説明

文書データ処理装置

【課題】文書データのチェック結果の該当箇所をユーザに容易に認識させる。
【解決手段】情報付加装置1は、チェック対象の文書データの記述を文書処理単位ごとに区切り、区切った単位に対して番号を付与した位置情報付きテキストを出力する。文書データチェック装置2は、位置情報付きテキストに対して、チェックルールにしたがった文書のチェックを行ない、文書データの記述のうち、ルールと合致しない記述のエラー内容を当該記述の位置情報と関連付けたエラーリストを出力する。表示情報生成装置3は、エラーリストをもとに、チェック対象となる文書データの記述のうち、前述したルールと合致しない記述に色とコメントを付与したチェック済み文書を出力する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、文書データの解析を行なう文書データ処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、文書データをチェックするために、構文や意味上の品質など文章の論理的な構造を検査するものがある。例えば、プレーンなテキストデータで書かれた文書データのチェックを行なうシステムがこれに当たる(特許文献1参照)。
【特許文献1】特開平1−220063号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、このような手法においては、文書データのチェック結果を当該文書データの記述部分と別に表示させている。この場合には、ユーザはチェック結果にしたがって文書データの元の記述を修正しようとしても、この修正すべき箇所を容易に認識することができない。
【0004】
そこで、本発明の目的は、文書データのチェック結果の該当箇所を容易に認識することが可能になる文書データ処理装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
すなわち、本発明に係わる文書データ処理装置は、入力文書データの記述を複数の所定単位に区分し、この区分した記述を当該記述の位置情報とともに管理し、文書データの不適切事項の定義情報および当該不適切事項と関わる記述の修正指示情報を関連付けて記憶し、定義情報をもとに、区分された各記述の不適切な記述を判別し、修正指示情報のうち不適切な記述の修正指示情報を読み出し、入力文書データの記述のうち、判別済みの不適切な記述を強調表示させ、読み出し済みの修正指示情報を不適切な記述と連結させて表示させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明に係わる文書データ処理装置では、文書データのチェック結果の該当箇所を容易に認識させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下図面により本発明の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態にしたがった文書チェック支援装置の構成例を示すブロック図である。
【0008】
図1に示すように、本発明の第1の実施形態にしたがった文書チェック支援装置は、文書データのチェックを支援するための文書データ処理装置であり、情報付加装置1、文書データチェック装置2および表示情報生成装置3を備える。
【0009】
図2は、本発明の第1の実施形態にしたがった文書チェック支援装置の情報付加装置1の構成例を示すブロック図である。
図2に示すように、情報付加装置1は、文書データ区切部11、番号付与部12、テキスト変換部13、記憶装置14、入力装置15、インタフェース16および出力装置17を備え、それぞれがバス18を介して接続される。
【0010】
文書データ区切部11は、入力文書データの記述を予め定められた単位に区切る。番号付与部12は、文書データ区切部11により区切られた各単位に一意な番号を付与する。テキスト変換部13は、番号付与部12による付与結果をプレーンテキストに変換する。
【0011】
記憶装置14は例えばハードディスクドライブや不揮発性メモリ装置などのハードウェアで構成された記憶装置であり、各部の実行用プログラムを記憶する。また、記憶装置14は各種処理のワークメモリとしても機能する。
【0012】
入力装置15は例えばキーボードやマウスであり、文書データの新規作成にかかる操作を受け付ける文書入力手段である。インタフェース16は文書データチェック装置2や表示情報生成装置3と接続される。また、インタフェース16は外部記憶装置とケーブルを介して接続可能であり、この外部記憶装置との間で文書データを入出力する。出力装置17は各種処理結果を出力するディスプレイ装置である。
【0013】
図3は、本発明の第1の実施形態にしたがった文書チェック支援装置の文書データチェック装置2の構成例を示すブロック図である。
図3に示すように、文書データチェック装置2は、文書データチェック部21、修正位置情報付加部22、記憶装置23およびインタフェース24を備え、それぞれがバス25を介して接続される。
【0014】
文書データチェック部21は、文書データの記述のうち不適切な記述を判別する判別手段である。修正位置情報付加部22は、文書データの記述のうち不適切な記述の位置を示すエラーリストを生成する。インタフェース24は、情報付加装置1や表示情報生成装置3と接続される。
【0015】
記憶装置23は例えばハードディスクドライブや不揮発性メモリ装置などのハードウェアで構成された記憶装置であり、各部の実行用プログラムおよびチェックルールテーブルを記憶する。
【0016】
チェックルールテーブルでは、文書データ中の不適切事項の分類項目、チェックルールおよび修正候補を示す情報が関連付けられて管理される。チェックルールは、分類項目に対応する不適切事項が文書データ中に含まれるか否かのチェックのための定義情報である。修正候補は、これと関連付けられる分類項目に関する不適切事項の修正指示のための指摘コメントや修正記述候補である。また、記憶装置23は各種処理のワークメモリとしても機能する。
【0017】
図4は、本発明の第1の実施形態にしたがった文書チェック支援装置の表示情報生成装置3の構成例を示すブロック図である。
図4に示すように、表示情報生成装置3は、データ取得部31、色・コメント付加部32、記憶装置33、インタフェース34、出力装置35および入力装置36を備え、それぞれがバス37を介して接続される。
【0018】
データ取得部31は、文書データチェック装置2からの出力結果を取得する。色・コメント付加部32は、文書データの記述のうち、不適切な記述を色により強調表示させ、この記述の修正指示情報であるコメントを前述した不適切な記述に連結させる。記憶装置33は、例えばハードディスクドライブや不揮発性メモリ装置などのハードウェアで構成された記憶装置であり、各部の実行用プログラム記憶する。また、記憶装置33は各種処理のワークメモリとしても機能する。インタフェース34は、情報付加装置1や文書データチェック装置2と接続される。
【0019】
出力装置35は、色・コメント付加部32による色やコメントの付加がなされた文書データの結果を表示するディスプレイ装置である。尚、本実施形態では、表示情報生成装置3内に出力装置35が含まれているが、インタフェース34を介して生成された文書データの結果を出力し、外付けの出力装置に表示させてもよい。
【0020】
図5は、本発明の第1の実施形態にしたがった文書チェック支援装置の処理動作の流れを示す図である。
この文書チェック支援装置の情報付加装置1は、チェック対象の文書データを入力すると、位置情報付加を行ない、位置情報付きテキストを生成する。文書データチェック装置2は、位置情報付きテキストを入力情報とし、文書のチェックを行ない、エラーリストを生成する。表示情報生成装置3は、エラーリストとチェック対象文書を読み込み、色やコメントを付加したチェック済み文書を作成する。
【0021】
図6は、本発明の第1の実施形態にしたがった文書チェック支援装置の情報付加装置1の処理動作の流れを示す図である。
文書データ区切部11において、チェック対象の文書データの記述を文書処理単位ごとに区切る。文書データ区切部11による区切のためのルールの例は後述する。区切った単位に対して、番号付与部12は番号を付与する。そして、テキスト変換部13において、番号の付いた文書をプレーンテキストに変換し、位置情報付きテキストとして出力する。
【0022】
図7は、本発明の第1の実施形態にしたがった文書チェック支援装置の文書データチェック装置2の処理動作の流れを示す図である。
文書データチェック部21において、入力された位置情報付きテキストを、チェックルールにしたがって文書のチェックを行なう。修正位置情報付加部22において、文書データの記述のうち不適切な記述のエラー内容を当該記述の位置情報と関連付け、修正を要する記述の位置情報を示すエラーリストとして出力する。
【0023】
図8は、本発明の第1の実施形態にしたがった文書チェック支援装置の表示情報生成装置3の処理動作の流れを示す図である。
データ取得部31は、情報付加装置1から元の文書データや位置情報付きテキストおよび文書データチェック装置2で生成されたエラーリストを取得する。色・コメント付加部32において、チェック対象となる文書データの記述のうち不適切な記述に色とコメントを付与し、チェック済み文書として出力する。
【0024】
以下、この実施形態における文書チェック支援装置の具体的な処理動作について説明する。図9は、本発明の第1の実施形態にしたがった文書チェック支援装置の入力文書データの一例を示す図である。ここでは、入力文書データが情報付加装置1の記憶装置14に記憶されているとする。
【0025】
情報付加装置1の文書データ区切部11は、図9に示した入力文書データを読み込み、この文書データの記述を文書処理単位ごとに区切る。文書処理単位とは、文書データチェック装置2によるチェック処理単位であり、入力文書データの記述のうち例えば、段落、改行および表中のマスなどで区切られた単位である。
【0026】
番号付与部12は、文書データ区切部11による処理結果における文書処理単位ごとに文書処理単位番号を付与する。つまり、番号付与部12は、入力した文書データの記述を複数の所定単位に区分し、この区分した記述を当該記述の位置情報とともに管理する管理手段として機能する。テキスト変換部13は、番号付与部12による処理が施された文書データを位置情報付きテキストに変換し、インタフェース16を介して文書データチェック装置2や表示情報生成装置3に出力する。
【0027】
図10は、本発明の第1の実施形態にしたがった文書チェック支援装置の入力文書データの記述に文書処理単位番号を付与した例を示す図である。
図10で示される文書はテキスト変換部13が生成したプレーンテキストであり、入力文書データの記述のうち、各文書処理単位の先頭に文書処理単位番号<1>,<2>,・・・が挿入されたものである。
【0028】
尚、この例では、文書処理単位を入力文書データ中の段落、つまり意識的に入力された改行で区切られた単位としたが、「。」で区切られた文を文書処理単位とするなど、文書内の位置がわかるような区切り方を用いてもよい。さらに、文書作成に関わるソフトウェア内部の管理単位を文書処理単位として採用してもよい。また、章番号を無視した通し番号を付与しているが、章番号を含めた形式で付与しても構わない。
【0029】
図11は、本発明の第1の実施形態にしたがった文書チェック支援装置の入力文書データの記述を文書処理単位に区分した例を示す図である。
図10では、入力文書データ中の文書処理単位を示すために、入力文書データの元の記述に文書処理単位番号を挿入しているが、これに限らず、図11に示すように、文書データ中の文書処理単位として区切られた各記述と当該記述の文書処理単位番号を関連付けた表データを生成して、これを位置情報付きテキストとして出力してもよい。
【0030】
また、入力文書データ中の表の各セルを1つずつ文書処理単位として分けたが、分けずに番号を付与することも出来る。また、文書処理単位の番号は、この例では便宜的に自然数としているが、文字列としてもよいし、2次元以上の配列、例えば<1−1>,<1−2>,・・・などの形式としてもよい。
【0031】
インタフェース24は情報付加装置1からの位置情報付きテキストが入力されると、文書データチェック部21は、記憶装置23に記憶されているチェックルールテーブルを読み出し、これと位置情報付きテキストとを照合することで、文書データ中の文書処理単位に区切られた各記述のうち不適切な記述および当該記述の位置を判別する。修正位置情報付加部22は、文書データチェック部21による判別結果をもとに修正位置情報、つまり修正を要する記述の位置情報を示すエラーリストを生成し、インタフェース24を介して表示情報生成装置3に出力する。
【0032】
図12は、本発明の第1の実施形態にしたがった文書チェック支援装置の文書データチェック装置により出力するエラーリストの記述例を示す図である。
このエラーリストは、チェック内容、エラーメッセージ(コメント)、文書処理単位の位置、開始位置および終了位置が関連付けられて管理される。チェック内容は不適切事項の区分であり、エラーメッセージはユーザへの不適切事項の修正指示のためのメッセージ情報である。文書処理単位の位置とは、入力文書データの不適切な記述を含む文書処理単位と関わる文書処理単位番号である。
【0033】
また、開始位置はこれとエラーリスト上で関連付けられる文書処理単位番号と関わる記述のうち不適切な記述の開始位置であり、終了位置は当該不適切な記述の終了位置である。これらの位置は元の入力文書データの左端から数えた位置である。
【0034】
インタフェース34は文書データチェック装置2からのエラーリストが入力され、元の文書データや位置情報付きテキストを情報付加装置1から入力されると、データ取得部31はこれらのデータを取得する。つまり、データ取得部31は、不適切な記述の修正指示情報を読み出す読み出し手段として機能する。データ取得部31は、エラーリスト、元の文書データおよび位置情報付きテキストを全て取得すると、これらのデータを色・コメント付加部32に出力する。
【0035】
色・コメント付加部32は、データ取得部31からの各種データが入力されると、位置情報付きテキストおよびエラーリスト中の位置情報をもとに、入力文書データ中の不適切な記述の文字列および当該文字列の位置を検出する。
【0036】
図12に示したエラーリスト中の1段目のチェック内容である「カタカナ語初出」を例とすると、この項目に関する不適切な記述の文書処理単位位置、開始位置、終了位置は、それぞれ22、24、26である。
つまり、図10に示した位置情報付きテキスト中の<22>が付与されている文が不適切な記述を含む文となる。そして、この番号<22>が付与される文の先頭から数えて24文字目から26文字目までの文字列「アプリ」が不適切な記述の文字列となる。
【0037】
色・コメント付加部32は、元の文書データの記述のうち、前述したように検出した文字列「アプリ」に色を付ける。また、色・コメント付加部32は、エラーリスト中のエラーメッセージ、図12に示したエラーリスト中の文書処理単位「22」と関連付けられるエラーメッセージ「英語言語表現を併記してください。」とのメッセージを含む吹き出しを前述した不適切な記述であり色を付けた「アプリ」と線で連結させる。
【0038】
このように、色・コメント付加部32は、元の文書データの記述のうち、エラーリスト中の各チェック内容に関わる不適切な記述に色を付け、この記述に修正指示であるメッセージ情報を連結した表示情報を生成し、これをチェック済み文書として出力装置35に表示させる。つまり、色・コメント付加部32は、入力文書データ中の不適切な記述を強調させ、この記述に修正指示情報を連結させて出力装置35に出力させる出力制御手段として機能する。
【0039】
図13は、本発明の第1の実施形態にしたがった文書チェック支援装置の表示情報生成装置による出力画面の一例を示す図である。
また、前述したように不適切な記述に色を付ける代わりに、枠で囲ったり下線を引いたりして強調表示させてもよい。エラーリスト中の位置情報は、「文書処理単位番号」、「開始位置」および「終了位置」の3種類でなると説明したが、文書中の位置が特定できる他の情報、例えば、「終了位置」の代わりに開始位置から終了位置までの連続文字数を用いてもよい。終了位置の代わりに連続文字数を用いる場合、図12に示したエラーリスト中の位置情報「22,24,26」は、「22,24,3」となる。
【0040】
以上のように、本発明の第1の実施形態にしたがった文書チェック支援装置では、文書データの記述を区切った上で、この区切られた記述のうち不適切な記述がある場合、この記述を強調表示させた上で、この記述の修正指示のメッセージを当該不適切な記述と連結させて表示させるので、ユーザは、文書データ中の記述のうち、どの記述をどのように修正すべきか容易に把握することができる。
【0041】
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、以下の各実施形態に係る構成のうち第1の実施形態と同一部分の詳細な説明は省略する。
図14は、本発明の第2の実施形態にしたがった文書チェック支援装置の構成例を示すブロック図である。
【0042】
本発明の第2の実施形態にしたがった文書チェック支援装置は、ユーザが扱うクライアント4と管理者側のサーバ5がネットワーク6を介して接続されてなる。図14ではクライアント4は1台しか図示していないが、実施には複数台のクライアント4がネットワーク6を介してサーバ5と接続される。
【0043】
クライアント4は、第1の実施形態で説明した情報付加装置1および表示情報生成装置3を備える。また、サーバ5は、第1の実施形態で説明した文書データチェック装置2を備える。
【0044】
この文書チェック支援装置による処理の流れは、第1の実施形態とほぼ同様であり、クライアント4の情報付加装置1は、チェック対象文書が入力されると、位置情報付加を行なって得た位置情報付きテキストをネットワーク6を介してサーバ5に出力する。
【0045】
サーバ5の文書データチェック装置2は、位置情報付きテキストが入力されると、文書チェックを行なってエラーリストを生成し、これをネットワーク6を介してクライアント4に出力する。
クライアント4の表示情報生成装置3は、エラーリストが入力されると、チェック対象文書に対して色やコメントを付加したチェック済み文書を作成して表示させる。
【0046】
このような構成とすることで、文書データチェック装置2の仕様、例えばチェックルールテーブルの内容の更新を行なう場合でも、サーバ5内の文書データチェック装置2の記憶装置23に記憶されるチェックルールテーブルのみを更新すれば引き続いた運用が可能となる。したがって文書チェックに関する機能改良を効率的に行なうことができる。
【0047】
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。図15は、本発明の第3の実施形態にしたがった文書チェック支援装置の構成例を示すブロック図である。
【0048】
本発明の第3の実施形態にしたがった文書チェック支援装置は、管理者側のサーバ7とユーザが扱うクライアント8とがネットワーク6を介して接続されてなる。図15ではクライアント8は1台しか図示していないが、実施には複数台のクライアント8がネットワーク6を介してサーバ7と接続される。
【0049】
サーバ7は制御部71、記憶装置72およびインタフェース73を備え、それぞれがバス74を介して接続される。
記憶装置72は、ハードディスクドライブや不揮発性メモリ装置などのハードウェアで構成された記憶装置であり、各部の実行用プログラムに加え、第1の実施形態で説明した情報付加装置1、文書データチェック装置2および表示情報生成装置3の各部の機能を実現するための文書チェック支援プログラムを記憶する。文書チェック支援プログラムは、図5〜図8に示した動作をプログラムにしたものである。また、記憶装置72は各種処理のワークメモリとしても機能する。
【0050】
また、クライアント8は、制御部81、記憶装置82、入力装置83、インタフェース84および出力装置85を備え、それぞれがバス86で接続される。
記憶装置82は、ハードディスクドライブや不揮発性メモリ装置などのハードウェアで構成された記憶装置であり、制御用プログラムやチェック対象の文書データを記憶する。出力装置85は、文書データの処理結果を出力するディスプレイ装置である。
【0051】
本実施形態では、文書チェック支援プログラムを実行するのはクライアント8である。具体的には、ユーザが入力装置83への操作により文書チェック支援プログラムの取得に関わるコマンドを指定すると、制御部81は、文書チェック支援プログラムの取得要求を示す信号をインタフェース84を介してサーバ7に出力する。
【0052】
サーバ7のインタフェース73がクライアント8からの信号を受信すると、制御部71は、記憶装置72に記憶される文書チェック支援プログラムを読み出して、これをインタフェース73を介してクライアント8に出力する。
クライアント8のインタフェース84がサーバ7からの文書チェック支援プログラムを受信すると、制御部81は、これを記憶装置82に記憶させる。
【0053】
記憶装置82にチェック対象の文書データが記憶されている状態で、ユーザが入力装置83への操作により文書データチェックに関わるコマンドを指定すると、制御部81は記憶装置82に記憶される文書チェック支援プログラムを読み出して実行し、文書データに対する情報付加、文書チェックによる不適切事項の判別、この判別結果をもとにしたチェック対象の元の文書データに対する色・コメントの付加を行なってチェック済み文書データを生成して出力装置85に表示させる。
【0054】
このような構成とすることで、サーバ7は文書チェック支援プログラムの出力のみを行い、実際の文書チェック処理はクライアント8が行なうので、サーバ7の負荷を軽くすることが出来る。また、情報付加装置1、文書データチェック装置2および表示情報生成装置3の各部の機能をクライアント8用のプログラムで実現したので、クライアント8を使用するユーザは、文書チェックを行なわない前提で運用していたクライアント機器の大幅な更新を行なうことなく文書データのチェックを行なうことができる。
【0055】
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。図16は、本発明の第4の実施形態にしたがった文書チェック支援装置の情報付加装置の構成例を示すブロック図である。
【0056】
本発明の第4の実施形態では、情報付加装置1は、第1の実施形態で説明した構成に加え、さらに書式情報判定部19がバス18を介して接続される。書式情報判定部19は入力文書データの記述文書処理単位に区切った各記述の書式情報、例えば右寄せ、表題、センタリング、見出し、箇条書きなどを判定する。
【0057】
図17は、本発明の第4の実施形態にしたがった文書チェック支援装置の処理動作の流れを示す図である。図18は、本発明の第4の実施形態にしたがった文書チェック支援装置の情報付加装置の処理動作の流れを示す図である。図19は、本発明の第4の実施形態にしたがった文書チェック支援装置の入力文書データの一例を示す図である。
【0058】
本発明の第4の実施形態にしたがった文書チェック支援装置の処理動作の流れは、第1の実施形態とほぼ同様であり、情報付加装置1はチェック対象文書が入力されると、文書データ区切部11が文書データ中の記述を文書処理単位ごとに区分した上で、番号付与部12が単位ごとに文書処理単位番号を付与する。そして、この文書処理単位ごとに書式情報判定部19が各文書処理単位に関わる記述の書式情報を判定し、判定した書式情報を示す文字列を当該書式情報の判別対象である文書処理単位の文に付与する。テキスト変換部13は、処理単位番号や書式情報が付されたデータをプレーンテキストに変換する。
【0059】
図20は、図19に示した入力文書データの記述に文書処理単位番号および書式情報を付与した例を示す図である。
図20で示される文書はプレーンテキストであり、入力文書データの記述のうち、各文書処理単位の先頭に文書処理単位番号<1>,<2>,・・・が挿入された上で、これらの処理単位番号のあとに、各文書処理単位の書式情報<右寄せ>,<表題>などが付与されている。
【0060】
図21は、本発明の第4の実施形態にしたがった文書チェック支援装置の入力文書データの記述を文書処理単位に区分し、書式情報と関連付けた例を表データで示す図である。
本実施形態では、入力文書データ中の文書処理単位および書式情報を示すために、入力文書データの元の記述に文書処理単位番号や書式情報を示す文字列を挿入すると説明したが、これに限らず、図21に示すように、文書データ中の文書処理単位として区切られた各記述と当該記述の文書処理単位番号および書式情報を関連付けた表データを生成して、これを位置・書式情報付きテキストとして出力してもよい。
【0061】
文書データチェック装置2は、この位置・書式情報付きテキストを入力情報として、文書チェックを行なう。
この実施形態では文書データチェック装置2の記憶装置23に記憶されるチェックルールテーブル上の定義情報は「書式情報のない文書処理単位では、体言止めになっている場合はエラーと判定する」、「書式情報が表題である文書処理単位では、“。”が含まれる場合はエラーと判定する」といった書式情報に応じたものとなっている。
【0062】
これにより文書データチェック装置2の文書データチェック部21は、位置・情報付きテキストに付与された書式情報も判断基準として文書チェックを行なうことができるので、文書作成効率を向上することができる。
【0063】
図20に示した入力文書データでは、文書処理単位番号19、20、24に体言止め、つまり名詞の直後に「。」が打たれて終了する文がある。文書処理単位番号19、20に対応する文の書式は「箇条書き」であり、文書処理単位番号24に対応する文には書式情報がない。
【0064】
文書データチェック部21は、チェックルールテーブル上の定義情報「書式情報のない文書処理単位では、体言止めになっている場合はエラーと判定する」により文書チェックを行った結果、文書処理単位番号19、20は対応する文には不適切な記述がないと判別する。一方、文書処理単位番号24は対応する文中の7文字目から9文字目の「可能。」が不適切な体言止めであると判別する。
【0065】
修正位置情報付加部22は、文書データチェック部21によるチェック結果をもとにエラーリストを生成し、これをインタフェース24を介して表示情報生成装置3に出力する。図22は、本発明の第4の実施形態にしたがった文書チェック支援装置の文書データチェック装置により出力するエラーリストの記述例を示す図である。
【0066】
表示情報生成装置3は、エラーリストが入力されると、第1の実施形態と同様に元の文書データ中の不適切な記述に色やコメントを付加したチェック済み文書を作成し、これを出力装置35に表示させる。
【0067】
図23は、本発明の第4の実施形態にしたがった文書チェック支援装置の表示情報生成装置による出力画面の一例を示す図である。
図23に示すように、文書処理単番号24に対応する文「随時リリース可能。」のうち、不適切な体言止めであると判別された「可能。」に色やコメントが付加される。
【0068】
このような構成とすれば、書式情報の有無や種類に応じた文書チェックおよびこのチェック結果に応じた表示情報の生成が行なえるので、文書修正指示の精度を向上させることができる。
【0069】
(第5の実施形態)
次に、本発明の第5の実施形態について説明する。図24は、本発明の第5の実施形態にしたがった文書チェック支援装置の表示情報生成装置の構成例を示すブロック図である。
この実施形態では、表示情報生成装置3は、第1の実施形態で説明した構成に加え、さらにリンク情報付与部38がバス37を介して接続される。また、記憶装置33には、文書データの不適切な記述の修正のための参照用情報が記憶される。
【0070】
図25は、本発明の第5の実施形態にしたがった文書チェック支援装置の表示情報生成装置の記憶装置に記憶される参照用情報の一例を示す図である。
参照用情報は図25に示した例に限らず、エラー内容に応じた複数種類の参照用情報を記憶することができる。
【0071】
また、文書データチェック装置2の記憶装置23に記憶されるチェックルールテーブル上では、参照リンクアドレスおよび参照リンク表示文字の情報がさらに関連付けられる。参照リンクアドレスは、これと関連付けられる分類項目に関する不適切事項の修正指示のための参照用情報のリンク先アドレスである。また、参照リンク表示文字は、これと関連付けられる分類項目に関する不適切事項の修正指示のための第1の実施形態で説明した吹き出しに含ませる文字である。
【0072】
図26は、本発明の第5の実施形態にしたがった文書チェック支援装置の表示情報生成装置の処理動作の流れを示す図である。
本実施形態では、情報付加装置1の動作は第1の実施形態と同じである。ここでは文書データチェック装置2のインタフェース24に情報付加装置1からの位置情報付きテキストが入力されると、文書データチェック部21は、第1の実施形態と同様に入力文書データの文書チェックを行なう。修正位置情報付加部22は、文書データチェック部21が不適切と判別した記述の位置情報、エラーメッセージ、参照リンクアドレスおよび参照リンク表示文字を関連付けたエラーリストを生成し、これをインタフェース24を介して表示情報生成装置3に出力する。
【0073】
エラーリスト中の参照リンクアドレスおよび参照リンク表示文字は、チェックルールテーブル上の前述した不適切な記述の判別の元となる定義情報に関連付けられている場合に示される。
【0074】
図27は、本発明の第5の実施形態にしたがった文書チェック支援装置の文書データチェック装置により出力するエラーリストの記述例を示す図である。このエラーリストは入力文書データが図19に示した文書データである場合のエラーリストである。
【0075】
表示情報生成装置3のインタフェース34に、文書データチェック装置2からのエラーリストが入力され、情報付加装置1から元の文書データや位置情報付きテキストが入力され、データ取得部31はこれらのデータを取得する。データ取得部31は、エラーリスト、元の文書データおよび位置情報付きテキストを全て取得すると、これらのデータを色・コメント付加部32に出力する。色・コメント付加部32は、データ取得部31から各種データが入力されると、位置情報付きテキストおよびエラーリストをもとに、入力文書データ中の不適切な記述の文字列および当該記述の位置を検出する。
【0076】
図27に示したエラーリスト中の1段目のチェック内容である「発信日付なし」を例とすると、この項目に関する不適切な記述の文書処理単位番号、開始位置、終了位置は、それぞれ1、1、8である。
つまり、図20に示した位置情報付きテキスト中の<1>が付与されている文が不適切な記述を含む文となる。そして、この番号<1>が付与される文の先頭から数えて1文字目から8文字目までの文字列「2006年11月」が不適切な記述の文字列となる。
【0077】
色・コメント付加部32は、元の文書データの記述のうち、前述した不適切な記述の文字列に色を付ける。また、色・コメント付加部32は、エラーリスト中のエラーメッセージ、図27に示したエラーリスト中の文書処理単位「1」と関連付けられるエラーメッセージ「文書右上に発信日付を『平成18年11月1日』の書式で記入して下さい。」とのメッセージを含む吹き出しを生成し、これを前述した不適切な記述であって色が付された「2006年11月」と線で連結させる。
【0078】
リンク情報付与部38は、色・コメント付加部32が前述したように生成した吹き出しに、図27に示したエラーリスト中の文書処理単位「1」と関連付けられる参照リンク表示文字「ビジネス文書作成手引き」を付加する。
【0079】
色・コメント付加部32は、元の文書データの記述のうち、エラーリスト中の各チェック内容に関わる不適切な記述に色を付け、この記述に修正指示であるメッセージ情報や参照リンク情報を連結した表示情報を生成し、これをチェック済み文書として出力装置35に表示させる。
【0080】
図28は、本発明の第5の実施形態にしたがった文書チェック支援装置の表示情報生成装置による出力画面の一例を示す図である。
この表示画面上の吹き出しに含まれる参照リンク表示文字「ビジネス文書作成手引き」が入力装置36への操作により選択されると、データ取得部31は、この参照リンク文字とエラーリスト上で関連付けられる参照リンクアドレス先の図25に示した文書データのビジネス文書作成手引きを取得して、出力装置35に表示させる。つまり、入力装置36は、リンク情報の選択を受け付ける選択入力手段として機能する。
【0081】
このように、文書作成者への修正情報に参照リンクを加えることで、文書作成者は容易に修正のための参照用情報を参照できる。参照用情報にチェック済み文書の修正情報に表示しきれない規則を記載することで、ユーザは必要に応じて背景にある規則も容易に参照出来るので文書作成効率を向上出来る。
【0082】
なお、この発明は前記実施形態そのままに限定されるものではなく実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、前記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を省略してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0083】
【図1】本発明の第1の実施形態にしたがった文書チェック支援装置の構成例を示すブロック図。
【図2】本発明の第1の実施形態にしたがった文書チェック支援装置の情報付加装置の構成例を示すブロック図。
【図3】本発明の第1の実施形態にしたがった文書チェック支援装置の文書データチェック装置の構成例を示すブロック図。
【図4】本発明の第1の実施形態にしたがった文書チェック支援装置の表示情報生成装置の構成例を示すブロック図。
【図5】本発明の第1の実施形態にしたがった文書チェック支援装置の処理動作の流れを示す図。
【図6】本発明の第1の実施形態にしたがった文書チェック支援装置の情報付加装置の処理動作の流れを示す図。
【図7】本発明の第1の実施形態にしたがった文書チェック支援装置の文書データチェック装置の処理動作の流れを示す図。
【図8】本発明の第1の実施形態にしたがった文書チェック支援装置の表示情報生成装置の処理動作の流れを示す図。
【図9】本発明の第1の実施形態にしたがった文書チェック支援装置の入力文書データの一例を示す図。
【図10】本発明の第1の実施形態にしたがった文書チェック支援装置の入力文書データの記述に文書処理単位番号を付与した例を示す図。
【図11】本発明の第1の実施形態にしたがった文書チェック支援装置の入力文書データの記述を文書処理単位に区分した例を示す図。
【図12】本発明の第1の実施形態にしたがった文書チェック支援装置の文書データチェック装置により出力するエラーリストの記述例を示す図。
【図13】本発明の第1の実施形態にしたがった文書チェック支援装置の表示情報生成装置による出力画面の一例を示す図。
【図14】本発明の第2の実施形態にしたがった文書チェック支援装置の構成例を示すブロック図。
【図15】本発明の第3の実施形態にしたがった文書チェック支援装置の構成例を示すブロック図。
【図16】本発明の第4の実施形態にしたがった文書チェック支援装置の情報付加装置の構成例を示すブロック図。
【図17】本発明の第4の実施形態にしたがった文書チェック支援装置の処理動作の流れを示す図。
【図18】本発明の第4の実施形態にしたがった文書チェック支援装置の情報付加装置の処理動作の流れを示す図。
【図19】本発明の第4の実施形態にしたがった文書チェック支援装置の入力文書データの一例を示す図。
【図20】本発明の第4の実施形態にしたがった文書チェック支援装置の入力文書データの記述に文書処理単位番号および書式情報を付与した例を示す図。
【図21】本発明の第4の実施形態にしたがった文書チェック支援装置の入力文書データの記述を文書処理単位に区分し、書式情報と関連付けた例を表データで示す図。
【図22】本発明の第4の実施形態にしたがった文書チェック支援装置の文書データチェック装置により出力するエラーリストの記述例を示す図。
【図23】本発明の第4の実施形態にしたがった文書チェック支援装置の表示情報生成装置による出力画面の一例を示す図。
【図24】本発明の第5の実施形態にしたがった文書チェック支援装置の表示情報生成装置の構成例を示すブロック図。
【図25】本発明の第5の実施形態にしたがった文書チェック支援装置の表示情報生成装置の記憶装置に記憶される参照用情報の一例を示す図。
【図26】本発明の第5の実施形態にしたがった文書チェック支援装置の表示情報生成装置の処理動作の流れを示す図。
【図27】本発明の第5の実施形態にしたがった文書チェック支援装置の文書データチェック装置により出力するエラーリストの記述例を示す図。
【図28】本発明の第5の実施形態にしたがった文書チェック支援装置の表示情報生成装置による出力画面の一例を示す図。
【符号の説明】
【0084】
1…情報付加装置、2…文書データチェック装置、3…表示情報生成装置、4,8…クライアント、5,7…サーバ装置、6…ネットワーク、11…文書データ区切部、12…番号付与部、13…テキスト変換部、14,23,33,72,82…記憶装置、15,36,83…入力装置、16,24,34,73,84…インタフェース、17,35,85…出力装置、18,25,36,74,86…バス、19…書式情報抽出部、21…文書チェック部、22…修正位置情報付加部、31…データ取得部、32…色・コメント付加部、38…リンク情報付与部、71,81…制御部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
文書データを入力する文書入力手段と、
前記文書入力手段により入力した文書データの記述を複数の所定単位に区分し、この区分した記述を当該記述の位置情報とともに管理する管理手段と、
文書データの不適切事項の定義情報および当該不適切事項と関わる記述の修正指示情報を関連付けて記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶される定義情報をもとに、前記管理手段により区分された各記述の不適切な記述を判別する判別手段と、
前記位置情報をもとに、前記文書入力手段により入力した文書データの記述のうち前記判別手段が判別した不適切な記述の位置を検出する検出手段と、
前記修正指示情報のうち、前記判別された不適切な記述の修正指示情報を読み出す読み出し手段と、
前記文書入力手段により入力した文書データの記述のうち前記検出された位置の記述を強調表示させ、前記読み出された修正指示情報を前記不適切な記述と連結させて出力させる出力制御手段と
を備えたことを特徴とする文書データ処理装置。
【請求項2】
前記管理手段は、前記文書入力手段により入力した文書データの記述の書式を識別して、この書式を当該記述とともに管理し、
前記記憶手段に記憶される定義情報は、前記書式に応じた定義情報である
ことを特徴とする請求項1に記載の文書データ処理装置。
【請求項3】
前記記憶手段は、文書データの不適切な記述の修正のための参照情報をさらに記憶し、
前記出力制御手段は、前記記憶手段に記憶される参照情報のうち、不適切であると前記判別手段が判別した記述の修正のための参照情報へのリンク情報を当該不適切な記述と連結させてさらに出力させ、
前記出力されるリンク情報の選択を受け付ける選択入力手段をさらに備え、
前記出力制御手段は、
前記選択入力手段により前記リンク情報が選択された場合に、前記記憶手段に記憶された参照情報のうち当該リンク情報と対応する参照情報を出力させる
ことを特徴とする請求項1に記載の文書データ処理装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15】
image rotate

【図16】
image rotate

【図17】
image rotate

【図18】
image rotate

【図19】
image rotate

【図20】
image rotate

【図21】
image rotate

【図22】
image rotate

【図23】
image rotate

【図24】
image rotate

【図25】
image rotate

【図26】
image rotate

【図27】
image rotate

【図28】
image rotate


【公開番号】特開2008−152349(P2008−152349A)
【公開日】平成20年7月3日(2008.7.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−337134(P2006−337134)
【出願日】平成18年12月14日(2006.12.14)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【出願人】(301063496)東芝ソリューション株式会社 (1,478)
【Fターム(参考)】