説明

有機廃棄物処理装置

【課題】熱エネルギーの利用効率を高めること。
【解決手段】流動床5を滞留させた処理槽2内で有機廃棄物を生分解処理する有機廃棄物処理装置1は流動床5と有機廃棄物とを攪拌する攪拌部4を備える。攪拌部5は温風を流通させる回転ドラム41とこの回転ドラム41から導入した温風を噴出する攪拌羽根軸42とを備える。回転ドラム41は処理槽2内において回転ドラム41の軸を回転軸として回転可能に水平支持される。攪拌羽根軸42は逆止め弁47を介して回転ドラム41の側面に設置される。逆止め弁47は回転ドラム41の下方に位置するとき開状態となる一方で回転ドラム41の上方に位置するとき閉状態となる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、おが屑や木質チップ等を流動床として利用して糞尿や生ゴミ等の有機廃棄物を堆肥化する有機廃棄物処理装置において、前記有機廃棄物を効率よく処理する装置に関する。
【背景技術】
【0002】
家畜の糞尿は含水率が9割以上であるため、有機廃棄物処理装置は、糞尿を滞留させた槽内に空気を多量に導入して前記槽内を好気性に維持すると共に60℃前後に加温する一方で前記糞尿を流動床であるおが屑と共に攪拌混合しながら、高温のもと好気発酵処理することにより前記糞尿の好気的な分解処理を行なっている。
【0003】
例えば特許文献1(特開2003−260447)に開示された有機廃棄物分解処理装置は、有機廃棄物を処理槽内で前記おが屑等からなる流動床と混合させて前記有機廃棄物を生分解する装置であって、前記処理槽内に温風を供給するための温風供給装置を備えている。前記温風の供給口は前記処理槽内に滞留させた有機廃棄物や前記流動床よりも上方に位置に具備されている。
【特許文献1】特開2003−260447
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、前記有機廃棄物分解処理装置の処理槽上部から温風を供給させても、前記温風は前記処理槽内の滞留物と効果的な熱交換を行わずに前記処理槽の排気口から排出されてしまうので、温風の熱エネルギーを効率よく前記滞留物に移動させることができない。すなわち、熱エネルギーの利用が効率的でない。
【0005】
本発明は以上の事情を鑑みなされたもので、その目的は熱エネルギーの利用効率を高めた有機廃棄物処理装置の提供にある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
そこで、請求項1の有機廃棄物処理装置は、流動床を滞留させた処理槽内で有機廃棄物を生分解処理する有機廃棄物処理装置において、前記流動床と前記有機廃棄物とを攪拌する攪拌部を備え、前記攪拌部は温風を流通させる胴体とこの胴体から導入した温風を噴出する温風噴出し部材とを備え、前記胴体は前記処理槽内において前記胴体の軸を回転軸として回転可能に水平支持されると共に、前記温風噴出し部材は逆止め弁を介して前記胴体の側面に設置され、前記逆止め弁は前記胴体の下方に位置するとき開状態となる一方で前記胴体の上方に位置するとき閉状態となる。
【0007】
請求項2の有機廃棄物処理装置は、請求項1の有機廃棄物処理装置において、前記温風噴出し部材の回動方向以外の両側面に前記温風噴出し部材の軸方向に沿って温風噴出し穴が複数形成されている。
【0008】
請求項3の有機廃棄物処理装置は、請求項1の有機廃棄物処理装置において、前記温風噴出し部材の先端部に温風噴出し穴が形成されている。
【0009】
請求項4の有機廃棄物処理装置は、請求項1の有機廃棄物処理装置において、前記温風噴出し部材の回動方向と反対側の側面に前記温風噴出し部材の軸方向に沿って温風噴出し穴が複数形成されている。
【0010】
請求項5の有機廃棄物処理装置は、請求項2から4のいずれかの有機廃棄物処理装置において、前記温風噴出し部材の回動方向の側面に前記温風噴出し穴の閉塞を防止する閉塞防止部材を備え、前記閉塞防止部材はその幅方向の長さが少なくとも前記温風噴出し部材の外径よりも長く確保されている。
【0011】
請求項6の有機廃棄物処理装置は、請求項1から5のいずれかの有機廃棄物処理装置において、前記温風噴出し部材は前記胴体の側面において一定の間隔で複数設置されている。
【0012】
請求項7の有機廃棄物処理装置は、請求項1から6のいずれかの有機廃棄物処理装置において、前記温風噴出し部材は板状に形成された攪拌部材を備える。
【0013】
請求項1〜7の発明によれば、温風を流通させた胴体と前記温風を噴出させる温風噴出し部材とを連結させた逆止め弁が、前記胴体の下方に位置するとき開状態となる一方で、前記胴体の上方に位置するとき閉状態となるので、前記胴体を備えた処理槽内の流動床のみに前記温風を供給できる。これにより前記温風を供給する熱源からの前記流動床への熱エネルギーの移動効率が向上する。
【0014】
特に、請求項2〜4の発明によれば、温風噴出し部材の回動方向以外の側面に形成された熱風噴出し穴から温風を噴出すると共に前記熱風噴出し穴は前記胴体の回転によって移動するので、流動床による温風噴出し穴の閉塞が起こりにくくなると共に温風を前記流動床に対して均等に供給できる。また、請求項5の発明によれば、温風噴出し部材が回動すると流動床は閉塞防止部材を迂回しながら流動するので、流動床による温風噴出し穴の閉塞防止効果が高まる。さらに、請求項6の発明によれば流動床に対して温風をより一層均等に供給できる。また、請求項7の発明によれば流動床をより一層均一に攪拌することができる。
【発明の効果】
【0015】
以上のように請求項1〜7の発明によれば熱エネルギーの利用効率を高めた有機廃棄物処理装置を提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
図1(a)は本発明の一実施形態に係る有機廃棄物処理装置の概略構成図である。図1(b)は前記有機廃棄物処理装置に具備された攪拌部の一実施形態を示した側面図である。図1(c)は前記攪拌部に具備された温風噴出し部材及び攪拌部材の一実施形態を示した正面図である。図1(d)は前記攪拌部に具備された逆止め弁の一実施形態を示した側面断面図である。
【0017】
有機廃棄物処理装置1は処理槽2と温風供給部3と攪拌部4とを備える。
【0018】
処理槽2は温風を導入すると共に流動床5と有機廃棄物とを滞留させて処理槽2内の気相や流動床5に含まれる微生物群による好気発酵によって前記有機廃棄物を処理する。流動床5を構成する粒子としては杉チップ、籾柄、おが屑等が例示される。前記有機廃棄物としては家畜等の糞尿や生ゴミが例示される。
【0019】
処理槽2は、図1(a)に示されたように、流動床5及び有機廃棄物を投入するための投入口21と、流動床5との接触により熱交換された温風や好気発酵で発生したガスを排出するための排気口22とを備える。処理槽2はステンレス鋼に例示されるような耐腐食性の金属鋼で構成するとよい。
【0020】
温風供給部3は熱源と送風部とを備える。前記熱源としては例えば既知の電熱線が挙げられる。前記送風部としては前記熱源によって温められた空気を排気するファンが例示される。
【0021】
攪拌部4は、温風供給部3から供給された温風を流通させる胴体として中空円筒状に形成された回転ドラム41と、この回転ドラム41から導入した温風を噴出させる温風噴出し部材として攪拌羽根軸42とを備える。回転ドラム41及び攪拌羽根軸42は熱伝効率の観点から処理槽2を構成する材料で形成すればよい。
【0022】
回転ドラム41は軸受けによって処理槽2内において回転可能に水平支持される。回転ドラム41は制御部43によって回転速度及び回転時間が制御されるモータ44によって回転する。尚、制御部43は前記制御の因子として温度センサ45によって測定された処理槽2内の気相または流動床5の温度を適宜利用できるようにしてもよい。
【0023】
攪拌羽根軸42は、図1(b)に示されたように回転ドラム41から導入した温風を流通させる配管421からなり、配管421には前記温風を噴出する温風噴出し穴422が複数形成されている。温風噴出し穴422は、図1(c)に示した矢印方向に温風を噴出できるように、攪拌羽根軸42の回動方向以外の両側面に攪拌羽根軸42の軸方向に沿って適宜な間隔が確保されて複数形成されている。温風噴出し穴422の径は前記粒子の径に基づき設定される。
【0024】
攪拌羽根軸42は攪拌部材として攪拌羽根46を備える。攪拌羽根46は回転ドラム41及び攪拌羽根軸42と同等の材料から成り図1(c)に例示されたように主面が長方形である板状に形成される。攪拌羽根46は攪拌羽根軸42の先端付近の側面においてボルトまたは溶接によって固定される。図示された形態では攪拌羽根46が攪拌羽根軸42の軸方向に対して垂直に設けられているが、攪拌羽根46の設置形態は必ずしもこれに限定されず、前記軸方向に対して適宜な角度で攪拌羽根46を設けてもよい。攪拌羽根46の設置数も、図示された個数(1枚)に限定されず、処理槽20の規模に応じて適宜設定される。尚、攪拌羽根46は攪拌羽根軸42の側面から垂直に突出するように設けてもよい(以下図2〜図15に示された攪拌羽根46についても同様)。
【0025】
攪拌羽根軸42は回転ドラム41の側面に所定の間隔を確保して複数設けられる。より具体的には例えば図1(a)及び図1(b)に示されたように、2つの攪拌羽根軸42が回転ドラム41側面の第一番目の箇所に回転ドラム41の軸方向に沿って直線状に配列される。次いで、一定の間隔が置かれた第二番目の箇所、例えば図1(b)に示されたように第一番目の設置位置と90度ずれた箇所に2つの攪拌羽根軸42が回転ドラム41の軸方向に沿って直線状に配列される。次いで、第二番目の設置位置と一定の間隔が置かれた第三番目の箇所、具体的には第二番目の設置位置と90度ずれた箇所に直線状に配置される。以後、複数番目の攪拌羽根軸42も同様の要領で設置される。尚、攪拌羽根軸42の設置数も処理槽2の規模に応じて適宜設定される。
【0026】
個々の攪拌羽根軸42は逆止め弁47を介して回転ドラム41に接続される。逆止め弁47としては図1(d)に示されたようなスイング逆止め弁が採用されている。逆止め弁47は、回転ドラム41の下方に位置するとき開状態となる一方で回転ドラム41の上方に位置するとき閉状態となるように、回転ドラム41に設置される。すなわち、逆止め弁47内部の弁体471と圧着する弁座面が温風の流れの下流側(攪拌羽根軸42側)に位置するように、回転ドラム41に設置される。このような形態によれば、回転ドラム41の回転により逆止め弁47が回転ドラム41の下方の位置に来て、前記弁座面が処理槽2の底面と向かい合うと、弁体471は図1(d)記載の点線で示したように自重で移動して前記弁座面から脱離するので、逆止め弁47が開状態となる。これにより温風が攪拌羽根軸42内に供給される。一方、回転ドラム41の回転により逆止め弁47が回転ドラム41の上方の位置に来ると、弁体471は図1(d)記載の実線で示したように自重で移動して前記弁座面に圧着する。これにより前記温風の供給が遮断される。
【0027】
図1を参照しながら有機廃棄物処理装置1の動作例について説明する。
【0028】
投入口21から有機廃棄物が処理槽2内に投入される。処理槽2内の流動床5は回転ドラム41よりも低位に充填されている。前記有機廃棄物の投入は手動またはポンプによる自動運転によって行われる。処理槽2内の有機廃棄物と流動床5は回転ドラム41によって回転する攪拌羽根軸42及び攪拌羽根46によって攪拌混合される。攪拌羽根軸42は、流動床5に漬かっている間、温風供給部3から供された温風(熱エネルギー)を導入できるようになっている。すなわち、攪拌羽根軸42が流動床5に漬かっている間、逆止め弁47が回転ドラム41の下方に位置し、逆止め弁47が開状態となっているので、攪拌羽根軸42は温風を導入できる。このように流動床5は回転ドラム41の下方に位置する攪拌羽根軸42のみによって供給された温風によって加温される。
【0029】
投入された糞尿の水分は、流動床5に一時的に保持され、加温された流動床5と攪拌羽根軸42から供給される温風により徐々に蒸発する。この際、回転ドラム41の回転が継続され、前記有機廃棄物が流動床5に均等に分布されるまで、制御部43によって回転ドラム41を回転させるモータ44の回転速度及び回転時間が制御される。
【0030】
また、前記有機廃棄物中の有機成分は前記有機廃棄物に含まれる微生物群と流動床5に生息する微生物群によって二酸化炭素と水までに好気的に生分解される。これにより、初期に投入された有機廃棄物は生分解と水分の蒸発により減量化され、前記有機廃棄物の投入を再開できる。尚、前記有機廃棄物の投入は、前記有機成分の生分解速度と水分の蒸発による減量速度が明らかな場合には、前記有機廃棄物の投入量を制御しながら、連続的に行える。
【0031】
図2〜図30に温風噴出し部材の他の実施形態を示した。
【0032】
図2に示された攪拌羽根軸42は、温風を攪拌羽根軸42の軸方向(矢印方向)に噴出せるように、温風噴出し穴(図示省略)が配管421の先端部に適宜複数形成されている。本実施形態の攪拌羽根軸42を備えた有機廃棄物処理装置1によれば、攪拌羽根軸42及び攪拌羽根46によって有機廃棄物処理装置1内の流動床5を構成する粒子を移動、混合させながら流動床5の浸層部への温風を噴出させることができる。したがって、流動床5の加温効果が高まる。また、前記温風噴出し穴は回転ドラム41の回転によって移動するので、前記粒子による前記温風噴出し穴の閉塞が起こりにくくなる。
【0033】
図3(a)に示された攪拌羽根軸42は、図1(c)に示された攪拌羽根軸と同様に、攪拌羽根軸42の回動方向側の側面に攪拌羽根46を備えている。一方、温風噴出し穴(図示省略)は、図3(b)に示されたように、攪拌羽根軸42の回動方向と反対側の側面に複数形成されて、温風が攪拌羽根軸42の回動方向(細矢印方向)と反対方向(黒三角矢印方向)に噴出するようになっている。本実施形態の攪拌羽根軸42を備えた有機廃棄物処理装置によれば、攪拌羽根軸42及び攪拌羽根46によって有機廃棄物処理装置1内の流動床5を構成する粒子を移動、混合させながら流動床5全体への温風を噴出することができる。したがって、前記粒子の加温効果が高まる。また、前記温風噴出し穴は回転ドラム41の回転によって移動するので、前記粒子による前記温風噴出し穴の閉塞が起こりにくくなる。
【0034】
図4(a)に示された攪拌部4は回転ドラム41への攪拌羽根軸42の設置形態が異なること以外、処理装置の構成は図1(a)に示された実施形態と同じである。
【0035】
すなわち、図4(a)に示されたように、回転ドラム41側面の第一番目の箇所に2つの攪拌羽根軸42が回転ドラム41の軸方向に沿って直線状に配列される。次いで、一定の間隔が置かれた第二番目の箇所、例えば図4(b)に示されたように、第一番目の設置位置と90度ずれた箇所に2つの攪拌羽根軸42が回転ドラム41の軸方向に沿って配列される。図1(a)に示された攪拌羽根軸42の設置形態と異なる点は、第一番目の箇所にある一方の攪拌羽根軸42と第二番目の箇所にある一方の攪拌羽根軸42は回転ドラム41の同一断面円周上にあることである。同様に、第一番目の箇所にあるもう一方の攪拌羽根軸42と第二番目の箇所にあるもう一方の攪拌羽根軸42が回転ドラム41の同一断面円周上にあることである。以後、複数番目の攪拌羽根軸42も同様の要領で設置される。尚、攪拌羽根軸42の設置数は処理槽2の規模に応じて適宜設定される。
【0036】
攪拌羽根軸42は、図4(b)に示されたように、図1(b)に開示された形態と同様に、回転ドラム41から導入した温風を流通させる配管421からなり、配管421には前記温風を噴出する温風噴出し穴422が適宜複数形成されている。温風噴出し穴422は、図4(c)に示した矢印方向に温風を噴出できるように、攪拌羽根軸42の回動方向以外の両側面に攪拌羽根軸42の軸方向に沿って適宜な間隔が確保されて複数形成されている。尚、攪拌羽根軸42に具備される攪拌羽根46は、図4(c)に示したように、図1(c)に開示された攪拌羽根46と同様な形状に形成される。
【0037】
図5(a)に示された攪拌部4は、攪拌羽根軸42が先端部から温風を噴出できるようになっていること以外、図4(a)に示された攪拌部4と同様の構成となっている。
【0038】
すなわち、図5(a)に示されたように、回転ドラム41側面の第一番目の箇所に2つの攪拌羽根軸42が回転ドラム41の軸方向に沿って直線状に配置される。次いで、一定の間隔が置かれた第二番目の箇所、例えば図5(b)に示されたように、第一番目の設置位置と90度ずれた箇所に2つの攪拌羽根軸42が回転ドラム41の軸方向に沿って配置される。以後、複数番目の攪拌羽根軸42も同様の要領で設置される。攪拌羽根軸42の設置数は処理槽2の規模に応じて適宜設定される。攪拌羽根軸42は図5(c)に示された矢印方向に先端部から温風を噴出できるように前記先端部に温風噴出し穴(図示省略)が適宜複数形成されている。
【0039】
図6(a)に示された攪拌部4は、図6(d)に示されたように温風噴出し穴(図示省略)が攪拌羽根軸42の回動方向(細矢印方向)に対して反対側の側面に形成されていること以外、図4(a)に示された攪拌部4と同様の構成となっている。
【0040】
すなわち、図6(a)に示されたように、回転ドラム41側面の第一番目の箇所に2つの攪拌羽根軸42が回転ドラム41の軸方向に沿って直線状に配置される。次いで、一定の間隔が置かれた第二番目の箇所、例えば図6(b)に示されたように、第一番目の設置位置と90度ずれた箇所に2つの攪拌羽根軸42が直線状に配列される。以後、複数番目の攪拌羽根軸42も同様の要領で設置される。攪拌羽根軸42の設置数は処理槽2の規模に応じて適宜設定される。攪拌羽根軸42は図6(c)に示されたように回動方向側の側面に攪拌羽根46を備えている。一方、温風噴出し穴は図6(d)に示されたように攪拌羽根軸42の回動方向に対して反対側の側面に適宜複数形成されて、温風が攪拌羽根軸42の回動方向(細矢印方向)と反対方向(黒三角矢印方向)に噴出するようになっている。
【0041】
図7(a)に示された攪拌部4は、攪拌羽根軸42の設置形態が異なること以外、図1(a)に示された攪拌部4と同様の構成となっている。
【0042】
すなわち、回転ドラム41側面の第一番目の箇所に攪拌羽根軸42が設置される。次いで、一定の間隔が置かれた第二番目の箇所、例えば図7(a)に示されたように第一番目の設置位置から流動床41の回転軸方向に一定間隔置かれると共に、図7(b)に示されたように90度ずれた箇所に第二番目の攪拌羽根軸42が配置される。以後、複数番目の攪拌羽根軸42も同様の要領で設置される。攪拌羽根軸42の設置数は処理槽2の規模に応じて適宜設定される。
【0043】
攪拌羽根軸42は、図7(b)に示されたように、図1(b)に開示された形態と同様に、回転ドラム41から導入した温風を流通させる配管421からなり、配管421には前記温風を噴出する温風噴出し穴422が適宜複数形成されている。温風噴出し穴422は、図7(c)に示した矢印方向に温風を噴出できるように、攪拌羽根軸42の回動方向以外の両側面に攪拌羽根軸42の軸方向に沿って適宜な間隔が確保されて複数形成されている。尚、攪拌羽根軸42に具備される攪拌羽根46は、図7(c)に示したように、図1(c)に開示された攪拌羽根46と同様な形状に形成される。
【0044】
図8(a)に示された攪拌部4は、攪拌羽根軸42の温風の噴出方向が異なること以外、図7(a)に示された攪拌部4と同様の構成となっている。
【0045】
すなわち、回転ドラム41側面の第一番目の箇所に攪拌羽根軸42が設置される。次いで、一定の間隔が置かれた第二番目の箇所、例えば図8(a)に示されたように第一番目の設置位置から回転ドラム41の回転軸方向に一定間隔置かれると共に、図8(b)に示されたように90度ずれた箇所に第二番目の攪拌羽根軸42が配置される。以後、複数番目の攪拌羽根軸42も同様の要領で設置される。攪拌羽根軸42の設置数は処理槽2の規模に応じて適宜設定される。攪拌羽根軸42は図8(c)に示された矢印方向に先端部から温風を噴出できるように前記先端部に温風噴出し穴(図示省略)が適宜複数形成されている。
【0046】
図9(a)に示された攪拌部41は、攪拌羽根軸42の温風の噴出方向が異なること以外、図7(a)に示された攪拌部4と同様の構成となっている。
【0047】
すなわち、回転ドラム41側面の第一番目の箇所に攪拌羽根軸42が設置される。次いで、一定の間隔が置かれた第二番目の箇所、例えば図9(a)に示されたように第一番目の設置位置から回転ドラム41の回転軸方向に一定間隔置かれると共に、図9(b)に示されたように90度ずれた箇所に第二番目の攪拌羽根軸42が配置される。以後、複数番目の攪拌羽根軸42も同様の要領で設置される。攪拌羽根軸42の設置数は処理槽2の規模に応じて適宜設定される。攪拌羽根軸42は図9(c)に示されたように回動方向側の側面に攪拌羽根46を備えている。一方、温風噴出し穴は図9(d)に示されたように攪拌羽根軸42の回動方向に対して反対側の側面に適宜複数形成されて、温風が攪拌羽根軸42の回動方向(細矢印方向)と反対方向(黒三角矢印方向)に噴出するようになっている。
【0048】
図10(a)に示された攪拌部4は、攪拌羽根軸42の設置形態が異なること以外、図1(a)に示された攪拌部4と同様の構成となっている。
【0049】
すなわち、回転ドラム41側面の第一番目の箇所に攪拌羽根軸42が設置される。次いで、一定の間隔が置かれた第二番目の箇所、例えば図10(a)に示されたように第一番目の設置位置から回転ドラム41の回転軸方向に一定間隔置かれると共に、図10(b)に示されたように270度ずれた箇所に第二番目の攪拌羽根軸42が配置される。以後、複数番目の攪拌羽根軸42も同様の要領で設置される。攪拌羽根軸42の設置数は処理槽3の規模に応じて適宜設定される。
【0050】
攪拌羽根軸42は、図10(b)に示されたように、図1(b)に開示された形態と同様に、回転ドラム41から導入した温風を流通させる配管421からなり、配管421には前記温風を噴出する温風噴出し穴422が適宜複数形成されている。温風噴出し穴422は、図10(c)に示した矢印方向に温風を噴出できるように、攪拌羽根軸42の回動方向以外の両側面に攪拌羽根軸42の軸方向に沿って適宜な間隔が確保されて複数形成されている。尚、攪拌羽根軸42に具備される攪拌羽根46は、図10(c)に示したように、図1(c)に開示された攪拌羽根46と同様な形状に形成される。
【0051】
図11(a)に示された攪拌部4は、攪拌羽根軸42の温風の噴出方向が異なること以外、図10(a)に示された攪拌部4と同様の構成となっている。
【0052】
すなわち、回転ドラム41側面の第一番目の箇所に攪拌羽根軸42が設置される。次いで、一定の間隔が置かれた第二番目の箇所、例えば図11(a)に示されたように第一番目の設置位置から回転ドラム41の回転軸方向に一定間隔置かれると共に、図11(b)に示されたように270度ずれた箇所に第二番目の攪拌羽根軸42が配置される。以後、複数番目の攪拌羽根軸42も同様の要領で設置される。攪拌羽根軸42の設置数は処理槽2の規模に応じて適宜設定される。攪拌羽根軸42の設置数は処理槽2の規模に応じて適宜設定される。攪拌羽根軸42は図11(c)に示された矢印方向に先端部から温風を噴出できるように前記先端部に温風噴出し穴(図示省略)が適宜複数形成されている。
【0053】
図12(a)に示された攪拌部4は、攪拌羽根軸42の温風の噴出方向が異なること以外、図10(a)に示された攪拌部4と同様の構成となっている。
【0054】
すなわち、回転ドラム41側面の第一番目の箇所に攪拌羽根軸42が設置される。次いで、一定の間隔が置かれた第二番目の箇所、例えば図12(a)に示されたように第一番目の設置位置から回転ドラム41の回転軸方向に一定間隔置かれると共に、図12(b)に示されたように270度ずれた箇所に第二番目の攪拌羽根軸42が配置される。以後、複数番目の攪拌羽根軸42も同様の要領で設置される。攪拌羽根軸42の設置数は処理槽2の規模に応じて適宜設定される。攪拌羽根軸42は図12(c)に示されたように回動方向側の側面に攪拌羽根46を備えている。一方、温風噴出し穴は図12(d)に示されたように攪拌羽根軸42の回動方向に対して反対側の側面に適宜複数形成されて、温風が攪拌羽根軸42の回動方向(細矢印方向)と反対方向(黒三角矢印方向)に噴出するようになっている。
【0055】
図13(a)に示された攪拌部4は、攪拌羽根軸42の設置形態が異なること以外、図1(a)に示された攪拌部4と同様の構成となっている。
【0056】
すなわち、回転ドラム41側面の第一番目の箇所に攪拌羽根軸42が設置される。次いで、一定の間隔が置かれた第二番目の箇所、例えば図13(a)に示されたように第一番目の設置位置から回転ドラム41の回転軸方向に一定間隔置かれると共に、図13(b)に示されたように180度ずれた箇所に第二番目の攪拌羽根軸42が配置される。次いで、図13(a)に示されたように第二番目の設置位置から回転ドラム41の回転軸方向に一定間隔置かれると共に90度ずれた箇所に第三番目の攪拌羽根軸42が配置される。そして、この第三番目の設置位置から回転ドラム41の回転軸方向に一定間隔置かれると共に、図13(b)に示されたように180度ずれた箇所に第四番目の攪拌羽根軸42が配置される。以後、複数番目の攪拌羽根軸42も同様の要領で設置される。攪拌羽根軸42の設置数は処理槽2の規模に応じて適宜設定される。
【0057】
攪拌羽根軸42は、図13(b)に示されたように、図1(b)に開示された形態と同様に、回転ドラム41から導入した温風を流通させる配管421からなり、配管421には前記温風を噴出する温風噴出し穴422が適宜複数形成されている。温風噴出し穴422は、図13(c)に示した矢印方向に温風を噴出できるように、攪拌羽根軸42の回動方向以外の両側面に攪拌羽根軸42の軸方向に沿って適宜な間隔が確保されて複数形成されている。尚、攪拌羽根軸42に具備される攪拌羽根46は、図13(c)に示したように、図1(c)に開示された攪拌羽根46と同様な形状に形成される。
【0058】
図14(a)に示された攪拌部4は、攪拌羽根軸42の温風の噴出方向が異なること以外、図13(a)に示された攪拌部4と同様の構成となっている。
【0059】
すなわち、回転ドラム41側面の第一番目の箇所に攪拌羽根軸42が設置される。次いで、一定の間隔が置かれた第二番目の箇所、例えば図14(a)に示されたように第一番目の設置位置から回転ドラム41の回転軸方向に一定間隔置かれると共に、図14(b)に示されたように180度ずれた箇所に第二番目の攪拌羽根軸42が配置される。次いで、図14(a)に示されたように第二番目の設置位置から回転ドラム41の回転軸方向に一定間隔置かれると共に90度ずれた箇所に第三番目の攪拌羽根軸42が配置される。そして、この第三番目の設置位置から回転ドラム41の回転軸方向に一定間隔置かれると共に、図14(b)に示されたように180度ずれた箇所に第四番目の攪拌羽根軸42が配置される。以後、複数番目の攪拌羽根軸42も同様の要領で設置される。攪拌羽根軸42の設置数は処理槽2の規模に応じて適宜設定される。攪拌羽根軸42は図14(c)に示された矢印方向に先端部から温風を噴出できるように前記先端部に温風噴出し穴(図示省略)が適宜複数形成されている。
【0060】
図15(a)に示された攪拌部4は、攪拌羽根軸42の温風の噴出方向が異なること以外、図13(a)に示された攪拌部4と同様の構成となっている。
【0061】
すなわち、回転ドラム41側面の第一番目の箇所に攪拌羽根軸42が設置される。次いで、一定の間隔が置かれた第二番目の箇所、例えば図15(a)に示されたように第一番目の設置位置から回転ドラム41の回転軸方向に一定間隔置かれると共に、図15(b)に示されたように180度ずれた箇所に第二番目の攪拌羽根軸42が配置される。次いで、図15(a)に示されたように第二番目の設置位置から回転ドラム41の回転軸方向に一定間隔置かれると共に90度ずれた箇所に第三番目の攪拌羽根軸42が配置される。そして、この第三番目の設置位置から回転ドラム41の回転軸方向に一定間隔置かれると共に、図15(b)に示されたように180度ずれた箇所に第四番目の攪拌羽根軸42が配置される。以後、複数番目の攪拌羽根軸42も同様の要領で設置される。攪拌羽根軸42の設置数は処理槽2の規模に応じて適宜設定される。攪拌羽根軸42は図15(c)に示されたように回動方向側の側面に攪拌羽根46を備えている。一方、温風噴出し穴は図15(d)に示されたように攪拌羽根軸42の回動方向に対して反対側の側面に適宜複数形成されて、温風が攪拌羽根軸42の回動方向(細矢印方向)と反対方向(黒三角矢印方向)に噴出するようになっている。
【0062】
以上説明した有機廃棄物処理装置1の攪拌羽根軸42の回動方向の側面には、図16〜図30に例示された攪拌羽根軸42のように、温風噴出し穴の閉塞防止部材を設けるとよい。このような構成によれば流動床5の粒径が攪拌羽根軸42の温風噴出し穴の径と比べて小さくても流動床5の外圧による前記温風噴出し穴の閉塞が効果的に防止される。また、閉塞防止部材が設けられることにより温風噴出し部材は流動床との接触効率が高まり、攪拌羽根軸42から温風が流動床5に供される場合に前記温風を発する熱源からの流動床5への熱エネルギーの移動効率が向上する。
【0063】
例えば図16に示された有機廃棄物処理装置1は攪拌羽根軸42の温風噴出し穴の閉塞防止部材として閉塞防止板48を備えている。閉塞防止板48は攪拌羽根軸42と同じ材料から成り図16(a)及び図16(b)に例示されたように板状に形成される。そして、その幅方向の長さは図16(c)に示されたように少なくとも攪拌羽根軸42の外径よりも長く設定されている。閉塞防止板48は攪拌羽根46と逆止め弁47との間に配置されるように攪拌羽根軸42すなわち配管421の回動方向の面に固定されている。閉塞防止板48はボルトや溶接によって固定すればよい。
【0064】
図16に示された有機廃棄物処理装置1の動作例について説明する。
【0065】
投入口21から有機廃棄物が処理槽2内に投入される。処理槽2内の流動床5は回転ドラム41よりも低位に充填されている。前記有機廃棄物の投入は手動またはポンプによる自動運転によって行われる。処理槽2内の有機廃棄物と流動床5は回転ドラム41によって回転する攪拌羽根軸42及び攪拌羽根46によって攪拌混合される。攪拌羽根軸42は、流動床5に漬かっている間、温風供給部3から供された温風(熱エネルギー)を導入できるようになっている。すなわち、攪拌羽根軸42が流動床5に漬かっている間、逆止め弁47が回転ドラム41の下方に位置し、逆止め弁47が開状態となっているので、攪拌羽根軸42は温風を導入できる。このように流動床5は回転ドラム41の下方に位置する攪拌羽根軸42のみによって供給された温風によって加温される。また、攪拌羽根軸42の回動に伴い流動床5の粒子は閉塞防止板48を迂回しながら流動するので、流動床5による温風噴出し穴422の閉塞が効果的に回避される。
【0066】
投入された糞尿の水分は、流動床5に一時的に保持され、加温された流動床5と攪拌羽根軸42から供給される温風により徐々に蒸発する。この際、回転ドラム41の回転が継続され、前記有機廃棄物が流動床5に均等に分布されるまで、制御部43によって回転ドラム41を回転させるモータ44の回転速度及び回転時間が制御される。また、前記有機廃棄物中の有機成分は前記有機廃棄物に含まれる微生物群と流動床5に生息する微生物群によって二酸化炭素と水までに好気的に生分解される。これにより、初期に投入された有機廃棄物は生分解と水分の蒸発により減量化され、前記有機廃棄物の投入を再開できる。尚、前記有機廃棄物の投入は、前記有機成分の生分解速度と水分の蒸発による減量速度が明らかな場合には、前記有機廃棄物の投入量を制御しながら、連続的に行える。
【0067】
図17に示された攪拌羽根軸42は図2に示された温風噴出し部材の形態に温風噴出し穴の閉塞する防止部材として閉塞防止板49を備える。閉塞防止板49は攪拌羽根軸42の先端付近の回動方向の面に固定されている。閉塞防止板49は攪拌羽根軸42と同じ材料から成り図17に例示されたように板状に形成され、その幅方向の長さは少なくとも攪拌羽根軸42の外径よりも長く設定されている。閉塞防止板49はボルトや溶接によって固定すればよい。本実施形態の閉塞防止板49を有する攪拌羽根軸42を備えた有機廃棄物処理装置によれば、攪拌羽根軸42及び攪拌羽根46によって流動床5を構成する粒子を移動、混合させながら流動床5の浸層部への温風を噴出させることができるので、流動床5の加温効果が高まる。また、攪拌羽根軸42の回動に伴い流動床5の粒子は閉塞防止板49を迂回しながら流動するので、温風噴出し穴422の閉塞が効果的に回避される。
【0068】
図18(a)に示された攪拌羽根軸42は図3に示された温風噴出し部材の形態に温風噴出し穴の閉塞防止部材として閉塞防止板48を備えている。閉塞防止板48は図18(a)及び図18(b)に示されたように攪拌羽根46と同様に図18(b)に記載の円弧矢印で示した攪拌羽根軸42の回動方向の面(すなわち図示省略された温風噴出し穴が形成された面と反対側の面)において攪拌羽根46と逆止め弁47との間に配置されるように固定されている。閉塞防止板48の幅方向の長さは図18(a)に示されたように少なくとも攪拌羽根軸42の外径よりも長く設定されている。閉塞防止板48はボルトや溶接によって固定すればよい。本実施形態の閉塞防止板48を有する攪拌羽根軸42を備えた有機廃棄物処理装置によれば、攪拌羽根軸42及び攪拌羽根46によって流動床5を構成する粒子を移動、混合させながら流動床5全体への温風を噴出することができるので、前記粒子の加温効果が高まる。また、攪拌羽根軸42の回動に伴い流動床5の粒子は閉塞防止板48を迂回しながら流動するので、温風噴出し穴422の閉塞が効果的に回避される。
【0069】
図19(a)に示された攪拌部4は図4(a)に示された攪拌部4の温風噴出し部材の形態に温風噴出し穴の閉塞防止部材として閉塞防止板48を備える。閉塞防止板48は図19(b)に示されたように攪拌羽根軸42すなわち配管421の回動方向の面において攪拌羽根46と逆止め弁47との間に配置されるように固定されている。閉塞防止板48は攪拌羽根軸42と同じ材料から成り図19(a)及び図19(b)に例示されたように板状に形成され、その幅方向の長さは図19(c)に示されたように少なくとも攪拌羽根軸42の外径よりも長く設定される。閉塞防止板48はボルトや溶接によって固定すればよい。
【0070】
図20(a)に示された攪拌部4は図5(a)に示された攪拌部4の温風噴出し部材の形態に温風噴出し穴の閉塞防止部材として閉塞防止板49を備える。閉塞防止板49は攪拌羽根軸42の先端付近の回動方向の面において固定されている。閉塞防止板49は攪拌羽根軸42と同じ材料から成り図19(a)及び図19(b)に例示されたように板状に形成され、その幅方向の長さは図19(c)に示されたように少なくとも攪拌羽根軸42の外径よりも長く設定されている。閉塞防止板49はボルトや溶接によって固定すればよい。
【0071】
図21(a)に示された攪拌部4は図6(a)に示された攪拌部4の温風噴出し部材の形態に温風噴出し穴の閉塞防止部材として閉塞防止板48を備える。閉塞防止板48は図21(a)及び図21(b)に示されたように攪拌羽根46と逆止め弁47との間に配置されるように攪拌羽根軸42に固定されている。また、閉塞防止板48は図21(c)及び図21(d)に示されたように攪拌羽根46と同様に図21(d)に記載の円弧矢印で示した攪拌羽根軸42の回動方向の面(すなわち図示省略された温風噴出し穴が形成された面と反対側の面)に固定されている。閉塞防止板48はボルトや溶接によって固定すればよい。
【0072】
図22(a)に示された攪拌部4は図7(a)に示された攪拌部4の温風噴出し部材の形態に温風噴出し穴の閉塞防止部材として閉塞防止板48を備える。閉塞防止板48は図22(b)に示されたように攪拌羽根軸42すなわち配管421の回動方向の面において攪拌羽根46と逆止め弁47との間に配置されるように攪拌羽根軸42に固定されている。閉塞防止板48は攪拌羽根軸42と同じ材料から成り図22(a)及び図22(b)に示されたように板状に形成され、その幅方向の長さは図22(c)に示されたように少なくとも攪拌羽根軸42の外径よりも長く設定される。閉塞防止板48はボルトや溶接によって固定すればよい。
【0073】
図23(a)に示された攪拌部4は図8(a)に示された攪拌部4の温風噴出し部材の形態に温風噴出し穴の閉塞防止部材として閉塞防止板49を備える。閉塞防止板49は攪拌羽根軸42すなわち配管421の先端付近の回動方向の面において固定されている。閉塞防止板49は攪拌羽根軸42と同じ材料から成り図23(a)及び図23(b)に例示されたように板状に形成され、その幅方向の長さは図23(c)に示されたように少なくとも攪拌羽根軸42の外径よりも長く設定されている。閉塞防止板49はボルトや溶接によって固定すればよい。
【0074】
図24(a)に示された攪拌部4は図9(a)に示された攪拌部4の温風噴出し部材の形態に温風噴出し穴の閉塞防止部材として閉塞防止板48を備える。閉塞防止板48は図24(a)及び図24(b)に示されたように攪拌羽根46と逆止め弁47との間に配置されるように攪拌羽根軸42に固定されている。閉塞防止板48は図24(c)及び図24(d)に示されたように攪拌羽根46と同様に図24(d)に記載の円弧矢印で示した攪拌羽根軸42の回動方向の面(すなわち図示省略された温風噴出し穴が形成された面と反対側の面)に固定されている。閉塞防止板48はボルトや溶接によって固定すればよい。
【0075】
図25(a)に示された攪拌部4は図10(a)に示された攪拌部4の温風噴出し部材の形態に温風噴出し穴の閉塞防止部材として閉塞防止板48を備える。閉塞防止板48は図25(b)に示されたように攪拌羽根軸42すなわち配管421の回動方向の面において攪拌羽根46と逆止め弁47との間に配置されるように攪拌羽根軸42に固定されている。閉塞防止板48は攪拌羽根軸42と同じ材料から成り図25(a)及び図25(b)に示されたように板状に形成され、その幅方向の長さは図25(c)に示されたように少なくとも攪拌羽根軸42の外径よりも長く設定される。閉塞防止板48はボルトや溶接によって固定すればよい。
【0076】
図26(a)に示された攪拌部4は図11(a)に示された攪拌部4の温風噴出し部材の形態に温風噴出し穴の閉塞防止部材として閉塞防止板49を備える。閉塞防止板49は攪拌羽根軸42の先端付近の回動方向の面において固定されている。閉塞防止板49は攪拌羽根軸42と同じ材料から成り図26(a)及び図26(b)に例示されたように板状に形成され、その幅方向の長さは図26(c)に示されたように少なくとも攪拌羽根軸42の外径よりも長く設定されている。閉塞防止板49はボルトや溶接によって固定すればよい。
【0077】
図27(a)に示された攪拌部4は図12(a)に示された攪拌部4の温風噴出し部材の形態に温風噴出し穴の閉塞防止部材として閉塞防止板48を備える。閉塞防止板48は図27(a)及び図27(b)に示されたように攪拌羽根46と逆止め弁47との間に配置されるように攪拌羽根軸42に固定されている。閉塞防止板48は図27(c)及び図27(d)に示されたように攪拌羽根46と同様に図27(d)に記載の円弧矢印で示した攪拌羽根軸42の回動方向の面(すなわち図示省略された温風噴出し穴が形成された面と反対側の面)に固定されている。閉塞防止板48はボルトや溶接によって固定すればよい。
【0078】
図28(a)に示された攪拌部4は図13(a)に示された攪拌部4の温風噴出し部材の形態に温風噴出し穴の閉塞防止部材として閉塞防止板48を備える。閉塞防止板48は図28(b)に示されたように攪拌羽根軸42すなわち配管421の回動方向の面において攪拌羽根46と逆止め弁47との間に配置されるように攪拌羽根軸42に固定されている。閉塞防止板48は攪拌羽根軸42と同じ材料から成り図28(a)及び図28(b)に示されたように板状に形成され、その幅方向の長さは図28(c)に示されたように少なくとも攪拌羽根軸42の外径よりも長く設定される。閉塞防止板48はボルトや溶接によって固定すればよい。
【0079】
図29(a)に示された攪拌部4は図14(a)に示された攪拌部4の温風噴出し部材の形態に温風噴出し穴の閉塞防止部材として閉塞防止板49を備える。閉塞防止板49は攪拌羽根軸42の先端付近の回動方向の面において固定されている。閉塞防止板49は攪拌羽根軸42と同じ材料から成り図29(a)及び図29(b)に例示されたように板状に形成され、その幅方向の長さは図29(c)に示されたように少なくとも攪拌羽根軸42の外径よりも長く設定されている。閉塞防止板49はボルトや溶接によって固定すればよい。
【0080】
図30(a)に示された攪拌部4は図15(a)に示された攪拌部4の温風噴出し部材の形態に温風噴出し穴の閉塞防止部材として閉塞防止板48を備える。閉塞防止板48は図30(a)及び図30(b)に示されたように攪拌羽根46と逆止め弁47との間に配置されるように攪拌羽根軸42に固定されている。閉塞防止板48は図30(c)及び図30(d)に示されたように攪拌羽根46と同様に図30(d)に記載の円弧矢印で示した攪拌羽根軸42の回動方向の面(すなわち図示省略された温風噴出し穴が形成された面と反対側の面)に固定されている。閉塞防止板48はボルトや溶接によって固定すればよい。
【0081】
以上の有機廃棄物処理装置1によれば、温風を流通させた回転ドラム41と前記温風を噴出させる攪拌羽根軸42とを連結させた逆止め弁47が、回転ドラム41の下方に位置するとき開状態となる一方で、回転ドラム41の上方に位置するとき閉状態となるので、回転ドラム41の下方に位置する流動床5のみに前記温風を供給できる。このように、流動床5のみに温風が供給されるので、前記温風を供給する温風供給部5からの流動床5への熱エネルギーの移動効率が向上する。
【0082】
特に、攪拌羽根軸42は回動方向以外の側面に形成された温風噴出穴422から温風を噴出する熱風噴出穴422は回転ドラム41の回転によって移動するので、流動床5を構成する粒子によって温風噴出穴422が閉塞されることなく温風を流動床5に対して均等に供給できる。
【0083】
また、攪拌羽根軸42は回転ドラム41の側面において一定の間隔で複数設置されることにより、温風が流動床5に対してより一層均等に供給される。特に、攪拌羽根軸42が回転ドラム41の第一番目の設置箇所と第二番目以降の設置位置とは同じ角度または90度左右または180度にずらすかして設置されることにより、流動床5が回転ドラム41に設置された複数の攪拌羽根軸42及び攪拌羽根46と供回りしにくくなるので、流動床5を均一に攪拌できるようになる。
【0084】
さらに、攪拌羽根軸42に攪拌羽根46を具備することにより、流動床5をより一層均一に攪拌することができる。
【0085】
従来の有機廃棄物分解処理装置は、おが屑を流動床として利用して糞尿を処理することを想定しているので、前記流動床を攪拌する攪拌部の構造が複雑となっている。したがって、好気微生物の付着効果により有機物の分解を期待できる様々な形状の木材チップなどを流動床に使用する場合、前記木材チップなどが前記攪拌部にまとわりつき攪拌効果を低減させる可能性がある。
【0086】
実施形態で述べた攪拌羽根軸42の先端付近に板状に形成された攪拌羽根46を設けた構造は複雑な構造となっていないので、故障等の不具合の発生率が少なくなる。また、攪拌羽根46に流動床5を構成する粒子のからみ付きが低減する。
【0087】
そして、図16〜図30に示された有機廃棄物分解処理装置のように攪拌羽根軸42の回動方向の面に温風噴出し穴の閉塞防止部材が設けられることにより流動床は前記閉塞防止部材を迂回しながら流動するので、流動床による温風噴出し穴の閉塞が回避される。
【図面の簡単な説明】
【0088】
【図1】(a)は本発明の一実施形態に係る有機廃棄物処理装置の概略構成図,(b)は前記有機廃棄物処理装置に具備された攪拌部の一実施形態を示した側面図,(c)は前記攪拌部に具備された温風噴出し部材及び攪拌部材の一実施形態を示した正面図,(d)は前記攪拌部に具備された逆止め弁の一実施形態を示した側面断面図。
【図2】前記温風噴出し部材の他の実施形態を示した概略図。
【図3】(a)は前記攪拌部に具備された温風噴出し部材及び攪拌部材の一実施形態を示した正面図,(b)は温風噴出し部材及び攪拌部材の一実施形態を示した側面図。
【図4】(a)は前記有機廃棄物処理装置に具備された攪拌部の一実施形態を示した正面図,(b)は前記攪拌部の実施形態を示した側面図,(c)は前記攪拌部に具備された温風噴出し部材及び攪拌部材の一実施形態を示した正面図。
【図5】(a)は前記有機廃棄物処理装置に具備された攪拌部の一実施形態を示した正面図,(b)は前記攪拌部の実施形態を示した側面図,(c)は前記攪拌部に具備された温風噴出し部材及び攪拌部材の一実施形態を示した正面図。
【図6】(a)は前記有機廃棄物処理装置に具備された攪拌部の一実施形態を示した正面図,(b)は前記攪拌部の実施形態を示した側面図,(c)は前記攪拌部に具備された温風噴出し部材及び攪拌部材の一実施形態を示した正面図,(d)は温風噴出し部材及び攪拌部材の一実施形態を示した側面図。
【図7】(a)は前記有機廃棄物処理装置に具備された攪拌部の一実施形態を示した正面図,(b)は前記攪拌部の実施形態を示した側面図,(c)は前記攪拌部に具備された温風噴出し部材及び攪拌部材の一実施形態を示した正面図。
【図8】(a)は前記有機廃棄物処理装置に具備された攪拌部の一実施形態を示した正面図,(b)は前記攪拌部の実施形態を示した側面図,(c)は前記攪拌部に具備された温風噴出し部材及び攪拌部材の一実施形態を示した正面図。
【図9】(a)は前記有機廃棄物処理装置に具備された攪拌部の一実施形態を示した正面図,(b)は前記攪拌部の実施形態を示した側面図,(c)は前記攪拌部に具備された温風噴出し部材及び攪拌部材の一実施形態を示した正面図,(d)は温風噴出し部材及び攪拌部材の一実施形態を示した側面図。
【図10】(a)は前記有機廃棄物処理装置に具備された攪拌部の一実施形態を示した正面図,(b)は前記攪拌部の実施形態を示した側面図,(c)は前記攪拌部に具備された温風噴出し部材及び攪拌部材の一実施形態を示した正面図。
【図11】(a)は前記有機廃棄物処理装置に具備された攪拌部の一実施形態を示した正面図,(b)は前記攪拌部の実施形態を示した側面図,(c)は前記攪拌部に具備された温風噴出し部材及び攪拌部材の一実施形態を示した正面図。
【図12】(a)は前記有機廃棄物処理装置に具備された攪拌部の一実施形態を示した正面図,(b)は前記攪拌部の実施形態を示した側面図,(c)は前記攪拌部に具備された温風噴出し部材及び攪拌部材の一実施形態を示した正面図,(d)は温風噴出し部材及び攪拌部材の一実施形態を示した側面図。
【図13】(a)は前記有機廃棄物処理装置に具備された攪拌部の一実施形態を示した正面図,(b)は前記攪拌部の実施形態を示した側面図,(c)は前記攪拌部に具備された温風噴出し部材及び攪拌部材の一実施形態を示した正面図。
【図14】(a)は前記有機廃棄物処理装置に具備された攪拌部の一実施形態を示した正面図,(b)は前記攪拌部の実施形態を示した側面図,(c)は前記攪拌部に具備された温風噴出し部材及び攪拌部材の一実施形態を示した正面図。
【図15】(a)は前記有機廃棄物処理装置に具備された攪拌部の一実施形態を示した正面図,(b)は前記攪拌部の実施形態を示した側面図,(c)は前記攪拌部に具備された温風噴出し部材及び攪拌部材の一実施形態を示した正面図,(d)は温風噴出し部材及び攪拌部材の一実施形態を示した側面図。
【図16】(a)は本発明の他の一実施形態に係る有機廃棄物処理装置の概略構成図,(b)は前記有機廃棄物処理装置に具備された攪拌部の一実施形態を示した側面図,(c)は前記攪拌部に具備された温風噴出し部材及び攪拌部材の一実施形態を示した正面図。
【図17】前記温風噴出し部材の他の実施形態を示した概略図。
【図18】(a)は前記攪拌部に具備された温風噴出し部材及び攪拌部材の一実施形態を示した正面図,(b)は温風噴出し部材及び攪拌部材の一実施形態を示した側面図。
【図19】(a)は前記有機廃棄物処理装置に具備された攪拌部の一実施形態を示した正面図,(b)は前記攪拌部の実施形態を示した側面図,(c)は前記攪拌部に具備された温風噴出し部材及び攪拌部材の一実施形態を示した正面図。
【図20】(a)は前記有機廃棄物処理装置に具備された攪拌部の一実施形態を示した正面図,(b)は前記攪拌部の実施形態を示した側面図,(c)は前記攪拌部に具備された温風噴出し部材及び攪拌部材の一実施形態を示した正面図。
【図21】(a)は前記有機廃棄物処理装置に具備された攪拌部の一実施形態を示した正面図,(b)は前記攪拌部の実施形態を示した側面図,(c)は前記攪拌部に具備された温風噴出し部材及び攪拌部材の一実施形態を示した正面図,(d)は温風噴出し部材及び攪拌部材の一実施形態を示した側面図。
【図22】(a)は前記有機廃棄物処理装置に具備された攪拌部の一実施形態を示した正面図,(b)は前記攪拌部の実施形態を示した側面図,(c)は前記攪拌部に具備された温風噴出し部材及び攪拌部材の一実施形態を示した正面図。
【図23】(a)は前記有機廃棄物処理装置に具備された攪拌部の一実施形態を示した正面図,(b)は前記攪拌部の実施形態を示した側面図,(c)は前記攪拌部に具備された温風噴出し部材及び攪拌部材の一実施形態を示した正面図。
【図24】(a)は前記有機廃棄物処理装置に具備された攪拌部の一実施形態を示した正面図,(b)は前記攪拌部の実施形態を示した側面図,(c)は前記攪拌部に具備された温風噴出し部材及び攪拌部材の一実施形態を示した正面図,(d)は温風噴出し部材及び攪拌部材の一実施形態を示した側面図。
【図25】(a)は前記有機廃棄物処理装置に具備された攪拌部の一実施形態を示した正面図,(b)は前記攪拌部の実施形態を示した側面図,(c)は前記攪拌部に具備された温風噴出し部材及び攪拌部材の一実施形態を示した正面図。
【図26】(a)は前記有機廃棄物処理装置に具備された攪拌部の一実施形態を示した正面図,(b)は前記攪拌部の実施形態を示した側面図,(c)は前記攪拌部に具備された温風噴出し部材及び攪拌部材の一実施形態を示した正面図。
【図27】(a)は前記有機廃棄物処理装置に具備された攪拌部の一実施形態を示した正面図,(b)は前記攪拌部の実施形態を示した側面図,(c)は前記攪拌部に具備された温風噴出し部材及び攪拌部材の一実施形態を示した正面図,(d)は温風噴出し部材及び攪拌部材の一実施形態を示した側面図。
【図28】(a)は前記有機廃棄物処理装置に具備された攪拌部の一実施形態を示した正面図,(b)は前記攪拌部の実施形態を示した側面図,(c)は前記攪拌部に具備された温風噴出し部材及び攪拌部材の一実施形態を示した正面図。
【図29】(a)は前記有機廃棄物処理装置に具備された攪拌部の一実施形態を示した正面図,(b)は前記攪拌部の実施形態を示した側面図,(c)は前記攪拌部に具備された温風噴出し部材及び攪拌部材の一実施形態を示した正面図。
【図30】(a)は前記有機廃棄物処理装置に具備された攪拌部の一実施形態を示した正面図,(b)は前記攪拌部の実施形態を示した側面図,(c)は前記攪拌部に具備された温風噴出し部材及び攪拌部材の一実施形態を示した正面図,(d)は温風噴出し部材及び攪拌部材の一実施形態を示した側面図。
【符号の説明】
【0089】
1…有機廃棄物処理装置、2…処理槽、3…温風供給部、4…攪拌部、5…流動床
21…投入口、22…排気口
41…流動床、42…攪拌羽根軸、43…制御部、44…モータ、45…温度センサ、46…攪拌羽根、47…逆止め弁
48,49…閉塞防止板
421…配管、422…温風噴出し穴
471…弁体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
流動床を滞留させた処理槽内で有機廃棄物を生分解処理する有機廃棄物処理装置において、
前記流動床と前記有機廃棄物とを攪拌する攪拌部を備え、
前記攪拌部は温風を流通させる胴体とこの胴体から導入した温風を噴出する温風噴出し部材とを備え、
前記胴体は前記処理槽内において前記胴体の軸を回転軸として回転可能に水平支持されると共に、
前記温風噴出し部材は逆止め弁を介して前記胴体の側面に設置され、
前記逆止め弁は前記胴体の下方に位置するとき開状態となる一方で前記胴体の上方に位置するとき閉状態となること
を特徴とする有機廃棄物処理装置。
【請求項2】
前記温風噴出し部材の回動方向以外の両側面に前記温風噴出し部材の軸方向に沿って温風噴出し穴が複数形成されたこと
を特徴とする請求項1記載の有機廃棄物処理装置。
【請求項3】
前記温風噴出し部材の先端部に温風噴出し穴が形成されたこと
を特徴とする請求項1記載の有機廃棄物処理装置。
【請求項4】
前記温風噴出し部材の回動方向と反対側の側面に前記温風噴出し部材の軸方向に沿って温風噴出し穴が複数形成されたこと
を特徴とする請求項1記載の有機廃棄物処理装置。
【請求項5】
前記温風噴出し部材の回動方向の側面に前記温風噴出し穴の閉塞を防止する閉塞防止部材を備え、
前記閉塞防止部材はその幅方向の長さが少なくとも前記温風噴出し部材の外径よりも長く確保されたこと
を特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の有機廃棄物処理装置。
【請求項6】
前記温風噴出し部材は前記胴体の側面において一定の間隔で複数設置されたこと
を特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の有機廃棄物処理装置。
【請求項7】
前記温風噴出し部材は板状に形成された攪拌部材を備えたこと
を特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の有機廃棄物処理装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【公開番号】特開2007−125541(P2007−125541A)
【公開日】平成19年5月24日(2007.5.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−194258(P2006−194258)
【出願日】平成18年7月14日(2006.7.14)
【出願人】(000006105)株式会社明電舎 (1,739)
【Fターム(参考)】