構(図示せず)を備えた構成とすることができる。なお、収納容器100の構成材料は特に限定されるものではなく、樹脂や金属など、既に公知となっているいずれかの材料によって構成された容器を利用することができる。また、本実施の形態では、材料Mは、収納容器100に直接収納されている。
【0043】
そして、材料Mの処置方法は、図4に示すように、容器ホルダ30に収納容器100を保持させて、容器ホルダ30を自転させながら公転させることにより、収納容器100を自転させながら公転させる工程を含む。これにより、材料Mに遠心力が作用し、材料Mが攪拌されるとともに脱泡される。なお、攪拌脱泡装置1では、駆動機構50によって容器ホルダ30が自転しながら公転し、結果、収納容器100が自転しながら公転することになる。
【0044】
なお、攪拌脱泡装置1を利用して処理することが可能な材料Mの種類は、特に限定されるものではない。材料Mは、例えば、接着剤、半田、歯科用印象材料、歯科用セメント(穴埋め剤等)、粘性の強い液状の薬剤等の、液体状の(ペースト状の)材料が含まれる。ただし、材料Mは、固体状(粉体状)の材料であってもよい。また、材料Mは、液体状の材料と固体状の材料の混合材料であってもよい。
【0045】
(3)効果
攪拌脱泡装置1では、先に説明したように、防振ユニット80が、筐体70の底面72の裏面側から着脱することが可能に構成されている。そのため、筐体70内にミキサーユニット2が収容された状態で、防振ユニット80を着脱することが可能になる。このことから、本実施の形態によると、防振ユニット80を容易に交換することが可能な、メンテナンス性の高い攪拌脱泡装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】本実施の形態に係る攪拌脱泡装置の構成について説明するための図である。
【図2】本実施の形態に係る攪拌脱泡装置の構成について説明するための図である。
【図3】本実施の形態に係る材料の処理方法について説明するための図である。
【図4】本実施の形態に係る材料の処理方法について説明するための図である。
【符号の説明】
【0047】
1…攪拌脱泡装置、 2…ミキサーユニット、 10…公転軸、 20…回転体、 30…容器ホルダ、 32…自転軸、 34…軸受け、 36…バランス錘、 50…駆動機構、 51…モータ、 52…自転駆動機構、 54…自転プーリー、 56…自転力付与プーリー、 58…動力中継機構、 60…ベース体、 62…遊星軸、 64…環状体、 65…丸ベルト、 66…上側プーリー、 67…ベルト、 68…下側プーリー、 69…アイドラプーリー、 70…筐体、 72…底面、 76…弾性部材、 80…防振ユニット、 82…弾性体、 84…固定板、 86…ボルト、 100…収納容器、 L1…公転軸線、 L2…自転軸線、 M…材料

【特許請求の範囲】
【請求項1】
材料が収納された収納容器を、所定の公転軸線を中心に公転させながら、所定の自転軸線を中心に自転させることが可能に構成されたミキサーユニットと、
前記ミキサーユニットが収納される筐体と、
前記筐体内で前記ミキサーユニットに接触する弾性体を有する、前記筐体の底面に固定される防振ユニットと、
を含み、
前記防振ユニットは、前記底面の裏面側から着脱することが可能に構成されている攪拌脱泡装置。
【請求項2】
請求項1に記載の攪拌脱泡装置において、
前記底面には貫通穴が形成されており、
前記防振ユニットは、前記弾性体が前記貫通穴を貫通するように、前記底面に固定される攪拌脱泡装置。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の攪拌脱泡装置において、
前記弾性体は、前記公転軸線と交差するように配置されている攪拌脱泡装置。
【請求項4】
請求項1又は請求項2に記載の攪拌脱泡装置において、
2つの前記弾性体が、前記2つの弾性体を結ぶ仮想線分の中心と前記公転軸線とが交差するように配置されている攪拌脱泡装置。
【請求項5】
請求項1又は請求項2に記載の攪拌脱泡装置において、
3つの前記弾性体が、前記3つの弾性体を頂点とする仮想三角形の重心と前記公転軸線とが交差するように配置されている攪拌脱泡装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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