説明

机型こたつセット

【課題】机型こたつの天板と椅子の座部の高さを相互に協調させて調節することができるようにして、使用者の体の大きさに合わせてより使いやすいようにすることができる机型こたつセットを提供する。
【解決手段】机型こたつセットは、電気ヒーター(150)を備えている机型こたつ(1)と椅子(2)を備え、机型こたつ(1)は脚部材(13)を有する台部(10)と、中天板(15)と脚部材(16)で構成された昇降調節部(11)と、中天板(15)の上に載置される天板(12)を備え、台部(10)の脚部材(13)と昇降調節部(11)の脚部材(16)を合わせてスライドさせ、所定箇所で固定することで天板(12)の高さを調節するようにしてあり、椅子(2)は、座部(20)と、座部(20)が水平方向に回転自在に取り付けられている中台部(21)と、中台部(21)が着脱自在である椅子脚部(22)とを備え、中台部(21)を椅子脚部(22)に着脱することで、座部(20)の高さを調節するようにしてある。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、机型こたつセットに関するものである。更に詳しくは、電気ヒーターを備えている机型こたつと、椅子からなる机型こたつセットにおいて、机型こたつの天板と椅子の座部の高さを相互に協調させて調節することができる机型こたつセットに関する。
【背景技術】
【0002】
近年においては、こたつも多様化してきており、普通に使用されている足の短いテーブル型のこたつ以外にも、足の長いテーブル型又は机型のこたつも実用化され、広く使用されている。このような、足の長いテーブル型又は机型のこたつとしては、例えば特許文献1に開示されたこたつがある。
【0003】
特許文献1記載の「いす付き冷気遮断こたつ」は、折り畳み椅子の全前脚を囲む一個の筒状遮断帯を折り畳み椅子に着脱自在に連架し、筒状遮断帯の、折り畳み椅子の間に架け渡された部分の左右の概略中央で上部に、一台のこたつに少なくとも一個の錘を着脱自在に付ける構造を有し、椅子の位置や角度を多少変えても、こたつに冷気の侵入がないというものである。
また、この文献には、長脚こたつと椅子のセット及び他の実施例として学習机と椅子のセットも開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2001−355857
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前記「いす付き冷気遮断こたつ」は、椅子の位置や角度を多少変えても、こたつに冷気の侵入がないようにするという目的を達成するためには十分に有用であると思われる。
しかしながら、特許文献1で開示されている長脚こたつと椅子のこたつセット及び学習机と椅子のこたつセットは、いずれも高さの調節、すなわち長脚こたつ及び学習机では天板の高さの調節及び椅子では座部の高さの調節ができるようにはなっていない。
【0006】
このため、例えば使用者の体の大きさや使用する用途等に合わせて長脚こたつや学習机の天板の高さを調節することや、更に長脚こたつや学習机の天板の高さに適するように椅子の座部の高さを調節すること等、使用者がこたつセットを、より使いやすくするための調節をすることができない。
【0007】
(本発明の目的)
本発明の目的は、電気ヒーターを備えている机型こたつと、椅子からなる机型こたつセットにおいて、机型こたつの天板と椅子の座部の高さを相互に協調させて調節することができるようにして、例えば使用者の体の大きさや使用する用途等に合わせて、より使いやすいようにすることができる机型こたつセットを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために本発明が講じた手段は次のとおりである。
(1)本発明は、
脚部材と天板を有し、内部に電気ヒーターを備えている机型こたつと、
座部を有する椅子と、
を備えており、
前記机型こたつは、天板の高さを調節する天板高さ調節手段を備えており、
前記椅子は、座部の高さを調節する座部高さ調節手段を備えている、
机型こたつセットである。
【0009】
(2)本発明は、
内部に電気ヒーターを備えている机型こたつと、
座部を有する椅子と、
を備えており、
前記椅子は、前記座部の高さを調節する座部高さ調節手段を備えており、
前記机型こたつは、
両側に脚部材を有する台部と、
中天板と両側の脚部材で構成された昇降調節部と、
前記中天板の上に載置又は取り付けられる天板と、
を備えており、
前記台部の脚部材と前記昇降調節部の脚部材を合わせて上下方向にスライドさせ、固定手段で固定することで前記天板の高さを調節するようにしてある、
机型こたつセットである。
【0010】
(3)本発明は、
天板を有し、内部に電気ヒーターを備えている机型こたつと、
座部を有する椅子と、
を備えており、
前記机型こたつは、天板の高さを調節する天板高さ調節手段を備えており、
前記椅子は、
座部と、
該座部が水平方向に回転自在に取り付けられている中台部と、
該中台部が着脱自在である椅子脚部と、
を備えており、
前記中台部を椅子脚部に着脱することで、座部の高さを調節するようにしてある、
机型こたつセットである。
【0011】
(4)本発明は、
脚部材に、天板の高さの変化に関わりなく、使用者の足が当たらないように切り欠いた逃げ部が形成されるようにしてある、
前記(1)、(2)又は(3)の机型こたつセットである。
【0012】
本発明にいう「机型こたつ」の用語は、例えば本などを読み、字を書いたりするのに用いる台(机)又は飲食用の器物を載せる台(食卓、テーブル)に電気ヒーターを備えてこたつの機能を持たせたものという意味を含むものである。
【0013】
(作用)
本発明に係る机型こたつセットの作用を説明する。なお、ここでは、説明で使用する各構成要件に、後述する実施の形態において各部に付与した符号を対応させて付与するが、この符号は、特許請求の範囲の各請求項に記載した符号と同様に、あくまで内容の理解を容易にするためであって、各構成要件の意味を上記各部に限定するものではない。
【0014】
机型こたつセットは、机型こたつ(1)と椅子(2)で構成されており、机型こたつ(1)は、天板高さ調節手段(16,16a,161,162,163,13,13a,131,132,133,18)によって天板(12)の高さを調節することができ、椅子(2)は、座部高さ調節手段(21,22,210,270,29)によって座部(20)の高さを調節することができる。
【0015】
これにより、机型こたつ(1)の天板(12)と椅子(2)の座部(20)の高さを相互に協調させて調節することができる。したがって、例えば使用者の体の大きさや使用する用途等に合わせて、机型こたつセットをより使いやすいようにすることができる。
【0016】
脚部材(13,13a,16,16a)に、天板(12)の高さの変化に関わりなく、使用者の足が当たらないように切り欠いた逃げ部(100)が形成されるようにしてあるものは、椅子(2)に座った使用者が座部(20)を回転させて机型こたつ(1)から出たり入ったりするときに、膝等をこの逃げ部(100)に通すようにすることで、机型こたつ(1)の脚部材(13,13a,16,16a)に当たらないか当たりにくくなり、使いやすい利点がある。
【発明の効果】
【0017】
本発明は、電気ヒーターを備えている机と、椅子からなる机型こたつセットにおいて、机型こたつの天板と椅子の座部の高さを相互に協調させて調節することができるので、例えば使用者の体の大きさや使用する用途等に合わせて、より使いやすいようにすることができる机型こたつセットを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明に係る机型こたつセットの一実施の形態を示す斜視説明図。
【図2】本発明に係る机型こたつセットを構成する机型こたつの分解斜視図。
【図3】本発明に係る机型こたつセットを構成する椅子の分解斜視図。
【図4】机型こたつセットの使用方法を示し、(a)は机型こたつの天板が高位置のときの説明図、(b)は机型こたつの天板が中位置のときの説明図、(c)は机型こたつの天板が低位置のときの説明図。
【発明を実施するための形態】
【0019】
〔実施の形態〕
【0020】
本発明を図面に示した実施の形態に基づき詳細に説明する。
図1乃至図3を参照する。
机型こたつセットAは、図1に示すように、机型こたつ1と椅子2がセット(組)となって構成されている。
【0021】
机型こたつ1は、図2に示すように、台部10と昇降調節部11及び天板12で構成されている。
台部10は、それぞれ鉛直方向かつ所要間隔をおいて互いに平行に配された下部脚板13、13aを有している。下部脚板13、13aは、長方形の板体の後側(図2で右側)の上部を角部が丸いL型に切り欠いた切欠部130を有する形状である。下部脚板13、13aの下縁部には、下縁部より後部側へやや長い安定部材134、134aが取り付けられている。
【0022】
下部脚板13、13aは、前部側の下部を所要長さの板体である連結部材14をネジ止めにより連結して前記間隔をおいて一体化されている。また、下部脚板13、13aには、それぞれ固定手段を構成するネジ孔(個別の符号は省略)が形成されている。詳しくは、下部脚板13、13aに形成されている前後方向の両側のそれぞれ上下二箇所、合計四箇所のネジ孔を一組としている。下部脚板13、13aの内面には、このネジ孔組131、132、133が外面に貫通しないようにして、下から上方向に所要の間隔で三段に設けられている。
【0023】
昇降調節部11は、長方形状で横長の中天板15を有している。中天板15の下面には、電気ヒーター150が取り付けられている。中天板15の左右幅方向の両端部には、下方へ向けて上部脚板16、16aがネジ止めにより固定されている。上部脚板16、16aは、中天板15と直角かつ互いに平行に形成されている。上部脚板16、16aの間隔は、前記下部脚板13、13aの内面に上部脚板16、16aの外面が接してスライドできる間隔に設定されている。
【0024】
上部脚板16、16aは、長方形の板体の後側(図2で右側)の下部を角部が丸いL型に切り欠いた切欠部160を有し、その反対側の前側に切欠部160より前後方向の幅がやや狭い逃げ部164を有する形状である。逃げ部164は、昇降調節部11が下降したときに、上部脚板16、16aが前記台部10の連結部材14に当たらないようにするための逃げである。
【0025】
上部脚板16、16aは、前部側の上部を所要長さの板体である連結部材17をネジ止めにより連結して一体化が補強されている。また、上部脚板16、16aには、それぞれ固定手段を構成するネジ孔(個別の符号は省略)が形成されている。詳しくは、上部脚板16、16aに形成されている前後方向の両側のそれぞれ上下二箇所、合計四箇所のネジ孔を一組としている。上部脚板16、16aには、このネジ孔組161、162、163が、内外面を貫通して下から上方向に所要の間隔で三段に設けられている。
【0026】
中天板15の左右幅方向の両端寄りかつ前後方向のほぼ中間には、止めネジ具151が取り付けられている。各止めネジ具151は、回転ツマミ部(符号省略)は中天板15の下面側に出るように、ネジ部(符号省略)は先端部が中天板15の上面側に出るようにしてあり、軸周方向に回転自在に保持されている。
【0027】
また、天板12は長方形状で、中天板15と前後幅がほぼ同じで、左右幅がやや広い大きさに形成されている。天板12の左右幅方向の両端寄りの裏面側には、前記各止めネジ具151を螺着するためのネジ孔120が形成されている。
【0028】
机型こたつ1は、前記台部10と昇降調節部11及び天板12を組み立てて形成される。
まず、台部10を据え置き、昇降調節部11の上部脚板16、16aを台部10の下部脚板13、13aの内側に嵌め入れ、例えば上部脚板16、16aの最下部のネジ孔組161を下部脚板13、13aの最上部のネジ孔組133に合わせ、内側の上部脚板16、16a側から固定手段であるネジ18を螺着して、台部10に昇降調節部11を取り付ける。次に、止めネジ具151によって天板12を中天板15に取り付ける。
【0029】
前記組み立てた状態では、天板12は最も高い「高位置」に設定されている状態(後述する図4(a)参照)であるが、合わせるネジ孔組を変えることで、天板12の高さを複数段階に調節することができる。具体的には、上部脚板16、16aのネジ孔組161を下部脚板13、13aの中段部のネジ孔組132に合わせれば、天板12は中段の「中位置」に設定され(後述する図4(b)参照)、上部脚板16、16aのネジ孔組162を下部脚板13、13aの最下部のネジ孔組131に合わせれば、天板12は最下段の「低位置」に設定される(後述する図4(c)参照)。
【0030】
なお、前記ネジ孔組の配置によれば、前記以外にも、例えば上部脚板16、16aの中段のネジ孔組162を下部脚板13、13aの中段部のネジ孔組132に合わせることにより、天板12を前記「中位置」の高さよりやや低い高さに調節することもできる。
また、天板12は、こたつ布団を使用する使用状態においては、中天板15から取り外され、中天板15に被せられたこたつ布団の上に載置されて使用される(後述する図4参照)。
【0031】
前記机型こたつ1とセットとなる椅子2は、図3に示すように、座部20と、中台部21及び椅子脚部22で構成されている。
座部20は、基板23の上面にクッション24が取り付けられた構造であり、基板23の後部側(図3で奥側)には、背もたれ25が形成されている。基板23の下面側には、円板状の中台部21が回転軸支具26を介し回転自在に取り付けられている。回転軸支具26の下金具260は中台部21の中心部にネジ止めにより固定され、下金具260に回転自在に取り付けられている上金具261は基板23の下面にネジ止めにより固定されている。
【0032】
前記椅子脚部22は、十字形に形成された架台部材27と、架台部材27の四箇所の先端部に下方へ向け外側へやや拡がるように傾斜して固定された脚部材28で形成されている。架台部材27の四本の各横架部(符号省略)には、それぞれ上下方向へ貫通した通孔270が形成されている。前記構成の座部20と中台部21は、中台部21の底面の四箇所に形成されたネジ孔210に通孔270に通したネジ29をネジ込むことにより、椅子脚部22と一体化されている。
【0033】
座部20と中台部21は、前記構成を有することにより、中台部21を台として座部20を回転させることができる座部20が低い回転椅子として使用することができる。
また、座部20と中台部21は、中台部21を椅子脚部22に固定することで、脚付きの椅子となり、座部20が高い回転椅子として使用することができる。
【0034】
(作用)
図4を主に参照して、机型こたつセットAの作用を説明する。
机型こたつセットAによれば、まず、机型こたつ1は、前記したように天板12の高さを「高位置」(図4(a)参照)、「中位置」(図4(b)参照)及び「低位置」(図4(c)参照)の三段階に調節することができる。なお、こたつ布団3は、机型こたつ1の中天板15の上に掛けられ、天板12はそのこたつ布団3の上に載置される。
【0035】
椅子2は、前記したように座部20と中台部21を椅子脚部22と分離して中台部21を台とする使い方(図4(c)参照)と、座部20と中台部21を椅子脚部22と一体化して椅子脚部22を台とする使い方(図4(a)、(b)参照)で、座部20の高さを「高位置」と「低位置」の二段階に調節することができる。
また、椅子2の使用時には、四本の脚部材28を囲むように冷気遮断幕280が取り付けられ、机型こたつ1内に脚部材28の間の空間を通って冷気が侵入することを防止する。
【0036】
これにより、図4(a)に示すように、机型こたつ1の天板12と椅子2の座部20の両方の高さを「高位置」に調節することで、一般の大人が使用しやすい設定とすることができる。また、図4(b)に示すように、机型こたつ1の天板12の高さを「中位置」とし、椅子2の座部20の高さを「高位置」に調節することで、子供が使用しやすい設定とすることができる。更には、図4(c)に示すように、机型こたつ1の天板12の高さを「低位置」とし、椅子2の座部20の高さを「低位置」に調節することで、高齢者が使用しやすい設定とすることができる。
【0037】
なお、(1)前記机型こたつ1の天板12と椅子2の座部20の両方の高さを「高位置」に調節した場合、(2)机型こたつ1の天板12の高さを「中位置」とし、椅子2の座部20の高さを「高位置」に設定した場合及び(3)机型こたつ1の天板12の高さを「低位置」とし、椅子2の座部20の高さを「低位置」に設定した場合の各タイプにおいて、図4(a)、図4(b)、図4(c)にそれぞれ示すように、下部脚板13、13aの切欠部130と、上部脚板16、16aの切欠部160によって逃げ部100が形成される。
【0038】
このように、机型こたつ1の天板12を上下させて「高位置」、「中位置」、「低位置」で調節しても、各位置において、縦方向の長さは異なるが逃げ部100が形成される。したがって、例えば椅子2に座った使用者が座部20を回転させて机型こたつ1から出たり入ったりするときに、膝等をこの逃げ部100に通すようにすることで、机型こたつ1の下部脚板13、13a及び上部脚板16、16aに当たらないか当たりにくくなり、使いやすい利点がある。
【0039】
このように、机型こたつセットAによれば、机型こたつ1の天板12と椅子2の座部20の高さを相互に協調させて調節することができるので、前記のように、使用者の体の大きさや使用する用途等に合わせて、より使いやすいように設定することができる。
【0040】
なお、本明細書で使用している用語と表現は、あくまでも説明上のものであって、なんら限定的なものではなく、本明細書に記述された特徴およびその一部と等価の用語や表現を除外する意図はない。また、本発明の技術思想の範囲内で、種々の変形が可能であるということは言うまでもない。
【符号の説明】
【0041】
A 机型こたつセット
1 机型こたつ
10 台部
100 逃げ部
11 昇降調節部
12 天板
120 ネジ孔
13、13a 下部脚板
130 切欠部
131 ネジ孔組
132 ネジ孔組
133 ネジ孔組
134 安定部材
14 連結部材
15 中天板
150 電気ヒーター
151 ネジ具
16、16a 上部脚板
160 切欠部
161 ネジ孔組
162 ネジ孔組
163 ネジ孔組
164 逃げ部
17 連結部材
18 ネジ
2 椅子
20 座部
21 中台部
210 ネジ孔
22 椅子脚部
23 基板
24 クッション
25 背もたれ
26 回転軸支具
260 下金具
261 上金具
27 架台部材
270 通孔
28 脚部材
280 冷気遮断幕
29 ネジ
3 こたつ布団

【特許請求の範囲】
【請求項1】
脚部材(13,13a,16,16a)と天板(12)を有し、内部に電気ヒーター(150)を備えている机型こたつ(1)と、
座部(20)を有する椅子(2)と、
を備えており、
前記机型こたつ(1)は、天板(12)の高さを調節する天板高さ調節手段(16,16a,161,162,163,13,13a,131,132,133,18)を備えており、
前記椅子(2)は、座部(20)の高さを調節する座部高さ調節手段(21,22,210,270,29)を備えている、
机型こたつセット。
【請求項2】
内部に電気ヒーター(150)を備えている机型こたつ(1)と、
座部(20)を有する椅子(2)と、
を備えており、
前記椅子(2)は、前記座部(20)の高さを調節する座部高さ調節手段(21,22,210,270,29)を備えており、
前記机型こたつ(1)は、
両側に脚部材(13,13a)を有する台部(10)と、
中天板(15)と両側の脚部材(16,16a)で構成された昇降調節部(11)と、
前記中天板(15)の上に載置又は取り付けられる天板(12)と、
を備えており、
前記台部(10)の脚部材(13,13a)と前記昇降調節部(11)の脚部材(16,16a)を合わせて上下方向にスライドさせ、固定手段(161,162,163,131,132,133,18)で固定することで前記天板(12)の高さを調節するようにしてある、
机型こたつセット。
【請求項3】
脚部材(13,13a,16,16a)と天板(12)を有し、内部に電気ヒーター(150)を備えている机型こたつ(1)と、
座部(20)を有する椅子(2)と、
を備えており、
前記机型こたつ(2)は、天板(12)の高さを調節する天板高さ調節手段(161,162,163,131,132,133,18)を備えており、
前記椅子(2)は、
座部(20)と、
該座部(20)が水平方向に回転自在に取り付けられている中台部(21)と、
該中台部(21)が着脱自在である椅子脚部(22)と、
を備えており、
前記中台部(21)を椅子脚部(22)に着脱することで、座部(20)の高さを調節するようにしてある、
机型こたつセット。
【請求項4】
脚部材(13,13a,16,16a)に、天板(12)の高さの変化に関わりなく、使用者の足が当たらないように切り欠いた逃げ部(100)が形成されるようにしてある、
請求項1、2又は3記載の机型こたつセット。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2012−232018(P2012−232018A)
【公開日】平成24年11月29日(2012.11.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−103622(P2011−103622)
【出願日】平成23年5月6日(2011.5.6)
【出願人】(506004632)有限会社上久商店 (3)
【Fターム(参考)】