説明

検査装置及び搬送装置

【課題】 連続シートに連続して配置されたRF−IDメディアの動作状態を、連続シートが搬送される搬送経路上にて正確に検査する。
【解決手段】 非接触型ICラベル100が連続して配置された連続シート1を、一方の面が平面板20に接し、他方の面がベルト32に接しながら搬送し、連続シート1の搬送経路上の平面板20が設けられた側に、搬送されてきた連続シート1に対向するように設けられた検査部10において、非接触型ICラベル100の動作状態を検査する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、非接触状態にて情報の書き込み及び読み出しが可能な非接触型ICラベルや非接触型ICタグ等のRF−IDメディアが連続して配置された連続シートを該連続シートが起立した状態で搬送し、搬送経路上でRF−IDメディアの動作状態を検査する検査装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、荷物や商品等に添付されるタグは、様々な用途に用いられている。このようなタグとしては、表面に文字や画像等の情報が印刷されたものや、最近では、非接触状態にて情報の書き込みや読み出しが可能なICチップが内蔵されたもの等がある。
【0003】
このようなタグにおいては、連続状のシート部材が断裁されることにより製造されることが一般的に行われており、その場合、連続状のシート部材に対して所定の情報がタグ毎に印刷され、その後、シート部材がタグ毎の形状に断裁されて製造される(例えば、特許文献1参照。)。また、非接触状態にて情報の書き込みや読み出しが可能なICチップが内蔵された非接触型ICタグや非接触型ICラベル等のRF−IDメディアにおいても、ICチップやアンテナがRF−IDメディア毎に連続状のシート部材に連続して内蔵された後、このシート部材がRF−IDメディア毎に断裁されて製造されることが一般的に行われている。
【0004】
このように、非接触型ICタグや非接触型ICラベル等のRF−IDメディアを連続シートから製造する場合は、ICチップやアンテナを連続シートに連続し、それによりRF−IDメディアを連続シートに配置し、この連続シートをロール状に巻き付けておき、その後、まず、ロール状に巻き付けられた連続シートを引き出して搬送しながらRF−IDメディアのそれぞれについてその動作状態を検査する。そして、連続シートをRF−IDメディア毎に断裁し、RF−IDメディアを製造することになる。このような製造方法によってRF−IDメディアを製造する場合は、連続シートに配置されたRF−IDメディアの動作状態についてその搬送経路上にて検査を行うため、ロール状に巻き付けられた状態から引き出された連続シートを決められた搬送経路上にて確実に搬送する必要がある。
【0005】
ここで、巻き付けられた連続シートの搬送経路上において、引き出された連続シートの一方の面に接するようにガイドが設けられた巻き取り装置が考えられている(例えば、特許文献2参照。)。この巻き取り装置においては、巻き付けられた連続シートが引き出された後にガイドに沿って搬送され、再度巻き付けられることになる。この装置を用いれば、ロール状に巻き付けられた状態から引き出された連続シートを決められた搬送経路から外れないように搬送することができる。
【特許文献1】特開平11−242441号公報
【特許文献2】特開平7−187463号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上述したように、RF−IDメディアが配置され、ロール状に巻き付けられた連続シートを引き出して搬送する際に、搬送される連続シートの一方の面に接するようにガイドを設けた場合、ロール状に巻き付けられた状態から引き出された連続シートを決められた搬送経路から外れないように搬送することができるものの、搬送経路上において、ガイドが設けられていない側に連続シートが撓んでしまう虞れがある。特に、ロール状に巻き付けられた連続シートが間欠的に引き出されて搬送される場合は、連続シートの搬送が停止する際に、ガイドが設けられていない側に連続シートが撓んでしまう可能性が高い。
【0007】
また、近年においては、ロール状に巻き付けられた連続シートを起立した状態で引き出して搬送することが行われており、この場合、連続シートが巻き付けられたロールを横にして設置する必要がなくなるものの、ロール状に巻き付けられた連続シートが、搬送経路上にてシート面に対して垂直方向にぶれてしまう可能性が高くなる。
【0008】
このように、ロール状に巻き付けられた連続シートが、搬送経路上にてシート面に対して垂直方向にぶれてしまった場合は、連続シートに配置されたRF−IDメディアの動作状態を検査するための検査手段と搬送経路上のRF−IDメディアとの距離が変化してしまい、RF−IDメディアの動作状態を正確に検査することができなくなってしまうという問題点がある。
【0009】
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、連続シートに連続して配置されたRF−IDメディアの動作状態を、連続シートが搬送される搬送経路上にて検査する場合に、RF−IDメディアの動作状態を検査するための検査手段と搬送経路上のRF−IDメディアとの距離を一定に保つことができ、それにより、RF−IDメディアの動作状態を正確に検査することができる検査装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するために本発明は、
連続シートに連続して配置されたRF−IDメディアの動作状態を、前記連続シートが搬送される搬送経路上にて検査する検査装置であって、
前記搬送経路上に搬送されてくる前記連続シートの一方の面に対向するように設けられ、前記RF−IDメディアの動作状態を検査するための検査手段と、
前記搬送経路の前記検査手段が設けられた側に、搬送される連続シートと接するように設けられた平面板と、
前記搬送経路の当該連続シートを挟んで前記平面板とは反対側に、搬送される連続シートと接しながら回転自在に設けられたベルトとを有する。
【0011】
また、前記平面板は、前記連続シートの幅方向の両側部のうち一方の側に当接するための突起部を有し、
前記検査手段及び前記ベルトは、前記突起部に対向する領域からの距離が調節可能に設けられていることを特徴とする。
【0012】
また、連続シートを起立した状態で搬送する搬送装置であって、
搬送される連続シートの一方の面に接するように設けられた平面板と、
搬送される連続シートの他方の面に接しながら回転自在に設けられたベルトとを有する。
【0013】
上記のように構成された本発明においては、RF−IDメディアが連続して配置された連続シートは、一方の面が平面板に接し、他方の面がベルトに接しながら搬送されてきて、連続シートの搬送経路上の平面板が設けられた側に、搬送されてきた連続シートに対向するように設けられた検査手段において、RF−IDメディアの動作状態が検査される。
【0014】
このように、RF−IDメディアが連続して配置された連続シートが平面板とベルトとによって挟まれて搬送されてくるので、連続シートが搬送経路上にてシート面に対して垂直方向にぶれることがなくなり、さらにその状態でRF−IDメディアの動作状態の検査が行われるので、検査手段にてRF−IDメディアの動作状態の検査を行う際に、検査手段とRF−IDメディアとの距離が、平面板の連続シートに接する面と検査手段との距離に一定に保たれることになる。
【発明の効果】
【0015】
以上説明したように本発明においては、RF−IDメディアが連続して配置された連続シートが平面板とベルトとによって挟まれて搬送されてくる構成としたため、連続シートが搬送経路上にてシート面に対して垂直方向にぶれることがなくなり、さらにその状態でRF−IDメディアの動作状態の検査が行われるため、検査手段にてRF−IDメディアの動作状態の検査を行う際に、検査手段とRF−IDメディアとの距離を一定に保つことができ、それにより、RF−IDメディアの動作状態を正確に検査することができる。また、連続シートの一方の面が回転自在なベルトに接しながら搬送されるため、搬送される連続シートを両面から挟みこんで搬送しながらもベルトに接する面に傷等をつけてしまうことを防止することができる。
【0016】
また、平面板に、連続シートの幅方向の両側部のうち一方の側に当接するための突起部を設け、検査手段及びベルトを、突起部に対向する領域からの距離が調節可能となるように設けたものにおいては、連続シートの幅やこの連続シートに配置されたRF−IDメディアの大きさに応じて、突起部が設けられた位置を基準として検査手段及びベルトの位置を容易に調整することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0018】
図1は、本発明の検査装置の実施の一形態を示す図であり、(a)は外観斜視図、(b)は(a)に示した矢印A方向から見た図、(c)は(a)に示した矢印B方向から見た図である。
【0019】
本形態は図1に示すように、底板40上に背板50及び平面板20が互いに平行となるように立てられて構成されている。
【0020】
背板50の平面板20に対向する面には、非接触型ICラベルや非接触型ICタグ等のRF−IDメディアの動作状態を検査するための検査部10が取り付けられている。この検査部10は、平面板20に対向する領域に、RF−IDメディアに対して情報の書き込みや読み出しを行うためのアンテナ11が設けられており、内部に設けられた回路部(不図示)においてアンテナ11を介してRF−IDメディアに対して検査用の情報の書き込み及び読み出しを行う。また、背板50には、検査部10が取り付けられる領域の両側に背板50の高さ方向に延びた取付溝14a,14bがそれぞれ形成されており、この取付溝14a,14bに固定用ねじ13a,13bによって検査部10が取り付けられている。すなわち、検査部10は、固定用ねじ13a,13bによって取付溝14a,14bの任意の位置に取り付けることによりその高さが調節可能となっている。また、検査部10には、平面板20との距離を調節するための調節ねじ12が設けられている。
【0021】
底板40の平面板20に対して背板50とは反対側には、平面板20に対して垂直方向に延びた移動溝33a,33bが設けられており、この移動溝33a,33bのそれぞれに回転軸31a,31bが移動可能に差し込まれ、回転軸31a,31bを軸として回転自在なローラ30a,30bが設けられている。また、この2つのローラ30a,30bに平ベルト32が掛け回されており、平ベルト32が回転することによりローラ30a,30bが回転する構造となっている。この平ベルト32の平面板20に対向する領域と平面板20との間が、検査部10にて動作状態の検査が行われるRF−IDメディアが連続して配置された連続シートの搬送経路となる。回転軸31,31bは、ローラ30a,30bが回転した場合であっても回転はせず、かつ、移動溝33a,33bに差し込まれた部分がねじ状となっており、それにより、回転させることによってローラ30a,30bの高さが調節できるようになっている。
【0022】
また、平面板20は、平ベルト32に対向する面側にRF−IDメディアが配置された場合であっても検査部10にてこのRF−IDメディアの検査を行うことができるように、樹脂等の電磁波を遮断しない材料から構成されており、また、搬送されてくる連続シートの幅方向の両側部のうち一方の側に当接するための突起部21a,21bが設けられている。
【0023】
以下に、上記のように構成された検査装置を用いたRF−IDメディアの検査方法について説明する。
【0024】
図2は、図1に示した検査装置にて動作状態の検査が行われる非接触型ICラベルの一構成例を示す図であり、(a)は内部構造を示す図、(b)は(a)に示したA−A’部分における断面図である。
【0025】
本形態における非接触型ICラベルは図2に示すように、樹脂シート115上に、外部からの情報の書き込み及び読み出しが可能なICチップ111が搭載されるとともに、接点114を介してICチップ111と接続され、外部に設けられた情報書込/読出装置(不図示)からの電磁誘導によりICチップ111に電流を供給し、ICチップ111に対する情報の書き込み及び読み出しを非接触状態にて行うための導電性のアンテナ112が形成されたインレット110が、粘着剤層140a,140bを介して、ICチップ111及びアンテナ112を保護するとともにその表面に情報が印字される表面シート130と、剥離紙120とによって挟み込まれるように積層されて構成されている。
【0026】
上記のように構成された非接触型ICラベル100においては、外部に設けられた情報書込/読出装置に近接させることにより、情報書込/読出装置からの電磁誘導によりアンテナ112からICチップ111に電流が供給され、それにより、非接触状態において、情報書込/読出装置からICチップ111に情報が書き込まれたり、ICチップ111に書き込まれた情報が情報書込/読出装置にて読み出されたりする。
【0027】
図3は、図2に示した非接触型ICラベル100が連続シートに連続して配置された状態にて図1に示した検査装置を用いてこの非接触型ICラベル100の動作状態を検査する際の動作を説明するための図である。
【0028】
図2に示した非接触型ICラベル100が連続して配置された連続シート1は、図3に示すように供給ローラ2にてロール状に巻き付けられている。また、供給ローラ2に巻き付けられた連続シート1の先端部が、平ベルト32と平面板20との間の隙間を介して巻き取りローラ3にセットされる。なお、この際、連続シート1の幅方向の両側部の一方の側が突起部21a,21bに当接するように連続シート1がセットされる。また、ローラ30a,30bの底板40からの高さ及びアンテナ11の底板40からの高さについては、連続シート1に設けられた非接触型ICラベル100の大きさ及び連続シート1内における非接触型ICラベル100の配置位置に応じて設定されている。すなわち、ローラ30a,30bにおいては、その高さ方向中央部の高さが、連続シート1の突起部21a,21bと当接する側から非接触型ICラベル100のアンテナ112の中心部までの距離と突起部21a,21bの底板40からの高さとを加えた高さとなるように回転軸31a,31bを回転させることによって設定され、また、アンテナ11においては、その中央部分の高さが、連続シート1の突起部21a,21bと当接する側から非接触型ICラベル100のアンテナ112の中心部までの距離と突起部21a,21bの底板40からの高さとを加えた高さとなるように固定ねじ13a,13bを取付溝14a,14bに固定することによって設定されている。また、平ベルト32と平面板20との隙間の量は、非接触型ICラベル100の厚さに応じて、連続シート1が平ベルト32と平面板20とに接して挟まれるように、回転軸31a,31bを移動溝33a,33b内にて移動させることによって設定される。
【0029】
この状態において、巻き取りローラ3が、供給ローラ2から引き出された連続シート1が、非接触型ICラベル100が配置されたピッチずつ搬送されるように間欠的に回転する。すると、連続シート1の搬送に伴って平ベルト32が回転し、平ベルト32と平面板20との間において、連続シート1が平ベルト32と平面板20とに接しながら挟まれた状態で搬送され、かつ、連続シート1の平ベルト32と接する側の面においては平ベルト32によって擦れることがない。
【0030】
連続シート1上に配置された非接触型ICラベル100は、巻き取りローラ3の間欠的な回転によって検査部10のアンテナ11に順次対向し、アンテナ11に対向した状態で、検査部10にてアンテナ11を介して検査用の情報の書き込み及び読み出しが行われ、それにより、動作状態が検査されることになる。この際、検査対象となる非接触型ICラベル100は、平ベルト32と平面板20とに挟まれた状態であるため、本形態のように、非接触型ICラベル100が配置された連続シート1が起立した状態で非接触型ICラベル100の動作状態の検査を行う場合であっても、連続シート1がシート面に対して垂直方向にぶれてしまうことがなく、それにより、アンテナ11と非接触型ICラベル100との距離を、調節ねじ12によって予め調節されたアンテナ11の位置によって決められる一定の距離にすることができる。なお、アンテナ11の位置は、平面板20の連続シート1に接する面とアンテナ11との距離が、連続シート1に配置された非接触型ICラベル100の良否判定を行う基準の距離となるように予め設定されている。
【0031】
検査部10にて検査が行われた非接触型ICラベル100は、平ベルト32と平面板20との間を搬送され、巻き取りローラ3に巻き取られることになる。
【0032】
なお、本形態においては、2つのローラ30a,30bに平ベルト32が掛け回されており、平ベルト32が回転することによりローラ30a,30bが回転する構造となっているが、平ベルトの代わりに丸ベルトやVベルト等、様々なベルトを2つのローラ30a,30bに掛け回すことが考えられる。
【0033】
また、本形態においては、供給ローラ2に巻き付けられた連続シート1が、平ベルト32と平面板20との間に搬送されて検査部10にて非接触型ICラベル100に対する検査が行われ、その後、巻き取りローラ3にて巻き取られる場合について説明したが、非接触型ICラベル100が連続して配置された連続シート1が平面板20との間に搬送されて検査部10にて非接触型ICラベル100の検査が行われるものであれば、検査装置の上流及び下流における処理は上述したようなものに限らない。例えば、ロール状に巻き付けられた連続シートが引き出された後に、この連続シート上にICチップ及びアンテナを含むインレットが搭載される等によって非接触型ICラベルが配置され、この状態にて連続シートが平ベルト32と平面板20との間に搬送されて非接触型ICラベル100に対する検査が行われ、その後、連続シート1が非接触型ICラベル毎に断裁されたり、剥離紙を除く層にスリットが形成されたりするような構成であってもよい。また、搬送される連続シート1は、ロール状に巻き付けられている必要はなく、非接触型ICラベル100の動作状態の検査後にロール状に巻き付けられなくてもよい。
【0034】
また、本形態においては、巻き取りローラ3の間欠的な回転によって連続シート1が間欠的に搬送されているが、連続シート1が連続的に搬送されるものであってもよい。
【0035】
また、本形態においては、図2に示した非接触型ICラベル100が連続シートに連続して配置された状態にて図1に示した検査装置を用いてこの非接触型ICラベル100の動作状態を検査する場合について説明したが、非接触状態にて情報の書き込み及び読み出しが可能なRF−IDメディアであれば、上記同様に、図1に示した検査装置を用いて検査を行うことができる。
【0036】
また、本形態においては、非接触状態にて情報の書き込み及び読み出しが可能な非接触型ICラベル100が連続して配置され、ロール状に巻き付けられた連続シート1を該連続シート1が起立した状態で引き出し、その搬送経路上にて非接触型ICラベル100の動作状態を検査する検査装置について説明したが、本発明は、連続シートを該連続シートが起立した状態で搬送する搬送装置にも適用することができる。その場合、搬送される連続シートが、搬送経路上にてシート面に対して垂直方向にぶれてしまうことを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明の検査装置の実施の一形態を示す図であり、(a)は外観斜視図、(b)は(a)に示した矢印A方向から見た図、(c)は(a)に示した矢印B方向から見た図である。
【図2】図1に示した検査装置にて動作状態の検査が行われる非接触型ICラベルの一構成例を示す図であり、(a)は内部構造を示す図、(b)は(a)に示したA−A’部分における断面図である。
【図3】図2に示した非接触型ICラベルが連続シートに連続して配置された状態にて図1に示した検査装置にてこの非接触型ICラベルの動作状態を検査する際の動作を説明するための図である。
【符号の説明】
【0038】
1 連続シート
2 供給ローラ
3 巻き取りローラ
10 検査部
11,112 アンテナ
12 調節ねじ
13a,13b 固定ねじ
14a,14b 取付溝
20 平面板
21a,21b 突起部
30a,30b ローラ
31a,31b 回転軸
32 平ベルト
33a,33b 移動溝
40 底板
100 非接触型ICラベル
110 インレット
111 ICチップ
114 接点
115 樹脂シート
120 剥離紙
130 表面シート
140a,140b 粘着剤層

【特許請求の範囲】
【請求項1】
連続シートに連続して配置されたRF−IDメディアの動作状態を、前記連続シートが搬送される搬送経路上にて検査する検査装置であって、
前記搬送経路上に搬送されてくる前記連続シートの一方の面に対向するように設けられ、前記RF−IDメディアの動作状態を検査するための検査手段と、
前記搬送経路の前記検査手段が設けられた側に、搬送される連続シートと接するように設けられた平面板と、
前記搬送経路の当該連続シートを挟んで前記平面板とは反対側に、搬送される連続シートと接しながら回転自在に設けられたベルトとを有する検査装置。
【請求項2】
請求項1に記載の検査装置において、
前記平面板は、前記連続シートの幅方向の両側部のうち一方の側に当接するための突起部を有し、
前記検査手段及び前記ベルトは、前記突起部に対向する領域からの距離が調節可能に設けられていることを特徴とする検査装置。
【請求項3】
連続シートを起立した状態で搬送する搬送装置であって、
搬送される連続シートの一方の面に接するように設けられた平面板と、
搬送される連続シートの他方の面に接しながら回転自在に設けられたベルトとを有する搬送装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2006−65375(P2006−65375A)
【公開日】平成18年3月9日(2006.3.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−243597(P2004−243597)
【出願日】平成16年8月24日(2004.8.24)
【出願人】(000110217)トッパン・フォームズ株式会社 (989)
【Fターム(参考)】