説明

有機混合物

本発明は、すぐに使用できる顆粒餌組成物、この調製、および家および畜舎、飼料貯蔵所、および衛生設備内のイエバエの制御のための使用に関する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、家および畜舎、飼料貯蔵所、および衛生設備内のイエバエの制御のための、すぐに使用できる顆粒餌を目的とする。
【背景技術】
【0002】
イエバエは、うるさいだけでなく、特に、これらが運ぶ病原菌、例えばトリパノゾーマ、リケッチア、結核菌、ライ菌、コレラ菌、チフス菌、赤痢菌、炭疽菌型細菌、ジフテリア菌、アメーバ、様々な原生動物、および発疹熱ウイルスのために、およびさらには腸または皮膚ウジ症を引起こすことがあるこの幼虫のために、ヒトおよび動物に対して有害な昆虫である。
【0003】
したがって、イエバエ、特にMuscidaeSarcophagidae、およびTachinidae族の双翅目が、世界中で標的とされていることはよく理解される。
【0004】
殺虫餌は従来から、標的害虫の気に入るような不活性基質上に、活性昆虫制御剤、および場合により誘引薬および界面活性剤とともに配合されている。
【0005】
昆虫制御剤の作用の殺虫形態は重要でない。これらの薬剤は、キチン合成阻害剤、成長調節剤、幼若ホルモン、または成虫殺虫剤(adulticides)であってもよい。これらはまた、広域殺虫剤であってもよい。
【0006】
昆虫制御剤は、摂取によって昆虫に作用するすべてのものから選択することができる。好ましい殺虫剤は、N−置換カルバミン酸のエステル、有機リン化合物、ニトロエナミン、塩素化炭化水素、ピレトロイド、ホルマミジン、ボレート、フェニルピラゾール、および大環状ラクトン(以前はアベルメクチンとして知られていたもの)を含む群から選択される。
【0007】
適切なカルバミン酸エステルの例は、メソミル、3−メチルピラゾール−5−イルジメチルカルバメート、ジメチラン、アープロカーブ、ピロラン、ピラマット、ジオキサカーブ、5,6,7,8−テトラヒドロナフト−2−イルN−メチルカルバメート、2−メチルキノール−8−イルN−メチルカルバメート、o−tert−ブチルフェニルN−メチルカルバメート、o−tert−ブトキシフェニルN−メチルカルバメート、o−(プロプ−2−イニルオキシ)−フェニルN−メチルカルバメート、o−sec−ブチルフェニルN−メチルカルバメート、o−sec−ブトキシフェニルN−メチルカルバメート、2,6−ジ−tert−ブチルフェニルN−メチルカルバメート、2,6−ジ−sec−ブチルフェニルN−メチルカルバメート、2,6−ジイソプロピルフェニルN−メチルカルバメート、2−tert−ブチル−6−メチルフェニルN−メチルカルバメート、ジメタン、およびベンジオカーブである。
【0008】
適切な有機リン化合物の例は、ジクロルボス、ジブロム、アザメチホス、マラチオン、ジアジノン、ブロモフォセチル、フェンチオン、フェニトロチオン、メタクリホス、O,O−ジエチルO−(3,5,6−トリクロロピリド−2−イル)チオホスフェート、フェンクロルフォス、ヨードフェンフォス、クロルピリフォス、クロルピリフォスメチル、プロペタンフォス、S−(2−アザ−2−オキソ−ベンゾキサゾール−3−イル)−メチルO,O−ジエチルジチオホスフェート、およびトリクロルホンである。
【0009】
適切なニトロ−エナミンの例は、イミダクロプリドおよびチアメトキサムである。
【0010】
これらの例に加えて、またはこれらの物質と組合わせて、ほかの殺虫化合物も用いることができる。例えば天然ピレトリン、アレトリン、テトラメトリン、レスメトリン、フェノトリン、ペルメトリン、デルタメトリン、トラロメトリン、フェンバレレート、フィプロニル、ロテノン、N,N’−ジブチル−パラクロロベンゼン−スルホンアミド、1,2,4,5,6,7,8,8−オクタクロロ−3a,4,7,7a−テトラヒドロ−4:7−メタノ−インダン、ガンマ−1,2,3,4,5,6−ヘキサクロロシクロヘキサン、エンド−オキソ−1,2,3,4,10,10−ヘキサクロロ−6,7−エポキシ−1,4,4a,5,6,7,8,8a−オクタヒドロ−1:4,5:8−ジメタノナフタレン、フッ化ナトリウム、およびホウ酸、ならびにこの塩、および成長調節剤、例えばヒドロプレン、メトプレン、ジフルベンズロン、ルフェヌロン、ノビフルムロン、ヘキサフルムロン、トリフルムロン、テフルベンズロン、フェノキシカーブ、ピリプロキシフェン、キノプレン、シロマジン、ブプロフェジン、ピメトロジン、およびこれらの誘導体である。
【0011】
殺虫餌組成物中で誘引物質の役割を果たすためのいくつかの物質が特定されている。これらは特に、ムスカルア、ヘキサルア、メドルア、モルト、オレンジピールオイル、バニリン、テルピネオール、ファルネゾール、ゲラニオール、フェニルエタノール、生きた細胞の加水分解生成物、ホルムアルデヒド、第三アミンとカルボン酸との組合わせ、塩素化アルケン、アオキ(aucuba)フルーツからの抽出物、ポリオールの脂肪族モノエステル、およびシス−9−トリコセンである。
【0012】
これらの実験はまた、餌が黄色く着色されているならば、これらの誘引物質の誘引効果が増加することも示した。適用可能な黄色の染料は、水溶性であり、典型的な例は、市販されている黄色の分散液染料、例えばハンザ・ブリリアント・イエロー4GXである。
【0013】
場合により、キャリヤとして機能するさらなるアジュバントが、この顆粒組成物へ添加されてもよく、ならびにハエ用食品、例えばラクトース、マルトース、またはグルコース、構造安定剤(グルー)、例えばグルシデックスまたはマルトデキストリン、界面活性剤、例えばアグリマー、または他のあらゆる非イオノゲン分散剤/洗剤、苦味成分、例えばビトレックス、および充填材料、例えばサッカロース、フルクトフラノース、またはグルコピラノースが添加されてもよい。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0014】
従来、殺虫剤顆粒は、無機またはセルロースベース、例えば粘土、珪藻土、シリカ、トウモロコシの穂軸、ピーナッツの外皮、紙、または糖の上に配合されている。これらの材料は、親水性または吸湿性になる傾向があり、このことは、パッケージ容器がひとたび開けられたら、この中に塊の形成を引起こしやすいのみならず、化学分解を誘発し、このことがこれらの耐用年数を減少させる。したがって、本質的に水を含まないだけでなく、長い貯蔵安定性を保持するのに十分なほど疎水性である組成物が必要とされる。
【0015】
顆粒のサイズは、使用者が処理された区域を見ることができるようにするため、および/または容易な除去を可能にするために、小さすぎてはいけない。他方、最適な誘引効果を得るために、顆粒は大きすぎてもいけない。実験では、約3から4mmの顆粒直径が理想的であることを示した。
【0016】
これらの必要条件は、非常に狭い範囲の顆粒サイズを有する、ダストを含まない乾燥製品を確保する製造方法を必要とする。
【0017】
本発明は、一方で、化学組成によって与えられるこの疎水性による長期間の有効性をともなって、イエバエに対する大きい誘引効果を有し、他方で、使用者への良好な可視性によってこれを除去しやすくする顆粒サイズを有する餌顆粒を提供しつつ、列挙された問題へ解決法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0018】
このようにして本発明は、イエバエへの餌として用いることができる顆粒組成物であって、昆虫制御剤、食品、誘引物質、充填材料、および場合により苦味成分、誘引性染料、構造安定剤、および界面活性剤を含む組成物に関する。
【0019】
好ましくはこの餌組成物は、カルバミン酸エステルのメソミル、3−メチルピラゾール−5−イルジメチルカルバメート、ジメチラン、アープロカーブ、ピロラン、ピラマット、ジオキサカーブ、5,6,7,8−テトラヒドロナフト−2−イルN−メチルカルバメート、2−メチルキノール−8−イルN−メチルカルバメート、o−tert−ブチルフェニルN−メチルカルバメート、o−tert−ブトキシフェニルN−メチルカルバメート、o−(プロプ−2−イニルオキシ)−フェニルN−メチルカルバメート、o−sec−ブチルフェニルN−メチルカルバメート、o−sec−ブトキシフェニルN−メチルカルバメート、2,6−ジ−tert−ブチルフェニルN−メチルカルバメート、2,6−ジ−sec−ブチルフェニルN−メチルカルバメート、2,6−ジイソプロピルフェニルN−メチルカルバメート、2−tert−ブチル−6−メチルフェニルN−メチルカルバメート、ジメタン、およびベンジオカーブ;ニトロ−エナミンのイミダクロプリドおよびチアメトキサム;天然ピレトリン;除虫菊のアレトリン、テトラメトリン、レスメトリン、フェノトリン、ペルメトリン、デルタメトリン、およびトラロメトリン;およびフィプロニルを含む群から選択された昆虫制御剤を含み;
より好ましくはこの昆虫制御剤は、イミダクロプリドおよびチアメトキサムおよびフィプロニルを含む群から選択され;
最も好ましくはこの昆虫制御剤は、イミダクロプリドおよびチアメトキサムを含む群から選択され;
特に好ましいのは、昆虫制御剤のチアメトキサムである。
【0020】
昆虫制御剤は、組成物中に、組成物の重量に対して約0.01%から約5%、好ましくは約0.1%から約2%、最も好ましくは約0.5%から約1.5%の割合で存在する。
【0021】
好ましくはハエ用食品は、ラクトース、マルトース、およびグルコースを含む群から選択される。
【0022】
特に好ましいのはラクトースである。
【0023】
ハエ用食品は、組成物中に、組成物の重量に対して約25%まで、好ましくは約10%までの割合で存在する。
【0024】
好ましくは誘引物質は、ムスカルア、ヘキサルア、メドルア、バニリン、テルピネオール、ファルネゾール、ゲラニオール、フェニルエタノール、およびシス−9−トリコセンを含む群から選択される。
【0025】
特に好ましいのはシス−9−トリコセンである。
【0026】
誘引物質は、組成物中に、組成物の重量に対して約0.001%から約0.5%、好ましくは約0.01%から約0.2%、最も好ましくは約0.05%から約0.15%の割合で存在する。
【0027】
好ましくはこの餌組成物はまた、あらゆるほかの動物に対する忌避薬として、苦味成分を含む。
【0028】
最も好ましくはこの苦味成分は、ビトレックスである。
【0029】
苦味成分は、組成物中に、組成物の重量に対して約0.1%まで、好ましくは約0.01%まで、最も好ましくは約0.005%までの割合で存在する。
【0030】
誘引有効性ならびに顆粒の可視性を増すために、この餌組成物は好ましくはまた、染料も含む。
【0031】
好ましくは染料は、アゾ染料を含む群から選択される。
【0032】
特に好ましいのは、ハンザ・ブリリアント・イエロー4GXである。
【0033】
誘引性染料は、組成物中に、組成物の重量に対して約1%まで、好ましくは約0.1%までの割合で存在する。
【0034】
好ましくは餌組成物はまた、構造安定剤も含む。
【0035】
好ましい構造安定剤は、グルシデックスまたはマルトデキストリンを含む群から選択される。
【0036】
特に好ましいのはグルシデックスである。
【0037】
構造安定剤は、組成物中に、組成物の重量に対して約25%まで、好ましくは約10%までの割合で存在する。
【0038】
好ましくは餌組成物は、充填材料も含む。
【0039】
好ましい充填材料は、サッカロース、フルクトフラノース、およびグルコピラノースを含む群から選択される。
【0040】
特に好ましいのはサッカロースである。
【0041】
充填材料は、組成物中に、組成物の重量に対して約90%まで、好ましくは約80%までの割合で存在する。
【0042】
好ましくは餌組成物は、界面活性剤も含む。
【0043】
特に好ましい界面活性剤は、アグリマーである。
【0044】
界面活性剤は、組成物中に、組成物の重量に対して約0.1%まで、好ましくは約0.05%までの割合で存在する。
【0045】
本発明はまた、この餌の組成物の製造にも関する。この餌組成物の調製は一般に、次の工程によって実施される:
a)苦味成分以外の構成材料をプレミックスする工程;
b)場合によりプレミックス全体に苦味成分の溶液を噴霧する工程;
c)粒状化プロセスの間、最終混合物全体に水を噴霧する工程;
d)標準化工程;および
e)顆粒を乾燥および乾燥篩分けする工程。
【0046】
本発明のさらに1つの側面は、顆粒のサイズであり、これは、粒状化プロセスにおける石目やすり篩(rasp sieve)のおよこのメッシュサイズを用いることによって達成される。顆粒の好ましいサイズは、約1から約5mm、より好ましくは約3から約4mmである。
【0047】
本発明のさらにもう1つの側面は、この顆粒の記載されている調製工程によって、約0.63mmよりも小さい粒子の量が約5%未満になるように、乾燥篩分け工程によって小さい粒子が徐々に除去されるという点において、最終生成物が本質的にダストを含まないという事実である。
【0048】
本発明による組成物の重要性は、次の実施例によって証明される:
【0049】
【表1】

【0050】
本発明による餌顆粒の調製工程の典型的な実施例は、次のとおりである。
【実施例1】
【0051】
餌顆粒の製造
a)乾燥混合物の組成
40kgの量のサッカロースを、スプレーノズルを装備した垂直グラニュレータ中に装入し、ついで1.03kgチアメトキサム、0.05kgアグリマー、8.5kgグルシデックス、2gビトレックス、80gハンザ・ブリリアント・イエロー4GX、および10kg粉末ラクトースを添加し、主要ミキサーの速度100rpm、チョッパー速度1,500rpmにして混合物を5分間強力に均質化する。最後に、さらに別の40.168kgのサッカロースを添加し、均質化をさらに5分間、ミキサーおよびチョッパー速度を変更しないで続行する。この最初の均質化時間の終わりに、混合物のサンプル採取を行なって、LOD(乾燥減量)方法によって水含量を測定する。決定された%−LOD(典型的な値は0.6%である)は、湿潤工程に必要とされる水の量の計算に用いられる。
【0052】
b)プレミックスへの苦味成分の添加
混合を続行している間、170gのトリコセンを、2分以内にプレミックス全体に噴霧し、最終混合物を、さらに5分間均質化する。この後、最終混合物は、湿潤および粒状化にかけられる。
【0053】
c)湿潤および粒状化
前と同じミキサーおよびチョッパー速度において、7.8−LOD(%)の量の精製水を、同じ垂直グラニュレーターで、4から5バールのノズル圧力で、1.2mmの内径を有するスプレーノズルを用いて、15分間で100kgの最終混合物上に噴霧する(約0.48kg/分)。水を添加した直後に、ミキサーおよびチョッパーを停止し、均質湿潤最終混合物を、標準化のために湿潤篩の中に移し替える。
【0054】
d)標準化
湿潤最終混合物を、適切な湿潤篩を用いて1から2時間標準化する。用いられた石目やすり篩のメッシュサイズは3mmである。標準化された湿潤生成物を、直ちに流動床乾燥機中に移し替える。
【0055】
e)乾燥および乾燥篩分け
標準化された湿潤生成物は、湿潤篩を離れるにつれて、連続して流動床乾燥機中に移し替え、30℃で予備加熱する。この乾燥機は、状態調節された空気供給装置および排気中の湿度センサーを備えている。この生成物を、30℃の吸気温度、および5,000から6,000m/hの空気流量で10から20分間乾燥する。吸気の露点は、最大7℃である。
【0056】
10から20分の乾燥後、流動床乾燥機を開き、生成物を、5mmサイズの正方形メッシュを有する乾燥篩分け標準化機(standardizer)へ移し替える。ここで、大きすぎる粒子を分離する。乾燥標準化後、生成物を再び流動床乾燥機中に装入し、60℃の吸気温度、および約4,000m/hの空気流量で、約80から100分間乾燥する。用いられた空気を状態調節するが、これは最大7℃の露点を有する。サンプルを20分毎に採取し、生成物のLODを測定する。乾燥プロセスは、生成物のLODが0.8%に達するやいなや完了する。この時点で、排気温度は少なくとも54℃であり、排気の残留湿度は、0.145%以下まで下がる。ついで乾燥生成物を篩分けし、振動篩を用いて0.63mmよりも小さいサイズの粒子を分離する。乾燥された顆粒のサンプルを採取し、包装のための準備をする。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
家および畜舎、飼料貯蔵所、および衛生設備内のイエバエの制御のための顆粒餌であって、
カルバミン酸エステルのメソミル、3−メチルピラゾール−5−イルジメチルカルバメート、ジメチラン、アープロカーブ、ピロラン、ピラマット、ジオキサカーブ、5,6,7,8−テトラヒドロナフタ−2−イルN−メチルカルバメート、2−メチルキノール−8−イルN−メチルカルバメート、o−tert−ブチルフェニルN−メチルカルバメート、o−tert−ブトキシフェニルN−メチルカルバメート、o−(プロパ−2−イニルオキシ)−フェニルN−メチルカルバメート、o−sec−ブチルフェニルN−メチルカルバメート、o−sec−ブトキシフェニルN−メチルカルバメート、2,6−ジ−tert−ブチルフェニルN−メチルカルバメート、2,6−ジ−sec−ブチルフェニルN−メチルカルバメート、2,6−ジイソプロピルフェニルN−メチルカルバメート、2−tert−ブチル−6−メチルフェニルN−メチルカルバメート、ジメタン、およびベンジオカーブ;ニトロ−エナミンのイミダクロプリドおよびチアメトキサム;天然ピレトリン;ピレトロイドのアレトリン、テトラメトリン、レスメトリン、フェノトリン、ペルメトリン、デルタメトリン、およびトラロメトリン;およびフィプロニルを含む群から選択された1つまたはそれ以上の昆虫制御剤;
ムスカルア、ヘキサルア、メドルア、バニリン、テルピネオール、ファルネゾール、ゲラニオール、フェニルエタノール、およびシス−9−トリコセンを含む群から選択された1つまたはそれ以上の誘引物質(lure);
ラクトース、マルトース、およびグルコースを含む群から選択された1つまたはそれ以上の食品;および
サッカロース、フルクトフラノース、およびグルコピラノースを含む群から選択された1つまたはそれ以上の充填材料
を含むことを特徴とする、前記顆粒餌。
【請求項2】
あらゆるほかの動物に対する忌避薬として、1つまたはそれ以上の苦味成分も含むことを特徴とする、請求項1に記載の顆粒餌。
【請求項3】
1つまたはそれ以上の染料も含むことを特徴とする、請求項1に記載の顆粒餌。
【請求項4】
1つまたはそれ以上の構造安定剤も含むことを特徴とする、請求項1に記載の顆粒餌。
【請求項5】
1つまたはそれ以上の界面活性剤も含むことを特徴とする、請求項1に記載の顆粒餌。
【請求項6】
1つまたはそれ以上の苦味成分、1つまたはそれ以上の染料、および1つまたはそれ以上の構造安定剤も含むことを特徴とする、請求項1に記載の顆粒餌。
【請求項7】
1つまたはそれ以上の苦味成分、1つまたはそれ以上の染料、1つまたはそれ以上の構造安定剤、および1つまたはそれ以上の界面活性剤も含むことを特徴とする、請求項1に記載の顆粒餌。
【請求項8】
昆虫制御剤が、イミダクロプリドおよびチアメトキサムおよびフィプロニルを含む群から選択される、請求項1に記載の顆粒餌。
【請求項9】
昆虫制御剤が、イミダクロプリドおよびチアメトキサムを含む群から選択される、請求項1に記載の顆粒餌。
【請求項10】
昆虫制御剤がチアメトキサムである、請求項1に記載の顆粒餌。
【請求項11】
誘引物質がシス−9−トリコセンである、請求項1に記載の顆粒餌。
【請求項12】
食品がラクトースである、請求項1に記載の顆粒餌。
【請求項13】
充填材料がサッカロースである、請求項1に記載の顆粒餌。
【請求項14】
苦味成分がビトレックス(Bitrex)である、請求項2に記載の顆粒餌。
【請求項15】
染料が、ハンザ・ブリリアント・イエロー(Hansa Brillant Yellow)4GXである、請求項3に記載の顆粒餌。
【請求項16】
構造安定剤が、グルシデックス(Glucidex)またはマルトデキストリン(Maltodextrin)を含む群から選択される、請求項4に記載の顆粒餌。
【請求項17】
構造安定剤がグルシデックスである、請求項4に記載の顆粒餌。
【請求項18】
界面活性剤がアグリマー(Agrimer)である、請求項5に記載の顆粒餌。
【請求項19】
昆虫制御剤が、イミダクロプリドおよびチアメトキサムおよびフィプロニルを含む群から選択され;誘引物質がシス−9−トリコセンであり;食品がラクトースであり;充填材料がサッカロースである、請求項1に記載の顆粒餌。
【請求項20】
昆虫制御剤が、イミダクロプリドおよびチアメトキサムおよびフィプロニルを含む群から選択され;誘引物質がシス−9−トリコセンであり;食品がラクトースであり;充填材料がサッカロースであり;苦味成分がビトレックスである、請求項2に記載の顆粒餌。
【請求項21】
昆虫制御剤が、イミダクロプリドおよびチアメトキサムおよびフィプロニルを含む群から選択され;誘引物質がシス−9−トリコセンであり;食品がラクトースであり;充填材料がサッカロースであり;染料がアゾ染料の群から選択される、請求項3に記載の顆粒餌。
【請求項22】
染料がハンザ・ブリリアント・イエロー4GXである、請求項21に記載の顆粒餌。
【請求項23】
昆虫制御剤がチアメトキサムであり;誘引物質がシス−9−トリコセンであり;食品がラクトースであり;充填材料がサッカロースである、請求項1に記載の顆粒餌。
【請求項24】
昆虫制御剤がチアメトキサムであり;誘引物質がシス−9−トリコセンであり;食品がラクトースであり;充填材料がサッカロースであり;苦味成分がビトレックスである、請求項2に記載の顆粒餌。
【請求項25】
昆虫制御剤がチアメトキサムであり;誘引物質がシス−9−トリコセンであり;食品がラクトースであり;充填材料がサッカロースであり;染料がハンザ・ブリリアント・イエロー4GXである、請求項3に記載の顆粒餌。
【請求項26】
昆虫制御剤がチアメトキサムであり;誘引物質がシス−9−トリコセンであり;食品がラクトースであり;充填材料がサッカロースであり;構造安定剤がグルシデックスである、請求項4に記載の顆粒餌。
【請求項27】
昆虫制御剤がチアメトキサムであり;誘引物質がシス−9−トリコセンであり;食品がラクトースであり;充填材料がサッカロースであり;界面活性剤がアグリマーである、請求項5に記載の顆粒餌。
【請求項28】
昆虫制御剤がチアメトキサムであり;誘引物質がシス−9−トリコセンであり;食品がラクトースであり;充填材料がサッカロースであり;苦味成分がビトレックスであり;染料がハンザ・ブリリアント・イエロー4GXであり;構造安定剤がグルシデックスである、請求項6に記載の顆粒餌。
【請求項29】
昆虫制御剤がチアメトキサムであり;誘引物質がシス−9−トリコセンであり;食品がラクトースであり;充填材料がサッカロースであり;苦味成分がビトレックスであり;染料がハンザ・ブリリアント・イエロー4GXであり;構造安定剤がグルシデックスであり;界面活性剤がアグリマーである、請求項7に記載の顆粒餌。
【請求項30】
制御剤が、組成物の重量に対して約0.01%から約5%の割合で存在する、請求項1から29のいずれか1項に記載の顆粒餌。
【請求項31】
制御剤が、約0.1%から約2%の割合で存在する、請求項1から29のいずれか1項に記載の顆粒餌。
【請求項32】
制御剤が、約0.5%から約1.5%の割合で存在する、請求項1から29のいずれか1項に記載の顆粒餌。
【請求項33】
誘引物質が、組成物の重量に対して約0.001%から約0.5%の割合で存在する、請求項1から29のいずれか1項に記載の顆粒餌。
【請求項34】
誘引物質が、組成物の重量に対して約0.01%から約0.2%の割合で存在する、請求項1から29のいずれか1項に記載の顆粒餌。
【請求項35】
誘引物質が、組成物の重量に対して約0.05%から約0.15%の割合で存在する、請求項1から29のいずれか1項に記載の顆粒餌。
【請求項36】
食品が、組成物中に、組成物の重量に対して約25%までの割合で存在する、請求項1から29のいずれか1項に記載の顆粒餌。
【請求項37】
食品が、組成物中に、組成物の重量に対して約10%までの割合で存在する、請求項1から29のいずれか1項に記載の顆粒餌。
【請求項38】
充填材料が、組成物中に、組成物の重量に対して約90%までの割合で存在する、請求項1から29のいずれか1項に記載の顆粒餌。
【請求項39】
充填材料が、組成物中に、組成物の重量に対して約80%までの割合で存在する、請求項1から29のいずれか1項に記載の顆粒餌。
【請求項40】
苦味成分が、組成物中に、組成物の重量に対して約0.1%までの割合で存在する、請求項1から29のいずれか1項に記載の顆粒餌。
【請求項41】
苦味成分が、組成物中に、組成物の重量に対して約0.01%までの割合で存在する、請求項1から29のいずれか1項に記載の顆粒餌。
【請求項42】
苦味成分が、組成物中に、組成物の重量に対して約0.005%までの割合で存在する、請求項1から29のいずれか1項に記載の顆粒餌。
【請求項43】
誘引性染料が、組成物中に、組成物の重量に対して約1%までの割合で存在する、請求項1から29のいずれか1項に記載の顆粒餌。
【請求項44】
誘引性染料が、組成物中に、組成物の重量に対して約0.1%までの割合で存在する、請求項1から29のいずれか1項に記載の顆粒餌。
【請求項45】
構造安定剤が、組成物中に、組成物の重量に対して約25%までの割合で存在する、請求項1から29のいずれか1項に記載の顆粒餌。
【請求項46】
構造安定剤が、組成物中に、組成物の重量に対して約10%までの割合で存在する、請求項1から29のいずれか1項に記載の顆粒餌。
【請求項47】
組成物の重量に対して、組成物中の制御剤は、約0.01%から約5%の割合で、誘引物質は約0.001%から約0.5%の割合で、食品は約25%までの割合で、充填材料は約90%までの割合で、苦味成分は約0.1%までの割合で、誘引性染料は約1%までの割合で、構造安定剤は約25%までの割合で存在する、請求項1から29のいずれか1項に記載の顆粒餌。
【請求項48】
組成物の重量に対して、組成物中の制御剤は、約0.1%から約2%の割合で、誘引物質は約0.01%から約0.2%の割合で、食品は約10%までの割合で、充填材料は約80%までの割合で、苦味成分は約0.01%までの割合で、誘引性染料は約0.1%までの割合で、構造安定剤は約10%までの割合で存在する、請求項1から29のいずれか1項に記載の顆粒餌。
【請求項49】
組成物の重量に対して、組成物中の制御剤は、約0.5%から約1.5%の割合で、誘引物質は約0.05%から約0.15%の割合で、食品は約10%までの割合で、充填材料は約80%までの割合で、苦味成分は約0.005%までの割合で、誘引性染料は約0.1%までの割合で、構造安定剤は約10%までの割合で存在する、請求項1から29のいずれか1項に記載の顆粒餌。
【請求項50】
顆粒のサイズが、約1から約5mmである、請求項1から29のいずれか1項に記載の顆粒餌。
【請求項51】
顆粒のサイズが、約3から約4mmである、請求項1から29のいずれか1項に記載の顆粒餌。
【請求項52】
約0.63mmよりも小さい粒子の量が、約5%未満である、請求項1から29のいずれか1項に記載の顆粒餌。
【請求項53】
次の工程:
a)苦味成分以外の構成材料をプレミックスする工程;
b)場合によりプレミックス全体に苦味成分の溶液を噴霧する工程;
c)粒状化プロセスの間、最終混合物全体に水を噴霧する工程;
d)標準化工程;および
e)顆粒を乾燥および乾燥篩分けする工程
を含むことを特徴とする、請求項1から29のいずれか1項に記載の顆粒餌の調製方法。
【請求項54】
顆粒のサイズが、約1から約5mmである、請求項53に記載の顆粒餌の調製方法。
【請求項55】
顆粒のサイズが、約3から約4mmである、請求項53に記載の顆粒餌の調製方法。
【請求項56】
約0.63mmよりも小さい粒子の量が、約5%未満である、請求項53に記載の顆粒餌の調製方法。
【請求項57】
請求項53から56のいずれか1項に記載の方法により調製された、顆粒餌。
【請求項58】
家および畜舎、飼料貯蔵所、および衛生設備内のイエバエの制御のための、請求項1から29のいずれか1項に記載の顆粒餌の使用。

【公表番号】特表2007−500159(P2007−500159A)
【公表日】平成19年1月11日(2007.1.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−521520(P2006−521520)
【出願日】平成16年7月28日(2004.7.28)
【国際出願番号】PCT/EP2004/008465
【国際公開番号】WO2005/013687
【国際公開日】平成17年2月17日(2005.2.17)
【出願人】(597011463)ノバルティス アクチエンゲゼルシャフト (942)
【Fターム(参考)】