説明

植物栽培機

【課題】水耕液供給機構の設置および遮光が容易でありかつ水耕液供給機構や栽培パネルに藻類や菌類が繁殖するのを防止し得る植物栽培機を提供する。
【解決手段】植物栽培装置は、植物を水耕液に浸して栽培するための栽培槽2と、栽培槽2へ水耕液を供給するための水耕液供給機構7とを備える。水耕液供給機構7は、栽培槽2の上面の開口縁上に設置される貯液箱71と、照明装置からの光が遮断されるように貯液箱71上に被せられる遮光シート79とを有する。貯液箱71には貯液箱71内の水耕液を栽培槽2内へ放出する放出口78が形成されるとともに、放出口78上を覆うようにして遮光シート79を栽培槽2内へ垂下させている。遮光シート79と栽培槽2の周壁との間には、放出口78より放出された水耕液を栽培槽2内へ導く通路gが形成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、例えば、植物工場の栽培室内で植物を栽培するのに用いられる植物栽培機に関し、特にこの発明は、栽培槽に満たされた水耕液に植物を浸して栽培するのに好適な植物栽培機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、典型的な植物栽培機として、野菜などの植物を水耕液に浸して栽培するための栽培槽が多段に設けられたものがある。各段の栽培槽の上方位置には植物に向けて光を照射する照明装置が設置されている。栽培槽の内部は水耕液で満たされ、その水耕液上に複数個の栽培パネルを浮遊させてある。各栽培パネルに根の部分を水耕液中に浸した状態で植物が支持されている。
【0003】
この種の植物栽培機では、例えば、栽培槽の底面に水耕液の抜取口が設けてあり、この抜取口より回収した水耕液を外部タンクへ導いて養分の調整を行った後、その水耕液を栽培槽へ送って循環させている。(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開昭58−158114号公報
【0005】
この特許文献1に記載された植物栽培機では、栽培槽の平面形状が長方形状であり、その栽培槽の上方の幅中央部に、長さ方向に沿って給液管が水平に配置されており、外部タンクから送られる水耕液を給液管内に導入し、給液管に設けられた複数の放出口より栽培槽に向けて水耕液を放出させている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
水耕液中には、窒素、燐酸、カリウムなど、植物の生育に不可欠な養分が含まれ、しかも、照明装置からの光が給液管に当たるので、給液管の放出口の周辺に藻類(あおさ)や菌類が繁殖し、不衛生になりがちである。また、上記の植物栽培機では、栽培槽の上方に給液管を配置し、栽培槽の上方より水耕液を放出するので、給液管の設置構造が複雑となるばかりでなく、給液管より放出された水耕液が飛散して栽培パネルの上面を濡らすので、栽培パネルが藻類や菌類の繁殖により汚染され、栽培する植物に悪影響を及ぼすという問題がある。
【0007】
この発明は、上記の問題に着目してなされたもので、栽培槽の上面の開口縁上に水耕液供給機構を遮光状態にして設置し、栽培パネルの上面に水耕液が飛散しないように栽培槽へ水耕液を供給することにより、水耕液供給機構の設置および遮光が容易であり、かつ水耕液供給機構や栽培パネルに藻類や菌類が繁殖するのを防止し得る植物栽培機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この発明による植物栽培機は、植物を水耕液に浸して栽培するための栽培槽と、栽培槽へ水耕液を供給するための水耕液供給機構と、栽培槽より回収した水耕液の養分を調整して水耕液供給機構へ送る水耕液循環機構と、栽培槽内の植物に向けて光を照射する照明装置とを備える植物栽培機であり、前記水耕液供給機構は、栽培槽の上面の開口縁上に設置され前記水耕液循環機構より送られてくる水耕液を貯める貯液箱と、前記照明装置からの光が遮断されるように貯液箱上に被せられる遮光シートとを有するものである。貯液箱には貯液箱内の水耕液を栽培槽内へ放出する放出口が形成されるとともに、前記放出口上を覆うようにして遮光シートを栽培槽内に垂下させており、遮光シートと栽培槽の周壁との間には、放出口より放出された水耕液を栽培槽内へ導く通路が形成されている。
【0009】
上記の植物栽培槽において、貯液箱へ送られてくる水耕液は貯液箱の放出口より栽培槽内へ放出される。貯液箱の放出口は遮光シートにより覆われているので、照明装置からの光が遮断され、放出口の周辺に藻類や菌類が繁殖するのが防止される。また、放出口より放出される水耕液は遮光シートにより飛散するのが阻止され、遮光シートと栽培槽の周壁との間の通路を通って栽培槽内へ導かれるので、栽培槽に浮遊する栽培パネルの上面が水耕液で濡れることがなく、栽培パネルに藻類や菌類が繁殖するのが防止される。
【0010】
この発明の好ましい実施態様においては、前記栽培槽は、その上面の全体に槽内面に添うように合成樹脂製のシートが被せられている。
この実施態様によると、たとえシートに照明装置からの光の照射によって藻類や菌類が繁殖しても、シートを交換することにより植物栽培槽を衛生に保つことができる。
【0011】
この発明の好ましい実施態様においては、前記貯液箱は、栽培槽の開口縁に形成されたフランジ上に、放出口が栽培槽の上面開口に臨むように設置されている。
この実施態様によると、貯液箱を容易かつ安定して設置することができ、しかも、貯液箱上に遮光シートを被せて容易に遮光することができる。
【0012】
前記貯液箱の放出口は種々の態様が考えられるが、好ましくは、貯液箱の下端部に全幅にわたって形成した均一な開口幅の隙間により構成する。
この実施態様によると、栽培槽の広い範囲に水耕液を供給することができる。
【0013】
好ましい実施態様においては、前記貯液箱には、放出口の開口面積を調整して水耕液の放出量を加減することが可能な調整機構が設けられている。
この実施態様によると、栽培する植物の数量や植物の生育状態などに応じて水耕液の供給量を加減することができる。
【発明の効果】
【0014】
この発明によれば、栽培槽の上面の開口縁上に水耕液供給機構の貯液箱を遮光シートで覆って設置する構成のものであるから、水耕液供給機構の設置および遮光が容易であり、加えて、栽培パネルの上面に水耕液が飛散しないように栽培槽内へ水耕液が供給されるので、水耕液供給機構や栽培パネルに藻類や菌類が繁殖するのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】この発明の一実施例である植物栽培機の全体の構成を示す正面図である。
【図2】植物栽培機の一側端部を拡大して示す正面図である。
【図3】植物栽培機の高さ中央部を拡大して示す一部を破断した側面図である。
【図4】栽培槽の長手方向に沿う断面図である。
【図5】図4と直交する方向に沿う栽培槽の断面図である。
【図6】水耕液循環機構の構成および水耕液の循環経路を示す説明図である。
【図7】水耕液供給機構の構成を示す縦断面図である。
【図8】貯液箱の具体例を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
図1は、この発明の一実施例である植物栽培機の全体の構成を示すもので、図2および図3には、さらに、この植物栽培機の一方の端部の構成が拡大して示してある。
図示例の植物栽培機は、植物を水耕液に浸して栽培するための栽培槽2を水平に支持する固定台1が複数段にわたって設けられたものである。各段の栽培槽2の上方には固定台1と平行に複数台の昇降台3が横並びにそれぞれ配設されている。
【0017】
各段の固定台1は、前面の側と後面の側とにそれぞれ複数本ずつ縦設された支柱10に一体に取付け固定されたもので、前後の枠材11A,11B(図5に示す)と左右の枠材11C,11D(図4に示す)とで囲まれた平面形状が長方形状の枠体11と、前枠材11Aと後枠材11Bとの間に一定間隔毎に設けられた複数本の中間枠材12とで構成されている。
【0018】
各段の固定台1上には、平面形状が長方形状の栽培槽2がそれぞれ水平に支持されている。各栽培槽2の上面および後述する排液槽4の上面には、図4および図5に示すように、合成樹脂製のシート(以下「樹脂シート」という。)100が各槽の内面に添わせるようにして一連に被せられている。樹脂シート100は栽培槽2の上面の全体を覆っており、栽培槽2の内部の樹脂シート100上に水耕液が満たされる。この水耕液は、窒素、燐酸、カリウムなど、植物の生育に不可欠な養分を含み、水耕液供給機構7によって栽培槽2へ供給される。
【0019】
栽培槽2は、底板部20と、底板部20の周縁に沿う前壁部2a、後壁部2b,および端壁部22,22とで構成されている。栽培槽2の上面は開口し、前壁部2aおよび後壁部2bは上端縁が外方へ折り曲げられて所定幅のフランジ21a,21bが形成されている。底板部20には、一方の端壁部22の側の端部位置に、清掃時に水耕液を外部へ排出するための排出口24が設けられている。なお、排出口24は平時は栓で塞がれ、清掃時に開栓される。
【0020】
栽培槽2の内部には、複数個の合成樹脂製の栽培パネル25が水耕液上に浮いた状態で縦横整列させて配備されている。各栽培パネル25は平面形状が矩形状であり、上面には複数の植込部26が縦横整列した状態で設けられている。植物fはウレタンなどの支持体27に支持された状態で各植込部26に植設され、根の部分が水耕液中に浸った状態で生育する。
【0021】
後部側のフランジ21b上の長さ中央部には、水耕液供給機構7を構成する貯液箱71が遮光状態で設置され、図示しない取付金具により固定されている。なお、貯液箱71は、図5に一点鎖線で示すように、前部側のフランジ21aの長さ中央部にも設置するようにしてもよい。この貯液箱71は、給液管70より供給される水耕液を一旦貯えるもので、貯液箱71内の水耕液は、前面下部位置の放出口78より栽培槽2内へ放出される。
【0022】
各段において、水耕液供給機構7により栽培槽2内へ供給された水耕液は、図6に示すように、栽培槽2の両端に隣接配備された排液槽4で回収され、その回収された水耕液が集められて循環し、各段の水耕液供給機構7に戻される。水耕液循環機構8を構成する水耕液タンク82に各段の排液槽4より集められた水耕液が送られてくると、水耕液タンク82において、窒素、燐酸、カリウムなどの養分が調整される。その調整後の水耕液はポンプ81によって水耕液タンク82から吸い上げられて各段の給液管70へ送られる。なお、図中、44は最下段の排液槽4に連通する水耕液の回収管である。
【0023】
図7は、この実施例の水耕液供給機構7の構成を示している。図示例の水耕液供給機構7は、栽培槽2の後部側のフランジ21b上に設置された貯液箱71と、照明装置9からの光が遮断されるように給液管70上および貯液箱2上の全体に被せられる遮光シート79とを有するものである。遮光シート79は、光を透過せず、耐水性のある柔軟なシートであれば、その材質は問わない。貯液箱71は、栽培槽2の後部側のフランジ21b上に放出口78が栽培槽2の上面開口に臨むように設置されている。放出口78は、貯液箱71内の水耕液を栽培槽2内へ放出するためのもので、前面の下部位置に設けられている。前記遮光シート79は放出口78上を覆うようにして栽培槽2の液面下まで垂下している。
【0024】
貯液箱71は、図8に示すように、金属板材により形成された上面が開口した箱状体であり、底板部76、前板部72、後板部73、および側板部74,75により構成されている。前板部72の下端縁と底板部76の前端縁との間には、均一な開口幅の隙間より成る水耕液の放出口78が全幅にわたって形成されている。前記の給液管70は先端が貯液箱71の上方まで延び、貯液箱71内へ上面の開口部より水耕液を供給する。
【0025】
図示の貯液箱71の内部には、放出口78の開口面積を調整して水耕液の放出量を加減することが可能な調整機構6が組み込まれている。図示例の調整機構6は、前板部72の内側に上下に位置調整が可能な調整板60を配備して構成される。調整板60は両側に同方向へ屈曲された端板61,61を有し、各端板61に長孔62が形成されている。各端板61は貯液箱71の側板部74,75の内面にそれぞれ当接し、長孔62と側板部74,75に開設された止め孔77とにボルト63を通してナット64で締め付けることにより調整板60が固定される。調整板60は長孔62の長さだけ上下方向に変位させることが可能であり、調整板60の下端部60aの放出口78への突出量に応じて放出口78の開口面積が増減する。なお、図中、65は調整板60の下端部60aに連続して形成されたガイド部であり、放出口78より放出された水耕液はガイド部65に当たって下方へ送られる。
【0026】
前記遮光シート79は放出口78上を覆うようにして栽培槽2内の液面下まで垂下させてある。遮光シート79と栽培槽2の後壁部2bとの間には、放出口78より放出された水耕液を栽培槽2内へ導く通路gが形成されている。放出口78上が遮光シート79により覆われ、放出された水耕液が通路gに沿って栽培槽2内に流れ込むので、栽培槽2内の栽培パネル25の上面に水耕液が飛散することがない。
【0027】
栽培槽2の両方の端壁部22,22には、図3に示すように、栽培槽2内の水耕液が端壁部22を乗り越えて溢れ出る溢水部23がそれぞれ形成されている。この実施例の溢水部23は、栽培槽2の端壁部22の上端縁が中央部に向けて次第に低く傾斜するように形成したものである。栽培槽2の後部のフランジ21b上に設置されている水耕液供給機構7の貯液箱71に対して、溢水部23を貯液箱71からできるだけ離れて位置させるために、傾斜の最下部を前側に片寄らせている。
【0028】
栽培槽2の各溢水部23より溢れ出た水耕液は、栽培槽2の両方の端壁部22,22にそれぞれ隣接して配設された排液槽4,4に受け入れられる。各排液槽4は栽培槽2の両方の端壁部22,22に外向きに突設された複数の支持金具41上に取外し可能に取り付けられている。
【0029】
排液槽4の底面には排液口42が形成され、排液槽4内の水耕液は排液口42に接続された排液管43へ導出される。最下段を除く各段の排液管43はその直下の排液槽4の内部まで延び、その下端は排液口42の真上で開口している。最下段の排液管43は水耕液タンク82に連通する回収管44に接続されている。
【0030】
前記昇降台3は複数の枠材により形成され、各段毎に3台の昇降台3が横並びに配置されている。各段の各昇降台3は固定台1の上方位置に固定台1と平行に個別の昇降機構5により昇降可能に支持されている。各昇降機構5は、昇降台3の重心位置を挟む前後対称位置に取り付けられており、図示しない操作ハンドルを取り付けて手操作することにより昇降台3が昇降動作する。
【0031】
支柱10の各縦設位置には位置決め板51が縦設されるとともに、各位置決め板51の同じ高さ位置にストッパー52がそれぞれ取付け固定されている。前後、左右の4箇所の各位置決め板51にストッパー52を位置決め固定した後、昇降台3を上昇または下降させる。全てのストッパー52に昇降台3の上面または下面が当たったとき、昇降台3は水平を保った状態で定位する。
【0032】
各昇降台3には、栽培槽2内の各栽培パネル25に植設された植物fに向けて光を照射するための照明装置9と、各栽培パネル25に植設された植物fに向けて二酸化炭素などの各種気体を送出するための送気機構91とが配設されている。この実施例の照明装置9は、光が栽培槽2内の全ての栽培パネル25に照射されるように、各昇降台3の下面の同一平面上に複数の蛍光灯90やLEDなどの光源を等間隔に全長にわたって取り付けて構成されている。各昇降台3の送気機構91は二酸化炭素などの各種気体の供給源(図示せず)に連通している。
【0033】
上記した構成の植物栽培機において、給液管70により貯液箱71へ供給された水耕液は貯液箱71内に一旦貯められ、前板部72の下端の放出口78より栽培槽2内へ放出される。貯液箱71の放出口78は遮光シート79により覆われているので、照明装置9からの光が遮断され、放出口78の周辺に藻類や菌類が繁殖するのが阻止される。また、放出口78より放出される水耕液は遮光シート79により飛散が阻止され、遮光シート79と栽培槽2の後壁部2bとの間の通路gを通って栽培槽2内へ導かれるので、栽培槽2内の栽培パネル25の上面が水耕液によって濡れることがなく、栽培パネル25に藻類や菌類が繁殖するのが防止される。
【0034】
貯液箱71より栽培槽2の内部へ水耕液が供給されると、供給された水耕液中の養分が植物fに摂取される。水耕液の供給に伴って栽培槽2の内部の水耕液が栽培槽2の両端の溢水部23より溢れ出て、両端位置の排液槽4,4に受け入れられる。各排液槽4に受け入れられた水耕液は排液口42より排液管43へ排出される。最下段を除く各段の排液管43はその直下の排液槽4内に連通し、最下段の排液管43は水耕液タンク82に連通する回収管44に接続されているので、各段の排液管43を流下する水耕液が集められて回収管44により水耕液タンク82へ導かれる。水耕液タンク82では養分が調整された後、水耕液タンク82内の水耕液はポンプ81により吸い上げられ、給液管70より各段の栽培槽2の貯液箱71へ供給される。
【符号の説明】
【0035】
2 栽培槽
7 水耕液供給機構
8 水耕液循環機構
9 照明装置
71 貯液箱
78 放出口
79 遮光シート
g 通路

【特許請求の範囲】
【請求項1】
植物を水耕液に浸して栽培するための栽培槽と、栽培槽へ水耕液を供給するための水耕液供給機構と、栽培槽より回収した水耕液の養分を調整して水耕液供給機構へ送る水耕液循環機構と、栽培槽内の植物に向けて光を照射する照明装置とを備える植物栽培機において、前記水耕液供給機構は、栽培槽の上面の開口縁上に設置され前記水耕液循環機構より送られてくる水耕液を貯める貯液箱と、前記照明装置からの光が遮断されるように貯液箱上に被せられる遮光シートとを有し、貯液箱には貯液箱内の水耕液を栽培槽内へ放出する放出口が形成されるとともに、前記放出口上を覆うようにして前記遮光シートを栽培槽内へ垂下させており、遮光シートと栽培槽の周壁との間には、放出口より放出された水耕液を栽培槽内へ導く通路が形成されて成る植物栽培機。
【請求項2】
前記栽培槽は、その上面の全体に槽内面に添うように合成樹脂製のシートが被せられている請求項1に記載された植物栽培機。
【請求項3】
前記貯液箱は、栽培槽の開口縁に形成されたフランジ上に、放出口が栽培槽の上面開口に臨むように設置されている請求項1に記載された植物栽培機。
【請求項4】
前記貯液箱の放出口は、貯液箱の下端部に全幅にわたって形成した均一な開口幅の隙間により構成されている請求項1に記載された植物栽培機。
【請求項5】
前記貯液箱には、放出口の開口面積を調整して水耕液の放出量を加減することが可能な調整機構が設けられている請求項1,3,4のいずれかに記載された植物栽培機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2012−16335(P2012−16335A)
【公開日】平成24年1月26日(2012.1.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−157299(P2010−157299)
【出願日】平成22年7月9日(2010.7.9)
【出願人】(000178826)日本山村硝子株式会社 (140)
【Fターム(参考)】