説明

梱包箱と梱包方法と梱包材加工装置

【課題】十分な水密性を有し、かつ、適度な通気性を備え、環境負荷を最小限にした梱包材を提供する。
【解決手段】少なくとも2枚が互いに対向するように平行に配置されて一体化され、多重の壁体18を形成している生分解性プラスチックシート12と、対向する2枚の生分解性プラスチックシート12の間に配置され、当該2枚の生分解性プラスチックシート12を所定の閉空間20を形成しつつ結合して一体化しているスペーサ14と、多重の壁体18を容器状に成型したとき、容器の外側の生分解性プラスチックシート12aとスペーサ14を挟んで対向する内側の生分解性プラスチックシート12bにより形成された閉空間20に外気を流通させるためのピンホールまたはスリットであって、内側の生分解性プラスチックシート12bに形成されている通気孔16とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は通気性を必要とするものの梱包に利用される梱包箱と梱包方法と梱包材加工装置に関する。
【背景技術】
【0002】
電子部品や各種製品の梱包にはダンボール箱が多用される。また、環境保護のために生分解性プラスチックによるプラスチックダンボール箱も利用されている(特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2004−189280号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
食品の梱包には、外部からの雑菌の侵入等を防ぐために水密性が要求される。一方、呼吸をしている生鮮食品の梱包には適度な通気性が要求される。従って、気密性の高いプラスチックダンボール箱による梱包が適さないこともある。本発明はこうした課題を解決する。即ち、本発明は、十分な水密性を有し、かつ、適度な通気性を備え、環境負荷を最小限にした、梱包箱と梱包方法と梱包材加工装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
以下の構成は上記の課題を解決するための手段である。
〈構成1〉 壁体を形成するように、少なくとも2枚が互いに対向するように平行に配置された生分解性プラスチックシートと、上記対向する複数の生分解性プラスチックシートの間に配置され、当該複数の生分解性プラスチックシートの間に所定の閉空間を形成しつつ両者を結合して一体化しているスペーサと、上記壁体を容器状に成型したとき、容器の外側の生分解性プラスチックシートと上記スペーサを挟んで対向する内側の生分解性プラスチックシートとにより形成された閉空間に対して外気を流通させるためのものであって、上記内側の生分解性プラスチックシートに形成されている通気孔とを備えたことを特徴とする梱包箱。
【0005】
生分解性プラスチックシートは防水性がある。また、生分解性プラスチックは若干の通気性を持つ。容器の内側の生分解性プラスチックシートに通気孔を設けて、生分解性プラスチックシートを用いた容器に水密性と適度な通気性を与えることができた。
【0006】
〈構成2〉 構成1に記載の梱包箱において、上記閉空間が互いに平行な所定の幅と長さの多数の筒状に形成されているとき、上記ピンホールまたはスリットは、上記スペーサの長さ方向に対して垂直方向に分散配置されていることを特徴とする梱包箱。
【0007】
プラスチックダンボールは、スペーサの縦板体の長さ方向に折り目が生じ易い。ピンホールまたはスリットを筒状の閉空間に対して垂直方向に分散配置し、強度を低下させることなく、通気性を高めることができる。
【0008】
〈構成3〉 構成1に記載の梱包箱において、容器状に成型された上記壁体の隅の部分に設けられた折り目に沿って、上記ピンホールまたはスリットを形成したことを特徴とする梱包箱。
【0009】
プラスチックダンボールを折り曲げて容器状に成型するとき、その折り目に沿ってピンホールまたはスリットを予め形成しておくと、折り曲げ加工が容易になる。しかも、同時に通気孔も形成できる。また、折り目の部分ならば機械的強度を低下させることがない。
【0010】
〈構成4〉 構成1に記載の梱包箱において、上記スペーサも生分解性プラスチックからなり、容器状に成型された上記壁体の端縁部分が容器外に露出しているとき、この端縁部分に近い上記筒状の閉空間に、上記通気孔を形成したことを特徴とする梱包箱。
【0011】
ダンボールの切断面に相当する部分に近い筒状の閉空間にピンホールまたはスリットを形成することにより、容器の水密性を保持しつつ通気性を高めることができる。
【0012】
〈構成5〉 少なくとも2枚が互いに対向するように平行に配置されて一体化され、壁体を形成している生分解性プラスチックシートと、対向する上記生分解性プラスチックシートの間に配置され、当該複数の生分解性プラスチックシートの間に所定の空間を形成しつつ両者を結合して一体化しているスペーサとからなる上記壁体に対して、上記壁体を容器状に成型したとき、容器の外側の生分解性プラスチックシートと上記スペーサを挟んで対向する内側の生分解性プラスチックシートにより形成された閉空間に外気を流通させるためのピンホールまたはスリットからなる通気孔を形成することを特徴とする梱包方法。
【0013】
予めプラスチックダンボールに通気性能を計算した上でピンホールまたはスリットを形成しておくことが好ましい。しかし、梱包作業中に適宜通気孔を形成することもできる。
【0014】
〈構成6〉 少なくとも2枚が互いに対向するように平行に配置されて一体化され、壁体を形成している生分解性プラスチックシートと、対向する複数の生分解性プラスチックシートの間に配置され、当該複数の生分解性プラスチックシートの間に所定の空間を形成しつつ両者を結合して一体化しているスペーサとからなる上記壁体に対して、上記壁体を容器状に成型したとき、容器の外側の生分解性プラスチックシートと上記スペーサを挟んで対向する内側の生分解性プラスチックシートにより形成された閉空間に外気を流通させるためのピンホールまたはスリットを形成する刃であって、その刃の突き出し寸法が上記複数の生分解性プラスチックシートの間隔以下になるような台座を備えた特徴とする梱包材加工装置。
【0015】
刃の突き出し寸法が2枚の生分解性プラスチックシートの間隔以下であれば、プラスチックダンボールに刃を押しつけて、内側のシートだけにスリットを開けることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
本発明では環境負荷を最小限にするために、梱包箱の材料に生分解性プラスチックシートを使用する。また、生分解性プラスチックシートの防水性と通気性を利用する。特に、一定以上の通気性を確保するために、防水性に影響を与えない範囲で、生分解性プラスチックシートに孔あるいはスリットを設ける。また、このような孔あるいはスリットを形成するための装置について言及する。以下、本発明の実施の形態を実施例毎に詳細に説明する。
【実施例1】
【0017】
図1は実施例1の梱包箱を示す説明図である。
図1(a)は梱包箱に使用するプラスチックダンボールの分解斜視図である。生分解性プラスチックシート12a、12bは、スペーサ14を介して互いに対向するように平行に配置されて一体化され、梱包箱の壁体18を形成する。スペーサ14は、多数の縦板体14aと横板体14bとを組み合わせたものである。多数の縦板体14aは任意の間隔でほぼ平行に並べられている。多数の横板体14bは、多数の縦板体14aの間を1つ置きに横断するとともに、縦板体14aの長さ方向に任意の間隔にほぼ平行に並べられている。スペーサ14は、2枚の生分解性プラスチックシート12a、12bに結合して一体化している。その結果、2枚の生分解性プラスチックシート12a、12bとスペーサ14により、所定の多数の閉空間20が形成されている。なお、壁体の端縁19の部分では閉空間が解放されている。梱包箱に使用する壁の構成はこの他に各種のものが考えられるが、ここでは最も普及している構成のプラスチックダンボールを例にして説明する。
【0018】
図1(b)は梱包箱の横断面図である。この図のように、梱包箱10は壁体18を容器状に成型したものである。壁体18を容器状に成型したとき、容器の外側の生分解性プラスチックシート12aとスペーサ14を挟んで対向する内側の生分解性プラスチックシート12bがある。この内側の生分解性プラスチックシート12bに、多数の通気孔16が設けられている。通気孔16は、閉空間20に外気を流通させるためのピンホールまたはスリットである。この通気孔16の位置も数もサイズも任意である。梱包されるものの性質に応じて自由に設定するとよい。
【0019】
生分解性プラスチックシート12には防水性がある。環境に優しい素材であるからこれを梱包箱10に使用する。梱包箱10に使用するためには軽量で強度の高い壁体構造が要求される。一般には、ダンボールの構造が最も適する。図の例では、生分解性プラスチックシート12を、少なくとも2枚が互いに対向するように平行に配置して、これらをスペーサ14で結合して一体化する。こうして得られた壁体18を容器状に成型して梱包に使用する。対向する2枚の生分解性プラスチックシート12とスペーサ14により、所定の多数の閉空間20が形成されている。この閉空間20は、壁体18の強度を保持してクッション効果を与えることを主目的としている。この閉空間20は密閉されているから外部から水が浸入しない。即ち、容器の外部からの水の浸入が阻止される。
【0020】
一方、生分解性プラスチックは若干の通気性を有する。しかし、複数枚の生分解性プラスチックシート12を並べて壁体18を形成し、その壁体18を成型して容器にすると、通気性が不十分で、生鮮野菜等の梱包には適さない。そこで、この発明では容器の内側の生分解性プラスチックシート12bに通気孔16を設けた。外側と内側の両方の生分解性プラスチックシート12に通気孔を開けると水が浸入するおそれがある。従って、内側の生分解性プラスチックシート12bにのみ通気孔16を開ける。通気孔16は閉空間20と梱包箱の内部の空気の流通に寄与する。ダンボールの切断面は閉空間20が解放されているから、ここには通気孔を形成しない。ダンボールの切断面から通気孔16を通じて水が浸入するおそれがあるからである。以上の構成により、生分解性プラスチックシート12を用いた容器に水密性と適度な通気性を与えた梱包箱10が得られる。
【実施例2】
【0021】
図2は実施例2の梱包箱10を示す説明図である。図1に示した部分と共通する部分には同一符号を付して重複説明を省略する。
図2(a)は実施例2の梱包箱10を示す斜視図である。梱包箱10の形状もサイズも任意である。この容器の壁体18の部分に既に説明した通気孔16を設ける。図2(b)は壁体18の一部の拡大断面図である。外側の生分解性プラスチックシート12aは水分の侵入を阻止する水密性を有する。しかし、空気22の流通を許容する。また、内側の生分解性プラスチックシート12bには、通気孔16が設けられている。内側の生分解性プラスチックシート12bは梱包箱10の内部の被梱包物に面している。従って、梱包箱10の内部には通気孔16の数や面積に応じて若干の通気が流通する。
【0022】
図2(c)は梱包箱の壁体18の部分を示す斜視図である。プラスチックダンボールは、上記の例のように、互いに平行な一定の幅の筒状の閉空間20を集合した状態に形成されている。このとき、スペーサの縦板体14aの長さ方向(図の矢印Aの方向)に折り目が生じ易い。縦板体14aの長さ方向に平行に一直線にピンホールやスリットを集中して形成すると、プラスチックダンボールの強度を低下させる。そこで、通気孔16を、縦板体14aの長さ方向に対して垂直な方向に分散配置している。これにより、強度を低下させることなく、多数のピンホールまたはスリットを形成して、通気性を高めることができる。
【実施例3】
【0023】
図3は実施例3の梱包箱の一部を示す説明図である。図1に示した部分と共通する部分には同一符号を付して重複説明を省略する。
図3(a)は、折り曲げ加工前のプラスチックダンボールを示す斜視図である。プラスチックダンボールを折り曲げて容器状に成型するときには、折り目の部分の筒状の閉空間部分を潰す前処理をする。図3(b)は折り曲げ加工中のプラスチックダンボールを示す斜視図である。容器状に成型される壁体18の隅の部分26に折り目28ができる。この折り目28に沿って、図3(a)に示すように、ピンホールまたはスリットを予め形成しておく。これによって、折り曲げ加工が容易になる。さらに、ピンホールまたはスリットを形成しておくと、折り目28に沿って正確に折り曲げができるだけでなく、通気孔16も形成できる。折り曲げ加工した隅の部分26は他の部分よりも機械的強度が強いから、ピンホールまたはスリットにより、容器の強度を損なうことがない。
【実施例4】
【0024】
図4は実施例4の梱包箱の主要部横断面図である。図1に示した部分と共通する部分には同一符号を付して重複説明を省略する。
図4(a)は実施例4の梱包箱の主要部横断面図で、実施例3との比較のために図示した。この図のように、容器の隅の部分26では、外側の生分解性プラスチックシート12aも内側の生分解性プラスチックシート12bも直角に折れ曲がっている。また、内側の生分解性プラスチックシート12bの折り目28の部分には図のように、通気孔16が形成されている。この部分の機械的強度が十分だから、通気孔16を多数設けることができる。内側の生分解性プラスチックシート12aは水分の侵入を阻止する水密性を有するが、空気の流通を許容する。従って、矢印Aと矢印Bの方向に高い通気性を確保できる。実施例4では、これとは別に、壁体の端縁部分にも通気孔を設ける。
【0025】
壁体18の端縁部分30というのは、ダンボールの切断面に相当する部分のことである。図4(b)は容器状に成型された壁体の端縁部分の横断面図である。この例ではスペーサ14も生分解性プラスチックであることが好ましい。容器状に成型された壁体18の端縁部分30が容器外に露出しているときにこの実施例が適する。端縁部分30に近い筒状の閉空間20に、通気孔16を形成する。ダンボールの切断面では筒状の閉空間20が解放されている。ここに隣接する筒状の閉空間20が端縁部分30に最も近い筒状の閉空間20である。ここに既に説明した要領でピンホールまたはスリットを形成すると、壁体18の端縁部分30とスペーサ14を通じて矢印Bの方向に通気を図ることができる。なお、端縁部分30からあまり遠い筒状の閉空間20は、中間に多くのスペーサ14があるから通気性を高めることはできない。即ち、容器状に成型された壁体18の端縁部分30にできるだけ近い筒状の閉空間20にピンホールまたはスリットを形成することにより、矢印Aと矢印Bの方向に高い通気性を確保できる。
【実施例5】
【0026】
図5は実施例5の梱包加工装置の説明図である。図1に示した部分と共通する部分には同一符号を付して重複説明を省略する。
実施例で説明したような梱包箱は、予め通気孔を形成したプラスチックダンボールを容器状に成型すれば得られる。しかし、既に容器状に成型してあるプラスチックダンボール製の梱包箱に、後から通気孔16を形成するようにしても構わない。例えば、図5(a)のように、台座32の上に三角形の刃34を並べたものを使用する。この刃34をプラスチックダンボールの一方の面に押しつけると、一挙に多数のスリットが形成される。この例では、スリットの方向は筒状の閉空間20の長手方向に平行にした。図5(b)に示すように、刃34の突き出し寸法が2枚の生分解性プラスチックシート12a、12bの間隔L以下になるように、台座32上に刃34を植え付けるとよい。この台座32をプラスチックダンボールの打ち抜き型と一体にすると、プラスチックダンボールを梱包箱10の形状に打ち抜く工程で同時にピンホールやスリットを形成でき、生産性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】実施例1の梱包箱を示す説明図。
【図2】実施例2の梱包箱を示す説明図。
【図3】実施例3の梱包箱の一部を示す説明図。
【図4】実施例4の梱包箱の主要部横断面図。
【図5】実施例5の梱包加工装置の説明図。
【符号の説明】
【0028】
10 梱包箱、12a、12b 生分解性プラスチックシート、14 スペーサ、16 通気孔、18 壁体、20 閉空間、22 空気、26 隅の部分、28 折り目、30 端縁部分、32 台座、34 刃

【特許請求の範囲】
【請求項1】
壁体を形成するように、少なくとも2枚が互いに対向するように平行に配置された生分解性プラスチックシートと、
前記対向する複数の生分解性プラスチックシートの間に配置され、当該複数の生分解性プラスチックシートの間に所定の閉空間を形成しつつ両者を結合して一体化しているスペーサと、
前記壁体を容器状に成型したとき、容器の外側の生分解性プラスチックシートと前記スペーサを挟んで対向する内側の生分解性プラスチックシートとにより形成された閉空間に対して外気を流通させるためのものであって、前記内側の生分解性プラスチックシートに形成されている通気孔とを備えたことを特徴とする梱包箱。
【請求項2】
請求項1に記載の梱包箱において、
前記閉空間が互いに平行な所定の幅と長さの多数の筒状に形成されているとき、
前記ピンホールまたはスリットは、前記スペーサの長さ方向に対して垂直方向に分散配置されていることを特徴とする梱包箱。
【請求項3】
請求項1に記載の梱包箱において、
容器状に成型された前記壁体の隅の部分に設けられた折り目に沿って、前記ピンホールまたはスリットを形成したことを特徴とする梱包箱。
【請求項4】
請求項1に記載の梱包箱において、
前記スペーサも生分解性プラスチックからなり、容器状に成型された前記壁体の端縁部分が容器外に露出しているとき、この端縁部分に近い前記筒状の閉空間に、前記通気孔を形成したことを特徴とする梱包箱。
【請求項5】
少なくとも2枚が互いに対向するように平行に配置されて一体化され、壁体を形成している生分解性プラスチックシートと、対向する前記生分解性プラスチックシートの間に配置され、当該複数の生分解性プラスチックシートの間に所定の空間を形成しつつ両者を結合して一体化しているスペーサとからなる前記壁体に対して、
前記壁体を容器状に成型したとき、容器の外側の生分解性プラスチックシートと前記スペーサを挟んで対向する内側の生分解性プラスチックシートにより形成された閉空間に外気を流通させるためのピンホールまたはスリットからなる通気孔を形成することを特徴とする梱包方法。
【請求項6】
少なくとも2枚が互いに対向するように平行に配置されて一体化され、壁体を形成している生分解性プラスチックシートと、対向する複数の生分解性プラスチックシートの間に配置され、当該複数の生分解性プラスチックシートの間に所定の空間を形成しつつ両者を結合して一体化しているスペーサとからなる前記壁体に対して、
前記壁体を容器状に成型したとき、容器の外側の生分解性プラスチックシートと前記スペーサを挟んで対向する内側の生分解性プラスチックシートにより形成された閉空間に外気を流通させるためのピンホールまたはスリットを形成する刃であって、その刃の突き出し寸法が前記複数の生分解性プラスチックシートの間隔以下になるような台座を備えた特徴とする梱包材加工装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2008−1400(P2008−1400A)
【公開日】平成20年1月10日(2008.1.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−173451(P2006−173451)
【出願日】平成18年6月23日(2006.6.23)
【出願人】(000002369)セイコーエプソン株式会社 (51,324)
【Fターム(参考)】