説明

椅子式マッサージ機

【課題】
自動起立動作を行わなかったり、必要な段階まで自動起立を行ったり、必要に応じて自動傾倒を行うなど、多様な自動起立動作を行う椅子式マッサージ機を提供する。
【解決手段】
座部10と、リクライニング可能な背凭れ部20と、施療終了後に前記背凭れ部を自動で起立する自動起立機構と、前記自動起立機構を制御する制御手段と、背凭れ部20または被施療者の状況データを検知する状況データ検知手段とを備え、前記制御手段は複数の自動起立位置Aを記憶しており、施療終了後に、前記状況データ検知手段により状況データを検知し、該状況データの内容を元に背凭れ部20の自動起立を行うか否かを判定し、自動起立を行う場合には、現在位置よりも背凭れ角度が小さく、かつ現在位置との背凭れ角度差が最も小さい自動起立位置Aまで背凭れ部20を自動起立させるものとした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、座部と、リクライニング可能な背凭れ部と、施療終了後に背凭れ部を自動で起立する自動起立機構と、この自動起立機構を制御する制御手段を備えた椅子式マッサージ機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
施療終了後などに、背凭れが自動起立する椅子式マッサージ機がある。例えば、このようなマッサージ機では、施療終了後に、背凭れが施療終了時点の角度位置から起立限界位置まで自動的に起立するよう制御される。このような制御を行うことにより、施療終了後に被施療者は特別な操作を要することなく、立ち上がりやすい体勢を取ることが可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2005−137703
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、従来のマッサージ機では、現在位置から単一の停止位置(起立限界位置)へ一定の動作で起立する制御しか行わないため、背凭れ部や被施療者の状況に対応した自動起立動作を行うことができなかった。例えば、被施療者が自動起立の途中でマッサージ機から降りることを望んだとしても、背凭れ部は動き続けているため降り難く、自動起立が終わるまで待たなくてはならない状況であった。また、マッサージ機の構造上、挟みこみなどが起きてしまった場合にも、自動起立が継続して行われてしまう状況であった。
【0005】
そこで、本発明は、背凭れ部や被施療者の状況に応じて、自動起立動作を行わなかったり、必要な段階まで自動起立を行ったり、必要に応じて自動傾倒を行うなど、多様な自動起立動作を行う椅子式マッサージ機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1記載の椅子式マッサージ機は、座部10と、リクライニング可能な背凭れ部20と、施療終了後に前記背凭れ部を自動で起立する自動起立機構と、前記自動起立機構を制御する制御手段と、背凭れ部20または被施療者の状況データを検知する状況データ検知手段とを備え、前記制御手段は複数の自動起立位置Aを記憶しており、施療終了後に、前記状況データ検知手段により状況データを検知し、該状況データの内容を元に背凭れ部20の自動起立を行うか否かを判定し、自動起立を行う場合には、現在位置よりも背凭れ角度が小さく、かつ現在位置との背凭れ角度差が最も小さい自動起立位置Aまで背凭れ部20を自動起立させるものとしている。
【0007】
請求項2記載の椅子式マッサージ機は、座部10と、リクライニング可能な背凭れ部20と、施療終了後に前記背凭れ部を自動で起立する自動起立機構と、前記自動起立機構を制御する制御手段と、背凭れ部20または被施療者の状況データを検知する状況データ検知手段とを備え、前記制御手段は複数の自動傾倒位置Bを記憶しており、自動起立終了後に、前記状況データ検知手段により状況データを検知し、該状況データの内容を元に背凭れ部20の自動傾倒を行うか否かを判定し、自動傾倒を行う場合には、現在位置よりも背凭れ角度が大きく、かつ現在位置との背凭れ角度差が最も小さい自動傾倒位置Bまで背凭れ部20を自動傾倒させるものとしている。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、背凭れ部や被施療者の状況に応じて、自動起立動作を行わなかったり、必要な段階まで自動起立を行ったり、必要に応じて自動傾倒を行うなど、多様な自動起立動作を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明に係る椅子式マッサージ機の全体斜視図である。
【図2】本発明に係る椅子式マッサージ機の背凭れ部の動作の概略を示すフローチャートである。
【図3】本発明に係る椅子式マッサージ機の背凭れ部の動作の一例を示すフローチャートである。
【図4】本発明に係る椅子式マッサージ機の背凭れ部の動作の他の例を示すフローチャートである。
【図5】本発明に係る椅子式マッサージ機の背凭れ部の動作のさらに他の例を示すフローチャートである。
【図6】本発明に係る椅子式マッサージ機の背凭れ部の動作のさらに他の例を示すフローチャートである。
【図7】本発明に係る椅子式マッサージ機の背凭れ部の動作のさらに他の例を示すフローチャートである。
【図8】本発明に係る椅子式マッサージ機の背凭れ部が、図3、4、5のフローチャートの動作を行う場合の自動起立位置、自動起立範囲を示す模式図である。
【図9】本発明に係る椅子式マッサージ機の背凭れ部が、図6のフローチャートの動作を行う場合の自動起立位置、自動起立範囲、判定実行位置を示す模式図である。
【図10】本発明に係る椅子式マッサージ機の背凭れ部が、図7のフローチャートの動作を行う場合の自動起立位置、自動傾倒位置、自動起立範囲、判定実行位置を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明に係る椅子式マッサージ機を実施するための形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
【0011】
図1に示すように、本発明に係る椅子式マッサージ機は、座部10と、座部10の後側にリクライニング可能に連結される背凭れ部20と、座部10の前側に上下方向に揺動可能に連結した足載部30と、座部10の両側に立設された肘掛部40と、背凭れ部20の両側から前方に突出した側壁部50とから構成され、施療終了後に前記背凭れ部20を自動で起立する自動起立機構(図示せず)と、前記自動起立機構を制御する制御手段(図示せず)と、背凭れ部20または被施療者の状況データを検知する状況データ検知手段(図示せず)とを備えたものとしている。
【0012】
座部10には、後側に臀下部用のエアバッグ11a、前側に腿部用のエアバッグ11bを並列させて夫々埋設し、主に下方から上方に押圧する施療を行うようにしている。
【0013】
背凭れ部20には、左右一対の揉み玉である施療子21を備えた昇降自在の施療子機構22を設けている。施療子機構22は、背凭れ部20に設けた左右一対のガイドレール23に沿って背凭れ部20の上端から下端にかけて昇降する。
【0014】
施療子機構22は、モータ等を駆動源として左右一対の施療子21を作動させる機械式のマッサージ機構であり、背凭れ部20に凭れた被施療者の首部、背部、腰部などの背面全体を、たたき、揉み、ローリング、指圧などの多様な態様で施療するようにしたものである。
【0015】
椅子式マッサージ機の各所定位置には、空気の給排気によって膨縮を繰り返すことが可能なエアバッグを夫々埋設している。エアバッグは、エアコンプレッサー及び各エアバッグに空気を分配するための分配器等からなる空気給排装置12により膨縮動作を行うようにしており、空気給排装置12は座部10の下部空間に設置している。
【0016】
空気給排装置12による各エアバッグの膨縮動作によって、被施療者の所定の施療部位を押圧、指圧などをすることができ、また複数のエアバッグを対となるように対設させた箇所には挟圧等の施療を行うことができ、さらに各エアバッグを膨張状態に保つようにした場合は、被施療者の所定の部位を一定の時間保持することも可能である。
【0017】
足載部30は、被施療者の脛部および足先部を夫々嵌入させる左右一対の凹部を形成したものであり、各凹部にエアバッグ31を左右一対として対設するように配設させて、凹部内で被施療者の脛部及び足先部に対する挟圧施療を実施するようにしている。
【0018】
肘掛部40は、底部41の外側端に立設された立壁部42と、底部41に対して上下方向に対向する上方対向部43とで構成され、断面視略コの字状の凹部を形成している。肘掛部40は、凹部に挿入された被施療者の前腕部を上下から挟圧施療するための上下一対の前腕部施療用エアバッグ44、44を設けている。
【0019】
側壁部50は、座部10に着座した被施療者の肩部及び上腕側方部に対向する位置、とりわけ肩甲骨の肩峰突起の前下方のツボである肩ぐうに適切な刺激を与える位置に配設しており、左右の側壁部50の内側面には夫々左右方向に重合したエアバッグ51を並列状態に埋設している。エアバッグ51を重合し、その基端部のみを側壁部50の基端部に取り付けることにより、膨張時には重合したエアバッグ51が扇状に広がって被施療者の体側部を挟圧する。
【0020】
エアバッグ51は、膨縮動作により体側部を挟圧施療することはもちろん、一定の時間において膨張状態を保ちながら、被施療者の身体が背凭れ部20から離れないように保持することができ、被施療者の身体を固定した状態で施療子機構22の施療子21による背部からの施療を効果的に受けることが可能となる。
【0021】
自動起立機構は、施療終了後に前記背凭れ部20を自動で起立するようにしたものであり、座部10の下部に配設されたアクチュエータ等の駆動手段(図示せず)によって作動され、その作動は、マイクロコンピュータ等の制御手段により制御されている。この制御手段は、複数の自動起立位置Aや自動傾倒位置Bを記憶している。
【0022】
状況データ検知手段は、背凭れ部20または被施療者の状況データを検知するものであり、背凭れ角度検知手段、負荷電流検知手段または圧力検知手段としている。
【0023】
図2に示すように、本発明に係る椅子式マッサージ機は、施療終了後に、前記状況データ検知手段により状況データを検知し、該状況データの内容を元に背凭れ部20の自動起立を行うか否かを判定する。自動起立を行う場合には、現在位置よりも背凭れ角度が小さく、かつ現在位置との背凭れ角度差が最も小さい自動起立位置Aまで背凭れ部20を自動起立させるものとしている。
【実施例1】
【0024】
以下、本発明に係るマッサージ機の具体的な実施形態について、図面を参照しながら説明する。
【0025】
1つ目の実施形態では、施療終了後に、前記状況データ検知手段により状況データを検知し、該状況データの内容を元に背凭れ部20の自動起立を行うか否かを判定する。自動起立を行う場合には、現在位置よりも背凭れ角度が小さく、かつ現在位置との背凭れ角度差が最も小さい自動起立位置Aまで背凭れ部20を自動起立させるものとしている。状況データ検出手段としては、椅子本体に備えられた角度検知手段(図示せず)を用いる。
【0026】
このような形態とすることで、マッサージ機の背凭れ角度によって自動起立動作を行わないようにしたいときに、最適なものとなる。例えば、被施療者がマッサージ機から下りるのに十分な角度であるとき、自動起立動作を行わないことにより、被施療者が自動起立動作の終了を待たずにマッサージ機から降りることができる。また、自動起立動作を行うと挟み込みなどの恐れがある角度のとき、自動起立動作を行わないことにより、挟みこみなどを防ぐことができる。
【0027】
以下、図3に示すフローチャートに基づいて、自動起立動作の流れを説明する。施療終了後に(C31)、角度検知手段により現在位置角度Xを探知し(C32)、現在位置角度Xの内容を元に背凭れ部20の自動起立を行うか否かを判定する(C33)。判定基準は任意の値となるが、例えば、背凭れ角度が132度〜137度の間となる場合には、自動起立を実行する(C34)。現在位置角度がこの角度でない場合には、自動起立を実行せず終了する(C35)。
【実施例2】
【0028】
2つ目の実施形態では、制御内容は1つ目の実施形態と同様であるが、状況データ検知手段として、背凭れ部20に設けられた施療子機構22の施療子21に印加された負荷電流を検知する負荷電流検知手段(図示せず)を用いる。
【0029】
このような形態とすることで、被施療者の着座状況によって自動起立動作を行わないようにしたいときに、最適なものとなる。例えば、被施療者が既にマッサージ機から降りているとき、自動起立動作を行わないことにより、無駄な自動起立動作を行わないで済む。また、被施療者がきちんと着座していないとき、自動起立動作を行わないことにより、挟みこみなどを防ぐことができる。
【0030】
以下、図4に示すフローチャートに基づいて、自動起立動作の流れを説明する。施療終了後に(C41)、施療子21を被施療者方向に進出させ、負荷電流検知手段により負荷電流を探知し(C42)、負荷電流の内容を元に背凭れ部20の自動起立を行うか否かを判定する(C43)。負荷電流を検知した場合には、自動起立を実行する(C44)。負荷電流を検知しない場合には、自動起立を実行せず終了する(C45)。
【実施例3】
【0031】
3つ目の実施形態では、制御内容は1つ目の実施形態と同様であるが、状況データ検知手段として、肘掛け部40の後端40aまたは側壁部50の下端50aに設けられた圧力検知手段(図示せず)としている。
【0032】
このような形態とすることで、マッサージ機の所定箇所への圧力状況によって自動起立動作を行わせないように制御したいときに、最適なものとなる。例えば、マッサージ機の所定個所に被施療者の身体や異物からの圧力を感じるときに、自動起立動作を行わないことより、被施療者の身体や異物へのダメージ、マッサージ機の破損などを防ぐことができる。
【0033】
以下、図5に示すフローチャートに基づいて、自動起立動作の流れを説明する。施療終了後に(C51)、圧力検知手段により圧力を探知し(C52)、圧力の有無を元に背凭れ部20の自動起立を行うか否かを判定する(C53)。圧力を検知しない場合には、自動起立を実行する(C54)。圧力を検知した場合には、自動起立を実行せず終了する(C55)。
【実施例4】
【0034】
4つ目の実施形態では、施療終了後に、前記状況データ検知手段により状況データを検知し、該状況データの内容を元に背凭れ部20の自動起立を行うか否かを判定する。自動起立を行う場合には、現在位置よりも背凭れ角度が小さく、かつ現在位置との背凭れ角度差が最も小さい自動起立位置Aまで背凭れ部20の自動起立を行う。そして、自動起立終了後に、現在位置が起立限界位置であるか否かを判定する。現在位置が起立限界位置で無い場合には、前記負荷電流検知手段により負荷電流データを検知し、該負荷電流データの内容を元に背凭れ部20の自動起立を行うか否かを判定する。自動起立を行う場合には、現在位置よりも背凭れ角度が小さく、かつ現在位置との背凭れ角度差が最も小さい自動起立位置まで背凭れ部20を自動起立させるものとしている。
【0035】
このような形態とすることで、段階的に自動起立動作を行い、被施療者が着座している間は自動起立動作を継続し、最終的に起立限界位置まで起こすが、被施療者がマッサージ機を降りたら自動起立を行わないようにして、無人状態での異物との衝突や挟み込みを防ぐ制御をしたいときに、最適なものとなる。
【0036】
以下、図6に示すフローチャートに基づいて、自動起立動作の流れを説明する。施療終了後に(C61)、現在位置角度Xを検知し、自動起立位置Aを計算し(C62)、施療子21を被施療者方向に進出させ、負荷電流検知手段により負荷電流を探知し(C63)、負荷電流の有無を元に背凭れ部20の自動起立を行うか否かを判定する(C64)。負荷電流を検知した場合には、自動起立位置Aまで背凭れ部を自動起立させ(C65)、自動起立位置Aが起立限界位置であるか否かを判定する(C66)。自動起立位置Aが起立限界位置で無い場合には、Aの値を1つ増やし(C67)、再び負荷電流を検知する。負荷電流を検知しない場合、または自動起立位置Aが起立限界位置である場合には自動起立を実行せず終了する(C68)。
【実施例5】
【0037】
5つ目の実施形態では、施療終了後に、前記状況データ検知手段により状況データを検知し、該状況データの内容を元に背凭れ部20の自動起立を行うか否かを判定する。自動起立を行う場合には、現在位置よりも背凭れ角度が小さく、かつ現在位置との背凭れ角度差が最も小さい自動起立位置Aまで背凭れ部20の自動起立を行う。そして、自動起立終了後に、前記圧力検知手段により圧力データを検知し、該圧力データの内容を元に背凭れ部20の自動傾倒を行うか否かを判定する。自動傾倒を行う場合には、現在位置よりも背凭れ角度が大きく、かつ現在位置との背凭れ角度差が最も小さい自動傾倒位置Bまで背凭れ部20を自動傾倒させるものとしている。
【0038】
このような形態とすることで、段階的に自動起立動作を行い、被施療者の身体や異物の挟み込みによりマッサージ機の所定箇所に圧力を感じた際には、身体や異物を取り除きやすいよう自動傾倒を行うことで、挟み込みによる機器や異物への過圧力を防ぎながら起立限界位置まで起こす制御をしたいときに、最適なものとなる。
【0039】
以下、図7に示すフローチャートに基づいて、自動傾倒動作および自動傾倒動作後の自動起立動作の流れを説明する(施療終了から1度目の自動起立動作までについては3つ目の実施形態と同じため、省略)。自動起立終了後に(C71)、現在位置角度Xを検知し、自動起立位置Aおよび自動傾倒位置Bを計算し(C72)、自動起立位置Aまで背凭れ部を自動起立させる(C73)。その後、圧力検知手段により圧力を探知し(C74)、圧力の有無を元に背凭れ部20の自動傾倒を行うか否かを判定する(C75)。圧力を検知した場合には、自動傾倒を実行する(C76)。その後、自動起立位置Aが起立限界位置であるか否かを判定し(C77)、自動起立位置Aが起立限界位置でない場合には、AとBの値を1つずつ増やし(C78)、再び自動起立位置Aまで背凭れ部を自動起立させる。自動起立位置Aが限界位置である場合には、プログラムを終了する(C79)。
【0040】
なお、本発明に係る椅子式マッサージ機において、自動起立位置、自動傾倒位置を設定するには、表1に示したように、自動起立位置・自動傾倒位置の「絶対値(所定角度)」を記憶しておいたり、表2に示したように、自動起立位置・自動傾倒位置の「相対値(他の位置との角度距離)」を計算しておけばよい。
【0041】
【表1】

【0042】
【表2】

【符号の説明】
【0043】
10 座部
20 背凭れ部
A 自動起立位置
B 自動傾倒位置


【特許請求の範囲】
【請求項1】
座部と、リクライニング可能な背凭れ部と、施療終了後に前記背凭れ部を自動で起立する自動起立機構と、前記自動起立機構を制御する制御手段と、背凭れ部または被施療者の状況データを検知する状況データ検知手段とを備えた椅子式マッサージ機において、
前記制御手段は複数の自動起立位置を記憶しており、
施療終了後に、前記状況データ検知手段により状況データを検知し、該状況データの内容を元に背凭れ部の自動起立を行うか否かを判定し、
自動起立を行う場合には、現在位置よりも背凭れ角度が小さく、かつ現在位置との背凭れ角度差が最も小さい自動起立位置まで背凭れ部を自動起立させることを特徴とする椅子式マッサージ機。
【請求項2】
前記制御手段は複数の自動傾倒位置を記憶しており、
背凭れ部を自動起立させた後に、前記状況データ検知手段により状況データを検知し、該状況データの内容を元に背凭れ部の自動傾倒を行うか否かを判定し、
自動傾倒を行う場合には、現在位置よりも背凭れ角度が大きく、かつ現在位置との背凭れ角度差が最も小さい自動傾倒位置まで背凭れ部を自動傾倒させることを特徴とする請求項1記載の椅子式マッサージ機。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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