説明

映像受信装置および表示出力方法

【課題】提供情報の表示形態をその提供情報に応じた表示形態に変更可能な映像受信装置および表示出力方法を提供することを課題とする。
【解決手段】サーバ13がDTV10に提供可能な提供情報を有しているとき、DTV10はサーバ13よりイベント通知を受信する。イベント通知を受信したDTV10はイベント通知に含まれる情報であって提供情報の重要度を示すイベントタイプに基づいて、提供情報を表示するブラウザ画面43の表示形態を設定する。イベントタイプの重要度が高い場合にはブラウザ画面43を大きく表示するように設定し、イベントタイプの重要度が低い場合にはブラウザ画面43を小さく表示するように設定する。このように構成することで提供情報の表示形態をその提供情報に応じた表示形態に変更可能な映像受信装置および表示出力方法を提供することが可能となる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は映像受信装置および表示出力方法に関するものであり、特に表示される情報の重要度をユーザに認識させやすい映像受信装置および表示出力方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年の通信技術の発達により、放送番組以外の情報を取得することができ、この放送番組以外の情報を放送番組と同時に表示装置に表示させることが可能な放送受信装置が提供されるようになった。
【0003】
例えば、放送プロバイダにより設定されたフォーマットに倣って、受信する放送番組およびこの放送番組に関連する情報を表示装置に表示させるセットトップボックスが提案されている(特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特表2002−536923号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述のように映像受信装置が放送番組以外の情報を取得する取得の仕方としては様々な態様が存在する。その内の一つとして、まず情報の提供者が提供可能な情報が存在することを通知するイベント通知を映像受信装置に対して送信し、このイベント通知を受信した映像受信装置側がこのイベント通知に含まれる情報に基づいて、提供情報を取得するという情報取得の態様が存在する。
【0006】
上述の提供情報には様々な重要度のものが考えられるが、ユーザはすべて同じ画面レイアウトにて情報の内容を表示していたため、重要度に応じた提供内容の確認・操作することができなかった。
【0007】
本発明は上記問題に鑑みてなされたのもであって、提供情報の表示形態をその提供情報に応じた表示形態に変更可能な映像受信装置および表示出力方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明にかかる映像受信装置は、本体と、表示装置に表示信号を出力する出力手段と、所定の情報が取得可能であることを通知するためのイベント通知を受信するイベント通知受信手段と、前記イベント通知受信手段によって受信したイベント通知に基づいて、前記所定の情報を表示装置に表示するときの表示形態を設定する表示形態設定手段と、前記表示形態設定手段によって設定された前記表示形態によって定められたように前記所定の情報の表示の表示信号である第1の表示信号を生成する表示信号生成手段と、映像情報を受信する映像情報受信手段と、前記映像情報受信手段が受信した映像情報から前記表示装置が出力可能な映像の表示信号である第2の表示信号を生成する映像表示信号生成手段と、を具備することを特徴としている。
【0009】
本発明にかかる表示出力方法は、映像受信装置において実行される表示出力方法であって、前記映像受信装置本体と異なる外部機器より所定の情報を取得可能であることを通知するイベント通知を受信し、受信した前記イベント通知に含まれる情報に基づいて、前記所定の情報を表示装置に表示するときの表示形態を設定し、設定した前記表示形態に基づいて前記所定の情報の表示の表示信号である第1の表示信号を生成し、映像情報を受信し、受信した映像情報に基づいて前記表示装置が出力可能な映像の表示信号である第2の表示信号を生成し、生成した前記表示信号と前記映像信号とを前記表示装置に出力することを特徴としている。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、イベント通知に含まれる情報の重要度に基づいて提供情報の表示形態を設定することで、提供情報の表示形態をその提供情報に応じた表示形態に変更可能な映像受信装置および表示出力方法を提供することを目的とする。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の第1の実施形態における映像表示システムの一例を示す図。
【図2】本発明の第1の実施形態におけるDTVの内部構成の一例を示すブロック図。
【図3】本発明の第1の実施形態におけるイベント表示作成処理に関するDTV1の内部構成の一例を示すブロック図。
【図4】本発明の第1の実施形態におけるイベント通知後のDTVの表示部の表示の一例を示す図。
【図5】本発明の第1の実施形態におけるイベント通知に含まれるイベントタイプが緊急(emergency)である場合の表示部の表示の一例を示す図。
【図6】本発明の第1の実施形態におけるイベント通知に含まれるイベントタイプが警報(alert)である場合の表示部の表示の一例を示す図。
【図7】本発明の第1の実施形態におけるイベント通知に含まれるイベントタイプが確認(notice)である場合の表示部の表示の一例を示す図。
【図8】本発明の第1の実施形態におけるイベント通知に含まれるイベントタイプがお知らせ(information)である場合の表示部の表示の一例を示す図。
【図9】本発明の第1の実施形態におけるイベント通知受信後のDTVの処理フローの一例を示すフロー図。
【図10】本発明の第1の実施形態の変形例におけるイベント表示作成処理に関するDTVの内部構成の一例を示すブロック図。
【図11】本発明の第1の実施形態の変形例におけるイベント通知後のDTVの表示部の表示の一例を示す図。
【図12】本発明の第2の実施形態における映像表示システムの一例を示す図。
【図13】本発明の第2の実施形態におけるイベント通知後のDTVの表示部の表示の一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0013】
(第1の実施形態)
以下では、本発明にかかる第1の実施形態を図1乃至図9を用いて説明する。
【0014】
図1は本実施形態における映像表示システム1の一例を示す図である。図1にはDTV10、HGW11、インターネット12、及びサーバ13より構成される映像表示システム1が示されている。
【0015】
DTV10は本実施形態における映像受信装置の一例であるデジタルテレビジョン(Digital TeleVision)である。DTV10は放送局が送信する放送波を受信し、受信した放送波に基づいて放送局の提供する放送番組を表示する機能を有している。本実施形態において放送受信装置の一例としてDTV10を示すがこれに限定されるものではなく、映像受信装置の例としては、他にもチューナ内蔵の光ディスクプレイヤーのような映像再生装置、STB(Set Top Box)、携帯電話等の様々なものが考えられる。
【0016】
HGW11はプロトコルの異なるネットワーク同士を通信可能に接続する機能を持つ宅内ゲートウェイ(Home GateWay)である。HGW11にはDTV10及びインターネット12が接続されており、HGW11はDTV10とインターネット12との間を通信可能に接続している。本実施形態においてHGW11とDTV10とはLAN(Local Area Network)ケーブルによって接続されていると例示する。しかしこれに限定されず、HGW11とDTV10とは例えば無線LAN等の他の通信手段によって接続されていてもよい。
【0017】
インターネット12は、例えばInternetのような大規模ネットワーク網(WAN: Wide Area Network)であり、接続されている各種通信機器同士を互いに通信可能としている。
【0018】
サーバ13は外部機器としての情報提供装置であり、インターネット12を介して、DTV10にWebページによる情報の提供(所定の情報の提供)を行うことが可能であり、この提供する情報に関する各種イベント通知を所定のIP(Internet Protocol)アドレスが割り当てられる電子機器に対してマルチキャストによって送信する機能を有している。
【0019】
図2は本実施形態におけるDTV10の内部構成の一例を示すブロック図である。
【0020】
このDTV10は、装置各部の動作を制御する制御部156を備えている。制御部156は、CPU(Central Processing Unit)等を内蔵している。制御部156は、操作部116から入力される操作信号や、リモートコントローラ117から送信され受光部118を介して受信される操作信号に応じて、ROM(Read Only Memory)157に予め記憶されたシステム制御プログラム及び各種処理プログラムを起動させる。制御部156は、起動したプログラムに従って、RAM(Random Access Memory)158をワークメモリとして装置各部の動作を制御する。各部の動作制御に必要な各種の設定情報及び制御情報等は、一例として、不揮発性メモリ159に格納される。
【0021】
また、DTV10は、一例として、放送形式として地上波アナログ放送、地上波デジタル放送、BSデジタル放送及びCSデジタル放送等を受信することができるように構成され、さらに、これらから供給される番組を録画したり、録画した番組に関する種々の情報である番組関連情報を記憶したりすることができるHDD170を備えている。
【0022】
BS/CSデジタル放送受信用のアンテナ143は、衛星デジタルテレビジョン放送信号を受信する。受信されたデジタル放送信号は、入力端子144を介して衛星デジタル放送用のチューナ145に供給される。チューナ145は、受信したデジタル放送信号のチューニングを行い、チューニングしたデジタル放送信号をPSK(Phase Shift Keying)復調器146に送信する。PSK復調器146は、TS(Transport Stream)の復調を行い、復調したTSをTS復号器147aに供給し、TS復号器147aは、TSをデジタル映像信号及び音声信号等に復号した後、信号処理部100にこれを出力する。
【0023】
地上波デジタル放送受信用のアンテナ148は、地上波デジタルテレビジョン放送信号(映像情報)を受信する。受信されたデジタル放送信号は、入力端子149を介して地上波デジタル放送用のチューナ150に供給される。チューナ150は、受信したデジタル放送信号のチューニングを行い、チューニングしたデジタル放送信号をそれぞれのOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)復調器151に送信する。OFDM復調器151は、TSの復調を行い、復調したTSをそれぞれのTS復号器147bに供給し、TS復号器147bは、TSをデジタル映像信号及び音声信号等に復号した後、信号処理部100にこれを出力する。
【0024】
アンテナ148は、地上波アナログ放送信号も受信可能である。受信された地上波アナログ放送信号は、図示しない分配器によって分配されて、アナログチューナ168に供給される。アナログチューナ168は、受信したアナログ放送信号のチューニングを行い、チューニングしたアナログ放送信号をアナログ復調器169に送信する。アナログ復調器169はアナログ放送信号の復調を行い、復調したアナログ放送信号を信号処理部100に出力する。また、DTV10は、一例として、アンテナ148が接続される入力端子149にCATV(Common Antenna TeleVision)用のチューナを接続することによってCATVも視聴することができる。上述の各種アンテナは映像情報受信手段として機能している。
【0025】
信号処理部100は、TS復号器147a、147bから出力されたデジタル放送信号に、適切なデジタル信号処理を施す。デジタル放送信号は、データ信号、映像信号及び音声信号に分離される。分離された映像信号はグラフィック処理部152に、音声信号は音声処理部153に出力される。信号処理部100は、アナログ復調器169から出力された放送信号を、所定のデジタルフォーマットの映像信号及び音声信号に変換する。デジタルに変換された映像信号はグラフィック処理部152に、音声信号は音声処理部153に出力される。また信号処理部100は、ライン入力端子137からの入力信号にも所定のデジタル信号処理を施す。
【0026】
OSD(On Screen Display)信号生成部154は、制御部156の制御に従って、UI(ユーザ・インタフェース)画面などを表示するためのOSD信号を生成する。また信号処理部100においてデジタル放送信号から分離されたデータ信号は、OSD信号生成部154により適切なフォーマットのOSD信号に変換され、グラフィック処理部152に出力される。
【0027】
グラフィック処理部152は、信号処理部100から出力されるデジタルの映像信号のデコード処理を行う。デコードされた映像信号は、OSD信号生成部154から出力されたOSD信号と重ね合わせて合成され、映像処理部155に出力される。グラフィック処理部152は、デコードされた映像信号またはOSD信号を、映像処理部155に選択的に出力することもできる。
【0028】
映像処理部155は、グラフィック処理部152から出力された信号を、表示部120(表示装置)で表示可能なフォーマットの映像信号であるアナログ映像信号に変換する。アナログに変換された映像信号は、表示部120に出力され、表示画面121に表示される。また、映像処理部155は、外部出力端子135に接続されたHDDレコーダ等の外部装置に映像信号を出力することができる。
【0029】
音声処理部153は、入力された音声信号を、スピーカ110で再生可能なフォーマットのアナログ音声信号に変換する。アナログに変換された音声信号は、スピーカ110に出力されて再生される。また、音声処理部153は、外部出力端子136に接続されたアンプ等の外部装置に音声信号を出力することができる。
【0030】
カードホルダ161は、カードI/F(Interface)160を介して制御部156に接続されている。第1のメモリーカード119Aは、このカードI/F160に装着可能である。第1のメモリーカード119Aは、例えばSD(Secure Digital)メモリーカード、MMC(Multimedia Card)及びCF(Compact Flash)カード等の記憶媒体である。カードホルダ161に装着された第1のメモリーカード119A、及び制御部156は、カードI/F160を介して情報の伝達を行うことができる。制御部156は、第1のメモリーカード119Aに、画像や音楽、放送番組等のデータを格納することができる。また制御部156は、第1のメモリーカード119Aに格納された画像や音楽、放送番組等のデータを読み出して、表示部120に表示させたり、スピーカ110から音声出力させたりすることができる。
【0031】
カードホルダ163は、カードI/F162を介して制御部156に接続されている。第2のメモリーカード119Bは、このカードI/F162に装着可能である。第2のメモリーカード119Bは、例えば放送受信契約の契約情報等を記憶する記憶媒体である。カードホルダ163に装着された第2のメモリーカード119B、及び制御部156は、カードI/F160を介して情報の伝達を行うことができる。
【0032】
LAN端子131は、通信I/F164を介して制御部156に接続されている。LAN端子131はイーサネット(登録商標)を用いた一般的なLAN対応ポートとして使用されており、LANケーブルによってHGW11と接続される。DTV10はこのLAN端子131によって、HGW11を介したインターネット12との通信接続を行うことができる。
【0033】
HDMI端子132は、通信I/F165を介して制御部156に接続されている。HDMI端子132は、一般的なHDMI(High Definition Multimedia Interface)規格対応した各種電子機器用のポートとして使用される。
【0034】
USB(Universal Serial Bus)端子133は、USB I/F166を介して制御部156に接続されている。USB端子133は、一般的なUSB対応ポートとして使用される。USB端子133には、例えばハブを介して、携帯電話、デジタルカメラ、各種メモリーカードに対するカードリーダ/ライタ、HDD、キーボード等が接続される。制御部156は、USB端子133を介して接続される機器との間で、情報の伝達を行うことができる。
【0035】
図3は本実施形態におけるイベント表示作成処理に関するDTV10の内部構成の一例を示すブロック図である。図3には通信I/F164、制御部156、通信部31、イベントタイプ判別部32、表示レイアウト設定部33、ポップアップ表示作成部34、ブラウザ画像表示作成部35、OSD信号生成部154、グラフィック処理部152、映像処理部155、および表示部120が示されている。
【0036】
本実施形態ではサーバ13がDTV10に提供したい情報(所定の情報)を有しているときに、この情報が存在していることをDTV10に通知するイベント通知をサーバ13がDTV10を含む所定のIPアドレス群にマルチキャスト送信する場合を例に挙げて説明を行なう。イベント通知を受信したDTV10は該イベント通知に関するポップアップを表示し、ユーザがこのポップアップを見てサーバ13が提供する情報を閲覧したい場合には、ユーザからの指示従い、イベント通知に含まれるURL(Uniform Resource Locator)情報に基づいてサーバ13よりWebページを取得して、このWebページに対応する所定のブラウザを用いての該Webページの表示を行なう。本実施形態においてイベント通知には該イベントにかかる提供情報の重要度を示すイベントタイプ、DTV10がイベント通知に関するポップアップ表示を作成する際のポップアップ表示に表示される文字列であるメッセージ、提供情報が示されているWebページのURL、およびその他拡張情報が含まれている。
【0037】
制御部156は通信部31、イベントタイプ判別部32、表示レイアウト設定部33、ポップアップ表示作成部34、ブラウザ画像表示作成部35を有している。
【0038】
通信部31は通信I/F164と信号の送受信を行い、通信I/F164を介して外部ネットワークと情報の送受信を行う機能を有している。通信部31はイベント通知受信手段として、サーバ13より送信されたイベント通知を受信すると、このイベント通知に関する情報をイベントタイプ判別部32、ポップアップ表示作成部34に対して送信する。また後には、サーバ13より取得するWebページの画像に関する情報をブラウザ画像表示作成部35に対して送信する機能を有している。また、通信部31は受光部118より信号を受信し、リモートコンロローラ117をからのユーザの操作指示を受信する機能を有している。通信部31はユーザより操作指示を受信すると、該操作に関連する制御部156内の各モジュールにこの操作指示にかかる信号を送信する機能を有している。
【0039】
イベントタイプ判別部32は通信部31より受信するイベント通知に関する情報に基づいて該イベント通知のイベントタイプを判別する。このイベントタイプとはイベント通知によって前もって通知される、サーバ13がDTV10に提供する情報の重要度および緊急度を示す指標である。イベントタイプには緊急(emergency)、警報(alert)、確認(notice)、及びお知らせ(information)の4つの種類が存在し、これらは降順で重要度および緊急度が低くなっている。イベント通知はこれらのイベントタイプの情報を有しており、イベントタイプ判別部32はこのイベントタイプの情報をイベント通知に関する情報に基づいて判別する。イベントタイプ判別部32はDTV10が受信したイベント通知のイベントタイプを判別すると、このイベントタイプの情報を表示レイアウト設定部33にこの情報を送信する。
【0040】
表示レイアウト設定部33はイベントタイプ判別部32より受信するイベントタイプ情報に基づいて、ユーザがイベント通知によって通知される情報を閲覧(DTV10に表示)する場合に、そのとき放送されている放送番組とサーバ13が提供するWebページとの表示レイアウト(放送番組の表示と、Webページを表示するブラウザの表示画面上での配置)を設定する表示形態設定手段としての機能を有している。このレイアウトの例に関しては図4乃至図8を用いて後述する。
【0041】
ポップアップ表示作成部34はDTV10がイベント通知を受信するとき、通信部31から受信するイベント通知に関する情報に基づいて、ユーザにイベント通知を受信したことを知らせる表示であるポップアップ表示に関する信号を作成する機能を有している。ポップアップ表示は放送番組の表示の上に重ねられて表示され、イベント通知を受信しサーバ13側に提供したい情報が存在することを示す画面である。ユーザはこのポップアップ画面の指示に基づいた操作をリモートコントローラ117等にて行うことで、ユーザは該提供情報を取得(閲覧)することができる。ポップアップ表示の例については図4乃至図8を用いて後述する。
【0042】
ブラウザ画像表示作成部35は通信部31より受信するサーバ13が提供するWebページの画像に関する情報を受信して、該情報に基づいてWebページの表示情報を作成する機能を有している。ユーザがポップアップ表示を見て、このポップアップにかかるWebページを表示するようにDTV10に操作入力を行った場合、通信部31はサーバ13に対してこのWebページに関する情報をDTV10に対して送信するように要求し、該要求にしたがってサーバ13よりWebページに関する情報が送られてくると、この情報をブラウザ画像表示作成部35に対して送信する。このWebページに関する情報を受信したブラウザ画像表示作成部35はブラウザによる該Webページの表示を行なうべく、ブラウザを立ち上げ、ブラウザと該Webページの表示情報を作成する。本実施形態においてはこのブラウザはHTML(HyperText Markup Language)ブラウザであると例示する。しかしこれに限定されず例えばBML(Broadcast Markup Language)ブラウザや、動画/静止画のビューアや、その他アプリの実行環境であってもよい。
【0043】
本実施形態において表示レイアウト設定部33、ポップアップ表示作成部34、およびブラウザ画像表示作成部35はそれぞれ表示に関する信号を生成すると、これらの信号をOSD信号生成部154に対して送信する。OSD信号生成部154は受信した表示に関する信号に基づいてOSD信号を生成し、グラフィック処理部152に該OSD信号を出力する。OSD信号を受信したグラフィック処理部152はダビング情報表示のOSD信号と現在放送されている放送番組の画像表示とを重ね合わせて合成し(表示信号生成手段)、映像処理部155に対して合成した信号(表示信号)を出力する。映像処理部155は入力を受けた信号に基づいて出力手段として表示部120に合成された画像表示を出力する。
【0044】
本実施形態におけるDTV10の表示部120に表示される表示の例を図4乃至図8を用いて説明する。
【0045】
図4は本実施形態におけるイベント通知後のDTV10の表示部120の表示の一例を示す図である。図4にはDTV10、表示部120、スピーカ110、放送番組画面41、ポップアップ表示42、及びブラウザ画面43が示されている。
【0046】
まず、ユーザがDTV10によって放送波の視聴を行うとき、DTV10は表示部120の全面に放送番組画面41を表示している(図4上)。ここで放送番組画面41とは放送局より受信する現在受信している放送番組を表示する画面である。
【0047】
次に、DTV10はサーバ13よりイベント通知を受信すると、ポップアップ表示42の表示画像を作成し、表示部120の放送番組画面41に重ねてポップアップ表示42を表示する(図4中)。ここでのポップアップ表示42の表示画像はポップアップ表示作成部34によって作成されたポップアップ表示に関する信号に基づいて生成されたものである。
【0048】
ここで、ユーザがリモートコントローラ117等によって、サーバ13からの提供情報の閲覧指示を行わずにポップアップ表示42の非表示指示を行うと、DTV10はポップアップ表示42を非表示とし、後に特に何も行わない。本実施形態におけるポップアップ表示42には「詳細」と表示されている領域があり、ユーザはこの「詳細」と表示されている領域を選択することでサーバ13からの提供情報の詳細を閲覧することができる(Webページを表示することができる)。ユーザが提供情報の閲覧指示を行うと、DTV10はポップアップ表示42を非表示とし、更に2画面によって今まで表示していた放送番組画面41とサーバ13が提供するWebページを表示するブラウザ画面43とを表示する(図4下)。このときの表示部120に表示される表示画面のレイアウトはイベント通知に含まれるイベントタイプの情報に基づいて表示レイアウト設定部33が作成したレイアウトに従って表示されている。またブラウザ画面43はブラウザ画像表示作成部35が作成したWebページの表示情報に基づいて表示されている。
【0049】
ユーザがポップアップ表示42を見て、サーバ13が提供する情報を閲覧しようとするとき、上述のようにDTV10はイベント通知のイベントタイプの情報に基づいて表示部120に表示する放送番組画面41とブラウザ画面43のレイアウト(各画面の配置、大きさ、有り/無し)を決定する。
【0050】
本実施形態におけるイベントタイプとDTV10によって決定される表示部120のレイアウトの対応関係を図5乃至図8を用いて以下で説明する。
【0051】
図5は本実施形態におけるイベント通知に含まれるイベントタイプが緊急(emergency)である場合の表示部120の表示の一例を示す図である。
【0052】
ここでは放送番組画面41は表示部120に表示されず、ブラウザ画面43が全画面で表示部120に表示されている。サーバ13より提供される情報が「緊急(emergency)」であるときには、全画面でブラウザ画面43の表示を行なうことでユーザはこの情報が緊急情報であり、重要な情報であることを一見して把握することが可能となり、またブラウザ画面43が見やすくなるため可視性がよくなり、Webページを閲覧しやすい。
【0053】
図6は本実施形態におけるイベント通知に含まれるイベントタイプが警報(alert)である場合の表示部120の表示の一例を示す図である。
【0054】
ここでは表示部120には放送番組画面41及びブラウザ画面43が表示されており、ブラウザ画面43は放送番組画面41より大きく表示されている。これによりユーザはこのサーバ13からの提供情報がある程度重要であることを一見して把握することができ、まブラウザ画面が大きめに表示されているためWebページの内容を把握しやすい(可視性がよい)。
【0055】
図7は本実施形態におけるイベント通知に含まれるイベントタイプが確認(notice)である場合の表示部120の表示の一例を示す図である。
【0056】
ここでは表示部120には放送番組画面41及びブラウザ画面43が表示されており、ブラウザ画面43は放送番組画面41より小さく表示されている。これによりユーザはこのサーバ13からの提供情報があまり重要でないことを一見して把握することができる。
【0057】
図8は本実施形態におけるイベント通知に含まれるイベントタイプがお知らせ(information)である場合の表示部120の表示の一例を示す図である。
【0058】
ここでは表示部120には放送番組画面41及びブラウザ画面43が表示されており、放送番組画像41上にブラウザ画面43が重ね合わされて、表示部120の右下に表示されている。これによりユーザはサーバ13からの提供情報が重要な情報ではないことを一見して把握することができる。
【0059】
これらのようにDTV10はサーバ13から受信するイベント通知のイベントタイプに基づいて、表示部120に表示する放送番組画面41とブラウザ画面43のレイアウトを設定するため、ユーザはブラウザ画面43を表示した際の表示部120の画面レイアウトを一見するのみで、その情報の重要度、緊急度を把握することが可能となる。DTV10をユーザが視聴している際には、例えば「地震が15秒後に発生する」等の即時性を持つ情報を提供者側はタイムリーに提供することができ、ユーザは表示部120のレイアウトを確認することで情報の重要度をすぐに把握することができる。また更に、重要な情報の場合はブラウザ画面43は大きく表示されるできるため、ユーザは情報を把握しやすくなる(表示されているWebページが見やすい)。
【0060】
図5乃至図8で挙げた表示部120の表示レイアウト(表示形態)はあくまで例示であって、これに限定されるものではない。このレイアウトにおける放送番組画面41およびブラウザ画面の画面サイズ、位置等は設計により様々な態様に構成することが可能である。また本実施形態においては放送番組画面41のサイズ及び配置の変更も行なったが、放送番組画面41は全画面で表示し続け、ブラウザ画面43を放送番組画面41に重ねて表示するという実施の態様(表示形態)も考えられる。このとき、DTV10は受信するイベント通知のイベントタイプによってブラウザ画面のサイズを変更する。イベントタイプの重要度が高い場合には大きいサイズでブラウザ画面を表示し、重要度が低い場合には小さいサイズでブラウザ画面を表示するように設計すると、ユーザはブラウザ画面の大きさによって提供される情報の重要度を一見して把握することができる。
【0061】
次に図9を用いて本実施形態におけるイベント通知受信後のDTV10の処理フローについて説明する。
【0062】
図9は本実施形態におけるイベント通知受信後のDTV10の処理フローの一例を示すフロー図である。
【0063】
まずDTV10はLAN端子131よりイベント通知を受信すると(ステップS901)、イベントタイプ判別部32がこのイベント通知のイベントタイプが何であるかの判別を行う(ステップS902)。
【0064】
イベントタイプ判別部32がイベントタイプを判別すると、表示レイアウト設定部33がこのイベントタイプに基づいて表示部120に表示する放送番組画面41とブラウザ画面43を表示する表示レイアウトを設定する(ステップS903)。
【0065】
次にポップアップ表示作成部34がポップアップ表示に関する信号を作成し(ステップS904)、DTV10はこの信号に基づいて表示部120にポップアップ表示42を表示する(ステップS905)。
【0066】
ポップアップ表示42を表示すると、DTV10はユーザより詳細情報(ブラウザ画面)を表示するよう指示を受信した否かの判別を行なう(ステップS906)。ステップS906において詳細情報(ブラウザ画面)の表示指示を受信しないときは(No)、次にポップアップ表示42の非表示指示を受信したか否かの判別を行う(ステップS907)。非表示指示が行われたときは(ステップS907、Yes)、DTV10はポップアップ表示42を非表示とする(ステップS908)。ステップS907において非表示指示を受信しないときは、DTV10は内蔵された時計によって(図示しない)、時間を計測し、所定時間が経過するのを計測し(ステップS909)、該所定時間の経過後にステップS908へと進み、ポップアップ表示42を非表示とする。
【0067】
ステップS906においてユーザより詳細情報(ブラウザ画面)の表示指示を受信するときは(ステップS906、Yes)、まずポップアップ表示42を非表示として(ステップS910)、ブラウザ画面43を表示する(ステップS911)。このステップS911ではステップS903で決定したレイアウトに基づいてブラウザ画面43及び放送番組画面41を表示する(本実施形態においてイベントタイプが「緊急(emergency)」のときは放送番組画面41は表示しない)。このときの表示部120に表示するレイアウトの例としては図5乃至図8示したものである。
【0068】
ステップS909及びステップS911の終了後は本実施形態における処理フローは終了となる。
【0069】
本実施形態において、DTV10は受信したイベント通知のポップアップを全てすぐに表示するのではなく、あるイベント通知を受信したときに他のイベント通知に関するポップアップ表示42又はWebページをDTV10が表示している時には、表示中のポップアップ表示又はWebページにかかるイベント通知のイベントタイプより、このイベント通知イベントタイプの重要度が高かったとき(または同じのとき)のみ、すぐさまポップアップ表示を行なう。表示中のものよりイベントタイプの重要度が低い場合には、DTV10は一度その情報を不揮発性メモリ159に保持し、表示中のポップアップ表示又はWebページが非表示となったときに、この(重要度が低い)イベント通知に関するポップアップ表示を表示する。このように構成することでDTV10は後から受信した重要度の低いイベント通知にかかる表示を表示することなく、ユーザは重要度の高い表示を優先的に視聴することができる。
【0070】
また本実施形態において、情報提供元は宅外に存在するサーバ13と例示して示しているが、これに限定されない。例えばHGW11を介してインターネット12ではなく宅内ネットワークとの接続を行い、ドアホン、冷蔵庫等の家電とホームネットワークを介した状態でDTV10を接続し、これらの家電より受信するイベント通知に関して本発明を適用してもよい。このときの実施の態様の一例としては、ドアホンよりイベント通知を受けてDTV10はポップアップ表示42を表示し、ユーザから詳細表示の表示指示を受けると、ドアホンシステムから受信するドアの前の映像を表示するビューアを開き、ドアの前の映像を表示するとしてもよい。このときドアホンのベルを押された回数によってドアホンが送信するイベント通知のイベントタイプを設定するとしてもよい。冷蔵庫が開きっぱなしになっていると開いている時間に応じて、イベントタイプの異なるイベント通知を冷蔵庫はDTV10に送信するとしてもよい。このように本発明は宅内ネットワークに関しても適用可能であり、その実施の態様は様々なものが考えられる。
【0071】
本実施形態におけるDTV10によれば、イベント通知を受信し、ユーザが該イベント通知に関するサーバ13が提供する情報を閲覧する際に、DTV10がブラウザ画面の表示の態様をイベント通知に含まれるイベントタイプに基づいて設定することで、提供情報の表示形態をその提供情報に応じた表示形態とすることが可能となる。
【0072】
また、本実施形態のDTV10ではサーバ13が提供する情報の重要性が高い場合にはブラウザ画面は重要性が低い場合より大きく表示されるため、情報を表示するブラウザの可視性が高くなる。
【0073】
(第1の実施形態の変形例)
第1の実施形態の変形例を図10及び図11を用いて説明する。
【0074】
本変形例における映像表示システムの構成は第1の実施形態と同様である。第1の実施形態と機能がほぼ同様のものに関しては符号を同じ符号として説明し、機能の異なるもの(機能が追加されているもの)は異なった符号で説明する。また本変形例の説明では第1の実施形態と異なる箇所を重点的に説明し、重複する説明はこれを省略する。
【0075】
図10は本変形例におけるイベント表示作成処理に関するDTV53の内部構成の一例を示すブロック図である。図10には通信I/F164、制御部156、通信部31、イベントタイプ判別部51、表示レイアウト設定部33、ポップアップ表示作成部52、ブラウザ画像表示作成部35、OSD信号生成部154、グラフィック処理部152、映像処理部155、および表示部120が示されている。
【0076】
本変形例におけるイベントタイプ判別部51はイベント通知のイベントタイプを判別した後、表示レイアウト設定部33のみではなく、ポップアップ表示作成部52に対しても判別したイベントタイプの情報を送信する。
【0077】
ポップアップ表示作成部52はイベントタイプ判別部51より受信するイベント通知のイベントタイプの情報に基づいてポップアップ表示の配置、形状を決定し、ポップアップ表示を作成する機能を有している。ここでのポップアップ表示作成部52が作成するイベント通知のイベントタイプの情報に基づいたポップアップ表示の配置、形状の例は図11を用いて説明を行なう。
【0078】
図11は本変形例におけるイベント通知後のDTV53の表示部120の表示の一例を示す図である。図11にはDTV53、表示部120、スピーカ110、放送番組画面41、ポップアップ表示61、及びブラウザ画面43が示されている。
【0079】
本実施形態におけるポップアップ表示61は上述のようにDTV53が受信するイベント通知のイベントタイプに応じて配置及び形状が切り替わり、図11に示されるように後にブラウザ画面43の表示指示をユーザから受けた後に、表示部120上のブラウザ画面43が表示される位置と対応した位置に表示される。図11において、ポップアップ表示61はブラウザ画面43が後に表示される表示部120の左側(ユーザから見て)に寄って表示されている。また、ポップアップ表示61はブラウザ画面43と幅方向(左右方向)の長さが略同様となっている。これによって、ユーザは後に表示されるブラウザ画面43の大きさを推測することができる。またブラウザ画面43が表示される位置と近い位置にポップアップ表示61が表示されることで、ユーザはブラウザ画面43が表示される画面に切り替えた後にもポップアップ表示61を見ていた視線から視線を動かすことなく、ブラウザ画面43を見ることができ、ユーザにとってブラウザ画面43は見やすいものとなる。
【0080】
(第2の実施形態)
以下に、本発明にかかる第2の実施形態を図12および図13を用いて説明する。
【0081】
上の変形例と同様に第1の実施形態と重複する説明に関してはこれを割愛する。
【0082】
図12は本実施形態における映像表示システム71の一例を示す図である。図1にはDTV72、HGW11、PC73、インターネット12、及びサーバ13より構成される映像表示システム71が示されている。
【0083】
DTV72は本実施形態において、HTMLブラウザを起動する機能を有していない。また、DTV72はHDMI端子132を介してPC73とHDMIケーブルによって通信可能に接続されている。ここでのHDMIケーブルを用いた通信にはCEC(Consumer Electronics Control)、またはHEC(HDMI Ethernet(登録商標) Channel)を用いる。
【0084】
PC73は各種情報処理を行うことの可能な情報処理装置(Personal Computer)であり、DTV72とHDMIケーブルによって、HGW11とLANケーブルによって通信可能に接続されている。PC73はHTMLブラウザを起動する機能を有しており、サーバ13から取得したWebページをHTMLブラウザによって表示装置に表示することができる。
【0085】
図13は本実施形態におけるイベント通知後のDTV72の表示部120の表示の一例を示す図である。図13にはDTV72、表示部120、スピーカ110、放送番組画面41、ポップアップ表示42、PC73、および、HDMI 入力画面(ブラウザ画面)81が示されている。
【0086】
本実施形態において、DTV72はサーバ13の提供するWebページを表示するためのブザウザ機能を有していないため、ポップアップ42の表示後、ユーザよりブラウザの表示指示(サーバ13の提供する情報の表示指示)を受けると、HDMIケーブルを介してPC73に対してWebページの取得、ブラウザ起動、およびブラウザを使用したWebページ画像のDTV72への出力指示を行う。このとき、DTV72はPC73に対してイベント通知に含まれるURL情報をPC73に対して送信し、該Webページをサーバ13より取得するようPC73に指示し、取得したWebページを展開可能なブラウザ(本実施形態においてはHTMLブラウザ)を起動させて、起動させたブラウザの画像信号をDTV72に出力させる。DTV72はPC73より入力されるブラウザ画像を、イベント通知のイベントタイプに基づいた作成したレイアウトの表示に重ね合わせ、表示部120にHDMI入力画面(ブラウザ画面)81を表示する。ここでのHDMI入力画面(ブラウザ)81とはHDMI端子131より受信する、PC73によって起動されているブラウザの画面を表示する表示画面である。
【0087】
また、イベント通知内に含まれる情報を拡張するとしてもよい。ここでは、上述にてイベント通知内にDTVがポップアップとして表示するメッセージ、提供情報を取得するためのURL、およびその他拡張情報が含まれていると説明したが、その他拡張情報内にブラウザの表示に関するブラウザ関連情報が含まれている場合を考える。ブラウザ関連情報とは例えば、表示のレイアウトに関する情報、サーバ13が提供する情報を記述するための言語情報、ブラウザの各種能力、ブラウザ等の画面のサイズ、また拡大縮小の縮尺等の情報が考えられる。これらのイベント通知内の重要度に応じて設定されたブラウザ関連情報を用いて、DTV72は表示形態を設定するとしてもよい。このように構成すると、イベント通知内に含まれる情報を用いて、ブラウザの表示を高い自由度でサーバ13側が設定することが可能となる。
【0088】
本実施形態によれば、DTV72がサーバ13の提供するファイルに対応するブラウザ機能を有していなかったとしても、他の電子機器を介して表示を取得することで、ブラウザ画面を表示部120に表示することが可能となる。
【0089】
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具現化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
【符号の説明】
【0090】
10…DTV、11…HGW、12…インターネット、13…サーバ、110…スピーカ、120…表示部、100…信号処理部、116…操作部、117…リモートコントローラ、118…受光部、119A…第1のメモリーカード、119B…第2のメモリーカード、121…表示画面、131…LAN端子、132…HDMI端子、133…USB端子、135…外部出力端子、136…外部出力端子、137…ライン入力端子、143…アンテナ、144…入力端子、145…チューナ、146…PSK復調器、147…TS復号器、148…アンテナ、149…入力端子、150…チューナ、151…OFDM復調器、152…グラフィック処理部、153…音声処理部、154…信号生成部、155…映像処理部、156…制御部、157…ROM、158…RAM、159…不揮発性メモリ、160…カードI/F、161…カードホルダ、162…カードI/F、163…カードホルダ、164、165…通信I/F、166…USBI/F、168…アナログチューナ、169…アナログ復調器、170…HDD、31…通信部、32…イベントタイプ判別部、33…表示レイアウト設定部、34…ポップアップ表示作成部、35…ブラウザ画像表示作成部、41…放送番組画面、42…ポップアップ表示、43…ブラウザ画面、51…イベントタイプ判別部、52…ポップアップ表示作成部、53…DTV、61…ポップアップ表示、71…映像表示システム、72…DTV、73…PC、81…HDMI 入力画面(ブラウザ画面)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体と、
表示装置に表示信号を出力する出力手段と、
所定の情報が取得可能であることを通知するためのイベント通知を受信するイベント通知受信手段と、
前記イベント通知受信手段によって受信したイベント通知に基づいて、前記所定の情報を表示装置に表示するときの表示形態を設定する表示形態設定手段と、
前記表示形態設定手段によって設定された前記表示形態によって定められたように前記所定の情報の表示の表示信号である第1の表示信号を生成する表示信号生成手段と、
映像情報を受信する映像情報受信手段と、
前記映像情報受信手段が受信した映像情報から前記表示装置が出力可能な映像の表示信号である第2の表示信号を生成する映像表示信号生成手段と、
を具備することを特徴とする映像受信装置。
【請求項2】
前記表示形態設定手段は前記映像情報受信手段が受信した映像情報の表示形態を前記イベント通知に含まれる情報に基づいて設定し、
前記出力手段は前記表示形態設定手段によって設定された前記映像情報の表示形態に定められたように前記映像信号を出力すること
を特徴とする請求項1記載の映像受信装置。
【請求項3】
前記イベント通知に含まれる、前記所定の情報の重要度を示すイベントタイプを判別するイベントタイプ判別手段を更に具備し、
前記表示形態設定手段は前記イベントタイプ判別手段が判別した前記イベントタイプに基づいて前記所定の情報の表示形態を設定すること
を特徴とする請求項1記載の映像受信装置。
【請求項4】
前記表示形態設定手段は前記イベントタイプが示す前記所定の情報の重要度が高い場合には、重要度が低い場合より大きい表示サイズで前記所定の情報を表示するように前記表示形態を設定すること
を特徴とする請求項3記載の映像受信装置。
【請求項5】
前記イベント通知受信手段が前記イベント通知を受信するとき、
前記イベント通知に含まれる情報に基づいて、前記イベント通知を受信した旨を示すポップアップ表示の表示形態を設定し、この設定に基づいてポップアップ表示の表示信号を生成し、前記ポップアップの表示信号を前記表示装置に出力するポップアップ表示信号出力手段を更に具備すること
を特徴とする請求項1記載の映像受信装置。
【請求項6】
前記本体とは異なる他の情報処理装置に前記所定の情報を取得し、前記本体に対して該所定の情報を送信するように指示を送信する送信手段と、
前記他の情報処理装置より前記所定の情報を受信する受信手段と
を具備することを特徴とする請求項1記載の映像受信装置。
【請求項7】
映像受信装置において実行される表示出力方法であって、
前記映像受信装置本体と異なる外部機器より所定の情報を取得可能であることを通知するイベント通知を受信し、
受信した前記イベント通知に含まれる情報に基づいて、前記所定の情報を表示装置に表示するときの表示形態を設定し、
設定した前記表示形態に基づいて前記所定の情報の表示の表示信号である第1の表示信号を生成し、
映像情報を受信し、
受信した映像情報に基づいて前記表示装置が出力可能な映像の表示信号である第2の表示信号を生成し、
生成した前記表示信号と前記映像信号とを前記表示装置に出力する
ことを特徴とする表示出力方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2011−97438(P2011−97438A)
【公開日】平成23年5月12日(2011.5.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−250727(P2009−250727)
【出願日】平成21年10月30日(2009.10.30)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】