映像・音声データ伝送装置
【課題】接続されたIFケーブル長が不明であっても、長距離のIFケーブルを使用する。
【課題を解決するための手段】映像、音声を無線伝送する伝送装置において、高周波部と制御部を同軸ケーブルで接続し、前記制御部に前記同軸ケーブルには、公称電圧36Vdc以下の直流電圧と公称電圧48Vdc以上の直流電圧とを重畳する手段と識別信号送受信手段とを有し、前記高周波部には、直流電圧を分離する手段と識別送受信手段とを有し、起動時に、前記制御部から公称電圧36Vdc以下の直流電圧を前記同軸ケーブルに重畳し、前記制御部から前記高周波部に識別信号を送信し、前記高周波部から前記制御部に識別信号を返信し、該識別信号の返信までの遅延が所定時間以上で、該識別信号が前記制御部の識別信号と一致したならば、前記制御部は公称電圧48Vdc以上の直流電圧を同軸ケーブルに重畳する。
【課題を解決するための手段】映像、音声を無線伝送する伝送装置において、高周波部と制御部を同軸ケーブルで接続し、前記制御部に前記同軸ケーブルには、公称電圧36Vdc以下の直流電圧と公称電圧48Vdc以上の直流電圧とを重畳する手段と識別信号送受信手段とを有し、前記高周波部には、直流電圧を分離する手段と識別送受信手段とを有し、起動時に、前記制御部から公称電圧36Vdc以下の直流電圧を前記同軸ケーブルに重畳し、前記制御部から前記高周波部に識別信号を送信し、前記高周波部から前記制御部に識別信号を返信し、該識別信号の返信までの遅延が所定時間以上で、該識別信号が前記制御部の識別信号と一致したならば、前記制御部は公称電圧48Vdc以上の直流電圧を同軸ケーブルに重畳する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、映像信号または音声信号またはデータを伝送する伝送システムの伝送装置に関する。
【背景技術】
【0002】
テレビ放送においては、ニュース報道やマラソン中継など中継現場から放送局にテレビジョン信号を伝送するために、FPU(Field-Pickup-Unit)と呼ばれる可搬型の中継装置やTSL(Transmitter-Studio-Link)と呼ばれる伝送装置が用いられる。FPUからの信号は山頂等に設置されているFPU基地局で受信され、FPU基地局からはTSL装置と呼ばれる固定回線を使って、放送局まで伝送されるのが一般的である。FPUは、送信制御部、送信高周波部、受信制御部、受信高周波部で構成されるのが一般的である。
【0003】
従来、FPU機器を用いたシステムにおいて、映像信号または音声信号またはデータを送信制御部で変調し周波数変換された中間(Intermediate-Frequency:IF)信号を同軸ケーブルで送信高周波部に伝送し、送信高周波部で高周波に変換しアンテナから送信する。アンテナで受信した高周波は受信高周波部でIF信号に変換し同軸ケーブルで受信制御部に伝送し、受信制御部で映像信号または音声信号またはデータに復調する。また、制御部で直流電圧を同軸ケーブルに重畳し、伝送された高周波部で直流電圧に分離し、電圧変換し高周波部の電源に用いている。
直流電圧の電圧降下により制御部と高周波部を接続する同軸ケーブル長を長距離化することが困難である。その対応として、従来技術では、あらかじめ、同軸ケーブル長が判っていれば、ケーブルコンペン機能を用いたり、電圧降下を計算し、供給電圧を上昇させておくなどの処置が考えられている。
【0004】
また、IEC60950−1規格から42.4Vpeak以下または60Vdc以下はユーザーがふれることができる安全な電圧とされている。バッテリ電圧としては変動範囲約33Vdcから51Vdcの公称電圧36Vdc以下が安全な電圧とされていて、バッテリ電圧としては変動範囲約44Vdcから68Vdcの公称電圧48Vdc以上は危険な電圧とされている。
そのため、一般的には、同軸ケーブルに重畳する電圧は公称電圧36Vdcが用いられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平4−45675号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述の従来技術では、同軸ケーブル長を把握しておく必要がある。
接続された同軸ケーブル長が不明であっても、長距離の同軸ケーブルを高周波部と制御部との接続に使用する事が本発明の目的である。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は上記目的のために、映像、音声を無線伝送する伝送装置において、高周波部と制御部を同軸ケーブルで接続し、前記制御部に前記同軸ケーブルには、公称電圧36Vdc以下の直流電圧と公称電圧48Vdc以上の直流電圧とを重畳する手段と識別信号送受信手段とを有し、前記高周波部には、直流電圧を分離する手段と識別送受信手段とを有し、起動時に、前記制御部から公称電圧36Vdc以下の直流電圧を前記同軸ケーブルに重畳し、前記制御部から前記高周波部に識別信号を送信し、前記高周波部から前記制御部に識別信号を返信し、該識別信号の返信までの遅延が所定時間以上で、該識別信号が前記制御部の識別信号と一致したならば、前記制御部は公称電圧48Vdc以上の直流電圧を同軸ケーブルに重畳することを特徴とした伝送装置である。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、接続された同軸ケーブル長が不明であっても、長距離の同軸ケーブルを制御部から高周波部への接続に使用する事が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の一実施例の伝送システムの全体構成を示すブロック図
【図2】本発明の一実施例の重畳直流電圧制御方法の模式図
【図3】本発明の別の一実施例の重畳直流電圧制御方法の模式図
【発明を実施するための形態】
【実施例1】
【0010】
本発明の一実施例について図1を用いて説明する。
図1は本発明の一実施例の伝送システムの全体構成を示すブロック図であり、図2は本発明の重畳直流電圧制御方法の模式図であり、図3は本発明の別の一実施例の重畳直流電圧制御方法の模式図である。
【0011】
本発明の一実施例の伝送システムの全体構成を示すブロック図の図1において、制御部101は制御部CPU102を有し、高周波部103は高周波部CPU104を有している。また、制御部101と高周波部103は中間(Intermediate-Frequency:IF)信号を伝送する同軸ケーブル(以下IFケーブル)105で接続し、制御部101にIFケーブル105に公称電圧36Vdc以下の直流電圧と公称電圧48Vdc以上の直流電圧とを重畳する手段と通信信号送受信手段とを有し、IFケーブル105には、IFおよび通信信号(重畳)106と直流電圧(重畳)107を重畳し伝送する。また、高周波部103には公称電圧36Vdc以下の直流電圧でも公称電圧48Vdc以上の直流電圧でも安定に分離する手段と通信信号送受信手段とを有し、パラボラアンテナ108、一次放射器109を取り付ける。
【0012】
本発明の重畳直流電圧制御方法の模式図の図2において、制御部201は制御部CPU202を有し、高周波部203は高周波部CPU204を有している。また、制御部201と高周波部203はIFケーブル205で接続し、IFケーブル205には、IFおよび通信信号(重畳)206と直流電圧(重畳)207を重畳し伝送する。制御部201からIFおよび信号(重畳)206と直流電圧(重畳)207と共に、IFケーブル205に、任意パルス208も重畳して伝送し、高周波部203で反射し、送り帰ってきたパルスを受け取り、時間差209を算出し、ケーブル長を特定して供給電圧を制御する。任意パルス208は通信信号でも良く、この双方の通信信号に識別信号をいれておく。制御部と高周波部との通信が成立すれば、制御部の識別信号と高周波部の識別信号の一致を確認することができる。
【0013】
起動時、制御部から感電する危険の少ない公称電圧36Vdc以下の直流電圧を同軸ケーブルに重畳し、制御部から高周波部に識別信号として通信信号を送信し高周波部から制御部に識別信号として通信信号を返信する。該識別信号の返信までの遅延が所定時間以上であれば長いIFケーブルが接続されていると判定する。高周波部から制御部に通信が成立し、通信信号内の識別信号が制御部と高周波部とで一致すれば、DC36V以下の直流電圧でもDC48V以上の直流電圧でも安定に分離する手段を有する高周波部とみなし、制御部は感電する危険の多い公称電圧48Vdc以上の直流電圧を同軸ケーブルに重畳する。
【0014】
その結果、IFケーブルが長く、IFケーブルの損失により電圧降下が12V起きても、高周波部に到達する電圧は公称電圧36Vdc程度と高く、高周波部は安定に動作する。また、高周波部の消費電力が低下し、高周波部に到達する電圧が公称電圧48Vdc以上でも、高周波部は安定に動作する。
【実施例2】
【0015】
本発明の別の一実施例の重畳直流電圧制御方法の模式図の図3において、制御部301は制御部CPU302を有し、高周波部303は高周波部CPU304を有している。また、制御部301と高周波部303はIFケーブル305で接続し、IFケーブル305には、IFおよび通信信号(重畳)306と直流電圧(重畳)307を重畳し伝送する。高周波部303に供給される直流電圧(重畳)307の電圧値を検知し、供給される直流電圧(重畳)307が定格となるよう、相互間の通信手段を用いて、高周波部303から制御部301へ制御信号を発信し、IFケーブル305に重畳している直流電圧(重畳)307を制御することにより、IFケーブル長に応じて重畳する直流電圧(重畳)307を制御する供給電圧を制御する。
【符号の説明】
【0016】
101…制御部
102…制御部CPU
103…高周波部
104…高周波部CPU
105…IFケーブル
106…IFおよび通信信号(重畳)
107…直流電圧(重畳)
108…パラボラアンテナ
109…一次放射器
201…制御部
202…制御部CPU
203…高周波部
204…高周波部CPU
205…IFケーブル
206…IFおよび通信信号(重畳)
207…直流電圧(重畳)
208…任意パルス
209…時間差
301…制御部
302…制御部CPU
303…高周波部
304…高周波部CPU
305…IFケーブル
306…IFおよび通信信号(重畳)
307…直流電圧(重畳)
【技術分野】
【0001】
本発明は、映像信号または音声信号またはデータを伝送する伝送システムの伝送装置に関する。
【背景技術】
【0002】
テレビ放送においては、ニュース報道やマラソン中継など中継現場から放送局にテレビジョン信号を伝送するために、FPU(Field-Pickup-Unit)と呼ばれる可搬型の中継装置やTSL(Transmitter-Studio-Link)と呼ばれる伝送装置が用いられる。FPUからの信号は山頂等に設置されているFPU基地局で受信され、FPU基地局からはTSL装置と呼ばれる固定回線を使って、放送局まで伝送されるのが一般的である。FPUは、送信制御部、送信高周波部、受信制御部、受信高周波部で構成されるのが一般的である。
【0003】
従来、FPU機器を用いたシステムにおいて、映像信号または音声信号またはデータを送信制御部で変調し周波数変換された中間(Intermediate-Frequency:IF)信号を同軸ケーブルで送信高周波部に伝送し、送信高周波部で高周波に変換しアンテナから送信する。アンテナで受信した高周波は受信高周波部でIF信号に変換し同軸ケーブルで受信制御部に伝送し、受信制御部で映像信号または音声信号またはデータに復調する。また、制御部で直流電圧を同軸ケーブルに重畳し、伝送された高周波部で直流電圧に分離し、電圧変換し高周波部の電源に用いている。
直流電圧の電圧降下により制御部と高周波部を接続する同軸ケーブル長を長距離化することが困難である。その対応として、従来技術では、あらかじめ、同軸ケーブル長が判っていれば、ケーブルコンペン機能を用いたり、電圧降下を計算し、供給電圧を上昇させておくなどの処置が考えられている。
【0004】
また、IEC60950−1規格から42.4Vpeak以下または60Vdc以下はユーザーがふれることができる安全な電圧とされている。バッテリ電圧としては変動範囲約33Vdcから51Vdcの公称電圧36Vdc以下が安全な電圧とされていて、バッテリ電圧としては変動範囲約44Vdcから68Vdcの公称電圧48Vdc以上は危険な電圧とされている。
そのため、一般的には、同軸ケーブルに重畳する電圧は公称電圧36Vdcが用いられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平4−45675号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述の従来技術では、同軸ケーブル長を把握しておく必要がある。
接続された同軸ケーブル長が不明であっても、長距離の同軸ケーブルを高周波部と制御部との接続に使用する事が本発明の目的である。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は上記目的のために、映像、音声を無線伝送する伝送装置において、高周波部と制御部を同軸ケーブルで接続し、前記制御部に前記同軸ケーブルには、公称電圧36Vdc以下の直流電圧と公称電圧48Vdc以上の直流電圧とを重畳する手段と識別信号送受信手段とを有し、前記高周波部には、直流電圧を分離する手段と識別送受信手段とを有し、起動時に、前記制御部から公称電圧36Vdc以下の直流電圧を前記同軸ケーブルに重畳し、前記制御部から前記高周波部に識別信号を送信し、前記高周波部から前記制御部に識別信号を返信し、該識別信号の返信までの遅延が所定時間以上で、該識別信号が前記制御部の識別信号と一致したならば、前記制御部は公称電圧48Vdc以上の直流電圧を同軸ケーブルに重畳することを特徴とした伝送装置である。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、接続された同軸ケーブル長が不明であっても、長距離の同軸ケーブルを制御部から高周波部への接続に使用する事が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の一実施例の伝送システムの全体構成を示すブロック図
【図2】本発明の一実施例の重畳直流電圧制御方法の模式図
【図3】本発明の別の一実施例の重畳直流電圧制御方法の模式図
【発明を実施するための形態】
【実施例1】
【0010】
本発明の一実施例について図1を用いて説明する。
図1は本発明の一実施例の伝送システムの全体構成を示すブロック図であり、図2は本発明の重畳直流電圧制御方法の模式図であり、図3は本発明の別の一実施例の重畳直流電圧制御方法の模式図である。
【0011】
本発明の一実施例の伝送システムの全体構成を示すブロック図の図1において、制御部101は制御部CPU102を有し、高周波部103は高周波部CPU104を有している。また、制御部101と高周波部103は中間(Intermediate-Frequency:IF)信号を伝送する同軸ケーブル(以下IFケーブル)105で接続し、制御部101にIFケーブル105に公称電圧36Vdc以下の直流電圧と公称電圧48Vdc以上の直流電圧とを重畳する手段と通信信号送受信手段とを有し、IFケーブル105には、IFおよび通信信号(重畳)106と直流電圧(重畳)107を重畳し伝送する。また、高周波部103には公称電圧36Vdc以下の直流電圧でも公称電圧48Vdc以上の直流電圧でも安定に分離する手段と通信信号送受信手段とを有し、パラボラアンテナ108、一次放射器109を取り付ける。
【0012】
本発明の重畳直流電圧制御方法の模式図の図2において、制御部201は制御部CPU202を有し、高周波部203は高周波部CPU204を有している。また、制御部201と高周波部203はIFケーブル205で接続し、IFケーブル205には、IFおよび通信信号(重畳)206と直流電圧(重畳)207を重畳し伝送する。制御部201からIFおよび信号(重畳)206と直流電圧(重畳)207と共に、IFケーブル205に、任意パルス208も重畳して伝送し、高周波部203で反射し、送り帰ってきたパルスを受け取り、時間差209を算出し、ケーブル長を特定して供給電圧を制御する。任意パルス208は通信信号でも良く、この双方の通信信号に識別信号をいれておく。制御部と高周波部との通信が成立すれば、制御部の識別信号と高周波部の識別信号の一致を確認することができる。
【0013】
起動時、制御部から感電する危険の少ない公称電圧36Vdc以下の直流電圧を同軸ケーブルに重畳し、制御部から高周波部に識別信号として通信信号を送信し高周波部から制御部に識別信号として通信信号を返信する。該識別信号の返信までの遅延が所定時間以上であれば長いIFケーブルが接続されていると判定する。高周波部から制御部に通信が成立し、通信信号内の識別信号が制御部と高周波部とで一致すれば、DC36V以下の直流電圧でもDC48V以上の直流電圧でも安定に分離する手段を有する高周波部とみなし、制御部は感電する危険の多い公称電圧48Vdc以上の直流電圧を同軸ケーブルに重畳する。
【0014】
その結果、IFケーブルが長く、IFケーブルの損失により電圧降下が12V起きても、高周波部に到達する電圧は公称電圧36Vdc程度と高く、高周波部は安定に動作する。また、高周波部の消費電力が低下し、高周波部に到達する電圧が公称電圧48Vdc以上でも、高周波部は安定に動作する。
【実施例2】
【0015】
本発明の別の一実施例の重畳直流電圧制御方法の模式図の図3において、制御部301は制御部CPU302を有し、高周波部303は高周波部CPU304を有している。また、制御部301と高周波部303はIFケーブル305で接続し、IFケーブル305には、IFおよび通信信号(重畳)306と直流電圧(重畳)307を重畳し伝送する。高周波部303に供給される直流電圧(重畳)307の電圧値を検知し、供給される直流電圧(重畳)307が定格となるよう、相互間の通信手段を用いて、高周波部303から制御部301へ制御信号を発信し、IFケーブル305に重畳している直流電圧(重畳)307を制御することにより、IFケーブル長に応じて重畳する直流電圧(重畳)307を制御する供給電圧を制御する。
【符号の説明】
【0016】
101…制御部
102…制御部CPU
103…高周波部
104…高周波部CPU
105…IFケーブル
106…IFおよび通信信号(重畳)
107…直流電圧(重畳)
108…パラボラアンテナ
109…一次放射器
201…制御部
202…制御部CPU
203…高周波部
204…高周波部CPU
205…IFケーブル
206…IFおよび通信信号(重畳)
207…直流電圧(重畳)
208…任意パルス
209…時間差
301…制御部
302…制御部CPU
303…高周波部
304…高周波部CPU
305…IFケーブル
306…IFおよび通信信号(重畳)
307…直流電圧(重畳)
【特許請求の範囲】
【請求項1】
映像、音声を無線伝送する伝送装置において、高周波部と制御部を同軸ケーブルで接続し、前記制御部に前記同軸ケーブルには、公称電圧36Vdc以下の直流電圧と公称電圧48Vdc以上の直流電圧とを重畳する手段と識別信号送受信手段とを有し、前記高周波部には、直流電圧を分離する手段と識別送受信手段とを有し、起動時に、前記制御部から公称電圧36Vdc以下の直流電圧を前記同軸ケーブルに重畳し、前記制御部から前記高周波部に識別信号を送信し、前記高周波部から前記制御部に識別信号を返信し、該識別信号の返信までの遅延が所定時間以上で、該識別信号が前記制御部の識別信号と一致したならば、前記制御部は公称電圧48Vdc以上の直流電圧を同軸ケーブルに重畳することを特徴とした伝送装置。
【請求項1】
映像、音声を無線伝送する伝送装置において、高周波部と制御部を同軸ケーブルで接続し、前記制御部に前記同軸ケーブルには、公称電圧36Vdc以下の直流電圧と公称電圧48Vdc以上の直流電圧とを重畳する手段と識別信号送受信手段とを有し、前記高周波部には、直流電圧を分離する手段と識別送受信手段とを有し、起動時に、前記制御部から公称電圧36Vdc以下の直流電圧を前記同軸ケーブルに重畳し、前記制御部から前記高周波部に識別信号を送信し、前記高周波部から前記制御部に識別信号を返信し、該識別信号の返信までの遅延が所定時間以上で、該識別信号が前記制御部の識別信号と一致したならば、前記制御部は公称電圧48Vdc以上の直流電圧を同軸ケーブルに重畳することを特徴とした伝送装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図2】
【図3】
【公開番号】特開2011−188351(P2011−188351A)
【公開日】平成23年9月22日(2011.9.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−53075(P2010−53075)
【出願日】平成22年3月10日(2010.3.10)
【出願人】(000001122)株式会社日立国際電気 (5,007)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成23年9月22日(2011.9.22)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年3月10日(2010.3.10)
【出願人】(000001122)株式会社日立国際電気 (5,007)
【Fターム(参考)】
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