説明

柔軟な液体用の容器

【課題】自己シール式の注ぎ口を備えている、液体用の柔軟な容器を提供すること。
【解決手段】液体を収容するための柔軟な容器は、密封された内部空間を定めるように周縁シーム部分に沿って溶着されている柔軟な材料の2つの重なっている壁部を含み、この容器は、外側に突出している注ぎ口、および注ぎ口を容器の密封された内部空間に接続している流出通路を具備し、2つの重なっている壁部の一部を一体に溶着することにより形成された障害物が、流出通路の近傍の流出通路に実質的に対向した密封された内部空間に設けられていて、これにより、注ぎ口の流出通路の2つの対向した側部で、密封された内部空間と流出通路との間に、2つの狭い制限された通路を定めている。

【発明の詳細な説明】
【開示の内容】
【0001】
本発明は、自己シール式の注ぎ口を備えている、液体用の柔軟な容器、に関連している。
【0002】
飲み物またはその他の何らかの液体を保持するための柔軟な容器は、特に、それらの低い製造のコスト、最少量の材料の使用、および使用後の小さな嵩において、剛性の容器に優る幾つかの利点を提供している。しかしながら、開口された後に、その容器の柔軟なシート材とは別の、あるいは、当該シート材に溶接/結合されている、剛性の注ぎ口が備えられていなければ、これらの容器は開口された後に容易に閉じることができず、これらは液体を漏らす可能性がある。また、この容器が開口された後に、その使用者は液体が不意にこぼれることを防ぐためにその容器を保持する必要があり、その容器が空になるまで、その容器をテーブルやその他の何らかの表面の上に置いておくこともできない。
【0003】
上記の問題を解消するために、自己シール式の注ぎ口を伴う種々の柔軟な容器が提案されている。一般に、英国特許第769,810号および米国特許第4,988,016号において記載されているような、流れに対して高い抵抗を生じる注ぎ口により、流体の伝達において長く細い通路を伴う容器を提供するか、米国特許第5,411,178号において記載されているような、液体の流れに対して強い抵抗を生じる注ぎ口の近くにおける、狭いまたはその他の何らかの障害物の、いずれかにより、液体の流れに対する抵抗を高めることが提案されている。
【0004】
上記の米国特許第4,988,016号および英国特許第769,810号において、上記の自己シール作用は、主に、容器が作られている材料の弾性の特性、注ぎ口の寸法、ならびに、液体の特性、に依存している。また、上記米国特許第5,411,178号において記載されている容器のような、強い局所的な抵抗に依存しているシステムにおいては、上記の自己シール作用は、その通路の寸法、ならびに、液体の特性、特に、その表面張力、に強く依存している。全てのこれまでの解決方法において、自己シール作用は、その自己シール作用が通路の寸法またはその制限における変化により影響を受けると言う事実により、液体の特性、および/または、柔軟な容器の材料の特性、に強く依存していて、所定の注ぎ口の形状が特定の液体に対してのみ使用可能である。これらのシステムの別の重要な不都合点は、信頼性の高い自己シール作用を達成するために、流量を強く制限する流出通路の中の高い抵抗を有することが必要であり、容器を空にするために使用者により相当な圧縮力が加えられることを必要とする、と言うことである。さらに、上記容器の最初の使用の後に、その自己シール作用が低下する傾向があり、このことは不意な漏れを生じる。
【0005】
上記と同じことが、容器の中に保持されている液体により異なって形付けられている注ぎ口の使用を開示している特許出願のPCT国際公開第WO 98/01361号において記載されている容器、に対して言える。
【0006】
さらに、別の既知のシール手段は、米国特許第3,278,085号、同第5,228,782号および同第6,244,468号において記載されているように、使用者による使用の後に折り重ね部分を形成することに依存している。これらの解決方法は、自己シール作用を提供せず、使用者による介入を必要とする、と言う欠点を有している。
【0007】
従って、本発明の目的は、既に知られている容器に比べて改善されている、自己シール式の注ぎ口を伴う、液体用の柔軟な容器を提供することである。
【0008】
好ましくは、上記の自己シール作用は容器の中に保持される液体の特性にわずかにしか依存しておらず、信頼性が高く、使用者による過度の圧力を必要とせずに流出を可能にする。
【0009】
好ましくは、上記容器の注ぎ口は、単純であり、最少量の材料を用いて最少の費用で、容易に製造できる、所与の形態を有している。
【0010】
本発明の上記の目的を達成するために、特許請求の範囲における請求項1において記載されている特徴を有している、柔軟な容器が提供されている。さらに、具体的な実施形態がその従属の各請求項において記載されている。
【0011】
特定の実施形態が、以下において、種々の図形を含む、添付図面に基づいて、説明されている。
【0012】
各図面において示されている容器1は柔軟な材料の2個のシート材10,11により作成されており、これらの材料は同一の形状および同一の寸法を有していて、容器1の周縁部に沿って延在している溶着シーム部分または接着シーム部分12により一体に固定されている。容器の周縁部に沿って完全に延在していることに加えて、上記の溶着シーム部分12として与えられている組み立て用のシーム部分はまた、容器の周縁部の一部分から突出している注ぎ口13、も囲っている。従って、この注ぎ口13は容器1を形成している材料と同一の柔軟な材料のシート材により作成されており、この注ぎ口13は柔軟な容器1の内側において開口している流出通路130を含む。さらに、この注ぎ口13は弱体化用の溝部131を含むことができ、この溝部131は、その部分を切り取って、注ぎ口13および通路130を開口すること、を可能にしている。
【0013】
上記の柔軟な容器1の内側において、通路130がその柔軟な容器の内側に開口している場所の近くに、ポリマーによるかその他の何らかの柔軟な材料により作成されている、2個の柔軟なシート材10および11が、流出通路に対向して配置されている障害物14を形成する様式で、一体に溶着または結合されている。この溶着されている障害物14は細長い形状を有していて、2個の端部15の間に延在しており、これら2個の端部15は流出通路の両側において周縁の溶着部分12に部分的に重なっているが、通路130の方向に自由な2個の通路140,141を残している。この重なりの部分の長さLは、周縁の溶着部分12の全体の長さに比べて、比較的に短く、好ましくは、その10%よりも小さい。好ましくは、上記縦方向の障害物は、流出通路の両側における周縁の溶着部分12のそれぞれの部分に対して実質的に平行に、且つ、突出している注ぎ口のだいたいの方向に対してほぼ垂直に、延在している。
【0014】
容器1が充填用の注ぎ口(図示されていない)を介して充填されて、その充填後に永久的に封じられると、この容器1を形成している2個の壁部10および11の大きな中央の各部分は、図2および図3において分かるように、その容器が膨れるのに従って、互いに離れる。
【0015】
容器1が充填されて、各壁部10および11が、これに従って、互いに押し離されると、図1において示されている軸142および143に概ね沿って、狭められている各通路140および141に対して横方向に延在している、2個の折り重なり部分が壁部10および11のそれぞれにおいて形成される。この障害物14の各端部の近くにおける各壁部10および11、すなわち、狭められている各通路140および141の両側に近接していて互いに離れることを阻止されている、それぞれの壁部10および11の2個の部分、の変形は、それぞれの軸142および143に概ね沿って折り重なり部分を形成する。
【0016】
上記の折り重なりの部分142,143、ならびに、概ね細長い障害物14は、折り重ね線142,143の間に延在しているシームの一部分12aを伴って、図1において示されている、点線の割り込み線144にほぼ沿って、表面の一部分、を定めており、この表面の部分は、図2および図3において示されているように、曲がる(偏向する)傾向がある。このような、折り重なりの部分142,143の間における、注ぎ口を含む領域145の偏向は、互いに向かい合って押されていて、各通路140,141を通り、突出している注ぎ口130の開口部を介する液体の流れを阻止する弁を形成している、2個の柔軟なシート材の部分を、その領域の中に形成している。
【0017】
上記の柔軟な容器が図2および図3において示されているような平坦な表面の上に置かれていて、垂直方向の力Fv が概ね上側の壁部10の大きな中央の部分の上に加えられると、上記折り重なりの部分142,143、および中央の偏向領域145の偏向は上記の弁を強化し、それゆえ、その弁の締りを強める。
【0018】
上記の通路140,141の近くにおける折り重なりの部分142,143の強化、ならびに、上記の柔軟な各シート材の面に対して実質的に垂直である力Fv の供給により増加する上記領域145の偏向の増加は、容器内の圧力を高める別の物体がその容器の上部に置かれている場合においても、その柔軟な容器が実質的に平坦である表面の上においてその自然な状態で置かれている時に液体の漏れを有効に阻止するので、極めて有利である。
【0019】
上記領域145は上記容器の一方の側面または別の側面において偏向されるので、この領域145の偏向は非対称であることに注目する必要がある。この偏向は、溶着または結合されている障害物14の特定の形状、および、突出している注ぎ口の部分130およびシーム部分12aに対する障害物14の位置、の結果であり、これらの形状および位置は、共に、上記折り重なりの部分142,143の形態を決定している。特に、折り重なりの部分142および143、ならびに、障害物14は、上記2個の柔軟なシート材の間における割り込み線144を定めている。この線は直線状ではなく、それぞれの端部が周縁のシーム部分を横断している概ね湾曲状の形状を有している。このような、直線状でない、突出している注ぎ口の周囲の割り込み線はその注ぎ口の領域145の偏向を生じることを可能にしている。
【0020】
一方、流体が注ぎ口13を介して流れることを可能にするためには、使用者は、単に、容器に特定の力を加えて、特に、障害物14の溶着部分の面に対して実質的に垂直である、方向Fn に沿って少なくとも部分的に容器を押圧することにより、狭められている1個以上の通路140,141を閉じているリップ部分を開口することが必要である。その後、この圧縮動作を中断すると、これらの狭められている通路が閉じて、容器が閉鎖する。
【0021】
上記方向Fn に、すなわち、上記障害物の溶着部分の面に対して実質的に垂直に、上記容器に圧縮力を加えることにより、上記の偏向、および、折り重なりの部分142,143の効果の減少が生じ、これに伴って、各通路141,140に対する入口におけるシート材のリップ部分をわずかに開口する容器内の液体の圧力が高まり、その液体の流出が可能になる。実際に、圧縮力Fn が概ねシーム部分の横方向の各部分12bに加えられると、このことは容器の内部の圧力の増加を伴い、引張力FT およびトルクFR が注ぎ口の近くのシームの部分に作用し、これらの力の作用は注ぎ口の領域145を平坦にし、それゆえ、減少させる傾向がある。
【0022】
上記の狭められている通路140,141が極めて短い長さおよび極めて単純である形状を有していると言う事実により、上記シール部分の有効性は、既知の柔軟な容器におけるほどには、液体の特性および包装用の材料の弾性に強く依存していない。さらに、上記の突出している注ぎ口13が特定の形状を有することを必要としないことを考慮すると、この注ぎ口13は極めて簡潔で単純にすることができ、例えば、各図面において示されている実施例におけるように直線状にすることができ、このことはその注ぎ口13の製造およびその使用を容易にして、必要とされる材料の量を減少する。さらに、別の利点は、上記障害物を形成するための溶着部分の形状が極めて単純であり、従って、その障害物が、包装品またはパッケージ品を作成するために用いられる産業機械において、周縁の溶着されているシーム部分を形成するために行なわれる操作と同一の操作で、速やかに、且つ、低コストで形成できると言うこと、である。
【0023】
また、所定の柔軟なパッケージが任意の種類の液体を収容することができるが、唯一の制限はその容器を形成している材料に対する液体の化学的な適合性である。
【0024】
各図面は実質的に円形の形状を有する容器1を示しているが、この容器がその使用に適合している任意の形状を採ることができることが理解されると考える。例えば、直線状のエッジ部分を伴う一つの側面を有する設計の容器の場合には、この容器は、その直線状のエッジ部分に沿って折り重ねられていて、残りのエッジ部分がその容器を形成するために一体に溶着されている、柔軟な材料の単一のシートにより、形成できる。
【0025】
さらに、上記の図示および説明されている柔軟な容器の実施形態は2個の狭められている通路140および141を定めている障害物14を有している。しかしながら、上記容器が溶着部分12の隣接している部分に対して接触している障害物14の一方の端部を有していて、これにより、1個の狭められている通路のみを残しており、それゆえ、単一の折り重なりの部分がその容器の充填の際に壁部10および11において形成されることも可能である。
【0026】
また、図4および図5において示されている容器のような、別の実施形態において、この容器は、実質的に長方形である、形状を有しており、その注ぎ口13は、直角に隣接しているエッジ部分の間の中線に概ね沿う斜めの軸に沿っている方向に突出するように、その長方形の角の部分に配置されている。この実施形態において、溶着されている障害物14’は、この障害物が中央の通路146を備えていることを除いて、前述の実施形態と同様に、注ぎ口に対向して配列されている。また、この実施形態において、割り込み線144により定められている注ぎ口の領域145の偏向は前述の実施形態の場合における偏向と実質的に同一である。しかしながら、この容器の長方形の形状およびその角の部分における注ぎ口の位置により、この容器の対向している各エッジ部分12bの中央の部分に対して使用者により加えられる圧縮力は、前述の実施形態に比べて、その注ぎ口の領域145において目立たない引張力およびトルクを生じる。しかしながら、この容器の長方形の形状およびその一つの角の部分における注ぎ口の位置により、この容器の対向している各エッジ部分12bの中央の部分に対して使用者により加えられる圧縮力は、前述の実施形態よりも、その注ぎ口の領域145において目立たない引張力およびトルクを生じる。
【0027】
圧縮力が注ぎ口から比較的に長い距離において容器に加えられて、その注ぎ口が、容器に加えられる圧縮力に対して、その容器の非対称な位置にある場合における、上記のような細長い形状の場合において、その溶着されている障害物に備えられている中央の通路146は、この通路が上記注ぎ口の通路の中への液体の流れを開始して容易にすること、を可能にしている。
【0028】
〔実施の態様〕
(1)柔軟な材料により作成されている2個の壁部(10,11)を含む液体を保持するための柔軟な容器(1)において、前記壁部の自由な、折り重なっているエッジ部分が、前記容器の内部の密封されている空間を定めるために、溶着されているか接着しているシーム部分(12)により一体に組み合わされており、前記2個の壁部が、前記容器の周縁部分から外側に突出するように設計されている注ぎ口(13)、および、この注ぎ口を前記容器の内部空間に接続している流出通路(130)、も定めている、柔軟な容器(1)であって、
前記2個の壁部を一体に溶着または結合することにより形成されている1個または数個の障害物(14,14’)が、前記内部空間と流出通路との間における液体のために利用可能な通路の部分を制限しながら、少なくとも1個の狭められている通路(140,141,146)を開口状態で残す様式で、さらに、前記注ぎ口を含む表面の部分が偏向されていて、この表面の部分が、前記1個以上の障害物により、さらに、これらの障害物に対して実質的に横方向に配向されている折り重なり部分(142,143)により、実質的に定められている様式で、前記注ぎ口(13)に続いている通路(130)に実質的に対向していてその近くにある前記内部空間の中に配置されている、柔軟な容器(1)。
(2)実施態様1に記載の柔軟な容器であって、前記障害物(14)が、前記柔軟な壁部(10,11)のそれぞれ1個における、2個の対向している部分を溶着するか結合することによる組み立てにより形成されている、柔軟な容器。
(3)実施態様1および2のいずれか一つに記載の柔軟な容器であって、前記障害物(14)が、前記注ぎ口の流出通路(130)の両側に、2個の狭められている通路(140,141)を定めている、柔軟な容器。
(4)実施態様1乃至3のいずれか一つに記載の柔軟な容器であって、前記注ぎ口(13)が概ね直線状の形状を有していて、当該注ぎ口(13)が固定されている容器の周縁部分に対して垂直に延出している、柔軟な容器。
(5)実施態様1乃至4のいずれか一つに記載の柔軟な容器であって、前記注ぎ口(13)が当該注ぎ口を切り取るための溝部(131)を含む、柔軟な容器。
【0029】
(6)実施態様1乃至5のいずれか一つに記載の柔軟な容器であって、当該容器が柔軟な材料のシート材により作成されていて、このシート材が前記2個の壁部(10,11)を形成するために折り重ねられている、柔軟な容器。
(7)実施態様1乃至5のいずれか一つに記載の柔軟な容器であって、当該容器が前記2個の壁部(10,11)を形成している、柔軟な材料の、2個のシート材により構成されている、柔軟な容器。
(8)実施態様1乃至7のいずれか一つに記載の柔軟な容器であって、前記障害物(14)が細長い形状を有していて、前記注ぎ口の両側における組み立て用のシーム部分に部分的に重なっている2個の端部(15)の間に、延在している、柔軟な容器。
(9)実施態様1乃至8のいずれか一つに記載の柔軟な容器であって、前記注ぎ口の両側における組み立て用のシーム部分に部分的に重なっている前記障害物の部分の長さがそのシーム部分の全長の5%よりも短い、柔軟な容器。
(10)実施態様1乃至9のいずれか一つに記載の柔軟な容器であって、前記障害物(14)が、前記注ぎ口(13)の両側に配置されている前記組み立て用のシーム部分(12)の各部分に対して、実質的に平行に延在している、柔軟な容器。
(11)実施態様1乃至10のいずれか一つに記載の柔軟な容器であって、当該容器が、前記注ぎ口の流出通路(130)に対向している狭められている通路(146)により分離されている少なくとも2個の障害物(14’)、を含む、柔軟な通路。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本発明による容器の上面図である。
【図2】平坦な表面の上に置かれている図1の容器の正面図である。
【図3】平坦な表面の上に置かれている上記と同一の容器の側面図である。
【図4】本発明の第2の実施形態による容器の上面図である。
【図5】上記第2の実施形態の斜視図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
液体を収容するための柔軟な容器において、
前記容器は、密封された内部空間を定めるように周縁シーム部分に沿って溶着されている柔軟な材料の2つの重なっている壁部を含み、
前記容器は、外側に突出している注ぎ口、および前記注ぎ口を前記容器の前記密封された内部空間に接続している流出通路を具備し、
前記2つの重なっている壁部の一部を一体に溶着することにより形成された障害物が、前記流出通路の近傍の前記流出通路に実質的に対向した前記密封された内部空間に設けられていて、これにより、前記注ぎ口の前記流出通路の2つの対向した側部で、前記密封された内部空間と前記流出通路との間に、2つの狭い制限された通路を定めており、
前記注ぎ口および前記周縁シーム部分に対する前記障害物の位置は、前記注ぎ口を含み、前記障害物により、かつ前記障害物に対して実質的に横断するように向けられた折り目により境界付けられた前記重なっている壁部の部分が、液体が前記密封された内部空間内に存在しているときに、偏向するか、またはアーチ形に曲がるようになっており、
障害物は、細長い形状を有しており、前記周縁シーム部分の、前記周縁シーム部分に重なっている前記障害物の2つの端部の間の前記注ぎ口の両側に設けられた部分に実質的に平行に延びており、前記周縁シーム部分に重なっている前記2つの端部は、前記周縁シーム部分の全長の5%未満の量で、前記注ぎ口の両側で前記周縁シーム部分に重なっており、
前記注ぎ口は、概ね直線形状を有し、前記注ぎ口が取り付けられている前記容器の周縁部分に実質的に垂直に延びている、柔軟な容器。
【請求項2】
請求項1に記載の柔軟な容器において、
前記注ぎ口は、前記注ぎ口の一部を切り取るための溝部を含む、柔軟な容器。
【請求項3】
請求項1または2に記載の柔軟な容器において、
前記容器の壁部は、柔軟な材料の単一シート材から作られており、このシート材は、前記2つの壁部を重ね合わせるように折り重ねられている、柔軟な容器。
【請求項4】
請求項1または2に記載の柔軟な容器において、
前記容器の壁部は、柔軟な材料の2枚の別個のシート材から作られている、柔軟な容器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2011−57296(P2011−57296A)
【公開日】平成23年3月24日(2011.3.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−287900(P2010−287900)
【出願日】平成22年12月24日(2010.12.24)
【分割の表示】特願2006−506341(P2006−506341)の分割
【原出願日】平成16年3月12日(2004.3.12)
【出願人】(505367578)パカーマン・エスエイ (2)
【氏名又は名称原語表記】Pakerman S.A.
【住所又は居所原語表記】rue de Saint−Leger 28,CH−1204 Geneve,Switzerland
【Fターム(参考)】