説明

森林浴安眠枕

【課題】 従来の枕は、不快感があったり、そばがらの防虫防菌処理が必要であったり、寝返りを打った際顔面を傷めるという問題があった。これは、枕に合成樹脂や化学製品といった素材が使用されたり、堅い木材が顔を圧迫するからである。
【解決手段】 中詰材を球状にすることにより首にあたる肌触りを心地よいものとし、無反発材により首にかかる圧力を軽減し、天然木材が発するセラピー効果臭により心地よい安眠を提供することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、睡眠時のセラピー効果を図った森林浴安眠枕に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の枕には、合成樹脂や化学製品の枕やそばがらを入れた枕がある。
また、枕自体を木製にしたものもある(例えば特許文献1参照。)。
【0003】
以下、図4、図5により従来の枕について説明する。図4において本体が合成樹脂や化学製品でできている。
【0004】
図5において、枕の内部にはそばがらが入れられている。
【0005】
図6において、木材を形成した枕もある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】 登録実用新案第3123898号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
以上に述べた従来の枕では、合成樹脂や化学製品といった素材の材質が頭髪に影響を与え、不快感があったり、そばがらの防虫防菌処理が必要であったり、寝返りを打った際顔面を傷めるというものであった。
【0008】
本発明は、このような従来の構成が有していた問題点を解決しようとするものであり、中詰材を球状にすることにより首にあたる肌触りを心地よいものとし、無反発材により首にかかる圧力を軽減し、天然木材が発するセラピー効果臭により心地よい安眠ができることを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
そして、本発明は上記課題を解決するために本体ネットで中詰空間を形設し、球状中詰材が横方向にずれすぎない構造とするために、中詰空間を分割するための間仕切りネットを内設し、該中詰空間に球状中詰材を挿入したものである。
【0010】
また、第2の課題解決手段は、中詰空間に無反発材を内設する構成としたものである。
【0011】
上記第1の課題解決手段による作用は次のとおりである。すなわち、中詰材を球状にすることにより首にあたる肌触りがよくなり、また、同中詰材の素材を天然木材にすることによりセラピー効果臭を発する。
【0012】
また、第2の課題解決手段による作用は、無反発材が内設されているため、首にかかる圧力を軽減する効果を発揮する。
【発明の効果】
【0013】
上述したように、本発明の森林浴安眠枕は、首にあたる肌触りが心地よいものとなるとともに、首にかかる圧力を軽減する効果を発揮する。
【0014】
また、中詰材を天然木材にすることによりセラピー効果臭をも放つことが期待できる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】 本発明の側面から見た外観図
【図2】 同森林浴安眠枕の上面からみた外観図
【図3】 同無反発材の側面から見た外観図
【図4】 従来の枕の外観図
【図5】 同そばがら使用の部分内部図
【図6】 同木材製の外観図
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、本発明の実施の形態を図1〜図3に基づいて説明する。
【0017】
図においては、1は本体ネットであり、2の中詰空間を形成し、3の間仕切りネットで分割されており、2の中詰空間には4の球状中詰材が挿入されている。そして、5の無反発材は2の中詰空間に内設されている。
【0018】
以下、上記構成の詳細・作用を説明する。1の本体ネットは素材に天然糸が使用され、網目が1mm〜15mmに形成されており、2の中詰空間には1の本体ネットと同材が使用された3の間仕切りネットで分割され、高さが50mm〜150mmに形成されている。
【0019】
4の球状中詰材は檜・杉等の天然木材が使用されているため防腐剤等は使用されず、直径3mm〜20mmに加工され、2の中詰空間に挿入されている。4の球状中詰材の加工中に木材屑が発生するが、この時は高圧エアーで洗浄する。
【0020】
また、5の無反発材はウレタン系やシリコンゴム系の素材が使用され、厚さ15mm〜40mm程度に形成されており、2の中詰空間に内設されている。
【符号の説明】
【0021】
1.本体ネット
2.中詰空間
3.間仕切ネット
4.球状中詰材
5.無反発材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体ネットで中詰空間を形設し、球状中詰材が横方向にずれすぎない構造とするために、中詰空間を分割するための間仕切りネットを内設し、該中詰空間に球状中詰材を挿入した森林浴安眠枕。
【請求項2】
中詰空間に無反発材を内設した請求項1記載の森林浴安眠枕。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2011−152377(P2011−152377A)
【公開日】平成23年8月11日(2011.8.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−28164(P2010−28164)
【出願日】平成22年1月25日(2010.1.25)
【出願人】(510033273)
【Fターム(参考)】