説明

教育システム

【課題】
電子掲示板システムを代表とするグループウェアシステムを利用した教育システムを提供することを目的とする。
【解決手段】
受講者の受講履歴を記録している教育履歴データベースと、受講者に対して教授するコンテンツを記録しているコンテンツ情報データベースと、コンテンツをコンテンツ情報データベースに記録し、それをグループウェアシステムに於ける電子掲示板システムから参照可能なように、電子掲示板システムに情報を登録するコンテンツ配信・管理手段と、受講者の受講履歴を教育履歴データベースに更新して記録する学習管理手段と、を有する教育管理システムである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンピュータやコンピュータネットワーク等を利用して教育を行う教育管理システムに関し、特に詳細には、その媒体として電子掲示板システムを代表とするグループウェアシステムを利用した教育システムに関する。
【背景技術】
【0002】
コンピュータ技術やインターネット等のネットワーク技術の発達に伴い、教室等の所定の教育施設以外で、ネットワークを介して教育を行う教育管理システムがある。このような教育管理システムは、コンピュータネットワークに接続できる環境さえあれば、いつでも受講者が教育を受けられる点や、コンピュータならではの動画等のマルチメディアを用いた教育を行うことが出来る点に利点があり、特に、企業内での社内教育研修等への導入が、近年盛んになりつつある。
【0003】
しかしこのような教育管理システムの実施には、教材の管理や配信を行うLMS(Learning Management System)の導入が不可欠となるが、このLMSは高価であるので、企業等のユーザは導入になかなか踏み切れない現状がある。
【0004】
上述のLMSには高価であるという問題があるので、これを使用しないインターネットを利用した教育管理システムが、下記特許文献1、特許文献2に開示されている。
【0005】
【特許文献1】特開2003−122237号公報
【特許文献2】特開2002−49296号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1及び特許文献2に開示の教育管理システムの場合、教育管理システムに電子掲示板を用いている。しかし、それは単に電子掲示板形式で表示を行っているに過ぎず、その教材(教材の記事等を含む)を受講者が開いたかどうかは確認できるものの、受講が終了したか否かを管理することが出来ない。
【0007】
又、このような教育管理システムの場合、受講者は自発的に学習することが求められる。そして企業の勤労者のように多忙な人が受講者である場合、教育管理システムが受講者の学習の進捗状況を管理することが重要であるが、かかる管理を行うことが出来ない。
【0008】
またこのような学習の進捗状況を管理していたとしても、受講者が受講を実際に行わなければならない日を失念し、各受講者毎の学習スケジュールの進捗状況に狂いを生じさせる事態が考えられる。しかし、このようなことを防ぐことが、従来の教育管理システムでは困難である。
【課題を解決するための手段】
【0009】
請求項1の発明は、グループウェアシステムと教育管理システムとを有する教育システムであって、前記グループウェアシステムは、電子掲示板システムと、前記グループウェアシステムにアクセス可能な、前記教育管理システムにおける受講者を含むユーザのログインIDとパスワードとを記録する受講者管理データベースと、を有しており、前記教育管理システムは、前記受講者の受講履歴を記録している教育履歴データベースと、前記受講者に対して教授するコンテンツを記録しているコンテンツ情報データベースと、前記コンテンツを前記コンテンツ情報データベースに記録し、それを前記グループウェアシステムに於ける電子掲示板システムから参照可能なように、前記電子掲示板システムに情報を登録するコンテンツ配信・管理手段と、前記受講者の受講履歴を前記教育履歴データベースに更新して記録する学習管理手段と、を有しており、前記グループウェアシステムは、前記受講者の操作する受講者端末からログインIDとパスワードの入力を受け付け、前記受講者管理データベースに記録されているログインIDとパスワードと照合することにより認証作業を行い、前記教育管理システムは、前記グループウェアシステムで入力を受け付けたログインIDとパスワードを受け取ることによって、前記教育管理システムにおける認証作業を行う、教育システムである。
【0010】
本発明によって、電子掲示板システムに代表されるグループウェアと教育管理システムとを組み合わせることで安価な教育管理システムを可能とすると共に、受講者の学習の進捗状況を管理することが出来る教育管理システムとなる。
【0011】
請求項2の発明は、前記学習管理手段は、前記受講者端末からコンテンツを開いた、コンテンツを「修了した」ことを示す情報を受信し、コンテンツを開いた情報の場合には前記受講者の受講履歴を「受講中」に、コンテンツを「修了した」情報の場合には前記受講者の受講履歴を「受講済み」に、更新して前記教育履歴データベースに記録する、教育システムである。
【0012】
請求項3の発明は、前記学習管理手段は、前記受講者端末に対してテスト問題を送信し前記受講者端末からその回答を受信した場合、又は前記受講者端末に対して理解度の自己申告の入力を行う旨を送信し前記受講者端末から前記理解度の自己申告を受信した場合に、前記受講者の受講履歴を「受講済み」に更新して前記教育履歴データベースに記録する、教育システムである。
【0013】
これらの発明により、電子掲示板システムを利用した受講履歴の管理が簡単に行える。又、受講履歴を更新する前にテスト処理や理解度の自己申告処理を実行することによって、受講者の理解度合いを把握することが出来る。
【0014】
請求項4の発明は、前記コンテンツ配信・管理手段は、前記電子掲示板システムに掲載された情報を前記受講者端末が選択したことを示す情報を受信した場合には、前記掲載した情報の対応するコンテンツを前記コンテンツ情報データベースから抽出し、それを前記受講者端末に送信する、教育システムである。
【0015】
このように、教材サーバを教育管理システムで有することなく、分散処理を可能としても良い。
【0016】
請求項5の発明は、前記グループウェアシステムは、更に、前記グループウェアシステムにおける、前記受講者を含むユーザ毎のスケジュールを記録するスケジュール管理データベースを有しており、前記教育管理システムは、更に、前記受講者端末から前記グループウェアシステムにログインがあった場合、前記グループウェアシステムに於けるスケジュール管理データベースを参照し、当日に受講すべきコンテンツがあるか否かの確認を行い、受講すべきコンテンツがあった場合には、前記グループウェアシステムに対して、通知アイコンを含むグループウェアシステムのポータル画面を作成するように通知する学習支援手段、を有する教育システムである。
【0017】
本発明のように、学習スケジュールに狂いを生じさせないように、受講者に対して、その日に学習をしなければならないことがある旨の通知を行うことで、教育管理システムの効率を向上させることが可能となる。
【0018】
請求項6の発明は、前記グループウェアシステムは、更に、前記グループウェアシステムにおける、前記受講者を含むユーザ毎のスケジュールを記録するスケジュール管理データベースを有しており、前記教育管理システムは、更に、前記受講者の受講スケジュールを、前記グループウェアシステムにおけるスケジュール管理データベースに登録する学習支援手段、を有しており、前記学習支援手段は、前記グループウェアシステムから受け取ったログインIDに基づいて、前記教育履歴データベースを参照することで前記受講者の受講コースにおけるコンテンツの一覧を取得し、前記教育履歴データベースから前記受講者の受講履歴を参照し、前記受講コースに未受講のコンテンツがあった場合には、その受講スケジュールを、前記グループウェアシステムのスケジュール管理データベースに追加登録する、教育システムである。
【0019】
本発明のように、グループウェアシステムにおけるスケジュール管理システムで用いるスケジュール管理データベースに、受講者の受講スケジュールを記録することによって、グループウェアシステムからも受講スケジュールを確認することが可能となる。
【0020】
請求項7の発明は、前記グループウェアシステムは電子メールシステムを更に有しており、前記学習管理手段は、更に、前記スケジュール管理データベースに登録したスケジュールと、前記教育履歴データベースに記録した受講履歴とを対比させることにより、所定期間、未受講の受講者に対して受講を行う旨の督促メールを前記グループウェアシステムに於ける電子メールシステムにより送信する、教育システムである。
【0021】
このように督促メールを送信することによって、受講者に受講すべきことを促すことが出来る。
【発明の効果】
【0022】
本発明によって、スケジュール管理やコンテンツ提供するグループウェアシステム部分の機能をグループウェアシステム側にまかすことにより、従来よりも安価であり、且つ受講者の学習の進捗状況の管理も行える教育管理システムの構築が可能となる。又、受講者の学習スケジュールの管理も容易に行え、そのスケジュールに狂いを生じさせないように受講者に通知することも可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
本発明の教育管理システム1のシステム構成の一例を図1のシステム構成図に示す。教育管理システム1は、コンテンツ配信・管理手段3と学習管理手段4と学習支援手段5とコンテンツ情報データベース6と教育履歴データベース7とを有しており、グループウェアシステム2とデータの送受信が可能である。又、ネットワーク14を介して教材サーバ12、受講者端末13とデータの送受信が可能である。教育管理システム1とグループウェアシステム2とからなるコンピュータシステムを教育システムと呼ぶこととする。
【0024】
ネットワーク14はインターネット等のオープンネットワーク、LAN等のクローズドネットワーク、それらの組合せ等の如何なるものであっても良く、有線、無線の別も問わない。
【0025】
コンテンツ配信・管理手段3は、教育管理システム1のシステム管理者(当該教育管理システム1のシステム管理を行う者)、教育管理者(教育管理システム1を通して実行される教育の総合的な管理を行う者)、質問等を受け付けるチューター(受講者から受け付けた質問に対して回答を行う等、教育管理者の補助的業務を行う者)が操作するコンピュータ端末又は教育管理システム1から直接、教材のデータとなるコンテンツ又はそのコンテンツが存在する教材サーバ12のURLをコンテンツ配信・管理手段3で受信し、それをコンテンツ情報データベース6に記録する。そして、コンテンツ情報データベース6に登録したコンテンツ又はそのURLに受講者がアクセス可能なように、それを示す情報(例えばコンテンツ情報データベース6に登録したコンテンツ又はそのURLにリンクが張られた、そのコンテンツの受講コース名、単元名、ページ名)をグループウェアシステム2の電子掲示板システム8にコンテンツ配信・管理手段3が登録する手段である。
【0026】
従って、コンテンツそのものはコンテンツ情報データベース6又は教材サーバ12に記録されており、電子掲示板システム8にはコンテンツ情報データベース6へアクセス可能なように、例えば、その受講コース名、単元名、ページ名のリンク等により参照可能となっている。その為、電子掲示板システム8では、受講者に対して受講コース名、単元名、ページ名等が掲載された電子掲示板システム8の一画面を受講者端末13に送信する。そして電子掲示板システム8に於いて受講者端末13から、受講コース名、単元名、ページ名等が選択されると、そこに張られたリンク等によって、コンテンツ情報データベース6に対してアクセスする。そしてコンテンツ情報データベース6から当該選択されたコンテンツ、又はコンテンツのURLをコンテンツ配信・管理手段3が抽出し、それを受講者端末13に対して送信する。
【0027】
コンテンツそのものがコンテンツ情報データベース6に記録されている場合には、コンテンツ配信・管理手段3は、そのコンテンツを受講者端末13に送信する。一方、コンテンツではなく、コンテンツが存在する教材サーバ12のURLがコンテンツ情報データベース6に記録されている場合には、コンテンツ配信・管理手段3はそのURLを受講者端末13に送信し、それを受信した受講者端末13は、当該受信したURLの教材サーバ12に対してアクセスし、コンテンツを取得する。
【0028】
尚、コンテンツとは、当該教育管理システム1を用いて受講者に教授する学習内容のことであり、受講コース、単元、ページ等の総称である。尚、受講コースとは、受講者が受講すべき科目のことであり、例えば情報セキュリティ研修コース、環境管理研修コース等が該当する。又、単元とは受講コースのうち、第1章、第2章、第1回目、第2回目のような、1回で受講する受講単位であり、ページとは、その単元の1ページ目、2ページ目等の、受講者端末13に於ける表示単位、表示順番のことをいう。従って、受講コースは一又は複数の単元から成立しており、単元は一又は複数のページから成立している。
【0029】
又、本明細書に於けるコンテンツとしては、教材のデータそのものの他にも、その教材が記載された教材データのURLであってもよい。教材データそのものをコンテンツとして記録するのではなく、コンテンツが存在するURLを登録可能とすることによって、教育管理システム1上に教材のサーバを設ける必要がなく、異なるサーバ上(教材サーバ12)に設けることが出来る。このような分散化処理によって、教材の多様化やメンテナンスの容易性等を実現することが出来る。
【0030】
更にコンテンツにファイルを添付してもよい。加えて、コンテンツとしては、上述のものに限定することはなく、ホームページ閲覧ソフト(ブラウザ)で表示可能なものならば如何なるものであっても良い。
【0031】
学習管理手段4は、受講者が当該コンテンツをまだ開いていない(未受講)、開いた(受講中)、修了した(受講済み)の各受講段階に於ける受講履歴を教育履歴データベース7に記録する手段である。この受講履歴は、後述する教育履歴データベース7に記録されている当該受講者の受講履歴のうち、最初は「未受講」であるが、受講者端末13から「開いた」を学習管理手段4で受信した場合に、受講履歴を「受講中」に変更して記録する。そして受講者端末13から「修了した」を学習管理手段4で受信した場合に、受講履歴を「受講済み」に変更して記録する。
【0032】
又、学習管理手段4は、教育管理者やチューターの操作するコンピュータ端末に対して、各受講者の受講履歴を教育履歴データベース7から抽出し、それを当該コンピュータ端末に送信する手段でもある。
【0033】
更に、学習管理手段4は、スケジュール管理システム9に登録したスケジュールと、教育履歴データベース7に記録した受講履歴とを対比させることにより、所定期間、コンテンツを未受講の受講者に対して、督促メールをグループウェアシステム2の電子メールシステムを介して送信したり、受講者端末13から学習に対する質問を受信し、それを、該当するチューターや教育管理者に転送する手段でもある。このような電子メールの転送は、受講者からコンテンツや受講者を特定する情報(例えば○○コースの第3回目、受講者の氏名等)を含んだ電子メールを受信し、それを受信した学習管理手段4は、該当するチューターや教育管理者に当該電子メールを送信する。尚、この転送作業は、システム管理者等が行っても良いし、電子メールに含まれる文字等を自動的に取得し、その取得した文字等から該当する受講コース、単元を特定することで、担当するチューターや教育管理者の電子メールアドレスを抽出し、自動的に転送を行えるようにしても良い。
【0034】
加えて、学習管理手段4は、コンテンツに関する理解度、意見感想を測定するためのテスト問題を受講者端末13に送信し、その回答を受講者端末13から受信することによって、テスト処理を実行しても良い。このテスト処理を実行するタイミングは、当該受講者がその単元や受講コースを終了した場合、即ちコンテンツ配信・管理手段3が教育履歴データベース7の受講者の受講履歴を「受講済み」に更新した場合、或いは受講者端末13から「修了した」の情報を受信した場合であってもよい。そして、この際に送信される問題は、当該「受講済み」となった単元や受講コースに関する問題であって、この問題を教材サーバ12から取得し、それを受講者端末13に送信する。
【0035】
このようなテスト処理の他にも、コンテンツの最後に理解度申告処理を設けても良い。即ち受講コースが終了した場合、受講者端末13から理解度の自己申告を記入した情報を学習管理手段4で受信し、それを該当するチューターや教育管理者に転送する。
【0036】
テスト処理の他にも、理解度の自己申告処理を設けることによって、理解度を測る為に必ずしもテストを必要とすることなく、教育管理者が理解度を測る為のテスト作成の負担を軽減することが出来る。
【0037】
更に学習管理手段4は、上述のように、コンテンツを「開いた」或いは「修了した」ことを意味するボタンの押下がされたことによって、その旨の情報を受講者端末13から学習管理手段4に送信することで、教育履歴データベース7の受講履歴を変更して記録しても良いし、理解度の自己申告処理やテスト処理を終了後に教育履歴データベース7の受講履歴を「修了した」(受講済み)に、変更して記録しても良い。このような自己申告により「修了した」(受講済み)とすることによって、受講履歴の更新が行える。
【0038】
学習支援手段5は、受講者の学習を支援する機能を有する手段であって、グループウェアシステム2に於けるスケジュール管理システム9と連動して受講者の学習スケジュールの管理を行う。
【0039】
具体的には、学習支援手段5は、当該受講者が教育管理システム1又はグループウェアシステム2にログインした際のログインIDからコンテンツ情報データベース6を参照することで受講者のコンテンツの一覧(例えば受講コース)を取得する。そして教育履歴データベース7から当該受講者の受講履歴を参照し、未受講のコンテンツ(例えば単元)があった場合に、それをグループウェアシステム2のスケジュール管理データベース11に追加登録する。
【0040】
又、上述のように作成された学習スケジュールを失念しないように、学習支援手段5は、受講者がグループウェアシステム2にログインした場合、そのログインIDに基づいてスケジュール管理データベース11を参照する。そして当日に受講すべきコンテンツがあった場合、その旨をグループウェアシステム2に送信し、グループウェアシステム2は、受講すべきコンテンツがあることを示す通知アイコン20を含むグループウェアシステム2のポータル画面を作成して、それを受講者端末13に送信する。
【0041】
コンテンツ情報データベース6は、コンテンツやコンテンツが存在する教材サーバ12のURL、受講コースの受講期間、当該コンテンツの参照権等を記録しているデータベースである。
【0042】
教育履歴データベース7は、受講者の受講履歴を記録しているデータベースであって、受講者を識別する受講者ID、受講コースを識別するコースID、受講履歴を記録しているデータベースである。
【0043】
グループウェアシステム2は、個々の受講者の時間や場所という制約を超え、共同での作業を支援する場(空間)を提供することの出来るソフトウェアやシステムであって、ポータル画面、電子メールシステム、電子掲示板システム8、スケジュール管理システム9、電子会議室システム、施設予約システム、チャットなどの機能を少なくとも一以上有するものである。ポータル画面とは、グループウェアシステム2に受講者がログインしたときのトップページ等であって、電子メールやスケジュール管理、電子会議室、施設予約等の一覧を総合的に表示する画面である。
【0044】
グループウェアシステム2は、更に受講者管理データベース10とスケジュール管理データベース11とを有している。
【0045】
受講者管理データベース10は、グループウェアシステム2の登録者管理を行うデータベースであって、当該グループウェアシステム2にアクセスできる者(受講者を含む)のログインIDやパスワードを記録している。
【0046】
スケジュール管理データベース11は、グループウェアシステム2のスケジュール管理システム9を使用する、受講者を含むグループウェアシステム2のユーザ毎のスケジュールを記録しているデータベースである。
【0047】
教材サーバ12は、受講者に対して教授すべき各種教材のデータを記録しているサーバである。この教材のデータには、テキストデータ、画像データ、音声データ、動画データ等の各種のデータがコンテンツ毎(即ち受講コース毎、単元毎、ページ毎)に記録されている。
【0048】
受講者端末13は、受講者が操作するコンピュータ端末であって、教育管理システム1、グループウェアシステム2、教材サーバ12との間でネットワーク14を介してデータの送受信が可能である。又、受講者端末13は、グループウェアシステム2が閲覧可能なコンピュータ環境である必要があり、例えばホームページ閲覧ソフト(ブラウザ)が含まれるが、ブラウザによる閲覧の他にも、専用ソフトウェアによる閲覧であっても良い。
【実施例1】
【0049】
本発明の教育管理システム1のプロセスの流れの一例を図2のフローチャート図と図1のシステム構成図とを用いて詳細に説明する。
【0050】
まず受講者は受講者端末13、教育管理者、チューターは自らが操作するコンピュータ端末(図示せず)からネットワーク14を介してグループウェアシステム2にアクセスし、グループウェアシステム2にログインする(S100)。この際に、グループウェアシステム2で用いるログインIDとパスワードを入力することで、受講者管理データベース10に記録されているログインIDとパスワードと照合し、認証作業を行う。
【0051】
グループウェアシステム2にログインした後、教育管理システム1を利用しない場合には(S110)、教育管理システム1にアクセスせず、グループウェアシステム2の他の機能、例えばスケジュール管理システム9や電子会議室システム、施設予約システム等を利用する(S120)。
【0052】
一方、教育管理システム1を利用する場合には(S110)、グループウェアシステム2から教育管理システム1へのアクセスを受講者端末13、コンピュータ端末から選択することで、教育管理システム1にログインをする(S130)。この際にグループウェアシステム2のログイン情報(ログインIDやパスワード等)を教育管理システム1が受け取ることによって、認証作業を行っても良い。
【0053】
教育管理システム1にログイン後、そのアクセスを行った者が、教育管理者やチューターである場合であって、グループウェアシステム2に於ける電子掲示板システム8にコンテンツの登録作業(配信作業)を行う場合には(S140)、当該コンピュータ端末から教育管理システム1に対して、電子掲示板システム8に登録するコンテンツ又はそのURLの登録作業をコンテンツ情報データベース6に実行し、更に電子掲示板システム8から当該コンテンツ情報データベース6に記録したコンテンツ又はそのURLへ参照可能なように、電子掲示板システム8に対する登録を行う(S150)。
【0054】
又、S150で登録したコンテンツが新しい受講コースや新しい単元等の場合には、その受講コースや単元に関する情報を、コンテンツ情報データベース6にコンテンツ配信・管理手段3から登録する。これによって、電子掲示板システム8から受講者が参照する際に、どのコンテンツを受講者端末13に送信すればよいか判別することが可能になる。
【0055】
一方、教育管理システム1にログイン後、そのアクセスを行った者が受講者である場合であって、グループウェアシステム2に於ける電子掲示板システム8のコンテンツを学習する場合には、グループウェアシステム2の電子掲示板システム8は、受講者端末13に対して電子掲示板の一覧画面を送信する。図5に、受講者端末13で表示される当該受講者が受講すべきコンテンツの一覧が表示された画面の一例を示す。尚、この際に受講者が受講すべきコースは、グループウェアシステム2にログインするときに用いた受講者IDによって教育履歴データベース7を検索し、該当する受講者IDを有する受講者の受講コースを判別し、更にコンテンツ情報データベース6を検索することで、どの受講コース、単元の情報を送信するかを判別し、該当する受講コースに於ける単元の情報を電子掲示板システム8から受講者端末13に送信すればよい。
【0056】
受講者は電子掲示板システム8から受講者端末13で受信したコース一覧の画面(図5)に於いて、受講する単元をクリック等で選択することによって、電子掲示板システム8からコンテンツ情報データベース6へ張られたリンクにより、コンテンツ情報データベース6に記録されたコンテンツをコンテンツ配信・管理手段3が受講者端末13に送信する。
【0057】
一方、コンテンツ情報データベース6に記録されたコンテンツがURLの場合、コンテンツ配信・管理手段3はそのURLを受講者端末13に送信し、それを受信した受講者端末13は、当該受信したURLの教材サーバ12に対してアクセスし、コンテンツを取得する。
【0058】
更に、受講者端末13から電子掲示板システム8に於いてクリック等で選択された情報は、学習管理手段4にも送信され、学習管理手段4はそれを受信する。この情報を受信することによって、学習管理手段4は、当該受講者の受講者IDに基づいて教育履歴データベース7に記録された受講履歴を変更する。即ち、当初は未受講である受講履歴を、受講者端末13から「開いた」を受信した場合には受講履歴を「受講中」に変更して記録し、受講者端末13から「修了した」を受信した場合には受講履歴を「受講済み」に変更して記録する。
【0059】
この「開いた」情報は、受講者が電子掲示板システム8の単元やページをクリック(押下)等したことによって受講者端末13から学習管理手段4に送信され、「修了した」情報は、当該コンテンツに設けられた「受講修了」等を意味するボタンが受講者によりクリック(押下)等されたことによって受講者端末13から学習管理手段4に送信される。
【0060】
このようにして送信された教材のデータを受講者端末13で受信し、それをブラウザのようなグループウェアシステム2の閲覧ソフトウェアを介して表示することによって、受講者は学習を行う。図6に教材の一例が表示された画面を示す。
【0061】
受講者が受講者端末13で表示したデータのうち、「次へ」のボタンを選択すると、その情報が電子掲示板システム8、学習管理手段4に送信される。電子掲示板システム8では、次のページのコンテンツ(又はそのURL)が存在するコンテンツ情報データベース6を参照し、そのコンテンツ或いはURLを受講者端末13に送信する。そして受講者端末13でコンテンツを受信した場合には受講者端末13で次のページの表示を行い、受講者端末13でURLを受信した場合には受講者端末13からそのURLの教材サーバ12にアクセスし、コンテンツを当該教材サーバ12から取得することで、次のページの表示を行う。
【0062】
一方、学習管理手段4で「次へ」がクリックされたことを受信すると、当該受講者の受講履歴を、当該ページまで受講中(開いた)に変更して教育履歴データベース7に記録する。
【0063】
このように受講者が受講を進める都度、その教材のデータが電子掲示板システム8とコンテンツ情報データベース6とを介して受講者端末13に送信し、一方、受講者の受講履歴を学習管理手段4が教育履歴データベース7で更新をしていく(S160)。
【0064】
この処理を受講が終了するまで反復することとなる。又、教育管理者やチューターが受講者の受講履歴を確認したい場合には、そのコンピュータ端末から学習管理手段4にアクセスし、学習管理手段4は、教育履歴データベース7から各受講者の受講履歴を抽出し、それをコンピュータ端末に送信する。図7に各受講者の受講履歴の一覧画面を示す。図7で示した受講率は、受講コースに於ける全受講ページから、どの程度のページまで受講したか(即ちどのページまで受講中になっているか)を除することによって算出できる。
【0065】
また受講者は、受講中に質問を行いたい場合もある。そのような場合、受講者は受講者端末13で所定の操作を行うことによって、受講者端末13から教育管理システム1に対して、ネットワーク14を介して質問の電子メールを送信しても良い。当該質問の電子メールは、学習管理手段4で受信し、その電子メールに含まれる文字等を自動的に取得し、その取得した文字から該当する受講コース、単元等を判別することで、転送先のチューターや教育管理者の電子メールアドレスを抽出し、転送を行っても良いし、システム管理者等が閲覧し、その担当するチューターや教育管理者に転送をしても良い。
【0066】
自動的に電子メールの転送を行う場合には、コンテンツや受講者を特定する情報(○○コースの第3回目、氏名、社員番号等)が含まれていると良い。
【0067】
又、電子メールによる質問の他にも、グループウェアシステム2の電子掲示板システム8を利用して、図8に示すように質問を行えても良い。更に、グループウェアシステム2のチャット機能を利用して、リアルタイムでメッセージの交換を行えるようにしても良い。
【実施例2】
【0068】
更に、教育管理システム1は、グループウェアシステム2のスケジュール管理と連動することによって、スケジュール管理処理を行えても良い。図3にスケジュール管理処理を行う場合のプロセスの流れの一例を示す。
【0069】
まず、受講者が受講者端末13から、グループウェアシステム2のスケジュール管理システム9を所定の操作により起動すると、スケジュール管理データベース11に個人スケジューラ(個人用のスケジューラ)を作成する(S200)。この個人スケジューラの作成は、既存のスケジュール管理システム9と同様である。
【0070】
その後、学習支援手段5は、受講者端末13からグループウェアシステム2又は教育管理システム1にログインする際のログインIDから教育履歴データベース7を参照し、当該受講者の受講対象コースの一覧を取得する(S210)。そしてその受講対象コースに未受講(コンテンツを開いていない)のコンテンツがあった場合に(S220)、学習支援手段5は、それをスケジュール管理データベース11に追加登録する(S230)。
【0071】
例えば未受講の単元が3つあった場合、スケジュール管理データベース11の直近3日に1単元ずつ受講スケジュールを自動的に追加登録したり、スケジュールの時間的余裕がある日(スケジュール管理システム9の作成した個人スケジューラに空き時間が多い日)を優先して、一単元ずつ、或いは纏めてスケジュールとしてスケジュール管理データベース11に追加登録する。
【0072】
このようにしてスケジュールを追加登録した個人スケジューラを、グループウェアシステム2のスケジュール管理システム9は受講者端末13に送信する(S240)。
【実施例3】
【0073】
更に、実施例2で追加登録した受講スケジュールであっても、その受講スケジュールを受講者が失念してしまった場合には、受講スケジュールに狂いが生じ、受講者が受講を断念する契機にもなりかねない。そこで、受講者の受講忘れを防止する処理のプロセスの流を、図4のフローチャート図を用いて示す。
【0074】
受講者がグループウェアシステム2にログインした際に、学習支援手段5は、グループウェアシステム2のログインIDに基づいてスケジュール管理データベース11を参照し、受講すべきコンテンツの存在を確認する(S300)。
【0075】
受講すべきコンテンツが存在しなかった場合(S310)、グループウェアシステム2は、受講者端末13に対して通常のグループウェアシステム2で用いるポータル画面を作成し(S320)、受講者端末13に送信する(S340)。この場合のポータル画面の一例を図9(a)に示す。
【0076】
一方、受講すべきコンテンツが存在した場合(S320)、学習支援手段5はグループウェアシステム2に受講すべきコンテンツがあることを送信し、グループウェアシステム2は通知アイコン20を含むグループウェアシステム2で用いるポータル画面を作成し(S330)、受講者端末13に送信する(S340)。この場合のポータル画面の一例を図9(b)に示す。
【0077】
尚、このポータル画面に表示された通知アイコン20を受講者端末13からクリック等により選択することによって、電子掲示板システム8に対して受講するコンテンツの送信要求となり、電子掲示板システム8を介してコンテンツ配信・管理手段3から、コンテンツ情報データベース6に記録されている、該当するコンテンツ(又はそのURL)を受講者端末13に送信することにしても良い。
【0078】
受講者は教育管理システム1を思い立ったときにしか実行しないが、グループウェアシステム2は、日常業務のスケジュール管理等で使用していることが多い。従って、グループウェアシステム2のポータル画面に、受講すべきコンテンツがあることを示す通知アイコン20を設け、そのポータル画面をグループウェアシステム2が受講者端末13に送信することによって、受講すべきコンテンツがあることを知らせる機会が多くなり、受講し忘れの防止となる。
【0079】
更に学習管理手段4が、コンテンツ情報データベース6の受講期間を参照することによって、所定期間未受講である、所定期間受講中である、所定期間内に受講を終了しない等の受講者を教育履歴データベース7の受講履歴から判別し、受講者に対して、電子メールによる受講の督促を行っても良い。
【0080】
本発明に於ける各手段、データベースは、その機能が論理的に区別されているのみであって、物理上あるいは事実上は同一の領域を為していても良い。又データベースの代わりにデータファイルであっても良いことは言うまでもなく、データベースとの記載にはデータファイルをも含んでいる。
【0081】
尚、本発明を実施するにあたり本実施態様の機能を実現するソフトウェアのプログラムを記録した記憶媒体をシステムに供給し、そのシステムのコンピュータが記憶媒体に格納されたプログラムを読み出し実行することによって実現されることは当然である。
【0082】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラム自体が前記した実施態様の機能を実現することとなり、そのプログラムを記憶した記憶媒体は本発明を当然のことながら構成することになる。
【0083】
プログラムを供給する為の記憶媒体としては、例えば磁気ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、磁気テープ、不揮発性のメモリカード等を使用することができる。
【0084】
又、コンピュータが読み出したプログラムを実行することにより、上述した実施態様の機能が実現されるだけではなく、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステムなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前記した実施態様の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0085】
更に、記憶媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる不揮発性あるいは揮発性の記憶手段に書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、機能拡張ボードあるいは機能拡張ユニットに備わる演算処理装置などが実際の処理の一部あるいは全部を行い、その処理により前記した実施態様の機能が実現される場合も含まれることは当然である。
【産業上の利用可能性】
【0086】
本発明のように、グループウェアシステム2と教育管理システム1とを組み合わせることで安価な教育管理システム1を可能とすると共に、その進捗状況を管理することが出来る。
【0087】
更に、グループウェアに導入されているスケジュール機能と連動させることによって、受講者の学習スケジュールの管理を容易に行える。
【0088】
加えて、このように作成した学習スケジュールに狂いを生じさせないように、受講者に対して、その日に学習をしなければならないことがある旨の通知を行うことで、教育管理システム1の効率を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0089】
【図1】本発明のシステム構成の一例を示すシステム構成図である。
【図2】本発明のプロセスの流れの一例を示すフローチャート図である。
【図3】本発明のプロセスの流れの一例を示すフローチャート図である。
【図4】本発明のプロセスの流れの一例を示すフローチャート図である。
【図5】受講者の受講コースに於ける単元の一覧が表示された画面の一例である。
【図6】教材が表示された画面の一例である。
【図7】受講者の受講履歴の一覧画面の一例である。
【図8】電子掲示板システムを用いて質問を行った場合の画面の一例である。
【図9】グループウェアシステムのポータル画面に通知アイコンを設ける場合と設けない場合の一例である。
【符号の説明】
【0090】
1:教育管理システム
2:グループウェアシステム
3:コンテンツ配信・管理手段
4:学習管理手段
5:学習支援手段
6:コンテンツ情報データベース
7:教育履歴データベース
8:電子掲示板システム
9:スケジュール管理システム
10:受講者管理データベース
11:スケジュール管理データベース
12:教材サーバ
13:受講者端末
14:ネットワーク
20:通知アイコン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
グループウェアシステムと教育管理システムとを有する教育システムであって、
前記グループウェアシステムは、
電子掲示板システムと、
前記グループウェアシステムにアクセス可能な、前記教育管理システムにおける受講者を含むユーザのログインIDとパスワードとを記録する受講者管理データベースと、を有しており、
前記教育管理システムは、
前記受講者の受講履歴を記録している教育履歴データベースと、
前記受講者に対して教授するコンテンツを記録しているコンテンツ情報データベースと、
前記コンテンツを前記コンテンツ情報データベースに記録し、それを前記グループウェアシステムに於ける電子掲示板システムから参照可能なように、前記電子掲示板システムに情報を登録するコンテンツ配信・管理手段と、
前記受講者の受講履歴を前記教育履歴データベースに更新して記録する学習管理手段と、を有しており、
前記グループウェアシステムは、
前記受講者の操作する受講者端末からログインIDとパスワードの入力を受け付け、前記受講者管理データベースに記録されているログインIDとパスワードと照合することにより認証作業を行い、
前記教育管理システムは、
前記グループウェアシステムで入力を受け付けたログインIDとパスワードを受け取ることによって、前記教育管理システムにおける認証作業を行う、
ことを特徴とする教育システム。
【請求項2】
前記学習管理手段は、
前記受講者端末からコンテンツを開いた、コンテンツを「修了した」ことを示す情報を受信し、コンテンツを開いた情報の場合には前記受講者の受講履歴を「受講中」に、コンテンツを「修了した」情報の場合には前記受講者の受講履歴を「受講済み」に、更新して前記教育履歴データベースに記録する、
ことを特徴とする請求項1に記載の教育システム。
【請求項3】
前記学習管理手段は、
前記受講者端末に対してテスト問題を送信し前記受講者端末からその回答を受信した場合、又は前記受講者端末に対して理解度の自己申告の入力を行う旨を送信し前記受講者端末から前記理解度の自己申告を受信した場合に、前記受講者の受講履歴を「受講済み」に更新して前記教育履歴データベースに記録する、
ことを特徴とする請求項1に記載の教育システム。
【請求項4】
前記コンテンツ配信・管理手段は、
前記電子掲示板システムに掲載された情報を前記受講者端末が選択したことを示す情報を受信した場合には、前記掲載した情報の対応するコンテンツを前記コンテンツ情報データベースから抽出し、それを前記受講者端末に送信する、
ことを特徴とする請求項1に記載の教育システム。
【請求項5】
前記グループウェアシステムは、更に、
前記グループウェアシステムにおける、前記受講者を含むユーザ毎のスケジュールを記録するスケジュール管理データベースを有しており、
前記教育管理システムは、更に、
前記受講者端末から前記グループウェアシステムにログインがあった場合、前記グループウェアシステムに於けるスケジュール管理データベースを参照し、当日に受講すべきコンテンツがあるか否かの確認を行い、受講すべきコンテンツがあった場合には、前記グループウェアシステムに対して、通知アイコンを含むグループウェアシステムのポータル画面を作成するように通知する学習支援手段、
を有することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の教育システム。
【請求項6】
前記グループウェアシステムは、更に、
前記グループウェアシステムにおける、前記受講者を含むユーザ毎のスケジュールを記録するスケジュール管理データベースを有しており、
前記教育管理システムは、更に、
前記受講者の受講スケジュールを、前記グループウェアシステムにおけるスケジュール管理データベースに登録する学習支援手段、を有しており、
前記学習支援手段は、
前記グループウェアシステムから受け取ったログインIDに基づいて、前記教育履歴データベースを参照することで前記受講者の受講コースにおけるコンテンツの一覧を取得し、前記教育履歴データベースから前記受講者の受講履歴を参照し、前記受講コースに未受講のコンテンツがあった場合には、その受講スケジュールを、前記グループウェアシステムのスケジュール管理データベースに追加登録する、
ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の教育システム。
【請求項7】
前記グループウェアシステムは電子メールシステムを更に有しており、
前記学習管理手段は、更に、
前記スケジュール管理データベースに登録したスケジュールと、前記教育履歴データベースに記録した受講履歴とを対比させることにより、所定期間、未受講の受講者に対して受講を行う旨の督促メールを前記グループウェアシステムに於ける電子メールシステムにより送信する、
ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の教育システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2007−25718(P2007−25718A)
【公開日】平成19年2月1日(2007.2.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−273649(P2006−273649)
【出願日】平成18年10月5日(2006.10.5)
【分割の表示】特願2004−23070(P2004−23070)の分割
【原出願日】平成16年1月30日(2004.1.30)
【出願人】(596166623)株式会社OSK (25)
【Fターム(参考)】