説明

放送記録装置および放送記録方法

【課題】メッセージを見たユーザがメンテナンス処理を実行させるためには、例えば操作メニューの階層をたどってメンテナンス処理を実行させたり、本体やリモートコントローラ等に備え付けられたメンテナンス処理を実行させるキーを押下する等の手間を掛けて、メンテナンス処理を実行しなければならなかった。
【解決手段】受信手段によって放送信号を受信する。記録手段によって前記受信された放送信号を記録する。第1の判断手段によって前記記録手段による記録の稼動時間が第1の所定期間稼動したかを判断する。前記第1の判断手段によって前記第1の所定期間稼動した場合に、通知出力手段によってシステムのメンテナンスを促す通知であってシステムのメンテナンスを実行するGUIキーを備えた通知を出力する。システムメンテナンス実行手段によって前記システムのメンテナンスを実行するGUIキーの操作に応じてシステムのメンテナンスを実行する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、放送を受信して記録/再生を行う放送記録装置に関する。
【背景技術】
【0002】
地域において放送されている全チャンネルの番組を24時間連続して録画する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。このような放送記録装置では、特定のチャンネルをループ録画する機能を応用して、毎日24時間連続して放送波をストレージに記録し続ける。この機能により、ユーザが意識的に番組を指定して録画予約を行わなくても自動的に録画が行われるため、予約を忘れていた場合や、放送後に話題に上った番組についても、過去に遡って番組を視聴・保存することができる。
【0003】
ところが、毎日24時間連続してストレージへの記録処理が動作しているため、この記録処理と排他して実行しなければならないシステムのメンテナンス処理、例えば録画した番組に関するメタ情報の再構築処理や、ソフトウェアのアップデート処理などを実行することが出来ない。このため、長期間稼動し続けるとシステムが不安定になったり、アップデートによる不具合修正が適用されないといった問題が生じる。
【0004】
従来、放送を受信して記録・再生を行う記録再生装置では、使用状態の累計時間が所定の設定値を超えた場合、メンテナンスを促すメッセージを表示する技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2003−101913号公報
【特許文献2】特開2008−146768号公報(段落番号[0008]、図1)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、メッセージを見たユーザがメンテナンス処理を実行させるためには、例えば操作メニューの階層をたどってメンテナンス処理を実行させたり、本体やリモートコントローラ等に備え付けられたメンテナンス処理を実行させるキーを押下する等の手間を掛けて、メンテナンス処理を実行しなければならないという問題があった。
【0007】
この発明は、このような手間を掛けることなしにメンテナンス処理を実行できる放送記録装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の目的を達成するために、この実施形態においては、放送信号を受信する受信手段と、前記受信された放送信号を記録する記録手段と、前記記録手段による記録の稼動時間が第1の所定期間稼動したかを判断する第1の判断手段と、前記第1の判断手段によって前記第1の所定期間稼動した場合に、システムのメンテナンスを促す通知であってシステムのメンテナンスを実行するGUIキーを備えた通知を出力する通知出力手段と、前記システムのメンテナンスを実行するGUIキーの操作に応じてシステムのメンテナンスを実行するシステムメンテナンス実行手段とを備えたことを特徴とする放送記録装置を提供する。
【0009】
また、上記の目的を達成するために、この実施形態においては、受信手段によって放送信号を受信し、記録手段によって前記受信された放送信号を記録し、第1の判断手段によって前記記録手段による記録の稼動時間が第1の所定期間稼動したかを判断し、前記第1の判断手段によって前記第1の所定期間稼動した場合に、通知出力手段によってシステムのメンテナンスを促す通知であってシステムのメンテナンスを実行するGUIキーを備えた通知を出力し、システムメンテナンス実行手段によって前記システムのメンテナンスを実行するGUIキーの操作に応じてシステムのメンテナンスを実行する放送記録方法を提供する。
【0010】
また、装置または方法は、コンピュータに当該発明に相当する手順を実行させるための(あるいはコンピュータを当該発明に相当する手段として機能させるための、あるいはコンピュータに当該発明に相当する機能を実現させるための)プログラムとしても成立し、該プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体としても成立する。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】デジタルテレビジョン放送受信装置111の外観と、このデジタルテレビジョン放送受信装置111を中心として構成されるネットワークシステムを説明するための図。
【図2】デジタルテレビジョン放送受信装置111の主要な信号処理系を示す図。
【図3】制御部261が有しているシステムのメンテナンス処理を実行するタイミングを監視する動作を説明するためのフローチャート。
【図4】システムのメンテナンス処理の実行を促す表示画面の一例を示す図。
【図5】制御部261が有しているシステムのメンテナンス処理を実行するタイミングを監視する動作を説明するためのフローチャート。
【図6】システムのメンテナンス処理の実行を促す表示画面の一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、図面を参照しながら実施形態について説明する。
(実施形態1)
図1は、この実施形態1のデジタルテレビジョン放送受信装置111の外観と、このデジタルテレビジョン放送受信装置111を中心として構成されるネットワークシステムの一例を概略的に示している。
【0013】
すなわち、デジタルテレビジョン放送受信装置111は、主として、薄型のキャビネット112と、このキャビネット112を起立させて支持する支持台113とから構成されている。そして、キャビネット112には、例えばSED(Surface-conduction Electron-emitter Display)表示パネル,液晶表示パネル等でなる平面パネル型の映像表示器114、スピーカ115、操作部116、リモートコントローラ117から送信される操作情報を受ける受信部118等が設置されている。
【0014】
また、このデジタルテレビジョン放送受信装置111には、例えばSD(Secure Digital)メモリカード、MMC(Multimedia Card)及びメモリスティック等の第1のメモリカード119が着脱可能となっており、この第1のメモリカード119に対して番組や写真等の情報の記録再生が行なわれるようになっている。
【0015】
さらに、このデジタルテレビジョン放送受信装置111には、例えば契約情報等の記録された第2のメモリカード(ICカード)120が着脱可能となっており、この第2のメモリカード120に対して情報の記録再生が行なわれるようになっている。
【0016】
また、このデジタルテレビジョン放送受信装置111は、第1のLAN(Local Area Network)端子121、第2のLAN端子122、USB(Universal Serial Bus)端子123及びi.LINK端子124を備えている。
【0017】
このうち、第1のLAN端子121は、LAN対応HDD専用ポートとして使用されるもので、接続されたNAS(Network Attached Storage)であるLAN対応のHDD125に対して、イーサネット(登録商標)により情報の記録再生を行なうために使用される。
【0018】
このように、LAN対応HDD専用ポートとしての第1のLAN端子121を設けることにより、他のネットワーク環境やネットワーク使用状況等に影響されることなく、HDD125に対してハイビジョン画質による番組の情報記録を安定して行なうことができる。
【0019】
また、第2のLAN端子122は、イーサネット(登録商標)を用いた一般的なLAN対応ポートとして使用されるもので、例えばハブ126を介して、LAN対応のHDD127、コンテンツサーバ128、HDD内蔵のDVD(Digital Versatile Disk)レコーダ129等の機器を接続し、これらの機器と情報伝送を行なうために使用される。
【0020】
なお、コンテンツサーバ128については、家庭内ネットワークにおいてコンテンツのサーバ機器として動作するための機能を持ち、さらにコンテンツのアクセスに必要なURI(Uniform Resource Identifier)情報を提供するサービスを備えたUPnP(ユニバーサルプラグアンドプレイ)対応機器として構成される。
【0021】
なお、DVDレコーダ129については、第2のLAN端子122を介して通信されるデジタル情報が制御系のみの情報であるため、デジタルテレビジョン放送受信装置111との間でアナログの映像及び音声情報を伝送するために、専用のアナログ伝送路130を設ける必要がある。
【0022】
さらに、この第2のLAN端子122は、ハブ126に接続されたブロードバンドルータ131を介して、例えばインターネット等のネットワーク132に接続し、このネットワーク132を介してコンテンツサーバ133や携帯電話134等と情報伝送を行なうために使用される。
【0023】
なお、コンテンツサーバ133についてはコンテンツのサーバ機器として動作するための機能を持ち、さらにコンテンツのアクセスに必要なURI情報を提供するサービスを備えたUPnP対応機器として構成される。
【0024】
また、上記USB端子123は、一般的なUSB対応ポートとして使用されるもので、例えばハブ135を介して、携帯電話136、デジタルカメラ137、メモリカードに対するカードリーダ/ライタ138、HDD139、キーボード140等のUSB機器を接続し、これらのUSB機器と情報伝送を行なうために使用される。
【0025】
さらに、上記i.LINK端子124は、例えばAV−HDD141、D(Digital)−VHS(Video Home System)142等をシリアル接続し、これらの機器と情報伝送を行なうために使用される。
【0026】
次に、図2を用いて、上記したテレビジョン放送受信装置111の機能について説明する。
図2は、本実施の形態におけるテレビジョン放送受信装置111の機能ブロック図である。
テレビジョン放送受信装置111は、アンテナ243と、入力端子244と、第1のチューナ245aと、第1の復調器245bと、チューナ250aと、復調器250bと、他の図2では省略記号で示したチューナおよび復調器との組合せと、TS(Transport Stream)処理部246と、信号処理部247と、グラフィック処理部254と、OSD(On Screen Display)信号生成部257と、音声処理部255と、スピーカ115と、映像処理部258と、映像表示器114と、制御部261と、時計280と、HDD(Hard Disk Drive)281と、操作部116と、受信部118と、第1のカードI/F(Interface)265と、第1のカードホルダ266と、第2のカードI/F267と、第2のカードホルダ268と、明るさセンサ273と、通信I/F269と、通信I/F270と、USB I/F271と、i.LINK I/F272と、第1のLAN端子121と、第2のLAN端子122と、USB端子123と、i.LINK端子124とを備える。
【0027】
制御部261は、テレビジョン放送受信装置111の装置各部の動作を制御する。制御部261は、ROM261aと、RAM261bと、不揮発性メモリ261cと、表示制御機能261dと、CPU(Central Processing Unit)とを備える。また、制御部261は、ROM(Read Only Memory)261aと、RAM(Random Access Memory)261bと、不揮発性メモリ261cを備え、表示制御機能261dを有している。
【0028】
ROM261aは、CPUが実行するシステム制御プログラム及び各種処理プログラムを格納するメモリである。RAM261bは、CPUが各種プログラムを展開するための、いわゆるワーキングメモリである。不揮発性メモリ261cは、各部の動作制御に必要な各種の設定情報及び制御情報等を格納する。本実施の形態において、設定情報とは例えば初期スキャンにより設定されるテレビジョン放送受信装置111にて受信可能なチャンネル情報や、チューナ3Bのそれぞれにて受信し録画を行うと設定されているチャンネル情報等がある。
【0029】
制御部261は、操作部116から入力される操作信号や、リモートコントローラ117から送信され受信部118を介して受信される操作信号に応じて、ROM261aに予め記憶されたシステム制御プログラム及び各種処理プログラムを起動させる。制御部261は、起動したプログラムに従って、RAM261bをワークメモリとして装置各部の動作を制御する。
【0030】
制御部261は、信号処理部247から出力された複数チャンネルが多重されているTSをチャンネルごとのTSに戻し、内蔵HDD281に記憶する。また、制御部261は、録画したデータの再生する制御を実行し、内蔵HDD281に格納した放送番組等のデータを読み出して、映像表示器114に表示させたり、スピーカ115から音声出力させたりすることができる。
【0031】
LAN対応HDD専用ポートとしてのLAN端子121を設けることにより、他のネットワーク環境やネットワーク使用状況等に影響されることなく、HDD125に対してハイビジョン画質による番組の情報記録を安定して行うことが可能となる。
【0032】
なお、実施形態としてはテレビジョン放送受信装置111で説明するが、セットトップボックスであっても実施することはできる。セットトップボックスの場合には、映像信号は外部モニターへ出力され表示される。
【0033】
アンテナ243は、放送形式として地上波デジタル放送、BSデジタル放送及びCSデジタル放送等を受信することができるように構成された1つまたは複数のアンテナである。
【0034】
入力端子244は、アンテナ243から受信した放送信号を複数のチューナ(第1のチューナ245a、第2のチューナ250a、・・・第nのチューナ)に入力する。
【0035】
第1のチューナ245aは、制御部261からの制御信号により所望のチャンネルの放送信号を選局し、この選局された放送信号を第1の復調器245bに出力する。
【0036】
第1の復調器245bは、地上デジタル放送受信時にはOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)復調、BSデジタル放送及びCSデジタル放送受信時にはPSK(Phase Shift Keying)復調し、所望の番組を含んだトランスポートストリームを得てTS処理部246に入力する。
【0037】
第2のチューナ250aは、制御部261からの制御信号により所望のチャンネルの放送信号を選局し、この選局された放送信号を第2の復調器250bに出力する。
【0038】
第2の復調器250bは、地上デジタル放送受信時にはOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)復調、BSデジタル放送及びCSデジタル放送受信時にはPSK(Phase Shift Keying)復調し、所望の番組を含んだトランスポートストリームを得てTS処理部246に入力する。
【0039】
チューナと復調器の組数としてはn=11であり、上記した第1〜第2のチューナと復調器の組の他に、第3〜第11のチューナと復調器との組を有している。以下、これらチューナと復調器との11つの組を、チューナ群24と記す。
この11個のチューナと復調器との組の用途は次の通りである。
第1〜第8のチューナと復調器との8つの組は、ループ録画用に設けられている。このループ録画の記録先は内蔵HDD281である。このためテレビジョン放送受信装置111は、ユーザにループ録画用に指定されたチャンネルについて同時に受信した8チャンネル分のTSを内蔵HDD281にループ記録することができる。
【0040】
この実施形態1においては、内蔵HDD281は、8チャンネル分の8つのTSを24時間、一週間分記録できるだけの容量を有している。また、内蔵HDD281は、8つのパーティションを有している。制御部261は、1TSを1パーティションに割り当てることにより、8チャンネル分の8つのTSを内蔵HDD281に記録する。
制御部261は、内蔵HDD281の各8つのパーティション毎に、空き容量が無くなったときには一番古いデータを上書きしていくようにTSをループ録画(記録)する。即ち、制御部261は内蔵HDD281にTSをループ録画する。
制御部261は、テレビジョン放送を内蔵HDD281に記録するときには8チャンネル分のTSをTS処理部246から内蔵HDD281へ出力し、8チャンネル分の8つのTSをそれぞれのパーティションに上書き記録する。
制御部261は、記録処理と排他して実行しなければならないシステムのメンテナンス処理、例えば録画した番組に関するメタ情報の再構築処理や、ソフトウェアのアップデート処理などを実行することが出来ない。このため、長期間稼動し続けるとシステムが不安定になったり、アップデートによる不具合修正が適用されないといった問題が生じる。
【0041】
第9のチューナと復調器との1つの組はリアルタムの視聴用に設けられている。このようにリアルタイムで視聴する際にはループ録画に使用している第1〜第8のチューナと復調器との組とは別の、視聴専用に設けられ第9のチューナと復調器を使用している。これは、ループ録画で設定している8チャンネル以外のTSを選局・視聴出来るようにするためである。
制御部261は、テレビジョン放送をリアルタイムで視聴するときには、第9のチューナと復調器から得られたユーザが視聴する所望のTSを信号処理部247へ出力する。
【0042】
第10および第11のチューナと復調器との2つの組は、ループ録画とは別に、ユーザにループ録画用とは別に個別録画用に指定された録画予約された個々の番組のTSを録画するために設けられている。この録画の記録先は、内蔵HDD281以外の記録先、例えばネットワーク接続されたHDD139である。裏録画用(個別録画用)に2つのチューナと復調器との組を有しているので、視聴およびループ録画とは別に、裏番組として2チャンネルのTSを選局・録画することができる。
【0043】
制御部261は、一旦内蔵HDD281に記録したテレビジョン放送を再生するときには、最大8チャンネル分のTSを内蔵HDD281から再生し、所望のTSを信号処理部247へ出力する。
【0044】
また、制御部261は、本実施形態に係る機能部として、表示制御機能261dを備えている。制御部261は、この表示制御機能261dにより、後述するメッセージ表示処理に関する制御を行う。
【0045】
信号処理部247は、TS処理部246または制御部261の制御により内蔵HDD281から入力されたTSを、所定のデジタル信号処理を施し、グラフィック処理部254及び音声処理部255に出力している。また、信号処理部247は、コンテンツ再生時には、制御部261から入力されたコンテンツの再生信号を選択し、所定のデジタル信号処理を施し、グラフィック処理部254及び音声処理部255に出力している。
【0046】
信号処理部247の上記した所定のデジタル信号処理としては、例えば、PESを放送局側での圧縮方式に合わせた、例えばMPEG2デコードする処理等である。
制御部261には、信号処理部247から、番組を取得するための各種データや電子番組ガイド(Electronic Program Guide)情報,番組属性情報(番組ジャンル等),字幕情報等(サービス情報、SIやPSI)が入力されている。
【0047】
制御部261は、これら入力された情報からEPG,字幕を表示するため画像生成処理を行い、この生成した画像情報をグラフィック処理部254へ出力する。
グラフィック処理部254は、信号処理部247から出力されるデジタルのデータ信号及び映像信号のデコード処理を行う。デコードされたデータ信号及び映像信号は、OSD信号生成部257から出力されたOSD信号と重ね合わせて合成され、映像処理部258に出力される。グラフィック処理部254は、デコードされたデータ信号、映像信号又はOSD信号を、映像処理部258に選択的に出力することもできる。
【0048】
OSD信号生成部257は、制御部261の制御に従って、UI(ユーザ・インタフェース)画面などを表示するためのOSD信号を生成する。また上述の信号処理部247において、デジタル放送信号から分離されたデータ信号は、OSD信号生成部257により適切なフォーマットのOSD信号に変換され、グラフィック処理部254に出力される。
【0049】
音声処理部255は、入力された音声信号を、スピーカ115で再生可能なフォーマットのアナログ音声信号に変換する。アナログに変換された音声信号は、スピーカ115に出力されて再生される。
【0050】
映像処理部258は、グラフィック処理部254から出力された信号を、映像表示器114で表示可能なフォーマットのアナログ映像信号に変換する。アナログに変換された映像信号は、映像表示器114に出力される。
【0051】
時計280は、時間を計時する機能を有しており、年月日および時間情報を制御部261へ出力する。
操作部116は、ユーザによる操作に応じた操作信号を受け付け、制御部261に入力する。操作部116は、例えばテレビジョン放送受信装置111のキャビネット110に備えられる。
【0052】
受信部118は、ユーザによるリモートコントローラ117の操作に応じた操作信号を受け付け、制御部261に入力する。
第1のカードホルダ266は、第1のカードI/F265を介して制御部261に接続されている。第1のメモリカード119は、この第1のカードI/F265に装着可能である。第1のメモリカード119は、例えばSD(Secure Digital)メモリカード、MMC(Multimedia Card)及びCF(Compactflash(登録商標))カード等の記憶媒体である。第1のカードホルダ266に装着された第1のメモリカード119、及び制御部261は、第1のカードI/F265を介して情報の伝達を行うことができる。制御部261は、第1のメモリカード119に、画像や音楽、放送番組等のデータを格納することができる。また制御部261は、第1のメモリカード119に格納された画像や音楽、放送番組等のデータを読み出して、映像表示器114に表示させたり、スピーカ115から音声出力させたりすることができる。
【0053】
第2のカードホルダ268は、第2のカードI/F267を介して制御部261に接続されている。第2のメモリカード120は、この第2のカードI/F267に装着可能である。第2のメモリカード120は、例えば放送受信契約の契約情報等を記憶する記憶媒体である。第2のカードホルダ268に装着された第2のメモリカード120、及び制御部261は、第1のカードI/F265を介して情報の伝達を行うことができる。
【0054】
明るさセンサ273は、キャビネット110外の明るさを検出し、この検出結果を制御部261に入力する。制御部261は、入力された明るさに関する検出結果に基づいて、映像表示器114の輝度を制御する。
【0055】
また、上記制御部261は、通信I/F269を介して第1のLAN(Local Area Network)端子121に接続されている。これにより、制御部261は、第1のLAN端子121に接続されたLAN対応のHDD125と、通信I/F269を介して情報伝送することができる。この場合、制御部261は、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバ機能を有し、第1のLAN端子121に接続されたLAN対応のHDD125にIP(Internet Protocol)アドレスを割り当てて制御している。
【0056】
さらに、上記制御部261は、通信I/F270を介して第2のLAN端子122に接続されている。これにより、制御部261は、第2のLAN端子122に接続された各機器(図1参照)と、通信I/F270を介して情報伝送することができる。
【0057】
また、上記制御部261は、USB I/F271を介して前記USB端子123に接続されている。これにより、制御部261は、USB端子123に接続された各機器(図1参照)と、USB I/F271を介して情報伝送することができる。
【0058】
さらに、上記制御部261は、i.LINK I/F272を介してi.LINK端子124に接続されている。これにより、制御部261は、i.LINK端子124に接続された各機器(図1参照)と、i.LINK I/F272を介して情報伝送することができる。
【0059】
制御部261は、システムのメンテナンス処理、例えば録画した番組に関するメタ情報の再構築処理や、ソフトウェアのアップデート処理などを実行する機能を有している。
【0060】
図3は、この制御部261が有しているシステムのメンテナンス処理を実行するタイミングを監視する動作を説明するためのフローチャートである。
ステップS300: 制御部261は、前回テレビジョン放送受信装置111の電源をOFFしたときの連続稼動時間を不揮発性メモリ261cから読み出す。
ステップS301: 制御部261は、8チャンネル分の8つのTSを内蔵HDD281に記録(ループ録画)開始する。
ステップS302: 制御部261は、次回の監視時刻を設定する。この監視時刻とは、連続稼動時間が第1の所定時間(1週間)を過ぎたかどうかを判断するための時刻である。この実施形態では、例えば次回の監視時刻として現在時刻から1時間後の時刻を設定する。ここで1時間としているのは、この後のステップS304にて不揮発性メモリ(NVRAM)へ書き込むのに、毎秒では負荷(書込回数の消耗)が大きく、かといって1週間後では長過ぎるので、1時間としている。
【0061】
ステップS303: 制御部261は、時計280から得た時間情報を用いて、ステップS303で設定した監視時刻になるまでループ録画を継続する。
ステップS304: 制御部261は、時計280から得た時間情報を用いて連続稼動時間を更新して、不揮発性メモリ261cに記憶させる。ここで、不揮発メモリ上に連続稼動時間を記録しているのは、システム稼働中にメンテナンス処理が未実行のまま電源が切断された場合、次回起動時にメンテナンス未実行の稼動時間を引き継ぐためである。
【0062】
ステップS305: 制御部261は、ステップS304で得た連続稼動時間が第1の所定期間を上回ったかを判断する。なお、連続稼動時間が第1の所定期間を上回ったかとは、システムメンテナンス用の稼動時間を上回ったかという判断である。制御部261は、もし、連続稼動時間が第1の所定期間を上回った場合にはステップS306へ移る。制御部261は、逆に上回っていない場合には、ステップS302へ移り、連続稼動時間が第1の所定期間を上回るまでステップS302〜S305のループ処理を繰り返す。
【0063】
ステップS306: 制御部261は、図4に示すシステムのメンテナンスの実行を促す通知(メッセージ)を映像表示器114に表示させる。図4は、システムのメンテナンス処理の実行を促す表示画面の一例を示す図である。この図4に示す通知(メッセージ)中には、「はい」、「いいえ」のGUIキーも同時にGUI表示され、デフォルトでは「はい」のGUIキーにフォーカスが当てられている状態で表示される。このデフォルトで「はい」にフォーカスが当てられているのは、リモートコントローラ117の決定キーの押下だけで、システムのメンテナンスを実行できるようにするためである。ユーザが、リモートコントローラ117の上キー,下キー,左キー,右キーを押下する操作によって「はい」、「いいえ」のGUIキーに当たっているフォーカスを所望のGUIキーに変え、リモートコントローラ117の決定キーの押下により、「はい」または「いいえ」のいずれかが最終的に選択される。
【0064】
なお、本明細書中、GUIキーとは、GUIボタンやGUIスイッチ等のコマンドを指定できるものであれば全てカバーするものである。
ステップS307: 制御部261は、図4の通知(メッセージ)に対して、例えばユーザによるリモートコントローラ117の決定キーを押下する操作により、「はい」が選択されたか判断する。制御部261は、もし、「はい」が選択された場合には、ステップS308へ移る。制御部261は、逆に、「はい」が選択されなかった(「いいえ」が選択された)場合には、ステップS311へ移る。
【0065】
ステップS308: 制御部261は、ループ録画を含む実行中の処理を停止する。システムのメンテナンス処理は、毎日24時間連続してストレージへの記録処理とは排他で実行する必要があるため、ステップS309でのシステムのメンテナンス処理に先立ってループ録画処理を停止している。例えば、ループ録画中に番組が切り替わるとメタ情報の更新処理を実行する必要があるが、メタ情報データベースの再構築中にはメタ情報の更新処理を実行できない。メタ情報の不整合を避けるためには、ループ録画実行中はメタ情報データベースの再構築処理を排他する必要がある。また、システムのソフトウェアをアップデートするためには、不揮発メモリ261cに記憶しているシステムのソフトウェアを書き換えた上でシステムをリブートする必要があるが、このときループ録画を同時に実行し続けることは出来ない。
【0066】
ステップS309: 制御部261は、システムのメンテナンス処理を実行する。システムのメンテナンス処理は、例えば録画した番組に関するメタ情報の再構築処理や、ソフトウェアのアップデート処理などである。
【0067】
ステップS310: 制御部261は、ステップS309にてシステムのメンテナンスが実行された後、連続稼動時間を初期化して不揮発性メモリ261cに記憶させる。
【0068】
ステップS311: 制御部261は、ループ録画を継続する。
なお、システムのメンテナンスについては、テレビジョン放送受信装置111で、例えば周知のGUIメニュー選択技術を用い、「トップメニュー」→「システム」→「システムのメンテナンス」というようにGUIによる階層化されたメニューを辿っていき、システムのメンテナンスを従来同様、任意のタイミングで実行できるようになっている。
【0069】
以上説明した通りこの実施形態によれば、最後にメンテナンス処理が実行されてからのシステムの稼動時間を監視し、第1の所定期間(たとえば1週間)メンテナンス処理が実行されていなければ、ユーザにシステムのメンテナンスの実行を促す通知(メッセージ)を映像表示器114に表示させることにより通知して、システムのメンテナンス処理を実行するよう促す。そしてユーザが映像表示器114に表示されたシステムのメンテナンスの実行を促す通知(メッセージ)に対して、リモートコントローラ117の例えば決定キーを押下するだけでシステムのメンテナンスを実行させることができる。
【0070】
ループ録画が24時間連続動作しているために、長期間メンテナンス処理が実行されていない場合に、ユーザにその旨を通知して実行を促すことで、ユーザの同意の下にループ録画を停止してメンテナンス処理を実行することができる。
【0071】
また、メンテナンス処理が実行されていない期間を監視することにより、システムが不安定になる前にメンテナンス処理を促すことが出来る。これによりシステムが不安定になった場合の不慮の事故(データが失われるなど)を未然に防ぐことが出来る。
【0072】
(実施形態2)
この実施形態2は、実施形態1の変形例であり、図1および図2については実施形態1と同じであるため詳細な説明は省略する。
図5は、制御部261が有しているシステムのメンテナンス処理を実行するタイミングを監視する動作を説明するためのフローチャートである。
この図5は、図3と比較してステップS307以降が追加されている点が異なる。図3と同じ処理については説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
ステップS311: 制御部261は、ループ録画を継続しつつ、ステップS501の処理へ移る。
ステップS501: 制御部261は、ステップS307にて「はい」を選択しなかった後、第2の所定期間(例えば1日)を上回ったか判断する。この第2の所定期間は、第1の所定期間(例えば1週間)と比較してずっと短い時間となっている。これは再度第1の所定期間待ってからシステムのメンテナンスの実行を促す通知(メッセージ)を映像表示器114に表示させていては、システムがより不安定になってしまうからである。
【0073】
ステップS502: 制御部261は、図6に示すシステムのメンテナンスの実行を促す通知(メッセージ)を映像表示器114に表示させる。図6は、システムのメンテナンス処理の実行を促す表示画面の一例を示す図である。実施形態1で用いた図4と比較して、映像表示器114の画面上部に、“前回、システムのメンテナンスの実行が選択されませんでした。”との表示が加わった点が異なっている。ユーザはこの加わった表示から、前回のステップS306による通知(メッセージ)に対して、システムのメンテナンスを実行していないことを知ることができる。この図6に示す通知(メッセージ)中には、「はい」、「いいえ」のGUIキーも同時にGUI表示され、デフォルトでは「はい」のGUIキーにフォーカスが当てられている状態で表示される。このデフォルトで「はい」にフォーカスが当てられているのは、リモートコントローラ117の決定キーの押下だけで、システムのメンテナンスを実行できるようにするためである。ユーザが、リモートコントローラ117の上キー,下キー,左キー,右キーを押下する操作によって「はい」、「いいえ」のGUIキーに当たっているフォーカスを所望のGUIキーに変え、リモートコントローラ117の決定キーの押下により、「はい」または「いいえ」のいずれかが最終的に選択される。
【0074】
これにより、再度連続稼動時間が第1の所定期間(例えば1週間)経過する前に、ユーザはシステムのメンテナンスの実行を促す通知(メッセージ)による、システムのメンテナンスを実行する機会を得ることができる。
【0075】
ステップS503: 制御部261は、図6の通知(メッセージ)に対して、例えばユーザによるリモートコントローラ117の決定キーを押下する操作により、「はい」が選択されたか判断する。制御部261は、もし、「はい」が選択された場合には、ステップS308へ移る。制御部261は、逆に、「はい」が選択されなかった(「いいえ」が選択された)場合には、ステップS311へ移る。
【0076】
以下、両実施形態の概略について説明しておく。
1つ、または複数のチューナを搭載し、指定されたチャンネルのストリームをループ録画する機能を備えた放送受信機を想定する。ループ録画を実行する時間は、毎日24時間に設定可能で、その場合システムが起動している間は常にループ録画を実行し続ける。
【0077】
さらに、システムの状態を安定に保つためのメンテナンス機能を有する放送受信機を考える。メンテナンス機能には、例えばループ録画しているコンテンツの情報を管理するメタ情報データベースの再構築の機能や、不揮発性メモリ261cに記憶している受信機のシステムのソフトウェアをアップデートするための機能を想定する。これらの処理の一部は、ループ録画と排他的に実行する必要がある。例えば、ループ録画中に番組が切り替わるとメタ情報の更新処理を実行する必要があるが、メタ情報データベースの再構築中にはメタ情報の更新処理を実行できない。メタ情報の不整合を避けるためには、ループ録画実行中はメタ情報データベースの再構築処理を排他する必要がある。また、システムのソフトウェアをアップデートするためには、不揮発メモリ261cに記憶しているシステムのソフトウェアを書き換えた上でシステムをリブートする必要があるが、このときループ録画を同時に実行し続けることは出来ない。
【0078】
ループ録画を毎日24時間、常に実行し続ける設定にしている場合、ループ録画と排他的に実行する必要のあるメンテナンス処理は実行の機会が無い。長期にわたってメンテナンス処理が実行されずにいると、メタ情報データベースの断片化や肥大化のためにシステムが不安定になったり、ソフトウェアのアップデートが実行されないために不具合の修正がいつまでも適用されないといった問題が発生する。
【0079】
本実施形態は、ループ録画が常時実行中のために長期間メンテナンス処理が実行されていない場合に、システムの稼動時間を監視することでそれを検出し、ユーザにメンテナンス処理の実行を促す表示を出力するものである。このときの表示例を図4に示す。また、ユーザの許可・指示を受けてループ録画を停止し、メンテナンス処理を実行するものである。
【0080】
本実施形態の基本的な流れを以下に示す。
手順1.システム起動直後に、前回電源OFF時点での連続稼動時間を不揮発メモリから読み出す。
手順2.ループ録画を開始する。ループ録画はユーザの設定に従って実行される。
手順3.定期的に連続稼動時間を監視するために、次回監視時刻を設定する。
手順4.監視時刻になったら、連続稼動時間が第1の所定期間を上回ったかどうか確認する。また、このときに不揮発メモリ上に記録されている連続稼動時間を更新する。
手順5.連続稼動時間が第1の所定期間に満たないあいだは、3.4.を繰り返す。
手順6.連続稼動時間が第1の所定期間を超えたときは、ユーザにメンテナンス実行を促すための通知を表示する。
手順7.この通知を受けて、ユーザがメンテナンス実行を許可した場合は、直ちにループ録画を含む実行中の処理を全て停止し、メンテナンス処理を実行する。メンテナンス処理が完了したら、連続稼動時間を初期化する。
手順8.ユーザがメンテナンス実行を拒否した場合は、そのままループ録画を継続する。
なお、本実施形態は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。例えば、第1の実施形態と第2の実施形態とを組み合わせ、所望の番組属性として、ジャンル、チャンネルを組みとしたものとしてもよい。
【符号の説明】
【0081】
111…デジタルテレビジョン放送受信装置、112…キャビネット、113…支持台、114…映像表示器、115…スピーカ、116…操作部、117…リモートコントローラ、118…受信部、119…第1のメモリカード、120…第2のメモリカード、121…第1のLAN端子、122…第2のLAN端子、123…USB端子、124…i.LINK端子、125,127,139…HDD、126,135…ハブ、128,133…コンテンツサーバ、129…DVDレコーダ、130…アナログ伝送路、131…ブロードバンドルータ、132…ネットワーク、134,136…携帯電話、137…デジタルカメラ、138…カードリーダ/ライタ、140…キーボード、141…AV−HDD、142…D−VHS、280…内蔵HDD。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
放送信号を受信する受信手段と、
前記受信された放送信号を記録する記録手段と、
前記記録手段による記録の稼動時間が第1の所定期間稼動したかを判断する第1の判断手段と、
前記第1の判断手段によって前記第1の所定期間稼動した場合に、システムのメンテナンスを促す通知であってシステムのメンテナンスを実行するGUIキーを備えた通知を出力する通知出力手段と、
前記システムのメンテナンスを実行するGUIキーの操作に応じてシステムのメンテナンスを実行するシステムメンテナンス実行手段とを備えたことを特徴とする放送記録装置。
【請求項2】
前記記録手段は、前記放送信号を連続したループ録画として記録することを特徴とする請求項1記載の放送記録装置。
【請求項3】
前記システムメンテナンス実行手段は、システムのメンテナンスとして、メタ情報データベースの再構築処理またはシステムのソフトウェアのアップデート処理を実行することを特徴とする請求項1乃至2のいずれか1項記載の放送記録装置。
【請求項4】
前記システムのメンテナンスを実行するGUIキーの操作がシステムのメンテナンスを実行しない操作であった場合に、この後前記記録手段による記録の稼動時間が第2の所定期間稼動したかを判断する第2の判断手段と、
前記第2の判断手段によって前記第2の所定期間稼動した場合に、前記通知出力手段に改めてシステムのメンテナンスを促す通知であってシステムのメンテナンスを実行するGUIキーを備えた通知を出力させる制御手段とを備えたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の放送記録装置。
【請求項5】
前記第2の所定期間は、前記第1の所定時間よりも短いことを特徴とする請求項4記載の放送記録装置。
【請求項6】
受信手段によって放送信号を受信し、
記録手段によって前記受信された放送信号を記録し、
第1の判断手段によって前記記録手段による記録の稼動時間が第1の所定期間稼動したかを判断し、
前記第1の判断手段によって前記第1の所定期間稼動した場合に、通知出力手段によってシステムのメンテナンスを促す通知であってシステムのメンテナンスを実行するGUIキーを備えた通知を出力し、
システムメンテナンス実行手段によって前記システムのメンテナンスを実行するGUIキーの操作に応じてシステムのメンテナンスを実行する放送記録方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−65288(P2012−65288A)
【公開日】平成24年3月29日(2012.3.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−210079(P2010−210079)
【出願日】平成22年9月17日(2010.9.17)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】