説明

梱包用緩衝材

【課題】冷蔵庫の底面における強度不足の部分に対して、落下衝撃の影響を抑制できる梱包用緩衝材を提供する。
【解決手段】第1の部材11において、一部111の厚みは、他部112の厚みに比べて、小さい。第2の部材12において、一部121の厚みは、他部122の厚みに比べて、小さい。冷蔵庫の底面において強度の小さな部分を、一部111,121に設置し、冷蔵庫の底面において強度の大きな部分を、他部112,122に設置する。このため、冷蔵庫の底面において強度の小さな部分は、緩衝性を有する一部111,121により、落下衝撃の影響を受けない。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、冷蔵庫や棚などの被梱包物の底面を支持しつつ梱包する梱包用緩衝材に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、冷蔵庫の底面を支持しつつ梱包する梱包用緩衝材としては、底台と、この底台の左右両側に固定される下部緩衝部材とを、備えたものがある(特開平7−267277号公報:特許文献1参照)。下部緩衝部材として、発泡スチロール材が一般的に使用されている。
【0003】
梱包用緩衝材に冷蔵庫を水平に載せた後、外装箱を被せる順序で梱包するため、底台の底面に対して冷蔵庫の底面を水平に保つことが、下部緩衝部材には要求される。したがって、必然的に下部緩衝部材の垂直方向の厚みは一定である。
【特許文献1】特開平7−267277号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記従来の梱包用緩衝材では、下部緩衝部材の垂直方向の厚みは一定であるため、冷蔵庫を梱包用緩衝材で梱包した状態で冷蔵庫を落下したときの衝撃(特に下部緩衝部材の真下方向への衝撃:稜落下)に対しては、一定の緩衝性能を保つことしかできない。
【0005】
つまり、冷蔵庫の底面において、一部分の強度が、他の部分の強度に比べて、不足している場合、強度不足の一部分に対して、落下衝撃の影響が発生するという課題があった。
【0006】
そこで、この発明の課題は、冷蔵庫などの被梱包物の底面における強度不足の部分に対して、落下衝撃の影響を抑制する梱包用緩衝材を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、この発明の梱包用緩衝材は、
一部の強度が他部の強度よりも小さい一面を有する被梱包物におけるこの一面を支持しつつ梱包して、この被梱包物に対する外部からの衝撃を緩衝する梱包用緩衝材であって、
上記被梱包物の一面を支持する支持面を有し、
上記支持面の一部を含む一の部位の剛性は、上記支持面の他部を含む他の部位の剛性に比べて、小さく、
上記一の部位は、上記被梱包物の上記一面の上記一部を支持するように配置される一方、
上記他の部位は、上記被梱包物の上記一面の上記他部を支持するように配置されていることを特徴としている。
【0008】
この発明の梱包用緩衝材によれば、上記一の部位の剛性は、上記他の部位の剛性に比べて、小さいので、一の部位は、他の部位に比べて、高い緩衝性(弾力性)を有する。このため、被梱包物を梱包用緩衝材にて梱包した状態で被梱包物を落下したときの衝撃(特に梱包用緩衝材の真下方向への衝撃:稜落下)に対して、フレキシブルな緩衝性能を発揮できる。
【0009】
そして、上記一の部位は、上記被梱包物の上記一面の上記一部を支持するように配置される一方、上記他の部位は、上記被梱包物の上記一面の上記他部を支持するように配置されているので、強度の小さな被梱包物の一部は、高い緩衝性を有する一の部位に支持される。このため、被梱包物の強度不足の一部は、落下衝撃の影響を受けない。
【0010】
また、一実施形態の梱包用緩衝材では、上記一の部位における上記支持面に直交する方向の厚みは、上記他の部位における上記支持面に直交する方向の厚みに比べて、小さい。
【0011】
この実施形態の梱包用緩衝材によれば、上記一の部位における上記支持面に直交する方向の厚みは、上記他の部位における上記支持面に直交する方向の厚みに比べて、小さいので、簡単な構成で、一の部位の緩衝性を向上できる。
【0012】
また、一実施形態の梱包用緩衝材では、
上記一の部位の材質と上記他の部位の材質とは、異なり、
上記一の部位の材質は、上記他の部位の材質に比べて、剛性が小さい。
【0013】
この実施形態の梱包用緩衝材によれば、上記一の部位の材質と上記他の部位の材質とは、異なり、上記一の部位の材質は、上記他の部位の材質に比べて、剛性が小さいので、一の部位または他の部位の材質を、別の部材の材質と同一とすることで、リサイクルし易く環境に配慮した梱包用緩衝材を提供できる。
【0014】
また、一実施形態の梱包用緩衝材では、
一方向に延在して互いに間隔をあけて平行に配列されている第1の部材および第2の部材と、
一端が上記第1の部材に取り付けられると共に他端が上記第2の部材に取り付けられている第3の部材と
を備え、
上記第1の部材の一部および上記第2の部材の一部は、上記一の部位に相当し、
上記第1の部材の他部および上記第2の部材の他部は、上記他の部位に相当し、
上記第3の部材は、上記第1の部材の上記他部および上記第2の部材の上記他部に取り付けられている。
【0015】
この実施形態の梱包用緩衝材によれば、第1の部材、第2の部材および第3の部材を備え、上記第1の部材の一部および上記第2の部材の一部は、上記一の部位に相当し、上記第1の部材の他部および上記第2の部材の他部は、上記他の部位に相当し、上記第3の部材は、上記第1の部材の上記他部および上記第2の部材の上記他部に取り付けられているので、第3の部材の他部の緩衝性を、第1の部材の他部および第2の部材の他部の緩衝性よりも、高くできる。
【発明の効果】
【0016】
この発明の梱包用緩衝材によれば、上記一の部位の剛性は、上記他の部位の剛性に比べて、小さく、上記一の部位は、上記被梱包物の上記一面の上記一部を支持するように配置される一方、上記他の部位は、上記被梱包物の上記一面の上記他部を支持するように配置されているので、被梱包物の一面における強度不足の部分に対して、落下衝撃の影響を抑制できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
【0018】
(第1の実施形態)
図1は、この発明の梱包用緩衝材の使用状態を示す斜視図を示している。梱包用緩衝材1は、冷蔵庫2の底面2aを支持しつつ梱包して、この冷蔵庫2に対する外部からの衝撃を緩衝する。
【0019】
そして、冷蔵庫2の標準的な梱包方法を説明すると、重量物である冷蔵庫2を、梱包用緩衝材1に載せて、ポリ袋3に続いて外装箱4を被せた後、上部緩衝材5を設置して、仮想線に示すようにテープ6にて封緘し、最後にPPバンド7にて梱包用緩衝材1と外装箱4とを結束する。図1中の矢印F方向は、冷蔵庫2の前側(扉側)を示す。
【0020】
図2に示すように、冷蔵庫2は、コンプレッサ20を収めるコンプレッサ室21を背面下部に設けている。コンプレッサ室21は、ウレタン発泡を有していない外壁で形成されている。この外壁は、底壁21a、左側壁21b、右側壁21cおよび背壁21dを含む。なお、左右方向とは、冷蔵庫2の前方向(矢印F)からみて、左右方向をいう。
【0021】
製品の信頼性試験としての落下試験において、底壁21a、左側壁21bおよび右側壁21cが強度不足となる。しかし、底壁21a、左側壁21bおよび右側壁21cの強度の補強は、製品仕様上において必須条件ではなく、また、コストアップの要因となるため、補強を行えない。したがって、梱包運搬時のみ強度不足を梱包用緩衝材1で補うことが信頼性向上に必須である。
【0022】
ただし、梱包用緩衝材1の全体に強度アップすると、冷蔵庫2の強度が弱い部分には逆に影響が発生するので、冷蔵庫2の底面2aにおいて、底壁21a、左側壁21bおよび右側壁21c側のみに緩衝性をもち、底面2aにおいて、それ以外の部分に強度を保持するようにする。
【0023】
図3に示すように、梱包用緩衝材1は、底台10と、この底台10にテープ17にて取り付けられる第1の部材11および第2の部材12とを有する。底台10の材質は、段ボールであり、第1の部材11および第2の部材12の材質は、発泡スチロールである。
【0024】
第1の部材11および第2の部材12は、一方向としての矢印F方向(前方向)に延在して、一方向に直交する方向(左右方向)に互いに間隔をあけて平行に配列されている。第1の部材11は、左側に配置され、第2の部材12は、右側に配置される。
【0025】
図4に示すように、第1の部材11は、冷蔵庫2の底面2aを支持する支持面110を有する。第1の部材11は、支持面110の一部を含む一部111と、支持面110の他部を含む他部112とを有する。一部111は、前後方向の後側に位置し、他部112は、前後方向の前側に位置する。
【0026】
一部111の剛性は、他部112の剛性に比べて、小さい。この剛性は、少なくとも支持面110に直交する方向の剛性である。つまり、一部111における支持面110に直交する方向の厚みは、他部112における支持面110に直交する方向の厚みに比べて、小さい。一部111の底側には、切欠き部(カット部)111aが設けられている。
【0027】
同様に、第2の部材12は、冷蔵庫2の底面2aを支持する支持面120を有する。第2の部材12は、支持面120の一部を含む一部121と、支持面120の他部を含む他部122とを有する。一部121は、前後方向の後側に位置し、他部122は、前後方向の前側に位置する。
【0028】
一部121の剛性は、他部122の剛性に比べて、小さい。この剛性は、少なくとも支持面120に直交する方向の剛性である。つまり、一部121における支持面120に直交する方向の厚みは、他部122における支持面120に直交する方向の厚みに比べて、小さい。一部121の底側には、切欠き部(カット部)121aが設けられている。
【0029】
第1の部材11の一部111および第2の部材12の一部121は、梱包用緩衝材1の一の部位を構成し、第1の部材11の他部112および第2の部材12の他部122は、梱包用緩衝材1の他の部位を構成する。
【0030】
冷蔵庫2の底面2aの一部(後側)の強度は、冷蔵庫2の底面2aの他部(前側)の強度よりも、小さく、一の部位は、底面2aの一部を支持するように配置される一方、他の部位は、底面2aの他部を支持するように配置されている。
【0031】
すなわち、冷蔵庫2の底面2aにおいて左側壁21b側を、第1の部材11の一部111の支持面110に設置し、冷蔵庫2の底面2aにおいて右側壁21c側を、第2の部材12の一部121の支持面120に設置する。
【0032】
言い換えると、冷蔵庫2の底面2aにおいて強度の小さな部分を、第1の部材11の一部111および第2の部材12の一部121に設置し、冷蔵庫2の底面2aにおいて強度の大きな部分を、第1の部材11の他部112および第2の部材12の他部122に設置する。
【0033】
上記構成の梱包用緩衝材1によれば、一の部位の剛性は、他の部位の剛性に比べて、小さいので、一の部位は、他の部位に比べて、高い緩衝性(弾力性)を有する。このため、冷蔵庫2を梱包用緩衝材1にて梱包した状態で冷蔵庫2を落下したときの衝撃(特に梱包用緩衝材1の真下方向への衝撃:稜落下)に対して、フレキシブルな緩衝性能を発揮できる。
【0034】
また、一の部位は、底面2aの一部を支持するように配置される一方、他の部位は、底面2aの他部を支持するように配置されているので、強度の小さな冷蔵庫2の一部は、高い緩衝性を有する一の部位に支持される。このため、冷蔵庫2の強度不足の一部は、落下衝撃の影響を受けない。
【0035】
また、一の部位の厚みは、他の部位の厚みに比べて、小さいので、簡単な構成で、一の部位の緩衝性を向上できる。
【0036】
(第2の実施形態)
図5Aと図5Bは、この発明の梱包用緩衝材の第2の実施形態を示している。上記第1の実施形態と相違する点を説明すると、この第2の実施形態では、第1の部材11および第2の部材12に他の部材が取り付けられている。なお、この第2の実施形態において、上記第1の実施形態と同一の部分には、同一の参照番号を付して、詳細な説明を省略する。
【0037】
図5Aと図5Bに示すように、第2実施形態の梱包用緩衝材1Aでは、第1の部材11の底面および側面を覆うように、L型アングル状部材18を設けている。第2の部材12の底面および側面を覆うように、L型アングル状部材18を設けている。L型アングル状部材18の材質は、紙管である。
【0038】
したがって、第1の部材11および第2の部材12をL型アングル状部材18にて補強することで、第1の部材11および第2の部材12の強度不足を抑制する。
【0039】
(第3の実施形態)
図6は、この発明の梱包用緩衝材の第3の実施形態を示している。上記第1の実施形態と相違する点を説明すると、この第3の実施形態では、第1の部材11および第2の部材12に他の部材が取り付けられている。なお、この第3の実施形態において、上記第1の実施形態と同一の部分には、同一の参照番号を付して、詳細な説明を省略する。
【0040】
図6に示すように、第3実施形態の梱包用緩衝材1Bでは、底台10に、第3の部材13がテープ17にて固定されている。第3の部材13は、左右方向に延在している。第3の部材13の材質は、発泡スチロールである。第3の部材13の一端は、第1の部材11の他部112に取り付けられ、第3の部材13の他端は、第2の部材12の他部122に取り付けられている。第1の部材11、第2の部材12および第3の部材13は、平面視、略H型に形成される。
【0041】
したがって、第1の部材11および第2の部材12を第3の部材13にて補強することで、第1の部材11および第2の部材12の強度不足を抑制する。
【0042】
(第4の実施形態)
図7は、この発明の梱包用緩衝材の第4の実施形態を示している。上記第1の実施形態と相違する点を説明すると、この第4の実施形態では、第1の部材および第2の部材の構成が相違する。なお、この第4の実施形態において、上記第1の実施形態と同一の部分には、同一の参照番号を付して、詳細な説明を省略する。
【0043】
図7に示すように、第4実施形態の梱包用緩衝材1Cでは、第1の部材11Aにおいて、一部(後部)111Aの材質と他部(前部)112Aの材質とは、異なり、一部111Aの材質は、他部112Aの材質に比べて、(少なくとも鉛直方向の)剛性が小さい。一部111Aの材質は、段ボールであり、他部112Aの材質は、発泡スチロールである。
【0044】
同様に、第2の部材12Aにおいて、一部(後部)121Aの材質と他部(前部)122Aの材質とは、異なり、一部121Aの材質は、他部122Aの材質に比べて、(少なくとも鉛直方向の)剛性が小さい。一部121Aの材質は、段ボールであり、他部122Aの材質は、発泡スチロールである。
【0045】
したがって、一部111A,121A(一の部位)の緩衝性を、他部112A,122A(他の部位)の緩衝性に比べて、高くできる。また、一部111A,121Aの材質を、底台10の材質と同一とできて、リサイクルし易く環境に配慮した梱包用緩衝材を提供できる。
【0046】
(第5の実施形態)
図8は、この発明の梱包用緩衝材の第5の実施形態を示している。上記第1の実施形態と相違する点を説明すると、この第5の実施形態では、第1の部材および第2の部材の構成が相違する。なお、この第5の実施形態において、上記第1の実施形態と同一の部分には、同一の参照番号を付して、詳細な説明を省略する。
【0047】
図8に示すように、第5実施形態の梱包用緩衝材1Dでは、第1の部材11B、第2の部材12Bおよび第3の部材13を有する。第1の部材11Bは、上記第1実施形態の第1の部材11と比べて、切欠き部がなく、一部111Bの厚みと他部112Bの厚みとは、同じである。第2の部材12Bは、上記第1実施形態の第2の部材12と比べて、切欠き部がなく、一部121Bの厚みと他部122Bの厚みとは、同じである。第3の部材13は、上記第3実施形態の第3の部材13と同じ構成である。
【0048】
第3の部材13の一端は、第1の部材11Bの他部112Bに取り付けられ、第3の部材13の他端は、第2の部材12Bの他部122Bに取り付けられている。第1の部材11B、第2の部材12Bおよび第3の部材13は、平面視、略H型に形成される。
【0049】
したがって、一部111B,121B(一の部位)の(少なくとも鉛直方向の)剛性を、他部112B,122B(他の部位)の(少なくとも鉛直方向の)剛性に比べて、小さくできて、一部111B,121Bの緩衝性を、他部112B,122Bの緩衝性に比べて、高くできる。
【0050】
なお、この発明は上述の実施形態に限定されない。例えば、冷蔵庫の底面以外の上面や側面などの一面を、被梱包物にて支持してもよい。また、冷蔵庫以外に洗濯機や棚や家具などの箱体を被梱包物として、この被梱包物を梱包用緩衝材にて梱包してもよい。また、上記第1〜上記第5の実施形態の特徴点を、様々に組み合わせてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0051】
【図1】冷蔵庫の梱包組立を示す説明図である。
【図2】冷蔵庫の外観を示す斜視図である。
【図3】本発明の梱包用緩衝材の第1実施形態を示す斜視図である。
【図4】梱包用緩衝材の第1の部材および第2の部材を示す斜視図である。
【図5A】本発明の梱包用緩衝材の第2実施形態を示す斜視図である。
【図5B】図5Aの要部の拡大断面図である。
【図6】本発明の梱包用緩衝材の第3実施形態を示す斜視図である。
【図7】本発明の梱包用緩衝材の第4実施形態を示す斜視図である。
【図8】本発明の梱包用緩衝材の第5実施形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0052】
1,1A〜1D 梱包用緩衝材
2 冷蔵庫(被梱包物)
2a 底面
3 ポリ袋
4 外装箱
5 上部緩衝材
6 テープ
7 梱包バンド
10 底台
11,11A,11B 第1の部材
110 支持面
111,111A,111B 一部
111a 切欠き部
112,112A,112B 他部
12,12A,12B 第2の部材
120 支持面
121,121A,121B 一部
121a 切欠き部
122,122A,122B 他部
13 第3の部材
17 テープ
18 L型アングル状部材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一部の強度が他部の強度よりも小さい一面を有する被梱包物におけるこの一面を支持しつつ梱包して、この被梱包物に対する外部からの衝撃を緩衝する梱包用緩衝材であって、
上記被梱包物の一面を支持する支持面を有し、
上記支持面の一部を含む一の部位の剛性は、上記支持面の他部を含む他の部位の剛性に比べて、小さく、
上記一の部位は、上記被梱包物の上記一面の上記一部を支持するように配置されている一方、
上記他の部位は、上記被梱包物の上記一面の上記他部を支持するように配置されていることを特徴とする梱包用緩衝材。
【請求項2】
請求項1に記載の梱包用緩衝材において、
上記一の部位における上記支持面に直交する方向の厚みは、上記他の部位における上記支持面に直交する方向の厚みに比べて、小さいことを特徴とする梱包用緩衝材。
【請求項3】
請求項1または2に記載の梱包用緩衝材において、
上記一の部位の材質と上記他の部位の材質とは、異なり、
上記一の部位の材質は、上記他の部位の材質に比べて、剛性が小さいことを特徴とする梱包用緩衝材。
【請求項4】
請求項1から3の何れか一つに記載の梱包用緩衝材において、
一方向に延在して互いに間隔をあけて平行に配列されている第1の部材および第2の部材と、
一端が上記第1の部材に取り付けられると共に他端が上記第2の部材に取り付けられている第3の部材と
を備え、
上記第1の部材の一部および上記第2の部材の一部は、上記一の部位に相当し、
上記第1の部材の他部および上記第2の部材の他部は、上記他の部位に相当し、
上記第3の部材は、上記第1の部材の上記他部および上記第2の部材の上記他部に取り付けられていることを特徴とする梱包用緩衝材。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5A】
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【図5B】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2010−137863(P2010−137863A)
【公開日】平成22年6月24日(2010.6.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−312970(P2008−312970)
【出願日】平成20年12月9日(2008.12.9)
【出願人】(000005049)シャープ株式会社 (33,933)
【Fターム(参考)】