説明

映像受信機

【課題】ネットワークを介して提供されるサービスが利用可能な状態であるか否かを調べる場合におけるユーザの作業の負担を軽減することが可能な映像受信機を提供する。
【解決手段】このテレビジョン装置10(映像受信機)は、テレビジョン映像を受信するチューナ12と、サービスを提供するサーバとネットワークを介して接続可能なLAN通信部11と、少なくともLAN通信部11とサーバとの接続状態に基づいてサーバにより提供されるサービスが利用可能な状態であるか否かの判断を行うとともに、少なくとも利用可能な状態と判断したサービスをユーザに通知する制御を行う制御部13とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、映像受信機に関し、特に、サービスを提供するサーバとネットワークを介して接続可能な映像受信機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、サービスを提供するサーバとネットワークを介して接続可能な映像受信機が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
上記特許文献1には、サービス発見部(制御部)を備えるユーザ端末装置(映像受信機)と、ユーザ端末装置にネットワークを介して接続されるサービス提供装置(サーバ)とから構成されるサービス提供システムが開示されている。この特許文献1には、ユーザ端末装置に専用のクライアントプログラムをインストールすることなく、サービス提供装置により提供されるサービスをユーザ端末装置側で利用可能とするための通信制御方法が開示されている。このサービス提供システムでは、ユーザ端末装置のサービス発見部は、ユーザの要求に応じて利用可能な状態のサービスの一覧を生成するように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特許第4365401号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1のユーザ端末装置では、ユーザは、ネットワークを介して提供されるサービスのうち、利用可能な状態のサービスを調べるために、サービス発見部に対して利用可能な状態のサービスの一覧の生成を要求する必要がある。ここで、サービス発見部に利用可能な状態のサービスの一覧を生成させるためには、ユーザの手動による操作が必要であると考えられる。このため、ネットワークを介して提供されるサービスのうち、利用可能な状態のサービスを調べる場合におけるユーザの作業が煩雑になるという問題点がある。
【0006】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、ネットワークを介して提供されるサービスのうち、利用可能な状態のサービスを調べる場合におけるユーザの作業の負担を軽減することが可能な映像受信機を提供することである。
【課題を解決するための手段および発明の効果】
【0007】
上記目的を達成するために、この発明の一の局面による映像受信機は、テレビジョン映像を受信する映像受信部と、サービスを提供するサーバとネットワークを介して接続可能な通信部と、少なくとも通信部とサーバとの接続状態に基づいてサーバにより提供されるサービスが利用可能な状態であるか否かの判断を行うとともに、少なくとも利用可能な状態と判断したサービスをユーザに通知する制御を行う制御部とを備える。
【0008】
この一の局面による映像受信機では、上記のように、制御部を、少なくとも利用可能な状態と判断したサービスをユーザに通知する制御を行うように構成することによって、ユーザは、制御部により自動的に通知されるサービスを認識することにより、少なくとも利用可能な状態と判断されたサービスを認識することができる。これにより、利用可能な状態のサービスを調べたい場合に、たとえば利用可能な状態のサービスの一覧を生成させるための手動による操作を行う必要がない。その結果、ネットワークを介して提供されるサービスのうち、利用可能な状態のサービスを調べる場合におけるユーザの作業の負担を軽減することができる。
【0009】
上記一の局面による映像受信機において、好ましくは、制御部は、少なくとも利用可能な状態と判断されたサービスをユーザが視覚的に認識可能なようにユーザに通知する制御を行うように構成されている。このように構成すれば、ユーザは、制御部により通知されるサービスを視覚的に認識することができるので、利用可能な状態のサービスを容易に認識することができる。
【0010】
上記一の局面による映像受信機において、好ましくは、サーバは、コンテンツを配信するサービスを提供するように構成されており、制御部は、通信部とサーバとの接続が有効である場合に、通信部を介してサーバにより配信されるコンテンツの一覧を示すコンテンツリストを取得するとともに、コンテンツリストが取得された場合に、サーバにより提供されるサービスが利用可能な状態であると判断するように構成されている。このように構成すれば、通信部とサーバとの接続が有効な場合であっても、コンテンツリストが取得されない場合には、サービスが利用可能な状態であると判断されない。これにより、たとえば通信部とサーバとの接続状態にのみ基づいてサービスが利用可能な状態であるか否かの判断が行われる場合と異なり、サービスが利用可能な状態であるか否かをより的確に判断することができる。
【0011】
この場合、好ましくは、制御部は、サーバが外部ネットワーク上にある場合には、ユーザにより予め設定されたログイン情報を用いて外部ネットワーク上のサーバにログインを行うとともに、外部ネットワーク上のサーバのコンテンツリストを取得するように構成されている。このように構成すれば、通信部と外部ネットワーク上のサーバとの接続が有効な場合であっても、外部ネットワーク上のサーバにログインを行うことができない場合には、サービスが利用可能な状態であると判断されない。これにより、たとえば通信部と外部ネットワーク上のサーバとの接続状態にのみ基づいてサービスが利用可能な状態であるか否かの判断が行われる場合と異なり、サービスが利用可能な状態であるか否かをより的確に判断することができる。
【0012】
上記コンテンツリストが取得された場合にサーバにより提供されるサービスが利用可能な状態であると判断する映像受信機において、好ましくは、制御部により取得されたコンテンツリストを記憶するコンテンツリスト記憶部をさらに備える。このように構成すれば、制御部により取得されたコンテンツリストをコンテンツリスト記憶部に記憶させておくことができる。これにより、利用可能な状態のサービスを利用するためにコンテンツリストを使用したい場合に、コンテンツリスト記憶部に記憶されたコンテンツリストを使用することができるので、制御部によりネットワークを介してコンテンツリストを再度取得する必要がない。その結果、ユーザは、利用可能な状態のサービスを迅速に利用することができる。
【0013】
上記一の局面による映像受信機において、好ましくは、制御部は、サーバにより提供されるサービスが利用可能な状態であるか否かの判断を定期的に行うように構成されている。このように構成すれば、サーバにより提供されるサービスが利用可能な状態であるか否かの判断が定期的に繰り返し行われるので、サービスが利用可能な状態であるか否かが変動した場合であっても、ユーザは、利用可能な状態のサービスを確実に把握することができる。
【0014】
上記一の局面による映像受信機において、好ましくは、サービスは、複数のサービスを含み、制御部は、利用可能な状態と判断されたサービスと、利用不可能な状態と判断されたサービスとをユーザが視覚的に認識可能なようにユーザに通知する制御を行うように構成されている。このように構成すれば、ユーザは、制御部により通知されるサービスを視覚的に認識することにより、利用可能な状態のサービスだけでなく、利用不可能な状態のサービスも容易に認識することができる。
【0015】
この場合、好ましくは、コンテンツを再生可能なコンテンツ表示部をさらに備え、制御部は、複数のサービスを、それぞれ利用可能な状態と判断されたか否かをユーザが視覚的に識別可能な状態で一覧表示する判断結果表示画面をコンテンツ表示部に表示させることにより、利用可能な状態と判断されたサービスと、利用不可能な状態と判断されたサービスとをユーザが視覚的に認識可能なようにユーザに通知するように構成されている。このように構成すれば、ユーザは、判断結果表示画面を見ることにより、複数のサービスのうち、どのサービスが利用可能な状態であり、どのサービスが利用不可能な状態であるかを容易に認識することができる。
【0016】
上記利用可能な状態と判断されたサービスと、利用不可能な状態と判断されたサービスとをユーザが視覚的に認識可能なようにユーザに通知する映像受信機において、好ましくは、複数のサービスに対応する複数の発光部をさらに備え、制御部は、複数の発光部のうち、利用可能な状態と判断されたサービスに対応する発光部を点灯または点滅させることにより、利用可能な状態と判断されたサービスと、利用不可能な状態と判断されたサービスとをユーザが視覚的に認識可能なようにユーザに通知するように構成されている。このように構成すれば、ユーザは、複数の発光部のそれぞれが点灯または点滅しているか否かを見ることにより、複数のサービスのうち、どのサービスが利用可能な状態であり、どのサービスが利用不可能な状態であるかを容易に認識することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明の第1実施形態によるテレビジョン装置の構成を示したブロック図である。
【図2】本発明の第1実施形態によるテレビジョン装置により利用可能なサービスと利用不可能なサービスとがユーザに通知される場合における制御部の制御動作を説明するためのフローチャートである。
【図3】本発明の第1実施形態によるテレビジョン装置が利用可能なサービスと利用不可能なサービスとをユーザに通知している状態を示した図である。
【図4】本発明の第2実施形態によるセットトップボックスの構成を示したブロック図である。
【図5】本発明の第2実施形態によるセットトップボックスにより利用可能なサービスと利用不可能なサービスとがユーザに通知される場合における制御部の制御動作を説明するためのフローチャートである。
【図6】本発明の第2実施形態によるセットトップボックスが利用可能なサービスと利用不可能なサービスとをユーザに通知している状態を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0019】
(第1実施形態)
まず、図1を参照して、本発明の第1実施形態によるテレビジョン装置10の構成について説明する。なお、テレビジョン装置10は、本発明の「映像受信機」の一例である。
【0020】
テレビジョン装置10は、図1に示すように、LAN通信部11(Local Area Network通信部)と、チューナ12と、制御部13と、表示部14と、リモコン受信部15と、リモコン16と、メモリ17とから構成されている。なお、チューナ12は、本発明の「映像受信部」の一例であるとともに、LAN通信部11は、本発明の「通信部」の一例である。また、表示部14は、本発明の「コンテンツ表示部」の一例であるとともに、メモリ17は、本発明の「コンテンツリスト記憶部」の一例である。
【0021】
LAN通信部11は、サーバ1と、LANからなるホームネットワークを介して接続可能なように構成されている。また、LAN通信部11は、サーバ2およびサーバ3と、ホームネットワーク、ルータ20およびWAN(Wide Area Network)からなるインターネットを介して接続可能なように構成されている。なお、サーバ1、サーバ2およびサーバ3は、それぞれ、コンテンツを配信するサービスであるサービスA、サービスBおよびサービスCを提供するように構成されている。たとえば、サーバ1は、ホームネットワークを介してコンテンツを配信するサービスAを行うDLNA(Digital Living Network Alliance)対応のデジタルメディアサーバである。また、サーバ2は、インターネットを介してラジオの音声を配信するサービスBを行うサーバであり、サーバ3は、インターネットを介して動画を配信するサービスCを行うサーバである。
【0022】
チューナ12は、アンテナ30を介してテレビジョン放送を受信するように構成されている。制御部13は、制御信号を伝送することによって、たとえば表示部14の表示内容の制御を行うなど、テレビジョン装置10全体の制御を行うように構成されている。表示部14は、チューナ12により受信されたテレビジョン放送を表示することが可能なように構成されている。また、表示部14は、サーバ1〜3により配信され、LAN通信部11により受信されるコンテンツを再生可能なように構成されている。
【0023】
リモコン受信部15は、リモコン16からの操作信号を受信するように構成されている。また、リモコン受信部15は、制御部13に接続されている。これにより、ユーザは、リモコン16を操作することにより、テレビジョン装置10全体の制御を行うことが可能である。たとえば、ユーザは、リモコン16を操作することにより、サーバ1〜3により配信され、LAN通信部11により受信されるコンテンツを表示部14に再生させることが可能である。
【0024】
ここで、第1実施形態では、制御部13は、少なくともLAN通信部11とサーバ1〜3との接続状態に基づいてサーバ1〜3により提供されるサービスA〜Cが利用可能な状態であるか否かの判断を行うように構成されている。
【0025】
また、制御部13は、LAN通信部11とサーバ1〜3との接続が有効である場合に、LAN通信部11を介してサーバA〜Cにより配信されるコンテンツの一覧を示すコンテンツリストを取得するとともに、コンテンツリストが取得された場合に、サーバ1〜3によりそれぞれ提供されるサービスA〜Cが利用可能な状態であると判断するように構成されている。すなわち、制御部13は、LAN通信部11とサーバ1〜3との接続が有効であっても、コンテンツリストが取得されない場合には、LAN通信部11に接続されているサーバ1〜3によりそれぞれ提供されるサービスA〜Cが利用不可能な状態であると判断する。たとえば、インターネット上のサーバ2およびサーバ3のコンテンツリストを取得するために後述するログイン情報が必要な場合であって、ユーザにより予めログイン情報が設定されていないことによりサーバ2およびサーバ3にログインを行うことができない場合には、LAN通信部11とサーバ2およびサーバ3との接続が有効であっても、サーバ2およびサーバ3のコンテンツリストが取得されないので、サービスBおよびサービスCは利用不可能な状態であると判断される。
【0026】
また、制御部13は、ユーザにより予め設定されたログイン情報を用いて外部ネットワーク(インターネット)上にあるサーバ2およびサーバ3にログインを行うとともに、サーバ2およびサーバ3のコンテンツリストを取得するように構成されている。ログイン情報は、たとえば、ユーザ名およびパスワードからなる。また、ユーザは、ユーザ名およびパスワードを予め設定しておくことが可能であり、予め設定したユーザ名およびパスワードをテレビジョン装置10に記憶させておくことが可能である。
【0027】
また、制御部13は、サーバ1〜3によりそれぞれ提供されるサービスA〜Cが利用可能な状態であるか否かの判断を定期的に行うように構成されている。すなわち、制御部13は、LAN通信部11とサーバ1〜3との接続状態の確認と、有効に接続されているサーバ1〜3のコンテンツリストの取得とを、たとえば1分間隔で繰り返し行うように構成されている。ここで、メモリ17は、制御部13により取得されたコンテンツリストを記憶するように構成されている。すなわち、メモリ17に記憶されるコンテンツリストは、たとえば1分間隔で最新のコンテンツリストに更新される。
【0028】
また、制御部13は、少なくとも利用可能な状態と判断したサービス(たとえば、サービスA)をユーザに通知する制御を行うように構成されている。第1実施形態では、利用可能な状態と判断されたサービス(たとえば、サービスA)だけでなく、利用不可能な状態と判断されたサービス(たとえば、サービスBおよびサービスC)もユーザに通知される。また、制御部13は、少なくとも利用可能な状態と判断されたサービス(たとえば、サービスA)をユーザが視覚的に認識可能なようにユーザに通知する制御を行うように構成されている。第1実施形態では、利用可能な状態と判断されたサービス(たとえば、サービスA)だけでなく、利用不可能な状態と判断されたサービス(たとえば、サービスBおよびサービスC)もユーザが視覚的に認識可能なようにユーザに通知される。
【0029】
また、制御部13は、3つのサービスA〜Cを、それぞれ利用可能な状態と判断されたか否かをユーザが視覚的に識別可能な状態で一覧表示する判断結果表示画面14a(図3参照)を表示部14に表示させることにより、利用可能な状態と判断されたサービス(たとえば、サービスA)と、利用不可能な状態と判断されたサービス(たとえば、サービスBおよびサービスC)とをユーザが視覚的に認識可能なようにユーザに通知するように構成されている。具体的には、制御部13は、サービスA(DLNA)を利用可能な状態と判断し、サービスB(ラジオ配信)およびサービスC(動画配信)を利用不可能な状態と判断した場合に、図3に示すような、サービスA(DLNA)を明るく目立つように表示するとともに、サービスB(ラジオ配信)およびサービスC(動画配信)を暗く目立たないように表示する判断結果表示画面14aを表示部14に表示させる。この場合、ユーザは、図3に示す判断結果表示画面14aを見ることにより、明るく目立つように表示されたサービスA(DLNA)が利用可能な状態であり、暗く目立たないように表示されたサービスB(ラジオ配信)およびサービスC(動画配信)が利用不可能な状態であることを視覚的に認識することが可能である。
【0030】
次に、図2および図3を参照して、本発明の第1実施形態によるテレビジョン装置10により利用可能な状態のサービスと利用不可能な状態のサービスとがユーザに通知される場合における制御部13の制御動作を説明する。
【0031】
図2に示すように、まず、ステップS1において、LAN通信部11にLANケーブルが物理的に接続されているか否かが判断される。なお、LAN通信部11にLANケーブルが物理的に接続されているか否かは、たとえば、LAN通信部11のLANコントローラからLANケーブルの接続状態が取得されることにより判断される。ステップS1においては、LAN通信部11にLANケーブルが物理的に接続されていると判断された場合に、ステップS2に進む。なお、ステップS1において、LAN通信部11にLANケーブルが物理的に接続されていないと判断された場合には、ステップS10に進む。
【0032】
次に、ステップS2において、ホームネットワーク上のサーバ1と通信可能か否かが判断される。なお、サーバ1と通信可能か否かは、たとえば、テレビジョン装置10に割り当てられたIPアドレス(Internet Protocolアドレス)が無効なIPアドレスであるか否かにより判断される。テレビジョン装置10に割り当てられたIPアドレスが無効なIPアドレスであった場合には、サーバ1との通信は不可能であると判断される。ここで、無効なIPアドレスとは、たとえば、「0.0.0.0」または「255.255.255.255」というIPアドレスである。
【0033】
ステップS2においては、サーバ1と通信可能であると判断された場合に、ステップS3に進む。なお、ステップS2において、サーバ1と通信不可能であると判断された場合には、ステップS6に進む。以上のステップS1およびステップS2により、LAN通信部11とサーバ1との接続が有効であるか否かが確認される。
【0034】
次に、ステップS3において、サーバ1のコンテンツリストの取得が試みられる。そして、ステップS4に進む。次に、ステップS4において、サーバ1のコンテンツリストが取得されたか否かが判断される。ステップS4においては、サーバ1のコンテンツリストが取得されたと判断された場合に、ステップS5に進む。なお、ステップS4において、サーバ1のコンテンツリストが取得されなかったと判断された場合には、ステップS6に進む。次に、ステップS5において、取得されたサーバ1のコンテンツリストがメモリ17に記憶される。そして、ステップS6に進む。
【0035】
次に、ステップS6において、インターネット上のサーバ2およびサーバ3と通信可能か否かが判断される。サーバ2およびサーバ3と通信可能か否かは、たとえば、テレビジョン装置10に予め設定されているDNSサーバ(Domain Name Systemサーバ)やプロキシサーバに対してpingパケットを送信し、返信されたパケットを確認することにより判断される。ステップS6においては、サーバ2およびサーバ3と通信可能と判断された場合に、ステップS7に進む。なお、ステップS6において、サーバ2およびサーバ3と通信不可能と判断された場合には、ステップS10に進む。このステップS6により、LAN通信部11とサーバ2およびサーバ3との接続が有効であるか否かが確認される。
【0036】
次に、ステップS7において、サーバ2およびサーバ3のコンテンツリストの取得が試みられる。そして、ステップS8に進む。次に、ステップS8において、サーバ2およびサーバ3のコンテンツリストが取得されたか否かが判断される。ここで、サーバ2およびサーバ3のコンテンツリストを取得するためにログインが必要な場合には、ユーザにより予め設定されたログイン情報が用いられることにより、自動的にサーバ2およびサーバ3へのログインが行われる。ステップS8においては、サーバ2およびサーバ3のコンテンツリストが取得されたと判断された場合に、ステップS9に進む。なお、ステップS8において、サーバ2およびサーバ3のコンテンツリストが取得されなかったと判断された場合には、ステップS10に進む。次に、ステップS9において、取得されたサーバ2およびサーバ3のコンテンツリストがメモリ17に記憶される。そして、ステップS10に進む。
【0037】
次に、ステップS10において、ステップS1〜ステップS9の結果に基づいて、サーバ1〜3によりそれぞれ提供されるサービスA〜Cが利用可能な状態であるか否かの判断が行われ、ステップS11に進む。ステップS10においては、LAN通信部11とサーバとの接続が有効であり、かつ、有効に接続されているサーバのコンテンツリストが取得された場合に、サービスが利用可能な状態であると判断される。また、ステップS10においては、LAN通信部11とサーバとの接続が有効でない場合に、または、LAN通信部11とサーバとの接続が有効である一方で、有効に接続されているサーバのコンテンツリストが取得されなかった場合に、サービスが利用不可能な状態であると判断される。
【0038】
次に、ステップS11において、ステップS10における判断結果を表示する判断結果表示画面14a(図3参照)が表示部14に表示され、制御動作を終了する。判断結果表示画面14aには、利用可能な状態と判断されたサービスと、利用不可能な状態と判断されたサービスとが表示される。たとえば、ステップS10において、サービスA(DLNA)が利用可能な状態と判断され、サービスB(ラジオ配信)およびサービスC(動画配信)が利用不可能な状態された場合には、図3に示すような、サービスA(DLNA)が明るく目立つように表示されるとともに、サービスB(ラジオ配信)およびサービスC(動画配信)が暗く目立たないように表示される判断結果表示画面14aが表示部14に表示される。これにより、利用可能な状態のサービスと、利用不可能な状態のサービスとがユーザに通知される。なお、以上のステップS1〜ステップS11の制御動作は、たとえば1分間隔で定期的に繰り返し行われる。
【0039】
第1実施形態によるテレビジョン装置10では、上記のように、制御部13を、少なくとも利用可能な状態と判断したサービス(たとえば、サービスA)をユーザに通知する制御を行うように構成している。これにより、ユーザは、制御部13により自動的に通知されるサービス(たとえば、サービスA)を認識することにより、少なくとも利用可能な状態と判断されたサービス(たとえば、サービスA)を認識することができる。その結果、利用可能な状態のサービスを調べたい場合に、たとえば利用可能な状態のサービスの一覧を生成させるための手動による操作を行う必要がない。すなわち、ネットワークを介して提供されるサービスA〜Cのうち、利用可能な状態のサービス(たとえば、サービスA)を調べる場合におけるユーザの作業の負担を軽減することができる。
【0040】
また、第1実施形態では、上記のように、制御部13を、少なくとも利用可能な状態と判断されたサービス(たとえば、サービスA)をユーザが視覚的に認識可能なようにユーザに通知する制御を行うように構成している。これにより、ユーザは、制御部13により通知されるサービス(たとえば、サービスA)を視覚的に認識することができるので、利用可能な状態のサービス(たとえば、サービスA)を容易に認識することができる。
【0041】
また、第1実施形態では、上記のように、制御部13を、LAN通信部11とサーバ1〜3との接続が有効である場合に、LAN通信部11を介してサーバ1〜3により配信されるコンテンツの一覧を示すコンテンツリストを取得するとともに、コンテンツリストが取得された場合に、サーバ1〜3によりそれぞれ提供されるサービスA〜Cが利用可能な状態であると判断するように構成している。これにより、LAN通信部11とサーバ1〜3との接続が有効な場合であっても、コンテンツリストが取得されない場合には、サービスA〜Cが利用可能な状態であると判断されない。その結果、たとえばLAN通信部11とサーバ1〜3との接続状態にのみ基づいてサービスA〜Cが利用可能な状態であるか否かの判断が行われる場合と異なり、サービスA〜Cが利用可能な状態であるか否かをより的確に判断することができる。
【0042】
また、第1実施形態では、上記のように、制御部13を、ユーザにより予め設定されたログイン情報を用いてインターネット上のサーバ2およびサーバ3にログインを行うとともに、サーバ2およびサーバ3のコンテンツリストを取得するように構成している。これにより、LAN通信部11とサーバ2およびサーバ3との接続が有効な場合であっても、サーバ2およびサーバ3にログインを行うことができない場合には、サービスBおよびサービスCが利用可能な状態であると判断されない。その結果、たとえばLAN通信部11とサーバ2およびサーバ3との接続状態にのみ基づいてサービスBおよびサービスCが利用可能な状態であるか否かの判断が行われる場合と異なり、サービスBおよびサービスCが利用可能な状態であるか否かをより的確に判断することができる。
【0043】
また、第1実施形態では、上記のように、制御部13により取得されたコンテンツリストを記憶するメモリ17を設けている。これにより、制御部13により取得されたコンテンツリストをメモリ17に記憶させておくことができる。その結果、利用可能な状態のサービスを利用するためにコンテンツリストを使用したい場合に、メモリ17に記憶されたコンテンツリストを使用することができるので、制御部13によりネットワークを介してコンテンツリストを再度取得する必要がない。すなわち、ユーザは、利用可能な状態のサービスA〜Cを即座に利用することができる。
【0044】
また、第1実施形態では、上記のように、制御部13を、サーバ1〜3によりそれぞれ提供されるサービスA〜Cが利用可能な状態であるか否かの判断を定期的に行うように構成している。これにより、サーバ1〜3によりそれぞれ提供されるサービスA〜Cが利用可能な状態であるか否かの判断が定期的に繰り返し行われるので、たとえばLAN通信部11とサーバ1〜3との接続状態が変動することによってサーバ1〜3によりそれぞれ提供されるサービスA〜Cの状態が変動した場合であっても、ユーザは、利用可能な状態のサービスA〜Cを確実に把握することができる。
【0045】
また、第1実施形態では、上記のように、制御部13を、利用可能な状態と判断されたサービス(たとえば、サービスA)と、利用不可能な状態と判断されたサービス(たとえば、サービスBおよびサービスC)とをユーザが視覚的に認識可能なようにユーザに通知する制御を行うように構成している。これにより、ユーザは、制御部13により通知されるサービスA〜Cを視覚的に認識することにより、利用可能な状態のサービス(たとえば、サービスA)だけでなく、利用不可能な状態のサービス(たとえば、サービスBおよびサービスC)も容易に認識することができる。
【0046】
また、第1実施形態では、上記のように、コンテンツを再生可能な表示部14を設け、制御部13を、3つのサービスA〜Cを、それぞれ利用可能な状態と判断されたか否かをユーザが視覚的に識別可能な状態で一覧表示する判断結果表示画面14aを表示部14に表示させることにより、利用可能な状態と判断されたサービス(たとえば、サービスA)と、利用不可能な状態と判断されたサービス(たとえば、サービスBおよびサービスC)とをユーザが視覚的に認識可能なようにユーザに通知するように構成している。これにより、ユーザは、判断結果表示画面14aを見ることにより、3つのサービスA〜Cのうち、どのサービスが利用可能な状態であり、どのサービスが利用不可能な状態であるかを容易に認識することができる。
【0047】
(第2実施形態)
次に、図4を参照して、本発明の第2実施形態によるセットトップボックス40の構成について説明する。この第2実施形態では、サーバ1〜3により提供されるサービスA〜Cのそれぞれが利用可能な状態であるか否かを、判断結果表示画面14a(図3参照)を用いてユーザに通知するように構成された第1実施形態と異なり、3つのサービスA〜Cにそれぞれ対応する3つのLED(Light Emitting Diode)48a〜48c(図6参照)を用いてユーザに通知するように構成されている。
【0048】
セットトップボックス40は、図4に示すように、LAN通信部41と、CATV受信部(Community Antenna Television受信部)42と、制御部43と、映像出力部44と、リモコン受信部45と、リモコン46と、メモリ47と、3つのLED48a、48bおよび48cとから構成されている。なお、LAN通信部41は、本発明の「通信部」の一例であり、メモリ47は、本発明の「コンテンツリスト記憶部」の一例である。また、LED48a〜48cは、本発明の「発光部」の一例である。
【0049】
LAN通信部41は、上記第1実施形態のLAN通信部11と同様に、サーバ1とホームネットワークを介して接続可能なように構成されている。また、LAN通信部41は、サーバ2およびサーバ3と、ホームネットワーク、ルータ20およびインターネットを介して接続可能なように構成されている。なお、サーバ1〜3の構成は、上記第1実施形態と同様である。
【0050】
CATV受信部42は、ケーブルを介してケーブルテレビ局50により送信されるテレビジョン映像を受信するように構成されている。制御部43は、制御信号を伝送することによってセットトップボックス40全体の制御を行うように構成されている。また、制御部43は、映像出力部44を介してテレビジョン装置60に接続されている。テレビジョン装置60は、表示部61を有している。これにより、制御部43は、テレビジョン装置60の表示部61の表示内容を制御することが可能である。たとえば、制御部43は、CATV受信部42により受信されたテレビジョン映像またはLAN通信部41により受信されたコンテンツをテレビジョン装置60の表示部61に再生させることが可能である。
【0051】
リモコン受信部45は、リモコン46からの操作信号を受信するように構成されている。リモコン受信部45により受信された操作信号は、制御部43に送信される。これにより、ユーザは、リモコン46を操作することにより、セットトップボックス40およびテレビジョン装置60の制御を行うことが可能である。すなわち、ユーザは、リモコン46を操作することにより、サーバ1〜3によりそれぞれ提供されるサービスA〜Cを利用することが可能である。
【0052】
ここで、第2実施形態では、3つのサービスA〜Cにそれぞれ対応する3つのLED48a〜48cが設けられている。そして、制御部43は、3つのLED48a〜48cのうち、利用可能な状態と判断されたサービス(たとえば、サービスA)に対応するLED(たとえば、LED48a)を点灯させることにより、利用可能な状態と判断されたサービス(たとえば、サービスA)と、利用不可能な状態と判断されたサービス(たとえば、サービスBおよびサービスC)とをユーザが視覚的に認識可能なようにユーザに通知するように構成されている。具体的には、制御部43によりサービスAが利用可能な状態と判断され、サービスBおよびサービスCが利用不可能な状態と判断された場合、図6に示すように、利用可能な状態のサービスA(DLNA)に対応するLED48aが点灯する。なお、この場合、利用不可能な状態のサービスB(ラジオ配信)およびサービスC(動画配信)に対応するLED48bおよびLED48cは点灯しない。これにより、ユーザは、図6に示す3つのLED48a〜48cの点灯状態を見ることにより、点灯されたLED48aに対応するサービスA(DLNA)が利用可能な状態であり、点灯されないLED48bおよびLED48cにそれぞれ対応するサービスB(ラジオ配信)およびサービスC(動画配信)が利用不可能な状態であることを視覚的に認識することが可能である。
【0053】
次に、図5を参照して、本発明の第2実施形態によるセットトップボックス40により利用可能な状態のサービスと利用不可能な状態のサービスとがユーザに通知される場合における制御部43の制御動作を説明する。なお、図5に示すステップS21〜ステップS30の制御部43の制御動作は、上記第1実施形態における、図2に示すステップS1〜ステップS10の制御部13の制御動作と同様である。また、ステップS21〜ステップS31の制御動作が定期的に(たとえば1分間隔で)繰り返される点も上記第1実施形態と同様である。以下では、ステップS31について説明する。
【0054】
図5に示すように、ステップS31においては、ステップS30において利用可能な状態と判断されたサービスに対応するLEDが点灯され、制御動作を終了する。なお、ステップS31においては、ステップS30において利用不可能な状態と判断されたサービスに対応するLEDは点灯されない。たとえば、ステップS30において、サービスA(DLNA)が利用可能な状態と判断され、サービスB(ラジオ配信)およびサービスC(動画配信)が利用不可能な状態と判断された場合には、図6に示すように、サービスA(DLNA)に対応するLED48aのみが点灯される。そして、この場合、利用不可能な状態のサービスB(ラジオ配信)およびサービスC(動画配信)にそれぞれ対応するLED48bおよびLED48cは点灯されない。これにより、利用可能な状態のサービスと、利用不可能な状態のサービスとがユーザに通知される。
【0055】
第2実施形態によるセットトップボックス40では、上記のように、3つのサービスA〜Cにそれぞれ対応する3つのLED48a〜48cを設け、制御部43を、3つのLED48a〜48cのうち、利用可能な状態と判断されたサービス(たとえば、サービスA)に対応するLED(たとえば、LED48a)を点灯させることにより、利用可能な状態と判断されたサービス(たとえば、サービスA)と、利用不可能な状態と判断されたサービス(たとえば、サービスBおよびサービスC)とをユーザが視覚的に認識可能なようにユーザに通知するように構成している。これにより、ユーザは、3つのLED48a〜48cのそれぞれが点灯しているか否かを見ることにより、3つのサービスA〜Cのうち、どのサービスが利用可能な状態であり、どのサービスが利用不可能な状態であるかを容易に認識することができる。
【0056】
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
【0057】
たとえば、上記第1および第2実施形態では、利用可能な状態のサービスと、利用不可能な状態のサービスとをユーザに通知するテレビジョン装置およびセットトップボックスを示したが、本発明はこれに限らない。本発明では、利用可能な状態のサービスのみをユーザに通知するテレビジョン装置およびセットトップボックスとしてもよい。
【0058】
また、上記第1および第2実施形態では、利用可能な状態のサービスをユーザが視覚的に認識可能なようにユーザに通知するテレビジョン装置およびセットトップボックスを示したが、本発明はこれに限らない。本発明では、利用可能な状態のサービスを音声によりユーザに通知するテレビジョン装置およびセットトップボックスとしてもよい。
【0059】
また、上記第1および第2実施形態では、LAN通信部とサーバとの接続が有効であると確認され、かつ、コンテンツリストの取得が確認されたことを条件にサービスを利用可能な状態と判断するテレビジョン装置およびセットトップボックスを示したが、本発明はこれに限らない。本発明では、LAN通信部とサーバとの接続が有効であると確認されたことのみを条件としてサービスを利用可能な状態と判断するテレビジョン装置およびセットトップボックスとしてもよい。
【0060】
また、上記第1実施形態では、サービスが利用可能な状態であるか否かを表示する判断結果表示画面を表示部に表示させることにより、利用可能な状態のサービスをユーザに通知するテレビジョン装置を示したが、本発明はこれに限らない。本発明では、サービスに対応するLEDを設け、利用可能な状態のサービスに対応するLEDを点灯させることにより、利用可能な状態のサービスをユーザに通知するテレビジョン装置としてもよい。
【0061】
また、上記第1実施形態では、コンテンツを再生可能な表示部に判断結果表示画面を表示させるテレビジョン装置を示したが、本発明はこれに限らない。本発明では、判断結果表示画面を表示させるための専用の表示部を、コンテンツを再生可能な表示部とは別個に設け、専用の表示部に判断結果表示画面を表示させるテレビジョン装置としてもよい。
【0062】
また、上記第2実施形態では、サービスに対応するLEDを備え、利用可能な状態のサービスに対応するLEDを点灯させることにより、利用可能な状態のサービスをユーザに通知するセットトップボックスを示したが、本発明はこれに限らない。本発明では、上記第1実施形態と同様の判断結果表示画面を表示させるための専用の表示部を設け、専用の表示部に判断結果表示画面を表示させることにより、利用可能な状態のサービスをユーザに通知するセットトップボックスとしてもよい。
【0063】
また、上記第2実施形態では、利用可能な状態のサービスに対応するLEDを点灯させることにより、利用可能な状態のサービスをユーザに通知するセットトップボックスを示したが、本発明はこれに限らない。本発明では、利用可能な状態のサービスに対応するLEDを点滅させることにより、利用可能な状態のサービスをユーザに通知するセットトップボックスとしてもよい。
【0064】
また、上記第2実施形態では、リモコンを操作することにより利用可能な状態のサービスを利用することが可能なセットトップボックスを示したが、本発明はこれに限らない。本発明では、LEDを、対応するサービスを利用するためのボタンとしての機能を有するように構成し、点灯しているLEDからなるボタンを押すことにより利用可能な状態のサービスを利用することが可能なセットトップボックスとしてもよい。
【0065】
また、上記第1および第2実施形態では、本発明の映像受信機としてテレビジョン装置およびセットトップボックスを用いる例を示したが、本発明はこれに限らない。たとえば、本発明の映像受信機として、チューナを有する録画装置を用いてもよい。
【符号の説明】
【0066】
10 テレビジョン装置(映像受信器)
11、41 LAN通信部(通信部)
12 チューナ(映像受信部)
14 表示部(コンテンツ表示部)
17、47 メモリ(コンテンツリスト記憶部)
40 セットトップボックス(映像受信器)
42 CATV受信部(映像受信部)
48a〜48c LED(発光部)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
テレビジョン映像を受信する映像受信部と、
サービスを提供するサーバとネットワークを介して接続可能な通信部と、
少なくとも前記通信部と前記サーバとの接続状態に基づいて前記サーバにより提供される前記サービスが利用可能な状態であるか否かの判断を行うとともに、少なくとも利用可能な状態と判断した前記サービスをユーザに通知する制御を行う制御部とを備えた、映像受信機。
【請求項2】
前記制御部は、前記少なくとも利用可能な状態と判断されたサービスをユーザが視覚的に認識可能なようにユーザに通知する制御を行うように構成されている、請求項1に記載の映像受信機。
【請求項3】
前記サーバは、コンテンツを配信するサービスを提供するように構成されており、
前記制御部は、前記通信部と前記サーバとの接続が有効である場合に、前記通信部を介して前記サーバにより配信される前記コンテンツの一覧を示すコンテンツリストを取得するとともに、前記コンテンツリストが取得された場合に、前記サーバにより提供される前記サービスが利用可能な状態であると判断するように構成されている、請求項1または2に記載の映像受信機。
【請求項4】
前記制御部は、前記サーバが外部ネットワーク上にある場合には、ユーザにより予め設定されたログイン情報を用いて前記外部ネットワーク上の前記サーバにログインを行うとともに、前記外部ネットワーク上の前記サーバの前記コンテンツリストを取得するように構成されている、請求項3に記載の映像受信機。
【請求項5】
前記制御部により取得された前記コンテンツリストを記憶するコンテンツリスト記憶部をさらに備える、請求項3または4に記載の映像受信機。
【請求項6】
前記制御部は、前記サーバにより提供される前記サービスが利用可能な状態であるか否かの判断を定期的に行うように構成されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の映像受信機。
【請求項7】
前記サービスは、複数のサービスを含み、
前記制御部は、利用可能な状態と判断された前記サービスと、利用不可能な状態と判断された前記サービスとをユーザが視覚的に認識可能なようにユーザに通知する制御を行うように構成されている、請求項1〜6のいずれか1項に記載の映像受信機。
【請求項8】
前記コンテンツを再生可能なコンテンツ表示部をさらに備え、
前記制御部は、前記複数のサービスを、それぞれ利用可能な状態と判断されたか否かをユーザが視覚的に識別可能な状態で一覧表示する判断結果表示画面を前記コンテンツ表示部に表示させることにより、利用可能な状態と判断された前記サービスと、利用不可能な状態と判断された前記サービスとをユーザが視覚的に認識可能なようにユーザに通知するように構成されている、請求項7に記載の映像受信機。
【請求項9】
前記複数のサービスに対応する複数の発光部をさらに備え、
前記制御部は、前記複数の発光部のうち、利用可能な状態と判断された前記サービスに対応する前記発光部を点灯または点滅させることにより、利用可能な状態と判断された前記サービスと、利用不可能な状態と判断された前記サービスとをユーザが視覚的に認識可能なようにユーザに通知するように構成されている、請求項7に記載の映像受信機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2011−239116(P2011−239116A)
【公開日】平成23年11月24日(2011.11.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−107847(P2010−107847)
【出願日】平成22年5月10日(2010.5.10)
【出願人】(000201113)船井電機株式会社 (7,855)
【Fターム(参考)】