説明

映像再生装置の自動検証システム

【課題】映像再生装置の動作にばらつきが生じても、正確に自動検証できるようにする。
【解決手段】映像再生装置(10)の自動検証システム(15)は、映像再生装置(10)のビデオ出力を連続してキャプチャし、当該キャプチャした複数の画像を保存する連写記録保存(30)と、保存される複数の画像のうちの1枚と予め準備された複数の基準画像(630)のうちの1枚とを比較する画像比較(430)と、保存される複数の画像を1枚ずつ画像比較に入力して画像比較(430)を制御する連写判定制御(400)と、を備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、映像再生装置を自動で操作して、動作検証を行うシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、例えばDVDレコーダなどのAV系セットのシステムテストを行う場合は、リモコンなどでセットを手動で操作して、ビデオ出力や音声出力などを確認するテストを実施されていた。
【0003】
しかし、AV系セットの大規模化に伴い手動テストでは限界がある。また、手動でテストを実施すると、テスト結果の判定が人に依存するため、テストする人が換わるとテスト品質が均一化しないという問題があった。
【0004】
この問題を解決するために、自動検証の導入が考えられるが、一般的な自動検証の方法は、AVセットと自動検証ツールをUARTやEtherなどで接続して、AVセットには、自動検証を行うためのテストアプリケーションを組み込んで、自動検証ツールからキーコードを発行して、AVセットを制御した結果のテキストログをUART等を経由して受信することで、AVセットの状態遷移などを判断するテストとなっている。
【0005】
このテスト方法では、映像や音声を確認できないため、正確なテストとならない問題がある。そこで、AVセットを操作した結果のビデオ出力の画像をビデオキャプチャした1枚の画像と、予め準備した1枚の基準画像を比較判定する方法がある(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
特許文献1に記載の方法は、時間軸的に1枚の映像を記録した後、記録した1枚の画像について、全画像や、部分画像の切出し等を行って、基準画像データと対象画像データを比較し差異の有無を判別する方法である。
【0007】
しかし、AVセットが例えばDVDレコーダであれば、メカ動作のばらつきにより、同じ操作を繰返して行った場合に、同じ画像をキャプチャできるとは限らないため、テスト結果の判定が均一化しないため自動化ができない問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2005−346283号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
ここで、DVDレコーダのビデオ出力をキャプチャした画像の判定を行う際に、傷があるDVDディスクを再生すると、その傷により再生が始まる時間にばらつきが生じる。しかし、自動検証ツールは、テストスクリプトの記載に従って、ビデオ出力をキャプチャする。そのため、DVDレコーダの動作のばらつきに対応できず、画像による自動判定が困難となる。また、自動化できるテスト項目は、ビデオ出力の画像が長い時間に変化がないOSD表示などに限られるため、テスト網羅性が向上しない。
【0010】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、映像再生装置の動作にばらつきが生じても、正確に自動検証できるようにすることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上述した課題を解決するため、本発明では、次のような解決手段を講じた。すなわち、映像再生装置の自動検証システムとして、映像再生装置のビデオ出力を連続してキャプチャし、当該キャプチャした複数の画像を保存する連写記録保存と、保存される複数の画像のうちの1枚と予め準備された複数の基準画像のうちの1枚とを比較する画像比較と、保存される複数の画像を1枚ずつ画像比較に設定して画像比較を制御する連写判定制御と、を備えている。
【0012】
これによると、連続でキャプチャした複数の画像と1枚の基準画像を比較し、キャプチャした複数の画像に1枚でも同じ画像があれば、テストとしてOKと判定し、同じ画像が無ければNGと判定することで、映像再生装置の動作のばらつきなどで、再生タイミングが変わっても検証することができる。
【0013】
好ましくは、上記映像再生装置の自動検証システムは、映像再生装置を操作するコマンドおよび連写判定制御を制御するコマンドを実行するコマンド実行を備えている。また、好ましくは、コマンド実行で実行されるコマンドを入力するスクリプト実行を備えている。
【0014】
これらによると、コマンドを実行して検証することで自動検証することができ、スクリプトからコマンドを入力することで、検証網羅性を向上することができる。
【0015】
また、好ましくは、上記映像再生装置の自動検証システムは、画像比較で比較した結果を保存する判定結果と、判定結果に保存したデータを表示する判定結果表示とを備えている。これによると、テスト結果を視認できるため、テスト結果の判定が人に依存することがなく、テスト結果を均一化することができる。
【0016】
具体的には、画像比較では、比較する画像同士が全て一致するか否かを判定するAND比較、比較する画像同士のうち少なくとも1枚が一致するか否かを判定するOR比較、および比較する画像同士の全てが比較順に一致するか否かを判定するシーケンシャル比較のうち少なくとも1つの比較が行われるものとする。これによると、画像を判定する条件を複雑に設定することができ、テストの精度を向上することができる。
【0017】
また、好ましくは、比較する画像同士が類似する度合いを比較する類似度集計を備えている。これによると、アナログのビデオ出力を目視で画像判定する場合でも、類似度が一番高い画像を比較することができ、目視検証を容易にできる。
【0018】
具体的には、コマンド実行は、コマンドが、映像再生装置を操作するコマンドおよび連写判定制御を制御するコマンドのうちいずれかであるかを判定するコマンド制御と、映像再生装置がコマンドを受けたときに表示する最初の画像を複数の基準画像のうちの1枚に指定するプロンプト画像設定と、指定される画像と保存される複数の画像から順次取り出される1枚の画像とを画像比較で比較した結果を受ける画像判定結果と、コマンド制御から映像再生装置を操作するコマンドを受けて、映像再生装置を操作するキーを発行するキー発行と、キー発行から発行されるキーを映像再生装置に中継する同期発行と、画像判定結果に基づいて、同期発行から映像再生装置にキーを中継させるか否かを判定するプロンプト画像判定と、を備えている。
【0019】
これによると、映像再生装置を操作するキーを発行するタイミングを確実に行うため、映像再生装置のビデオ出力をキャプチャした静止画と、映像再生装置がキーを発行できるタイミングを示す予め準備したプロンプト画像を比較して一致すれば、キー発行できる。
【0020】
また、好ましくは、上記映像再生装置の自動検証システムは、映像再生装置を、コマンド実行からUARTを介して操作するか、または映像再生装置の実リモコンの赤外線コードを記憶した学習リモコンを介して操作するか、いずれか一方に切り替える操作切換を備えている。
【0021】
これによると、UARTを介して操作する場合には、映像再生装置を複雑に動作させるテストアプリケーションを込み込むため、正確且つ精度の高いテストができる。また、学習リモコンを介して操作する場合には、テストアプリケーションが不要となり、最終製品と同じ環境でテストができる。
【0022】
また、具体的には、コマンド実行は、映像再生装置で再生する予定の最初の画像を複数の基準画像のうちの1枚に指定するリアルタイム画像設定と、指定される画像と保存される複数の画像から順次取り出される1枚の画像とを画像比較で比較した結果を受けるリアルタイム画像判定と、画像比較で比較した画像同士が一致する場合に、リアルタイム画像判定からの指示を受けて連写記録保存を再起動するリアルタイム連写起動と、を備えている。
【0023】
これによると、映像再生装置の動作のばらつきなどで再生タイミングが変わっても、映像再生装置で再生する最初の画像から比較することができ、正確に検証することができる。
【発明の効果】
【0024】
本発明によれば、映像再生装置の動作にばらつきが生じても、映像再生装置を正確に自動検証することができる。これにより、映像再生装置のテスト網羅性とテスト精度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】本実施形態に係る映像再生装置の自動検証システムの構成を示すブロック図である。
【図2】コマンド実行の内部構成を示すブロック図である。
【図3】テストスクリプトの一例である。
【図4】結果画像のテーブルのデータ構成図である。
【図5】基準画像のテーブルのデータ構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。本実施形態に係る映像再生装置10の自動検証システム15は、図1に示す通り、テストスクリプト610でテストスクリプトのプログラムをスクリプト実行50が読み込み実行し、テストスクリプトの記述で、関数などのコマンドはコマンド実行20に転送する。
【0027】
コマンド実行20は、コマンドを解析して、映像再生装置10を操作するコマンドが学習リモコン60経由であれば、学習リモコン60にキーコードを転送して学習リモコン60から赤外線コードを映像再生装置10に送信して操作する。ここで、学習リモコン60とは、AV機器等に同梱されている実リモコンの赤外線波形を記憶して実リモコンの代わりに赤外線波形を使ってAV機器等を操作するものである。また、UART経由で映像再生装置10を操作するコマンドを発行することができる。なお、コマンド実行20は、コマンド600で記述したコマンドを実行することでできる。
【0028】
映像再生装置10を操作した結果出力は、ビデオ出力の画像をコマンド実行20の指示で、連写記録保存30で1秒間に30フレーム以上で連写撮影によりビデオキャプチャして結果画像620に保存する。なお、連写撮影とは、映像再生装置10のビデオ出力を画像キャプチャ300で連続して記録することをいう。また、ビデオキャプチャとは、映像再生装置10のビデオ出力の画像をスナップショットで静止画を記録することである。例えば、映像再生装置10のS端子からビデオ出力する画像を1秒間に30枚以上を記録することで、映画などの動画であっても、変化する全ての画像を静止画で記録できる。
【0029】
保存した結果画像620は、連写判定40で基準画像630と画像比較を行い、判定した結果を判定結果640に保存する。
【0030】
判定した結果の表示は、判定結果表示650にて結果画像620と基準画像630と判定結果640のデータをテスト成績書として表示する構成からなる。
【0031】
なお、以下で説明するコンポーネントとは、何らかの特定の機能を持ったプログラムの部品だが、コンポーネント単体では使用できず、他のコンポーネントとの組み合わせで機能を実現するものである。
【0032】
<スクリプト実行のコンポーネント>
図3に示す一例であるJScriptで記述したテストスクリプトをスクリプト実行50で読込んで、JScriptのeval()関数を使ってテストスクリプトを実行し、コマンドをコマンド実行20に渡す。
【0033】
<コマンド実行のコンポーネント>
コマンド実行20では、テストスクリプトを実行して、コマンド実行20のコマンド制御200にてコマンドを解析し、コマンドに対応した処理を行う。コマンドは、(1)映像再生装置10を操作するキー発行コマンドと、(2)映像再生装置10のビデオ出力を画像記録設定および画像記録と保存する連写記録コマンドと、(3)ビデオ出力を記録した画像と期待画像と比較判定する画像判定コマンドと、(4)映像再生装置10にキーを発行するタイミングを調整するプロンプト画像判定コマンドと、(5)映像再生装置10をテスト操作した結果のビデオ出力をリアルタイムで画像キャプチャと基準となる画像を判定するリアルタイム画像判定コマンドからなる。
【0034】
(コマンド実行 (1)キー発行コマンド)
コマンド実行20においてキー発行コマンドの動作は、映像再生装置10にキーを発行して操作する。コマンド書式は、例えば、『"STOP".を押す(500)』となっている場合は、学習リモコン60により映像再生装置10を操作する。映像再生装置10を操作するため、コマンド制御200で500ミリ秒ウエイトした後、"STOP"と同期発行210を無条件に通過するフラッグをキー発行205に渡して、同期発行210を通過して、操作切換260を経由して学習リモコン60から赤外線コードを送信して映像再生装置10を操作する。
【0035】
また、コマンド書式は、例えば、『"STOP".を押す(500,"UART")』となっている場合は、UARTにより映像再生装置10を操作する。映像再生装置10を操作するため、コマンド制御200で500ミリ秒ウエイトした後、"STOP"と同期発行210を無条件に通過するフラッグをキー発行205に渡して、同期発行210を通過して、操作切換260を経由してUARTから映像再生装置10を操作する。
【0036】
(コマンド実行 (2)連写記録コマンド)
コマンド実行20において連写記録コマンドの動作は、映像再生装置10からのビデオ出力する画像の記録方法を設定する。コマンド書式は、例えば、『撮影設定(連写枚数(60),連写間隔(24))』となっており、連写記録保存30の連写記録310で連写撮影するデフォルト値として、連写枚数=60枚、連写撮影する間隔を24ミリ秒に設定する。なお、設定コマンドを、一時的に変更する場合は、撮影()で変更できる。
【0037】
(コマンド実行 (3)画像判定コマンド)
コマンド実行20において画像判定コマンドの動作は、連写判定40にて結果画像620に保存した連写画像と基準画像630とを比較する。コマンド書式は、例えば、『画像比較(連写撮影,比較(再生開始&再生画像1))』となっており、比較方法は、写真撮影した1枚の結果画像と1枚の基準画像を比較する1対1比較や、連写撮影した複数枚の結果画像と1枚の基準画像を比較し複数枚の結果画像の中に基準画像と同じ画像があるかn対1比較や、連写撮影した複数枚の結果画像と複数枚の基準画像を比較し複数枚の結果画像の中に複数枚の何れかの基準画像があるか、または、結果画像の中に複数枚の全ての基準画像があるか、または、連写撮影した結果画像が、複数枚の基準画像の順番に一致する画像があるかシーケンシャル比較の設定ができる。
【0038】
ここで、写真撮影とは、映像再生装置10のビデオ出力を画像キャプチャ300で1枚の静止画を記録することをいう。
【0039】
(コマンド実行 (4)プロンプト画像判定コマンド)
コマンド実行20においてプロンプト画像判定コマンドの動作は、基準画像630に予め準備しておいた1枚の画像をプロンプト画像判定コマンドで指定し、連写判定40をプロンプト判定するモードに設定した後、連写記録保存30で連写撮影を連続して行い、平行して連写判定40で、連写撮影する毎に記録する静止画の比較をリアルタイムで連続して行い、画像比較が一致すると、同期発行210でキー許可フラッグをセットすることで、キー発行205からキーの発行ができる。
【0040】
コマンド書式は、例えば、『プロンプト画像設定(TOP画像)』となっており、プロンプト画像設定220で、基準画像630に予め準備した『TOP画像』画像をプロンプト画像のレファレンス番号を連写判定40に設定することで、プロンプト画像を判定する基準画像として指定し、連写判定40をプロンプト判定するモードに設定した後、連写記録保存30に対して、映像再生装置10のビデオ出力を連写撮影でビデオキャプチャし結果画像620に保存する毎に、連写判定40にて、プロンプト画像を検出するまでビデオキャプチャを継続する。
【0041】
プロンプト画像を検出すると、連写判定40からプロンプト画像検出の通知を画像判定結果255で受け、プロンプト画像判定225から同期発行210に渡して、キーの発行を許可するフラッグをセットし、キー発行205で発行するキーの待ちがあれば、即キー発行を行い、キー発行後に、キーの発行を許可するフラッグをクリアして、再びプロンプト画像を検出するまでキーの発行は待ちとなる。
【0042】
(コマンド実行 (5)リアルタイム画像判定コマンド)
コマンド実行20においてリアルタイム画像判定コマンドの動作は、基準画像630に予め準備しておいた1枚の画像をリアルタイム画像判定コマンドで指定し、連写判定40をリアルタイム判定するモードに設定した後、連写記録保存30で連写撮影を連続して行い、平行して連写判定40で、連写撮影する毎に記録する静止画の比較をリアルタイムで連続して行い、画像比較が一致すると、リアルタイム画像判定235で、リアルタイム連写起動により、テストしたい画像の記録タイミングを調整することができる。
【0043】
コマンド書式は、例えば、『撮影(500,連写撮影,リアルタイム画像設定(再生開始))』となっており、リアルタイム画像設定230で、基準画像630に予め準備した『再生開始』画像をリアルタイム画像のレファレンス番号を連写判定40に設定することで、リアルタイム画像を判定する基準画像として指定し、連写判定40をリアルタイム判定するモードに設定した後、連写記録保存30に対して、映像再生装置10のビデオ出力を連写撮影でビデオキャプチャし結果画像620に保存する毎に、連写判定40にて、リアルタイム画像を検出するまでビデオキャプチャを継続する。
【0044】
リアルタイム画像を検出すると、連写判定40からリアルタイム画像検出の通知を画像判定結果255で受け、リアルタイム画像判定235からリアルタイム連写起動245を起動して連写撮影を開始する。
【0045】
<連写記録保存のコンポーネント>
連写記録保存30は、コマンド実行20で実行するコマンドの指示に従って動作する。コマンドは、(1)映像再生装置10のビデオ出力を画像記録設定および画像記録と保存する連写記録コマンドと、(2)映像再生装置10にキーを発行するタイミングを調整するプロンプト画像判定コマンドと、(3)映像再生装置10をテスト操作した結果のビデオ出力をリアルタイムで画像キャプチャと期待画像と比較に判定するリアルタイム画像判定コマンドによって動作する。
【0046】
(連写記録保存 (1)連写記録コマンド)
連写記録保存30において連写記録コマンドの動作は、映像再生装置10からのビデオ出力する画像を連写撮影で記録する動作を行う。コマンド実行20で処理するコマンド書式が、例えば、『撮影("連写撮影"、撮影遅延(100)、連写枚数(60),撮影間隔(24)、画像保存("C:¥REC"))』であると、コマンド実行20から連写記録310への指示は、『比較方法=連写撮影、遅延時間=100ミリ秒、連写枚数=60枚、連写間隔=24ミリ秒、画像保存先="C:¥REC"』となり、連写記録310は、画像保存先を結果画像620に指定すると同時に平行して100ミリ秒の遅延時間後に、画像キャプチャ300へ24ミリ秒間隔で、60枚連写撮影する指示を出す。指示通りのキャプチャと結果保存正常に完了すると、画像キャプチャ300から連写記録310を経由してコマンド実行に返信し、コマンド実行20にコマンド実行完了を返信する。
【0047】
なお、コマンド書式において、撮影遅延や連写枚数や撮影間隔や画像保存先が、未定義の場合は、予め設定した初期設定値となる。
【0048】
(連写記録保存 (2)プロンプト画像判定コマンド)
連写記録保存30においてプロンプト画像判定コマンドの動作は、映像再生装置10からのビデオ出力する画像を連写撮影で連続し、連写撮影時に1枚の静止画を記した毎に連写判定40に対して期待値の画像と比較する指示を出し、比較した結果の返信を受けて、比較した結果が一致すれば連写を停止し、一致しなければ連写撮影を繰返し行う。
【0049】
コマンド実行20で処理するコマンド書式は、例えば、『プロンプト画像設定("プロンプト撮影"、撮影遅延(100)、プロンプト画像(TOP画像)、連写間隔(24)、画像保存("C:¥PROMPT"))』であると、コマンド実行20から連写記録310への指示は、『比較方法=プロンプト撮影、遅延時間=100ミリ秒、プロンプト画像=TOP画像、連写枚数=無限枚数、連写間隔=24ミリ秒、画像保存先="C:¥PROMPT"』となり、連写記録310は、画像保存先を「結果画像」を指定した後、100ミリ秒の遅延時間後に、画像キャプチャ300へ24ミリ秒間隔で、時間制限無く連写撮影する指示を出す。
【0050】
プロンプト検出は、画像キャプチャ300が画像保存320経由で結果画像620に24ミリ秒間隔で画像を保存する毎に、連写判定40に基準画像630内の「TOP画像」画像と比較する指示を出し、基準画像630内の「TOP画像」と同じ画像を検出するとで、連写記録310経由で画像キャプチャ300は連写撮影を停止し、コマンド実行20にプロンプト画像検出の返信を行う。
なお、コマンド書式において、撮影遅延や連写枚数や撮影間隔や画像保存先が、未定義の場合は、予め設定した初期設定値となる。
【0051】
(連写記録保存 (3)リアルタイム画像判定コマンド)
連写記録保存30においてリアルタイム画像判定コマンドの動作は、映像再生装置10からのビデオ出力する画像の連写撮影を連続し、連写撮影時に1枚の静止画を記した毎に連写判定40に対して期待値の画像と比較する指示を出し、比較した結果の返信を受けて、比較した結果が一致すれば連写を停止し、一致しなければ連写撮影を繰返し行う。
【0052】
コマンド実行20で処理するコマンド書式は、例えば、『撮影("リアルタイム撮影"、撮影遅延(100)、リアルタイム画像設定(再生開始)、連写間隔(24)、画像保存("C:¥REAL"))』であると、コマンド実行20から連写記録310への指示は、『比較方法=リアルタイム撮影、リアルタイム判定画像=再生開始、連写枚数=無限、連写間隔=24ミリ秒、遅延時間=100ミリ秒、画像保存先=結果画像』となり、連写記録310は、画像保存先を"C:¥REAL"に指定した後、100ミリ秒の遅延時間後に、画像キャプチャ300へ24ミリ秒間隔で、時間制限無く連写撮影する指示を出す。
【0053】
リアルタイム検出は、画像キャプチャ300が画像保存320経由で結果画像620に24ミリ秒間隔で画像を保存する毎に、連写判定40に基準画像630内の「再生開始」画像と比較する指示を出し、基準画像630内の「再生開始」と同じ画像を検出すると、連写記録310経由で画像キャプチャ300は連写撮影を停止し、コマンド実行20にリアルタイム画像を検出した返信を行う。
なお、コマンド書式において、撮影遅延や連写枚数や撮影間隔や画像保存先が、未定義の場合は、予め設定した初期設定値となる。
【0054】
<連写判定のコンポーネント>
連写判定40は、コマンド実行20で実行するコマンドの指示に従って動作する。コマンドは、(1)ビデオ出力を記録した画像と期待画像と比較判定する画像判定コマンドと、(2)映像再生装置10にキーを発行するタイミングを調整するプロンプト画像判定コマンドと、(3)映像再生装置10をテスト操作した結果のビデオ出力をリアルタイムで画像キャプチャと期待値となる画像を判定するリアルタイム画像判定コマンドからなる。
【0055】
(連写判定 (1)画像判定コマンド)
連写判定40において、画像判定コマンドの動作は、連写記録保存30が結果画像620に保存した連写画像と基準画像630とを比較する。比較方法は、(1−1)写真撮影した1枚の結果画像と1枚の基準画像を比較する1対1比較や、(1−2)連写撮影した複数枚の結果画像と1枚の基準画像を比較し複数枚の結果画像の中に基準画像と同じ画像があるかn対1比較や、(1−3)連写撮影した複数枚の結果画像と複数枚の基準画像630を比較し複数枚の結果画像の中に複数枚の何れかの基準画像があるOR比較や、(1−4)結果画像の中に複数枚の全ての基準画像があるAND比較や、(1−5)連写撮影した結果画像が、複数枚の基準画像の順番に一致する画像があるかシーケンシャル比較の設定ができる。
【0056】
(連写判定 (1−1)1対1比較)
連写判定40において1対1比較の動作は、連写記録保存30が結果画像620に保存した1枚の静止画と基準画像630の1枚と比較する。コマンド書式は、例えば、『画像比較(写真撮影,比較(再生開始)』であれば、コマンド実行20から連写判定制御400への指示は、『比較方法=写真撮影、判定画像=再生開始』となり、『比較方法=写真撮影』により、1枚の画像を判定する。
【0057】
判定する結果画像620は、『判定画像=再生開始』により、テストスクリプトで実行した直前の撮影(写真撮影)関数で結果画像620に記録した画像になり、図4に示す結果画像620の画像の管理テーブルから比較画像読込み420で比較する画像のグループ番号を結果画像620から読込んで、読込み連写判定制御400から画像比較430に渡す。ここで、グループ番号とは、結果画像620に保存した画像の番号で、図4に示す一度の連写撮影で記録した複数の静止画の番号である。
【0058】
基準画像は、『判定画像=再生開始』により、『再生開始』の画像を基準画像とするため、図5に示す基準画像630の管理テーブルから基準画像読込み410で『再生開始』の画像のインデックス番号を読込んで、連写判定制御400から画像比較430に渡し、画像比較430で1対1の画像の比較を行い、比較した結果を判定結果640に記録すると同時に、比較した結果は、連写判定制御400からコマンド実行20に返信する。
【0059】
(連写判定 (1−2)n対1比較)
連写判定40においてn対1比較の動作は、連写記録保存30が結果画像620に保存した複数枚の連写撮影した画像と基準画像630の1枚と比較する。コマンド書式は、例えば、『画像比較(連写撮影,比較(再生開始)』であれば、コマンド実行20から連写判定制御400への指示は、『比較方法=連写撮影、判定画像=再生開始』となり、『比較方法=連写撮影』により、連写撮影して結果画像620に保存した複数枚の画像を判定する。
【0060】
判定する結果画像620は、『判定画像=再生開始』により、テストスクリプトで実行した直前の撮影(連写撮影)関数で連写撮影して記録した複数枚の画像のグループ番号になり、図4に示す結果画像620の画像の管理テーブルから比較画像読込み420で比較する画像のグループ番号を読込み連写判定制御400からグループ番号内のコマ番号1を画像比較430に渡す。ここで、コマ番号とは、結果画像620に保存した画像の番号で、連写撮影したグループ番号が示す複数の静止画の記録順に付ける通し番号をいう。
【0061】
基準画像は、『判定画像=再生開始』により、『再生開始』の画像を基準画像とするため、図5に示す基準画像630の管理テーブルから基準画像読込み410で『再生開始』画像のインデックス番号を連写判定制御400から画像比較430に渡し、画像比較430で複数のグループ画像に対して1枚の基準画像と比較し同じ画像の有無を判定し、結果を判定結果640に記録する。グループ番号内のコマ番号1を判定後、連写判定制御400から順次コマ番号を増やして画像比較430で比較判定を行い、判定した全てのグループ番号内のコマ番号の結果は、連写判定制御400からコマンド実行20に返信する。
【0062】
(連写判定 (1−3)OR比較)
連写判定40においてOR比較の動作は、連写記録保存30が結果画像620に保存した複数枚の連写撮影した画像と基準画像630の複数枚と比較する。コマンド書式は、例えば、『画像比較(連写撮影,比較(再生開始|再生画像2)』であれば、コマンド実行20から連写判定制御400への指示は、『比較方法=連写撮影、判定画像=再生開始|再生画像2』となり、『比較方法=連写撮影』により、連写撮影した複数枚の画像を判定する。
【0063】
判定する結果画像620は、『判定画像=再生開始|再生画像2』により、テストスクリプトで実行した直前の撮影(連写撮影)関数で連写撮影して記録した複数枚の画像のグループになり、比較画像読込み420で比較する画像のグループ番号を読込み連写判定制御400から画像比較430に渡す。
【0064】
基準画像は、『判定画像=再生開始|再生画像2』により、『再生開始』と『再生画像2』の画像を基準画像とするため、基準画像読込み410で『再生開始』と『再生画像2』の画像のインデックス番号を連写判定制御400から比較条件440に渡し、判定する『判定画像=再生開始|再生画像2』の条件に式に合わせて、最初に『再生開始』画像のインデックス番号を連写判定制御400から画像比較430に渡し、画像比較430で複数のグループ画像に対して1枚の基準画像と比較し同じ画像の有無を判定する。
【0065】
判定した途中結果を判定結果640に記録し、次の画像である『再生画像2』画像のインデックス番号を連写判定制御400から画像比較430に渡し、画像比較430で複数のグループ画像に対して1枚の基準画像と比較し同じ画像の有無を判定し、途中結果の判定結果と合わせて判定すると同時に、判定した結果は、連写判定制御400からコマンド実行20に返信する。
【0066】
(連写判定 (1−4)AND比較)
連写判定40においてAND比較の動作は、連写記録保存30が結果画像620に保存した複数枚の連写撮影した画像と基準画像630の複数枚と比較する。コマンド書式は、例えば、『画像比較(連写撮影,比較(再生開始&再生画像2)』であれば、コマンド実行20から連写判定制御400への指示は、『比較方法=連写撮影、判定画像=再生開始&再生画像2』となり、『比較方法=連写撮影』により、連写撮影した複数枚の画像を判定する。
【0067】
判定する結果画像620は、『判定画像=再生開始&再生画像2』により、テストスクリプトで実行した直前の撮影(連写撮影)関数で連写撮影して記録した複数枚の画像のグループ番号になり、比較画像読込み420で比較する画像のグループ番号を読込み連写判定制御400から画像比較430に渡す。
【0068】
基準画像は、『判定画像=再生開始&再生画像2』により、『再生開始』と『再生画像2』の画像を基準画像とするため、基準画像読込み410で『再生開始』と『再生画像2』の画像のインデックス番号を連写判定制御400から比較条件440に渡し、判定する『判定画像=再生開始&再生画像2』の条件に式に合わせて、最初に『再生開始』画像のインデックス番号を連写判定制御400から画像比較430に渡し、画像比較430で複数の画像のグループ番号のコマ番号に対して1枚の基準画像と比較し同じ画像の有無を判定する。
【0069】
判定した途中結果を判定結果640に記録し、次の画像である『再生画像2』画像のインデックス番号を連写判定制御400から画像比較430に渡し、画像比較430で複数の画像のグループ番号のコマ番号に対して1枚の基準画像と比較し同じ画像の有無を判定し、途中結果の判定結果と合わせて判定すると同時に、判定した結果は、連写判定制御400からコマンド実行20に返信する。
【0070】
(連写判定 (1−5)シーケンシャル比較)
連写判定40においてシーケンシャル比較の動作は、連写記録保存30が結果画像620に保存した複数枚の連写撮影した画像と基準画像630の複数枚の画像の順列で比較する。コマンド書式が、例えば、『画像比較(連写撮影,比較(再生開始→再生画像2)』であれば、コマンド実行20から連写判定制御400への指示は、『比較方法=連写撮影、判定画像=再生開始→再生画像2』となり、『比較方法=連写撮影』により、連写撮影した複数枚の画像を判定する。
【0071】
判定する結果画像620は、『判定画像=再生開始→再生画像2』により、テストスクリプトで実行した直前の撮影(連写撮影)関数で連写撮影して記録した複数枚の画像のグループ番号になり、比較画像読込み420で比較するグループ番号のコマ番号を読込み連写判定制御400から画像比較430に渡す。
【0072】
基準画像は、『判定画像=再生開始→再生画像2』により、『再生開始』と『再生画像2』の画像を基準画像とするため、基準画像読込み410で『再生開始』と『再生画像2』の画像のインデックス番号を連写判定制御400から比較条件440に渡し、判定する『判定画像=再生開始→再生画像2』の条件に式に合わせて、最初に『再生開始』画像のインデックス番号を連写判定制御400から画像比較430に渡し、画像比較430でグループ番号のコマ番号の画像に対して1枚の基準画像と比較し同じ画像の有無を判定する。
【0073】
判定した一致画像があれば、一致情報と判定したグループ番号のコマ番号を途中結果として判定結果640に記録し、次の画像である『再生画像2』画像のインデックス番号を連写判定制御400から画像比較430に渡し、画像比較430で複数の画像のグループ番号のコマ番号から1枚の基準画像と比較し同じ画像の有無を判定し、途中結果の判定結果と合わせて判定すると同時に、判定した結果は、連写判定制御400からコマンド実行20に返信する。
【0074】
(連写判定 (2)プロンプト画像判定コマンド)
連写判定40において、プロンプト画像判定コマンドの動作は、連写記録保存30の指示に従って動作する。コマンド実行20で処理するコマンド書式が、例えば、『プロンプト画像設定(TOP画像)』であれば、連写記録保存30から連写判定制御400への指示は、『比較方法=プロンプト、プロンプト画像=TOP画像』となり、『比較方法=プロンプト』であれば、高速比較が必要なため、基準となる『TOP画像』は、基準画像読込み410で基準画像630の中からインデックス番号を取得し、連写判定制御400から画像比較に渡しておく。
【0075】
プロンプト画像が判定した画像は、画像切出し450で連写記録保存30が直前に保存した画像であるグループ番号のコマ番号を結果画像620から取得し、連写判定制御400から画像比較に渡し、即座に画像の比較を行い比較した結果を連写判定制御400から連写記録保存30に返信する。
【0076】
(連写判定 (3)リアルタイム画像判定コマンド)
連写判定40において、リアルタイム画像判定コマンドの動作は、連写記録保存30の指示に従って動作する。コマンド実行20で処理するコマンド書式が、例えば、『リアルタイム画像設定(再生開始)』であれば、連写記録保存30から連写判定制御400への指示は、『比較方法=リアルタイム、リアルタイム画像=再生開始』となり、『比較方法=リアルタイム』であれば、高速比較が必要なため、基準となる『再生開始』は、基準画像読込み410で基準画像630の中からインデックス番号を取得し、連写判定制御400から画像比較430に渡しておく。
【0077】
リアルタイム画像が判定した画像は、画像切出し450で連写記録保存30が直前に保存した画像であるグループ番号のコマ番号を結果画像620から取得し、連写判定制御400から画像比較430に渡し、即座に画像の比較を行い比較した結果を連写判定制御400から連写記録保存30に返信する。
【0078】
なお、連写判定40の比較条件440の判定できる条件は、連写撮影した複数枚の結果画像と複数枚の基準画像を比較し複数枚の結果画像の中に複数枚の何れかの基準画像があるOR比較と、結果画像の中に複数枚の全ての基準画像があるAND比較と、連写撮影した結果画像が、複数枚の基準画像の順番に一致する画像があるかシーケンシャル比較を組み合わせた設定もできることにより、複雑な条件設定が可能となり、テスト網羅性を向上することができる。
【0079】
なお、自動検証システム15から映像再生装置10を操作する方法は、システムテストに近づけるため、映像再生装置10を手動操作できる実リモコンの赤外線波形を学習リモコン60に記憶させて、学習リモコン60を自動検証システム15からリモート操作を使う形態が、映像再生装置10は最終製品と同じになり好ましいが、UARTやEtherなどで映像再生装置10と自動検証システム15を接続して、テスト用アプリケーションを組み込んだ映像再生装置10を自動検証システム15から操作する形態としてもよい。
【0080】
また、映像再生装置10の自動検証システムは、映像再生装置10から出力する画像が、デジタルであれば、より正確に判定できるため好ましいが、S端子やコンポーネントなどのアナログ画像でもよい。アナログ画像において画像判定する方法として、一般的な2つの画像を類似度で比較する類似度集計460に連写判定制御400から画像を渡し、その類似度の度合いによってOK/NGを判定する形態としてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0081】
以上説明したように、本発明に係る自動検証システムは、映像再生装置を正確に自動検証することができるため、テスト時におけるコスト削減等に有用である。また、映像再生装置を複数台接続して、それぞれの映像再生装置に同じ学習リモコンから同時に操作して、それぞれの映像再生装置の動作の差異をみることでばらつきを検証する等にも応用できる。
【符号の説明】
【0082】
10 映像再生装置
15 自動検証システム
20 コマンド実行
30 連写記録保存
50 スクリプト実行
60 学習リモコン
200 コマンド制御
205 キー発行
210 同期発行
220 プロンプト画像設定
225 プロンプト画像判定
230 リアルタイム画像設定
235 リアルタイム画像判定
245 リアルタイム連写起動
255 画像判定結果
260 操作切換
400 連写判定制御
430 画像比較
460 類似度集計
640 判定結果
650 判定結果表示

【特許請求の範囲】
【請求項1】
映像再生装置の自動検証システムであって、
前記映像再生装置のビデオ出力を連続してキャプチャし、当該キャプチャした複数の画像を保存する連写記録保存と、
前記保存される複数の画像のうちの1枚と予め準備された複数の基準画像のうちの1枚とを比較する画像比較と、
前記保存される複数の画像を1枚ずつ前記画像比較に入力して前記画像比較を制御する連写判定制御と、を備えている
ことを特徴とする映像再生装置の自動検証システム。
【請求項2】
請求項1の映像再生装置の自動検証システムにおいて、
前記映像再生装置を操作するコマンドおよび前記連写判定制御を制御するコマンドを実行するコマンド実行を備えている
ことを特徴とする映像再生装置の自動検証システム。
【請求項3】
請求項2の映像再生装置の自動検証システムにおいて、
前記コマンド実行で実行されるコマンドを入力するスクリプト実行を備えている
ことを特徴とする映像再生装置の自動検証システム。
【請求項4】
請求項1の映像再生装置の自動検証システムにおいて、
前記画像比較で比較した結果を保存する判定結果と、
前記判定結果に保存したデータを表示する判定結果表示と、を備えている
ことを特徴とする映像再生装置の自動検証システム。
【請求項5】
請求項1の映像再生装置の自動検証システムにおいて、
前記画像比較では、比較する画像同士が全て一致するか否かを判定するAND比較、比較する画像同士のうち少なくとも1枚が一致するか否かを判定するOR比較、および比較する画像同士の全てが比較順に一致するか否かを判定するシーケンシャル比較のうち少なくとも1つの比較が行われる
ことを特徴とする映像再生装置の自動検証システム。
【請求項6】
請求項1の映像再生装置の自動検証システムにおいて、
比較する画像同士が類似する度合いを比較する類似度集計を備えている
ことを特徴とする映像再生装置の自動検証システム。
【請求項7】
請求項2の映像再生装置の自動検証システムにおいて、
前記コマンド実行は、
前記コマンドが、前記映像再生装置を操作するコマンドおよび前記連写判定制御を制御するコマンドのうちいずれかであるかを判定するコマンド制御と、
前記映像再生装置がコマンドを受けたときに表示する最初の画像を前記複数の基準画像のうちの1枚に指定するプロンプト画像設定と、
前記指定される画像と前記保存される複数の画像から順次取り出される1枚の画像とを前記画像比較で比較した結果を受ける画像判定結果と、
前記コマンド制御から前記映像再生装置を操作するコマンドを受けて、前記映像再生装置を操作するキーを発行するキー発行と、
前記キー発行から発行されるキーを前記映像再生装置に中継する同期発行と、
前記画像判定結果に基づいて、前記同期発行から前記映像再生装置に前記キーを中継させるか否かを判定するプロンプト画像判定と、を備えている
ことを特徴とする映像再生装置の自動検証システム。
【請求項8】
請求項2の映像再生装置の自動検証システムにおいて、
前記映像再生装置を、前記コマンド実行からUARTを介して操作するか、または前記映像再生装置の実リモコンの赤外線コードを記憶した学習リモコンを介して操作するか、いずれか一方に切り替える操作切換を備えている
ことを特徴とする映像再生装置の自動検証システム。
【請求項9】
請求項2の映像再生装置の自動検証システムにおいて、
前記コマンド実行は、
前記映像再生装置で再生する予定の最初の画像を前記複数の基準画像のうちの1枚に指定するリアルタイム画像設定と、
前記指定される画像と前記保存される複数の画像から順次取り出される1枚の画像とを前記画像比較で比較した結果を受けるリアルタイム画像判定と、
前記画像比較で比較した画像同士が一致する場合に、前記リアルタイム画像判定からの指示を受けて前記連写記録保存を再起動するリアルタイム連写起動と、を備えている
ことを特徴とする映像再生装置の自動検証システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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