説明

月桃エキスを用いた醤油及び調味料、それを用いた食品。

【課題】 食中毒リスクを軽減させる醤油及び調味料、それらを用いた食品を製造することを目的とする。
【解決手段】 植物由来成分の月桃エキスを用いて醤油及び調味料に殺菌効果を得る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
一般に大豆・小麦・塩・麹を原料とする醤油及び市販のたれ・ドレッシングなどの調味料に関し、特に月桃エキスを用いたことを特徴とすることに関する。また、これらを用いてできた食品。
【背景技術】
【0002】
従来技術には、ハッカ抽出物を含有させた液状調味料がある。(例えば特許文献1参照。)。また、ほたて貝殻焼成物添加食品がある。(例えば特許文献2参照。)。また、鳳仙花アルコール及び甘草を鳳仙花アルコール抽出液で抽出した液を用いた調味料。(例えば特許文献3参照。)。
【特許文献1】特開2000−210046
【特許文献2】特開2000−72610
【特許文献3】特開平10−99045
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来、市販されている醤油及び調味料には、レバー刺し・牛刺し等、食中毒のリスクの高い食品に関し殺菌することを目的とした商品は発売されていない。月桃エキスを添加することで食中毒リスクを軽減し、安全な調味料を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
ショウガ科の植物である月桃を搾汁し、搾汁液を蒸留してできたエキスに醤油を加えて得られたことを特徴とする醤油。
【0005】
月桃の搾汁液を蒸留してできたエキスに調味料を加えて得られた事を特徴とする調味料。
【0006】
前記の醤油及び調味料を添加して得られたことを特徴とする食品。
【発明の効果】
【0007】
本発明は、植物由来成分の月桃エキスを用いて出来た殺菌調味料である。従来の調味料に殺菌効果を加えることにより、食中毒感染の低減に貢献できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
洗浄した月桃葉を搾汁機にかけて搾汁と葉粕を分別した後、蒸留する。蒸留した月桃エキスに醤油を混合する。
【実施例】
以下本発明の実施例を具体的に説明する。なお、本発明の技術的範囲は、以下の実施例に限定されるものではなく、本明細書に記載した事項から明らかになる技術的思想の範囲全体に及ぶものである。
【0009】
1) 月桃を洗浄する。
月桃の葉50kgを2回水洗浄する。
2) 月桃を搾汁機にかける。
搾汁液と粕に分ける。
3) 蒸留する。
搾汁液を減圧蒸留して、純度の高い月桃エキスを抽出する。
4) 醤油を加える。
醤油50lを加える。
5) 完成
月桃を用いた醤油の出来上がり。
本発明による殺菌調味料を用いてレバー刺しを食べた。美味しかった、殺菌の効力については細菌検査のあと公表する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明による月桃エキスを用いた醤油の製造を示すフロー図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ショウガ科の植物である月桃を搾汁し、搾汁液を蒸留してできた蒸留エキスに醤油を加え攪拌させて得られたことを特徴とする醤油。
【請求項2】
ショウガ科の植物である月桃を搾汁し、搾汁液を蒸留してできた蒸留エキスに調味料を加え攪拌させて得られたことを特徴とする調味料。
【請求項3】
前記の請求項1又は請求項2に記載の醤油及び調味料を添加して得られることを特徴とする食品。

【図1】
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