文字発光フットボード
【課題】文字発光フットボードを提供する。
【解決手段】フットボード基板に文字や図形を形成する複数の発光体が所定の固定手段により固定されることで、衝撃を吸収しつつ、発光できる文字発光フットボードであって、文字、図形、または数字などを表示する結合孔210が形成されたフットボード基板200と、上記結合孔210に着脱可能に挿入された発光体と、上記発光体を支持するとともにこれら発光体と一体になって構成されており、上記フットボード基板200の下側に対して分離及び結合される発光体支持板120とを備え、フットボード基板200を容易に洗浄できる文字発光フットボード。
【解決手段】フットボード基板に文字や図形を形成する複数の発光体が所定の固定手段により固定されることで、衝撃を吸収しつつ、発光できる文字発光フットボードであって、文字、図形、または数字などを表示する結合孔210が形成されたフットボード基板200と、上記結合孔210に着脱可能に挿入された発光体と、上記発光体を支持するとともにこれら発光体と一体になって構成されており、上記フットボード基板200の下側に対して分離及び結合される発光体支持板120とを備え、フットボード基板200を容易に洗浄できる文字発光フットボード。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、発光ランプの組み合わせによって文字が形成されるようにこれら発光ランプが互いに所定量離間した位置で固定されており、それぞれの発光ランプに電源を印加しかつその電源を制御する制御部が保持されるようにフットボード基板の裏面が裏板でシールされているとともに、発光ランプが踏まれてもこれら発光ランプが保護される文字発光フットボードに関する。また、本発明は、洗浄の容易な文字発光フットボードに係り、従来のフットボードに文字や図形を形成する発光孔が形成されており、発光孔に対応する発光体を支持する別途の支持板がフットボード基板に対して分離及び結合可能に構成されており、フットボードの洗浄、保管、及び修理を容易とした文字発光フットボードに関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、フットボードは、フットボード基板をなすゴム板などに文字や図形などが印刷された状態で使われる。従来のフットボードでは、単純な文字や図形が印刷により表現されている。最近では写真などをそのまま印刷する実像印刷方式が用いられる。しかし、上記のような印刷では、別途の外部照明を設置しなければ夜間に印刷内容を遠くから認識することができず、照明手段の追加設置が必要となり、使用において不便である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、これを解決するためのものであって、本発明の目的は、従来のフットボードの概念を超えた新概念の文字発光フットボードを提供することである。
【0004】
本発明の他の目的は、文字をランプで表示しつつ、折り畳んで容易に移動及び保管することができる文字発光フットボードを提供することである。
【0005】
本発明の他の目的は、光を受けて発光するフォトルミネセンス方式ではなくランプの光を使って文字から発光させ、少数のランプで文字を表現できるように光を拡散発光させる拡散発光体を使うことにより、コストを節減し、重量を減らすことができる文字発光フットボードを提供することである。
【0006】
本発明の他の目的は、フットボード基板と文字や図形が形成された支持板とを分離可能にして、容易に洗浄できる文字発光フットボードを提供することである。
【0007】
本発明の他の目的は、文字や図形を形成する発光体を別途の支持板に結合して、多様な発光手段を選択して使用できる洗浄の容易な文字発光フットボードを提供することである。
【0008】
本発明の他の目的は、結合孔が形成されるとともに文字や図形などが印刷された図形印刷部に照明と印刷とを分散形成して、これら照明と印刷との結合により多様な案内効果及び広告効果を提供できる洗浄の容易な文字発光フットボードを提供することである。
【0009】
本発明の他の目的は、結合孔を所定サイズの大きな空間として形成するとともに、この空間に文字や図形を表示する発光体とこの発光体を支持する支持板とを一体に上記結合孔と対応するように位置させることで、立体的な洗浄の容易な文字発光フットボードを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するために、本願発明では、文字が表現されるようにフットボード基板に発光ランプを結合し、フットボード基板の裏面にシールのための裏板を固定するとともに、発光ランプを作動させる制御部をフットボード基板の裏面に保持させる。すなわち、本発明は、複数の発光ランプの組み合わせによって文字が形成されるようにこれら発光ランプが互いに所定量離間する位置で当該発光ランプと結合するフットボード基板と、上記フットボード基板に結合されたそれぞれの発光ランプに電源を印加するとともにこの電源を制御する制御部と、上記発光ランプおよび制御部を保持するフットボード基板の裏面全体をシール手段を利用して覆う裏板とからなる文字発光フットボードを提供する。
【0011】
また、本発明は、拡散発光体と、これら拡散発光体の組み合わせによって文字が形成されるようにこれら拡散発光体が互いに所定量離間する位置でこれら拡散発光体と結合するフットボード基板と、上記フットボード基板に結合された各拡散発光体に電源を印加するとともにこの電源を制御する制御部と、上記発光ランプおよび制御部を保持するフットボード基板の裏面をシール手段を利用して覆う裏板とからなり、上記拡散発光体の底面は平らな平面をなし、この拡散発光体の内部は光を透過するコア層をなし、この拡散発光体の上面は凸面をなしてこの拡散発光体の底面に設置された発光ランプ30の光をこの凸面上に拡散発光させる形状を有することを特徴とする文字発光フットボードを提供する。
【0012】
また、本願発明は、文字、図形、または数字などを表示する結合孔が形成されたフットボード基板と、上記結合孔に着脱可能に挿入された発光体と、上記発光体を支持し、これら発光体と一体に構成されるとともに、上記フットボード基板の下側に対して分離及び結合される発光体支持板とを備えることを特徴とする文字発光フットボードを提供する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本願発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
【0014】
図1は、本発明の第1実施形態の正面図であり、図2は、図1のA−A線拡大断面図である。
【0015】
この第1実施形態に係る文字発光フットボードは、複数の発光ランプ30の組み合わせによって文字が形成されるようにこれら発光ランプ30が互いに所定量離間する位置で当該発光ランプ30と結合するフットボード基板200と、上記フットボード基板200に結合された上記それぞれの発光ランプ30に電源を印加し、かつその電源を制御する制御部130と、上記発光ランプ30および制御部130を保持するフットボード基板200の裏面全体をシール手段230を利用して覆う裏板220とからなる。
【0016】
上記フットボード基板200には、発光ランプアセンブリ(発光体)が収容される結合孔210が形成されており、この結合孔210に収容される発光ランプアセンブリは、ボンドやシリコンまたは他のシール用板材から選択される固定手段202を介して上記結合孔210内に固定されている。上記固定手段202は、発光ランプ30を支持する固定エッジ204と、フットボード基板200に固定される固定フック203とを備えている。
【0017】
ここで、上記ではフットボード基板200に文字を表示する場合について説明したが、これに限定されず、本発明に係る文字発光フットボードでは、図形や数字、記号、絵、キャラクターなど、多様に具現可能である。
【0018】
上記フットボード基板200及び裏板220は、防水性の布、カーベット、ゴム板、壁掛け板などで構成されている。また、この文字発光フットボードには、上記フットボード基板200を支持する複数の結合手段222が設けられているとともに、これら結合手段222の間には電線などが移動する空間225が形成されている。
【0019】
上記発光ランプ30は、後述の図6に示す制御部130による制御に基づき文字などを表示するように配列されており、図6に示すスィッチ131がオンとなりバッテリー132の電源が発光ランプ30に印加されることで、夜間にも文字が発光される。このように、この文字発光フットボードは、昼夜を問わず使用可能となっている。また、この文字発光フットボードは、上記フットボード基板200が可撓性を有することから、折り畳んでまたは巻いて容易に移動させることができるとともに、防水構造であることから、雨が降ってもた場合にも広げた状態で使用することができ便利である。
【0020】
図3は、本発明の第2実施形態を示す図1のA−A線拡大断面図である。図4は、図1のB−B線拡大断面図である。この第2実施形態に係る文字発光フットボードは、発光体100と、これら発光体100の組み合わせによって文字が形成されるようにこれら発光体100が互いに所定量離間する位置で当該発光体100と結合されるフットボード基板200と、上記フットボード基板200に結合された各発光体100に電源を印加し、かつその電源を制御する制御部130と、上記発光ランプ30および制御部130を保持するフットボード基板200の裏面全体をシール手段230を利用して覆う裏板220とからなる。上記発光体100の底面は平らな平面をなし、この発光体100の内部は光を透過するコア層11をなし、この発光体100の上面は凸面をなしてこの発光体100の底面に設置された発光ランプ30の光をこの凸面に拡散発光する形状を有している。
【0021】
上記フットボード基板200には、上記各拡散発光体100を、これら拡散発光体100の組み合わせが文字として認識されるような間隔で支持する結合孔210と、収容エッジ溝211とが形成されている。
【0022】
上記シール手段230は、ジッパー、高周波融着、面ファスナーなどの手段から選択して使用可能であり、他のシール可能な手段も使用することができる。
【0023】
ここで、上記ではフットボード基板200に文字を表示するようにこのフットボード基板200に拡散発光体100を結合させると説明したが、これに限定されず、本発明は、図形や数字、記号、絵、キャラクターなど、多様に具現可能である。
【0024】
上記フットボード基板200と上記裏板220とは、これらの中間に介在する複数の結合手段222により、互いに所定量離間した状態で厚さに変化がないように連結されている。また、上記結合手段222の間の空間225、224には、フットボード基板200への衝撃を吸収すべく、スポンジ、シリコン、ゴムなどのクッション材224が設けられている。
【0025】
図5は、本発明の第3実施形態を示す図であって、この第3実施形態では、それぞれの発光体100が基台100でつながった状態で文字や図形を形成する。
【0026】
図6は、本発明の制御構成例示図であって、発光ランプ30に対しては、一つの制御回路で構成される一般的な制御技術が適応されており(例えば、シフトレジスタを利用した順次発光が可能な制御回路や、発光ランプ30の色相を異にする制御回路や、または複数の発光ランプ30が組み込まれた制御回路や、点滅作動を可能にする制御回路といった公知の制御回路)、その詳細な説明は省略する。
【0027】
上記制御部130は、スィッチ131によってバッテリー132の電源が印加され、この印加された電源が、電線133を介して上記発光ランプ30を間欠的または持続的に作動させるように構成されている。上記制御部130には、各ランプ30をそれぞれ同時にまたは選択的に駆動する駆動プログラムが内蔵されている。本実施形態では、上記バッテリー132は、直流電源である。このバッテリー132としては、単純なバッテリーを使ってもよい。また、商用電源やこれに準する交流電源を受けて直流電源を出力するアダプタなどを使ってもよい。さらに、必要に応じて太陽熱を受けて自己充電可能な太陽電池を利用してもよい。
【0028】
図7は、本発明に使われる拡散発光体100の分解斜視図である。図8は、図7のC−C線断面図である。図9は、図8の要部拡大断面図である。
【0029】
光を拡散する各発光体100は、フレキシブルな熱可塑性(熱硬化性)ポリマーからなる凸レンズ状の凸部10と、この凸部10の底面中央に軸方向に形成された挿入孔20と、この挿入孔20内に収容された内部光源である発光ランプ30と、上記凸部10の底面の平面に一体に結合された反射層40とからなる。上記凸部10の上面は、凸面形状であって、内部光源の光が表面において均一の照度となるような反射角を提供するクラッド層12を形成している。また、上記凸部10の縁には、フットボード基板200と結合されるリング板状の支持用のエッジ部13が一体に結合されている。
【0030】
図10は、図4に用いられている発光装置のみを分離した状態の例を示す平面図であって、この例では、各発光体100は、一定長さのフレキシブルなポリマーからなる基板100に所定の間隔を置いて一体に形成されている。
【0031】
図11は、図5に用いられている発光装置の他の例を示す平面図であって、この例では、拡散発光体100の凸部10の縁を形成するエッジ部13に、連結具120を用いることによって発光体100を順次延長及び連結できる延長孔13−1が形成されている。
【0032】
ここで、本発明の発光体100は、図8及び図9に示すように、光源である上記発光ランプ30の光が前方および側方(サイドローブ(side lobe))に発せられてこの光が上記コア層11の表面をなすクラッド層12に照射された場合に、上記光を、上記クラッド層12の表面をなす凸面の各点において所定の入射角(θ10)(上記各点での法線を基準とする入射角)に対して所定の屈折角(θ20)(上記各点での法線を基準とする屈折角)で透過させることで、上記凸部10の表面を均一の照度とするように機能する。
【0033】
上記コア層11に対して上記光源である発光ランプ30の光は直進するが、上記クラッド層12は湾曲面を有している。すなわち、この構造では、ほとんどの法線に対して上記入射角(θ10)(θ10’)(θ50)が臨界角(θc)を超えず、上記光は上記凸面の各法線に対して屈折した状態で(屈折角(θ20)(θ20’)(θ60))透過する。そのため、上記凸部表面は均一の照度となる。(このように、本発光体100は、発光ランプ30からの光を単純に直進させる単純表面発光の概念ではなく、発光ランプ30の直径より広い直径を有する上記凸部10を均一に照明する拡散発光体として作用する)。
【0034】
もちろん、各入射光(入射角(θ10)(θ10’)(θ50))は、上記コア層11の内面で反射しており(反射角(θ30)(θ30’)(θ40))、ある点ではその光が外部に透過することで照度が高められている。
【0035】
上記クラッド層12は、上記コア層11を形成する熱可塑性(硬化性)合成樹脂ポリマーを通じて直進した均一の光の屈折率を変化させる媒質(例えば、空気層)である。
【0036】
ここで、上記クラッド層12の表面に半透明の半透明層を付加して、柔らかな明るさが提供されるようにしてもよい。また、コア層11内にチタン(TiO2)などの微細鉱物粒子を添加して半透明状態で光を透過するように構成することも可能である。
【0037】
図1に示すフットボード基板200の例、すなわち、上記のような拡散発光の機能を有する発光体100が用いられた文字発光フットボードにおけるフットボード基板200の例では、各発光体100は、文字(“IN”)が認識できるように互いに所定量離間した位置にそれぞれ配列されている。
【0038】
各発光体100の配列方法としては、図3及び図4に示すように、上記フットボード基板200に形成された結合孔210において上記凸部10が外部に露出するように各発光体100を配置し、上記結合孔210の縁に上記エッジ部13が重なるようにこのエッジ部13を高周波融着(他の結合手段(例えば、ポンディングやクリッピングなどの多様な結合手段から選択した手段)を使ってもよい)を利用して結合させる方法が挙げられる。
【0039】
もちろん、文字をなす部位において、図5の第3実施形態のように、図10や図11に示すような構造を有する拡散発光体100をフットボード基板200に結合してもよい。
【0040】
このように構成された本文字発光フットボードでは、文字や図形などを形成するようにフットボード基板200にそれぞれの発光体100を固定し、図6に示すように、各発光体100に設置した発光ランプ20がそれぞれ発光するように、上記制御部130と上記発光ランプ30と上記電線133とを連結し、図2ないし図5に示すように、上記フットボード基板200の裏面に上記裏板220をシール手段230(例えば、高周波溶着)でシールすることで防水を可能とする。
【0041】
そして、本文字発光フットボードは、スィッチ131が操作され上記バッテリー132により電源が上記制御部130に供給されると、文字を表示するように配置された上記各発光ランプ30の点灯によって文字を表示する。
【0042】
特に、本文字発光フットボードは、文字を表示するように光を放出する上記拡散発光体100がランプの光の放出面積を拡散する作用を行っている。そのため、本文字発光フットボードによれば、発光ランプ30が少数であっても明るく文字を表示できて、発光ランプ30の使用個数を減らしても、多くのランプを使う文字発光方式とは異なりコスト節減の効果を奏することができる。また、光が拡散して凸部10が均一の照度で光るので、柔らかな照明を提供することができる。そして、まぶしくなくユーザの目を保護する魅力的な文字発光プラカードを提供することができる。
【0043】
また、クラッド層12の表面をなす凸面の各点において、図9に示すように、光が各点の法線を基準として所定の入射角(θ10)に対して所定の屈折角(θ20)で透過しており、凸部10の表面は均一の照度となっている。
【0044】
上記コア層11に対して上記光源である発光ランプ30の光は直進するが、上記クラッド層12は湾曲面を有している。すなわち、この構造では、ほとんどの法線に対して上記入射角(θ10)(θ10’)(θ50)が臨界角(θc)を超えず、上記光は上記凸面の各法線に対して屈折した状態で(屈折角(θ20)(θ20’)(θ60))透過する。そのため、上記凸部表面は均一の照度となる。(このように、本発光体100は、発光ランプ30からの光を単純に直進させる単純表面発光の概念ではなく、発光ランプ30の直径より広い直径を有する上記凸部10を均一に照明する拡散発光体として作用する)。
【0045】
もちろん、各入射光(入射角(θ10)(θ10’)(θ50))は、上記コア層11の内面で反射しており(反射角(θ30)(θ30’)(θ40))、ある地点ではその光が外部に透過することによって照度が向上している。上記クラッド層12は、上記コア層11を形成する熱可塑性(硬化性)合成樹脂ポリマーを通じて直進した均一の光の屈折率を変化させる媒質(例えば、空気層)である。
【0046】
図1に示すフットボード基板200の例、すなわち、上記のような拡散発光の機能を有する発光体100が用いられた文字発光フットボードにおけるフットボード基板200の例では、各発光体100は、文字(“IN”)が認識できるように互いに所定量離間した位置に配列されている。
【0047】
各発光体100の配列方法としては、図3、図4及び図5に示すように、上記フットボード基板200に形成された結合孔210において前面が外部に露出するように各発光体100を配置し、上記結合孔210の縁に上記エッジ部13が重なるようにこのエッジ部13を高周波融着や他の結合手段(例えば、ポンディングやクリッピングなどの多様な結合手段から選択した手段)を利用して結合させる方法が挙げられる。
【0048】
次に、本願発明の他の実施形態である第4ないし第7実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
【0049】
図12、図13及び図15a,15bは、第4実施形態を示す図であり、図14は、第5実施形態を示す図であり、図16a,16bは、第6実施形態を示す図であり、図17a,17bは、第7実施形態を示す図であり、図18及び図19は、第5、第6、第7実施形態を示す図であり、図20、図21及び図22は、第6実施形態を示す図である。各実施形態は、基本的に、文字、図形、または数字などを表示する複数の結合孔210が形成されたフットボード基板200と、上記各結合孔210にそれぞれ着脱可能に挿入される発光体1000と、上記発光体1000を支持した状態でこれら発光体1000と一体に構成されるとともに上記フットボード基板200の下側に対して分離及び結合される発光体支持板120とを備えている。そして、この文字発光フットボードでは、上記のようにフットボード基板200と発光体支持板120とが分離可能であることから、上記フットボード基板200を容易に洗浄できるように構成されている。
【0050】
上記各結合孔210は、文字や図形形状を有しており、上記発光体1000は、対応する文字や図形形状を有する。
【0051】
上記各結合孔210は、図13に示すように、文字や図形の形を有する図形印刷部211内に分散して形成されている。
【0052】
上記フットボード基板200の裏面には、図14に示すように、発光体支持板120を保持及び分離するために固定具126が設けられている。この固定具の他の例としては、図15bに示すようなポケット125が挙げられる。また、固定具126には、固定フック、固定磁石、面ファスナー、バインダー、ポケット125のうちいずれかを使用することができる。
【0053】
このような基本構成をベースとして、図12、図13、図15a及び図15bのような第4実施形態の場合では、より具体的な構成として、発光体1000(他の例と区別するために発光体100aと図面に示す)を支持する発光体支持板120の上面に管状の発光管102が形成されており、上記発光管102の上縁に上記結合孔210の上端に挿入結合される固定フック103が形成されており、上記発光管102が発光ランプ30を収容できる直径を有している。もちろん、上記固定フック103は、上記発光管102を上記結合孔210に対して分離及び結合できるほどの結合力を有することが望ましく、結合力が過度に強くなるような突出した構造は、分離時に障害を与えて望ましくない。
【0054】
本発明の第5実施形態を示す図14の場合は、発光体1000(他の例と区別するために発光体100bと示す)が、透明、半透明、または不透明の光を伝達する棒状の合成樹脂ポリマーや板状の合成樹脂板を用いて文字を形成した光伝導性樹脂105に、発光体1000(他の例と区別するために発光体100bと示す)が、固定されている。そして、光を発散する発光ダイオードなどの発光ランプ30が、光を表面に伝達して発散させるように、上記光伝導性樹脂105の端部や中間などに固定されている。このような文字や図形を形成した上記光伝導性樹脂105は、文字や図形形状を有する結合孔210に挿入結合されており、上記フットボード基板200と容易に組み立て及び分離できるようになっている。ここで、上記光伝導性樹脂105が樹脂であることから、本文字発光フットボードでは多様な色感の具現が可能である。
【0055】
本発明の第6実施形態を示す図16a,16b、図20及び図21の構成は、発光体1000(他の例と区別するために発光体100cと示す)を形成するとともに結合孔210より大きい直径を有する凸部10と、上記結合孔210と同じ直径を有するネック部101と、このネック部101より大きい直径を有して結合時に支持力を発揮するエッジ部13と、このエッジ部13の下にエッジ部13と一体またはエッジ部13と分離した状態で位置する反射層40とからなる。上記ネック部101は、フットボード基板200と発光部支持板120とを一体に結合するために所定の高さを有している。上記発光ランプ30は、上記発光体100cの底面や下部側面において上方へ延びる挿入孔20に挿入結合されている。
【0056】
ここで、上記反射層40は、上記エッジ部13ではなく上記ネック部101の底面に一体に形成されてもよく、上記エッジ部13に一体に形成されてもよい。また、上記反射層40として、上記発光体支持板120の底面に一体に結合された別途の板(例えば、上記ポケット125の上面板)を使って間接的に光を反射させるように構成してもよい。
【0057】
また、上記発光体支持板120を支持する構造としては、フットボード基板200に一体に形成された上記ポケット125を利用して(図14に示す固定具126の代わりにまたはこの固定具126と共に)上記発光体支持板120を固定してもよい。そして、上記固定具126としては、固定フック、固定磁石、面ファスナー、バインダーのうち一つを使用してもよい。
【0058】
本発明の第7実施形態は、図17aに示すように、文字、図形、または数字などを表示する比較的大きい結合孔210bが形成されたフットボード基板200と、上記結合孔210bに着脱可能に挿入される発光体1000(他の例と区別するために図面で発光体100dと示す)と、発光体支持板120とを備えている。上記発光体支持板120は、上記結合孔210から外部に露出し、上記発光体100dを支持した状態でこの発光体100dと一体に構成されているとともに、上記フットボード基板200の下側に対して分離及び結合可能に構成されており、上記フットボード基板200は、容易に洗浄できるように構成されている。
【0059】
ここで、図17bに示す例では、上記結合孔210bの上面に、透明なカバー機能を有する透明板240が設置されている。この結合孔210bの上面は、上記に限らず、カバー機能を有する範囲内で多様に設計変更が可能である。
【0060】
本発明の第4ないし第7実施形態の制御構成は、例えば図6と同じであるので、その説明は省略する。
【0061】
図18は、図14(第5実施形態)、図16a,16b(第6実施形態)、図17a,17b(第7実施形態)に使用可能な発光体のみを分離した例を示す平面図である。上記発光体1000は、所定の長さの可撓性を有するポリマーからなる基台110上に互いに所定の間隔を置いた状態で一体に形成されている。
【0062】
図19は、図14、図16a,16b及び図17a,17bに使われる上記発光体1000の他の例を示す平面図である。各発光体1000の凸部10の縁を形成するエッジ部13には、連結具111を用いて発光体1000を順次延長連結するための延長孔13−1が形成されている。
【0063】
ここで、第6実施形態である発光体1000(図面で他の例と区別するために発光体100cと示す)は、図21及び図22に示すように、光源である発光ランプ30の光が前方および側方(サイドローブ(side lobe))に発せられてこの光が上記コア層11の表面をなすクラッド層12に照射された場合に、上記光を、上記クラッド層12の表面をなす凸面の各点において所定の入射角(θ10)(上記各点での法線を基準とする入射角)に対して所定の屈折角(θ20)(上記各点での法線を基準とする屈折角)で透過させることで、上記凸部10の表面を均一の照度とするように機能する。
【0064】
上記コア層11に対して上記光源である発光ランプ30の光は直進するが、上記クラッド層12は湾曲面を有している。すなわち、この構造では、ほとんどの法線に対して上記入射角(θ10)(θ10’)(θ50)が臨界角(θc)を超えず、上記光は上記凸面の各法線に対して屈折した状態で(屈折角(θ20)(θ20’)(θ60))透過する。そのため、上記凸部表面は均一の照度となる。(このように、本発光体100cは、発光ランプ30からの光を単純に直進させる単純表面発光の概念ではなく、発光ランプ30の直径より広い直径を有する上記凸部10を均一に照明する拡散発光体として作用する)。
【0065】
もちろん、各入射光(入射角(θ10)(θ10’)(θ50))は、図9に示すような反射角(θ30)(θ30’)(θ40)を形成してコア層11の内面で反射しており、ある点ではこの反射光が外部に透過することによって照度が向上している。ここで、上記クラッド層12は、上記コア層11を形成する熱可塑性(硬化性)合成樹脂ポリマーを通じて直進した均一の光の屈折率を変化させる媒質(例えば、空気層)である。
【0066】
ここで、上記クラッド層12の表面に半透明の半透明層を付加して、柔らかな明るさが提供されるようにしてもよい。また、コア層11内にチタン(TiO2)などの微細鉱物粒子を添加して半透明状態で光を透過するように構成することも可能である。
【0067】
図12に示すフットボード基板200の例、すなわち、上記のような拡散発光の機能を有する発光体1000が用いられた文字発光フットボードにおけるフットボード基板200の例では、各発光体1000は、文字(“WELCOME”)が認識できるように互いに所定量離間した位置に配列されている。
【0068】
各発光体1000の配列方法としては、図13及び図15の実施形態4に示すように、上記フットボード基板200に形成された結合孔210に発光体100aを挿入結合する方法や、図14に示すように文字を形成するELランプや光伝導性樹脂105の全体を結合孔210aに結合する方法が挙げられる。また、図16a,16bに示すように、上記凸部10が、上記フットボード基板200に形成された結合孔210において外部に露出するように配置されたものが挙げられる。この場合には、発光体1000は、まず、上記ネック部101を介して上記発光体支持板120を支持するようにこの発光部支持板120に結合され、その後、上記フットボード基板200の結合孔210に挿入結合される。そして、これらの結合により上記発光体支持板120とフットボード基板200とが結合される。
【0069】
図6に示す制御部130と、上記発光ランプ30に連結される電線133とは、各発光体100cに設置された発光ランプ30が発光するように連結されている。図14及び/または図16bに示すように、上記発光体支持板120は、上記フットボード基板200の裏面に固定具126(例えば、フットボード基板200の裏面に設置したポケット125及び/または図14に示すフックなどの固定具)を介して結合されており、洗浄のために分離及び結合できるようになっている。もちろん、上記発光体支持板120は、発光ランプ30を支持及び制御する手段と電線とがそれぞれシールされていることで、雨が降っても使用できる。上記シールは、多様な方式で実現されるので、ここでは、図面において単純に示す。
【0070】
以上のようにして上記第4ないし第7実施形態の構成では、スィッチ131の操作により内蔵した上記バッテリー132からの電力が上記制御部130に供給されると、文字を表示するように配置された上記発光ランプ30やELランプが点灯して、文字を表示する文字発光フットボード基板として作用する。
【0071】
特に、本文字発光フットボードは、文字を表示するように光を放出する発光体1000(特に、発光体100b、100c、100d)がランプの光の放出面積を拡散する作用を行っている。そのため、本文字発光フットボードによれば、発光ランプ30が少数であっても明るく文字を表示できて、発光ランプ30の使用個数を減らしても、多くのランプを使う文字発光方式とは異なりコスト節減の効果を奏することができる。また、光が拡散して凸部10が均一の照度で光るので、柔らかな照明を提供することができる。そして、まぶしくなくユーザの目を保護する魅力的なプラカードを提供することができる。
【0072】
また、クラッド層12の表面をなす凸面の各点において、図22に示すように、光が各点の法線を基準として所定の入射角(θ10)に対して所定の屈折角(θ20)で光透過しており、凸部10の表面は均一の照度となっている。
【0073】
上記コア層11に対して上記光源である発光ランプ30の光は直進するが、上記クラッド層12は湾曲面を有している。すなわち、この構造では、ほとんどの法線に対して上記入射角(θ10)(θ10’)(θ50)が臨界角(θc)を超えず、上記光は上記凸面の各法線に対して屈折した状態で(屈折角(θ20)(θ20’)(θ60))透過する。そのため、上記凸部表面は均一の照度となる。(このように、本発光体1000は、発光ランプ30からの光を単純に直進させる単純表面発光の概念ではなく、発光ランプ30の直径より広い直径を有する上記凸部10を均一に照明する拡散発光体として作用する)。もちろん、各入射光(入射角(θ10)(θ10’)(θ50))は、上記コア層11の内面で反射しており(反射角(θ30)(θ30’)(θ40))、ある地点ではその光が外部に透過することによって照度が向上している。ここで、上記クラッド層12は、上記コア層11を形成する熱可塑性(硬化性)合成樹脂ポリマーを通じて直進した均一の光の屈折率を変化させる媒質(例えば、空気層)である。
【0074】
図12に示すフットボード基板200の例、すなわち、上記のような拡散発光の機能を有する発光体1000が用いられた文字発光フットボードにおけるフットボード基板200例では、各発光体1000は、文字(“WELCOME”)を認識できるように互いに所定量離間した位置に配列されている。
【0075】
各発光体1000の配列方法としては、第4実施形態の図13及び図15bに示すように、結合孔210に発光体100aを挿入結合するか、または第5実施形態の図14に示すように、文字や図形を形成した光伝導性樹脂105からなる発光体100bを結合孔210aにおいて外部に露出するように配置する方法が挙げられる。
【0076】
また、第6実施形態の図16bに示す場合では、発光体100cは、上記結合孔210に挿入結合されて、上記エッジ部13が上記結合孔210の縁に重なった状態で支持されている。この場合には、発光体支持板120と一体構成された発光体100cは、支持板120と共にフットボード基板200に対して結合及び分離される。
【0077】
また、第7実施形態の図17a,17bに示す場合では、発光体100dと発光部支持板120とは上記結合孔210bに対して一体に結合及び分離される。
【0078】
ここで、フットボード基板200を分離する方法としては、図16bに示すようにポケット125に対して取り外す方法や、図14に示すように固定具126を介して分離する方法があり、使用時には結合される一方、洗浄時にはフットボード基板200のみを分離して洗浄できるように構成されていればよい。
【0079】
また、本発明は、フットボード基板200と発光体1000とが分離または結合される構造や、文字をなす部分全体あるいは文字をなす部分の一部のみが分離される場合も含む。さらに、本願発明の発光体1000は、拡散発光体、導波管、導電性ポリマー、発光テープ、ELランプのような発光可能な他の手段によっても具現可能である。
【0080】
以上のように、本願発明の第1ないし第3実施形態によれば、文字をランプで表示可能な文字発光フットボードを提供することができる。そして、これらの実施形態によれば、文字発光フットボードを折り畳むかまたは巻くことができ、この文字発光フットボードを容易に移動させることができて、文字発光フットボードの持ち運びおよび保管が容易になる。また、これらの実施形態によれば、バッテリーが使われており外部電源の供給が不要であるので文字発光フットボードをどこでも使用することができる。また、これらの実施形態によれば、発光ランプとしてLEDを使うことで消耗電力を小さく抑えることができ、文字発光フットボードの長期間の使用が可能となる。また、これらの実施形態によれば、フットボード基板と裏板とがシール結合されるので、室内外においてあらゆる天候に対応することができる。
【0081】
また、本文字発光フットボードでは、文字を形成するよう配置されて光を拡散させる拡散発光体が用いられており、少数のランプを使っても文字を具現できて経済的である。
【0082】
また、本文字発光フットボードでは、拡散発光体がその凸面において均一の照度をなすように光を拡散しているので、目の疲れを減らすことができ、柔らかな照明を実現して広告効果を向上させることができる。
【0083】
また、本文字発光フットボードでは、拡散発光体を駆動する電源がバッテリーであるので、フットボードを自由に移動させることができるとともにフットボードをどんな位置ででも使用することができる。特に、夜間に別途の外部照明を用いずに広告効果を提供することができ、経済的に、かつ広告効果を向上させることができる。
【0084】
また、本文字発光フットボードは、夜間にも発光して文字を表示することができ、広告板としての機能を十分に発揮することができる。
【0085】
また本文字発光フットボードでは、少数の拡散発光体を使って上記フットボード基板を製作することができるので、照明機能を維持しつつも文字発光フットボードの重量を軽減することができる。そのため、移動が容易になるとともに、建物の出入口での使用といった多様な用途での使用が可能となる。
【0086】
また、上記フットボード基板に結合される発光ランプに供給する電源に太陽電池を利用すれば、この文字発光フットボードを半永久的に使うことができる。そして、このようにすれば、どんな位置でも容易に設置及び移動可能なフットボードを提供することができるとともに、昼には本来の機能であるフットボードとして機能する一方、夜間には案内機能の電光板として機能するフットボードを提供することができる。
【0087】
また、フットボード基板及び裏板を防水性の布やカーベット、合成樹脂シート等で構成すれば、見た目にも良く、底に置いても漏電のおそれがない文字発光フットボードを提供することができる。そして、このようにすれば、出入口の底、床、レストランの入口に配置されるフットボードとして、また、壁掛け飾り板として多様な用途での使用が可能であとなる。また、本文字発光フットボードは、文字、図形、絵、キャラクターなどを具現可能であり、広告機能及びデザイン提供など、必要に応じて多様に応用可能である。
【0088】
また、本願発明の第4ないし第7実施形態では、フットボード基板と文字や図形を形成する発光体支持板とが分離可能であり、フットボードを容易に洗浄することができる。
【0089】
また、本文字発光フットボードでは、上記発光体を別途の発光体支持板に結合する方式で文字や図形が形成されており、上記発光体に限らず多様な発光手段を選択して上記発光体支持板に結合して使用することができる。
【0090】
また、本文字発光フットボードでは、結合孔が形成されるとともに文字や図形などが印刷された図形印刷部に照明と印刷とを分散形成してこれら照明と印刷とを結合させており、多様な案内効果及び広告効果を提供することができる。
【0091】
また、本文字発光フットボードでは、結合孔を比較的大きな空間として形成するとともに、この空間に文字や図形を表示する発光体とこの発光体を支持する支持板とを一体に上記結合孔と対応するように位置させており、立体的な文字発光フットボードを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0092】
【図1】本発明の第1実施形態を示す正面図である。
【図2】図1のA−A線拡大断面図である。
【図3】図2に対応する本発明の第2実施形態に係る拡大断面図図である。
【図4】図1のB−B線拡大断面図である。
【図5】第3実施形態を示す断面図である。
【図6】本発明の制御構成図である。
【図7】本発明の図3に使われる拡散発光体の分解斜視図である。
【図8】図7のC−C線断面図である。
【図9】図8の要部拡大断面図である。
【図10】第3実施形態に使われる拡散発光体の他の例を示す平面図である。
【図11】第3実施形態に使われる拡散発光体のさらに他の例を示す平面図である。
【図12】本発明の他の例を示す平面図である。
【図13】本発明の第4実施形態の要部拡大分解図である。
【図14】本発明の第5実施形態の要部拡大断面図である。
【図15a】発明の第4実施形態の分解図である。
【図15b】図15aの組み立て状態を示す断面図である。
【図16a】本発明の第6実施形態の要部分解断面図である。
【図16b】図16aの要部組み立て状態を示す断面図である。
【図17a】本発明の第7実施形態の分解斜視図である。
【図17b】図17aの組み立て状態を示す斜視図である。
【図18】本発明の第6実施形態の発光体の他の例を示す平面図である。
【図19】本発明の第6実施形態の発光体のさらに他の例を示す平面図である。
【図20】本発明の第6実施形態の発光体の一例を示す拡大分解斜視図である。
【図21】図20の組み立て状態における光の拡散を示す図である。
【図22】図21の光の拡散を示す半断面図である。
【技術分野】
【0001】
本発明は、発光ランプの組み合わせによって文字が形成されるようにこれら発光ランプが互いに所定量離間した位置で固定されており、それぞれの発光ランプに電源を印加しかつその電源を制御する制御部が保持されるようにフットボード基板の裏面が裏板でシールされているとともに、発光ランプが踏まれてもこれら発光ランプが保護される文字発光フットボードに関する。また、本発明は、洗浄の容易な文字発光フットボードに係り、従来のフットボードに文字や図形を形成する発光孔が形成されており、発光孔に対応する発光体を支持する別途の支持板がフットボード基板に対して分離及び結合可能に構成されており、フットボードの洗浄、保管、及び修理を容易とした文字発光フットボードに関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、フットボードは、フットボード基板をなすゴム板などに文字や図形などが印刷された状態で使われる。従来のフットボードでは、単純な文字や図形が印刷により表現されている。最近では写真などをそのまま印刷する実像印刷方式が用いられる。しかし、上記のような印刷では、別途の外部照明を設置しなければ夜間に印刷内容を遠くから認識することができず、照明手段の追加設置が必要となり、使用において不便である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、これを解決するためのものであって、本発明の目的は、従来のフットボードの概念を超えた新概念の文字発光フットボードを提供することである。
【0004】
本発明の他の目的は、文字をランプで表示しつつ、折り畳んで容易に移動及び保管することができる文字発光フットボードを提供することである。
【0005】
本発明の他の目的は、光を受けて発光するフォトルミネセンス方式ではなくランプの光を使って文字から発光させ、少数のランプで文字を表現できるように光を拡散発光させる拡散発光体を使うことにより、コストを節減し、重量を減らすことができる文字発光フットボードを提供することである。
【0006】
本発明の他の目的は、フットボード基板と文字や図形が形成された支持板とを分離可能にして、容易に洗浄できる文字発光フットボードを提供することである。
【0007】
本発明の他の目的は、文字や図形を形成する発光体を別途の支持板に結合して、多様な発光手段を選択して使用できる洗浄の容易な文字発光フットボードを提供することである。
【0008】
本発明の他の目的は、結合孔が形成されるとともに文字や図形などが印刷された図形印刷部に照明と印刷とを分散形成して、これら照明と印刷との結合により多様な案内効果及び広告効果を提供できる洗浄の容易な文字発光フットボードを提供することである。
【0009】
本発明の他の目的は、結合孔を所定サイズの大きな空間として形成するとともに、この空間に文字や図形を表示する発光体とこの発光体を支持する支持板とを一体に上記結合孔と対応するように位置させることで、立体的な洗浄の容易な文字発光フットボードを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するために、本願発明では、文字が表現されるようにフットボード基板に発光ランプを結合し、フットボード基板の裏面にシールのための裏板を固定するとともに、発光ランプを作動させる制御部をフットボード基板の裏面に保持させる。すなわち、本発明は、複数の発光ランプの組み合わせによって文字が形成されるようにこれら発光ランプが互いに所定量離間する位置で当該発光ランプと結合するフットボード基板と、上記フットボード基板に結合されたそれぞれの発光ランプに電源を印加するとともにこの電源を制御する制御部と、上記発光ランプおよび制御部を保持するフットボード基板の裏面全体をシール手段を利用して覆う裏板とからなる文字発光フットボードを提供する。
【0011】
また、本発明は、拡散発光体と、これら拡散発光体の組み合わせによって文字が形成されるようにこれら拡散発光体が互いに所定量離間する位置でこれら拡散発光体と結合するフットボード基板と、上記フットボード基板に結合された各拡散発光体に電源を印加するとともにこの電源を制御する制御部と、上記発光ランプおよび制御部を保持するフットボード基板の裏面をシール手段を利用して覆う裏板とからなり、上記拡散発光体の底面は平らな平面をなし、この拡散発光体の内部は光を透過するコア層をなし、この拡散発光体の上面は凸面をなしてこの拡散発光体の底面に設置された発光ランプ30の光をこの凸面上に拡散発光させる形状を有することを特徴とする文字発光フットボードを提供する。
【0012】
また、本願発明は、文字、図形、または数字などを表示する結合孔が形成されたフットボード基板と、上記結合孔に着脱可能に挿入された発光体と、上記発光体を支持し、これら発光体と一体に構成されるとともに、上記フットボード基板の下側に対して分離及び結合される発光体支持板とを備えることを特徴とする文字発光フットボードを提供する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本願発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
【0014】
図1は、本発明の第1実施形態の正面図であり、図2は、図1のA−A線拡大断面図である。
【0015】
この第1実施形態に係る文字発光フットボードは、複数の発光ランプ30の組み合わせによって文字が形成されるようにこれら発光ランプ30が互いに所定量離間する位置で当該発光ランプ30と結合するフットボード基板200と、上記フットボード基板200に結合された上記それぞれの発光ランプ30に電源を印加し、かつその電源を制御する制御部130と、上記発光ランプ30および制御部130を保持するフットボード基板200の裏面全体をシール手段230を利用して覆う裏板220とからなる。
【0016】
上記フットボード基板200には、発光ランプアセンブリ(発光体)が収容される結合孔210が形成されており、この結合孔210に収容される発光ランプアセンブリは、ボンドやシリコンまたは他のシール用板材から選択される固定手段202を介して上記結合孔210内に固定されている。上記固定手段202は、発光ランプ30を支持する固定エッジ204と、フットボード基板200に固定される固定フック203とを備えている。
【0017】
ここで、上記ではフットボード基板200に文字を表示する場合について説明したが、これに限定されず、本発明に係る文字発光フットボードでは、図形や数字、記号、絵、キャラクターなど、多様に具現可能である。
【0018】
上記フットボード基板200及び裏板220は、防水性の布、カーベット、ゴム板、壁掛け板などで構成されている。また、この文字発光フットボードには、上記フットボード基板200を支持する複数の結合手段222が設けられているとともに、これら結合手段222の間には電線などが移動する空間225が形成されている。
【0019】
上記発光ランプ30は、後述の図6に示す制御部130による制御に基づき文字などを表示するように配列されており、図6に示すスィッチ131がオンとなりバッテリー132の電源が発光ランプ30に印加されることで、夜間にも文字が発光される。このように、この文字発光フットボードは、昼夜を問わず使用可能となっている。また、この文字発光フットボードは、上記フットボード基板200が可撓性を有することから、折り畳んでまたは巻いて容易に移動させることができるとともに、防水構造であることから、雨が降ってもた場合にも広げた状態で使用することができ便利である。
【0020】
図3は、本発明の第2実施形態を示す図1のA−A線拡大断面図である。図4は、図1のB−B線拡大断面図である。この第2実施形態に係る文字発光フットボードは、発光体100と、これら発光体100の組み合わせによって文字が形成されるようにこれら発光体100が互いに所定量離間する位置で当該発光体100と結合されるフットボード基板200と、上記フットボード基板200に結合された各発光体100に電源を印加し、かつその電源を制御する制御部130と、上記発光ランプ30および制御部130を保持するフットボード基板200の裏面全体をシール手段230を利用して覆う裏板220とからなる。上記発光体100の底面は平らな平面をなし、この発光体100の内部は光を透過するコア層11をなし、この発光体100の上面は凸面をなしてこの発光体100の底面に設置された発光ランプ30の光をこの凸面に拡散発光する形状を有している。
【0021】
上記フットボード基板200には、上記各拡散発光体100を、これら拡散発光体100の組み合わせが文字として認識されるような間隔で支持する結合孔210と、収容エッジ溝211とが形成されている。
【0022】
上記シール手段230は、ジッパー、高周波融着、面ファスナーなどの手段から選択して使用可能であり、他のシール可能な手段も使用することができる。
【0023】
ここで、上記ではフットボード基板200に文字を表示するようにこのフットボード基板200に拡散発光体100を結合させると説明したが、これに限定されず、本発明は、図形や数字、記号、絵、キャラクターなど、多様に具現可能である。
【0024】
上記フットボード基板200と上記裏板220とは、これらの中間に介在する複数の結合手段222により、互いに所定量離間した状態で厚さに変化がないように連結されている。また、上記結合手段222の間の空間225、224には、フットボード基板200への衝撃を吸収すべく、スポンジ、シリコン、ゴムなどのクッション材224が設けられている。
【0025】
図5は、本発明の第3実施形態を示す図であって、この第3実施形態では、それぞれの発光体100が基台100でつながった状態で文字や図形を形成する。
【0026】
図6は、本発明の制御構成例示図であって、発光ランプ30に対しては、一つの制御回路で構成される一般的な制御技術が適応されており(例えば、シフトレジスタを利用した順次発光が可能な制御回路や、発光ランプ30の色相を異にする制御回路や、または複数の発光ランプ30が組み込まれた制御回路や、点滅作動を可能にする制御回路といった公知の制御回路)、その詳細な説明は省略する。
【0027】
上記制御部130は、スィッチ131によってバッテリー132の電源が印加され、この印加された電源が、電線133を介して上記発光ランプ30を間欠的または持続的に作動させるように構成されている。上記制御部130には、各ランプ30をそれぞれ同時にまたは選択的に駆動する駆動プログラムが内蔵されている。本実施形態では、上記バッテリー132は、直流電源である。このバッテリー132としては、単純なバッテリーを使ってもよい。また、商用電源やこれに準する交流電源を受けて直流電源を出力するアダプタなどを使ってもよい。さらに、必要に応じて太陽熱を受けて自己充電可能な太陽電池を利用してもよい。
【0028】
図7は、本発明に使われる拡散発光体100の分解斜視図である。図8は、図7のC−C線断面図である。図9は、図8の要部拡大断面図である。
【0029】
光を拡散する各発光体100は、フレキシブルな熱可塑性(熱硬化性)ポリマーからなる凸レンズ状の凸部10と、この凸部10の底面中央に軸方向に形成された挿入孔20と、この挿入孔20内に収容された内部光源である発光ランプ30と、上記凸部10の底面の平面に一体に結合された反射層40とからなる。上記凸部10の上面は、凸面形状であって、内部光源の光が表面において均一の照度となるような反射角を提供するクラッド層12を形成している。また、上記凸部10の縁には、フットボード基板200と結合されるリング板状の支持用のエッジ部13が一体に結合されている。
【0030】
図10は、図4に用いられている発光装置のみを分離した状態の例を示す平面図であって、この例では、各発光体100は、一定長さのフレキシブルなポリマーからなる基板100に所定の間隔を置いて一体に形成されている。
【0031】
図11は、図5に用いられている発光装置の他の例を示す平面図であって、この例では、拡散発光体100の凸部10の縁を形成するエッジ部13に、連結具120を用いることによって発光体100を順次延長及び連結できる延長孔13−1が形成されている。
【0032】
ここで、本発明の発光体100は、図8及び図9に示すように、光源である上記発光ランプ30の光が前方および側方(サイドローブ(side lobe))に発せられてこの光が上記コア層11の表面をなすクラッド層12に照射された場合に、上記光を、上記クラッド層12の表面をなす凸面の各点において所定の入射角(θ10)(上記各点での法線を基準とする入射角)に対して所定の屈折角(θ20)(上記各点での法線を基準とする屈折角)で透過させることで、上記凸部10の表面を均一の照度とするように機能する。
【0033】
上記コア層11に対して上記光源である発光ランプ30の光は直進するが、上記クラッド層12は湾曲面を有している。すなわち、この構造では、ほとんどの法線に対して上記入射角(θ10)(θ10’)(θ50)が臨界角(θc)を超えず、上記光は上記凸面の各法線に対して屈折した状態で(屈折角(θ20)(θ20’)(θ60))透過する。そのため、上記凸部表面は均一の照度となる。(このように、本発光体100は、発光ランプ30からの光を単純に直進させる単純表面発光の概念ではなく、発光ランプ30の直径より広い直径を有する上記凸部10を均一に照明する拡散発光体として作用する)。
【0034】
もちろん、各入射光(入射角(θ10)(θ10’)(θ50))は、上記コア層11の内面で反射しており(反射角(θ30)(θ30’)(θ40))、ある点ではその光が外部に透過することで照度が高められている。
【0035】
上記クラッド層12は、上記コア層11を形成する熱可塑性(硬化性)合成樹脂ポリマーを通じて直進した均一の光の屈折率を変化させる媒質(例えば、空気層)である。
【0036】
ここで、上記クラッド層12の表面に半透明の半透明層を付加して、柔らかな明るさが提供されるようにしてもよい。また、コア層11内にチタン(TiO2)などの微細鉱物粒子を添加して半透明状態で光を透過するように構成することも可能である。
【0037】
図1に示すフットボード基板200の例、すなわち、上記のような拡散発光の機能を有する発光体100が用いられた文字発光フットボードにおけるフットボード基板200の例では、各発光体100は、文字(“IN”)が認識できるように互いに所定量離間した位置にそれぞれ配列されている。
【0038】
各発光体100の配列方法としては、図3及び図4に示すように、上記フットボード基板200に形成された結合孔210において上記凸部10が外部に露出するように各発光体100を配置し、上記結合孔210の縁に上記エッジ部13が重なるようにこのエッジ部13を高周波融着(他の結合手段(例えば、ポンディングやクリッピングなどの多様な結合手段から選択した手段)を使ってもよい)を利用して結合させる方法が挙げられる。
【0039】
もちろん、文字をなす部位において、図5の第3実施形態のように、図10や図11に示すような構造を有する拡散発光体100をフットボード基板200に結合してもよい。
【0040】
このように構成された本文字発光フットボードでは、文字や図形などを形成するようにフットボード基板200にそれぞれの発光体100を固定し、図6に示すように、各発光体100に設置した発光ランプ20がそれぞれ発光するように、上記制御部130と上記発光ランプ30と上記電線133とを連結し、図2ないし図5に示すように、上記フットボード基板200の裏面に上記裏板220をシール手段230(例えば、高周波溶着)でシールすることで防水を可能とする。
【0041】
そして、本文字発光フットボードは、スィッチ131が操作され上記バッテリー132により電源が上記制御部130に供給されると、文字を表示するように配置された上記各発光ランプ30の点灯によって文字を表示する。
【0042】
特に、本文字発光フットボードは、文字を表示するように光を放出する上記拡散発光体100がランプの光の放出面積を拡散する作用を行っている。そのため、本文字発光フットボードによれば、発光ランプ30が少数であっても明るく文字を表示できて、発光ランプ30の使用個数を減らしても、多くのランプを使う文字発光方式とは異なりコスト節減の効果を奏することができる。また、光が拡散して凸部10が均一の照度で光るので、柔らかな照明を提供することができる。そして、まぶしくなくユーザの目を保護する魅力的な文字発光プラカードを提供することができる。
【0043】
また、クラッド層12の表面をなす凸面の各点において、図9に示すように、光が各点の法線を基準として所定の入射角(θ10)に対して所定の屈折角(θ20)で透過しており、凸部10の表面は均一の照度となっている。
【0044】
上記コア層11に対して上記光源である発光ランプ30の光は直進するが、上記クラッド層12は湾曲面を有している。すなわち、この構造では、ほとんどの法線に対して上記入射角(θ10)(θ10’)(θ50)が臨界角(θc)を超えず、上記光は上記凸面の各法線に対して屈折した状態で(屈折角(θ20)(θ20’)(θ60))透過する。そのため、上記凸部表面は均一の照度となる。(このように、本発光体100は、発光ランプ30からの光を単純に直進させる単純表面発光の概念ではなく、発光ランプ30の直径より広い直径を有する上記凸部10を均一に照明する拡散発光体として作用する)。
【0045】
もちろん、各入射光(入射角(θ10)(θ10’)(θ50))は、上記コア層11の内面で反射しており(反射角(θ30)(θ30’)(θ40))、ある地点ではその光が外部に透過することによって照度が向上している。上記クラッド層12は、上記コア層11を形成する熱可塑性(硬化性)合成樹脂ポリマーを通じて直進した均一の光の屈折率を変化させる媒質(例えば、空気層)である。
【0046】
図1に示すフットボード基板200の例、すなわち、上記のような拡散発光の機能を有する発光体100が用いられた文字発光フットボードにおけるフットボード基板200の例では、各発光体100は、文字(“IN”)が認識できるように互いに所定量離間した位置に配列されている。
【0047】
各発光体100の配列方法としては、図3、図4及び図5に示すように、上記フットボード基板200に形成された結合孔210において前面が外部に露出するように各発光体100を配置し、上記結合孔210の縁に上記エッジ部13が重なるようにこのエッジ部13を高周波融着や他の結合手段(例えば、ポンディングやクリッピングなどの多様な結合手段から選択した手段)を利用して結合させる方法が挙げられる。
【0048】
次に、本願発明の他の実施形態である第4ないし第7実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
【0049】
図12、図13及び図15a,15bは、第4実施形態を示す図であり、図14は、第5実施形態を示す図であり、図16a,16bは、第6実施形態を示す図であり、図17a,17bは、第7実施形態を示す図であり、図18及び図19は、第5、第6、第7実施形態を示す図であり、図20、図21及び図22は、第6実施形態を示す図である。各実施形態は、基本的に、文字、図形、または数字などを表示する複数の結合孔210が形成されたフットボード基板200と、上記各結合孔210にそれぞれ着脱可能に挿入される発光体1000と、上記発光体1000を支持した状態でこれら発光体1000と一体に構成されるとともに上記フットボード基板200の下側に対して分離及び結合される発光体支持板120とを備えている。そして、この文字発光フットボードでは、上記のようにフットボード基板200と発光体支持板120とが分離可能であることから、上記フットボード基板200を容易に洗浄できるように構成されている。
【0050】
上記各結合孔210は、文字や図形形状を有しており、上記発光体1000は、対応する文字や図形形状を有する。
【0051】
上記各結合孔210は、図13に示すように、文字や図形の形を有する図形印刷部211内に分散して形成されている。
【0052】
上記フットボード基板200の裏面には、図14に示すように、発光体支持板120を保持及び分離するために固定具126が設けられている。この固定具の他の例としては、図15bに示すようなポケット125が挙げられる。また、固定具126には、固定フック、固定磁石、面ファスナー、バインダー、ポケット125のうちいずれかを使用することができる。
【0053】
このような基本構成をベースとして、図12、図13、図15a及び図15bのような第4実施形態の場合では、より具体的な構成として、発光体1000(他の例と区別するために発光体100aと図面に示す)を支持する発光体支持板120の上面に管状の発光管102が形成されており、上記発光管102の上縁に上記結合孔210の上端に挿入結合される固定フック103が形成されており、上記発光管102が発光ランプ30を収容できる直径を有している。もちろん、上記固定フック103は、上記発光管102を上記結合孔210に対して分離及び結合できるほどの結合力を有することが望ましく、結合力が過度に強くなるような突出した構造は、分離時に障害を与えて望ましくない。
【0054】
本発明の第5実施形態を示す図14の場合は、発光体1000(他の例と区別するために発光体100bと示す)が、透明、半透明、または不透明の光を伝達する棒状の合成樹脂ポリマーや板状の合成樹脂板を用いて文字を形成した光伝導性樹脂105に、発光体1000(他の例と区別するために発光体100bと示す)が、固定されている。そして、光を発散する発光ダイオードなどの発光ランプ30が、光を表面に伝達して発散させるように、上記光伝導性樹脂105の端部や中間などに固定されている。このような文字や図形を形成した上記光伝導性樹脂105は、文字や図形形状を有する結合孔210に挿入結合されており、上記フットボード基板200と容易に組み立て及び分離できるようになっている。ここで、上記光伝導性樹脂105が樹脂であることから、本文字発光フットボードでは多様な色感の具現が可能である。
【0055】
本発明の第6実施形態を示す図16a,16b、図20及び図21の構成は、発光体1000(他の例と区別するために発光体100cと示す)を形成するとともに結合孔210より大きい直径を有する凸部10と、上記結合孔210と同じ直径を有するネック部101と、このネック部101より大きい直径を有して結合時に支持力を発揮するエッジ部13と、このエッジ部13の下にエッジ部13と一体またはエッジ部13と分離した状態で位置する反射層40とからなる。上記ネック部101は、フットボード基板200と発光部支持板120とを一体に結合するために所定の高さを有している。上記発光ランプ30は、上記発光体100cの底面や下部側面において上方へ延びる挿入孔20に挿入結合されている。
【0056】
ここで、上記反射層40は、上記エッジ部13ではなく上記ネック部101の底面に一体に形成されてもよく、上記エッジ部13に一体に形成されてもよい。また、上記反射層40として、上記発光体支持板120の底面に一体に結合された別途の板(例えば、上記ポケット125の上面板)を使って間接的に光を反射させるように構成してもよい。
【0057】
また、上記発光体支持板120を支持する構造としては、フットボード基板200に一体に形成された上記ポケット125を利用して(図14に示す固定具126の代わりにまたはこの固定具126と共に)上記発光体支持板120を固定してもよい。そして、上記固定具126としては、固定フック、固定磁石、面ファスナー、バインダーのうち一つを使用してもよい。
【0058】
本発明の第7実施形態は、図17aに示すように、文字、図形、または数字などを表示する比較的大きい結合孔210bが形成されたフットボード基板200と、上記結合孔210bに着脱可能に挿入される発光体1000(他の例と区別するために図面で発光体100dと示す)と、発光体支持板120とを備えている。上記発光体支持板120は、上記結合孔210から外部に露出し、上記発光体100dを支持した状態でこの発光体100dと一体に構成されているとともに、上記フットボード基板200の下側に対して分離及び結合可能に構成されており、上記フットボード基板200は、容易に洗浄できるように構成されている。
【0059】
ここで、図17bに示す例では、上記結合孔210bの上面に、透明なカバー機能を有する透明板240が設置されている。この結合孔210bの上面は、上記に限らず、カバー機能を有する範囲内で多様に設計変更が可能である。
【0060】
本発明の第4ないし第7実施形態の制御構成は、例えば図6と同じであるので、その説明は省略する。
【0061】
図18は、図14(第5実施形態)、図16a,16b(第6実施形態)、図17a,17b(第7実施形態)に使用可能な発光体のみを分離した例を示す平面図である。上記発光体1000は、所定の長さの可撓性を有するポリマーからなる基台110上に互いに所定の間隔を置いた状態で一体に形成されている。
【0062】
図19は、図14、図16a,16b及び図17a,17bに使われる上記発光体1000の他の例を示す平面図である。各発光体1000の凸部10の縁を形成するエッジ部13には、連結具111を用いて発光体1000を順次延長連結するための延長孔13−1が形成されている。
【0063】
ここで、第6実施形態である発光体1000(図面で他の例と区別するために発光体100cと示す)は、図21及び図22に示すように、光源である発光ランプ30の光が前方および側方(サイドローブ(side lobe))に発せられてこの光が上記コア層11の表面をなすクラッド層12に照射された場合に、上記光を、上記クラッド層12の表面をなす凸面の各点において所定の入射角(θ10)(上記各点での法線を基準とする入射角)に対して所定の屈折角(θ20)(上記各点での法線を基準とする屈折角)で透過させることで、上記凸部10の表面を均一の照度とするように機能する。
【0064】
上記コア層11に対して上記光源である発光ランプ30の光は直進するが、上記クラッド層12は湾曲面を有している。すなわち、この構造では、ほとんどの法線に対して上記入射角(θ10)(θ10’)(θ50)が臨界角(θc)を超えず、上記光は上記凸面の各法線に対して屈折した状態で(屈折角(θ20)(θ20’)(θ60))透過する。そのため、上記凸部表面は均一の照度となる。(このように、本発光体100cは、発光ランプ30からの光を単純に直進させる単純表面発光の概念ではなく、発光ランプ30の直径より広い直径を有する上記凸部10を均一に照明する拡散発光体として作用する)。
【0065】
もちろん、各入射光(入射角(θ10)(θ10’)(θ50))は、図9に示すような反射角(θ30)(θ30’)(θ40)を形成してコア層11の内面で反射しており、ある点ではこの反射光が外部に透過することによって照度が向上している。ここで、上記クラッド層12は、上記コア層11を形成する熱可塑性(硬化性)合成樹脂ポリマーを通じて直進した均一の光の屈折率を変化させる媒質(例えば、空気層)である。
【0066】
ここで、上記クラッド層12の表面に半透明の半透明層を付加して、柔らかな明るさが提供されるようにしてもよい。また、コア層11内にチタン(TiO2)などの微細鉱物粒子を添加して半透明状態で光を透過するように構成することも可能である。
【0067】
図12に示すフットボード基板200の例、すなわち、上記のような拡散発光の機能を有する発光体1000が用いられた文字発光フットボードにおけるフットボード基板200の例では、各発光体1000は、文字(“WELCOME”)が認識できるように互いに所定量離間した位置に配列されている。
【0068】
各発光体1000の配列方法としては、図13及び図15の実施形態4に示すように、上記フットボード基板200に形成された結合孔210に発光体100aを挿入結合する方法や、図14に示すように文字を形成するELランプや光伝導性樹脂105の全体を結合孔210aに結合する方法が挙げられる。また、図16a,16bに示すように、上記凸部10が、上記フットボード基板200に形成された結合孔210において外部に露出するように配置されたものが挙げられる。この場合には、発光体1000は、まず、上記ネック部101を介して上記発光体支持板120を支持するようにこの発光部支持板120に結合され、その後、上記フットボード基板200の結合孔210に挿入結合される。そして、これらの結合により上記発光体支持板120とフットボード基板200とが結合される。
【0069】
図6に示す制御部130と、上記発光ランプ30に連結される電線133とは、各発光体100cに設置された発光ランプ30が発光するように連結されている。図14及び/または図16bに示すように、上記発光体支持板120は、上記フットボード基板200の裏面に固定具126(例えば、フットボード基板200の裏面に設置したポケット125及び/または図14に示すフックなどの固定具)を介して結合されており、洗浄のために分離及び結合できるようになっている。もちろん、上記発光体支持板120は、発光ランプ30を支持及び制御する手段と電線とがそれぞれシールされていることで、雨が降っても使用できる。上記シールは、多様な方式で実現されるので、ここでは、図面において単純に示す。
【0070】
以上のようにして上記第4ないし第7実施形態の構成では、スィッチ131の操作により内蔵した上記バッテリー132からの電力が上記制御部130に供給されると、文字を表示するように配置された上記発光ランプ30やELランプが点灯して、文字を表示する文字発光フットボード基板として作用する。
【0071】
特に、本文字発光フットボードは、文字を表示するように光を放出する発光体1000(特に、発光体100b、100c、100d)がランプの光の放出面積を拡散する作用を行っている。そのため、本文字発光フットボードによれば、発光ランプ30が少数であっても明るく文字を表示できて、発光ランプ30の使用個数を減らしても、多くのランプを使う文字発光方式とは異なりコスト節減の効果を奏することができる。また、光が拡散して凸部10が均一の照度で光るので、柔らかな照明を提供することができる。そして、まぶしくなくユーザの目を保護する魅力的なプラカードを提供することができる。
【0072】
また、クラッド層12の表面をなす凸面の各点において、図22に示すように、光が各点の法線を基準として所定の入射角(θ10)に対して所定の屈折角(θ20)で光透過しており、凸部10の表面は均一の照度となっている。
【0073】
上記コア層11に対して上記光源である発光ランプ30の光は直進するが、上記クラッド層12は湾曲面を有している。すなわち、この構造では、ほとんどの法線に対して上記入射角(θ10)(θ10’)(θ50)が臨界角(θc)を超えず、上記光は上記凸面の各法線に対して屈折した状態で(屈折角(θ20)(θ20’)(θ60))透過する。そのため、上記凸部表面は均一の照度となる。(このように、本発光体1000は、発光ランプ30からの光を単純に直進させる単純表面発光の概念ではなく、発光ランプ30の直径より広い直径を有する上記凸部10を均一に照明する拡散発光体として作用する)。もちろん、各入射光(入射角(θ10)(θ10’)(θ50))は、上記コア層11の内面で反射しており(反射角(θ30)(θ30’)(θ40))、ある地点ではその光が外部に透過することによって照度が向上している。ここで、上記クラッド層12は、上記コア層11を形成する熱可塑性(硬化性)合成樹脂ポリマーを通じて直進した均一の光の屈折率を変化させる媒質(例えば、空気層)である。
【0074】
図12に示すフットボード基板200の例、すなわち、上記のような拡散発光の機能を有する発光体1000が用いられた文字発光フットボードにおけるフットボード基板200例では、各発光体1000は、文字(“WELCOME”)を認識できるように互いに所定量離間した位置に配列されている。
【0075】
各発光体1000の配列方法としては、第4実施形態の図13及び図15bに示すように、結合孔210に発光体100aを挿入結合するか、または第5実施形態の図14に示すように、文字や図形を形成した光伝導性樹脂105からなる発光体100bを結合孔210aにおいて外部に露出するように配置する方法が挙げられる。
【0076】
また、第6実施形態の図16bに示す場合では、発光体100cは、上記結合孔210に挿入結合されて、上記エッジ部13が上記結合孔210の縁に重なった状態で支持されている。この場合には、発光体支持板120と一体構成された発光体100cは、支持板120と共にフットボード基板200に対して結合及び分離される。
【0077】
また、第7実施形態の図17a,17bに示す場合では、発光体100dと発光部支持板120とは上記結合孔210bに対して一体に結合及び分離される。
【0078】
ここで、フットボード基板200を分離する方法としては、図16bに示すようにポケット125に対して取り外す方法や、図14に示すように固定具126を介して分離する方法があり、使用時には結合される一方、洗浄時にはフットボード基板200のみを分離して洗浄できるように構成されていればよい。
【0079】
また、本発明は、フットボード基板200と発光体1000とが分離または結合される構造や、文字をなす部分全体あるいは文字をなす部分の一部のみが分離される場合も含む。さらに、本願発明の発光体1000は、拡散発光体、導波管、導電性ポリマー、発光テープ、ELランプのような発光可能な他の手段によっても具現可能である。
【0080】
以上のように、本願発明の第1ないし第3実施形態によれば、文字をランプで表示可能な文字発光フットボードを提供することができる。そして、これらの実施形態によれば、文字発光フットボードを折り畳むかまたは巻くことができ、この文字発光フットボードを容易に移動させることができて、文字発光フットボードの持ち運びおよび保管が容易になる。また、これらの実施形態によれば、バッテリーが使われており外部電源の供給が不要であるので文字発光フットボードをどこでも使用することができる。また、これらの実施形態によれば、発光ランプとしてLEDを使うことで消耗電力を小さく抑えることができ、文字発光フットボードの長期間の使用が可能となる。また、これらの実施形態によれば、フットボード基板と裏板とがシール結合されるので、室内外においてあらゆる天候に対応することができる。
【0081】
また、本文字発光フットボードでは、文字を形成するよう配置されて光を拡散させる拡散発光体が用いられており、少数のランプを使っても文字を具現できて経済的である。
【0082】
また、本文字発光フットボードでは、拡散発光体がその凸面において均一の照度をなすように光を拡散しているので、目の疲れを減らすことができ、柔らかな照明を実現して広告効果を向上させることができる。
【0083】
また、本文字発光フットボードでは、拡散発光体を駆動する電源がバッテリーであるので、フットボードを自由に移動させることができるとともにフットボードをどんな位置ででも使用することができる。特に、夜間に別途の外部照明を用いずに広告効果を提供することができ、経済的に、かつ広告効果を向上させることができる。
【0084】
また、本文字発光フットボードは、夜間にも発光して文字を表示することができ、広告板としての機能を十分に発揮することができる。
【0085】
また本文字発光フットボードでは、少数の拡散発光体を使って上記フットボード基板を製作することができるので、照明機能を維持しつつも文字発光フットボードの重量を軽減することができる。そのため、移動が容易になるとともに、建物の出入口での使用といった多様な用途での使用が可能となる。
【0086】
また、上記フットボード基板に結合される発光ランプに供給する電源に太陽電池を利用すれば、この文字発光フットボードを半永久的に使うことができる。そして、このようにすれば、どんな位置でも容易に設置及び移動可能なフットボードを提供することができるとともに、昼には本来の機能であるフットボードとして機能する一方、夜間には案内機能の電光板として機能するフットボードを提供することができる。
【0087】
また、フットボード基板及び裏板を防水性の布やカーベット、合成樹脂シート等で構成すれば、見た目にも良く、底に置いても漏電のおそれがない文字発光フットボードを提供することができる。そして、このようにすれば、出入口の底、床、レストランの入口に配置されるフットボードとして、また、壁掛け飾り板として多様な用途での使用が可能であとなる。また、本文字発光フットボードは、文字、図形、絵、キャラクターなどを具現可能であり、広告機能及びデザイン提供など、必要に応じて多様に応用可能である。
【0088】
また、本願発明の第4ないし第7実施形態では、フットボード基板と文字や図形を形成する発光体支持板とが分離可能であり、フットボードを容易に洗浄することができる。
【0089】
また、本文字発光フットボードでは、上記発光体を別途の発光体支持板に結合する方式で文字や図形が形成されており、上記発光体に限らず多様な発光手段を選択して上記発光体支持板に結合して使用することができる。
【0090】
また、本文字発光フットボードでは、結合孔が形成されるとともに文字や図形などが印刷された図形印刷部に照明と印刷とを分散形成してこれら照明と印刷とを結合させており、多様な案内効果及び広告効果を提供することができる。
【0091】
また、本文字発光フットボードでは、結合孔を比較的大きな空間として形成するとともに、この空間に文字や図形を表示する発光体とこの発光体を支持する支持板とを一体に上記結合孔と対応するように位置させており、立体的な文字発光フットボードを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0092】
【図1】本発明の第1実施形態を示す正面図である。
【図2】図1のA−A線拡大断面図である。
【図3】図2に対応する本発明の第2実施形態に係る拡大断面図図である。
【図4】図1のB−B線拡大断面図である。
【図5】第3実施形態を示す断面図である。
【図6】本発明の制御構成図である。
【図7】本発明の図3に使われる拡散発光体の分解斜視図である。
【図8】図7のC−C線断面図である。
【図9】図8の要部拡大断面図である。
【図10】第3実施形態に使われる拡散発光体の他の例を示す平面図である。
【図11】第3実施形態に使われる拡散発光体のさらに他の例を示す平面図である。
【図12】本発明の他の例を示す平面図である。
【図13】本発明の第4実施形態の要部拡大分解図である。
【図14】本発明の第5実施形態の要部拡大断面図である。
【図15a】発明の第4実施形態の分解図である。
【図15b】図15aの組み立て状態を示す断面図である。
【図16a】本発明の第6実施形態の要部分解断面図である。
【図16b】図16aの要部組み立て状態を示す断面図である。
【図17a】本発明の第7実施形態の分解斜視図である。
【図17b】図17aの組み立て状態を示す斜視図である。
【図18】本発明の第6実施形態の発光体の他の例を示す平面図である。
【図19】本発明の第6実施形態の発光体のさらに他の例を示す平面図である。
【図20】本発明の第6実施形態の発光体の一例を示す拡大分解斜視図である。
【図21】図20の組み立て状態における光の拡散を示す図である。
【図22】図21の光の拡散を示す半断面図である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の発光ランプ(30)の組み合わせによって文字が形成されるようにこれらの発光ランプ(30)が互いに所定量離間する位置で当該発光ランプ(30)と結合するフットボード基板(200)と、
上記フットボード基板(200)に結合されたそれぞれの発光ランプ(30)アセンブリに電源を印加し、かつその電源を制御する制御部(130)と、
上記発光ランプ(30)アセンブリと上記制御部(130)とを保持する上記フットボード基板(200)の裏面を、上記発光ランプ(30)アセンブリの上面が踏まれても、このフットボード基板(200)の裏面全体から下側に所定の空間が確保されるように支持する結合手段(222)と、
上記結合手段(222)を介して上記フットボード基板(200)及び上記発光ランプ(30)アセンブリの底面をこれらフットボード基板(200)および発光ランプ(30)アセンブリから絶縁した状態で支持する裏板(220)と、を備える文字発光フットボード。
【請求項2】
底面が平らな平面をなし、内部が光を透過するコア層(11)をなし、上面が凸面をなすとともに、前記底面に設置された発光ランプ(30)の光を上記凸面上に拡散発光させる複数の発光体(100)と、
上記各発光体(100)の組み合わせによって文字が形成されるようにこれら発光体(100)が互いに所定量離間する位置で当該発光体(100)と結合するフットボード基板(200)と、
前記フットボード基板(200)に結合された各発光体(100)に電源を印加し、かつその電源を制御する制御部(130)と、
上記発光ランプ(30)および制御部(130)を保持する上記フットボード基板(200)の裏面をシール手段(230)を利用して覆う裏板(220)とを備え、
各発光体(100)は、
フレキシブルな熱可塑性(熱硬化性)ポリマーからなる凸レンズ状の凸部(10)と、
上記凸部(10)の底面中央に軸方向に形成された挿入孔(20)と、
上記挿入孔(20)に挿入される内部光源である発光ランプ(30)と、
上記凸部(10)の底面の平面に一体に結合された反射層(40)とを備え、
上記凸部(10)の上面は、凸面形状であって、当該上面における照度が均一となる角度で内部光源の光を反射させるようなクラッド層(12)を形成しており、
上記凸部(10)の縁には、上記フットボード基板(200)と結合されるリング板状の支持用のエッジ部(13)が一体に結合されていることを特徴とする文字発光フットボード。
【請求項3】
上記フットボード基板(200)に、上記各発光体(100)を文字として認識可能な間隔で支持する結合孔(210)が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の文字発光フットボード。
【請求項4】
上記シール手段(230)は、ジッパー、高周波融着、面ファスナーのうち一つであることを特徴とする請求項2に記載の文字発光フットボード。
【請求項5】
上記各発光体(100)の凸部(10)の縁を形成する上記エッジ部(13)は、所定長さを有する基台(110)に繰り返し結合されて順次延長されるよう構成されていることを特徴とする請求項2に記載の文字発光フットボード。
【請求項6】
上記各発光体(100)の凸部(10)の縁を形成する上記エッジ部(13)に、連結具(120)を用いることによって上記発光体(100)を順次延長及び連結できる延長孔(13−1)が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の文字発光フットボード。
【請求項7】
上記各発光ランプ(30)は、結合孔(210)に収容されるとともに各発光ランプ(30)を保護する固定手段(202)によりそれぞれ支持されており、
上記各固定手段(202)は、上記各発光ランプ(30)を支持する固定エッジ(204)と、上記フットボード基板(200)に固定される固定フック(203)とを有することを特徴とする請求項1に記載の文字発光フットボード。
【請求項8】
文字、図形、または数字などを表示する結合孔(210)が形成されたフットボード基板(200)と、
上記結合孔(210)に着脱可能に挿入される発光体(1000)と、
上記各発光体(1000)を支持し、これら発光体(1000)と一体に構成されるとともに、上記フットボード基板(200)の下側に対して固定具(126)を介して分離及び結合される発光体支持板(120)とを備えていることを特徴とする文字発光フットボード。
【請求項9】
上記結合孔(210)は、文字や図形形状を形作るように構成されており、上記発光体(1000)は、これに対応する文字や図形形状を形作るように構成されていることを特徴とする請求項8に記載の文字発光フットボード。
【請求項10】
上記結合孔(210)は、文字や図形形状を有する図形印刷部(211)内に分散形成されていることを特徴とする請求項8に記載の文字発光フットボード。
【請求項11】
上記固定具(126)が、上記フットボード基板(200)の裏面に設置されて上記発光体支持板(120)を分離可能に保持するポケット(125)を含むことを特徴とする請求項9または請求項10に記載の文字発光フットボード。
【請求項12】
上記固定具(126)は、固定フック、固定磁石、面ファスナー、バインダーのうち一つであることを特徴とする請求項9または請求項10に記載の文字発光フットボード。
【請求項13】
上記発光体(1000)は、上記結合孔(210)より大きい直径を有する凸部(10)と、
上記結合孔(210)と同じ直径を有するネック部(101)と、
上記ネック部(101)より大きい直径を有して結合時に支持力を発揮するエッジ部(13)と、
上記エッジ部(13)の下に一体にまたは別途に位置する反射層(40)とを備えることを特徴とする請求項8に記載の文字発光フットボード。
【請求項14】
上記発光体(1000)は、上記結合孔(210)より大きい直径を有する凸部(10)と、
上記結合孔(210)と同じ直径を有するネック部(101)と、
上記ネック部(101)より大きい直径を有して結合時に支持力を発揮するエッジ部(13)と、
上記フットボード基板(200)の下に一体に設けられて、上記発光体を支持する上記発光体支持板(120)を上記エッジ部(13)の下方に位置させるためのポケット(125)とを備え、
上記ポケット(125)の上面が反射機能を行うように形成されたことを特徴とする請求項8に記載の文字発光フットボード。
【請求項15】
文字、図形、または数字などの全部を一括して表示できるだけの大きさを有する結合孔(210b)が形成されたフットボード基板(200)と、
上記結合孔(210b)に着脱可能に挿入される発光体(100d)と、
上記結合孔(210b)から外部に露出し、前記発光体(100d)を支持し、上記発光体(100d)と一体に構成されるとともに、固定具を上記発光体(100d)から離間させる発光体支持板(120)と、を備えることを特徴とする文字発光フットボード。
【請求項16】
上記結合孔(210b)の上面に、透明なカバー機能を有する透明板(240)が設置されていることを特徴とする請求項15に記載の文字発光フットボード。
【請求項17】
上記固定具は、ポケット(125)を含むことを特徴とする請求項15に記載の文字発光フットボード。
【請求項18】
上記固定具は、固定フック、固定磁石、面ファスナー、バインダーのうち一つであることを特徴とする請求項15に記載の文字発光フットボード。
【請求項1】
複数の発光ランプ(30)の組み合わせによって文字が形成されるようにこれらの発光ランプ(30)が互いに所定量離間する位置で当該発光ランプ(30)と結合するフットボード基板(200)と、
上記フットボード基板(200)に結合されたそれぞれの発光ランプ(30)アセンブリに電源を印加し、かつその電源を制御する制御部(130)と、
上記発光ランプ(30)アセンブリと上記制御部(130)とを保持する上記フットボード基板(200)の裏面を、上記発光ランプ(30)アセンブリの上面が踏まれても、このフットボード基板(200)の裏面全体から下側に所定の空間が確保されるように支持する結合手段(222)と、
上記結合手段(222)を介して上記フットボード基板(200)及び上記発光ランプ(30)アセンブリの底面をこれらフットボード基板(200)および発光ランプ(30)アセンブリから絶縁した状態で支持する裏板(220)と、を備える文字発光フットボード。
【請求項2】
底面が平らな平面をなし、内部が光を透過するコア層(11)をなし、上面が凸面をなすとともに、前記底面に設置された発光ランプ(30)の光を上記凸面上に拡散発光させる複数の発光体(100)と、
上記各発光体(100)の組み合わせによって文字が形成されるようにこれら発光体(100)が互いに所定量離間する位置で当該発光体(100)と結合するフットボード基板(200)と、
前記フットボード基板(200)に結合された各発光体(100)に電源を印加し、かつその電源を制御する制御部(130)と、
上記発光ランプ(30)および制御部(130)を保持する上記フットボード基板(200)の裏面をシール手段(230)を利用して覆う裏板(220)とを備え、
各発光体(100)は、
フレキシブルな熱可塑性(熱硬化性)ポリマーからなる凸レンズ状の凸部(10)と、
上記凸部(10)の底面中央に軸方向に形成された挿入孔(20)と、
上記挿入孔(20)に挿入される内部光源である発光ランプ(30)と、
上記凸部(10)の底面の平面に一体に結合された反射層(40)とを備え、
上記凸部(10)の上面は、凸面形状であって、当該上面における照度が均一となる角度で内部光源の光を反射させるようなクラッド層(12)を形成しており、
上記凸部(10)の縁には、上記フットボード基板(200)と結合されるリング板状の支持用のエッジ部(13)が一体に結合されていることを特徴とする文字発光フットボード。
【請求項3】
上記フットボード基板(200)に、上記各発光体(100)を文字として認識可能な間隔で支持する結合孔(210)が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の文字発光フットボード。
【請求項4】
上記シール手段(230)は、ジッパー、高周波融着、面ファスナーのうち一つであることを特徴とする請求項2に記載の文字発光フットボード。
【請求項5】
上記各発光体(100)の凸部(10)の縁を形成する上記エッジ部(13)は、所定長さを有する基台(110)に繰り返し結合されて順次延長されるよう構成されていることを特徴とする請求項2に記載の文字発光フットボード。
【請求項6】
上記各発光体(100)の凸部(10)の縁を形成する上記エッジ部(13)に、連結具(120)を用いることによって上記発光体(100)を順次延長及び連結できる延長孔(13−1)が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の文字発光フットボード。
【請求項7】
上記各発光ランプ(30)は、結合孔(210)に収容されるとともに各発光ランプ(30)を保護する固定手段(202)によりそれぞれ支持されており、
上記各固定手段(202)は、上記各発光ランプ(30)を支持する固定エッジ(204)と、上記フットボード基板(200)に固定される固定フック(203)とを有することを特徴とする請求項1に記載の文字発光フットボード。
【請求項8】
文字、図形、または数字などを表示する結合孔(210)が形成されたフットボード基板(200)と、
上記結合孔(210)に着脱可能に挿入される発光体(1000)と、
上記各発光体(1000)を支持し、これら発光体(1000)と一体に構成されるとともに、上記フットボード基板(200)の下側に対して固定具(126)を介して分離及び結合される発光体支持板(120)とを備えていることを特徴とする文字発光フットボード。
【請求項9】
上記結合孔(210)は、文字や図形形状を形作るように構成されており、上記発光体(1000)は、これに対応する文字や図形形状を形作るように構成されていることを特徴とする請求項8に記載の文字発光フットボード。
【請求項10】
上記結合孔(210)は、文字や図形形状を有する図形印刷部(211)内に分散形成されていることを特徴とする請求項8に記載の文字発光フットボード。
【請求項11】
上記固定具(126)が、上記フットボード基板(200)の裏面に設置されて上記発光体支持板(120)を分離可能に保持するポケット(125)を含むことを特徴とする請求項9または請求項10に記載の文字発光フットボード。
【請求項12】
上記固定具(126)は、固定フック、固定磁石、面ファスナー、バインダーのうち一つであることを特徴とする請求項9または請求項10に記載の文字発光フットボード。
【請求項13】
上記発光体(1000)は、上記結合孔(210)より大きい直径を有する凸部(10)と、
上記結合孔(210)と同じ直径を有するネック部(101)と、
上記ネック部(101)より大きい直径を有して結合時に支持力を発揮するエッジ部(13)と、
上記エッジ部(13)の下に一体にまたは別途に位置する反射層(40)とを備えることを特徴とする請求項8に記載の文字発光フットボード。
【請求項14】
上記発光体(1000)は、上記結合孔(210)より大きい直径を有する凸部(10)と、
上記結合孔(210)と同じ直径を有するネック部(101)と、
上記ネック部(101)より大きい直径を有して結合時に支持力を発揮するエッジ部(13)と、
上記フットボード基板(200)の下に一体に設けられて、上記発光体を支持する上記発光体支持板(120)を上記エッジ部(13)の下方に位置させるためのポケット(125)とを備え、
上記ポケット(125)の上面が反射機能を行うように形成されたことを特徴とする請求項8に記載の文字発光フットボード。
【請求項15】
文字、図形、または数字などの全部を一括して表示できるだけの大きさを有する結合孔(210b)が形成されたフットボード基板(200)と、
上記結合孔(210b)に着脱可能に挿入される発光体(100d)と、
上記結合孔(210b)から外部に露出し、前記発光体(100d)を支持し、上記発光体(100d)と一体に構成されるとともに、固定具を上記発光体(100d)から離間させる発光体支持板(120)と、を備えることを特徴とする文字発光フットボード。
【請求項16】
上記結合孔(210b)の上面に、透明なカバー機能を有する透明板(240)が設置されていることを特徴とする請求項15に記載の文字発光フットボード。
【請求項17】
上記固定具は、ポケット(125)を含むことを特徴とする請求項15に記載の文字発光フットボード。
【請求項18】
上記固定具は、固定フック、固定磁石、面ファスナー、バインダーのうち一つであることを特徴とする請求項15に記載の文字発光フットボード。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15a】
【図15b】
【図16a】
【図16b】
【図17a】
【図17b】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15a】
【図15b】
【図16a】
【図16b】
【図17a】
【図17b】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【公開番号】特開2008−268845(P2008−268845A)
【公開日】平成20年11月6日(2008.11.6)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2007−221592(P2007−221592)
【出願日】平成19年8月28日(2007.8.28)
【出願人】(507289601)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成20年11月6日(2008.11.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−221592(P2007−221592)
【出願日】平成19年8月28日(2007.8.28)
【出願人】(507289601)
【Fターム(参考)】
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