放射冷却を利用した自動車のフロントガラス霜除け具

【課題】付いてしまった霜を取るには、車のエンジンをかけ霜が取れるまで待つ必要がある。又は水をかけ霜を溶かすまで時間が、かかりすぎる。
本発明は以上の問題を解決する為の物である。
【解決手段】昼間、太陽熱で暖められた大気は、夜、放射冷却現象によって、車体に沿って滑昇し、その過程で霜が付くのであるが、車のフロントガラスの上面において、その大気の流れをガード板の通気遮断板によってブロックし、大気熱をとめおく事によって、霜を予防するのである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、自動車のフロントガラスに付いた霜を取るのではなく、霜が付くのを予防する。
【背景技術】
【０００２】
従来の自動車のフロントガラスに付いた霜を取る為には、車のエンジンヒーターで暖めるか、フロントガラスに水をかけ霜を溶かしている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
付いてしまった霜を取るには
（イ）車のエンジンをかけて暖め、霜が取れるまで待たねばならず、時間のロスが大きい。
（ロ）水をかける為の準備と手間がかかり、霜が溶けるまでの時間もかかる。
（ハ）水をかけ一旦溶けても、ぐずぐずしていると又凍ってしまったりする事も多い。
本発明は以上の問題を解決する為のものである。
【問題を解決する手段】
【０００４】
プラスチック等のＬ型状に形成されたガード板において、横幅がフロントガラスと同じか少し広くし、前後の長さは車のフロントガラスに安定して吸着出来る適度の長さに形成し、フロントガラスの広さに応じて適度の枚数（２〜３枚程度）を取り付ける。ガード板にはフロントガラスに吸着させる為のバキュームパットを複数個所に取り付ける。ガード板下部の縁を車のフロントガラスの形状に密着出来るように形成し数センチ幅のゴム製等の保護材を取り付ける。
以上を特徴とする放射冷却を利用した自動車のフロントガラス霜除け具である。
【発明の効果】
【０００５】
自動車のフロントガラスに霜が付いた場合と違って、霜が付くのを予防するので、その霜を取る時間がいらない。必要な時だけ取り付け、取り外しも至極簡単で手間がかからない。
【図面の簡単な説明】
【０００６】
【図１】本発明のー部であるガード板の平面図
【図２】本発明の正面図
【図３】本発明の斜視図
【図４】本発明の実施例を示す側面図
【発明を実施するための最良の形態】
【０００７】
プラスチック等のＬ型状に形成されたガード板（１）において、横幅がフロントガラスと同じか少し広くし、前後の長さは車（５）のフロントガラスに安定して吸着出来る適度の長さに形成し、フロントガラスの広さに応じて適度の枚数（２〜３枚程度）を取り付ける。ガード板（１）にはフロントガラスに吸着させる為のバキュームパット（２）を複数個所に取り付ける。
ガード板（１）下部の縁を車のフロントガラスの形状に密着出来るように形成し数センチ幅のゴム製等の保護材（３）を取り付ける。
本発明は以上のような構造で、これを実際に使用する時は
（イ）ガード板（１）を車（５）の正面のフロントガラスにバキュームパット（２）で止め、セッティングする。
（ロ）昼間、太陽熱放射で暖められた大気は、夜、放射冷却現象によって車体に沿って滑昇してその過程で霜が付くのであるが、車（５）のフロンガラスの上面において、その大気の流れをガード板（１）の通気遮断板（４）によって、ブロックし、滑昇する大気の熱をとめおく事によって霜を予防するのである。
【符号の説明】
【０００８】
１ガード板
２バキュームパット
３保護材
４通気遮断板
５車

【特許請求の範囲】
【請求項１】
プラスチック等のＬ型状に形成されたガード板において、横幅がフロントガラスと同じか少し広くし、前後の長さは車のフロントガラスに安定して吸着出来る適度の長さに形成し、フロントガラスの広さに応じて適度の枚数（２〜３枚程度）を取り付ける。ガード板にはフロントガラスに吸着させる為のバキュームパットを複数個所に取り付け、ガード板下部の縁を車のフロントガラスの形状に密着出来るように形成し数センチ幅のゴム製等の保護材を設けた事を特徴とする放射冷却を利用した自動車のフロントガラス霜除け具。

【図１】