説明

梱包組立体

大型器具のような製品(12)を保護し、これにクッションを与えるための改善された開いた側部のパッケージ組立体(10)であって、組立体(10)はモールド成形されたEPSのベース(14)と、頂部キャップ(20)と、ベース(14)から頂部キャップ(20)へ延びる4つの支持ポスト(16、18)とを有する。支持ポスト(16、18)は、これらがベース(14)又は頂部キャップ(20)内に挿入されたときに、これらが脱落しないように、形状づけられる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は家庭用の器具のような大型製品のための保護梱包に関する。特に、本発明はEPSのベース又は頂部キャップと相互係止する積層された紙の支持ポストを備えた梱包装置に関する。
【背景技術】
【0002】
器具製造産業では、製造中に、器具の底部を木製のパレット又は他の形式のベースに締結することが普通に行われてきた。ベースは、ベースの周辺が器具の周辺を越えて延びるように、器具の幅及び奥行きに関して過剰寸法となるように寸法決めされる。器具が完全に組立てられた後(及び器具がベースに装着されている間に)、開いた上端及び底端を有する剛直だが収縮可能な四面の波形の箱又はスリーブが器具の上に置かれ、ベースに固定される。頂部キャップを箱の上に配置する前に、(コーナーポストとしても知られる)支持ポストは、ポストがベースから頂部キャップまで延びるように、器具と波形のスリーブとの間で器具の各隅部で挿入される。コーナーポストは器具にクッションを与え、これを保護するために梱包された器具の垂直隅部に対してぴったり嵌合する。その結果、梱包された器具は衝撃から保護されるが、波形の箱を取り外さない限り見ることができない。
【0003】
器具産業における動向は開いた側面の(見ることのできる)パッケージとして器具を梱包するようになってきた。開いた側部のパッケージは四面の波形の箱又はスリーブを組み込まない。その代わり、開いた側部のパッケージは透明なプラスチックフィルムで包まれる。
【0004】
器具のための典型的な開いた側部のパッケージはモールド成形された発泡ポリスチレン(EPS)のベースと、頂部キャップと、ベース及び頂部キャップに相互係止するモールド成形されたEPSの隅部プロテクタとを含む。EPSのパッケージの利点はその相互係止能力である。EPSのパッケージの欠点は、EPSの隅部プロテクタが積み重ね強度
を持つとしても最小の積み重ね強度しか提供しないため、積み重ね強度が器具を通しての積み重ねにより達成されることである。
【0005】
本発明の譲受人であるソノコ・プロダクツ社(Sonoco Products Company)は高強度の荷重支持コーナーポストを有する主として紙を基礎とする開いた側部のパッケージを開発してきた。主として紙を基礎とするパッケージはその上に器具を固定するベースと、頂部キャップと、巻かれた紙のコーナーポストとを有する。コーナーポストがベースと相互係止しないため、ベースは器具の隅部に対してコーナーポストを保持する補助を行う紙の底部トレイ内に置かれる。モールド成形されたEPSのパッケージとは異なり、積み重ね強度は、器具によってではなく、コーナーポストにより提供される。クランプリフティングのための増大した強度保護を提供するために、付加的なポストを水平なブレースとして使用することができる。
【0006】
紙を基礎とする開いた側部のパッケージは実質的な積み重ね、クランプ及びリフティング力に耐えることができる。しかし、皿洗い器具の梱包のようなある応用においては、底部トレイは湿気状態に曝されることがあるので、防水性トレイを使用することを望ましくする。
【特許文献1】米国特許第5,267,651号明細書
【特許文献2】米国特許第5,593,039号明細書
【特許文献3】米国特許第6,186,329号明細書
【特許文献4】米国特許第6,247,596号明細書
【特許文献5】米国特許第6,513,662号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
従って、本発明の目的は、モールド成形されたEPSのベース及び(又は)頂部キャップと相互係止する紙のコーナーポストを提供することにより、紙の底部トレイを必要としない、大型器具のための開いた側部のパッケージを提供することである。
【0008】
本発明の更なる目的は、器具ではなく、コーナーポストが積み重ね荷重を支えるような、開いた側部のパッケージを提供することである。
【0009】
本発明の別の目的は、実質的な積み重ね、クランプ及びリフティング力に耐えることのできる、大型器具のための開いた側部のパッケージを提供することである。
【0010】
他の及び付加的な目的は、以下の説明、添付図面及び特許請求の範囲の記載から明らかとなろう。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明は、大型器具のような製品を保護し、これにクッションを与えるための改善された開いた側部を持つ梱包組立体である。組立体は防水性のモールド成形されたEPSのベースと、頂部キャップと、ベースから頂部キャップへ延びる4つの紙のコーナーポストとを有する。コーナーポストは、コーナーポストがベース又は頂部キャップ内に挿入されたときに、これらが脱落しないように、形状づけられる。一層詳細には、コーナーポストはその底端及び上端に係止部分を有し、係止部分はコーナーポストをモールド成形されたEPSのベース及び頂部キャップに相互係止できる。
【0012】
1つの特定の実施の形態においては、本発明は、各々、底端及び底端に位置する2つの一体的に形成された係止タブを有する4つの長手方向の支持ポストと、各隅部でその中に位置する開口を有する矩形のベースとを備え、開口は相互係止様式で支持ポストの底端を受け入れるように形状づけられる。支持ポストは、外側の壁と、その間に中空の空間を画定するように外側の壁と実質上同程度に広がり、外側端部で外側の壁に結合された内側の、製品に対面する壁とを備えた管状構造体として巻かれた紙シートから形成される。2つの係止タブはポストの外側端部に位置する。各係止タブは実質上平坦であり、外側の壁及び内側の壁の隣接する部分から形成される。
【0013】
本発明の重要な特徴においては、2つの係止タブは、ポストが使用中にいかなる横方向にも移動するのを阻止するように、非平行な平面上で指向する。係止タブは、ベースの部分が適所でのポストの保持を補助するために各外側の壁部材に当接するように、ベースの外側周辺から内方に離間する。
【0014】
第2の実施の形態においては、紙のコーナーポストの各々は底端に位置する、モールド成形されたEPSのベースと相互係止するようになった多角形の係止部分を有する。多角形の係止部分は好ましくはポストの中空で管状の副区分である。安定性を増大させるために、コーナーポストはまた1つの外側端部に位置する実質上平坦な係止タブを有することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
図面に戻ると、図1、2には、本発明の好ましい実施の形態である大型の器具12のような製品を保護し、これにクッションを与えるための梱包組立体10を示す。梱包組立体10はベース14と、ベース14に固定された2つの後方のコーナーポスト16及び2つの前方のコーナーポスト18と、頂部キャップ20とを有する。随意の透明なフィルム(図示せず)は、製品12を塵や埃から保護するために、パッケージ10のまわりに巻くか又は製品12上に被せることができる。
【0016】
図3に明示するように、ベース14は実質上矩形であり、前後の中心軸線のまわりで対称的である。ベース14は製品を支持するための部分を有し、製品の脚部を収容するための付加的な開口(図示せず)を有することができる。後方及び前方の隅部における開口22、24は、相互係止様式でコーナーポスト16、18を受け入れるために後方及び前方のコーナーポスト16、18の底端の横断面形状と同じ形状を有する。好ましくは、ベース14は防水性のモールド成形された発泡のポリスチレン(EPS)で形成され、ベース14を作るのに必要な材料の量を減少させるためにベース14内に位置する大きなくぼみ26を有することができる。ベース14は、ベース14の隅部においてベース14と相互係止するコーナーポストが外部で製品12のまわりに嵌合するように、製品の周辺よりも幾分大きな外側周辺15を有する。
【0017】
図4、5はそれぞれ図1の後方及び前方のコーナーポストの上平面図である。図4に注意を向けると、後方のコーナーポスト16は部材36、38で構成した外側の壁28と、その間に中空の空間を画定するように外側の壁28と実質上同程度に広がり、外側端部32、34で外側の壁28に結合された実質上L字形状の内側の、製品に対面する内側の壁30とを有する。2つの鏡面対称の外側の壁部材36、38は外側縁部40に沿って直角に結合され、外側縁部40から外側端部32、34へ延びる。外側縁部40から始まり、外側の壁部材36、38は、外側縁部40から直角に延びる第1の基端側の区分42、44と、第1の区分42、44から内側の壁30との係合部の方へ角度的に内方に(製品の方向に)延びる第2の中間の区分46、48と、第2の区分46、48から端部32、34へ延びる第3の末端側の区分52、54とを有する。第1の区分42、44はコーナーポスト16(及びパッケージ組立体10)の外側周辺を画定し、従って、使用した場合に透明なフィルムの包装体に接触する。好ましい実施の形態では、第3の区分52、54は第1の区分42、44に実質上平行であり、内側の壁30に近接又は隣接する。
【0018】
図4を更に参照すると、後方のコーナーポストの内側の壁30は製品に隣接して内側隅部50に沿って直角に結合された2つの平坦な内側の壁部材56、58を有する。各内側の壁部材56、58は内側隅部50から外側端部32、34の1つへ延びる。
【0019】
外側の壁28の末端側の区分52、54に隣接する内側の壁部材56、58の末端側の区分は係止タブ60を形成する。後に更に説明するが、係止タブ60はベース14の後方の開口22内に嵌合する。本発明の重要な態様においては、係止タブ60は実質上平坦であるが、非平行な平面内で指向し、そのため、係止タブは、コーナーポストがいかなる横方向(水平方向)にも移動することを阻止し、それにより後方のコーナーポスト16を適所に係止する。
【0020】
本発明の別の重要な態様においては、係止タブ60は距離δ(デルタ)だけコーナーポストの外側周辺から内方へ離間する。その結果、図6に明示するように、ベース14の舌部分99はコーナーポスト16を適所で保持する補助を行うように後方のコーナーポスト16の外側の壁28に当接する。特に、ベース14は後方のポストの外側の壁部材28の第2の部分46、48及び第3の部分52、54に当接する。距離δは、コーナーポスト16とベース14の周辺15との間に介在するベースの部分99が使用中の破断を阻止するのに十分な幅となるように、十分な大きさとすべきである。
【0021】
図5は本発明に係るコーナーポストの第2の実施の形態の上平面図であり、図示のものは前方のコーナーポスト18のために使用される。各前方のコーナーポスト18は後に一層詳細に説明するような中空で管状の係止部分90と、安定性を増大させるために、後方のコーナーポストの係止タブ60と同様の形状及び機能を持つ実質上平坦な係止タブ80とを有する。
【0022】
後方のコーナーポスト16と同様、各前方のコーナーポスト18は部材72、74で構成される外側の壁62と、その間に少なくとも1つの中空の空間を画定するように外側の壁62と実質上同程度に広がり、端部66、68で外側の壁62に結合された実質上L字形状の内側の、製品に対面する壁64とを有する。外側の壁の第1及び第2の部材72、74は外側縁部70に沿って直角に結合され、外側縁部70から外側端部66、68へ延びる。
【0023】
外側の壁の第1の部材72は後方のコーナーポストの外側の壁部材36、38と同様の形状を有する。外側縁部70から始まり、外側の壁の第1の部材72は外側縁部70から延びる第1の基端側の区分76と、第1の区分76から内側の壁64との係合部の方へ角度的に内方に延びる第2の中間の区分78と、第2の区分78から第1の端部66へ延びる第3の末端側の区分82とを有する。第3の区分82は第1の区分76に実質上平行であり、一緒になって、これらは後方のコーナーポストの係止タブ60と同様の形状及び機能を持つ係止タブ80を画定する。
【0024】
外側の壁の第2の部材74は、非平面的な様式で、外側縁部70から、内側の壁64に遭遇する端部68へ延びる。第1の平坦な区分83は外側縁部70から直角に外側の壁の第1の部材の第1の区分76へ延びて、前方のコーナーポスト18の外側周辺を画定する。外側の壁の第2の部材74は内側の壁64に近接又は隣接する頂点86を有する内方に指向するビード84を具備する。ビード84はコーナーポスト18を2つの長手方向の管状で中空の副区分88、90に分割する。小さい方の中空の副区分90は全体的に又は部分的に包まれることができ、ベース14内でコーナーポスト18を更に係止するための係止部分として機能する。後に更に説明するが、前方のコーナーポストの係止タブ80及び係止部分90は前方のコーナーポスト18を適所に保持するためにベース14の前方の開口24内に嵌合する。
【0025】
前方のコーナーポストの係止タブ80は、図6に明示するように、ベース14の舌部分99が前方のコーナーポスト18の外側の壁62に当接するように、コーナーポストの外側周辺から内方へ離間する。特に、ベース14は前方のコーナーポストの外側の壁部材72の第2の部分78及び第3の部分82に当接する。係止タブ80は、コーナーポスト18とベース14の周辺15との間に介在するベース14の部分99が使用中の破断を阻止するのに十分な幅となるように、外側周辺から内方へ十分に離間すべきである。
【0026】
同様に、係止部分として機能する中空の副区分90は、コーナーポスト18とベース14の周辺15との間に介在するベース14の部分92が使用中の破断を阻止するのに十分な幅となるように、コーナーポストの外側周辺から内方へ十分に離間すべきである。
【0027】
係止部分90が多角形であるため、即ち(係止タブ80の場合の2つの側部とは異なって)少なくとも3つの側部でベース14に当接するので、係止部分自体は、コーナーポスト18が横方向に移動するのを阻止することができ、従って、付加的な係止タブ80は必要でない。しかし、係止タブ80は付加的な相互係止能力を提供することによりパッケージ組立体の安定性を増大させる。係止部分90はまた、器具が突出部を有するような側部においては、係止タブ80よりも一層適することがある。
【0028】
図6は搬送用のベース14に相互係止された後方及び前方のコーナーポスト16、18を示す上平面図である。ダッシュラインは図示しない製品12の外側寸法を示す。コーナーポストの係止タブ60、80及び前方のコーナーポストの係止部分90は、先の開いた側部の紙を基礎とする梱包デザインにおけるような底部のトレイの助けなしに、コーナーポスト16、18を適所で係止するために、ベース14の開口22、24(図3)内に嵌合する。係止構造体(即ち、係止タブ60、80及び中空の係止部分90)は、ベース14の一部が製品12から離れた係止構造体の外側のまわりにおいて嵌合できるようにするために、コーナーポスト14、16の外側周辺から内方に離間する(片寄る)。
【0029】
梱包装置10はまた製品12の頂部を覆う頂部キャップ20を有することができる。簡単のため、頂部キャップ20は、図1に示すように、コーナーポスト16、18の上端を頂部キャップ20の開口内へ挿入できるように、ベース12と同じ形状を有することができる。
【0030】
好ましくは、ベース12及び頂部キャップ20の双方はモールド成形された発泡のポリスチレン(EPS)材料で形成される。代わりに、ベース12及び(又は)頂部キャップ20は、コーナーポストを受け入れるための開口を形成するように形状づけることができるか、形成することができるか又はダイス切断することのできる任意の適当な材料で形成することができる。
【0031】
コーナーポストは好ましくは、すべて参照としてここに組み込む米国特許第5,267,651号、同第5,593,039号、同第6,186,329号、同第6,247,596号及び同第6,513,662号各明細書を含む、種々の米国特許及び外国特許に記載され、サウスカロライナ州ハーツビル(Hartsville) の上記ソノコ・プロダクツ社により製造されたもののような、巻かれた積層紙シートから形成される。このようなコーナーポストは基本的には形作られた紙チューブであり、チューブとして巻かれ、典型的には器具の垂直縁部のまわりでぴったり嵌合するように修正された「L」字状の横断面を備えた形状である所望の形状として形状づけられた単一の紙シートから作られる。コーナーポストは大きな荷重支持能力を有する。
【0032】
図示の好ましい実施の形態においては、後方のコーナーポスト14及び前方のコーナーポスト16は異なるデザインを有するが、これらは異なる必要がないことを理解すべきである。例えば、梱包組立体は図4に示す後方のコーナーポスト16と同様の係止タブを有するポストのみ、または、図5に示す前方のポスト18と同様の係止タブ及び多角形の係止部分を有するポストのみで構成することができる。代わりに、コーナーポストは係止タブを有さず、単一の多角形の係止部分を有することができる。
【0033】
係止構造体はベース及び(又は)頂部キャップに相互係止する任意の適当な形状とすることができる。例えば、各コーナーポストは、それ自体コーナーポストの横方向運動を十分に阻止できる単一の実質上L字状の係止タブを有することができる。
【0034】
上述の教示及び特許請求の範囲により定義されるような本発明の要旨から逸脱しない本発明の更なる修正及び代わりの実施の形態が予期できる。特許請求の範囲が本発明の要旨内にあるすべてのこのような修正をカバーすることを意図するものである。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】モールド成形されたEPSの搬送用のベースと、後方及び前方のコーナーポストとを含む、本発明に係る開いた側部の梱包組立体斜視図である。
【図2】図1の梱包組立体の分解部品図である。
【図3】図1の搬送用のベースの上平面図である。
【図4】図1の後方のコーナーポストの1つを示す上平面図である。
【図5】図1の前方のコーナーポストの1つを示す上平面図である。
【図6】図1のコーナーポスト及び搬送用のベースの上平面図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
製品12を保持するための梱包組立体10において、
上記組立体10が、
各々上端及び底端を有し、上記底端に位置する一体的に形成されたタブ60を有する少なくとも1つの長手方向の支持ポスト16と;
相互係止様式で上記支持ポスト16の上記底端を受け入れるように形状づけられた開口22を中に位置させたベース14と;
を有することを特徴とする組立体。
【請求項2】
上記ベース14が矩形であり、4つの隅部及び外側周辺15を有し、上記開口22が上記隅部に位置することを特徴とする請求項1に記載の組立体10。
【請求項3】
各支持ポスト16が、外側の壁28と、その間に中空の空間を画定するように上記外側の壁28と実質上同程度に広がり、外側端部32、34で当該外側の壁28に結合された内側の、製品に対面する壁30とを備えた管状構造体として巻かれた紙シートから形成されることを特徴とする請求項2に記載の組立体10。
【請求項4】
各支持ポストの外側の壁28が外側縁部40に沿って直角に結合された2つの外側の壁部材36、38を有し、各外側の壁部材36、38が上記外側縁部40から上記外側端部32、34の1つへ延び、上記内側の壁30が内側隅部50に沿って直角に結合された2つの内側の壁部材56、58を有し、各内側の壁部材56、58が上記内側隅部50から当該外側端部32、34の1つへ延び、当該外側及び内側の壁28、30が該外側端部32、34において係止タブ60を形成することを特徴とする請求項3に記載の組立体10。
【請求項5】
各係止タブ60が実質上平坦であり、上記外側の壁28及び上記内側の壁30の隣接する部分から形成されることを特徴とする請求項4に記載の組立体。
【請求項6】
上記2つの係止タブ60が非平行な平面上で指向することを特徴とする請求項5に記載の組立体。
【請求項7】
上記係止タブ60が上記ベース14の上記外側周辺15から内方に離間し、当該ベース14の部分99が各外側の壁部材36、38に当接することを特徴とする請求項6に記載の組立体10。
【請求項8】
頂部キャップ20を更に有し、上記支持ポスト16が上記ベース14から上記頂部キャップ20へ延び、同頂部キャップ20内に嵌合することを特徴とする請求項7に記載の組立体10。
【請求項9】
上記支持ポスト16のまわりに巻かれた透明なフィルムを更に有することを特徴とする請求項8に記載の組立体10。
【請求項10】
製品12と上記支持ポスト16との間で製品12上に置かれる透明なフィルムを更に有することを特徴とする請求項8に記載の組立体10。
【請求項11】
上記ベース14が防水性であることを特徴とする請求項7に記載の組立体10。
【請求項12】
上記ベース14が発泡ポリスチレンから作られることを特徴とする請求項11に記載の組立体10。
【請求項13】
上記支持ポスト16が紙から作られることを特徴とする請求項12に記載の組立体10。
【請求項14】
製品12を保持するための梱包組立体10において、
上記組立体10が、
各々上端及び底端を有し、上記底端に位置する一体的に形成された係止部分90を有する少なくとも1つの長手方向の支持ポスト18と;
相互係止様式で上記支持ポスト16の上記底端を受け入れるように形状づけられた開口24を中に位置させたベース14と;
を有することを特徴とする組立体。
【請求項15】
上記ベース14が矩形であり、4つの隅部及び外側周辺15を有し、上記開口24が上記隅部に位置することを特徴とする請求項14に記載の組立体10。
【請求項16】
各支持ポスト18が、外側の壁62と、その間に少なくとも1つの中空の空間を画定するように上記外側の壁62と実質上同程度に広がり、外側端部66、68で当該外側の壁64に結合された内側の、製品に対面する壁64とを備えた管状構造体として巻かれた紙シートから形成されることを特徴とする請求項15に記載の組立体10。
【請求項17】
各支持ポストの外側の壁62が外側縁部70に沿って直角に結合された2つの外側の壁部材72、74を有し、各外側の壁部材72、74が上記外側縁部70から上記外側端部72、74の1つへ延び、上記外側及び内側の壁62、64が当該外側端部66、68の1つにおいて上記係止部分90を形成することを特徴とする請求項16に記載の組立体10。
【請求項18】
上記係止部分90が多角形であることを特徴とする請求項17に記載の組立体10。
【請求項19】
上記係止部分90が上記ベース14の上記外側周辺15から内方に離間しており、当該ベース14の部分92が上記外側の壁に当接することを特徴とする請求項18に記載の組立体10。
【請求項20】
頂部キャップ20を更に有し、上記支持ポスト18が上記ベース14から上記頂部キャップ20へ延び、同頂部キャップ20内に嵌合することを特徴とする請求項19に記載の組立体10。
【請求項21】
上記支持ポスト18のまわりに巻かれた透明なフィルムを更に有することを特徴とする請求項20に記載の組立体10。
【請求項22】
製品12と上記支持ポスト18との間で製品12上に置かれる透明なフィルムを更に有することを特徴とする請求項20に記載の組立体10。
【請求項23】
上記ベース14が防水性であることを特徴とする請求項19に記載の組立体10。
【請求項24】
上記ベース14が発泡ポリスチレンから作られることを特徴とする請求項23に記載の組立体10。
【請求項25】
上記支持ポスト18が紙から作られることを特徴とする請求項24に記載の組立体10。
【請求項26】
上記外側の壁62が上記内側の壁64に近接するか又は隣接する頂点86を備えた内方に指向するビード84を有し、同ビード84が上記コーナーポスト18を長手方向の管状で中空の副区分88と、上記係止部分90とに分割することを特徴とする請求項19に記載の組立体10。
【請求項27】
上記係止部分90が完全に包まれることを特徴とする請求項26に記載の組立体10。
【請求項28】
上記係止部分90が部分的に包まれることを特徴とする請求項26に記載の組立体10。
【請求項29】
製品を保持するための梱包組立体において、
上記組立体が、
各々上端及び底端を有し、上記底端に位置する一体的に形成されたタブを有する少なくとも1つの長手方向の支持ポストと;
相互係止様式で上記支持ポストの上記底端を受け入れるように形状づけられた少なくとも1つの開口を中に位置させたベースと;
を有することを特徴とする組立体。
【請求項30】
上記係止タブが実質上L字形状であることを特徴とする請求項29に記載の組立体。
【請求項31】
上記ベースが発泡ポリスチレンから作られ、上記コーナーポストが巻かれた積層紙シートから形成されることを特徴とする請求項30に記載の組立体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公表番号】特表2007−509828(P2007−509828A)
【公表日】平成19年4月19日(2007.4.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−538062(P2006−538062)
【出願日】平成16年10月14日(2004.10.14)
【国際出願番号】PCT/US2004/034011
【国際公開番号】WO2005/044615
【国際公開日】平成17年5月19日(2005.5.19)
【出願人】(500119640)ソノコ・ディベロップメント・インコーポレーテッド (8)
【Fターム(参考)】